JP7290055B2 - 位置推定システム、位置推定方法、プログラム - Google Patents

位置推定システム、位置推定方法、プログラム Download PDF

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本発明は、位置推定システムに関する。
災害時において、特に災害現場で指揮を執る隊員が、タブレット端末等の携帯端末を携帯して消防車両に乗車し、災害現場において当該携帯端末を利用して活動するケースがある。また、消防車両には、通常、カーナビ等の据付固定式の消防車載端末が搭載されている。そして、隊員は、当該消防車載端末を用いて災害現場までのルートナビを行い、災害現場に到着後、携帯端末を車外に持ち出して利用する。
このような場合、携帯端末を携帯する指揮隊員の位置を把握することは、現場活動支援を行う消防指令センターや、同じ災害現場で活動する別の隊員にとって、大いに役立つ。
しかし、携帯端末は、固定式の車載端末とは異なり、車速パルス等の車両の信号を取得することができない。そのため、携帯端末は、当該携帯端末に内蔵されたGNSS(Global Navigation Satellite System)モジュールのみに基づいて、自己位置推定を行う。そのため、携帯端末における自己位置推定の精度は、固定式の車載端末における自己位置推定の精度に比べて低いという問題がある。
特許文献1には、車両に搭載された車載端末と携帯端末との無線通信の受信電波強度(RSSI;Received Signal Strength Indicator)に基づいて、車載端末と携帯端末との距離を推定することにより、携帯端末の自己位置を推定する方法が記載されている。
国際公開第2016/143269号
しかしながら、特許文献1に記載されている無線通信を用いた距離推定は、屋外では、建物等の遮蔽物が多い場合、推定精度が低い傾向にある。
本発明の目的は、より精度良く携帯端末の位置を推定することができる位置推定システムを提供することである。
本発明の第1の態様に係る位置推定システムは、車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、を備える。また、前記車載端末は、前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得する。また、前記携帯端末は、前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する。
本発明の第2の態様に係る位置推定システムは、車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備える。また、前記車載端末は、前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得する。また、前記携帯端末は、前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得する。また、前記サーバは、前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する。
より精度良く携帯端末の位置を推定することができる位置推定システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る消防指令システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る消防指令システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る消防指令システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を示すフローチャートである 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る位置推定方法の一例を説明する図である。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る位置推定システムとしての消防指令システム100の構成の一例を示すブロック図である。消防指令システム100は、消防車両300に搭載された車載端末400、携帯端末としてのタブレット端末500等を備える。
また、車載端末400とタブレット端末500との間は、無線通信により通信可能に接続されている。なお、車載端末400とタブレット端末500との間の通信方式は、特に限定されない。
車載端末400は、消防車両300の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、当該車載端末400の位置情報を取得する。ここで、車両信号とは、消防車両300に搭載された加速度センサー、ジャイロセンサー等によって検出される、車速パルス信号やバック信号等である。車載端末400の位置情報は、GNSS位置情報だけでなく、消防車両300の車両信号にも基づいて推定されるため、GNSS位置情報だけに基づいて推定されるより高精度に推定される。
タブレット端末500は、GNSSから当該タブレット端末500のGNSS位置情報を取得する。また、タブレット端末500は、GNSSから、タブレット端末500のGNSS位置情報の誤差範囲(以下、「GNSS誤差範囲」と称する。)を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得する。ここで、GNSS誤差範囲とは、タブレット端末500のGNSS位置情報に示されるタブレット端末500の位置を中心とし、当該GNSS位置情報に示されるタブレット端末500の位置の誤差範囲の最大値を半径とする、円形の範囲である。
また、タブレット端末500は、無線通信の信号強度に基づいて車載端末400とタブレット端末500との距離(以下、「端末間推定距離」と称する。)を推定する。ここで、信号強度として、RSSIやSNR(Signal to Noise Ratio)等の値を用いてもよい。
また、タブレット端末500は、車載端末400が取得した当該車載端末400の位置情報と、GNSS誤差範囲情報とに基づいて、タブレット端末500が消防車両300内にあるか否かを判定する。
そして、タブレット端末500は、当該タブレット端末500が消防車両300内にあると判定した場合、車載端末400の位置情報を当該タブレット端末500の位置情報として推定する。
また、タブレット端末500は、当該タブレット端末500が消防車両300外にあると判定した場合、端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づくタブレット端末500の推定位置の範囲と、上記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、当該タブレット端末500の位置情報を推定する。ここで、所定の誤差定数とは、当該端末間推定距離の誤差の範囲を示す定数であり、経験的に定められた値であってもよく、実測によってチューニングされた値であってもよい。また、端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づくタブレット端末500の推定位置の範囲とは、上記高精度に推定された車載端末400の位置(消防車両300の位置)を中心とする、端末間推定距離に所定の誤差定数を加味した距離を半径とする2つの円で囲まれる範囲である。より具体的には、車載端末400の位置を中心とする、誤差定数を加味した端末間推定距離の最大値を半径とする円と、誤差定数を加味した端末間推定距離の最小値を半径とする円とに囲まれる、ドーナッツ形状の範囲である。
ここで、経験的に定められる所定の誤差定数とは、例えば、本実施形態において利用する無線通信による距離測定においてどの程度(何%等)の誤差が生じるかについて、経験的に知られている値や予め実施された検証結果等により定められる値である。また、実測によってチューニングされる所定の誤差定数とは、例えば、無線通信による距離測定によって既知の端末間の距離を繰り返し測定して得られる値の誤差の最大値又は平均値、また、端末間に遮蔽物を存在させた条件等の複数の条件において無線通信による距離測定によって既知の端末間の距離を繰り返し測定して得られる値の誤差の最大値又は平均値である。
以上に説明した実施の形態に係る消防指令システム100によれば、タブレット端末500が消防車両300内にある場合には、タブレット端末500は、車載端末400の位置情報を当該タブレット端末500の位置情報として推定する。当該車載端末400の位置情報は、消防車両300の車両信号とGNSS位置情報とに基づいて高精度に推定されている。そのため、タブレット端末500は、当該タブレット端末500の位置情報をより精度良く推定することができる。また、タブレット端末500が消防車両300外にある場合には、タブレット端末500は、端末間推定距離の誤差定数と、GNSS誤差範囲情報とに基づいて、タブレット端末500の位置情報を推定する。具体的には、タブレット端末500は、端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づくタブレット端末500の推定位置の範囲と、上記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、当該タブレット端末500の位置情報を推定する。ここで、上記タブレット端末500の推定位置の範囲は、上記高精度に推定された車載端末400の位置(消防車両300の位置)を中心とする、端末間推定距離に誤差定数を加味した距離を半径とする2つの円で囲まれる範囲である。そのため、タブレット端末500は、当該タブレット端末500の位置情報をより精度良く推定することができる。よって、本実施の形態に係る消防指令システム100によれば、より精度良く携帯端末の位置を推定することができる位置推定システムを提供することができる。
実施の形態1
次に、本発明の実施の形態1に係る消防指令システム100について説明する。
図2及び図3は、本発明の実施の形態1に係る消防指令システム100の構成の一例を示すブロック図である。図2及び図3に示すように、消防指令システム100は、サーバとしての消防指令センター200、1台以上の消防車両300,300A,300B,300C,・・・に搭載された車載端末400,400A,400B,400C,・・・、タブレット端末500等を備える。なお、以下の説明では、消防車両300にタブレット端末500を携帯する隊員が乗車する例を示す。しかし、他の消防車両300A,300B,300C,・・・にタブレット端末500を携帯する隊員が乗車してもよい。また、以下の説明において、消防車両300,300A,300B,300C,・・・を特に区別する必要がない場合、単に、消防車両300と称する。また、車載端末400,400A,400B,400C,・・・を特に区別する必要がない場合、単に、車載端末400と称する。
また、消防指令センター200と車載端末400との間、車載端末400とタブレット端末500との間、タブレット端末500と消防指令センター200との間は、無線通信により通信可能に接続されている。なお、消防指令センター200と車載端末400との間、車載端末400とタブレット端末500との間、タブレット端末500と消防指令センター200との間の通信方式は、特に限定されない。また、消防指令センター200と車載端末400との間、車載端末400とタブレット端末500との間、タブレット端末500と消防指令センター200との間の通信方式は、異なっていてもよい。
また、消防車両300は、車載端末400以外に、図示しないGNSSモジュール、アンテナ、加速度センサー、及び、ジャイロセンサー等を備える。車載端末400が消防車両300に固定的に搭載される車載端末である場合、GNSSモジュール及びアンテナは、車載端末400に内蔵されても、外付けで搭載されてもよい。
図3に示すように、消防指令センター200は、通信部201、表示部202、記憶部203、制御部204等を備える。
通信部201は、消防指令センター200と車載端末400との間、及び、消防指令センター200とタブレット端末500との間の無線通信を行う。
表示部202は、各種データに基づいて、各種情報を表示する。例えば、表示部202は、記憶部203に格納された地図データに基づいて、地図を表示する。
記憶部203は、地図データ等、消防指令センター200における処理に必要な各種データを格納している。また、記憶部203は、制御部204が実行する各種プログラムを格納している。
制御部204は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、消防指令センター200の各部を制御する。そして、制御部204が記憶部203に格納されたプログラムを実行することにより、消防指令センター200における全ての処理が実現する。具体的には、制御部204が記憶部203に格納されたプログラムを実行することにより、例えば、通信部201、表示部202、記憶部203における処理が実現する。
また、消防指令センター200の記憶部203に格納されるプログラムは、制御部204に実行されることにより、消防指令センター200のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部203は、例えば、このプログラムや、消防指令センター200における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
車載端末400は、入力部401、通信部402、車両信号入力部403、位置取得部404、表示部405、記憶部406、制御部407等を備える。
入力部401は、例えば、ボタン、タッチパネル、マウス、キーボード等を備える。そして、入力部401は、隊員等によって操作されることにより、各種情報を制御部407に入力する。
通信部402は、車載端末400と消防指令センター200との間、及び、車載端末400とタブレット端末500との間の無線通信を行う。
車両信号入力部403は、消防車両300に搭載された加速度センサー、ジャイロセンサー等から車速パルス信号やバック信号等の車両信号を取得し、制御部407に入力する。
位置取得部404は、消防車両300に搭載されたGNSSモジュール(図示省略)から取得したGNSS位置情報と、制御部407から入力された車両信号と、に基づいて、車載端末400の位置情報(消防車両300の位置情報)を取得する。
表示部405は、各種データに基づいて、各種情報を表示する。例えば、表示部405は、記憶部406に格納された地図データに基づいて、地図を表示する。
記憶部406は、地図データ等、車載端末400における処理に必要な各種データを格納している。また、記憶部406は、制御部407が実行する各種プログラムを格納している。
制御部407は、CPU等を備え、車載端末400の各部を制御する。そして、制御部407が記憶部406に格納されたプログラムを実行することにより、車載端末400における全ての処理が実現する。具体的には、制御部407が記憶部406に格納されたプログラムを実行することにより、例えば、入力部401、通信部402、車両信号入力部403、位置取得部404、表示部405、記憶部406における処理が実現する。
また、車載端末400の記憶部406に格納されるプログラムは、制御部407に実行されることにより、車載端末400のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部406は、例えば、このプログラムや、車載端末400における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。
タブレット端末500は、入力部501、通信部502、位置取得部503、表示部504、記憶部505、制御部506等を備える。また、タブレット端末500には、図示しないGNSSモジュール、アンテナ等を備える。
入力部501は、例えば、ボタン、タッチパネル等を備える。そして、入力部501は、隊員等によって操作されることにより、各種情報を制御部506に入力する。
通信部502は、タブレット端末500と消防指令センター200との間、及び、タブレット端末500と車載端末400との間の無線通信を行う。
位置取得部503は、タブレット端末500に内蔵されたGNSSモジュールから、タブレット端末500のGNSS位置情報を取得する。また、位置取得部503は、当該GNSSモジュールから、GNSS位置情報とともに、GNSS誤差範囲情報を取得する。ここで、GNSS誤差範囲情報とは、GNSS位置情報に示されるタブレット端末500の位置を中心とし、当該GNSS位置情報に示されるタブレット端末500の位置の誤差範囲の最大値を半径とする、円形の範囲であるGNSS誤差範囲を示す情報である。
表示部504は、各種データに基づいて、各種情報を表示する。例えば、表示部504は、記憶部505に格納された地図データに基づいて、地図を表示する。
記憶部505は、地図データ等、タブレット端末500における処理に必要な各種データを格納している。また、記憶部505は、制御部506が実行する各種プログラムを格納している。
制御部506は、CPU等を備え、タブレット端末500の各部を制御する。そして、制御部506が記憶部505に格納されたプログラムを実行することにより、タブレット端末500における全ての処理が実現する。具体的には、制御部506が記憶部505に格納されたプログラムを実行することにより、例えば、入力部501、通信部502、位置取得部503、表示部504、記憶部505における処理が実現する。
また、制御部506は、車載端末400とタブレット端末500との無線通信の信号強度(RSSIやSNR(Signal to Noise Ratio))に基づいて、車載端末400とタブレット端末500との距離(以下、「端末間推定距離」と称する。)を推定する。
また、タブレット端末500の記憶部505に格納されるプログラムは、制御部506に実行されることにより、タブレット端末500のそれぞれにおける処理を実現するためのコードを含む。なお、記憶部505は、例えば、このプログラムや、タブレット端末500における処理に利用される各種情報を格納することができる任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ等である。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。
次に、図4及び図5を参照しながら、本実施の形態1に係る位置推定方法について説明する。
本実施の形態1に係る位置推定方法は、消防指令センター200、車載端末400、タブレット端末500の表示部202、405、504に表示される地図上に表示するタブレット端末500の位置情報の精度を向上する方法である。具体的には、本実施の形態1に係る位置推定方法は、タブレット端末500のより正確な位置情報を取得するため、車載端末400の位置情報を利用する。そのため、本実施の形態1において、車載端末400の位置取得部404が取得する位置情報の推定精度は非常に高いことが望ましい。
また、本実施の形態1において、車載端末400における車載端末400の位置情報(位置取得部404が取得する位置情報)の推定方法は特に限定されない。
また、車載端末400が消防車両300に固定的に搭載される場合、GNSSモジュール及びアンテナが外付けで搭載されてもよい。これにより、位置情報の推定精度を向上することもできる。
また、本実施の形態1において、車載端末400の位置取得部404は、GNSSモジュール(図示省略)から取得したGNSS位置情報だけでなく、車両信号入力部403から入力される車速パルス信号やバック信号等の車両信号に基づいて、車載端末400の位置を推定する。そのため、GNSSモジュール(図示省略)から取得したGNSS位置情報だけに基づいて車載端末400の位置情報を取得する場合に比べて、位置情報の推定の精度を向上することができる。
また、本実施の形態1に係る位置推定方法では、車載端末400とタブレット端末500との間の無線通信の信号強度に基づいて、車載端末400とタブレット端末500との端末間推定距離が推定される。これにより、車両信号とGNSSモジュールから取得したGNSS位置情報とに基づいて高精度に推定された車載端末400の位置情報と、車載端末400とタブレット端末500との端末間推定距離とに基づいて、タブレット端末500の位置を推定することができる。
しかし、無線通信の信号強度に基づく端末間推定距離の推定は、車載端末400とタブレット端末500との間に遮蔽物が多く存在する場合、精度が低下するという問題がある。
そこで、本実施の形態1に係る位置推定方法では、タブレット端末500が、人工衛星からGNSS位置情報とともにGNSS誤差範囲情報を取得する。そして、タブレット端末500は、タブレット端末500のGNSS位置情報と当該GNSS誤差範囲情報とから定められるGNSS誤差範囲と、車載端末400の高精度な位置情報と端末間推定距離と当該端末間推定距離の誤差定数とから定められるタブレット端末500の推定位置の範囲とに基づいて、タブレット端末500の位置を推定する。
具体的には、まず、タブレット端末500の制御部506は、車載端末400とタブレット端末500との無線通信の信号強度に基づいて、車載端末400とタブレット端末500との端末間推定距離を推定する(ステップS1)。
次に、位置取得部503は、タブレット端末500に内蔵されたGNSSモジュールから、タブレット端末500のGNSS位置情報を取得するとともに、GNSS誤差範囲情報を取得する。また、制御部506は、通信部502を介して、車載端末400において高精度に推定された車載端末400の位置情報を車載端末400から取得する。
そして、制御部506は、記憶部505に格納されている地図データに基づいて地図を描画するとともに、GNSS誤差範囲及び車載端末400の位置を当該地図上に描画する。なお、当該地図並びにGNSS誤差範囲及び車載端末400の位置は、表示部504に表示されてもよい。図6に、制御部506によって描画された地図並びにGNSS誤差範囲及び車載端末400の位置を示す。図6において、斜線のハッチングは、建物等の遮蔽物を示し、格子のハッチングは、タブレット端末500のGNSS誤差範囲R1を示す。また、図6において、三角マークは、車載端末400の位置を示す。図6において、GNSS誤差範囲R1は、タブレット端末500のGNSS位置情報を中心とする、GNSS誤差範囲の最大値を半径とする円形の領域である。
そして、制御部506は、GNSS誤差範囲R1内に車載端末400の位置(消防車両300の位置)が含まれるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、GNSS誤差範囲R1内に車載端末400の位置が含まれる場合(ステップS2;Yes)、車載端末400の制御部407は、車両信号入力部403から入力される車両信号に基づいて、消防車両300が走行状態か否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、消防車両300が走行状態である場合(ステップS3;Yes)、タブレット端末500の制御部506は、ステップS1において取得した端末間推定距離が予め設定された所定の距離以下か否かを判定する(ステップS4)。なお、当該所定の距離は、車載端末400とタブレット端末500とが、同一の消防車両300の車内に存在し得る距離に予め設定される。
ステップS4において、端末間推定距離が所定の距離以下である場合(ステップS4;Yes)、車載端末400とタブレット端末500とは、同一の消防車両300の車内に存在し得る。具体的には、消防指令システム100において、消防車両300が走行中にタブレット端末500が消防車両300の外に持ち運ばれている可能性は極めて低い。そのため、消防車両300が走行中であり、且つGNSS誤差範囲内に消防車両300があり、且つ端末間推定距離が所定の距離以下の場合、車載端末400とタブレット端末500とは、同一の消防車両300の車内に存在し得る。そのため、タブレット端末500の制御部506は、タブレット端末500の位置を車載端末400の位置と推定し(ステップS5)、本処理を終了する。なお、消防車両300が走行中である場合、GNSS誤差範囲内に消防車両300がある場合、端末間推定距離が所定の距離以下である場合の何れかの場合に、タブレット端末500の制御部506は、タブレット端末500の位置を車載端末400の位置と推定してもよい。
ステップS2において、GNSS誤差範囲R1内に車載端末400の位置が含まれない場合(ステップS2;No)、ステップS3において、消防車両300が走行状態でない場合(ステップS3;No)、ステップS4において、端末間推定距離が所定の距離より大きい場合(ステップS4;No)、タブレット端末500が消防車両300の車内に存在する可能性が低い。そのため、タブレット端末500の制御部506は、ステップS2において車載端末400から取得した、高精度に推定された車載端末400の位置情報と、ステップS1において取得した端末間推定距離とに基づいて、タブレット端末500の位置を推定する。
具体的には、例えば、図7に示すように、ステップS2において描画された地図(図6)において、車載端末400の位置(消防車両300の位置)を中心とする、端末間推定距離を半径とする円を描画すると、タブレット端末500は、当該円上に位置すると考えられる。
しかし、実際には、車載端末400とタブレット端末500との間に位置する建物等の遮蔽物によって、ステップS1において無線通信の信号強度に基づいて推定された端末間推定距離には誤差が生じる。
そこで、本実施の形態1にかかる位置推定方法では、タブレット端末500の制御部506は、まず、ステップS1において推定された端末間推定距離の誤差定数を用いて、タブレット端末500の位置を推定する。具体的には、タブレット端末500の制御部506は、図8に示すように、車載端末400の位置(消防車両300の位置)を中心とする、端末間推定距離に誤差定数を加味した距離を半径とする2つの円を描画する。そして、制御部506は、タブレット端末500の位置を、図8において描画された2つの円で囲まれる範囲(図8に示す格子のハッチングの範囲)R2内と推定する。換言すれば、制御部506は、タブレット端末500の推定位置の範囲を、図8において描画された2つの円で囲まれる範囲(図8に示す格子のハッチングの範囲)R2とする。
なお、当該誤差定数は、端末間推定距離の誤差の範囲を示す定数であり、経験的に定められてもよく、実測によってチューニングされた値であってもよい。
次に、タブレット端末500の制御部506は、記憶部505に格納された地図データに基づいて、車載端末400の位置(図8に示す三角マーク)と、タブレット端末500の推定位置の範囲(図8に示す範囲R2)との間に遮蔽物が存在するか否かを判定する。そして、車載端末400の位置(図8に示す三角マーク)と、タブレット端末500の推定位置(図8に示す範囲R2)との間に遮蔽物が存在する場合、タブレット端末500の制御部506は、当該遮蔽物の当該半径方向の長さに応じて、タブレット端末500の推定位置の範囲を拡大する。
具体的には、まず、車載端末400(消防車両300)の位置を中心として所定の方向(本実施の形態1では、北)の方向を0度とし、東を90度、南を180度、西を270度と定義する。そして、タブレット端末500の制御部506は、A=0とする(ステップS6)。
次に、タブレット端末500の制御部506は、記憶部505に格納された地図データに基づいて、車載端末400の位置からA度の方向に、車載端末400とタブレット端末500との間に遮蔽物があるか否かを判定する。車載端末400の位置からA度の方向に、車載端末400とタブレット端末500との間に遮蔽物がある場合には、タブレット端末500の制御部506は、当該遮蔽物の当該A度の方向の長さを測定する(ステップS7)。
次に、例えば、図9に示すように、タブレット端末500の制御部506は、ステップS7において測定した遮蔽物の長さに応じて、タブレット端末500の推定位置を拡大する(ステップS8)。図9において、格子のハッチングの範囲R2’が、拡大されたタブレット端末500の推定位置の範囲である。
次に、タブレット端末500の制御部506は、A度に所定の角度数を加算する(ステップS9)。なお、当該所定の角度数は、タブレット端末500の推定位置に求められる角度の精度に基づいて、適宜決定される。
次に、タブレット端末500の制御部506は、当該Aの値が360に達したか否かを判定する(ステップS10)。
ステップS10において、当該Aの値が360に達していない場合(ステップS10;No)、ステップS7の処理に戻る。
ステップS10において、当該Aの値が360に達している場合(ステップS10;Yes)、タブレット端末500の制御部506は、他の車載端末400A,400B,400C,・・・との間で、ステップS1と同様に、端末間推定距離を取得可能か否か判定する(ステップS11)。具体的には、制御部506は、通信部502を介して、他の車載端末400A,400B,400C,・・・と無線通信を行い、通信強度に基づいて、端末間推定距離を取得可能か否か判定する。以下の説明では、タブレット端末500と他の車載端末400Aとが無線通信を行う例について説明する。当該他の車載端末400Aは、消防車両300Aに搭載されているものとする。
ステップS11において、他の車載端末400Aとの間で端末間推定距離を取得可能である場合(ステップS11;Yes)、タブレット端末500の制御部506は、当該他の車載端末400Aから、当該他の車載端末400Aの位置情報を取得する。そして、タブレット端末500の制御部506は、当該他の車載端末400Aとの端末間推定距離と、当該他の車載端末400Aの位置情報と、当該端末間推定距離の誤差定数とに基づいて、図8と同様に、タブレット端末500の推定位置の範囲を地図上に描画する(ステップS12)。次いで、タブレット端末500の制御部506は、ステップS12において描画したタブレット端末500の推定位置の範囲に対しても、ステップS7及びステップS8の処理を行って、当該タブレット端末500の推定位置の範囲を拡大する。その後、タブレット端末500の制御部506は、ステップS9~ステップS11の処理を行う。
ステップS11において、他の車載端末400Aとの間で端末間推定距離を取得不可能である場合(ステップS11;No)、タブレット端末500の制御部506は、GNSS誤差範囲を地図上に描画する。そして、制御部506は、全てのタブレット端末500の推定位置の範囲及び当該GNSS誤差範囲が最も重なる部分から、タブレット端末500の位置を推定する(ステップS13)。
図10に、1台目の車載端末400との端末間推定距離を用いて推定したタブレット端末500の推定位置の範囲R2’と、2台目の車載端末400との端末間推定距離を用いて推定したタブレット端末500の推定位置の範囲R3と、タブレット端末500のGNSS誤差範囲R1を示す。ステップS13において、タブレット端末500の制御部506は、タブレット端末500の推定位置の範囲R2’と、タブレット端末500の推定位置の範囲R3と、タブレット端末500のGNSS誤差範囲R1とが最も重なる部分R4の中から、タブレット端末500の位置を推定する。例えば、当該部分R4の中から、当該GNSS誤差範囲R1の中心に最も近い位置を、タブレット端末500の位置として推定してもよい。また、当該部分R4の中から、1台目の車載端末400との端末間推定距離と2台目の車載端末400との端末間推定距離とが重なる位置を、タブレット端末500の位置として推定してもよい。
なお、本実施の形態1では、ステップS2、ステップS4、ステップS5~ステップS13の処理をタブレット端末500の制御部506が行う例を示したが、当該処理は、消防指令センター200の制御部204が行ってもよい。消防指令センター200の制御部204が当該処理を行う場合、タブレット端末500からGNSS位置情報及びGNSS誤差範囲情報が消防指令センター200に送信され、車載端末400又はタブレット端末500から端末間推定距離が消防指令センター200に送信され、車載端末400から当該車載端末400の高精度な位置情報が送信されてもよい。
以上に説明した実施の形態1に係る消防指令システム100、位置推定方法及びプログラムによれば、タブレット端末500が消防車両300内にある場合には、タブレット端末500は、車載端末400の位置情報を当該タブレット端末500の位置情報として推定する。当該車載端末400の位置情報は、消防車両300の車両信号とGNSS位置情報とに基づいて高精度に推定されている。そのため、タブレット端末500は、当該タブレット端末500の位置情報をより精度良く推定することができる。また、タブレット端末500が消防車両300外にある場合には、タブレット端末500は、端末間推定距離の誤差定数と、GNSS誤差範囲情報とに基づいて、タブレット端末500の位置情報を推定する。具体的には、タブレット端末500は、端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づくタブレット端末500の推定位置の範囲と、上記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、当該タブレット端末500の位置情報を推定する。ここで、上記タブレット端末500の推定位置の範囲は、上記高精度に推定された車載端末400の位置(消防車両300の位置)を中心とする、端末間推定距離に誤差定数を加味した距離を半径とする2つの円で囲まれる範囲である。そのため、タブレット端末500は、当該タブレット端末500の位置情報をより精度良く推定することができる。よって、本実施の形態1に係る消防指令システム100によれば、より精度良く携帯端末の位置を推定することができる位置推定システムを提供することができる。
また、タブレット端末500は、当該タブレット端末500が消防車両300外にあると判定した場合に、他の車載端末400Aと当該タブレット端末500との端末間推定距離を推定し、当該他の車載端末400Aとの端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づいて、当該タブレット端末500の推定位置の範囲を取得する。そして、タブレット端末500は、全てのタブレット端末500の推定位置の範囲及び当該GNSS誤差範囲が最も重なる部分から、タブレット端末500の位置を推定する。そのため、タブレット端末500の位置の推定範囲をさらに狭めることができる。これにより、タブレット端末500の位置推定の精度をさらに高めることができる。
また、タブレット端末500は、当該タブレット端末500が消防車両300外にあると判定した場合に、車載端末400とタブレット端末500との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、上記タブレット端末500の推定位置の範囲を拡大する。そのため、車載端末400とタブレット端末500との間に存在する遮蔽物による影響を低減して、タブレット端末500の位置を推定することができる。これにより、タブレット端末の位置推定の精度をさらに高めることができる。
また、タブレット端末500は、消防車両300が走行状態である場合、当該タブレット端末500が消防車両300内にあると判定し、消防車両300が走行状態でない場合、タブレット端末500が消防車両300外にあると判定する。そのため、車載端末400の位置情報とGNSS誤差範囲情報とだけに基づいて、タブレット端末500が消防車両300内にあるか否かを判定する場合に比べて、より正確に、タブレット端末500が消防車両300内にあるか否かを判定することができる。
また、タブレット端末500は、端末間推定距離が所定の距離以下である場合、タブレット端末500が消防車両300内にあると判定し、端末間推定距離が所定の距離より大きい場合、タブレット端末500が消防車両300外にあると判定する。そのため、車載端末400の位置情報とGNSS誤差範囲情報とだけに基づいて、タブレット端末500が消防車両300内にあるか否かを判定する場合に比べて、より正確に、タブレット端末500が消防車両300内にあるか否かを判定することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、を備え、
前記車載端末は、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
前記携帯端末は、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定システム。
(付記2)
前記携帯端末は、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、付記1に記載の位置推定システム。
(付記3)
前記携帯端末は、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する、付記1又は2に記載の位置推定システム。
(付記4)
前記車載端末は、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
前記携帯端末は、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記1乃至3の何れか1つに記載の位置推定システム。
(付記5)
前記携帯端末は、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記1乃至4の何れか1つに記載の位置推定システム。
(付記6)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備え、
前記車載端末は、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
前記携帯端末は、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
前記サーバは、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定システム。
(付記7)
前記携帯端末は、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
前記サーバは、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、付記6に記載の位置推定システム。
(付記8)
前記サーバは、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する、付記6又は7に記載の位置推定システム。
(付記9)
前記車載端末は、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
前記サーバは、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記6乃至8の何れか1つに記載の位置推定システム。
(付記10)
前記サーバは、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記6乃至9の何れか1つに記載の位置推定システム。
(付記11)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、を備える位置推定システムにおいて実施される位置推定方法であって、
前記車載端末が、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
前記携帯端末が、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定方法。
(付記12)
前記携帯端末が、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、付記11に記載の位置推定方法。
(付記13)
前記携帯端末が、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する、付記11又は12に記載の位置推定方法。
(付記14)
前記車載端末が、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
前記携帯端末が、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記11乃至13の何れか1つに記載の位置推定方法。
(付記15)
前記携帯端末が、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記11乃至14の何れか1つに記載の位置推定方法。
(付記16)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備える位置推定システムにおいて実施される位置推定方法であって、
前記車載端末が、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
前記携帯端末が、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
前記サーバが、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定方法。
(付記17)
前記携帯端末が、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
前記サーバが、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、付記16に記載の位置推定方法。
(付記18)
前記サーバが、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する、付記16又は17に記載の位置推定方法。
(付記19)
前記車載端末が、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
前記サーバが、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記16乃至18の何れか1つに記載の位置推定方法。
(付記20)
前記サーバが、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、付記16乃至19の何れか1つに記載の位置推定方法。
(付記21)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、を備える位置推定システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記車載端末に、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得する処理を実行させ、
前記携帯端末に、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得する処理と、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定する処理と、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得する処理と、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定する処理と、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定する処理と、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する処理と、を実行させる、プログラム。
(付記22)
前記携帯端末が、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記携帯端末に、
他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定する処理と、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する処理と、を実行させる、付記21に記載のプログラム。
(付記23)
前記携帯端末が、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記携帯端末に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する処理を実行させる、付記21又は22に記載のプログラム。
(付記24)
前記車載端末に、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定する処理を実行させ、
前記携帯端末に、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する処理を実行させる、付記21乃至23の何れか1つに記載のプログラム。
(付記25)
前記携帯端末に、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する処理を実行させる、付記21乃至24の何れか1つに記載のプログラム。
(付記26)
車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備える位置推定システムにおいて実行されるプログラムであって、
前記車載端末に、
前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得する処理を実行させ、
前記携帯端末に、
前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得する処理と、
前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定する処理と、
前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得する処理と、を実行させ、
前記サーバに、
前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定する処理と、
前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定する処理と、
前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する処理と、を実行させる、プログラム。
(付記27)
前記携帯端末に、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定する処理を実行させ、
前記サーバに、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する処理を実行させる、付記26に記載のプログラム。
(付記28)
前記サーバに、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する処理を実行させる、付記26又は27に記載のプログラム。
(付記29)
前記車載端末に、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定する処理を実行させ、
前記サーバに、
前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する処理を実行させる、付記26乃至28の何れか1つに記載のプログラム。
(付記30)
前記サーバに、
前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する処理を実行させる、付記26乃至29の何れか1つに記載のプログラム。
100 消防指令システム(位置推定システム)
200 消防指令センター(サーバ)
203 記憶部
204 制御部
300,300A,300B,300C 消防車両
400,400A,400B,400C 車載端末
403 車両信号入力部
404 位置取得部
406 記憶部
407 制御部
500 タブレット端末(携帯端末)
503 位置取得部
505 記憶部
506 制御部

Claims (10)

  1. 車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、を備え、
    前記車載端末は、
    前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
    前記携帯端末は、
    前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
    前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
    前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
    前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
    前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
    前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大し、前記携帯端末の推定位置の範囲前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定システム。
  2. 前記携帯端末は、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
    他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
    前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、請求項1に記載の位置推定システム。
  3. 前記車載端末は、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
    前記携帯端末は、
    前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
    前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、請求項1又は2に記載の位置推定システム。
  4. 前記携帯端末は、
    前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
    前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、請求項1乃至の何れか一項に記載の位置推定システム。
  5. 車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備え、
    前記車載端末は、
    前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
    前記携帯端末は、
    前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
    前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
    前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
    前記サーバは、
    前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
    前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
    前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大し、前記携帯端末の推定位置の範囲前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定システム。
  6. 前記携帯端末は、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離を推定し、
    前記サーバは、前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、
    前記重なる部分と、他の前記車載端末と前記携帯端末との前記端末間推定距離及び前記所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲と、がさらに重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、請求項に記載の位置推定システム。
  7. 前記車載端末は、前記車両信号に基づいて、前記車両が走行状態か否かを判定し、
    前記サーバは、
    前記車両が走行状態である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
    前記車両が走行状態でない場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、請求項5又は6に記載の位置推定システム。
  8. 前記サーバは、
    前記端末間推定距離が所定の距離以下である場合、前記携帯端末が前記車両内にあると判定し、
    前記端末間推定距離が前記所定の距離より大きい場合、前記携帯端末が前記車両外にあると判定する、請求項乃至の何れか一項に記載の位置推定システム。
  9. 車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備える位置推定システムにおいて実施される位置推定方法であって、
    前記車載端末が、
    前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得し、
    前記携帯端末が、
    前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得し、
    前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定し、
    前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得し、
    前記サーバが、
    前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定し、
    前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定し、
    前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大し、前記携帯端末の推定位置の範囲と前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する、位置推定方法。
  10. 車両に搭載される車載端末と、前記車両に乗車するユーザに携帯されるとともに前記車載端末と無線通信により通信可能に接続される携帯端末と、前記車載端末及び前記携帯端末と通信可能に接続されたサーバと、を備える位置推定システムにおいて実行されるプログラムであって、
    前記車載端末に、
    前記車両の車両信号と、GNSS(Global Navigation Satellite System)から取得したGNSS位置情報とに基づいて、前記車載端末の位置情報を取得する処理を実行させ、
    前記携帯端末に、
    前記GNSSから前記携帯端末のGNSS位置情報を取得する処理と、
    前記無線通信の信号強度に基づいて前記車載端末と前記携帯端末との間の端末間推定距離を推定する処理と、
    前記GNSSから、前記携帯端末の前記GNSS位置情報の誤差範囲を示すGNSS誤差範囲情報をさらに取得する処理と、を実行させ、
    前記サーバに、
    前記車載端末が取得した前記車載端末の位置情報と、前記GNSS誤差範囲情報とに基づいて、前記携帯端末が前記車両内にあるか否かを判定する処理と、
    前記携帯端末が前記車両内にあると判定した場合に、前記車載端末の位置情報を前記携帯端末の位置情報として推定する処理と、
    前記携帯端末が前記車両外にあると判定した場合に、前記車載端末と前記携帯端末との間に存在する遮蔽物の長さに応じて、前記端末間推定距離及び所定の誤差定数に基づく前記携帯端末の推定位置の範囲を拡大する処理と、前記携帯端末の推定位置の範囲と前記GNSS誤差範囲とが重なる部分から、前記携帯端末の位置情報を推定する処理と、を実行させる、プログラム。
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