JP7284065B2 - 時計用調速装置 - Google Patents
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Description
図1から図16と図31を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、時計用調速装置に関する。図1は、実施形態に係る時計の概略構成を示す図、図2は、実施形態に係る時計の動力伝達部を示す図、図3は、実施形態に係る静電誘導部の断面図、図4は、実施形態に係る調速部を示した図、図5は、実施形態に係る発電部を示した図、図6は、実施形態に係る調速部の第一固定子の平面図、図7は、実施形態に係る発電部の第二固定子の平面図、図8は、実施形態に係る時計のブロック図、図9は、実施形態に係る充電部、回転検出回路のブロック図、図10は、実施形態に係る整流前後の波形を示す図、図11は、実施形態に係る整形後の波形を示す図、図12は、実施形態に係る制御回路のブロック図、図13は、オープン状態における静電誘導部の制動を説明する図、図14は、調速部が短絡状態である場合の回転体の回転を示す図、図15は、実施形態に係る時計用調速装置の動作を示すフローチャート、図16は、実施形態に係る調速制御の一例を示す図、図31は、実施形態に係る制御部のブロック図である。
ΔF=FG1-fs…(1)
P1=PB/PS…(2)
実施形態の第1変形例について説明する。図17は、実施形態の第1変形例に係る調速部3Aの発電状態における静電誘導部の制動を説明する図、図18は、実施形態の第1変形例に係る調速部3Aの電圧印加状態における静電誘導部の制動を説明する図、図19は、実施形態の第1変形例に係る極性の切り換えを説明する図である。制御部9は、制動期間PBにおいて、発電することにより回転体33に対して制動力を作用させてもよい。図17に示す制御部9は、充電部29を有する。充電部29は、例えば、上記実施形態の充電部19とは別に設けられる。第二電極38は、充電部29に接続されている。
実施形態の第2変形例について説明する。図20は、実施形態の第2変形例に係る静電誘導部の断面図、図21は、実施形態の第2変形例に係る第一エレクトレット膜および第二エレクトレット膜の配置図、図22は、実施形態の第2変形例に係る固定電極の配置図である。実施形態の第2変形例において、上記実施形態と異なる点は、例えば、第一エレクトレット膜35Aおよび第二エレクトレット膜35Bが回転体33上の同じ面に配置されていることである。
実施形態の第3変形例について説明する。図23は、実施形態の第3変形例に係る時計の動力伝達部を示す図、図24は、実施形態の第3変形例に係る調速部3Aの断面図、図25は、実施形態の第3変形例に係る発電部3Bの断面図、図26は、実施形態の第3変形例に係る時計の動力伝達部を示す図である。実施形態の第3変形例において、上記実施形態と異なる点は、調速部3Aと発電部3Bとが別軸に配置されている点である。
実施形態の第4変形例について説明する。図27は、実施形態の第4変形例に係る回転検出回路を説明する図である。実施形態の第4変形例において、上記実施形態と異なる点は、回転検出回路7の入力信号が調速部3Aから切替回路62、整流回路8を介して出力されている点である。
実施形態の第5変形例について説明する。図28は、実施形態の第5変形例に係る加速制御を説明する図、図29は、実施形態の第5変形例に係る極性の切り換えを説明する図である。制御部9は、回転体33や第一回転体84に対して、静電気力による加速力を作用させてもよい。この場合、制御部9は、第一エレクトレット膜35Aの回転位置を検出する位置検出部を有することが望ましい。制御部9は、検出された回転位置に応じて、第一電極37をプラスに帯電させ、第一エレクトレット膜35Aに対して加速方向の吸引力を作用させる。例えば、切替回路62は、図28に示すように、第一エレクトレット膜35Aが第一電極37に近づいているときに蓄電部5の正極を第一電極37に接続し、蓄電部5の負極を第二電極38に接続する。これにより、第一電極37は、回転体33を加速させる向きの吸引力F3を第一エレクトレット膜35Aに作用させることができる。
実施形態の第6変形例について説明する。図30は、実施形態の第6変形例に係る比率の決定方法を説明する図である。上記実施形態の時計用調速装置1は、調速部3Aが調速制御を行っている間も回転検出回路7が回転数を検出することができる。このため、図30のように、制動期間PBと、非制動期間PNを合計した期間を制御期間PSとし、制御期間PS中の周波数信号FG1の平均値と基準信号fsとの比較結果に基づいて調速設定(制動期間PBと、非制動期間PNの比率)の設定値を決定しても良い。一つの制御期間PSにおいて取得した周波数信号FG1の平均値と、基準信号fsとの比較結果から次の制御期間PSの比率が決定される。周波数信号FG1の測定時間を最大限に長くすることによって正確な周波数信号FG1を測定できるため、調速精度が向上できる。
上記実施形態や変形例において、第一電極37および第二電極38が回転体33,83,84に配置され、第一エレクトレット膜35Aが筐体の側に固定されてもよい。つまり、帯電膜および電極のうち一方が運動体に配置され、他方が筐体の側に固定されていればよい。
構成の一例として、調速部3Aは電磁式の発電機によって調速を行い、発電部3Bは、静電気力によって発電を行なってもよい。このように静電気と電磁気による方式の調速部、発電部を組み合わせることで、回転速度や調速性能に応じて、より制御の自由度の高い時計にすることが可能となる。
2 香箱
3 静電誘導部
3A 調速部
3B 発電部
5 蓄電部
6 制御回路
7 回転検出回路
8 整流回路
9 制御部
10 指針
11:秒針、 12:分針、 13:時針
14 香箱真
15 ぜんまい
18 整流回路
19 充電部
20 増速輪列
21:第一回転軸、 22:第二回転軸、 23:第三回転軸、 24:二番車、
25:カナ、 26:三番車、 27:カナ、 28:四番車
31:回転軸、 32:カナ、 33:回転体
34A:第一固定子、 34B:第二固定子
35A:第一エレクトレット膜、 35B:第二エレクトレット膜
36:貫通孔、 37:第一電極、 38:第二電極、 39:第三電極、
40 第四電極
41:第一電極群、 42:第二電極群
51 分周発振回路
51a 水晶振動子
61 ブレーキ量判定部
62 切替回路
65 コントロール回路
71 波形整形回路
72 周波数計測回路
81:第一回転軸、 82:第二回転軸、 83:カナ、 84:第一回転体、
85 カナ、 86 第二回転体
100 時計
fs 基準信号
FG1 周波数信号
ΔF 差分
G1:第一配線、 G2:第二配線、G3:第三配線、 G4:第四配線
PS 制御期間
PB 制動期間
PN 非制動期間
W1 出力波形
Claims (10)
- ぜんまいの力によって回転し、指針を回転させる香箱と、
前記香箱から伝達される力によって発電する発電部と、
輪列を介して前記香箱と連結されており、前記香箱から伝達される力によって周期的な運動をする運動体と、
前記発電部による発電動作とは独立して動作し、前記運動体の速度を制御する調速部と、
を備え、
前記調速部は、前記運動体に対して作用させる静電気力によって前記運動体の運動速度を制御する
ことを特徴とする時計用調速装置。 - 前記運動体は、前記輪列を介して前記香箱と連結された回転軸に固定されている板状の部材であり、
前記調速部は、前記運動体に配置された第一帯電膜と、前記第一帯電膜と対向し、かつ固定されている第一電極群と、を有し、前記第一帯電膜と前記第一電極群との間に作用する静電気力によって前記運動体の運動速度を制御し、
前記発電部は、前記運動体に配置された第二帯電膜と、前記第二帯電膜と対向し、かつ固定されている第二電極群と、を有し、前記第二帯電膜と前記第二電極群との間に作用する静電気力によって発電する
請求項1に記載の時計用調速装置。 - 前記第一帯電膜は、前記運動体の一方の面に配置され、前記第二帯電膜は、前記運動体の他方の面に配置されている
請求項2に記載の時計用調速装置。 - 前記第一帯電膜および前記第二帯電膜の両方が前記運動体の一方の面に配置されている
請求項2に記載の時計用調速装置。 - 前記運動体は、前記輪列を介して前記香箱と連結された第一回転軸に固定されており、
前記発電部は、前記輪列を介して前記香箱と連結された第二回転軸の回転によって発電し、
前記第一回転軸と前記第二回転軸とが異なる速度で回転する
請求項1に記載の時計用調速装置。 - 前記第二回転軸の回転速度が前記第一回転軸の回転速度よりも高速である
請求項5に記載の時計用調速装置。 - 前記第一回転軸の回転速度が前記第二回転軸の回転速度よりも高速である
請求項5に記載の時計用調速装置。 - 更に、前記発電部の出力に基づいて前記運動体の運動速度を検出する検出回路を備え、
前記調速部は、前記検出回路の検出結果に基づいて前記運動体の運動速度を制御する
請求項1から7の何れか1項に記載の時計用調速装置。 - ぜんまいの力によって回転し、指針を回転させる香箱と、
前記香箱から伝達される力によって発電する発電部と、
輪列を介して前記香箱と連結されており、前記香箱から伝達される力によって周期的な運動をする運動体と、
前記発電部による発電動作とは独立して動作し、前記運動体の速度を制御する調速部と、
を備え、
前記運動体は、前記輪列を介して前記香箱と連結された回転軸に固定されている板状の部材であり、
前記調速部は、前記運動体に配置された第一帯電膜と、前記第一帯電膜と対向し、かつ固定されている第一電極群と、を有し、前記第一帯電膜と前記第一電極群との間に作用する静電気力によって前記運動体の運動速度を制御し、
前記発電部は、前記運動体に配置された第二帯電膜と、前記第二帯電膜と対向し、かつ固定されている第二電極群と、を有し、前記第二帯電膜と前記第二電極群との間に作用する静電気力によって発電する
ことを特徴とする時計用調速装置。 - ぜんまいの力によって回転し、指針を回転させる香箱と、
前記香箱から伝達される力によって発電する発電部と、
輪列を介して前記香箱と連結されており、前記香箱から伝達される力によって周期的な運動をする運動体と、
前記発電部による発電動作とは独立して動作し、前記運動体の速度を制御する調速部と、
を備え、
前記運動体は、前記輪列を介して前記香箱と連結された第一回転軸に固定されており、
前記発電部は、前記輪列を介して前記香箱と連結された第二回転軸の回転によって発電し、
前記第一回転軸と前記第二回転軸とが異なる速度で回転する
ことを特徴とする時計用調速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019189708A JP7284065B2 (ja) | 2019-10-16 | 2019-10-16 | 時計用調速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019189708A JP7284065B2 (ja) | 2019-10-16 | 2019-10-16 | 時計用調速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021063765A JP2021063765A (ja) | 2021-04-22 |
JP7284065B2 true JP7284065B2 (ja) | 2023-05-30 |
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ID=75486093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019189708A Active JP7284065B2 (ja) | 2019-10-16 | 2019-10-16 | 時計用調速装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018159598A (ja) | 2017-03-22 | 2018-10-11 | セイコーインスツル株式会社 | 調速機、電子制御式機械時計、電子機器 |
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---|---|---|---|---|
JPS57190285A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-22 | Citizen Watch Co Ltd | Windup spring type quartz watch |
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2019
- 2019-10-16 JP JP2019189708A patent/JP7284065B2/ja active Active
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