JP7297389B2 - エアゾール容器用アクチュエータ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、内容物を噴射口(噴射部3)から噴射可能な押ボタン(押釦2)と、噴射口(噴射部3)から噴射した内容物を塗布対象上で塗り拡げる回転ローラ(ローラー6)とを有し、押ボタン(押釦2)はエアゾール容器本体(エアゾール容器の本体1)の容器口部の上部に設けられたステムに接続されるように構成されているエアゾール容器用アクチュエータ(エアゾール容器用アタッチメント)が公知である。
これによって、例えば、回転ローラの表面をブラシ状に構成することで、カーペットや絨毯のような塗布対象に対しても、塗布対象の表面だけでなく、内方まで確実に内容物を塗り込むことができるものである。
すなわち、特許文献1で公知のエアゾール容器用アクチュエータは、回転ローラの向きが固定されているため、塗布対象に塗布した内容物を塗り拡げる際、塗り拡げる方向を変えたい場合、エアゾール容器ごと向きを変える必要があり、狭い空間内での作業などが困難となる虞や、塗りムラが発生してしまう虞があった。
また、回転ローラの両端部が支持されているため、壁際等において内容物を塗り拡げる作業を実施する場合、回転ローラの両端部が壁に当たるなどして、効率よく内容物を塗り拡げることが困難となる虞があった。
また、同一の軸に回転可能に取り付けられた2つの回転ローラのうち、一方の回転ローラの外側の端部のみが片持ち的に取り付けられている場合(特許文献1の第3図参照。)、塗布対象に塗布した内容物を塗り拡げる際に、回転ローラに偏荷重がかかり、軸や回転ローラが変形して歪んでしまう虞があった。
また、壁際等の障害物のある空間内で内容物を塗り拡げる作業の際にも、回転ローラを簡単に壁際まで寄せて作業でき、確実に内容物を塗り拡げることができる。
また、回転ローラをノズル部を挟むように複数並べて配置することもでき、これによって、回転ローラにかかる負荷をノズル部を挟んで分散できるため、ノズル部や回転ローラが極端な偏荷重を受けることがなく、ノズル部や回転ローラの変形を抑制できる。
請求項3に記載の構成によれば、回転ローラは、複数設けられるとともに、ノズル部を挟んだ両側に少なくとも1つ配置されているため、塗布対象上の内容物を塗り拡げる際の、回転ローラを塗布対象に押し付けた際にかかる負荷を分散でき、回転ローラやノズル部の変形をより一層抑制し、内容物を安定して塗り拡げることができる。
また、回転ローラをノズル部を挟んで対称に配置することもでき、これによって、回転ローラを塗布対象に押し付けた際にかかる負荷を均等に分散でき、回転ローラやノズル部の変形をさらに抑制できる。
また、回転ローラ以外の部材を統一できるため、金型製作コストの低減や、在庫管理を簡略化することもできる。
請求項5に記載の構成によれば、ノズル部の少なくとも一部は、ボタン本体から着脱可能に構成されているため、例えば、エアゾール容器本体やボタン本体が進入できない狭い空間内で塗布対象上の内容物を塗り拡げる場合に、回転ローラを含むノズル部の先端部側を取り外して使用することで、回転ローラとノズル部のみ空間内に進入させて内容物を塗り拡げることもできる。
エアゾール容器用アクチュエータ100は、図1乃至図5に示すように、押ボタン110と、押ボタン110に接続されたローラ保持部120と、ローラ保持部120の保持軸Hを回転中心として回転可能に取り付けられた回転ローラ130とを有している。
さらに、ボタン本体111は、エアゾール容器本体Cの容器口部の上部に設けられたステムSに接続されるステム嵌合部116と、ノズル接続部112とを有し、ステム嵌合部116からノズル接続部112までは内容物が通過可能な流路117が形成されている。
肩カバー113は、マウンティングカップMの外周側から嵌合する。
ローラ保持部120は、ノズル接続部112に嵌合するボタン接続部121と、噴射口122と、ボタン接続部121と噴射口122とをつなぐノズル部126と、ノズル部126内を通りボタン接続部121から噴射口122までを連通する連通流路125とを有している。
また、ボタン接続部121は、噴射方向を回動軸Dとしてノズル接続部112と相対的に回動可能に嵌合している。
摺動パイプ124は、摺動部123の周囲に保持軸Hを回動中心として回動可能に係合され、摺動パイプ124の外周面は、回転ローラ130を摺動パイプ124との相対的な位置を固定して接続している。
回転ローラ130は、表面がゴム質で、円筒状に形成されている。
これによって、エアゾール容器本体C内の内容物が、ステムSから流路117へ供給される。
ステムSを押し下げたままにすると、内容物はエアゾール容器本体C内からさらに供給されて流路117から連通流路125へ到達し、噴射口122から噴射されることで、内容物は塗布対象へ塗布される。
このとき、回転ローラ130は、保持軸Hを回転中心として回転する。
また、摺動パイプ124は摺動部123と摺動可能に係合しているため、回転ローラ130は、摺動パイプ124ごと回転することができる。
これによって、塗布対象に塗布された内容物を回転ローラ130の回転方向へ塗り拡げることができる。
さらに、噴射口122が回転ローラ130の最外部よりも突出していないため、噴射口122を塞ぐことなく内容物の噴射方向に向かって回転ローラ130を塗布対象に押し当てることができる。
これによって、内容物を塗り拡げる前に塗布対象に塗布した内容物が少なかった場合でも、内容物を回転ローラ130で塗り拡げる作業を続けながら簡単に内容物を塗布対象へ追加供給することができる。
また、ローラ保持部120全体をボタン本体111から着脱可能に構成することで、エアゾール容器本体Cやボタン本体111が干渉して内容物を塗り拡げにくいような狭い空間でも、回転ローラ130とローラ保持部120のみを空間内に進入させて内容物を塗り拡げることができる。
また、上述した実施形態では、回転ローラは表面がゴム質で、円筒状に形成されているものとして説明したが、回転ローラの材質や表面の形状はこれに限定されず、例えば、回転ローラがプラスチックや金属で構成されていてもよく、回転ローラがスポンジ状の多孔質で柔らかい材質で構成されていてもよく、回転ローラの表面にローレット加工が施されていてもよく、回転ローラの表面に複数の小さな突起が設けられていてもよく、回転ローラが円筒形状ではなく、多角形筒状であってもよい。
また、上述した実施形態では、ローラ保持部は、噴射口と、ボタン接続部と噴射口とをつなぐノズル部と、ノズル部内を通りボタン接続部から噴射口までを連通する連通流路とを有しているものとして説明したが、噴射口や連通流路の構成はこれに限定されず、例えば、連通流路に連通する噴射口を複数設けて広範囲に内容物を噴射できるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、押ボタンとローラ保持部とは、ノズル接続部にボタン接続部を嵌合することで接続されているものとして説明したが、押ボタンとローラ保持部との接続関係はこれに限定されず、例えば、ノズル接続部とボタン接続部との間にベアリングを設けて接続し、ローラ保持部が噴射口の噴射方向を回動軸として、押ボタンと相対的に回動可能に構成されていてもよい。
110 ・・・ 押ボタン
111 ・・・ ボタン本体
112 ・・・ ノズル接続部
113 ・・・ 肩カバー
114 ・・・ ヒンジ
115 ・・・ 押圧面
116 ・・・ ステム嵌合部
117 ・・・ 流路
120 ・・・ ローラ保持部
121 ・・・ ボタン接続部
122 ・・・ 噴射口
123 ・・・ 摺動部
124 ・・・ 摺動パイプ
125 ・・・ 連通流路
126 ・・・ ノズル部
130、130a、130b、130c ・・・ 回転ローラ
C ・・・ エアゾール容器本体
D ・・・ 回動軸
H ・・・ 保持軸
M ・・・ マウンティングカップ
P ・・・ エアゾール製品
S ・・・ ステム
Claims (6)
- エアゾール容器のステムに接続可能で内容物を噴射口から噴射可能な押ボタンと、前記噴射口から噴射した内容物を塗布対象上で塗り拡げる回転ローラとを有するエアゾール容器用アクチュエータであって、
前記押ボタンは、ボタン本体と、前記ボタン本体に接続するノズル部が設けられたローラ保持部とを有し、
前記ローラ保持部は、前記噴射口の噴射方向と直交する保持軸を回転軸として前記回転ローラを回転可能に保持し、
前記ローラ保持部は、前記噴射口の噴射方向を回動軸として前記ボタン本体に対して相対的に回動可能に構成されていることを特徴とするエアゾール容器用アクチュエータ。 - 前記回転ローラの最外周部は、前記噴射口よりも塗布対象側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。
- 前記回転ローラは、複数設けられるとともに、前記ノズル部を挟んだ両側に少なくとも1つ配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。
- 前記回転ローラは、前記ローラ保持部から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。
- 前記ノズル部の少なくとも一部は、前記ボタン本体から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータ。
- エアゾール容器と、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアゾール容器用アクチュエータとを備えていることを特徴とするエアゾール製品。
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