JP7281362B2 - 連結部材 - Google Patents

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本発明は、流体機器または配管等を他の流体機器または配管等に接続する部材に関し、特に接続対象の部材を囲んで締め付ける連結部材(クランプともいう。)に関する。
半導体プロセスにおいては、ウェハへのレジストの塗布、ウェハの洗浄等に様々な薬液が使用される。これらの薬液を扱うチューブ、継手、バルブ、ポンプ等の配管設備が半導体装置の製造ラインには含まれる。この配管設備の特徴としては、薬液に直に触れる部分がすべてフッ素樹脂で構成される点と、洗浄等のメンテナンスが比較的頻繁である点とが挙げられる。前者は、金属汚染による半導体の結晶欠陥、および電気的特性の劣化を防ぐことを目的とし、後者は、微粒子による配線の加工不良、および有機物による成膜異常を防ぐことを目的とする。これらの特徴を踏まえてこの配管設備には、高いシール性に加えて、組み立てと分解との作業の容易性が求められる。
たとえば特許文献1、2には、バルブ、センサー、ポンプ等の流体機器間の接続に連結部材が利用されることが開示されている。「連結部材(またはクランプ)」とは、接続対象の部材を囲んで、主に軸方向に締め付ける部材をいう。接続対象の部材とは、流体機器の吸入口、もしくは排出口、または配管(以下、「流体機器等」と略す。)と他の流体機器等との間の接続部を意味する。連結部材は一般に開閉可能な環形であり、その内側に収められた接続対象の部材を周囲から締め付けて固定する。連結部材で固定するのは、ねじで固定するよりも、組み立てと分解との作業が容易である。
特開2018-091482号公報 特開2017-180816号公報
連結部材は、締め付けて固定するという機能の性格上、一般に硬い。したがって、連結部材の開閉には一般に、専用の工具が使用される(特許文献1、2参照)。しかし、配管の組み立て、分解の作業性を更に向上させるには、連結部材の開閉が汎用の工具でも可能であることが望ましい。
連結部材はまたその硬さゆえに、一旦閉じられると、こじ開けられる際に工具から加えられる外力により、自身または接続対象の部材に意図しない塑性変形を起こしかねない。これらの塑性変形は流体機器等のシール性を損なう危険性が高い。その結果、連結部材の開閉をあまり多く繰り返すことができない。これは、配管設備の保守性を更に向上させる点において不利である。
本発明の目的は上記の課題を解決することであり、特に汎用の工具が用いられても塑性変形を起こすことなく、繰り返し開閉が可能な連結部材を提供することにある。
本発明の1つの観点における連結部材は、第1部材および第2部材と、係合構造と、壁部とを備えている。第1部材および第2部材は、先端部が閉位置と開位置との間で変位可能であるように基端部が互いに接続されており、先端部が閉位置にある間は環形を成して接続対象の部材を挟んで軸方向に締め付け、先端部が開位置にある間は環形を開いて接続対象の部材を取り外し可能にする。係合構造は、第1部材の先端部および第2部材の先端部に設置されており、第1部材の先端部および第2部材の先端部が閉位置へ変位した際に互いに係合する。壁部は、第1部材の先端部および第2部材の先端部に設置されており、環形の周方向において反対方向の外力を受けると、係合構造の係合が解除されるように構成されている。
係合構造は枠部と凸部とを含んでもよい。枠部は、第1部材の先端部に設けられた環状部分である。凸部は、第2部材の先端部の外周面から隆起しており、第1部材の先端部および第2部材の先端部が閉位置にある際、枠部によって囲まれる。凸部は斜面または曲面を含んでもよい。この斜面または曲面は、第1部材および第2部材が成す環形の周方向に沿って第2部材の先端部から遠ざかるほど、環形の中心に近づくように傾いている。この場合、係合構造の係合が解除される際に壁部の受ける外力は、環形の周方向に沿って環形を広げる方向である。
第2部材の先端部が外周面に切欠部を含んでもよい。壁部は、第1部材の先端部および第2部材の先端部が閉位置にある際、第1部材の先端面のうち上記の切欠部の中に露出した壁部と、その壁部に対向する上記の切欠部の壁部とを含んでもよい。
本発明による上記の連結部材では、壁部が第1部材および第2部材の両方に設けられており、環形の周方向において反対方向の外力を受けると係合構造の係合が解除されるように構成されている。これにより、係合構造の係合が解除される際、第1部材の受ける外力と第2部材の受ける外力とがバランスするので、連結部材にも接続対象の部材にも、意図しない塑性変形が起こる危険性が低い。また、環形の周方向において反対方向の外力を壁部に加えるのは、汎用の工具でも十分に可能である。こうして、この連結部材は開閉が、汎用の工具を用いて、塑性変形を起こすことなく、繰り返し可能である。
本発明の実施形態による連結部材の外観を示す斜視図である。 図1が示す直線II-IIに沿った縦断面図である。 図1が示す直線III-IIIに沿った横断面図である。 (a)は、閉じた連結部材の外観を示す斜視図であり、(b)は、開いた連結部材の外観を示す斜視図である。 (a)、(b)は、流体機器等の間の接続部を工具で組み立てる作業を示す斜視図である。(c)、(d)は、その接続部を連結部材で囲んで締め付ける作業を示す斜視図である。 図5の示す工具で連結部材を開く作業を示す斜視図である。 (a)は、工具の変形例を示す斜視図であり、(b)、(c)は、その工具で連結部材を開く作業を示す斜視図である。
図1は、本発明の実施形態による連結部材100の外観を示す斜視図である。連結部材100は、たとえば熱可塑性樹脂製の円筒部材であり、流体機器等の間を接続する接続部200を囲んでいる。熱可塑性樹脂には、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂が含まれる。
[接続部]
図2は、図1が示す直線II-IIに沿った縦断面図であり、図3は、図1が示す直線III-IIIに沿った横断面図である。図5の(a)は、流体機器等の間の接続部200の分解図である。これらの図が示すとおり、接続部200は1対のフランジ継手210、220とガスケット230とを含む。フランジ継手210、220はたとえばフッ素樹脂製の円筒部材であり、軸方向における基端部211、221が流体機器等に接続されており、先端部212、222が間にガスケット230を挟んで対向している。ガスケット230はたとえばフッ素樹脂製の円環部材であり、フランジ継手210、220と同軸に配置されている。これにより、フランジ継手210、220とガスケット230とで囲まれた空間は、薬液、超純水等の流体が流れる通路として利用される。
フランジ継手210、220の先端部212、222からはフランジ213、223が径方向に張り出している。図2が示すように、フランジ213、223の先端面には円環形状の溝214、224が設けられ、軸方向における内周面の端部には斜面215、225が設けられている。一方、軸方向におけるガスケット230の各端面からは円環形状の突起231、232が軸方向へ突出している。これらの突起231、232は、フランジ継手210、220とガスケット230とが接続された際、フランジ213、223の溝214、224に刺さり込む。突起231、232の内径は溝214、224の径方向における内側の面の半径よりもわずかに小さいので、溝214、224の中へのフランジ213、223の設置は圧入によって実現されている。この圧入により、突起231、232の内周面は溝214、224の径方向における内側の面に密着し、突起231、232と溝214、224との間を液密にシールしている。ガスケット230の縁には斜面233、234が設けられており、フランジ213、223の斜面215、225と全体的に密着している。これにより、これらの斜面215、225、233、234の間も液密にシールされている。
[連結部材]
図4は、連結部材100の外観を示す斜視図である。連結部材100は第1部材110と第2部材120とを含む。第1部材110および第2部材120はいずれも半円環形であり、周方向における基端部111、121がヒンジで互いに接続されている。ヒンジには、第1部材110の基端部111を貫通する軸方向の穴113の中に、第2部材120の基端部121から軸方向へ突き出た軸123が配置されている。これにより、ヒンジの軸123のまわりに第1部材110の先端部112と第2部材120の先端部122とが回転し、閉位置(図4の(a)参照。)と開位置(図4の(b)参照。)との間で変位可能である。先端部112、122が閉位置にある状態では、第1部材110および第2部材120が係合して1つの円環形を成す。図1、図2、図3が示すように、この円環形の内側には接続部200が挟まれる。連結部材100の内周面には、周方向に伸びる溝101が設けられている。フランジ継手210、220のフランジ213、223がガスケット230で一体化されると、連結部材100の溝101の中にちょうど収まる。先端部112、122が開位置にある状態、すなわち開放状態では、第1部材110と第2部材120とが、図4の(b)に示すとおり、円環形を開いてほぼW字形状に変化する。これにより、接続部200から連結部材100を取り外し可能になる。
連結部材100は、一組の係合構造として、枠部131と凸部132とを含む。第1部材110の先端部112と第2部材120の先端部122とが閉位置へ変位した際、枠部131が凸部132に係合する。これにより、第1部材110と第2部材120とが成す円環形(以下、「円環形」と略す。)の周方向に沿った第1部材110と第2部材120との移動が阻まれる。図4の(b)が示すように、枠部131は、第1部材110の先端部112に設けられた矩形環状の部分であり、凸部132は、第2部材120の先端部122の外周面から径方向へ隆起した矩形領域である。図3が示すように、凸部132は、円環形の周方向に沿って山形を成す第1斜面133と第2斜面134とを含む。第1斜面133は、第2部材120の先端から遠ざかるほど円環形の中心CNTから離れるように傾いている。第2斜面134は、第1斜面133の頂上から遠ざかるほど円環形の中心CNTに近づくように傾いている。第1斜面133と第2斜面134とのいずれも、傾斜が一定であっても、滑らかに変化していてもよい。第1部材110の先端部112および第2部材120の先端部122が開位置から閉位置へ変位する際、枠部131の先端部135は第1斜面133を乗り越えて第2斜面134を滑り降りる。こうして、第1部材110の先端部112および第2部材120の先端部122が閉位置に到達すると、図1、図4の(a)が示すように、凸部132が枠部131によって囲まれ、図3が示すように、枠部131の先端部135が第2斜面134の裾に引っ掛かる。こうして、枠部131の先端部135が再び周方向へ移動して枠部131から外れること、すなわち第1部材110の先端部112および第2部材120の先端部122が開位置へ戻ることが阻まれる。
[接続部の組み立てと連結部材による締め付け]
図5の(a)、(b)は、流体機器等の間の接続部200を工具310、320で組み立てる作業を示す斜視図であり、(c)、(d)は、接続部200を連結部材100で囲んで締め付ける作業を示す斜視図である。1対の工具310、320は、先端がU字形をした棒状部材である。作業員はフランジ継手210、220の基端部211、221を、図5の(a)が示すように、工具310、320のU字形の部分で保持して、フランジ継手210、220の間にガスケット230を挟む。この状態で作業員は工具310、320を操作して、図5の(b)が示すように、フランジ213、223の間隔を狭める(たとえば、工具310、320の基端部が交差してペンチのように組み合わされていれば、作業員はペンチを閉じる要領で2本の工具310、320を操作する)。これにより、図2が示すように、ガスケット230の突起231、232がフランジ継手210、220の溝214、224に圧入される。こうして組み立てられた接続部200は、図5の(c)が示すように、開放状態の連結部材100の中に収められる。作業員は続いて連結部材100を閉じ、図2が示すように、ガスケット230で一体化したフランジ213、223を内周面の溝101の中に収めて軸方向に締め付ける。このとき、図3、図5の(d)が示すように、枠部131が凸部132に係合する。すなわち、枠部131が凸部132を囲み、枠部131の先端部135が凸部132の第2斜面134の裾に引っ掛かる。これにより、連結部材100が閉じた状態で固定され、接続部200に対する締め付けを維持する。
[連結部材の開放]
図1、図4が示すように、第2部材120の先端部122は凸部132の両側に、切欠部124、125を含む。第1部材110の先端部112および第2部材120の先端部122が閉位置にある際、切欠部124、125には第1部材110の壁部141、142が露出する。これらの壁部141、142は、第1部材110の先端面のうち軸方向の両端部に位置しており、切欠部124、125の壁部143、144と対向している。
図6は、図5の示す工具310で連結部材100を開く作業を示す斜視図である。図5が示すように、工具310は先端面が長方形状である。閉じた連結部材100における壁部141、143の間隔は、工具310の先端面の短辺よりは長く、その対角線よりは短く設計されている。これにより、図6の(a)が示すように、閉じた連結部材100における壁部141、143の間に工具310の先端を、その先端面の長辺が壁部141、143と平行になるように挿し込むことができる。さらに、図6の(a)が示す矢印ROTの方向に工具310を回転させると、壁部141、143はそれぞれ、工具310の先端から外力FETを受ける。これらの外力FETは、閉じた連結部材100が成す円環形の周方向において反対方向、特に円環形を開放する方向であり、大きさが等しい。これらの外力FETが十分に強いと、枠部131が凸部132の第2斜面134を乗り越えた後、第1斜面133を滑り降りる(図3参照)。すなわち、図6の(b)が示すように、係合構造の係合が解除されて連結部材100が開く。こうして、接続部200から連結部材100を取り外し可能になる。
[実施形態の利点]
本発明の上記の実施形態による連結部材100では、第1部材110が壁部141を備え、第2部材120が壁部143を備えている。両部材110、120の成す円環形の周方向において壁部141、143が受ける反対方向の外力FETが所定の強さに達すると枠部131が凸部132から外れる。すなわち、係合構造131、132の係合が解除される際、第1部材110の受ける外力FETと第2部材120の受ける外力FETとがバランスしている。さらに、第2斜面134の傾斜は適度に緩やかであるように調節されている。したがって、係合構造131、132にも流体機器等の間の接続部200にも、意図しない塑性変形が起こる危険性が低いので、接続部200に対する締め付けを弱めることなく、連結部材100の開閉を繰り返すことができる。これは、接続部200の組み立てにおける作業性、および接続部200の保守性を更に高める上で有利である。また、閉じた状態の連結部材100が成す円環形の周方向において反対方向の外力FETを壁部141、143に加えるのは、図6が示すとおり、接続部200の組み立てに利用される工具310でも十分に可能である。すなわち、連結部材100を開放するのに専用の工具は必要とされない。この意味でも、連結部材100は接続部200の組み立てにおける作業性を更に向上させることができる。
[変形例]
(1)図1-図6が示す連結部材100の全体、および各部の形状は一例に過ぎない。たとえば、連結部材は、環形状であれば、横断面が円に代えて多角形であってもよい。枠部131と凸部132とはいずれの周も矩形には限られず、曲線を含む形状であってもよい。
(2)図6が示す連結部材100を開く作業では、図5が示す1対の工具310、320のうち、一方の工具310が用いられる。その他に、これらの工具310、320を少し改造することで、両方の工具を次のように利用して、連結部材100を開くこともできる。
図7の(a)は、改造後の工具311、321を示す斜視図である。工具311、321のそれぞれでは2本の腕部がU字形を成す。それらのうち、一方の腕部312、322が先端に突起313、323を含む。突起313、323は、腕部312、322の先端面の短辺の一方から先端面に対して垂直に突出している。図7の(a)が示すように、2本の工具311、321においては、突起313、323の位置が鏡像対称である。これにより、図7の(b)が示すように、2本の工具311、321が重ねられると、2本の突起313、323が一体化して1本の突起になる。
図7の(b)、(c)は、改造後の工具311、321で連結部材100を開く作業を示す斜視図である。作業員はまず、一体化した突起313、323を連結部材100の壁部142、144の間に挿し込む(これが可能であるように、突起313、323の厚みは設計されている)。作業員は次に、2本の工具311、321を操作して、図7の(c)が示すように、それら311、321の間隔を広げる(たとえば、工具311、321の基端部が交差してペンチのように組み合わされていれば、作業員はペンチを開く要領で2本の工具310、320を操作する)。このとき、壁部142、144はそれぞれ工具311、321の突起313、323から外力FETを受ける。これらの外力FETは、閉位置の連結部材100が成す円環形の周方向において反対方向、特に円環形を広げる方向であって、大きさが等しい。これらの外力FETが十分に強いと、枠部131が凸部132の第2斜面134を乗り越えた後、第1斜面133を滑り降りる(図3参照)。すなわち、図7の(c)が示すように、係合構造の係合が解除されて連結部材100が開く。こうして、接続部200から連結部材100が取り外し可能になる。
図7では、改造された工具311、321が利用されているが、同様な外力FETを壁部142、144に作用させるのは、たとえばラジオペンチの先端でも2本の棒材でも可能である。このように、壁部141、143、または壁部142、144を利用すれば、汎用の工具でも連結部材100を開くことは可能である。
(3)図6、図7では、連結部材100を開くのに、第2部材120の切欠部124、125に露出した第1部材110の壁部141、142と、それらに対向する切欠部124、125の壁部143、144とが利用される。その他に、第1部材110の先端部112と第2部材120の先端部122とのそれぞれの外周面から、それに対して垂直に突出した突起の側面が、壁部として利用されてもよい。
第1部材110の先端部112に設けられた壁部141、142が、径方向において切欠部124、125と対向する天井面を含んでいてもよい。この場合、たとえば棒材を用いて、天井面に作用点を置き、第2部材120の壁部143に支点を置く梃子を構成すれば、壁部141、143には径方向において反対方向の外力を与えることが可能である。これらの外力は枠部131を凸部132から径方向へ引き離すので、枠部131に凸部132を乗り越えさせて連結部材100を開くことができる。この場合、凸部132が第2斜面134に代えて、第2部材120の先端部122の外周面に対して垂直な壁面を含んでいても、その壁面を過度に変形させることなく、枠部131に凸部132を乗り越えさせることができる。さらに、係合構造が、枠部131および凸部132に代えて、2本の鉤部を含んでいても、それらを変形させることなく、分離させることができる。
100 連結部材
110 第1部材
111 第1部材の基端部
112 第1部材の先端部
113 ヒンジの穴
120 第2部材
121 第2部材の基端部
122 第2部材の先端部
123 ヒンジの軸
124、125 切欠部
131 第1部材の枠部
132 第2部材の凸部
133 凸部の第1斜面
134 凸部の第2斜面
141、142 第1部材の壁部
143、144 第2部材の壁部
200 接続部
210、220 フランジ継手
230 ガスケット

Claims (3)

  1. 先端部が閉位置と開位置との間で変位可能であるように基端部が回動可能に互いに接続されており、前記先端部が閉位置にある間は環形を成して接続対象の部材を挟んで軸方向に締め付け、前記先端部が開位置にある間は前記環形を開いて前記接続対象の部材を取り外し可能にする第1部材および第2部材と、
    前記第1部材の先端部および前記第2部材の先端部に設置されており、前記第1部材の先端部および第2部材の先端部が閉位置へ変位した際に互いに係合する係合構造と
    を備えている連結部材であって
    前記第1部材の先端部が第1壁部を含み、
    前記第2部材の先端部が切欠部と、前記切欠部の内側の空間に面している第2壁部とを含み
    前記第1部材の先端部および前記第2部材の先端部が閉位置にある際、
    前記切欠部の内側に前記第1壁部が露出して、前記切欠部の内側の空間を挟んで前記第2壁部に対向しており、
    前記第1壁部と前記第2壁部との間隔よりも対角線は長く短辺は短い長方形状の先端面を持つ棒状物の先端が前記切欠部の内側に挿し込まれて回転させられることにより、前記棒状物の先端から前記第1壁部と前記第2壁部とが、前記環形の周方向において互いに反対方向であって前記環形の周方向に沿って前記環形を広げる方向の外力を受けると、前記係合構造の係合が解除される
    ように構成されている
    ことを特徴とする連結部材。
  2. 前記係合構造は、
    前記第1部材の先端部に設けられた環状の枠部と、
    前記第2部材の先端部の外周面から隆起しており、前記第1部材の先端部および前記第2部材の先端部が閉位置にある際、前記枠部によって囲まれる凸部と
    を含む、請求項1に記載の連結部材。
  3. 前記凸部は、
    前記環形の周方向に沿って前記第2部材の先端部から遠ざかるほど前記環形の中心に近づくように傾いた斜面または曲面
    を含み、
    前記外力は、前記環形の周方向に沿って前記環形を広げる方向である
    請求項2に記載の連結部材。
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