JP7294081B2 - 車載用の計測装置ユニット - Google Patents
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Description
図1に示すように、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10は、車両50に搭載されて用いられる。計測装置ユニット10は、少なくとも、本体20および本体20の周囲、例えば、前後左右、上方に配置されている複数の検出器30を備えている。本体20は、樹脂、例えば、強化樹脂やカーボンファイバーといった非金属材により一部または全体が形成されても良く、あるいは、アルミニウム材やステンレス鋼といった金属材によって一部または全体が形成されても良い。本体20は、さらに、金属材と非金属材の双方を用いて形成されても良く、例えば、上下筐体、箱体と蓋体といった複数の構成部品を樹脂製またはゴム製のシール部材を介在させて組み合わせることによって形成される。計測装置ユニット10は、さらに、固定機構12、基台13、並びに本体20および検出器30の少なくとも一部を覆う外板11を備えている。外板11は、検出器30の検出面が露出する開口部あるいは検出光または検出波が透過可能な樹脂またはガラスからなる窓部を備えている。外板11は、本体20と同様に樹脂材または金属材によって形成される。なお、本体20の内部には、シリカゲルを始めとする防湿剤や吸湿剤が配置されていても良い。
第2の実施形態に係る計測装置ユニットは、フレーム構造の基台13に代えて、モノコック構造の基台14を備える点において第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と異なる。第2の実施形態に係る計測装置ユニットにおけるその他の構成については、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と同様であるから、計測装置ユニットを含めて同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態に係る計測装置ユニット10aは、本体20a内に検出部制御装置31が配置され、内包されている点において第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と異なる。なお、他の構成は、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と同様であるから同一の符号を付して説明を省略する。
第4の実施形態に係る計測装置ユニットは、図8に示すように、本体20が複数の蓋201~204を備える点において第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と異なる。なお、第4の実施形態に係る計測装置ユニットの他の構成は、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と同様であるから、計測装置ユニットを含めて、第1の実施形態における符号と同一の符号を付すことで説明を省略する。
第5の実施形態においては、図9に示すように、基台13の具体的な形状として中空フレーム構造を示している。基台13の内部はシール性を持たせて本体20と連通されており、検出器配線SCVが挿通されている。また、データ処理装置21と車両制御装置40とを接続する配線CVは、例えば、車両50が備えるアンテナ55の台座部を介して車外から車内へと配線されている。図10に示すように、基台13は、検出器配線SCVと接続されている接続端子受部135を一体に備えている。検出器30は、接続端子受部135に対応する、図示しない接続端子を備えている。接続端子受部135および端子はシール構造を備えており、端子間に対する外部からの水や異物の侵入が抑制または防止されている。検出器30は、別体の締結部材、または、検出器30と基台13が備える係合形状により基台13に固定される。
第6の実施形態に係る計測装置ユニットは、図11に示すように、それぞれがデータ処理装置21a、21bを内包する2つの本体20a、20bが備えられている点において第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と異なる。なお、第6の実施形態に係る計測装置ユニットの他の構成は、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と同様であるから、計測装置ユニットを含めて、第1の実施形態における符号と同一の符号を付すことで説明を省略する。
第7の実施形態に係る計測装置ユニットは、図12および図13に示すように、本体20が内部に水受け板25を備えている。なお、第7の実施形態に係る計測装置ユニットの他の構成は、第1の実施形態に係る計測装置ユニット10と同様であるから、計測装置ユニットを含めて、第1の実施形態における符号と同一の符号を付すことで説明を省略する。図12に示すように、水受け板25を一方向に向けて水平方向に対して下方に傾斜させて配置することにより、本体20内に浸入した水を所望の位置、例えば、一箇所に集めることができる。一方向は、例えば、車両50の前後方向における車両後方に向かう向きである。本体20における、水受け板25の後方端部に対応する位置に排水口26を備えることにより、集められた水を本体20の外部に排出することが可能となる。なお、排水口26には、20内部から外部への流体の移動を許容し、逆向きの流体の移動を許容しない逆止フラップなどの逆流防止機構が備えられていることが望ましい。さらに、図13に示すように、水受け板25に加えて、本体20についても同様にして、車両後方に向かう向きに向かって下方に傾斜させて配置しても良い。この場合には、本体20内に浸入した水を本体20の所望の位置、図13の例では後方、に集めることが可能となり、本体20内におけるデータ処理装置21と浸入した水との干渉をさらに軽減することができる。なお、本体20の底面や水受け板25の表面には、水の移動を促進するために、撥水処理または親水処理が施されていても良い。第7の実施形態においては、本体20を備える計測装置ユニット10を例にとって説明したが、本体20a、20bを備える計測装置ユニット10についても同様に適用され得る。
(1)上記各実施形態において、本体20、20a、20b(以下、本体20を代表的に用いる)と検出器30との間における検出器配線SCVの接続に関し、本体20の接続端子受部の形状並びに端子配置が、複数種類の検出器30が備える異なる接続端子の形状に対応するユニバーサル化されていても良い。あるいは、図14に示すように、本体20の接続端子受部22と検出器30の接続端子303との間に、形状並びに端子配置の相違に対応する変換アダプタ60が配置されていても良い。具体的には、本体20と検出器30とを接続する接続部であり、本体20の接続部、すなわち、接続端子受部22の形状に対応する第1の接続部61と、検出器30の接続部、すなわち、接続端子303の形状に対応する第2の接続部62とを有する接続装置が変換アダプタ60として用いられ得る。これらの場合には、検出器30が備える種々の接続端子に容易に対応することができる。
Claims (11)
- 車両(50)の屋根に搭載して用いられる計測装置ユニット(10)であって、
本体(20)と、
前記本体の周囲に配置されている複数の検出器(30)と、
前記本体および前記複数の検出器を装着するための基台(13、14)と、
を備え、
各前記検出器は、検出部(301)と、前記検出部を制御するための検出部制御装置(300)とを有し、
前記本体は、外部に対して封止され、前記各検出器から得られる検出データを統合するデータ処理を実行するためのデータ処理装置(21)を有する、
計測装置ユニット。 - 車両(50)の屋根に搭載して用いられる計測装置ユニット(10)であって、
外部に対して封止され、検出部(301)を制御するための検出部制御装置(31)を複数内包する本体(20)と、
対応する前記検出部制御装置と接続されている前記検出部を有する複数の検出器(30)であって、前記本体の周囲に配置され着脱可能な複数の検出器とを備える、
計測装置ユニット。 - 請求項2に記載の計測装置ユニットにおいて、
前記本体はさらに、前記複数の検出部制御装置から得られた検出データを処理するためのデータ処理装置であって、車両内に配置されている車両制御装置と通信するデータ処理装置(21)を内包する、計測装置ユニット。 - 請求項2または3に記載の計測装置ユニットはさらに、
前記本体および前記複数の検出器を装着するための基台(13、14)を備える、計測装置ユニット。 - 請求項1または4に記載の計測装置ユニットにおいて、
前記基台は、フレーム構造またはモノコック構造のいずれかの構造を備える、計測装置ユニット。 - 請求項4または5に記載の計測装置ユニットにおいて、
前記基台は、前記複数の検出器を個別に着脱可能にする複数のサブ基台(131)を備える、計測装置ユニット。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の計測装置ユニットはさらに、
前記本体と前記検出器とを接続する接続装置(60)であって、前記本体の接続端子受部(22)の形状に対応する第1の接続部(61)と、前記検出器の接続端子(303)の形状に対応する第2の接続部(62)とを有する、接続装置(60)を備える、計測装置ユニット。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の計測装置ユニットにおいて、
前記本体は、前記検出器が備える検出器配線(SCV)を接続するための接続端子受部(22)であって、防水構造を有する接続端子受部を備える、計測装置ユニット。 - 請求項5に記載の計測装置ユニットにおいて、
前記基台は、フレーム構造により構成され、接続端子受部(135)を一体に備える、計測装置ユニット。 - 車両(50)の屋根に搭載して用いられる計測装置ユニット(10)であって、
本体(20)と、
前記本体の周囲に配置されている複数の検出器(30)と、
前記複数の検出器の少なくとも一部、並びに前記本体を覆う外板(11)とを備え、
各前記検出器は、検出部(301)と、前記検出部を制御するための検出部制御装置(300)とを有し、
前記本体は、外部に対して封止され、前記各検出器から得られる検出データを統合するデータ処理を実行するためのデータ処理装置(21)を有する、
計測装置ユニット。 - 車両(50)の屋根に搭載して用いられる計測装置ユニット(10)であって、
外部に対して封止され、検出部(301)を制御するための検出部制御装置(31)を複数内包する本体(20)と、
対応する前記検出部制御装置と接続されている前記検出部を有する複数の検出器(30)であって、前記本体の周囲に配置され着脱可能な複数の検出器と、
前記複数の検出器の少なくとも一部、並びに前記本体を覆う外板(11)を備える、計測装置ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019207577A JP7294081B2 (ja) | 2019-11-18 | 2019-11-18 | 車載用の計測装置ユニット |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2021081254A JP2021081254A (ja) | 2021-05-27 |
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Family Applications (1)
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JP2019207577A Active JP7294081B2 (ja) | 2019-11-18 | 2019-11-18 | 車載用の計測装置ユニット |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036744A (ja) | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Toyota Motor Corp | 車両用ルーフラックおよび車両 |
JP2016522886A (ja) | 2013-04-11 | 2016-08-04 | グーグル インコーポレイテッド | 車載センサを用いて気象状態を検出する方法及びシステム |
JP2019021605A (ja) | 2017-07-19 | 2019-02-07 | 株式会社デンソー | センサユニット、制御ユニット、電動パワーステアリング装置、ステアリングシステム、および、ステアバイワイヤシステム |
JP2019060680A (ja) | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 三菱電機株式会社 | センサユニットおよび計測車両 |
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