JP7284235B2 - 掃除ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、自律走行可能な掃除ロボットに関する。
オフィス、商業施設、宿泊施設等において、衛生管理の一環として掃除機を用いて床面に落ちている塵埃を捕集する掃除が行われている。近年では、人件費高騰、人材不足等の要因により、作業者に掛かる負担を軽減するべく、塵埃を吸引させながら床面を自律走行させることを可能とした掃除ロボットに対する需要が高まってきている。
例えば、特許文献1に示される掃除ロボットは、本体底部に設けられる吸引ノズルと、吸引ノズルとホースにより接続される筐体と、筐体内に配置され塵埃が捕集される集塵部と、筐体内を吸引する吸引用ファンと、吸引用ファンを駆動する吸引用モータと、複数の車輪のうち本体後方に設けられる左右一対の車輪を独立して駆動する一対の走行用モータと、本体の方向を計測する方向計測装置と、障害物を検出する障害物検知装置と、バッテリと、を備えている。吸引用ファンの作動により、吸引ノズルの吸引口を通じて塵埃が吸引される。
特開平7-16190号公報(第3頁、第1図)
特許文献1のような掃除ロボットにおいては、本体の外装内の空間にバッテリと共に走行用モータや吸引用ファンを駆動する吸引用モータといった熱源が収容されているため、掃除ロボットを長時間稼働することにより外装内の空間に熱が籠りやすくなっており、この熱によってバッテリの劣化が促進されてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、熱によるバッテリの劣化を抑制することができる掃除ロボットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の掃除ロボットは、
吸引ノズルと、集塵部と、前記集塵部を収容する筐体と、前記筐体内を吸引する吸引用ファンと、前記筐体に設けられた吸引用モータと、バッテリと、外装と、を少なくとも備え、自律走行可能な掃除ロボットであって、
前記外装には開口が形成されており、少なくとも前記吸引用モータが内蔵される前記筐体のモータ内蔵部が前記外装の外部に露出して配置され
前記外装は、前記開口が形成される上部外装と、下部外装とに分割され、
前記上部外装と前記下部外装との間には隙間が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、熱源である吸引用モータが内蔵される筐体のモータ内蔵部が外装の外部に露出していることから、外装内の空間に熱が籠りにくく、熱によるバッテリの劣化を抑制することができる。
前記筐体の排気口が前記外装の外部に露出して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、排気口からの排気に含まれる粉塵が外装内の空間に入り込むことを抑制することができる。
前記集塵部にアクセス可能な前記筐体に形成された取出口が前記外装の外部に露出して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、集塵部に溜まった塵埃を外装の外部に露出する取出口から容易に取り出すことができる。
前記開口と前記筐体との間に隙間が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体が露出する開口の隙間から外装内の空間の熱を排出することができるため、外装内の空間に熱がさらに籠りにくい。
前記開口は、前記外装の上方に上下方向に貫通して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、外装内の空間の熱が排出されやすい。
前記上部外装の側部には、前記開口よりも下方に前記バッテリの交換用開口が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上部外装の側部から交換用開口を介してバッテリ交換を行うことができる。また、上部外装内の空間において、バッテリの上方に開口が配置されるため、外装内の空間の熱が排出されやすい。
前記上部外装は、前部外装と、後部外装とに分割され、少なくとも前記前部外装が着脱可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、前部外装を取り外して上部外装内のメンテナンスを行いやすい。
本発明の実施例における掃除ロボットを示す斜視図である。 掃除ロボットを示す左側面図である。 掃除ロボットを示す右側面図である。 掃除ロボットを示す上面図である。 掃除ロボットの電気系統を示す概略図である。 掃除ロボットの掃除機について説明するための斜視図である。 掃除ロボットの上部外装の取り付け構造を示す分解斜視図である。 掃除ロボットの要部を示す右側面図である。 掃除ロボットの上部外装における外気の吸入および熱の排出について説明するための図である。
本発明に係る掃除ロボットを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る掃除ロボットにつき、図1から図9を参照して説明する。以下、図1の紙面左下側を掃除ロボットの正面側(前方側)として説明する。
掃除ロボットは、オフィス、商業施設、宿泊施設等において、人の手を借りずに床面を自律走行しながら床面に落ちている塵埃を吸引・捕集することにより掃除を行うものである。
図1~図4に示されるように、掃除ロボット1は、前方下部に吸引ノズル20が取り付けられた走行台車10と、走行台車10の後方上部に載置された掃除機100と、から主に構成されている。尚、本実施例では、吸引ノズル20は、掃除ロボット1よりも左右方向の幅が小さく、右側に偏らせて配置されているが、吸引ノズル20の左右位置は自由に構成されてよい。
まず、走行台車10について説明する。走行台車10は、台車本体11と、吸引ノズル20と、台車本体11の前方側部に設けられる左右一対の車輪30R,30Lおよび台車本体11の後方側部に設けられる左右一対の車輪40R,40Lと、これらの車輪30R,30L,40R,40Lと個別に接続される4つの走行用モータ50(図5参照)と、制御装置60(図5参照)と、台車本体11の外周を覆う下部外装90(外装)と、から主に構成されており、走行用モータ50等に電力を供給可能な3本の走行用バッテリ70(図3参照)が搭載されている。
図2,図3に示されるように、車輪30R,30L,40R,40Lは、複数のローラ31またはローラ41を有する、所謂メカナムホイールである。
図5に示されるように、制御装置60は、センサ61,61からの距離情報および位置情報や4つの走行用モータ50に接続される図示しないロータリエンコーダからの回転数等の情報に基づいて、4つの走行用モータ50に対する印加電圧の大きさおよび入力方向を個別に切り替えることにより、車輪30R,30L,40R,40Lの回転速度および回転方向を個別に制御することができる。
尚、図5では、太実線を電力供給線、点線を信号供給線として図示している。また、本実施例において、センサ61,61は、レーザセンサにより構成されるが、超音波センサ等の他の非接触式センサにより構成されてもよい。
これによれば、掃除ロボット1は、制御装置60により個別に制御される走行用モータ50による車輪30R,30L,40R,40Lの駆動と、床面に接触しているローラ31,41の転動とを組み合わせて、全方向へスムーズに移動可能となっている。
また、制御装置60は、インバータ72の制御を行うことで、吸引用バッテリ71(バッテリ)から供給される直流電流を交流電流に変換して掃除機100を駆動させることができる。吸引用バッテリ71は、走行用バッテリ70とは独立しており、掃除機100に電力を供給するためのバッテリである。尚、3本の走行用バッテリ70および4本の吸引用バッテリ71は、いずれも同一規格であるため、互いに互換・兼用することができる。
また、本実施例では、吸引用バッテリ71が満充電から供給不能な所定電圧に至るまでに掃除機100を駆動可能な時間よりも、走行用バッテリ70が満充電から所定電圧に至るまでに走行台車10を走行させることが可能な時間の方が長くなっている。これにより、例えば掃除ロボット1を原点位置等のあらかじめ設定した位置に確実に帰還させることができる。
また、走行台車10には、掃除機100が載置される載置部12と、4本の吸引用バッテリ71を装着可能なバッテリケース17と、インバータ72と、上部外装80(外装)が積載されている。
図5~図7を参照して、掃除機100は、商用電源にて動作する業務用掃除機であり、集塵部としての紙パック101(図6参照)が収容される筐体110(図6,図7参照)と、吸引ノズル20および筐体110を接続するためのホース120(図7参照)と、吸引用ファン140(図5参照)と、吸引用ファン140を回転させるための吸引用モータ150(図5参照)と、インバータ72に電気的に接続される差込プラグ付コード(図示略)とを備えている。
図6に示されるように、筐体110は、有底筒状に形成されている本体部111と、本体部111の上部開口により形成される取出口111aを閉塞するための蓋部112(モータ内蔵部)と、から構成されている。
本体部111は、前方側側壁にホース120を接続可能となっている。また、本体部111の内部には、紙パック101を取り付け可能となっている。
蓋部112には、吸引用ファン140と、吸引用モータ150が内蔵されており、外部に開放する排気口113が形成されている。
このように、掃除機100は、蓋部112に内蔵される吸引用モータ150を駆動して吸引用ファン140を回転させることにより、筐体110内の空気を排気口113から外部に排出し、筐体110内を相対的に負圧とすることで、吸引ノズル20の吸引口からホース120を介して紙パック101内に塵埃を吸引・捕集できるようになっている。
図7に示されるように、載置部12は、台車本体11における前方側のフレームの上面11aにボルトナットにより固定されている左右一対の脚13と、台車本体11における後方側のフレームの上面11bにボルトナットにより固定されている左右一対の脚14と、前後の脚13,14の上端に固定されている基台15と、から構成されている。
基台15は、平面視平板状に形成されており、上端面には、上方側に開放されて、下方側に向かって平面視矩形状に凹設されている左右一対の凹部15aが、前後方向に3組設けられている。凹部15aは、掃除機100の下部に取り付けられた旋回キャスタの下端部を落とし込めるように形成されている。
また、基台15の上端面には、左右一対の凹部15aよりも外側に左右一対の取付フレーム18,19が固定されている。また、左右一対の脚13はコ字状に形成されており、前方に延びる上方片には、略同幅の支持片16がそれぞれ固定されている。支持片16の先端部は屈曲しており前方が斜め下方に傾斜している。
また、インバータ72が固定されているブラケット73は、後方側の脚14と基台15とを接続するためのボルトナットにより、基台15と共に台車本体11に固定されている。このように、ブラケット73を台車本体11に固定するにあたって、別のボルトナット等の接続具を省略することができるため、インバータ72を台車本体11に積載するための構成が簡素である。
また、台車本体11と基台15との間には、バッテリケース17が設けられている。バッテリケース17は、台車本体11の中央のフレームに、ボルトナットによって固定されている。
バッテリケース17は、吸引用バッテリ71をスライド移動可能な4つのレールが設けられている底部と、底部の左端から立設する壁部17aと、から後方視L字状に形成されている。
また、バッテリケース17の壁部17aの内面には、吸引用バッテリ71の電極を接続するための4つのコネクタ(図示略)が設けられている。また、図7に示されるように、バッテリケース17の壁部17aの外面には、吸引用バッテリ71の充電に用いられる充電用コネクタ17bと、走行用バッテリ70の充電に用いられる充電用コネクタ17cと、が設けられている。
これにより、吸引用バッテリ71を、右側から左側に向かってバッテリケース17のレールに沿って挿入することで、吸引用バッテリ71をコネクタに接続することが可能となっている。また、コネクタに接続されている吸引用バッテリ71を右方に向かって引っ張ることで、吸引用バッテリ71とコネクタの接続が外れ、吸引用バッテリ71をバッテリケース17から引き抜くことが可能となっている。これにより、吸引用バッテリ71の交換をはじめとしたバッテリ関連のメンテナンスが容易である。
尚、走行用バッテリ70についても、吸引用バッテリ71と同様に、走行用バッテリ70用のバッテリケースに対して右側から着脱可能である。
また、載置部12と、バッテリケース17とは、直接連結されておらず、それぞれ個別に台車本体11に固定されているため、吸引用モータ150の駆動に伴い生じる振動が吸引用バッテリ71に作用しにくくなっている。これにより、吸引用バッテリ71とコネクタとの接続状態を保ちやすい。
また、本実施例において、3本の走行用バッテリ70は並列に接続されており、4本の吸引用バッテリ71も並列に接続されている。加えて、走行用バッテリ70および吸引用バッテリ71は、互いに互換・兼用可能であることから、例えば4本の吸引用バッテリ71のいずれもが掃除機100に対して供給不能な残量となった場合に、3本の走行用バッテリ70のうち残量があるいずれか一本を、吸引用バッテリ71のいずれか一本と差し替えることで、掃除機100を駆動させることが可能である。
また、走行台車10は、走行台車10に載置された掃除機100や吸引用バッテリ71等を覆う上部外装80と、台車本体11や走行用バッテリ70等を覆う下部外装90を備えている。尚、上部外装80および下部外装90は、内部の部品や通電箇所に外部から人や物が接触することを防止するために設けられる。また、上部外装80および下部外装90により、内部の通電箇所に塵埃等が入り込みにくく、短絡故障が生じにくい。また、上部外装80と下部外装90との間に形成される隙間G1から台車本体11の前後に設けられるセンサ61,61(図2および図3参照)がセンシング可能となっている。また、上部外装80と下部外装90との間に形成される隙間G1の奥側にセンサ61,61が配置されるため、センサ61,61を保護することができる。
上部外装80は、主に前部外装80Fと、後部外装80Bと、左右の側部外装80R,80Lとに四分割されている。
詳しくは、図7に示されるように、前部外装80Fは、左右一対の支持片16により内側から支持された状態で、基台15の上端面に固定された左右一対の取付フレーム18の上端面18aに外側からそれぞれビスにより固定されている。また、後部外装80Bは、基台15の上端面に固定された左右一対の取付フレーム19の上端面19aに外側からそれぞれビスにより固定されている。また、左右の側部外装80R,80Lは、左右一対の取付フレーム18,19の側端面18b,19bに内側からそれぞれビス固定されている。
また、上部外装80は、前部外装80Fと後部外装80Bを前後から突き合わせることにより、上下方向に開放する開口81(図1および図4参照)が形成され、当該開口81から走行台車10に載置された掃除機100の上部を露出させて配置できるようになっている。
詳しくは、掃除機100は、本体部111の上端部および蓋部112全体を上部外装80の開口81から外部に露出して配置されている。すなわち、掃除機100の蓋部112に内蔵される吸引用モータ150と、蓋部112から外部に開放する排気口113と、本体部111の内部に取り付けられる紙パック101にアクセス可能な取出口111aが上部外装80の開口81から外部に露出して配置されている。
また、上部外装80の開口81と筐体110を構成する本体部111との間には、周方向に亘って隙間G2(図4参照)が形成されている。
図4に示されるように、後部外装80Bには、インバータ72の上端面と略対向する位置に複数の通気孔83が設けられている。
図3に示されるように、右の側部外装80Rには、インバータ72の図示しない排熱ファンが配設される右側端面と略対向する位置に複数の通気孔84(図3参照)が設けられている。
また、右の側部外装80Rは、着脱可能な窓パネル82Rを有している。図8に示されるように、窓パネル82Rを取り外すだけで、側部外装80Rの開口81R(交換用開口)が開放されて吸引用バッテリ71にアクセス可能となるため、吸引用バッテリ71の交換をはじめとしたバッテリ関連のメンテナンスが容易である。
また、図2に示されるように、左の側部外装80Lは、右の側部外装80Rと同様に、着脱可能な窓パネル82Lを有しており、窓パネル82Lを取り外すだけで、側部外装80Lの開口81Lが開放されて充電用コネクタ17b,17c(図7参照)にアクセス可能となるため、走行用バッテリ70および吸引用バッテリ71の充電が容易である。
また、図3,図8に示されるように、窓パネル82Rの下方に位置する、下部外装90における窓パネル92Rについても、窓パネル82Rと同様に着脱可能となっており、窓パネル92Rを取り外すだけで、下部外装90の開口91Rが開放されて走行用バッテリ70にアクセス可能となるため、走行用バッテリ70の交換をはじめとしたバッテリ関連のメンテナンスが容易である。
以上説明したように、本実施例における掃除ロボット1は、走行台車10の載置部12に載置された掃除機100の吸引用モータ150が内蔵される蓋部112が上部外装80の開口81から外部に露出して配置されている。これによれば、掃除機100における熱源である吸引用モータ150が内蔵される筐体110の蓋部112が上部外装80の外部に露出していることから、上部外装80内の空間に熱が籠りにくく、上部外装80内の電子・電気部品例えば吸引用バッテリ71やインバータ72や制御装置60等の熱による劣化を抑制することができる。
また、掃除機100の蓋部112が上部外装80の開口81から外部に露出して配置されているため、上部外装80を取り外すことなく、蓋部112を着脱して吸引用モータ150等の機械部のメンテナンスを行いやすい。
また、掃除機100の蓋部112から外部に開放する排気口113が上部外装80の開口81から外部に露出して配置されているため、排気口113からの排気に含まれる粉塵が上部外装80内の空間に入り込むことを抑制することができる。
また、掃除機100の本体部111の内部に取り付けられる紙パック101にアクセス可能な取出口111aが上部外装80の開口81から外部に露出して配置されているため、蓋部112を取り外すことにより塵埃が溜まった紙パック101を取出口111aから容易に取り出し、新しい紙パックと交換することができる。
また、上部外装80の開口81と掃除機100の筐体110を構成する本体部111との間には、周方向に亘って隙間G2が形成されることにより、筐体110が露出する開口81の隙間G2から上部外装80内の空間の熱を排出することができるため、上部外装80内の空間に熱がさらに籠りにくい。
また、開口81は、上部外装80の上方に上下方向に貫通して配置されているため、開口81と筐体110との隙間G2から上部外装80内の空間の熱が排出されやすい。
また、インバータ72の周辺には、後部外装80Bの通気孔83と、右の側部外装80Rの通気孔84が設けられているため、インバータ72から発生する熱が通気孔83,84を通して上部外装80内の空間から排出されやすい。
また、図9に示されるように、掃除ロボット1の外装は、上部外装80と、下部外装90とに分割され、上部外装80と下部外装90との間には、掃除ロボット1の周方向に亘って隙間G1が形成されているため、上部外装80と下部外装90の隙間G1により外気の吸入空間を大きく確保することができる。また、当該隙間G1と上部外装80の開口81とが上下に異なる位置に配置されていることから、下方に形成される隙間G1から上部外装80内の空間に外気が吸入され、上方に形成される開口81と筐体110との隙間G2から上部外装80内の空間の熱と共に外部に排出されやすくなっている(図9の矢印参照)。尚、隙間G1は、全方向に走行可能な掃除ロボット1の全周に亘って形成されているため、掃除ロボット1がいずれの方向に走行しても隙間G1から上部外装80内の空間に外気を取り込みやすく好ましい。
また、掃除ロボット1は、上部外装80と下部外装90の隙間G1により、上部外装80内への外気の吸入空間を確保できるとともに、隙間G1をセンサ61,61のセンシング用の開口としても利用することができる。
また、掃除ロボット1は、外装が上部外装80と下部外装90に分割されることにより、走行台車10の走行用モータ50の駆動や掃除機100の吸引用モータ150の駆動により発生する振動を互いに影響を受けにくく振動による影響を分散することができる。
また、上部外装80の側部、詳しくは右の側部外装80Rには、開口81よりも下方に吸引用バッテリ71の交換用の開口81Rが形成されているため、上部外装80の側部から開口81Rを介して吸引用バッテリ71の交換を行うことができる。また、上部外装80内の空間において、吸引用バッテリ71の上方に開口81が配置されるため、開口81と筐体110との隙間G2から上部外装80内の空間の熱が排出されやすい。
また、上部外装80は、前部外装80Fと、後部外装80Bとに分割され、少なくとも前部外装80Fが着脱可能であるため、前部外装80Fを取り外して上部外装80内のメンテナンスを行いやすい。尚、前部外装80Fと後部外装80Bは、ヒンジ等により連結され、前部外装80Fを前後方向に容易に開閉可能な構造となっていてもよい。
ところで、最近ではSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))への関心が高まっており、筐体、吸引用ファン、吸引用モータが据え付けられているような特許文献1の掃除ロボットを新たに導入するのではなく、手持ちの掃除機を自律走行させたいという気運が高まってきている。本発明の掃除ロボット1であれば、手持ちの掃除機を自律走行させることができるため、SDGsに寄与することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内における追加や変更があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、掃除機100は、載置部12に載置されている構成として説明したが、これに限られず、台車本体11に直接載置されていてもよい。
また、前記実施例では、基台15は、平面視平板状である構成として説明したが、これに限らず、枠状であってもよく、その形状は適宜変更されてもよい。
また、前記実施例では、車輪30L,30R,40L,40Rはメカナムホイールである構成として説明したが、これに限らず、進路方向を変更可能であれば、適宜変更されてもよい。
また、前記実施例では、吸引ノズル20は、掃除ロボット1よりも左右方向の幅が小さい構成について説明したが、これに限らず、吸引ノズル20の左右方向の幅は、掃除ロボット1の左右方向の幅と同一であってもよいし、大きくてもよい。尚、吸引ノズル20の左右方向の幅は、走行台車10に載置される掃除機100の掃除能力を維持できる大きさの吸引口が形成可能な範囲であればよい。
また、前記実施例では、吸引ノズル20は、下部外装90の前端よりも前方、かつ側端よりも右方に突出して配置されている(図1~図4参照)が、吸引ノズル20に接触センサを設けることにより、センサ61により検知できなかった障害物等との接触を検知できるようになっていてもよい。
また、前記実施例では、掃除機100を構成する筐体110の蓋部112に吸引用モータ150が内蔵されている構成について説明したが、これに限らず、例えば吸引用モータ150は筐体110の本体部111に内蔵されていてもよい。この場合、上部外装80の開口81は、本体部111において少なくとも吸引用モータ150が内蔵される箇所が外部に露出するように形成されていればよい。
また、前記実施例では、掃除機100は、排気口113を上部外装80の開口81から外部に露出して配置されている構成として説明したが、これに限らず、吸引用モータ150が内蔵されるモータ内蔵部が上部外装80の開口81から外部に露出するものであれば、排気口は上部外装80の内部に開口するように配置されてもよい。また、集塵部にアクセス可能な取出口についても上部外装80の内部に配置されてもよい。
また、前記実施例では、上部外装80の開口81は、上部外装80の上方に上下方向に貫通して配置されている構成として説明したが、これに限らず、例えば開口は上部外装80の上方から前後方向あるいは左右方向にかけて開放するように形成されてもよい。
また、前記実施例では、掃除ロボット1の外装は、上部外装80と、下部外装90とに分割されている構成として説明したが、これに限らず、掃除ロボットの外装は、上下一体に形成されていてもよい。この場合、外装において掃除機100が露出する上方の開口よりも下方の位置に貫通孔を形成することにより、外装内の空間に外気が吸入されやすくしてもよい。
また、前記実施例では、上部外装80が主に前部外装80Fと、後部外装80Bと、左右の側部外装80R,80Lとに四分割されている構成として説明したが、これに限らず、例えば上部外装は前後の二分割であってもよいし、一体に形成されるものであってもよい。
1 掃除ロボット
10 走行台車
16 支持片
18,19 取付フレーム
20 吸引ノズル
30L,30R,40L,40R 車輪
50 走行用モータ
70 走行用バッテリ
71 吸引用バッテリ(バッテリ)
80 上部外装(外装)
80B 後部外装
80F 前部外装
80L,R 側部外装
81 開口
81L 開口
81R 開口(交換用開口)
90 下部外装(外装)
100 掃除機
101 紙パック(集塵部)
110 筐体
111 本体部
111a 取出口
112 蓋部(モータ内蔵部)
113 排気口
140 吸引用ファン
150 吸引用モータ
G1,G2 隙間

Claims (7)

  1. 吸引ノズルと、集塵部と、前記集塵部を収容する筐体と、前記筐体内を吸引する吸引用ファンと、前記筐体に設けられた吸引用モータと、バッテリと、外装と、を少なくとも備え、自律走行可能な掃除ロボットであって、
    前記外装には開口が形成されており、少なくとも前記吸引用モータが内蔵される前記筐体のモータ内蔵部が前記外装の外部に露出して配置され
    前記外装は、前記開口が形成される上部外装と、下部外装とに分割され、
    前記上部外装と前記下部外装との間には隙間が形成されていることを特徴とする掃除ロボット。
  2. 前記筐体の排気口が前記外装の外部に露出して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の掃除ロボット。
  3. 前記集塵部にアクセス可能な前記筐体に形成された取出口が前記外装の外部に露出して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の掃除ロボット。
  4. 前記開口と前記筐体との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の掃除ロボット。
  5. 前記開口は、前記外装の上方に上下方向に貫通して配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掃除ロボット。
  6. 前記上部外装の側部には、前記開口よりも下方に前記バッテリの交換用開口が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の掃除ロボット。
  7. 前記上部外装は、前部外装と、後部外装とに分割され、少なくとも前記前部外装が着脱可能であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の掃除ロボット。
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