JP7291283B1 - 磁気ギヤード電気機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングの内部に収容されるベアリングの冷却効果を向上させた磁気ギヤード電気機械を提供する。【解決手段】磁気ギヤード電気機械1は、固定子20と、固定子20よりも径方向の内側に配置される磁極片55を有する磁極片回転子30と、磁極片55よりも径方向の内側に配置される磁石回転子10と、固定子20、磁極片回転子30、および、磁石回転子10を収容するハウジング98と、第1ベアリング71と、第1ベアリング71に冷却空気を送出するためのファン60であって、固定子20および磁極片55の間に形成される外側エアギャップG1と、磁極片55および磁石回転子30の間に形成される内側エアギャップG2とにおいて冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れるように構成されるファン60と、を備え、第1ベアリング71の少なくとも一部は、磁極片55の内周面よりも径方向の外側、且つ、固定子20よりも径方向の内側に位置する。【選択図】図3

Description

本開示は、磁気ギヤード電気機械に関する。
特許文献1では、内部空間を冷却する誘導電動機としての回転電機が開示される。この回転電機は、固定子と、固定子の内径側に配置された回転子と、回転子の軸方向両端にそれぞれ設けられた内扇ファン及び外扇ファンとを備える。回転子が動力を出力するとき、内扇ファンの回転によって機内空気は循環し、外扇ファンの回転によって冷却風はハウジング外面に沿って流れる。
国際公開第2019/234967号
動力を伝達するための複数の部品が互いに非接触となる磁気ギヤード電気機械が稼働すると、例えば銅損または鉄損などに起因して磁気ギヤード電気機械を構成するハウジングの内部空間の温度が上昇するおそれがある。とりわけハウジングの内部に収容されるベアリングは、耐熱温度が磁気ギヤード電気機械を構成する他の部品に比べて低い傾向があり、ベアリングの冷却設計が望まれる。
本開示の目的は、ハウジングの内部に収容されるベアリングの冷却効果を向上させた磁気ギヤード電気機械を提供することである。
本開示の少なくとも一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械は、
固定子と、
前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
を備え、
前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置する。
本開示によれば、ハウジングの内部に収容されるベアリングの冷却効果を向上させた磁気ギヤード電気機械を提供できる。
一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械(磁気ギヤード発電機)の概略図。 他の実施形態に係る磁気ギヤード電気機械(磁気ギヤードモータ)の概略図。 一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械の内部構造を示す概略図。 一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械のハウジングの内部を示す概略図。 図3の部分拡大図。 他の実施形態に係る磁極片連結部を示す概略図。 一実施形態に係る回転軸の周壁の詳細を示す概略図。 他の実施形態に係る回転軸の周壁の詳細を示す概略図。 一実施形態に係る第2のベアリング配置構造を示す概略図。 一実施形態に係る第2のベアリング配置構造を示す別の概略図。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
<1.磁気ギヤード電気機械1の概要>
図1A、図1Bは、本開示の幾つかの実施形態に係る磁気ギヤード電気機械1A,1B(1)の概略図である。以下の説明においては、「軸方向」は磁気ギヤード電気機械1の軸線に平行な方向であり、「径方向」は磁気ギヤード電気機械1の軸線を基準とした径方向であり、「周方向」は磁気ギヤード電気機械1の軸線を基準とした周方向である。磁気ギヤード電気機械1は回転軸80を備え、回転軸80の軸線は磁気ギヤード電気機械1の軸線と一致する。また、磁気ギヤード電気機械1は外部回転機器7の動力伝達軸8に連結されている。回転軸80は図1A、図1Bで例示されるような中実であってもよいし、動力伝達軸8を収容する円筒形状であってもよい(図3参照)。
図1A、図1Bで例示される磁気ギヤード電気機械1は、磁石回転子10および固定子20を備える。磁石回転子10と固定子20はハウジング98に収容される。磁石回転子10は、周方向に並ぶ複数の回転子磁石19と、複数の回転子磁石19を支持する回転子継鉄15とを含む。回転子継鉄15は回転軸80によって支持されており、磁石回転子10は回転軸80と一体的に回転するように構成される。同図では、複数の回転子磁石19が回転子継鉄15の表面に設けられる表面磁石型(SPM;Surface Permanent Magnet)の構成が採用されるが、本開示はこれに限定されない。例えば、複数の回転子磁石19が回転子継鉄15の内側に配置される埋込磁石型(IPM;Interior Permanent Magnet)の構成が採用されてもよい(図2参照)。ハウジング98に固定される固定子20は、周方向に並ぶ複数の固定子磁石29と、複数の固定子磁石29を支持する固定子継鉄25と、固定子継鉄25に巻かれた固定子コイルとしてのコイル27とを含む。同図の固定子20では、複数の固定子磁石29が固定子継鉄25の表面に設けられるSPM型の構成が採用されるが、本開示はこれに限定されず、IPM型の構成が採用されてもよい。
図1A、図1Bの磁気ギヤード電気機械1は、ハウジング98に収容される磁極片回転子30をさらに備える。磁極片回転子30は、周方向に並ぶ複数の磁極片55と、複数の磁極片55よりも軸方向の一方側に配置される磁極片連結部41と、複数の磁極片55に対して磁極片連結部41とは反対側に配置される別磁極片連結部44とを含む。複数の磁極片55は、固定子20よりも径方向の内側、かつ、磁石回転子10よりも径方向外側に配置される。また、磁極片連結部41は、磁石回転子10よりも軸方向の一方側に配置されると共に、回転軸80にベアリングを介して連結されている(磁極片連結部41の連結構造の詳細は図3などを用いて後述する)。同図で例示される別磁極片連結部44は動力伝達軸8に連結されており、磁極片回転子30は動力伝達軸8と一体的に回転できる。
図1Aで例示される磁気ギヤード電気機械1A(1)は、外部回転機器7の一例である原動機7Aからの入力によって駆動されて発電するように構成された磁気ギヤード発電機である。本実施形態のコイル27は、電力系統であってもよい電力供給先4と電気的に接続されている。磁気ギヤード発電機としての磁気ギヤード電気機械1Aが発電する原理は以下の通りである。原動機7Aが動力伝達軸8を回転駆動すると、磁極片回転子30が回転する。複数の回転子磁石19および複数の固定子磁石29に対する複数の磁極片55の相対的な位置関係が変化し、磁石回転子10と固定子20の間の磁束が変調され、変調された磁場から回転子磁石19が磁力を受けて磁石回転子10が回転軸80と共に回転する。このとき、磁極片回転子30と磁石回転子10の回転に伴って起こる電磁誘導によってコイル27に電流が発生し、磁気ギヤード発電機としての磁気ギヤード電気機械1Aは、電力供給先4に電力を供給できる。
図1Bで例示される磁気ギヤード電気機械1B(1)は、例えば電力系統であってもよい電力供給源6からの電力Pの供給を受けて、外部回転機器7の一例である回転機械7Bを駆動するように構成される磁気ギヤードモータである。回転機械7Bは例えば電動車両であってもよく、この場合、回転機械7Bの動力伝達軸8は電動車両のドライブシャフトである。磁気ギヤードモータとしての磁気ギヤード電気機械1Bが回転機械7Bを駆動する原理は以下の通りである。コイル27の通電によって発生する回転磁界によって、磁石回転子10は回転軸80と共に回転する。複数の回転子磁石19および複数の固定子磁石29に対する複数の磁極片55の相対的な位置関係が変化し、磁石回転子10と固定子20の間の磁束が変調されて、磁極片回転子30が回転し、動力伝達軸8にトルクが出力される。これにより、磁気ギヤードモータとしての磁気ギヤード電気機械1Bは回転機械7Bを駆動する。
図1A、図1Bの磁気ギヤード電気機械1A,1B(1)において、磁極片回転子30の磁極片55の磁極数をNL、磁石回転子10の回転子磁石19における磁極の対の数(極対数)をNH、固定子20の固定子磁石29における磁極の対の数(極対数)をNSとした場合、NL=NH+NSが成立する。この関係式が成立する場合、磁極片回転子30に対する磁石回転子10の回転数の比は、NL/NHで表される。本例では、NL/NHが1よりも大きく、磁石回転子10は高速ロータとして機能し、磁極片回転子30は低速ロータとして機能する。なお、磁極片55の磁極数NLは、固定子磁石29の極対数NSよりも少ない。
<2.磁気ギヤード電気機械1の内部構造の概要>
図2は、本開示の一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械1の内部構造を示す概略図である。磁極片回転子30は、複数の磁極片55および複数の非磁性体52を含む環状ユニット50を備える。各磁極片55と各非磁性体52はいずれも軸方向に延在する。また、複数の磁極片55と複数の非磁性体52は周方向に交互に並ぶ。本例の各磁極片55は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板によって形成される。他の例に係る各磁極片55は、複数の圧粉磁心によって形成されてもよいし、複数の電磁鋼板と複数の圧粉磁心との組み合わせによって形成されてもよい。
上述の磁極片連結部41(図1A、図1B参照)は、環状ユニット50の軸方向の一方側の端部に連結されており、より詳細には、磁極片連結部41は各々の磁極片55の軸方向の一方側の端部と、各々の非磁性体52の軸方向の一方側の端部とに連結されている。同様に、上述の別磁極片連結部44(図1A、図1B参照)は、環状ユニット50の軸方向の他方側の端部に連結されており、より詳細には、別磁極片連結部44は各々の磁極片55の軸方向の他方側の端部と、各々の非磁性体52の軸方向の他方側の端部とに連結されている。なお、磁極片55は、磁極片連結部41と別磁極片連結部44とに直接的に連結されることに限定されない。例えば、磁極片55および磁極片連結部41の間と、磁極片55および別磁極片連結部44の間とのそれぞれにおいて、非磁性材料からなるスペーサが介在してもよい。同様に、非磁性体52は、磁極片連結部41と別磁極片連結部44とに直接的に連結されてもよいし、他の部材を介して間接的に連結されてもよい。
環状ユニット50は、外側エアギャップG1を空けて固定子20と対向し、且つ内側エアギャップG2を空けて磁石回転子10と対向する(従って、磁極片55と固定子20との間には外側エアギャップG1が介在し、かつ、磁極片55と磁石回転子10との間には内側エアギャップG2が介在すると了解される。)。外側エアギャップG1と内側エアギャップG2には、後述のように冷却空気が軸方向に沿って流れる。
なお、本開示の必須の構成要素ではないが、環状ユニット50外周面の一部または全部がカバー(図示外)によって覆われてもよい。同様に環状ユニット50の内周面の一部または全部もカバー(図示外)によって覆われてもよい。カバーを形成する材料は非磁性材料であることが好ましく、非磁性材料かつ非導電材料であることがさらに好ましい。
また、本開示の必須の構成要素ではないが、複数の磁極片55の少なくとも1つは軸方向に開放された磁極片通風路56を含んでもよい。磁極片通風路56には、後述の冷却空気が軸方向に沿って流れる。この場合、磁極片連結部41および別磁極片連結部44にはそれぞれ、磁極片通風路56に連通する連結部通風路421および別連結部通風路441が設けられることが好ましい(図3参照)。連結部通風路421と別連結部通風路441はいずれも、軸方向に開放される孔である。図2の例では複数の磁極片55がそれぞれ磁極片通風路56を含んでおり、複数の磁極片通風路56のそれぞれに対応して複数の連結部通風路421と複数の別連結部通風路441とが設けられる(磁極片通風路56の詳細は後述する。)。
また、詳細な図示は省略するが、複数の非磁性体52の少なくとも1つは軸方向に開放された非磁性体通風路を含んでもよく、この非磁性体通風路に冷却空気が軸方向に流れてもよい。この場合、非磁性体通風路と軸方向に連通する通風路が、磁極片連結部41と別磁極片連結部44のそれぞれに設けられてもよい。
さらに、本開示の必須の構成要素ではないが、回転子継鉄15は軸方向に開放された回転子通風路16を含んでもよい。図2の例では、複数の磁極片通風路56が周方向に間隔を空けて配置される。さらに、本開示の必須の構成要素ではないが、磁石回転子10にIPMの構成が適用される実施形態においては、回転子磁石19が収容される磁石収容穴部12に、軸方向に開放された孔を規定する回転子規定通風路18が形成されてもよい。回転子通風路16と回転子規定通風路18には冷却空気が軸方向に流れてもよい。
<3.磁気ギヤード電気機械1の冷却構造の概要>
図3は、本開示の一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械1のハウジング98の内部を示す概略図である。コイル27における銅損、固定子磁石29(図3では不図示)における鉄損、磁極片55における鉄損、および、回転子磁石19における鉄損を含む種々の理由に起因して、ハウジング98の内部では熱が発生する。そこで本開示の磁気ギヤード電気機械1は、ハウジング98の内部を冷却するための構成要素として、回転軸80に固定されたファン60を備える。同図で例示されるファン60は、磁石回転子10に対して別磁極片連結部44とは反対側に配置されており、より詳細な一例として磁極片連結部41よりも軸方向の一方側に配置される。なお、本開示はファン60が回転軸80に固定されることに限定されない(詳細は後述する)。
本開示のハウジング98では密閉型ハウジングが採用されており、ハウジング98は、固定子20、磁極片回転子30、および、磁石回転子10を密閉状態で収容する内側ハウジング94を含む。内側ハウジング94内では、冷却空気が循環するようになっている。具体的な一例として、内側ハウジング94の密閉空間内に少なくとも一部が配置されるファン60が回転軸80と共に回転すると、外側エアギャップG1と内側エアギャップG2のそれぞれにおいて冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる(矢印A,B)。これにより、固定子20、磁極片回転子30、または磁石回転子10の少なくとも1つは冷却空気によって冷却される。その後、冷却空気は、内側ハウジング94の密閉空間内において固定子20よりも径方向の外側に形成される返送路92を軸方向の一方側から他方側に流れる(矢印C)。返送路92は、磁気ギヤード電気機械1の周方向の全長に亘って形成されている。
本開示の幾つかの実施形態では、冷却空気は、外側エアギャップG1および内側エアギャップG2とは異なる通風路を流れてもよい。例えば、別連結部通風路441、磁極片通風路56、および、連結部通風路421を軸方向の他方側から一方側へ冷却空気が流れてもよい(矢印D)。あるいは、回転子通風路16または回転子規定通風路18(図3では不図示)の少なくとも一方において冷却空気が軸方向の一方側へ流れてもよい(矢印E)。これらの通風路を流れた冷却空気も返送路92を流れて循環する。さらに、内側ハウジング94は、固定子20よりも軸方向の一方側にて軸方向に開放されたハウジング通風路941を含んでもよい。本例のハウジング通風路941は、固定子20よりも軸方向の一方側にて径方向に延在するハウジング延在部942に形成されている(ハウジング延在部942は内側ハウジング94の構成要素である。)。ハウジング通風路941が設けられることで、内側ハウジング94における冷却空気の循環は促進される。
また、本開示の必須の構成要素ではないが、ハウジング98は、内側ハウジング94を収容する外側ハウジング95をさらに含んでもよい。外側ハウジング95は開放型のハウジング98であり、外側ハウジング95の内側空間は磁気ギヤード電気機械1の外部空間と連通している。本例では、外側ハウジング95の内側空間にファン60の一部が配置されている。ファン60が回転すると、返送路92と径方向にて隣接する外側ハウジング95の外側通風路97を外部空気としての冷却空気が軸方向に沿って流れる(矢印F)。返送路92を流れる冷却空気(循環空気)と、外側通風路97を流れる冷却空気(外部空気)との熱交換によって、内側ハウジング94を循環する冷却空気の温度は下がる。なお他の実施形態においては、外側ハウジング95の外側通風路97は、返送路92と径方向にて隣接するように配置される代わりに、返送路92と周方向にて隣接するように配置されてもよい。また、ハウジング98は外側ハウジング95を含まなくてもよい。また、内側ハウジング94は、ダクトなどの外部空間と連通する連通口を含む開放型ハウジングであってもよい。この場合、ファン60は回転軸80に固定されなくてもよく、例えば、内側ハウジング94の外側にファン60が取り付けられてもよい。そして、ファン60の回転により、冷却空気が連通口を介して内側ハウジング94に流入すればよい。
<4.ハウジング98内の冷却対象物の詳細>
図4を参照し、ハウジング98の内部の冷却対象物の詳細を例示する。図4は、図3の部分拡大図である。同図で例示される磁極片連結部41A(41)は、環状ユニット50(図2参照)の軸方向における一方側の端部に連結されるリング部141A(141)と、リング部141Aから径方向の内側へ延在する径方向延在部142A(142)と、径方向延在部142Aから軸方向の一方側へ延在する軸方向延在部144A(144)を含む。リング部141A(141)は、環状ユニット50の周方向の全長に亘って、環状ユニット50と軸方向に対向するリング状である。そして、上述の連結部通風路421A(421)はリング部141A(141)に形成される。軸方向延在部144Aはハウジング延在部942よりも径方向内側に配置される。
磁気ギヤード電気機械1は、冷却対象物としての第1ベアリング71をさらに備える。第1ベアリング71は、ハウジング98と磁極片連結部41とに連結されており、より詳細な一例としてハウジング延在部942と軸方向延在部144A(144)とに連結されている。第1ベアリング71は、例えば外側エアギャップG1または内側エアギャップG2を流れてもよい冷却空気が当たるように配置される。従って、既述のファン60は、第1ベアリング71に冷却空気を送出するように構成されていると了解される。なお、冷却空気はハウジング延在部942に当たることで第1ベアリング71を冷却してもよい。ハウジング延在部942の冷却を通じて、第1ベアリング71は冷却されるからである。
しかしながら、内側エアギャップG2または外側エアギャップG1において冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる構成が採用されると、冷却空気は、第1ベアリング71に到達する前に、磁極片回転子30、固定子20、または、磁石回転子10の少なくとも1つから熱を受領している。従って、第1ベアリング71に到達する冷却空気の温度は比較的高く、耐熱温度の比較的低い第1ベアリング71が十分に冷却されないおそれがある。そこで本開示では、第1ベアリング71の少なくとも一部は、磁極片55の内周面155よりも径方向の外側、且つ、固定子20よりも径方向の内側に位置する。上記構成によれば、外側エアギャップG1を流れる冷却空気は、第1ベアリング71またはハウジング延在部942に当たり易く、第1ベアリング71の冷却が促進される。よって、ハウジング98の内部に収容されるベアリングの一例である第1ベアリング71の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械1が実現される。
第1ベアリング71の少なくとも一部が磁極片55の内周面155よりも径方向の外側、且つ、固定子20よりも径方向の内側に位置する上述の配置構造を、「第1のベアリング配置構造」と称す。以下、図3~図6Bを用いたハウジング98の内部の説明では、第1のベアリング配置構造を前提にして説明する(但し、図3~図6Bで例示される構成の少なくとも一つは、後述する「第2のベアリング配置構造」に適用されてもよい。)。
図3の例では、第1ベアリング71の全部位が固定子20よりも径方向の内側に位置する。上記構成によれば、例えばコイル27の通電などに起因する発熱により大きく温度上昇する傾向のある固定子20から第1ベアリング71を径方向に離すことができるので、第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。さらに、第1ベアリング71の全部位が固定子20よりも径方向の内側に位置するので、磁気ギヤード電気機械1の組立工程または分解工程の少なくとも一方において、固定子20が作業の邪魔になるのを抑制できる。従って、磁気ギヤード電気機械1の組立工程または分解工程の少なくとも一方を易化できる。
なお、第1ベアリング71の一部は、固定子20よりも径方向の外側に位置してもよい。この場合であっても、第1ベアリング71の一部は外側エアギャップG1と軸方向に並び、外側エアギャップG1を流れる冷却空気は第1ベアリング71に当たり易いので、第1ベアリング71の冷却効果が期待できる。
図3の例では、第1ベアリング71の少なくとも一部(同図の例では第1ベアリング71の一部)は、磁極片55の外周面154よりも径方向の外側に位置する。上記構成によれば、第1ベアリング71の少なくとも一部が外側エアギャップG1と軸方向に並ぶので、外側エアギャップG1を流れる冷却空気は第1ベアリング71と当たり易くなり、磁気ギヤード電気機械1は第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。
図3の例では、第1ベアリング71の一部が、磁極片55の内周面155よりも径方向の外側、且つ、固定子20よりも径方向の内側に位置する。そして、第1ベアリング71の他の一部は、磁石回転子10の外周面11よりも径方向の内側に位置する。図3で例示される磁極片回転子30の外周面11は回転子継鉄15の外周面であるが、本開示はこれに限定されず、外周面11は回転子磁石19の外周面であってもよい。上記構成によれば、第1ベアリング71の一部は、内側エアギャップG2と軸方向に並ぶので、内側エアギャップG2を流れる冷却空気によって第1ベアリング71は冷却され易くなる。よって、磁気ギヤード電気機械1は第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。
なお、磁極片連結部41A(41)の径方向延在部142A(142)には、軸方向に開放された孔である連結部軸方向流路149が設けられることが好ましい。これにより、内側エアギャップG2を流れた冷却空気は、連結部軸方向流路149を経由して第1ベアリング71に容易に到達できるので、冷却空気が第1ベアリング71に当たり易い。また、複数の連結部軸方向流路149が周方向に間隔を空けて設けられてもよい。これにより、冷却空気が第1ベアリング71に容易に到達できる。あるいは、連結部軸方向流路149の少なくとも一部は、磁石回転子10の外周面11よりも径方向の外側、且つ、磁極片55の内周面155よりも径方向の内側に位置することが好ましい。これにより、連結部軸方向流路149と内側エアギャップG2とが軸方向に並ぶので、内側エアギャップG2を流れた冷却空気が連結部軸方向流路149を経由して第1ベアリング71に容易に到達できる。
但し、径方向延在部142A(142)に連結部軸方向流路149が設けられることに本開示は限定されない。例えば、径方向延在部142Aが柱状であり、複数の径方向延在部142Aが周方向に間隔を空けて配置されてもよい。この場合、径方向延在部142Aがたとえ中実であっても、周方向に隣接する2つの径方向延在部142Aの間に形成される隙間を冷却空気が通過することができるので、冷却空気の第1ベアリング71への到達は容易になる。
図4で例示される軸方向延在部144A(144)は、軸方向に開放された孔である軸方向流路240A(240)を有する。同図で例示される軸方向流路240Aは、連結部軸方向流路149よりも径方向の内側に配置される。軸方向流路240Aには冷却空気が流入可能であり、軸方向流路240Aから排出される冷却空気は返送路92(図3参照)へと流れる。上記構成によれば、軸方向流路240を流れる冷却空気は、軸方向延在部144の冷却を通じて第1ベアリング71を冷却できる。よって、第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。
図4の例では、回転軸80と軸方向延在部144A(144)とに連結される第2ベアリング72がさらに設けられる。第2ベアリング72は、磁極片回転子30よりも軸方向の一方側に配置されており、第1ベアリング71と同じ軸方向位置に配置されている。第2ベアリング72は第1ベアリング71とは別のベアリングである。内側エアギャップG2または外側エアギャップG1において冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる構成が採用されると、磁極片回転子30、固定子20、または磁石回転子10の少なくとも1つから熱を受領した冷却空気が第2ベアリング72を冷却する。従って、耐熱温度の比較的低い第2ベアリング72を冷却空気が十分に冷却できないおそれがある。この点、上記構成によれば、軸方向延在部144A(144)の軸方向流路240A(240)を流れる冷却空気は、第1ベアリング71だけでなく第2ベアリング72も冷却できる。よって、ハウジング98の内部に収容されるベアリングの一例である第2ベアリング72の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械1が実現される。
本開示の一実施形態に係る軸方向延在部144A(144)は、軸方向における熱伝導率が径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される。本例の軸方向延在部144Aでは、軸方向における熱伝導率は径方向における熱伝導率に対して100倍以上ある。異方性熱伝導材料は例えばグラフェンである。上記構成によれば、軸方向延在部144Aに蓄積される熱の軸方向における放出が促進されるので、軸方向延在部144Aの冷却効果を向上でき、軸方向延在部144Aに連結される第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。また、軸方向延在部144A(144)が第2ベアリング72にも連結される実施形態においては、第1ベアリング71のみならず第2ベアリング72を冷却する効果も期待できる。
同様に、第2ベアリング72と連結する回転軸80も、軸方向における熱伝導率が径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される。回転軸80に適用される異方性熱伝導材料は、軸方向延在部144に適用される異方性熱伝導材料と同じであってもよい。上記構成によれば、回転軸80に蓄積される熱の軸方向における放出が促進されるので、回転軸80の冷却効果を向上でき、回転軸80に連結される第2ベアリング72の冷却効果を向上できる。
<5.他の実施形態に係る磁極片連結部41B(41)>
図5は、他の実施形態に係る磁極片連結部41B(41)を示す概略図である。磁極片連結部41Bは、軸方向延在部144Aに代えて軸方向延在部144Bを含む点で、磁極片連結部41Aとは異なる。軸方向延在部144B(144)は、軸方向流路240B(240)を囲む円筒状の側壁241を有する。軸方向流路240Bは側壁241の内周面である流路内壁面242を有し、流路内壁面242には、凸部245または凹部246の少なくとも一方が形成される。凸部245および凹部246は側壁241の円周方向に延在する。同図の例では、軸方向に並ぶ複数の凸部245と、軸方向に並ぶ複数の凹部246とが形成されているが本開示はこれに限定されない。例えば、複数の凸部245は流路内壁面242に形成されていなくてもよいし、あるいは、複数の凹部246は流路内壁面242に形成されていなくてもよい。また、凸部245と凹部246のそれぞれの個数は、2以上であってもよいし、単数であってもよい。また、凸部245および凹部246が側壁241の円周方向に延在することに本開示は限定されない。例えば、凸部245および凹部246は軸方向に延在していてもよい。
上記構成によれば、凸部245または凹部246の少なくとも一方が流路内壁面242に形成されることで、軸方向流路240Bを流れる冷却空気にさらされる流路内壁面242の表面積が増大する。よって、第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。また、軸方向延在部144Bが第2ベアリング72に連結される実施形態においては、第2ベアリング72の冷却効果も向上できる。
図5の例では、軸方向延在部144B(144)は、側壁241を径方向に貫通する孔である径方向流路249を有する。径方向流路249は、第1ベアリング71よりも軸方向の一方側とは反対側(即ち他方側)に位置すると共に、軸方向流路240B(240)と連通する。同図で例示される径方向流路249は、連結部軸方向流路149よりも軸方向の一方側に位置する。上記構成によれば、冷却空気が径方向流路249を経由して軸方向流路240Bに流入できる。軸方向流路240Bへの冷却空気の導入が促進されるので、第1ベアリング71の冷却効果を向上できる。また、軸方向延在部144Bが第2ベアリング72に連結される実施形態においては、第2ベアリング72の冷却効果も向上できる。
<6.一実施形態に係る回転軸80>
図4に戻り、本開示の一実施形態に係る回転軸80A(80)の構成を説明する。図4で例示される回転軸80Aは、軸外周面85、および、軸内部流路88を有する。軸内部流路88は、第2ベアリング72と磁石回転子10との間で軸外周面85に形成された第1開口81と、第2ベアリング72を挟んで第1開口81とは反対側で軸外周面85に形成された第2開口82とを有する。そして、軸内部流路88は、軸外周面85よりも径方向の内側で第1開口81と第2開口82とを繋ぎ、冷却空気の通風路を形成する。軸内部流路88は、周方向に間隔を空けて配置される複数の流路であってもよい。
上記構成によれば、軸内部流路88を流れる冷却空気が回転軸80を介して第2ベアリング72を冷却できる。よって、第2ベアリング72の冷却効果をさらに向上できる。
図4の例では、軸内部流路88は軸内壁面880を有し、軸内壁面880には軸内壁凸部881または軸内壁凹部882の少なくとも一方が形成される。軸内壁凸部881および軸内壁凹部882は周方向に延在する。同図の例では、複数の軸内壁凸部881が軸方向に間隔を空けて配置され、かつ、複数の軸内壁凹部882が間隔を空けて配置される。但し本開示はこれに限定されない。例えば、複数の軸内壁凸部881は流路内壁面242に形成されていなくてもよいし、あるいは、複数の軸内壁凹部882は流路内壁面242に形成されていなくてもよい。また、軸内壁凸部881と軸内壁凹部882のそれぞれの個数は、2以上であってもよいし、単数であってもよい。また、軸内壁凸部881および軸内壁凹部882が周方向に延在することに本開示は限定されない。例えば、軸内壁凸部881および軸内壁凹部882は軸方向に延在していてもよい。
上記構成によれば、軸内壁凸部881または軸内壁凹部882の少なくとも一方が軸内壁面880に形成されることで、軸内部流路88を流れる冷却空気にさらされる軸内壁面880の表面積が増大する。よって、第2ベアリング72の冷却効果を向上できる。
<7.他の実施形態に係る回転軸80>
図5~図7を参照し、他の実施形態に係る回転軸80B(80)を説明する。
図5で例示される回転軸80B(80)は、軸方向に延在する周壁181を有する。周壁181は、動力伝達軸8が収容される空間としての収容穴188を規定すると共に、動力伝達軸8と隙間13を空けて径方向に対向するように構成される(収容穴188のうち動力伝達軸8が配置されていない空間が隙間13であると了解される。)。同図の例では、周壁181の軸方向の一方側における端部が、シール部材17を介して動力伝達軸8に連結されており、これにより周壁181と動力伝達軸8との間には隙間13が形成される。なお、シール部材17は例えばラビリンスシールである。
図5で例示される回転軸80Bは、周壁181を径方向に貫通する周壁貫通路185をさらに有する。周壁貫通路185は、収容穴188(より詳細には隙間13)と連通する。冷却空気は、周壁貫通路185を経由して隙間13に入り込むことができる。同図の例では、2つの周壁貫通路185が第2ベアリング72に対して軸方向の一方側と他方側のそれぞれに形成されているが、本開示はこれに限定されない。例えば、第2ベアリング72よりも軸方向の他方側には周壁貫通路185が形成されていなくてもよい。この場合、単一の周壁貫通路185が、第2ベアリング72よりも軸方向の一方側(より具体的な一例として、ファン60よりも軸方向の一方側)に形成されていてもよい(図7、図8参照)。また、周壁貫通路185および隙間13を流れる冷却空気の流れ方向は、図5の矢印Gで示す方向に限定されない。他の実施形態では、矢印Gで示す方向とは反対方向に冷却空気が流れることがあってもよい。
上記構成によれば、冷却空気が周壁貫通路185を経由して周壁181の内側空間としての隙間13に到達できる。これにより、冷却空気による回転軸80Bの冷却効果を向上できるので、回転軸80Bの冷却を通じた第2ベアリング72の冷却が可能となる。よって、第2ベアリング72の冷却効果を向上できる。
図6A、図6Bは、本開示の幾つかの実施形態に係る回転軸80Bの周壁181A,181B(181)の詳細を示す概略図である。図6A、図6Bで示すように、周壁181A,181B(181)は、動力伝達軸8と隙間13を空けて対向するように構成される周壁内周面182A、182B(182)を有する。図6Aで例示される周壁181Aは、周壁内周面182Aに形成される溝183を有する。溝183は周方向に沿って延在する。溝183の個数は単数でも2以上であってもよい。図6Aの例では、複数の溝183が軸方向に間隔を空けて配置される。図6Bで例示される周壁181Bは、周壁内周面182Bに設けられるフィン184を有する。フィン184は周方向に沿って延在する。フィン184の個数は、単数でも2以上であってもよい。図6Bの例では、複数のフィン184が軸方向に間隔を空けて配置される。フィン184は、周壁内周面182とは別体に構成される。なお、他の実施形態では、周壁内周面182に、少なくとも1つの溝183と少なくとも1つのフィン184との双方が設けられてもよい。また、溝183とフィン184が周方向に延在することに本開示は限定されない。例えば、溝183とフィン184は軸方向に延在していてもよい。上記構成によれば、冷却空気による周壁181の冷却が促進されるので、回転軸80の冷却効果を向上でき、第2ベアリング72の冷却効果を向上できる。
<8.第2のベアリング配置構造>
図7、図8は、本開示の幾つかの実施形態に係る第2のベアリング配置構造を示す概略図である。第2のベアリング配置構造では、第1ベアリング71が磁極片55よりも径方向の内側に配置されており、より詳細な一例として、第1ベアリング71の少なくとも一部は磁石回転子10の外周面11よりも径方向の内側に配置される。同図で例示される磁極片55は磁極片通風路56を有する。以下の第2のベアリング配置構造の説明では、第1のベアリング配置構造と重複する構成の一部または全部の説明を省略する。
第1のベアリング配置構造と同様に第2のベアリング配置構造においても、第1ベアリング71の温度上昇が懸念される。即ち、第1ベアリング71は、ハウジング98と磁極片連結部41とに連結されており、より詳細な一例としてハウジング延在部942と軸方向延在部144とに連結されている。第2のベアリングの配置構造に係る第1ベアリング71も、例えば外側エアギャップG1または内側エアギャップG2を流れてもよい冷却空気が当たるように配置される。内側エアギャップG2または外側エアギャップG1において冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる構成が採用されると、第1のベアリングの配置構造において説明した理由によって、第1ベアリング71が十分に冷却されないおそれがある。そこで本開示では、磁極片通風路56を流れる冷却空気が第1ベアリング71に案内される構成が採用される。以下、その詳細を説明する。
図7で例示される磁極片連結部41C(41)は、軸方向の一方側における磁極片55の端部に連結されるリング部141C(141)と、リング部141Cから径方向の内側に延在する径方向延在部142C(142)と、径方向延在部142Cから軸方向の一方側に延在すると共に第1ベアリング71に連結される軸方向延在部144C(144)とを含む。リング部141Cは、軸方向に開放されると共に磁極片通風路56に連通する連結部通風路421C(421)を有する。
図7で例示される連結部通風路421Cは、軸方向に延在する第1連結部通風路423と、第1連結部通風路423に連接する傾斜通風路425とを有する。傾斜通風路425は、軸方向における一方側の連結部通風路421の端を構成する通風路出口409を含む。傾斜通風路425は、軸方向の一方側に向かうほど第1ベアリング71までの径方向距離が短くなるように傾斜する。つまり、通風路出口409は、軸方向の一方側かつ径方向の内側に開口する。なお、連結部通風路421Bは、第1連結部通風路423を有さなくてもよい。この場合、連結部通風路421Cは傾斜通風路425によってのみ構成されてもよい。
上記構成によれば、傾斜通風路425から排出される冷却空気は第1ベアリング71側に向けて案内される。これにより、第1ベアリング71は冷却され易くなる。よって、ハウジング98の内部に収容される第1ベアリング71の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械1が実現される。
図8で例示される磁極片連結部41D(41)は、リング部141Cに代えてリング部141D(141)を含む点で、磁極片連結部41Cとは異なる。リング部141Dは、軸方向に開放されると共に磁極片通風路56と軸方向に連通する連結部通風路421D(421)を有し、連結部通風路421Dは軸方向に延在する。本例の磁気ギヤード電気機械1はガイド35を備える。ガイド35は、軸方向の一方側における磁極片連結部41Dの端部49に連結される。また、ガイド35は、軸方向の一方側に向かうほど第1ベアリング71までの径方向距離が短くなるように傾斜する傾斜ガイド面36を含む。なお、ガイド35と磁極片連結部41Dの端部49とが連結される径方向位置は、図8で例示されるように連結部通風路421D(421)よりも外側であってもよいし、連結部通風路421D(421)よりも内側であってもよい。
上記構成によれば、連結部通風路421から排出される冷却空気が傾斜ガイド面36によって第1ベアリング71側に向けて案内される。これにより第1ベアリング71は冷却され易くなる。よって、ハウジング98の内部に収容される第1ベアリング71の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械1が実現される。
なお、第1のベアリング配置構造において説明した構成の少なくとも1つは、第2のベアリングの配置構造に適用されて何ら問題ない。例えば、軸方向延在部144が軸方向流路240を有する構成、流路内壁面242に凸部245または凹部246の少なくとも一方が形成される構成、軸方向延在部144の側壁241に径方向流路249が設けられる構成、回転軸80と軸方向延在部144に第2ベアリング72が設けられる構成、回転軸80が軸内部流路88を有する構成、軸内壁面880に軸内壁凸部881または軸内壁凹部882の少なくとも一方が形成される構成、回転軸80の周壁181が動力伝達軸8と隙間13を空けて対向する構成、回転軸80の周壁181の周壁内周面182に溝183またはフィン184の少なくとも一方が設けられる構成、軸方向延在部144が異方性熱伝導材料によって形成される構成、回転軸80が異方性熱伝導材料によって形成される構成、または、これらの構成を任意に組み合わせた構成が、第2のベアリング配置構造に適用されてもよい。適用に伴って得られる技術的利点は既述の通りであるので、詳説を割愛する。
<9.まとめ>
上述した幾つかの実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
1)本開示の少なくとも一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械(1)は、
固定子(20)と、
前記固定子(20)よりも径方向の内側に配置される磁極片(55)と、軸方向の一方側における前記磁極片(55)の端部に連結される磁極片連結部(41)とを含む磁極片回転子(30)と、
前記磁極片(55)よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子(10)と、
前記固定子(20)、前記磁極片回転子(30)、および、前記磁石回転子(10)を収容するハウジング(98)と、
前記ハウジング(98)と前記磁極片連結部(41)とに連結される第1ベアリング(71)と、
前記第1ベアリング(71)に冷却空気を送出するためのファン(60)であって、前記固定子(20)および前記磁極片(55)の間に形成される外側エアギャップ(G1)と、前記磁極片(55)および前記磁石回転子(10)の間に形成される内側エアギャップ(G2)とのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファン(60)と、
を備え、
前記第1ベアリング(71)の少なくとも一部は、前記磁極片(55)の内周面(155)よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子(20)よりも前記径方向の前記内側に位置する。
内側エアギャップ(G2)または外側エアギャップ(G1)において冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる構成が採用されると、磁極片回転子(30)、固定子(20)、または磁石回転子(10)の少なくとも1つから熱を受領した冷却空気が第1ベアリング(71)を冷却する。従って、耐熱温度の比較的低い第1ベアリング(71)を冷却空気が十分に冷却できないおそれがある。この点、上記1)の構成によれば、外側エアギャップ(G1)を流れる冷却空気は、第1ベアリング(71)または第1ベアリング(71)に連結される部材(ハウジング延在部942)に当たり易く、第1ベアリング(71)の冷却が促進される。よって、ハウジング(98)の内部に収容されるベアリング(第1ベアリング71)の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械(1)が実現される。
2)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記第1ベアリング(71)は、前記固定子(20)よりも前記径方向の前記内側に位置する。
上記2)の構成によれば、発熱により大きく温度上昇する傾向のある固定子(20)から第1ベアリング(71)を径方向に離すことができるので、第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。さらに、第1ベアリング(71)の全部位が固定子(20)よりも径方向の内側に位置するので、磁気ギヤード電気機械(1)の組立工程または分解工程の少なくとも一方において、固定子(20)が作業の邪魔になるのを抑制できる。従って、磁気ギヤード電気機械(1)の組立工程または分解工程の少なくとも一方を易化できる。
3)幾つかの実施形態では、上記1)または2)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記第1ベアリング(71)の少なくとも一部は、前記磁極片(55)の外周面(154)よりも前記径方向の前記外側に位置する。
上記3)の構成によれば、第1ベアリング(71)の少なくとも一部が外側エアギャップ(G1)と軸方向に並ぶので、外側エアギャップ(G1)を流れる冷却空気は第1ベアリング(71)と当たり易くなり、磁気ギヤード電気機械(1)は第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
4)幾つかの実施形態では、上記1)から3)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記第1ベアリング(71)の一部は、前記磁石回転子(10)の外周面(11)よりも前記径方向の前記内側に位置する。
上記4)の構成によれば、第1ベアリング(71)の一部は、内側エアギャップ(G2)と軸方向に並ぶので、内側エアギャップ(G2)を流れる冷却空気によって第1ベアリング(71)は冷却され易くなる。よって、磁気ギヤード電気機械(1)は第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
5)本開示の少なくとも一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械(1)は、
固定子(20)と、
前記固定子(20)よりも径方向の内側に配置される磁極片(55)と、軸方向の一方側における前記磁極片(55)の端部に連結される磁極片連結部(41)とを含む磁極片回転子(30)と、
前記磁極片(55)よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子(10)と、
前記固定子(20)、前記磁極片回転子(30)、および、前記磁石回転子(10)を収容するハウジング(98)と、
前記ハウジング(98)と前記磁極片連結部(41)とに連結されると共に、前記磁極片(55)よりも前記径方向の前記内側に位置する第1ベアリング(71)と、
前記第1ベアリング(71)に冷却空気を送出するためのファン(60)であって、前記固定子(20)および前記磁極片(55)の間に形成される外側エアギャップ(G1)と、前記磁極片(55)および前記磁石回転子(10)の間に形成される内側エアギャップ(G2)とのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファン(60)と、
を備え、
前記磁極片連結部(41)は、
前記磁極片(55)の前記端部に連結されるリング部(141)と、
前記リング部(141)から前記径方向の前記内側に延在する径方向延在部(142)と、
前記径方向延在部(142)から前記軸方向の前記一方側に延在しており、前記第1ベアリング(71)に連結される軸方向延在部(144)と、
を有し、
前記磁極片(55)は、前記軸方向に開放された磁極片通風路(56)を有し、
前記リング部(141)は、前記軸方向に開放されると共に前記磁極片通風路(56)と前記軸方向に連通する連結部通風路(421)を有し、
前記連結部通風路(421)は、前記一方側に向かうほど前記第1ベアリング(71)までの径方向距離が短くなるように傾斜する傾斜通風路(425)であって、前記リング部(141)の前記一方側の端部に形成される通風路出口(409)を含む傾斜通風路(425)を有する。
上記5)の構成によれば、傾斜通風路(425)から排出される冷却空気は第1ベアリング(71)側に向けて案内される。これにより、第1ベアリング(71)は冷却され易くなる。よって、ハウジング(98)の内部に収容されるベアリング(第1ベアリング71)の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械(1)が実現される。
6)本開示の少なくとも一実施形態に係る磁気ギヤード電気機械(1)は、
固定子(20)と、
前記固定子(20)よりも径方向の内側に配置される磁極片(55)と、軸方向の一方側における前記磁極片(55)の端部に連結される磁極片連結部(41)とを含む磁極片回転子(30)と、
前記磁極片(55)よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子(10)と、
前記固定子(20)、前記磁極片回転子(30)、および、前記磁石回転子(10)を収容するハウジング(98)と、
前記ハウジング(98)と前記磁極片連結部(41)とに連結されると共に、前記磁極片(55)よりも前記径方向の前記内側に位置する第1ベアリング(71)と、
前記第1ベアリング(71)に冷却空気を送出するためのファン(60)であって、前記固定子(20)および前記磁極片(55)の間に形成される外側エアギャップ(G1)と、前記磁極片(55)および前記磁石回転子(10)の間に形成される内側エアギャップ(G2)とのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファン(60)と、
を備え、
前記磁極片連結部(41)は、
前記磁極片(55)の前記端部に連結されるリング部(141)と、
前記リング部(141)から前記径方向の前記内側に延在する径方向延在部(142)と、
前記径方向延在部(142)から前記軸方向の前記一方側に延在しており、前記第1ベアリング(71)に連結される軸方向延在部(144)と、
を有し、
前記磁極片(55)は、前記軸方向に開放された磁極片通風路(56)を有し、
前記リング部(141)は、前記軸方向に開放されると共に前記磁極片通風路(56)と前記軸方向に連通する連結部通風路(421)を有し、
前記磁極片連結部(41)の前記一方側の端部(49)に連結されるガイド(35)であって、前記一方側に向かうほど前記第1ベアリング(71)までの径方向距離が短くなるように傾斜する傾斜ガイド面(36)を含むガイド(35)をさらに備える。
上記6)の構成によれば、連結部通風路(421)から排出される冷却空気が傾斜ガイド面(36)によって第1ベアリング(71)側に向けて案内される。これにより第1ベアリング(71)は冷却され易くなる。よって、ハウジング(98)の内部に収容されるベアリング(第1ベアリング71)の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械(1)が実現される。
7)幾つかの実施形態では、上記1)から6)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記磁極片連結部(41)は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリング(71)に連結される軸方向延在部(144)をさらに有し、
前記軸方向延在部(144)は、前記軸方向に開放された孔である軸方向流路(240)を有する。
上記7)の構成によれば、軸方向流路(240)を流れる冷却空気は、軸方向延在部(144)の冷却を通じて第1ベアリング(71)を冷却できる。よって、第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
8)幾つかの実施形態では、上記7)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記軸方向流路(240)は、前記軸方向に延在する流路内壁面(242)を有し、
前記流路内壁面(242)には、凸部(245)または凹部(246)の少なくとも一方が形成される。
上記8)の構成によれば、凸部(245)または凹部(246)の少なくとも一方が流路内壁面(242)に形成されることで、冷却空気にさらされる流路内壁面(242)の表面積が増大する。よって、第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
9)幾つかの実施形態では、上記7)または8)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記軸方向延在部(144)は、
前記軸方向流路(240)を囲む側壁(241)と、
前記第1ベアリング(71)よりも前記一方側とは反対側において前記側壁(241)を前記径方向に貫通する孔である径方向流路(249)であって、前記軸方向流路(240)と連通する径方向流路(249)と、
を有する。
上記9)の構成によれば、冷却空気が径方向流路(249)を経由して軸方向流路(240)に流入することができる。軸方向流路(240)への冷却空気の導入が促進されるので、第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
10)幾つかの実施形態では、上記7)から9)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記軸方向に延在し、前記磁石回転子(10)を支持する回転軸(80)と、
前記磁石回転子(10)よりも前記軸方向の前記一方側で、前記回転軸(80)と前記軸方向延在部(144)とに連結される第2ベアリング(72)と、
をさらに備える。
内側エアギャップ(G2)または外側エアギャップ(G1)において冷却空気が軸方向の他方側から一方側に流れる構成が採用されると、磁極片回転子(30)、固定子(20)、または磁石回転子(10)の少なくとも1つから熱を受領した冷却空気が第2ベアリング(72)を冷却する。従って、耐熱温度の比較的低い第2ベアリング(72)を冷却空気が十分に冷却できないおそれがある。この点、上記10)の構成によれば、軸方向延在部(144)の軸方向流路(240)を流れる冷却空気は、第1ベアリング(71)だけでなく第2ベアリング(72)も冷却できる。よって、ハウジング(98)内部に収容されるベアリング(第2ベアリング72)の温度上昇を抑制できる磁気ギヤード電気機械(1)が実現される。
11)幾つかの実施形態では、上記10)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記回転軸(80)は、
軸外周面(85)と、
前記第2ベアリング(72)と前記磁石回転子(10)との間で前記軸外周面(85)に形成された第1開口(81)と、前記第2ベアリング(72)を挟んで前記第1開口(81)とは反対側で前記軸外周面(85)に形成された第2開口(82)とを有し、前記軸外周面(85)よりも前記径方向の前記内側で前記第1開口(81)と前記第2開口(82)とを繋ぐ軸内部流路(88)と、
をさらに有する。
上記11)の構成によれば、軸内部流路(88)を流れる冷却空気が回転軸(80)を介して第2ベアリング(72)を冷却できる。よって、第2ベアリング(72)の冷却効果をさらに向上できる。
12)幾つかの実施形態では、上記11)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記軸内部流路(88)は、軸内壁面(880)を有し、
前記軸内壁面(880)には、軸内壁凸部(881)または軸内壁凹部(882)の少なくとも一方が形成される。
上記12)の構成によれば、軸内壁凸部(881)または軸内壁凹部(882)の少なくとも一方が軸内壁面(880)に形成されることで、軸内部流路(88)を流れる冷却空気にさらされる軸内壁面(880)の表面積が増大する。よって、第2ベアリング(72)の冷却効果を向上できる。
13)幾つかの実施形態では、上記10)から12)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記回転軸(80)は、
前記軸方向に延在する周壁(181)であって、前記磁極片回転子(30)と共に一体的に回転するための動力伝達軸(8)が収容される収容穴(188)を規定する周壁(181)と、
前記周壁(181)を貫通する周壁貫通路(185)と、
をさらに有し、
前記周壁(181)は、前記動力伝達軸(8)と隙間(13)を空けて対向するように構成される。
上記13)の構成によれば、冷却空気が周壁貫通路(185)を経由して周壁(181)の内側に到達できる。これにより、冷却空気による回転軸(80)の冷却効果を向上できるので、回転軸(80)の冷却を通じた第2ベアリング(72)の冷却が可能となる。よって、第2ベアリング(72)の冷却効果を向上できる。
14)幾つかの実施形態では、上記13)に記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記周壁(181)は、
前記動力伝達軸(8)と隙間(13)を空けて対向するように構成される周壁内周面(182)と、
前記周壁内周面(182)に配置される溝(183)、または、前記周壁内周面(182)に配置されるフィン(184)の少なくとも一方と、
をさらに有する。
上記14)の構成によれば、冷却空気による周壁(181)の冷却が促進されるので、回転軸(80)の冷却効果を向上でき、第2ベアリング(72)の冷却効果を向上できる。
15)幾つかの実施形態では、上記1)から14)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記磁極片連結部(41)は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリング(71)に連結される軸方向延在部(144)をさらに有し、
前記軸方向延在部(144)は、前記軸方向における熱伝導率が前記径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される。
上記15)の構成によれば、軸方向延在部(144)に蓄積される熱の軸方向における放出が促進されるので、軸方向延在部(144)の冷却効果を向上でき、軸方向延在部(144)に連結される第1ベアリング(71)の冷却効果を向上できる。
16)幾つかの実施形態では、上記1)から15)のいずれかに記載の磁気ギヤード電気機械(1)であって、
前記磁極片連結部(41)は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリング(71)に連結される軸方向延在部(144)をさらに有し、
前記磁気ギヤード電気機械(1)は、
前記軸方向に延在し、前記磁石回転子(10)を支持する回転軸(80)と、
前記磁石回転子(10)よりも前記軸方向の前記一方側で、前記回転軸(80)と前記軸方向延在部(144)とに連結される第2ベアリング(72)と、
をさらに備え、
前記回転軸(80)は、前記軸方向における熱伝導率が前記径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される。
上記16)の構成によれば、回転軸(80)に蓄積される熱の軸方向における放出が促進されるので、回転軸(80)の冷却効果を向上でき、回転軸(80)に連結される第2ベアリング(72)の冷却効果を向上できる。
1 :磁気ギヤード電気機械
8 :動力伝達軸
10 :磁石回転子
11 :外周面
13 :隙間
20 :固定子
30 :磁極片回転子
35 :ガイド
36 :傾斜ガイド面
41 :磁極片連結部
49 :端部
55 :磁極片
56 :磁極片通風路
60 :ファン
71 :第1ベアリング
72 :第2ベアリング
80 :回転軸
81 :第1開口
82 :第2開口
85 :軸外周面
88 :軸内部流路
98 :ハウジング
141 :リング部
142 :径方向延在部
144 :軸方向延在部
154 :外周面
155 :内周面
181 :周壁
182 :周壁内周面
183 :溝
184 :フィン
185 :周壁貫通路
188 :収容穴
240 :軸方向流路
241 :側壁
242 :流路内壁面
245 :凸部
246 :凹部
249 :径方向流路
409 :通風路出口
421 :連結部通風路
425 :傾斜通風路
880 :軸内壁面
881 :軸内壁凸部
882 :軸内壁凹部
G1 :外側エアギャップ
G2 :内側エアギャップ

Claims (17)

  1. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの内部において前記磁極片よりも前記軸方向の一方側にその全体が配置される第1ベアリングであって、前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置する、
    磁気ギヤード電気機械。
  2. 前記第1ベアリングは、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置する、
    請求項1に記載の磁気ギヤード電気機械。
  3. 前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の外周面よりも前記径方向の前記外側に位置する、
    請求項1または2に記載の磁気ギヤード電気機械。
  4. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置し、
    前記第1ベアリングの一部は、前記磁石回転子の外周面よりも前記径方向の前記内側に位置する、
    磁気ギヤード電気機械。
  5. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結されると共に、前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に位置する第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記磁極片連結部は、
    前記磁極片の前記端部に連結されるリング部と、
    前記リング部から前記径方向の前記内側に延在する径方向延在部と、
    前記径方向延在部から前記軸方向の前記一方側に延在しており、前記第1ベアリングに連結される軸方向延在部と、
    を有し、
    前記磁極片は、前記軸方向に開放された磁極片通風路を有し、
    前記リング部は、前記軸方向に開放されると共に前記磁極片通風路と前記軸方向に連通する連結部通風路を有し、
    前記連結部通風路は、前記一方側に向かうほど前記第1ベアリングまでの径方向距離が短くなるように傾斜する傾斜通風路であって、前記リング部の前記一方側の端部に形成される通風路出口を含む傾斜通風路を有する、
    磁気ギヤード電気機械。
  6. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結されると共に、前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に位置する第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記磁極片連結部は、
    前記磁極片の前記端部に連結されるリング部と、
    前記リング部から前記径方向の前記内側に延在する径方向延在部と、
    前記径方向延在部から前記軸方向の前記一方側に延在しており、前記第1ベアリングに連結される軸方向延在部と、
    を有し、
    前記磁極片は、前記軸方向に開放された磁極片通風路を有し、
    前記リング部は、前記軸方向に開放されると共に前記磁極片通風路と前記軸方向に連通する連結部通風路を有し、
    前記磁極片連結部の前記一方側の端部に連結されるガイドであって、前記一方側に向かうほど前記第1ベアリングまでの径方向距離が短くなるように傾斜する傾斜ガイド面を含むガイドをさらに備える、
    磁気ギヤード電気機械。
  7. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置し、
    前記磁極片連結部は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリングに連結される軸方向延在部をさらに有し、
    前記軸方向延在部は、前記軸方向に開放された孔である軸方向流路を有する、
    磁気ギヤード電気機械。
  8. 前記軸方向流路は、前記軸方向に延在する流路内壁面を有し、
    前記流路内壁面には、凸部または凹部の少なくとも一方が形成される、
    請求項7に記載の磁気ギヤード電気機械。
  9. 前記軸方向延在部は、
    前記軸方向流路を囲む側壁と、
    前記第1ベアリングよりも前記一方側とは反対側において前記側壁を前記径方向に貫通する孔である径方向流路であって、前記軸方向流路と連通する径方向流路と、
    を有する、
    請求項7に記載の磁気ギヤード電気機械。
  10. 前記軸方向に延在し、前記磁石回転子を支持する回転軸と、
    前記磁石回転子よりも前記軸方向の前記一方側で、前記回転軸と前記軸方向延在部とに連結される第2ベアリングと、
    をさらに備える、
    請求項7に記載の磁気ギヤード電気機械。
  11. 前記回転軸は、
    軸外周面と、
    前記第2ベアリングと前記磁石回転子との間で前記軸外周面に形成された第1開口と、前記第2ベアリングを挟んで前記第1開口とは反対側で前記軸外周面に形成された第2開口とを有し、前記軸外周面よりも前記径方向の前記内側で前記第1開口と前記第2開口とを繋ぐ軸内部流路と、
    をさらに有する、
    請求項10に記載の磁気ギヤード電気機械。
  12. 前記軸内部流路は、軸内壁面を有し、
    前記軸内壁面には、軸内壁凸部または軸内壁凹部の少なくとも一方が形成される、
    請求項11に記載の磁気ギヤード電気機械。
  13. 前記回転軸は、
    前記軸方向に延在する周壁であって、前記磁極片回転子と共に一体的に回転するための動力伝達軸が収容される収容穴を規定する周壁と、
    前記周壁を貫通する周壁貫通路と、
    をさらに有し、
    前記周壁は、前記動力伝達軸と隙間を空けて対向するように構成される、
    請求項10に記載の磁気ギヤード電気機械。
  14. 前記周壁は、
    前記動力伝達軸と隙間を空けて対向するように構成される周壁内周面と、
    前記周壁内周面に配置される溝、または、前記周壁内周面に配置されるフィンの少なくとも一方と、
    をさらに有する、
    請求項13に記載の磁気ギヤード電気機械。
  15. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置し、
    前記磁極片連結部は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリングに連結される軸方向延在部をさらに有し、
    前記軸方向延在部は、前記軸方向における熱伝導率が前記径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される、
    磁気ギヤード電気機械。
  16. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するためのファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置し、
    前記磁極片連結部は、前記軸方向に延在しており、前記第1ベアリングに連結される軸方向延在部をさらに有し、
    前記磁気ギヤード電気機械は、
    前記軸方向に延在し、前記磁石回転子を支持する回転軸と、
    前記磁石回転子よりも前記軸方向の前記一方側で、前記回転軸と前記軸方向延在部とに連結される第2ベアリングと、
    をさらに備え、
    前記回転軸は、前記軸方向における熱伝導率が前記径方向における熱伝導率よりも高い異方性熱伝導材料によって形成される、
    磁気ギヤード電気機械。
  17. 固定子と、
    前記固定子よりも径方向の内側に配置される磁極片と、軸方向の一方側における前記磁極片の端部に連結される磁極片連結部とを含む磁極片回転子と、
    前記磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される磁石回転子と、
    前記軸方向に延在し、前記磁石回転子を支持する回転軸と、
    前記固定子、前記磁極片回転子、および、前記磁石回転子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングと前記磁極片連結部とに連結される第1ベアリングと、
    前記第1ベアリングに冷却空気を送出するための前記回転軸に固定されたファンであって、前記固定子および前記磁極片の間に形成される外側エアギャップと、前記磁極片および前記磁石回転子の間に形成される内側エアギャップとのそれぞれにおいて前記冷却空気が前記軸方向の他方側から前記一方側に流れるように構成されるファンと、
    を備え、
    前記第1ベアリングの少なくとも一部は、前記磁極片の内周面よりも前記径方向の外側、且つ、前記固定子よりも前記径方向の前記内側に位置し、
    前記ハウジングは、前記ファンによって送出される前記冷却空気を、前記外側エアギャップと前記内側エアギャップとに導くための冷却空気通路をさらに含む
    磁気ギヤード電気機械。
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