JP7280530B2 - 表示装置とその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置とその方法に関する。
水平方向に視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタによって投影し、スクリーンの拡散特性や集光特性を制御して鑑賞者の視点位置(両眼位置)に応じた映像を視認させることで、運動視差を伴う3D映像を裸眼で視聴できる技術が提案されている。運動視差とは、鑑賞者の視点が移動することによって生じる視差のことである。
例えば非特許文献1に、リニアブレンディングと称される視覚メカニズムを活用することで、従来よりも少ないプロジェクタ数(プロジェクタの間隔が疎)で3D映像を投影する方法が開示されている。リニアブレンディングとは、隣り合う視域に視点が移動するに伴って重なり合う映像の光学的な輝度の比率を滑らかに変化させることを意味する。
非特許文献1の方法では、スクリーンで合成される輝度比率が一定であり、プロジェクタの正面ではそのプロジェクタの映像のみが視認されるという理想的な輝度分布でない場合に、多重像による画質の低下が生じてしまうという課題がある。例えば、プロジェクタの配置間隔に対してスクリーンの拡散角度が広すぎると、中間視点以外でもプロジェクタの映像が知覚され、多重像が見えてしまう。
本発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、鑑賞者の視点位置に対応したプロジェクタの配置間隔に対して、スクリーンの拡散角度を適切に制御することで、多重像による画質の低下を生じさせない表示装置とその方法を提供することを目的とする。
本実施形態の一態様に係る表示方法は、表示装置が行う表示方法であって、反射スクリーンと鑑賞者との間隔である視点位置を検出する視点位置検出過程と、前記視点位置に対応させて前記反射スクリーンの拡散特性を制御する拡散特性制御過程と、複数のプロジェクタから視差を持つ複数の視点映像を前記反射スクリーンに投影する投影過程とを含むことを要旨とする。
本実施形態の一態様に係る表示装置は、視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタから投影して立体画像を表示する表示装置であって、鑑賞者が前記立体画像を視認する視点位置を検出する視点検出部と、拡散特性が制御される反射スクリーンと、前記視点位置に対応させて前記拡散特性を制御する拡散特性制御部とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、多重像による画質の低下を生じさせない表示装置とその方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る表示装置の機能構成例示す図である。 図1に示す表示装置が行う表示方法の原理を説明する模式図である。 反射スクリーンと鑑賞者の間隔と、反射スクリーンの拡散特性との関係を模式的に示す図である。 図1に示す表示装置が行う表示方法の処理手順の例を示すフローチャートである。 反射スクリーンの断面構造を模式的に示す断面図である。 図5に示す反射スクリーンの輝度分布の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(表示装置の構成)
図1は、実施形態に係る表示装置の機能構成例を示す図である。図1に示す表示装置1は、視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタから投影して立体画像を表示する表示装置である。視差を持つ視点映像とは、物体を異なる方向(視点)から撮影した映像のことである。
表示装置1は、複数のプロジェクタ10-1,10-2,10-3、視点位置検出部20、拡散特性制御部30、及び反射スクリーン40を備える。図1において、立体画像を視認する鑑賞者αから見た状態での反射スクリーン40の横方向をx方向、縦方向をy方向、及び厚み方向(奥行き方向)をz方向とする。鑑賞者αの側を正面側と称する。
図1では、プロジェクタ10-1,10-2,10-3を3つ備える例を示す。なお、プロジェクタの数は、2つ以上あれば良い。以降の説明において、プロジェクタの位置を特定する必要の無い場合は、「プロジェクタ10」と表記する。他の参照符号についても同様である。
視点位置検出部20は、鑑賞者αが立体画像を視認する視点位置dを検出する。視点位置dは、反射スクリーン40と鑑賞者αとの間隔(z方向)のことである。よって、図1に示すように、鑑賞者αがx方向に移動しても視点位置(間隔d)は変化しない。
視点位置dは、x方向又はz方向から例えばカメラで撮影することで検出しても良い。また、視点位置dは予め規定された位置に固定しても良い。以降、間隔dは視点位置dと称する。
なお、図1は、プロジェクタ10と反射スクリーン40との間に鑑賞者αが位置する例を示すが、この位置関係はこの例に限定されない。鑑賞者αは、プロジェクタ10よりも-z方向に離れた位置から反射スクリーン40を見ても構わない。
拡散特性制御部30は、視点位置dに対応させて反射スクリーン40の拡散特性を制御する。視点位置dが例えばカメラによって検出される場合は、検出された視点位置dに対応させて反射スクリーン40の拡散特性を制御する。また、視点位置dが予め固定されている場合は、反射スクリーン40の拡散特性を、その視点位置dに対応した拡散特性に設定する。
(表示方法)
図2は、本実施形態に係る表示装置1が行う表示方法の原理を説明する模式図であり、図1の一部を示す。図1と図2を参照して本実施形態に係る表示方法について詳しく説明する。
プロジェクタ10-1,10-2,10-3は、反射スクリーン40の正面からaの距離に、所定の間隔を空けてそれぞれ配置する。中央のプロジェクタ10-2は、反射スクリーン40に投影物50-2を投影する。プロジェクタ10-2の投影光は、反射スクリーン40によって、その表面から視点位置dの距離離れた位置に、空間結像アイリス面60-2を形成する。アイリスは目の虹彩を表す文言である。空間結像アイリス面とは、光量が調整された結像面を意味する。
空間結像アイリス面60-2では、プロジェクタ10-2の輝度が空間結像アイリス面60-2の中心で最も高く、x方向と-x方向のどちらに視点を移動しても次第に低下する。また、投影物50-2は、空間結像アイリス面60-2の±x方向の両外側から外では見えなくなる。
空間結像アイリス面60-2の-x方向側には、プロジェクタ10-1によって空間結像アイリス面60-1が形成される(図2)。空間結像アイリス面60-1における投影物50-1の輝度は、投影物60-2と同様に、空間結像アイリス面60-1内に一つのピークを持ち、そのピークとなる視点から±x方向のどちらに移動しても低下する。なお、作図の都合により空間結像アイリス面60-1,60-2のz方向の位置が異なるように示しているが、両者の視点位置d(反射スクリーン40との間隔)は同じである。
空間結像アイリス面60が形成されるz方向の視点位置dは、反射スクリーン40の焦点距離をf、プロジェクタ10と反射スクリーン40の間の距離をaとした場合に、(1/a)+(1/d)=1/fの関係を満たす。中央の空間結像アイリス面60-2のx方向の両端部分は、隣の空間結像アイリス面60-1,60-3(図示せず)のそれぞれの一部と重なる。
空間結像アイリス面60-1から±x方向の両外側に視点が外れると、投影物50―1は観察されない。したがって、投影物50-2、投影物50-1、及び投影物50-3(図示せず)の間隔を広くし、空間結像アイリス面60が重ならない場合、視点位置に応じて投影物50-2、投影物50-1、投影物50-3が切り替わり、隣り合う投影物50を同時に鑑賞することはできない。
空間結像アイリス面60-2、空間結像アイリス面60-1、及び空間結像アイリス面60-3のそれぞれ間隔を狭め、空間結像アイリス面60-2,60-1,60-3が重なる範囲を設けた場合、この重なる範囲では隣り合う投影物50を同時に見ることができる。つまり、鑑賞者αは、隣り合う投影物50を混合(リニアブレンディング)して見ることになる。
ここで、投影物50-2に物体を正面から撮影した映像、投影物50-1に物体を左方向から撮影した映像、及び投影物50-3(図示せず)に物体を右方向から撮影した映像を投影すると仮定する。この仮定において、鑑賞者αは、空間結像アイリス面60-2の中心から空間結像アイリス面60-1に移動すると、物体を正面から左方向に回り込むように知覚する。また、空間結像アイリス面60-2の中心から空間結像アイリス面60-3に移動すると、物体を正面から右方向に回り込むように知覚する。
この場合、空間結像アイリス面60-2内で観察される投影物50-2と空間結像アイリス面60-1内で観察される投影物50-1との視差間隔Vを、融合限界の視差間隔よりも小さくすることで、2つの空間結像アイリス面60-2,60-1が視点移動に応じて滑らかに融合され、投影物50-2と投影物50-1の中間視点の映像を再現することができる。このことは、空間結像アイリス面60-3側でも同様である。
視差間隔Vは次式で表せる。
Figure 0007280530000001
ここでAは融合限界角度である。融合限界角度Aは6~8(min)の角度である。融合限界角度Aで求めた視差間隔Vは、融合限界の視差間隔である。dは視点位置d(反射スクリーン40と空間結像アイリス面60の間隔)である。
一方、視点位置dにおける視点間隔tは次式で表せる。
Figure 0007280530000002
ここでPは、プロジェクタ10の間隔(deg)である。
鑑賞者αは両眼視差を持った映像を知覚するため、裸眼立体視が可能になる。立体画像βは、反射スクリーン40の表面からz方向に奥行きを持って知覚される。
知覚される奥行きSは次式で表せる。
Figure 0007280530000003
なお、立体画像βは、反射スクリーン40の表面から-z方向に飛び出させて知覚させることも可能である。その場合の飛び出し量S′は、次式で表せる。
Figure 0007280530000004
拡散特性制御部30は、隣り合うプロジェクタ10から投影される投影物50-2,50-1の合成した合成輝度が、一定になるように反射スクリーン40の拡散特性を制御する。反射スクリーン40の拡散特性の制御は、視点位置検出部20で検出した視点位置dに対応させて行う。拡散特性の具体的な制御方法については後述する。
図3は、視点位置dと、反射スクリーン40の拡散特性の関係を模式的に示す図である。図3の横軸は、一定の視点位置dにおけるx方向の位置である。図3の縦軸は反射スクリーン40上の輝度である。図3(a)は視点位置dが小さい場合、図3(b)は視点位置dが大きい場合を示す。
図3(a)は、5つのプロジェクタ10のそれぞれから、視差を持つ視点映像を投影した場合の例を示す。図3(a)に示す三角形が1つのプロジェクタ10から投影される視点映像の輝度分布を示す。
図3に示すように隣り合うプロジェクタ10から投影される合成輝度は、鑑賞者αがx方向に移動しても一定である。その一定の範囲をγで示す。このγで示す表示範囲においてリニアブレンディングによって立体画像βが知覚される。
図3(a)に示すように、視点位置dが小さい場合の反射スクリーン40の拡散角度は狭く制御され、プロジェクタ10の数が多く必要である。また、一つのプロジェクタ10の輝度が最も高く視認される視点(x方向)において、隣接するプロジェクタ10の輝度を、鑑賞者αが視認できる下限の輝度に制御する。これにより鑑賞者αは、滑らかな輝度変化を知覚することができる。
また、図3(b)に示すように、視点位置dが大きい場合の反射スクリーン40の拡散角度は広く制御される。図3(b)は、拡散角度を広くすると共にプロジェクタ10の数を2つに減らした例を示す。このように、視点位置dに対応させてプロジェクタ10の数を変化させても良い。プロジェクタ10の数を減らすことで省電力化を図ることができる。
なお、拡散角度を広くした場合に、プロジェクタ10の数を減らさなくても構わない。拡散角度を広くしてプロジェクタ10の数を減らさない場合は、立体画像が知覚できる表示範囲γを広くすることができる。
図4は、表示装置1が行う表示方法の処理手順の例を示すフローチャートである。表示装置1が動作を開始すると、視点位置検出部20は、反射スクリーン40と鑑賞者αとの間隔である視点位置dを検出する(ステップS1)。視点位置dは、x方向又はz方向から例えばカメラで撮影して検出する。
次に、拡散特性制御部30は、視点位置検出部20で検出した視点位置dに対応させて反射スクリーン40の拡散特性を制御する(ステップS2)。反射スクリーン40の拡散特性の制御は、例えば反射スクリーン40の表面に設けられた高分子分散型液晶(PDLC)の透過率を変化させて行う。
PDLCの透過率は、PDLCに印加する交流信号の電圧値によって変化する。または、交流信号のデューティ比を変えて変化させる。
次に、複数のプロジェクタ10-1,10-2,10-3から視差を持つ複数の視点画像を反射スクリーン40に投影する(ステップS3)。
以上説明した本実施形態に係る表示方法によれば、視点位置dが小さい場合は反射スクリーン40の拡散角度が狭く制御され、視点位置d上に形成される空間結像アイリス面60で立体画像βを視認できる。また、視点位置dが大きい場合は反射スクリーン40の拡散角度が広く制御され、視点位置d上に形成される空間結像アイリス面60で立体画像βを視認できる。つまり、鑑賞者αの視点位置dに対応したプロジェクタ10の配置間隔に対して、反射スクリーン40の拡散角度を適切に制御することができる。
(反射スクリーン)
図5は、反射スクリーン40の断面構造例を示す。反射スクリーン40は、保持板40a、反射層40b、UV重合フレネルレンズ層40c」、及び拡散層40dの層構造である。
保持板40は、反射スクリーン40の平坦性を維持する基板であり、例えばプラスチック板等で構成される。保持板40aの正面側にhs、反射層40bが形成される。
反射層40bは、例えばアルミニウム、銀、ニッケル等の高反射率の金属で構成される。反射層40bの正面側には、UV重合フレネルレンズ層10cが形成される。
UV重合フレネルレンズ層10cの正面側は平面であり、背面側がフレネルレンズ面を形成し、エポキシアクリルレート等の樹脂で構成される。UV重合フレネルレンズ層10cの正面側には、異方性拡散層40dが形成される。
異方性拡散層40dは、PDLCで構成することができる。異方性拡散層40dの表裏に形成された透明電極(図示せず)に交流信号を印加することで拡散角度を変化させることができる。
異方性拡散とは、拡散層により拡散する光りの拡散角度が、拡散層の表面形状と特定の関係にある直交二方向で相異なる特性を有する拡散層のことである。異方性拡散層40dは、拡散角度範囲内での輝度の分布型が例えばガウス分布である。
図6に、反射スクリーン40の輝度分布の例を示す。図6の横軸は視点B[度]、縦軸は輝度[cd/m2]である。
視点B[度]は垂線方向を0度とする角度である。0度を中心として±方向の入射角度θの変化に対して、なだらかに輝度が減少する特性を示す。この例では、入射角度θが約7度変化すると輝度が半減する特性を示す。
図5に例示する反射スクリーン40を用いることで、図3に示す混合した合成輝度の特性を実現できる。
以上説明したように本実施形態の表示装置1は、視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタ10から投影して立体画像を表示する表示装置であって、鑑賞者αが立体画像を視認する視点位置dを検出する視点位置検出部20と、拡散特性が制御される反射スクリーン40と、視点位置dに対応させて拡散特性を制御する拡散特性制御部30とを備える。これにより、多重像による画質の低下を生じさせない。
なお、上記の説明は、鑑賞者αが一人の例を示したが、鑑賞者αは複数人であっても構わない。鑑賞者αが複数人の場合は、視点位置dを、反射スクリーン40に最も近い鑑賞者αとの間隔にする。これにより、鑑賞者αが移動することで立体画像を視認することができ、立体画像の表示を破綻させない。
また、複数の鑑賞者αのそれぞれの視点位置dを検出してその平均値に合わせて反射スクリーン40の拡散特性を制御するようにしても良い。そうすることで、立体画像を視認できるように鑑賞者αが移動する平均的な移動距離を最小化することができる。
なお、上記の説明は、視点位置検出部20によって、鑑賞者αの反射スクリーン40からの正面方向の視点位置dを検出し、検出した視点位置dに対応させて拡散特性制御部30が反射スクリーン40の拡散特性を制御する例を示した。本発明は、上記の実施形態に限定されない。
例えば、視点位置dは、予め規定された位置に固定しても良い。視点位置dを固定した場合は、反射スクリーン40の拡散特性を、その視点位置dに対応する拡散特性に固定すれば良い。
また、プロジェクタ10と反射スクリーン40を、反射スクリーン40の厚さ方向(z方向)に対向させて配置する例を示したが、この配置は90度回転させても構わない。例えば、所定の高さのテーブルの上に反射スクリーン40を配置し、高さ方向で対向する位置にプロジェクタ10を配置させても良い。このように構成すると、所定の高さに立体画像を表示することができる。
また、プロジェクタ10の数を3つで行ったが、プロジェクタ10は2つ以上で有れば良い。プロジェクタ10の数が多い程、表示範囲をx方向に拡大することができる。
また、反射スクリーン40の輝度分布がガウス分布となる例を示したが、輝度分布は線形で有っても良い。要するに、視点移動に伴ってなめらかに輝度が遷移する輝度分布を持つ反射スクリーンであれば代用できる。
また、視点位置dは、カメラで撮影して検出する例を説明したがこの例に限定されない。例えば、超音波の反射波で視点位置dを検出しても良い。または、鑑賞者αが立つ床上にスイッチを設け、スイッチのオンオフで視点位置dを検出するようにしても良い。視点位置検出部20は、反射スクリーン40と鑑賞者αとの間の距離を検出できればどのように構成しても構わない。
このように本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で変形が可能である。
本実施の形態は、設置が容易で輝度も高いため、例えば、屋外用看板、リアルタイムコミュニケーション用の表示板、及びエンターテイメント・アミューズメント用の表記板に適用することができ、コミュケーションの分野で広く利用可能である。
1:表示装置
10-1,10-2,10-3:プロジェクタ
20:視点位置検出部
30:拡散特性制御部
40:反射スクリーン
40a:保持板
40b:反射層
40c:UV重合フレネルレンズ層
40d:異方性拡散層
50-1,50-2,50-3:投影物
60-1,60-2,60-3:空間結像アイリス面
V:視差間隔
d:視点位置
A:融合限界角度
α:鑑賞者
β:立体画像
γ:表示範囲

Claims (6)

  1. 表示装置が行う、水平方向に視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタから投影して立体画像を表示する表示方法であって、
    反射スクリーンと鑑賞者との間隔である視点位置を検出する視点位置検出過程と、
    前記視点位置に対応させて前記反射スクリーンの拡散特性を制御する拡散特性制御過程と、
    複数のプロジェクタから、複数の前記視点映像を前記反射スクリーンに投影する投影過程とを含み、
    前記拡散特性制御過程は、隣接するプロジェクタから投影される視点映像を合成した合成輝度が一定になるように、前記視点位置が所定値より小さい場合は、前記反射スクリーンの拡散角度を狭く制御し、前記視点位置が前記所定値より大きい場合は、前記反射スクリーンの拡散角度を広く制御する
    ことを特徴とする表示方法。
  2. 前記拡散特性制御過程は、
    前記反射スクリーンが備える拡散層に印加する交流信号の電圧又はデューティ比を変えて前記拡散特性を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
  3. 前記拡散特性制御過程は、
    前記視点位置が所定値より小さい場合は、前記プロジェクタの数を増加させ、前記視点位置が前記所定値より大きい場合は、前記プロジェクタの数を減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示方法。
  4. 前記拡散特性制御過程は、
    一つの前記プロジェクタの輝度が最も高く視認される前記視点位置において、隣接するプロジェクタの輝度を、前記鑑賞者が視認できる下限の輝度に制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の表示方法。
  5. 前記視点位置は、
    前記反射スクリーンと、該反射スクリーンに最も近い位置の鑑賞者との間隔であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の表示方法。
  6. 水平方向に視差を持つ複数の視点映像を複数のプロジェクタから投影して立体画像を表示する表示装置であって、
    鑑賞者が前記立体画像を視認する視点位置を検出する視点検出部と、
    拡散特性が制御される反射スクリーンと、
    前記視点位置に対応させて前記拡散特性を制御する拡散特性制御部とを備え
    前記拡散特性制御部は、隣接するプロジェクタから投影される視点映像を合成した合成輝度が一定になるように、前記視点位置が所定値より小さい場合は、前記反射スクリーンの拡散角度を狭く制御し、前記視点位置が前記所定値より大きい場合は、前記反射スクリーンの拡散角度を広く制御する
    ことを特徴とする表示装置。
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