JP7294009B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、メンブレンの変形による歪を抵抗変化により検出する圧力センサに関する。
圧抵抗効果(ピエゾ抵抗効果ともいう)を利用して、メンブレン(ダイアフラムともいう)の歪を抵抗変化により検出する圧力センサが知られている。このような圧力センサでは、メンブレンの変形による歪を、メンブレン上に設けられた抵抗体の抵抗変化により検出する。
また、近年、圧力センサの低消費電力化が求められており、たとえば、圧力センサに含まれるブリッジ回路への電力供給を、パルス駆動によって間欠的に行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、間欠的に電力供給を行う圧力センサでは、電力供給がOFFのタイミングでは発生した瞬間的な圧力異常を検出できないという課題を有している。
特開平6-194243号公報
本発明は、低消費電力化が可能であって、圧力変化の検出漏れを防止可能な圧力センサを提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る圧力センサは、
圧力に応じた変形を生じるメンブレンと、
前記メンブレン上において所定の歪特性を生じる第1歪位置に配置される第1抵抗体及び第3抵抗体と、前記第1歪位置とは異なる方向の歪特性を生じる第2歪位置に配置される第2抵抗体および第4抵抗体とを含み、ブリッジ回路を形成して歪を検出する第1回路と、
前記メンブレンにおける前記第1歪位置又は前記第2歪位置と同方向の歪特性を生じる位置に配置される第5抵抗体を含み、前記第1回路とは独立して歪を検出可能な第2回路と、を有する。
本発明に係る圧力センサでは、圧力の変化を検出するブリッジ回路とは独立して歪を検出可能な第2回路を有するため、たとえ第1回路に電力が供給されていなくても、第2回路がメンブレンの発生した歪を検出することができる。また、第2回路が有する第5抵抗体は、メンブレンにおいて、第1回路の第1~第4抵抗体が配置される第1歪位置若しくは第2歪位置、又はこれらと同方向の歪特性を生じる位置に配置されるため、圧力センサが検出すべき圧力変化が生じたことを精度良く検出できる。したがって、本発明に係る圧力センサは、第2回路により圧力変化の検出漏れを防止しつつ、第1回路への電力供給を低減して低消費電力化が可能である。
また、たとえば、本発明に係る圧力センサは、前記第2回路からの検出信号を用いて、前記第1回路への電力供給を切り換える切換部を有してもよい。
このような圧力センサは、たとえば、第2回路が信号を検出しない間は第1回路への電力供給を停止させることにより、低消費電力化が可能である。また、たとえば、第2回路が信号を検出したことをトリガーとして第1回路への電力供給を再開させることにより、圧力変化の検出漏れを防止できる。
また、たとえば、前記第5抵抗体の少なくとも一部は、前記メンブレン上において前記第2歪位置より外周側に位置する前記第1歪位置に配置されていてもよい。
第1歪位置は、第2歪位置より外周側に位置するため、第5抵抗体を配置可能なスペースが、第2歪位置より広い。したがって、このような圧力センサは、比較的サイズが大きく抵抗値の高い第5抵抗体を、第2回路に用いることが可能であり、第2回路での消費電力を効果的に低減できる。
また、たとえば、前記第5抵抗体は、薄膜による薄膜抵抗体を複数有してもよく、
前記第2回路は、前記薄膜抵抗体同士を直列接続する接続部を有してもよい。
第2回路が、複数の薄膜抵抗体による第5抵抗体と、これを直列接続する接続部とを有することにより、第5抵抗体の抵抗値を高め、第2回路での消費電力を効果的に低減できる。また、薄膜抵抗体を用いた圧力センサは、抵抗値の異なる複数の薄膜抵抗体を効率的にメンブレン上に形成して製造することが可能であり、生産性が良好である。
また、たとえば、前記第5抵抗体は、前記メンブレン上において前記第2歪位置より外周側に位置する前記第1歪位置に配置されている薄膜による第1薄膜抵抗体と、前記メンブレン上において前記第1歪位置とは異なる大きさであるが同方向の歪を生じる第3歪領域に配置されている薄膜による第2薄膜抵抗体と、を有してもよく、
前記第2回路は、前記第1薄膜抵抗体と前記第2薄膜抵抗体とを直列接続する接続部を有してもよい。
このような圧力センサは、第1歪位置だけでなく、第1歪位置とは異なる大きさであるが同方向の歪を生じる第3歪領域を用いて、第5抵抗体を配置することにより、第5抵抗体の抵抗値を高め、第2回路での消費電力を、より効果的に低減できる。
前記第5抵抗体の抵抗値は、前記メンブレンに変形が生じていない状態において、前記第1~第4抵抗体のいずれの抵抗値より高くてもよい。
このような第5抵抗体を有することにより、第2回路での消費電力を効果的に低減できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサの模式断面図である。 図2は、第1実施形態に係る圧力センサにおける抵抗体および電極部の配置を示す概念図である。 図3は、第1実施形態に係る圧力センサを用いて形成される回路の一例を示す概念図である。 図4は、第1実施形態に係る圧力センサから出力される信号出力と歪または圧力との関係を表す概念図である。 図5は、第2実施形態に係る圧力センサを用いて形成される回路の一例を示す概念図である。 図6は、第2実施形態に係る圧力センサから出力される信号出力と歪または圧力との関係を表す概念図である。 図7は、第3実施形態に係る圧力センサにおける抵抗体および電極部の配置と、圧力センサで形成される回路の一例を示す概念図である。 図8は、第4実施形態に係る圧力センサにおける抵抗体および電極部の配置と、圧力センサで形成される回路の一例を示す概念図である。 図9は、第5実施形態に係る圧力センサにおける抵抗体および電極部の配置と、圧力センサで形成される回路の一例を示す概念図である。 図10は、本発明の第6実施形態に係る圧力センサの模式断面図である。 図11は、本発明の実施例に係る圧力センサを用いて形成した回路を示す概念図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1は、本発明に係る圧力センサ10の概略断面図である。圧力センサ10は、圧力に応じた変形を生じるメンブレン22を有する。図1に示す実施形態では、ステム20の上底が、メンブレン22になっている。圧力センサ10は、メンブレン22を有するステム20の他に、ステム20へ圧力を伝える流路12bが形成されている接続部材12、接続部材12に対してステム20を固定する抑え部材14、メンブレン22上の電極部などに対して配線される基板部70などを有する。
図1に示すように、接続部材12の外周には、圧力センサ10を測定対象に対して固定するためのねじ溝12aが形成されている。ねじ溝12aを介して圧力センサ10を固定することにより、接続部材12の内部に形成されている流路12bは、測定対象である圧力室に対して気密に連通する。
図1に示すように、ステム20は、有底(上底)筒状の外形状を有しており、接続部材12における流路12bの一方の端部に設けられる。ステム20は、開口部側にフランジ部21が設けられており、抑え部材14と接続部材12との間にフランジ部21が挟み込まれることにより、接続部材12に対して固定される。ステム20の開口部と接続部材12の流路12bとは、抑え部材14を用いて気密に連結されており、測定対象の圧力が、ステム20のメンブレン22に伝えられる。
ステム20の上底であるメンブレン22は、側壁など、ステム20における他の部分に比べて肉薄になっており、流路12bから伝えられる圧力に応じた変形を生じる。メンブレン22は、圧力流体に接触する内面22aと、内面22aとは反対側の外面22bとを有しており、メンブレン22の外面22b側には、後述する第1回路32、第2回路34(図2参照)や電極部などが設けられる。
抑え部材14には、メンブレン22の外面22bに形成された第1回路32および第2回路34に対して電気的に接続される配線や電極部などを有する基板部70が固定されている。基板部70の電極部とメンブレン22上の電極部とは、ワイヤボンディングなどにより形成される接続配線92などを介して、電気的に接続されている。基板部70はリング状の外形状を有しており、ステム20は、基板部70の中央に形成される貫通穴を挿通している。
図2は、第1実施形態に係る圧力センサ10における抵抗体および電極部の配置を示す概念図である。図2の上部は、ステム20の模式断面図であり、図2の下部は、メンブレン22の外面22b側である上方側からステム20を見た概略平面図である。
図2に示すように、圧力センサ10は、ブリッジ回路を形成して歪を検出する第1回路32と、第1回路32とは独立して歪を検出可能な第2回路34とを有する。第1回路32と、第2回路34とは、メンブレン22の外面22bに形成されている。
図2下部の概略平面図に示されるように、第1回路32は、第1抵抗体R1と、第2抵抗体R2と、第3抵抗体R3と、第4抵抗体R4とを含む。第1~第4抵抗体R1~R4は、メンブレン22の内面22aに加えられる圧力に応じて所定の歪特定を生じる第1歪位置である第1円周24上と、第1歪位置とは異なる方向の歪特性を生じる第2歪位置である第2円周26上とに、分けて配置されている。
図2に示すように、第1円周24は、第2円周26より大きい半径を有する円の円周であり、メンブレン22において、第1円周24は、第2円周26より外周側に位置する。たとえば、メンブレン22が内面22aから所定の正圧を受けた場合に、第1円周24上では負の歪-ε(圧縮歪)を生じるのに対して、第2円周26では正の歪+ε(引張歪)を生じる。このように、第1歪位置である第1円周24上における歪特性と、第2歪位置である第2円周26上における歪特性は、互いに異なる方向(符号が異なり打ち消しあう関係)であることが好ましい。
第1回路32に含まれる第1~第4抵抗体R1~R4のうち、第1抵抗体R1および第3抵抗体R3は、第1円周24上に配置されている。これに対して、第1回路32に含まれる第1~第4抵抗体R1~R4のうち、第2抵抗体R2および第4抵抗体R4は、第2円周26上に配置されている。
図3は、圧力センサ10を用いて形成される回路の一例を示す概念図である。図3に示すように、第1回路32に含まれる第1~第4抵抗体R1~R4は、ブリッジ回路を形成している。第1回路32の出力信号S1は、アンプ73を介して、マイクロプロセッサ80の圧力信号入力部82に入力される。図2に示すように、メンブレン22上には、第1回路32に対して電力を供給し、または、第1回路32の出力信号S1を伝えるための第1電極部41~44が形成されている。第1回路32は、第1電極部41~44および接続配線92(図1参照)を介して、基板部70に電気的に接続されている。
図2下部の概略平面図に示されるように、第2回路34は、第1歪位置である第1円周24上に配置されている第5抵抗体R5を含む。なお、第2回路34の第5抵抗体R5は、第2円周26上に配置されていてもよいが、第2円周26より外周側に位置する第1円周24上に配置されるほうが、第5抵抗体R5の抵抗値を大きくする観点から好ましい。第1円周24上のほうが、第5抵抗体R5を配置可能なスペースが広いためである。特に、第5抵抗体R5が薄膜による薄膜抵抗体(後述)である場合は、配置スペースが広いほど第5抵抗体R5の抵抗値を大きくできる。また、第5抵抗体R5の一部又は全部は、第1円周24と同方向の歪特性を生じるが、第1円周24とは異なる大きさの歪を生じる位置に配置されていてもよい。
図2に示すように、第5抵抗体R5は、第1円周24上に配置されており薄膜による第1薄膜抵抗体R51を複数有している。また、第2回路34は、第1薄膜抵抗体R51同士を接続する接続部35を有しており、複数の第1薄膜抵抗体R51は、接続部35によって直列接続されることにより、第5抵抗体R5を構成している。
第2回路34は、少なくともメンブレン22上では第1回路32に対して接続しておらず、第1回路32とは独立して歪を検出可能である。図2に示すように、メンブレン22上には、第2回路34に対して電力を供給し、第2回路34の検出信号S2を伝えるための第2電極部46、47が形成されている。
図3に示すように、第5抵抗体R5を有する第2回路34からの検出信号S2は、マイクロプロセッサ80の圧力信号入力部82に入力される。図3に示すように、圧力センサ10は、第1回路32への電力供給を切り換える切換部72を有する。なお、図3に示すマイクロプロセッサ80、切換部72、およびアンプ73は、たとえば、基板部70に配置することができるが、これらの配置場所は特に限定されない。
切換部72は、基板部70(図1参照)に配置されるスイッチを有し、スイッチがONになると第1回路32へ電力が供給され、スイッチがOFFになると第1回路32への電力供給が停止される。切換部72のON/OFFは、マイクロプロセッサ80のスイッチ制御部81によって制御される。
スイッチ制御部81は、第2回路34からの検出信号S2を用いて、切換部72を制御する。図4は、図3に示す回路を有する圧力センサ10における、検出信号S2と出力信号S1の出力結果の一例を表すグラフである。なお、図4に示すグラフの横軸は、第5抵抗体R5に生じる歪又はメンブレン22が受ける圧力を表す。また、図4に示すグラフは、第5抵抗体R5に正の歪が生じる場合を想定しているが、図2に示すように、第5抵抗体R5に負の歪が生じる場合であっても、たとえば歪を絶対値とすれば同様に考えることができる。
図4の左側の領域に示すように、圧力センサ10の測定対象である圧力流体の圧力が低く、第5抵抗体R5に生じる歪が所定値X1より小さい場合、第2回路34で検出される検出信号S2の出力値は、所定値Y1より小さい。図3に示すスイッチ制御部81は、検知信号入力部83を介して、検出信号S2が所定値Y1より小さいことを認識し、切換部72のスイッチをOFFの状態に維持する。
図3に示す切換部72のスイッチがOFFの状態では、第1回路32に電力が供給されない。そのため、図4に示すように、第1回路32は歪を検出せず、第1回路32からの出力信号S1の値は変化しない。なお、電力供給のON/OFFを切り換える所定値X1は、圧力センサ10による圧力検出が不要な範囲の上限か、又は圧力検出が不要な範囲の上限より小さい値に設定される。
図4の右側の領域に示すように、圧力センサ10の測定対象である圧力流体の圧力が高く、第5抵抗体R5に生じる歪が所定値X1以上である場合、第2回路34で検出される検出信号S2の出力値は、所定値Y1以上となる。図3に示すスイッチ制御部81は、検知信号入力部83を介して、検出信号S2が所定値Y1以上であることを認識し、切換部72のスイッチをONの状態に維持する。
図3に示す切換部72のスイッチがONの状態では、第1回路32に電力が供給される。そのため、図4に示すように、第1回路32は圧力によって生じる第1~第4抵抗体R1~R4の歪を検出し、第1回路32からの出力信号S1の値は、歪および圧力によって変化する。このように、圧力センサ10では、第5抵抗体R5に生じる歪が所定値X1より小さい場合にはブリッジ回路を形成する第1回路32には電力が供給されない。そのため、圧力センサ10は、低消費電力化を実現できる。また、圧力センサ10は、第2回路34を用いて、常に測定対象の圧力を検出しているため、瞬間的な圧力上昇が生じた場合であっても、切換部72による電力供給を適切に切り換え、圧力変化の検出漏れを防止できる。
第2回路34による圧力の検出精度は、切換部72による電力供給を適切に切り換えられる程度であれば足り、ブリッジ回路を形成する第1回路32による圧力の検出精度より低くてもよい。また、第2回路34における第5抵抗体R5の抵抗値は、歪が生じていない状態において、第1回路32に含まれる第1~第4抵抗体R1~R4のいずれの抵抗値より高いことが、第2回路34を流れる電流値を小さくして、第2回路34での消費電力を低減する観点から好ましい。
図2に示すようなメンブレン22を有するステム20およびメンブレン22上に設けられる第1回路32および第2回路34は、たとえば、以下のようにして作製される。まず、メンブレン22を有するステム20を機械加工により作製する。ステム20の材質は、適切な弾性変形を生じるものであれば特に限定されず、例えばステンレスなどの金属や合金が挙げられる。
次に、メンブレン22の上に、絶縁膜を挟んで半導体薄膜または金属薄膜を形成し、これらの薄膜に対してレーザー加工や、スクリーン印刷のような半導体加工技術による微細加工などを行うことにより、図2に示すような第1~第4抵抗体R1~R4を含む第1回路32、第5抵抗体R5を含む第2回路34、第1電極部41~44および第2電極部46、47を形成する。なお、必要に応じて、第1回路32や第2回路34の上表面など、第1および第2電極部41~44、46、47以外の部分には、絶縁性の表面層が形成されてもよい。
第2実施形態
図5は、第2実施形態に係る圧力センサ110を用いて形成される回路の一例を示す概念図である。第2実施形態に係る圧力センサ110は、基板部70に配置される切換部172およびマイクロプロセッサ180が異なることを除き、第1実施形態に係る圧力センサ10と同様である。第2実施形態に係る圧力センサ110については、第1実施形態に係る圧力センサ10との相違点のみ説明をおこない、共通点の説明は省略する。
圧力センサ110は、メンブレン22上に形成される第1回路32および第2回路34については、図2に示す圧力センサ10と同様である。しかしながら、第1実施形態に係る圧力センサ10の切換部72が、マイクロプロセッサ80のスイッチ制御部81によって制御されるのに対して、圧力センサ110の切換部172は、これとは異なる。すなわち、圧力センサ110の切換部172は、図5に示す抵抗Rо1、Rо2、Rо3、Rо4と、コンパレータ176と、トランジスタ175による回路により実現されている。
図5に示す切換部72では、電源電圧VDDから第1回路32への入り口にトランジスタ175が配置されており、トランジスタ175によって、第1回路32への電力の供給が切り換えられる。トランジスタ175の3番目の端子には、コンパレータ176によって2値化された検出信号S2が入力される。これにより、第1回路32への電力供給のON/OFFが、第2回路34からの検出信号S2を用いて切り換えられる。
図5に示す圧力センサ110も、図3に示す圧力センサ10と同様に、図4に示すように、所定の圧力以上の場合のみに第1回路32に対して電力供給を行うように、電力供給の切り換えを行うことができる。また、圧力センサ110は、コンパレータ176への入力を入れ替えることにより、図6に示すように、所定の圧力より低い圧力の場合のみに第1回路32に対して電力供給を行うように、電力供給の切り換えを行うことができる。
図6は、図5に示す回路を有する圧力センサ110における、検出信号S2と出力信号S1の出力結果の一例を表すグラフである。なお、図6に示すグラフの横軸は、第5抵抗体R5に生じる歪又はメンブレン22が受ける圧力を表しており、図6に示すグラフは、図4と同様に、第5抵抗体R5に正の歪が生じる場合を想定している。
図6の左側の領域に示すように、圧力センサ10の測定対象である圧力流体の圧力が低く、第5抵抗体R5に生じる歪が所定値X1より小さい場合、第2回路34で検出される検出信号S2の出力値は、所定値Y1より小さい。図5に示すトランジスタ175の3番目の端子には、コンパレータ176を介してHiに変換された検出信号S2が入力し、トランジスタ175は、電源電圧VDDによる第1回路32への電力供給を可能にする。
この状態では、図6の左側の領域に示すように、第1回路32は圧力によって生じる第1~第4抵抗体R1~R4の歪を検出し、第1回路32からの出力信号S1の値は、流体の圧力に応じて変化する。
図6の右側の領域に示すように、圧力センサ10の測定対象である圧力流体の圧力が高く、第5抵抗体R5に生じる歪が所定値X1以上である場合、第2回路34で検出される検出信号S2の出力値は、所定値Y1以上となる。図5に示すトランジスタ175の3番目の端子には、コンパレータ176を介してLowに変換された検出信号S2が入力し、トランジスタ175は、電源電圧VDDによる第1回路32への電力供給を不可能にする。
この状態では、第1回路32に電力が供給されない。そのため、図6の右側の領域に示すように、第1回路32は歪を検出せず、第1回路32からの出力信号S1の値は変化しない。なお、電力供給のON/OFFを切り換える所定値X1は、圧力センサ10による圧力検出が必要な範囲の上限か、又は圧力検出が必要な範囲の上限より大きい値に設定される。
第2実施形態に係る圧力センサ110は、第1回路32と共通の電源電圧VDDを用いて第2回路134を駆動させるため、第2回路134の第5抵抗体R5に加える電圧を別途生成する必要がない。また、圧力センサ110は、切換部172をシンプルな回路によって実現しているため、切換部172の動作信頼性が高く、また、出力信号S1を処理するマイクロプロセッサ180の演算量を抑制できる。
第3実施形態
図7は、第3実施形態に係る圧力センサ210における第1回路32、第2回路134および電極部の配置と、第1回路32および第2回路134の等価回路を示す概念図である。第3実施形態に係る圧力センサ210は、第2回路134の第5抵抗体R15が、第1部分R15-1と第2部分R15-2を有している点が異なることを除き、第1実施形態に係る圧力センサ10と同様である。第3実施形態に係る圧力センサ210については、第1実施形態に係る圧力センサ10との相違点のみ説明をおこない、共通点の説明は省略する。
図7(a)に示すように、第2回路134の第5抵抗体R15は、第1円周24上の2か所に分けて配置される第1部分R15-1と第2部分R15-2とを有する。第1部分R15-1と第2部分R15-2は、図2に示す第5抵抗体R5と同様であり、3つの第1薄膜抵抗体R51が接続部35によって直列接続された構造を有する(図2参照)。
図7(a)に示すように、第1円周24において、第1部分R15-1と第2部分R15-2との間には、第1回路32の第1抵抗体R1と第3抵抗体R3とが配置される。第1部分R15-1と第2部分R15-2とは、第2電極部148、146を介して電気的に接続される。
図7(a)および図7(b)に示すように、圧力センサ210の第1回路32によって形成されるブリッジ回路は、圧力センサ10の第1回路32と同様である。図7(c)に示すように、圧力センサ210の第2回路134に含まれる第5抵抗体R15は、第1部分R15-1と第2部分R15-2とを接続部35によって直列接続して構成される。なお、接続部35は、図1に示す基板部70を経由するものであってもよく、メンブレン22上でダイレクトに接続するものであってもかまわない。図7に示す第2電極部149、147の一方が検知信号入力部83(図3参照)に接続され、他方が接地される。
第3実施形態に係る圧力センサ210は、第5抵抗体R15を第1円周24上の2か所に分けて配置することにより、第5抵抗体R15の抵抗値を高め、第2回路134の消費電力を低減することができる。また、第5抵抗体R15が、第1回路32の第1抵抗体R1および第3抵抗体R3と同じ第1円周24上に配置されるため、圧力センサ210は、電力供給を切り換える圧力および歪を、精度良く検出することができる。その他、第3実施形態に係る圧力センサ210は、圧力センサ10と同様の効果を奏する。
第4実施形態
図8は、第4実施形態に係る圧力センサ310における第1回路32、第2回路334および電極部の配置と、第1回路32および第2回路334の等価回路を示す概念図である。第4実施形態に係る圧力センサ310は、第2回路334の第5抵抗体R25が、第1部分R25-1と第2部分R25-2と第3部分R25-3とを有している点が異なることを除き、第1実施形態に係る圧力センサ10と同様である。第3実施形態に係る圧力センサ310については、第1実施形態に係る圧力センサ10との相違点のみ説明をおこない、共通点の説明は省略する。
図8(a)に示すように、第2回路334の第5抵抗体R25は、第1歪位置である第1円周24上と、メンブレン22上において第1円周24上とは異なる大きさ(例えば1/2)であるが同じ方向(たとえば圧縮)の歪を生じる第3歪領域としての第3円周327上および第4円周328上の3か所に分けて配置される。第5抵抗体R25のうち、第1円周24上に配置されている第1部分R25-1は、図2に示す第5抵抗体R5と同様であり、3つの第1薄膜抵抗体R51が接続部35によって直列接続された構造を有する(図2参照)。
図8(a)に示すように、第5抵抗体R25のうち、第3円周327上に配置されている第2部分R25-2は、薄膜による第2薄膜抵抗体R52が接続部によって直列接続された構造を有する。同様に、第5抵抗体R25のうち、第4円周328上に配置されている第3部分R25-3は、薄膜による第3薄膜抵抗体R53が接続部によって直列接続された構造を有する。
図8(a)に示すように、第3円周327は、第1円周24より内周側に位置し、第4円周328は第1円周24より外周側に位置するが、いずれも第1円周24上と同じ方向の歪を生じる。図8(c)に示すように、圧力センサ310の第2回路334は、第1薄膜抵抗体R51による第1部分R25-1と第2薄膜抵抗体R52による第2部分R25-2とを直列接続する接続部337を有する。また、圧力センサ310の第2回路334は、第1薄膜抵抗体R51による第1部分R25-1と第3薄膜抵抗体R53による第3部分R25-3とを直列接続する接続部338を有する。なお、図8(a)に示す第2電極部346、347の一方が検知信号入力部83(図3参照)に接続され、他方が接地される。
図8(c)に示すように、圧力センサ310の第2回路334では、第1円周24上に配置される第1部分R25-1だけでなく、第3円周327上および第4円周328上に配置される第2部分R25-2および第3部分R25-3を有し、これらを接続部337、338によって直列接続して第5抵抗体R25を構成している。このような第2回路334は、限られたメンブレン22上の面積の中で、抵抗値を効果的に高めることができるので、低消費電力の観点で有利である。
図8(a)および図8(b)に示すように、圧力センサ310の第1回路32によって形成されるブリッジ回路は、圧力センサ10の第1回路32と同様である。その他、第4実施形態に係る圧力センサ310は、圧力センサ10と同様の効果を奏する。
第5実施形態
図9は、第5実施形態に係る圧力センサ410における第1回路32、第2回路434および電極部の配置と、第1回路32および第2回路434の等価回路を示す概念図である。第5実施形態に係る圧力センサ410は、第2回路434の第5抵抗体R35が、第4部分R35-4と第5部分R35-5と第6部分R35-6とを有している点が異なることを除き、第4実施形態に係る圧力センサ310と同様である。第5実施形態に係る圧力センサ410については、第3実施形態に係る圧力センサ310との相違点のみ説明をおこない、共通点の説明は省略する。
図9(a)に示すように、第2回路434の第5抵抗体R35は、図8(a)に示す第2回路334の第5抵抗体R25と同様の第1~第3部分R25-1~R25-3を有する。これに加えて、第5抵抗体R35は、第4~第6部分R35-4~R35-6を有する。第5抵抗体R35の第4部分R35-4は、第1部分R25-1と同じ第1円周24上に配置されており、第5抵抗体の第5部分R35-5は、第2部分R25-2と同じ第3円周327上に配置されており、第5抵抗体R35の第6部分R35-6は、第3部分R25-3と同じ第4円周328上に配置されている。第4~第6部分R35-4~R35-6は、第1~第3円周24、327、328上の位置が異なることを除き、第1~第3部分R25-1~R25-3と同様である。
図9(c)に示すように、第5抵抗体R35の第1~第3部分R25-1~R25-3および第4~第6部分R35-4~R35-6は、接続部439などを介して直列的に接続される。このような第2回路434は、限られたメンブレン22上の面積の中で、抵抗値を効果的に高めることができるので、低消費電力の観点で有利である。その他、第5実施形態に係る圧力センサ410は、圧力センサ310と同様の効果を奏する。
第6実施形態
図10は、第6実施形態に係る圧力センサ510の概略断面図である。第6実施形態に係る圧力センサ510は、メンブレン522が平板状の金属板であり、ステム20の底面ではない点が異なることを除き、第6実施形態に係る圧力センサ510と同様である。第5実施形態に係る圧力センサ510については、第1実施形態に係る圧力センサ10との相違点のみ説明をおこない、共通点の説明は省略する。
メンブレン522は、ハウジング512の流路512bを塞ぐように、ハウジング512の端面512aに固定される。メンブレン522の上面には、絶縁膜515を介して、圧力検出回路516が形成される。圧力検出回路516には、図2に示す第1回路32および第2回路34が含まれる。また、圧力センサ510は、図1に示す圧力センサ10と同様の基板部70を有する。
平板状のメンブレン522は、ハウジング512の端面512aに対して、溶接等によって固定される。絶縁膜515の面積がメンブレン522より狭く、メンブレン522の一部が絶縁膜515から露出していることにより、メンブレン522は、露出したメンブレン522に電極を接触させて抵抗溶接することにより、ハウジング512に容易に固定することができる。
また、圧力センサ510は、金属板のメンブレン522を有するため小型化に対して有利であり、また、ステム20(図1参照)とは異なり、金属板であれば一般的な半導体工場で処理しやすく、生産性が良好である。第5実施形態に係る圧力センサ510は、圧力センサ10と同様の効果を奏する。
以上のように、実施形態を挙げて本発明にかかる圧力センサを説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではなく、他の多くの実施形態や変形例を含むことは言うまでもない。たとえば、図1、図10に示すステム20およびメンブレン22、522の形状および固定構造は一例にすぎず、本発明の圧力センサは、メンブレンが圧力に応じて適切に変形する、他の任意の形状および固定構造を採用できる。また、圧力センサのメンブレンは、実施形態で示したステムや金属板のみには限定されず、その他形状および材質のメンブレンを用いることも可能である。
実施例
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例の記載は、本発明を何ら限定するものではない。
実施例では、第2実施形態に係る圧力センサ110を用いて、圧力センサ110に含まれる回路の各部分A1~A5において、センサON時とセンサOFF時に消費される電流の値を算出した。計算に用いた抵抗値は、ブリッジ回路の抵抗Rbr(第1~第4抵抗体R1~R4によるブリッジ回路の抵抗):2.5kΩ、第5抵抗体R5:1.5kΩ、抵抗Rо1:20kΩ、抵抗Rо2:1MΩ、抵抗Rо3:1MΩ、抵抗Rо4:250kΩとした。また、電源電圧VDDは5Vとした。結果を表1に示す。
Figure 0007294009000001
表1からは、圧力センサ110では、センサOFF時において、センサON時に対して消費電流を10分の1程度に低減できることが確認できる。また、第2回路34を有さず、常時ブリッジ回路に通電させる圧力センサを想定すると、その消費電力は2mA(表1のA5に相当)となる。これと圧力センサ110による表1の結果とを比較すると、センサOFF時間が駆動時間全体の約11%を超える条件であれば、圧力センサ110は、第2回路34を有さず常時通電する圧力センサに比べて、消費電流を低減できると考えられる。
10、110、210、310、410、510…圧力センサ
12…接続部材
12a…ねじ溝
12b、512b…流路
14…抑え部材
20…ステム
21…フランジ部
22a…内面
22b…外面
22、522…メンブレン
24…第1円周
26…第2円周
327…第3円周
328…第4円周
32…第1回路
34、324、434…第2回路
35、337、338…接続部
R1…第1抵抗体
R2…第2抵抗体
R3…第3抵抗体
R4…第4抵抗体
R5、R25、R35…第5抵抗体
R25-1…第1部分
R25-2…第2部分
R25-3…第3部分
R35-4…第4部分
R35-5…第5部分
R35-6…第6部分
R51…第1薄膜抵抗体
R52…第2薄膜抵抗体
R53…第3薄膜抵抗体
41、42、43、44…第1電極部
46、47、346、347…第2電極部
70…基板部
72、172…切換部
73…アンプ
175…ドランジスタ
176…コンパレータ
80、180…マイクロプロセッサ
81…スイッチ制御部
82…圧力信号入力部
83…検知信号入力部
92…接続配線
VDD…電源電圧
Rо1、Rо2、Rо3、Rо4…抵抗
512…ハウジング
512a…端面
515…絶縁膜
516…圧力検出回路

Claims (7)

  1. 圧力に応じた変形を生じるメンブレンと、
    前記メンブレン上において所定の歪特性を生じる第1歪位置に配置される第1抵抗体及び第3抵抗体と、前記第1歪位置とは異なる方向の歪特性を生じる第2歪位置に配置される第2抵抗体および第4抵抗体とを含み、ブリッジ回路を形成して歪を検出する第1回路と、
    前記メンブレンにおける前記第1歪位置又は前記第2歪位置と同方向の歪特性を生じる位置に配置される第5抵抗体を含み、前記第1回路とは独立して歪を検出可能な第2回路と、
    前記第2回路からの検出信号を用いて、前記第1回路への電力供給を切り換える切換部と、を有する圧力センサ。
  2. 圧力に応じた変形を生じるメンブレンと、
    前記メンブレン上において所定の歪特性を生じる第1歪位置に配置される第1抵抗体及び第3抵抗体と、前記第1歪位置とは異なる方向の歪特性を生じる第2歪位置に配置される第2抵抗体および第4抵抗体とを含み、ブリッジ回路を形成して歪を検出する第1回路と、
    前記メンブレンにおける前記第1歪位置又は前記第2歪位置と同方向の歪特性を生じる位置に配置される第5抵抗体を含み、前記第1回路とは独立して歪を検出可能な第2回路と、を有し、
    前記第5抵抗体は、前記メンブレン上において前記第2歪位置より外周側に位置する前記第1歪位置に配置されている薄膜による第1薄膜抵抗体と、前記メンブレン上において前記第1歪位置とは異なる大きさであるが同方向の歪を生じる第3歪領域に配置されている薄膜による第2薄膜抵抗体と、を有し、
    前記第2回路は、前記第1薄膜抵抗体と前記第2薄膜抵抗体とを直列接続する接続部を
    を有する圧力センサ。
  3. 圧力に応じた変形を生じるメンブレンと、
    前記メンブレン上において所定の歪特性を生じる第1歪位置に配置される第1抵抗体及び第3抵抗体と、前記第1歪位置とは異なる方向の歪特性を生じる第2歪位置に配置される第2抵抗体および第4抵抗体とを含み、ブリッジ回路を形成して歪を検出する第1回路と、
    前記メンブレンにおける前記第1歪位置又は前記第2歪位置と同方向の歪特性を生じる位置に配置される第5抵抗体を含み、前記第1回路とは独立して歪を検出可能な第2回路と、を有し、
    前記第5抵抗体の抵抗値は、前記メンブレンに変形が生じていない状態において、前記第1~第4抵抗体のいずれの抵抗値より高いことを特徴とする圧力センサ。
  4. 前記第2回路からの検出信号を用いて、前記第1回路への電力供給を切り換える切換部を有する請求項2または請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記第5抵抗体の少なくとも一部は、前記メンブレン上において前記第2歪位置より外周側に位置する前記第1歪位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3まで、または、請求項3を引用する請求項4のいずれかに記載の圧力センサ。
  6. 前記第5抵抗体は、薄膜による薄膜抵抗体を複数有し、
    前記第2回路は、前記薄膜抵抗体同士を直列接続する接続部を有する請求項1、請求項3、請求項3を引用する請求項4、請求項1または請求項3を引用する請求項5、または、請求項3を引用する請求項4を引用する請求項5のいずれかに記載の圧力センサ。
  7. 前記第5抵抗体は、前記メンブレン上において前記第2歪位置より外周側に位置する前記第1歪位置に配置されている薄膜による第1薄膜抵抗体と、前記メンブレン上において前記第1歪位置とは異なる大きさであるが同方向の歪を生じる第3歪領域に配置されている薄膜による第2薄膜抵抗体と、を有し、
    前記第2回路は、前記第1薄膜抵抗体と前記第2薄膜抵抗体とを直列接続する接続部を有する請求項3、請求項3を引用する請求項4、請求項1または請求項3を引用する請求項5、または、請求項3を引用する請求項4を引用する請求項5のいずれかに記載の圧力センサ。
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