JP7274676B1 - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

軸線方向(C)に延びる感熱体(11)と、感熱体(11)に電気的に接続される一対の電線(15,17)とを有するセンサ素子(10)と、感熱体(11)が軸線方向(C)に沿って納められる、軸線方向(C)の周りに閉じられた収容室(37)と、測定対象物(100)に接触して測定対象物(100)から熱を受ける受熱面(32)と、を有する受熱体(30)とを備える。記受熱体(30)は、受熱面(32)と、受熱面(32)に対する対向面(34)とを有する基体(31)と、対向面(34)の側に設けられ、収容室(37)を有する、基体(31)と一体的に形成される保持体(35)と、を備え、保持体(35)は、軸線方向(C)に直交する横断面における外周が、対向面(34)から離れる向きに凸となる形状を有している。

Description

本発明は、測定対象物の表面に接触して温度を測定できる温度センサに関する。
測定対象物の表面温度を測定する温度センサとして、測定対象物の平面に面で接触する検知面または受熱面を備えるものがある。例えば、特許文献1がこれに該当する。
特許文献1に開示される温度センサは、測定対象物のおもて面に面接触して測定対象物からの熱を受熱する接触面をうら面に備えるとともにサーミスタ素子の収納部をうら面に備える受熱部品と、受熱部品を嵌合保持するように形成され樹脂ホルダと、を備える。特許文献1の温度センサによれば、取り付け作業が簡単で、測定対象物の表面温度を正確に測定ができる、とされている。
特開2012-145527号公報
温度センサは、測定温度の正確性に加えて、測定対象物の温度変化に対する熱応答性が速いことが望まれる。ところが、特許文献1の温度センサは、熱応答性の点で改善の余地があった。
そこで本発明は、測定対象物の表面温度を正確に測定ができるとともに、熱応答性が改善された温度センサを提供することを目的とする。
本発明の温度センサは、軸線方向に延びる感熱体と、感熱体に電気的に接続される一対の電線(15,17)とを有するセンサ素子と、感熱体が軸線方向に沿って納められ、軸線方向の周りに閉じられた収容室と、測定対象物に接触して測定対象物から熱を受ける受熱面と、を有する受熱体とを備える。
受熱体は、受熱面と、受熱面に対する対向面とを有する基体と、対向面の側に設けられ、収容室を有する基体と一体的に形成される保持体と、を備える。
保持体は、軸線方向に直交する横断面における外周が、対向面から離れる向きに凸となる形状を有している。
受熱体において、軸線方向に直交し基体と保持体とが並ぶ高さ方向と、軸線方向と高さ方向の両方に直交する幅方向と、が定義される。対向面において、基体の幅方向の寸法W31と、保持体の幅方向の寸法W35とが、W31>W35の関係を有することが好ましい。
保持体は、軸線方向に直交する横断面における外周が、対向面から離れる向きに中央部が凸となるアーチ型を有していることが好ましい。
保持体は、基体よりも熱容量か小さいことが好ましい。
収容室は、保持体と基体に跨って設けられることが好ましい。
この収容室は、対向面よりも受熱面に向けて凹んで形成されていることが好ましい。
収容室は、一対の電線が引き出される側が開口し、その逆側が閉じられていることが好ましい。
本発明の温度センサによれば、受熱体が測定対象物に接触して測定対象物から熱を受けるので、測定温度の精度が高い。加えて、本発明の温度センサによれば、保持体が、軸線方向に直交する横断面における外周が、対向面から離れる向きに凸となる形状を有しているので、保持体に収容される感熱体の熱応答性が優れる。
実施形態に係る温度センサを示す平面図および部分拡大断面図である。 実施形態に係る温度センサのセンサ素子を示す図である。 実施形態に係る温度センサの受熱体を示す図である。 実施形態に係る温度センサを得る過程で作製した受熱体を示す図である。 ボックス型の受熱体を適用した場合の温度測定における熱応答性の評価結果を示すグラフである。 アーチ型の受熱体を適用した場合の温度測定における熱応答性の評価結果を示すグラフである。 アーチ型の受熱体とボックス型の受熱体の熱伝達の違いを示す図である。 本実施形態の変形例を示す図である。 本実施形態の他の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
実施形態に係る温度センサ1は、一例として、その受熱面32が測定対象物100の平坦な測定面101に面で接触して測定対象物100の温度を測定する。温度センサ1は、受熱面32を備える受熱体30の形状を特定することにより、高熱応答性を有する温度測定を実現できる。
[温度センサ1の全体構成:図1]
温度センサ1は、センサ素子10と、センサ素子10の感熱体11を保持するとともに、測定対象物100と接触して測定対象物100からの熱を受ける受熱体30と、を備える。受熱体30は、後述する保持体35の軸線方向(C)に沿ってセンサ素子10の感熱体11を保持する。温度センサ1は測定対象物100と平行に配置されるが、この平行な配置のことを、温度センサ1が測定対象物100に対する横置き、と称する。
なお、温度センサ1において、図1などに示すように、感熱体11が設けられる側を前(F)と定義し、その逆の側を後(R)と定義する。この前(F)、後(R)の定義は相対的な意味を有するものとする。
[センサ素子10:図1,図2]
センサ素子10は、感熱体11と、感熱体11の周囲を覆うガラス製の被覆層13と、感熱体11に電気的に接続される一対の第1電線15,15と、第1電線15,15のそれぞれの他端に電気的に接続される第2電線17,17と、を備えている。電気的に接続される第1電線15,15と第2電線17,17により本発明における一対の電線が構成される。
[感熱体11]
感熱体11は、軸線方向Cに長い紡錘形状を有している。感熱体11は、例えば、サーミスタを用いることが好ましい。サーミスタはthermally sensitive resistorの略称であり、温度によって電気抵抗が変化する性質を利用して温度を検出する金属酸化物である。他の感熱体として、白金抵抗体、熱電対などを使用できる。
サーミスタは、NTC(negative temperature coefficient)サーミスタとPTC(positive temperature coefficient)に区分されるが、本実施形態はいずれのサーミスタをも使用できる。
NTCサーミスタとして典型的なスピネル構造を有するマンガン酸化物(Mn)を基本組成とする酸化物焼結体を感熱体11に用いることができる。この基本構成にM元素(Ni、Co、Fe、Cu、AlおよびCrの1種又は2種以上)を加えたMMn3-xの組成を有する酸化物焼結体を感熱体11に用いることもできる。さらに、V、B、Ba、Bi、Ca、La、Sb、Sr、TiおよびZrの1種又は2種以上を加えることができる。
また、PTCサーミスタとして典型的なペロブスカイト構造を有する複合酸化物、例えばYCrOを基本構成とする酸化物焼結体を感熱体11に用いることができる。
[被覆層13:図1,図2]
被覆層13は、感熱体11を封止して気密状態に保持することによって、温度センサ1が用いられる周囲の環境条件に由来する感熱体11の化学的、物理的変化の発生を防止するとともに、感熱体11を機械的に保護する。被覆層13は、感熱体11の全体に加えて第1電線15,15の前端を覆い、第1電線15,15を封着する。
なお、被覆層13を設けることは、本発明において好ましい形態にすぎず、被覆層13を設けることなく感熱体11だけでも足りる。
[第1電線15:図1、図2]
第1電線15,15は、図示を省略する感熱体11の電極に電気的に接続される。
第1電線15,15は、被覆層13により封着されるため、線膨張係数がガラスと近いジュメット線(Dumet wires)が好適に用いられる。なお、ジュメット線は、鉄とニッケルを主成分とする合金を導電体である芯線として用い、そのまわりを銅で覆った電線である(JIS H4541)。
[第2電線17:図1、図2]
第2電線17,17は、導電体からなる芯線17A,17Aと、芯線17A,17Aを覆う絶縁被覆17B,17Bと、を備える。第2電線17,17は、2芯平行線、または単に平行線と称されている。第2電線17,17は、芯線17A,17Aの前端が第1電線15,15とそれぞれが溶接、半田や導電性接着剤などにより電気的に接続される。一対の第2電線17,17の芯線17A,17Aは、第1電線15,15と接続される前端部分、および、図示が省略される温度センサ1の制御機器と接続される後端部分が剥き出しとされている。
第2電線17は、第1電線15のように線膨張係数の制約がなく、所定の耐熱性、耐久性を備えている限り、任意の材質を選択できる。
[絶縁チューブ16,保護チューブ18:図1,図2]
絶縁チューブ16,16は、第1電線15,15を被覆し、第1電線15,15の相互の電気的絶縁性を図る。絶縁チューブ16は、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)などの耐熱性の高い樹脂材料から構成される。
保護チューブ18,18は、絶縁チューブ16,16および第2電線17,17を被覆し、2線間の絶縁性を担保しつつ芯線17A,17Aを酸化や汚損等から保護する。保護チューブ18,18は、例えば架橋フッ素エラストマなどから構成される。
[受熱体30:図1,図3]
次に、図1および図3を参照して、受熱体30を説明する。
受熱体30は、測定対象物に載せられる基体31と、基体31に連なり、感熱体11を含むセンサ素子10の前方(F)の部分を内部に収容し、保持する保持体35と、を備える。ここでは基体31と保持体35とが一体的に形成されている例が示されているが、それぞれを別体として作製し、その後に両者を接合して一体化してもよい。センサ素子10の前方(F)の部分は、保持体35に収容され、充填剤41により周囲が封止されて当該部分が固定される。なお、基体31と保持体35を備える受熱体30の形態をアーチ型と称することがある。アーチ型とは、対向面34から離れる向きに中央部が凸となる曲線からなる。
受熱体30において、図3に示すように、軸線方向(C)、幅方向(W)および高さ方向(H)が定義される。また、図3は、受熱体30の斜視図、部分平断面図(PV)、底面図(BV)、正面図(FV)および背面図(RV)を含んでいる。
基体31は、好適な一例として、直方体状の外観を有し、測定対象物100の平坦な測定面101と面接触する矩形状の受熱面32を備える。基体31は、受熱面32の四つの辺のそれぞれに連なり受熱面32に対して垂直に立ち上がる側面33A,33B,33C,33Dを備える。また、基体31は、受熱面32と高さ方向(H)に間隔を隔てて平行な対向面34を備える。対向面34は矩形状をなしており、その四つの辺のそれぞれには側面33A,33B,33C,33Dが連なっている。
受熱面32は、幅方向(W)において、保持体35から外側に突き出す部分がある。そのために、受熱面32は面積を広く確保できる。また、センサ素子10が横置きされる温度センサ1の受熱体30の受熱面32は、軸線方向(C)における感熱体11および被覆層13の寸法に対応する軸線方向(C)の寸法を有する必要がある。そのために、センサ素子10が縦置きとされる温度センサに比べて、受熱面32は必然的にその面積が広くなる。
保持体35は、基体31の幅方向(W)の中央に基体31と一体的に形成される。保持体35は、対向面34から高さ方向(H)に立ち上がり、かつ、対向面34の軸線方向(C)の全域に亘って延設されている。保持体35は、幅方向(W)に直交しかつ高さ方向(H)に沿う横断面が半円筒形状を有しており、その外周36がアーチ型、典型的には円弧形状をなしている。このように外周36がアーチ型をなしていれば、外周36から収容室37までの距離を略均等にできるので、収容室37の内部における周方向の熱的な影響が均等になるため、測定温度の精度を高くできる。対向面34において、基体31の幅方向(W)の寸法W31と、保持体(35)の幅方向(W)の寸法W35とが、W31>W35の関係を有することが、熱的な影響が均等になるために好ましい。

保持体35の軸方向(C)の端部35F,35Rは、それぞれ側面33A,33Bと面一になっている。保持体35は、基体31の幅方向(W)の中央に配置されているため、保持体35の幅方向(W)の両脇には、対向面34が形成される。このため、対向面34に対して受熱面32に向けた荷重を加えることで、受熱体30を測定対象物100に押し付けることができる。そうすれば、受熱面32と測定面101との確実な面接触状態を得ることができる。また、例えば、対向面34か基体31を貫通するように締結手段を設けることで、受熱体30を測定対象物100に固定することもできる。このように、保持体35よりも幅方向(W)に広がる部分を備える基体31は、受熱体30の測定対象物100への取り付けにも寄与する。
また、保持体35は、半円筒状に形成されているので、基体31に比べて体積が小さい。基体31と保持体35は一体的に形成されており同じ材料で構成されているので、保持体35は基体31よりも熱容量が相当程度に小さい。したがって、基体31に比べて保持体35の熱応答性が高い。
保持体35には、開口形状が円形の収容室37が設けられている。この収容室37の内部には、センサ素子10の感熱体11(被覆層13)および第1電線15,15の一部が軸線方向Cに沿って収容される。そして、収容部37に充填剤41が充填されることで、センサ素子10の感熱体11および第1電線15,15の一部は、収容室37の内部に固定、保持される。したがって、収容室37は、当該一部および当該一部を固定、保持するのに必要な量の充填剤41を収容するのに足りる容積を有している。収容室37の開口形状が円形をなしているので、収容室37に固定される感熱体11は収容室37の外周からの距離が周方向において略均等である。したがって、充填剤41、被覆層13を介して感熱体11に伝えられる熱が周方向において略均等になるので、測定温度の精度を高くできる。軸線方向Cに沿って収容室37に保持される感熱体11は、測定対象物100の測定面101と略平行をなし、感熱体11に接続される一対の第1電線15,15および一対の第2電線17,17も測定面101と平行な方向に引き出される。したがって、第1電線15,15、一対の第2電線17,17は測定面101から近い位置に配置される。
収容室37は、その径方向の周囲が基体31と保持体35とにより取り囲まれている。また、収容室37は、軸線方向(C)に沿って形成されるが、好ましい形態として、後方(R)に位置する後端部37Rは開口する一方、その逆側である前方(F)に位置する前端部37Fは閉じられている。センサ素子10は、感熱体11(被覆層13)が前端部37Fの側に配置され、第1電線15,15が後端部37Rの側から外部に引き出される。このように、収容室37は、後端部37Rを除いて、閉じられた空間をなしている。
収容室37には溶融状態の充填剤41が供給され、その後にセンサ素子10が感熱体11の側から収容室37に挿入され、その後、充填剤41は硬化される。この過程において、前端部37Fが閉じられているため、前端部37Fを下向きにすれば、溶融状態の充填剤41を収容室37の内部に容易に蓄えることができる。充填剤41は、好ましくはエポキシ樹脂から構成されるが、他の材料を用いることもできる。
収容室37は、軸線方向(C)に直交する横断面における開口形状が円形をなしている。
また、収容室37は、受熱体30の軸線方向(C)に直交する横断面において、保持体35と基体31に跨って形成される。つまり、収容室37は保持体35と基体31の境界線BLを越えて基体31まで入り込んでおり、収容室37は対向面34よりも受熱面32の近くまで達している。収容室37が基体31まで入り込んでいることは、温度センサ1における温度測定の熱応答性向上に寄与する要素である。この熱応答性は熱時定数により評価されるが、温度センサ1に関する熱時定数の測定結果については後述する。
受熱体30は、相対的に熱容量の大きい基体31と相対的に熱容量の小さい保持体35を備える。
基体31は受熱面32が測定対象物100の測定面101に接して、測定対象物100からの熱を受けるとともに、収容室37の内部に配置される感熱体11および保持体35に向けて当該熱を伝達する。つまり、基体31は受熱および熱伝達の機能を発揮する。
また、保持体35は、基体31から伝達される熱を収容室37の内部に配置される感熱体11に向けて伝える熱伝達の機能を発揮する。
紡錘形状を有する感熱体11は、軸線方向Cの寸法が径方向の寸法よりも大きい。したがって、感熱体11が横置きとされる温度センサ1においては、軸線方向Cにおける収容室37、ひいては基体31の寸法が必然的に大きくなり、受熱面32の面積も大きくなる。
受熱体30は、好ましくは、基体31と保持体35とが一体的に形成されるが、その材質は温度センサ1が適用される測定対象物100に応じて、特に測定温度に応じて選択される。具体的には、受熱体30は、セラミックス、金属材料、樹脂材料から形成できる。
セラミックスとしては、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ケイ素(Si)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ジルコニウム(ZrO)および炭化ケイ素(SiC)などが知られているが、熱伝導性の優れる窒化アルミニウム、酸化アルミニウムおよび炭化ケイ素が受熱体30に好適に用いられる。
セラミックスからなる受熱体30を得るには、所定組成を有する原料粉末から受熱体30と相似形の成形体をプレス成形により作製し、次いで、成形体を焼結すればよい。
熱伝導率の高い金属材料として、銀(Ag)、銅(Cu)およびアルミニウム(Al)が知られるが、価格の点からアルミニウムが受熱体30に好適に用いられる。
金属材料からなる受熱体30は、受熱体30と同じ形状のキャビティを有する金型を用いて形成される鋳造体、金属材料製のブロックからの受熱体30の削出体、金属粉末からなる成形体を焼結して得られる焼結体などがある。
樹脂材料としては、耐熱性が200℃を越えるポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)およびポリアミドイミド(PAI)などを用いることができる。樹脂材料からなる受熱体30は、射出成形体として作製される。
[各要素による熱応答性への影響:図4,図5,図6]
本発明者は、温度センサ1をなす過程において、熱応答性に影響を及ぼすものと推測されるいくつかの要素を変動させて、タグチ計画に基づいて熱応答性の解析を行った。この解析に用いられた受熱体130を図4に示す。この受熱体130は、全体が直方体状に形成され、受熱面132、側面133A,133B,133C,133Dおよび対向面134を有するとともに、保持室137が形成されている。保持室137の内部には、図3に示す受熱体30の場合と同様に、センサ素子10の感熱体11および第1電線15,15の一部が軸線方向Cに沿って収容されるとともに、充填剤41により保持室137の内部に固定、保持される。なお、アーチ型の受熱体30との区別をするために、受熱体130をボックス型と称することがある。
[各部の熱応答性への影響:図5]
図5に示される評価結果は、図4に示される寸法T(T=0.5mm)と寸法t(t=0.5mm)である。寸法Tは側面133Bから保持室137の前端部137Fまでの長さを示し、寸法tは受熱面132から保持室137までの長さを示している。
図5に示すように、寸法tのほうが寸法Tよりも熱応答性に及ぼす影響が大きいことが分かる。なお、評価に供された受熱体130は、アルミニウム合金(JIS A2017)からなる一体的な成形体である。
[材料による熱応答性への影響:図6]
受熱体130を構成する材料には、アルミニウム合金や酸化アルミニウム焼結体(Al)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)樹脂等を用いることができる。熱応答性は、熱伝導率の大小に対応するが、熱伝導率の高いアルミニウム合金等を用いてしまうと、高い熱応答性を得ることができる。高い熱応答性が要求されない場合には、アルミニウム合金等よりも熱伝導性の小さい材料、例えば、セラミックス材や樹脂材料が用いられる。それぞれの材料の熱伝導率を以下に示しておく。
アルミニウム合金(JIS A2017):134W/m・K
酸化アルミニウム焼結体(Al:96vol.%):21.8W/m・K
PPS樹脂:0.29W/m・K
受熱面132から保持室137までの寸法tは小さく設定するほど、熱応答性を高くすることができる。この熱応答性の高低は、測定対象物100の測定面101から受熱面32で受けた熱が保持室137まで伝わる時間に対応する。なお、熱時定数(τ)は温度変化に対する熱応答性の度合いを表した定数であり、一般的には、初期の温度差の63.2%変化するまでの時間を熱時定数τ(sec.)として定義され、エポキシ樹脂を充填剤としたときの熱時定数の平均(n=9)は0.94であった。
以上の結果を踏まえて、アーチ型の受熱体30を用いた温度センサ1について、上記と同様にタグチ計画に基づいて熱応答性の解析を行った。この解析においても、いくつかの要素を変動させた。つまり、図6に示すパターンX、パターンYおよびパターンZのように高さ方向(H)の寸法Lを変えるとともに、収容室37の高さ方向(H)の位置を変えた。なお、パターンYは受熱体30の形態を踏襲しており、収容室37が保持体35と基体31とに跨っているが、パターンXおよびパターンZは収容室37が保持体35の範囲内に収まり、基体31まで至っていない。パターンX、パターンYおよびパターンZともに、受熱体30はアルミニウム合金(JIS A2017)および酸化アルミニウム焼結体(Al:96vol.%)の2種類の材料で作製した。図6にその結果が示されているが、パターンY、つまり収容室37が基体31と保持体35に跨って形成される受熱体30が適用される温度センサ1の温度測定に対する熱応答性が優れていることが解る。
パターンYの受熱体30において、充填剤41にエポキシ樹脂を用いたときの熱時定数は以下の通りであり、極めて優れる熱応答性が得られる。
アルミニウム合金(JIS A2017):0.5秒
酸化アルミニウム焼結体(Al:96vol.%):0.7秒
[温度センサ1による効果]
以上説明した温度センサ1が奏する効果を説明する。
温度センサ1は、アーチ型の受熱体30を採用しているために、測定温度の熱応答性が優れる。特に、収容室37が基体31に入り込むことにより、熱応答性をより向上できる。
[アーチ型受熱体30の優位性:図7]
アーチ型の受熱体30はボックス型の受熱体130に比べて温度測定における熱応答性が優れる理由を、図7を参照して説明する。
受熱体30は、基体31と保持体35を備え、前述したように、基体31の熱容量C31と保持体35の熱容量C35とが、熱容量C31>熱容量C35の関係を有する。そして、基体31が測定対象物100から熱を伝達されるとともに、基体31が受けた熱は保持体35に伝達される。このとき、保持体35は受熱体35を構成する材料よりも熱伝導性の劣る空気で取り囲まれているので、基体31が受けた熱は専ら保持体35に伝達される。保持体35は熱容量C35が基体31の熱容量C31よりも小さいので、保持体35の伝達熱による熱応答性は基体31よりも速くなる。したがって、保持体35の内部に設けられる収容室37の熱応答性も相対的に速くなる。
以上に対して、ボックス型の受熱体130は、アーチ型の受熱体30の基体31が高さ方向(H)の端部まで連なっているものとみなされる。つまり、受熱体130は、受熱体30のように熱容量が小さい部分が存在しないために、保持室137の熱応答性は収容室37に比べて相対的に遅くなる。
[収容室37が保持体35と基体31とに跨ることの優位性:図7]
受熱体30は、アーチ型を有するのに加えて、収容室37が保持体35と基体31とに跨ることにより、収容室37は、受熱面32が接する測定対象物100までの距離が小さい。したがって、収容室37が保持体35の内部だけに設けられている同じ寸法の受熱体30に比べて、受熱体30の熱応答性が優れる。加えて、基体31に入り込んでいる収容室37には、幅方向(W)の両側からも熱が伝えられるために、熱応答性がより一層優れる。幅方向(W)の両側からも収容室37に熱が伝えられるのは以下の理由による。
基体31で受けた熱は、受熱面32から離れる向き、高さ方向(H)の上向きに伝えられ、対向面34に至る。対向面34は、保持体35に連なる部分と、外部に開放され空気に直に接する部分とがある。保持体35に連なる部分およびその近傍に達した熱は保持体35に伝えられる。しかし、空気に直に接する部分は、空気の熱伝導性が劣るために、幅方向(W)の中央に向けて、換言すると、収容室37に向けて伝えられる。この収容室37の幅方向(W)の両側からの熱伝達を収容室37が受けることにより、収容室37における熱応答性が優れる。
[温度センサ1が測定対象物100に対して横置きされることの優位性]
温度センサ1が測定対象物100に対して横置きされることにより以下の効果を奏する。なお、センサ素子の軸線方向Cが測定対象物100の測定面101に対して垂直な温度センサは、縦置きと称される。
横置きの温度センサ1は、縦置きの温度センサに比べて、受熱体30の高さ方向(H)の寸法を抑えることができるので、受熱体30からの周囲への放熱(熱引き)を低減できる。また、横置きの温度センサ1によれば、第1電線15および第2電線17は測定面101に対して平行に引き出されるために測定面101から近い位置に配置されるので、縦置きの温度センサに比べて、第1電線15および第2電線17からの放熱を低減できる。これらの放熱の低減によって、高応答の温度測定ができる。なお、第1電線15および第2電線17が測定面101から近い位置に配置されることにより、温度センサ1は高さ方向(H)における測定対象物100の省スペース化に寄与する。
また、横置きの温度センサ1の受熱体30の受熱面32は、幅方向(W)において、保持体35から外側に突き出す部分があるために、その面積を広くできる。加えて、受熱体30の受熱面32は、軸線方向(C)における感熱体11および被覆層13の寸法に対応するために、縦置きの受熱体の受熱面に比べその面積が広くなる。このように、受熱面32を広くできることにより、受熱体30はより多くの熱量を受けるので、温度センサ1は高い熱応答性を備えることができる。
以上、本発明の好適な温度センサ1を説明したが、本発明はこれに限定されずに種々の変更を伴うことができる。
例えば、図8の受熱体30Aは、破線に示すように、収容室37を保持体35だけに設けるようにしてもよいし、収容室37をさらに受熱面32に近づけることができる例を示している。
図8の受熱体30Bは、破線で示すように、収容室37を保持体35の幅方向(W)の中央からずらして設けることができる例を示している。
図8の受熱体30Cは、保持体35Cが矩形状の横断面を有する例を示している。本発明は、半円形、矩形以外の例えば多角形を有する保持体の適用可能性を有している。
図8の受熱体30Dは、収容室37Dの開口形状が矩形である例を示している。本発明は、円形および矩形以外の例えば多角形を有する収容室37Dの開口形状の適用可能性を有している。
図8の受熱体30Eは、前述したW31およびW35がW31=W35の関係を有している。
また、図9の受熱体30Eは保持体35Eの軸線方向(C)の寸法が基体31よりも小さく、またこの逆に、図9の受熱体30Fは保持体35Eの軸線方向(C)の寸法が基体31よりも大きい。
図9の受熱体30Gは基体31Gの平面形状が円形である例を示している。本発明は、円形および矩形以外の例えば多角形を有する基体31Gの平面形状の適用可能性を有している。また、図9の受熱体30Hは保持体35Hの平面形状が円形である例を示している。本発明は、円形および矩形以外の例えば多角形を有する保持体35の平面形状の適用可能性を有している。
1 温度センサ
10 センサ素子
11 感熱体
13 被覆層
15 第1電線
16 絶縁チューブ
17 第2電線
17A,17A 芯線
17B,17B 絶縁被覆
18 保護チューブ
30,30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G,30H,130 受熱体
31,31G 基体
32,132 受熱面
33A,33B,33C,33D,133A,133B,133C,133D 側面
34,134 対向面
35,35C,35E,35H 保持体
36 外周
37,37D,137 収容室
37F 前端部
37R 後端部
41 充填剤
100 測定対象物
101 測定面
BL 境界線

Claims (7)

  1. 軸線方向に延びる感熱体と、前記感熱体に電気的に接続される一対の電線とを有するセンサ素子と、
    前記感熱体が前記軸線方向に沿って納められる、前記軸線方向の周りに閉じられた収容室と、測定対象物に接触して測定対象物から熱を受ける受熱面と、を有する受熱体とを備え、
    前記収容室は、
    一対の前記電線が引き出される側が開口し、その逆側が閉じられており、
    前記受熱体は、
    前記受熱面と、前記受熱面に対する対向面とを有する基体と、
    前記対向面の側に設けられ、前記収容室を有する、前記基体と一体的に形成される保持体と、を備え、
    前記保持体は、前記軸線方向に直交する横断面における外周が、前記対向面から離れる向きに凸となる形状を有している、温度センサ。
  2. 前記受熱体において、前記軸線方向に直交し前記基体と前記保持体とが並ぶ高さ方向と、前記軸線方向と前記高さ方向の両方に直交する幅方向と、が定義され、
    前記対向面において、前記基体の前記幅方向の寸法W31と、前記保持体の前記幅方向の寸法W35とが、W31>W35の関係を有する、
    請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記保持体は、前記軸線方向に直交する横断面における外周が、前記対向面から離れる向きに中央部が凸となるアーチ型をなしている、
    請求項2に記載の温度センサ。
  4. 前記保持体は前記基体よりも熱容量が小さい、
    請求項1に記載の温度センサ。
  5. 前記収容室は、前記保持体と前記基体に跨って設けられる、
    請求項1または請求項2に記載の温度センサ。
  6. 前記収容室は、前記対向面よりも前記受熱面に向けて凹んで形成されている、
    請求項5に記載の温度センサ。
  7. 軸線方向に延びる感熱体と、前記感熱体に電気的に接続される一対の電線とを有するセンサ素子と、
    前記感熱体が前記軸線方向に沿って納められる、前記軸線方向の周りに閉じられた収容室と、測定対象物に接触して測定対象物から熱を受ける受熱面と、を有する受熱体とを備え、
    前記受熱体は、
    前記受熱面と、前記受熱面に対する対向面とを有する基体と、
    前記対向面の側に設けられ、前記収容室を有する、前記基体と一体的にかつ前記軸線方向の周りに継目なく連なって形成される保持体と、を備え、
    前記保持体は、前記軸線方向に直交する横断面における外周が、前記対向面から離れる向きに凸となる形状を有している、温度センサ。
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