JP7294188B2 - 電力供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、第1の端末から第2の端末への電力供給可能な電力供給システムに関するものである。
近年、棚卸し作業等の作業効率の向上を図るため、商品等に付された無線タグや情報コード等の読取結果を利用した作業が頻繁に行われている。このような作業に用いる情報読取端末には、無線タグや情報コード等を読み取る機能に加えて、読取結果等に関する情報を表示する表示機能やテンキー等の文字入力機能、無線通信機能、大容量バッテリ等、様々な機能が要求されやすい。しかしながら、様々な機能を搭載した情報読取端末では、小型軽量化が困難になり、一部の機能しか利用しないユーザにとっては使い勝手が悪くなる場合がある。
このため、例えば、表示機能や文字入力機能等を除くことで小型軽量化が図られた情報読取端末に対して、ユーザが要求する機能を補完可能なスマートフォン等の情報処理端末を着脱可能に組み付ける構成が考えられる。これにより、例えば、単に読み取ったデータをその都度上位機器等に送信するような読み取り作業では、情報処理端末を装着しない状態の情報読取端末を用いて作業を行い、情報読取端末の読取結果を用いた所定の作業を行う場合に情報処理端末を装着した情報読取端末を用いて作業を行うことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
ところで、情報処理端末のバッテリが切れたために、情報読取端末ではバッテリ残量があったとしても、情報読取端末の読取結果を用いた作業が中断されてしまう場合がある。情報処理端末には容易にバッテリ交換ができない機種もあり、このような機種では長時間の充電が必要となり、その間、作業が滞ってしまうという問題がある。
この問題を解決するため、例えば、下記特許文献1に開示されるRFIDリーダライタ及び携帯端末が知られている。このRFIDリーダライタは、そのバッテリの充電残量(バッテリ残量)が所定値以下になると、装着された携帯端末から上記バッテリに充電する電力の供給を受けるように構成されている。また、携帯端末は、そのバッテリの充電残量が所定値以下になると、装着されたRFIDリーダライタから上記バッテリに充電する電力の供給を受けるように構成されている。これにより、RFIDリーダライタ及び携帯端末のどちらか一方のバッテリ切れをなくしている。
特開2016―040982号公報
ところで、上述のように、2つの端末が互いに電力供給可能であって、一方の端末のバッテリ残量が所定値以下になると他方の端末から電力供給を受けるような構成では、互いの電力消費量を考慮していないために、いずれかの端末を用いた作業が滞ってしまうような場合がある。例えば、ある作業で一方の端末の電力消費量が他方の端末の電力消費量よりも大きくなる場合、一方の端末から他方の端末に電力供給を行ったために、一方の端末を使用して他の作業を行う場合にその連続使用時間が短くなる可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、互いの電力消費量を考慮することで、より現状に即した自動充電を実施可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
第1のバッテリ(31)から供給される電力を利用して動作する第1の端末(20)と、
第2のバッテリ(51)から供給される電力を利用して動作する第2の端末(40)と、
前記第1の端末から前記第2の端末への電力供給を制御する電力供給制御装置(40,20)と、
を備える電力供給システム(1)であって、
前記電力供給制御装置は、
規定期間単位で実際に消費された前記第1の端末の電力消費量と前記第2の端末の電力消費量とが順次記憶される記憶部(22,42)と、
前記第1の端末の前記規定期間始めからの実際の電力消費量を第1実電力消費量(Se)として取得するとともに前記第1のバッテリのバッテリ残量を第1バッテリ残量(Sc)として取得する第1取得部(41)と、
前記第2の端末の前記規定期間始めからの実際の電力消費量を第2実電力消費量(Be)として取得するとともに前記第2のバッテリのバッテリ残量を第2バッテリ残量(Bc)として取得する第2取得部(41)と、
前記第1取得部により取得された前記第1実電力消費量と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第1の端末が消費する電力量を第1推定電力消費量(Sf)として推定するとともに、前記第2取得部により取得された前記第2実電力消費量と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第2の端末が消費する電力量を第2推定電力消費量(Bf)として推定する推定部(41)と、
前記第1取得部により取得される前記第1バッテリ残量が前記推定部により推定される前記第1推定電力消費量以上であるか否かについて判定する第1判定部(41)と、
前記第2取得部により取得される前記第2バッテリ残量が前記推定部により予測される前記第2推定電力消費量以上であるか否かについて判定する第2判定部(41)と、
前記第1の端末に対して前記第2の端末への電力供給を開始するための電力供給指示を行うための指示部(41)と、
を備え、
前記指示部は、前記第1判定部により前記第1バッテリ残量が前記第1推定電力消費量以上と判定され、かつ、前記第2判定部により前記第2バッテリ残量が前記第2推定電力消費量未満と判定される場合に、前記電力供給指示を行うことを特徴とする
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、規定期間単位で実際に消費された第1の端末の電力消費量と第2の端末の電力消費量とが記憶部に順次記憶される。また、第1取得部により、第1の端末の規定期間始めからの実際の電力消費量が第1実電力消費量として取得されるとともに第1のバッテリのバッテリ残量が第1バッテリ残量として取得される。また、第2取得部により、第2の端末の規定期間始めからの実際の電力消費量が第2実電力消費量として取得されるとともに第2のバッテリのバッテリ残量が第2バッテリ残量として取得される。そして、推定部により、第1取得部により取得された第1実電力消費量と記憶部に記憶される情報とに基づいて、規定期間終了までに第1の端末が消費する電力量が第1推定電力消費量として推定されるとともに、第2取得部により取得された第2実電力消費量と記憶部に記憶される情報とに基づいて、規定期間終了までに第2の端末が消費する電力量が第2推定電力消費量として推定される。そして、第1判定部により第1バッテリ残量が第1推定電力消費量以上と判定され、かつ、第2判定部により第2バッテリ残量が第2推定電力消費量未満と判定される場合に、指示部により、第1の端末に対して第2の端末への電力供給を開始するための電力供給指示が行われる。
これにより、第2バッテリ残量が第2推定電力消費量以上である場合には、第2の端末への不要な電力供給が停止され、第1バッテリ残量が第1推定電力消費量未満である場合には、第1の端末が必要とする電力まで第2の端末に電力供給することもないので、必要な分だけ第1の端末から第2の端末に電力供給を行うことができる。特に、第1推定電力消費量及び第2推定電力消費量は、規定期間単位で実際に消費された第1の端末の電力消費量と第2の端末の電力消費量とを考慮して推定されるので、過去の電力消費量を考慮しない場合と比較して、過不足を抑制してより現状に即した自動充電を実施することができる。
請求項2の発明では、第1の端末は、外部の情報を読み取る情報読取端末であって、第2の端末は、第1の端末から取得した情報を利用して所定の処理を行う。これにより、第1の端末の読取結果を利用した所定の処理を行うような第2の端末であっても、第1の端末から好適に電力供給を受けることができる。
請求項3の発明では、第2の端末及び第1の端末のどちらか一方が、電力供給制御装置としても機能するように構成される。これにより、電力供給制御装置としてサーバのような外部機器を採用することなく、第1の端末の機能又は第2の端末の機能を利用して、第1の端末から第2の端末への電力供給を行うことができる。
請求項4の発明では、第2の端末は、電力供給制御装置の一部の機能を有するように構成され、第1の端末は、電力供給制御装置の残部の機能を有するように構成される。これにより、電力供給制御装置としてサーバのような外部機器を採用することなく、第1の端末の機能と第2の端末の機能を利用して、第1の端末から第2の端末への電力供給を行うことができる。
請求項5の発明では、推定部は、第1の端末の電力消費量に関して記憶部に記憶される情報が不足している場合には、第1取得部により取得された第1実電力消費量と規定期間に応じて予め設定される所定の第1デフォルト値とに基づいて、規定期間終了までに第1の端末が消費する電力量を第1推定電力消費量として推定し、第2の端末の電力消費量に関して記憶部に記憶される情報が不足している場合には、第2取得部により取得された第2実電力消費量と規定期間に応じて予め設定される所定の第2デフォルト値とに基づいて、規定期間終了までに第2の端末が消費する電力量を第2推定電力消費量として推定する。
これにより、例えば、運用開始直後のために、規定期間単位で実際に消費された第1の端末の電力消費量や第2の端末の電力消費量が十分に記憶されていない場合でも、第1推定電力消費量や第2推定電力消費量を推定することができる。
請求項6の発明では、選択部により第2の端末への電力供給を優先する充電モードがユーザにより選択されると、第1判定部及び第2判定部による判定結果にかかわらず、第1バッテリ残量が所定の閾値未満になるまで、指示部により電力供給指示が行われる。
これにより、例えば、ユーザが第2の端末をより多くの作業に用いるような場合には、第1の端末のバッテリ残量よりも第2の端末への電力供給を優先できるので、本システムの利便性を高めることができる。
請求項7の発明では、選択部により第1バッテリ残量をユーザが指定した第1指定値以上に維持しつつ第2バッテリ残量をユーザが指定した第2指定値まで充電する充電モードが選択されると、第1判定部及び第2判定部による判定結果にかかわらず、第1バッテリ残量が上記第1指定値以上であって第2バッテリ残量が上記第2指定値未満となる場合に、指示部により電力供給指示が行われる。
これにより、例えば、ユーザが第1の端末をより多くの作業に用いるような場合には、その作業量等に応じてユーザが上記第1指定値を指定することで、第1の端末を用いた作業に必要なバッテリ残量を確実に確保することができる。
第1実施形態に係る電力供給システムの情報読取端末及び情報処理端末を組み付けた状態を示す斜視図である。 図1の情報読取端末及び情報処理端末の側面図である。 図3(A)は、情報読取端末の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、無線タグ処理部の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(C)は、情報コード読取部の電気的構成を例示するブロック図である。 情報処理端末の電気的構成を例示するブロック図である。 図5(A)は、情報読取端末の記憶部に記憶される電力消費量を説明する説明図であり、図5(B)は、情報処理端末の記憶部に記憶される電力消費量を説明する説明図である。 第1実施形態において情報処理端末の制御部にてなされる自動充電処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第1実施形態において情報処理端末の制御部にてなされる自動充電処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第2実施形態において情報処理端末の制御部にてなされる自動充電処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第2実施形態において情報処理端末の制御部にてなされる自動充電処理の流れを例示するフローチャートの一部である。 第2実施形態において情報処理端末の制御部にてなされる自動充電処理の流れを例示するフローチャートの一部である。
[第1実施形態]
以下、本発明の電力供給システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る電力供給システム1は、2つの端末間での電力供給を可能とするためのシステムであって、実際に消費された第1の端末の電力消費量と第2の端末の電力消費量とを考慮することで、必要な分だけ第1の端末から第2の端末に電力供給するシステムとして構成されている。
本実施形態に係る電力供給システム1では、電力供給側の第1の端末として情報読取端末10が採用され、電力受給側の第2の端末として情報処理端末40が採用されている。
情報読取端末10は、ユーザによって携帯されて様々な場所で所定の情報を読み取る携帯型の読取装置として構成されており、アンテナ26を介して送受信される電波を媒介としてRFIDタグ等の無線タグTに記憶されている情報を読み取る無線タグリーダとしての機能に加えて、バーコードや二次元コードなどの情報コードCを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。特に、本実施形態では、情報読取端末10は、表示機能や文字入力機能等を除くことで小型軽量化が図られるように構成されている。
また、本実施形態では、情報読取端末10に対してユーザが所持する情報処理端末40を着脱可能に組み付けるためのアタッチメント60が用意されている。すなわち、本実施形態では、図1及び図2に示すように、情報処理端末40がアタッチメント60を介して情報読取端末10に組み付けられた状態での使用と、情報読取端末10単体や情報処理端末40単体での使用とが想定されている。
まず、情報読取端末10の詳細構成について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、情報読取端末10は、ABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される筐体11によってその外郭が形成されている。この情報読取端末10は、本体部12および把持部14に加えて、送信電波の高出力化を図るための無線通信部16を備えるように構成されている。また、本体部12の長手方向一端側の端部には、情報コードからの反射光を取り込むための読取口13が設けられている。
把持部14は、本体部12の下面に対して中央近傍に組み付けられており、この下面近傍であって無線通信部16に対向する部位には、無線タグTや情報コードC等に対する読取処理を開始する際に操作されるトリガースイッチ23aが配置されている。無線通信部16は、読取口13の下方に位置するように、本体部12の下面の読取側に組み付けられている。
次に、情報読取端末10の電気的構成について、図3(A)~(C)を参照して説明する。
本体部12は、情報読取端末10全体を制御する制御部21を備えており、筐体11内に収容されている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、半導体メモリ等からなる記憶部22とともに情報処理装置を構成している。また、制御部21には、図3(A)に示すように、操作部23、LED24a、バイブレータ24b、ブザー24c、外部インタフェース25などが接続されている。
操作部23は、トリガースイッチ23a等を備えてその操作に応じた操作信号を制御部21に対して与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED24a、バイブレータ24bおよびブザー24cは、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。外部インタフェース25は、情報読取端末10や外部機器等との間での無線通信又は有線通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。
また、情報読取端末10は、制御部21により制御されて外部の情報を読み取り可能な情報読取部として機能する無線タグ処理部27及び情報コード読取部28を備えている。
まず、無線タグ処理部27について、図3(B)を用いて説明する。
無線タグ処理部27は、アンテナ26及び制御部21と協働して無線タグTとの間で電磁波による通信を行ない、無線タグTに記憶されるデータの読取り、或いは無線タグTに対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この無線タグ処理部27は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(B)にて概略的に示すように、送信回路27a、受信回路27b、整合回路27cなどを有している。
送信回路27aは、キャリア発振器、符号化部、増幅器、送信部フィルタ、変調部などによって構成されており、キャリア発振器から所定の周波数のキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部21に接続されており、当該制御部21より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力される部分であり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号を、整合回路27cを介してアンテナ26に出力している。このようにしてアンテナ26に送信信号が出力されると、その送信信号が送信電波として当該アンテナ26より外部に放射される。
一方、アンテナ26によって受信された応答信号は、整合回路27cを介して受信回路27bに入力される。この受信回路27bは、受信部フィルタ、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部などによって構成されており、アンテナ26を介して受信された応答信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部21に出力している。
次に、情報コード読取部28について、図3(C)を用いて説明する。
情報コード読取部28は、情報コードを光学的に読み取るように機能するもので、図3(C)に示すように、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部28a、結像レンズ28b、CCDエリアセンサからなる受光センサ28cなどを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部28によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部28aから照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口13を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口13を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ28bを通って受光センサ28cに受光される。読取口13と受光センサ28cとの間に配される結像レンズ28bは、情報コードCの像を受光センサ28c上に結像させる構成をなしており、受光センサ28cはこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ28cから出力された受光信号は、画像データとして記憶部22に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部28には、受光センサ28cからの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
また、筐体11内には、公知の電源回路などによって構成される電源部30が設けられている。この電源部30は、充電用のクレードルに載置された際にこのクレードルを介して供給される電力等を利用してバッテリ収容部に収容されたバッテリ31を充電し、このバッテリ31を利用して制御部21や各種電気部品に対して電力を供給するように構成されている。また、電源部30は、制御部21により制御されて、図略の電源ケーブル等を介して電気的に接続された情報処理端末40と、バッテリ31を利用した電力の供給又は受給を実施可能に構成されている。
また、電源部30は、バッテリ31のバッテリ残量に応じた信号を制御部21に出力するように構成されており、制御部21は、上記信号からバッテリ31のバッテリ残量を第1バッテリ残量Scとして取得する。これにより、制御部21は、第1バッテリ残量Scだけでなく、規定期間単位で実際に消費された情報読取端末10の電力消費量を取得することができる。本実施形態では、上記規定期間として、「1日間(24時間)」が採用されており、その日に情報読取端末10で消費した電力消費量がその日を特定する情報に関連付けられて、記憶部22に記憶される。なお、バッテリ31は、「第1のバッテリ」の一例に相当し得る。
次に、情報処理端末40の電気的構成について、図4を参照して説明する。
情報処理端末40は、ユーザが所持するスマートフォンや業務用携帯端末等の携帯型の端末であって、情報読取端末10の読取結果等を利用した処理や後述する自動充電処理等を行うための所定のアプリケーションプログラムがインストールされて構成されるものである。
この情報処理端末40は、図4に示すように、CPU等からなる制御部41、ROM,RAM、不揮発性メモリなどからなる記憶部42、受光センサ(例えば、C-MOSエリアセンサ、CCDエリアセンサ等)を備えたカメラとして構成される撮像部43、タッチパネル式の表示部44、各種操作キーやタッチパネル等(図示略)によって構成される操作部45、情報読取端末10等の外部機器との間での無線通信又は有線通信を行う通信インタフェースとして構成される通信部46などを備えている。
また、情報処理端末40は、公知の電源回路などによって構成される電源部50を備えている。この電源部50は、充電用のクレードルに載置された際にこのクレードルを介して供給される電力等を利用してバッテリ収容部に収容されたバッテリ51を充電し、このバッテリ51を利用して制御部41や各種電気部品に対して電力を供給するように構成されている。また、電源部50は、制御部41により制御されて、図略の電源ケーブル等を介して電気的に接続された情報読取端末10と、バッテリ51を利用した電力の受給又は供給を実施可能に構成されている。
また、電源部50は、バッテリ51のバッテリ残量に応じた信号を制御部41に出力するように構成されており、制御部41は、上記信号からバッテリ51のバッテリ残量を第2バッテリ残量Bcとして取得する。これにより、制御部41は、第2バッテリ残量Bcだけでなく、上記規定期間単位で実際に消費された情報処理端末40の電力消費量を取得することができ、その日に情報処理端末40で消費した電力消費量がその日を特定する情報に関連付けられて、記憶部42に記憶される。なお、バッテリ51は、「第2のバッテリ」の一例に相当し得る。
次に、情報処理端末40の制御部41にてなされる情報読取端末10を利用した自動充電処理について、以下に説明する。
本実施形態では、情報処理端末40の起動時に、無線通信可能であって電力供給可能に接続されている情報読取端末10がある場合に、過去実際に消費された情報読取端末10の電力消費量と情報処理端末40の電力消費量とを考慮して、情報処理端末40により情報読取端末10を利用した自動充電処理が行われる。このため、本実施形態では、情報処理端末40は、情報読取端末10から情報処理端末40への電力供給を制御する電力供給制御装置として機能する。
より具体的には、過去実際に消費された情報読取端末10の電力消費量からその情報読取端末10が本日使用する予定の電力消費量を推定するとともに、過去実際に消費された情報処理端末40の電力消費量からその情報処理端末40が本日使用する予定の電力消費量を推定して、これらの推定結果を利用して、情報読取端末10を利用した自動充電処理が行われる。
本実施形態では、過去実際に消費された昨日以前の7日分に関して記憶部22に記憶されている情報読取端末10の電力消費量のうち最大となるものを、情報読取端末10が本日使用する予定の第1予定電力消費量Sとして取得する。例えば、1月8日において、図5(A)のように情報読取端末10の電力消費量が7日分取得されている場合には、第1予定電力消費量Sとして「80%」が取得される。同様に、過去実際に消費された昨日以前の7日分に関して記憶部42に記憶されている情報処理端末40の電力消費量のうち最大となるものを、情報処理端末40が本日使用する予定の第2予定電力消費量Bとして取得する。例えば、1月8日において、図5(B)のように情報処理端末40の電力消費量が7日分取得されている場合には、第2予定電力消費量Bとして「80%」が取得される。
以下、情報処理端末40の制御部41にてなされる自動充電処理について、図6及び図7に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
情報処理端末40の起動に応じて制御部41にて自動充電処理が開始されると、図6のステップS101に示す電力消費量等送信要求処理がなされ、情報読取端末10に対して第1予定電力消費量S及び第1バッテリ残量Scの送信が要求される。次に、ステップS103の判定処理にて、電力供給可能な状態であるか否かについて判定される。ここで、例えば、情報読取端末10が情報処理端末40の無線通信範囲内に無いために上記要求に応じた第1予定電力消費量S等が受信されないか、情報読取端末10と電力供給可能に電源ケーブル等を介して接続されていない場合には、電力供給可能な状態でないとして、ステップS103にてNoと判定されて本自動充電処理が終了し、自動充電が禁止されるモードとなる。
一方、上記要求に応じて第1予定電力消費量S及び第1バッテリ残量Scが受信されるとともに、その第1予定電力消費量S等を送信した情報読取端末10と電力供給可能に電源ケーブル等を介して接続されている場合には、電力供給可能な状態であるとして、ステップS103にてYesと判定される。この場合には、ステップS105の判定処理にて、規定期間内での最初の起動であるか否かについて判定される。ここで、その日最初の起動である場合には、ステップS105にてYesと判定され、その日で2度目以降の起動である場合には、ステップS105にてNoと判定される。
上記ステップS105にてYesと判定されると、予備バッテリの用意が推奨される状態であるか確認するため、ステップS107の判定処理にて、第1バッテリ残量Sc及び第2バッテリ残量Bcの容量の和が第1予定電力消費量S及び第2予定電力消費量Bの容量の和よりも大きいか否かについて判定される。
ここで、第1バッテリ残量Sc及び第2バッテリ残量Bcの容量の和が第1予定電力消費量S及び第2予定電力消費量Bの容量の和以下である場合には(S107でNo)、予備バッテリの用意が推奨される状態であるとして、ステップS109に示す予備バッテリ推奨表示処理がなされる。この処理では、表示部44に予備バッテリの用意を推奨する情報が表示される。
このように予備バッテリ推奨表示処理がなされるか、第1バッテリ残量Sc及び第2バッテリ残量Bcの容量の和が第1予定電力消費量S及び第2予定電力消費量Bの容量の和を超える場合には(S107でYes)、ステップS111に示すモード選択表示処理がなされる。この処理では、表示部44にて自動充電モードを選択操作可能な表示がなされる。そして、操作部45に対して自動充電モードを選択しない操作がなされた場合には(S113でNo)、本自動充電処理が終了し、自動充電が禁止されるモードとなる。
一方、操作部45に対して自動充電モードを選択する操作がなされたことで、自動充電モードが選択されると(S113でYes)、図7のステップS115に示す第2実電力消費量等取得処理がなされる。この処理では、情報処理端末40の規定期間始めからの実際の電力消費量(本日、現時点までに消費した電力消費量)が第2実電力消費量Beとして取得されるとともに、現時点での第2バッテリ残量Bcが取得される。なお、上記ステップS115を実行する制御部41は、「第2取得部」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS117の判定処理にて、情報処理端末40が充電を必要とする状態であるか否かについて判定される。ここで、第2バッテリ残量Bcが第2予定電力消費量Bから第2実電力消費量Beを引いた電力消費量(後述する第2推定電力消費量Bf)以上、または、第2バッテリ残量Bcが規定値(例えば、20%)以上であれば、情報処理端末40が充電を必要とする状態ではないとして、上記ステップS117にてNoと判定されて、上記ステップS115にて第2実電力消費量Be及び第2バッテリ残量Bcを取得する処理が繰り返される。
そして、情報処理端末40を継続して使用することで、第2バッテリ残量Bcが第2予定電力消費量Bから第2実電力消費量Beを引いた電力消費量未満、かつ、第2バッテリ残量Bcが上記規定値未満になると、情報処理端末40が充電を必要とする状態であるとして、ステップS117にてYesと判定される。
この場合には、ステップS119に示す第1実電力消費量等取得処理がなされる。この処理では、情報読取端末10から、当該情報読取端末10の規定期間始めからの実際の電力消費量(本日、現時点までに消費した電力消費量)が第1実電力消費量Seとして取得されるとともに、現時点での第1バッテリ残量Scが取得される。なお、上記ステップS119を実行する制御部41は、「第1取得部」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS121の判定処理にて、情報読取端末10が電力供給可能な状態であるか否かについて判定される。ここで、第1バッテリ残量Scが第1予定電力消費量Sから第1実電力消費量Seを引いた電力消費量(後述する第1推定電力消費量Sf)未満であれば、情報読取端末10が電力供給可能な状態でないとして、上記ステップS121にてNoと判定されて、上記ステップS115の処理がなされる。
一方、第1バッテリ残量Scが第1予定電力消費量Sから第1実電力消費量Seを引いた電力消費量以上であれば、情報読取端末10が電力供給可能な状態であるとして、上記ステップS121にてYesと判定される。この場合には、ステップS123に示す電力供給指示処理がなされて、情報読取端末10に対して電力供給を開始するための指示がなされる。この指示を受けた情報読取端末10により上記電源ケーブルを介した電力供給が開始されることで、情報処理端末40のバッテリ51の充電が開始される。なお、上記ステップS123を実行する制御部41は、「指示部」の一例に相当し得る。
このようにバッテリ51の充電が開始されると、情報読取端末10から第1実電力消費量Se及び第1バッテリ残量Scが取得された後(S125)、ステップS127の判定処理にて、取得した第1実電力消費量Seが第1予定電力消費量S未満であるか否かについて判定される。ここで、第1実電力消費量Seが第1予定電力消費量S以上である場合には(S127でNo)、第1バッテリ残量Scが所定の閾値St(例えば、20%)以上であれば(S129でNo)、上記ステップS123からの処理がなされて、充電処理が継続される。
一方、第1実電力消費量Seが第1予定電力消費量S未満である場合には(S127でYes)、ステップS131に示す第1推定電力消費量推定処理がなされる。この処理では、現時点から規定期間終了までに情報読取端末10によって消費される電力量が、第1予定電力消費量Sから第1実電力消費量Seを引いた電力消費量に基づいて、第1推定電力消費量Sfとして推定される。なお、上記ステップS131の処理を実行する制御部41は、「推定部」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS133に示す判定処理にて、第1バッテリ残量Scが上述のように推定された第1推定電力消費量Sf以上であるか否かについて判定される。ここで、第1バッテリ残量Scが第1推定電力消費量Sf未満である場合には、ステップS133にてNoと判定されて、情報読取端末10が電力供給不能な状態になったとして、本自動充電処理が終了する。また、第1実電力消費量Seが第1予定電力消費量S以上であっても(S127でNo)、第1バッテリ残量Scが所定の閾値St未満になると(S129でYes)、情報読取端末10が電力供給不能な状態になったとして、本自動充電処理が終了する。なお、上記ステップS133の判定処理を実行する制御部41は、「第1判定部」の一例に相当し得る。
一方、第1バッテリ残量Scが第1推定電力消費量Sf以上となる場合には(S133でYes)、第2実電力消費量Be及び第2バッテリ残量Bcが取得された後(S135)、ステップS137の判定処理にて、取得した第2実電力消費量Beが第2予定電力消費量B未満であるか否かについて判定される。
ここで、第2実電力消費量Beが第2予定電力消費量B以上である場合には(S137でNo)、第2バッテリ残量Bcが所定の閾値Bt(例えば、30%)未満であれば(S139でYes)、上記ステップS123からの処理がなされて、充電処理が継続される。
一方、第2実電力消費量Beが第2予定電力消費量B未満である場合には(S137でYes)、ステップS141に示す第2推定電力消費量推定処理がなされる。この処理では、現時点から規定期間終了までに情報処理端末40によって消費される電力量が、第2予定電力消費量Bから第2実電力消費量Beを引いた電力消費量に基づいて、第2推定電力消費量Bfとして推定される。なお、上記ステップS141の処理を実行する制御部41は、「推定部」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS143に示す判定処理にて、第2バッテリ残量Bcが上述のように推定された第2推定電力消費量Bf以上であるか否かについて判定される。ここで、第2バッテリ残量Bcが第2推定電力消費量Bf未満である場合には、ステップS143にてNoと判定されて、上記ステップS123からの処理がなされて、充電処理が継続される。なお、上記ステップS143の判定処理を実行する制御部41は、「第2判定部」の一例に相当し得る。
一方、第2バッテリ残量Bcが第2推定電力消費量Bf以上となる場合には(S143でYes)、情報処理端末40が十分に充電された状態になったとして、本自動充電処理が終了する。また、第2実電力消費量Beが第2予定電力消費量B以上であっても(S137でNo)、第2バッテリ残量Bcが所定の閾値Bt以上になると(S139でNo)、情報処理端末40が十分に充電された状態になったとして、本自動充電処理が終了する。
ここで、第1予定電力消費量Sとして「80%」が取得されるとともに第2予定電力消費量Bとして「80%」が取得される図5の場合を例に、自動充電モードが選択操作されてからの自動充電処理について、具体的な数値を用いて詳述する。
上記ステップS115にて、第2実電力消費量Beとして「50%」が取得されるとともに、第2バッテリ残量Bcとして「20%」が取得されると、充電必要と判定され(S117でYes)、上記ステップS119にて第1実電力消費量Seとして「60%」が取得されるとともに、第1バッテリ残量Scとして「40%」が取得されると、電力供給可能と判定されて(S121でYes)、情報処理端末40のバッテリ51の充電が開始される(S123)。
その後、充電中に、第2バッテリ残量Bcが「25%」まで上昇するとともに第2実電力消費量Beが「60%」まで上昇することで、第2バッテリ残量Bc(25%)が、第2予定電力消費量B(80%)から第2実電力消費量Be(60%)を引いた第2推定電力消費量Bf(20%)以上になると(S143でYes)、情報処理端末40が十分に充電された状態になったとして、本自動充電処理が終了する。
また、充電中に、第1バッテリ残量Scが「20%」まで低下するとともに第1実電力消費量Seが「59%」まで上昇することで、第1バッテリ残量Sc(20%)が、第1予定電力消費量S(80%)から第1実電力消費量Se(59%)を引いた第1推定電力消費量Sf(21%)未満になると(S133でNo)、情報読取端末10が電力供給不能な状態になったとして、本自動充電処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る電力供給システム1では、規定期間単位で実際に消費された情報読取端末10の電力消費量と情報処理端末40の電力消費量とが記憶部22及び記憶部42に順次記憶される。また、情報読取端末10の規定期間始めからの実際の電力消費量が第1実電力消費量Seとして取得されるとともにバッテリ31のバッテリ残量が第1バッテリ残量Scとして取得され、情報処理端末40の規定期間始めからの実際の電力消費量が第2実電力消費量Beとして取得されるとともにバッテリ51のバッテリ残量が第2バッテリ残量Bcとして取得される。そして、取得された第1実電力消費量Seと記憶部22に記憶される情報とに基づいて、規定期間終了までに情報読取端末10が消費する電力量が第1推定電力消費量Sfとして推定されるとともに(S131)、取得された第2実電力消費量Beと記憶部42に記憶される情報とに基づいて、規定期間終了までに情報処理端末40が消費する電力量が第2推定電力消費量Bfとして推定される(S141)。そして、第1バッテリ残量Scが第1推定電力消費量Sf以上と判定され(S133でYes)、かつ、第2バッテリ残量Bcが第2推定電力消費量Bf未満と判定される場合に(S143でNo)、情報読取端末10に対して情報処理端末40への電力供給を開始するための電力供給指示が行われる(S123)。
これにより、第2バッテリ残量Bcが第2推定電力消費量Bf以上である場合には、情報処理端末40への不要な電力供給が停止され、第1バッテリ残量Scが第1推定電力消費量Sf未満である場合には、情報読取端末10が必要とする電力まで情報処理端末40に電力供給することもないので、必要な分だけ情報読取端末10から情報処理端末40に電力供給を行うことができる。特に、第1推定電力消費量Sf及び第2推定電力消費量Bfは、規定期間単位で実際に消費された情報読取端末10の電力消費量と情報処理端末40の電力消費量とを考慮して推定されるので、過去の電力消費量を考慮しない場合と比較して、過不足を抑制してより現状に即した自動充電を実施することができる。
なお、第1予定電力消費量S及び第2予定電力消費量Bは、過去実際に消費された昨日以前の7日分(規定期間)に関して記憶部22及び記憶部42に記憶されている電力消費量の最大値に等しくなるように設定されることに限らず、例えば、5日分や10日分等での最大値に等しくなるように設定されてもよい。また、上記規定期間は、1日(24時間)単位で設定されることに限らず、例えば、数時間単位で設定されてもよい。また、第1予定電力消費量S及び第2予定電力消費量Bの算出に利用しない電力消費量は、記憶部22及び記憶部42から順次消去するようにしてもよい。
また、情報読取端末10の電力消費量に関して記憶部22に記憶される情報が不足している場合(例えば、7日分前提で2日分しか記憶部22に記憶されていない場合)には、取得された第1実電力消費量Seと規定期間に応じて予め設定される所定の第1デフォルト値とに基づいて、規定期間終了までに情報読取端末10が消費する電力量を第1推定電力消費量Sfとして推定してもよい。同様に、情報処理端末40の電力消費量に関して記憶部42に記憶される情報が不足している場合には、取得された第2実電力消費量Beと規定期間に応じて予め設定される所定の第2デフォルト値とに基づいて、規定期間終了までに情報処理端末40が消費する電力量を第2推定電力消費量Bfとして推定してもよい。
これにより、例えば、運用開始直後のために、規定期間単位で実際に消費された情報読取端末10の電力消費量や情報処理端末40の電力消費量が十分に記憶されていない場合でも、第1推定電力消費量Sfや第2推定電力消費量Bfを推定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る電力供給システムについて、図面を参照して説明する。
本第2実施形態では、予め用意される複数種類の充電モードから1つをユーザが選択可能な点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ユーザが選択可能な充電モードが複数種類用意されており、制御部41にてなされる自動充電処理では、ユーザによる選択操作に応じて充電モードが選択される。本実施形態では、上記第1実施形態にて述べた自動充電モードに加えて、情報処理端末優先モード及びユーザ設定充電モードが用意されている。情報処理端末優先モードは、情報読取端末10のバッテリ残量よりも情報処理端末40への電力供給を優先する充電モードである。また、ユーザ設定充電モードは、情報読取端末10の第1バッテリ残量Scをユーザが指定した第1指定値Sy以上に維持しつつ、情報処理端末40の第2バッテリ残量Bcをユーザが指定した第2指定値Byまで充電する充電モードである。
以下、本実施形態において、情報処理端末40の制御部41にてなされる自動充電処理について、図7~図10に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
上記第1実施形態と同様に、図8のステップS101以降の処理がなされた後のステップS111aのモード選択表示処理では、表示部44にて、自動充電モード、情報処理端末優先モード、ユーザ設定充電モードを選択操作可能な表示がなされる。そして、操作部45に対して自動充電モードを選択するための操作がなされると(S113でYes)、上述した第1実施形態と同様に、図7に示すステップS115以降の処理がなされる。なお、操作部45及び制御部41は、予め用意される複数種類の充電モードから1つをユーザが選択可能な「選択部」の一例に相当し得る。
一方、情報処理端末優先モードを選択する操作がなされると(S113でNo、S113aでYes)、図9に示すステップS115以降の処理がなされる。そして、上記ステップS121にてYesと判定されることで、ステップS123に示す電力供給指示処理がなされると、ステップS151に示す第1バッテリ残量取得処理がなされ、情報読取端末10から第1バッテリ残量Scが取得される。この第1バッテリ残量Scが上記所定の閾値St以上である場合(S153でNo)、第2バッテリ残量Bcが取得されて(S155)、この取得された第2バッテリ残量Bcが100%でない場合には、満充電でないとして(S157でNo)、上記ステップS123からの処理がなされて、充電処理が継続される。
一方、情報読取端末10から取得された第1バッテリ残量Scが上記所定の閾値St未満になると(S153でYes)、情報読取端末10が電力供給不能な状態になったとして、本自動充電処理が終了する。また、取得された第2バッテリ残量Bcが100%になると、満充電になったとして(S157でYes)、本自動充電処理が終了する。
また、ユーザ設定充電モードを選択する操作がなされると(S113,S113aでNo、S113bでYes)、図10に示すステップS161の指定値選択処理がなされる。この処理では、ユーザによる選択操作に応じて、上述した第1指定値Sy及び第2指定値Byが選択される。続いて、上記ステップS115以降の処理がなされ、上記ステップS121にてYesと判定されることで、ステップS123に示す電力供給指示処理がなされると、ステップS163に示す第1バッテリ残量取得処理がなされ、情報読取端末10から第1バッテリ残量Scが取得される。この第1バッテリ残量Scが上記第1指定値Sy以上である場合(S165でNo)、第2バッテリ残量Bcが取得され(S167)、この取得された第2バッテリ残量Bcが第2指定値By以上でない場合には(S169でNo)、上記ステップS123からの処理がなされて、充電処理が継続される。
一方、情報読取端末10から取得された第1バッテリ残量Scが上記第1指定値Sy未満になると(S165でYes)、情報読取端末10が電力供給不能な状態になったとして、本自動充電処理が終了する。また、取得された第2バッテリ残量Bcが第2指定値By以上になると、情報処理端末40が十分に充電された状態になったとして、本自動充電処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る電力供給システム1では、情報処理端末40への電力供給を優先する充電モードがユーザにより選択操作されると(S113aでYes)、第1バッテリ残量Scと第1推定電力消費量Sfとの差(第1判定部部による判定結果)及び第2バッテリ残量Bcと第2推定電力消費量Bfとの差(第2判定部部による判定結果)にかかわらず、第2バッテリ残量Bcが第2指定値By以上でない場合には、第1バッテリ残量Scが所定の閾値St未満になるまで、電力供給指示が行われる(S123)。
これにより、例えば、ユーザが情報処理端末40をより多くの作業に用いるような場合には、情報読取端末10のバッテリ残量よりも情報処理端末40への電力供給を優先できるので、本システムの利便性を高めることができる。
また、第1バッテリ残量Scをユーザが指定した第1指定値Sy以上に維持しつつ第2バッテリ残量Bcをユーザが指定した第2指定値Byまで充電するユーザ設定充電モードが選択操作されると(S113bでYes)、第1バッテリ残量Scと第1推定電力消費量Sfとの差(第1判定部部による判定結果)及び第2バッテリ残量Bcと第2推定電力消費量Bfとの差(第2判定部部による判定結果)にかかわらず、第1バッテリ残量Scが第1指定値Sy以上であって第2バッテリ残量Bcが第2指定値By未満となる場合に、電力供給指示が行われる(S123)。
これにより、例えば、ユーザが情報読取端末10をより多くの作業に用いるような場合には、その作業量等に応じてユーザが第1指定値Syを指定することで、情報読取端末10を用いた作業に必要なバッテリ残量を確実に確保することができる。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係る電力供給システムでは、電力供給側の第1の端末として情報読取端末10が採用され、電力受給側の第2の端末として情報処理端末40が採用されることに限らず、例えば、電力供給側の第1の端末として情報処理端末40が採用され、電力受給側の第2の端末として情報読取端末10が採用されてもよい。また、例えば、情報読取端末10は、外部の情報を読み取る読取機能に加えて他の機能を有するように構成されてもよいし、情報処理端末40は、情報処理端末40の読取結果を利用する機能に加えて他の機能を有するように構成されてもよい。
(2)本発明に係る電力供給システムでは、サーバのような外部機器を採用することなく、上記自動充電処理を実行する情報処理端末40が情報読取端末10から情報処理端末40への電力供給を制御する電力供給制御装置として機能することに限らず、例えば、情報読取端末10が上記自動充電処理を実行することで、この情報読取端末10が上記電力供給制御装置として機能してもよい。また、情報処理端末40及び情報読取端末10が、上記電力供給制御装置の一部の機能と残部の機能とを有するように構成されてもよい。また、サーバなどの外部機器にて上記自動充電処理を実行することで、その外部機器が上記電力供給制御装置として機能してもよい。この場合、情報読取端末10で消費した電力消費量や情報処理端末40で消費した電力消費量は、上記自動充電処理を実行する外部機器の記憶部等にも所定のタイミングで記憶させることができる。
(3)バッテリ31が交換された場合には、その規定期間内においてバッテリ交換前の電力消費量とバッテリ交換後の電力消費量との和を、情報読取端末10の電力消費量として記憶部22に記憶することができる。同様に、バッテリ51が交換された場合には、その規定期間内においてバッテリ交換前の電力消費量とバッテリ交換後の電力消費量との和を、情報処理端末40の電力消費量として記憶部42に記憶することができる。
(4)上記自動充電処理では、情報処理端末40から情報読取端末10に電力供給指示がなされている間に、情報処理端末40と情報読取端末10との通信が不能になると、電力供給指示を停止するとともに、通信不能状態を表示部44に表示して警告報知することができる。また、上記自動充電処理では、情報処理端末40から情報読取端末10に電力供給指示がなされている間に、情報処理端末40と情報読取端末10とで電源ケーブルを介した電力供給が不能になると、電力供給指示を停止するとともに、電力供給不能状態を表示部44に表示して警告報知することができる。
1…電力供給システム
10…情報読取端末(第1の端末)
21…制御部
22…記憶部
30…電源部
31…バッテリ(第1のバッテリ)
40…情報処理端末(第2の端末)
41…制御部(第1取得部,第2取得部,推定部,第1判定部,第2判定部,指示部)
42…記憶部
50…電源部
51…バッテリ(第2のバッテリ)
B…第2予定電力消費量
Bc…第2バッテリ残量
Be…第2実電力消費量
Bf…第2推定電力消費量
By…第2指定値
S…第1予定電力消費量
Sc…第1バッテリ残量
Se…第1実電力消費量
Sf…第1推定電力消費量
Sy…第1指定値

Claims (7)

  1. 第1のバッテリから供給される電力を利用して動作する第1の端末と、
    第2のバッテリから供給される電力を利用して動作する第2の端末と、
    前記第1の端末から前記第2の端末への電力供給を制御する電力供給制御装置と、
    を備える電力供給システムであって、
    前記電力供給制御装置は、
    規定期間単位で実際に消費された前記第1の端末の電力消費量と前記第2の端末の電力消費量とが順次記憶される記憶部と、
    前記第1の端末の前記規定期間始めからの実際の電力消費量を第1実電力消費量として取得するとともに前記第1のバッテリのバッテリ残量を第1バッテリ残量として取得する第1取得部と、
    前記第2の端末の前記規定期間始めからの実際の電力消費量を第2実電力消費量として取得するとともに前記第2のバッテリのバッテリ残量を第2バッテリ残量として取得する第2取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記第1実電力消費量と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第1の端末が消費する電力量を第1推定電力消費量として推定するとともに、前記第2取得部により取得された前記第2実電力消費量と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第2の端末が消費する電力量を第2推定電力消費量として推定する推定部と、
    前記第1取得部により取得される前記第1バッテリ残量が前記推定部により推定される前記第1推定電力消費量以上であるか否かについて判定する第1判定部と、
    前記第2取得部により取得される前記第2バッテリ残量が前記推定部により予測される前記第2推定電力消費量以上であるか否かについて判定する第2判定部と、
    前記第1の端末に対して前記第2の端末への電力供給を開始するための電力供給指示を行うための指示部と、
    を備え、
    前記指示部は、前記第1判定部により前記第1バッテリ残量が前記第1推定電力消費量以上と判定され、かつ、前記第2判定部により前記第2バッテリ残量が前記第2推定電力消費量未満と判定される場合に、前記電力供給指示を行うことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記第1の端末は、外部の情報を読み取る情報読取端末であって、
    前記第2の端末は、前記第1の端末から取得した情報を利用して所定の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記第2の端末及び前記第1の端末のどちらか一方が、前記電力供給制御装置としても機能するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給システム。
  4. 前記第2の端末は、前記電力供給制御装置の一部の機能を有するように構成され、前記第1の端末は、前記電力供給制御装置の残部の機能を有するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給システム。
  5. 前記推定部は、
    前記第1の端末の電力消費量に関して前記記憶部に記憶される情報が不足している場合には、前記第1取得部により取得された前記第1実電力消費量と前記規定期間に応じて予め設定される所定の第1デフォルト値とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第1の端末が消費する電力量を第1推定電力消費量として推定し、
    前記第2の端末の電力消費量に関して前記記憶部に記憶される情報が不足している場合には、前記第2取得部により取得された前記第2実電力消費量と前記規定期間に応じて予め設定される所定の第2デフォルト値とに基づいて、前記規定期間終了までに前記第2の端末が消費する電力量を第2推定電力消費量として推定することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  6. 前記電力供給制御装置は、予め用意される複数種類の充電モードから1つをユーザが選択可能な選択部を備え、
    前記指示部は、前記選択部により前記第2の端末への電力供給を優先する充電モードが選択されると、前記第1判定部及び前記第2判定部による判定結果にかかわらず、前記第1バッテリ残量が所定の閾値未満になるまで、前記電力供給指示を行うことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  7. 前記電力供給制御装置は、予め用意される複数種類の充電モードから1つをユーザが選択可能な選択部を備え、
    前記指示部は、前記選択部により前記第1バッテリ残量をユーザが指定した第1指定値以上に維持しつつ前記第2バッテリ残量をユーザが指定した第2指定値まで充電する充電モードが選択されると、前記第1判定部及び前記第2判定部による判定結果にかかわらず、前記第1バッテリ残量が前記第1指定値以上であって前記第2バッテリ残量が前記第2指定値未満となる場合に、前記電力供給指示を行うことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
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