JP7288347B2 - 麺払装置 - Google Patents

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Description

本発明は、麺払装置に関し、より詳細には、水平方向に延びるステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺を払う麺払装置に関する。
従来から、特許文献1に示すように、麺、例えば生うどんの製造工程において、水平方向に延びる掛棒(ステッキ)に互いに平行に垂れ下がるように複数本の麺を掛け、当該ステッキごと当該複数本の麺を搬送することが知られている。
また、特許文献2及び3に示すように、麺の包装用コンベヤ装置において、水平方向に延びる掛棒(ステッキ)に互いに平行に垂れ下がるように複数本の麺を掛け、当該ステッキごと当該複数本の麺を搬送することが知られている。
特許第2564579号公報 特許第2637893号公報 特許第2702656号公報
掛棒(ステッキ)に掛けられた状態で所定の位置まで搬送された後、麺は、長さを切り揃える切断工程等の準備として、掛棒(ステッキ)を抜き取られる必要がある。
本件発明者は、掛けられている麺から掛棒(ステッキ)を抜き取る際に、環境の温度及び湿度等を受けて麺の表面が粘着性を呈して麺が掛棒(ステッキ)から円滑に剥がれない場合があることを知見した。
この問題に対処するために、本件発明者は、掛けられている麺から掛棒(ステッキ)を抜き取る前に、掛けられている麺を掛棒(ステッキ)から僅かに横方向に移動させる(ずらす)ことで、粘着性を呈している麺を掛棒(ステッキ)から剥離させることが有効であることを知見した。
更に本件発明者は、1本1本の麺に直接的に力を作用させなくても、垂れ下がった状態の複数本の麺に対して適宜の間隔を空けて平行に延びる複数の挿し部材を差し込んで横方向に移動させることで、複数本の麺全体の僅かな横方向の移動を実現できることを知見した。挿し部材が直接当接する麺は、当該挿し部材の移動力が直接作用して横方向に移動し、挿し部材が直接当接しない麺も、隣り合う麺を介して間接的に引張力が作用して横方向に移動するため、結果として掛棒(ステッキ)に掛けられた複数本の麺全体が横方向に移動することができる。
これによって、麺と掛棒(ステッキ)との間に付着状態が存在していた場合でも当該付着状態を解消することができる。よって、その後に掛棒(ステッキ)を抜き取る際に掛棒(ステッキ)が円滑に抜き取られる。
本発明は、以上の背景に鑑みて創案されたものである。本発明の目的は、複数本の麺がステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態において、平行に延びる複数の挿し部材を差し込んで、挿し部材が直接当接する麺を当該挿し部材の移動力を直接作用させることで横方向に移動させ、挿し部材が直接当接しない麺を隣り合う麺を介して間接的に引張力を作用させて横方向に移動させ、結果としてステッキに掛けられた複数本の麺全体を横方向に移動させる装置を提供することである。
本発明は、水平方向に延びるステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺を払う麺払装置であって、複数の挿し部材であって、各々が前記ステッキの延びる方向に対して平面視で直角又は鋭角をなす方向に平行に延びる前記複数の挿し部材と、前記複数の挿し部材を支持する支持体と、前記支持体を平面視で前記複数の挿し部材の延びる方向に移動させる第1駆動部と、前記支持体を平面視で前記ステッキの延びる方向に移動させる第2駆動部と、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の挿し部材が平面視で前記ステッキから離れている待機位置から前記ステッキと交差する第1挿入位置まで移動するように前記第1駆動部を制御する第1移動工程を実行後、前記複数の挿し部材が平面視で前記第1挿入位置から前記ステッキの延びる方向に前記第2挿入位置まで移動するように前記第2駆動部を制御する第2移動工程を実行するようになっていることを特徴とする麺払装置である。
本発明によれば、複数本の麺がステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態において、第1駆動部の制御による第1移動工程によって、平行に延びる複数の挿し部材を当該複数本の麺の麺間に適宜の間隔で(適宜の本数毎に(一定本数毎である必要はない))差し込むことができる。そして、その後の第2駆動部の制御による第2移動工程によって、挿し部材が直接当接する麺を当該挿し部材の移動力を直接作用させることで横方向に移動させると共に、挿し部材が直接当接しない麺を隣り合う麺を介して間接的に引張力を作用させて横方向に移動させ、結果としてステッキに掛けられた複数本の麺全体を横方向に移動させることができる(この作用を、本件発明者は、「麺を払う」と表現している)。
また、本件発明者は、麺全体を横方向に移動させた状態(第2挿入位置)から直ちに挿し部材を抜き取ると、麺同士が不所望に重なり合ってしまう等、麺の状態に乱れが生じ得ることを知見した。これに対して、挿し部材を第2挿入位置から第1挿入位置に戻してから挿し部材を抜き取ると、麺の状態に乱れが生じることを抑制することができる。
すなわち、本発明の麺払装置において、前記制御部は、前記複数の挿し部材が平面視で前記第2挿入位置から前記ステッキの延びる方向に前記第1挿入位置まで戻るように前記第2駆動部を制御する第3移動工程を実行後、前記複数の挿し部材が前記第1挿入位置から前記待機位置まで戻るように前記第1駆動部を制御する第4移動工程を実行するようになっていることが好ましい。
また、本発明の麺払装置において、前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度と、前記第2移動工程における前記複数の挿し部材の速度と、前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度との間の関係は、前記第2移動工程における前記複数の挿し部材の速度が、前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さく且つ前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さく、さらに、前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度は、前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さいことが好ましい。
この場合、第2移動工程において挿し部材が比較的遅い速度で移動することにより、麺に傷がつくことを抑制しながら麺を横方向に移動させることができる。
また、第1移動工程において挿し部材が第2移動工程及び第3移動工程よりも速い速度で移動することにより、挿し部材の挿入時の麺の引っ掛かりを抑制することができる。
更に、第3移動工程において挿し部材が第1移動工程よりも遅い速度で移動することにより、麺の状態に乱れが生じることを抑制することができる。
また、例えば、本発明の麺払装置において、前記複数の挿し部材は、前記ステッキの延びる方向に沿って等間隔で並んで配置されている。
この場合、挿し部材に差し込まれた状態での複数の挿し部材間の麺の本数が均等になりやすいため、麺全体をよりバランスよく横方向に移動させることができる。
また、例えば、本発明の麺払装置において、前記複数の挿し部材の各々は、プレート状に形成されている。
この場合、麺の側面を比較的広い領域で押しながら麺を移動させることができるため、横方向の力をより確実に麺に作用させることができ、また、麺に傷がつくことも顕著に抑制することができる。
また、例えば、本発明の麺払装置において、前記ステッキの断面は、矩形状を有している。
この場合、複数本の麺がステッキに互いに平行に掛けられた状態(かなりの重量を伴う)においても、ステッキの十分な強度を担保できる(撓むことがない)。
また、本件発明者による各種の実験結果によれば、前記第2移動工程において、前記複数の挿し部材は、20mm~100mmの範囲内の距離で移動されるようになっていることが好ましい。
このような条件の場合、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキ上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
同様に、本件発明者による各種の実験結果によれば、前記第2移動工程において、前記複数の挿し部材は、15mm/s~35mm/sの範囲内の速度で移動されるようになっていることが好ましい。
このような条件の場合、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキ上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
また、本件発明者による各種の実験結果によれば前記複数の挿し部材は、前記ステッキの下方において前記ステッキの上端から測定して100mm~150mmの範囲内の位置を通過するようになっていることが好ましい。
このような条件の場合、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキ上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
本発明によれば、複数本の麺がステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態において、第1駆動部の制御による第1移動工程によって、平行に延びる複数の挿し部材を当該複数本の麺の麺間に適宜の間隔で(適宜の本数毎に(一定本数毎である必要はない))差し込むことができる。そして、その後の第2駆動部の制御による第2移動工程によって、挿し部材が直接当接する麺を当該挿し部材の移動力を直接作用させることで横方向に移動させると共に、挿し部材が直接当接しない麺を隣り合う麺を介して間接的に引張力を作用させて横方向に移動させ、結果としてステッキに掛けられた複数本の麺全体を横方向に移動させることができる(この作用を、本件発明者は、「麺を払う」と表現している)。
本発明の第1実施形態による麺払装置を含む麺製造システムを示す概略図である。 図1の麺払装置を示す斜視図である。 図2の麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す斜視図である。 図2の麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す側面図である。 図2の麺払装置の複数の挿し部材が、ステッキに掛けられた複数本の麺間に挿入されている状態を示す斜視図である。 図2の麺払装置の複数の挿し部材が第2挿入位置まで移動した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す斜視図である。
(麺製造システム1)
図1は、本発明の第1実施形態による麺払装置12を含む麺製造システム1を示す概略図である。
図1に示す麺製造システム1は、麺材料を準備する麺材料準備装置2と、麺材料準備装置2から供給された麺材料を麺状に送り出して麺Aを押出し成型するプレス装置3と、複数本の麺Aを、水平方向に延びるステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けるスプレッダ装置4と、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを高温多湿の環境下で乾燥させる乾燥装置6と、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを冷却させる冷却装置8と、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aをその状態のまま一時的に貯蔵する貯蔵装置10と、を備えている。
そして、貯蔵装置10の前に、本実施形態の麺払装置12が設けられている。麺払装置12は、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを「払う」ための装置である。なお、麺払装置12は、冷却装置8の直後から切断装置14の直前までの何れの位置に設けられていてもよい。
貯蔵装置10には、複数本の麺AからステッキBを抜き取って、複数本の麺Aを所定の長さ(ロングパスタであれば約25cm)に切り揃える切断装置14が後続されている。
麺製造システム1は、さらに、水平方向に延びるステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを、スプレッダ装置4、乾燥装置6、冷却装置8、麺払装置12、貯蔵装置10、切断装置14の順に搬送させる搬送装置16をも備えている。
搬送装置16は、例えばステッキBの両端部を支持して、当該ステッキBを水平に保った状態のまま移動させることができる。本実施形態のステッキBの断面は、矩形状を有している。ここで、矩形状とは、その角部が丸められた形状も含む。ステッキBの幅Wは、例えば15mmであり、ステッキBの高さH2は、例えば45mmである。また、ステッキBの長さは、例えば2400mmである。
複数本の麺Aは、ステッキB上で互いに重ならないように、ほぼ隙間なく連続して並んで掛けられている。複数本の麺Aは、水平方向に延びるステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態で、ステッキBの上端部B1から麺Aの下端までの長さが約26cmとされている。
麺Aは、一般的なパスタ用の麺である。例えば、麺Aの断面の直径は、1.2mm~2.1mmの範囲内の直径、より好ましくは1.5mm~1.7mmの範囲内の直径であり、麺Aの見かけ比重は、約1.4g/立方mmの範囲内の比重であり、乾燥後(乾燥装置6により乾燥された後)の麺Aの水分含有率は、約10質量%~13質量%の範囲内(プレス装置3により押出し成型された直後の生麺の水分含有率は、約25質量%~30質量%の範囲内)である。麺Aは、例えばロングパスタであるが、うどん、そば、中華麺などの他の麺状体であってもよい。麺Aは、主成分として例えばデュラム小麦のセモリナを含むが、強力小麦粉や他の副資材を含んでいてもよい。
切断装置14は、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを、その下端側を回動中心にして、切断位置Cに向けてステッキBと共に回動させ(図1参照)、複数本の麺A及びステッキBを切断位置Cに横向きに載せた状態とし、この状態からステッキBを抜き取って、複数本の麺Aの切断を実施する。
麺製造システム1は、さらに、麺材料準備装置2、プレス装置3、スプレッダ装置4、乾燥装置6、冷却装置8、貯蔵装置10、麺払装置12、切断装置14及び搬送装置16を制御する制御部17をも備えている。
制御部17は、麺材料準備装置2、プレス装置3、スプレッダ装置4、乾燥装置6、冷却装置8、貯蔵装置10、麺払装置12、切断装置14及び搬送装置16の制御を行うためのCPU、メモリ等を内蔵している。制御部17は、CPU上で実行される制御プログラムに基づいて、これらの装置等に作動信号を送り、直接的又は間接的に各装置等を制御する。なお、制御部17は、それぞれの装置毎に個別に設けられていてもよい。この場合個別の制御部は互いに電気的に接続されていることが好ましい。また、麺製造システム1の制御部17と、後述するような装置毎の制御部(例えば麺払装置12の制御部26)とが電気的に接続され、単独又は協働して対象装置を制御するようになっていてもよい。例えば、制御部17が後述する制御部26として機能してもよい。
(麺払装置12)
図1乃至図3により、本実施形態の麺払装置12について説明する。
図2は、図1の麺製造システムの麺払装置を示す斜視図である。図3は、図2の麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキBに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す斜視図である。図4は、図2の麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキBに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す側面図である。
麺払装置12は、冷却装置8に後続されているが、貯蔵装置10に後続されていてもよい。貯蔵装置10は省略されていてもよい。
本実施形態の麺払装置12は、互いに平行に延びる複数の挿し部材18と、複数の挿し部材18を共通に支持する支持体20と、支持体20を平面視で複数の挿し部材18の延びる方向に移動させる第1駆動部22と、支持体20を平面視で複数の挿し部材18の延びる方向と直交する方向に移動させる第2駆動部24と、第1駆動部22及び第2駆動部24を制御する制御部26と、を備えている。
特に図3に示すように、複数の挿し部材18の各々は、プレート状に形成されており、ステッキBの延びる方向Dに対して平面視で直角(直角でない鋭角でもよい)をなす方向Eに平行に延びるように配置されている。鉛直方向に関しては、複数の挿し部材18の各々はほぼ水平に延出している。複数の挿し部材18の各々の水平方向の延出長さI(図4参照)は、ステッキBの幅Wに麺の直径2本分を加えた値よりも大きな値に設定され、例えば約50mmに設定されている。複数の挿し部材18の各々の高さH3(図4参照)は、例えば25mmに設定されている。
また、本実施形態の複数の挿し部材18は、ステッキBの延びる方向Dに沿って等間隔F(図3参照)で並んで配置されている。当該間隔Fは、20mm~60mmの範囲内の間隔に設定されている。
また、本実施形態の複数の挿し部材18は、第1駆動部22の動作によって、その上端が、ステッキBの上端部B1から測定して100mm~150mmの範囲内の高さH1を通過するように配置されている(図4参照)。
支持体20は、ステッキBに掛けられた複数本の麺Aと対向するように、ステッキBとほぼ平行に配置されて、複数の挿し部材18を共通に支持している。
第1駆動部22は、例えばエアシリンダ装置として構成され、圧縮空気供給源28に接続されている。また、第1駆動部22は、制御部26と電気的に接続され、制御部26により制御されるようになっている。
制御部26は、第1駆動部22の電磁弁(図示せず)等を制御することによって第1駆動部22を制御して、支持体20を複数の挿し部材18の延びる方向に沿って前進移動させる、あるいは、支持体20を当該方向に沿って後退移動させる、あるいは、支持体20を当該方向について停止させることができる。
第2駆動部24も、例えばエアシリンダ装置として構成され、圧縮空気供給源28に接続されている。また、第2駆動部24は、制御部26と電気的に接続され、制御部26により制御される。
制御部26は、第2駆動部24の電磁弁(図示せず)等を制御することによって第2駆動部24を制御して、支持体20を複数の挿し部材18の延びる方向と直交する方向、すなわちステッキBの延びる方向D、に沿って前進移動させる、あるいは、支持体20を当該方向に沿って後退移動させる、あるいは、支持体20を当該方向について停止させることができる。
制御部26は、第1駆動部22及び第2駆動部24の制御を行うためのCPU、メモリ等を内蔵している。制御部26は、CPU上で実行される制御プログラムに基づいて、これらの装置等に作動信号を送り、各装置等を制御する。制御部26は、後述する第1移動工程を実行できる制御プログラム、後述する第2移動工程を実行できる制御プログラム、後述する第3移動工程を実行できる制御プログラム、及び、後述する第4移動工程を実行できる制御プログラム、を備えている。
すなわち、制御部26は、複数の挿し部材18が平面視でステッキBから離れている待機位置(図3の位置L1)から平面視でステッキBと交差する第1挿入位置(図4の位置L2)まで移動するように第1駆動部22を制御する第1移動工程を実行するようになっている。
そして、制御部26は、当該第1移動工程の実行後、複数の挿し部材18が平面視で第1挿入位置(図5の位置L2)からステッキBの延びる方向に第2挿入位置(図5の位置L3)まで移動するように第2駆動部24を制御する第2移動工程を実行するようになっている。
さらに、本実施形態の制御部26は、当該第2移動工程の実行後、複数の挿し部材18が平面視で第2挿入位置(図5の位置L3)からステッキBの延びる方向に第1挿入位置(図5の位置L2)まで戻るように第2駆動部24を制御する第3移動工程を実行するようになっている。
さらに、本実施形態の制御部26は、当該第3移動工程の実行後、複数の挿し部材18が第1挿入位置(図4の位置L2)から待機位置(図3の位置L1)まで戻るように第1駆動部22を制御する第4移動工程を実行するようになっている。
ここで、本実施形態の制御部26は、第1移動工程における複数の挿し部材18の速度と、第2移動工程における複数の挿し部材18の速度と、第3移動工程における複数の挿し部材18の速度との間の関係について、以下を実現するようになっている。
すなわち、第2移動工程における複数の挿し部材18の速度が、第1移動工程における複数の挿し部材18の速度よりも小さく、且つ、第3移動工程における複数の挿し部材18の速度よりも小さい、という関係を実現するようになっており、更に、第3移動工程における複数の挿し部材18の速度が、第1移動工程における複数の挿し部材18の速度よりも小さい、という関係を実現するようになっている。
つぎに、図1の麺製造システム1の作用(動作)を説明する。
図1に示すように、制御部17は、麺材料準備装置2により、麺の原料等から麺状に形成される前の麺材料が準備される麺材料準備工程を実行させる。麺材料準備装置2は、麺材料準備工程の実行後、麺材料をプレス装置3に供給する。
次いで、制御部17は、プレス装置3により、麺材料を麺状に送り出して麺Aを押出し成型し、麺Aをスプレッダ装置4に供給する。
次いで、制御部17は、スプレッダ装置4により、プレス装置3から供給された複数本の麺Aを水平方向に延びるステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛ける。これにより、水平方向に延びるステッキBが複数本の麺Aを互いに平行に垂れ下がるように掛けている状態となる。
次いで、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBをほぼ水平に保った状態で、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺A及びステッキBを、スプレッダ装置4から乾燥装置6に搬送させる。
次いで、制御部17は、乾燥装置6により、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを、高温多湿の環境下で乾燥させる。
次いで、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBをほぼ水平に保った状態で、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺A及びステッキBを、乾燥装置6から冷却装置8に搬送させる。
次いで、制御部17は、冷却装置8により、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを冷却させる。
次いで、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBをほぼ水平に保った状態で、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺A及びステッキBを、冷却装置8から麺払装置12に搬送させる。
次いで、制御部17は、麺払装置12により、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを払う麺払工程を実行させる。麺払工程の詳細は、麺払装置12の作用として後述する。
次いで、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBをほぼ水平に保った状態で、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺A及びステッキBを、麺払装置12から貯蔵装置10に搬送させる。
次いで、制御部17は、貯蔵装置10により、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを一時的に貯蔵させる。
次いで、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBをほぼ水平に保った状態で、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺A及びステッキBを、貯蔵装置10から切断装置14に搬送させる。
次いで、制御部17は、切断装置14により、複数本の麺AからステッキBを抜き取って、複数本の麺Aを所定の長さに切り揃える。より具体的には、図1に示すように、切断装置14は、ステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺Aを、その下端側を回動中心にして、切断位置Cに向けてステッキBと共に回動させ(図1参照)、複数本の麺A及びステッキBを切断位置Cに横向きに載せた状態(複数本の麺A’及びステッキB’として示す)とする。この状態で、複数本の麺A’からステッキB’を抜き取って、複数本の麺A’の切断を実施する。
麺払装置12の麺払工程により、複数本の麺Aの全体がステッキBから横方向に僅かに移動されているので、複数本の麺AとステッキBとの間の付着に関する問題がなく、ステッキBを円滑に抜き取ることができる。
つぎに、図3乃至図6により、本発明の第1実施形態による麺払装置12の作用(動作)を説明する。
図5は、図2の麺払装置の複数の挿し部材がステッキに掛けられた複数本の麺間に挿入されている状態を示す斜視図である。図6は、図2の麺払装置の複数の挿し部材が第2挿入位置まで移動した状態を示す斜視図である。図4においては、複数の挿し部材18及び支持体20が待機位置L1にある状態を実線により示し、第1挿入位置L2にある状態を破線により示している。図5においては、複数の挿し部材18及び支持体20が第1挿入位置L2にある状態を実線により示し、複数の挿し部材18及び支持体20が第2挿入位置L3まで移動された状態を破線により示している。
図3に示すように、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBを麺払装置12の正面側の麺払位置まで移動させる。搬送装置16は、ステッキBを静止させた状態で支持している。このとき、麺払装置12は、麺払工程を実行する前の待機状態となっている。当該待機状態においては、麺払装置12の複数の挿し部材18が平面視でステッキBから離れている待機位置L1にある。
図4及び図5に示すように、制御部26は、ステッキBが麺払位置にある状態で、複数の挿し部材18及び支持体20が平面視で待機位置L1からステッキBと交差する第1挿入位置L2まで移動するように第1駆動部22を制御する第1移動工程を実行する。第1移動工程が実行されるとき、第1駆動部22により、支持体20及び複数の挿し部材18が挿し部材18の延びる方向に沿って方向E1の向きにステッキBの下方の第1挿入位置L2まで前進される。第1移動工程における複数の挿し部材18の移動速度V1は、150mm/s~300mm/sの範囲内の速度であり、より好ましくは約200mm/sである。第1移動工程において挿し部材18が第2移動工程及び第3移動工程よりも速い速度V1で移動することにより、挿し部材18の挿入時の麺Aの引っ掛かりを抑制することができる。
第1移動工程において、複数の挿し部材18の待機位置L1から第1挿入位置L2までの距離(前後方向のストローク)は、ステッキBの幅Wに2本分の麺線の直径を加えた値よりも大きな値の距離に設定され、好ましくは約50mmに設定されている。複数の挿し部材18は、ステッキBの下方においてステッキBの上端部B1から測定して100mm~150mmの範囲内の位置H1を通過するようになっている。
図5に示すように、制御部26は、第1移動工程を実行後、複数の挿し部材18及び支持体20が平面視で第1挿入位置L2からステッキBの延びる方向Dに沿って第2挿入位置L3(図5参照)まで移動するように第2駆動部24を制御する第2移動工程を実行する。例えば、複数の挿し部材18及び支持体20は方向D1の向きに移動する。本実施形態においては、方向D1は、ステッキBに向かって左方向であるが、右方向であってもよい。
第2移動工程における複数の挿し部材18の移動速度V2は、15mm/s~35mm/sの範囲内の速度であり、より好ましくは約23mm/sである。移動速度V2は、移動速度V1よりも小さい。また、移動速度V2は、後述する第3移動工程における複数の挿し部材18の移動速度V3よりも小さい。第2移動工程において挿し部材18が比較的遅い速度V2で移動することにより、麺Aに傷がつくことを抑制しながら麺Aを横方向に移動させることができる。また、第2移動工程において、複数の挿し部材18は、好ましくは20mm~100mmの範囲内の距離(横方向のストローク)、より好ましくは40mm~80mmの範囲内の距離、より好ましくは約60mmで移動されるようになっている。
図6に示すように、第2移動工程によって、複数の挿し部材18が第1挿入位置L2からステッキBの延びる方向Dに沿って第2挿入位置L3まで移動される。このとき、複数本の麺AがステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態において、複数の挿し部材18が複数本の麺Aと当接し且つ第2挿入位置L3まで移動する。よって、挿し部材18が直接当接する麺Aを当該挿し部材18の移動力を直接作用させることで横方向に移動させると共に、挿し部材18が直接当接しない麺Aを隣り合う麺Aを介して間接的に引張力を作用させて横方向に移動させ、結果としてステッキBに掛けられた複数本の麺A全体を横方向(矢印J)に移動させることができる(この作用を、本件発明者は、「麺を払う」と表現している)。
図5に示すように、制御部26は、複数の挿し部材18及び支持体20が平面視で第2挿入位置L3からステッキBの延びる方向Dに沿って第1挿入位置L2まで戻るように第2駆動部24を制御する第3移動工程を実行する。例えば、複数の挿し部材18及び支持体20は、方向D1とは逆向きの方向D2の向きに戻る。
第3移動工程における複数の挿し部材18の移動速度V3は、40mm/s~80mm/sの範囲内の速度であり、より好ましくは約60mm/sである。移動速度V3は、移動速度V1よりも小さい。第3移動工程において挿し部材18が第1移動工程よりも遅い速度V3で移動することにより、麺Aの状態に乱れが生じることを抑制することができる。
図3及び図4に示すように、制御部26は、第3移動工程を実行後、複数の挿し部材18及び支持体20が第1挿入位置L2から待機位置L1まで戻るように第1駆動部22を制御する第4移動工程を実行する。第4移動工程が実行されるとき、第1駆動部22により、支持体20及び複数の挿し部材18が挿し部材18の延びる方向に沿って方向E2の向きに待機位置L1まで後退される。
第4移動工程における複数の挿し部材18の移動速度V4は、15mm/s~35mm/sの範囲内の速度であり、より好ましくは約22.2mm/sである。挿し部材18が比較的遅い速度V4で麺Aの間から引き抜かれるので、麺Aの状態に乱れが生じることを抑制することができる。
麺払装置12は、第1移動工程から第4移動工程までの一連の行程を4秒~8秒の範囲内の時間で終えることができる。
麺払装置12が第1移動工程から第4移動工程までの一連の行程を終えた後、又は、麺払装置12が第4移動工程を実行中に、制御部17は、搬送装置16により、ステッキBを麺払装置12の下流側の貯蔵装置10に向けて移動させ始める。このとき、麺AはステッキBに引き続き掛けられている状態であるが、麺Aの全体がステッキBとの付着状態を解消された状態となっている。
本実施形態による麺払装置12によれば、複数本の麺AがステッキBに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた状態において、第1駆動部22の制御による第1移動工程によって、平行に延びる複数の挿し部材18を当該複数本の麺Aの麺間に適宜の間隔で(適宜の本数毎に(一定本数毎である必要はない))差し込むことができる。そして、その後の第2駆動部24の制御による第2移動工程によって、挿し部材18が直接当接する麺Aを当該挿し部材18の移動力を直接作用させることで横方向に移動させると共に、挿し部材18が直接当接しない麺Aを隣り合う麺Aを介して間接的に引張力を作用させて横方向に移動させ、結果としてステッキBに掛けられた複数本の麺全体を横方向に移動させることができる(この作用を、本件発明者は、「麺を払う」と表現している)。
また、本件発明者は、麺全体を横方向に移動させた状態(第2挿入位置L3)から直ちに挿し部材を抜き取ると、麺同士が不所望に重なり合ってしまう等、麺の状態に乱れが生じ得ることを知見した。これに対して、挿し部材18を第2挿入位置L3から第1挿入位置L2に戻してから挿し部材18を抜き取ると、麺の状態に乱れが生じることを抑制することができる。
また、本実施形態による麺払装置12によれば、第2移動工程において挿し部材18が比較的遅い速度で移動することにより、麺Aに傷がつくことを抑制しながら麺Aを横方向に移動させることができる。また、第1移動工程において挿し部材18が第2移動工程及び第3移動工程よりも速い速度で移動することにより、挿し部材18の挿入時の麺Aの引っ掛かりを抑制することができる。更に、第3移動工程において挿し部材18が第1移動工程よりも遅い速度で移動することにより、麺Aの状態に乱れが生じることを抑制することができる。
さらに、本実施形態による麺払装置12によれば、挿し部材18に差し込まれた状態での複数の挿し部材18間の麺Aの本数が均等になりやすいため、麺全体をよりバランスよく横方向に移動させることができる。
本実施形態による麺払装置12によれば、麺Aの側面を比較的広い領域で押しながら麺Aを移動させることができるため、横方向の力をより確実に麺Aに作用させることができ、また、麺Aに傷がつくことも顕著に抑制することができる。
また、本実施形態による麺払装置12によれば、複数本の麺AがステッキBに互いに平行に掛けられた状態(かなりの重量を伴う)においても、ステッキBの十分な強度を担保できる(撓むことがない)。
本実施形態による麺払装置12によれば、第2移動工程において、所定の挿し部材18の移動距離の条件が採用される場合に、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキの上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
また、本実施形態による麺払装置12によれば、第2移動工程において、所定の挿し部材18の移動速度の条件が採用される場合に、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキ上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
また、本実施形態による麺払装置12によれば、複数の挿し部材18が所定位置を通過する条件が採用される場合に、一般的なロングパスタ用の麺(主成分デュラム小麦のセモリナ、全長約54cm、ステッキ上端から麺の裾までの長さ約26cm、断面円形で直径φ1.2mm~φ2.1mm、乾燥後の含有水分率13質量%以下)を対象にした実験において、全体をよりバランスよく安定的に横方向に移動可能であることが確認されている。
次に、図7により、本発明の第2実施形態による麺払装置を説明する。第2実施形態は、麺払装置の複数の挿し部材の間隔を等間隔でなくなるように挿し部材を配置した例である。図7は本発明の第2実施形態による麺払装置の複数の挿し部材と、ステッキに掛けられた複数本の麺と、の相対位置関係を示す斜視図である。
第2実施形態による麺払装置112を含む麺製造システム101は、麺払装置112の複数の挿し部材118の配置間隔以外の部分については、上述した第1実施形態による麺払装置12を含む麺製造システム1と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付する等により説明を省略する。
第2実施形態による麺払装置112の複数の挿し部材118は、ステッキBの延びる方向Dに沿って比較的狭い間隔F1と比較的広い間隔F2とが交互に並んで配置されている。広い間隔F2は、狭い間隔F1よりも広い。例えば、狭い間隔F1と広い間隔F2とは、1:2の間隔の大きさの比率となっている。例えば、狭い間隔F1は約20mmであり、広い間隔F2は、約40mmである。狭い間隔F1と広い間隔F2との大きさの比率は、任意の他の大きさの比率に変更することができる。
このように複数の挿し部材118の間の間隔は、等間隔以外の間隔に変更可能である。例えば、麺AがステッキBに付着しやすい領域(麺製造システムの傾向(例えば乾燥条件の傾向)として予め知り得る場合がある)において複数の挿し部材118の間隔を狭く設定し、当該領域において1つの挿し部材118が移動力を担う麺の本数を少なくすることが麺払いに有効な場合がある。さらなる変形例として、例えば、ステッキBの中央領域において麺Aが付着しやすい場合には、当該中央領域に対応する複数の挿し部材118の間の間隔を比較的狭く設定し、ステッキBの左右両端側の領域に対応する複数の挿し部材118の間の間隔を比較的広く設定することができる。また、複数の挿し部材118の間の間隔は、より狭い設定箇所とより広い設定箇所とで2通りであってもよいし、それらの間で段階的に3通り以上であってもよい。
1、101 麺製造システム
2 麺材料準備装置
4 スプレッダ装置
6 乾燥装置
8 冷却装置
10 貯蔵装置
12、112 麺払装置
14 切断装置
16 搬送装置
17 制御部
18、118 挿し部材
20 支持体
22 第1駆動部
24 第2駆動部
26 制御部
28 圧縮空気供給源
A 麺
B ステッキ

Claims (7)

  1. 水平方向に延びるステッキに互いに平行に垂れ下がるように掛けられた複数本の麺を払う麺払装置であって、
    複数の挿し部材であって、各々が前記ステッキの延びる方向に対して平面視で直角をなす方向に平行に延びる前記複数の挿し部材と、
    前記複数の挿し部材を支持する支持体と、
    前記支持体を平面視で前記複数の挿し部材の延びる方向に移動させる第1駆動部と、
    前記支持体を平面視で前記ステッキの延びる方向に移動させる第2駆動部と、
    前記第1駆動部及び前記第2駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の挿し部材が平面視で前記ステッキから離れている待機位置から前記ステッキと交差する第1挿入位置まで移動するように前記第1駆動部を制御する第1移動工程を実行後、
    前記複数の挿し部材が平面視で前記第1挿入位置から前記ステッキの延びる方向に第2挿入位置まで移動するように前記第2駆動部を制御する第2移動工程を実行するようになっており、
    前記制御部は、
    前記複数の挿し部材が平面視で前記第2挿入位置から前記ステッキの延びる方向に前記第1挿入位置まで戻るように前記第2駆動部を制御する第3移動工程を実行後、
    前記複数の挿し部材が前記第1挿入位置から前記待機位置まで戻るように前記第1駆動部を制御する第4移動工程を実行するようになっており、
    前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度と、前記第2移動工程における前記複数の挿し部材の速度と、前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度との間の関係は、前記第2移動工程における前記複数の挿し部材の速度が、前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さく且つ前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さく、さらに、前記第3移動工程における前記複数の挿し部材の速度は、前記第1移動工程における前記複数の挿し部材の速度よりも小さい
    ことを特徴とする麺払装置。
  2. 前記複数の挿し部材は、前記ステッキの延びる方向に沿って等間隔で並んで配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の麺払装置。
  3. 前記複数の挿し部材の各々は、プレート状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の麺払装置。
  4. 前記ステッキの断面は、矩形状を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の麺払装置。
  5. 前記第2移動工程において、前記複数の挿し部材は、20mm~100mmの範囲内の距離で移動されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の麺払装置。
  6. 前記第2移動工程において、前記複数の挿し部材は、15mm/s~35mm/sの範囲内の速度で移動されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の麺払装置。
  7. 前記複数の挿し部材は、前記ステッキの下方において前記ステッキの上端から測定して100mm~150mmの範囲内の位置を通過するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の麺払装置。
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