JP7275105B2 - 過負荷機構を有する外科用装置 - Google Patents

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Description

外科用装置及びそれを使用するための方法を提供する。
多くの腹腔鏡装置は、組織を把持する、ステープル留めする、又は別様に生じさせるための一対のジョーを含む。例えば、外科的クリップアプライヤは、一般に、手術中に血管、導管、シャント、又は体組織の一部分を結紮するために使用される。ほとんどのクリップアプライヤは、一般に、細長いシャフトを有するハンドルを有し、細長いシャフトはその端部に、その間で結紮クリップを保持して形成するように形成された一対の移動可能な対向するジョーを有する。ジョーは、容器又は導管の周囲に位置付けられ、クリップは、ジョーを閉鎖することによって、容器上で押し潰されるか、又は形成される。
開放位置と閉鎖位置との間のジョーの移動は、ハンドルから対向するジョーに力を伝達する形成器アセンブリによって制御される。ジョーを閉鎖するために必要とされる力は、組織がより厚く若しくは硬くなるにつれて、及び/又はジョーがクリップ又はステープルなどの閉鎖機構を組織に適用している用途において増加し得る。形成器アセンブリによって過剰な力が伝達される場合、組織への望ましくない損傷がもたらされ得る。加えて、形成器アセンブリは、多数の他の構成要素の間で正確なタイミング及び協調運動を必要とするので、ジョーを閉鎖するために過剰な力が印加されると、ジョー、形成器アセンブリ、又は外科用クリップアプライヤの追加の構成要素への損傷がもたらされ得る。
したがって、既存の技術にもかかわらず、外科用装置の対向するジョーを閉鎖するために印加される力の過負荷を防止するための改善された装置及び方法に対する必要性が残っている。
外科用装置及びそれを使用する方法を本明細書に提供する。例示的な一実施形態では、外科用装置が提供され、本外科用装置は、そこから遠位に延在する細長いシャフトを有するハンドル筐体であって、細長いシャフトの遠位端部にエンドエフェクタを有する、ハンドル筐体を含むことができる。本外科用装置はまた、エンドエフェクタを作動させるように構成された駆動アセンブリと、ハンドル筐体に連結され、かつトリガ枢動軸を中心に非作動位置から作動位置に枢動可能なトリガと、を含むことができる。枢動リンク機構は、駆動アセンブリに連結された第1の端部と、第2の端部と、を備えることができる。枢動リンク機構は、トリガ枢動軸を中心にして枢動可能であり得る。本装置は、少なくとも枢動リンク機構の第2の端部とトリガとの間に連結された過負荷部材を更に含むことができる。トリガ枢動軸を中心にした非作動位置から作動位置へのトリガの枢動移動は、過負荷部材を通して閉鎖力を枢動リンク機構の第2の端部に伝達することができ、それによって、枢動リンク機構の第1の端部が駆動アセンブリを遠位に前進させて、エンドエフェクタの作動を生じさせるように、トリガ枢動軸を中心にした枢動リンク機構を枢動させる。閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、トリガ枢動軸を中心にした非作動位置から作動位置へのトリガの枢動移動は、枢動リンク機構がハンドル筐体に対して静止したままであるように、枢動リンク機構への閉鎖力の伝達を阻止する様態で、閉鎖力を過負荷部材に伝達して、過負荷部材を移動させることができる。
過負荷部材は、様々な構成を有することができる。一実施形態では、過負荷部材は、過負荷リンク機構と、付勢要素と、を含むことができる。閉鎖力が所定の閾値力を超えるまで、トリガがトリガ枢動軸を中心にした非作動位置から作動位置に枢動するときに、付勢要素は、過負荷リンク機構を第1の位置に付勢することができる。一態様では、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、閉鎖力が付勢要素の付勢力に打ち勝って、過負荷部材が第1の位置から第2の位置に移動することを可能にし、それによって、ハンドル筐体に対する枢動リンク機構の更なる移動を阻止する。別の態様では、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、付勢要素を圧縮して、それによって、過負荷部材の偏向及び過負荷部材の長さの低減のうちの少なくとも1つを生じさせることができる。
別の態様では、過負荷リンク機構は、第1及び第2の端部を有することができ、過負荷リンク機構の第2の端部は、トリガ内に摺動可能に配置することができる。例えば、付勢要素は、トリガ内に収容することができ、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、過負荷リンク機構の第2の端部は、枢動リンク機構がハンドル筐体に対して静止したままであるように、トリガ内を摺動して、付勢要素を圧縮することができる。
他の態様では、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、付勢要素を圧縮して、ハンドル筐体に対する枢動リンク機構の更なる移動を阻止することができるように、付勢要素を、過負荷リンク機構の外面の周りに位置付けることができる。一実施形態では、付勢要素の圧縮は、過負荷部材の長さを減少させることができる。
別の態様では、枢動リンク機構は、第1の部分と、第2の部分と、を含むことができ、付勢要素は、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、付勢要素が変形して、ハンドル筐体に対する枢動リンク機構の更なる移動を阻止することができるように、枢動部材の第2の部分の偏向可能な領域とすることができる。一実施形態では、第1の部分は、枢動リンク機構の第2の部分よりも可撓性を低くすることができる。
別の実施形態では、外科用装置が提供され、本外科用装置は、ハンドル筐体であって、そこに枢動可能に連結されたトリガを有する、ハンドル筐体と、ハンドル筐体から遠位に延在する細長いシャフトであって、その遠位端部にエンドエフェクタを有する、細長いシャフトと、エンドエフェクタを作動させるように移動可能な駆動アセンブリと、トリガと駆動アセンブリとの間に連結されたリンク機構アセンブリと、を含むことができる。リンク機構アセンブリは、互いに連結された枢動部材及び過負荷シャフトを含むことができる。枢動部材は、駆動アセンブリに連結することができ、過負荷シャフトは、トリガに連結することができる。リンク機構アセンブリは、過負荷シャフトを通してトリガから枢動部材に駆動力を伝達して、駆動アセンブリを移動させ、それによって、エンドエフェクタを作動させるように構成することができる。リンク機構はまた、駆動力が所定の閾値力を超えるときに、過負荷シャフトを移動させるように構成され得、一方で、枢動部材はハンドル筐体に対して静止したままである。
一実施形態では、過負荷シャフトは、駆動力が所定の閾値力を超えるまで、過負荷シャフトを第1の位置に付勢する付勢要素に動作可能に接続することができる。一態様では、駆動力が所定の閾値力を超えるときに、駆動力が付勢要素を移動させて、過負荷シャフトを第1の位置から第2の位置に移動させることを可能にし、それによって、ハンドル筐体に対する枢動部材の更なる移動を阻止する。別の態様では、付勢要素は、トリガ内に配置することができ、付勢要素は、過負荷シャフトの端部に接触する第1の端部と、第2の端部と、を有することができる。他の態様では、付勢要素は、過負荷シャフトの外面の周りに位置付けることができる。更に他の態様では、枢動部材は、駆動アセンブリに連結された近位部分と、過負荷シャフトに連結された遠位部分と、を有することができる。付勢要素は、枢動部材の遠位部分の偏向可能な領域とすることができる。一実施形態では、枢動部材の近位部分は、枢動部材の遠位部分よりも可撓性を低くすることができる。
また、外科用装置を動作させるための方法も提供する。一実施形態では、本方法は、外科用装置の細長いシャフトの遠位端部のエンドエフェクタを操作して、組織の周りにエンドエフェクタを位置付けることを含むことができる。本方法はまた、外科用装置上のトリガを作動させて、過負荷部材を通してトリガから枢動部材に力を伝達して、エンドエフェクタを移動させる駆動アセンブリを作動させることも含むことができる。力が所定の閾値力を超えるときに、過負荷部材はハンドル筐体に対して移動し、それによって、力が枢動部材の少なくとも一部分に伝達されるのを阻止することができる。
一実施形態では、力が所定の閾値を超えるときに、過負荷部材は移動して、力が枢動部材に伝達されるのを阻止することができる。別の実施形態では、過負荷部材は、枢動部材の偏向可能な領域に連結された過負荷リンク機構を含むことができ、力が所定の閾値力を超えるときに、過負荷リンク機構が移動し、それによって、偏向可能な領域において枢動部材を変形させることができる。
本発明は、以下の詳細な説明を添付図面と併せて読むことで、より完全に理解されるであろう。
従来の外科用クリップアプライヤの例示的な一実施形態の側面図である。 図1の外科用クリップアプライヤの遠位部分の分解図である。 図1の外科用クリップアプライヤの遠位部分の斜視図である。 図1の外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 図1の外科用クリップアプライヤの近位部分の別の斜視部分透視図である。 過負荷部材が、トリガ内に収容された付勢要素と、付勢要素を枢動リンク機構に動作可能に連結している過負荷リンク機構と、を含み、トリガ及び過負荷部材が非作動位置にある状態を示す、過負荷部材を有する外科用クリップアプライヤの斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が圧縮されていない第1の位置にある状態を示す、図5Aの外科用クリップアプライヤの斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が圧縮されている第2の位置にある状態を示す、図5Aの外科用クリップアプライヤの斜視部分透視図である。 図5Aの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 図5Bの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 図5Cの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 過負荷部材は、過負荷リンク機構内に配置された付勢要素を含み、トリガ及び過負荷部材が非作動位置にある状態を示す、過負荷部材を有する外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が圧縮されていない第1の位置にある状態を示す、図7Aの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が圧縮されている第2の位置にある状態を示す、図7Aの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 過負荷部材が、トリガに連結された付勢要素を含む、枢動リンク機構、及び互いに動作可能に連結された過負荷部材の別の実施形態の側面部分透視図である。 別の実施形態による、枢動リンク機構、及び枢動リンク機構に連結された付勢要素を有する過負荷部材、及びトリガの側面部分透視図である。 枢動リンク機構、及び枢動リンク機構に連結された付勢要素を含む過負荷部材、及びトリガの別の実施形態の側面部分透視図である。 外科用クリップアプライヤは、枢動リンク機構と、過負荷リンク機構を含む過負荷部材と、枢動リンク機構の偏向可能な領域である付勢要素と、を含み、トリガ及び過負荷部材が非作動位置にある状態を示す、外科用クリップアプライヤの別の実施形態の近位部分の斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が変形されていない第1の位置にある状態を示す、図11Aの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 トリガが作動位置にあり、過負荷部材が、付勢要素が変形されている第2の位置にある状態を示す、図11Aの外科用クリップアプライヤの近位部分の斜視部分透視図である。 閉鎖力が所定の閾値力をまだ超えていないときの、過負荷機構の実施形態の斜視図である。 閉鎖力が所定の閾値力を超えたときの、図12Aの過負荷機構の斜視図である。 閉鎖力が所定の閾値力をまだ超えていないときの、過負荷機構の別の実施形態の側面図である。 付勢要素の実施形態の側面図である。 別の実施形態による、閉鎖力が所定の閾値力をまだ超えていないときの、過負荷機構の斜視図である。 図15Aの過負荷機構の別の斜視図である。
以下に、本明細書で開示する装置及び方法の構造、機能、製造、及び使用の原理の全体的な理解が得られるように、特定の例示的な実施形態を説明する。これらの実施形態のうちの1つ又は2つ以上の実施例が、添付の図面に例示されている。当業者であれば、本明細書で詳細に説明し、添付の図面に示される装置、システム、及び方法は、非限定的な例示的実施形態であり、本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって定義されることが理解されるであろう。例示的な一実施形態に関連して図示又は記載される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。このような改変及び変形は、本発明の範囲内に含まれるものとする。
更に、本開示においては、実施形態の同様の参照符合を付した構成要素は概して同様の特徴を有するものであり、したがって、特定の実施形態において、同様の参照符合を付した各構成要素の各特徴については必ずしも完全に詳しく述べることはしない。加えて、開示されるシステム、装置、及び方法の説明で直線寸法又は円寸法が使用される範囲において、かかる寸法は、かかるシステム、装置、及び方法と組み合わせて使用することができる形状の種類を限定しようとするものではない。当業者には、任意の幾何学的形状についてかかる直線寸法及び円寸法に相当する寸法を容易に決定することができる点が認識されるであろう。システム及び装置、並びにその構成要素のサイズ及び形状は、少なくとも、システム及び装置が内部で用いられる対象の解剖学的構造、システム及び装置が一緒に用いられる構成要素のサイズ及び形状、並びにシステム及び装置が用いられる方法及び手順に依存し得る。
「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書では、器具のハンドルを握っている臨床医などのユーザを基準として使用されることが認識されるであろう。「前方」及び「後方」といった他の空間的用語は、同様に、遠位及び近位にそれぞれ対応する。便宜上、また説明を明確にするため、本明細書では「垂直」及び「水平」などの空間的用語が、図面に対して使用されている点も更に理解されるであろう。しかしながら、手術用器具は、多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの空間的用語は、限定的かつ絶対的なものであることを意図するものではない。
力が所定の閾値力を超えるときに、過負荷力が外科用装置のエンドエフェクタに伝達されるのを阻止するための外科用装置及び方法を提供する。一般に、外科用装置は、ハンドル筐体と、エンドエフェクタが遠位端部に連結された状態でそこから遠位に延在する細長いシャフトと、を備える。トリガは、ハンドル筐体に連結され、かつエンドエフェクタの対応する移動を生じさせるための非作動位置と作動位置の間で移動可能である。装置は、抵抗に遭遇するときに過剰な閉鎖力がエンドエフェクタに印加されるのを阻止する、過負荷機構を更に含むことができる。例えば、外科用装置が外科用クリップアプライヤであるとき、過負荷機構は、対向するジョーを更に閉鎖させることなく、トリガを作動位置に向かって移動させ続けることを可能にする。例示的な外科用クリップアプライヤは、本明細書で説明され、図面に示すように、外科用クリップの適用を容易にするための様々な特徴を有し得る。しかしながら、外科用クリップアプライヤは、これらの特徴の一部のみを有してもよく、かつ/又は当該技術分野では既知の様々な他の特徴を有してもよいことは当業者には認識されるであろう。本明細書に記載される外科用クリップアプライヤは、特定の例示的な実施形態を表すことを意図したものに過ぎない。更に、過負荷機構は、外科用クリップアプライヤと関連して説明されているが、過負荷機構は、任意のタイプの外科用装置と関連して使用することができる。
図1~図4Bは、従来の外科用クリップアプライヤ100の一実施形態を例示する。示されるように、外科用クリップアプライヤ100は、一般に、固定ハンドル104を有する筐体102と、筐体102に枢動可能に連結された移動ハンドル又はトリガ106と、を含む。細長いシャフト108は、筐体102から遠位に延在しており、また、その遠位端部108d上に形成され、かつ開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である第1のジョー112及び第2のジョー114を含む、ジョーアセンブリ110を含む。第1のジョー112及び第2のジョー114は、対向する内向き面を含み、各内向き面は、それに沿って、クリップの脚部を受容して第1のジョー112及び第2のジョー114の中へ案内するように形成されたクリップトラックを有する。細長いシャフト108は、回転ノブ103を介して、筐体102に対して回転させることができる。
図2及び図3に示されるように、細長いシャフト108は、外側支持管120と、外管120の遠位に連結された上部シュラウド122と、下部シュラウド124と、を含むことができる。外側支持管120並びに上部シュラウド122及び下部シュラウド124は、シャフト108の外部ケーシングを形成する。図2及び図3に示されるように、複数の外科用クリップを含むクリップ積み重ね体126は、第1のジョー112及び第2のジョー114の近位でシャフト108のクリップトラック又はホルダ128内に配置され、かつ遠位に付勢される。フロア130は、クリップ積み重ね体126をシャフト108内で整列させて保持するために、かつ最遠位クリップ126dをジョー112、114の中へ案内するために、クリップ積み重ね体126の下に延在する。リフタばね132は、クリップ積み重ね体126の遠位移動を防止するように、ジョー112、114の直近位に、かつクリップ積み重ね体126の遠位に位置付けられ、最遠位クリップ126dは、リフタばね132の周囲に配置される。送給装置バー134は、最遠位クリップ126dをジョーの中へ送給するように、細長いシャフト108を通って延在する。上方シュラウド122及び下方シュラウド124を取り除いたクリップアプライヤ100を例示する図3に示されるように、形成器管136は、ジョー112、114の近位端部の周囲に延在して、ジョー112、114を閉鎖位置にカム運動させて、ジョーの間に配置されたクリップ127を形成するように、遠位に移動可能である。
外科用クリップアプライヤ100は、様々な構成要素を含むクリップ形成アセンブリを有し、これは、トリガ106が起動されると、共に動作してジョー112、114を閉鎖して、それによって、ジョーに配置されたクリップ(例えば、クリップ127)を組織に適用させる。クリップ形成アセンブリは、形成器管136及び他の構成要素を含み、これらは、トリガ106に連結されて、形成器管136を起動させて、遠位に移動させ、それによって、ジョー112、114を閉鎖するように構成される。外科用クリップアプライヤ100のクリップ前進アセンブリは、図4A及び図4Bに示されるように、送給装置バー134を含み、これも、トリガ106から近位に延在するリンク107を介して、トリガ106に連結される。このようにして、トリガ106が起動されるときに、送給装置バー134を、トリガ106の起動に応じて形成器管136を移動させる遠位方向の反対である、近位に移動させる。
クリップ形成アセンブリ及びクリップ前進アセンブリは、任意の好適な構成を有することができる。例えば、例示される実施形態では、図4A及び図4Bに示されるように、クリップ形成アセンブリの形成器管136は、内側継手138を介して、ハンドル102の形成器プレート140に連結され、これが次に、ピン141を介してトリガ106に連結され、クリップ前進アセンブリの送給装置バー134は、リンク107を介して同じくトリガ106に連結された送給装置プレート142を介してトリガ106に連結される。図4Aに示されるように、送給装置プレート142は、その遠位端部にアーム144a、144bを有し、アームは、外側継手146(部分的に透過して示す)の近位端部の上に配置され、かつ嵌合している。外側継手146の遠位端部の結合ピン148は、送給装置バー134を外側継手146に取り付ける。単に例示の目的で、図4A及び図4Bは、外部ケーシングの一部を取り除いたハンドル102を例示し、図4Bは、送給装置プレート142を有しないハンドル102を示す。簡潔にするために、外科用クリップアプライヤ100は、本明細書に記載されていない様々な他の構成要素及びアセンブリを含むことができると理解されるべきである。
使用中に、ハンドル102のトリガ106を起動させる(例えば、固定ハンドル104に向かって移動させる)と、クリップ形成アセンブリの形成器プレート140が遠位に前進して、形成器管136をジョー112、114の上へ遠位に前進させ、それによって、ジョー112、114を閉鎖位置にカム運動させる。同時に、クリップ前進アセンブリの送給装置プレート142が近位に移動し、それによって、送給装置バー134を近位に引っ張って、送給装置バー134を、クリップ積み重ね体126の最遠位クリップ126dの近位に位置付ける。クリップの脚部がジョーのそれぞれのクリップトラック内で受容されるようにジョー112、114に配置されたクリップ127が完全に形成されると、トリガ106が解放され、クリップ形成アセンブリを近位に移動させ、一方で、クリップ前進アセンブリを遠位に移動させる。図2は、元々の、予め形成された構成のクリップ127を示す。クリップ形成アセンブリの近位移動は、ジョーに対して形成器管136を引っ込ませ、したがって、ジョー112、114を元々の開放位置に移動させることを可能にし、それによって、形成されたクリップを解放する。クリップ前進アセンブリの遠位移動は、送給装置バー134を遠位に移動させ、それによって、送給装置バー134が、最遠位クリップ126dを遠位に押し、リフタばね132の付勢力に打ち勝ち、リフタばね132を外へ偏向させ、それによって、最遠位クリップ126dがジョー112、114の中へ前進することを可能にする。このようにして、最遠位クリップは、図3のクリップ127のように、ジョーのクリップトラック内に位置付けられる。フロア130は、最遠位クリップをジョー112、114のクリップトラックの中へ案内するのを補助する。
当業者は、過負荷機構が下で示され、説明されるが、本明細書で開示される過負荷機構は、他の作動機構に連結することができ、記載されているようなトリガに連結する必要がないことを理解するであろう。例えば、クリップアプライヤには、給電することができ、過負荷機構は、モータを作動させて装置の発射を制御するための作動ボタンに連結することができる。他の実施形態では、過負荷機構は、装置の作動がロボットシステムを通して制御されるように、ロボットシステムに連結するように構成することができる。
上で考察されるように、閉鎖力を印加して、非作動位置から作動位置にトリガ106を移動させ、それによって、最遠位クリップ126dをジョー112、114の中へ前進させる。クリップ形成プロセスが進行し、この時点でジョー112、114内に配置されたクリップ127は、組織の周りで少なくとも部分的に変形しているが、クリップ127の周囲でジョー112、114を閉鎖し続けるために必要とされる閉鎖力は、例えば、クリップ127が、厚い及び/若しくは圧縮できない組織の周りに形成されるとき、対象の組織の周りに以前形成されたクリップの周りに形成されるとき、並びに/又は対象の組織の周りの配置された他の固い物体の周りに形成されるときに大幅に増加し得る。
閉鎖力の増加は、ジョー112、114上の過負荷をもたらし得る。例えば、トリガ106の閉鎖ストローク中に、形成器管136からの反力に遭遇し得る。これが生じるとき、ユーザは、一般的に、トリガ106に過度の閉鎖力を印加して、この反力に打ち勝ち、閉鎖ストローク(すなわち、トリガ106を作動位置に向かって移動させること)を完了する。これは、形成器管136に、ジョー112、114を過度に強制的に閉鎖させる場合があり、ジョー112、114の変形及び/又は外科用クリップアプライヤ100の他の構成要素への損傷をもたらし得る。このジョー112、114の変形は、形成されるクリップの不適当な形成、及び/又は予め形成された、若しくは部分的に形成されたクリップの尚早の解放、及び/又はジョー112、114の間に位置付けられた組織の損傷を生じさせ得る。
したがって、外科用クリップアプライヤ100のジョーアセンブリ110に印加される最大力を制限して、ジョー112、114への過負荷を回避するための過負荷機構の様々な実施形態が提供される。一般に、本明細書で提供される過負荷機構は、閉鎖力が所定の閾値を超えるときに、閉鎖力がクリップ形成アセンブリの代わりに過負荷機構へ伝達され、それによって、ジョー112、114が不適当に閉鎖されるのを阻止するように設計され、トリガ106(又は他の作動機構)とクリップ形成アセンブリとの間に位置付けられる。更にまた、これらの過負荷機構は、従来のトリガに類似する移動経路を有するように設計することができ、したがって、図1~図4Bの外科用クリップアプライヤ100のような本明細書に記載される従来の外科用クリップアプライヤへの過負荷機構の組み込みは、外科用クリップアプライヤの他の内部機構に対して、大幅な変更は言うまでもなく、必ずしも変更を必要としない。
図5A~図5Cは、過負荷機構を含む外科用クリップアプライヤ200の例示的な実施形態を例示する。同様に、図6A~図6Cは、外科用クリップアプライヤ200の近位図を例示する。以下に詳細に記載される違いを除いて、外科用アプライヤ200は、外科用クリップアプライヤ100(図1~図4B)に類似し得、したがって、本明細書では詳細に説明しない。示されるように、過負荷機構は、枢動リンク機構250と、過負荷部材252と、を含み、これらは、互いに連結され、トリガ206とクリップ形成アセンブリとの間、特に、クリップ形成アセンブリの形成器管236と形成器プレート240との間に配置され、クリップ形成アセンブリからトリガ206の間の間接的な連結をもたらす。トリガ206は、作動すると、トリガ枢動軸(T)を画定するトリガピン254を中心に非作動位置(図5A及び図6A)から作動位置(図5B及び図6B)に枢動する。この移動は、過負荷部材252を通してトリガ206から枢動リンク機構250に、したがって、クリップ形成アセンブリに閉鎖力を伝達する。したがって、従来の外科用クリップアプライヤ、例えば図1A~図4Bの外科用クリップアプライヤ100とは異なり、閉鎖力は、トリガ206から過負荷部材252に伝達され、その後に枢動リンク機構250に伝達され、よって、枢動リンク機構250は、クリップ形成アセンブリに係合し、クリップ形成アセンブリを遠位に前進させ、ジョー212、214を開放位置から閉鎖位置に移動させる。
一般に、枢動リンク機構250は、クリップ形成アセンブリと過負荷部材252との間に連結することができる。図5A~図6Cに示されるように、枢動リンク機構250は、若干のV字形状であり得、第1の端部256aが、ドエルピン241を介してクリップ形成アセンブリの形成器プレート240に連結され、第2の端部256bが、枢動接合部256において過負荷部材252に連結される。外科用クリップアプライヤ200の使用中に、トリガ206は、枢動リンク機構250と共に作動し、トリガピン254の周りを枢動して、ジョーを閉鎖するために必要とされる力が所定の閾値力を超えない限り、トリガ206を作動させ、クリップ形成アセンブリの遠位前進を生じさせる。したがって、枢動リンク機構250の枢動移動は、形成器プレート240及び結果的に形成器管236を遠位に前進させて、一対のジョー212、214を開放位置から閉鎖位置に移動させる。
例えば厚い組織のため、過負荷に遭遇するとき、クリップ形成アセンブリの形成器管236及び形成器プレート242は、枢動リンク機構250の第1の端部256aに対してカウンタ力(反力)を及ぼし、この力は、枢動リンク機構250が、その最遠位位置に移動するのを阻止し、それによって、ジョーが完全に閉鎖するのを阻止する。同時に、トリガ206は、まだその作動位置にない。過負荷に遭遇するときに、トリガ206をその作動位置に到達させるために、過剰な閉鎖力がトリガ206に印加され得る。この過剰な力がクリップ形成アセンブリに伝達されるのを回避するために、枢動リンク機構250は、ハンドル筐体202に対して静止したままにすることができる。すなわち、トリガ206をその作動位置に到達させるために過剰な力がトリガに印加されている場合であっても、クリップ形成アセンブリを遠位前進させるための、トリガ枢動軸(T)を中心にした枢動リンク機構250の更なる枢動移動は生じない。これは、下で詳細に説明するように、過負荷部材252の移動に起因する。
一般に、過負荷部材252は、枢動リンク機構250の第2の端部256bとトリガ206との間に連結することができる。過負荷部材252は、様々な構成を有することができるが、図5A~図6Cに示される過負荷部材252は、過負荷リンク機構258と、付勢要素260と、を含む。図5A~図6Cに示されるように、過負荷リンク機構258は、第1の端部258aと、第2の端部258bと、を有する。第1の端部258aは、係合点256において枢動リンク機構250の第2端部256bに連結され、過負荷リンク機構258の第2の端部258bは、移動可能ピン264を介してトリガ206に摺動可能に連結される。移動可能なピン264は、トリガ206に対して移動し、トリガ206内に形成されたスロット266内に収容することができる。図5A~図6Cに示されるように、スロット266の近位端部266pから遠位端部266dへの移動可能ピン264の移動をユーザが観察できるように、スロット266は、トリガ206の壁を貫通して延在することができる。過負荷リンク機構258はまた、トリガ206内に収容された、付勢要素260、例えば、ばね又は他のばね様の部材にも動作可能に接続される。
付勢要素260は、様々な構成を有することができるが、図5A~図6Cに示される例示的な一実施形態では、付勢要素260は、トリガ206内に収容され、かつ係合点268においてトリガ206に連結された端部258aを有する、螺旋ばねの形態とすることができる。付勢要素260は、最初に、第1の圧縮状態(C)に予め圧縮して、過負荷に遭遇するまでトリガ206がトリガ枢動軸(T)を画定するトリガピン254を中心に非作動位置から作動位置に枢動するときに、過負荷リンク機構258を第1の位置に付勢することができる。例えば、図5B及び図6Bに示されるように、トリガ206の閉鎖ストローク中にいかなる過負荷にも遭遇しない場合、トリガ206は、その完全作動位置にあり、付勢要素260は、第1の圧縮状態(C)のままであり、よって、移動可能ピン264は、スロット266の近位端部266pに残る。すなわち、過負荷リンク機構258の第2の端部258aは、トリガ206内をまだ遠位に摺動していない。
閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、閉鎖力は、付勢要素260の付勢力に打ち勝って、過負荷リンク機構258が第1の位置から第2の位置に移動することを可能にし、それによって、ハンドル筐体202に対する枢動リンク機構250の更なる移動を阻止する。例えば、図5C及び図6Cに示されるように、(例えば、障害物259により)トリガ206の閉鎖ストローク中に過負荷に遭遇するときに、過負荷リンク機構258は、トリガ206内を摺動し、付勢要素260を第2の圧縮状態(C)に圧縮する。より具体的には、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、クリップ形成アセンブリの更なる遠位移動を生じさせることなく、トリガ206をその完全作動位置に到達させるために、過負荷リンク機構258は、移動可能ピン264をスロット266の遠位端部266dに向かって移動させて付勢要素260を圧縮することによって、過剰な閉鎖力を付勢要素260に伝達する。これは、枢動リンク機構250及び結果的にクリップ形成アセンブリを静止したままにすることができるように、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに閉鎖力が枢動リンク機構250に伝達されるのを阻止する様態で、過負荷リンク機構258が移動することを可能にする。所定の閾値力は、付勢要素260の付勢力に打ち勝つために必要とされる力に対応することができ、したがって、装置の特定の構成、及びジョーに損傷を生じさせることなくジョーを閉鎖するために必要とされる力に基づいて、必要に応じて、製造中に、所望の付勢力を有する付勢要素260を選択することができる。
図7A~図7Cは、外科用クリップ100(図1~図4B)に類似する外科用クリップアプライヤ300内に配置された、過負荷部材の別の例示的な実施形態を例示する。示されるように、過負荷部材352は、係合点368においてトリガ306に連結された筐体370を有する過負荷リンク機構358と、係合点356において枢動リンク機構350に、かつ筐体370に連結されたプッシャ372、例えばピストン又はピストン様の部材と、を含む。示されるように、過負荷部材352はまた、過負荷リンク機構358の外面の周りに位置付けられた付勢要素360も含む。付勢要素360は、過負荷に遭遇するまでトリガ306がトリガ枢動軸(T)を画定するトリガピン354を中心に非作動位置から作動位置に枢動するときに、過負荷リンク機構358を第1の位置に付勢することができる。例えば、図7Bに示されるように、トリガ306の閉鎖ストローク中にいかなる過負荷にも遭遇しない場合、トリガ306は、その完全作動位置にあり、付勢要素360は、非圧縮状態(C1)のままである。閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、プッシャ372は、筐体370内を遠位に摺動し、それによって、付勢要素360を圧縮状態(C2)に圧縮し、それによって、第1の長さ(L)から第2の長さ(L)への過負荷部材352の全長の減少をもたらす。付勢要素360の圧縮は、ハンドル筐体302に対する枢動リンク機構350の更なる移動を阻止する。したがって、過剰な閉鎖力は、過負荷リンク機構358を通して、クリップ形成アセンブリではなく付勢要素360に伝達され、それによって、クリップ形成アセンブリが過度に強制的にジョーを閉鎖させるのを阻止する。先の実施形態と同様に、所定の閾値力は、付勢要素360の付勢力に打ち勝つために必要とされる力に対応することができ、製造中に所望に応じて選択することができる。
図5A~図7Cは、過負荷リンク機構258、358、458、及び螺旋ばねの形態で付勢要素260、360、460を有する過負荷部材を例示しているが、過負荷部材は、図8~図10に示されるような他の構成を有することができる。図8~図10は、それぞれ、板ばね576、676、776の形態である過負荷部材を例示する。図8では、円弧形状の長さを有するように例示されている板ばね576は、トリガ506の第1端部506aに連結された第1の端部576aと、トリガ506の第2の端部506bに隣接してトリガ内に摺動可能に配置された第2の端部576bと、を有する。板ばね576の円弧状の中央部分は、板ばね576がリンク機構550に付勢力を印加するように、枢動リンク機構550と動作可能に接触している。使用中に、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、トリガ506のその作動位置への継続的な移動は、閉鎖力を板ばね576に伝達する。その結果、板ばね576は、撓曲することによって圧縮し、その第2の端部576bを、トリガ506の第2の端部506bに向かって遠位に摺動させ、したがって、示されるように、トリガ506内で伸長及び拡張させる。したがって、ハンドル筐体に対する枢動リンク機構550の更なる移動は生じない。
図9では、板ばね676の第1の端部676aは、枢動リンク機構650に連結され、第2の端部676bは、トリガ606の端部606bに連結される。板ばね676は、この実施形態では、付勢力が枢動リンク機構650に印加される直線状の静置構成を有する。使用中に、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、トリガ606のその作動位置への継続的な移動は、閉鎖力を板ばね676に伝達し、トリガ606に向かう方向(D)の曲げによって板ばね676を変形させる。次に、枢動リンク機構650を、ハンドル筐体に対して静止したままにすることができる。
以下、図10を参照すると、板ばね776は、枢動リンク機構750に連結された第1の端部776aと、トリガ706の端部706bに連結された第2の端部776bと、を有する。板ばね776は、その中に形成され、付勢力が枢動リンク機構750に印加される離間構成に付勢される、2つの対向するU字形状のセグメントを有する。使用中に、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、トリガ706のその作動位置への継続的な移動は、閉鎖力を板ばね776に伝達する。その結果、板ばね776を圧縮し、それによって、U字形状のセグメントが互いに向かって押し潰されて、ハンドル筐体に対する枢動リンク機構750の更なる移動を阻止する。
図11A~図11Cは、外科用クリップ100(図1~図4B)に類似する外科用クリップアプライヤ800内に配置された、過負荷機構の別の例示的な実施形態を例示する。示されるように、過負荷機構は、第1の部分850a及び第2の部分850bを有する枢動リンク機構850と、過負荷部材852と、を含む。過負荷部材852は、過負荷リンク機構858と、付勢要素860と、を有する。この実施形態では、付勢要素860は、枢動リンク機構850の第2の部分850bの偏向可能な領域878である。示されるように、例えば、付勢要素は、板ばねとすることができる。閉鎖力が所定の閾値力を超えるまで、トリガ806がトリガ枢動軸を中心にした非作動位置から作動位置に枢動するときに、付勢要素860は、過負荷リンク機構858を第1の位置に付勢することができる。いかなる過負荷にも遭遇していない場合、図11Bに例示されるように、過負荷機構は係合されない。しかしながら、過負荷に遭遇するときに、図11Cに示されるように、閉鎖力が付勢要素860の付勢力に打ち勝って、過負荷部材852が第2の位置に移動することを可能にして、ハンドル筐体802に対する枢動リンク機構850の更なる移動を阻止する。より具体的には、図11Cに示されるように、閉鎖力が所定の閾値力を超えるときに、付勢要素860が変形又は偏向し、よって、枢動リンク機構850の第1の部分850a、したがってクリップ形成アセンブリは、静止したままであり、一方で、トリガ806は、その作動位置に移動し続ける。
枢動リンク機構850の第1の部分850aは、枢動リンク機構850の第2の部分850bよりも可撓性を低くすることができる。一実施形態では、第1の部分は、第1の弾性率値を有する第1の材料で形成され、第2の部分は、第1の弾性率値未満である第2の弾性率値を有する第2の材料で形成される。他の実施形態では、図11A~図11Cに示されるように、第2の部分は、過剰な閉鎖力が印加されるときに第2の部分が偏向又は変形することを可能にする様態で構築することができる。別の実施形態では、第2の部分は、第1の部分よりも狭い幅を有することができる。更に別の実施形態では、第2の部分は、単一又は繰り返しのいずれかのビーム/リブ要素を有する非中実断面を有することができ、一方で、第1の部分は、中実とするか、又はより厚いビーム/リブ要素で構築することができる。
図12A~図12Bは、過負荷機構の別の例示的な実施形態を例示する。示されるように、過負荷機構は、トリガ906のドエルピンスロット980内に配置された付勢要素960を含む。付勢要素960は、様々な構成を有することができるが、図12A~図12Bでの付勢は、アコーディオン構成のばねである。他の実施形態では、例えば、図13に例示されるように、付勢要素1060は、板ばねとすることができ、又は図14に示されるように、付勢要素1160は、ジグザク構成の平面ばねとすることができる。
更に、図12A~図12Bでは、トリガ906をクリップ形成アセンブリに接続するドエルピン941もまた、ドエルピンスロット980内に配置される。ドエルピン941は、使用中にドエルピン941が付勢要素960と動作可能に接触するように、スロット980の遠位端部980dと付勢要素960との間に配置される。トリガ906が、トリガ枢動軸(T)を画定するトリガピン954を中心に非作動位置から作動位置に枢動すると、付勢要素960は、閉鎖力が所定の閾値力を超えるまで、ドエルピン941をスロット980の遠位端部980dに付勢する(図12A)。トリガの閉鎖ストローク中に閉鎖力が所定の閾値力を超える場合、閉鎖力は、付勢要素960の付勢力に打ち勝って、ドエルピン941をドエルピンスロット980の近位端部980pに向かって移動させ、それによって、付勢要素960を圧縮する(図12B)。その結果、クリップ形成アセンブリのいかなる更なる遠位移動も生じさせることなく、トリガ906は、その作動位置に移動し続けることができる。
図15A~15Bは、過負荷機構の別の例示的な実施形態を例示する。示されるように、トリガ1406は、それぞれが2つの付勢要素1482、1484を有する、2つのドエルピンスロット1480a、1480bを含む。第1の付勢要素1482は、互いに隣接している2つのコイルスプリング1482a、1482bを含む。同様に、第2の付勢要素1484は、互いに隣接している2つのコイルスプリング1084a、1084bを含む。トリガ1406をクリップ形成アセンブリに接続するドエルピン1441はまた、ドエルピンスロット1480d、1480p内にも配置される。示されるように、ドエルピン1441は、各スロット1480の遠位端部1480dと、対応する付勢要素1460との間に配置され、よって、ドエルピン1441は、各付勢要素1482、1484に動作可能に接続される。使用中に、各付勢要素1482、1484は、閉鎖力が所定の閾値力を超えるまで、ドエルピン1441を各対応するスロット1480の遠位端部1480dに付勢する。トリガピン1454を中心に非作動位置から作動位置へのトリガ1406の枢動移動中に、閉鎖力が所定の閾値力を超える場合、閉鎖力は、過負荷機構へ伝達され、ドエルピン1441を、各ドエルピンスロット1480a、1480bの近位端部1480pに向かって移動させ、それによって、対応する付勢要素1482、1484を圧縮する。上で考察されるように、過負荷に遭遇するときに、付勢要素1482、1484の圧縮は、クリップ形成アセンブリのいかなる更なる遠位前進も生じさせることなく、トリガ1406をその作動位置に移動させ続けることを可能にする。
上で述べたように、外科用クリップアプライヤは、血管、導管、シャントなどといった外科部位の周りにクリップを形成するために使用することができる。本明細書に記載される任意の外科用装置を動作させるための任意の好適な方法を使用することができる。例えば、外科用クリップアプライヤ200(図5A~5C)を動作させているときには、一対のジョー、例えば図1~図3に示されるジョー112、114を操作して、ジョーの間に組織を位置付けることができる。ジョーが組織の周りに位置付けられると、外科用クリップアプライヤ200のトリガ206(又は他の作動装置)を作動させて、過負荷部材252を通してトリガ206から枢動リンク機構250に力を伝達して、クリップ形成アセンブリを作動させることができ、これが次に、一対のジョーを開放位置から閉鎖位置に移動させる。その結果、クリップがジョーの間に位置付けられた組織に係合するように、ジョー内に配置されたクリップ、例えば図2~図3に示されるクリップ127を変形させることができる。力が所定の閾値力(すなわち、付勢要素の付勢力に打ち勝つために必要とされる力に対応する力)を超える場合、過負荷部材252は、ハンドル筐体202に対して移動して、枢動リンク機構250の少なくとも一部分に、結果的に、クリップ形成アセンブリに力が伝達されるのを阻止することができる。すなわち、力が所定の閾値力を超える場合、過負荷部材252は、枢動リンク機構250を静止したままにさせ、それによって、クリップ形成アセンブリの更なる遠位前進を阻止し、結果的に、過剰な閉鎖力が組織及び/又は外科用装置に望ましくない損傷を生じさせるのを阻止することができる。
本明細書に開示される装置は、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、装置は、少なくとも1回の使用後に再使用のために再調整することができる。再調整には、装置の分解工程、それに続く洗浄工程又は特定の部品の交換工程、及びその後の再組み立て工程の任意の組み合わせを含むことができる。特に、装置は分解することができ、装置の任意の数の特定の部品又は部分を、任意の組み合わせで選択的に交換するか又は取り外すことができる。特定の部分を洗浄及び/又は交換する際、装置を後の使用のために、再調整施設で、又は外科手技の直前に外科チームによってのいずれかで再組み立てることができる。当業者であれば、装置の再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組み立てのための様々な技術を利用できることを理解するであろう。こうした技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本出願の範囲内にある。
当業者には、上述の実施形態に基づいて本発明の更なる特徴及び利点が認識されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によって示される場合を除き、具体的に示され説明される内容により限定されるものではない。本明細書において引用されている全ての刊行物及び参照文献は、それらの全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
〔実施の態様〕
(1) 外科用装置であって、
ハンドル筐体であって、そこから遠位に延在する細長いシャフトを有する、ハンドル筐体と、
前記細長いシャフトの前記遠位端部のエンドエフェクタと、
前記エンドエフェクタを作動させるように構成された駆動アセンブリと、
前記ハンドル筐体に連結され、かつトリガ枢動軸を中心に非作動位置から作動位置に枢動可能なトリガと、
駆動アセンブリに連結された第1の端部と、第2の端部と、を有する、枢動リンク機構であって、前記トリガ枢動軸を中心に枢動可能である、枢動リンク機構と、
少なくとも前記枢動リンク機構の前記第2の端部と前記トリガとの間に連結された過負荷部材と、を備え、
前記トリガ枢動軸を中心にした前記非作動位置から前記作動位置への前記トリガの枢動移動は、前記過負荷部材を通して前記枢動リンク機構の前記第2の端部に閉鎖力を伝達し、それによって、前記枢動リンク機構の前記第1の端部が前記駆動アセンブリを遠位に前進させて、前記エンドエフェクタの作動を生じさせるように、前記トリガ枢動軸を中心に前記枢動リンク機構を枢動させ、
前記閉鎖力が所定の閾値力を超えたときに、前記トリガ枢動軸を中心にした前記非作動位置から前記作動位置への前記トリガの枢動移動は、前記枢動リンク機構が前記ハンドル筐体に対して静止したままであるように、前記枢動リンク機構への前記閉鎖力の伝達を阻止する様態で、前記閉鎖力を前記過負荷部材に伝達して、前記過負荷部材を移動させる、外科用装置。
(2) 前記過負荷部材が、過負荷リンク機構と、付勢要素と、を備え、前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えるまで、前記トリガが前記トリガ枢動軸を中心に前記非作動位置から前記作動位置に枢動するときに、前記付勢要素が、前記過負荷リンク機構を第1の位置に付勢する、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記閉鎖力が前記付勢要素の付勢力に打ち勝って、前記過負荷部材が前記第1の位置から第2の位置に移動することを可能にし、それによって、前記ハンドル筐体に対する前記枢動リンク機構の更なる移動を阻止する、実施態様2に記載の装置。
(4) 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記付勢要素を圧縮して、それによって、前記過負荷部材の偏向及び前記過負荷部材の長さの低減のうちの少なくとも1つを生じさせる、実施態様2に記載の装置。
(5) 前記過負荷リンク機構が、第1及び第2の端部を有し、前記過負荷リンク機構の前記第2の端部が、前記トリガ内に摺動可能に配置されている、実施態様2に記載の装置。
(6) 前記付勢要素が、前記トリガ内に収容され、前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記過負荷リンク機構の前記第2の端部は、前記枢動リンク機構が前記ハンドル筐体に対して静止したままであるように、前記トリガ内を摺動して、前記付勢要素を圧縮する、実施態様5に記載の装置。
(7) 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記付勢要素が圧縮して、前記ハンドル筐体に対する前記枢動リンク機構の更なる移動を阻止するように、前記付勢要素が、前記過負荷リンク機構の外面の周りに位置付けられている、実施態様2に記載の装置。
(8) 前記付勢要素の圧縮が、前記過負荷部材の長さを減少させる、実施態様7に記載の装置。
(9) 前記枢動リンク機構が、第1の部分と、第2の部分と、を含み、前記付勢要素が、前記枢動部材の前記第2の部分の偏向可能な領域であり、前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記付勢要素が変形して、前記ハンドル筐体に対する前記枢動リンク機構の更なる枢動移動を阻止する、実施態様2に記載の装置。
(10) 前記第1の部分が、前記枢動リンク機構の前記第2の部分よりも可撓性が低い、実施態様9に記載の装置。
(11) 外科用装置であって、
ハンドル筐体であって、そこに枢動可能に連結されたトリガを有する、ハンドル筐体と、
前記ハンドル筐体から遠位に延在する細長いシャフトであって、その遠位端部にエンドエフェクタを有する、細長いシャフトと、
前記エンドエフェクタを作動させるように移動可能である駆動アセンブリと、
前記トリガと前記駆動アセンブリとの間に連結されたリンク機構アセンブリであって、前記リンク機構アセンブリが、互いに連結された枢動部材及び過負荷シャフトを含み、前記枢動部材が、前記駆動アセンブリに連結され、前記過負荷シャフトが、前記トリガに連結され、前記リンク機構アセンブリが、前記過負荷シャフトを通して前記トリガから前記枢動部材に駆動力を伝達して、前記駆動アセンブリを移動させ、それによって、前記エンドエフェクタを作動させるように構成されており、前記駆動力が所定の閾値力を超えたときに、前記リンク機構アセンブリは、前記過負荷シャフトを移動させるように構成され、一方で、前記枢動部材は前記ハンドル筐体に対して静止したままである、リンク機構アセンブリと、を備える、外科用装置。
(12) 前記過負荷シャフトが、付勢要素に動作可能に接続されており、前記付勢要素は、前記駆動力が前記所定の閾値力を超えるまで、前記過負荷シャフトを第1の位置に付勢する、実施態様11に記載の装置。
(13) 前記駆動力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記駆動力が前記付勢要素を移動させて、前記過負荷シャフトを第1の位置から第2の位置に移動させることを可能にし、それによって、前記ハンドル筐体に対する前記枢動部材の更なる移動を阻止する、実施態様12に記載の装置。
(14) 前記付勢要素が、前記トリガ内に配置され、前記付勢要素が、第1及び第2の端部を有し、前記付勢要素の前記第1の端部が、前記過負荷シャフトの端部と接触している、実施態様12に記載の装置。
(15) 前記付勢要素が、前記過負荷シャフトの外面の周りに位置付けられている、実施態様12に記載の装置。
(16) 前記枢動部材が、前記駆動アセンブリに連結されている近位部分と、前記過負荷シャフトに連結されている遠位部分と、を有し、前記付勢要素が、前記枢動部材の前記遠位部分の偏向可能な領域である、実施態様12に記載の装置。
(17) 前記枢動部材の前記近位部分が、前記枢動部材の前記遠位部分よりも可撓性が低い、実施態様16に記載の装置。
(18) 外科用装置を動作させる方法であって、
外科用装置の細長いシャフトの遠位端部のエンドエフェクタを操作して、前記エンドエフェクタを組織の周りに位置付けることと、
前記外科用装置のトリガを作動させて、過負荷部材を通して前記トリガから枢動部材に力を伝達して、前記エンドエフェクタを移動させる駆動アセンブリを作動させることと、を含み、前記力が所定の閾値力を超えたときに、前記過負荷部材が前記ハンドル筐体に対して移動し、それによって、前記力が前記枢動部材の少なくとも一部分に伝達されるのを阻止する、方法。
(19) 前記力が前記所定の閾値を超えたときに、前記過負荷部材が移動して、前記力が前記枢動部材に伝達されるのを阻止する、実施態様18に記載に記載の方法。
(20) 前記過負荷部材が、前記枢動部材の偏向可能な領域に連結された過負荷リンク機構を備え、前記力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記過負荷リンク機構が移動し、それによって、前記偏向可能な領域において前記枢動部材を変形させる、実施態様18に記載の方法。

Claims (6)

  1. 外科用装置であって、
    ハンドル筐体であって、そこから遠位に延在する細長いシャフトを有する、ハンドル筐体と、
    前記細長いシャフトの遠位端部のエンドエフェクタと、
    前記エンドエフェクタを作動させるように構成された駆動アセンブリと、
    前記ハンドル筐体に連結され、かつトリガ枢動軸を中心に非作動位置から作動位置に枢動可能なトリガと、
    前記駆動アセンブリに連結された第1の端部と、第2の端部と、を有する、枢動リンク機構であって、前記トリガ枢動軸を中心に枢動可能である、枢動リンク機構と、
    過負荷リンク機構と、付勢要素と、を備える過負荷部材であって、少なくとも前記枢動リンク機構の前記第2の端部と前記トリガとの間に連結された過負荷部材と、を備え、
    前記過負荷リンク機構が、第1及び第2の端部を有し、前記過負荷リンク機構の前記第1の端部が、係合点において前記枢動リンク機構の前記第2の端部に連結され、前記過負荷リンク機構の前記第2の端部が、移動可能ピンを介して前記トリガに摺動可能に連結され、かつ、前記付勢要素に動作可能に連結され、
    前記トリガ枢動軸を中心にした前記非作動位置から前記作動位置への前記トリガの枢動移動は、前記過負荷部材を通して前記枢動リンク機構の前記第2の端部に閉鎖力を伝達し、それによって、前記枢動リンク機構の前記第1の端部が前記駆動アセンブリを遠位に前進させて、前記エンドエフェクタの作動を生じさせるように、前記トリガ枢動軸を中心に前記枢動リンク機構を枢動させるように構成され
    前記閉鎖力が所定の閾値力を超えたときに、前記トリガ枢動軸を中心にした前記非作動位置から前記作動位置への前記トリガの枢動移動は、前記枢動リンク機構が前記ハンドル筐体に対して静止したままであるように、前記枢動リンク機構への前記閉鎖力の伝達を阻止する様態で、前記閉鎖力を前記過負荷部材に伝達して、前記過負荷部材を移動させるように構成され
    前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えるまで、前記トリガが前記トリガ枢動軸を中心に前記非作動位置から前記作動位置に枢動するときに、前記付勢要素が、前記過負荷リンク機構を第1の位置に付勢するように構成されている、外科用装置。
  2. 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記閉鎖力が前記付勢要素の付勢力に打ち勝って、前記過負荷部材が前記第1の位置から第2の位置に移動することを可能にし、それによって、前記ハンドル筐体に対する前記枢動リンク機構の更なる移動を阻止する、請求項に記載の外科用装置。
  3. 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記付勢要素を圧縮して、それによって、前記過負荷部材の長さの低減を生じさせるように構成されている、請求項に記載の外科用装置。
  4. 前記付勢要素が、前記トリガ内に収容され、前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記過負荷リンク機構の前記第2の端部は、前記枢動リンク機構が前記ハンドル筐体に対して静止したままであるように、前記トリガ内を摺動して、前記付勢要素を圧縮するように構成されている、請求項に記載の外科用装置。
  5. 前記閉鎖力が前記所定の閾値力を超えたときに、前記閉鎖力が前記付勢要素を移動させて、前記過負荷リンク機構を前記第1の位置から第2の位置に移動させることを可能にし、それによって、前記ハンドル筐体に対する前記枢動リンク機構の更なる移動を阻止する、請求項1に記載の外科用装置。
  6. 前記付勢要素が、前記トリガ内に配置され、前記付勢要素が、第1及び第2の端部を有し、前記付勢要素の前記第1の端部が、前記過負荷リンク機構の端部と接触している、請求項1に記載の外科用装置。
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