JP7292926B2 - Co2フリー価値付電力買取仲介システム及びco2フリー価値付電力買取仲介方法 - Google Patents
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Description
また、電力買取希望者である企業などが大口の電力量を賄うために、直接それぞれの発電事業者に積極的に電力の買い取りを働きかけることもできない。
図1は、CO2フリー価値付電力の流れを示す模式図である。
発電事業者2は、太陽光発電用のソーラーパネル21を備え、太陽光発電が可能となっている。
発電事業者2は、ソーラーパネル21を備え、太陽光発電が行われる。発電された電気は、パワーコンディショナー(不図示)を経て、電灯線と接続される。
なお、電力消費量のピークが予測される局面では、その時間帯に節電を要請してそれに対してインセンティブを付与する方法があり、デマンドレスポンス(DR)と呼ばれている。この場合、スマートメータ24やHEMS23による情報の共有と機器の制御が必要となる。
本発明でいう電力事業者4は、地域の電力インフラを構成する事業者であり、大規模発電施設を有し、家庭用電力及び工業用電力を配給している。
各家庭や工場や商業施設などには、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、地熱発電、潮汐発電、水力発電などの再生可能エネルギーのほか、二酸化炭素を多く排出する火力発電所や、原子力発電所などの大規模な発電所43により発電した電力が、由来を問わず使用される。また、地域の家庭や工場などのユーザ44にも電力を供給している。
電力買取希望者3は、例えば顧客に密着した大規模小売店チェーンが、大気中の二酸化炭素削減のため、CO2フリー電力を買取り、その企業の消費電力量をすべてCO2フリー電力で賄うことを宣言した企業である。その電力買取希望者3が消費する電力量をすべてCO2フリー電力で賄うとは、結局、その企業の消費する電力を多数の発電事業者2から電力自体を買い付けるとともに、「太陽光発電による電気を使っていると言うことができる権利」を買い取ることになる。この「太陽光発電による電気を使っていると言うことができる権利」を「CO2フリー価値」という。但し、電気は同質であるので、電気自体は、電力事業者4から送電線42を介して供給を受けることになる。そして、供給を受けた電力量に相当する電力を、発電事業者2が発電した電力量に対応させ、これらの発電事業者2に「CO2フリー価値」の対価を支払うことで、「CO2フリー価値付電力」を買い付けたことと観念する。なお、電力買取希望者3は、大規模事業者であるので、スマートメータでなく電力量計34により受電した電力量を測定している。
図2は、CO2フリー価値付電力買取仲介システムにおけるデータの流れを示す模式図である。次に、図1の電力の流れとは別に、発電事業者2、電力買取希望者3、電力事業者4との間のデータ処理の構成について説明する。
発電事業者2は、HEMS23において、発電事業者2内の発電電力量、消費電力量、余剰電力量を記憶している。HEMS23単体で、発電事業者2や電力事業者4からの照会でデータを送受信できる。
また、発電事業者2は、電力事業者4のコンピュータからなる買取仲介システム1とインターネット5を介して通信可能なパーソナルコンピュータであるPC25を備える。PC25は、周知のCPU、RAM,ROM、インターフェイス、記憶手段(不図示)を備えた本体25aと、液晶ディスプレーなどの表示手段25bと、キーボード、マウスなどを備えた入力手段25cとを備える。
<買取仲介システム1>
電力事業者4には、コンピュータにより構成された買取仲介システム1を備える。
<記憶手段12>
ハードディスクドライブ等で構成される記憶手段12には、発電事業者ファイル12a、電力買取希望者ファイル12b、買取仲介ファイル12c、OS(Operating system)等のプログラムが記憶されたプログラムファイル12dを備えている。
図3は、発電事業者ファイル12aの記憶内容を概念的に示す模式図である。図3に示すように、発電事業者2を一義的に識別するためのIDコードからなる識別情報が記憶されている。
図4は、電力買取希望者ファイル12bの記憶内容を概念的に示す模式図である。図4に示すように、電力買取希望者ファイル12bには、電力買取希望者3を一義的に識別するためのIDコードからなる識別情報が記憶されている。また、電力買取希望者3の名称や住所、メールアドレス、保有設備等、電力買取希望者3に関する電力買取希望者情報が記憶されている。特に属性情報として、職種や業務内容が記憶され、受付手段において小売店などの商業施設か、地方自治体や学校、福祉施設などかが発電事業者2から判別できるように記憶されている。
また、買取条件が記憶されており、ここには、電力1kWh当たり、CO2フリー価値も含めた対価が、この電力買取希望者3が使用する有価ポイントで記憶されている。
図5に示すように買取仲介ファイル12cは、買取仲介情報が記憶されている。
買取仲介情報は、受付ごとに識別する受付IDごとに、「電力買取希望者」「買取希望電力量」「受付期間」「買取期間」「買取条件」「発信メッセージ」「発電事業者」が記憶されている。
「受付期間」は、実際に電力を買取る「買取期間」に先立って事前に電力の買取を予約する期間である。なお、受付期間の開始と買取期間の開始が同一とし、受付開始とともに買取を開始してもよい。
プログラムファイル12dには、OS(Operation System)をはじめとする各種のプログラムが格納され、制御手段の必要により各プログラムが実行される。
図2に示す制御手段11は、CPUを備え、コンピュータ自体を制御し、インターフェイス15を介してデータの送受信を行う。そしてプログラムにより、「発電事業者登録手段11a」「電力買取希望者登録手段11b」「発電電力量予測手段11c」「消費電力量予測手段11d」「提示手段11e」、「受付手段11f」、「通知手段11g」、「受付未達通知手段11h」「買取未達通知手段11i」「発電電力量未達通知手段11j」「発電事業者機器制御手段11k」として機能する。
発電事業者登録手段11aは、発電事業者2からの申し込みにより発電事業者2の情報を、発電事業者ファイル12aに記憶する。
電力買取希望者登録手段11bは、電力買取希望者3からの申し込みにより電力買取希望者3の情報を電力買取希望者ファイル12bに記憶する。
発電電力量予測手段11cは、発電事業者ファイル12aに基づいて発電事業者2の個々の過去の発電電力量実績に基づいて、将来の発電電力量を予測する。そして、この予測値を当該発電事業者に提示する。
消費電力量予測手段11dは、電力買取希望者ファイル12bから電力買取希望者3の消費電力量の過去の実績を取得し、過去の同時期の実績に基づいて、買取期間における消費電力のCO2フリー化を達成するために必要な消費電力量を予測し、電力買取希望者ファイル12bに記録する。それとともに、当該電力買取希望者3に予測した消費電力量を提示する。電力買取希望者3はこの予測された消費電力量を参照して買取希望電力量を決定する。電力買取希望者3は、この予測された消費電力量をそのまま買取希望電力量としてもよいし、その他の要因を考慮して修正してもよい。
提示手段11eは、買取仲介ファイル12cのデータに基づいて電力買取希望者3を、属性情報、買取条件、発信メッセージ、買取希望電力量とともに複数の発電事業者2の表示手段25b,26bに提示する。
受付手段11fは、提示手段11eにより発電事業者2の表示手段25b,26bに提示された電力買取希望者3から、発電事業者2が発電する電力を売り渡す電力買取希望者3を発電事業者2が入力手段25c、26cから選択して指定する。指定された指定情報を、この発電事業者2の識別情報とともに受け付け、買取仲介ファイル12cに記憶する。
通知手段11gは、電力買取希望者3に対して、その電力買取希望者3が、受け付けた発電事業者2に対して、買取期間に買い取った発電電力量を積算し、買取期間が終了したとき、若しくはその中間時に電力を買取る対価として有価ポイントを付与することを通知するとともに、付与すべき有価ポイントの数量を発電事業者2に通知する。
受付手段11fは、電力買取希望者を指定する受付期間を設定し、発電事業者2からの指定の受付けをこの受付期間において受け付ける。この受付期間の所定の中途時期(例えば2か月経過時)において、それまでの受付実績に基づいて受付期間満了時においての受付電力量を予測する。この受付期間満了時において受付電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、電力買取希望者3に対して、受付電力量が買取希望電力量に達しないことを通知する。
買取期間の中途(例えば2カ月経過後)において、買取期間満了時における買取電力量を買取実績に基づいて予測するとともに、この買取期間満了時において買取電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、この電力買取希望者3に対して、買取電力量が買取希望電力量に達しないことを通知をする。
買取期間の中途(例えば2カ月経過後)において、買取期間満了時における発電事業者2の発電電力量を発電実績に基づいて予測するとともに、その時点で発電電力量が買取期間満了時において予定した発電電力量に達しないことが判明した場合に、この発電事業者2に対して、発電電力量が予測した発電電力量に達しないことを通知する。
電力事業者4が、買取期間満了時において発電電力量が予測した発電電力量に達しないことが判明した場合に、この発電事業者2に対して、発電電力量が予測した発電電力量に達しないことを通知する。この場合において、ディマンドレスポンスとして、電力事業者4は、発電事業者2のHEMS23に対して遠隔操作で、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機の稼働を中止したり、エアコンの出力を低下させたりすることで電力機器を制御する。
ROM13は、買取仲介システム1のコンピュータシステムのバイオスプログラム等が記憶されている。
RAM14は、制御手段11のCPUの処理に用いられる。
<インターフェイス15>
詳細な構成は省略したが、インターフェイス15により、発電事業者2のPC25、HEMS23、スマートメータ24、及び電力買取希望者3のPC35、電力量計34とのデータの交信が可能となっている。
液晶ディスプレーなど買取仲介システム1の表示部として機能する周知の構成である。
<入力手段17>
キーボード、マウス、外部記憶装置などから取仲介システム1にデータを入力可能にする周知の構成である。
電力買取希望者3は、本体35a、表示手段35b、入力手段35cを備えた周知のコンピュータシステムであるPC35を備える。また、電力量計34を備える。これらはインターネット5を介して発電事業者2のPC25や、電力事業者4の買取仲介システム1とデータ通信が可能に構成されている。
<CO2フリー価値付電力買取仲介方法>
次に、本発明のCO2フリー価値付電力買取仲介システム1の作用であるCO2フリー価値付電力買取仲介方法について説明する。
最初に前提として電力事業者4は、電力買取希望者3の登録を行う。ここでは、まず電力買取希望者3の候補者に対して「電力買取希望者募集」の通知を行う(S1)。通知は、電力事業者4に登録されたお客様ファイル(不図示)からリストアップした大口の電力消費者を候補者として行う。配信は、インターネット5を介して電力事業者4のホームページ(Webサイト)により行う。以下同様である。
<消費電力量の予測(S3)>
図7は、消費電力量の予測方法を示すフローチャートである。以下、図7を参照して消費電力量の予測方法を説明する。電力事業者4は、消費電力量の予測をする(S3)。まず、基礎となる電力買取希望者3の電力消費量の実績を取得し、買取期間における消費電力のCO2フリー化を達成するために必要な消費電力量を予測し、電力買取希望者ファイルに記録する。
さらに可能であれば、電力買取希望者3の設備の新築や増築、廃止などの情報があれば、これらを加味して具体的な「予測消費電力量」を推定することも望ましい。
このように決定された買取希望電力量及び買取条件が電力事業者4に通知され、電力買取希望者ファイル12b(図2参照)に登録される(S4)。
図4は、電力買取希望者ファイルの内容を示す概念図である。
電力事業者4は、電力買取希望者3の買取条件決定の通知を受け、当該電力買取希望者3の情報をそのIDコードにより図4に示す電力買取希望者ファイル12bから読み出す。これらの情報は、例えば、電力買取希望者の名称である「Aストア」と、属性を示す種類「スーパーマーケット」と、「取り扱い品目」や「店舗情報」、その「住所」や「メールアドレス」などのアクセス情報などが情報として読み出される。
さらに、「毎日のお買い物で、地域を元気に!ポイントの0.1%が地域に寄付されます。」というようなメッセージも読み出される。
次に、このページを閲覧した発電事業者2が電力の買取を申し込みたいときには「申込ボタン」を操作する。別の電力買取希望者3を見たい場合は「戻るボタン」で「電力買取希望者一覧画面P2」に戻る。
この「発電事業者情報入力画面P4」では、「当社との受給契約のお客様」であるか、「当社との受給契約のお客様」かの選択を要求される。
次に、「社内発電事業者情報のデータ読み込み(S8a)」や「新規電力受給契約(S8b)」において入力された発電事業者2の情報に基づいて発電電力量の予測が行われる(S9)。
ここで図8に示す発電電力量の予測方法を示すフローチャートに沿って説明する。登録された発電事業者について、買取期間(例えば、本年4月1日から翌年3月31日まで)に先立つ受付期間(例えば、前年4月1日から本年3月31日まで)において、さらに、実績期間(例えば、前前年4月1日から前年3月31日まで、さらに、その前の年)実績発電電力量を、発電事業者ファイル12aから読み出す(S91)。この「実績発電電力量」を「予測発電電力量」の基礎とする。複数年ある場合は、これらの平均を参照する。
また、過去の発電事業者2の消費電力量から「予測消費電力量」を算出し(S94)、この「予測消費電力量」と「実績発電電力量」との差から発電事業者2が売電できる「予測余剰電力量」を推定する(S95)。この結果が、「予測発電電力量」に相当する。
<提示手段による提示(S10)の準備>
ここでは、電力買取希望者3は、すでに自己のIDコードの入力とともに、必要な情報を、インターネット5を介して電力事業者4のウェブサイトにアクセスして電力買取の希望のオファーを行っている(S4)。なお、電力事業者4が、電力買取希望者3からの依頼を受け、電力買取希望者ファイル12bへの登録を行ってもよい。
上述のように発電電力量の予測が完了すると(S9)、図10(c)に示す「申込確定画面P6」が発電事業者2に送信され、発電事業者2の表示手段25b・26bに提示画面として「申込確定画面P6」が表示される。
<受付手段による受付(S11)>
続いて受付手段11fによる受付を説明をする。
さらに、買取期間が「2020.4.1~2021.3.31」のように表示される。
受付手段11fにおける受付は、原則として予め設定した受付期間が満了すると受付を終了する。
ここで、図13に示す受付電力量が希望買取電力量を超えた場合の処理のフローチャートに沿って説明する。受付期間中は受付手段11fは、原則発電事業者2からの指定を受け付ける(S111)。そして指定を受け付けると、指定を受けた電力買取希望者の受付電力量を積算する(S112)。そして、積算された受付電力量を、その電力買取希望者3の買取希望電力量と比較して(S113)、積算された受付電力量が、その買取希望電力量以上でなければ(S113:NO)、受付が繰り返される。一方、積算された受付電力量が、その買取希望電力量以上になった場合は(S113:YES)、指定の受付が終了する(S114)。そして、電力事業者4は、この電力買取希望者3に受付済みの発電事業者2の情報を通知する(S115)。
この場合、電力買取希望者一覧画面P2から、当該電力買取希望者3の表示は消去してもよいが、図11(b)に示す受付終了画面P8のように、受付終了の表示をしてもよい。
ここで、電力事業者4と電力受給契約がない発電事業者2が電力受給契約のみを行う場合について説明する。
電力事業者4と電力受給契約がある発電事業者2が、電力の買取を申し込まない場合でも、随時予測発電電力量のみの算定をすることができる。図9(a)に示すメニュー選択画面P1から、「発電電力量予測」のラジオボタンを操作すると、図12(a)の「発電電力量予測画面P10」が表示され、この発電事業者2のIDの入力が促される。ここにIDを入力すると、電力事業者4は、発電事業者ファイル12aを参照して、S9の手続きと同様な手続きで「予測発電電力量」を図12(b)に示す「予測発電電力量表示画面P11」に表示する。そのため、買取の申し込みをしない場合でも、「予測発電電力量」を確認することができる。
予め設定された買取期間が開始されると、電力事業者4は、通知手段11gにより発電事業者2が指定した電力買取希望者3毎に、その発電事業者2が発電した電力量を、買取電力量として積算していく(S12)。そして買取期間においてその発電事業者2が発電した電力はすべて指定を受けた電力買取希望者3に買い取られる。この場合、最終的にこの電力買取希望者3が設定した買取希望電力量とは無関係に積算される。つまり、最終的な実績発電電力量が買取希望電力量を超えた場合でも、最終的な実績発電電力量が買取希望電力量に達しない場合でも、電力買取希望者3は、全ての実績発電電力量を買取電力量とするのが原則である。
<電力買取希望者の検索>
図6のフローチャートでのS51では、発電事業者2により電力買取希望者3の閲覧が行われる。上記の例では図9(b)に示す「電力買取希望者一覧画面P2」が表示される場合を説明した。この場合において、電力買取希望者3が多数存在する場合において、発電事業者2が希望の電力買取希望者3を検索できるようにすることができる。
なお、検索のキーとしては「買取条件」を含め、買取条件の良いものから順に一覧表示するようにしてもよい。
買取期間が満了したら、あるいは予め決められた期間の中間で、電力事業者4は、通知手段11gにより積算した買取電力量に応じて、その発電事業者2ごとに発電電力量に応じて付与ポイントを算出して電力買取希望者に通知する(S13)。通知を受けた電力買取希望者(S131)は、直接発電事業者2に電力買取希望者3の発行する有価ポイントを所定数付与する(S132)。有価ポイントを獲得した発電事業者2は(S133)は、その電力買取希望者3の店舗や通信販売サイトなどでそのポイントを使用して買い物ができる。
以上のように電力買取希望者3は、受付期間を設けて発電事業者2からCO2フリー価値付電力の買取の指定を受け付け、買取期間で実際に発電事業者2が発電したCO2フリー価値付電力を買い取る。しかしながら、設定した買取希望電力量に対して、思った通りに買取の指定の受付や、実際の電力の買取、発電事業者の発電が進まない場合がある。
<受付期間における受付未達の通知>
図14は受付未達通知手段11hによる受付期間満了時における受付電力量が不足する場合の処理を示すフローチャートを示し、図15は、受付期間満了時における受付電力量の予測方法を示すグラフを示す。
次に、受付手段11fは、電力買取希望者を指定する受付期間(例えば、4月1日から翌年3月31日)を設定し、発電事業者2からの指定の受付けをこの受付期間において受け付ける(S101、S102:NO)。この受付期間の所定の中途時期(例えば、5月31日)において(S102:YES)、それまでの受付実績に基づいて受付期間満了時においての受付電力量を予測する(S103)。このチェックタイミングにおいて受付実績が受付予測を上回っていれば、受付電力量が買取希望電力量に達すると判断して(S107:NO)、指定の受付け(S101)を繰り返す。
図15を参照して、この判断について説明する。ここでは受付期間である4月1日から3月31日の間に指定の受付けを行い、この受付期間において、買取希望電力量の指定の受付けを予定している。縦軸は受付電力量の積算量を示す。また、横軸は時間を示す。この例では、5月31日をチェックタイミングとして定めている。4月1日に受付を開始し、希望買取電力量は、n1(kWh)であるとする。5月31日の受付電力量は、n2(kWh)であった。ここで、受付期間内指定が一体の割合で受け付けられるとすると、グラフL1のように積算されていくが、実際には、過去の受付状況を参照すると受付開始に急激に増加し、そして、再び受付期間満了前に増加していることが判明している。そうすると、この例ではグラフL2のような受付が予測できる。そうすると5月31日現在の受付電力量の積算がn2(kWh)であるとすると、n3(kWh)よりは多くても、買取希望電力量n1(kWh)を達成するために予測される5月31日の受付予測であるn4(kWh)を下回る。そうするとn3(kWh)とn4(kWh)との乖離を解消する対策が無ければ、受付期間満了時に受付電力量が買取希望電力量に達しないものと判断できる。
なお、これは一例であり、多数の中間目標を設けチェックタイミングを密に設けたり、逐次中間目標を修正したりすることも望ましい。
上述のように受付電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、電力事業者4から電力買取希望者3に対して、受付電力量が買取希望電力量に達しないことを通知される。
図16は買取未達通知手段11iによる買取期間満了時における買取電力量が不足する場合の処理を示すフローチャートを示し、図17は、買取期間満了時における買取電力量の予測方法を示すグラフを示す。
次に、通知手段11gは、電力買取希望者を指定する買取期間(例えば、4月1日から翌年3月31日)を設定し、発電事業者2からの電力の買取をこの買取期間において買取った電力を積算する(S201、S202:NO)。この買取期間の所定の中途時期(例えば、7月31日)において(S202:YES)、それまでの買取実績に基づいて買取期間満了時においての買取電力量を予測する(S203)。このチェックタイミングにおいて買取電力量実績が買取予測電力量を上回っていれば、発電電力量が買取希望電力量に達すると判断して(S203:NO)、買取(S201)を繰り返す。
なお、これは一例であり、多数の中間目標を設けチェックタイミングを密に設けたり、逐次中間目標を修正したりすることも望ましい。
買取未達の通知を受け取った電力買取希望者3は、上述のディマンドレスポンスを行うことができる。ディマンドレスポンスには、行動誘引型ディマンドレスポンスと、機器制御型ディマンドレスポンスがある。
発電事業者2は、電力買取希望者3に対して、予測された予測発電電力量に基づいて指定の受付を行い、買取期間において発電した電力を売り渡す。上述した買取未達通知は、電力買取希望者3における複数の発電事業者2からの買取電力量の総量に対するコントロールである。一方、この買取期間における発電量未達の通知は、個別の発電事業者2に対する予測に対する実績のコントロールに関するものである。
買取期間満了時における発電事業者2の発電電力量を実績発電電力量に基づいて予め予測する。買取期間の中途において、その時点の実績発電電力量に基づいて当該買取期間満了時において予測発電電力量に達するか否かを判定する。そして、予測発電電力量に達しないことが判明した場合に、発電事業者2に対して、発電電力量が予測した発電電力量に達しないことを通知する。
そこで、発電事業者機器制御手段11kにより発電事業者2の電力機器を制御するような場合には、電力事業者4が定めた有価ポイントを発電事業者へ付与するようにしている。
(実施形態の効果)
上記実施形態のCO2フリー価値付電力買取仲介システムによる仲介方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
(3)発電事業者2は、複数の電力買取希望者3の提示する電力とポイントの交換率の高いところを選択できるだけでなく、その発電事業者2の利便性の高い店舗を選択することで、そこで使用できる有価ポイントを獲得できるので、発電事業者2においてもメリットが大きい。
(10)受付未達通知手段11hを備えたため、受付手段11fは、電力買取希望者3を指定する受付期間を設定し、発電事業者2からの指定の受付けを受付期間において受け付けるとともに、受付期間中途において、受付実績に基づいてこの受付期間満了時において受付電力量を予測する。これとともに、受付期間満了時において受付電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、その電力買取希望者3に対して、受付電力量が買取希望電力量に達しないことを通知することができる。このため、その電力買取希望者3は受付期間に受付電力量が買取希望電力量に達しない可能性がわかるため、受付期間中に対応策をとる契機となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○「CO2フリー価値付電力」とは、その名称にかかわらず、電力のみの対価に、付加的な価値が含まれたものをいい、必ずしも電力のみの対価と付加的な価値が明確に分離できる必要はない。なお、「CO2フリー」とは、必ずしも二酸化炭素がゼロを意味するものではなく、例えば、風力発電や小規模水力発電など、何らか二酸化炭素が抑制される発電であればよい。
○通信回線は、インターネット5を用いたものを例示したが、電灯線を用いた通信や電話回線を通じた通信など、その方法は問わない。
○「買取」及び「買い取る」とは、直接売買されるものには限定されないことはもちろん、その対価の支払いなども金銭の遣り取りには限定されない。
12d…プログラムファイル、21…ソーラーパネル、22…住居、23…HEMS、24…スマートメータ、25…PC。
Claims (17)
- CO2フリー価値付電力を発電する複数の発電事業者と、
前記発電事業者の発電により生じたCO2フリー価値付電力の買取を希望する電力買取希望者と、
前記電力買取希望者が、いずれかの前記発電事業者からCO2フリー価値付電力を買い取ることを仲介する電力事業者において、
前記電力事業者は、
前記発電事業者を識別する識別情報と、当該発電事業者の発電した電力量とを記憶する発電事業者ファイルと、
前記電力買取希望者の識別情報と、前記発電事業者から発電した電力を買い取る買取条件と、前記発電事業者から買い取る買取希望電力量とを記憶する電力買取希望者ファイルと、
前記電力買取希望者を、前記買取条件とともに前記複数の発電事業者に提示する提示手段と、
前記提示手段により提示された電力買取希望者から、前記発電事業者が発電する電力を売り渡す電力買取希望者を選択して指定する指定情報を、当該発電事業者の識別情報とともに受け付ける受付手段と、
前記電力買取希望者に対して、当該電力買取希望者が電力を買取った対価として前記発電事業者に付与すべき有価ポイントの数量を通知する通知手段と、
前記発電事業者による前記受付手段による受付に先立って、
前記発電事業者ファイルに基づいて当該発電事業者の個々の過去の実績発電電力量に基づいて、将来の発電電力量の予測値である予測発電電力量を当該発電事業者に提示する発電電力量予測手段と、
前記発電電力量予測手段による予測発電電力量と、
前記発電事業者に発電電力量に応じて付与する有価ポイントの交換率とに基づいて、当該発電事業者が発電により得られる前記有価ポイントを、当該発電事業者に提示するポイント予測手段とを備え、
CO2フリー価値付電力の買取を、仲介することにより支援することを特徴とするCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記電力買取希望者が電力を買取った対価として前記発電事業者に付与すべき有価ポイントは、当該電力買取希望者が選択した有価ポイントとすることを特徴とする請求項1に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。
- 前記電力事業者は、
前記受付手段により前記電力買取希望者において、前記発電事業者から指定され、当該発電事業者から買取を受け付けた電力量を累積して記憶する累積部を備え、
買取を受け付けた電力量が予め決定されている上限値である買取希望電力量に達した場合には、前記受付手段における受付を中止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記提示手段は、買取条件に加え、前記電力買取希望者毎に属性情報を提示し、複数の電力買取希望者から、前記発電事業者が選択可能に表示されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。
- 前記電力事業者は、前記電力買取希望者の実績消費電力量を取得し、当該実績消費電力量に基づいて、買取期間における消費電力のCO2フリー化を達成するために必要な買取希望者における予測消費電力量を予測し、当該電力買取希望者に買取電力量を決定するために、予測した予測消費電力量を通知する消費電力量予測手段を備えたことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。
- 前記受付手段は、前記電力買取希望者を指定する受付期間を設定し、前記発電事業者からの指定の受付けを当該受付期間において受け付けるとともに、
当該受付期間中途において、受付実績に基づいて受付期間満了時において受付電力量を予測するとともに、当該受付期間満了時において受付電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、当該電力買取希望者に対して、受付電力量が買取希望電力量に達しないことを通知する受付未達通知手段を備えたことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記電力事業者が、
前記受付未達通知手段により受付電力量が買取希望電力量に達しないことを通知する場合において、
前記受付手段において、前記複数の発電事業者に対して、当該電力買取希望者から買取条件において付加的な有価ポイントを付与することを特徴とする請求項6に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 買取期間の中途において、買取期間満了時における買取電力量を実績買取電力量に基づいて予測するとともに、当該買取期間満了時において買取電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、当該電力買取希望者に対して、買取電力量が買取希望電力量に達しないことを通知をする買取未達通知手段を備えたことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。
- 前記電力事業者が、
当該買取期間満了時において買取電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、当該電力買取希望者に対して、買取電力量が買取希望電力量に達しないことを通知する場合において、
前記複数の発電事業者に対して、当該電力買取希望者から発電電力量を増加させるために付加的な有価ポイントを付与することを通知する付加ポイント付与手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記電力事業者が、
買取期間満了時における発電事業者の発電電力量を実績発電電力量に基づいて予め予測するとともに、買取期間の中途において、その時点の実績発電電力量に基づいて当該買取期間満了時において予測発電電力量に達しないことが判明した場合に、当該発電事業者に対して、発電電力量が予測した予測発電電力量に達しないことを通知する発電電力量未達通知手段を備えたことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記電力事業者が、
買取期間の中途において、その時点の実績発電電力量に基づいて当該買取期間満了時において予測発電電力量に達しないことが判明した場合に、当該発電事業者に対して、発電電力量が予測した予測発電電力量に達しないことを通知する場合に、
前記電力買取希望者から発電電力量を増加させるために付加的な電力買取希望者が選択した有価ポイントを付与することを通知する付加ポイント付与手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記電力事業者が、
当該買取期間満了時において発電電力量が前記予測発電電力量に達しないことが判明した場合に、当該発電事業者に対して、発電電力量が予測発電電力量に達しないことを通知する場合において、
当該発電事業者の電力機器を制御する発電事業者機器制御手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。 - 前記発電事業者機器制御手段により当該発電事業者の電力機器を制御する場合には、当該電力事業者が定めた有価ポイントを発電事業者へ付与することを特徴とする請求項12に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介システム。
- CO2フリー価値付電力を発電する複数の発電事業者と、
前記発電事業者の発電により生じたCO2フリー価値付電力の買取を希望する電力買取希望者と、
前記電力買取希望者が、いずれかの前記発電事業者からCO2フリー価値付電力を買い取ることを仲介する電力事業者において、
前記電力事業者は、
前記発電事業者を識別する識別情報と、当該発電事業者の発電した電力量とを記憶する発電事業者ファイルと、
前記電力買取希望者の識別情報と、前記発電事業者から発電した電力を買い取る買取条件と、前記発電事業者から買い取る買取希望電力量とを記憶する電力買取希望者ファイルと、
前記電力買取希望者から提示された前記買取条件を、前記複数の発電事業者に提示する提示手段と、
前記提示手段により提示された電力買取希望者から、前記発電事業者が発電するCO2フリー価値付電力を売り渡す電力買取希望者を選択して指定する指定情報を、当該発電事業者の識別情報とともに受け付ける受付手段と、
前記電力買取希望者に対して、当該電力買取希望者が、CO2フリー価値付電力を買取った対価として前記発電事業者に付与すべき有価ポイントの額を通知する通知手段とを備え、
CO2フリー価値付電力の買取を仲介することにより支援することを特徴とするCO2フリー価値付電力買取仲介システムにおいて、
前記電力事業者のCO2フリー価値付電力買取仲介システムが、
前記電力買取希望者を、前記買取条件とともに前記複数の発電事業者に提示する提示のステップと、
前記提示手段により提示された電力買取希望者から、前記発電事業者が発電する電力を売り渡す電力買取希望者を選択して指定する指定情報を、当該発電事業者の識別情報とともに受け付ける受付のステップと、
前記電力買取希望者に対して、当該電力買取希望者が電力を買取った対価として前記発電事業者に付与すべき有価ポイントの数量を通知する通知のステップと、
買取期間満了時における買取希望電力量を買取実績に基づいて予測するとともに、買取期間の中途において、当該買取期間満了時において買取電力量が買取希望電力量に達しないことが判明した場合に、当該電力買取希望者に対して、買取電力量が買取希望電力量に達しないことを通知をする買取未達通知のステップを備え、
前記電力事業者が、当該電力買取希望者に対して、買取電力量が買取希望電力量に達しないことを通知する場合において、
前記複数の発電事業者に対して、当該電力買取希望者から発電電力量を増加させるために付加的な有価ポイントを付与することを通知する付加ポイント付与手段のステップを備えたことを特徴とするCO2フリー価値付電力買取仲介方法。 - 前記電力買取希望者が電力を買取る対価として前記発電事業者に付与すべき有価ポイントは、電力買取希望者が選択した有価ポイントとすることを特徴とする請求項14に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介方法。
- 前記発電事業者に対して、発電実績が予測した発電電力量に達しないことを通知する発電電力量未達通知のステップを実行する場合において、
前記複数の発電事業者に対して、当該電力買取希望者から発電電力量を増加させるために付加的な電力買取希望者が選択した有価ポイントを付与することを通知する付加ポイント付与手段のステップを備えたことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介方法。 - 買取期間満了時における発電事業者の発電電力量を実績発電電力量に基づいて予め予測するとともに、買取期間の中途において、その時点の実績発電量に基づいて当該買取期間満了時において予測発電電力量に達しないことが判明した場合に、当該発電事業者に対して、発電実績が予測した発電電力量に達しないことを通知する発電電力量未達通知のステップを実行するとともに、
当該発電事業者の電力機器を制御する発電事業者機器制御のステップを実行するとともに、付加的な電力事業者が選択した有価ポイントを付与することを特徴とする請求項14~16のいずれか一項に記載のCO2フリー価値付電力買取仲介方法。
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