JP3844783B2 - 分析測定器のためのコロナ放電イオン源 - Google Patents

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Description

本発明は分析機器において用いるためのコロナ放電イオン源に関し、特にイオン移動度分光計(ion mobility spectrometer)において用いるための、コロナ放電イオン源に関する。
従来、コロナ放電源はイオン移動度分光計において測定器の操作に必要な一次イオンの生成のために用いられてきた。測定器は共に係属中の公開されたPCT出願第WO/9311554号に示される。
そのようなコロナ放電イオン源を使用する主な理由は、最も頻繁に使用されたニッケル63放射性イオン化源を置き換えるためであった。コロナ放電イオン源はニッケル63源よりも極めて安価である。それはまた放射性源の健康および安全の要求事項に準拠せず、したがって国境などを越えて容易に運搬することができる。
ニッケル63源をコロナイオン源に置換するにあたって、コロナ放電イオン化源を取りつけたイオン移動度分光計がニッケル63源を取りつけたときと同じの範囲の化合物を検出することを保証するために、可能な限りニッケル63源により生成されるイオン−分子化学を再現することを重点としてきた。
図4は検出されるべき化合物または不純物の導入が無いときのイオン移動度分光計の典型的出力を示す。このピークは複雑な系列のイオン−分子反応から得られた安定な分子イオン種に相当し、およびこのピークは一般に反応イオンピーク(Reactant Ion Peak: RIP)と呼ばれる。検出されるべきサンプル、たとえばこの例においてはRDX(セムテックス(Semtex)の主要成分)など、がイオン移動度分光計に導入されたときに、反応イオンのみならず別のピーク(単数または複数のピーク)が検出される。この方法に伴う問題点は、実際には、イオン移動度分光計に入るサンプルが極めて多数の他の化合物を含有していることである。もしこれら化合物がRDXイオンと類似の移動度を有するならば、RDXの代表的ピークの大きさが減少し、およびある場合には汚染物質によってRDXピークがもはや明確に視認できない程度にまで抑制される可能性がある。これらの条件下のイオン移動度分光計の出力の概略のプロットを図11に示す。
化学的ドーピングとして知られている技術が開発されてこの問題と取り組み、そしてこの技術はイオン移動度分光法および化学的イオン化質量分析法(mass spectrometry)に頻繁に使用されている。化学的ドーピングは一次イオンを生成するために使用されるイオン化源(すなわち、コロナ放電イオン源またはニッケル63イオン源のいずれか)にかかわらずに用いて、装置に導入されたサンプル蒸気をイオン化するやり方を変えてもよい。
そのような化学的ドーパントの使用は、プロクター(Procter)とトッド(Todd)とによってアナリティカル・ケミストリー(Analytical Chemistry)、56巻、11号、1794−1797頁に記載されている。
概略において、化学的ドーパントは、典型的に蒸気またはガスの形態で測定装置のイオン化領域に導入されて、ドーパントの化学物質が測定装置のイオン化領域において主要な反応イオン種になるようにし、および、もし入ってくるサンプル蒸気分子がイオン化されるべきならば、サンプル蒸気分子はドーパント反応イオンとのイオン−分子反応を受ける必要がある。
本発明によれば、コロナドーパントイオンを発生するように配置されたコロナ放電イオン化源を含む分析用測定装置を提供する。
コロナ放電の点の周囲のエネルギー密度があるレベルより上位にあるとき、新たな反応化合物が生成されるかもしれない。典型的には、放電が空気中で行われるとき、これらの化合物はオゾン、窒素酸化物および励起された中性状態の窒素を含む。これらの反応化合物が分析用測定装置中のイオン−分子化学に影響を及ぼすので、以前の研究はその化合物の濃度を最小化して、それら化合物が測定装置の機能に及ぼす作用を無視できるようにすることに向けられてきた。
しかし、コロナ放電イオン化源の生成物をドーパントイオンとして用いることができ、それによって測定装置のイオン−分子化学を外部の制御のもとで変更させることができることが見いだされた。
好ましくは、分析用測定装置はイオン移動度分光計であり、そのイオン化領域はコロナ放電イオン化源によって生成されたコロナドーパントイオンによってドープされる。
たとえばコロナ放電の電子的制御によって、イオン移動度分光計のドーピングの形態は迅速にかつ容易に変更して、変化するイオン化化学条件を提供し、それによって測定装置の感度および/または選択性を容易に変更することが可能である。
好ましくは、コロナ放電イオン化源はコロナドーパントイオンが実質的に連続的に発生するように配置される。そのような条件下では、爆発性化合物の蒸気のような小数の種類のサンプル蒸気のみが、効率的なイオン化、したがって検出が可能である。このように、これらの化合物に対する分析用測定装置の選択性は、放電化合物によってドープされていないシステムの選択性よりも良好である。
あるいはまた、分析用測定装置はコロナ放電イオン化源を切り替えるための切り換え手段を有して、ドーパントイオンを選択的に生成するようにしてもよい。したがって、コロナ放電イオン化源を取りつけた分析用測定装置は、時にはコロナドーパントイオンを生成してそのイオン化源のイオン化領域にドープするような条件下で動作することができ、および、またある時には、それらコロナドーパントイオンを生成しないような条件下で動作し、その時には非ドープ系として動作することもできる。
ドープされた系とドープされない系との間の切り換えは、たとえば、電子的切り換え手段により非常に短い時間内に、典型的には1秒の何分の一以内で、達成することができる。したがって、イオン移動度分光計に加えられたサンプル蒸気は、たとえば、2つの異なるドーピングの形態の下で迅速に分析することが可能である。
2つの異なる形態の下でのサンプル蒸気の分析によって付加的な同定情報が提供される。たとえば、系がドープされていない時にはサンプル蒸気をイオン化することができるが、放電化合物によってドープされた時にはそのサンプル蒸気がイオン化できず、そしてこれはサンプル蒸気が爆発性化合物からのものではないことを指摘するのに役に立つこともありうる。他の場合においては、検出されたイオンの移動度が2つのドーピングの形態のもとで異なっていてもよく、およびそのサンプル蒸気から生成するイオン種が2つの形態において異なることを示すことができる。両方の形態においてイオン化したすべてのサンプル蒸気がそれらの移動度を同じ量だけ変化させなかったときには、移動度はさらなる識別情報をも提供する。
好ましくは、分析用測定装置は異なる化学的ドーパントイオンを生成するように配置された化学的ドーパント手段をさらに有する。好ましくは、コロナ放電イオン化源によりコロナドーパントイオンが生成されていない時に、化学的ドーパントイオンが生成される。化学的ドーパント手段は、分析用測定装置の循環するガス流の中に取りつけられたガス透過性源とすることができる。
たとえば、もしコロナ放電イオン化源によって生成されたコロナドーパントイオンの電子親和力またはプロトン親和力が透過性源から得られる化学ドーパントイオンのそれら親和力よりも大きいならば、このモードの動作は価値がある。
もし分析用測定装置がイオン移動度分光計ならば、分析すべきサンプルのイオン化に必要な1次イオンは、コロナドーパントイオンをも生成するコロナ放電イオン源によって生成されるか、あるいはまたたとえばニッケル63などの放射性源によって生成されるかのいずれであってもよい。後者の場合、コロナ放電イオン化源は測定装置のイオン化領域には取りつけられず、むしろその領域の外部に、および可能であればイオン移動度分光計の本体の外側に、たとえば測定装置内へのガス流の中に取りつけられることができる。たとえばコロナ放電イオン化源はセルと結合された入ってくるガス流と直列に配置されてもよい。
コロナ放電によって生成されるコロナドーパントイオンはセル内に搬送され、そして導入されるサンプルのイオン化の手段として作用するコロナ放電源なしに、上述したようにしてドーパントとして作用する。この方法は、測定装置の中への高濃度のドーパントイオンの供給を可能にして、より積極的にセルをドープすることができる。コロナドーパント化合物の生成を電子的に制御して、つけ加えられた測定装置の感度および選択性を増加することができる。
コロナ放電イオン化源は好ましくはシングル・ポイント源(single point source)またはダブル・ポイント源(double point source)のいずれかを有するパルス化コロナイオン化装置である。
本発明をより容易に理解するために、特定の実施の形態を添付の図面を参照し、実施例により記載する。これら図面において:
図1aは、化学的ドーパントの供給を一定にして、コロナイオン源ドーピングの動作を説明するために用いられるイオン移動度分光計の必須の要素の線図であり;
図1bは、化学的ドーパントの供給を一定にする代りに化学的ドーパントの選択的ドーピングを可能にするための切り換え配置を有する、図1aのイオン移動度分光計を示す線図であり;
図2は、図1の装置において用いられるコロナイオン化源の概略の図であり;
図3および図4は、図1のイオン移動度分光計においてコロナイオン化源のドーピングを使用した場合および不使用の場合のイオンピークをそれぞれプロットしたグラフであり;
図5から図10までは、以下に記載する種々のサンプルの導入により図1のイオン移動度分光計から得られた、イオンピークをプロットしたグラフであり;および
図11は、化学物質によってドープされないときの先行技術のイオン移動度分光計の出力の概略図である。
図1aまたは図1bを参照するに、コロナイオン源ドーピングの発生および供給を説明するために用いた装置はイオン移動度セル10を具えて、前記イオン移動度セルがイオン注入ゲート12、およびドリフト管16に沿ってドリフト電界(electric drift field)を確立するための電極18を有するドリフト領域16、およびコレクタ電極20を有する。
サンプル材料は、熱脱着源30およびイオン注入ゲート12の領域においてイオン移動度セル10に取りつけられたコロナイオン化源40を介してイオン移動度セル10内に導入される。
サンプルワイプ(sample wipe)32によって、熱脱着源30内に導入された材料は十分に加熱されて気化を起こし、脱着された蒸気は、キャリアガス流通過管34を通してイオン化が行われるコロナイオン化源40内に流し込まれ、サンプルイオンは、いかなる未反応のドーパントイオンとも一緒になり、105℃のセル温度において動作するイオン移動度セル10の中に流し込まれる。
得られたプロットに関係する条件においては、サンプルはPTFEサンプルワイプ32上に微粒子の形態で系に提供される。熱脱着源30はサンプルワイプに向けて200℃の乾燥空気の流れを提供して、このように検体の蒸気をキャリアガス流通過管34内に放出する。その検体の蒸気は続いてデュアル・ポイント(dual point)コロナ放電イオン化源40に流し込まれ、ここでは検体分子とその源において生成された反応イオンとの間の一連のイオン−分子反応の後に生成物イオンが形成される。これらの生成物イオン(および通常はいくらかの未反応の反応イオン)は次にゲートされてセルのドリフト領域16の中に入り、ここでそれらはそれらのイオン移動度に応じて電気的に分離され、そして検出される。
イオン移動度セル10には、当業界においてよく知られている、たとえばポンプ24のようにその正確な動作のために必要な通常のキャリアおよびドリフトガス流を確立するための補助的手段と、電極18に印加された電位によって必要なドリフト電界を確立するための手段とを設ける。
図1aにおいて、化学的ドーパント源26は分析用測定装置の循環ガス流内に配置する。この循環はポンプ24を用いて行われる。化学的ドーパント源は、たとえば、ガス透過性源である。
図1bは、イオン移動度分光計に化学的ドーパントが選択的に添加されることができるようにするための他の配置を示す。切り換え手段28は循環ガス流内に用いられる。これは、たとえば、バルプ(表示せず)を含んでもよい。スイッチ28は、その図に示したように、化学ドーパント源をガス流回路の中にもたらすことおよびその外へ持ち出すことができる。
イオン化装置の本質的特徴を図2に示す。コロナイオン化源40は、ともに直径10μmの2本の細い金製のワイヤ42および44を有し、これらワイヤ42および44は、電気的に絶縁されたフルオロシント(Fluorosint)ホルダ内に設置された清浄なスズメッキされた銅ワイヤ46および48上にスポット溶接されている。両ポイントは直径8mmの円形の断面を有する源領域54内に出現する。作動中、源ブロック56は常に電気的に接地されている。
上述したコロナイオン化源40はパルスモードにおいて作動されて、関連するイオン移動度分光計内において分析のためのイオンのパケットを生成する。その源40によって形成されたイオンは標準のブラッドベリー−ニールセン(Bradbury-Nielsen)イオンゲート58に向けてドリフトし、そのゲートを通ってそれらイオンは通常の手法によってイオン移動度分光計のドリフト空間に注入される。
一次コロナポイント42に印加されたコロナパルスと、イオン注入ゲート58に印加されたゲーティングパルスとの間の遅延を最適化して、分光計のドリフト空間内へのイオンの伝搬を最大とするようになし、その遅延は、源40の形状および寸法に従って、1msから2msの範囲内にある。
源40の良好に動作させるために、共に生成されるべきイオンと同一極性である、一定の直流電圧およびパルス電圧の双方を1次ポイント42に印加し、一方、2次ポイント44は1次ポイントの電圧とは反対の極性の直流電圧に保たれる。
分光計のコロナイオン化源40において優勢であるイオン−分子化学は、2次ポイント44における2次ポイント電圧を自続直流コロナ放電を開始するのに必要な閾値電圧の下方から上方へ切り替えることによって、著しく変えることができる。
2次ポイント44におけるコロナ放電が自続的でない(すなわち、動作にあたり、コロナ放電が1次ポイントからの影響を必要とする)とき、イオン化学は標準のニッケル63イオン化源を用いたイオン移動度分光計のイオン化学と事実上同一であるが、一方、2次ポイント44において自続式のコロナ放電が確立されているときには、異なるイオン化学(“立ち上がり端縁(leading edge)”化学と称する)が観測される。
したがって、2次ポイント44に印加される電圧に不連続変化を起こさせることによって源領域54において優勢であるイオン化学を変更することは単純なことである。これは、たとえば、ソフトウェアにより制御することのできるスイッチ51を用いて行うことができる。
コロナイオン化源40において安定な動作を実現するために、1次ポイント42に印加された直流電圧は−300Vと−600Vとの間に設定し、およびパルスの大きさは−1.5kVと−2.5kVとの間に設定した。付随する図面において示した全てのスペクトルに対して、実験条件は1つの例外を除いて同一である。その例外は、通常のイオン化学を用いて動作したとき、すなわちポイント44上で自続式のコロナ放電なしに動作した時に、2次ポイント電圧を+800Vに設定し、および、ポイント44における自続式のコロナ放電を伴う“立ち上がり端縁”化学で動作したときは、+1100Vに設定したことである。
上述したパルスモードのデュアル・ポイントコロナ放電イオン化源40を取りつけたイオン移動度分光計のイオン化領域において優勢であるイオン−分子化学はコロナポイント電圧を適当に変化させることにより著しく変更することができる。(a)系の応答が慣例のニッケル63イオン化源(普通のイオン化学)の応答に類似している形態において、および(b)いずれかのコロナポイントのエネルギー密度が反応領域にさらなるイオン種を導入するのに十分なほど高い場合に、動作しているコロナ系を用いて、負イオンの移動度スペクトルが記録されている。後者の場合には、図3からわかるように、通常の反応イオンピーク62の立ち上がり端縁に強いイオンピーク60が観測される。そのような状況に適合する場合には、その効果は“立ち上がり端縁”化学と称する。
図4は、通常のイオン化学で得られた反応イオンピーク64を示す。
両方のスペクトルは、図1の系に導入された清浄なPTFEサンプルワイプ32を用いて記録され、および8個のイオンゲートパルスの平均をとった。
図面中に存在する全てのスペクトルは、ニコレ(Nicolet)の4904デジタル・オシロスコープを用い、イオン移動度分光計10のコレクタ電極20に取り付けた信号処理および分析回路から送られた、8個の各イオンゲートパルスの間に生成された8個の独立のスペクトルの平均をとった信号であって、およびフロッピー・ディスクにストアした。
高爆発物のRDXが、それが“通常”および“立ち上がり端縁”化学が使用される時のスペクトルにおける定性的な差を示す典型的な実証用化合物として選択された。
9ngの量のRDXが清浄なサンプルワイプ上に付着されて、および図1の系に提供された。普通のイオン化学が優勢であるとき、図5に示したスペクトルに3つの強い生成物イオンピーク70、72、および74が9.76、10.47および11.13msにおいて観測される。
立ち上がり端縁化学を導入する効果は、図6からわかるように、9.76および10.47msにおけるピークを抑制すること、および追加の生成物イオンピーク76が11.48msにおいて生じることである。スペクトルにおけるこの明白な変化はRDXの同定のさらなる手段として利用できる。
化学を変更する間にサンプルワイプ32は熱脱着源30から取り除かないようにして、図5および図6に示したスペクトルは同一のサンプルに対して記録された。
清浄なサンプルワイプを、“WD−40”潤滑剤で汚染された一枚の紙で拭いて、そして図1の系に提供した。
図7は、通常のイオン化学を用いて得られたスペクトルを示す。
立ち上がり端縁化学を導入する効果は、図8に見られるように記録される。14.5msおよび17.5msにおける広いピーク80および82の強度は、10.5msにおけるピーク84および7.0msと9msとの間の86の強度のように、大きく減少される。図7の通常の化学のスペクトルにおいて明瞭ではない、追加のピーク88が約9.6msにおいて観測される。
RDXに対する系の応答に及ぼす“WD−40”バックグラウンドの効果は、通常および立ち上がり端縁化学の両者について、図9および図10に示される。
図9は、WD−40に汚染され、およびその上に付着した9ngのRDXをも有するワイプから得られたスペクトルを示す。このスペクトルは通常のイオン化学を用いて記録された。明瞭に、RDX蒸気に関連する3つの生成したイオンピーク90、92、94が、WD−40汚染物に対応する広いピーク96および98と同じように観測された。
しかし、図1の測定装置が立ち上がり端縁化学で動作したとき、図10は、WD−40汚染ピーク96および98の強度が抑制されるが、図6のピーク76に対応するRDXピーク100は存続することを示しており、このように立ち上がり端縁モードにおいてイオン化源40を用いたときに、RDXの存在を示すイオンピーク100の強さのいかなる著しい低下を伴うことなく、バックグラウンドの汚染を選択的に抑制する図1の系の能力を実証する。
イオン移動度分光計における用途を参照して本発明を記述してきたが、以前に化学的ドーピングが使用されている適切な測定装置用途にも本発明を利用することもできる。

Claims (6)

  1. 一次ポイント源および二次ポイント源を含むコロナ放電イオン化源を有する分析装置を制御する方法であって、該方法が、
    二次ポイント源に対して、二次ポイント源における自続コロナ放電を開始させるのに必要な閾値より低い第1の直流電圧を印加し、および一次ポイント源に対して、前記閾値以下のDC電圧とパルス成分を印加することによる第1のドーピング形態の下でサンプルを分析する工程であって、前記パルス成分が印加された際の一次ポイント源の電圧は前記閾値よりも高く、前記パルス成分は一次ポイント源および二次ポイント源の両方においてコロナ放電を発生させる工程
    を含み、および、該方法が、
    一次ポイント源に対して前記DC電圧およびパルス成分を印加し続けると同時に、二次ポイント源に対して印加する電圧を、第1の直流電圧から前記閾値よりも高い第2の直流電圧へと変化させて、コロナドーパントイオンが発生する第2のドーピング形態を発生させる工程であって、二次ポイント源に対して印加される第2の直流電圧は前記閾値よりも高く、第1および第2のドーピング形態において得られるスペクトルピークの数および/または強度の変化をもたらす工程と、
    第2のドーピング形態の下で前記サンプルを分析する工程と
    をさらに含むことを特徴とする方法。
  2. 制御される分析装置はイオン移動度分光計を含み、そのイオン化領域がコロナドーパントイオンによる第2のドーピング形態にてドーピングされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 化学ドーピング手段を用いて、前記コロナドーパントイオンとは異なる化学的ドーパントイオンを生成させることをさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記化学的ドーパントイオンは、制御される前記分析装置の循環ガス流内に配設されたガス透過性源によって生成されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記コロナ放電イオン化源が、前記サンプルのイオン化のための一次イオンをさらに発生させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記サンプル内の爆発性化合物を検出する際に用いられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の方法。
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