JP7272916B2 - 分析装置及び分析方法 - Google Patents
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Description
また、電極基板と表面電極との間に中間層を設けた電子放出素子が知られている(例えば、特許文献3参照)。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、試料ガスの成分を高精度で分析することができる分析装置を提供する。
本発明の分析装置では、紫外線照射部から照射した紫外線により試料ガスをイオン化できるため、試料ガスから正イオンを発生させることができ、この正イオンを検出することができる。このため、多くの種類の試料成分を検出・識別することが可能になる。
本発明の分析装置は、電子放出素子を単独で用いてイオン化した場合に測定されるIMSスペクトルと、紫外線照射部を単独で用いてイオン化した場合に測定されるIMSスペクトルと、電子放出素子と紫外線照射部の両方で用いてイオン化した場合に測定されるIMSスペクトルとを組み合わせて同一試料ガスを成分分析することができるため、試料ガスの成分を高精度で分析することができる。
本発明の分析装置では、電子放出素子又は紫外線照射部を用いて試料ガスをイオン化するため、装置を小型化することが可能である。
前記下部電極又は前記表面電極は、電場形成部の一部として機能するように設けられてもよい。また、前記電場形成部は、負イオン又は正イオンが前記検出部へ向かって移動するような電位勾配をイオン化領域及びイオン移動領域に形成するように設けられることが好ましい。このことにより、イオン化領域で生成されたイオンを検出部へ向かって移動させることができる。
本発明の分析装置は、対向電極を備えてもよい。また、前記対向電極は、電子放出素子の表面電極に対向するように配置されたことが好ましい。このことにより、電子放出素子から放出された電子又は電子から生成された負イオンがイオン化領域へ移動するような電場を形成することができる。
本発明の分析装置は、遮光部を備えることが好ましく、遮光部は、紫外線照射部が照射した紫外線が電子放出素子に直接照射されないように配置されることが好ましい。このような構成により、紫外線照射部が照射した紫外線が電子放出素子に照射されることを抑制することができ、電子放出素子が紫外線に起因するダメージを受けることを抑制することができる。このため、電子放出素子の電子放出特性が変化することを抑制することができる
本発明は、電子放出素子から電子を放出させ、紫外線照射部から紫外線を照射することにより試料ガスをイオン化するステップと、試料ガスから生成されたイオンを電場が形成されたイオン移動領域を通過させるステップと、イオン移動領域を通過したイオンを検出するステップとを含む分析方法も提供する。
図1は本実施形態の分析装置の概略断面図である。
本実施形態の分析装置40は、電子放出素子2と、紫外線照射部3と、検出部4と、電場形成部5とを備え、電子放出素子2は、下部電極6、表面電極7及び下部電極6と表面電極7との間に配置された中間層8を有し、かつ、下部電極6と表面電極7との間に電圧を印加することによりイオン化領域11に向けて電子を放出するように設けられ、かつ、イオン化領域11において放出した電子により直接的又は間接的に負イオンを生成するように設けられ、紫外線照射部3は、イオン化領域11に向けて紫外線を照射することにより直接的に又は間接的に正イオンを生成するように設けられ、電場形成部5は、イオン化領域11で生成した負イオン又は正イオンが検出部4へ向かって移動するイオン移動領域12に電場を形成するように設けられ、検出部4は、イオン移動領域12を通過した負イオン又は正イオンを検出するように設けられる。
また、このキャリアガスは50℃以上の温度であることが好ましい。このことにより、前回の測定で電子放出素子2などに付着した汚染物質を除去することが可能になる。
電子放出素子2は、分析装置40から取り外すことができるように設けることができる。このことにより、電子放出素子2を交換することが可能になる。また、分析装置40は、電子放出素子2を組み込んだユニットを分析装置40から取り外すことができるように設けられてもよい。このことにより、ユニットごと電子放出素子2を交換することが可能になる。
また、電子放出素子2は、周りからの放電を防ぐように絶縁処理が施されていてもよい。
表面電極7は、電子放出素子2の表面に位置する電極である。表面電極7は、好ましくは10nm以上100nm以下の厚さを有することができる。また、表面電極7の材質は、例えば、金、白金である。また、表面電極7は、複数の金属層から構成されてもよい。
表面電極7は、40nm以上の厚さを有する場合であっても、複数の開口、すき間、10nm以下の厚さに薄くなった部分を有してもよい。中間層8を流れた電子がこの開口、すき間、薄くなった部分を通過又は透過することができ、表面電極7から電子を放出することができる。このような開口、すき間、薄くなった部分は、例えば、下部電極6と表面電極7との間に電圧を印加することによっても形成することができる。
また、中間層8は、無機材料からなることが好ましい。このことにより、紫外線照射部3から照射される紫外線により中間層8が変質することを抑制することができ、電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
中間層8の厚さは、例えば、0.5μm以上1.8μm以下とすることができる。
電位制御回路15を用いて下部電極6の電位が表面電極7の電位よりも低くなるように下部電極6と表面電極7との間に電圧を印加すると中間層8に電流が流れ、中間層8を流れた電子が表面電極7を通過しイオン化領域11へ向けて放出される(電子放出素子2がオン状態となる)。電子放出素子2をオン状態とするために下部電極6と表面電極7との間に印加する電圧は、例えば5V以上40V以下とすることができる。
電子放出素子2のオン状態とオフ状態の切り換えは制御部9により制御される。
また、電位制御回路15は、下部電極6又は表面電極7が電場形成部5として機能するように下部電極6及び表面電極7の電位を調節することができる。
電場形成部5は、電子放出素子2から放出された電子又は電子から生成された負イオンをイオン化領域11へと移動させるように電場を形成することができる。
具体的には、紫外線照射部3から照射された紫外線をイオン化領域11の気体が吸収し、光イオン化が引き起こされ、正イオンが生成される。また、生成した正イオンが他の成分と反応し正イオンが生成される場合がある。光イオン化では負イオンが生成される場合もある。
紫外線照射部3は、分析装置40から取り外すことができるように設けることができる。このことにより、紫外線照射部3を交換することが可能になる。また、分析装置40は、紫外線照射部3を組み込んだユニットを分析装置40から取り外すことができるように設けられてもよい。このことにより、ユニットごと紫外線照射部3を交換することが可能になる。
紫外線照射部3は、紫外線照射部3から照射される紫外線が直接電子放出素子2に照射されないように配置することができる。このことにより、紫外線照射部3から照射される紫外線で電子放出素子2が劣化し電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
電子放出素子2による電子放出と紫外線照射部3による紫外線照射は、同時に放出・照射してもよく、時間差をつけて交互に放出・照射してもよい。
検出部4で正イオンを検出する場合、電場形成部5は、イオン化領域11側の電位が高く検出部4側の電位が低い電位勾配をイオン化領域11及びイオン移動領域12に形成する。この電位勾配により、イオン化領域11で生成した正イオンを検出部4に向かって移動させることができる。
従って、検出部4で負イオンを検出する場合と、検出部4で正イオンを検出する場合とで、電場形成部5で形成する電位勾配が異なる(印加される電圧極性が異なる)。電場形成部5で形成する電位勾配は制御部9により制御される。
例えば、紫外線照射部3から紫外線を照射することによりイオン化領域11にイオンを生成する場合、電子放出素子2の下部電極6又は表面電極7を用いてイオン化領域11に電位勾配を形成することができる。
また、電子放出素子2を用いて試料ガスをイオン化する場合、イオン化領域11及びイオン移動領域12に形成される電位勾配を考慮して電位制御回路15により下部電極6及び表面電極7の電位を調節することができる。
静電ゲート電極14は、リング状電極であってもよく、グリッド電極であってもよく、リング状電極の開口にグリッド電極を設けた電極であってもよい。静電ゲート電極14は、電場形成部5を構成する複数の電場形成用電極16と共に一列に並べて配置することができる。静電ゲート電極14は、制御部9の電位制御回路15と電気的に接続することができる。また、静電ゲート電極14は、電場形成部5により形成される電位勾配を変化させることができるように設けられる。
静電ゲート電極14がクローズ状態の場合、制御部9は、静電ゲート電極の電位がイオン化領域11で生成したイオンが静電相互作用により静電ゲート電極14に近づくことができない電位、又はイオン化領域11で生成したイオンが静電ゲート電極14に吸い寄せられるような電位となるように静電ゲート電極に印加する電圧を制御することができる。この場合、静電ゲート電極14の位置に電位の障壁又は電位が低下した領域が形成される。
制御部9が、電位の障壁又は電位が低下した領域が形成されないように静電ゲート電極14の電位を調節することにより静電ゲート電極14をオープン状態とすることができる。
検出部4で正イオンを検出する場合、隣接する電場形成用電極16よりも低い電位に設定された静電ゲート電極14を、隣接する電場形成用電極16より高い電位に切り替えることにより、正イオンを検出部4に向かって移動させることができる。
また、負イオン又は正イオンが静電ゲート電極14から検出部4まで移動する時間は装置の設計(静電ゲート電極14から検出部4までの距離や印加電圧)により異なるが、小型の検出器の場合であれば、負イオン又は正イオンは検出部4に数ミリ秒で到達するため、分析装置40による1回の測定は数ミリ秒で終わる。
検出部4は、負イオンの電荷又は正イオンの電荷を集める金属製のコレクター13を有することができる。また、コレクター13は制御部9の検出回路30と電気的に接続することができる。また、この検出回路30は、コレクターに電荷が溜まることにより生じる電流を測定するように設けられる。この測定値からIMSスペクトルを得ることができる。具体的には、静電ゲート電極14の電位を中間電位に切り替えてからイオンが検出部4に到達するまでのイオンの飛行時間を横軸に、検出部4の信号強度を縦軸にプロットすることによりIMSスペクトルが得られる。
このピーク位置(イオンの移動時間)はイオン種により異なるため、試料ガスに含まれる成分の種類を特定することが可能になる。また、ピーク面積から試料ガスに含まれる成分の濃度を定量分析することが可能になる。
また、分析装置40により1つの試料ガスについて複数回連続して測定を行う場合、それぞれの測定の検出曲線を積算することができる。このことにより、分析装置40の電気ノイズの影響を減らすことができるため、検出感度を向上させることができる。積算回数は例えば、10回とすることができる。
電子放出-紫外線照射-正イオン検出モードは、電子放出素子2から電子を放出させ紫外線照射部3から紫外線を照射することによりイオン化領域11において負イオン及び正イオンを生成し、負イオン及び正イオンのうち正イオンをイオン移動領域12を移動させ検出部4で検出する測定モードである。電子放出素子2による電子放出と紫外線照射部3による紫外線照射は、同時に放出・照射してもよく、時間差をつけて交互に放出・照射してもよい。
これらの測定モードでは、イオン化領域11において生成するイオン種又はイオン移動領域12を検出部4へ向かって移動するイオン種が異なるため、得られるIMSスペクトルのピーク位置、ピーク形状、ピーク強度などが異なる。従って、複数のIMSスペクトルを利用して試料ガスを高精度で分析することができる。
図2は本実施形態の分析装置の概略断面図である。
本実施形態の分析装置40は、遮光部20を備える。この遮光部20は、紫外線照射部3が照射した紫外線が電子放出素子2に直接照射されないように配置される。このため、電子放出素子2が紫外線に起因するダメージを受けることを抑制することができる。具体的には、電子放出素子2に含まれるシリコーン樹脂などの絶縁性樹脂が紫外線により変質することを抑制することができる。このため、電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
遮光部20は、紫外線を遮断する材料を含む。また、遮光部20は、シート状又は板状とすることができる。また、遮光部20は、イオン化領域11におけるイオンの生成及びイオンのイオン移動領域12への移動を阻害しないように設けられる。
その他の構成は第1実施形態と同様である。また、第1実施形態についての記載は矛盾がない限り第2実施形態についても当てはまる。
図3は、本実施形態の分析装置の概略断面図である。
本実施形態の分析装置40では、電子放出素子2と紫外線照射部3は、電子放出素子2の電子放出方向と紫外線照射部3の紫外線照射方向が同じになるように並ぶように配置される。また、紫外線照射部3の照射面が、電子放出素子2の電子放出面と同一面に位置するか、或いは電子放出素子2の電子放出面よりも前方に位置する。このことにより、紫外線照射部3が照射した紫外線が電子放出素子2に照射されることを抑制することができ、電子放出素子2が紫外線に起因するダメージを受けることを抑制することができる。具体的には、電子放出素子2に含まれるシリコーン樹脂などの絶縁性樹脂が紫外線により変質することを抑制することができる。このため、電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
その他の構成は第1又は第2実施形態と同様である。また、第1又は第2実施形態についての記載は矛盾がない限り第3実施形態についても当てはまる。
図4は、本実施形態の分析装置40の概略断面図である。
本実施形態の分析装置40は、フィールド非対称方式IMS(FAIMS)で分析する装置である。
検出部4aと検出部4bは対向するように設けることができる。検出部4aと検出部4bとが対向する方向は、電場形成用電極16aと電場形成用電極16bとが対向する方向と同じであってもよく、異なってもよい。
また、電子放出素子2及び対向電極17は、周りからの放電を防ぐように絶縁処理が施されていてもよい。
また、このキャリアガスは50℃以上の温度であることが好ましい。このことにより、前回の測定で電子放出素子2などに付着した汚染物質を除去することが可能になる。
また、排気口から出たガスをフィルターで清浄化、必要に応じて乾燥した後に循環ポンプでキャリアガス入口に循環させることも可能である。
電場形成用電極16aと電場形成用電極16bとの間には、制御部9を用いて非対称の高周波電圧(分散電圧)及び直流電圧(補償電圧)が印加される。分散電圧は波形の1周期間での時間平均が0となるように印加することができる。また電圧は電極間で±数千V(±100~±2000V)くらいで、電界強度は±数万V/cm(±5000~±40000V/cmくらい)、周波数は数百KHzから数MHz(100kHz~3MHz)である。
電子放出-紫外線照射モードは、電子放出素子2から電子を放出させ紫外線照射部3から紫外線を照射することによりイオン化領域11において負イオン及び正イオンを生成し、負イオン及び正イオンをイオン移動領域12を移動させ検出部4a、4bで検出する測定モードである。電子放出素子2による電子放出と紫外線照射部3による紫外線照射は、同時に放出・照射してもよく、時間差をつけて交互に放出・照射してもよい。
これらの測定モードでは、イオン化領域11において生成するイオン種が異なるため、得られるIMSスペクトルのピーク位置、ピーク形状、ピーク強度などが異なる。従って、複数のIMSスペクトルを利用して試料ガスを高精度で分析することができる。
その他の構成は第1~第3実施形態と同様である。また、第1~第3実施形態についての記載は矛盾がない限り第4実施形態についても当てはまる。
図5は本実施形態の分析装置の概略断面図である。
本実施形態の分析装置40は、フィールド非対称方式IMS(FAIMS)で分析する装置であり、遮光部20を備える。この遮光部20は、紫外線照射部3が照射した紫外線が電子放出素子2に直接照射されないように配置される。このため、電子放出素子2が紫外線に起因するダメージを受けることを抑制することができる。具体的には、電子放出素子2に含まれるシリコーン樹脂などの絶縁性樹脂が紫外線により変質することを抑制することができる。このため、電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
その他の構成は第1~第4実施形態と同様である。また、第1~第4実施形態についての記載は矛盾がない限り第5実施形態についても当てはまる。
図6は、本実施形態の分析装置の概略断面図である。分析装置40は、フィールド非対称方式IMS(FAIMS)で分析する装置である。
本実施形態の分析装置40では、電子放出素子2と紫外線照射部3は、電子放出素子2の電子放出方向と紫外線照射部3の紫外線照射方向が同じになるように並ぶように配置される。また、紫外線照射部3の照射面が、電子放出素子2の電子放出面と同一面に位置するか、或いは電子放出素子2の電子放出面よりも前方に位置する。このことにより、紫外線照射部3が照射した紫外線が電子放出素子2に照射されることを抑制することができ、電子放出素子2が紫外線に起因するダメージを受けることを抑制することができる。具体的には、電子放出素子2に含まれるシリコーン樹脂などの絶縁性樹脂が紫外線により変質することを抑制することができる。このため、電子放出素子2の電子放出特性が変化することを抑制することができる。
その他の構成は第1~第5実施形態と同様である。また、第1~第5実施形態についての記載は矛盾がない限り第6実施形態についても当てはまる。
Claims (9)
- 電子放出素子と、紫外線照射部と、検出部と、電場形成部とを備え、
前記電子放出素子は、下部電極、表面電極及び前記下部電極と前記表面電極との間に配置された中間層を有し、かつ、前記下部電極と前記表面電極との間に電圧を印加することによりイオン化領域に向けて電子を放出するように設けられ、かつ、前記イオン化領域において放出した電子により直接的又は間接的に負イオンを生成するように設けられ、
前記紫外線照射部は、前記電子放出素子から放出される電子により直接的又は間接的に負イオンが生成する領域と同じ前記イオン化領域に向けて紫外線を照射することにより直接的に又は間接的に正イオンを生成するように設けられ、
前記電場形成部は、前記イオン化領域で生成した負イオン又は正イオンが前記検出部へ向かって移動するイオン移動領域に電場を形成するように設けられ、
前記検出部は、前記イオン移動領域を通過した負イオン又は正イオンを検出するように設けられた分析装置。 - 静電ゲート電極をさらに備え、
前記静電ゲート電極は、前記イオン化領域から前記イオン移動領域への負イオン又は正イオンの注入を制御するように設けられ、
前記電場形成部は、負イオン又は正イオンが前記検出部へ向かって移動するような電位勾配を前記イオン移動領域に形成するように設けられた請求項1に記載の分析装置。 - 前記下部電極又は前記表面電極は、前記電場形成部の一部として機能するように設けられ、
前記電場形成部は、負イオン又は正イオンが前記検出部へ向かって移動するような電位勾配を前記イオン化領域及び前記イオン移動領域に形成するように設けられた請求項1又は2に記載の分析装置。 - 電源部を含む制御部をさらに備え、
前記電場形成部は、第1電極と、第1電極に対向するように配置された第2電極とを備え、
前記制御部は、非対称の分散電圧及び補償電圧を第1電極又は第2電極に印加するように設けられた請求項1に記載の分析装置。 - 対向電極をさらに備え、
前記対向電極は、前記表面電極に対向するように配置された請求項4に記載の分析装置。 - 前記電子放出素子及び前記紫外線照射部は、前記紫外線照射部が照射した紫外線が前記電子放出素子に直接照射されないように配置された請求項1~5のいずれか1つに記載の分析装置。
- 遮光部をさらに備え、
前記遮光部は、前記紫外線照射部が照射した紫外線が前記電子放出素子に直接照射されないように配置された請求項1~5のいずれか1つに記載の分析装置。 - 前記電子放出素子又は前記紫外線照射部は、交換可能に設けられた請求項1~7のいずれか1つに記載の分析装置。
- 電子放出素子から電子を放出させ、紫外線照射部から紫外線を照射することにより試料ガスをイオン化するステップと、
試料ガスから生成されたイオンを電場が形成されたイオン移動領域を通過させるステップと、
前記イオン移動領域を通過したイオンを検出するステップとを含み、
前記紫外線照射部は、前記電子放出素子から放出される電子により直接的又は間接的に負イオンが生成する領域と同じ領域に向けて紫外線を照射する分析方法。
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