JP7281678B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、アンテナ装置に関する。
近年、無線通信における通信データトラヒックの量は増大している。通信データトラヒック量の増大に伴い、無線通信では、新たな周波数帯の使用が検討されている。
新たな周波数帯が使用される場合、無線通信を行う装置(例えば、移動端末)には、新たな周波数帯に対応するアンテナが必要となる。一方で、小型かつ薄型な移動端末では、新たな周波数帯に対応するアンテナを配置するスペースを確保することが困難である。
そのため、通信データトラヒック量が増大する高速大容量の無線通信では、1つのアンテナで複数の周波数帯に対応するマルチバンドアンテナの技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、低周波数帯および高周波数帯のそれぞれに対応するアンテナ素子と、低周波数帯のアンテナ素子と高周波数帯のアンテナ素子との間の信号の伝送を遮断する遮断回路とを有するマルチバンド用アンテナが開示されている。
国際公開第2014/097846号
しかしながら、特許文献1に開示されたマルチバンド用アンテナでは、低周波数帯のアンテナ素子と高周波数帯のアンテナ素子との間の信号の伝送を遮断する遮断回路が設けられるため、アンテナの構成が複雑になってしまう。
本開示の非限定的な実施例は、複数の周波数帯に対応する簡易な構成のアンテナ装置の提供に資する。
本開示の一実施例に係るアンテナ装置は、基板の一方の面に設けられた、第1の周波数帯に共振周波数を有する少なくとも1つの第1放射素子と、前記基板の一方の面に設けられた少なくとも1つの第2放射素子と、前記基板の一方の面において前記第1放射素子と前記第2放射素子とを接続する接続線路と、前記基板の内部において前記第1放射素子と向き合う位置に設けられ、スロットを有する導体と、前記スロットを介して前記第1放射素子に給電する給電線路と、を備え、前記接続線路は、前記第1放射素子の、共振による放射電波の偏波方向に沿った方向の中央部に接続され、前記第1放射素子、前記接続線路、及び、前記第2放射素子によって形成される線路長が、前記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯に共振周波数を有する長さに設定されている。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、複数の周波数帯に対応する簡易な構成のアンテナ装置の提供に資する。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
本開示の一実施の形態に係るマルチバンドアンテナの外観の一例を示す斜視図 本開示の一実施の形態に係るマルチバンドアンテナの一例を示す分解斜視図 本開示の一実施の形態に係るマルチバンドアンテナの一例を示す平面図 第2の誘電体におけるスロット及び高周波給電線路の周辺の拡大図 図2Aの線Aにおける断面図 高周波素子の電界分布の一例を示す図 本開示の一実施の形態の第1の変形例に係るマルチバンドアンテナの一例を示す平面図 本開示の一実施の形態の第2の変形例に係るマルチバンドアンテナの一例を示す平面図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態は一例であり、本開示はこれらの実施形態により限定されるものではない。
(一実施の形態)
本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1Aは、本実施の形態に係るマルチバンドアンテナ300の外観の一例を示す斜視図である。図1Bは、本実施の形態に係るマルチバンドアンテナ300の一例を示す分解斜視図である。図1Cは、本実施の形態に係るマルチバンドアンテナ300の一例を示す平面図である。
図1A、図1Bおよび図1Cには、X軸、Y軸およびZ軸が示される。X軸、Y軸およびZ軸は、それぞれ、マルチバンドアンテナ300の幅、長さおよび高さ(厚み)に対応する。
マルチバンドアンテナ300は、例えば、第1の誘電体301と第2の誘電体302とを有する多層基板に設けられる。マルチバンドアンテナ300は、多層基板において、例えば導体(または導電)パターンによって構成される。導体パターンは、例えば、エッチング技術を用いて形成される。例えば、マルチバンドアンテナ300は、銅箔パターンによって構成される。
第2の誘電体302は、例えば、コア材を用いて構成された両面銅張基板である。第1の誘電体301は、例えば、プリプレグを用いて構成される。第1の誘電体301と、第1の誘電体302と、が貼り合わされることによって、多層基板が構成される。なお、第1の誘電体301のZ軸方向に対向する2つの面のうち、Z軸の正の方向の面は、第1の誘電体301の「上面」と称され、Z軸の負の方向の面は、第1の誘電体301の「下面」と称されることがある。また、第2の誘電体302のZ軸方向に対向する2つの面のうち、Z軸の正の方向の面は、第2の誘電体302の「上面」と称され、Z軸の負の方向の面は、第2の誘電体302の「下面」と称されることがある。
第1の誘電体301の比誘電率は、第2の誘電体302の比誘電率と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
なお、本実施の形態では、マルチバンドアンテナ300が複数の誘電体の層を含む多層基板に設けられる例を示すが、マルチバンドアンテナ300は、誘電体を含まない基板に設けられてもよい。
マルチバンドアンテナ300は、高周波素子303と、低周波素子304と、放射素子接続線路305と、低周波給電部306と、スロット307が設けられる導体309と、高周波給電線路308と、高周波給電部310と、を具備する。
マルチバンドアンテナ300は、第1の周波数帯および第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯で動作する。例えば、マルチバンドアンテナ300は、第1の周波数帯の無線信号の送信および/または受信をサポートし、第2の周波数帯の無線信号の送信および/または受信をサポートする。以下の説明において、「高周波」とは、第1の周波数帯に対応し、「低周波」とは、第2の周波数帯に対応する。
2つの高周波素子303は、例えば、X-Y面において矩形を有し、第1の誘電体301のZ軸方向に対向する2つの面の一方(例えば、図1Aおよび図1Bの上面)において、Y軸方向に配列される。2つの高周波素子303は、それぞれ、第1の周波数帯で動作する(別言すると、共振する)アンテナ素子であり、第1の周波数帯に共振周波数(便宜的に「第1の共振周波数」と称する)を有する。例えば、第1の周波数帯は、28GHz帯である。
高周波素子303のX軸方向及びY軸方向の辺の長さは、λe/2である。λeは、第1の共振周波数に対応し、誘電体の波長短縮が考慮された実効波長である。例えば、λeは、真空中の第1の共振周波数の波長に、誘電体の比誘電率に基づいて定まる係数を乗じた波長である。なお、考慮する誘電体は、例えば、第1の誘電体301と第2の誘電体302の両方である。
2つの低周波素子304は、例えば、X-Y面において矩形を有し、第1の誘電体301の上面において、Y軸方向に高周波素子303を挟む位置に配列される。
放射素子接続線路305は、例えば、第1の誘電体301の上面に3つ配置され、2つの高周波素子303の間、および、2組の高周波素子303と低周波素子304との間を接続する。放射素子接続線路305の幅(X軸方向の長さ)は、例えば、高周波素子303の一辺の長さより短い。
なお、高周波素子303に対して放射素子接続線路305を接続する位置については、後述する。
第1の誘電体301において、2つの高周波素子303、2つの低周波素子304、および、3つの放射素子接続線路305を含み、Y軸方向に延在するパターンは、第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯で動作するアンテナ素子である。例えば、第2の周波数帯は、2GHz帯である。以下、第1の誘電体301において、Y軸方向に延在するパターンを、便宜的に、低周波アンテナパターンと称することがある。
低周波アンテナパターンのY軸方向の長さL2は、例えば、第2の周波数帯で共振する長さ、別言すると、低周波アンテナパターンが第2の周波数帯に共振周波数(便宜的に「第2の共振周波数」と称する)を有する長さに設定される。長さL2は、例えば、λe/4×N(Nは、1以上の整数)である。λeは、第2の共振周波数に対応し、誘電体の波長短縮が考慮された実効波長である。例えば、λeは、真空中の第2の共振周波数の波長に、誘電体の比誘電率に基づいて定まる係数を乗じた波長である。なお、考慮する誘電体は、例えば、第1の誘電体301と第2の誘電体302の両方である。
低周波給電部306は、例えば、2つの低周波素子304の一方の端部に設けられ、低周波素子304を含む低周波アンテナパターンを給電する。低周波給電部306は、例えば、図示しない低周波無線制御部に電気的に接続される。低周波無線制御部によって、低周波給電部306から低周波素子304への給電が制御される。
低周波アンテナパターンと低周波給電部306とを含み、第2の周波数帯の電波を放射する構成を、便宜的に、「低周波放射部」と称することがある。
2つの導体309は、それぞれ、第2の誘電体302の上面において2つの高周波素子303に対応する位置(例えば、高周波素子303よりもZ軸の負の方向の位置)に矩形の導体パターンによって形成される。導体309は、例えば、矩形の各辺の長さが高周波素子303の各辺よりも長く、高周波素子303からZ軸の負の方向に放射される電波を反射する反射板の機能を有する。
なお、2つの導体309は、それぞれ、第1の誘電体301の下面において2つの高周波素子303に対応する位置(例えば、高周波素子303よりもZ軸の負の方向の位置)に形成されてもよい。
導体309のそれぞれに、スロット307が設けられる。導体309におけるスロット307の位置は、例示的に、導体309の中央又は中央近傍であってよい。スロット307は、導体309の一部がY軸方向に細長い矩形に切り抜かれた切り抜き部に相当する。切り抜き部は、「スリット」、「切り欠き」または「隙間」と称されてもよい。スロット307の幅方向はX軸方向であり、スロット307の長さ方向は、Y軸方向である。スロット307のY軸方向の長さは、例えば、λe/2以下である。
2つの高周波給電線路308は、例えば、第2の誘電体302の下面において2つの高周波素子303に対応して設けられる。高周波給電線路308のそれぞれは、例えば、X軸方向に細長い矩形を有し、第2の誘電体302の、スロット307に対してZ軸の負の方向に間隔を空けて、平面視においてスロット307と重なる位置に配置される。高周波給電線路308それぞれの一端に、高周波給電部310が設けられる。
高周波給電部310は、例えば、高周波素子303との電磁界的な結合によって高周波素子303を給電する。例えば、高周波給電部310から給電された電力は、高周波給電線路308およびスロット307を介して、高周波素子303へ伝送される。高周波給電部310は、例えば、図示しない高周波無線制御部に電気的に接続される。高周波無線制御部によって、高周波素子303への給電が制御される。
上述したように、本実施の形態では2つの高周波素子303それぞれに対して、導体309、高周波給電線路308および高周波給電部310が配置される。
高周波素子303と、高周波給電線路308と、スロット307を有する導体309と、高周波給電部310と、を含み、第1の周波数帯の電波を放射する構成を、便宜的に、「高周波放射部」と称することがある。
次に、スロット307と高周波給電線路308との位置関係、および、高周波素子303への給電について説明する。
図2Aは、第2の誘電体302におけるスロット307及び高周波給電線路308の周辺の拡大図である。図2Bは、図2Aの線Aにおける断面図である。なお、図2Bには、第2の誘電体302に設けられるスロット307と高周波給電線路308とに加えて、第1の誘電体301に設けられる高周波素子303が示される。
スロット307が、高周波給電線路308を介した高周波給電部310からの給電によって励振されると、スロット307の幅方向であるX軸方向に電界が発生する。スロット307から放射される電磁界が高周波素子303に電磁界的に結合することによって、高周波素子303が励振する。この場合、高周波素子303の偏波方向は、スロット307の電界の方向と同様にX軸方向である。
高周波給電部310からの給電によって、高周波給電線路308を介してスロット307が励振する。図2Aにおいて、高周波給電線路308の端部に沿った線Bと、スロット307のX軸方向の略中央に沿った線Aと、の間隔Lfは、例えば、λe/4に設定されてよい。
間隔Lfがλe/4に設定されることによって、高周波給電線路308とスロット307とは、効率よく電磁界的に結合する。
このような構成により、高周波給電部310からの給電によって、高周波給電線路308を介してスロット307が励振する。そして、スロット307と高周波素子303とが、電磁界的に結合することによって、高周波素子303から、例えば、Z軸の正方向へ電波が放射される。
ここで、スロット307は、第2の周波数帯に対してカットオフ特性を有する。例えば、スロット307のY軸方向の長さによってカットオフ周波数が規定される。例えば、第2の周波数帯に含まれる第2の共振周波数がカットオフ周波数に相当するようにスロット307のY軸方向の長さが規定される。あるいは、第1の周波数帯と第2の周波数帯の間の周波数がカットオフ周波数に相当するようにスロット307の長手方向の長さが規定されてもよい。第2の周波数帯に対してカットオフ特性を有するスロット307を設けることにより、第2の周波数帯の電力が、高周波給電線路308へ到達することを抑制できる。なお、第2の周波数帯に対してカットオフ特性を有するスロット307は、カットオフ周波数よりも低い周波数の電力の伝達を阻止又は阻害するため、第2の周波数帯より低い周波数帯に対してカットオフ特性を有する。
スロット307が設けられることによって、例えば、低周波放射部の動作が、高周波放射部の動作に与える影響を抑制できる。そのため、例えば、実施の形態のマルチバンドアンテナ300では、低周波数帯から高周波数帯への電力の伝達を遮断するための遮断回路が不要となる。したがって、マルチバンドアンテナ300の構成を簡易化できる。
スロット307は、導体309のX軸方向の長さの中心からX軸方向にずれた位置に設けられてもよい。また、スロット307は、導体309のY軸方向の長さの中心からY軸方向にずれた位置に設けられてもよい。
次に、高周波素子303に対して放射素子接続線路305を接続する位置について説明する。
図3は、高周波素子303の電界分布の一例を示す図である。図3には、高周波素子303と、高周波素子303の偏波方向(X軸方向)における電界分布のグラフが示される。
電界分布の縦軸は、高周波素子303のX軸方向の位置を示し、電界分布の横軸は、高周波素子303のX軸方向の位置における電界値を示す。
高周波素子303の偏波方向がX軸方向であり、高周波素子303の端部が開放端であるため、X軸方向において定在波が発生する。電界値は、高周波素子303の端部において最大値をとり、高周波素子303のX軸方向における中央部で最小値をとる。
電界値が最小値をとる、高周波素子303のX軸方向における中央部に、放射素子接続線路305を接続する。この接続によって、高周波素子303から放射素子接続線路305に電流が流れることが阻止又は阻害される。したがって、高周波放射部と、低周波放射部との間のアイソレーション特性を向上できる。そのため、例えば、実施の形態のマルチバンドアンテナ300では、高周波数帯から低周波数帯への電力の伝達を遮断する遮断回路が不要となる。したがって、マルチバンドアンテナ300の構成を簡易化できる。
また、例えば、2つの高周波素子303の間を接続する放射素子接続線路305が、2つの高周波素子303それぞれのX軸方向における中央部に接続することによって、高周波素子303の間に電流が流れることが阻止又は阻害される。したがって、2つの高周波放射部の間のアイソレーション特性を向上できる。
以上説明したように、本実施の形態に係るマルチバンドアンテナ300では、高周波素子303と、低周波素子304と、高周波素子303と低周波素子304の間および2つの高周波素子303の間を接続する放射素子接続線路305とが、第1の誘電体301の一方の面(例えば、上面)に設けられる。高周波素子303は、第1の周波数帯に共振周波数を有し、偏波方向(X軸方向)の直線偏波で動作する。放射素子接続線路305は、高周波素子303の、共振による放射電波の偏波方向に沿った方向の中央部に接続される。また、スロット307を有する導体309は、第1の誘電体301と第2の誘電体302とを含む多層基板の内部において、高周波素子303と向き合う位置に設けられる。
この構成により、低周波放射部と高周波放射部との間のアイソレーション特性を向上できる。例えば、放射素子接続線路305が、高周波素子303の電界の小さい位置に接続されるため、高周波素子303から低周波素子304へ流れる電流を抑制でき、高周波放射部の動作が低周波放射部へ与える影響を抑制できる。また、スロット307が、第2の周波数帯の電力の伝達を抑制するため、低周波放射部の動作が高周波放射部へ与える影響を抑制できる。
また、この構成では、遮断回路(例えば、スタブまたは帯域阻害フィルタ)を設けなくてよいため、簡易な構成で複数の周波数帯に対応することができる。
また、2つの高周波放射部のそれぞれに含まれる高周波素子303の間を接続する放射素子接続線路305は、高周波素子303の電界の小さい位置に接続されるため、高周波素子303の間で流れる電流を抑制でき、一方の高周波放射部の動作が他方の高周波放射部へ与える影響を抑制できる。
また、マルチバンドアンテナ300では、高周波無線制御部が2つの高周波給電部310に給電する電力の値および/または位相の値を調整することによって、高周波素子303から放射される電波の指向性を制御できる。指向性の制御とは、電波の放射パターンにおけるピーク(メインローブ)の方向および/またはサイドローブのレベルを制御することを指す。マルチバンドアンテナ300では、2つの高周波素子303がX-Y平面においてY軸方向に配列されることによって、Y-Z面の指向性を制御できる。なお、指向性制御の方法、例えば、各高周波給電部310に給電する電力の値および/または位相の値を調整する方法は、アレイアンテナの指向性制御についての公知の方法であってもよい。
なお、上述したマルチバンドアンテナ300の例は、2つの高周波素子303と、2つの低周波素子304と、を有する例を示した。本開示は、これに限定されない。例えば、低周波素子304は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、高周波素子303は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。以下の変形例1では、4つの高周波素子303を有するマルチバンドアンテナを説明する。
(変形例1)
図4は、本実施の形態の第1の変形例に係るマルチバンドアンテナ600の一例を示す平面図である。図4において、図1A~図1Cに示した構成と同様の構成については、同一の符番を付し、適宜、説明を省略する。
図4に示すマルチバンドアンテナ600は、第1の誘電体301の上面に、4つの高周波素子303と、2つの低周波素子304と、折り曲げ部601が形成される。また、第1の誘電体301の上面には、高周波素子303の間、低周波素子304と高周波素子303の間、および、高周波素子303と折り曲げ部601の間をそれぞれ接続する放射素子接続線路305が形成される。
4つの高周波素子303それぞれの背面側(Z軸の負方向)には、スロット307を有する導体309、高周波給電線路308および高周波給電部310が設けられる。
図4に示すマルチバンドアンテナ600では、高周波放射部602が、X軸方向とY軸方向に2つずつ配列される。この場合、第1の誘電体301の上面には、2つの高周波素子303を組にした、2組の高周波素子303が、並列に配列される。
折り曲げ部601は、X軸方向に延びる部分と、Y軸方向に延びる部分を有する。折り曲げ部601は、例えば、最もY軸負方向においてX軸方向に整列する2つの高周波素子303を、放射素子接続線路305を介して接続するように設けられる。なお、折り曲げ部601は、「低周波素子」の1つと称されてもよい。
マルチバンドアンテナ600では、低周波素子304と、放射素子接続線路305と、高周波素子303と、折り曲げ部601と、が接続されたパターン(マルチバンドアンテナ600における低周波アンテナパターン)に沿ったラインの長さをλe/4×N(Nは、1以上の整数)に設定する。この設定により、低周波アンテナパターンは、第2の周波数帯で動作する。
この構成により、図4に示すマルチバンドアンテナ600は、図1A~図1Cに示したマルチバンドアンテナ300と同様に、低周波放射部と高周波放射部との間のアイソレーション特性を向上できる。
また、4つの高周波放射部602のそれぞれに含まれる高周波素子303の間を接続する放射素子接続線路305は、高周波素子303の電界の小さい位置に接続される。そのため、高周波素子303の間で流れる電流を抑制でき、1つの高周波放射部の動作が他の高周波放射部へ与える影響を抑制できる。
また、図4に示すマルチバンドアンテナ600では、高周波放射部602が、X軸方向とY軸方向に2つずつ配列される。そのため、マルチバンドアンテナ600では、高周波無線制御部が4つの高周波給電部310に給電する電力の値及び/又は位相の値を調整することによって、高周波素子303から放射される電波のX-Z面およびY-Z面の指向性を制御できる。
なお、上述したマルチバンドアンテナ300およびマルチバンドアンテナ600の例は、高周波帯(第1の周波数帯)および低周波帯(第2の周波数帯)の2つの周波数帯に対応するマルチバンドアンテナの例を示した。以下の変形例2では、3つの周波数帯に対応するマルチバンドアンテナを説明する。
(変形例2)
図5は、本実施の形態の第2の変形例に係るマルチバンドアンテナ700の一例を示す平面図である。なお、図5において、図1A~図1Cおよび図4と同様の構成については同一の符番を付し、適宜、説明を省略する。
マルチバンドアンテナ700は、3つの周波数帯で動作する。以下では、3つの周波数帯は、周波数が高い方から順に、第1の周波数帯、第2の周波数帯および第3の周波数帯と称されてもよい。例えば、第1の周波数帯および第2の周波数帯は、それぞれ、マルチバンドアンテナ300の例と同様に、28GHz帯および2GHz帯である。また、第3の周波数帯は、例えば、800MHz帯である。
図5に示すマルチバンドアンテナ700は、アンテナ部300a、放射素子701、給電部702およびグランドパターン703を有する。
放射素子701およびグランドパターン703は、第1の誘電体301の上面に、導体パターンによって形成される。給電部702は、例えば、放射素子701の一方の端部に設けられる。
アンテナ部300aは、低周波給電部306が設けられない点、および、1つの低周波素子304の端部がグランドパターン703に接続される点を除いて、マルチバンドアンテナ300と同様である。アンテナ部300aは、第1の周波数帯で動作する高周波放射部602と、第2の周波数帯で動作する低周波放射部を有する。
低周波放射部は、低周波素子304、および、放射素子接続線路305を含み、Y軸方向に延在する低周波アンテナパターンを有する。そして、マルチバンドアンテナ700では、給電部702が、アンテナ部300aの低周波アンテナパターンに対して、第2の周波数帯の給電を行う。
放射素子701は、第3の周波数帯で動作する、別言すると、第3の周波数帯に共振周波数(便宜的に「第3の共振周波数」と称する)を有するアンテナ素子である。例えば、放射素子701の全長L3は、λe/4×N(Nは、1以上の整数)である。λeは、第3の共振周波数に対応し、誘電体の波長短縮が考慮された実効波長である。例えば、λeは、真空中の第3の共振周波数の波長に、誘電体の比誘電率に基づいて定まる係数を乗じた波長である。なお、考慮する誘電体は、例えば、第1の誘電体301と第2の誘電体302(図1Aおよび図1B参照)の両方である。
給電部702は、上述したように、アンテナ部300aの低周波アンテナパターンに対して、第2の周波数帯の給電を行う。また、給電部702は、放射素子701に対して、第3の周波数帯の給電を行う。給電部702は、図示しない無線制御部に電気的に接続する。無線制御部によって、2つの周波数帯の給電が制御される。
グランドパターン703は、給電部702から給電される第2の周波数帯の電力を低周波アンテナパターンへ伝達する。また、グランドパターン703の一部は、アンテナ部300aにおいて、低周波放射部が動作する場合、地線の機能を果たす。
この構成により、図5に示すマルチバンドアンテナ700は、第1の周波数帯、第2の周波数帯および第3の周波数帯の3つの周波数帯に対応できる。
また、図5に示すマルチバンドアンテナ700は、図1A~図1Cに示したマルチバンドアンテナ300と同様に、低周波放射部と高周波放射部602との間のアイソレーション特性、および、2つの高周波放射部602の間のアイソレーション特性を向上できる。
また、図1A~図1Cに示したマルチバンドアンテナ300と同様に、高周波素子303のX軸方向における中央部に、放射素子接続線路305を接続することによって、高周波素子303から放射素子接続線路305に電流が流れることが阻止又は阻害される。したがって、高周波素子303から給電部702に電流が流れることが阻止又は妨害され、アイソレーション特性を向上できる。
また、スロット307が、第2の周波数帯と第3の周波数帯に対してカットオフ特性を有するため、第3の周波数帯のアンテナの動作を行う放射素子701と、高周波放射部602との間のアイソレーション特性を向上できる。
また、放射素子701の長さL3と、低周波アンテナパターンの長さL2が、それぞれ、対応する共振周波数に基づいて規定されている。そのため、給電部702が2つの周波数帯それぞれの給電を行った場合、放射素子701と低周波アンテナパターンの一方が他方に影響を与えない。例えば、給電部702が第2の周波数帯の給電を行った場合、放射素子701が励振しない。また、給電部702が第3の周波数帯の給電を行った場合、低周波アンテナパターンが励振しない。
なお、上述した第1から第3の周波数帯の数値は、あくまで例示であり、本開示はこれに限定されない。
なお、上記実施の形態の説明に用いた「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。
上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサー等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサーが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の一実施例におけるアンテナ装置は、基板の一方の面に設けられた、第1の周波数帯に共振周波数を有する少なくとも1つの第1放射素子と、前記基板の一方の面に設けられた少なくとも1つの第2放射素子と、前記基板の一方の面において前記第1放射素子と前記第2放射素子とを接続する接続線路と、前記基板の内部において前記第1放射素子と向き合う位置に設けられ、スロットを有する導体と、前記スロットを介して前記第1放射素子に給電する給電線路と、を備え、前記接続線路は、前記第1放射素子の、共振による放射電波の偏波方向に沿った方向の中央部に接続され、前記第1放射素子、前記接続線路、及び、前記第2放射素子によって形成される線路長が、前記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯に共振周波数を有する長さに設定されている。
本開示の一実施例のアンテナ装置は、複数の前記第1放射素子を備え、前記接続線路は、前記複数の第1放射素子それぞれの中央部の間を接続する。
本開示の一実施例のアンテナ装置において、前記複数の第1放射素子は、前記給電線路から、位相および電力の値のうち少なくとも一方を制御された給電が行われる。
本開示の一実施例のアンテナ装置において、前記複数の第1放射素子は、前記偏波方向と前記偏波方向に垂直な方向とに配置され、前記第2放射素子は、前記偏波方向に沿って延びる部分と、前記偏波方向に垂直な方向に沿って延びる部分とを含む。
本開示の一実施例のアンテナ装置において、前記基板の一方の面に設けられ、前記第2の周波数帯よりも低い第3の周波数帯に共振周波数を有する第3放射素子と、前記基板の一方の面において前記第2放射素子と接続され、前記第3放射素子と電磁界的に結合するグランドパターンと、前記第3放射素子に設けられ、前記第2放射素子に前記第2の周波数帯の電力を給電し、かつ、前記第3放射素子に前記第3の周波数帯の電力を給電する給電部と、を備える。
本開示の一実施例のアンテナ装置において、前記第1放射素子と前記導体との間、および、前記導体と前記給電線路との間に、絶縁層が設けられる。
本開示の一実施例のアンテナ装置において、前記導体は、前記第1放射素子よりも大きいサイズを有する。
2018年4月12日出願の特願2018-076909の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本開示の一実施例は、小型の無線通信装置に用いるのに好適である。
300、600、700 マルチバンドアンテナ
300a アンテナ部
301 第1の誘電体
302 第2の誘電体
303 高周波素子
304 低周波素子
305 放射素子接続線路
306 低周波給電部
307 スロット
308 高周波給電線路
309 導体
310 高周波給電部
601 折り曲げ部
602 高周波放射部
701 放射素子
702 給電部
703 グランドパターン

Claims (9)

  1. 基板の一方の面に設けられた、第1の周波数帯に共振周波数を有する少なくとも1つの第1放射素子と、
    前記基板の一方の面に設けられた少なくとも1つの第2放射素子と、
    前記基板の一方の面において前記第1放射素子の外周の一部と前記第2放射素子の外周の一部とを接続する接続線路と、
    前記基板の内部において前記第1放射素子と向き合う位置に設けられ、スロットを有する導体と、
    前記スロットを介して前記第1放射素子に給電する給電線路と、を備え、
    前記接続線路は、前記第1放射素子の、共振による放射電波の偏波方向に沿った方向の中央部に接続され、
    前記第1放射素子、前記接続線路、及び、前記第2放射素子によって形成される線路長が、前記第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯に共振周波数を有する長さに設定されている、
    アンテナ装置。
  2. 複数の前記第1放射素子を備え、
    前記接続線路は、前記複数の第1放射素子それぞれの中央部の間を接続する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数の第1放射素子は、前記給電線路から、位相および電力の値のうち少なくとも一方を制御された給電が行われる、
    請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記複数の第1放射素子は、前記偏波方向と前記偏波方向に垂直な方向とに配置され、
    前記第2放射素子は、前記偏波方向に沿って延びる部分と、前記偏波方向に垂直な方向に沿って延びる部分とを含む、
    請求項2に記載のアンテナ装置。
  5. 前記基板の一方の面に設けられ、前記第2の周波数帯よりも低い第3の周波数帯に共振周波数を有する第3放射素子と、
    前記基板の一方の面において前記第2放射素子と接続され、前記第3放射素子と電磁界的に結合するグランドパターンと、
    前記第3放射素子に設けられ、前記第2放射素子に前記第2の周波数帯の電力を給電し、かつ、前記第3放射素子に前記第3の周波数帯の電力を給電する給電部と、を備える、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1放射素子と前記導体との間、および、前記導体と前記給電線路との間に、絶縁層が設けられる、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記導体は、前記第1放射素子よりも大きいサイズを有する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記少なくとも1つの第1放射素子の1つと、前記少なくとも1つの第2放射素子の1つとは、1つの前記接続線路によって接続される、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第2放射素子は、矩形の形状を有する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
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