JP7276950B2 - 情報提供システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、特定の商品又はサービスに関心を持つユーザに、そのユーザに適した事業者のWebサイトを閲覧させることが可能な、情報提供システム等に関する。
従来から、事業者のWebサイトにアクセスするためのURLアドレスが表示されている飲食料品のパッケージや容器が知られている。非特許文献1には、この種の飲料容器として、缶の表面にQRコード(登録商標)が印刷された缶コーヒーの事例が掲載されている。
この缶コーヒーの事例では、ユーザが携帯電話のカメラでQRコード(登録商標)を読み取ると、QRコード(登録商標)中のURLアドレスの情報が認識され、ブラウザアプリが起動されて、飲料メーカーの味覚マップのサイトに遷移する。味覚マップは、縦軸に「キレ/コク」、横軸に「酸味/苦味」の指標があり、ユーザが購入した商品の味覚ポジションが表示されている。このため、ユーザは、購入した商品の味覚マップ中の位置を知り、その情報を手掛かりとして更に好みの商品を探すことができる。
このように非特許文献1には、事業者が販売している商品の容器にQRコード(登録商標)が表示されており、サーバ上の事業者のWebサイトにはその商品に関連する情報が掲載されており、携帯電話でQRコード(登録商標)を読み取ったユーザに、Webサイトの情報を閲覧させることが可能な情報提供システムが記載されている。
「MarkeZineニュース」,[online],株式会社翔泳社,[令和3年3月30日検索],インターネット<https://markezine.jp/article/detail/31777>
ところで、例えば音楽、スポーツなどの分野で比較的大規模なイベントが行われるときに、そのイベントの主催者が、プリントティーシャツを製造するメーカーに対し、大量のティーシャツを注文する場合がある。プリントティーシャツのメーカーは、白い無地のティーシャツに、主催者が所望する図柄をプリントして納品する。そして、完成したティーシャツは、店舗やECサイト等を通じてユーザに販売される。
このようなティーシャツを購入するユーザは、興味を持つ分野(音楽、スポーツ等)があらかじめ分かっており、かつ、ユーザ数が比較的大きな規模となるために、例えばレコードを販売している事業者やスポーツクラブを運営している事業者の立場で見た場合、将来、自社の商品又はサービスを購入してくれる可能性がある優良な顧客を多く含んでいる可能性がある。もっとも、音楽の場合であればロック、クラシック、ジャズ等のカテゴリがあるし、スポーツの場合も野球、サッカー、テニス等のカテゴリがあるため、商品又はサービスを提供する事業者としては、受注見込みの精度を上げるには、カテゴリを更に絞り込む必要がある。
しかし、上述した従来の情報提供システムでは、URLアドレスの情報を含むQRコード(登録商標)が商品自体に表示されている。QRコード(登録商標)が付された商品からは、基本的には1つのWebサイトのみが閲覧可能であるため、両者の関係は固定的である。
そのため、従来の情報提供システムは、もっぱら、その事業者の商品をすでに購入したことがある既存のユーザに、その事業者自身のサイトを閲覧させて情報提供する目的で使用されている。従来の情報提供システムでは、新規ユーザを獲得できる可能性は低いし、複数の事業者が利用して受注見込みの高いユーザに情報提供する形態はとりえない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の事業者が利用することが可能であると共に、特定の商品又はサービスに関心を持つユーザに、そのユーザに適した事業者のWebサイトを閲覧させることが可能な、情報提供システム等を実現することを目的とする。
本発明は、商品もしくは商品の包装、又はサービスの提供にあたりユーザに供される物の何れかに付されたコードと、コードを読み取り可能な携帯端末と、携帯端末とネットワークを介してデータの送受信が可能なサーバとを備えた情報提供システムであって、コードには、事業者の分類を示す第1カテゴリのデータが含まれており、携帯端末は、コードを読み取るステップを有する読取手段と、読取手段が読み取ったデータにユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリを付加して問合せデータを生成するステップを有するデータ生成手段と、問合せデータをサーバに送信する第1送信手段とを備え、サーバは、問合せデータに基づいてデータベースを検索し、ユーザに情報提供するWebページにアクセスするためのWebサイトアクセス情報を抽出して回答データを生成するステップを有する抽出手段と、回答データを携帯端末に送信する第2送信手段とを備えている。
本発明は、コードは電子透かしであって、読取手段は電子透かしを検出して読み取るステップを有していてもよい。
本発明は、商品は、被服、かばん類、ベルト、履物の何れかであって、商品に電子透かしが埋め込まれた素材が貼着されていてもよい。
本発明は、携帯端末は、ユーザに第2カテゴリを事前に登録させるステップを有する登録手段を更に備えていてもよい。
本発明は、携帯端末は、サーバから回答データを受信する第1受信手段と、回答データに含まれるWebサイトアクセス情報に基づいてWebページにアクセスするブラウザ手段とを更に備えていても良い。
本発明は、読取手段は、携帯端末から位置情報を取得するステップを更に有していてもよい。
本発明は、読取手段は、携帯端末から時刻情報を取得するステップを更に有していてもよい。
本発明は、登録手段は、ユーザに利用サービスを登録させるステップを更に有し、データ生成手段は、問合せデータの生成にあたり、利用サービスのデータを取得して付加するステップを更に有していてもよい。
本発明は、抽出手段は、問合せデータに含まれる利用サービスの内容に応じて、Webサイトアクセス情報の抽出方法を変更するステップを更に有していてもよい。
本発明は、サーバは、問合せデータを受信する第2受信手段と、データベースにWebサイトアクセス情報を含む事業者のデータを登録するDB登録手段を更に備えていてもよい。
本発明は、Webサイトアクセス情報はURLアドレスであって、データベースには、URLアドレスと共に、事業者の住所、営業時間に関する情報が少なくとも登録されているようにしてもよい。
本発明の携帯端末用プログラムは、上述の本発明の情報提供システムにおいて、データ生成手段、及び/又は、登録手段において行われる各ステップを、携帯端末に実行させるためのプログラムである。
本発明のサーバ用プログラムは、上述の本発明の情報提供システムにおいて、抽出手段、及び/又は、DB登録手段において行われる各ステップを、サーバに実行させるためのプログラムである。
本発明では、参加する事業者の業務内容に応じて事業者の分類(第1カテゴリ)が予め決められている。そして、商品等に付されるコードには、事業者の分類を示す第1カテゴリのデータが含まれている。また、携帯端末は、コードを読み取るステップを有する読取手段と、この読取手段が読み取ったデータにユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリを付加して問合せデータを生成するステップを有するデータ生成手段と、問合せデータをサーバに送信する第1送信手段とを備えている。
ここで、商品を購入したユーザが、携帯端末の読取手段でコードを読み取ると、携帯端末でデータ生成手段と、第1送信手段が実行され、第1カテゴリ及び第2カテゴリを少なくとも含む問合せデータがサーバに送信される。
サーバは、携帯端末から受信した問合せデータに基づいてデータベースを検索し、ユーザに情報提供するWebページにアクセスするためのWebサイトアクセス情報を抽出して回答データを生成するステップを有する抽出手段と、回答データを携帯端末に送信する第2送信手段とを備えている。
そのため、問合せデータを受信したサーバでは、抽出手段が実行され、第1カテゴリ及び第2カテゴリを少なくとも含む問合せデータに基づいて、ユーザに情報提供すべきWebサイトのWebサイトアクセス情報が決定され、携帯端末に送信する回答データが生成される。この回答データは第2送信手段によって携帯端末に送信される。その後、携帯端末では、サーバから受信したWebサイトアクセス情報に基づいて所定のWebページの閲覧が可能となる。
本発明では、商品に付されたコードにはWebサイトアクセス情報は含まず、携帯端末でコードを読み取った段階では、どの事業者のWebサイトを閲覧させるかは決まっていない。Webサイトアクセス情報は、サーバが、第1カテゴリ及び第2カテゴリを少なくとも含む問合せデータに基づいてデータベースを検索して決定する。その後、決定されたWebサイトアクセス情報を含む回答データが、サーバから携帯端末に送信される。これにより、本発明では、利用を希望する複数の事業者が参加し、特定の商品又はサービスに関心を持つユーザに、そのユーザに適した事業者のWebサイトを閲覧させることが可能となる。
図1は、実施形態に係る情報提供システムにおいて携帯端末及びサーバで実行される手段を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る情報提供システムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 図3は、携帯端末で実行されるステップの概略を示すフローチャートである。 図4は、問合せデータのデータ項目の一例を示す図である。 図5は、サーバで実行されるステップの概略を示すフローチャートである。 図6は、データベースのデータ項目の一例を示す図である。 図7は、データベースのデータ項目の他の例を示す図である。 図8は、携帯端末に表示される事業者のサイトの一例を示す図である。 図9は、実施形態の第1変形例に係る情報提供システムにおいて携帯端末及びサーバで実行される手段を示すブロック図である。 図10は、実施形態の第2変形例に係る情報提供システムにおいて携帯端末及びサーバで実行される手段を示すブロック図である。 図11は、実施形態の第3変形例に係る情報提供システムにおいて携帯端末及びサーバで実行される手段を示すブロック図である。 図12は、実施形態の第4変形例及び第5変形例に係る情報提供システムにおいて携帯端末及びサーバで実行される手段を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態の情報提供システム1は、ティーシャツ6を製造するメーカーによって構築されたものであり、情報提供システム1の利用を希望する音楽関連の複数の事業者がメーカーと利用契約を締結して参加している。参加企業の業務内容は、例えばレコード店におけるレコードの販売、インターネットにおける音楽関連のデジタルマガジンの提供などである。情報提供システム1は、図1に示すように、ティーシャツ6に付された電子透かし2と、電子透かし2を読み取り可能なスマートフォン3と、スマートフォン3とインターネット4を介してデータの送受信が可能なサーバ5とを備えている。情報提供システム1は、特定の事業者の商品又はサービスを購入する可能性が高いユーザに、そのユーザに適した事業者のサイト80を閲覧させることを目的としている。以下では、まず、本実施形態のハードウェア及びプログラムの構成について説明する。
[ハードウェア及びプログラムの構成]
スマートフォン3は、図2に示すように、中央処理装置であるCPU301と、読み出すことのみ可能なメモリであるROM302、書き換え可能な作業用のメモリ(主記憶)であるRAM303と、フラッシュメモリなどの記憶装置304と、インターネット4を介してサーバ5との間で通信を行う通信部305と、液晶ディスプレイである表示部306と、操作ボタン又はタッチパネルからなる操作部307と、背面に設けられたカメラからなる撮像部308と、現在時刻の情報を出力する時計部309と、音声を出力するスピーカ310と、GPSの位置情報を取得するGPS部311を備えている。これらの機器は配線312によって相互に接続されている。スマートフォン3は、電子透かし2を読み取り可能な携帯端末に相当する。また、インターネット4は、複数のコンピュータネットワークを相互に接続した地球規模の情報通信網であり、ネットワークに相当する。
記憶装置304には、図1に示すように、スマートフォン3に後記する各手段を実行させるための所定のプログラム3a、3b、3x、3yが予めインストールされている。プログラム3xには、電子透かし2を検出して読み取るステップを有する読取手段31が実装されている。プログラム3bには、ローカルファイル40に第2カテゴリを含むデータを登録する登録手段36が実装されている。このローカルファイル40のデータは記憶装置304に保存されている。プログラム3aには、サーバ5に送信する問合せデータ10を生成するステップを有するデータ生成手段32と、問合せデータをサーバ5に送信する第1送信手段33が実装されている。プログラム3yには、サーバ5から送信されたWebサイトアクセス情報を含む回答データを受信する第1受信手段34と、事業者のサイト80を閲覧するためのブラウザ手段35が実装されている。なお、プログラム3xとプログラム3yは汎用部品を一部利用することができる。情報提供システム1では、これらのプログラムがCPU301及びRAM303にロードされて実行される。これにより後記するスマートフォン3における各手段のステップが実現される。
サーバ5は、コンピュータ装置であり、図2に示すように、中央処理装置であるCPU501と、読み出すことのみ可能なメモリであるROM502、書き換え可能な作業用のメモリ(主記憶)であるRAM503と、HDD(Hard Disk Drive)もしくはSSD(Solid State Drive)からなる記憶装置504と、インターネット4を介してスマートフォン3との間で通信を行う通信部505とを備えている。
記憶装置504には、図1に示すように、サーバ5に後記する各手段を実行させるための所定のプログラム5a、5bがインストールされている。プログラム5aには、スマートフォン3から問合せデータを受信する第2受信手段51と、問合せデータに基づいてデータベースを検索し、ユーザに情報提供するWebページにアクセスするためのWebサイトアクセス情報を抽出して回答データを生成するステップを有する抽出手段52と、回答データをスマートフォン3に送信する第2送信手段が実装されている。プログラム5bは、データベース60にWebサイトアクセス情報や第1カテゴリなどを含む事業者の情報を登録するDB登録手段54が実装されている。データベース60のデータは記憶装置504に保存されている。情報提供システム1では、これらのプログラムがCPU501及びRAM503にロードされて実行される。これにより、後記するサーバ5における各手段のステップが実現される。
[商品とコードについて]
次に、商品と、この商品に付されるコードについて、図1を参照しながら説明する。
ティーシャツ6は、コンサート等の音楽関連のイベントの開催に合わせてプリントティーシャツを製造するメーカーによって製造されたものである。ティーシャツ6の前面には樹脂系の素材からなるラベル7が貼着されている。ラベル7には、当該コンサートのアーティスト名である「ABC」等のロゴ8が視認できる文字としてプリントされていると共に、人の目では視認できないコードが電子透かし2として記録されている。電子透かし2には、ユーザに特定のWebサイトを閲覧させることを希望する事業者の分類を示す第1カテゴリのデータが含まれている。電子透かし2はコードに相当するものであり、ティーシャツ6はコードが付される商品に相当するものである。ラベル7は、電子透かしが埋め込まれた素材に相当するものである。
本実施形態では、ティーシャツ6は音楽関連のイベントの開催に伴い販売されたものであるから、ティーシャツ6を購入したユーザは音楽に興味を持っている可能性が高いと考えることができる。そのため、ティーシャツ6を製造する際に、ラベル7の電子透かし2には、第1カテゴリとして音楽関連の分類のデータを登録している。具体的には、電子透かし2には、例えば「レコード店」や「デジタルマガジン」といった内容の第1カテゴリのデータが記録されている。
[携帯端末とサーバで実行される手段]
次に、スマートフォン3及びサーバ5において実行される手段について、図1、図3~図7を参照しながら説明を行う。
(1)読取手段
読取手段31は、電子透かし2に含まれる第1カテゴリの情報を読み取り、これに所要のデータを付加し、データ生成手段32にデータを引き渡す手段である。情報提供システム1を使って音楽関連の情報を得たいと考えたユーザは、スマートフォン3の裏側の面を電子透かし2が記録されているラベル7に正対させ、スマートフォン3のカメラ(撮像部308)で撮影する。これにより、読取手段31が起動されて電子透かし2が検出され、第1カテゴリのデータを含む電子透かし2の情報を読み取るステップS1が実行される。その後、以下のステップS2~S6が順次実行される。
ステップS2は、ステップS1で得られたデータに、スマートフォン3を特定する端末IDと読取手段3が実装されたアプリケーションを特定するアプリIDとからなるオーソライズコードを付加するステップである。
ステップS3は、ステップS2迄で得られたデータに、スマートフォン3のGPS部311から位置情報を取得して付加するステップである。
ステップS4は、ステップS3迄で得られたデータに、スマートフォン3の時計部309から時刻情報を取得して付加するステップである。
ステップS5は、ステップS4迄で得られたデータに、電子透かし2の読取回数のデータを付加するステップである。なお、読取手段31は読取回数のデータを記録しており、電子透かし2を読み取るステップS1が実行される度に、読取回数のデータを更新している。
ステップS6は、課金サーバ90にアクセスし、ステップS5迄で得られたデータを送信するステップである。課金サーバ90では、オーソライズコードによってユーザが識別され、当該ユーザの課金データが登録又は更新される。読取手段31は、ステップS6迄の処理が完了すると、得られたデータをデータ生成手段32に引き渡す。
(2)データ生成手段、登録手段
データ生成手段32は、読取手段31から引き渡されたデータにユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリを少なくとも付加して問合せデータを生成し、第1送信手段33にデータを引き渡す手段である。読取手段31からデータが引き渡されると、以下のステップS7~S10が順次実行される。
ステップS7は、初めて利用するユーザが否かを判定するステップである。この判定は上述した電子透かし2の読取回数のデータに基づいて行われる。読取回数が0である場合は、初めて利用するユーザと判断してYESに進み、登録手段36が実行される。
登録手段36によって実行されるステップS8では、初めて利用するユーザに、ユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリを事前に登録させる。音楽関連の事業者が利用する本実施形態の場合、「ロック」「クラシック」「ジャズ」のようにユーザが好む音楽のジャンルを第2カテゴリとして入力させてもよいし、「アーティスト1」「アーティスト2」のようにユーザが好む具体的なアーティスト名を第2カテゴリとして入力させてもよい。
本実施形態では、ステップS8において利用サービスも事前に登録させる。利用サービスとは、ユーザが利用したいと考えるサービスの名称であり、本実施形態では、例えば「店舗ガイド」「店舗情報」「音楽記事配信」といったサービスの種類がある。「店舗ガイド」とは、例えば旅行先の地域で今からすぐに行くことができる最寄りの店舗の情報を教えてくれるサービスである。「店舗情報」とは、チャート情報やお得なクーポン情報などお勧めの店舗の特長を教えてくれるサービスである。「音楽記事配信」とは、お勧めのデジタルマガジンの特長や記事の内容を教えてくれるサービスである。
ステップS8において、ユーザがスマートフォン3の操作部307から入力した第2カテゴリのデータ及び利用サービスのデータは、ローカルファイル40に登録される。
ステップS7で、電子透かし2の読取回数が1以上であった場合はNOに進み、登録手段36は実行されない。登録手段36は、初回の利用のときだけ第2カテゴリのデータと利用サービスのデータの登録を求めるものである。なお、ユーザが第2カテゴリや利用サービスのデータを変更したいと考えたときは、個別に登録手段36を起動すれば、ローカルファイル40に登録されているデータを変更することができる。
ステップS9では、ローカルファイル40が読み込まれる。そして、読取手段31から引き渡された第1カテゴリを含むデータに、ローカルファイル40に記録されているユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリと、ユーザが希望する利用サービスのデータを付加して問合せデータを生成する。
(3)第1送信手段
生成された問合せデータ10は、図4に示すように、オーソライズコード11、第1カテゴリ12、位置情報13、時刻情報14、読取回数15、第2カテゴリ16、利用サービス17のデータ項目を少なくとも備えている。なお、図4では、便宜上、オーソライズコード11が「1」~「3」の3名のユーザの問合せデータ10を1つの表にまとめて記載しているが、実際の問合せデータ10は、各ユーザがスマートフォン3を操作するごとに個々に生成されるものである。
第1カテゴリ12のフィールドには、例えば「レコード店」や「デジタルマガジン」など、参加する事業者の業務内容の分類を示すデータがセットされている。なお、電子透かし2に登録する実際のデータは文字ではなく、システム設計の段階で取り決めた区分コード等を用いてもよい。また、第1カテゴリ12のデータの種類は、事業者の業務内容に新しいものが出てきたときは、随時増やすことができる。
位置情報13のフィールドには、スマートフォン3のGPS部311によって得られたユーザの現在地の情報が詳細なレベルで登録されている。ただ、図3では便宜上、「石川県…」「東京都…」のように記載し、市町村や何丁目何番地の情報は省略している。時刻情報14のフィールドには、読取手段31が実行されたときの正確な時刻がセットされている。読取回数15のフィールドには、「10」「0」「3」など、読取手段が実行された回数がセットされている。
第2カテゴリ16のフィールドには、例えば「アーティスト1」「アーティスト2」など、ユーザが興味を持つアーティスト名がセットされている。利用サービス17のフィールドには、例えば「店舗ガイド」「店舗情報」「音楽記事配信」など、ユーザが利用するサービスを特定できるデータがセットされている。なお、実際のデータは文字ではなく、システム設計の段階で取り決めた区分コード等を用いてもよい。また、利用サービス17のデータの種類は、情報提供システム1で提供できるサービスの内容に新しいものが出てきたときは、随時増やすことができる。
データ生成手段32は、問合せデータ10を第1送信手段33に引き渡す。その後、第1送信手段33は、ステップS10を実行し、データ生成手段32から引き渡された問合せデータ10をサーバ5に送信する。
次に、ステップS10の後、サーバ5で実行される手段について説明する。
(4)第2受信手段
第2受信手段51によって実行されるステップS51では、第1送信手段33から送信された問合せデータ10を受信する。第2受信手段51は、受信した問合せデータ10を抽出手段52に引き渡す。
(5)抽出手段、DB登録手段
抽出手段52は、問合せデータ10に基づいてデータベース60を検索し、ユーザに情報提供するWebページにアクセスするためのWebサイトアクセス情報を抽出して回答データを生成し、第2送信手段53にデータを引き渡す手段である。情報提供システム1では、システムの利用に先立ち、利用契約をした事業者の情報が、DB登録手段54を用いてデータベース60に予め登録されている。
データベース60は、「レコード店」の事業者向けのものである場合、図6に一例を示すように、事業者の名称61、URLアドレス62、第1カテゴリ63、第2カテゴリ64、事業者の住所65、事業者の営業時間66、在庫情報67、チャート情報68、クーポン情報69などのデータ項目を備えている。また、「デジタルマガジン」の提供をしている事業者向けのものである場合は、図7に一例を示すように、事業者の名称61、URLアドレス62、第1カテゴリ63、第2カテゴリ64、事業者の住所65、記事内容70、配信履歴71などのデータ項目を備えている。URLアドレス62はWebサイトアクセス情報に相当するものである。
抽出手段52では、以下のステップS52~S56が順次実行される。図5~図7を参照しながら、具体的に説明する。
ステップS52は、利用サービスを考慮した抽出を行うか否かを判定するステップである。この判定は利用サービス17のデータに基づいて行われる。本実施形態では利用サービス17が「店舗ガイド」である場合は、考慮が必要と判断してYESに進み、データベース60の抽出方法を変更するステップS53が実行される。
図4には、オーソライズコード11が「1」「2」「3」の3名のユーザの問合せデータ10を示しているので、以下、この3名の事例に基づいて、抽出手段52の処理について説明する。
オーソライズコード「1」のユーザの場合:
利用サービス17が「店舗ガイド」であり、例えば旅行中のユーザに対し、旅行先で今から向かうことができる店舗の情報を提供する必要があるため、ステップS53では、時刻情報14に登録されている時刻「18:30」よりも、営業時間66の終了時刻が遅い事業者を、データベース60から抽出するように、抽出条件を変更する。
ステップS55では、サーバ5が受信した問合せデータ10の第1カテゴリ12が「レコード店」、第2カテゴリが16「アーティスト1」であるため、これらの条件を満たす事業者をデータベース60から抽出する。また、位置情報13は「石川県…」であり、読取回数が「10」でヘビーユーザであることを示しているため、ユーザの位置情報から今からでも向かうことができる地域に店舗がある事業者で、かつ、在庫が豊富な事業者をデータベース60から抽出する。
ステップS56では、ユーザに情報提供するWebサイトのURLアドレスを決定し、回答データを生成する。上記事例の場合、第1カテゴリ63が「レコード店」、第2カテゴリ64が「アーティスト1」であり、住所65が「石川県金沢市…」で、営業時間66が「21:00」迄であり、在庫67が「多い」事業者としては、事業者1が適していると決定する。抽出手段52が生成する回答データには、事業者1のURLアドレス62が含まれるようにする。
オーソライズコード「2」のユーザの場合:
利用サービス17が「店舗情報」であるため、ステップS54に進む。ステップS54では第1カテゴリ12の内容が「レコード店」である場合に応じた規定の抽出条件が設定される。
ステップS55では、サーバ5が受信した問合せデータ10の第1カテゴリ12が「レコード店」、第2カテゴリが16「アーティスト2」、位置情報13が「東京都…」であるため、これらの条件に合致する事業者をデータベース60から抽出する。
その結果、ステップS56では、第1カテゴリ63が「レコード店」、第2カテゴリ64が「アーティスト2」であり、住所65が「東京都大田区…」である事業者としては、事業者3が適していると決定する。抽出手段52が生成する回答データには、事業者3のURLアドレス62が含まれるようにする。
なお、情報提供システム1では、回答データに含めるURLアドレス62は1つに限らず、複数の事業者のURLアドレスが含まれるようにしてもよい。上記事例においても、事業者4のURLアドレスを回答データに含めてもよい。また、チャート情報68やクーポン情報69の内容を回答データに含めるようにして、事業者3と事業者4の特長の違いをユーザに提示してもよい。
オーソライズコード「3」のユーザの場合:
利用サービス17が「音楽記事配信」であるため、ステップS54に進む。ステップS54では第1カテゴリ12の内容が「デジタルマガジン」である場合に応じた規定の抽出条件が設定される。
ステップS55では、サーバ5が受信した問合せデータ10の第1カテゴリ12が「デジタルマガジン」、第2カテゴリが16「アーティスト3」、位置情報13が「東京都…」であるため、これらの条件に合致する事業者をデータベース60から抽出する。
ステップS56では、第1カテゴリ63が「デジタルマガジン」、第2カテゴリ64が「アーティスト3」であり、住所65が「東京都」近郊である事業者としては、事業者5、6、7が候補となる。このうち、事業者5と事業者7は、配信履歴71に過去にそのユーザにデジタルマガジンを配信した回数の記録がある。音楽記事配信では、重複は避けて新しい情報を提供する方がよいため、ステップS56では、配信履歴71が「なし」となっている事業者6が適していると決定する。抽出手段52が生成する回答データには、事業者6のURLアドレス62が含まれるようにする。
(6)第2送信手段
抽出手段52は、URLアドレス62を少なくとも含む回答データを第2送信手段53に引き渡す。その後、第2送信手段53によって、ステップS57が実行され、抽出手段52から引き渡された回答データがスマートフォン3に送信される。なお、スマートフォン3側で必要とする場合は、回答データに、URLアドレス62以外のデータ項目を含めてもよいし、テキストデータと共に音声ファイル、画像ファイルなどを含めるようにしてもよい。
次に、ステップS57の後、スマートフォン3で実行される手段について説明する。
(7)第1受信手段、ブラウザ手段
第1受信手段34は、ステップS11において第2送信手段53から送信されたURLアドレス62を少なくとも含む回答データを受信する。すると、回答データ中に含まれるURLアドレス62がブラウザ手段35によって認識されて、ステップS12が実行される。その結果、図8に示すように、URLアドレス62に対応した事業者のサイト81~83のWebページが、スマートフォン3の表示部306に表示される。
例えば、上述したオーソライズコード「1」のユーザの場合であれば、スマートフォン3の表示部306には、図8(a)に示すように、事業者1のサイト81のWebページが表示され、その店舗が、アーティスト1を含む中古盤、輸入盤を多数取り扱っており、ユーザが今からでもすぐに向かうことができる場所にあり営業時間内であることが確認できる。また、オーソライズコード「2」のユーザの場合であれば、スマートフォン3の表示部306には、図8(b)に示すように、事業者3のサイト82のWebページが表示され、アーティスト2を取り扱っており、チャート情報などを閲覧することができる。また、オーソライズコード「3」のユーザの場合であれば、スマートフォン3の表示部306には、図8(c)に示すように、事業者6のサイト83のWebページが表示され、アーティスト3のほぼすべてのプレイリストを取り扱っていることが確認できる。その後、ステップS13では、ユーザに終了してよいかを尋ね、YESの場合は一連の処理を終了する。
[本実施形態の効果等]
本実施形態に係る情報提供システム1では、ティーシャツ6に付される電子透かし2に事業者の分類を示す第1カテゴリのデータが含まれている。また、スマートフォン3は、電子透かし2を検出して読み取るステップを有する読取手段31と、読取手段31が読み取ったデータにユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリや所要のデータを付加して問合せデータ10を生成するステップを有するデータ生成手段32と、問合せデータ10をサーバ5に送信する第1送信手段33とを備えている。
サーバ5は、スマートフォン3から受信した問合せデータ10に基づいてデータベース60を検索し、ユーザに情報提供するWebページにアクセスするためのURLアドレス62を抽出して回答データを生成するステップを有する抽出手段52と、回答データをスマートフォン3に送信する第2送信手段53とを備えている。
従って、ティーシャツ6を購入したユーザが、読取手段31で電子透かし2を読み取ると、データ生成手段32と、第1送信手段33が実行され、第1カテゴリ及び第2カテゴリを少なくとも含む問合せデータ10がサーバに送信される。また、問合せデータ10を受信したサーバ5では、抽出手段52が実行され、第1カテゴリ及び第2カテゴリを少なくとも含む問合せデータに基づいて、ユーザに情報提供すべきWebサイトのURLアドレス62が決定され、回答データが生成される。この回答データは第2送信手段53によってスマートフォン3に送信される。このため、スマートフォン3では、サーバ5から受信したURLアドレス62に基づいて所定のWebページの閲覧が可能となる。これにより、本実施形態では、利用契約を締結した音楽関連の複数の事業者が参加して、特定の商品又はサービスに関心を持つユーザに、そのユーザに適した事業者のWebサイトを閲覧させることが可能となる。
本実施形態では、第1カテゴリのデータを含み商品等に付されるコードには、電子透かし2を用いている。そのため、正規に商品を購入したユーザ以外の者にはコードの存在を知られにくく、また仮に知られても偽造品を製造することは困難である。また、人の目では視認できないコードであるため、ティーシャツ6のデザイン性を損なうこともない。
本実施形態では、コードが付される商品が日常的に使用するティーシャツであるため、ユーザがそのティーシャツを着用して旅行すれば、例えばバスに乗って移動中でも簡単に情報提供システム1を利用できる。商品が被服、かばん類、ベルト、履物の何れかである場合も、上記と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、ティーシャツ6に電子透かし2が埋め込まれたラベル7を貼着する方式を採用しているため、ラベル7は専門工場で別途製造しておき、ラベル7をティーシャツ6の前面に縫製するだけで容易にティーシャツ6を製造できる。この方式であれば、ティーシャツ6の製造工程に特別な工程を設けなくてもよい。
本実施形態では、ユーザに第2カテゴリを事前に登録させる登録手段36を備えているので、第2カテゴリのデータがブランクのまま、システムが運用されることがなく、事業者の抽出を適切に行うことができる。
本実施形態では、サーバ5から回答データを受信する第1受信手段34と、回答データに含まれるWebサイトアクセス情報に基づいてWebページにアクセスするブラウザ手段35を備えているので、スマートフォン3に特定の事業者のサイト81,82,83が表示されるまでの操作が自動化される。
本実施形態では、読取手段31が、スマートフォン3から位置情報を取得するステップを有しているので、ユーザが居る現在地を把握して、その近郊の店舗を情報提供することができる。
本実施形態では、読取手段31が、スマートフォン3から時刻情報を取得するステップを有しているので、ユーザの利用時刻を把握して、閉店時間に間に合う店舗を情報提供することができる。
本実施形態では、登録手段36は、ユーザに利用サービスを登録させるステップを有しおり、データ生成手段32は、問合せデータの生成にあたり、利用サービスのデータを取得して付加するステップを有している。また、抽出手段52は、問合せデータに含まれる利用サービスの内容に応じて、URLアドレス62の抽出方法を変更するステップを有している。これにより、サービスの内容を細分化し、サービスの内容に応じて抽出手段52の抽出条件を変更することができる。
本実施形態では、問合せデータを受信する第2受信手段51と、データベース60にWebサイトアクセス情報を含む事業者のデータを登録するDB登録手段54を備えているので、サーバ5における受信処理が自動化されると共に、データベース60の登録及び変更処理が容易になる。
本実施形態では、データベース60には、事業者のサイトのURLアドレス62が登録されていると共に、事業者の住所65、営業時間66に関する情報が少なくとも登録されているので、これらの情報を抽出条件として利用できる。
[実施形態の第1変形例]
本変形例は、図9に示すように、スマートフォン3において、第1受信手段34をプログラム3aに実装するようにしたものである。この場合、プログラム3aは、サーバ5から送信される回答データを受信するまでの処理を行う。受信したデータはブラウザ手段35が実装されているプログラム3y(ブラウザアプリ)に引き渡し、ブラウザ手段35によって特定の事業者のサイト81,82,83が表示される。本変形例によれば、プログラム3y(ブラウザアプリ)として汎用部品を用いやすくなる。
[実施形態の第2変形例]
本変形例は、図10に示すように、スマートフォン3において、読取手段31をプログラム3aに実装するようにしたものである。この場合、プログラム3aで電子透かし2の読み取りも行うので、プログラム3xが不要となる。
[実施形態の第3変形例]
本変形例は、図11に示すように、スマートフォン3において、読取手段31と受信手段34と登録手段36は何れもプログラム3aに実装すると共に、サーバ5において、DB登録手段54はプログラム5aに実装するようにしたものである。この場合、スマートフォン3では、プログラム3b、プログラム3xが不要となる。また、プログラム3yには汎用のブラウザを用いるようにすれば、プログラム3aだけで情報提供システム1を利用することができて、セットアップが容易になる。
[実施形態の第4変形例]
本変形例は、図12に示すように、事業者のサイト80においてURLアドレスの変更が発生し、その変更がデータベース60に登録されたときは、サーバ5においてPush通知手段55が実行される。Push通知手段55は、過去に変更前のURLアドレスを通知した履歴データが存在するスマートフォン3に対し、URLアドレスの変更を通知する手段である。このとき、スマートフォン3では、第3受信手段37と表示手段38が実行され、スマートフォン3の表示部306にメッセージ等が表示されることでURLアドレスの変更がユーザに通知される。
これにより、ユーザは、過去に情報提供を受けた事業者のサイト80に変更が生じたときに最新の情報をタイムリーに知ることができる。なお、事業者のサイト80側に、サイト80のコンテンツに変更があったときに特定のスマートフォン3に対してコンテンツの変更を通知するPush通知手段84を設けるようにしてもよい。
[実施形態の第5変形例]
本変形例は、図12に示すように、事業者のサイト80はデータベース60のデータの書き換えを要求するDB変更リクエスト手段85を備えていると共に、サーバ5はデータベース60のデータの書き換えを実行する第2DB登録手段56を備えている。DB変更リクエスト手段85と第2DB登録手段56は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API: Application Programming Interface)57によって相互にデータを送受信して連携することができる。
本変形例では、事業者のサイト80の担当者が端末86を用いてDB変更リクエスト手段85を起動すると、サーバ5の第2DB登録手段56が実行されて、サーバ5のデータベース60を更新することが可能になる。これにより、システムの利便性が向上すると共に、情報更新をタイムリーに行うことが可能になる。
[携帯端末用プログラム]
本実施形態の携帯端末用プログラムは、上述した情報提供システム1において、データ生成手段32、及び/又は、登録手段36において行われる各ステップを、スマートフォン3に実行させるためのプログラムである。具体的には、上述した変形例も含め、プログラム3aとプログラム3bが、これに相当する。
[サーバ用プログラム]
本実施形態のサーバ用プログラムは、上述した情報提供システム1において、抽出手段52、及び/又は、DB登録手段54において行われる各ステップを、サーバ5に実行させるためのプログラムである。具体的には、上述した変形例も含め、プログラム5aとプログラム5bが、これに相当する。
[その他の変形例]
上述の実施形態において、電子透かし2は、商品を収納するパッケージ、容器、ケースなど、商品の包装に付されていてもよい。また、サービスを提供している事業者を対象として情報提供システム1を構築する場合、電子透かし2は、サービスの提供にあたりユーザに供される物に付されていてもよい。スポーツクラブの会員カード等が、サービスの提供にあたりユーザに供される物の一例である。
上述の実施形態において、コード2は、QRコード(登録商標)等の二次元コードでもよいし、スマートフォン3で読み取り可能であればバーコードでもよい。この場合、コード2の種類に応じて、スマートフォン3の読取手段31として用いる部品の種類を変更すればよい。また、コード2としてQRコード(登録商標)を用いる場合は、プログラム3xのような専用部品(電子透かし読取アプリ)を用いる必要性は低くなるため、上述した第2変形例のように、読取手段31はプログラム3aに実装してもよい。
上述の実施形態において、ティーシャツ6等の商品に同梱する紙製のカードや商品に取付ける値札などに、ユーザが第2カテゴリ16にデータを入力する作業を簡易化するための情報を表示してもよい。カードや値札などに表示する情報は、例えば第2カテゴリ16のデータを入力する画面が表示されるURLアドレスやデータ入力の際にユーザに入力させるシリアル番号などである。ユーザは情報提供システム1を初めて利用するときに第2カテゴリ16の情報を入力するように促されるが、アーティスト名などの情報が記号化されておりメニュー形式で入力可能になっていれば、入力作業が簡易化される。また、サーバ5においてもアーティスト名などの情報が記号化されていればデータベース60においてデータの分類が容易となる。
上述の実施形態において、事業者のサイト80は、第三者が運営するサイトに限らず、サーバ5を運営する会社自身が運営するサイトでもよい。例えば、特定の属性を有するユーザ向けに、特典としてそのユーザが好むアーティストの楽曲のデータを提供する場合、サーバ5からがスマートフォン3に送信される回答データに、サーバ5の運営会社が運営する楽曲提供サイトのURLアドレスが含まれるようにする。この場合、スマートフォン3と楽曲提供サイトの間の通信が確立した後は、ストリーミング形式で楽曲の動画を視聴させてもよいし、楽曲提供サイトから楽曲のデータがダウンロードできるようにしてもよい。
上述の実施形態において、携帯端末3は、タブレット端末や持ち運びが容易なノートパソコンであってもよい。
上述の実施形態において、読取手段31は、ユーザの事前の承認を得た上で、携帯端末3に登録されている個人情報を取得して、データ生成手段32に引き渡すようにしてもよい。この場合、例えば「生年月日」「性別」「住所」「勤務先」「職業」「家族構成」などの個人情報を、問合せデータ10に含めることができる。サーバ5で実行される抽出手段52は、データベース60を検索してユーザに提示するWebサイトを決定する際に、これらの個人情報も抽出条件に加えることができる。
上述の実施形態において、ネットワーク4は、インターネットに限らず、ローカルネットワークでもよい。
上述の実施形態において、電子透かし2が埋め込まれる素材7は、ティーシャツ6の背面の内側上部に縫製によって貼着される織ネームもしくはタグでもよい。
上述の実施形態において、第1カテゴリ12,63の内容は「古書販売」や「美術品販売」などでもよい。その場合、第2カテゴリ16,54の内容は、前者であれば、ユーザが興味を持っている「小説家の氏名」とすればよいし、後者であれば、ユーザが興味を持っている「画家の氏名」とすればよい。
上述の実施形態において、データベース60のデータは、サーバ5とは別のデータベースサーバに保存されていてもよい。また、ローカルファイル40のデータは、クラウド上にあってもよい。
1 情報提供システム
2 電子透かし(コード)
3 スマートフォン(携帯端末)
3a,3b 携帯端末用プログラム
3x 電子透かし読取アプリ
3y ブラウザアプリ
4 インターネット(ネットワーク)
5 サーバ
5a,5b サーバ用プログラム
6 ティーシャツ(商品)
7 ラベル(素材)
8 ロゴ
10 問合せデータ
11 オーソライズコード
12 第1カテゴリ
13 位置情報
14 時刻情報
15 読取回数
16 第2カテゴリ
17 利用サービス
20 ローカルファイル
31 読取手段
32 データ生成手段
33 第1送信手段
34 第1受信手段
35 ブラウザ手段
36 登録手段
40 ローカルファイル
51 第2受信手段
52 抽出手段
53 第2送信手段
54 DB登録手段
60 データベース
61 事業者の名称
62 URLアドレス(Webサイトアクセス情報)
63 第1カテゴリ
64 第2カテゴリ
65 事業者の住所
66 事業者の営業時間
67 在庫情報
68 チャート情報
69 クーポン情報
70 記事内容
71 配信履歴
80 事業者のサイト
90 課金サーバ

Claims (13)

  1. ユーザが購入した購入商品もしくは前記購入商品の包装、又はユーザが購入した購入サービスの提供にあたりユーザに供される物の何れかに付されたコードと、前記コードを読み取り可能な携帯端末と、前記携帯端末とネットワークを介してデータの送受信が可能なサーバとを備え、特定の事業者の商品又は事業者のサービスを購入する可能性が高いユーザに、そのユーザに適した事業者のサイトを閲覧させることが可能な情報提供システムであって、
    前記コードは、電子透かしに記録されたものであって、前記コードには、前記購入商品又は購入サービスをユーザが購入した経緯と関連性を有する前記事業者の分類を示す第1カテゴリのデータが含まれており、
    前記携帯端末は、
    前記事業者が取り扱う事業者の商品又は事業者のサービスに関連するユーザの好みに関する分類を示す第2カテゴリのデータをユーザに事前に登録させるステップを有する登録手段と、電子透かしを検出して前記コードを読み取るステップを有する読取手段と、前記読取手段が読み取ったデータに前記第2カテゴリを付加して問合せデータを生成するステップを有するデータ生成手段と、前記問合せデータを前記サーバに送信する第1送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記事業者のWebページにアクセスするためのWebサイトアクセス情報と共に、前記事業者に関する情報が少なくとも登録されているデータベースと、前記問合せデータに基づいて前記データベースを検索し、ユーザに情報提供するWebサイトアクセス情報を抽出して回答データを生成するステップを有する抽出手段と、前記回答データを前記携帯端末に送信する第2送信手段とを備えた、情報提供システム。
  2. 前記購入商品は、被服、かばん類、ベルト、履物の何れかであって、前記購入商品に前記コードが記録された電子透かしが埋め込まれた素材が貼着されている、請求項に記載の情報提供システム。
  3. 前記携帯端末は、前記サーバから前記回答データを受信する第1受信手段と、前記回答データに含まれるWebサイトアクセス情報に基づいてWebページにアクセスするブラウザ手段とを更に備えている、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 前記読取手段は、前記携帯端末から位置情報を取得するステップを更に有している、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  5. 前記読取手段は、前記携帯端末から時刻情報を取得するステップを更に有している、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  6. 前記登録手段は、ユーザに利用サービスを登録させるステップを更に有し、
    前記データ生成手段は、前記問合せデータの生成にあたり、前記利用サービスのデータを取得して付加するステップを更に有する、請求項1に記載の情報提供システム。
  7. 前記抽出手段は、前記問合せデータに含まれる前記利用サービスの内容に応じて、前記Webサイトアクセス情報の抽出方法を変更するステップを更に有する、請求項6に記載の情報提供システム。
  8. 前記サーバは、前記問合せデータを受信する第2受信手段と、前記データベースにWebサイトアクセス情報を含む事業者のデータを登録するDB登録手段を更に備えている、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  9. 前記Webサイトアクセス情報はURLアドレスであって、前記データベースには、前記URLアドレスと共に、事業者の住所、営業時間に関する情報が少なくとも登録されている、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  10. 前記サーバは、前記Webサイトアクセス情報により特定される事業者のサイトにおいてURLアドレスの変更が発生し、その変更が前記データベースに登録されたときは、前記携帯端末に対し、URLアドレスの変更を通知するPush通知手段を備えている、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  11. 前記事業者のサイトはDB変更リクエスト手段を備えていると共に、前記サーバは第2DB登録手段を備えており、前記DB変更リクエスト手段と前記第2DB登録手段はアプリケーションプログラミングインタフェースによって相互にデータを送受信して連携することが可能な、請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  12. 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
    前記データ生成手段、及び/又は、前記登録手段において行われる各ステップを、前記携帯端末に実行させるための携帯端末用プログラム。
  13. 請求項8に記載の情報提供システムにおいて、
    前記抽出手段、及び/又は、前記DB登録手段において行われる各ステップを、前記サーバに実行させるためのサーバ用プログラム。
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