JP7287077B2 - 電波諸元学習装置及び目標識別装置 - Google Patents

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この発明は、目標(電波源)の電波諸元を学習する電波諸元学習、及び、これを用いた目標識別装置に関するものである。
従来から、目標(電波源)を識別する目標識別装置には、受信パルス信号と既知のパルス信号とを用いるもの(例えば、特許文献1参照)や、PDW(Pulse Description Word)などの電波諸元を利用するものなどがある(例えば、特許文献2及び3参照)。また、電波諸元を得るために目標から到来した電磁波からパルス列を分離する装置もある(例えば、特許文献4参照)。
一方、AI(Artificial Intelligence)などを使った機械学習による学習モデルを用いて、画像から目標(電波源)を識別するものがある。例えば、特許文献5には、類似度を用いて、画像に含まれる未知の目標を特定するか、又は未知の目標が属する複数の候補を特定するものが開示されている。
特開2003-329765号公報 特開2003-270326号公報 特開2011-107138号公報 特開2014-138252号公報 特開2012-128558号公報
しかしながら、従来の機械学習による学習モデルは、電波諸元を用いたものではないという課題や、本当に未知の目標(電波源)であっても、何であるかを特定してしまったり、複数の候補を特定してしまったりするという課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、未知の目標(電波源)を未知であると判定できるように学習する電波諸元学習、及び、これを用いた目標識別装置を得ることを目的とする。
この発明に係る電波諸元学習装置は、目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを備え、前記一致度情報入力部は、前記複数のパラメータを構成するパラメータごとに前記パラメータ範囲を定義した前記一致度情報が入力され、前記学習部は、前記識別対象諸元が、前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、報知することを特徴とするものである。
この発明に係る目標識別装置は、目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを有し、前記一致度情報入力部は、前記複数のパラメータを構成するパラメータごとに前記パラメータ範囲を定義した前記一致度情報が入力され、前記学習部は、前記識別対象諸元が、前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、報知する電波諸元学習装置の学習結果を用いて前記目標を識別する目標識別装置であって、前記識別対象諸元が入力される識別対象諸元入力部と、前記学習部が学習した学習結果に基づいて、前記識別対象諸元に対応する前記電波諸元を決定する、又は、前記識別対象諸元が前記未知諸元と判定する電波諸元判定部とを備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することで、未知の目標を既知と特定するおそれが低い学習ができるという格別の効果を奏する電波諸元学習、及び、これを用いた目標識別装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置の動作(電波諸元学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の動作(目標識別方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の動作(目標識別方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電波諸元学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る電波諸元学習装置の動作(電波諸元学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る電波諸元学習装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る電波諸元学習装置の動作(電波諸元学習方法)を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置の機能ブロック図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置について、図1から図6を用いて説明する。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。図1、図3、図5において、目標1(電波源1)は、電磁波の到来源である。電波諸元学習装置2は、PDW(Pulse Description Word)やIQデータなどの電波諸元を学習するものである。目標識別装置3は、電波諸元学習装置2の学習結果(学習モデル)を用いて、複数の目標1の中から、特定の目標1を識別する、又は、未知の目標を未知と識別するものである。本願では情報と情報との紐づけを関連付けと称する。
図1、図3、図5において、電波諸元学習装置2は次の構成である。電波諸元入力部4は、目標1から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、目標1を模擬した複数のパラメータを有する電波諸元が、目標1ごとに入力されるものである。一致度情報入力部5は、電波諸元ごとに、電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力されるものである。なお、電波諸元とこれに対応する目標1とは、それぞれ関連付けられている。同じく、一致度情報とこれに対応する目標1とは、それぞれ関連付けられている。関連付けられる目標1の情報(目標情報)は、少なくとも機種名又は型番を含むものであればよい。機種名又は型番は、コードネームでもよい。学習部6は、電波諸元入力部4から入力された電波諸元と一致度情報入力部5から入力された一致度情報とに基づいて、電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習するものである。
次に、図2を用いて実施の形態1に係る電波諸元学習装置の動作(実施の形態1に係る電波諸元学習方法)を説明する。図2において、ステップ1は、電波諸元入力部4に、目標1から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、目標1を模擬した複数のパラメータを有する電波諸元が、目標1ごとに入力される処理ステップである。ステップ2は、一致度情報入力部5に、電波諸元ごとに、電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される処理ステップである。ステップ1及びステップ2は、処理の順序は問わない。同時でもよい。ステップ3は、電波諸元入力部4から入力された電波諸元と一致度情報入力部5から入力された一致度情報とに基づいて、学習部6に電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習させる処理ステップである。
実施の形態1に係る電波諸元学習装置(実施の形態1に係る電波諸元学習方法)では、電波諸元入力部4(ステップ1)が、電波諸元であるPDW又は電波諸元であるIQデータの少なくとも一方が入力されるものでも、電波諸元であるPDWのうち、パルス列データの周波数、振幅、パルス幅、信号強度の少なくともいずれか一つがパラメータとして入力されるものでもよい。また、一致度情報入力部5(ステップ2)は、複数のパラメータを構成するパラメータごとにパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力されるものでよい。
図1、図3、図5において、目標識別装置3は次の構成である。識別対象諸元入力部7は、識別対象諸元(新たに識別する対象となった目標1(電波源1)の電波諸元)が入力されるものである。電波諸元判定部8は、学習部6が学習した学習結果(学習モデル)に基づいて、識別対象諸元に対応する電波諸元を決定する、又は、識別対象諸元が未知諸元と判定するものである。識別対象諸元に対応する電波諸元が決定すると、一致する目標1(電波源1)が特定できるので、目標1(電波源1)を識別したといえる。
図5において、電波諸元判定部8は、未知諸元と判定した識別対象諸元を、電波諸元学習装置2の電波諸元入力部4へ電波諸元として第1の追加入力を実施するものである。さらに、電波諸元判定部8は、未知諸元と判定した識別対象諸元にのみ対応するパラメータ範囲を有する一致度情報を設定して、一致度情報入力部5へ第2の追加入力を実施する。この二つの入力動作で、電波諸元判定部8(目標識別装置3)は、学習部5を再学習させることができる。
図3及び図5において、受信装置9は、識別対象諸元入力部7(目標識別装置3)へ識別対象諸元(新たに識別する対象となった目標1(電波源1)の電波諸元)を入力するものである。受信装置9は次の構成である。アンテナ部10は、目標1(電波源1)から到来した電磁波を受信するものである。A/D変換部11は、アンテナ部10が受信した電磁波をA/D変換してディジタルデータを生成するものである。諸元検出部12は、A/D変換部11が生成したディジタルデータの識別対象諸元(電波諸元)を検出するものである。パルス列分離部13は、パルス列分離の処理を行った識別対象諸元(電波諸元)を識別対象諸元入力部7(目標識別装置3)へ送るものである。
次に、図4を用いて実施の形態1に係る主に目標識別装置の(実施の形態1に係る目標識別方法)を説明する。図4において、ステップ11は、識別対象諸元入力部7へ新たに識別する対象となった目標1(電波源1)の電波諸元である識別対象諸元が入力される処理ステップである。ステップ12は、識別対象諸元入力部7から学習部6へ識別対象諸元を入力させて学習モデルを使用する処理ステップである。ステップ13は、学習部6が学習した学習結果(学習モデル)に基づいて、電波諸元判定部8が識別対象諸元に対応する電波諸元を決定する、又は、識別対象諸元が未知諸元と判定する処理ステップである。ステップ13で、識別対象諸元に対応する電波諸元が決定すると、一致する目標1(電波源1)が特定できるので、目標1(電波源1)を識別したといえる。
次に、実施の形態1に係る目標識別装置の判定結果を、実施の形態1に係る電波諸元学習装置へフィードバックして、学習部6に再学習させる場合(強化学習させる場合)を説明する。図6は、実施の形態1に係る電波諸元学習装置の動作(実施の形態1に係る電波諸元学習方法)における再学習(強化学習)について説明する。図6におけるステップ11からステップ13までは図4を用いて説明したものと同様のため、説明は省略する。図6において、ステップ14は、ステップ13にて学習部6が学習した学習結果(学習モデル)に基づいて、識別対象諸元が未知諸元と判定したかどうかを判断するステップである。ステップ14にて、未知諸元があると判断したときは、ステップ21及びステップ22へ進む。ステップ21及びステップ22は、処理の順序は問わない。同時でもよい。
図6において、ステップ11は、電波諸元入力部4に、未知諸元と判定した識別対象諸元を、電波諸元として第1の追加入力される処理ステップである。ステップ22は、一致度情報入力部5に、未知諸元と判定した識別対象諸元にのみ対応するパラメータ範囲を有する一致度情報を設定して、一致度情報入力部へ第2の追加入力される処理ステップである。ステップ23は、電波諸元入力部4から入力された電波諸元(識別対象諸元)と一致度情報入力部5から入力された一致度情報(識別対象諸元に合わせて新たに設定した一致度情報)とに基づいて、学習部6に電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を再学習させ、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを再学習させる処理ステップである。
ステップ14の実行のトリガには、次のようなものが考えられる。つまり、実施の形態1に係る目標識別装置(電波諸元判定部8)が、実施の形態1に係る電波諸元学習装置を再学習(強化学習)させるトリガである。例えば、識別対象諸元入力部7が、未知諸元であると電波諸元判定部8によって判定される同じ識別対象諸元が予め設定された回数に亘って入力されたとき、又は、識別対象諸元入力部7が、未知諸元であると電波諸元判定部8によって判定される識別対象諸元を記録し、外部から再学習実施指令が入力されたときが考えられる。このようなとき、電波諸元判定部8は、第1の追加入力及び前記第2の追加入力(ステップ21及びステップ22)を実施して、学習部6を再学習(ステップ23)させるとよい。なお、予め設定された回数とは、未知諸元であると判定される回数が多く、未知諸元を無視できなくなる回数など状況に応じて設定すればよい。また、学習部6の学習途上であれば、予め設定された回数は1回でもよい。
以上、実施の形態1に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置(電波諸元学習方法及び目標識別方法)では、識別対象諸元が、全ての前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力(一致度情報の重複)があったときは、想定していない。一致度情報の重複については、実施の形態2及び3に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置(電波諸元学習方法及び目標識別方法)で説明を実施する。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係る電波諸元学習装置、これを用いた目標識別装置について、図7、図8、図9を用いて説明する。実施の形態1と共通する部分を含めて、図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。図7及び図9において、学習部6は、重複検出部14及び報知部15を有している。重複検出部14は、識別対象諸元が、パラメータ範囲の重複によって二以上の電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力が一致度情報入力部5にあったと判定するものである。報知部15は、重複検出部14がパラメータ範囲の重複があると判定したときは、外部へ報知するものである。
このように、パラメータ範囲に重複がある場合は、一致度情報を見直すことで重複を解消することができる。さらに、実施の形態2に係る電波諸元学習装置では、パラメータ範囲に重複がある場合でも次のように学習を進めることができる。学習部6は、識別対象諸元が、パラメータ範囲の重複によって二以上の電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、パラメータ範囲が重複した電波諸元のそれぞれと識別対象諸元との類似度を算出して、類似度が一番高い電波諸元が識別対象諸元と一致すると判定することを学習することができる。
次に、図8を用いて実施の形態2に係る電波諸元学習装置の動作(実施の形態2に係る電波諸元学習方法)を説明する。図8において、ステップ1及びステップ2は図2を用いて説明したものと同様のため、説明は省略する。もちろん、ステップ1及びステップ2は、処理の順序は問わない。同時でもよい。
図8において、ステップ31及びステップ32は、ステップ3(図2)を細分化してパラメータ範囲の重複に対応したものである。ステップ31は、重複検出部14が、識別対象諸元が、パラメータ範囲の重複によって二以上の電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力が一致度情報入力部5にあったと判定し、報知部15が、重複検出部14がパラメータ範囲の重複があると判定したときは、外部へ報知する処理ステップである。ステップ32は、電波諸元入力部4から入力された電波諸元と一致度情報入力部5から入力された一致度情報とに基づいて、学習部6に電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習させる処理ステップである。また、前述のように、パラメータ範囲が重複した電波諸元のそれぞれと識別対象諸元との類似度を算出して、類似度が一番高い電波諸元が識別対象諸元と一致すると判定することを学習させてもよい。
実施の形態2に係る目標識別装置の判定結果を、実施の形態2に係る電波諸元学習装置へフィードバックして、学習部6に再学習させる場合(強化学習させる場合)は、実施の形態1と同様のため、説明は省略する。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3に係る電波諸元学習装置、これを用いた目標識別装置について、図10、図11、図12を用いて説明する。実施の形態1及び2と共通する部分を含めて、図中、同一符号は、同一又は相当部分を示し、それらについての詳細な説明は省略する。実施の形態3において、学習部6は、識別対象諸元が、パラメータ範囲の重複によって二以上の電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったとき、一致度情報を修正してパラメータ範囲から重複部分を解消して学習するものである。図10及び図12において、学習部6は、重複検出部14及び重複解消部16を有している。重複解消部16は、重複検出部14がパラメータ範囲の重複があると判定したときは、一致度情報を修正してパラメータ範囲から重複部分を解消するものである。
重複解消部16は、パラメータ範囲の重複部分を少なくともいずれか一つのパラメータ範囲から削除して重複を解消する、又は、パラメータ範囲の重複部分を削除して重複を解消することで一致度情報を修正することが考えられる。また、重複解消部16は、パラメータ範囲の重複部分を分割して、分割した部分を少なくともいずれか一つのパラメータ範囲に組み込んで重複を解消することが考えられる。重複解消部16と報知部15とは、併用してもよい。例えば、報知部15の報知を確認してから、重複解消部16を動作させることが考えられる。報知部15の報知の内容(重複している内容)によっては、重複解消部16を動作させないことも考えられる。
次に、図11を用いて実施の形態3に係る電波諸元学習装置の動作(実施の形態3に係る電波諸元学習方法)を説明する。図11において、ステップ1及びステップ2は図2を用いて説明したものと同様のため、説明は省略する。もちろん、ステップ1及びステップ2は、処理の順序は問わない。同時でもよい。また、図11において、ステップ32は、図8を用いて説明したものと同様であるが、パラメータ範囲の重複状態は解消されている。
図11において、ステップ31及びステップ32は、ステップ3(図2)を細分化してパラメータ範囲の重複に対応したものである。ステップ31は、重複検出部14が、識別対象諸元が、パラメータ範囲の重複によって二以上の電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力が一致度情報入力部5にあったと判定し、重複解消部16が、重複検出部14がパラメータ範囲の重複を解消する処理ステップである。ステップ32は、パラメータ範囲の重複が解消された上で、電波諸元入力部4から入力された電波諸元と一致度情報入力部5から入力された一致度情報とに基づいて、学習部6に電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習させる処理ステップである。
実施の形態3に係る目標識別装置の判定結果を、実施の形態3に係る電波諸元学習装置へフィードバックして、学習部6に再学習させる場合(強化学習させる場合)は、実施の形態1及び2と同様のため、説明は省略する。
以上のように、発明の実施の形態1から3に係る電波諸元学習装置及び目標識別装置(電波諸元学習方法及び目標識別方法)は、学習部6が、電波諸元と一致度情報とに基づいて、電波諸元と一致していると判定する識別対象諸元の範囲を学習し、学習した範囲から外れた識別対象諸元を電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習しているため、本当に未知の目標1(電波源1)であっても、何であるかを特定してしまったり、複数の候補を特定してしまったりするおそれが少ない。
1 目標(電波源)、2 電波諸元学習装置、3 目標識別装置、
4 電波諸元入力部、5 一致度情報入力部、6 学習部、7 識別対象諸元入力部、
8 電波諸元判定部、9 受信装置、10 アンテナ部、11 A/D変換部、
12 諸元検出部、13 パルス列分離部、14 重複検出部、15 報知部、
16 重複解消部。

Claims (14)

  1. 目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを備え、
    前記一致度情報入力部は、前記複数のパラメータを構成するパラメータごとに前記パラメータ範囲を定義した前記一致度情報が入力され、
    前記学習部は、前記識別対象諸元が、前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、報知することを特徴とする電波諸元学習装置。
  2. 目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを備え、
    前記一致度情報入力部は、前記複数のパラメータを構成するパラメータごとに前記パラメータ範囲を定義した前記一致度情報が入力され、
    前記学習部は、前記識別対象諸元が、前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、前記パラメータ範囲が重複した前記電波諸元のそれぞれと前記識別対象諸元との類似度を算出して、前記類似度が一番高い前記電波諸元が前記識別対象諸元と一致すると判定することを学習することを特徴とする電波諸元学習装置。
  3. 目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを備え、
    前記一致度情報入力部は、前記複数のパラメータを構成するパラメータごとに前記パラメータ範囲を定義した前記一致度情報が入力され、
    前記学習部は、前記識別対象諸元が、前記パラメータ範囲の重複によって二以上の前記電波諸元に一致すると判定する状態が生じる入力があったときは、前記一致度情報を修正して前記パラメータ範囲から重複部分を解消して学習することを特徴とする電波諸元学習装置。
  4. 前記学習部は、前記重複部分を少なくともいずれか一つの前記パラメータ範囲から削除して重複を解消する、又は、前記重複部分を削除して重複を解消することで前記一致度情報を修正することを特徴とする請求項3に記載の電波諸元学習装置。
  5. 前記学習部は、前記重複部分を分割して、分割した部分を少なくともいずれか一つの前記パラメータ範囲に組み込んで重複を解消することを特徴とする請求項3に記載の電波諸元学習装置。
  6. 前記電波諸元入力部は、前記電波諸元であるPDW(Pulse Description Word)又は前記電波諸元であるIQデータの少なくとも一方が入力されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電波諸元学習装置。
  7. 前記電波諸元入力部は、前記電波諸元であるPDW(Pulse Description Word)のうち、パルス列データの周波数、振幅、パルス幅、信号強度の少なくともいずれか一つが前記パラメータとして入力されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電波諸元学習装置。
  8. 請求項から請求項7のいずれか1項に記載の電波諸元学習装置の学習結果を用いて前記目標を識別する目標識別装置であって、
    前記識別対象諸元が入力される識別対象諸元入力部と、前記学習部が学習した学習結果に基づいて、前記識別対象諸元に対応する前記電波諸元を決定する、又は、前記識別対象諸元が前記未知諸元と判定する電波諸元判定部とを備えたことを特徴とする目標識別装置。
  9. 前記電波諸元判定部は、前記未知諸元と判定した前記識別対象諸元を、前記電波諸元入力部へ前記電波諸元として第1の追加入力を実施し、
    前記電波諸元判定部は、前記未知諸元と判定した前記識別対象諸元にのみ対応する前記パラメータ範囲を有する前記一致度情報を設定して、前記一致度情報入力部へ第2の追加入力を実施し、
    前記学習部を再学習させることを特徴とする請求項8に記載の目標識別装置。
  10. 前記識別対象諸元入力部に、前記未知諸元であると前記電波諸元判定部によって判定される同じ前記識別対象諸元が予め設定された回数に亘って入力されたとき、
    前記電波諸元判定部は、前記第1の追加入力及び前記第2の追加入力を実施して、前記学習部を再学習させることを特徴とする請求項9に記載の目標識別装置。
  11. 前記識別対象諸元入力部は、前記未知諸元であると記電波諸元判定部によって判定される前記識別対象諸元を記録し、外部から再学習実施指令が入力されたとき、
    前記電波諸元判定部は、前記第1の追加入力及び前記第2の追加入力を実施して、前記学習部を再学習させることを特徴とする請求項9に記載の目標識別装置。
  12. 目標から到来した電磁波をA/D変換して導出した複数のパラメータ、又は、前記目標を模擬した前記複数のパラメータを有する電波諸元が、前記目標ごとに入力される電波諸元入力部と、前記電波諸元ごとに、前記電波諸元と一致すると判定する識別対象の識別対象諸元のパラメータ範囲を定義した一致度情報が入力される一致度情報入力部と、前記電波諸元入力部から入力された前記電波諸元と前記一致度情報入力部から入力された前記一致度情報とに基づいて、前記電波諸元と一致していると判定する前記識別対象諸元の範囲を学習し、学習した前記範囲から外れた前記識別対象諸元を前記電波諸元が未知である未知諸元と判定することを学習する学習部とを備えたことを特徴とする電波諸元学習装置の学習結果を用いて前記目標を識別する目標識別装置であって、
    前記識別対象諸元が入力される識別対象諸元入力部と、前記学習部が学習した学習結果に基づいて、前記識別対象諸元に対応する前記電波諸元を決定する、又は、前記識別対象諸元を前記未知諸元と判定する電波諸元判定部とを備え、
    前記識別対象諸元入力部に、前記未知諸元であると前記電波諸元判定部によって判定される同じ前記識別対象諸元が予め設定された回数に亘って入力されたとき、
    前記電波諸元判定部は、前記未知諸元と判定した前記識別対象諸元を、前記電波諸元入力部へ前記電波諸元として第1の追加入力を実施し、
    前記電波諸元判定部は、前記未知諸元と判定した前記識別対象諸元にのみ対応する前記パラメータ範囲を有する前記一致度情報を設定して、前記一致度情報入力部へ第2の追加入力を実施し、
    前記学習部を再学習させることを特徴とする目標識別装置。
  13. 前記電波諸元入力部は、前記電波諸元であるPDW(Pulse Description Word)又は前記電波諸元であるIQデータの少なくとも一方が入力されることを特徴とする請求項12に記載の目標識別装置。
  14. 前記電波諸元入力部は、前記電波諸元であるPDW(Pulse Description Word)のうち、パルス列データの周波数、振幅、パルス幅、信号強度の少なくともいずれか一つが前記パラメータとして入力されることを特徴とする請求項12に記載の目標識別装置。
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