JP7280748B2 - Method for automatic hair transplantation of wigs and material for machine-implanted wigs - Google Patents
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Description
本願発明はかつらの自動植毛方法及び機械植えかつら用材に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to an automatic hair-implanting method for wigs and a mechanically-implanted wig material.
かつらはユーザの頭部に合わせて手植え植毛(ハンドメイド植毛といわれる)されるのが一般的である。 Wigs are generally hand-flocked (referred to as hand-flocked) to fit the user's head.
手植え植毛の場合、ユーザ(特定ユーザとなる)の頭部に合致させるため、ベースは三次元形状となる。この場合、次のようなデメリットが生ずる。まず手植えに際しては、職人が利き手を左右に回転させて植毛するため、植毛に多大の手間と時間を要し、また熟練を要する。例えば、2万本のヘア材が植毛されるかつらを製造するためには、手間のかかる植毛作業を約1万回繰り返さなければならず、2~3週間位かかっていた。ヘア材が植毛されるネット地の目は1mm2未満の微小面積しかないため、植毛作業が技術と根気の要るものとなっていた。 In the case of hand-implanted hair, the base has a three-dimensional shape in order to match the user's (specific user's) head. In this case, the following disadvantages arise. First, when the hair is transplanted by hand, the craftsman turns the dominant hand left and right to transplant the hair. For example, in order to manufacture a wig in which 20,000 hair materials are implanted, the time-consuming hair-implantation work had to be repeated about 10,000 times, which took about 2 to 3 weeks. Since the mesh of the mesh on which the hair material is implanted is only a very small area of less than 1 mm 2 , the hair planting operation requires skill and perseverance.
ハンドメイド植毛はこのように熟練した技術が必要な根気のいる作業であり、熟練作業のためコストアップの要因となり、また熟練者不足や未熟者の作業により品質の低下や精度のばら付きが生じている。 Handmade flocking is a laborious task that requires skilled techniques, and this skillful work can lead to an increase in costs. In addition, the lack of skilled workers and the work of unskilled workers can lead to quality deterioration and variations in accuracy. there is
ハンドメイド植毛では、技術の習得のため3月間位の多大の訓練期間を要し、また技術を習得した者の定着率が悪くこれもコストアップの要因となっている。 In handmade hair transplantation, a long training period of about three months is required to acquire the technique, and the retention rate of those who have acquired the technique is low, which is also a factor in increasing the cost.
最近では国内製造が困難なため、低コストの海外へ製造が流失しており、これが品質の均一性、安定性にマイナスともなっている。 Due to the recent difficulty in domestic production, production has flowed out to low-cost overseas countries, which is a negative factor in the uniformity and stability of quality.
品質面からみれば、根気の要る集中作業のため、職人の裁量や体調等より品質面が安定せず、また生産量も安定しないのが現状である。 In terms of quality, it is a concentrated work that requires perseverance, and the current situation is that the quality is not stable due to the discretion of the craftsmen and their physical condition, and the production volume is also unstable.
また手植え植毛の場合、職人が利き手を左右に回転させ時計回り植毛と反時計回り植毛とを毎回変更することは、植毛作業が繁雑になるため作業者が極めて限られることになる。 In the case of manual hair transplantation, if the craftsman rotates the dominant hand left and right to switch between clockwise and counterclockwise hair transplantation each time, the hair transplantation work becomes complicated, and the number of operators is extremely limited.
そこで手植え植毛の場合は、1行目は時計回り植毛、2行目は反時計回り植毛というように、植毛方向の変更はせいぜい行単位で行うことが多い。この場合、その方向へ毛流が形成されるため、植毛されたヘア材が毛流に沿っていわば寝てしまい、ボリューム感が出ないでいた。 Therefore, in the case of manual flocking, the flocking direction is often changed line by line at most, such as clockwise flocking for the first line and counterclockwise flocking for the second line. In this case, since the hair flow is formed in that direction, the implanted hair material lays down, so to speak, along the hair flow, resulting in a lack of voluminousness.
本願発明は、上記背景に鑑み、かつら製造の完全機械化をするものであり、かつら製品の均質性、安定性、迅速製造性を図ることを目的とする。また、ボリューム感のあるかつらの製造を図ることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above background, the present invention is intended to completely mechanize the production of wigs, and aims to achieve uniformity, stability, and speedy production of wig products. Another object of the present invention is to manufacture a wig with a sense of volume.
上記課題解決のため、本願発明によるかつらの自動植毛方法は、経と緯とからなる扁平状のネット地の緯に植毛する方法であって、ニードルがフック部を上向きにしてネット地の目に挿入されて前進動作するステップと、ニードルの進行方向に対し直交方向に供されるヘア材を係止するステップと、その後上記ヘア材の一部を係止した状態で上記目から引き出すステップと、次いで引き出されたヘア材を係止したまま1回転するステップと、その後上記ヘア材の最先端部に形成されるループ部に挿入された状態でさらに前進動作するステップと、二股状に分かれたヘア材の他の部分を再係止した後、上記他の部分を上記ループ部より引き出すステップと、該引出しの際、上記ヘア材が上記目を通る一方の側に位置する部分と上記目を通らない他方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられるステップと、上記ステップを順次繰り返すことにより扁平面状のネット地にヘア材を植毛することを特徴とする。
また請求項2による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の側に位置する部分に内側より係止するとき、上記ヘア材を時計回りに回転することを特徴とする。
また請求項3による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項2記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルが再係止する他の部分は当初係止する側のヘア材であることを特徴とする。
また請求項4による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の側に位置する部分に外側より係止するとき、上記ヘア材を反時計回りに回転することを特徴とする。
また請求項5による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項4記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルが再係止する他の部分は当初係止する側のヘア材とは反対側のヘア材であることを特徴とする。
また請求項6による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項5のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、各ステップが機械によりなされることを特徴とする。
また請求項7による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項6記載のかつらの植毛方法において、上記緯に時計回りに回転して植毛されたヘア材と反時計回りに回転して植毛されたヘア材とが混在することを特徴とする。
また請求項8による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項7記載のかつらの植毛方法において、回転方向の異なる上記ヘア材が緯に対し規則的に植毛されることを特徴とする。
また請求項9による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項8記載のかつらの植毛方法において、回転方向の異なる上記ヘア材が緯に対し交互に植毛されることを特徴とする。
また請求項10による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項7記載のかつらの植毛方法において、回転方向の異なる上記ヘア材が緯に対し不規則的に植毛されることを特徴とする。
また請求項11による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項10のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルと上記ネット地の植毛面が相対的に回動されることを特徴とする。
また請求項12による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項11のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、上記植毛面が当初垂直状態であり、水平方向に移動するニードルが上記目に挿入されて1箇の緯を掬い上げた後、上記植毛面が回動されて水平方向になることを特徴とする。
また請求項13による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項11のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、上記植毛面が当初水平状態であり、垂直方向に移動するニードルが上記目に挿入されて1箇の緯を掬い上げた後、上記ニードルが90°回動することを特徴とする。
また請求項14による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項12記載のかつらの植毛方法において、上記植毛面が水平方向に移動するニードルに対し直角に位置することを特徴とする。
また請求項15による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項12記載のかつらの植毛方法において、上記植毛面が水平方向に移動するニードルに対し鈍角に位置することを特徴とする。
また請求項16による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項16のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルがネット地の目に挿入された後、若干後退動作をすることを特徴とする。
また請求項17による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項16のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、上記ニードルが上方動作をする際、1回転することを特徴とする。
また請求項18による本願発明によるかつらの自動植毛方法は、請求項1乃至請求項5のいずれか一記載のかつらの植毛方法において、各ステップが手動によりなされることを特徴とする。
また本願発明による機械植えかつら用材は、経と緯とからなる扁平状のネット地からなるベースと、該ベースに対し直交方向に往復動するニードルにより自動植毛されるヘア材とからなり、上記ヘア材がネット地の目を通って緯の裏面側より引き出される一の部分と、ネット地の目を通った最先端部分に形成されるループ部に挿入されて緯の表面側より引き出される他の部分とからなり、上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の部分の側に内側より係止するとき、上記ヘア材が時計回りに回転された後、上記ニードルが当初係止する側に形成される他の部分に再係止され、次いで上記他の部分を上記ループ部より引き出すことにより、上記ヘア材が上記目を通る一方の側に位置する部分と上記目を通らない他方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられることを特徴とする。
また本願発明による機械植えかつら用材は、経と緯とからなる扁平状のネット地からなるベースと、該ベースに対し直交方向に往復動するニードルにより自動植毛されるヘア材とからなり、上記ヘア材がネット地の目を通って緯の裏面側より引き出される一の部分と、ネット地の目を通った最先端部分に形成されるループ部に挿入されて緯の表面側より引き出される他の部分とからなり、上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の部分の側に外側より係止するとき、上記ヘア材が反時計回りに回転された後、上記ニードルが当初係止する側とは反対側に形成される他の部分に再係止され、次いで上記他の部分を上記ループ部より引き出すことにより、上記ヘア材が上記目を通る他方の側に位置する部分と上記目を通らない一方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられることを特徴とする。
また請求項21による機械植えかつら用材は、請求項19又は請求項20記載の機械植えかつら用材において、回転方向の異なるヘア材が緯に対し規則的に植毛されることを特徴とする。
また請求項22による機械植えかつら用材は、請求項19又は請求項20記載の機械植えかつら用材において、回転方向の異なるヘア材が緯に対し不規則的に植毛されることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problems, the automatic hair-planting method for wigs according to the present invention is a method of planting hairs in the wefts of a flat net fabric consisting of warps and wefts, wherein the needles are placed in the meshes of the net fabric with the hooks facing upward. inserting and moving forward; locking a hair material provided in a direction perpendicular to the direction of travel of the needle; and then pulling out a portion of the hair material in the locked state from the eye; Next, a step of rotating once while the pulled out hair material is locked, a step of further moving forward while being inserted into the loop formed at the tip end of the hair material, and a step of moving forward further, and After relocking the other portion of the material, withdrawing the other portion from the loop portion, and during the withdrawal, the hair material passes through the eye and the portion located on one side through the eye. a step of connecting the wefts of the net fabric from the inner side and the outer side by means of a portion located on the other side of the net fabric, and a step of sequentially repeating the steps to implant the hair material into the flat net fabric. .
Further, the automatic hair-implanting method for wigs according to claim 2 of the present invention is characterized in that, in the hair-implanting method for wigs according to claim 1, the needles are supplied in loops on both sides in the advancing direction, and the portion located on one side of the hair material. The hair material is rotated clockwise when the hair material is locked from the inside.
Further, the automatic hair-implanting method for a wig according to
Further, the automatic hair-implanting method for wigs according to claim 4 of the present invention is characterized in that, in the hair-implanting method for wigs according to claim 1, the needles are supplied in loops on both sides in the traveling direction of the hair material. The hair material is rotated counterclockwise when the hair material is locked from the outside.
Further, the automatic hair-implanting method for wigs according to the present invention according to
According to
According to
An automatic hair-implanting method for a wig according to
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided an automatic hair-implanting method for a wig according to the eighth aspect, wherein the hair materials having different rotation directions are alternately implanted in the weft.
According to
According to
According to claim 12, there is provided an automatic hair-transplanting method for a wig according to any one of claims 1 to 11, wherein the hair-transplanting surface is initially vertical, and the needle moves in the horizontal direction. is inserted into the eye and picks up one weft, and then the flocked surface is rotated to be horizontal.
According to
According to
According to a fifteenth aspect of the present invention, there is provided an automatic hair-implanting method for a wig according to the twelfth aspect, wherein the hair-implanting surface is positioned at an obtuse angle with respect to the horizontally moving needle.
Further, the automatic hair-implanting method for a wig according to
Further, according to
According to claim 18, there is provided an automatic hair-implanting method for wigs according to the present invention, wherein each step in the wig hair-implanting method according to any one of claims 1 to 5 is performed manually.
Further, the mechanically-implanted wig material according to the present invention comprises a base made of a flat net cloth having warp and weft, and a hair material automatically implanted by a needle reciprocating in a direction orthogonal to the base, One part where the material is pulled out from the back side of the weft through the mesh of the net ground, and the other part where the material is inserted into the loop formed at the tip part passing through the mesh of the net ground and pulled out from the front side of the weft. When the needle is engaged from the inside on the side of one portion of the hair material supplied in a loop on both sides in the advancing direction, after the hair material is rotated clockwise, the needle is By relocking to the other portion formed on the side that was originally locked and then pulling out the other portion from the loop portion, the hair material is reattached to the portion located on one side through the eye and the eye. It is characterized by being tied to the weft of the net fabric from the inner side and the outer side by a portion located on the other side that does not pass through .
Further, the mechanically-implanted wig material according to the present invention comprises a base made of a flat net cloth having warp and weft, and a hair material automatically implanted by a needle reciprocating in a direction orthogonal to the base , One part where the material is pulled out from the back side of the weft through the mesh of the net ground, and the other part where the material is inserted into the loop formed at the tip part passing through the mesh of the net ground and pulled out from the front side of the weft. When the needle is locked from the outside on the side of one part of the hair material supplied in a loop on both sides in the advancing direction, the needle is rotated counterclockwise after the hair material is rotated counterclockwise. is relocked to another portion formed on the side opposite to the side to which it was originally locked, and then the other portion is pulled out of the loop portion so that the hair material is positioned on the other side through the eye. It is characterized by being tied to the wefts of the net fabric from the inside and the outside by a part that is located on one side and a part that does not pass through the eyes.
A mechanically-implanted wig material according to
A mechanically-implanted wig material according to claim 22 is characterized in that, in the mechanically-implanted wig material according to
本願発明によるかつらの自動植毛方法によれば、経と緯とからなる扁平状のネット地の緯に植毛する方法であり、ニードルがフック部を上向きにしてネット地の目に挿入されて前進動作し、ニードルの進行方向に対し直交方向に供されるヘア材を係止した後、上記ヘア材の一部を係止した状態で上記目から引き出し、次いで引き出されたヘア材を係止したまま1回転した後、上記ヘア材の最先端部に形成されるループ部に挿入された状態でさらに前進動作し、二股状に分れたヘア材の他の部分を再係止した後、上記他の部分を上記ループ部より引き出し、該引出しの際、上記ヘア材が上記目を通る一方の側に位置する部分と上記目を通らない他方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられ、上記ステップを順次繰り返すことにより、扁平面状のネット地にヘア材を植毛するから、かつら製品を均質に、安定的に、迅速に製造することができる。また、ボリューム感のあるかつらの製造を図ることができる。 According to the automatic hair-implanting method for a wig according to the present invention, the hair is implanted in the weft of a flat net fabric consisting of warps and wefts. Then, after locking the hair material provided in the direction perpendicular to the advancing direction of the needle, part of the hair material is pulled out from the eye in a locked state, and then the pulled out hair material is kept locked. After one rotation, the hair material is further moved forward while being inserted into the loop formed at the distal end of the hair material, and after relocking the other part of the bifurcated hair material, part is pulled out from the loop part, and when pulled out, the hair material is attached to the weft of the net fabric by a part located on one side passing through the eye and a part located on the other side not passing through the eye. By sequentially repeating the steps described above, the hair material is planted on the flat net material, so that the wig product can be produced uniformly, stably, and quickly. In addition, it is possible to manufacture a wig with a sense of volume.
また本願発明による機械植えかつら用材によれば、経と緯とからなる扁平状のネット地からなるベースと、該ベースに対し直交方向に往復動するニードルにより自動植毛されるヘア材とからなり、上記ヘア材がネット地の目を通って緯の裏面側より引き出される一の部分と、ネット地の目を通った最先端部分に形成されるループ部に挿入されて緯の表面側より引き出される他の部分とにより緯に内側と外側とから結び付けられることにより、かつら製品が均質化、安定化、迅速製造化することができ、また、かつら製品にボリューム感が形成される効果がある。 In addition, according to the mechanically-implanted wig material according to the present invention, it consists of a base made of a flat net fabric with warp and weft, and a hair material automatically implanted by needles reciprocating in a direction orthogonal to the base, The hair material is inserted into one portion where the hair material is pulled out from the back side of the weft through the mesh of the net base, and is inserted into a loop portion formed at the tip portion passing through the mesh of the net base and is pulled out from the surface side of the weft. The wig product can be homogenized, stabilized, and rapidly manufactured by being bound from the inner side and the outer side by the other parts, and the wig product has the effect of forming a sense of volume.
まず、本願発明によるかつら自動植毛機1を図14に示す実施の形態に基づき説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、図3乃至図14において、便宜上、ニードル7の箇数を一部省略(本実施例では6箇のところ3箇として表示)した。
図14に示すかつら自動植毛機1は中空のシリンダからなる回動軸3と、該回動軸3の周面に弦に沿って形成される扁平の植毛面形成部5と、当初垂直に位置する植毛面形成部5に対し直交方向に往復動するニードル7とを備えてなる。該ニードル7は回転可能かつ進退自在のホルダ8に支持されている。上記回動軸3にはベースとなるネット地11が張設される。
9は水平方向に移動するニードル7に対し直交方向(垂直方向)に往復動するフックであり、図示しないストッカよりヘア材13(図4に示す)を引き降ろす。なお、図示しないコントロールパネルにより、機体全体の設定調整を操作する。
First, an automatic hair-implanting machine 1 for wigs according to the present invention will be described based on an embodiment shown in FIG. For the sake of convenience, parts having the same functions are denoted by the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted. 3 to 14, the number of
The automatic hair-implanting machine 1 for wigs shown in FIG. and a
上記回動軸3は回動する主軸3aが偏心されていて、水平方向への回動時に上記植毛面形成部5の位置が垂直方向に若干d変動される。上記回動軸3の周面に弦に沿って形成される植毛面形成部5は、水平方向に移動するニードル7に対し当初直角に位置している。上記ニードル7は水平方向に次のように往復動する。即ち、ニードル7は植毛面形成部5が垂直面のとき前進動作して上記ネット地11の目17(図3(B)に示す)に挿入され、植毛面形成部5が水平面になる際緯12aを1本掬ってさらに前進動作する(図4)。このとき、即ちニードル7がネット地11の目17に挿入された状態で、上記回動軸3は植毛面形成部5を図1に示す垂直面から図3(A)に示す水平面に回動される。この回動により、植毛面形成部5が垂直方向に若干d(図14に示す)降下されるので、上記ニードル7が植毛面6上の緯12aを1本掬い上げる。
The main shaft 3a of the
ニードル7は、図5に示すように、ヘア材13を係止した後後退動作され(図6)、ループ端部15となる部分を係止した状態で上昇動作する(図7)。これにより、ヘア材13にループ14(図12(D)、図13(D)に示す)が形成される。ニードル7は、上記ループ14内に挿入された状態でさらに前進動作してヘア材13の他の部分13a(16)を係止し、該他の部分16を係止した状態で後退動作し、該他の部分16を上記ループ14内に挿入する(図9)。ニードル7は他の部分16が上記ループ14内に挿入された状態で後退動作し続け、図9から図10に示すように、他の部分16をネット地11の目17から引き抜く。これにより、ヘア材13がネット地11の緯12aにしっかりと結び目19を形成して固着される(図11)。ニードル7と回動軸3とは上記した一連の動作を順次繰返す。
As shown in FIG. 5, the
上記回動軸3には、上記動作をするニードル7が複数(本実施例では6本)設けられている。これにより、ネット地11のx軸方向(図15に示す)に6個の機械植えかつら用材21が同時に植毛される。
The
次にかつら自動植毛機1の動作を図1乃至図13に基づき、詳細に説明する。まず、図1に示すように、ネット地11が垂直方向に張設されている植毛面6に対し、水平方向に移動するニードル7(図14に示す)が前進動作され、図2(A)及び図12(A)、図13(A)に示すように、ネット地11の目17にフック部7aを上向きにして挿入され、その後図2(B)に示すように、若干後退動作して緯12aを拾う。
Next, the operation of the wig automatic hair-implanting machine 1 will be described in detail with reference to FIGS. 1 to 13. FIG. First, as shown in FIG. 1, the horizontally moving needle 7 (shown in FIG. 14) is moved forward with respect to the flocking
次いで、回動軸3が回動される。これにより、図3(A)に示すように植毛面6が水平方向となる。この回動により、植毛面形成部5が垂直方向に若干d降下されるので、上記ニードル7が植毛面6上の緯12aを1本掬い上げる。(図3(B))
Then, the
次いで、フック9(図4に示す)にて図示しないストッカよりヘア材13が垂直方向に降下される。
Next, the
次いで上記ニードル7が目17に挿入された状態で水平の植毛面6に沿って前進動作され、次いでフック部7aを90°回動させて前方に供給されているヘア材13を係止する(図4、図5、図12(A)、図13(A))。
Next, the
次いで、上記ニードル7がヘア材13を係止した状態で上記目17を通って後退動作する(図6及び図12(B)、図13(B))
Next, the
次いで、上記ニードル7が1回転し(図12(C)、図13(C))、次いで上昇動作をして上記目17を通ったヘア材13を持ち上げる(図7)。これにより、二股13a、13bに分かれているヘア材13の最先端部にループ14が形成される(図8)。
Next, the
次いで上記ニードル7は上記ループ14に挿入された状態でさらに前進動作し、90°回転させて、ヘア材13の二股に分れた一方の部分即ち他の部分16を再係止する(図8及び図12(D)、図13(D))。
The
次いで上記ニードル7は後退動作する。これにより、図8から図9及び図12(E)、図13(E)に示すように、上記他の部分16は上記ループ14中に挿入される。
The
次いで上記ニードル7は、上記他の部分16をループ14に挿入した状態で後退動作し続け、フック部7aを上向きにした後、ループ状に曲げられたヘア材13を上記目17から引き抜く(図10)。この目17からの引き抜きの際、ヘア材13が、図12の場合は、上記目17を通る内側のヘア材13bと上記目17を通らない外側のヘア材13aとにより、内側と外側とから緯12aに結び目19(図11、図15(B)に示す)を形成してしっかりと固着される。また図13の場合は、ヘア材13が上記目17を通る内側のヘア材13aと上記目17を通らない外側のヘア材13bとにより、内側と外側とから緯12aに結び目19(図11、図15(B)に示す)を形成してしっかりと固着される。
Next, the
ここで、図12及び図13を参照してヘア材13を係止した後の回転について、説明する。ニードル7が進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材13に挿入され、図12(A)において左側に位置するヘア材13aに内側より係止するときは、ヘア材13は図12(C)に示すように時計回りに回転される。この場合ニードル7が再係止する他の部分16は、図12(D)に示すように左側に位置する当初係止するヘア材13a側である。
他方、図13(A)に示すように、ニードル7が進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材13aに外側より係止するときは、ヘア材13は図13(C)に示すように反時計回りに回転される。この場合ニードル7が再係止する他の部分16は、図13(D)に示すように、当初係止するヘア材13aとは反対側の右側に位置するヘア材13bである。
他の部分16を再係止した目17は、図12(A)乃至図12(E)又は図13(A)乃至図13(E)いずれの場合も本例では計450°回転される。
Here, the rotation after locking the
On the other hand, as shown in FIG. 13(A), when the
The
上記ニードル7は回動軸3の植毛面形成部5に張設されているネット地11に対し、上記一連の動作を図11に示すx軸方向に目17の箇数分の回数繰り返す。x軸方向への所定回数の植毛が終了すると、ネット地11が緯12a1本分y軸方向に移動され、次の緯12a‘に対し上記した一連の動作が繰り返される。
The
上記植毛は、緯12aに対し時計回りに回転して植毛されたヘア材13と反時計回りに回転して植毛されたヘア材13とを混在させることができる。この混合植毛は規則的にされてもよいし、不規則的にされてもよい。前者の場合、時計回り植毛と反時計回り植毛とを交互にすることができる。
上記混合植毛は、y軸方向に沿って1目ごとにすることもできるし、複数目ごとにすることもできる。
またx軸方向に沿って1目ごとにすることもできるし、複数目ごとにすることもできる。
In the above-mentioned flocking, the
The above-mentioned mixed flocking can be performed for each stitch along the y-axis direction, or can be performed for each stitch.
In addition, it can be done every one stitch along the x-axis direction, or it can be done every several stitches.
かくして設定された植毛が終了すると、図15に示す機械植えかつら用材21が完成する。
When the hairs thus set are completed, the mechanically-implanted
次に図15に基づき、本願発明による機械植えかつら用材21を説明する。植毛が完了した機械植えかつら用材21はネット地11の上に複数(図示例の場合は30個)形成される(図15(A))。これらの機械植えかつら用材21は、ベース10となるネット地11の裏面に他のネット地20(図16(B)に示す)が固着され、各個に切離され、これによりかつら製品となる(図16(A)、(B))。この他のネット地20が頭皮に装着される被装着面となる。この機械植えかつら用材21は、ネット地11の緯12a上に、確実にヘア材13が固着されている。ネット地11はポリアミド系合成繊維からなる緯12a及びポリアミド系合成繊維からなる経12bが織成されてなる。ベースは扁平の平面状に形成される。ネット地11を構成する緯12a、経12bの繊維の形状、太さは任意である。本実施例では断面形状が円形で、繊維径が緯12aが110μm、経12bが130μmのものを使用する。目17の大きさも任意である。本実施例では、各目17の短辺の長さは0.5mm、長辺の長さは略2倍の0.9mmに形成される。ヘア材13の植毛の仕方は任意である。例えば、連続する目17のすべての緯12aに連続してヘア材13を植毛してもよいし、断続的にヘア材13を植毛してもよい。
Next, a
このように構成された機械植毛かつら用材21は、平面状に形成されたまま、汎用性のある在庫品として保管される。そして需要に応じユーザの頭部形状に合うよう3次元形状にカスタマイズ化され、かつらとして使用される。
The mechanically-flocked
上記実施の形態によれば、機械による自動植毛であるから、かつら用材21を迅速にかつ安定的に製造することができる。しかも製造されるかつら用材は均質であり、事実上不良品の発生を一掃することができる。本実施例では所定面積のネット地11に対し6個×5列=30箇のかつら用材を約6時間で製造するから、かつら用材の製造時間は1個当たり約12分となる。よって、同面積の植毛を従来10時間要していたとすると、従来に比し約50倍の生産効率となる。この製造時間は、所定面積のネット地11に対するかつら用材の個数設定により増加することは可能なので、さらなる短縮化が可能であり、コストの低減化も可能である。
According to the above-described embodiment, the
またかつら用材の完全機械化により、職人の人為的原因による不良を一掃することができ、製品の品質が安定化し、均質性も維持される効果がある。 In addition, by completely mechanizing wig materials, it is possible to eliminate defects caused by human error caused by craftsmen, which has the effect of stabilizing product quality and maintaining homogeneity.
上記したように、2股に分かれたヘア材13が、内側即ち緯12aの裏面側と、外側即ち緯12aの表面側とから緯12aにしっかりと結び付けられるため、緯12aにゆるまずに固着される。このため、結び目19が緯12aに保持されるので、ヘア材13が自然毛の如く立ち上がり、植毛されたヘア材13にボリューム感がでるのである。
As described above, the
ボリューム感に関し、別の観点からみると、次に述べるように上記実施の形態によれば、毛流がランダムになるため、隣接するヘア材13が互いに接触することにより、立体的なボリューム感となり、適正な毛量感を再現することができる。この点、従来は毛量を必要以上に増加して植毛することにより、ボリュームを出していたため、不自然なかつらとなっていた。
Regarding the sense of volume, from another point of view, as described below, according to the above-described embodiment, since the hair flow is random, the
また、機械植毛であるため、時計回り植毛と反時計回り植毛とを毎回変更することも、交互に変更することも、不規則的に変更することも自在に行うことができる。自然毛は毛の方向性が不規則的であるため、本願発明によれば自然毛の如き植毛を効率よく実現することができる。 In addition, since it is mechanical flocking, it is possible to freely change clockwise flocking and counterclockwise flocking each time, alternately, or irregularly. Since natural hair has irregular hair directionality, according to the present invention, it is possible to efficiently realize hair transplantation similar to natural hair.
本願発明は上記実施の形態に限定されない。例えば、かつらの自動植毛方法について言えば、上記実施の形態とは反対に、植毛面6が当初水平状態とされ、ニードル7が目17に挿入されて1箇の緯12aを掬い上げた後、上記ニードル17の方を90°回動するようにしてもよい。また、植毛面の当初の位置は、直角だけでなく、鈍角にして植毛面をやや上向きにすることができる。さらに、ヘア材13のループ形成において、ニードル7の回転と上昇動作を同時にしてもよい。
The present invention is not limited to the above embodiments. For example, in regard to the automatic hair-implanting method for a wig, contrary to the above embodiment, the hair-implanting
他の部分16を再係止した目17の回転については、他の部分16を緯12aに固着させるための1回転即ち360°の回転と、ニードル7のフック部7aが目17を通過するに当たり上向きに位置修正するための回転即ち90°程度の回転が確保されれば、正確に450°でなくてもよい。即ち、フック部7aが他の部分16の再係止を確保していれば多少傾斜していてもよい。
The rotation of the
図12(A)~(E)においてニードル7のフック部7aが図示例とは反対側のヘア材13bを内側から係止する場合も、再係止するヘア材13は当初係止するヘア材13bである。この場合もニードル7の回転方向は時計回りである。
In FIGS. 12A to 12E, even when the
図13(A)~(E)においてニードル7のフック部7aが図示例とは反対側のヘア材13bを外側から係止する場合も、再係止するヘア材13は当初係止したのとは反対側のヘア材13aである。この場合もニードル7の回転方向は反時計回りである。
In FIGS. 13A to 13E, even when the
また機械植えかつら用材21について言えば、ネット地11を構成する繊維又は/及びヘア材を任意に変更可能であるから、ユーザの好みに応じた多様なバリエーションとすることができる。
またネット地20は、これを付加せずにかつらとして使用することもできる。
ネット地11の構成は任意である。またネット地11を構成する緯12a又は/及び経12bの構成は任意である。またネット地11の目17のサイズも変更可能である。
As for the mechanically planted
The netting 20 can also be used as a wig without adding it.
The configuration of the
本願発明はかつらに活用することができる。また部分かつらとしてかつらの一部分としても活用することができる。 The present invention can be used for wigs. It can also be used as a part of a wig as a partial wig.
1 かつら自動植毛機
3 回動軸
3a 主軸
5 植毛面形成部
6 植毛面
7 ニードル
7a フック部
8 ホルダ
9 フック
10 ベース
11 ネット地
12a 緯
12b 経
13 ヘア材
13a ヘア材
13b ヘア材
14 ループ
15 ループ端部
16 他の部分
17 目
19 結び目
20 他のネット地
21 機械植えかつら用材
REFERENCE SIGNS LIST 1 wig automatic flocking
Claims (22)
ニードルが
フック部を上向きにしてネット地の目に挿入されて前進動作するステップと、
ニードルの進行方向に対し直交方向に供されるヘア材を係止するステップと、
その後上記ヘア材の一部を係止した状態で上記目から引き出すステップと、
次いで引き出されたヘア材を係止したまま1回転するステップと、
その後上記ヘア材の最先端部に形成されるループ部に挿入された状態でさらに前進動作するステップと、
二股状に分かれたヘア材の他の部分を再係止した後、上記他の部分を上記ループ部より引き出すステップと、
該引出しの際、上記ヘア材が上記目を通る一方の側に位置する部分と上記目を通らない他方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられるステップと、
上記ステップを順次繰り返すことにより扁平面状のネット地にヘア材を植毛することを特徴とするかつらの植毛方法。 A method of flocking hair on the weft of a flat net fabric consisting of warps and wefts,
a step in which the needle is inserted into the mesh of the net with the hook portion facing upward and moves forward;
locking the hair material provided perpendicular to the direction of travel of the needle;
then pulling out a portion of the hair material from the eye in a locked state;
then rotating once while locking the pulled out hair material;
a step of further moving forward while being inserted into the loop portion formed at the distal end of the hair material;
After re-locking the other part of the bifurcated hair material, pulling out the other part from the loop part;
When the hair material is pulled out, the hair material is tied to the weft of the net fabric from the inside and the outside by a part located on one side passing through the eye and a part located on the other side not passing through the eye. ,
A hair-implanting method for a wig, characterized in that hair materials are implanted into a flat net fabric by sequentially repeating the above steps.
上記ヘア材がネット地の目を通って緯の裏面側より引き出される一の部分と、ネット地の目を通った最先端部分に形成されるループ部に挿入されて緯の表面側より引き出される他の部分とからなり、
上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の部分の側に内側より係止するとき、上記ヘア材が時計回りに回転された後、上記ニードルが当初係止する側に形成される他の部分に再係止され、次いで上記他の部分を上記ループ部より引き出すことにより、上記ヘア材が上記目を通る一方の側に位置する部分と上記目を通らない他方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられることを特徴とする機械植えかつら用材。 It consists of a base made of a flat net fabric with warps and wefts, and a hair material that is automatically implanted by a needle that reciprocates in a direction perpendicular to the base,
The hair material is inserted into one portion where the hair material is pulled out from the back side of the weft through the mesh of the net base, and is inserted into a loop portion formed at the tip portion passing through the mesh of the net base and is pulled out from the surface side of the weft. consists of other parts,
When the needles are locked from the inside on the side of a portion of the hair material that is looped on both sides in the direction of travel, the side that the needles initially lock after the hair material is rotated clockwise. and then pull the other portion out of the loop so that the hair material is positioned on one side through the eye and on the other side that does not pass through the eye. A material for mechanically planted wigs, characterized by being tied to the wefts of the net fabric from the inside and the outside by the parts located on the sides .
上記ヘア材がネット地の目を通って緯の裏面側より引き出される一の部分と、ネット地の目を通った最先端部分に形成されるループ部に挿入されて緯の表面側より引き出される他の部分とからなり、
上記ニードルが進行方向の両側にループ状に供給されるヘア材の一の部分の側に外側より係止するとき、上記ヘア材が反時計回りに回転された後、上記ニードルが当初係止する側とは反対側に形成される他の部分に再係止され、次いで上記他の部分を上記ループ部より引き出すことにより、上記ヘア材が上記目を通る他方の側に位置する部分と上記目を通らない一方の側に位置する部分とにより上記ネット地の緯に内側と外側とから結び付けられることを特徴とする機械植えかつら用材。 It consists of a base made of a flat net fabric with warps and wefts, and a hair material that is automatically implanted by a needle that reciprocates in a direction perpendicular to the base,
The hair material is inserted into one portion where the hair material is pulled out from the back side of the weft through the mesh of the net base, and is inserted into a loop portion formed at the tip portion passing through the mesh of the net base and is pulled out from the surface side of the weft. consists of other parts ,
When the needles are locked from the outside on the side of a portion of the hair material fed in loops on both sides in the advancing direction, the needles are initially locked after the hair material is rotated counterclockwise. The hair material is relocked to another portion formed on the opposite side, and then pulled out of the loop portion so that the portion of the hair material located on the other side passing through the eye and the eye. A material for mechanically planted wigs, characterized by being tied to the wefts of the net fabric from the inside and the outside by a part located on one side that does not pass through .
21. The material for a mechanically-implanted wig according to claim 19 or 20, wherein the hair materials with different rotation directions are irregularly planted with respect to the weft.
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