JP7296629B2 - はんだ付けヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー光を使用してはんだ付けを行うレーザーはんだ付け装置のはんだ付けヘッドに関するものである。
はんだ付けポイントにレーザー光を投射し、はんだノズルから供給される線状はんだを溶融させてはんだ付けを行うレーザーはんだ付け装置は、特許文献1に開示されているように公知である。この公知のレーザーはんだ付け装置ではんだ付けするはんだ付けポイントPは、例えば、図24及び図25に示すように、プリント基板3に形成された環状端子4と電子部品5のリード5aであり、このようなはんだ付けポイントPをはんだ付けする場合、レーザー発振器から出力されたレーザー光B1を前記環状端子4とリード5aとに投射すると共に、はんだノズル15からはんだ付けポイントPに向けて供給される線状はんだ11を前記レーザー光B1で加熱された前記環状端子4又はリード5aに接触させることにより溶融させる。そうすることで、図26に示すように、溶融されたはんだ(溶融はんだ11a)により前記環状端子4とリード5aとがはんだ付けされる。
しかし、特許文献1に開示されたレーザーはんだ付け装置は、複数のはんだ付けポイントPを1つずつはんだ付けしなければならないため、はんだ付けポイントPの数が多い場合、全てのはんだ付けポイントPをはんだ付けするのに時間がかかる。
一方、特許文献2には、レーザー発振器から発振された1本のレーザー光を回析光学素子で複数のレーザー光に分岐し、複数の分岐レーザー光をプリント基板上の実装部品に向けて投射して溶接(はんだ付け)を行うレーザー加工装置が開示されている。この特許文献2のレーザー加工装置は、複数本の分岐レーザー光を複数の溶接ポイントに投射することによって、多点を同時に溶接することができる。
しかし、前記特許文献2に開示されたレーザー加工装置は、1本のレーザー光を複数に分岐して、複数本の分岐レーザー光を複数の溶接ポイントに投射するものであるため、前記回析光学素子のような特殊な光学部品が必要であり、また、分岐レーザー光の本数だけ、該分岐レーザー光の熱エネルギーが落ちてしまうことから、レーザー光の供給元を大容量のものとする必要がある。
特開2015-131314号公報 特開2004-255461号公報
本発明の技術的課題は、複数のレーザー光により複数のはんだ付けポイントを同時にはんだ付けすることができ、且つ、前記複数のレーザー光を、1つのレーザー光から分岐させる必要のないはんだ付けヘッドを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明によれば、レーザー光によりはんだ付けを自動で行うレーザーはんだ付け装置のはんだ付けヘッドであって、前記はんだ付けヘッドは、前記レーザーはんだ付け装置に1つ設けられ、前記はんだ付けヘッドは、複数のはんだ付けポイントにビーム投射口を通じてレーザー光を個別に且つ同時に投射する複数のビーム投射部と、該複数のビーム投射部から投射されたレーザー光を各はんだ付けポイントに集光させる光学機構と、前記複数のはんだ付けポイントにはんだノズルを通じて線状はんだを個別に且つ同時に供給する複数のノズル部とを有し、前記複数のビーム投射部の前記ビーム投射口は、複数のレーザー発振器に光ファイバーにより個別に接続され、前記複数のノズル部の前記はんだノズルは、複数のはんだ供給装置に個別に接続されていることを特徴とするはんだ付けヘッドが提供される。
本発明において、前記光学機構は、複数の平行レンズと1つの集光レンズとを有し、前記平行レンズは、前記複数のビーム投射部にそれぞれ設けられ、該ビーム投射部から投射されるレーザー光を平行光に変換し、前記1つの集光レンズは、前記複数のビーム投射部から前記平行レンズで平行光に変換されて投射される複数のレーザー光を、前記複数のはんだ付けポイントに個別に集光させるものであることが望ましい。
本発明において、前記はんだ付けヘッドは、前記はんだ付けポイントを撮像する1つのCCDカメラを有し、該CCDカメラの光軸は、前記集光レンズの中心軸と同軸上にあり、該CCDカメラにより、同時にはんだ付けされる全てのはんだ付けポイントが撮像されるように構成されていることが望ましい。
本発明において、前記複数のビーム投射部は、前記複数のはんだ付けポイント間の間隔と等しいビーム投射間隔を保った状態で互いに一体化され、前記複数のノズル部は、前記複数のはんだ付けポイント間の間隔と等しいはんだ供給間隔を保った状態で互いに一体化されていても良い。
或いは、本発明において、前記複数のビーム投射部の各々は、前記ビーム投射口の位置を調整することによってはんだ付けポイントに対するレーザー光の投射状態を調整するビーム調整機構を有し、前記複数のノズル部の各々は、前記はんだノズルの位置を調整することによってはんだ付けポイントに対する線状はんだの供給状態を調整するノズル調整機構を有していても良い。
この場合、前記ビーム調整機構は、前記ビーム投射口を、前記集光レンズの中心軸と直交するX軸に沿う方向に変位させるX軸方向調整部と、前記集光レンズの中心軸及びX軸とそれぞれ直交するY軸に沿う方向に変位させるY軸方向調整部とを有し、前記ノズル調整機構は、前記はんだノズルを、該はんだノズルの中心軸と平行する前後方向に変位させる前後方向調整部と、該前後方向と直交する上下方向に変位させる上下方向調整部と、前記前後方向及び上下方向とそれぞれ直交する左右方向に変位させる左右方向調整部とを有することが望ましい。
前記X軸方向調整部及びY軸方向調整部は一列に連なっていても良い。
本発明において、前記ビーム調整機構は更に、前記ビーム投射口を前記集光レンズの中心軸と平行するZ軸方向に変位させるZ軸方向調整部を有していることが望ましい。
この場合、前記Z軸方向調整部、X軸方向調整部、Y軸方向調整部は、1つの搭載ブロックに搭載され、前記X軸方向調整部及びY軸方向調整部は、前記Z軸方向調整部から離れた位置に配置され、前記ビーム投射口は、該Z軸方向調整部に支持されていることが望ましい。
また、本発明において、前記ノズル調整機構の前後方向調整部と上下方向調整部と左右方向調整部とは一列に連なっていて、該ノズル調整機構の最も先端側に位置する何れかの調整部に前記はんだノズルが支持されていることが望ましい。
前記ノズル調整機構は更に、前記はんだノズルを左右に傾斜させるための傾斜調整部を有していても良い。
この場合、前記傾斜調整部は、前記ノズル調整機構の後端部に配設されていても良い。
本発明において、前記複数のビーム投射部と複数のノズル部とは、1つのベース部材に連結され、該ベース部材は、前記レーザーはんだ付け装置の可動アームに、ヘッド調整機構を介して位置調整可能なるように取り付けられており、前記ヘッド調整機構は、前記ベース部材を、前記集光レンズの中心軸と平行するZ軸に沿う方向と、該Z軸と直交するX軸に沿う方向と、これらZ軸及びX軸とそれぞれ直交するY軸に沿う方向とに変位させるように構成されていることが望ましい。
本発明によれば、複数のレーザー光により複数のはんだ付けポイントを同時にはんだ付けすることができ、また、複数のレーザー光を、1つのレーザー光から分岐させる必要がないので、分光用の特殊な光学部品を使用したり、大容量のレーザー発振器を使用する必要がない。
本発明に係る第1実施形態のはんだ付けヘッドを有するレーザーはんだ付け装置の要部を示す斜視図である。 図1の側面図である。 図1のレーザーはんだ付け装置で複数のはんだ付けポイントを個別且つ同時にはんだ付けする状態を示す要部斜視図である。 図3の要部を真上から見た状態を模式的に示す要部拡大平面図である。 ビーム投射部を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。 ビーム投射部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 ビーム調整機構のZ軸方向調整部を示す斜視図である。 ビーム調整機構のX軸方向調整部及びY軸方向調整部を示す斜視図である。 図8を別角度から見た状態を示す斜視図である。 図8の側面図である。 ノズル部を示す斜視図である。 ノズル調整機構の傾斜調整部を分解した状態を示す分解図である。 ヘッド調整機構を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のはんだ付けヘッドを有するレーザーはんだ付け装置の要部を示す斜視図である。 図14の正面図である。 図14のレーザー式はんだ付け装置で複数のはんだ付けポイントをはんだ付けする状態を示す要部斜視図である。 図16の要部を真上から見た状態を模式的に示す要部拡大平面図である。 第2実施形態のビーム投射部を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。 前記ビーム投射部を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 本発明に係る第3実施形態のはんだ付けヘッドを有するレーザーはんだ付け装置の要部を示す斜視図である。 図20の側面図である。 図21のレーザーはんだ付け装置で複数のはんだ付けポイントを同時にはんだ付けする状態を示す要部斜視図である。 図22を真上から見た状態を模式的に示す要部拡大平面図である。 はんだ付けポイントがプリント基板に複数設けられた状態を示す平面図である。 図24のはんだ付けポイントをはんだ付けしている状態を概略的に示す断面図である。 図25の状態からはんだ付けが完了した状態を概略的に示す断面図である。
図1-図3は、レーザーはんだ付け装置に用いられるはんだ付けヘッドの第1実施形態を示している。
図1及び図2に示すように、前記レーザーはんだ付け装置1は、レーザー光B1を出力するレーザー発振器2と、該レーザー発振器2から出力されたレーザー光B1をプリント基板3上にあるはんだ付けポイントPに投射してはんだ付けを行う前記はんだ付けヘッド10Aと、前記レーザー発振器2を含むレーザーはんだ付け装置1全体を制御するための制御装置7と、前記はんだ付けヘッド10Aを保持する可動アーム8とを有している。
前記はんだ付けポイントPは、図24及び図25に示すように、前記プリント基板3に形成された環状端子4と、電子部品5から延出するリード5aとを有し、該リード5aが、前記環状端子4の内部に下から上向きに挿入されている。
前記レーザーはんだ付け装置1は、一列に並んだ複数の前記はんだ付けポイントPを、複数個ずつ同時にはんだ付けするように構成されている。
このため、前記はんだ付けヘッド10Aは、複数のはんだ付けポイントPにレーザー光B1を個別に且つ同時に投射する複数のビーム投射部9と、複数のはんだ付けポイントPに線状はんだ11を個別に且つ同時に供給する複数のノズル部12とを有している。この場合、同時にはんだ付けする前記はんだ付けポイントPの数と、前記ビーム投射部9及びノズル部12の数とは、互いに同数であり、図示した例では、同時にはんだ付けするはんだ付けポイントPの数が3個であるため、前記ビーム投射部9及びノズル部12の数もそれぞれ3つである。
前記3つのビーム投射部9の各々は、前記レーザー発振器2から光ファイバー13を介して導かれたレーザー光B1を、前記はんだ付けポイントPに向けて投射する1つのビーム投射口14を有し、該ビーム投射口14は、平面視矩形の支持板14a上に設けられている。また、図5、図6に示すように、このビーム投射口14は、前記光ファイバー13の先端が接続される接続口14bを有し、この接続口14bの真下の投射口(図示略)からレーザー光B1が投射されるように成っている。
図1に示すように、前記3つのビーム投射部9のビーム投射口14は、それぞれ個別のレーザー発振器2に接続され、各レーザー発振器2からのレーザー光B1を、3つの前記ビーム投射口14から横一列に並んだ状態に投射するように配置されており、各ビーム投射部9から投射されるレーザー光B1の出力や投射時間や投射のタイミング等は、前記制御装置7で制御される。
また、前記3つのノズル部12の各々は、前記線状はんだ11をはんだ付けポイントPに供給するための1つのはんだノズル15と、はんだノズル15を支持するノズルホルダー15aとを有している。
図2に示すように、前記はんだノズル15の基端部には、はんだ供給装置15bから延びるはんだ送りチューブ15cが接続され、該はんだ送りチューブ15cを通じて送り込まれた前記線状はんだ11が、前記はんだノズル15の先端からはんだ付けポイントPに向けて供給されるように成っている。前記3つのはんだノズル15は、それぞれ個別のはんだ供給装置15bに接続され、各はんだ供給装置15bは、前記制御装置7で制御される。
前記3つのビーム投射部9及び3つのノズル部12は、1つのベース部材16に取り付けられている。
前記ベース部材16は、前記ビーム投射部9が取り付けられた第1ベース部16aと、前記ノズル部12が取り付けられた第2ベース部16bとを有している。
図1及び図2に示すように、前記第1ベース部16aは、横長で水平な板体であって、この第1ベース部16aの下面に3つの前記ビーム投射部9が、それぞれ角柱状をした取付部材46を介して横一列に並んだ状態に取り付けられている。
一方、前記第2ベース部16bは、第1ベース部16aの基端部に連なって真下に延びる垂直部17と、垂直部17の下端部から下斜め前方へと延びる傾斜部18とを有し、該傾斜部18に3つのノズル部12が横一列に並んで配置されている。また、前記ノズル部12は、前記はんだノズル15の先端を前記はんだ付けポイントPに斜めに向けた傾斜姿勢を成すようにして、該ノズル部12の後端部が前記傾斜部18に取り付けられている。
また、前記はんだ付けヘッド10Aには、光学機構が設けられている。図1-図3、図5、図6に示すように、前記光学機構は、3つのビーム投射部9のビーム投射口14から投射された先広がり状のレーザー光B1をそれぞれ円形の平行光にする3つの平行レンズ20と、平行光とされた3つのレーザー光B1を水平方向に90度反射させる1つの反射鏡21と、この反射鏡21によって反射された3つのレーザー光B1を鉛直方向に向けて90度反射させる1つの半透鏡22と、この半透鏡22によって反射された3つのレーザー光B1を集光する1つの集光レンズ23とを有している。
前記平行レンズ20は、前記ビーム投射部9を構成する細長い四角柱状の搭載ブロック19に形成された円形のレンズ孔19aに嵌められている。また、前記平行レンズ20の上には、前記ビーム投射口14が配されており、該ビーム投射口14の投射口が平行レンズ20の丁度真上に位置している。
なお、前記半透鏡22は、前記ビーム投射口14から投射されたレーザー光B1は反射するが可視光B2は透過させるものである。
また、前記はんだ付けヘッド10Aは、前記集光レンズ23、前記半透鏡22を透過した可視光B2を集光し、CCDカメラ24に結像させる結像レンズ25を有しており、このCCDカメラ24で撮像されたはんだ付けポイントPの画像が不図示のモニタに表示されるように成っている。図1-図3に示すように、前記CCDカメラ24の光軸は、前記集光レンズ23の中心軸L1と同軸上にあると共に、3つのはんだ付けポイントPの中央に位置するはんだ付けポイントPの真上にあり、その両隣のはんだ付けポイントPを含めた同時にはんだ付けされる3つのはんだ付けポイントPが、1つの前記CCDカメラ24で撮像されて前記モニタに表示されるようになっている。
図1-図4に示すように、前記構成を有するレーザーはんだ付け装置1において、3つのビーム投射部9のビーム投射口14から投射された3つのレーザー光B1は、前記平行レンズ20、反射鏡21、半透鏡22を通って前記集光レンズ23に1次元的な配置で一列に入射し且つ出射したあと、1次元的な配置で一列に並ぶはんだ付けポイントPのうち3つのはんだ付けポイントPに同時に投射され、それと同時に、前記3つのはんだ付けポイントPに向けて、前記3つのノズル部12のはんだノズル15から線状はんだ11がそれぞれ供給されることにより、前記3つのはんだ付けポイントPのはんだ付けが同時に行われる。
そして、前記可動アーム8ではんだ付けヘッド10Aを前記はんだ付けポイントPの列に沿って移動させながら同様の動作が繰り返されることにより、前記プリント基板3の全てのはんだ付けポイントPのはんだ付けが終了する。
続いて、新たなプリント基板3がセットされて同様の動作が繰り返されることにより、所定数のプリント基板3のはんだ付けが行われる。
なお、前記はんだ付けポイントPの列に沿ってはんだ付けを行う際、前記可動アーム8を動かす代わりに前記プリント基板3を保持するテーブルを移動させることにより、前記プリント基板3を移動させるようにしてもよい。
ここで、所定数のプリント基板3のはんだ付けが終了したあと、はんだ付けポイントPの配列や間隔等が異なる他の規格のプリント基板3のはんだ付けを行う場合には、はんだ付けポイントPの配列や間隔等に合わせてレーザー光B1の投射状態や線状はんだ11の供給状態を調整する必要がある。
このため、本実施形態のはんだ付けヘッド10Aは、さらに、以下のような構成を備えている。
すなわち、前記3つのビーム投射部9は、前記ビーム投射口14の位置を個別に調整するためのビーム調整機構6をそれぞれ有しており、また、前記3つのノズル部12は、前記はんだノズル15の位置を個別に調整するためのノズル調整機構26をそれぞれ有している。
前記ビーム調整機構6について説明する。
図5及び図6に示すように、前記ビーム調整機構6は、前記ビーム投射口14を、前記集光レンズ23の中心軸L1と平行するZ軸に沿う方向と、該Z軸と直交するX軸に沿う方向(ビーム投射部9の並列方向)と、これらZ軸及びX軸とそれぞれ直交するY軸に沿う方向(ビーム投射部9の前後方向)との3軸方向に変位させるように構成されている。このため、前記ビーム調整機構6は、前記ビーム投射口14をZ軸方向に変位させるZ軸方向調整部27と、前記ビーム投射口14をX軸方向に変位させるX軸方向調整部28と、前記ビーム投射口14をY軸方向に変位させるY軸方向調整部29とを有している。
前記各調整部27-29は、前記搭載ブロック19の上面に搭載されていて、手動で調整操作を行うように構成されている。
前記Z軸方向調整部27は、前記搭載ブロック19の長手方向(前後方向)一端部に配置されていて、該Z軸方向調整部27の上には、前記ビーム投射口14を支持する前記支持板14aが取り付けられている。
前記X軸方向調整部28及びY軸方向調整部29は、該X軸方向調整部28が、前記Y軸方向調整部29の上に重ねられた状態で一列に連なっており、この状態で、前記搭載ブロック19の長手方向他端部に配置されている。
また、前記レンズ孔19aは、前記Z軸方向調整部27と、前記X軸方向調整部28及びY軸方向調整部29との間に、該搭載ブロック19を上下方向に貫通するように形成されている。
また、前記X軸方向調整部28の上に、角柱状をした前記取付部材46が連結されている。
前記Z軸方向調整部27について詳細に説明する。
図5-図7に示すように、前記Z軸方向調整部27は、移動テーブル30と、該移動テーブル30とは別体に形成されたテーブルベース31とを有し、前記移動テーブル30とテーブルベース31とが前記Z軸方向に相対移動可能に配設されている。
前記移動テーブル30は、側面視形状がL字形を成す部材であって、前記支持板14aが固定された平板状の第1板部32と、前記第1板部32の一端から直交方向(Z軸方向)に延びる平板状の第2板部33とを有している。
前記第1板部32には円形の支持孔32aが形成されていて、この支持孔32aにZ軸方向に延びるねじ軸34の基端部が固定されている。また、このねじ軸34の先端部は、雄ねじが切られた雄ねじ部34aと成っている。
前記第2板部33は、その内面に、平面視矩形の板状を成すレール形成板35が固定されており、該レール形成板35には、前記Z軸方向に延びる蟻形状の第1ガイドレール35aが形成されている。
前記テーブルベース31は、側面視が凹形を成す部材であって、該テーブルベース31の前面に形成された凹状のリング収容部38と、該テーブルベース31の後面に形成されたZ軸方向に延びる蟻溝状の第1案内溝39と、該テーブルベース31の上端部に開口して前記リング収容部38に連通するねじ軸挿入孔40とを有し、前記移動テーブル30に設けられた前記ねじ軸34の雄ねじ部34aが、このねじ軸挿入孔40を通じて該リング収容部38まで延びている。また、前記第1案内溝39には、前記移動テーブル30の前記第1ガイドレール35aがZ軸方向に摺動自在に嵌合している。
前記テーブルベース31は、前記搭載ブロック19の上面にボルト等の締結部材によって固定されている。
前記テーブルベース31の前記リング収容部38は、環状の調整リング37が、前記リング収容部38内で前記Z軸回りに回転自在なるように保持されている。前記調整リング37の内周面は、雌ねじが切られた不図示の雌ねじ部に成っており、この雌ねじ部と、前記ねじ軸34の雄ねじ部34aとが相互に螺合している。
なお、前記リング収容部38には、前記調整リング37との接触を避けるための深溝状の逃げ部38aが設けられていて、この逃げ部38aに調整リング37の一部が収容されている。
前記ビーム投射口14をZ軸方向に向けて変位させる場合、Z軸方向調整部27の前記調整リング37をその軸回り(Z軸回り)に正転・逆転させる。前記調整リング37の雌ねじ部と、前記ねじ軸34の雄ねじ部34aとは螺合しているので、該調整リング37の回転に伴い、該ねじ軸34がZ軸方向に移動し、前記移動テーブル30がテーブルベース31に対してZ軸方向に移動する。この結果、該移動テーブル30に固定された支持板14aを介して前記ビーム投射口14が前記Z軸方向に移動することとなる。
前記ビーム投射口14がZ軸方向に変位することによって、該ビーム投射口14から、前記搭載ブロック19に取り付けられた平行レンズ20までの光路長が変化するため、前記はんだ付けポイントPに投射されるレーザー光B1のスポット径が変化する。前記ビーム投射口14のZ軸方向の位置調整は、3つのビーム投射部9毎に個別に行われる。
前記X軸方向調整部28について説明する。
図5、図6及び図8-図10に示すように、前記X軸方向調整部28は、平面視形状が正方形を成す四角柱状のボディ41と、該ボディ41の側面に突出する第1アジャスタボルト42と、前記ボディ41の上に重ねられた平面視形状が正方形を成す天板47とを有している。
前記ボディ41は、該ボディ41の上面に形成されたX軸方向に延びる蟻溝状の第2案内溝43と、該ボディ41のX軸方向の一端側の側壁44を凹状に切り欠いた切欠44aとを有している。
前記天板47は、該天板47の下面に、前記X軸方向に延びる蟻形状の第2ガイドレール47aを有している。この第2ガイドレール47aは、前記ボディ41の第2案内溝43内にX軸方向に摺動可能に嵌合している。なお、前記天板47の上面は、前記取付部材46の下端面に固定されているため、該天板47は、前記取付部材46を介して前記ベース部材16に固定されていることになる。
前記第1アジャスタボルト42は、前記ボディ41の前記切欠44a内において、該切欠44aから抜け止めされた状態で配されている。
前記第1アジャスタボルト42は、前記ボディ41の側壁44の外面に当接する頭部42aと、該側壁44の内面に当接するフランジ部42bと、フランジ部42bからX軸方向に延びる螺子部42cと、前記頭部42aとフランジ部42bとの間に形成された、前記切欠44a内に嵌合する不図示の軸部とを有している。前記第1アジャスタボルト42の螺子部42cは、前記第2案内溝43に嵌合されている第2ガイドレール47aに形成された不図示の螺子孔に螺合されている。
前記X軸方向調整部28を用いてビーム投射口14をX軸方向に変位させる場合には、前記第1アジャスタボルト42の頭部42aに形成された係合孔42dに、六角レンチ等の工具を係合させ、第1アジャストボルト42をその軸回りに正転・逆転させる。このとき、前記第1アジャスタボルト42の螺子部42cは、前記第2ガイドレール47aの螺子孔に螺合しているため、該第1アジャスタボルト42の回転に伴って、前記ボディ41は前記天板47に対してX軸方向に移動する。この移動により、前記搭載ブロック19が、前記Y軸方向調整部29を介して該Y軸方向調整部29と共にX軸方向に移動するため、前記ビーム投射口14は、前記搭載ブロック19上に配置されたZ軸方向調整部27及び支持板14aと共にX軸方向に移動する。
前記ビーム投射口14をX軸方向に変位させることによって、前記集光レンズ23に対するレーザー光B1の入射位置及び出射位置が前記X軸方向に移動するため、はんだ付けポイントPに対するレーザー光B1の投射位置がX軸方向に調整される。前記ビーム投射口14のX軸方向の位置調整は、3つのビーム投射部9毎に個別に行われる。
前記Y軸方向調整部29について説明する。
前記Y軸方向調整部29は、略直方体形状をしたボディ48と、第2アジャスタボルト49とを有している。
前記ボディ48は、該ボディ48の上面に形成されたY軸方向に延びる蟻溝状の第3案内溝50と、該ボディ48のY軸方向の一端側の側壁51を凹状に切り欠いた切欠51aとを有し、この第3案内溝50に、前記ボディ41の下面に形成された第3ガイドレール45がY軸方向に摺動可能に嵌合されている。
前記ボディ48は、前記搭載ブロック19の上面にボルト等の締結部材によって固定されている。
前記第2アジャスタボルト49は、前記切欠51a内に、該切欠51aから抜け止めされた状態で配されている。この第2アジャスタボルト49は、前記側壁51の外面に当接する頭部49aと、該側壁51の内面に当接するフランジ部49bと、前記フランジ部49bからY軸方向に延びる螺子部49cと、頭部49aに形成された角形の係合孔49dと、前記切欠51aに嵌合する不図示の軸部とを有している。前記第2アジャスタボルト49の螺子部49cは、前記第3ガイドレール45に形成された不図示の螺子孔に螺合している。
前記Y軸方向調整部29を用いて前記ビーム投射口14をY軸方向に変位させる場合には、前記第2アジャスタボルト49をその軸回りに正転・逆転させる。このとき、該第2アジャスタボルト49の螺子部49cは、前記第3ガイドレール45の螺子孔に螺合しているため、該第2アジャスタボルト49の回転に伴って、前記Y軸方向調整部29のボディ48が、X軸方向調整部28のボディ41に対してY軸方向に移動する。この移動により、前記搭載ブロック19がY軸方向に移動するため、該搭載ブロック19上に配置されたZ軸方向調整部27と、該Z軸方向調整部27に取り付けられた支持板14aとを介して、前記ビーム投射口14がY軸方向に移動する。
前記ビーム投射口14をY軸方向に変位させることによって、前記集光レンズ23に対するレーザー光B1の入射位置及び出射位置が前記Y軸方向に移動するため、はんだ付けポイントPに対するレーザー光B1の投射位置が、Y軸方向に調整される。前記ビーム投射口14のY軸方向の位置調整は、3つのビーム投射部9毎に個別に行われる。
このように、前記ビーム投射部9は、前記Z軸方向調整部27、X軸方向調整部28、Y軸方向調整部29を備えたことで、前記ビーム投射口14の位置を、前記Z軸方向、X軸方向、Y軸方向の3軸方向に個別に位置調整することができ、このため、はんだ付けポイントPに投射されるレーザー光B1の投射位置、間隔、スポット径等を、該はんだ付けポイントPの状況に応じて調整することができる。
次に、前記ノズル調整機構26について説明する。
このノズル調整機構26は、図11に示すように、前記はんだノズル15を、該はんだノズル15の中心軸L2と平行な前後方向と、該前後方向と直交する上下方向と、前記前後方向及び上下方向のそれぞれと直交する左右方向とに変位させると共に、左右に傾斜させるように構成されている。
このため、前記ノズル調整機構26は、前記はんだノズル15を前後方向に変位させる前後方向調整部61と、前記はんだノズル15を上下方向に変位させる上下方向調整部62と、前記はんだノズル15を左右方向に変位させる左右方向調整部63と、前記はんだノズル15を左右に傾斜させるための傾斜調整部64とを有している。
前記ノズル調整機構26を構成する各調整部61-64は、該ノズル調整機構26の後端側から先端側に向かって、傾斜調整部64、左右方向調整部63、上下方向調整部62、前後方向調整部61の順に一列に連結されている。そして、ノズル調整機構26の最も後端部に位置する前記傾斜調整部64が、前記ベース部材16の第2ベース部16b(傾斜部18)に取り付けられ、該ノズル調整機構26の最も先端部に位置する前後方向調整部61に、前記はんだノズル15が支持されている。
前記前後方向調整部61は、前記ビーム調整機構6のZ軸方向調整部27と実質的に同一の構成を有し、上下方向調整部62は、前記ビーム調整機構6のX軸方向調整部28と実質的に同一の構成を有し、左右方向調整部63は、前記ビーム調整機構6のY軸方向調整部29と実質的に同一の構成を有している。
そこで、前記前後方向調整部61、上下方向調整部62、左右方向調整部63については、それぞれ、前記Z軸方向調整部27、X軸方向調整部28、及びY軸方向調整部29と同様の符号を付して構造の説明を省略し、前記傾斜調整部64の構成については、後で詳細に説明することとする。
なお、前記前後方向調整部61と前記上下方向調整部62との連結は、該前後方向調整部61のテーブルベース31と上下方向調整部62の天板47とをボルトで相互に固定することにより行われている。また、前記はんだノズル15は、前記前後方向調整部61における移動テーブル30の第1板部32に、ノズルホルダー15aを介して支持されている。
前記ノズル調整機構26において、はんだノズル15の位置を前後方向に調整するときは、前記前後方向調整部61の調整リング37を正転又は逆転させる。そうすると、テーブルベース31に対して移動テーブル30が前進又は後退するため、ノズルホルダー15aに支持されたはんだノズル15が前進又は後退する。
また、前記はんだノズル15の位置を上下方向に調整するときは、前記上下方向調整部62の第1アジャスタボルト42を正転又は逆転させる。そうすると、前記上下方向調整部62のボディ41に対して天板47が上方又は下方に変位するため、該天板47に連結された前記前後方向調整部61を介してはんだノズル15が上方又は下方に向けて変位する。
さらに、前記はんだノズル15の位置を左右方向に調整するときは、前記左右方向調整部63の第2アジャスタボルト49(図8参照)を正転又は逆転させる。そうすると、前記左右方向調整部63のボディ48に対して上下方向調整部62のボディ41が左方又は右方に変位するため、前記上下方向調整部62及び前記前後方向調整部61を介してはんだノズル15が左方又は右方に向けて変位する。
続いて、前記傾斜調整部64について説明する。
前記傾斜調整部64は、回転型の調整機構であり、図11及び図12に示すように、雄側の第1部分65と、該第1部分65とは別体の雌側の第2部分66とを有している。前記第1部分65と第2部分66は、これらの内面同士を対向させた状態で、軸線L3を中心にθ方向に一定の角度だけ相対的に回動するように連結されている。
前記第1部分65は、矩形板状の第1ベース板67と、該第1ベース板67の略中央位置において、該第1ベース板67の内面から前記第2部分66に向けて突出するボス部68と、このボス部68の横に配された螺子受け部材69とを有している。
前記螺子受け部材69は、直方体形状を成す先端部70と、円柱形を成す基端部71とを有している。前記先端部70には、後述の第3アジャスタボルト76の螺子部76cが螺合する螺子孔72が設けられている。また、前記螺子受け部材69の前記基端部71は、前記第1ベース板67に形成された軸受孔73に回転自在に支持されている。
また、前記第1ベース板67の外面には、前記左右方向調整部63のボディ48に連結された矩形板状の連結部材78が固定され、該連結部材78により、前記傾斜調整部64と前記左右方向調整部63とが相互に連結されている。
前記ボス部68は、1つの円錐面の一部から成る一対の凸曲面68a,68aを有している。前記凸曲面68aは、前記ボス部68の外周の180度対向する位置にそれぞれ配置され、その形状は、前記ボス部68の基端側から先端側に向かうに従って先広がり状(蟻形状)をしている。
一方、前記第2部分66は、矩形板状の第2ベース板74と、該第2ベース板74の内面から前記第1部分65の内面に向けて延びる一対の側壁75,75と、前記第3アジャスタボルト76と、該第3アジャスタボルト76を保持するホルダー77とを有している。前記一対の側壁75,75の内面には、1つの円錐面の一部から成る凹曲面75aがそれぞれ形成され、該凹曲面75aに、前記ボス部68の前記凸曲面68aが、前記軸線L3を中心にして回動可能なるように嵌合している。
前記一対の凹曲面75a,75aの対向間隔は、前記一対の凸曲面68a,68aの対向間隔より大きく、このため、前記一対の凸曲面68a,68aと一対の凹曲面75a,75aとの間には遊びとなる隙間が形成されている。この隙間の存在により、後述するように、傾斜調整部64ではんだノズル15の位置を調整する際に、第3アジャスタボルト76を回して前記螺子受け部材69を該第3アジャスタボルト76に沿って変位させたとき、前記第1ベース板67が隙間分だけ横移動しながら、軸線L3を中心にしてθ方向に一定角度だけ回転することができる。
前記第2ベース板74の外面は、前記ベース部材16の第2ベース部16bの傾斜部18に固定され、これにより、前記ノズル部12が該ベース部材16に取り付けられている。
前記第3アジャスタボルト76は、前記第1及び第2アジャスタボルト42,49と同様に、頭部76aと、フランジ部76bと、螺子部76c、係合孔76dとを備え、頭部76aとフランジ部76bとの間に設けられた不図示の軸部が、前記ホルダー77に形成された一対の脚部77a,77a間に嵌合され、前記第3アジャスタボルト76が前記ホルダー77から抜け止めされている。また、前記第3アジャスタボルト76の前記螺子部76cが、前記第1部分65における前記螺子受け部材69の螺子孔72に螺合されている。
前記傾斜調整部64を用いて前記はんだノズル15の位置をθ方向に調整する場合には、前記第3アジャスタボルト76をその軸回りに正転又は逆転させる。このとき、前記第3アジャスタボルト76の螺子部76cは、前記螺子受け部材69の螺子孔72に螺合しているため、この第3アジャスタボルト76の回転に伴って、前記螺子受け部材69が第3アジャスタボルト76の前記螺子部76cに沿って移動すると共に、前記第1ベース板67が、前記凸曲面68aと凹曲面75aとの間の隙間によって横移動しながら、軸線L3を中心に一定角度回転する。その結果、前記ノズル部12の先端部に取り付けられたはんだノズル15の傾きが、前記左右方向調整部63、上下方向調整部62、前後方向調整部61を介して調整される。
このようにして、前記はんだ付けノズル15を前記θ方向に傾斜させることで、はんだ付けポイントPに対する線状はんだ11の供給角度を調整することができる。
以上の如く、各ノズル部12は、前記ノズル調整機構26を有することにより、はんだノズル15を、前後方向、上下方向、左右方向の3方向と、前記θ方向とに個別に変位させることができ、ビーム調整機構6によって、はんだ付けポイントPに対するレーザー光B1の投射位置やスポット径等が微小に調整された場合に、それに合わせて、前記線状はんだ11の供給位置を変更することができる。
また、前記ベース部材16は、前記可動アーム8に、ヘッド調整機構80を介して位置調整可能なるように取り付けられている。
前記ヘッド調整機構80は、図13に示すように、前記ベース部材16を、前記集光レンズ23の中心軸L1と平行するZ軸に沿う方向と、該Z軸に対して直交するX軸方向と、Z軸及びX軸との各々に対して直交するY軸方向とに変位させるように構成されている。このため、前記ヘッド調整機構80は、前記ベース部材16をZ軸方向に変位させるZ軸方向調整部81と、前記ベース部材16をX軸方向に変位させるX軸方向調整部82と、前記ベース部材16をY軸方向に変位させるY軸方向調整部83とを有している。
前記ヘッド調整機構80を構成する各調整部81-83は、該ヘッド調整機構80の後端側から先端側に向かって、Z軸方向調整部81、X軸方向調整部82、Y軸方向調整部83の順に一列に連結されている。そして、ヘッド調整機構80の最も後端側に位置するZ軸方向調整部81が、前記可動アーム8に連結された縦長の連結プレート84を介して連結され、ヘッド調整機構80の最も先端側に位置するY軸方向調整部83が、前記ベース部材16の第1ベース部16aの基端部に連結されている。
前記ヘッド調整機構80のZ軸方向調整部81は、前記ビーム調整機構6のZ軸方向調整部27と実質的に同一の構成を有し、前記ヘッド調整機構80のX軸方向調整部82は、前記ビーム調整機構6のX軸方向調整部28と実質的に同一の構成を有し、前記ヘッド調整機構80のY軸方向調整部83は、前記ビーム調整機構6のY軸方向調整部29と実質的に同一の構成を有している。
そこで、前記Z軸方向調整部81、X軸方向調整部82、Y軸方向調整部83については、前記Z軸方向調整部27、X軸方向調整部28、及びY軸方向調整部29と同様の符号を付して構造の説明を省略する。
なお、前記ヘッド調整機構80のZ軸方向調整部81とX軸方向調整部82との連結は、前記Z軸方向調整部81のテーブルベース31と前記X軸方向調整部82の天板47とをボルトで固定することにより行われている。
また、前記Z軸方向調整部81の移動テーブル30の第1板部32には、前記連結プレート84の下端部に配されたL形状の止め具85の一片85aが固定され、これにより、前記可動アーム8とベース部材16とが相互に連結されている。
前記ヘッド調整機構80の各調整部81-83を操作して、前記ベース部材16を、Z軸方向、X軸方向、Y軸方向に変位させることにより、該ベース部材16の第1ベース部16aに固定された3つのビーム投射部9と、第2ベース部16bに固定された3つのノズル部12との位置が、全体的且つ同時に、Z軸方向、X軸方向、Y軸方向の3軸方向に向けて微調整される。
本実施形態のはんだ付けヘッド10Aによれば、前述したように、3つの前記ビーム投射部9が、それぞれ前記ビーム投射口14の位置を、Z軸方向と、X軸方向と、Y軸方向とに個別に調整するビーム調整機構6を有し、3つの前記ノズル部12が、それぞれ前記はんだノズル15の位置を、前後方向と、上下方向と、左右方向と、θ方向とに個別に調整するノズル調整機構26を有していることにより、各はんだ付けポイントPに対するレーザー光B1の投射位置、投射間隔、スポット径等を微調整することができると共に、各はんだ付けポイントPに対する線状はんだ11の供給位置や供給方向等も微調整することができる。
このため、前記はんだ付けヘッド10Aは、一次元的に配置されたはんだ付けポイントPだけでなく、二次元的或いは三次元的に配置されたはんだ付けポイントPもはんだ付けすることが可能である。
図14-図19は、本発明に係るはんだ付けヘッドの第2実施形態を示すものである。
この第2実施形態のはんだ付けヘッド10Bは、複数(図示の例では3つ)のビーム投射部9が、二次元的に配置された複数(図示の例では3つ)のはんだ付けポイントPに、レーザー光B1を個別に且つ同時に投射するように配設され、また、複数(図示の例では3つ)のノズル部12が、二次元的に配置された複数のはんだ付けポイントPに、線状はんだ11を個別に且つ同時に供給するように配設されている点で、前記第1実施形態のはんだ付けヘッド10Aと相違している。
しかし、前記はんだ付けヘッド10Bのビーム投射部9及びノズル部12の構成は、前記はんだ付けヘッド10Aのビーム投射部9及びノズル部12の構成と実質的に同じである。
従って、以下の説明では、第2実施形態のはんだ付けヘッド10Bと、前記の第1実施形態のはんだ付けヘッド10Aとの相違点を中心に説明し、両者の同じ構成部分については、重複記載を避けるため、第2実施形態のはんだ付けヘッド10Bに第1実施形態のはんだ付けヘッド10Aと同じ符号を付して具体的な説明を省略することとする。
前記はんだ付けヘッド10Bのベース部材90は、3つの前記ビーム投射部9が固定された第1ベース部90aと、3つのノズル部12が固定された第2ベース部90bとを有している。
前記第1ベース部90aは、左右両側に延びる張出部91と、前記張出部91の略中央位置から前方に向けて延びる延出部92とを有するT字形状を成す水平な板体であって、この第1ベース部90aの下面に3つのビーム投射部9が取り付けられている。具体的に、前記ビーム投射部9は、前記張出部91の左右両端部と、前記延出部92の先端部とに前記取付部材46を介してそれぞれ1つずつ配置され、該ビーム投射部9が三角形の頂点位置を成すように2次元的に並んで配されている。
前記第2ベース部90bは、前記第1ベース部90aに連なって真下に延びる垂直部93と、該垂直部93の下端部から左右両側に延びる張出部94と、該張出部94の左右両端部から前方に延びる左右一対の固定部95,95とを有し、該固定部95,95に前記ノズル部12が固定されている。前記一対の固定部95,95は、前方に細長い板体であると共に、向かい合う短手方向一端部が短手方向他端部よりも低い位置を成すように傾いている。そして、前記ノズル部12は、前記はんだノズル15の先端を前記はんだ付けポイントPに向けた傾斜姿勢となるように、前記固定部95に、該ノズル部12の後端部(傾斜調整部64の第2部分66)が固定されている。また、一対の固定部95,95のうち、一方の固定部95に2つのノズル部12が該固定部95の長手方向に沿って横並びに配置され、他方の固定部95に1つのノズル部12が配置されている。
また、図16及び図17に示すように、前記ビーム投射部9の前記搭載ブロック19は、平面視正方形状であって、該搭載ブロック19の対角の角部の一方に、前記Z軸方向調整部27及び支持板14aが上下に重ねられた状態で配置され、該搭載ブロック19の対角の角部の他方に、前記X軸方向調整部28、前記Y軸方向調整部29、前記取付部材46が、上下一列に連結された状態で配置されている。また、前記レンズ孔19aは、前記搭載ブロック19のその他の角部に開設され、このレンズ孔19a内に前記平行レンズ20が取り付けられている。そして、前記ビーム投射口14は、接続口14bの真下にある投射口が、前記平行レンズ20の丁度真上に位置するように前記支持板14a上に配されている。
前記構成を有するはんだ付けヘッド10Bにおいて、図14-図17に示すように、前記第1ベース90aに、2次元的に配置された3つの前記ビーム投射部9から投射されたレーザー光B1は、前記平行レンズ20、前記反射鏡21、前記半透鏡22を通じて進行し、前記集光レンズ23に2次元的な配置で入射し且つ出射すると共に、前記集光レンズ23から出射した3つのレーザー光B1は、三角形の頂点位置を成すように2次元的に並んだ3つのはんだ付けポイントPに同時且つ個別に投射される。それと同時に、前記3つのノズル部12から、線状はんだ11が前記3つのはんだ付けポイントPに同時に且つ個別に供給されて所定のはんだ付けが行われる。そして、同様の動作が繰り返されることにより、全てのはんだ付けポイントPのはんだ付けが行われる。
なお、この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、前記ビーム投射部9における前記ビーム調整機構6のZ軸方向調整部27、X軸方向調整部28、Y軸方向調整部29を操作し、前記ビーム投射口14を3軸方向に変位させることによりはんだ付けポイントPに投射されるレーザー光B1の投射位置やスポット径等を調整することができる。また、前記ノズル部12における前記ノズル調整機構26の前記前後方向調整部61、上下方向調整部62、左右方向調整部63、傾斜調整部64を操作することにより、はんだ付けポイントPに対する線状はんだ11の供給位置や供給姿勢を調整することができる。
このため、この第2実施形態のはんだ付けヘッド10Bは、二次元的に配置されたはんだ付けポイントPだけでなく、三次元的に配置されたはんだ付けポイントPのはんだ付けも行うことができる。
また、前記CCDカメラ24の光軸は、前記集光レンズ23の中心軸L1と同軸上にあると共に、3つのはんだ付けポイントPで囲まれた領域中の中央部に位置するプリント基板3上にあり、3つのはんだ付けポイントPを前記モニタで表示することができるようになっている。
また、本発明に係るはんだ付けヘッドは、複数のはんだ付けポイントPにレーザー光B1を個別且つ同時に投射すると共に、該複数のはんだ付けポイントPに線状はんだ11を個別且つ同時に供給するものであれば、以下の第3実施形態のように構成することもできる。
図20-図23は、第3実施形態のはんだ付けヘッド10Cを示すもので、このはんだ付けヘッド10Cは、複数のビーム投射部9のビーム投射口14から投射される複数のレーザー光B1の投射間隔(ビーム投射間隔)、及び、複数のノズル部12のはんだノズル15から供給される複数の線状はんだ11の供給間隔(はんだ供給間隔)が、複数のはんだ付けポイントP間の間隔と同一間隔に固定されていて、前記ビーム投射間隔、及び、はんだ供給間隔を調整することができないように構成されている。したがって、前記はんだ付けヘッド10Cは、第1及び第2実施形態のはんだ付けヘッド10A,10Bが有する前記ビーム調整機構6、前記ノズル調整機構26、前記ヘッド調整機構80を備えていない。
前記はんだ付けヘッド10Cの構成を以下に説明するが、前記はんだ付けヘッド10A,10Bと実質的に同様の構成要素には、前記はんだ付けヘッド10A,10Bと同一の符号を付してその説明を省略し、それ以外の構成について説明する。
前記はんだ付けヘッド10Cは、複数(図示の例では5つ)のはんだ付けポイントPにレーザー光B1を個々に投射する複数(図示の例では5つ)のビーム投射部9と、前記複数のはんだ付けポイントPに線状はんだ11を個々に供給する複数(図示の例では5つ)のノズル部12とを有している。
前記複数のビーム投射部9は、1つの平面視矩形のベースブロック100に横並び状に設けられることによって集合化されている。
前記複数のビーム投射部9は、ビーム投射口14と、平行レンズ20と、平行レンズ20が嵌められたレンズ孔101とをそれぞれ有し、前記複数のビーム投射部9のビーム投射口14は、前記ベースブロック100の上面に一次元的な配列で横一列に一定の間隔をおいて固定的に配設されている。前記複数のビーム投射口14間の間隔即ちビーム投射間隔は、前記プリント基板3に設けられた複数のはんだ付けポイントP間の間隔と同じである。
前記複数のビーム投射部9のレンズ孔101は、ベースブロック100の上下面を貫通し、また、該ベースブロック100に固定された複数のビーム投射口14の位置に合わせて横一列に並んでいる。図21に示すように、前記レンズ孔101は、前記ベースブロック100の下面に開口する大径部101aと該ベースブロック100の上面に開口する小径部101bとを有し、前記大径部101aに前記平行レンズ20が取り付けられ、前記小径部101bに前記ビーム投射口14の下端部が挿入されている。前記ビーム投射口14から投射された末広がり状のレーザー光Bは、前記小径部101bを通じて前記大径部101aに導入され、該大径部101a内に配された平行レンズ20を通過することで、平行光に変換される。
なお、前記ベースブロック100は、前記連結プレート84の下端部に固定されていて、該連結プレート84を介して前記可動アーム8に連結されている。
また、前記複数のノズル部12は、結束部材102で束ねられることによって集合化されており、各ノズル部12に1つのはんだノズル15がそれぞれ設けられている。
前記結束部材102は、扁平筒形を成す保持筒103と、一対のクランプ片から成るクランプ104とを有し、前記複数のノズル部12のはんだノズル15は、前記保持筒103内で一次元的な配列で横一列に並んでいると共に、その先端が揃った状態で該保持筒103から前方に突き出ている。前記保持筒103に配置された複数のはんだノズル15間の間隔即ちはんだ供給間隔は、プリント基板3上の前記複数のはんだ付けポイントP間の間隔と同じである。また、前記保持筒103の外周面には、該保持筒103の内部に通じる不図示の開口部が設けられている。前記クランプ104は、前記開口部を通じて保持筒103内の複数のはんだノズル15を挟んでいると共に、ボルト105によって締め付けられている。
また、前記複数のノズル部12は、支持フレーム107によって支持されている。前記支持フレーム107は、前記ベースブロック100の下面から真下に延びる垂直部107aと、該垂直部107aの下端部から下斜め前方に延びる傾斜部107bとを有している。前記傾斜部107bの先端は、前記保持筒103の外周面に設けられた継手部106に連結され、前記複数のノズル部12の各はんだノズル15が、その先端を前記はんだ付けポイントPに斜めに向けた傾斜姿勢を成している。
前記構成を有するはんだ付けヘッド10Cは、前記ベースブロック100の上面に固定された5つの前記ビーム投射部9のビーム投射口14から5つのレーザー光B1が投射され、該投射された5つのレーザー光B1が、前記平行レンズ20、前記反射鏡21、前記半透鏡22を通じて進行し、前記集光レンズ23に1次元的な配置で入射し且つ出射し、1次元的に並んだ5つのはんだ付けポイントPに同時且つ個別に投射される。それと同時に、5つの前記ノズル部12から供給された5つの線状はんだ11が、5つのはんだ付けポイントPに同時に且つ個別に供給されて所定のはんだ付けが行われる。そして、同様の動作が繰り返されることにより、全てのはんだ付けポイントPのはんだ付けが行われる。
また、このはんだ付けヘッド10Cは、前記5つのビーム投射口14が、前記5つのはんだ付けポイントP間の間隔と同じ間隔を保った状態で一体に結合され、前記5つのはんだノズル15が、前記5つのはんだ付けポイントP間の間隔と同じ間隔を保った状態で一体に結合されているため、前記5つのビーム投射口14から投射される5つのレーザー光B1間の投射間隔、及び、前記5つのはんだノズル15から供給される5つの線状はんだ11間の供給間隔は、固定された状態のままであり、調整することはできない。
また、図20に示すように、前記CCDカメラ24の光軸は、前記集光レンズ23の中心軸L1と同軸上にあると共に、5つのはんだ付けポイントPの真ん中に位置するはんだ付けポイントPの真上にあり、同時にはんだ付けされる5つのはんだ付けポイントPが前記モニタに表示されるようになっている。
なお、前記はんだ付けヘッド10Cにおいて、前記複数のビーム投射口14の配置や該ビーム投射口14間の間隔、及び、複数のはんだノズル15の配置や該はんだノズル15間の間隔は、前記プリント基板3上のはんだ付けポイントPの配置や該はんだ付けポイントP間の間隔に合わせて設定される。
また、前記第1実施形態-第3実施形態のはんだ付けヘッド10A,10B,10Cにおいては、1つのはんだ付けポイントPに対し、1つのはんだノズル15によって1方向から線状はんだ11が供給されるように構成されているが、1つのはんだ付けポイントPに対し、2つのはんだノズル15によって2方向から線状はんだ11が供給されるように構成することもできる。この場合、1つのはんだ付けポイントPに対し、2つのノズル部12が設けられることになる。
1 レーザーはんだ付け装置
2 レーザー発振器
6 ビーム調整機構
8 可動アーム
9 ビーム投射部
10A,10B,10C はんだ付けヘッド
11 線状はんだ
12 ノズル部
13 光ファイバー
14 ビーム投射口
15 はんだノズル
15b はんだ供給装置
16,90 ベース部材
19 搭載ブロック
20 平行レンズ
27,81 Z軸方向調整部
28,82 X軸方向調整部
29,83 Y軸方向調整部
61 前後方向調整部
62 上下方向調整部
63 左右方向調整部
80 ヘッド調整機構
B1 レーザー光
L1 集光レンズの中心軸
L2 はんだノズルの中心軸

Claims (13)

  1. レーザー光によりはんだ付けを自動で行うレーザーはんだ付け装置のはんだ付けヘッドであって、
    前記はんだ付けヘッドは、前記レーザーはんだ付け装置に1つ設けられ、
    前記はんだ付けヘッドは、複数のはんだ付けポイントにビーム投射口を通じてレーザー光を個別に且つ同時に投射する複数のビーム投射部と、該複数のビーム投射部から投射されたレーザー光を各はんだ付けポイントに集光させる光学機構と、前記複数のはんだ付けポイントにはんだノズルを通じて線状はんだを個別に且つ同時に供給する複数のノズル部とを有し、
    前記複数のビーム投射部の前記ビーム投射口は、複数のレーザー発振器に光ファイバーにより個別に接続され、
    前記複数のノズル部の前記はんだノズルは、複数のはんだ供給装置に個別に接続されている、
    ことを特徴とするはんだ付けヘッド。
  2. 前記光学機構は、複数の平行レンズと1つの集光レンズとを有し、
    前記平行レンズは、前記複数のビーム投射部にそれぞれ設けられ、該ビーム投射部から投射されるレーザー光を平行光に変換し、
    前記1つの集光レンズは、前記複数のビーム投射部から前記平行レンズで平行光に変換されて投射される複数のレーザー光を、前記複数のはんだ付けポイントに個別に集光させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のはんだ付けヘッド。
  3. 前記光学機構は、前記はんだ付けポイントを撮像する1つのCCDカメラを有し、該CCDカメラの光軸は、前記集光レンズの中心軸と同軸上にあり、該CCDカメラにより、同時にはんだ付けされる全てのはんだ付けポイントが撮像される、
    ことを特徴とする請求項に記載のはんだ付けヘッド。
  4. 前記複数のビーム投射部は、前記複数のはんだ付けポイント間の間隔と等しいビーム投射間隔を保った状態で互いに一体化されており、
    前記複数のノズル部は、前記複数のはんだ付けポイント間の間隔と等しいはんだ供給間隔を保った状態で互いに一体化されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のはんだ付けヘッド。
  5. 前記複数のビーム投射部の各々は、前記ビーム投射口の位置を調整することによってはんだ付けポイントに対するレーザー光の投射状態を調整するビーム調整機構を有し、
    前記複数のノズル部の各々は、前記はんだノズルの位置を調整することによってはんだ付けポイントに対する線状はんだの供給状態を調整するノズル調整機構を有する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れかに記載のはんだ付けヘッド。
  6. 前記ビーム調整機構は、前記ビーム投射口を、前記集光レンズの中心軸と直交するX軸に沿う方向に変位させるX軸方向調整部と、前記集光レンズの中心軸及びX軸とそれぞれ直交するY軸に沿う方向に変位させるY軸方向調整部とを有し、
    前記ノズル調整機構は、前記はんだノズルを、該はんだノズルの中心軸と平行する前後方向に変位させる前後方向調整部と、該前後方向と直交する上下方向に変位させる上下方向調整部と、前記前後方向及び上下方向とそれぞれ直交する左右方向に変位させる左右方向調整部とを有する、
    ことを特徴とする請求項2に従属する請求項5、又は請求項2に従属する請求項4に従属する請求項5、又は請求項3に従属する請求項5、又は請求項3に従属する請求項4に従属する請求項5に記載のはんだ付けヘッド。
  7. 前記X軸方向調整部及びY軸方向調整部は一列に連なっている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のはんだ付けヘッド。
  8. 前記ビーム調整機構は更に、前記ビーム投射口を前記集光レンズの中心軸と平行するZ軸方向に変位させるZ軸方向調整部を有していることを特徴とする請求項6又は7に記載のはんだ付けヘッド。
  9. 前記Z軸方向調整部、X軸方向調整部、Y軸方向調整部は、1つの搭載ブロックに搭載され、前記X軸方向調整部及びY軸方向調整部は、前記Z軸方向調整部から離れた位置に配置され、前記ビーム投射口は、該Z軸方向調整部に支持されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載のはんだ付けヘッド。
  10. 前記ノズル調整機構の前後方向調整部と上下方向調整部と左右方向調整部とは一列に連なっていて、該ノズル調整機構の最も先端側に位置する何れかの調整部に前記はんだノズルが支持されていることを特徴とする請求項6からの何れかに記載のはんだ付けヘッド。
  11. 前記ノズル調整機構は更に、前記はんだノズルを左右に傾斜させるための傾斜調整部を有していることを特徴とする請求項6から10の何れかに記載のはんだ付けヘッド。
  12. 前記傾斜調整部は、前記ノズル調整機構の後端部に配設されていることを特徴とする請求項10に従属する請求項11に記載のはんだ付けヘッド。
  13. 前記複数のビーム投射部と複数のノズル部とは、1つのベース部材に連結され、該ベース部材は、前記レーザーはんだ付け装置の可動アームに、ヘッド調整機構を介して位置調整可能なるように取り付けられており、
    前記ヘッド調整機構は、前記ベース部材を、前記集光レンズの中心軸と平行するZ軸に沿う方向と、該Z軸と直交するX軸に沿う方向と、これらZ軸及びX軸とそれぞれ直交するY軸に沿う方向とに変位させるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2、又は請求項3、又は請求項2に従属する請求項4、又は請求項3に従属する請求項4、又は請求項2に従属する請求項5、又は請求項2に従属する請求項4に従属する請求項5、又は請求項3に従属する請求項5、又は請求項3に従属する請求項4に従属する請求項5、又は請求項6から請求項12の何れかに記載のはんだ付けヘッド。
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