JP7281830B2 - 焼き具材載置具 - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、焼き料理用具材を安定に載置することを可能にしながら、具材の下にトングを差し込むことが可能な焼き具材載置具の提供を目的とする。
ここで、「前端どうしを連結する」とは、前端を直接連結するものに限らず、間に支柱
部のような他の部分を介して間接的に連結する場合も含むものとする。
このように、1枚の板を側辺とし、その上縁を窪ませて具材載置用凹部を設け、その下
縁を支持部に利用することで、具材載置部と支持部とを一体化して構造を簡素化できるの
で、製作コストを大きく抑制することができる。
(第1実施形態)
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態に係る焼き具材載置具100を示している。図1に示すように、焼き具材載置具100は、具材Aを焼いて調理する際に具材を載置するために用いられ、特に、ハマグリ等の2枚貝や、ウインナー等の断面が円形状の具材を載置して焼き網等で焼くために用いられる。焼き具材載置具100は、図2に示すように、具材を載置する具材載置部1と、具材載置部1を支持する支持部2とを備え、全体が1本の線材を曲げ加工して一筆書き状に形成されている。
このように、焼き具材載置具100は、前方が開口するとともに、支持部2が、開口部3の下方を避けるように設けられているので、二枚貝Aの下方へ容易にトングBを差し込むことができる。
図4は、第1実施形態の変形例に係る焼き具材載置具100Aを示している。上述した焼き具材載置具100では接地部22を円弧状に設けたが、焼き具材載置具100Aでは、支持部2Aの接地部22Aを支柱部21の下端から左右(図4(b)の左右)に直線状に延出させたのち後方(図4(b)の上方)へ90度折り返すように設けている。当該変形例では、具材載置部1Aの連結辺12Aは直線状である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態以降の実施形態において第1実施形態と共通する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る焼き具材載置具200を示している。焼き具材載置具200は複数の具材載置部201を備えており、この複数の具材載置部201を、1本、又は複数本の載置部間連結辺204で連結して、全体が1本の線材により一筆書きの波形に形成されている。図6は、2つの具材載置部201,201を1本の載置部間連結辺204で連結した例を示しており、以下、主に図6の例に基づき説明を行うが、焼き具材載置具200は、これに限らず、載置部間連結辺204を2つにして、具材載置部201を3つ連結することもできるし、載置部間連結辺204を3つ以上にして、具材載置部201を4つ以上連結することもできる。
本実施形態の焼き具材載置具200は、具材載置部201を2つ備えるため、側辺211を全体で4本備えることとなり、具材載置用凹部211aを8つ(4対)備えることとなる。
尚、側辺211に、具材載置用凹部211aを1つ、又は3つ以上設けてもよい。
また、連結辺212は、支柱部221の下端を連結するよう設けられているので、具材載置部201は後側も概ね開放されており、後側からも容易にトングBを差し込むことができる。
図7乃至図10は、本発明の第3実施形態に係る焼き具材載置具300を示している。焼き具材載置具300は、図5に示すように、左右一対に立設される側板311,311と、左右一対の側板311,311を後端側で連結すべく立設される連結板312と、前方に開口する開口部303とを備え、平面視で前方に開口したコ字状に設けられている。焼き具材載置具300では、左右一対の側板311,311が左右一対の側辺311,311を構成し、連結板312が連結辺312を構成する。
図示の例では、側板311,311の下縁322、及び連結板312の下縁312cが面一に設けられており、支持部302を構成する。ただし、連結板312の下縁312cと、側板311の下縁322とを面一にせず、側板311の下縁322のみで支持部302を構成してもよい。
側板311の代わりに後述する側板411(図16(a)、(b)参照)を用いてもよい。
図11は、第3実施形態の変形例に係る焼き具材載置具300Aを示している。焼き具材載置具300Aは、左右の両端に複数(図示の例では2つずつ)の切り欠き312b,312bを有している。こうすると、側板を異なる切り欠き312bに嵌合するようにして、具材載置部301Aにおける左右一対の側板311,311間の幅を具材に合わせて広げたり狭めたりできる。左右で切り欠き312bの数が違ってもよく、片側に切り欠き312bを1つ、他方に切り欠き312bを複数設けてもよい。
図13、図14に、本発明の第4実施形態に係る焼き具材載置具400を示す。第4実施形態に係る焼き具材載置具400は、具材載置部401を複数備えている。図13は、具材載置部401を3つ備える例を示し、以下の説明は主にこれに基づき行うが、具材載置部401を2つ、又は4つ以上設けてもよい。
焼き具材載置具400は、2枚の短い側板311,311と2枚の長い側板411,411と、3枚の連結板312,312,312により形成される。側板311、及び連結板312は、第3実施形態に用いたものと同じである。側板411は、図16(a)、(b)に示すように、側板311の略2倍の長さを有し、長手方向の中央と、組み立てた際の後側(図16(b)の右側)の端部に、スリット状の切り欠き311bを有し、中央の切り欠き311bを挟んで両側に1つずつ、計2つの具材載置用凹部311aが設けられている。
具材載置部401の数は、左右方向に並べる側板311や、側板411、連結板312の数を適宜に変更することにより増減できる。1つの側辺に、具材載置用凹部311aを3つ以上設けてもよい。
図15は、第4実施形態の変形例に係る焼き具材載置具400Aを示している。焼き具材載置具400Aは、左右いずれか一方に複数の切り欠き311b,311bを有する連結板312Aを用いている。
また、別の例として、側板411と連結板312のみにより、焼き具材載置具を構成してもよい。焼き具材載置具400Aにおいても焼き具材載置具400と同様に、具材載置部401を2つ又は4つ以上設けてよい。
具材載置部 1,1A,1B,201,301,301A,301B,401
支持部 2,2A,2B,202,302,402
側辺 11,211,
連結辺 12,12A,12B,212
具材載置用凹部 11a,211a,311a
開口部 3,203,303,403
支柱部 21,21B,221
接地部 22,22A
具材載置部間連結辺 204
側板(側辺) 311,311B,411
連結板(連結辺) 312,312A
切り欠き 311b,312b,311c
具材 A
Claims (8)
- 具材を焼いて調理する際に具材を載置する焼き具材載置具であって、
具材を載置する具材載置部と、
前記具材載置部を支持する支持部と
を備え、
前記具材載置部は、前後方向に延びる左右一対の側辺と、前記一対の側辺を後端側で連結する連結辺とを有し、
前記左右一対の側辺はともに下方へ窪む具材載置用凹部を含み、
前記具材載置部は、平面視で前方に開口部を有するコ字状に設けられ、
前記具材載置部と前記支持部とが、連続して1本の線材により一筆書き状に形成されており、
前記支持部は、前記左右一対の側辺の前端から下方へ延出する左右一対の支柱部と、前記一対の支柱部の下端に連続するとともに先端が後方へ延びるよう延出する左右一対の接地部とを含むことを特徴とする焼き具材載置具。 - 具材を焼いて調理する際に具材を載置する焼き具材載置具であって、
具材を載置する具材載置部と、
前記具材載置部を支持する支持部と
を備え、
前記具材載置部は、前後方向に延びる左右一対の側辺と、前記一対の側辺を後端側で連結する連結辺とを有し、
前記左右一対の側辺はともに下方へ窪む具材載置用凹部を含み、
前記具材載置部は、平面視で前方に開口部を有するコ字状に設けられ、
前記具材載置部と前記支持部とが、連続して1本の線材により一筆書き状に形成されており、
前記支持部は、前記左右一対の側辺の前後両端から下方へ延出する4つの支柱部を有し、前記連結辺が後ろ側2つの支柱部の下端を連結してなる焼き具材載置具。 - 前記具材載置部を複数備え、隣接する具材載置部の側辺の前端どうしを連結する具材載置部間連結辺により、前記複数の具材載置部が平面視で波形に連結されている請求項2に記載の焼き具材載置具。
- 具材を焼いて調理する際に具材を載置する焼き具材載置具であって、
具材を載置する具材載置部と、
前記具材載置部を支持する支持部と
を備え、
前記具材載置部は、前後方向に延びる左右一対の側辺と、前記一対の側辺を後端側で連結する連結辺とを有し、
前記左右一対の側辺はともに下方へ窪む具材載置用凹部を含み、
前記具材載置部は、平面視で前方に開口部を有するコ字状に設けられ、
左右一対に立設される側板、及び前記一対の側板を後端側で連結すべく立設される連結板を備え、
前記左右一対の側辺は、前記左右一対の側板からなるとともに、前記具材載置用凹部は、当該側板の上縁から下方へ窪むよう設けられ、
前記連結辺は、前記連結板からなり、
前記支持部の少なくとも一部が、前記側板の下縁により構成されている焼き具材載置具。 - 前記側板、及び前記連結板が、それぞれに設けられた切り欠きを嵌合させて着脱自在に連結されている請求項4に記載の焼き具材載置具。
- 前記連結板は、前記切り欠きを左右両端に備え、少なくとも左右いずれかに複数本の切り欠きが設けられている請求項5に記載の焼き具材載置具。
- 前記側板が、左右一対の上縁から切れ込む切り欠きと、左右一対の下縁から切れ込む切り欠きとを有し、前記連結板として当該側板と同じものが用いられる請求項5に記載の焼き具材載置具。
- 3枚以上の前記側板と2枚以上の前記連結板とが、切り欠きを嵌合させて着脱自在に組立てられ、前記具材載置部が複数設けられている請求項5に記載の焼き具材載置具。
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