JP7276526B2 - 情報処理装置、管理プログラム、管理方法、および、情報処理システム - Google Patents
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する。
複数のプロセッサを含む制御装置において、共通のハードウェアリソースを用いて、複数
のOSが互いに独立して実行可能な仮想化環境が実現されることが開示されている。
ン状態の有無を確認せずに、設定されている時間に従って、次の処理(他のゲストOSの
シャットダウンなど)を行っている(例えば、特許文献2、3参照)。
認できず、設定されている時間が経過するまで次の処理ができないので、検証時に無駄な
時間が発生するという問題があった。また、ゲストOSのシャットダウンが想定より長く
かかった場合、ゲストOSのシャットダウンが正常終了しないという問題があった。
とみなし、仮想OS(ハイパーバイザ)、仮想ストレージなどの結合解除を実行していた
。
給する構成が開示されている。
情報処理装置であって、前記制御部は、仮想OS上で動作する複数のゲストOSのシャッ
トダウンを管理する第1の管理部と、前記第1の管理部によって前記複数のゲストOSの
全てがシャットダウンされた場合に、当該情報処理装置のシャットダウンを行う第2の管
理部と、を備え、前記第1の管理部は、前記複数のゲストOSのうち、あるゲストOSの
シャットダウンが完了した旨の情報を取得した場合に、当該あるゲストOS以外のゲスト
OSのシャットダウンを実行する。
のシャットダウンが完了した場合にそれ以外のゲストOSのシャットダウンを実行し、ま
た、複数のゲストOSの全てがシャットダウンされた場合に情報処理装置のシャットダウ
ンを行うので、仮想化システムのシャットダウンを適切に行うことができる。
タスを監視すると共に前記複数のゲストOSを制御する第3の管理部を備え、前記第1の
管理部が、前記第3の管理部を介して、前記複数のゲストOSの各々のステータス情報を
取得し、前記第3の管理部を介して、前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行して
もよい。
トOSのシャットダウンを実行するので、複数のゲストOSのシャットダウンを適切に行
うことができる。
て前記複数のゲストOSの全てがシャットダウンされた場合に、当該情報処理装置と当該
情報処理装置に接続された無停電電源装置とを制御する制御装置を介して、当該情報処理
装置のシャットダウンを行ってもよい。
とを制御する制御装置を介することにより、情報処理装置のシャットダウンを適切に行う
ことができる。
シャットダウンを行うテストモードを有してもよい。
ストモードを有するので、様々な順序によるゲストOSのシャットダウンを試すことがで
きる。
ットダウン時間を表示するための画面データを生成する表示制御部をさらに備えてもよい
。
するので、ゲストOSのシャットダウンの適切な順序を検討することができる。
ウン時間の累計時間と、各ゲストOSのシャットダウンの成否と、前記累計時間の制限時
間と、をさらに含んでもよい。
時間と、各ゲストOSのシャットダウンの成否と、累計時間の制限時間と、をさらに表示
するので、ゲストOSのシャットダウンのさらに適切な順序を検討することができる。
想OS上で実行される管理プログラムであって、前記仮想OS上で動作する複数のゲスト
OSのシャットダウンを管理する第1の管理ステップと、前記第1の管理ステップによっ
て前記複数のゲストOSの全てがシャットダウンされた場合に、前記1又は複数の情報処
理装置のシャットダウンを行う第2の管理ステップと、を実行し、前記第1の管理ステッ
プでは、前記複数のゲストOSのうち、あるゲストOSのシャットダウンが完了した旨の
情報を取得した場合に、当該あるゲストOS以外のゲストOSのシャットダウンを実行す
る。
であって、前記仮想OS上で動作する複数のゲストOSのシャットダウンを管理する第1
の管理ステップと、前記第1の管理ステップによって前記複数のゲストOSの全てがシャ
ットダウンされた場合に、前記1又は複数の情報処理装置のシャットダウンを行う第2の
管理ステップと、を実行し、前記第1の管理ステップでは、前記複数のゲストOSのうち
、あるゲストOSのシャットダウンが完了した旨の情報を取得した場合に、当該あるゲス
トOS以外のゲストOSのシャットダウンを実行する。
装置とを備えた情報処理システムであって、前記情報処理装置は、制御部を備え、前記制
御部は、仮想OS上で動作する複数のゲストOSのシャットダウンを管理する第1の管理
部と、前記第1の管理部によって前記複数のゲストOSの全てがシャットダウンされた場
合に、当該情報処理装置のシャットダウンを行う第2の管理部と、を備え、前記第1の管
理部は、前記複数のゲストOSのうち、あるゲストOSのシャットダウンが完了した旨の
情報を取得した場合に、当該あるゲストOS以外のゲストOSのシャットダウンを実行し
、前記無停電電源装置は、前記情報処理装置に接続され、前記制御装置は、前記情報処理
装置と前記無停電電源装置とを制御する。
テムであって、複数の情報処理装置は、それぞれ、制御部を備えており、少なくとも1の
情報処理装置の制御部は、仮想OS上で動作する複数のゲストOSのシャットダウンを管
理する第1の管理部と、前記第1の管理部によって前記複数のゲストOSの全てがシャッ
トダウンされた場合に、当該情報処理装置のシャットダウンを行う第2の管理部と、を備
え、前記第1の管理部は、前記複数のゲストOSのうち、あるゲストOSのシャットダウ
ンが完了した旨の情報を取得した場合に、当該あるゲストOS以外のゲストOSのシャッ
トダウンを実行する。
合には、コンピュータを前記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作
させることにより前記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プ
ログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇
に入る。
。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図
1から図7に基づいて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してそ
の説明は繰返さない。本実施形態においては、例えば、情報処理システム100を仮想化
システムの典型例として説明を行う。本発明の一態様に係るサーバ1についての理解を容
易にするため、先ず、情報処理システム100の概要を、図1を用いて説明する。
(情報処理システム100の構成)
図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の構成を示す図である。図1に示す
ように、情報処理システム100は、サーバ1、UPS(Uninterruptible Power Supply
)2、および、ネットワークカード3を備えた仮想化システムである。
ているが、台数に制限はない。UPS2は、無停電電源装置であり、図1では、2a、お
よび、2bの2台を示しているが、台数に制限はない。ネットワークカード3は、サーバ
1と、UPS2とを制御する制御装置であり、図1では、3a、および、3bの2台を示
しているが、台数に制限はない。
、2bに接続され、電源供給を受けている。サーバ1a、1b、および、1cは、ネット
ワークケーブルC2を介して、相互に通信可能に接続されている。また、サーバ1a、1
b、および、1cは、ネットワークケーブルC2を介して、ネットワークカード3a、お
よび、3bと通信可能に接続されている。ネットワークカード3aは、UPS2aの背面
のスロットに挿入されている。ネットワークカード3bは、UPS2bの背面のスロット
に挿入されている。
(サーバ1の構成)
図1に示すように、サーバ1aは、制御部10aを備えており、制御部10aが実行す
るソフトウェアとして、ハイパーバイザ11、仮想ソフト12、管理ソフト13、および
、仮想マシン14を備えている。サーバ1bおよび1cは、それぞれ、制御部10bおよ
び10cを備えており、制御部10bおよび10cが実行するソフトウェアとして、ハイ
パーバイザ11、および、仮想マシン14を備えている。なお、サーバ1aの制御部10
aは、仮想マシン14を備えていない構成であってもよい。
Sであり、例えば、Nutanix(登録商標)のAHV、VMware(登録商標)のESXiなどである。
仮想ソフト12は、サーバ1のシャットダウンを制御するソフトウェアである。管理ソフ
ト13は、各サーバの仮想マシン14との通信を行って、仮想マシン14の状態を監視す
るソフトウェアであり、例えば、NutanixのPrism、VMwareのvCSAなどである。仮想マシン
14は、ゲストOSであり、例えば、Linux(登録商標)、Windows(登録商標)などであ
る。
よる管理の下で動作する。仮想ソフト12は、管理ソフト13のAPI(Application Pr
ogramming Interface)を用いて、仮想マシン14の状態を取得し、仮想マシン14のシ
ャットダウンを指示する。
図1に示すように、制御部10aは、仮想ソフト12として、ハイパーバイザ11上で
動作する複数の仮想マシン14のシャットダウンを管理する基本サービス部(第1の管理
部)122と、基本サービス部122によって複数の仮想マシン14の全てがシャットダ
ウンされた場合に、サーバ1aのシャットダウンを行うネットワークカードサービス部(
第2の管理部)121と、を備えている。基本サービス部122は、複数の仮想マシン1
4のうち、ある仮想マシン14のシャットダウンが完了した旨の情報を取得した場合に、
当該ある仮想マシン14以外の仮想マシン14のシャットダウンを実行する。
ユーザインタフェース画面を生成して、ディスプレイに表示させる。ユーザインタフェー
ス画面には、図2に示すような内容が表示され、ユーザがそのときの状態を参照すること
ができる。すなわち、ユーザインタフェース画面には、例えば、UPS2の状態、UPS
2の制御(冗長制御など)、UPS2への通知(仮想マシン停止など)、ハイパーバイザ
11との通信、ハイパーバイザ11経由による仮想マシン14の状態、ハイパーバイザ1
1経由による仮想マシン14の停止、仮想マシン14のシャットダウン制御(優先、グル
ープ、例外処理)、仮想ソフト12のシャットダウン処理、メール通知、ユーザインター
フェース画面制御(設定、更新、保存)などの内容が表示される。
いて動作する。
る。図3に示すように、仮想ソフト12、ネットワークカードサービス部(デーモン)1
51、および、Apache152は、Free BSD15の上で動作する。
ール送信部123、停止状況記憶部124、コントローラ部125、ビュー部126、Nu
tanixサービス部127、および、VMwareサービス部128を備えている。
ネットワークカードサービス部121は、ネットワークカード状態取得部1211、ネッ
トワークカードイベント取得部1212、UPS冗長制御部1213、および、仮想マシ
ン停止通知部1214を備えている。
してネットワークカード3からUPS2の状態、および、バッテリの状態を取得する。ネ
ットワークカードイベント取得部1212は、ネットワークカードサービス部(デーモン
)151を介してネットワークカード3からシャットダウン開始イベントを取得する。U
PS冗長制御部1213は、当該サーバ1が接続されているUPS2の冗長度を制御する
。仮想マシン停止通知部1214は、基本サービス部122から仮想マシン14が停止し
たことの通知(仮想マシン停止通知)を受け付ける。そして、仮想マシン停止通知部12
14は、ネットワークカードサービス部(デーモン)151を介してネットワークカード
3に仮想マシン停止通知を送信する。
いる。停止制御部1221は、優先度制御部12211、グループ制御部12212、お
よび、タイムアウト制御部12213を備えている。停止制御部1221は、Nutanixサ
ービス部127を介して、管理ソフト13の一つであるPrism131に対して、仮想マシ
ン14の停止、および、仮想化構成の無効化を指示する。また、停止制御部1221は、
VMwareサービス部128を介して、管理ソフト13の一つであるvCSA132に対して、仮
想マシン14の停止、および、仮想化構成の無効化を指示する。
止状況を取得して、ユーザに仮想マシン14の停止状況を含むメールを送信する。停止状
況記憶部124は、基本サービス部122から仮想マシン14の停止状況を取得して、記
憶する。コントローラ部125は、停止状況記憶部124から仮想マシン14の停止状況
を取得して、ビュー部126およびApache152、または、Apache152を通じて、停止
優先度設定画面16に進捗チャートを表示させる。
制御部10aの管理ソフト(第3の管理部)13は、複数の仮想マシン14のステータ
スを監視すると共に複数の仮想マシン14を制御する。仮想ソフト12のうち、基本サー
ビス部122は、管理ソフト13を介して、複数の仮想マシン14の各々のステータス情
報を取得し、管理ソフト13を介して、複数の仮想マシン14のシャットダウンを実行す
る。
部122によって複数の仮想マシン14の全てがシャットダウンされた場合に、サーバ1
と、サーバ1に接続されたUPS2とを制御するネットワークカード3を介して、サーバ
1のシャットダウンを行う。
図4は、本実施形態に係るUPS2の構成を示すブロック図である。図4に示すように
、UPS2は、電力供給部61、制御部62、監視部63、および、通信部64を備えて
いる。
給を受けて、サーバ1に電力を供給する。また、電力供給部61は、商用電源4からの電
力が異常であり、または、供給されない場合、内部のバッテリ75からサーバ1に電力を
供給する。電力供給部61は、制御部62からの指示に応じて、サーバ1への給電元にな
る電力源(商用電源4またはバッテリ75)を切り替える。
力リレー72および出力リレー76の開閉、ならびに、出力スイッチ79の切替を制御す
る。監視部63は、電力供給部61のノイズフィルタ71の状況を監視し、商用電源4か
らの電力が正常か否かを示す監視結果を制御部62および通信部64に送信する。通信部
64は、監視部63からの監視結果をサーバ1に送信する。また、通信部64は、サーバ
1からの指示に応じて、制御部62に電力源の切替に関する指示を行う。
図4に示すように、電力供給部61は、ノイズフィルタ71、入力リレー72、電力線
73、コンバータ74、バッテリ75、出力リレー76、インバータ77、電力線78、
出力スイッチ79、および、ノイズフィルタ80を備えている。
6は開き、出力スイッチ79が電力線73側に切替る。この場合、商用電源4からの電力
は、ノイズフィルタ71、入力リレー72、電力線73、出力スイッチ79、および、ノ
イズフィルタ80を経由して、サーバ1に供給される。また、商用電源4からの電力は、
ノイズフィルタ71、入力リレー72、および、コンバータ74を経由して、バッテリ7
5に充電される。
リレー76は閉じ、出力スイッチ79が電力線78側に切替る。この場合、バッテリ75
からの電力が、出力リレー76、インバータ77、電力線78、出力スイッチ79、およ
び、ノイズフィルタ80を経由して、サーバ1に供給される。なお、商用電源4からの電
力は、サーバ1に供給されない。
御部62の制御により、入力リレー72が閉じ、出力リレー76は開き、出力スイッチ7
9が電力線73側に切替る。この場合、商用電源4からの電力は、ノイズフィルタ71、
入力リレー72、電力線73、出力スイッチ79、および、ノイズフィルタ80を経由し
て、サーバ1に供給される。なお、商用電源4からの電力は、バッテリ75に充電されな
い。
図5は、本実施形態に係るネットワークカード3の構成を示すブロック図である。図5
に示すように、ネットワークカード3は、制御部31、UPS通信部32、ネットワーク
通信部33、監視部34、および、記憶部35を備えている。制御部31は、ネットワー
クカード3全体の動作を制御する部分である。UPS通信部32は、UPS2のスロット
を介してUPS2との間で相互の通信を行う部分である。ネットワーク通信部33は、ネ
ットワークケーブルC2を介してサーバ1との間で相互の通信を行う部分であり、例えば
、ネットワークUSBである。監視部34は、シャットダウン処理の際に時間監視を行う
部分である。記憶部35は、制御部31からの指示に応じてデータの記憶および読み出し
を行う部分であり、HDD、SSDなどである。
図6は、本実施形態に係るサーバ1の処理を示すフローチャートである。図6は、特に
、サーバ1aの制御部10aのうち、仮想ソフト12の処理を示す。以下、図6に従って
、仮想ソフト12の処理を説明する。
サーバ1aにおいて、仮想ソフト12は、管理ソフト13に関する情報(例えば、AP
Iに関する情報など)を取得する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13のAPIを通じて仮想マシン14の稼動状態(稼動
中か否か)を取得する。この場合、管理ソフト13は、サーバ1a内の仮想マシン14の
稼動状態を取得し、また、ネットワークケーブルC2を介して、サーバ1bおよび1c内
の仮想マシン14の稼動状態を取得する。そして、管理ソフト13は、取得した仮想マシ
ン14の稼動状態を仮想ソフト12に受け渡す。
仮想ソフト12は、管理ソフト13のAPIを通じてUPS2aおよび2bの状態を取
得する。この場合、管理ソフト13は、ネットワークケーブルC2を介して、ネットワー
クカード3aおよび3bにそれぞれUPS2aおよび2bの状態を通知するように指示す
る。そして、管理ソフト13は、取得したUPS2aおよび2bの状態を仮想ソフト12
に受け渡す。
仮想ソフト12は、ステップS602で取得した仮想マシン14の稼動状態と、ステッ
プS603で取得したUPS2aおよび2bの状態とを参照して、シャットダウンが必要
か否かを判定する。例えば、稼動中の仮想マシン14が存在しており、かつ、UPS2a
および2bの両方がバックアップ運転中の場合、シャットダウンが必要になる。
ステップS605の処理を実行する。シャットダウンが必要でない場合(ステップS60
4のNO)、仮想ソフト12は、ステップS601の処理を再度実行する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13を経由して(すなわち、管理ソフト13のAPIを
用いて)、稼動中の、ある仮想マシン14のシャットダウンを実行する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13を経由して、シャットダウンを実行した仮想マシン
14の稼動が停止したか否かを確認する。当該仮想マシン14の稼動が停止した場合(ス
テップS606のYES)、仮想ソフト12は、ステップS609の判定を実行する。
当該仮想マシン14の稼動が停止していない場合(ステップS606のNO)、仮想ソフ
ト12は、ステップS607の判定を実行する。
仮想ソフト12は、例外処理(例えば、時間監視タイムアウトの処理)を行うか否かを
判定する。例外処理を行う場合(ステップS607のYES)、仮想ソフト12は、ステ
ップS608の判定を実行する。例外処理を行わない場合(ステップS607のNO)、
仮想ソフト12は、ステップS606の判定を再度実行する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13を経由して、当該仮想マシン14の強制シャットダ
ウン処理を実行する。そして、仮想ソフト12は、ステップS609の判定を実行する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13を経由して、他の仮想マシン14が稼動中であるか
否かを判定する。他の仮想マシン14が稼動中である場合(ステップS609のYES)
、仮想ソフト12は、ステップS605の処理を再度実行する。他の仮想マシン14が稼
動中でない場合(ステップS609のNO)、仮想ソフト12は、ステップS610の処
理を実行する。
仮想ソフト12は、管理ソフト13を経由して、ネットワークカード3aおよび3bに
対して全仮想マシン稼働停止を通知する。これにより、サーバ1のシャットダウンが行わ
れる。
図7は、本実施形態に係るネットワークカード3の処理を示すフローチャートである。
以下、図7に従って、ネットワークカード3の処理を説明する。本処理は、ネットワーク
カード3のネットワーク通信部33が仮想ソフト12から全仮想マシン稼働停止の通知を
受け付けると、制御部31によって実施される。
ネットワークカード3の制御部31は、ネットワーク通信部33およびネットワークケ
ーブルC2を介して、仮想ソフト12のシャットダウンを実行する。
制御部31は、ネットワーク通信部33およびネットワークケーブルC2を介して、管
理ソフト13のシャットダウンを実行する。
制御部31は、ネットワーク通信部33およびネットワークケーブルC2を介して、仮
想ストレージの結合を解除する。仮想ストレージは、1以上のサーバ1における複数の物
理的な記憶装置(HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)など)によ
って構成される(論理的に結合される)仮想的な記憶装置である。仮想ストレージの結合
を解除することにより、各物理的な記憶装置の電源停止が可能になる。
接続されるものでなくてもよく、ネットワークケーブルC2に直接接続され、複数のサー
バ1からネットワークケーブルC2経由で共有されるNAS(Network Attached Storage
)であってもよいし、さらに、サーバ1配下の記憶装置と、NASとが混在したものであ
ってもよい。
制御部31は、ネットワーク通信部33およびネットワークケーブルC2を介して、ハ
イパーバイザ11のシャットダウンを実行する。
制御部31は、UPS通信部32を介して、UPS2のシャットダウンを実行する。
本実施形態によれば、設定されている時間により次の処理を実施するのではなく、仮想
マシン14のシャットダウン状態を把握し、次の処理を実施する方式にすることにより、
仮想化システムである情報処理システム100のシャットダウンを適切に行うことができ
る。また、何らかの要因で次の処理を実行できない場合、タイムアウト処理により強制的
にシャットダウンをさせ、次の処理を行うことで、情報処理システム100をシャットダ
ウンさせることができる。さらに、仮想マシン14がすべてシャットダウンしたことをネ
ットワークカード3に通知することにより、仮想OSであるハイパーバイザ11のシャッ
トダウン、仮想ストレージの結合解除などのための即時スクリプトを実行することができ
る。
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて
説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返
さない。
のディスプレイで表示される画面について説明する。
ノード一覧は、サーバ1、UPS2、ネットワークカード3、仮想マシン14などの状態
を示す。
ウンを行うテストモードを有することとしてもよい。この場合、ユーザの操作によりテス
トモード開始の指示を受け付けると、サーバ1の制御部10は、テストモードを実行する
。
度を取得する停止優先度取得処理と、取得した停止優先度に従って各ノードを順次停止さ
せるノード停止処理と、各ノードへの停止指示時刻から停止完了報告までの時間をシャッ
トダウン時間として表示するシャットダウン時間表示処理とを実行する。
などの表示画面を示す図である。
ための画面データを生成するコントローラ部(表示制御部)125をさらに備えていても
よい。
定時間(累計時間)と、各仮想マシン14のシャットダウンの成否と、最大時間(累計時
間の制限時間)と、をさらに含んでいてもよい。
指示から当該仮想マシン14の停止完了報告までの時間から推定するシャットダウン時間
の合計である。最大時間は、バックアップ運転の場合においてバッテリ75による電力供
給が可能な時間である。推定時間が最大時間以内の場合、仮想マシン14全てのシャット
ダウンがバッテリ75による電力供給が可能な時間以内に終了するので、問題ないと言え
る。
仮想マシン14に対応する黒色の帯を含む画面データを生成する。仮想マシン14のシャ
ットダウンが異常終了した場合に、表示制御部は、例えば、当該仮想マシン14に対応す
る赤色の帯を含む画面データを生成する。
図10に示すように、タイムアウト時間の設定画面では、必要なノードの追加、および、
タイムアウト時間の設定が可能である。
に、起動テストの実行画面は、各ノードの起動の順序と、各ノードの起動時間とを示す。
サーバ1は、所定の順序に従って、複数の仮想マシン(ゲストOS)14の起動テストを
行うこととしてもよい。この場合、ユーザの操作により起動テスト開始の指示を受け付け
ると、サーバ1の制御部10は、起動テストを実行する。起動テストは、テストモードの
後に、各ノードが正常に起動することをユーザが確認するために行われる。
を取得する起動優先度取得処理と、取得した起動優先度に従って各ノードを順次起動させ
るノード起動処理と、各ノードへの起動指示時刻から起動完了報告までの時間を起動時間
として表示する起動時間表示処理とを実行する。
に、起動優先度の設定画面では、ユーザが上下のボタン操作を行うにより、各ノードを起
動する優先度を変更することが可能である。
設定画面表示を指示する。サーバ1の制御部10は、起動優先度の設定画面表示の指示を
受け付けると、起動優先度の設定画面をサーバ1のディスプレイに表示させる。そして、
ユーザ操作により設定画面上で起動優先度の変更が行われると、制御部10は、変更され
た起動優先度を記憶部(図示せず)に記憶させる。別途、情報処理システム100の起動
指示を受け付けると、制御部10は、記憶部から起動優先度を読み出し、当該起動優先度
に従って、各ノードの起動を行う。
ように、UPS2の設定画面では、入力電源異常に関する動作アクション、待機時間、停
止時間、停止条件を設定することができる。
に示すように、管理ソフト13に関する設定画面では、管理ソフト13の一つであるPris
m、および、Prismが接続するサーバ1のIPアドレス/ホスト名、ユーザID、パスワー
ドなどを設定することができる。
、スクリプト管理画面では、ネットワークカード3で実行されるスクリプトのIPアドレ
ス/ホスト名を管理することができる。
設定画面では、ネットワークカード3、UPS2、管理ソフト13、各ノードの停止優先
度、および、起動優先度の設定を順次行って、その設定を確認することができる。
サーバ1の制御ブロック(特に、制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成さ
れた論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現し
てもよい。
行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを
備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備
えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記
記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッ
サとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記
録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等
の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用い
ることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)など
をさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の
伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい
。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送
波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて
得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
2、2a、2b UPS(無停電電源装置)
10、10a 制御部
3、3a、3b ネットワークカード(制御装置)
11 ハイパーバイザ(仮想OS)
12 仮想ソフト
13 管理ソフト(第3の管理部)
14 仮想マシン(ゲストOS)
121 ネットワークカードサービス部(第2の管理部)
122 基本サービス部(第1の管理部)
125 コントローラ部(表示制御部)
Claims (18)
- 制御部を備えた情報処理装置であって、
前記制御部は、
仮想OS上で動作する複数のゲストOSのシャットダウンを管理する第1の管理部と、
前記複数のゲストOSの稼動状態と、前記複数のゲストOSを備える1又は複数の情報処理装置に接続された1又は複数の無停電電源装置の状態とを参照して、前記複数のゲストOSのシャットダウンを開始する停止条件を満たしたか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部により前記停止条件を満たしたと判定された場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードとは別に、ユーザの操作により前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するテストモードを有する、
情報処理装置。 - 前記テストモードは、前記無停電電源装置のバッテリから前記情報処理装置に電力を供給させることなく、前記テストモードの開始の指示を受け付けた場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードである、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記テストモードは、前記無停電電源装置のバッテリから前記情報処理装置に電力を供給させることなく、画面から前記テストモードの開始の指示を受け付けた場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードである、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記複数のゲストOSをシャットダウンするための順序を示す停止優先度をユーザが設定するための停止優先度設定画面を表示する表示制御部をさらに備え、
前記第1の管理部は、前記テストモードの開始の指示を受け付けると、前記停止優先度を取得し、前記停止優先度に従って、前記複数のゲストOSのうち、第1のゲストOSのシャットダウンを実行し、当該第1のゲストOSのシャットダウンが完了した場合に、第2のゲストOSのシャットダウンを実行する、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御部は、前記テストモードにおける各ゲストOSのシャットダウン時間を表示するための画面データを生成する、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記画面データは、前記各ゲストOSのシャットダウン時間の累計時間をさらに含む請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記画面データは、前記累計時間の制限時間をさらに含む、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記画面データは、前記各ゲストOSのシャットダウンの成否をさらに含む請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記画面データは、
前記各ゲストOSのシャットダウン時間の累計時間と、
前記各ゲストOSのシャットダウンの成否と、
前記累計時間の制限時間と、
をさらに含む請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記テストモードの後に、ユーザの操作により前記複数のゲストOSを起動させる起動テストモードをさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第1の管理部は、画面から前記起動テストモードの開始の指示を受け付けると、前記複数のゲストOSを順次起動させる、
請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記複数のゲストOSを起動するための順序を示す起動優先度をユーザが設定するための起動優先度設定画面を表示する表示制御部を備え、
前記第1の管理部は、前記起動優先度設定画面から前記起動テストモードの開始の指示を受け付けると、前記起動優先度を取得し、前記起動優先度に従って、前記複数のゲストOSを順次起動させ、
前記表示制御部は、前記複数のゲストOSの起動の状況を取得し、前記複数のゲストOSの起動の進捗チャートを表示するための画面データを生成する、
請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御部は、前記起動テストモードにおける各ゲストOSの起動時間を表示するための画面データを生成する、
請求項12に記載の情報処理装置。 - 1又は複数の情報処理装置上で実行される管理プログラムであって、
仮想OS上で動作する複数のゲストOSの稼動状態と、前記複数のゲストOSを備える前記1又は複数の情報処理装置に接続された1又は複数の無停電電源装置の状態とを参照して、前記複数のゲストOSのシャットダウンを開始する停止条件を満たしたか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記シャットダウンが必要と判定された場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードとは別に、ユーザの操作により前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するテストモードを有する第1の管理ステップと、
を実行する管理プログラム。 - 前記テストモードは、前記無停電電源装置のバッテリから前記情報処理装置に電力を供給させることなく、前記テストモードの開始の指示を受け付けた場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードである、
請求項14に記載の管理プログラム。 - 前記テストモードは、前記無停電電源装置のバッテリから前記情報処理装置に電力を供給させることなく、画面から前記テストモードの開始の指示を受け付けた場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードである、
請求項15に記載の管理プログラム。 - 1又は複数の情報処理装置上で実行される管理方法であって、
仮想OS上で動作する複数のゲストOSの稼動状態と、前記複数のゲストOSを備える前記1又は複数の情報処理装置に接続された1又は複数の無停電電源装置の状態とを参照して、前記複数のゲストOSのシャットダウンを開始する停止条件を満たしたか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記シャットダウンが必要と判定された場合に前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードとは別に、ユーザの操作によりテストモードにて前記複数のゲストOSのシャットダウンを実行するモードを有する第1の管理ステップと、
を含む管理方法。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置を含む1又は複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置に接続された1又は複数の無停電電源装置と、前記情報処理装置と前記無停電電源装置を制御する1又は複数の制御装置とを備える、
情報処理システム。
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