JP7285106B2 - 情報処理装置、プログラム及び情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、物体の香り又は味を混合したときの香り又は味を知るための技術に関する。
香りは、人間の感情や行動、記憶を司る大脳辺縁系に働きかけることで様々な効用を人間に与えることが知られている。例えば特許文献1には、香りを嗅いだ被験者に対し、その香りを嗅いだことによって想起された心的事象について質問を提示し、その回答を数値として取得することが記載されている。
特開2016-180830号公報
ところで、或る香りと別の香りが混合されたときにどのような香りになるかを正確に知ることは難しい。これは、物体の香りに限らず、物体の味についても同様であり、或る味の物体と別の味の物体とが混合されたときにどのような味になるかを正確に知ることは簡単ではない。
そこで、本発明は、物体を混合したときの香り又は味を視覚的に把握できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザの嗅覚又は味覚を刺激する複数の物体にそれぞれ設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
第1の物体によって刺激される嗅覚又は味覚と第2の物体によって刺激される嗅覚又は味覚とを混合したときにどのような表現に相当する嗅覚又は味覚になるかというデータベース乃至規則が予め記憶されており、前記表示制御部は、第1の前記物体と第2の前記物体との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とが混合された混合物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する表現を記憶された前記データベース乃至規則を参照して表示するようにしてもよい。
前記表示制御部は、複数の前記表現が相性の良い又は悪い、複数の前記表現がいずれもユーザの嗜好に合致する又は合致しない、或いは、複数の前記表現が類似する嗅覚又は味覚の表現群に属する又は属しないといった所定の関係である表現群のデータベースを参照して、第1の物体に関する前記表現と第2の物体に関する前記表現とのうち、前記所定の関係にある表現については、当該所定の関係ではない表現と識別可能な表示態様で表示するようにしてもよい。
前記表示制御部は、所定の基準点から各々の前記物体までの距離に応じた比を各物体の混合比率とし、その混合比率を表示するようにしてもよい。
前記表示制御部は、前記所定の基準点から各々の前記物体までの距離に応じた比を当該各々の物体の混合比率とし、その混合比率に応じた表示態様で前記表現を表示するようにしてもよい。
また、本発明は、コンピュータに、ユーザの嗅覚又は味覚を刺激する複数の物体にそれぞれ設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部とを実現させるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、操作装置と、表示装置と、前記操作装置においてユーザの嗅覚又は味覚を刺激する物体が置かれる操作がなされた位置を特定する特定部であって、前記物体に設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、前記表示装置を制御して、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部と備える情報処理装置とを有することを特徴とする情報提供システムを提供する。
本発明によれば、物体を混合したときの香り又は味を視覚的に把握できるようになる。
本発明の一実施形態に係る情報提供システムの全体構成を例示するブロック図である。 情報提供システムの構造を例示する側面図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置が記憶する表現DBの一例を示す図である。 情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 情報提供システムの利用時において、センサ装置のセンシング面を上方から見たときの様子を例示する平面図である。 情報提供システムの利用時において、センサ装置のセンシング面を上方から見たときの様子を例示する平面図である。 情報提供システムの利用時において、センサ装置のセンシング面を上方から見たときの様子を例示する平面図である。 情報提供システムの利用時において、センサ装置のセンシング面を上方から見たときの様子を例示する平面図である。
[構成]
まず、本発明の一実施形態に係る情報提供システム1の全体構成について説明する。情報提供システム1は、物体の香りとその香りの表現との関係をユーザが視覚的に把握できるようにするための情報提供を行うシステムである。図1に示すように、情報提供システム1は、情報処理装置10と、プロジェクタ装置20と、センサ装置40と、複数のサンプル60とを備えている。情報処理装置10、プロジェクタ装置20及びセンサ装置40は、有線又は無線によって通信可能に接続されている。情報処理装置10は、本発明に係る情報処理装置の一例であり、情報提供システム1において中枢的な制御を司る装置である。プロジェクタ装置20は、ユーザに対して情報を表示する表示装置の一例である。センサ装置40は、ユーザの操作を受け付ける操作装置の一例である。複数のサンプル60はいずれも、ユーザの嗅覚を刺激する香りを発する物体である。例えば、サンプル60は、香りを発する自然物(例えばラベンダーという植物そのもの)であってもよいし、その香りを含む人工生成物(例えばラベンダーの香りが抽出された揮発性の液体や、その液体をしみこませたシートなど)であってもよい。本実施形態では、サンプル60として、香りを発する自然物から抽出された香りを含むアロマオイルと呼ばれる液体を収容した円筒状の蓋付き小瓶を用いる。各サンプル60には、そのサンプルの名称(例えば「ラベンダー」という植物の名称)が記されたシールや札が付されている。ユーザはこの名称を参照することによって、各サンプルを視覚的に識別する。
図2は、情報提供システム1の構造を例示する側面図、より具体的には、プロジェクタ装置20、センサ装置40及びサンプル60を水平方向から見たときの位置関係を例示する図である。センサ装置40は、例えば薄い矩形の板状であり、その上面が水平なセンシング面となっている。サンプル60には、各サンプルを識別する識別情報(サンプルIDという)を記憶した記憶媒体であるタグ61が設けられている。センサ装置40は、センシング面にサンプル60が置かれると、例えばNFC(Near Field Communication)と呼ばれる近距離無線通信規格を用いて、そのサンプル60のタグ61に記憶されたサンプルIDを読み取るとともに、そのサンプル60が置かれた位置(つまりセンシング面におけるタグ61の読み取り位置)を検出する。
プロジェクタ装置20は、センサ装置40の上方(例えば部屋の天井)に設置されている。プロジェクタ装置20は、図2の破線で示すようにセンサ装置40のセンシング面の全範囲を投影範囲としており、上記X,Y座標に基づいて、センシング面の任意の位置に光を投影して画像を表示することができるようになっている。つまり、センサ装置40のセンシング面は、画像が表示される表示面としても機能する。
図3は、情報処理装置10のハードウェア構成を例示する図である。情報処理装置10は、CPU101(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、補助記憶装置104及び通信IF(Interface)105を有するコンピュータである。
CPU101は、各種の演算を行うプロセッサである。ROM102は、例えば情報処理装置10の起動に用いられるプログラム及びデータを記憶した不揮発性メモリである。RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性メモリである。補助記憶装置104は、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶装置であり、情報処理装置10において用いられるプログラム及びデータを記憶する。CPU101はこのプログラムを実行することにより、後述する機能を実現し、また、後述する動作を実行する。通信IF105は、所定の通信規格に従って通信を行うためのインターフェースである。この通信規格は、有線通信の規格であってもよいし、無線通信の規格であってもよい。なお、情報処理装置10は、図3に例示した構成以外に、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置やキーボード等の操作装置などの、他の構成を含んでいてもよい。
補助記憶装置104は、図4に示すような表現データベース(以下、データベースをDBと表現する)を記憶している。この表現DBにおいては、各々のサンプルIDと、そのサンプルIDに対応するサンプル60によって刺激される嗅覚に関する1以上の表現(つまりサンプル60の香りを文字で表した1以上の表現)が対応付けられている。つまり、この表現は、ユーザがサンプル60の香りを嗅いだときに、その香りを他人に伝えるための手段として用いられる。この表現は、例えば名詞や形容詞等のあらゆる品詞を用いた表現であってもよいし、また、その香りの直接的表現から間接的表現までをも網羅している。ここでいう直接的な表現とは、例えば「甘い」とか「フルーティ」というように、香りのイメージを想起させるときに慣用される表現のことであり、間接的な表現とは、例えば「春」とか「朝」とか「散歩」といったように、上記の直接的な表現に比べると、香りの表現としては慣用されていない表現のことである。間接的表現とは、直接的表現を基準としてその直接的表現から想起される二次的な表現であり、直接的表現と比べて香りを抽象的に表す表現と言ってもよい。
さらに、この表現DBには、各表現を表示するときの表示態様が含まれている。この表示態様は、例えば、表現を表示する位置、表現を表示する位置とサンプル60との距離、サンプル60に対する表現の表示位置の方向、表現を表示するときの色、表現を表示するときの大きさ、表現を表示するときのフォント、表現を表示するときの修飾、表現を表示する時間、表現を表示する時期、表現の動き(表現の空間的な変化又は時間的な変化を含む)、又は、表現に用いられる言語等を含む。
この表示態様は、サンプル60と表現との関係に応じて変わる。サンプル60と表現との関係とは、そのサンプル60においてその表現によって表される香り(より厳密にいうとそのサンプルの香りに含まれる成分)の強度や量、或いは、その香りに対するその表現の抽象度等である。例えば「甘い」という香りが強いサンプル60の近くには、「甘い」という表現を表示するとか、「甘い」という香りが強いサンプル60に対しては、大きく又は目立つ色で「甘い」という表現を表示するとか、「甘い」という香りが強いサンプル60に対しては、振動するように動くことで目立つように「甘い」という表現を表示するといった例が、サンプル60と表現との関係に応じて変わる表示態様の一例である。また、例えば「甘い」という香りが強く、且つ、「フルーティ」という香りが弱いサンプルに対しては、そのサンプルの近くに「甘い」という表現を表示し、そのサンプルの遠くに「フルーティ」という表現を表示するという例も、サンプル60と表現との関係に応じて変わる表示態様の一例である。また、或るサンプルに対して直接的表現と間接的表現とが対応付けられている場合には、そのサンプルの近くに直接的表現を表示し、そのサンプルの遠くに間接的表現を表示するというように、表現の抽象度に応じてサンプル60と表現との距離を変えるという例も、サンプル60と表現との関係に応じて変わる表示態様の一例である。要するに、サンプル60と表現との関係の内容(具体的には関係の強弱や関係の仕方)が視覚的に認識し得るような表示態様で表現を表示する、ということである。
図4の例では、サンプルID「ID001」のサンプル60については、表現1として「甘い」、表現2として「フレッシュ」、表現3として「花」…が設定されている。これらの表現のうち、「甘い」という表現1の表示態様は、表現を表示する位置とサンプルとの距離が「2単位」であり(1単位は、センシング面において任意に決められる長さ)、色は「赤」であり、フォントは「ゴシック体」であり、サイズ(大きさ)は「25ポイント」であり、動きは「点滅」である。
次に、図5は、情報処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、サンプル特定部11、位置特定部12、表現DB記憶部13及び表示制御部14という機能を実現する。
サンプル特定部11は、センサ装置40のセンシング面にサンプル60が置かれると、そのサンプル60のタグ61に記憶されたサンプルIDの読み取り結果に基づいて、どのサンプル60がセンシング面に置かれたかを特定する。
位置特定部12は、センサ装置40のセンシング面にサンプル60が置かれると、そのサンプル60のタグ61に記憶されたサンプルIDが読み取られた位置に基づいて、サンプル60がセンシング面のどの位置に置かれたか(つまりセンサ装置40においてサンプル60が置かれる操作がなされた位置)を特定する。
表示制御部14は、プロジェクタ装置20を制御して、位置特定部12により特定されたサンプル60の位置に対応する表示領域に、サンプル特定部11により特定されたサンプル60によって刺激される嗅覚に関する1以上の表現を表示する。このとき、表示制御部14は、表現DB記憶部13に記憶された表現DBにおいて、サンプル特定部11により特定されたサンプルに対応する表示態様で表示する。サンプル60の位置に対応する表示領域とは、例えばそのサンプル60の位置から決められた距離の範囲内のセンシング面上の領域であり、具体的には、センシング面においてサンプル60の位置を中心とした半径10センチ以内の円形の領域であるという例が考えられる。ただし、サンプル60の位置に対応する表示領域はこの例に限らず、表示された表現がどのサンプルに関する表現であるかをユーザが認識することができるような領域であればよい。
センサ装置40のセンシング面に置かれるサンプル60は1つに限らず、同時に複数置かれてもよい。この場合、表示制御部14は、それぞれのサンプル60の位置関係に応じた表示領域に、それぞれのサンプル60に関する表現を表示する。例えば2つのサンプルA,Bがセンシング面に置かれた場合、サンプルAとサンプルBの間の表示領域に、サンプルA及びサンプルBに共通する表現が表示される。ここでいうサンプルAとサンプルBの間の表示領域とは、例えば、サンプルAの位置とサンプルBの位置とを結ぶ直線の少なくとも一部を含む表示領域であるが、要するに、表示された表現がどのサンプルとどのサンプルに関する表現であるかをユーザが認識することができるような表示領域であればよい。また、センシング面においては或る基準点が決められており、表示制御部14は、その基準点から各々のサンプルまでの距離に応じた比を各サンプルの混合比率とし、その混合比率を表示する。
[動作]
次に、図6のフローチャートに沿って、本実施形態の動作を説明する。なお、図7は、センサ装置40のセンシング面を上方から見たときの様子を例示する平面図である。この例では、前述した基準点Pは、センシング面のほぼ中心とする。
ここで、ユーザは、サンプル60に付されたサンプルの名称を参考にして、香りに関する表現を知りたいと思うサンプル(ここではサンプル60aとする)をセンサ装置40のセンシング面に置く。このとき、情報処理装置10のサンプル特定部11は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り結果に基づいて、どのサンプル60がセンシング面に置かれているかを特定する(図6のステップS11)。さらに、情報処理装置10の位置特定部12は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り位置に基づいて、どのサンプル60がセンシング面のどこに置かれているかを特定する(図6のステップS12)。なお、ステップS11及びS12の処理の順番は図6の例とは逆であってもよいし、両者の処理が実質的に同時に行われてもよい。
次に、表示制御部14は、サンプル60aのサンプルIDをキーにして、表現DBにおいてそのサンプルIDに対応する表現を検索する(図6のステップS13)。そして、表示制御部14は、基準点Pから各々のサンプルまでの距離を各サンプルの混合比率として決定する(図6のステップS14)。ここでは、置かれたサンプルは1つであるから、混合比率という概念に相当するものは無い。さらに、表示制御部14は、表現DBを参照して、検索した表現の各々に対応する表示態様を決定する(図6のステップS15)。そして、表示制御部14は、プロジェクタ装置20を制御して、位置特定部12により特定されたサンプル60aの位置に対応する表示領域に、ステップS13で検索した表現を、ステップS15で決定した表示態様で表示する(図6のステップS16)。
これにより、図8に例示するように、サンプル60aの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60aの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示される。このときの各表現の表示態様は、前述したとおり、その表現とサンプル60aとの関係に応じた表示態様である。ユーザは、これらの表現を見ながらサンプル60aの蓋を開けてその香りを嗅ぐことで、そのサンプル60aの香りに対する表現のしかたを知ることができる。このとき同時に、ユーザは各表現の表示態様を参考にして、サンプル60aの香りと各表現の関係についても知ることができる。例えば図8の例では、ユーザは、サンプル60aの香りは、代表的には「甘い」と表現される香りであるが、「華やか」「果物」と表現されるような香りの成分も含んでおり、さらには、それらの香りから「春」や「花」いった事象が連想されるものだということを認識することができる。
次に、ユーザは、センサ装置40のセンシング面に、さらに別のサンプル(ここではサンプル60bとする)を置く。このとき、情報処理装置10のサンプル特定部11は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り結果に基づいて、どのサンプル60がセンシング面に置かれたかを特定する(図6のステップS11)。さらに、情報処理装置10の位置特定部12は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り位置に基づいて、どのサンプル60がセンシング面のどこに置かれたかを特定する(図6のステップS12)。
次に、表示制御部14は、新たに置かれたサンプル60bのサンプルIDをキーにして、表現DBにおいてそのサンプルIDに対応する表現を検索する(図6のステップS13)。さらに、表示制御部14は、表現DBを参照して、検索した表現の各々に対応する表示態様を決定する(図6のステップS15)。そして、表示制御部14は、基準点Pから各々のサンプル60a,60bまでの距離に応じた比を各サンプルの混合比率として決定する。ここでは、基準点Pから各々のサンプル60a,60bまでの距離の比を72:28として、サンプル60a及びサンプル60bの混合比率を、その比の逆数の比である1/72:1/28=28%:72%とする。そして、表示制御部14は、プロジェクタ装置20を制御して、位置特定部12により特定されたサンプル60a,60bの位置関係に応じた表示領域に、サンプル60a,60bの各々についてステップS13で検索した表現を、サンプル60a,60bの各々についてステップS15で決定した表示態様で、サンプル60a,60bの位置関係に応じた表示領域に表示する(図6のステップS16)。
これにより、図9に例示するように、サンプル60aの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60aの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示されるとともに、サンプル60bの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60bの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示される。このときの各表現の表示態様は、表現を表示する領域に関する表示態様(例えば表現を表示する位置、表現を表示する位置とサンプル60との距離、サンプル60に対する表現の表示位置の方向)を除いて、図4に例示した表現DBで規定された表示態様である。サンプル60aの香りの表現は、前述したように「甘い」「華やか」「果物」「春」「花」であるのに対し、サンプル60bの香りの表現は、「甘い」「果物」「花」「フレッシュ」「ピンク」「透明感」である。これらの表現のうち、サンプル60a及びサンプル60bに共通する表現である「甘い」「果物」「花」は、サンプル60aとサンプル60bの間の表示領域、例えばサンプル60aの位置とサンプル60bの位置を結ぶ線分の中点を含む表示領域に表示される。そして、サンプル60a及びサンプル60bに共通しない表現は、サンプル60aとサンプル60bの間の表示領域以外の表示領域に表示される。このとき、サンプル60a及びサンプル60bに共通する表現が表示される表示領域を例えば鎖線で示した円で囲み、その円と各サンプルとを結ぶような画像を表示することで、ユーザに対して、どの表現が各サンプルに共通する表現であるかを分かりやすく提示するようにしてもよい。このとき、さらにサンプル60a及びサンプル60bの混合比率「28%」:「72%」が表示される。
さらに、ユーザは、センサ装置40のセンシング面に、第3のサンプル(ここではサンプル60cとする)を置く。このとき、情報処理装置10のサンプル特定部11は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り結果に基づいて、どのサンプル60がセンシング面に置かれているかを特定する(図6のステップS11)。さらに、情報処理装置10の位置特定部12は、センサ装置40によるサンプルIDの読み取り位置に基づいて、どのサンプル60がセンシング面のどこに置かれているかを特定する(図6のステップS12)。
表示制御部14は、新たに置かれたサンプル60cのサンプルIDをキーにして、表現DBにおいてそのサンプルIDに対応する表現を検索する(図6のステップS13)。さらに、表示制御部14は、表現DBを参照して、検索した表現の各々に対応する表示態様を決定する(図6のステップS15)。そして、表示制御部14は、基準点Pから各々のサンプルまでの距離に応じた比を各サンプルの混合比率として決定する。ここでは、基準点Pから各々のサンプル60a,60b,60cまでの距離の比を64:22:14として、サンプル60a、60b,50cの混合比率を、その比の逆数の比である1/64:1/22:1/14=12:34:54とする。そして、表示制御部14は、プロジェクタ装置20を制御して、位置特定部12により特定されたサンプル60a,60b,60cの位置関係に応じた表示領域に、サンプル60a,60b,60cの各々についてステップS13で検索した表現を、サンプル60a,60b,60cの各々についてステップS15で決定した表示態様で、サンプル60a,60b,60cの位置関係に応じた表示領域に表示する(図6のステップS16)。
これにより、図10に例示するように、サンプル60aの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60aの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示され、サンプル60bの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60bの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示され、サンプル60cの香りに関する表現が、例えばそのサンプル60cの位置を中心とした任意の大きさの円の内部に表示される。このときの各表現の表示態様は、表現を表示する領域に関する表示態様(例えば表現を表示する位置、表現を表示する位置とサンプル60との距離、サンプル60に対する表現の表示位置の方向)を除いて、図4に例示した表現DBに規定された表示態様である。サンプル60aの香りの表現は、前述したように「甘い」「華やか」「果物」「春」「花」であり、サンプル60bの香りの表現は、「甘い」「果物」「花」「フレッシュ」「ピンク」「透明感」であり、サンプル60cの香りの表現は、「甘い」「フレッシュ」「朝」「散歩」「リラックス」である。これらの表現のうち、サンプル60a及びサンプル60bに共通する表現である「果物」「花」は、サンプル60aとサンプル60bの間の表示領域に表示され、サンプル60b及びサンプル60cに共通する表現である「フレッシュ」は、サンプル60bとサンプル60cの間の表示領域に表示されるが、サンプル60a及びサンプル60cに共通する表現はないから、なにも表示されない。さらに、サンプル60a,60b,60cの全てに共通する表現である「甘い」は、サンプル60a、サンプル60b、サンプル60cの間の表示領域、例えばこれらの3つのサンプルの位置を頂点とする三角形の重心に相当する表示領域に表示される。このとき、2以上のサンプル間で共通しない表現は、そのサンプルの間にある表示領域以外の表示領域に表示される。このとき同時に、サンプル60a,60b,60cの混合比率「12%」:「34%」:「54%」が表示される。
ユーザはこれらの表現を参考にしながら、センシング面に置くサンプル60を追加したり、センシング面からサンプル60を除いたり、或いは、基準点Pから各サンプル60までの距離を変えてみることで、複数のサンプル60を混合したときの全体的な香りをイメージすることが可能となる。さらに、ユーザは複数のサンプル60を、表示された混合比率でカップに混合させて嗅ぐこともできる。或いは、自動調香装置によって調香された香りが放出されるようになっていれば、ユーザはその自動調香装置に対してサンプルID及び混合比率を指定することで放出される香りを嗅ぐようにしてもよい。これにより、視覚的に把握した香りの混合イメージと現実の香りの混合結果との異同を、嗅覚をもって知ることが可能となる。
以上説明した実施形態によれば、サンプルを混合したときの香りを視覚的に把握することが可能となる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の2つ以上の変形例を組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
本発明は、嗅覚を対象としたものに限らず、味覚を対象としたもの(例えばワイン、日本酒、スパイス、調味料等)にも適用可能である。つまり、実施形態における「香り」を「味」に置き換えて本発明を実施してもよい。
[変形例2]
複数のサンプル60の位置関係に応じた表示態様は実施形態の例に限定されない。例えば、3つのサンプル60a~60cについて、表示制御部14は、サンプル60aとサンプル60bとの間、サンプル60bとサンプル60cとの間、及び、サンプル60cとサンプル60aとの間には、それぞれ、サンプル60aとサンプル60b、サンプル60bとサンプル60c、及び、サンプル60cとサンプル60aをそれぞれ混合したときにはじめて認知されると考えられる香りの表現を表示するようにしてもよい。同様に、表示制御部14は、サンプル60a、60b、60cの中間位置には、これらサンプル60a、60b、60cを混合したときにはじめて認知されると考えられる香りの表現を表示するようにしてもよい。これにより、例えば「甘い」という表現に対応するサンプル60aと「酸味」という表現に対応するサンプル60bとの間には「甘酸っぱい」という表現が表示され、「酸味」という表現に対応するサンプル60bと「木」という表現に対応するサンプル60cとの間には「落ち着き」という表現が表示され、「木」という表現に対応するサンプル60cと「甘い」という表現に対応するサンプル60aとの間には「果実」という表現が表示され、これらサンプル60a、60b、60cの中間位置には「森」という表現が配置される、という例が考えられる。この場合、どの香りとどの香りを混合するとどのような表現に相当する香りになるかというデータベース乃至規則が予め補助記憶装置104等に記憶されており、表示制御部14はそれを参照するものとする。このように、表示制御部14は、第1の物体と第2の物体との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とが混合された混合物体によって刺激される嗅覚に関する表現を表示するようにしてもよい。
[変形例3]
表示制御部14は、複数のサンプル60の位置関係に応じた表示態様で表現を表示するときに、相性が良い表現どうしを色や動き等で識別し得るような表示態様で表示するようにしてもよい。例えば「甘い」という表現に対応するサンプル60aと「まろやか」という表現に対応するサンプル60bとについては、「甘い」と「まろやか」は相性がいいという前提で、これら「甘い」と「まろやか」という表現を同じ色で表示し、そのような相性の良い関係に無い表現はそれぞれ別の色で表示する例が考えられる。同様に、表示制御部14は、相性が悪い表現どうしについても色や動きで識別し得る表示態様で表示するようにしてもよい。例えば「甘い」という表現に対応するサンプル60aと「苦い」という表現に対応するサンプル60bとについては、「甘い」と「苦い」は相性が悪いという前提で、これら「甘い」と「苦い」という表現を同じような激しい動きで表示し、そのような相性の悪い関係に無い表現は動きのない表示を行う例が考えられる。このように、表示制御部14は、第1の物体に関する表現と第2の物体に関する表現とのうち、所定の関係にある表現については、当該所定の関係ではない表現と識別可能な表示態様で表示するようにしてもよい。ここでいう、複数の表現が所定の関係にある表現とは、上述したような相性の良い/悪いという関係のほか、複数の表現がいずれもユーザの嗜好に合致する/合致しないとか、類似の香りの表現群に属する/属しないといった例も考えられる。この場合、香りに関するユーザの嗜好や類似の香りの表現群は予め収集及びデータベース化されて補助記憶装置104等に記憶されており、表示制御部14はそれを参照するものとする。
[変形例4]
実施形態において、各サンプル60の表現の表示態様は、表現を表示する領域に関する表示態様を除いて、図4に例示した表現とサンプル60aとの関係に応じた表示態様であったが、表示制御部14は、混合比率に応じた表示態様で表現を表示するようにしてもよい。例えば、混合比率が大きいサンプル60に関する表現を大きさや色等で強調表示し、混合したときにその表現が強い香りとなることが分かるようにする例が考えられる。つまり、表示制御部14は、所定の基準点から各々のサンプル60までの距離に応じた比を各々のサンプル60の混合比率とし、その混合比率に応じた表示態様で表現を表示する。この場合、混合比率に基づいて、図4の表示態様をどのように変更するかは、予め規則化されて補助記憶装置104等に記憶されており、表示制御部14はその規則を参照して、混合比率に応じた表示態様を決定するものとする。
[変形例5]
各表現を表示するときの表示態様は、表現とその表現の表示を見るユーザとの関係に応じたものであってもよい。表現とユーザとの関係とは、例えば、その表現によって表される香りの香りと香りに関するユーザの嗜好との一致度や、ユーザがその表現を香りの表現として用いた履歴等を含む。例えば「甘い」という香りを好むユーザに対しては、センシング面に置かれたサンプル60の近くに「甘い」という表現を表示するとか、大きく又は目立つ色で「甘い」という表現を表示するとか、振動するように動くことで目立つように「甘い」という表現を表示するといった例が考えられる。この場合、香りに関するユーザの嗜好は予め収集及びデータベース化されて補助記憶装置104等に記憶されており、表示制御部14はそれを参照するものとする。
また、例えば「甘い」という表現を過去に多く用いたことがあるユーザに対しては、センシング面に置かれたサンプル60の近くに「甘い」という表現を表示するとか、大きく又は目立つ色で「甘い」という表現を表示するとか、振動するように動くことで目立つように「甘い」という表現を表示するといった例が考えられる。この場合、ユーザが香りに対して用いた表現の履歴は予め収集及びデータベース化されて補助記憶装置104等に記憶されており、表示制御部14はそれを参照するものとする。
[変形例6]
各表現を表示するときの表示態様は、その表現によって表される香りの属性に応じたものであってもよい。香りの属性とは、例えばトップノート・ミドルノート・ラストノートの別であるとか、香りの刺激の強さ/弱さとか、香りの魅惑度や特殊性、希少性といったものを含む。トップノート・ミドルノート・ラストノートとは、香りが変化していくときに、時間的に最初に認知される香り、その次に認知される香り、さらにその次に認知される香りのことである。例えば、センシング面に置かれたサンプル60の近くから遠くへと順に、トップノート・ミドルノート・ラストノートに相当する表現を表示する例や、トップノート・ミドルノート・ラストノートに相当する表現の表示を時系列に切り替えていく例が考えられる。また、刺激が強い香りとか希少な香りに関する表現は、特定の色やフォント、動きで表示する例が考えられる。
[変形例7]
各表現を表示するときの表示態様は、その表現の属性に応じたものであってもよい。表現の属性とは、例えば、表現から受けるイメージ、表現の品詞の別、表現に用いる文字の種別(ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット等)、表現を構成する文字数/単語数等を含む。例えば「甘い」という表現は暖色で表示する例が考えられる。
[変形例8]
表示装置や操作装置は、図1で例示したプロジェクタ装置20やセンサ装置40に限定されない。例えば表示装置は、実施形態のように操作装置であるセンサ装置40のセンシング面に画像を投影するものに限らず、例えば操作装置自体が表示装置であってもよい。また、表示装置は壁面に画像を表示するものであってもよい(壁面に画像を投影する場合や壁面自体が表示装置である場合を含む)。また、表示装置はいわゆる拡張現実を実現する表示装置であってもよい。具体的には、スマートホンやタブレット或いはグラス型ウェアラブル装置の撮像装置でサンプル60を撮像すると、その撮像画像中のサンプル60の周囲に、対応する表現群を表示するものであってもよい。また、操作装置は、ユーザの操作を画像認識技術によって検知する装置であってもよい。
[変形例9]
実施形態においては、サンプル60をセンサ装置40のセンシング面に置くとそのサンプル60に関する表現を表示していたが、例えばサンプル60に相当するアロマオイルを収容した蓋付き小瓶の蓋を開けたときに、そのサンプル60に関する表現を表示するようにしてもよい。同様に、例えば自然物そのものを皿に置いた状態で透明カバーを被せておき、ユーザがその透明カバーを外したときに、その自然物の香りに関する表現を表示するようにしてもよい。
[変形例10]
表現の表示形態は、2次元表示でもよいし、3次元表示であってもよい。また、表示される「表現」は、文字に限らず、色、抽象画、或いは人物/景色等の画像であってもよい。
本発明は、情報処理装置10において行われる処理のステップを備える情報処理方法として提供されてもよい。また、本発明は、情報処理装置10において実行されるプログラムとして提供されてもよい。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されたりすることが可能である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…情報提供システム、20…プロジェクタ装置、40…センサ装置、60…サンプル、61…タグ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…補助記憶装置、105…通信IF、11…サンプル特定部、12…位置特定部、13・・・表現DB記憶部、14…表示制御部、P…基準点。

Claims (7)

  1. ユーザの嗅覚又は味覚を刺激する複数の物体にそれぞれ設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、
    前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 第1の物体によって刺激される嗅覚又は味覚と第2の物体によって刺激される嗅覚又は味覚とを混合したときにどのような表現に相当する嗅覚又は味覚になるかというデータベース乃至規則が予め記憶されており、
    前記表示制御部は、第1の前記物体と第2の前記物体との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とが混合された混合物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する表現を記憶された前記データベース乃至規則を参照して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、複数の前記表現が相性の良い又は悪い、複数の前記表現がいずれもユーザの嗜好に合致する又は合致しない、或いは、複数の前記表現が類似する嗅覚又は味覚の表現群に属する又は属しないといった所定の関係である表現群のデータベースを参照して、第1の物体に関する前記表現と第2の物体に関する前記表現とのうち、前記所定の関係にある表現については、当該所定の関係ではない表現と識別可能な表示態様で表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 記表示制御部は、所定の基準点から各々の前記物体までの距離に応じた比を各物体の混合比率とし、その混合比率を表示する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 記表示制御部は、前記所定の基準点から各々の前記物体までの距離に応じた比を当該各々の物体の混合比率とし、その混合比率に応じた表示態様で前記表現を表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. ンピュータに、
    ユーザの嗅覚又は味覚を刺激する複数の物体にそれぞれ設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、
    前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部と
    を実現させるためのプログラム。
  7. 作装置と、
    表示装置と、
    前記操作装置においてユーザの嗅覚又は味覚を刺激する物体が置かれる操作がなされた位置を特定する特定部であって、前記物体に設けられた記憶媒体から当該物体の識別子を読み取った読み取り位置を前記物体の位置としてそれぞれ特定する特定部と、前記物体の識別子と当該物体によって刺激される嗅覚又は味覚に関する1以上の表現とが対応付けられたデータベースを参照して、位置が特定された各々の前記物体の識別子に対応する前記表現を決定し、前記表示装置を制御して、決定した前記表現を各々の前記物体の位置から決められた距離の範囲内にある表示領域に表示し、さらに、特定された第1の物体の位置と特定された第2の物体の位置との間の表示領域に、当該第1の物体と当該第2の物体とに共通する前記表現を表示する表示制御部と備える情報処理装置と
    を有することを特徴とする情報提供システム。
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