JP7295816B2 - ハンドカート - Google Patents

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Description

本発明は、使用者が荷物などを運搬するに際して使用されるハンドカートに関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されているように、荷物を運ぶ際に荷物を積載して手引き可能なハンドカート(キャリーカート)が知られている。このようなハンドカートはショッピングする際に携行することが可能であるものの、スーパーマーケットのような店舗では、専用の手押し車(手押し式のハンドカート)が準備されているため、入口の部分で携行してきた手引き式のハンドカートを駐輪しておき、買い物は、店舗用の手押し車に取り換えて買い物かごを載せて行なっている。
このように、スーパーマーケットの入り口でハンドカートを取り換える場合、その店舗施設に設置スペースがなかったり、盗難の恐れもあるため、利用者としては、自分のハンドカートの店内使用を望むことがあるが、上記の特許文献1に開示されているような手引き式タイプのハンドカートは、買い物かごを載せて買い物をする上では不便である。
そこで、特許文献2に開示されているように、使用者が所有するハンドカートをそのまま店舗内で利用できるようにした構成が知られている。この特許文献2に開示されている手押し車は、四輪構造で、折り畳むことが可能であり、更には、使用者が腰を落として休息できるように構成されている。
特開2002-37081号 特開2008-238907号
上記した特許文献2に開示されているハンドカートは、使用者が腰を降ろすことを前提とした構造であるため、その強度や耐久性を考慮すると重量が重くなってしまい、取り扱いが不便になると共に嵩張ってしまう。また、座部となる部分に買い物かごを載置することから、高さが低くならざるを得ず、買い物をする上では不便であり、更には、手引きカートとして使用することもできないことから、使い勝手が良くない。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、手引き式、手押し式の両方の使用態様が可能であり、軽量で使い勝手が良く、荷物の運搬及び買い物が容易に行えるハンドカートを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係るハンドカートは、棒状で平行に配設される一対の第1フレームと、前記一対の第1フレームの各中間位置において、手引き位置と手押し位置との間で回動可能に軸支され、棒状で平行に配設される一対の第2フレームと、前記一対の第1フレームの基端側に回転可能に装着される一対の第1車輪と、前記一対の第2フレームの基端側に回転可能に装着される一対の第2車輪と、前記一対の第1フレームの先端側に回動可能に軸支され、回動支持位置の両側にそれぞれ握持可能な手引きハンドルと手押しハンドルを備えたハンドル部材と、前記一対の第1フレームの先端側と前記一対の第2フレームの先端側との間に配設され、前記一対の第1フレームと一対の第2フレームが手押し位置に回動された状態で前記一対の第1フレーム及び一対の第2フレームの上方に買い物を設置した際、前記買い物かごの幅方向両側を規制する一対の側方ガイド部材と、前記一対の第2フレームの先端側を連結するように設けられ、前記設置した買い物かごの前方を規制する前方ガイド部材と、を有することを特徴とする。
上記したハンドカートによれば、前記一対の第1フレームと前記一対の第2フレームを手引き位置に回動すると、一対の第1車輪及び/又は一対の第2車輪が接地状態となって前記ハンドル部材の手引きハンドルを握持して手引きすることが可能となり、前記一対の第1フレームと前記一対の第2フレームを手押し位置に回動すると、一対の第1車輪及び一対の第2車輪が4輪とも接地状態となって前記ハンドル部材の手押しハンドルを握持して手押しすることが可能となる。この手押し状態では、一対の第1フレーム及び一対の第2フレームの上方に買い物かごが設置可能となり、その両サイド及び前方側は、一対の側方ガイド部材及び前方ガイド部材によって、その移動が規制され、安定した状態で保持される。
本発明によれば、手引き式、手押し式の両方の使用態様が可能であり、軽量で使い勝手が良く、荷物の運搬及び買い物が容易に行えるハンドカートが得られる。
本発明に係るハンドカートの一実施形態を示す図であり、手押し状態を示す斜視図。 図1に示すハンドカートの手引き状態を示す斜視図。 (a)から(e)は、ハンドカートを手引き状態から手押し状態に変化させる動作を順に示す図。 ハンドカートの手引き状態において、(a)はハンドル部材のロック状態を示す図、(b)はロック状態を解除した図。 ハンドル部材のロック状態を解除して、ハンドル部材を回動して手押し状態に変化させる動作を示す図。 ハンドカートを手引き状態から手押し状態に変化させる動作を示し、(a)はハンドル部材がロックされていない状態を示す図、(b)はロック状態を示す図。 一対の第1フレームと一対の第2フレームを手押し状態に変化させる状態を示す図。 手押し状態に変化したハンドカートを側方から見た斜視図。 ハンドカートの使用状態を示す図であり、(a)は手押し状態を示す図、(b)は手引き状態を示す図。 手押し状態で買い物かごを設置したハンドカートを示す斜視図。
図1及び図2は、本実施形態に係るハンドカートの一実施形態を示す図であり、図1は手押し状態を示す斜視図、図2は手引き状態を示す斜視図である。
本実施形態のハンドカートは、接地する車輪が転動することによって、手引き操作及び手押し操作が可能なフレーム構造となっており、以下の説明では、上記した操作態様において、地面側を基端側、その反対側を先端側と定義する。また、図1,2において、X方向を前後方向、Y方向を幅方向、Z方向を垂直方向として説明する。
ハンドカート1は、上記のようにフレーム構造となっており、棒状で平行に配設される一対の第1フレーム3A,3Bと、第1フレーム3A,3Bの各中間位置において回動可能に軸支され、棒状で平行に配設される一対の第2フレーム5A,5Bとを有している。この場合、第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bは、互いに相対回動可能な関係になっていれば良く、本実施形態では、第2フレーム5A,5Bを、第1フレーム3A,3Bの外側に配設し、支軸4A,4Bによって、両フレームを、図1に示す手押し位置と、図2に示す手引き位置との間で回動可能に軸支している。図1に示す手押し位置では、第1フレーム3Aと第2フレーム5A、及び、第1フレーム3Bと第2フレーム5Bは、共にクロス状に固定されており、図2に示す手引き位置では、第1フレームと第2フレームは略直線状に固定される。
すなわち、第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bは、互いに相対回動可能であり、両サイドの第1フレーム及び第2フレームのそれぞれがクロス状態に保持される手押し状態(4輪接地状態;図3(e))と、両サイドの第1フレーム及び第2フレームのそれぞれが略直線状態に保持される手引き状態(2輪接地状態;図3(a))となるように形態変化する構成となっている。
前記一対の第1フレーム3A,3Bの基端側には、第1車輪7A,7Bが回転可能に装着されている。本実施形態の第1車輪7A,7Bは、第1フレーム3A,3Bの基端側に固定された固定スタンド6A,6Bに回転可能に支持されており、好ましくは、固定スタンド6A,6Bに対して水平方向内(X-Y平面内)で360°に亘って回転可能に保持された保持部材6C,6Dに対して回転可能に支持されている。すなわち、第1車輪7A,7Bは、第1フレーム3A,3Bに対して、地面上で回転(転動)できることに加え、360°に亘って回転可能に支持されている。
前記一対の第2フレーム5A,5Bの基端側には、第2車輪9A,9Bが回転可能に装着されている。本実施形態の第2車輪9A,9Bは、第2フレーム5A,5Bの基端側で両端が固定された連結フレーム8の両端部に回転可能に支持されている。すなわち、第2車輪9A,9Bは、第2フレーム5A,5Bに対して、地面上で転動するように支持されており、前記第1車輪7A,7Bよりも大径のものが用いられている。本実施形態では、図2に示す手引き状態で、第2車輪9A,9Bがメインの車輪となって手引きする際の支持車輪となる(図9(b)参照)。この場合、手引き状態で第1車輪7A,7Bは接地しても良いし、浮いた状態になっても良い。
前記第1フレーム3A,3Bの先端側には、それぞれ保持部材11A,11Bが固定されており、各保持部材11A,11Bには、ハンドル部材10が回動可能に軸支されている。このハンドル部材10は、略コの字型に形成された手押しハンドル10aと、略コの字型に形成された手引きハンドル10dとを備えており、これらのハンドル10a,10dは、各基端部が連結されて一体化され、連結部分が前記保持部材11A,11Bに対して回動可能に支持されている。このため、ハンドル部材10は、回動支持位置の両側に、それぞれ握持可能な手押しハンドル10aと手引きハンドル10dを備えた構造となっており、好ましくは、手押しハンドル10aと手引きハンドル10dは、同一平面内ではなく、図3(a)及び(e)に示す状態となるように、屈曲した角度をもって一体化されている。
具体的には、前記ハンドル部材10は、前記第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bが図1(図8)に示す手押し位置に回動された際、手押しハンドル10aが垂直方向に起立する状態で固定されるようにしており、幅方向に延出する握持部10bを掴んで手押しできる状態(図9(a)参照)にすることが可能となる。このとき、手引きハンドル10dは、前記第1フレーム3A,3Bの先端側の後方に重なった状態となって、手押しする際に邪魔になるようなことはない。
また、前記ハンドル部材10は、前記第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bが図2(図3(a),図4)に示す手引き位置に回動された際、手引きハンドル10dが垂直方向に対して後方に傾斜する状態で固定されるようにしており、幅方向に延出する握持部10eを掴んで手引きできる状態(図9(b)参照)にすることが可能となる。このとき、手押しハンドル10aは、前記第1フレーム3A,3Bの先端側の前方に重なった状態となり、手引きする際に邪魔になるようなことはない。
前記ハンドル部材10及び第1フレーム3A,3Bのいずれか一方には、ハンドル部材10を手押し位置、又は、手引き位置に回動した際、ハンドル部材10が第1フレームに当て付いて位置決めが成されるように、当接部材12を設けておくことが好ましい。本実施形態の当接部材12は、ハンドル部材10の握持部10b,10eのそれぞれ両端部に設けられており、ハンドル部材10を手押し位置に回動した際、第1フレーム3A,3Bの後方に当て付いて位置決めを果たす(図3(c)~(e)参照)と共に、手引き位置に回動した際、第1フレーム3A,3Bの前方に当て付いて、位置決めを果たす(図3(a)参照)ようにしている。
また、前記ハンドル部材10及び第1フレーム3A,3Bには、ハンドル部材10が手押し位置、又は、手引き位置に回動された際、両者を当て付けた状態でその位置を固定する連結固定部材14を設けておことが好ましい。本実施形態の連結固定部材14は、第1フレーム3A,3Bの幅方向の内側にそれぞれ回動可能に配設されたフック部材14aと、前記ハンドル部材10の手押しハンドル10aのそれぞれ幅方向の内側に配設されて前記フック部材14aを受け入れて係止させる係止部材14b、並びに、前記ハンドル部材10の手引きハンドル10dのそれぞれ幅方向の内側に配設されて前記フック部材14aを受け入れて係止させる係止部材14cと、を備えている。
前記フック部材14aは、基端側が第1フレーム3A,3Bに回動可能に軸支された板状部材で構成されており、その先端に摘み14a´を備えた構成となっている。また、係止部材14b,14cは、ハンドル部材10に対して固定される板状部材で構成されており、フック部材14aが回動して嵌まり込むことができるように、ハンドル部材10の表面に対して隙間が生じる状態で固定されている。
前記第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bが手押し位置に回動されると、その上方には、買い物かご50が設置可能となる(図10参照)。前記第1フレーム3A,3Bの先端側と前記第2フレーム5A,5Bの先端側には、前記第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bが図1に示す手押し位置に回動された際、第1フレーム及び第2フレームの上方に設置される買い物かご50の幅方向両側を規制するように、一対の側方ガイド部材(ガイドシャフト)20A,20Bが設けられている。
ここで側方ガイド部材20A,20Bの構成について説明する。
上記したように、前記第1フレーム3A,3Bと前記第2フレーム5A,5Bは、相対的に回動可能な支持関係となっており、図1に示す手押し位置では、側方ガイド部材20A,20Bは、前後方向に延出して買い物かご50の側方を規制できるようにし、かつ、図2に示す手引き位置では、略直線状になる第1フレーム3A,3B及び第2フレーム5A,5Bと重なって略直線状になるように構成される。この場合、側方ガイド部材20A,20Bは、第2フレーム5A,5Bを第1フレーム3A,3Bに対して手押し位置に回動してクロス状態にした際、所定の位置(第1フレームの先端と第2フレームの先端の前後方向の距離が買い物かご50の長さ方向に対応する)で、その回動を規制してその状態を保持する機能(停止機能)を備えている。
本実施形態では、第1フレーム3A,3Bの先端側に、それぞれスタンド21A,21Bを固定しておき、このスタンド21A,21Bに、回動保持部22A,22Bを回動可能に軸支している。そして、この回動保持部22A,22Bには、前記側方ガイド部材20A,20Bの一端側が圧入、固定されている。
また、第2フレーム5A,5Bの先端側には、それぞれスタンド24A,24Bが固定されており、このスタンド24A,24Bに、回動保持部25A,25Bが回動可能に軸支されている。この場合、回動保持部25A,25Bは、前記側方ガイド部材20A,20Bが挿通する円筒部25A´,25B´を具備しており、側方ガイド部材20A,20Bに沿って円筒部25A´,25B´が摺動できるように構成されている。すなわち、側方ガイド部材20A,20Bは、第2フレーム5A,5Bを、手押し位置から手引き位置に回動させた際、円筒部25A´,25B´が側方ガイド部材20A,20Bに沿って後方に摺動し、そのまま第1フレームと第2フレームに重なる(略平行な状態となる)と共に、手引き位置から手押し位置に回動させた際、その回動を停止(前方に摺動する円筒部25A´,25B´を停止)させて、買い物かご50の両サイドを規制するように支持されている。
前記側方ガイド部材20A,20Bの先端には、円筒部25A´,25B´の開口よりも大きいフランジ20a,20bが形成されており、第2フレーム5A,5Bを、第1フレーム3A,3Bに対して手押し位置に回動した際、円筒部25A´,25B´が当て付いて回動が規制されるようになっている(停止機能)。すなわち、第2フレーム5A,5Bを、第1フレーム3A,3Bに対して前方側に倒すように回動すると、図1に示す位置(両円筒部がそれぞれ側方ガイド部材のフランジに当て付く位置)で回動が規制され、その状態が維持される。この場合、側方ガイド部材20A,20Bの前後方向の長さについては、一般的な買い物かごの長さに対応した長さを有していれば良い。
前記第2フレーム5A,5Bの先端側には、第1フレーム3A,3B、及び、第2フレーム5A,5Bの上方に設置される買い物かご50の前方を規制するように前方ガイド部材28が設けられている。
本実施形態の前方ガイド部材28は、第2フレーム5A,5Bの先端側を連結するように、前記回動保持部25A,25Bに両端が固定されたシャフトとして構成されている。すなわち、円筒部25A´,25B´を具備した回動保持部25A,25Bと前方ガイド部材28が一体的に連結された状態となっており、簡易なフレーム構造で第1フレームと第2フレームの回動操作が安定して行えるようにしている。なお、前方ガイド部材は、複数個配設されていても良く、図1に示すように、更に、前方ガイド部材28の下方側で、両フレーム5A,5B間を連結する同様な前方ガイド部材29を配設しても良い。このような前方ガイド部材29は、上昇するに連れて次第に広がる第2フレーム5A,5B間に配設されるため、買い物かごの底を支持する機能を果たすことも可能である。
上記したハンドカート1は、手引きカートとして使用する際、物品を収納して搬送可能な収納バッグを装着できるようにすることが好ましい。本実施形態では、前記第1フレーム3A,3Bの基端側に、収納バッグ60(図9,図10参照)を載置可能にする載置部材30が設けられている。この載置部材30は、図1に示すように、第1フレーム3A,3Bの基端側に、前方に向けてコの字状に張り出すフレームとして構成することが可能である。このような載置部材30を設けておくことで、収納バッグ60の底面を載置して運搬することが可能になると共に、第1フレーム3A,3Bを安定して維持することが可能な構造にすることができる。
この場合、収納バッグの側壁は、第1フレーム3A,3Bの前面に当て付いて保持されることから、第1フレーム3A,3Bの上方側に、両フレーム間を横架するように支持フレーム31を設けておくことが好ましい。このような支持フレーム31は、載置部材30に載置される収納バッグ60を支持する以外にも、収納バッグに設けられた係止部(図示せず)を引っ掛ける等、収納バッグ60を安定してフレームと着脱可能に一体化することが可能となる。
また、上記したような載置部材30を設ける場合、地面に接地可能なスタンド33A,33Bを設けておくことが好ましい。このようなスタンド33A,33Bを設けておくことで、第1フレーム3A,3Bと第2フレーム5A,5Bを手引き位置に回動した際(図2,図3(a)参照)、その起立状態を維持することができ、ハンドカートの保管状態や保持状態を安定化させることが可能となる。
次に、上記した実施形態のハンドカート1の使用方法について説明する。
図2,図3(a)は、ハンドカートの手引き状態を示しており、第1フレーム3A,3B及び第2フレーム5A,5Bは閉じた状態(重なった状態)にある。このとき、ハンドル部材10は、図に示す位置に回動されて、手引きハンドル10dが垂直方向に対して後方に傾斜した状態となっており、このハンドル部材10の位置は、前記連結固定部材14のフック部材14aを、手押しハンドル10aの内側に配設された係止部材14bに係止させることで維持、固定される。また、側方ガイド部材20A,20Bは、第1フレームと第2フレームに重なった状態(略平行になった状態)となる。
使用者は、第2車輪9A,9Bを接地させて手引きハンドル10dの握持部10eを握持して手引き操作することが可能となる(図9(b)参照)。また、手引きハンドル10dは後方に向けて傾斜しているため、牽引時に握持部10eの位置を下げることができ、第1フレーム及び第2フレームの高さを高くすることが可能となる(高さが高くなることで、手押し状態時における買い物かごの設置位置を高くすることができ、買い物がし易くなると共に、収納バッグ60の収納量を増やすことができる)。
この状態で、例えば、スーパーマーケット等に出向き、そのまま手押しカートとして使用する場合、まずは、連結固定部材14のフック部材14aを、図4(a)に示すように回動させてロック状態を解除する(図4(b)参照)。これにより、ハンドル部材10は回動することが可能となり、図3(b)及び図5に示すように、手押しハンドル10aを掴んで、手引きハンドル部分に設けられた当接部材12が第1フレーム3A,3Bの後方に当て付くまで後方側に回動させる。そして、この状態で連結固定部材14のフック部材14aを、手引きハンドル10dの内側に配設された係止部材14cに係止させることで、ハンドル部材10の位置が維持、固定される(図3(c)、及び図6参照)。
なお、このハンドル部材10の回動操作に伴って、前記第2フレーム5A,5Bの上端側は、図3(d)(e)及び図7,図8に示すように、回動保持部25A,25Bの円筒部25A´,25B´が側方ガイド部材20A,20Bに摺動しながら前方に倒れて行き、側方ガイド部材20A,20Bのフランジ20a,20bに当て付いて停止するまで第1フレーム3A,3Bに対して回動する(前方に倒れる)。前記連結固定部材14のフック部材14aの係止部材14cに対する係止は、この状態にしてから行なっても良い。
これにより、ハンドカート1は、図1,図8及び図9(a)に示すように、第1車輪7A,7B及び第2車輪9A,9Bが4輪とも接地状態となって、スーパーマーケット等で設置されている手押し式のカートと同様な構成となる。買い物かご50は、図10に示すように、開いた状態の前記第1フレーム3A,3B及び第2フレーム5A,5Bの上方に設置することが可能となり、フレーム3A,3B,5A,5B、前方ガイド部材29、手引きハンドル10e等によって買い物かご50の底を支持することが可能となる。この支持状態では、買い物かごは、一対の側方ガイド部材20A,20B及び前方ガイド部材28によって変動しないように規制がなされ、買い物かご50は安定して保持される。
そして、この状態で買い物をした後は、上記した手順とは逆の手順で、図2に示す手引きカートに戻すことができ、購入した商品をそのまま収納バッグ60に収納して手引きカートとして運搬することが可能となる。
このように、本実施形態のハンドカート1によれば、手引き式、手押し式の両方の使用態様が可能であり、軽量で使い勝手が良く、荷物の運搬及び買い物が容易に行えるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されることはなく、種々変更することが可能である。
例えば、ハンドカートを構成する各フレームについては、材質、形状(断面形状)、大きさ、長さ等について適宜変形することが可能である。前記4輪の車輪については、第1車輪7A,7Bを手引き用の車輪としても良い。前記連結固定部材14の構成や配設個所、固定構造等については適宜変形することが可能である。前記ハンドル部材10やフレームについては、伸縮構造にする等、高さや長さを調整できるような構成であっても良い。
1 ハンドカート
3A,3B 第1フレーム
5A,5B 第2フレーム
7A,7B 第1車輪
9A,9B 第2車輪
10 ハンドル部材
10a 手押しハンドル
10d 手引きハンドル
14 連結固定部材
20A,20B 側方ガイド部材
28 前方ガイド部材
30 載置部材
33A,33B スタンド
50 買い物かご
60 収納バッグ

Claims (5)

  1. 棒状で平行に配設される一対の第1フレームと、
    前記一対の第1フレームの各中間位置において、手引き位置と手押し位置との間で回動可能に軸支され、棒状で平行に配設される一対の第2フレームと、
    前記一対の第1フレームの基端側に回転可能に装着される一対の第1車輪と、
    前記一対の第2フレームの基端側に回転可能に装着される一対の第2車輪と、
    前記一対の第1フレームの先端側に回動可能に軸支され、回動支持位置の両側にそれぞれ握持可能な手引きハンドルと手押しハンドルを備えたハンドル部材と、
    前記一対の第1フレームの先端側と前記一対の第2フレームの先端側との間に配設され、前記一対の第1フレームと一対の第2フレームが手押し位置に回動された状態で前記一対の第1フレーム及び一対の第2フレームの上方に買い物かごを設置した際、前記買い物かごの幅方向両側を規制する一対の側方ガイド部材と、
    前記一対の第2フレームの先端側を連結するように設けられ、前記設置した買い物かごの前方を規制する前方ガイド部材と、
    を有し、
    手押し位置では、前記一対の第1フレームと一対の第2フレームがクロス状に固定されるとともに、前記ハンドル部材の前記手押しハンドルが垂直状態に保持され、
    手引き位置では、前記一対の第1フレームと一対の第2フレームが略直線状に固定されるとともに、前記ハンドル部材の前記手引きハンドルが後方に傾斜した状態で保持される、
    ことを特徴とするハンドカート。
  2. 前記ハンドル部材及び前記一対の第1フレームには、前記ハンドル部材が手押し位置、又は、手引き位置に回動された際、両者を当て付けた状態でその位置を固定する連結固定部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンドカート。
  3. 前記一対の第1フレームの基端側には、収納バッグを載置可能にする載置部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドカート。
  4. 前記載置部材には、前記一対の第1フレームと一対の第2フレームが手引き位置に回動された際、地面に接地可能なスタンドが設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載のハンドカート。
  5. 前記一対の側方ガイド部材は、前記一対の第2フレームを前記一対の第1フレームに対して手押し位置から手引き位置に回動させた際、前記第1フレームと第2フレームに重なり、前記一対の第2フレームを前記一対の第1フレームに対して手引き位置から手押し位置に回動させた際、所定の位置で回動を停止させて、前記買い物かごの両サイドを規制する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のハンドカート。
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