JP7294065B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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本発明は、車両用照明装置に関する。
車両用照明装置の構成を開示した先行技術文献として、特開2005-112006号公報(特許文献1)、特開2009-126212号公報(特許文献2)、特開2019-6147号公報(特許文献3)がある。
特許文献1に記載された車両用照明装置は、車両のボディ外側面に設けられ、車両のボディ横の路面を照明する。車両用照明装置は、光源と、光学部材とを備えている。光学部材は、光源の下方に設けられるている。光学部材は、光源からの光をボディ外側面から外側方へと遠ざける方向に屈折させるように構成されている。
特許文献2に記載された車両用照明装置は、車両に装備される。車両は、スライドドアを備えている。スライドドアは、車室側部の乗降口を開閉する。車両用照明装置は、複数の照明部を備えている。複数の照明部は、乗降口周辺の車室内および車室外の領域を照明する。複数の照明部は、下部照明部と、車内上部照明部とを備えている。下部照明部は、乗員の上半身を照らさないように車両のベルトラインよりも下方の領域を指向するよう照射方向が制限されている。下部照明部は、車外下部照明部と、車内下部照明部とを備えている。車外下部照明部は、ベルトラインよりも下方の車外の領域を指向するよう照射方向が制限されている。車外下部照明部は、車両周辺照明部と、アウタハンドル照明部とを備えている。車両周辺照明部は、乗降口近傍の車外の下方領域を照明する。
特許文献3に記載された車両用照明装置は、開度検出部と、照明部と、制御部とを備えている。開度検出部は、車両のドアまたは窓の開度を検出する。照明部は、車両の室内に配置されている。照明部は、ドアまたは窓に向かって光を照明する。照明部は、開いたドアを通って車外を照明する。制御部は、検出されたドアまたは窓の開度に応じて、照明部の照明範囲および照明位置のいずれか一方もしくは双方を変更する。制御部は、照明部からの光がドアの内側に当たらないように、検出されたドアの開度が大きくなるに従って照明範囲を大きくする。
特開2005-112006号公報 特開2009-126212号公報 特開2019-6147号公報
乗降口から降車しようとする車両の搭乗者は、乗降口から降車しようとするときに、乗降口の下方の位置を上方から見る。このため、当該位置の形状たとえば路面の表面形状の詳細を、搭乗者が把握することは、容易ではない場合がある。また、特許文献1から3に記載された車両照明装置においては、乗降口の下方の位置を照射し得るが、単に上記位置を全体的に照らすものにすぎない。上記位置の詳細な凹凸形状を搭乗者が把握できるようにするため、車両用照明装置には改善の余地がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、乗降口から降車しようとする搭乗者が、乗降口の下方の位置の形状の詳細を容易に把握できる、車両用照明装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく車両用照明装置は、車両の側方に位置する乗降口の下方の位置に光を照射する。車両用照明装置は、第1光源と、第2光源とを備えている。第1光源は、乗降口に取り付けられたドアおよび車両のうちの一方に設けられている。第1光源は、上記位置に複数の第1可視光線を縞状に照射する。第2光源は、上記ドアおよび車両のうちの他方に設けられている。第2光源は、複数の第1可視光線の照射方向と交差する方向から上記位置に複数の第2可視光線を縞状に照射する。上記ドアが開閉する際に、複数の第2可視光線は、上記位置において複数の第1可視光線に対して交差しつつ相対的に移動する。
本発明の一形態においては、第1光源が、車両に設けられている。第1光源から照射される光の方向は、車両に対して固定されている。
本発明の一形態においては、上記ドアが、車両の前後方向に移動可能なスライドドアである。第2光源は、上記ドアに設けられている。第2光源から照射される光の方向が上記ドアに対して固定されていることにより、上記位置における複数の第2可視光線は、上記ドアの開閉動作に伴って車両の前後方向に移動する。
本発明の一形態においては、第1光源が照射する光の色と、第2光源が照射する光の色とが、互いに同一である。
本発明の一形態においては、第1光源および第2光源の少なくとも一方が、乗降口のステップより上方に位置して、上記位置およびステップの各々に光を照射する。
本発明の一形態においては、上記ドアは、車両の前後方向に移動可能なスライドドアである。第1光源は、乗降口における車両の前方側に取り付けられている。第2光源は、上記ドアに取り付けられている。第1光源および第2光源の両方が、乗降口のステップより上方に位置して、上記位置およびステップの各々に光を照射する。
本発明の一形態に基づく車両用照明装置は、検知機構をさらに備えている。検知機構は、車両に取り付けられている。検知機構は車両の前方側または後方側から乗降口に接近する接近物を検知可能である。第1光源および第2光源の各々は、検知機構が接近物の乗降口への接近を検知したときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
本発明の一形態に基づく車両用照明装置は、撮像機構をさらに備えている。撮像機構は、車両に取り付けられている。撮像機構は、上記位置に照射された複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが互いに交差することで形成される網目状の模様を撮像可能である。第1光源および第2光源の各々は、模様が歪んでいると判断されたときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
本発明の一形態に基づく車両用照明装置は、撮像機構をさらに備えている。撮像機構は、車両に取り付けられている。撮像機構は、上記位置に照射された複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とを撮像可能である。第1光源および第2光源の各々は、撮像機構によって撮像することにより測定される上記位置の第1可視光線および第2可視光線の反射率を測定して、第1可視光線および第2可視光線の反射率が閾値を超えているときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
本発によれば、乗降口から降車しようとする搭乗者が、乗降口の下方の位置の形状の詳細を容易に把握できる。
本発明の一実施形態に係る車両用照明装置が組み付けられた車両を側方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る車両用装置装置が組み付けられた車両において、ドアが開いている状態の車両の一部を側方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る車両用装置装置が組み付けられた車両において、車両内方側から車両外方を見た図である。 本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第1の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第2の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第3の状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
なお、図面においては、車両外方および車両内方をそれぞれ矢印X1および矢印X2で示し、車両前方および車両後方をそれぞれ矢印Y1および矢印Y2で示し、車両上方および車両下方をそれぞれ矢印Z1および矢印Z2で示している。車体に取り付けられる前の状態の車両用照明装置に対して、また、車体に取り付けられた後の状態の車両用照明装置に対して、これらの方向を適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置が組み付けられた車両を側方から見た図である。図2は、本発明の一実施形態に係る車両用装置装置が組み付けられた車両において、ドアが開いている状態の車両の一部を側方から見た図である。図3は、本発明の一実施形態に係る車両用装置装置が組み付けられた車両において、車両内方側から車両外方を見た図である。
図1から図3に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置1は、車両2の側方に位置する乗降口3の下方の位置4に光を照射する。乗降口3には、ドア5が取り付けられている。ドア5は、車両2の前後方向に移動可能なスライドドアである。
本実施形態に係る車両用照明装置1は、第1光源10と、第2光源20と、検知機構30と、撮像機構40とを備えている。
図1に示すように、第1光源10は、乗降口3に取り付けられたドア5および車両2のうちの一方に設けられている。具体的には、図2に示すように、第1光源10は、車両2に設けられている。第1光源10は、乗降口3における車両2の前方側に取り付けられている。本実施形態において、第1光源10は、乗降口3における車両2の前方側に位置するアシストグリップ3aの下部に配置されている。
第1光源10から照射される光の方向は、車両2に対して固定されている。第1光源10は、乗降口3のステップ6より上方に位置して、上記位置4およびステップ6の各々に光を照射する。第1光源10からステップ6に照射される光の模様は縞状であってもよい。第1光源10から照射される光は、ドア5を照射しないことが好ましい。第1光源10から上記位置4に照射される光の詳細については後述する。
図1および図2に示すように、第2光源20は、ドア5および車両2のうちの他方に設けられている。具体的には、図2に示すように、第2光源20は、上記ドア5に設けられている。図3に示すように、第2光源20は、ドア5において車両2の前方側の端部に配置されている。本実施形態において、第2光源20は、ドア5に設けられる挟み込み防止用タッチセンサに配される配線を挿入するための挿入口に配置されている。
図2に示すように、第2光源20は、乗降口3のステップ6より上方に位置して、上記位置4およびステップ6の各々に光を照射する。本実施形態においては、第1光源10および第2光源20の少なくとも一方が、乗降口3のステップ6より上方に位置して、上記位置4およびステップ6の各々に光を照射してもよい。第2光源20からステップ6に照射される光の模様は縞状であってもよい。第2光源20は、ドア5を照射しないことが好ましい。また、第2光源20が照射する光の色は、第1光源10が照射する光の色と同一である。
次に、第1光源10および第2光源20から上記位置4に照射される光の詳細について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第1の状態を示す図である。図5は、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第2の状態を示す図である。図6は、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置において、乗降口の下方の位置に、複数の第1可視光線と複数の第2可視光線とが照射されている第3の状態を示す図である。第1の状態から第3の状態がどのような状態であるかについては、後述する。
図2に示した第1光源10は、図4から図6に示すように、上記位置4に複数の第1可視光線11を縞状に照射する。図2に示した第2光源20は、図4から図6に示すように、複数の第1可視光線11の照射方向と交差する方向から上記位置4に複数の第2可視光線21を縞状に照射する。
上記ドア5が開閉する際に、複数の第2可視光線21は、上記位置4において複数の第1可視光線11に対して交差しつつ相対的に移動する。複数の第2可視光線21の各々は、複数の第1可視光線11の各々に対して略直交するように交差することが好ましい。また、上述したように第2光源20から照射される光の方向が上記ドア5に対して固定されていることにより、上記位置4における複数の第2可視光線21は、具体的には、上記ドア5の開閉動作に伴って車両2の前後方向に移動する。本実施形態においては、第1可視光線11および第2可視光線21が上述のように移動することにより、上記位置4の形状を容易に把握できる。たとえば、上記位置4に、段差を有する路面、または、障害物が配置された路面が位置している場合には、それぞれ、段差の形状、または、障害物の形状の詳細を容易に把握できる。
位置4の形状を容易に把握できることについて、より詳細に説明する。具体的には、図4から図6に示すように、位置4に、障害物100が配置された路面が位置している場合について説明する。
複数の第1可視光線11および複数の第2可視光線21は、ドア5が開くことにより、図4に示す第1の状態、図5に示す第2の状態、図6に示す第3の状態の順に変化する。このように、第1の状態から第3の状態にかけて、複数の第2可視光線21は、上記位置4において複数の第1可視光線11に対して交差しつつ相対的に移動することにより、障害物100の表面上において、複数の第2可視光線21が、複数の第1可視光線11に対して交差しつつ相対的に移動する。そうすると、複数の第1可視光線11の各々と複数の第2可視光線21の各々とが互いに交差することで形成される交差点は、複数の第2可視光線21の移動に伴い、複数の第1可視光線11上を移動するように見える。
たとえば、図4から図6に示すように、第1の状態から第3の状態にかけて、1つの第1可視光線11に注目すると、1つの第1可視光線11と複数の第2可視光線21の各々とが互いに交差することによって形成される複数の交差点A1,A2,A3,A4,A5,A6は、障害物100の表面上にて湾曲した第1可視光線11上を移動する。これにより、障害物100の表面上にて湾曲または屈曲した第1可視光線11の形状が複数の交差点によって強調される。
さらに、上記の複数の交差点A1,A2,A3,A4,A5,A6の移動に注目することにより、複数の交差点A1,A2,A3,A4,A5,A6の各々が位置する第2可視光線21の移動を、視覚的に追いやすくなる。すなわち、障害物100の表面上にて湾曲または屈曲した第2可視光線21の形状の変化を、視覚的に追いやすくなる。
このように、本実施形態においては、複数の第2可視光線21が、複数の第1可視光線11に対して相対的に上記のように移動することにより、障害物100の表面形状を容易に把握することが可能になる。すなわち、乗降口3から降車しようとする搭乗者が、乗降口3の下方の位置4の形状の詳細を容易に把握できる。
以下、検知機構30および撮像機構40について説明する。図1に示すように、検知機構30は、車両2に取り付けられている。検知機構30の取り付けられる位置は特に限定されないが、検知機構30は、車両後方側に取り付けられる。検知機構30は、たとえば、ブラインドスポットモニタシステムで用いられるセンサであってもよい。
検知機構30は、車両2の前方側または後方側から乗降口3に接近する接近物を検知可能である。本実施形態において、検知機構30は、車両2の後方側から乗降口3に接近する接近物を検知可能である。図2に示す第1光源10および第2光源20の各々は、検知機構30が接近物の乗降口3への接近を検知したときに、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
具体的には、ドア5が開いている状態で、かつ、第1光源10および第2光源から光が照射されている状態のときに、検知機構30が上記接近物を検知すると、検知機構30から、検知機構30に接続された図示しない情報処理装置に送信される。当該情報処理装置は、第1光源10および第2光源20の各々にも接続されている。当該情報処理装置が検知機構30から信号を受信した場合、情報処理装置は、第1可視光線11および複数の第2可視光線21の各々に信号が送信される。当該信号を受信した第1光源10および第2光源20の各々は、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
図1に示すように、撮像機構40は、車両2に取り付けられている。撮像機構40の取り付けられる位置は特に限定されないが、撮像機構40は、たとえば車両2のサイドミラー7の下部に設けられたサイドモニタであってもよい。
撮像機構40は、上記位置4に照射された複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線21とを撮像可能である。具体的には、撮像機構40は、上記位置4に照射された複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線21とが互いに交差することで形成される網目状の模様を撮像可能である。
そして、撮像機構40によって撮像された上記網目に基づき、第1光源10および第2光源20の各々は、模様が歪んでいると判断されたときに、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
具体的には、ドア5が開いている状態で、かつ、第1光源10および第2光源から光が照射されている状態のときに、撮像機構40は、上記模様の撮像を継続して行う。そして、撮像のデータが信号として、撮像機構40に接続された図示しない情報処理装置に送信される。なお、当該情報処理装置は、撮像機構40、第1光源10および第2光源20の各々に接続されている。当該情報処理装置は、検知機構30に接続された情報処理装置であってもよい。そして、当該情報処理装置において、受信した上記信号に基づき、撮像機構40により撮像された模様と、予め記憶された基準模様とを、断続的または連続的に比較し続ける。なお、基準模様とは、複数の第1可視光線11および複数の第2可視光線21の各々が、平面上に照射されることで形成される模様である。そして、撮像機構40により撮像された模様と、基準模様との差分を数値化したときに、当該数値が閾値を超えた場合、上記情報処理装置から第1可視光線11および複数の第2可視光線21の各々に信号が送信される。当該信号を受信した第1光源10および第2光源20の各々は、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
さらに、本実施形態において、第1光源10および第2光源20の各々は、撮像機構40によって撮像することにより測定される上記位置4の第1可視光線11および第2可視光線21の反射率を測定して、第1可視光線11および第2可視光線21の反射率が閾値を超えているときに、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
具体的には、ドア5が開いている状態で、かつ、第1光源10および第2光源から光が照射されている状態のときに、撮像機構40は、第1可視光線11および第2可視光線21の撮像を継続して行う。そして、撮像のデータが信号として、上記情報処理装置に送信される。当該情報処理装置においては、受信した上記信号に基づき、撮像機構40により撮像された第1可視光線11および第2可視光線21のデータから、第1可視光線11および第2可視光線21の反射率を、断続的または連続的に計測し続ける。そして、第1可視光線11および第2可視光線21の反射率が閾値を超えたときに、上記情報処理装置から第1可視光線11および複数の第2可視光線21の各々に信号が送信される。当該信号を受信した第1光源10および第2光源20の各々は、上記位置4に、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
上記のように、本発明の一実施形態に係る車両用照明装置1は、車両2の側方に位置4する乗降口3の下方の位置4に光を照射する。車両用照明装置1は、第1光源10と、第2光源20とを備えている。第1光源10は、乗降口3に取り付けられたドア5および車両2のうちの一方に設けられている。第1光源10は、上記位置4に複数の第1可視光線11を縞状に照射する。第2光源20は、上記ドア5および車両2のうちの他方に設けられている。第2光源20は、複数の第1可視光線11の照射方向と交差する方向から上記位置4に複数の第2可視光線21を縞状に照射する。上記ドア5が開閉する際に、複数の第2可視光線21は、上記位置4において複数の第1可視光線11に対して交差しつつ相対的に移動する。
上記の構成により、乗降口3から降車しようとする搭乗者が、乗降口3の下方の位置4の形状の詳細を容易に把握できる。
本発明の一実施形態においては、第1光源10が、車両2に設けられている。第1光源10から照射される光の方向は、車両2に対して固定されている。
上記の構成により、固定された複数の第1可視光線11の各々に沿って、複数の第1可視光線11と複数の第2の可視光線との交差点が移動する。このため、交差点が複雑に変位することによって乗降口3から降車しようとする搭乗者が混乱することなく、搭乗者が上記位置4の形状の詳細をより容易に把握できる。
本発明の一実施形態においては、上記ドア5が、車両2の前後方向に移動可能なスライドドアである。第2光源20は、上記ドア5に設けられている。第2光源20から照射される光の方向が上記ドア5に対して固定されていることにより、上記位置4における複数の第2可視光線21は、上記ドア5の開閉動作に伴って車両2の前後方向に移動する。
上記の構成により、複数の第1可視光線11の延在方向および複数の第2可視光線21の延在方向の各々が、第2可視光線21の移動方向と交差するため、複数の第2可視光線21の移動に伴う、複数の第1可視光線11と複数の第2の可視光線との交差点の移動量が大きくなる。さらには、複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線との交差角度が、上記の移動中も維持される。これにより、搭乗者が上記位置4の形状の詳細をより容易に把握できる。
本発明の一実施形態においては、第1光源10が照射する光の色と、第2光源20が照射する光の色とが、互いに同一である。
上記の構成により、複数の第1可視光線11および複数の第2可視光線21の各々の色と、複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線21との交差点の色とが互いに同一となる。これにより、上記交差点のみに注意が惹きつけられて、上記位置4の形状の詳細の把握が阻害されることが抑制できる。
本発明の一実施形態においては、第1光源10および第2光源20の少なくとも一方が、乗降口3のステップ6より上方に位置して、上記位置4およびステップ6の各々に光を照射する。
上記の構成により、搭乗者が上記位置4の形状のみならずステップ6の状態も把握できるため、より安全に乗降口3から降車することができる。
本発明の一実施形態においては、上記ドア5は、車両2の前後方向に移動可能なスライドドアである。第1光源10は、乗降口3における車両2の前方側に取り付けられている。第2光源20は、上記ドア5に取り付けられている。第1光源10および第2光源20の両方が、乗降口3のステップ6より上方に位置して、上記位置4およびステップ6の各々に光を照射する。
上記の構成により、搭乗者が乗降口3から降りようとするときに、搭乗者によって第1光源10および第2光源20のいずれか一方からの光が遮断されても、ステップ6に光を照射することができる。
本発明の一実施形態に基づく車両用照明装置1は、検知機構30をさらに備えている。検知機構30は、車両2に取り付けられている。検知機構30は車両2の前方側または後方側から乗降口3に接近する接近物を検知可能である。第1光源10および第2光源20の各々は、検知機構30が接近物の乗降口3への接近を検知したときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
上記の構成により、車両2に接近する接近物が、乗降口3に向かって接近していることを、車内に位置する搭乗者が視覚的に認識することができる。さらに、接近物に対しても、乗降口3から搭乗者が降車しようとしていることを警告することができる。
本発明の一実施形態に基づく車両用照明装置1は、撮像機構40をさらに備えている。撮像機構40は、車両2に取り付けられている。撮像機構40は、上記位置4に照射された複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線21とが互いに交差することで形成される網目状の模様を撮像可能である。第1光源10および第2光源20の各々は、模様が歪んでいると判断されたときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
上記の構成により、乗降口3から降車しようとする搭乗者が、上記模様の形状から上記位置4の形状を把握できることに加え、上記位置4に比較的大きい凹凸形状を有する路面または障害物が位置していることを容易に認識できる。
本発明の一実施形態に基づく車両用照明装置1は、撮像機構40をさらに備えている。撮像機構40は、車両2に取り付けられている。撮像機構40は、上記位置4に照射された複数の第1可視光線11と複数の第2可視光線21とを撮像可能である。第1光源10および第2光源20の各々は、撮像機構40によって撮像することにより測定される上記位置4の第1可視光線11および第2可視光線21の反射率を測定して、第1可視光線11および第2可視光線21の反射率が閾値を超えているときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する。
上記の構成により、乗降口3から降車しようとする搭乗者が、上記位置4の形状の詳細を把握できるとともに、上記位置4が濡れていることを把握することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両用照明装置、2 車両、3 乗降口、3a アシストグリップ、4 位置、5 ドア、6 ステップ、7 サイドミラー、10 第1光源、11 第1可視光線、20 第2光源、21 第2可視光線、30 検知機構、40 撮像機構、100 障害物。

Claims (9)

  1. 車両の側方に位置する乗降口の下方の位置に光を照射する車両用照明装置であって、
    前記乗降口に取り付けられたドアおよび前記車両のうちの一方に設けられ、前記位置に複数の第1可視光線を縞状に照射する第1光源と、
    前記ドアおよび前記車両のうちの他方に設けられ、前記複数の第1可視光線の照射方向と交差する方向から前記位置に複数の第2可視光線を縞状に照射する第2光源とを備え、
    前記ドアが開閉する際に、前記複数の第2可視光線が前記位置において前記複数の第1可視光線に対して交差しつつ相対的に移動する、車両用照明装置。
  2. 前記第1光源は、前記車両に設けられており、
    前記第1光源から照射される光の方向が前記車両に対して固定されている、請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記ドアは、前記車両の前後方向に移動可能なスライドドアであり、
    前記第2光源は前記ドアに設けられ、かつ、前記第2光源から照射される光の方向が前記ドアに対して固定されていることにより、前記位置における前記複数の第2可視光線は、前記ドアの開閉動作に伴って前記車両の前後方向に移動する、請求項1または請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記第1光源が照射する光の色と、前記第2光源が照射する光の色とが、互いに同一である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記第1光源および前記第2光源の少なくとも一方が、前記乗降口のステップより上方に位置して、前記位置および前記ステップの各々に光を照射する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
  6. 前記ドアは、前記車両の前後方向に移動可能なスライドドアであり、
    前記第1光源は、前記乗降口における前記車両の前方側に取り付けられており、
    前記第2光源は前記ドアに取り付けられており、
    前記第1光源および前記第2光源の両方が、前記乗降口の前記ステップより上方に位置して、前記位置および前記ステップの各々に光を照射する、請求項5に記載の車両用照明装置。
  7. 前記車両の前方側または後方側から前記乗降口に接近する接近物を検知可能であって、前記車両に取り付けられた検知機構をさらに備え、
    前記第1光源および前記第2光源の各々は、前記検知機構が前記接近物の前記乗降口への接近を検知したときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
  8. 前記位置に照射された前記複数の第1可視光線と前記複数の第2可視光線とが互いに交差することで形成される網目状の模様を撮像可能であって、前記車両に取り付けられた撮像機構をさらに備え、
    前記第1光源および前記第2光源の各々は、前記模様が歪んでいると判断されたときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
  9. 前記位置に照射された前記複数の第1可視光線と前記複数の第2可視光線とを撮像可能であって、前記車両に取り付けられた撮像機構をさらに備え、
    前記第1光源および前記第2光源の各々は、前記撮像機構によって撮像することにより測定される前記位置の前記第1可視光線および前記第2可視光線の反射率を測定して、前記第1可視光線および前記第2可視光線の反射率が閾値を超えているときに、点滅光を照射する、または、通常時とは異なる色の光を照射する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
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