JP7297179B1 - 工作装置 - Google Patents

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Abstract

周波数掃引光を出力する周波数掃引光出力部(421)と、周波数掃引光出力部(421)により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する光分岐部(422)と、光分岐部(422)により得られた照射光を、加工後の被加工物(10)における加工面(101)に向けて照射し、加工面(101)による反射光を受光するセンサヘッド部(41)と、光分岐部(422)により得られた参照光及びセンサヘッド部(41)により受光された反射光に基づいて、当該参照光と当該反射光との干渉光を生成して電気信号に変換する光干渉部(423)と、光干渉部(423)により得られた電気信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器(424)と、A/D変換器(424)により得られたデジタル信号に基づいて、センサヘッド部(41)の先端から加工後の被加工物(10)における加工面(101)までの距離に関する情報を算出する距離情報算出部(425)と、距離情報算出部(425)による算出結果に基づいて、加工後の被加工物(10)における加工面(101)の表面粗さを測定する粗さ測定部(426)とを備えた。

Description

本開示は、被加工物における加工面の表面粗さを測定する工作装置に関する。
従来、対象物を加工するとともに、加工後の対象物における加工面の表面状態を測定する工作装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に開示された工作装置では、タッチプローブを用いて工作装置の機上で表面状態を測定する。
特開2018-36083号公報
ここで、特許文献1に開示された接触式であるタッチプローブ方式では、高精度な機上測定が可能である。しかしながら、このタッチプローブ方式では、加工物表面が傷つく、また、タッチプローブの先端のRのサイズに制限がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、工作装置の機上において、非接触で被加工物の表面粗さを測定可能となる工作装置を提供することを目的としている。
本開示に係る工作装置は、被加工物における加工面に対して加工を行う加工部と、加工部による加工後の被加工物における加工面の表面粗さを測定する光センサ部とを備え、光センサ部は、周波数掃引光を出力する周波数掃引光出力部と、周波数掃引光出力部により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する光分岐部と、光分岐部により得られた照射光を、加工部による加工後の被加工物における加工面に向けて照射し、当該加工面による反射光を受光するセンサヘッド部と、光分岐部により得られた参照光及びセンサヘッド部により受光された反射光に基づいて、当該参照光と当該反射光との干渉光を生成して電気信号に変換する光干渉部と、光干渉部により得られた電気信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、アナログデジタル変換器により得られたデジタル信号に基づいて、センサヘッド部の先端から加工部による加工後の被加工物における加工面までの距離に関する情報として、干渉光の周波数情報である受信スペクトルを算出する距離情報算出部と、距離情報算出部によ算出された受信スペクトルの広がりに基づいて、加工部による加工後の被加工物における加工面の表面粗さを測定する粗さ測定部とを備えたことを特徴とする。
本開示によれば、上記のように構成したので、工作装置の機上において、非接触で被加工物の表面粗さを測定可能となる。
実施の形態1に係る工作装置の構成例を示す図である。 実施の形態1における光センサ部の構成例を示す図である。 実施の形態1における光センサ部で用いられる周波数掃引光の一例を示す図である。 実施の形態1に係る工作装置において、被加工物に照射した照射光に対する反射光の一例を示す図である。 図5は、実施の形態1におけるコントロール部のハードウェア構成例を示す図である。 実施の形態1における粗さ推定部で用いられる受信スペクトルの一例を示す図である。 実施の形態1におけるセンサ本体部による動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2における光センサ部の構成例を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る工作装置の構成例を示す図である。
工作装置は、被加工物10における加工面101に対して加工を行うとともに、加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定する装置である。なお、被加工物10としては、金属等が挙げられる。また、実施の形態1では、説明を簡単化するため、工作装置によって加工される前の加工面101の形状は平面であるとする。
この工作装置は、図1に示すように、テーブル1、バイス2、加工部3、光センサ部4、及び、コントロール部5を備えている。
テーブル1は、加工対象である被加工物10が載せられる面を有する台である。
バイス2は、テーブル1に載せられた被加工物10に取り付けられ、被加工物10が動かないように固定するための固定具である。
加工部3は、テーブル1に載せられてバイス2により固定された被加工物10に対し、切削油を供給して、加工面101の加工を行う部位である。
この加工部3は、図1に示すように、加工ヘッド31、加工工具32、ヘッド駆動部33、及び、切削油ノズル34(不図示)を備えている。
加工ヘッド31は、図1に示すように、ヘッド本体部311、及び、スピンドル(工具保持部)312を備えている。
ヘッド本体部311は、スピンドル312を支持する金属製の構造体である。
スピンドル312は、加工工具32を保持する部位である。このスピンドル312は、加工工具32を着脱自在に保持する図示しないチャック装置を内蔵しており、加工工具32を保持した状態で回転駆動可能な金属製の軸状部品である。
なお、ヘッド本体部311には、光センサ部4の一部(後述するセンサヘッド部41)が取り付けられている。
加工工具32は、スピンドル312に保持され、このスピンドル312の回転に伴って回転することによって、被加工物10における加工面101を切削加工する切削工具である。この加工工具32としては、フライス、エンドミル、ドリル、又は、タップ等の金属加工用の刃物が挙げられる。
ヘッド駆動部33は、コントロール部5からの制御信号に従って、加工面101に対するヘッド本体部311の位置を相対的に変化可能な駆動機構である。
ヘッド駆動部33によるヘッド本体部311の位置の変化方向は、図1に示すx軸方向、y軸方向、又は、z軸方向である。
なお、ヘッド駆動部33は、コントロール部5からの制御信号に従ってヘッド本体部311を移動させた後、当該移動が完了した旨をセンサ本体部42に通知する。
切削油ノズル34は、コントロール部5から切削油の供給指令に従って、被加工物10における加工面101に対して切削油を塗布するためのノズルである。
光センサ部4は、加工部3による加工後の被加工物10に対し、非接触で加工面101の表面粗さを測定する部位である。この際、光センサ部4は、センサヘッド部41の先端41aから加工部3による加工後の被加工物10における加工面101までの距離を算出し、加工面101における表面粗さを測定する。
この光センサ部4は、図1に示すように、センサヘッド部41、センサ本体部42、及び、光伝送部43を備えている。
センサヘッド部41は、ヘッド本体部311における外周面のうち、テーブル1のうちの被加工物10が載せられる面に対向する外周面311aに取り付けられている。
このセンサヘッド部41は、センサ本体部42により出力された照射光を加工面101に向けて照射し、当該加工面101による反射光を受光する。このセンサヘッド部41により受光された反射光は、センサ本体部42に出力される。
このセンサヘッド部41の構成例については後述する。
センサ本体部42は、コントロール部5からの制御信号に基づいて、照射光をセンサヘッド部41に出力する。なお、センサ本体部42は、コントロール部5からの制御信号(ヘッド本体部311の移動位置を示す信号)を受信し、ヘッド駆動部33から当該制御信号に従ったヘッド本体部311の移動が完了した旨の通知を受けた後に、照射光のセンサヘッド部41への出力を開始する。また、センサ本体部42は、センサヘッド部41により出力された反射光を受光する。そして、センサ本体部42は、上記照射光及び上記反射光に基づいて、センサヘッド部41の先端41aから加工部3による加工後の被加工物10における加工面101までの距離を算出し、加工面101の表面粗さを測定する。このセンサ本体部42による測定結果を示す信号は、コントロール部5に出力される。
このセンサ本体部42の構成例については後述する。
光伝送部43は、センサ本体部42からセンサヘッド部41へ向かう光、及び、センサヘッド部41からセンサ本体部42へ向かう光の伝送路である。この光伝送部43は、光ファイバによって構成されている。
なお、図1に示す実施の形態1に係る工作装置では、光伝送部43が設けられた場合を示している。しかしながら、これに限らず、工作装置に光伝送部43は必須の構成ではなく、工作装置に光伝送部43が設けられていなくてもよい。そして、工作装置に光伝送部43が設けられていない場合、センサ本体部42からセンサヘッド部41へ向かう光、及び、センサヘッド部41からセンサ本体部42へ向かう光は、空間を介して伝送される。
コントロール部5は、工作装置の動作を制御する部位である。
このコントロール部5は、ヘッド本体部311の移動位置を示す制御信号をヘッド駆動部33及びセンサ本体部42に対して出力する。また、コントロール部5は、切削油の供給指令を切削油ノズル34に対して出力する。
また、コントロール部5は、上記制御信号に基づくヘッド本体部311の加工面101に対する相対的な位置、及び、センサ本体部42による測定結果に基づいて、加工面101の形状を算出する。
次に、センサヘッド部41及びセンサ本体部42の構成例について、図2を参照しながら説明する。
センサヘッド部41は、図2に示すように、集光光学素子411を備えている。
また、センサ本体部42は、図2に示すように、周波数掃引光出力部421、光分岐部422、光干渉部423、アナログデジタル変換器(以下、「A/D変換器」と称する)424、距離情報算出部425、及び、粗さ測定部426を備えている。
周波数掃引光出力部421は、周波数掃引光を光分岐部422に出力する。周波数掃引光は、時間の経過に伴って周波数が変化する光である。
なお、周波数掃引光出力部421は、コントロール部5からの制御信号(ヘッド本体部311の移動位置を示す信号)を受信し、ヘッド駆動部33から当該制御信号に従ったヘッド本体部311の移動が完了した旨の通知を受けた後に、周波数掃引光の出力を開始する。
図3は、周波数掃引光出力部421により出力される周波数掃引光の一例を示す説明図である。図3において、符号301で示す実線の波形は周波数掃引光を示し、符号302で示す破線の波形は当該周波数掃引光(照射光)に対する加工面101での反射光を示している。また、符号303で示す実線の波形と破線の波形との周波数差は干渉光を示す。
図3に示すように、周波数掃引光出力部421により出力される周波数掃引光は、時間の経過に伴って周波数が最低周波数であるfminから最高周波数であるfmaxまで変化する信号である。周波数掃引光は、周波数が最高周波数であるfmaxに到達すると、一旦、周波数が最低周波数であるfminに戻り、再度、周波数が最低周波数であるfminから最高周波数であるfmaxまで変化する。なお、この周波数掃引光をチャープ信号光と称することもある。
光分岐部422は、周波数掃引光出力部421により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する。この光分岐部422は、図2に示すように、光カプラ4221及びサーキュレータ4222を備えている。
光カプラ4221は、周波数掃引光出力部421により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する光分岐素子である。この光カプラ4221により得られた参照光は光干渉部423(後述する光干渉計4231)に出力され、光カプラ4221により得られた照射光はサーキュレータ4222に出力される。
サーキュレータ4222は、光カプラ4221により得られた照射光を、光伝送部43を介してセンサヘッド部41(集光光学素子411)に出力する。
また、サーキュレータ4222は、センサヘッド部41(集光光学素子411)により出力された反射光を、光干渉部423(光干渉計4231)に出力する。
集光光学素子411は、センサ本体部42(サーキュレータ4222)により出力された照射光を、被加工物10における加工面101に集光させる。
具体的には、集光光学素子411は、2枚の非球面レンズを有している。そして、集光光学素子411は、センサ本体部42(サーキュレータ4222)により出力された照射光を、前段の非球面レンズで平行光とした後、後段の非球面レンズで集光して、被加工物10における加工面101に照射する。
図4は、集光光学素子411により加工面101に照射された参照光に対する反射光の一例を示す説明図である。
集光光学素子411により出力された照射光は、図4に示すように、ある一定の範囲を有するビームスポットを形成する。そして、この照射光は、そのビームスポットの範囲内にある加工面101の凹凸によってそれぞれ反射される。
そして、集光光学素子411は、加工面101からの反射光を受光する。この集光光学素子411により受光された反射光は、光伝送部43及びサーキュレータ4222を介して光干渉部423(光干渉計4231)に出力される。
なお、図4において、符号401a~401nは照射光を示し、符号402a~402nは反射光を示し、符号403はビームスポットを示している。
光干渉部423は、光分岐部422により出力された参照光及び反射光(センサヘッド部41により受光された反射光)に基づいて、参照光と反射光との干渉光を生成する。そして、光干渉部423は、生成した干渉光を電気信号に変換する。この光干渉部423は、図2に示すように、光干渉計4231、及び、光検出器4232を備えている。
光干渉計4231は、光カプラ4221により得られた参照光及びサーキュレータ4222により出力された反射光を入力し、当該参照光と当該反射光との干渉光を生成する。この光干渉計4231により生成された干渉光は、光検出器4232に出力される。
光検出器4232は、光干渉計4231により生成された干渉光を検出し、当該干渉光を電気信号に変換する。この光検出器4232により得られた電気信号は、A/D変換器424に出力される。
A/D変換器424は、光検出器4232により得られた電気信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換する。このA/D変換器424により得られたデジタル信号は、距離情報算出部425に出力される。
距離情報算出部425は、A/D変換器424により得られたデジタル信号に基づいて、センサヘッド部41の先端41aから加工部3による加工後の被加工物10における加工面101までの距離に関する情報を算出する。この際、距離情報算出部425は、A/D変換器424により得られたデジタル信号を周波数領域の信号に変換することで、光干渉部423により生成された干渉光の周波数を解析し、上記距離に関する情報として、加工面干渉光の周波数情報である受信スペクトルを得る。すなわち、光センサ部4では、照射した照射光のビームスポット内における加工面101の凹凸による距離の違いによって様々な周波数の情報を取得可能である。そこで、距離情報算出部425は、距離に関する情報として受信スペクトルを算出する。この距離情報算出部425により算出された距離に関する情報(受信スペクトル)を示す信号は、粗さ測定部426に出力される。
なお、距離情報算出部425は、例えば、図示せぬ距離情報算出回路によって実現される。距離情報算出回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
また、ここでは距離情報算出部425が、専用のハードウェアである距離情報算出回路によって実現されるものを示したが、これに限るものではなく、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されるものであってもよい。ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。図5は、距離情報算出部425がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。距離情報算出部425が、ソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合、距離情報算出部425の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ201に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ202がメモリ201に格納されているプログラムを実行する。
粗さ測定部426は、距離情報算出部425による算出結果に基づいて、加工部3による加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定する。この際、粗さ測定部426は、距離情報算出部425により得られた受信スペクトルの広がり(スペクトル幅)に基づいてビームスポット内での加工面101の表面粗さを推定することで、加工部3による加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定する。この粗さ測定部426による測定結果を示す信号は、コントロール部5に出力される。
図6は粗さ測定部426で用いられる受信スペクトルの一例を示す説明図である。
受信スペクトルでは、ビームスポット内での加工面101の凹凸によって様々な周波数の反射光が観測されるため、その凹凸の粗さに応じて受信スペクトルは広がりを見せる。よって、この受信スペクトルの広がりから、粗さ測定部426は加工面101の表面粗さを測定可能である。
なお、図6において、実線で示す波形はRZ3.2の場合を示し、破線で示す波形はRZ10の場合を示している。RZは最大粗さを示す指標であり、RZ3.2は表面粗さの最大値が3.2umであることを示し、RZ10は表面粗さの最大値が10umであることを示している。そして、図6から、受信スペクトルは、加工面101の表面粗さが粗くなると、その幅が広くなることがわかる。
なお、距離情報算出部425により得られる受信スペクトルの裾は、信号強度が弱く、信号解析に不向きである。そこで、距離情報算出部425は受信スペクトルの算出を複数回実施し、粗さ測定部426は、当該受信スペクトルの強度を積算し、その積算結果に基づいて加工部3による加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定してもよい。これにより、粗さ測定部426は、受信スペクトルの裾となる部分の解析が容易となる。
次に、図2に示す実施の形態1におけるセンサ本体部42による動作例について、図7を参照しながら説明する。
図2に示す実施の形態1におけるセンサ本体部42による動作例では、図7に示すように、まず、周波数掃引光出力部421は、時間の経過に伴って周波数が変化する周波数掃引光を光カプラ4221に出力する(ステップST701)。なお、周波数掃引光出力部421は、コントロール部5からの制御信号(ヘッド本体部311の移動位置を示す信号)を受信し、ヘッド駆動部33から当該制御信号に従ったヘッド本体部311の移動が完了した旨の通知を受けた後に、周波数掃引光の出力を開始する。
この周波数掃引光は、光カプラ4221によって参照光及び照射光に分岐される。そして、照射光はサーキュレータ4222に出力され、参照光は光干渉計4231に出力される。
そして、照射光は、サーキュレータ4222及び光伝送部43を介して集光光学素子411に出力され、集光光学素子411によって加工面101に照射される。そして、この照射光は加工面101によって反射され、その反射光が集光光学素子411により受光される。
その後、反射光は、集光光学素子411、光伝送部43及びサーキュレータ4222を介して光干渉計4231に出力される。
そして、サーキュレータ4222により出力された反射光、及び、光カプラ4221により出力された参照光は、光干渉計4231で干渉し、その干渉光は光検出器4232に出力される。
次いで、光検出器4232は、光干渉計4231により生成された干渉光を検出する(ステップST702)。そして、光検出器4232は、干渉光を電気信号に変換する。この光検出器4232により得られた電気信号はA/D変換器424に出力される。
次いで、A/D変換器424は、光検出器4232から電気信号を受けると、当該電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する(ステップST703)。このA/D変換器424により得られたデジタル信号は距離情報算出部425に出力される。
次いで、距離情報算出部425は、A/D変換器424からデジタル信号を受けると、当該デジタル信号を周波数領域の信号に変換することで、図6に示すような受信スペクトルを得る(ステップST704)。この際、距離情報算出部425は、例えばFFT(Fast Fourier Transform)によって、上記デジタル信号を周波数領域の信号に変換する。この距離情報算出部425により得られた受信スペクトルを示す信号は、粗さ測定部426に出力される。
次いで、粗さ測定部426は、距離情報算出部425から受信スペクトルを示す信号を受けると、当該受信スペクトルの広がりを解析して照射光のビームスポット内での加工面101の表面粗さを測定する(ステップST705)。この粗さ測定部426による測定結果を示す信号は、コントロール部5に出力される。
その後、コントロール部5は、制御信号に基づくヘッド本体部311の加工面101に対する相対的な位置、及び、粗さ測定部426による測定結果に基づいて、加工面101の形状を算出する。
以上のように、この実施の形態1によれば、工作装置は、被加工物10における加工面101に対して加工を行う加工部3と、加工部3による加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定する光センサ部4とを備え、光センサ部4は、周波数掃引光を出力する周波数掃引光出力部421と、周波数掃引光出力部421により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する光分岐部422と、光分岐部422により得られた照射光を、加工部3による加工後の被加工物10における加工面101に向けて照射し、当該加工面101による反射光を受光するセンサヘッド部41と、光分岐部422により得られた参照光及びセンサヘッド部41により受光された反射光に基づいて、当該参照光と当該反射光との干渉光を生成して電気信号に変換する光干渉部423と、光干渉部423により得られた電気信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器424と、A/D変換器424により得られたデジタル信号に基づいて、センサヘッド部41の先端41aから加工部3による加工後の被加工物10における加工面101までの距離に関する情報を算出する距離情報算出部425と、距離情報算出部425による算出結果に基づいて、加工部3による加工後の被加工物10における加工面101の表面粗さを測定する粗さ測定部426とを備えた。これにより、実施の形態1に係る工作装置は、加工部3の機上において、非接触で被加工物10の表面粗さを測定可能となる。
実施の形態2.
図8は実施の形態2における光センサ部4の構成例を示す図である。この図8に示す実施の形態2における光センサ部4では、図2に示す実施の形態1における光センサ部4に対し、偏波回転部427が追加されている。この図8に示す実施の形態2における光センサ部4におけるその他の構成例は、図2に示す実施の形態1における光センサ部4の構成例と同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
偏波回転部427は、周波数掃引光出力部421により出力されたに周波数掃引光に対し、偏波を回転する。この偏波回転部427では、偏波スクランブラ等により偏波をある一定の速度でスクランブルすることで、周波数掃引光の偏波に依存した測定変動を抑圧する。この偏波回転部427による偏波の回転後の周波数掃引光は、光分岐部422に出力される。
なお、実施の形態2における光分岐部422は、偏波回転部427による偏波の回転後の周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する。すなわち、光カプラ4221は、偏波回転部427による偏波の回転後の周波数掃引光を、参照光と照射光とに分岐する。
以上のように、この実施の形態2によれば、工作装置は、周波数掃引光出力部421により出力されたに周波数掃引光に対し、偏波を回転する偏波回転部427を備え、光分岐部422は、偏波回転部427による偏波の回転後の周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する。これにより、実施の形態2に係る工作装置は、実施の形態1に係る工作装置に対し、周波数掃引光の偏波に依存した測定変動を抑圧することが可能となる。
なお、各実施の形態の自由な組合わせ、或いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る工作装置は、加工部の機上において、非接触で被加工物の表面粗さを測定可能となり、被加工物における加工面の表面粗さを測定する工作装置等に用いるのに適している。
1 テーブル、2 バイス、3 加工部、4 光センサ部、5 コントロール部、10 被加工物、31 加工ヘッド、32 加工工具、33 ヘッド駆動部、34 切削油ノズル、41 センサヘッド部、41a 先端、42 センサ本体部、43 光伝送部、101 加工面、201 メモリ、202 プロセッサ、311 ヘッド本体部、311a 外周面、312 スピンドル、411 集光光学素子、421 周波数掃引光出力部、422 光分岐部、423 光干渉部、424 A/D変換器、425 距離情報算出部、426 粗さ測定部、427 偏波回転部、4221 光カプラ、4222 サーキュレータ、4231 光干渉計、4232 光検出器。

Claims (5)

  1. 被加工物における加工面に対して加工を行う加工部と、
    前記加工部による加工後の被加工物における加工面の表面粗さを測定する光センサ部とを備え、
    前記光センサ部は、
    周波数掃引光を出力する周波数掃引光出力部と、
    前記周波数掃引光出力部により出力された周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する光分岐部と、
    前記光分岐部により得られた照射光を、前記加工部による加工後の被加工物における加工面に向けて照射し、当該加工面による反射光を受光するセンサヘッド部と、
    前記光分岐部により得られた参照光及び前記センサヘッド部により受光された反射光に基づいて、当該参照光と当該反射光との干渉光を生成して電気信号に変換する光干渉部と、
    前記光干渉部により得られた電気信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
    前記アナログデジタル変換器により得られたデジタル信号に基づいて、前記センサヘッド部の先端から前記加工部による加工後の被加工物における加工面までの距離に関する情報として、干渉光の周波数情報である受信スペクトルを算出する距離情報算出部と、
    前記距離情報算出部によ算出された受信スペクトルの広がりに基づいて、前記加工部による加工後の被加工物における加工面の表面粗さを測定する粗さ測定部と
    を備えた工作装置。
  2. 前記加工部は、
    前記被加工物における加工面の加工を行う加工工具を保持する工具保持部と、
    前記工具保持部を支持するヘッド本体部とを備え、
    前記光センサ部は、一部が、前記ヘッド本体部に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の工作装置。
  3. 前記センサヘッド部は、前記ヘッド本体部に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項2記載の工作装置。
  4. 前記被加工物が載せられる面を有するテーブルを備え、
    前記センサヘッド部は、前記ヘッド本体部における外周面のうち、前記テーブルのうちの前記被加工物が載せられる面に対向する外周面に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項3記載の工作装置。
  5. 前記周波数掃引光出力部により出力されたに周波数掃引光に対し、偏波を回転する偏波回転部を備え、
    前記光分岐部は、前記偏波回転部による偏波の回転後の周波数掃引光を、参照光及び照射光に分岐する
    ことを特徴とする請求項1記載の工作装置。
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