JP7290970B2 - 連結式使い捨て着用物品 - Google Patents
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<第1の態様>
前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記背側部分の両側部に設けられた、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部と、
前記吸収体の後縁の位置よりも後側に延びるエンドフラップと、
前記エンドフラップに固定された、ウエスト弾性部材と、
幅方向両側における排泄物の遮断位置に沿って表面から起き上がる、起き上がりギャザーと、を備え、
前記ウエスト弾性部材を有する部分は、前記ウエスト弾性部材とともに幅方向に収縮しているとともに、幅方向に伸長可能なウエスト伸縮領域を有しており、
前記起き上がりギャザーは、前記遮断位置の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から延び出た主部と、前記主部における前端部及び後端部がそれぞれ倒伏状態で固定されて形成された前倒伏部及び後倒伏部と、前記主部における前倒伏部及び後倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものである、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ウエスト伸縮領域は、前記エンドフラップにおける少なくとも左右両側の後倒伏部の間に形成されており、
前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しているとともに、
前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間している、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。
本連結式使い捨て着用物品では、起き上がりギャザーのギャザー弾性部材の収縮力が、後倒伏部の前縁の位置と吸収体の後縁の位置との間の領域(以下、起き上がり領域ともいう)を、吸収体の後縁を起点として起き上がらせるように作用する。これは、吸収体を有する部分は相対的に剛性が高いのに対して、吸収体の後縁よりも後側では剛性が低くなるからである。さらに、本連結式使い捨て着用物品では、ウエスト伸縮領域が幅方向の収縮により着用者の肌に押し付けられる。よって、本連結式使い捨て着用物品では、起き上がり領域が起き上がるとともに、それよりも後側の部分が着用者の肌に押し付けられる結果、吸収体の後縁及びその前後近傍が吸収体の幅のほぼ全体にわたり窪んで、深く広い貯留空間(ポケット)がしっかりと形成される。しかも、この貯留空間は、ウエスト伸縮領域の配置と起き上がりギャザーの後倒伏部の配置の組合せにより形成されるため、構造が非常に簡素である。また、貯留空間となる窪みのウエスト側には、起き上がり領域が起き上がるとともに、それよりも後側の部分が着用者の肌に押し付けられるため、後方への排泄部の移動を堰き止める効果が高く、かつ着用者の身体表面に対するフィット性も良好である。
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁と同じか又はそれよりも後側に位置している、
第1の態様の連結式使い捨て着用物品。
後倒伏部の前縁が、ウエスト伸縮領域の前縁よりも前側に位置していると、肌に押し付けられるウエスト伸縮領域の前縁よりも前に、肌へのフィット性の低い後倒伏部が延び出ることになるため、後倒伏部を介して漏れが発生するおそれがある。これに対して、本態様の連結式使い捨て着用物品では、肌に押し付けられるウエスト伸縮領域の前縁よりも前に、肌へのフィット性が高い起き上がり部の低い後倒伏部が存在せず、起き上がり部が位置することになる。よって、起き上がり領域が起き上がるとともに、その両側から続いて起き上がりギャザーの起き上がり部が起き上がるため、より漏れ防止性に優れたものとなる。
前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置との前後方向の間隔が10~40mmである、
第1又は2の態様の連結式使い捨て着用物品。
後倒伏部の前縁の位置と吸収体の後縁の位置と前後方向の間隔は、形成される貯留空間の深さに影響するため、通常の場合、上記範囲内であることが好ましい。
前記ウエスト伸縮領域は、少なくとも前記左右両側の後倒伏部まで延びている、
第1~3のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
本連結式使い捨て着用物品では、起き上がり領域が起き上がるとともに、それよりも後側における左右の起き上がりギャザーの間に位置する部分が、幅方向全体にわたりしっかりと着用者の肌に押し付けられるようになる。よって、より漏れ防止性に優れたものとなる。
展開状態で、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられた前記ギャザー弾性部材が、前記吸収体上に位置する、
第1~4のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
このような配置を採用すると、起き上がりギャザーのギャザー弾性部材の収縮力が、起き上がり領域に対し、より直接的に作用し、起き上がり領域が、吸収体の後縁を起点としてより起き上がりやすくなるため好ましい。
展開状態における前記ギャザー弾性部材の伸長率は230~270%である、
第1~5のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
ギャザー弾性部材の伸長率は適宜定めることができるが、上記範囲内であることが好ましい。
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁よりも後側に位置しており、
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
同一の前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けて4本以上取り付けられた伸縮シートが、前記エンドフラップを含む領域に取り付けられており、
前記ウエスト弾性部材は、前記後倒伏部の前縁の位置と前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置との間の領域に位置する複数本の第1のウエスト弾性部材と、それ以外の領域に位置する複数本の第2のウエスト弾性部材とを含み、
前記第1のウエスト弾性部材の前後方向の間隔が、前記第2のウエスト弾性部材の前後方向の間隔の0.4~0.6倍である、
第1~6のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
これにより、起き上がり領域のうちウエスト伸縮領域と重なる部分に、縦方向に延びる皺が寄るとともに、圧縮により剛性が高くなり、形成される貯留空間が潰れにくくなるため好ましい。
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁よりも後側に位置しており、
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
同一の前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けて複数本取り付けられた伸縮シートが、前記エンドフラップを含む領域に取り付けられており、
前記ウエスト弾性部材は、前記後倒伏部の前縁の位置と前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置との間の領域に位置する第1のウエスト弾性部材と、それ以外の領域に位置する第2のウエスト弾性部材とを含み、
前記第1のウエスト弾性部材の伸長率が、前記第2のウエスト弾性部材の伸長率の1.05~1.15倍である、
第1~7のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
これにより、起き上がり領域のうちウエスト伸縮領域と重なる部分に、縦方向に延びる皺が寄るとともに、圧縮により剛性が高くなり、形成される貯留空間が潰れにくくなるため好ましい。
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けて複数本取り付けられた伸縮シートが、前記エンドフラップを含む領域に取り付けられており、
前記伸縮シートは、前端部に前記ウエスト弾性部材を有しない縁部を有しており、
前記吸収体の後縁が前記伸縮シートの前縁に一致するか、又は前記吸収体の後端部が前記伸縮シートの前端部の縁部に重なっている、
第1~8のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
このように、吸収体の後縁が前記伸縮シートの前縁に一致するか、又は前記吸収体の後端部が前記伸縮シートの前端部の縁部に重なっていると、起き上がり領域の前後方向の全体にわたり伸縮シートが存在し、剛性が高くなる。よって、起き上がり領域がしっかりと起き上がり、貯留空間が潰れにくくなる。
(吸収体)
吸収体56の形状は図示例のような矩形とするほか、前後方向の中間に脚周りに沿う括れ部を有する形状(砂時計のような形状)とすることができる。符号56xは、吸収体56の全幅を示している。吸収体56は、排泄液を吸収し、保持する部分であり、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体56の形状維持性を高めるために、吸収体56は包装シート58で包んでなる吸収要素50として内蔵させることができる。包装シート58としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は液透過性を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。
トップシート30を透過した液の逆戻りを防止するために、トップシート30の裏側に中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、透湿性を有するものが好ましい。液不透過性シート11としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、液不透過性シート11としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
外装不織布12は液不透過性シート11の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その構成繊維の繊度が1.6~2.3dtex、目付けが15~25g/m2、かつ厚みが0.3~0.8mmの不織布であると好ましい。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を阻止し、いわゆる横漏れを防止するために、表面の幅方向WDの両側には、排泄物の遮断位置に沿って表面から起き上がる起き上がりギャザー60が設けられていると好ましい。
図示例のテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体56の両方の側縁よりも側方にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のサイドフラップSFを有している。サイドフラップSFは、図示例のように、吸収体56を有する部分から連続する素材(外装不織布12等)からなるものであっても、他の素材を取り付けて形成してもよい。
各サイドフラップSFには、糸ゴム等の細長状弾性部材からなるサイド弾性部材64が前後方向LDに沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップSFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。サイド弾性部材64は、図示例のように、ギャザーシート62の接合部分のうち接合始端近傍の幅方向外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に設けるほか、サイドフラップSFにおける液不透過性シート11と外装不織布12との間に設けることもできる。サイド弾性部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
本テープタイプ使い捨ておむつでは、背側部分Bは股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。同様に、腹側部分Fも股間部Mよりも幅方向WD外側に延び出たウイング部分WPを有している。これらウイング部分WPは、それ以外の部分と別の部材により形成することもできる。しかし、図示例のようにサイドフラップSFを有する構造において、サイドフラップSFの側部における前後方向LD中間を切断することにより、股間部Mの側縁からウイング部分の下縁までの凹状縁が形成され、その結果としてウイング部分WPが形成されていると、製造が容易であるため好ましい。
図1、図2及び図5に示すように、背側部分Bにおけるウイング部分WPには、腹側部分Fの外面に対して着脱可能に連結される連結テープ13がそれぞれ設けられている。おむつ10の装着に際しては、連結テープ13を腰の両側から腹側部分Fの外面に回して、連結テープ13の連結部13Aを腹側部分F外面の適所に連結する。
腹側部分Fにおける連結テープ13の連結箇所には、ターゲットシート12Tが設けられている。
本テープタイプ使い捨ておむつは、吸収体56の前側及び後側にそれぞれ延出する、吸収体56を有しない一対のエンドフラップEFを有している。エンドフラップEFの構成材はおむつの構造によって変化する。例えば、エンドフラップEFは、トップシート30、中間シート40、ギャザーシート62、液不透過性シート11及び外装不織布12のうち、吸収体56の前側及び後側に延びて積層され、かつ互いに固定された部分により形成することができる。図示例と異なり、中間シート40や外装不織布12を備えない場合等には、トップシート30及び液不透過性シート11によりエンドフラップEFが形成される。また、エンドフラップEFを形成するための専用のシートを、吸収体56の前側又は後側に継ぎ足して、エンドフラップEFを形成してもよい。
図7~図9に示すように、エンドフラップEFには、ウエスト弾性部材71が固定されており、このウエスト弾性部材71を有する部分は、幅方向WDに収縮しているとともに、幅方向WDに伸長可能なウエスト伸縮領域79を有していると好ましい。ウエスト弾性部材71を有する部分は、その全体がウエスト伸縮領域79となっていても、一部のみがウエスト伸縮領域79となっていてもよい。すなわち、ウエスト弾性部材71を有する部分は、ウエスト弾性部材71の一部の伸縮性が切断等の公知の手法により殺されていてもよい。なお、ウエスト伸縮領域79は、すべてのウエスト弾性部材71における伸縮性が殺されていない部分に外接する領域である。
図8に拡大して示すように、ウエスト伸縮領域79は、エンドフラップEFにおける少なくとも左右両側の後倒伏部67bの間に形成され、ウエスト伸縮領域79の前縁の位置と吸収体56の後縁の位置とが前後方向LDに離間しているとともに、後倒伏部67bの前縁の位置と吸収体56の後縁の位置とが前後方向LDに離間していると好ましい。
上記説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となったものを含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
Claims (9)
- 前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記吸収体の表側を覆う液透過性のトップシートと、
前記吸収体の裏側を覆う液不透過性シートと、
前記液不透過性シートの裏側を覆い、製品外面を構成する外装不織布と、
前記背側部分の両側部に設けられた、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部と、
前記トップシート、前記液不透過性シート及び前記外装不織布が前記吸収体の後縁の位置よりも後側に延び出た部分により形成されたエンドフラップと、
前記エンドフラップを含む領域に取り付けられた、ウエスト弾性部材を有する伸縮シートと、
幅方向両側における排泄物の遮断位置に沿って表面から起き上がる、起き上がりギャザーと、を備え、
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
前記伸縮シートは、シートが二つ折りされるか又は二枚積層されて形成された二層構造の層間に、複数本の前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けてかつそれぞれ幅方向に伸長した状態で取り付けられたものであり、
前記エンドフラップにおける伸縮シートの固定領域は、前記ウエスト弾性部材とともに幅方向に収縮しているとともに、幅方向に伸長可能なウエスト伸縮領域を有しており、
前記起き上がりギャザーは、前記遮断位置の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から延び出た主部と、前記主部における前端部及び後端部がそれぞれ倒伏状態で固定されて形成された前倒伏部及び後倒伏部と、前記主部における前倒伏部及び後倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものである、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ウエスト伸縮領域は、前記エンドフラップにおける少なくとも左右両側の後倒伏部の間に形成されており、
前記ウエスト伸縮領域と前記吸収体とが重ならない状態で、前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しているとともに、
前記後倒伏部と前記吸収体とが重ならない状態で、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しており、
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁よりも後側に位置しており、
前記伸縮シートを構成する二層のシートは、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置との間の領域に位置する部分と、それよりも後側の領域に位置する部分とを含み、
前記ウエスト弾性部材は、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置との間の領域に位置するものと、それよりも後側の領域に位置するものとを含み、
前記伸縮シートにおける、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置との間の領域に位置する部分、及びそれよりも後側の領域に位置する部分が、前記エンドフラップに固定されている、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前記伸縮シートの前縁と前記吸収体の後縁との間に隙間を有している、
請求項1記載の連結式使い捨て着用物品。 - 前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置との前後方向の間隔が10~40mmである、
請求項1又は2記載の連結式使い捨て着用物品。 - 前記ウエスト伸縮領域は、少なくとも前記左右両側の後倒伏部まで延びている、
請求項1~3のいずれか1項に記載の連結式使い捨て着用物品。 - 展開状態で、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられた前記ギャザー弾性部材が、前記吸収体上に位置する、
請求項1~4のいずれか1項に記載の連結式使い捨て着用物品。 - 展開状態における前記ギャザー弾性部材の伸長率は230~270%である、
請求項1~5のいずれか1項に記載の連結式使い捨て着用物品。 - 前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記背側部分の両側部に設けられた、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部と、
前記吸収体の後縁の位置よりも後側に延びるエンドフラップと、
前記エンドフラップに固定された、ウエスト弾性部材と、
幅方向両側における排泄物の遮断位置に沿って表面から起き上がる、起き上がりギャザーと、を備え、
前記ウエスト弾性部材を有する部分は、前記ウエスト弾性部材とともに幅方向に収縮しているとともに、幅方向に伸長可能なウエスト伸縮領域を有しており、
前記起き上がりギャザーは、前記遮断位置の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から延び出た主部と、前記主部における前端部及び後端部がそれぞれ倒伏状態で固定されて形成された前倒伏部及び後倒伏部と、前記主部における前倒伏部及び後倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものである、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ウエスト伸縮領域は、前記エンドフラップにおける少なくとも左右両側の後倒伏部の間に形成されており、
前記ウエスト伸縮領域と前記吸収体とが重ならない状態で、前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しているとともに、
前記後倒伏部と前記吸収体とが重ならない状態で、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しており、
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁よりも後側に位置しており、
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
同一の前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けて4本以上取り付けられた伸縮シートが、前記エンドフラップを含む領域に取り付けられており、
前記ウエスト弾性部材は、前記後倒伏部の前縁の位置と前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置との間の領域に位置する複数本の第1のウエスト弾性部材と、それ以外の領域に位置する複数本の第2のウエスト弾性部材とを含み、
前記第1のウエスト弾性部材の前後方向の間隔が、前記第2のウエスト弾性部材の前後方向の間隔の0.4~0.6倍である、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前後方向中央を含む股間部と、前後方向中央より前側に延びる腹側部分と、前後方向中央より後側に延びる背側部分とを有し、
前記股間部を含む範囲に内蔵された吸収体と、
前記背側部分の両側部に設けられた、前記腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部と、
前記吸収体の後縁の位置よりも後側に延びるエンドフラップと、
前記エンドフラップに固定された、ウエスト弾性部材と、
幅方向両側における排泄物の遮断位置に沿って表面から起き上がる、起き上がりギャザーと、を備え、
前記ウエスト弾性部材を有する部分は、前記ウエスト弾性部材とともに幅方向に収縮しているとともに、幅方向に伸長可能なウエスト伸縮領域を有しており、
前記起き上がりギャザーは、前記遮断位置の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部から延び出た主部と、前記主部における前端部及び後端部がそれぞれ倒伏状態で固定されて形成された前倒伏部及び後倒伏部と、前記主部における前倒伏部及び後倒伏部間の部分が非固定とされて形成された起き上がり部と、前記起き上がり部の少なくとも先端部に取り付けられたギャザー弾性部材とを有するものである、
連結式使い捨て着用物品において、
前記ウエスト伸縮領域は、前記エンドフラップにおける少なくとも左右両側の後倒伏部の間に形成されており、
前記ウエスト伸縮領域と前記吸収体とが重ならない状態で、前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しているとともに、
前記後倒伏部と前記吸収体とが重ならない状態で、前記後倒伏部の前縁の位置と前記吸収体の後縁の位置とが前後方向に離間しており、
前記後倒伏部の前縁の位置が、前記ウエスト伸縮領域の前縁よりも後側に位置しており、
前記ウエスト弾性部材は、幅方向に沿って延びる細長状の弾性部材であり、
同一の前記ウエスト弾性部材が前後方向に間隔を空けて複数本取り付けられた伸縮シートが、前記エンドフラップを含む領域に取り付けられており、
前記ウエスト弾性部材は、前記後倒伏部の前縁の位置と前記ウエスト伸縮領域の前縁の位置との間の領域に位置する第1のウエスト弾性部材と、それ以外の領域に位置する第2のウエスト弾性部材とを含み、
前記第1のウエスト弾性部材の伸長率が、前記第2のウエスト弾性部材の伸長率の1.05~1.15倍である、
ことを特徴とする連結式使い捨て着用物品。 - 前記伸縮シートは、最も前側に位置する前記ウエスト弾性部材よりも前側に前記シートが延び出た部分を有し、
前記吸収体の後縁が前記伸縮シートの前縁に一致するか、又は前記吸収体の後端部が前記伸縮シートの前端部の縁部に重なっている、
請求項1~6のいずれか1つの態様の連結式使い捨て着用物品。
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JP2001061888A (ja) | 1999-08-27 | 2001-03-13 | Uni Charm Corp | 使い捨ておむつ |
JP2008086506A (ja) | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ |
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