JP7273061B2 - 交換可能な基板構成要素を含む吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリ、およびそのための交換可能な基板構成要素 - Google Patents

交換可能な基板構成要素を含む吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリ、およびそのための交換可能な基板構成要素 Download PDF

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Description

本発明は、交換可能な基板構成要素を含む吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリと、そのための交換可能な基板構成要素に関する。より具体的には、本発明は、エネルギー源を受け取ることができる交換可能な基板構成要素を受容するように適合された吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリに関し、それによって、基板自体、または基板自体に適用されるか、または基板と共に形成される通電可能な要素が励起されてもよく、そのような励起はある量の適当な製剤またはその中のある量の構成要素を引き起こすのに十分であり、前記基板構成要素の表面上に堆積されており、マウスピース内で基板構成要素を取り囲む周囲大気中に少なくとも部分的にエアロゾル化され、霧化され、気化され、ガス化され、または他の方法で促進される。さらに具体的には、本発明は、そのような基板構成要素を含み、且つ少なくとも空気の入口および出口の領域を設けられたマウスピースアセンブリに関し、その中で、出口領域においてユーザの口によって最も一般的に適用される吸引圧によって、空気が入口領域から出口領域に向かって、前記マウスピースアセンブリおよび/または前記基板構成要素内に画定される少なくとも1つの導管を通って流れ、その少なくとも一部は、基板構成要素の部分の上方の周囲空気と連通し、その上にある量の製剤が堆積されており、したがって、前記空気流に同伴され得る。
最も詳細には、本発明は、電子ニコチン送達システム(ENDS、本明細書では文脈によって必要とされるように単数および複数の両方である)として知られるようになったものに関し、この点に関して、基板構成要素上に堆積される製剤は、最も典型的にはニコチン含有製剤である。しかしながら、これは必ずしもそうである必要はなく、本発明は、励起エネルギーを受けたときに少なくともある程度エアロゾル化可能でなければならないことを除いて、基板構成要素上に堆積される特定の製剤によって限定されないことを、当業者は理解するであろう。以下の説明では、励起エネルギーはもっぱら電気であり、基板構成要素の一部を形成する通電可能な要素は電気抵抗加熱要素であるが、もちろんこれもそうである必要はなく、当業者は本発明が励起の様式または励起エネルギー自体のいずれにも特に関係せず、基板構成要素およびそれが交換可能に挿入され得るマウスピースアセンブリの両方の特定の構成、および特にマウスピースアセンブリを通る空気流の文脈で、空気とエアロゾル化された製剤(またはその何らかの構成要素もしくは誘導体)の吸入可能な混合物を送達するために、その2つがどのように協働するかに、より関係することを理解されたい。疑いを避けるために、当業者はまた、本明細書における用語「エアロゾル化する」または任意の類似表現の任意の使用は、製剤、またはその任意の構成要素もしくは誘導体が任意の位相、すなわち、気体、液体、もしくは固体、またはその任意の位相中間体として、周囲の大気中に促進される任意の物理的プロセスを包含するものとして解釈されるべきであり、したがって、そのような用語の意味は、ほんの数例を挙げると、霧化、気化、ガス化、噴霧化のうちの任意の1つ以上を拡張することができることを理解されたい。
ENDSはここ数年、広く使用されてきており、人間の健康、特に人間の肺にどのように有害であるかについての具体的な科学的証拠はほとんどないが、任意のENDSの使用が、紙巻きタバコ、シガー、シガリロ、パイプ、および手巻きタバコなどの可燃性タバコ製品の喫煙よりも有意に有害でないことは疑いの余地がない。従来の可燃性タバコ製品と比較した、ENDSの相対的な健康上の利点の主な理由は、後者のユーザによって吸入されるニコチン含有煙がかなりのレベルの多数の発癌物質および他の有毒な燃焼生成物(いくつかは数十の既知の発癌物質を含む数千の異なる組成物と推定される)を含有するのに対して、ENDSのユーザによって吸入されるいわゆる蒸気は主として、ニコチンのみ、ならびに、グリセロール、ポリエチレングリコール(PEG)、植物グリセロール(VG)、および/またはプロピレングリコール(PG)、ならびにこれらの化合物の誘導体のうちの1つ以上のみ、ENDSにおいて利用される液体製剤にしばしば添加される天然および/または合成の香料組成物からなることである。
もちろん、ENDSおよび可燃性たばこ製品の両方において、化学的活性物質は、ニコチン(C10142)、強力な副交感神経刺激剤およびアルカロイドである。本質的に、ニコチンは薬物であり、多くの薬物と同様に、人間にとって依存性が高い。十分な濃度ではニコチンはまた、人間に対して高度に毒性があり、そしてニコチンは菌株、品種および加工技術に依存して、タバコの乾燥重量の約0.6~3.0%のみを構成するが、1つまたは2つのみのシガレットの単なる摂取(ここで、50mgものニコチンおよびおそらくそれ以上が存在し得る)は非常に重篤な毒性反応を引き起こし得る。したがって、当業者はENDSによって投与されるニコチンの用量が決定的に重要であることを直ちに理解するのであろう。一般に、用量はニコチン中毒者が経験する生理学的欲求を満たすのに十分でなければならないが、(おそらく)ENDSが薬物に対する中毒者の依存を低減し、したがって禁煙補助として機能するのに少なくとも部分的に有効であり得るように、類似の時間スケールで対応する可燃性タバコ製品によって典型的に送達される用量より少なくなければならない。
現在一般的に入手可能なENDSの大部分は、いわゆるウィックアンドコイル装置(wick-and-coildevice)であり、電気加熱コイルは吸湿性ウィック(芯:wick)に隣接して、その周囲に、その内部に、またはその他の方法で近接して配置され、ウィック内に存在するニコチン含有液体は、その液体および/またはその構成要素の少なくとも一部をウィックから周囲の空気中に気体相または準気体相でエアロゾル化させるのに十分に迅速かつ十分な程度に加熱される。ウィックアンドコイルの配置は多くの異なる形態をとることができるが、最も一般的には両方の前記構成要素は、ウィックに引き込まれた又は引き込まれるニコチン含有液体も含むカートリッジ又はリザーバ(いわゆる「カルトマイザ」、このような用語は「カートリッジ」及び「アトマイザ」という語の集合体である)内に配置される。もちろん、コイルを加熱するためには電力源が必要であり、この点に関して、現代のENDSにおける最も支配的な構成要素は再充電可能なバッテリであることが多く、この再充電可能なバッテリは、全体としてデバイスの不可欠な部分であるか、または(より一般的には)除去可能なおよび/または取り外し可能な構成要素であってもよいが、いずれにしても、カルトマイザ、ひいては加熱コイルは、はバッテリに電気的に接続され、ユーザが加熱コイルに対して電流を選択的に印加したり除去したり、本質的にデバイスをアクティブ化させることができるように、単純なスイッチがデバイス上の都合のよい位置に設けられる。例示的な従来技術のカルトマイザが、本明細書の図1に示され、本明細書の特定の説明において以下により十分に説明される。
現代のENDSは、比較的満足に機能するが、多くの固有の欠点がある。第1に、現在使用されている吸収性の通常は繊維質の材料ウィックは、ニコチン含有液体の完全に均一なウィッキング(wicking)を達成することができず、その結果、ウィックの長さに沿って吸上された液体の、むしろ予測不能で不均一なエアロゾル化が生じるという点で、本質的に不十分である。要するに、ウィックの相対的に乾燥した、湿った領域が常に存在し、従って、これらの領域内の液体は、多かれ少なかれエアロゾル化される。更に、加熱コイル自体はむしろ粗くて初歩的なものであり、より近代的なENDSデバイスのいくつかは、コイルが、エアロゾル化が起こるのに必要な程度までそれを加熱するためにコイルにはるかに大きな電流を供給する前に、ある程度予熱されることができるように、加熱要素を完全に起動する前に短時間(<1s)加熱コイルに減少した電流を供給することを可能にする制御回路を含んでいるが、エアロゾル化それ自体は、特に、エアロゾルの構成要素およびそのような構成要素が前記エアロゾル中に存在し得る特定の位相(気体、液体、固体又はその中間体)に関しては、依然として大きく制御されず、確かに非常に変動性の高い処理である。現代のいわゆる「イーリキッド(e-liquid)」が主として構成される一般的な担体化合物の沸点が180~290℃の範囲であると考えられる場合、(約4000~6000モル重量のPEGは、240~260℃で沸騰し、グリセロールは約290℃で沸騰し、プロピレングリコールは約188℃で沸騰する)、当業者は、ウィック・アンド・コイルENDSが全く機能しなければならない場合、主な要件は加熱コイルが十分に応答性があり、その温度まで実質的に瞬時に、または、ユーザが、デバイスを1回の吸入に使用する直前にデバイスを唇に持っていくのにかかる少なくとも短時間(例えば、1~2秒未満)で上昇することができることであるのを理解するのであろう。イーリキッドがニコチンのような薬学的または薬理学的に活性な物質を含有する場合、ウィックアンドコイルの配置の粗いおよび初歩的な性質は、任意の単一の活性化(すなわち、エアロゾル化)におけるニコチンの用量に関して、あるとしても非常に少ない精度が存在するので、任意の2つの連続する活性化の間の投薬の一貫性を排除する。
特にニコチンの場合、吸入されたエアロゾル中に存在するニコチンの実際の量は、第1に、そして最も明らかに、その量は吸入につき人間に投与される薬物の量を直接表し、そして第2に、そしてより微妙に、エアロゾル中に存在するニコチンの量は、吸入されるエアロゾルの耐容性に直接相関するので、決定的に重要である。要約すると、吸入エアロゾルの耐容性は、エアロゾル、またはより正確にはその内部のニコチンが咽喉の入り口および内部の粘膜および頬の受容体をどの程度悪化させるかを示すかなり定性的な指標である。耐容性もまたむしろ主観的な現象であるが、それにもかかわらず、当業者は、非喫煙者が一般に、従来のタバコ製品からの煙および現代のENDSによって生成されるエアロゾルの両方の吸入に対する耐性がはるかに低く、それらの最も一般的な初期反応は、肺系が吸入を本能的に中断し、効果的に逆行させ、拒絶しようと試みるにつれて、咳をすることであることを理解する。いわゆるスロート「ヒット」または「ディグ」は、従来のタバコ製品の喫煙者によく知られており、実際、喫煙のより物理的および生理学的に嗜癖的な側面の1つであるとしてしばしば言及されており、したがって、(おそらく)ENDSなどの禁煙補助剤のいくらか望ましい側面である。
耐容性のさらなる、そしてむしろあまりよく知られていない側面は、ユーザがシガレットのような従来のタバコ製品またはENDSによって生成されるエアロゾルのいずれかを喫煙する場合、比較的短い期間(例えば、5分間)に行われる典型的なセット(通常、約6~8回)の複数回の吸入のそれぞれの連続した吸入で、上記の受容体が漸進的に感度を減じられることである。さらに、前記受容体の感受性はユーザがそのようなセット内で全ての吸入を行い、約30~45分間、さらなる吸入を行わなかった後に回復することが知られている。コイル予熱機能を提供する1つまたは2つのENDSデバイス(いずれにせよ、画定によりその間にエアロゾル化がない)とは別に、残りは、それらが「オン」であり、その間にコイルが電気的に活性化され、エアロゾルが生成される(もちろん、ウィックが適切な液体に浸されることを条件とする)か、または「オフ」であるかのいずれかである点で単純な2進法で動作する。したがって、生成される任意の単一エアロゾル中に存在するニコチンの量に対する制御がほとんどまたは全くないだけでなく、連続するエアロゾル化の間に存在するニコチンの量に著しい不一致があり得る。したがって、任意のセットの吸入における最初の吸入はユーザの喉において特に過酷に見えることがあり、一方、その後の吸入は比較的穏やかであるか、または徐々にそうなることがあり、場合によっては、ユーザがエアロゾルの吸入と単純な空気の吸入との間のいかなる相違にもほとんど気付かない程度になる。
したがって、本発明の第1の目的は、このような問題に少なくとも部分的に対処する基板構成要素を含む修正されたマウスピースアセンブリを提供することである。
広範な実験的解析および研究を通して、本出願人は、現在、実用的に全ての現代的なENDSの不可欠で代えのきかない永久部分を形成しているウィックアンドコイルヒータを、ニコチン含有製剤の正確に測定された量で予め投与することができる基板構成要素に付けられた、または基盤構成要素の一部として一体的に形成された使い捨ての交換可能な抵抗加熱要素に、有用に置き換えることができることを認識した。このアプローチは、従来のENDSデザインに関して非常に急進的であるが、特に、達成され得るニコチンの投与精度に関して、多くの重要な利点を提供する。例えば、従来のENDSにおいては、典型的なイーリキッドは、比較的低濃度のニコチン(例えば、6-20mg/ml)しか含んでおらず、活性化中の基本的なウィック・コイルヒータによって生成された熱エネルギーの大部分は、比較的大量の担体化合物(例えば、PG及びVG)をエアロゾル化することに充てられている。当業者が理解するように、これは、その全体が吸入され、その後、エアロゾルの大きな目に見えるプルームとして吐き出される。上述のように、比較的少数の化学物質のみからなるエアロゾルのプルームを吸入することは、従来のタバコ製品からの煙中に存在する数千の化学物質、いくつかは既知の発癌物質である、を吸入することよりも、必然的にユーザの健康に有害ではないが、ENDSによって生成されるグリセロールベースおよび/またはグリコールベースのエアロゾル、ならびにその中に浮遊するかまたはそうでなければ含有される分子ニコチンを頻繁にかつ繰り返し吸入することが、ユーザの健康に有害であるかどうかはほとんど知られていないままである。出願人は、このようなエアロゾルの吸入は実際には有益ではない(従来のタバコ製品よりも有害でないという観点を除いて)と仮定することが合理的であり、したがって、任意の単一の吸入で吸入されるエアロゾルの総量を減少させることが本質的に望ましいと考える。したがって、カルトマイザの代わりに予め投与された使い捨て基板構成要素を提供することによって、もちろん、ニコチンの濃度が対応して増加し、それらの小球体(小滴)に送達される熱が、製剤の十分なエアロゾル化およびその中のニコチンが依然として生じるように、かつ、現在はるかに少量のエアロゾル内のニコチンの濃度が本質的に同じままである、すなわち、吸入の完全なセットにわたってニコチンを求めるユーザの欲求を飽和させるのに十分なままであるという条件で、担体化合物の体積量を劇的に減少させることが可能である(例えば、一般的なENDSのウィック全体にわたって浸すことができる1mlから、基板に適用される1つまたは2つの小球体中に存在する数十または数百μlのオーダーまで)。ユーザが吸入のセットを実行するにつれて、基板に適用されるニコチン含有製剤の体積、その中のニコチン濃度、ENDSデバイスの各活性化の間に製剤に適用される熱、および基板構成要素の上および周囲の気流がすべて慎重に選択される場合、製剤内の実質的にすべてのニコチン、および恐らくは製剤自体のすべてが、ユーザが6~8回の吸入のセットを完了した後にエアロゾル化されることが可能であり、基板構成要素はマウスピースから単に除去され、新しいものと交換され得る。
この分野における関連する公知の先行技術は以下を含む:
- 国際公開第2016/156216号は、空気流入口および空気流出口と、薬剤源と、空気流入口と空気流出口との間に配置された揮発性送達促進化合物源と、可動部分とを含むエアロゾル形成物品を開示している。可動部分は、薬剤源および揮発性送達促進化合物源が空気流入口および空気流出口の両方と流体連通する開放位置と、薬剤源および揮発性送達促進化合物源のそれぞれが空気流入口および空気流出口の一方のみと連通するか、またはいずれとも連通しない閉鎖位置との間で移動可能である。
- 米国特許出願公開2017/0143041号明細書はエアロゾル生成装置と、少なくとも1つのエアロゾル形成基板を含むエアロゾル形成カートリッジとを含むエアロゾル生成システムを開示しており、エアロゾル形成カートリッジは使用時に、エアロゾル生成装置内に少なくとも部分的に受け入れられる。システムは、少なくとも1つのエアロゾル形成基板を加熱するように構成された少なくとも1つの電気ヒータと、少なくとも1つの空気入口と、少なくとも1つの空気出口とをさらに含む。システムは、少なくとも1つの空気入口と少なくとも1つの空気出口との間に延びる空気流路をさらに含む。空気流チャネルはエアロゾル形成基板と流体連通し、1つ以上のフロー妨害デバイスが配置される内壁表面を有し、フロー妨害デバイスは、空気流チャネルを通って引き込まれる空気の流れに乱流境界層を生成するように配置される。
- 米国特許出願公開2017/0144827号明細書は、電動エアロゾル生成システムのためのエアロゾル形成カートリッジを開示している。エアロゾル形成カートリッジは、少なくとも1つの空洞と、少なくとも1つの空洞内に保持された少なくとも1つのエアロゾル形成基板とを含む基層を含む。保護箔は、ベース層に取り外し可能に取り付けられ、エアロゾル形成カートリッジの使用前に少なくとも1つの空洞内に少なくとも1つのエアロゾル形成基板を実質的に気密封止するように配置される。
本発明は特に、基板構成要素の上および周囲の空気流に関し、したがって、本発明のさらなる目的はある程度の空気抵抗を提供するだけでなく、ENDSによって生成されるエアロゾルの耐容性を少なくとも部分的に改善するという利点も有する、ENDSのためのマウスピースアセンブリを提供することであり、特に、任意の単一の活性化中にそれによって生成されるエアロゾルの体積が、ウィック・アンド・コイルENDSによって生成される体積の多いプルームと比較して比較的小さく、したがって、その中に存在する分子ニコチンをより効果的にマスクする、ENDSのためのマウスピースアセンブリを提供することである。
本発明によれば、吸入デバイス用のマウスピースアセンブリと、本書の請求項に規定されるマウスピースアセンブリの一部として使用される基板構成要素とが提供される。
したがって、基板構成要素に、当該基板構成要素の一部を形成する基板の表面の関連領域と一致し、及びそれを露出させる適当なチャネル形成部または内部導管を設けることによって、エアロゾル化される製剤上に流体を直接流すことができる。さらに、基板構成要素内に一体化されているか、または基板構成要素とマウスピースの任意内面との協働の結果として形成されているかにかかわらず、導管の開口部および断面寸法のいずれかまたは両方を確保することによって、前記導管は、従来のタバコ製品の喫煙者によって適用される吸引圧と同様の吸引圧をユーザが及ぼす必要があり、したがって、本発明のマウスピースを利用することは、物理的に少なくとも従来のタバコ製品を喫煙することに非常に類似しているように、そのような流体流に対する耐性(抵抗)を提供する手段として同時に作用することができる。
最も好ましい実施形態では、マウスピースおよび基板構成要素は、基板構成要素がマウスピース内に交換可能に挿入可能かつ取り外し可能であるという点で、分離したかつ分離可能なエンティティである。しかしながら、特定の実施形態では、基板構成要素は、マウスピースアセンブリが本質的に一体構造であるように、マウスピースと一体的に形成されてもよいことが想定される。この後者の場合、マウスピースアセンブリ全体は使用後に廃棄され、交換されることが想定され、基板構成要素の交換可能な性質に関して以下に提供される説明は、基板構成要素が一体的に形成されるマウスピースアセンブリに等しく適用されると考えられるべきである。
好ましくは、基板構成要素には2つのチャネル形成部または内部導管が設けられ、それらの構成および向きは好ましくは直線状であり、平行である。
好ましくは、前記基板構成要素の前記実質的に平坦な表面と前記マウスピースの前記対応する内面とは、共に協働して、前記マウスピース構成要素内に生じる任意の流体流のあらゆる全てを、前記基板構成要素内で完全に内部に画定されるように、または前記少なくとも1つのチャネル形成部および前記マウスピースの対応する内面の両方によって画定されるように、少なくとも1つの導管内に導く。代替の実施形態では、マウスピースの入口を通前記マウスピースへの流体流が単一の流体流であるという点で最初は一体であるが、その後、それは少なくとも2つの別個の部分、すなわち、前記基板構成要素内に提供されるか、または前記基板構成要素によって部分的に画定される前記導管に流入するように制約され、したがって、エアロゾル化されるときに前記基板構成要素の前記基板上の任意の製剤を同伴するように制約される第1のアクティブ部分、および、前記第1の部分とは別個で分離しており、前記マウスピース内での移動の大部分についてそれから分離される第2のバイパス部分、に分割されるという点で、前記マウスピースは、前記マウスピース内の任意の流体が流れる流体バイパスとして作用する少なくとも1つの二次導管を内部に備える。最も好ましくは、前記マウスピース内の前記流体流の前記第1のアクティブ部分および第2のバイパス部分は、前記マウスピース内で、最も好ましくはマウスピースの専用混合チャンバ内で再結合され、その結果、前記2つの部分は、前記マウスピースの出口を通る組み合わされた流体流の出口の前に、完全ではないにしても、互いに部分的に混合される。好ましい実施形態では、前記マウスピースは、エアロゾルが同伴された流体と、前記マウスピース内で生じる一次バイパスおよび二次バイパスの流体流とのいずれかまたは両方の混合をさらに助けるために、1つ以上の内部バッフル形成部を備える。好ましくは、バッフル形成部は、前記マウスピース内、前記混合チャンバ自体内、または前記混合チャンバと前記マウスピース出口との間の前記マウスピースの部分内のうちの1つ以上に設けられた任意の二次導管に設けられる。
したがって、このタイプのバイパス構成を提供することによって、(a)吸入されるべき所定の体積が、前記マウスピース構成要素内の二次バイパス導管の断面積に応じて、必要な程度に希釈され得るという事実、および(b)バイパス流体が、前記マウスピースの出口からの組み合わされた流体流の出口の前にエアロゾルが同伴された流体流と完全にかつ十分に混合され得、したがって、前記マウスピースを出る流体は、エアロゾルの任意の局所化された濃度(または存在しない)を実質的に欠くことになるという事実に起因して、吸入されたエアロゾルの全体的な耐容性が改善され得る。
修正された実施形態では、前記マウスピース構成要素には、前記マウスピースの側壁を介して設けられ、その中に配置された開口の形態の少なくとも1つのさらなる空気入口が設けられ、前記開口は、前記第1の入口と前記出口との間に配置され、両方と流体連通しており、前記側壁の内面は、前記開口を通過する空気の初期移動方向が入口から出口への前記マウスピース内の流体流の方向に実質的に垂直であるように、前記デバイスの内部でおよび長手方向の軸方向に流体流を制約する表面のうちの1つである。したがって、本質的に二次および横方向の空気入口を提供することによって、もちろん、1つ以上の二次開口が、前記マウスピースの軸方向の適当な位置に、例えば、出口よりも一次入口に近接して(最も好ましくは、そのような開口が、前記マウスピース内の1つ以上の二次バイパス導管の開口部を画定する場合)、または代替として、前記マウスピースの出口により近接して(そのような開口が、前記基板構成要素内に提供される前記チャネル形成部または導管の本質的に下流で前記マウスピース内に提供される混合チャンバ内への二次開口および流体入口を画定する場合)、提供される場合に、前記マウスピース内の関連する流れのさらなる流体混合が発生しうる。
もちろん、前記マウスピースに流体流バイパス手段を設けることが可能であるが、別々に、または関連して、同様の流体流バイパスおよび流体混合手段を有する基板構成要素を提供することも同様に可能であり、したがって、さらなる好ましい実施形態では、前記基板構成要素は細長く、その中に設けられるチャネル形成部または導管はその長手方向軸と実質的に位置合わせ(整列)され、1つ以上の二次チャネル形成部または内部導管が設けられ(最も好ましくは、前者は、流体が流れるように制約され得る導管を共に画定するように、前記マウスピースの対応する内面と協働することが)、前記二次チャネル形成部または内部導管は、一次チャネル形成部または導管のエントランスとは別個であり、且つ、前記二次チャネル形成部または導管には、それら自体の別個の離間した出口が設けられるという点でそれから完全に別個であるか、または、前記二次チャネル形成部または導管の前記出口が、前記一次チャネル形成部または導管の上壁、底壁、または側壁内に設けられるという点で、最終的には前記一次チャネル形成部または導管と結合し、その結果、前記一次および二次チャネル形成部または導管のそれぞれの内部で流体の流れが合流するようになっている。
異なる好ましい実施形態では、前記基板構成要素の一次および二次チャネル形成部または導管内を流れる流体の合流は、前記製剤のエアロゾル化が起こっている前記基板領域の上流、前記基板領域と実質的に一致する、およびその領域の下流のうちの1つである前記基板構成要素の軸方向の位置で起こる。
前記基板構成要素に設けられた二次チャネル形成部または導管が一次チャネル形成部または導管から完全に分離している好ましい実施形態では、それによって部分的または完全に画定された導管内で任意の時点で生じる流体流の合流は、両方のそのような流れが前記導管から出た後に、すなわち前記基板構成要素の下流で、前記マウスピースの混合チャンバ内で起こる。
好ましくは、前記基板構成要素の二次チャネル形成部または導管のエントランスは、前記マウスピースに設けられた対応する流体入口開口と一致する。最も好ましくは、前記開口および前記二次チャネル形成部または導管のエントランスは、それらが設けられるそれぞれの構成要素の側壁に設けられ、その結果、少なくとも最初に、前記二次チャネル形成部または導管に流入する流体の方向が、そのようなことが起こるときに、前記一次チャネル形成部または導管内の流体流の方向に実質的に垂直であるという点で、前記マウスピース構成要素に設けられた前記開口と前記二次チャネル形成部または導管の両方が横方向である。
最も好ましい実施形態では、前記マウスピースの1つ以上の内面には、前記基板構成要素を受け入れるように適合された空洞領域を、共に少なくとも部分的に画定する複数の形成部が設けられる。最も好ましくは、前記複数の形成部のうちの1つは、前記マウスピースの空気入口から最も離れた前記空洞領域の端壁を少なくとも部分的に画定し、前記空洞領域内に完全に受容されたときに前記基板構成要素の一方の端部がそれに対して当接し、したがって、前記マウスピース内でのその正しい軸方向位置を保証する。好ましくは、前記空洞領域を画定する形成部のうちの少なくとも1つは、前記マウスピース内の内部で片持ち梁状にされ、前記片持ち梁は、基板構成要素がその中に存在しないときに空洞領域内にわずかに偏らせ、その結果、基板構成要素が前記空洞領域内に挿入されるときに、片持ち梁状の形成部は、前記基板構成要素の前縁(フロントエッジ)によって前記空洞領域の外側に偏向され、その実質的に平坦な表面によってそのような偏向状態に維持され、前記片持ち梁状の形成部は、前記基板構成要素の平坦な表面に弾性的かつ摩擦的に作用し、したがって、前記マウスピース内の場所にそれを保持する。したがって、このような片持ち梁状の形成部を前記マウスピース内に設けることによって、前記基板構成要素の前記実質的に平坦な表面と、(少なくとも)前記片持ち梁状の形成部の前記偏らせれた自由端との間の摩擦係合は、前記空洞領域内の前記基板構成要素の軸方向変位を防止するのに十分であり、また、前記片持ち梁状の形成部によって加えられる下向きの弾性力は、前記基板構成要素が前記空洞領域内で上下にガチガチと音を立てるのも防止する。
好ましくは、前記吸入デバイスはENDSである。
本発明のさらなる側面では、吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリのための基板構成要素であって、前記基板構成要素は、本質的に平坦な基板を含み、その一方の側は、前記基板が十分かつ適切な励起エネルギーを供給されたときに励起され得るエアロゾル化可能な製剤の量を前記基板の領域上またはその近傍に塗布されており、前記基板構成要素は、実質的に平坦な上面および下面を有するカバーをさらに含み、前記基板構成要素は、前記カバーの下に固定的に取り付けられ、前記一方の側は前記カバーの前記下面に最も近接しており、
少なくとも1つの開口部が、前記基板の前記領域と少なくとも部分的に一致する位置において、カバーの深さ全体にわたって前記カバー内に設けられ、それによって、前記基板の前記領域は、前記開口部を通して周囲大気に露出され、その結果、励起エネルギーが供給されている間に、前記基板の表面上に存在し且つエアロゾル化されている任意の製剤が、エアロゾル化されている前記製剤のすぐ周囲の前記開口部内に即座に存在する流体中に促進される、ことを特徴とする、マウスピースアセンブリのための基板構成要素が提供される。
好ましくは、前記カバーに設けられた開口部は、細長いスロット状である(スロットの形態である)。好ましくは、前記細長いスロットは、いずれかの端部で、かつ対向するように面取りされて、流体が前記スロット内に下向きに流れ、前記スロットから上向きに流れるのを容易にする。
本発明のさらに別の側面では、吸入デバイスのためのマウスピースアセンブリのための基板構成要素であって、前記基板構成要素は本質的に平坦な基板を備え、その一方の側に対して、前記基板が十分かつ適切な励起エネルギーを供給されたときに励起され得るエアロゾル化可能な製剤の量を前記基板の領域上またはその近傍において塗布されており、前記基板構成要素は実質的に平坦な上面および下面を有するカバーをさらに備え、前記基板は前記カバーの下に固定的に取り付けられ、前記一方の側は前記カバーの下面に最も近接しており、
少なくとも一対の別々の離間した開口部が前記カバーの上面に設けられ、前記一対の開口部の間に延在する細長いチャネルが前記カバーの下面に設けられ、その結果、前記基板の前記一方の側とともに、流体流のための入口および出口としてそれぞれ作用する前記離間した開口部の間に延在する前記基板内に少なくとも1つの内部導管が画定され、前記細長いチャネルは、前記流体流を効果的に制約し、前記基板の前記領域と少なくとも部分的に一致し、それにより、前記基板の前記領域が、そのように画定された前記導管内に存在する周囲大気に露出され、その結果、励起エネルギーが供給されている間に、前記基板の表面上に存在し且つエアロゾル化されている任意の製剤が、エアロゾル化されている前記製剤のすぐ周囲の前記開口部内に即座に存在する流体中に促進される、ことを特徴とする、基板構成要素が提供される。
好ましくは、少なくとも2対の別々の離間した開口部がカバーの上面に設けられ、前記一対の開口部の間に延在する一対の横方向に離間した細長いチャネルが前記カバーの下面に設けられ、その結果、前記基板の前記一方の側とともに、少なくとも1つの内部導管が、それぞれ流体流のための一対の入口および一対の出口として作用する前記離間した開口部の間に延在する前記基板内に画定され、前記基板の前記少なくとも一対の離間した領域は、ある量の製剤が塗布されており、前記細長いチャネルのそれぞれは前記領域のそれぞれの1つと少なくとも部分的に一致し、それによって、前記基板の前記領域のそれぞれが、そのように画定された一対の導管内に存在する周囲大気に露出される。
本発明のさらなる側面では、基板構成要素およびマウスピースも提供される。
次に、本発明の特定の実施形態を、例として、添付の図面を参照して説明する:
図1は、現在の、従来のENDSのための従来技術のカルトマイザの分解斜視図を示す。 図2は、本発明の1つの態様による基板構成要素の斜視図を示す。 図3は、図2の基板構成要素の分解斜視図を示す。 図4は、本発明の修正された態様による基板構成要素の斜視図を示す。 図5は、本発明のさらに修正された態様の基板構成要素の斜視図を示す。 図6は、図4の断面VIに沿って取られた図4の基板構成要素の断面斜視図を示す。 図7は、マウスピースへの挿入前の図4の基板の一部の断面斜視図を示す。 図8は、本発明の1つの態様によるマウスピースアセンブリの断面斜視図であって、内部に図4のマウスピースおよび基板構成要素の両方を含む断面斜視図を示す。 図9は、図8のマウスピースアセンブリを含むENDSの断面斜視図を示す。
最初に図1を参照すると、従来技術のカルトマイザアセンブリ2、特に、SMOK(登録商標)という商品名で販売され、ShenzhenIVPSTechnologyCo.Ltd.によって製造されている従来技術のENDSの一部を形成するカルトマイザの分解斜視図が示されている。カルトマイザ2は、円筒形カートリッジ4からなり、その中には円筒形のウィックアンドコイルの構成(図示せず)が中央に配置され、第1および第2の端部6、8で開口している中空の円筒内部を画定する。円筒形カートリッジ4は、複数の軸方向スロットを備え、そのうちの2つは10、12で参照され、そのようなスロットによって、使用前にカルトマイザが受け入れるように適合される液体ニコチン含有製剤に対して吸収性ウィックの外面が露出される。スクリューネジ部14、16は、一方では空気流調節構成要素20への固定接続を容易にし、他方ではマウスピース及び液体充填アセンブリ22への固定接続を容易するカートリッジのいずれかの端部に設けられている。空気流調節器20およびマウスピースアセンブリには、対応するネジ部が設けられ、複数のゴムまたは他の適当な材料のOリングシールが必要に応じて設けられ(図示せず)、これらの部品間のネジを切った接続が本質的にシールされて流体堅固であることを保証する。カルトマイザアセンブリは、透明なプラスチック材料の円筒形のアウトスリーブ30をさらに含み、該スリーブは、組み立て中に、空気流調節器20とマウスピースアセンブリ22との間にクランプされ、再び、適切な寸法で配置されたOリングシール(図示せず)が設けられ、スリーブの両環状端部32、34と空気流調節器20とマウスピースアセンブリ22との間に、信頼性のある流体堅固なシールが生成されることを保証する。したがって、完全に組み立てられたとき、2つの別個の密封チャンバがカルトマイザ2内に画定され、第1のチャンバは、本質的に円筒形カートリッジ4の円筒形中空内部からなり、第2のチャンバは、前記カートリッジと円筒形スリーブ30の内面との間に画定されたほぼ環状の空洞であり、使用前に、アセンブリ22に設けられた適切な充填スロット(図示せず)を通してマウスピースおよび充填アセンブリ30を通してニコチン含有液体が堆積されるのは、この環状空洞内である。
図には示されていないが、ウィックアンドコイル装置自体もまた本質的に円筒形であり、綿(コットン)又はウィックを形成する有機又は無機の合成均等物のような吸収材料の環状層を含み、シンプルな電気コイルが、ウィック層の内側円筒面に直接隣接して配置され、その様々な巻線(winding)がウィック層の一端から他端まで軸方向に延びている。簡単に上述したように、エアロゾル化可能な液体をウィックに浸すために、複数のスロット10、12が設けられ、その結果、それによってウィック層の一部が露出され、ウィックアンドコイル装置を取り囲む環状空洞内に含まれる液体が前記露出されたウィック層部分と直接接触し、したがって、前記液体のレベルの下で前記液体を吸収し、前記液体に浸されるようになる。名前が示唆するように、吸収性材料ウィックのウィッキングの性質は、浸された領域から通常は液体に浸されていない他の領域へのウィック内の液体の流れを促進し、ウィック全体にわたる液体の分布は均一とは程遠いものの、ウィッキング効果はウィックの大部分が、エアロゾル化可能なニコチン含有液体製剤で完全に浸されていないとしても、少なくとも湿潤であることを保証にするのに十分である。
従来技術のカルトマイザには、言及するに値するさらなる態様がある。第1に、ウィックアンドコイルアセンブリのコイルは当然、バッテリに電気的に接続されなければならず、このような電気的接続は、空気流調節器の遠位閉鎖端部に設けられた40で一般に示されているシンプルな2極ネジ接続によって最も一般的に達成される。例えば、ネジ接続は、第1に、それによってバッテリの一方の極との電気接続が達成される外側ネジと、第2に、それによってバッテリの第2の極との電気接続が達成される内側スピゴットまたはピンとを含むことができる。したがって、カルトマイザがバッテリにネジ止め接続されると、その間の信頼性が高くかつロバストな電気的および機械的接続が自動的に達成される。カルトマイザアセンブリの内部内で、カルトマイザ自体とウィックアンドコイルアセンブリとの間の適当な電気的および機械的接続も同様に達成され得、コイルアセンブリの一端はウィックアンドコイルアセンブリの外部本体と電気的に連通し、他端は、その外部本体から適切に電気的に絶縁されることは勿論、内部エンドキャップ、エンドプラグまたはアセンブリの他の任意の好適な構成要素と電気的に連通している。バッテリとウィックアンドコイルアセンブリとの間の電気的接続が達成される方法にかかわらず、カルトマイザ内の液体とコイルとの間にカルトマイザ内にある程度の偏析が存在することが一般に望ましく、その結果、コイルが完全または部分的に液体に浸されることはなく、したがって、前記コイルの加熱作用は、主にウィックおよびその中に吸収される液体に向けられる。上記から理解されるように、カルトマイザアセンブリの一部として提供される種々のOリングシールは、ウィックアンドコイルアセンブリの外部への環状液体含有空洞が、コイルが配置されるその中空内部から効果的に隔離されることを保証する。そのような隔離の背後にある基本的な理由の1つは、ENDSがアクティブであり、コイルからの熱がウィック内の吸収された液体のエアロゾル化を引き起こしているときに、カルトマイザアセンブリ内で生じる必要な空気流に関する。
さらに説明するために、図1に示すような現在のカルトマイザは、ニコチン含有液体のエアロゾル化が起こり得る限定されたチャンバ(このチャンバは最も一般的にはウィックアンドコイルアセンブリの内部である)だけでなく、空気入口領域および空気出口領域も提供し、これらの間は、空気は、あらかじめ定義された経路に沿って、それぞれのおよびすべてのユーザの吸入の間に、カルトマイザアセンブリに流入し、カルトマイザアセンブリを通過し、カルトマイザアセンブリから流出するようにされ得る。したがって、再び図1を参照すると、カルトマイザアセンブリは、マウスピースアセンブリ22の不可欠な部分に封入されているか、またはマウスピースアセンブリ22の不可欠な部分を形成する、短い中空のプラスチック管またはプラグからなるマウスピース構成要素26を含む。ほとんどの従来技術のENDSでは、マウスピース構成要素は、単にカルトマイザアセンブリの延長部として機能し、且つ、マウスピースアセンブリに設けられた適当な開口(図示せず)を介して内部エアロゾル化チャンバと連通し、また、吸入前および吸入中にユーザが唇を容易かつ迅速にすぼめることができる手段としても機能する、シンプルな中空管にすぎない。カルトマイザアセンブリの反対端部において、空気流量調節器20は、一般に23で示される調整可能な調節器を含んでおり、これにより、スロット23Aの周方向寸法を拡大または縮小することができ、後者のケースではゼロまで縮小することができ、この場合、周囲の大気は大部分はカルトマイザアセンブリに入り込むことができず、以下に述べるようにマウスピースにおいて適用される吸引に対する抵抗性が非常に高くなる結果となる。もちろん、空気流量調節器20は、ユーザの好みに応じて調節することができる。
使用時には、周囲空気圧に対する負の圧力差が、マウスピース構成要素の自由な開放端に加えられ、これは、単一の周期的な(tidal)」呼吸動作を実行することによって、または(より一般的には特に喫煙者のために)、または、まずは、ユーザが口腔内に吸引圧力を及ぼす頬腔拡張、その後、その吸引の結果としてENDSが口から除去された後に、活性化されたカルトマイザから口腔内に引き込まれたエアロゾルの別個の吸入、を含む2ステッププロセスによって、ユーザによって達成することができる。カルトマイザの有効な空気入口領域と空気出口領域との間の負の圧力差がどのように適用されるかにかかわらず、その結果は、周囲空気がスロット23Aを通ってカルトマイザアセンブリ内に流入させられ、そのとき、それは、空気流調節器アセンブリ20のベースに進み、カートリッジ4内部の最も内側の円筒形エアロゾル化チャンバ内に、そしてそれを通って上方に進み、したがって、その中に同時発生するあらゆるエアロゾル化されたニコチン含有製剤を同伴することとなる。そこから、エアロゾルリッチな空気は次に、カートリッジ4からそのマウスピース構成要素を通ってユーザの口に入る。重要なことは、特に本発明の文脈において、カルトマイザ内の空気流は、カルトマイザ空気入口の特定の位置または構成にかかわらず、専ら内部エアロゾル化チャンバを通って流れるように制約され、特に、様々なOリングシールおよびそれらが提供する密封効果によって、それを外部から取り囲む環状液体含有チャンバ内に逃げることが防止されることである。実際、カルトマイザ内の特定の空気流路にかかわらず、環状液体含有空洞が適切に密封されていない場合、その中の液体は、カルトマイザから容易に漏れ、自明の結果をもたらす可能性がある。
したがって、カルトマイザアセンブリを通る空気の流れは、特異かつ直接的であること-すなわち、単一の空気流路のみが存在し、空気はマウスピースの入口から出口に直接流れ、すべての空気は最も内側のエアロゾル化チャンバを通って流れること、が理解され得る。初期のENDSでは、空気流の唯一の調節は、典型的には直径1~2mmのオーダーである、入口および/または出口の開口のサイズによって提供され、空気およびタバコ燃焼の様々な製品をそれらを通して吸引するときに従来のタバコ製品の喫煙者によって経験されるものと同様の空気流に対するわずかな抵抗を提供した。より最近のENDSでは、以下のような製造業者から利用可能である:
-(「SMOK(登録商標)」商標の下で現在販売されるデバイスを製造する)ShenzhenIVPSTechnologyCo.Ltd
-(「INNOKIN(登録商標)」及び「iTaste(登録商標)」商標の下で現在販売されるデバイスを製造する)ShenzhenInnokinTechnologyCo.Ltd
-「ASPIRE(登録商標)」商標の下で現在販売されるデバイスを製造する)ShenzhenEigateTechnologyCo.Ltd.のディレクター、発明者「TiuLangfang」
上記のように、専用の調節可能な空気流調節器が提供される。いくつかのデバイスでは、開口部を完全に排除または閉鎖することができ、したがって、空気入口を効果的に閉鎖することができ、そのような状態では、非常にわずかな空気(すなわち、製造公差から生じる隙間を通って流れる空気のみ)がデバイス内に引き込まれることができ、その結果、吸引抵抗が非常に高くなる。しかしながら、このような調節器はENDSに動作可能な柔軟性(フレキシビリティ)を提供するが、空気は依然としてカルトマイザ内を入口からのみ流れ、調節されていようとなかろうと、エアロゾル化チャンバに直接流れ、そして最終的にそこから出口を通って最終的にユーザの口に出て行く前にマウスピースに入り、装置が作動されるか否かに関わらず、すなわち、電流が加熱コイルに供給され、浸されたウィック内の液体のエアロゾル化が起こっているか否かにかかわらず、流動が可能である。
本発明は、非常に異なるアプローチを採用し、異なるタイプのENDSを提供しようとするものであり、本質的に使い捨て可能な基板構成要素が比較的少量のニコチン含有製剤を予め投薬され、従来のタバコ製品、特にシガレットの喫煙者が単一のそのようなシガレットの喫煙の間に消費することが予想され得るものと同等である。理想的には、製剤は、粘性液体、ゲル、または熱の適用によって液化され得る固体、または実際には、エアロゾル化されているか否かにかかわらず、基板の表面上を大幅に流れる傾向がないという物理的特性を有する材料である。したがって、所望のニコチン濃度(例えば、6~20mg/ml)を有する従来のイーリキッドを製造するために、ベース液体(例えば、グリセロール、ポリエチレングリコール(PEG)、植物性グリセロール(VG)、および/またはプロピレングリコール(PG))の大きなバッチを液体ニコチンと混合することが比較的簡単である場合、エアロゾル化可能なニコチン含有製剤の量(通常は体積で少なくとも2桁または3桁ではないにせよ少なくとも1桁)を使い捨て基板に投与することははるかに簡単ではなく、ここで、特定の用量内のニコチン濃度は、担体化合物の単位当たりで非常に大きく、したがって、非常に正確に制御される。
このような製造上の困難さにもかかわらず、出願人は、本質的に使い捨ての、したがって交換可能な基板構成要素50を考案し、その1つの特定の実施形態が図2に示されている。前記基板構成要素50は、前記基板構成要素を本質的に破壊することなく互いに分離することができないように互いにしっかりと固定されたベース52およびカバー54からなり、好ましくは剛性プラスチック材料の両方からなる。前記基板構成要素の寸法は、長さL、幅W、および厚さTであり、それぞれ20~30mm、10~15mm、および3~7mmの領域であってもよい。図に示すように、カバー54には、第1の横方向スロット56と、一対の縦方向(長手方向)スロット58、60とが設けられてもよく、これらのすべては、図3により明確に示すように、基板構成要素内で且つ前記ベースと前記カバーとの間に挟まれた基板70のそれぞれの領域を露出させる。特に図3を参照すると、横方向スロット56は基板構成要素の第1(後方)端部に向かって配置され、基板70の対応する領域を露出させる。この領域では、電気抵抗加熱素子74の複数の接触部分(接点部分)は、そのうちの1つが72で参照され、例えばスクリーン印刷または他の方法で基板70の上面に適用される(付けられる:apply)。接触部分72および抵抗加熱素子は理想的にはわずか数十ミクロンまたは数百ミクロンのオーダーの厚さである。したがって、前記接触部分は横方向スロット56を通して露出され、アクセス可能であり、それとの電気的接続は、一対の適切な大きさの電気接点または端子によって前記横方向スロットを介して達成されてもよい(一般に、基板には、横方向に間隔を置いて、抵抗加熱素子74と電気回路を完成させるために必要とされてもよい、少なくとも一対のそのような接点部分70が設けられるだろう)。また、図3では、ベース52には、基板70を受け入れることができ、その中に且つそれによって弾性的にまたは固定的に保持されてもよい、適切なサイズのリベート62(もちろん、カバー54の下側に代替的にまたは同様に設けることができる)が設けられている。
カバーに設けられた縦方向スロット58、60について、それは、抵抗加熱素子74の領域と一致し、したがって、選択的に露出させ、その結果、前記抵抗加熱素子上の適切な場所で前記基板の上面に以前に塗布され、及び/又は堆積されている、ニコチン含有製剤の適量の一対の小球体80(図3も参照)が、基板構成要素が組み立てられるときに縦方向スロット58、60内に実質的に含まれる。もちろん、このような小球体の適用は、基材構成要素の組み立て後に行うことができるが、いずれにせよ、前記製剤がどのような量でどのような形態であっても、前記スロット内に実質的に含まれることが本発明の文脈では重要であり、その結果、抵抗加熱素子が適切に通電され、したがって加熱されたときに、十分な量の熱が製剤の前記小球体に直接伝達され、そのエアロゾル化を開始することができ、このようにして生成されたエアロゾルが前記小球体のすぐ上のスロット58、60内に存在するその時点で空気中に直接促進されることが理解されるのであろう。
図2および図3の基板構成要素の代替実施形態が、図4に示されており、ここで、90で一般的に示される基板構成要素は、基板92がベース94とカバー96との間に挟まれており、その中で、前述の基板構成要素50のスロット56と全く同じ目的のために後方横方向スロット98が設けられているが、この場合、点線で示され、概ね100、102で参照される一対の縦方向チャネルが、カバー96の下側に設けられており、前記チャネルの各々は、それぞれの対の開口100A、100Bおよび102A、102Bにおいて、元雄も最も前方の端部及び最も後方の端部で、カバーの上面に開口している、という点でおおよそ類似の構造である。したがって、(完全に組み立てられた)基板構成要素のこの特定の実施形態では、内部に固定して取り付けられた基板の上面およびカバー96の下側に設けられた前記内部チャネルは、協働して、基板構成要素内に一対の内部導管を画定し、それによって、開口100B、102Bに引き込まれた空気は、以下でより十分に説明されるように、最終的に開口100A、100Bをそれぞれ通ってそこから出る前に、前記導管に沿って基板構成要素内を内部に流れることができる。
適切な参照符号が保持されている図5に示される、図2および図3の基材構成要素のさらに別の修正された実施形態では、82A、84Aでそれぞれ示されているように、カバー54は、一対の横方向入口空気チャネル82、84をさらに備えることができ、それによって、チャネル58、60への二次空気流が確立されうる(チャネル58、60内を前方から後方に流れる空気が一次と見なされる)。そのような空気の供給源は、一次空気流の場合と同様に、一般に同じ、すなわち周囲大気であるが、そのような空気の速度の横方向成分があるという事実は、必然的に一次空気流と二次空気流との混合を助けるだろう。図から、チャネル82、84は両方とも、エアロゾル化され得る製剤の小球体80の下流の位置でチャネル58、60内に出現することに留意されたい。これは最も好ましい構成であるが、代替の実施形態では、チャネル82、84は、形成部の小球体が基板上に堆積される位置と実質的に一致する位置でチャネル58、60内に出現することができ、さらに代替的に、チャネル82、84の出現点は、基板70上の前記小球体の位置の上流であり、チャネル58、60内に含まれることができる。さらに、本発明の特定の実施形態によれば、チャネル58、60、82、84のうちのいずれか1つ以上に、1つ以上のバッフル形成部が設けられて、前記チャネル内で発生する任意の時間に一次流体流および二次流体流の両方の混合をさらに助けることができ、それによって、チャネル内で発生する流れのある程度のランダム性または乱流さえも誘発することができる。当業者であれば、図5に関連して上述した特徴は図4の基板構成要素90にも等しく当てはまり、特にバッフル形成部は、その中に設けられたチャネル形成部100、102におけるカバー96の下側に設けられてもよく、さらに、1つ以上のさらなる横方向チャネル形成部が設けられて、ベース94および基板92の両方と協働して、横方向エントランスを有する導管を画定してもよく、それによって、基板構成要素90の内部に少なくとも部分的に横方向に向けられた二次空気流を確立することができ、前記二次空気流は最終的に、基板構成要素と前記チャネル100、102との間に画定された導管内で任意の時点で発生する一次空気流に送達され、それと混合されることを理解されたい。
ここで図6を参照すると、図4の基板構成要素90の断面斜視図が示されており、その中では、基板92、ベース94、およびカバー96が、組み立てられた基板構成要素内でどのように互いに協働するか、特に、基板92の上面とカバー96の下側との協働の結果として、内部導管が、どのように基板構成要素内に内部的に画定されるか、ならびにチャネル形成部100、ならびにそれぞれの出口開口部および入口開口部または開口100A、100Bがそれぞれ提供されるかを、より明確に見ることができる。加えて、基板92の上面に以前に堆積されたエアロゾル化形成部の小球体80が示されており、当業者であれば、基板が電気エネルギー源を供給されているときに、矢印110によって示されるように、空気が開口100Bを通って前記導管に流入し、その結果、その上面に適用された抵抗加熱素子が熱くなり、製剤の少なくともいくらかのエアロゾル化を引き起こし、したがって、その中のニコチンが、前記導管内の小球体の上を通過するときに生成される任意のエアロゾルを同伴し、したがって、開口100Aを通って出る流体がエアロゾルを含む空気になることを、直ちに理解されよう。
ここで図7を参照すると、マウスピース構成要素に挿入する前の基板構成要素90の最前端が示されており、断面図で示されており、前記マウスピース構成要素は全体として120で示されており、これらが一緒になって、本発明によるマウスピースアセンブリの少なくとも1つの態様を完成させる。図から分かるように、マウスピース構成要素120は、吸入の一部として、かつ吸入の直前に、ユーザが唇を容易にすぼめることができる入口端部122および出口端部124を有する。前記マウスピース構成要素の内部には、前記マウスピース構成要素の後方に配置された面取りされた自由端130と、前記マウスピース構成要素の剛性外部134Aの内面に強固に固定された固定端132とを有する片持梁128を備えており、126で全体的に示される片持梁形成部が設けられている。片持梁128の下面、マウスピース構成要素の剛体外部の最下部134Bの上方に面した内部表面、及び内側に向かって上方に突出する形成部136が一緒になって空洞140を画定し、又はその3つの表面の少なくともほとんどを画定し、その深さは、受け入れるように適合される基板構成要素の厚さ寸法とほぼ同じである。いくつかの実施形態では、片持梁128は、わずかに下方に偏らせてもよく、その結果、基板構成要素がマウスピース構成要素内に摺動されるにつれて上方に弾性的に偏向され、その結果、基板構成要素の上面間の摩擦係合によって軸方向に、且つ、そのわずかに偏向された状態で片持梁の下方に向けられた力に対する反力によって垂直に、前者は後者によって弾性的に固定される。
ここで図8を参照すると、マウスピースアセンブリ90、120は、それが完全に組み立てられた状態で示されており、その中で、基板構成要素90は、マウスピース構成要素120内に完全に挿入された状態で示されている。この図では、基板構成要素90の最前端は、マウスピース構成要素120の内側に設けられた上向きに突出する形成部に当接し、したがって、マウスピース構成要素内での前記基板構成要素の軸方向移動の最大範囲を画定することが分かるだろう。さらに、上向きに突出する形成部は、マウスピース構成要素の長さに沿った軸方向位置に設けられ、その結果、
- カバー96の上面内に形成された出口開口100Aが、片持梁128の強固に固定された端部132の軸方向前方に(大部分が)配置され、その結果、前記基板構成要素の内部に画定された前述の導管内で発生する空気流が、マウスピース構成要素の出口124のすぐ上流でマウスピース構成要素内に画定されたプレ出口チャンバ142内に出て、
- 前記片持梁の下面は、前記基板構成要素のカバー96の上面と摩擦係合し、そのような摩擦係合は、前記基板構成要素をマウスピース構成要素内に効果的に固定し、
- 基板構成要素90のカバー96の上面に設けられた最後部開口100Bは、片持梁128の下面の前方に少なくとも部分的に配置され、さらに(特に好ましい実施形態では)その面取りされた自由端130と協働して空気入口通路を画定し、その結果、マウスピース構成要素の入口122に入る空気はその内部で開口100Bに向かって、その中に導かれ、したがって、次に、カバー96と基板92との間の基板構成要素の内部に画定された導管100を通り、したがって、前記基板の上面上に提供された製剤の小球体80の上を通る。
もちろん、上記の全ては、基板構成要素のカバー96に設けられた他のセットの開口102A、102Bにも等しく適用されるが、この図には特に示されていない。
1つの特に好ましい実施形態では、1つ以上の流体バイパス開口、そのうちの1つは図8において150で一般的に示される、が設けられてもよく、その結果、入口122を通ってマウスピース構成要素120に引き込まれる空気は、大部分がまたは部分的に導管100に向かってその中に導かれ得るだけでなく、その空気のいくらかの部分は、必ずしも前記導管を通って流れることなく、マウスピース構成要素を通って前記バイパス開口(複数可)を直接通って二次経路に沿って流れることを可能にされ得る。このような場合、ある量のバイパス空気が一次空気流と混合され、この一次空気流には、デバイスが作動されてエアロゾルが基板構成要素内で生成されている場合、エアロゾルが含まれ、バイパス開口の数およびサイズに応じて、このような混合、および作動中にエアロゾルが含まれる空気が比較的少ないという事実は、最終的にユーザによって吸入される流体の結果として得られる体積の許容性を増大させ得る。
さらに別の代替実施形態では、マウスピース構成要素には、その側壁の1つ以上の二次横方向空気入口(図示せず)を追加的にまたは別個に設けることができ、そのような二次横方向入口開口の軸方向配置およびサイズは、基板構成要素の完全な挿入時に、前記二次横方向入口開口と、図5に示す修正基板構成要素50のカバー96(または場合によってはベース94)に設けられた二次チャネルのエントランスの一方または両方との間に、少なくとも部分的な位置合わせ(registration)があるように、選択される。
また、図7及び図8(及び後述する図9)に示す基板構成要素90は、内部に画定された導管100、102を有するものであることも、当業者には理解されよう。チャネル58、60が設けられている基板構成要素50が採用される場合、カバー54の上面およびマウスピース構成要素内に設けられた片持梁128の下面は協働して、導管100、102と類似の導管を画定し、唯一の相違点は、そのような導管の表面を画定するものを設ける基板92の代わりに、片持梁128の下面がその機能を果たすことである。
最後に図9を参照すると、完全なマウスピースアセンブリ15は本体160の自由端に接続されて示されており、本体は図示されていないが、細長いバッテリを含み、好適な形態の起動スイッチが設けられ、それによって、ユーザが、バッテリからの電気エネルギーを、基板70、92の上面上の抵抗加熱素子(図示しないが、図3の符号74を参照)に供給することができる。図9では、一対(またはおそらく、3重、4重、5重、または他の何らかの適当な複数)の電気接点のうちの1つは162で示され、適当に構成されて、その自由端に近接する本体160内に軸方向に配置され、その結果、マウスピースアセンブリ150の本体への接続に応じて(理想的にはプッシュフィット型接続によって)、前記接点(例えば、共通のバネ荷重ポゴピン型である)は、最初に、基板構成要素のカバー96の面取りされた最後部端部によって、それらのバネ付勢に抗して垂直上方に偏向され得、そして、カバー96の前記面取りされた最後部端部、したがって、基板構成要素が本体内を十分に移動した後、バネ荷重接点は横方向スロット98(または56)内に受容され、電気接点162内のバネは回復し、その結果、接点は両方とも、前記スロット内に正しく横方向および軸方向に配置され、電気抵抗加熱素子の適切な接触部分の露出表面に対して強固な電気接点に付勢される。この状態になると、マウスピースアセンブリ150が本体160にしっかりと電気的に接続され、したがって、ここで作動させることができ、すなわち、電気エネルギーを基板構成要素に確実に供給することができるだけでなく、マウスピースアセンブリの空気入口122も、理想的には密封方式で、それ自体が適当な空気入口164を備える本体の対応する空気出口と同時に位置合わせされ、入口164からマウスピース出口124までの少なくとも1つの完全な流体経路が確立され、その少なくとも一部は基板構成要素90内に含まれる基板92の上面に直接隣接し、そのすぐ上にある。

Claims (19)

  1. 吸入デバイス(160)のためのマウスピースアセンブリ(50、120)であって、前記アセンブリはマウスピース(120)と基板構成要素(50)とを備え、前記マウスピースは第1の端部に近接して配置された第1の空気入口(122)と、前記第1の端部から軸方向に離れて第2の端部に近接して配置された空気出口(124)とを有し、前記第1の空気入口および前記空気出口は、前記マウスピースの内部で流体流が実質的に長手方向軸に沿って生じる傾向があるように、前記マウスピースの内部で互いに流体連通しており、前記マウスピースはその内部に画定された空洞領域(140)を有し、前記マウスピース内で前記基板構成要素を受け入れて配置するように適合され、その結果、前記流体流が生じるときに前記流体流は前記基板構成要素と相互作用し、
    前記基板構成要素は、少なくとも1つの細長いスロット(58、60)が設けられる少なくとも1つの実質的に平坦な表面を含むカバー(54)と、前記カバーの下に固定的に取り付けられ、且つ、電気抵抗加熱素子(74)が付けられている基板領域を有する、平坦な基板(70)とを少なくとも備え、前記細長いスロットは前記基板領域を露出させるように前記基板領域と少なくとも部分的に一致し、
    前記空洞領域の少なくともいくらかの部分は前記基板構成要素の厚さ寸法に対応する深さを有することにより、前記基板構成要素が前記空洞領域に挿入されるときに、前記カバーの前記実質的に平坦な表面は、前記空洞領域の対応する内面(128)と係合し、その結果、前記少なくとも1つの細長いスロット、前記対応するマウスピースの内面、および前記細長いスロットにより露出される前記基板の一部が、前記マウスピース構成要素内で生じる任意の流体流の少なくとも一部が必然的に導かれる前記基板構成要素内の内部で少なくとも1つの導管を共に画定し、その結果、前記基板領域に塗布されており且つ励起エネルギーの前記電気抵抗加熱素子への適用の結果としてエアロゾル化されている、ある量のエアロゾル化可能な製剤(80)が前記導管内で生じている前記流体流に同伴されることを特徴とする、マウスピースアセンブリ。
  2. 前記マウスピース(120)内で生じる任意の流体流のあらゆる全ては、前記基板構成要素(50)の内部に画定される少なくとも1つの導管へ及び当該導管を通って導かれることを特徴とする、請求項1に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  3. 前記基板構成要素(50)は細長く、かつ、前記少なくとも1つの細長いスロット(58、60)は前記基板構成要素の長手方向軸と実質的に平行に位置合わせされる、請求項1又は2に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  4. 前記基板構成要素は、構成および向きが直線状かつ平行である2つの細長いスロット(58、60)を備える、請求項1乃至3の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  5. 前記マウスピースは、その前記第1の空気入口(122)を通って前記マウスピースに入る最初は単一の流体流が少なくとも2つの別個の部分、前記基板構成要素(50)の内部に画定された前記少なくとも1つの導管に流入するように制約される第1のアクティブ部分、および前記第1のアクティブ部分とは分離して別個であり且つ前記マウスピース内の移動の大部分についてそれから分離されている第2のバイパス部分、に分割される、流体バイパスとして作用する少なくとも1つの二次導管(150)を内部に備える、請求項1、3又は4の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  6. 前記マウスピースに入る前記最初は単一の流体流の前記第1のアクティブ部分及び前記第2のバイパス部分は、前記マウスピース内でその専用混合チャンバにおいて再結合される、請求項5に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  7. 前記マウスピース内の前記流体流の前記第1のアクティブ部分および前記第2のバイパス部分は、前記基板構成要素(50)の下流であるが前記空気出口(124)の上流である前記マウスピース(120)の内部に画定された専用混合チャンバ(142)において前記マウスピース内で再結合される、請求項6に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  8. 前記マウスピース(120)は、1つ以上の内部バッフル形成部を備える、請求項1乃至7の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  9. 1つ以上のバッフル形成部が、少なくとも1つの導管内に設けられる、請求項1乃至8の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  10. 前記マウスピース(120)には、前記マウスピースの側壁、頂壁および底壁のうちの1つを通って設けられ且つその中に配置された少なくとも1つのさらなる空気入口が設けられ、前記少なくとも1つのさらなる空気入口は、前記第1の空気入口(122)と前記空気出口(124)との間に配置され且つ両方と流体連通しており、前記側壁、頂壁または底壁の内面は、前記さらなる空気入口に入る空気の初期の移動方向が前記第1の空気入口から前記空気出口への前記マウスピース内の流体流の方向に実質的に垂直であるように、流体流を前記マウスピースの内部および長手方向の軸方向に制約する表面のうちの1つである、請求項1乃至の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  11. 前記少なくとも1つのさらなる空気入口の位置は、前記第1空気入口(122)に前記空気出口(124)よりも近接する、及び、前記空気出口に前記第1の空気入口よりも近接する、のうちの1つである、請求項10に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  12. 前記基板構成要素(50)は、前記少なくとも1つの細長いスロット(58、60)のエントランスとは分離されたエントランスを有する少なくとも1つの二次チャネル形成部(82、84)を備え、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部は、
    - 前記少なくとも1つの細長いスロットと完全に分離されており、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部にはそれ自身の別個の分離した出口が設けられている、及び、
    - 前記細長いスロットと結合されており、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部は、前記少なくとも1つの細長いスロットおよび前記少なくとも1つの二次チャネル形成部のそれぞれの内部で任意の時点で生じる前記流体流の合流が存在するように、前記少なくとも1つの細長いスロットに、その頂壁、底壁、または側壁において出現する、
    のうちの1つである、請求項1、又は、請求項3乃至11の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  13. 前記少なくとも1つの細長いスロット(58、60)及び前記少なくとも1つの二次チャネル形成部(82、84)は結合され、少なくとも1つの細長いスロットおよび前記少なくとも1つの二次チャネル形成部内で任意の時点で生じる前記流体流の前記合流位置は、前記基板領域の上流、前記基板領域と実質的に一致する、及び、前記基板領域の下流のうちの1つである、前記基板構成要素(50)の軸方向の位置で生じる、請求項12に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  14. 前記マウスピース(120)には、前記マウスピースの側壁、頂壁および底壁のうちの1つを通って設けられ且つその中に配置された少なくとも1つのさらなる空気入口が設けられ、前記少なくとも1つのさらなる空気入口は、前記第1の空気入口(122)と前記空気出口(124)との間に配置され且つ両方と流体連通しており、前記側壁、頂壁または底壁の内面は、前記さらなる空気入口に入る空気の初期の移動方向が前記第1の空気入口から前記空気出口への前記マウスピース内の流体流の方向に実質的に垂直であるように、流体流を前記マウスピースの内部および長手方向の軸方向に制約する表面のうちの1つであり、
    前記基板構成要素(50)は、前記少なくとも1つの細長いスロット(58、60)のエントランスとは分離されたエントランスを有する少なくとも1つの二次チャネル形成部(82、84)を備え、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部は、
    - 前記少なくとも1つの細長いスロットと完全に分離されており、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部にはそれ自身の別個の分離した出口が設けられている、及び、
    - 前記細長いスロットと結合されており、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部は、前記少なくとも1つの細長いスロットおよび前記少なくとも1つの二次チャネル形成部のそれぞれの内部で任意の時点で生じる前記流体流の合流が存在するように、前記少なくとも1つの細長いスロットに、その頂壁、底壁、または側壁において出現する、
    のうちの1つであり、
    前記基板構成要素の前記少なくとも1つの二次チャネル形成部のエントランスは、前記マウスピース(120)に設けられた少なくとも1つの二次流体入口開口と一致する、請求項1乃至9の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  15. 前記基板構成要素(50)に設けられた前記少なくとも1つの二次チャネル形成部(82、84)は前記少なくとも1つの細長いスロットに対し略横方向に延在し、前記二次チャネル形成部の前記エントランスは、前記基板構成要素の側壁、頂壁、または底壁に設けられており、その結果、少なくとも最初に、前記少なくとも1つの二次チャネル形成部に流入する前記流体の方向が、そのような流体流が発生している場合に、前記少なくとも1つの細長いスロット(58、60)によって部分的に画定された前記少なくとも1つの導管内の流体流の方向に実質的に垂直である、請求項14に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  16. 前記マウスピース(120)の1つ以上の内面には、共に、前記基板構成要素を受容するように適合された空洞領域(140)を少なくとも部分的に画定する複数の形成部(126、128、130、132、134B、136)が設けられており、前記空洞領域を画定する前記形成部(128、132)の少なくとも1つは、前記マウスピース内で内側に片持ち梁状にされ、前記基板構成要素がその中に存在しない場合に、前記空洞領域内へわずかに偏らせ、その結果、前記基板構成要素が前記空洞領域に挿入されると、前記片持ち梁の作用の結果としてその中で弾性的に保持される、請求項1乃至15の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  17. 前記片持梁状にされた形成部(128、132)の先導自由端(130)には、前記マウスピース内の前記空洞領域への基板構成要素(50)の挿入を補助するための、適切に配向された面取りされた表面が設けられる、請求項16に記載のマウスピースアセンブリ(50、120)。
  18. 前記基板構成要素は、本質的に平坦な基板(70)を含み、その一方の側の基板領域には、電気抵抗加熱素子(74)及びある量のエアロゾル化可能な製剤(80)が前記基板領域上またはその近傍に付けられており、それによって前記電気抵抗加熱素子が励起エネルギーを供給されたときに前記製剤がエアロゾル化されることができ、
    前記基板構成要素は、少なくとも1つの実質的に平坦な表面を含むカバー(54)をさらに備え、その中には、2つの同一の間隔で離間した細長いスロット(58、60)が前記カバーの深さ全体に設けられ、その各々は、前記電気抵抗加熱素子(74)が付けられている下にある基板(70)のその又はそれらのエリア上又はその近傍にある量のエアロゾル化可能な製剤(80)を含み、前記平坦な基板は前記カバーの下に固定的に取り付けられ、前記2つの細長いスロットは、前記基板の前記基板領域と少なくとも部分的に一致する位置に設けられ、それによって、前記基板の前記基板領域は、前記細長いスロットを通して露出され、その結果、励起エネルギーが供給されている間に、前記基板の表面上に存在し且つエアロゾル化されている任意の製剤、エアロゾル化されている前記製剤のすぐ上の細長いスロット内に存在する流体中において、即座にエアロゾル化が促進される、ことを特徴とする、請求項1乃至17の何れか1項に記載のマウスピースアセンブリのための基板構成要素(50)。
  19. ベース部分(52)をさらに備え、前記基板(70)は、前記カバーおよび前記ベース部分の間に挟まれ、それらによって含まれる、請求項18に記載の基板構成要素(50)。
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