JP7272265B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本技術は、情報処理装置に関し、特に、情報の伝達をより確実に行うことができるようにした情報処理装置に関する。
買い物の依頼があった場合に、グループ内のだれが、いつ、どこで買い物をするのが効率的かを各メンバーのスケジュール等に基づいて決定し、優先順位を設定してグループのメンバーが持つ携帯電話に電子メールで連絡する技術がある。
特開2008-186107号公報
携帯電話などの機器に通知するだけでは、機器の所有者がすぐに気づかないことがある。また、機器を持っていない人には通知を行うことができない。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、情報の伝達をより確実に行うことができるようにするものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、所定のユーザにより入力されたタスクを管理するタスク管理部と、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路を生成する生成部と、複数の前記伝達経路のうち、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路を選択する制御部と、前記タスクに関する情報を、選択された前記伝達経路に従って出力する出力制御部とを備える。
本技術の一側面においては、所定のユーザにより入力されたタスクが管理され、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路が生成され、複数の前記伝達経路のうち、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路が選択され、前記タスクに関する情報が、選択された前記伝達経路に従って出力される。
本技術によれば、情報の伝達をより確実に行うことができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の一実施形態に係る情報伝達システムの構成例を示す図である。 伝達経路マップの例を示す図である。 伝達経路マップの更新の例を示す図である。 ホームエージェント装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ホームエージェント装置の機能構成例を示すブロック図である。 タスク情報の例を示す図である。 ホームエージェント装置の伝達処理について説明するフローチャートである。 タスクの伝達に関する一連の流れについて説明するフローチャートである。 妥当性の検証の例について説明する図である。 妥当性の検証の他の例について説明する図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.情報伝達システムの構成
2.ホームエージェント装置の構成例
3.ホームエージェント装置の基本的な動作
4.各機能の詳細について
5.その他の例
<<1.情報伝達システムの構成>>
図1は、本技術の一実施形態に係る情報伝達システムの構成例を示す図である。
情報伝達システムは、ホームエージェント装置1、TV、携帯端末M1、および携帯端末M2により構成される。
図1に示すように、ホームエージェント装置1とTVは、お父さん、お母さん、おばあさん、子供C1、子供C2の5人が住む自宅に設置される機器である。ホームエージェント装置1とTVは、有線または無線の通信を介して接続される。
携帯端末M1は、お父さんが所有する機器であり、携帯端末M2は、お母さんが所有する機器である。携帯端末M1,M2は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などの携帯型の機器である。携帯端末M1,M2とホームエージェント装置1は、インターネットなどのネットワークを介して接続される。
図1の例においては、自宅には子供C1とおばあさんがいるものとされている。子供C1は、ホームエージェント装置1とTVが設置されたリビングなどの部屋R1にいて、おばあさんは、部屋R1とは別の部屋である部屋R2にいるものとされている。
また、お父さんは会社で仕事をしていて、お母さんと子供C2はスーパーマーケットで買い物をしているものとされている。携帯端末M2はお母さんのものであるが、子供C2に渡され、子供C2により、ゲームなどに使用されている。
ホームエージェント装置1は、ユーザの行動を支援するための各種の処理を行う、いわゆるエージェント機能を搭載した装置である。エージェント機能は、ホームエージェント装置1を構成するコンピュータが所定のプログラムを実行することによって実現される。
ユーザがあるタスクをホームエージェント装置1に入力した場合、ホームエージェント装置1は、タスクを実行するのに適した人を選択し、選択した人にタスクを伝達する。タスクの入力は、例えば、ホームエージェント装置1と音声による対話を行うことによって行われる。
ホームエージェント装置1から人に対するタスクの伝達は、ホームエージェント装置1が有する出力モーダルだけでなく、各機器が有する出力モーダルを用いて行われる。
図1において、破線の角丸長方形で囲んで示すマークは、タスクの伝達にホームエージェント装置1が利用可能な出力モーダル(出力方式)を表す。
すなわち、ホームエージェント装置1は、自身が有するディスプレイの画面表示と、自身が有するスピーカからの音声を出力モーダルとして用いて、タスクを伝達することが可能とされる。
また、ホームエージェント装置1は、TVが有するディスプレイの画面表示と、TVが有するスピーカからの音声を出力モーダルとして用いて、タスクを伝達することが可能とされる。例えば、TVが有するディスプレイの画面表示を用いてタスクを伝達する場合、ホームエージェント装置1は、タスクの内容を表す情報をTVに送信し、TVのディスプレイに表示させる。
ホームエージェント装置1は、携帯端末M1,M2の電話機能、電子メールの送受信機能、および、SNS(Social Networking Service)を利用したメッセージの送受信機能を出力モーダルとして用いて、携帯端末M1,M2のユーザにタスクを伝達することできる。
例えば、携帯端末M1の電子メール機能(電子メールの送受信機能)を用いてタスクを伝達する場合、ホームエージェント装置1は、タスクの内容を表す情報を含む電子メールを生成し、お父さんのアドレス宛に送信する。携帯端末M1は、ホームエージェント装置1から送信されてきた電子メールを受信し、内容を表示する。これにより、タスクの内容がお父さんに伝達される。
また、携帯端末M1のSNSを利用したメッセージの送受信機能(SNSメッセージ機能)を用いてタスクを伝達する場合、ホームエージェント装置1は、タスクの内容を表す情報を含むSNSメッセージを生成し、お父さんのアカウント宛に送信する。携帯端末M1は、ホームエージェント装置1から送信されてきたSNSメッセージを受信し、内容を表示する。これにより、タスクの内容がお父さんに伝達される。
このように、ホームエージェント装置1は、各種の出力モーダルを用いて、その出力モーダルが設けられた機器の近くにいる人や、出力モーダルが設けられた機器のユーザにタスクを伝達することができる。
また、図1において、ホームエージェント装置1は、カメラとマイクを入力デバイスとして有する。ホームエージェント装置1は、カメラにより撮影された画像やマイクにより集音された音を解析することによって、ホームエージェント装置1の周りの状況を検出することができる。例えば、ホームエージェント装置1の周りに誰がいるのか、誰が何をしているのか、などが検出される。
図1の情報伝達システムにおいては、情報伝達が確実に行われるようにするために、情報伝達のための複数の伝達経路からなる伝達経路マップがホームエージェント装置1により生成され、管理される。家庭内のタスクなどの所定のタスクが実行されるようにするためには、そのタスクを実行するのに適したユーザに対して、タスクの情報が確実に伝達される必要がある。
図2は、伝達経路マップの例を示す図である。
図2に示すように、伝達経路マップはノードとエッジから構成される。楕円は機器(デバイス)のノードを表し、角丸長方形は人のノードを表す。図2の左端に示す矩形はホームエージェント装置1自身のノードを表す。ノード間を繋ぐ実線矢印はエッジを表す。
図2に示すように、ホームエージェント装置1を起点として、伝達先をお父さんとする伝達経路#1は、携帯端末M1を経由ノードとする経路である。ホームエージェント装置1から携帯端末M1に対する情報の伝達は、電話機能、電子メール機能、SNSメッセージ機能のうちの少なくともいずれかを用いて行われる。携帯端末M1からお父さんに対する情報の伝達は、音声の出力や画面表示により行われる。
また、ホームエージェント装置1を起点として、伝達先をお母さんとする伝達経路#2は、携帯端末M1と、子供C2を経由ノードとする経路である。ホームエージェント装置1から、子供C2が持っている携帯端末M2に対する情報の伝達は、電話機能、電子メール機能のうちの少なくともいずれかを用いて行われる。
上述したように、図1の例の場合、お母さんが所有する携帯端末M2は、お母さんの近くにいる子供C2に渡されている。携帯端末M2から子供C2に対する情報の伝達は、音声の出力や画面表示により行われる。子供C2からお母さんに対する情報の伝達は、携帯端末M2の出力を確認した子供C2が言葉で伝えることによって行われる。
ホームエージェント装置1を起点として、伝達先をおばあさんとする伝達経路#3は、ホームエージェント装置1が有するスピーカと、子供C1を経由ノードとする経路である。ホームエージェント装置1から子供C1に対する情報の伝達は、スピーカから音声を出力することによって行われる。子供C1に対する情報の伝達がTVのスピーカを用いて行われるようにしてもよい。
上述したように、図1の例の場合、子供C1は、ホームエージェント装置1とTVが設置された空間と同じ空間である部屋R1に1人でいる。子供C1からおばあさんに対する情報の伝達は、スピーカから出力された音声を聞いた子供C1が、部屋R2に行き、言葉で伝えることによって行われる。
このように、ホームエージェント装置1が管理する伝達経路は、機器に加えて、人を経由ノードとして適宜用いることによって構成される。
ホームエージェント装置1は、このような伝達経路マップを、自身の入力デバイスを用いて取得した情報や各機器から取得した情報に基づいてリアルタイムで生成し、管理する。
このように、人を経由ノードとして含む伝達経路を用いてタスクの伝達が行われるようにすることにより、タスクの達成可能性を高めることが可能になる。
例えば、図1の状況においておばあさんにタスクを伝達する場合、おばあさんは携帯端末を持っていないため、ホームエージェント装置1からおばあさんに対してタスクを直接伝達することができない。ホームエージェント装置1の近くに子供C1がいる場合に、人である子供C1を仲介させることにより、部屋R2にいるおばあさんに対してタスクを伝達することが可能になる。
また、子供C1が小さい場合(幼い場合)、出力モーダルとして画面表示を用いて文章を表示した場合には、タスクの伝達の仲介が正しく行われない可能性がある。子供C1に対する情報伝達に簡単な言葉の音声を用いることにより、タスクの伝達の仲介が正しく行われるようにすることが可能になる。
経由ノードとなる機器が複数の出力モーダルを有している場合、どの出力モーダルを用いるのかは、出力の対象となる人の、年齢などの属性や、位置などの状況に基づいて選択される。属性と状況のうちの少なくともいずれかに基づいて出力モーダルの選択が行われるようにしてもよい。
例えば、電子メールとスピーカが出力モーダルとして用意されている場合、出力の対象となる人の年齢が基準となる年齢より低く、幼い子供であるときにはスピーカからの音声が用いられる。また、出力の対象となる人が大人であるときや、電車の中にいたり会社にいたりするときには電子メール機能が用いられる。
このように、図1の情報伝達システムにおいては、人を仲介した伝達が行われるため、伝達先の人に対してより確実にタスクを伝達することが可能になる。タスクの伝達可能性を高めることにより、タスクの達成可能性をも高めることが可能になる。
なお、伝達経路の選択に用いられる伝達経路マップは、経由ノードを構成する人が移動するなどの状況の変化に応じて動的に更新される。
図3は、伝達経路マップの更新の例を示す図である。
例えば、子供C2が携帯端末M2をお母さんに返し、そのことがホームエージェント装置1により検出された場合、伝達先をお母さんとする伝達経路#2は、携帯端末M1を経由ノードとする経路に更新される。
また、おばあさんが部屋R1に移動し、そのことがホームエージェント装置1により検出された場合、伝達先をおばあさんとする伝達経路#3は、スピーカを経由ノードとする経路に更新される。このとき、伝達先を子供C1とする伝達経路#4が新たに生成される。伝達経路#4は、スピーカを経由ノードとする経路である。
伝達経路マップをリアルタイムで更新することにより、ホームエージェント装置1は、現在の状況に応じた伝達経路を選択し、タスクを伝達することが可能になる。
ホームエージェント装置1による一連の処理については後述する。
<<2.ホームエージェント装置の構成例>>
図4は、ホームエージェント装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53は、バス54により相互に接続される。
バス54には、マイク55、カメラ56、センサ57、スピーカ58、ディスプレイ59、操作部60、記憶部61、および通信部62が接続される。
マイク55は、ユーザの発話音声や環境音などの、ホームエージェント装置1が設置された空間の音を検出する。
カメラ56は、ホームエージェント装置1の周りの状況を撮影する。
マイク55とカメラ56が、ホームエージェント装置1自身に設けられた入力デバイスとなる。
センサ57は、人感センサ、温度センサ、測位センサなどの各種のセンサにより構成される。センサ57は、測定を行うことによって得られたセンサデータを出力する。
スピーカ58は、例えば、TTS(Text To Speech)を行うことによって得られた音声を出力する。
ディスプレイ59は、LCDや有機ELディスプレイなどにより構成される。
スピーカ58を用いた音声出力とディスプレイ59を用いた画面表示が、ホームエージェント装置1自身が有する出力モーダルとなる。
操作部60は、ディスプレイ59に重ねて設けられたタッチパネルや、ホームエージェント装置1の筐体に設けられた各種のボタンにより構成される。操作部60は、ユーザによる操作を検出し、操作の内容を表す情報を出力する。
記憶部61は、不揮発性のメモリなどにより構成される。記憶部61は、CPU51が実行するプログラム、音声合成用のデータなどの各種のデータを記憶する。
通信部62は、ネットワークインタフェースなどにより構成される。通信部62は、インターネットなどのネットワークを介して外部の機器との間で通信を行う。
図5は、ホームエージェント装置1の機能構成例を示すブロック図である。
図5に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図4のCPU51により所定のプログラムが実行されることによって実現される。ホームエージェント装置1においては、入力検出部101、情報管理部102、位置予測部103、伝達経路マップ生成部104、タスク管理部105、タスク実行計画部106、監視部107、および出力制御部108が実現される。
入力検出部101は、マイク55、カメラ56、センサ57、操作部60から供給された情報を取得する。また、入力検出部101は、外部の機器から送信され、通信部62において受信された情報を取得する。画像データ、音声データ、テキストデータ、センサデータなどの各種のデータが入力検出部101により取得される。
入力検出部101は、取得した情報を内部で解釈可能な形式の情報に変換し、各部に出力する。
入力検出部101は、画像解析部121、音声解析部122、テキストデータ解析部123、およびログ管理部124から構成される。
画像解析部121は、カメラ56により撮影された画像を解析し、ホームエージェント装置1の周りにいるユーザを識別する。画像解析部121は、識別したユーザの情報を位置予測部103に出力する。
音声解析部122は、マイク55により検出された音声に基づいて、発話の内容を解析する。音声解析部122は、タスクに関する発話が行われた場合、発話内容を表す情報をタスク管理部105に出力する。
テキストデータ解析部123は、外部の機器から送信され、通信部62において受信された電子メールやSNSメッセージに含まれるテキストデータを解析する。テキストデータ解析部123は,タスクに関するテキストデータが受信された場合、テキストデータの内容を表す情報をタスク管理部105に出力する。
ログ管理部124は、画像解析部121、音声解析部122、およびテキストデータ解析部123による解析結果のログを管理する。ログ管理部124においては、センサ57により検出されたセンサデータのログなども管理される。
情報管理部102は、機器と、所有者のユーザとを対応付けた情報である機器情報を管理する。例えば、携帯端末M1の所有者がお父さんであり、携帯端末M2の所有者がお母さんであることは、それぞれの携帯端末から送信されてきた情報に基づいて管理される。
機器情報には、それぞれの機器の現在のユーザを表す情報も含まれる。例えば、お母さんから子供C2に携帯端末M2が渡され、携帯端末M2を子供C2が使用していることは、携帯端末M2のカメラにより撮影された画像の解析が携帯端末M2において行われ、子供C2が使用していることが検出されたことに基づいて管理される。携帯端末M2からホームエージェント装置1に対しては、携帯端末M2を子供C2が使用していることを表す情報が送信されてくる。
情報管理部102が管理する機器情報は、各機器から送信されてきた情報などに基づいて動的に更新される。機器情報は、位置予測部103と伝達経路マップ生成部104により参照される。
位置予測部103は、画像解析部121から供給された情報、および、各機器から送信されてきた情報に基づいて各ユーザの位置を予測する。例えば、予め登録された家族、および、機器の所有者であることが機器情報に登録されているユーザの位置が位置予測部103により予測される。
例えば、位置予測部103は、カメラ56により撮影された画像に写っているユーザの位置を、ホームエージェント装置1の近くの位置として予測する。自宅の各部屋に設置されたカメラにより撮影された画像に基づいて、各ユーザの位置が予測されるようにしてもよい。また、位置予測部103は、携帯端末から送信され、入力検出部101により取得された携帯端末の位置情報に基づいてユーザの位置を予測する。各携帯端末は、GPS(Global Positioning System)などを用いた測位機能を有している。
位置予測部103は、入力検出部101により取得された各ユーザのスケジュールに、時間帯毎のユーザの場所が登録されている場合、スケジュールに基づいて各ユーザの位置を予測する。このように、位置の予測が各種の方法により行われるようにすることが可能である。位置予測部103は、予測した各ユーザの位置を表す情報を伝達経路マップ生成部104とタスク管理部105に出力する。
伝達経路マップ生成部104は、情報管理部102が管理する機器情報と、位置予測部103により予測された各ユーザの位置に基づいて伝達経路マップを生成する。伝達経路マップには、ホームエージェント装置1を起点として、各ユーザを伝達先とする複数の伝達経路の情報が含まれる。
例えば、伝達経路マップ生成部104は、機器のノードと、その所有者のノードをエッジで繋ぐことにより伝達経路を設定する。このような伝達経路の設定は、機器情報に基づいて行われる。
また、伝達経路マップ生成部104は、近くにいるユーザのノードをエッジで繋ぐことによって伝達経路を設定する。このような伝達経路の設定は、各ユーザの位置に基づいて行われる。
また、伝達経路マップ生成部104は、ノード間のエッジにプロパティ情報を設定する。プロパティ情報には、信頼性、伝達可能性、伝達の速さ、および、制約に関する情報が含まれる。
信頼性は、伝達される情報の正確さを表す。伝達可能性は、情報伝達が実際に行われる可能性を表す。伝達の速さは、一方のノードから他方のノードに対して情報伝達が行われる時間を表す。
制約は、タスクの依頼者の要望に応じて設定される。例えば、タスクの依頼者が、この人には伝えたくないといった条件を入力したとき、その人のノードを経由する伝達経路は選択されない。
伝達経路マップ生成部104は、情報管理部102と位置予測部103から供給される情報に基づいて、伝達経路マップを動的に更新する。伝達経路マップ生成部104は、最新の伝達経路マップの情報をタスク実行計画部106に出力する。
伝達経路マップの作成後、伝達経路の信頼性を確認するために情報伝達のテストが行われるようにしてもよい。例えば、ある伝達先までの伝達経路が複数ある場合、それぞれの伝達経路を用いてテスト用の情報伝達が行われ、その結果に基づいて伝達経路マップが修正される。また、ホームエージェント装置1の近くにいるユーザに対してテスト用の発話が行われ、その結果に基づいて伝達経路マップが修正される。
タスク管理部105は、タスクに関する詳細な情報であるタスク情報と、タスクの状態を表すタスク状態情報を管理する。タスク管理部105は、これらの情報を保持するためのメモリを有している。
図6は、タスク情報の例を示す図である。
図6に示すように、タスク情報は、各タスクに対して、依頼者、実行候補者、期限、緊急度、難易度を対応付けた情報である。
図6の例においては、1つ目のタスクは「牛乳を買ってくる」とされている。タスクの依頼者は、おばあさんであり、実行候補者は、お父さんとお母さんである。期限は、18:30までであり、緊急度は5である。難易度は1である。
「牛乳を買ってくる」のタスクは、例えば、おばあさんの音声を解析することによって特定される。音声解析部122は、「牛乳を買ってくる」のタスクが入力されたことを検出した場合、タスクの内容を表す情報をタスク管理部105に出力する。
依頼者がおばあさんであることは、例えば、話者を識別することによって特定される。音声解析部122は、各ユーザの音声の特徴を表す情報を有している。音声解析部122は、タスクを入力したユーザがおばあさんであることを検出した場合、依頼者がおばあさんであることを表す情報をタスク管理部105に出力する。
実行候補者をお父さんとお母さんとすることは、例えば、牛乳を販売している店舗の近くにいるといった、お父さんとお母さんの状況に基づいて設定される。お父さんとお母さんのそれぞれの位置は、位置予測部103により予測される。また、店舗の位置は、図示せぬサーバなどから送信され、入力検出部101が取得する地図データに基づいて特定される。このような各ユーザの状況に基づく実行候補者の選択は、例えばタスク実行計画部106により行われる。
期限が18:30までであることは、おばあさんの音声を解析することによって特定される。例えば、タスクが入力されたとき、期限をいつまでとするのかに関する問い合わせがホームエージェント装置1からタスクの依頼者に対して音声によって行われる。タスクの期限は、その問い合わせに対する応答に基づいて設定される。
緊急度と難易度は、例えばタスクの種別に応じて設定される。緊急度と難易度がタスクの依頼者により入力されるようにしてもよい。
図6の例において、2つ目のタスクは「学校にお弁当を届ける」とされ、3つ目のタスクは「古新聞をまとめる」とされている。また、4つ目のタスクは「学校まで迎えに行く」とされている。それぞれのタスクについても、1つ目のタスクと同様に、依頼者、実行候補者、期限、緊急度、難易度が設定されている。
タスク管理部105は、このような情報を含むタスク情報を管理する。タスク情報とともにタスク管理部105において管理されるタスク状態情報には、各タスクの達成可能性を表す数値が含まれる。
また、タスク管理部105は、タスクの内容、依頼者、実行者に関する履歴を保持する。タスク管理部105が管理する履歴も、適宜、実行候補者の選択や、伝達経路の選択に用いられる。
タスク管理部105は、タスクの妥当性の検証を行う。タスクの妥当性の検証については後述する。
タスク実行計画部106は、タスク管理部105が管理する情報と、伝達経路マップ生成部104により生成された伝達経路マップに基づいて、システムの挙動を決定する。
タスク実行計画部106は、例えば、上述した「牛乳を買ってくる」のタスクが入力された場合、実行候補者として、お父さんとお母さんを選択する。また、タスク実行計画部106は、伝達経路マップに含まれる伝達経路から、実行候補者であるお父さんを伝達先とする伝達経路と、お母さんを伝達先とする伝達経路を選択する。
タスク実行計画部106は、「おばあさんが牛乳を買ってきてほしいと言っています」などのような、伝達内容を表すテキストデータを生成する。タスク実行計画部106は、お父さんが所有する携帯端末M1と、お母さんの近くにいる子供C2が持っている携帯端末M2を出力機器として選択し、それぞれの携帯端末の例えば電子メール機能を出力モーダルとして選択する。
このように、タスク実行計画部106は、実行候補者の選択、伝達経路の選択、伝達内容を表すデータの生成、出力機器の選択、および、出力モーダルの選択などを行うことによって、タスクを実行させるための方法を計画する制御部として機能する。タスク実行計画部106は、計画した内容を表す情報を出力制御部108に出力する。
監視部107は、タスクの達成可能性を監視する。監視部107は、タスク管理部105がタスク状態情報として管理する数値に基づいて、タスクを実行するための計画の変更が必要であるか否を判断する。
監視部107は、例えば数値が閾値より低く、タスクの達成可能性が低いために計画の変更が必要であると判断した場合、そのこと表す情報をタスク管理部105に出力する。タスク管理部105からタスク実行計画部106に対して計画の変更が指示され、実行候補者の変更などの、計画の変更がタスク実行計画部106により行われる。
出力制御部108は、タスク実行計画部106による計画に従って、タスクの内容を伝達するための出力を制御する。すなわち、出力制御部108は、ホームエージェント装置1が備える出力デバイスであるスピーカ58やディスプレイ59を制御してタスクの内容を出力する。また、出力制御部108は、通信部62を制御し、タスクの内容を表す情報を外部の機器に送信する。
上述した例の場合、出力制御部108は、タスク実行計画部106から供給された情報に基づいて、「おばあさんが牛乳を買ってきてほしいと言っています」のテキストデータを含む電子メールを生成し、携帯端末M1と携帯端末M2に送信する。電子メールではなく、タスクの出力モーダルとして電話機能が選択された場合、出力制御部108は、携帯端末に電話をかけ、「おばあさんが牛乳を買ってきてほしいと言っています」の合成音声を携帯端末から出力させる。
<<3.ホームエージェント装置の基本的な動作>>
図7のフローチャートを参照して、ホームエージェント装置1の伝達処理について説明する。
図7の処理は、例えば、所定のユーザによりタスクが入力されたときに行われる。音声解析部122は、ユーザの音声を解析し、タスクに関する情報をタスク管理部105に出力する。
ステップS1において、タスク管理部105は、入力検出部101から供給された情報に基づいてタスクを取得する。タスク管理部105は、取得したタスクに関する各情報を含むタスク情報を設定する。ここでは、例えば、実行候補者以外の情報が設定される。
ステップS2において、タスク管理部105は、タスクを実行することの妥当性を後述するようにして検証する。以降の処理は、実行することが妥当であると判断されたタスクについて行われる。
ステップS3において、伝達経路マップ生成部104は、情報管理部102が管理する機器情報と位置予測部103により予測された各ユーザの位置に基づいて伝達経路マップを生成する。
ステップS4において、タスク実行計画部106は、伝達経路マップにおいて伝達先のノードとして設定されているユーザの中から、タスクを伝達することが可能なユーザをリストアップする。
例えば、仕事中であったり、学校で授業中であったりするように、タスクを実行することができない状況にあるユーザは、リストアップ対象のユーザから除外される。各ユーザの状況は、ユーザが持っている携帯端末から送信されてくる情報などに基づいて特定される。
ステップS5において、タスク実行計画部106は、伝達内容を選択するとともに、伝達内容に応じて、伝達先とするユーザ(実行候補者)をリストアップしたユーザの中から選択する。伝達先とするユーザに応じて、伝達経路も選択される。
「牛乳を買ってくる」のような買い物のタスクがおばあさんにより入力され、そのタスクの内容を伝達することが決定された場合、子供C1と子供C2は実行候補者から除外される。例えば、タスク実行計画部106には、タスクの種別に応じて、実行候補者として選択するための条件に関する情報が設定されている。
タスク実行計画部106は、実行候補者として選択したユーザの情報をタスク管理部105に出力する。タスク管理部105においては、タスク実行計画部106により選択された実行候補者の情報がタスク情報に設定される。
ステップS6において、タスク実行計画部106は出力モーダルを選択する。出力モーダルは、実行候補者が誰であるのか、実行候補者であるユーザの状況などに基づいて選択される。
例えば、タスク実行計画部106は、実行候補者であるお母さんにタスクを伝達する場合、お母さんを伝達先とする伝達経路において携帯端末M2が経由ノードとして設定されていることを特定し、携帯端末M2が有する所定の出力モーダルを選択する。
ステップS7において、タスク実行計画部106は、伝達するデータを出力モーダルに応じて決定する。タスク実行計画部106は、電子メール機能を出力モーダルとして選択した場合、電子メールに含めるための、「おばあさんが牛乳を買ってきてほしいと言っています」のテキストデータを生成する。
ステップS8において、出力制御部108は、タスク実行計画部106により生成されたデータを出力することによって、実行候補者に対してタスクを伝達する。
ホームエージェント装置1から送信されてきた電子メールを受信した例えば携帯端末M2は、電子メールの内容を表示する。携帯端末M2を使っている子供C2は、電子メールの内容を確認し、「おばあちゃんが牛乳を買ってきてだって。」などとお母さんに話しかけ、これにより、タスクの内容がお母さんに伝達される。
このように、人を経由ノードとして含む伝達経路を用いてタスクの伝達が行われるようにすることにより、タスクをより確実に伝達することができる。タスクを確実に伝達することにより、タスクの達成可能性を高めることが可能になる。
<<4.各機能の詳細について>>
タスクの達成可能性を高めるための機能について説明する。
<4.1 タスクの内容とユーザの状況に応じた通知機能>
図8のフローチャートを参照して、タスクの伝達に関する一連の流れについて説明する。
上述した「牛乳を買ってくる」のタスクがおばあさんにより入力された場合における、ホームエージェント装置1、携帯端末M1の所有者であるお父さん、および、携帯端末M2の所有者であるお母さんの間のやりとりについて説明する。
例えば「牛乳を買ってきて」とおばあさんが発話した場合、ステップS21において、ホームエージェント装置1は、おばあさんにより入力されたタスクを受け付ける。入力検出部101の音声解析部122は、音声を解析し、「牛乳を買ってくる」のタスクの情報をタスク管理部105に出力する。
ステップS22において、ホームエージェント装置1は、図7を参照して説明した伝達処理を行う。図1に示すようにお父さんが会社にいて、お母さんが子供C2と一緒にスーパーマーケットにいる場合、伝達処理により、「牛乳を買ってくる」のタスクがお父さんとお母さんに対して伝達される。
ステップS23において、ホームエージェント装置1の出力制御部108は、「おばあさんが牛乳を買ってきてほしいと言っています」のテキストデータを含む電子メールを携帯端末M1と携帯端末M2に送信する。
ホームエージェント装置1から送信された電子メールは、携帯端末M1によりステップS41において受信される。お父さんは、携帯端末M1を操作して電子メールの内容を確認する。
また、ホームエージェント装置1から送信された電子メールは、携帯端末M2によりステップS51において受信される。携帯端末M2を使っている子供C2は、電子メールの内容を確認し、お母さんに話しかけることによってタスクの内容を伝える。
タスクの内容を確認したお父さんが「了解」のテキストデータを含む電子メールを作成し、タスクの依頼に対して応答する操作を行ったものとする。この場合、ステップS42において、携帯端末M1は、タスクの依頼に応答する電子メールをホームエージェント装置1に送信する。
ステップS24において、ホームエージェント装置1は、携帯端末M1から送信された電子メールを受信する。ホームエージェント装置1のテキストデータ解析部123は、電子メールに含まれるテキストデータを解析し、タスクの依頼をお父さんが受けたことを表す情報をタスク管理部105に出力する。
ステップS25において、タスク管理部105は、タスクの実行候補者としてお父さんを登録する。タスク実行計画部106は、実行候補者が登録されたことに応じて、「お父さんが牛乳を買います」のテキストデータを生成し、出力制御部108に出力する。
ステップS26において、出力制御部108は、「お父さんが牛乳を買います」のテキストデータを含む電子メールを携帯端末M2に送信する。ここで送信される電子メールは、タスクの実行候補者としてお父さんが選択されたことをお母さんに通知するものである。
ステップS52において、携帯端末M2は、ホームエージェント装置1から送信された電子メールを受信し、表示させる。「牛乳を買ってくる」のタスクをお父さんが実行した場合、一連の処理は終了となる。
ここで、電子メールの内容を確認したお母さんが、「今スーパーマーケットにいるから私が買う」のテキストデータを含む電子メールを作成し、ホームエージェント装置1に送信するための操作を行ったものとする。ステップS53において、携帯端末M2は、お母さんにより作成された電子メールをホームエージェント装置1に送信する。
ステップS27において、ホームエージェント装置1は、携帯端末M2から送信された電子メールを受信する。ホームエージェント装置1のテキストデータ解析部123は、電子メールに含まれるテキストデータを解析し、お母さんがタスクを実行しようとしていることを表す情報をタスク管理部105に出力する。
ステップS28において、タスク管理部105は、位置予測部103により予測された各ユーザの位置に基づいて、スーパーマーケットにいるお母さんの方が、タスクを実行するのに向いているものと判断し、タスクの実行候補者をお母さんに切り替える。タスク管理部105は、お父さんに代えて、お母さんを実行候補者としてタスク情報に登録する。タスク実行計画部106は、実行候補者が切り替えられたことに応じて、「お母さんが牛乳を買います」のテキストデータを生成し、出力制御部108に出力する。
ステップS29において、出力制御部108は、「お母さんが牛乳を買います」のテキストデータを含む電子メールを携帯端末M1に送信する。
ステップS43において、携帯端末M1は、ホームエージェント装置1から送信された電子メールを受信し、表示させる。「牛乳を買ってくる」のタスクをお母さんが実行した場合、一連の処理は終了となる。
このように、ホームエージェント装置1による情報伝達は、タスクの状況、ユーザの状況などに応じて適宜行われる。
例えば、ステップS23においてタスクの依頼に関する電子メールが携帯端末M1と携帯端末M2に送信された後、お父さんとお母さんの双方から応答が無く、2人とも家に近づいてきているものとする。タスクを実行することなく実行候補者の2人が家に近づくことによって、タスクの達成可能性が低下した場合、後述するようにして計画の変更に伴う情報伝達が行われる。なお、お父さんとお母さんの2人の位置は、位置予測部103により予測される。
また、タスクの達成可能性が低下している場合において、そのことをタスクの依頼者であるおばあさんに通知する場合、タスク実行計画部106は、「おばあさんを呼んできて」のテキストデータを生成し、出力制御部108に出力する。
出力制御部108は、タスク実行計画部106により生成されたテキストデータに基づいて音声合成を行うことによって、「おばあさんを呼んできて」の音声をスピーカ58から出力し、子供C1に呼びかける。図2を参照して説明したように、おばあさんは携帯端末を持っていないため、おばあさんを伝達先とする場合の経由ノードとして子供C1が設定されている。
子供C1は、ホームエージェント装置1の呼びかけを聞き、部屋R2にいるおばあさんを呼びに行く。カメラ56により撮影された画像の解析結果に基づいて、おばあさんがホームエージェント装置1の近くに来たことが検出された場合、タスク実行計画部106は、所定の合成音声を出力制御部108に出力させることによって、タスクの実行が困難であることをおばあさんに報告する。
このように、タスクを実行するためには複雑なコミュニケーションが必要となるが、ホームエージェント装置1によれば、そのようなコミュニケーションをタスクの状況やユーザの状況に応じて実現することが可能になる。
<4.2 タスク達成が困難な場合に計画を変更する機能>
タスクの実行候補者として選択されたユーザが、事情によりタスクを実行できなくなる場合がある。
また、タスクの実行候補者として選択されたユーザの状況が、タスクを実施するのが困難な状況にあることがデータに基づいて判断できる場合がある。例えば、外出先でタスクが行われていないにも関わらず、タスクの実行候補者が家に到着してしまいそうな場合、タスクを実施するのが困難な状況にあるものとして判断される。
タスク管理部105は、例えば、ユーザが持つ携帯端末から送信されてきた情報に基づいて、それぞれのタスクの達成可能性を表すタスク状態情報を管理する。この例の場合、タスク管理部105は、タスクを実行できる場所からユーザが遠ざかるにつれて、タスクの達成可能性を表す数値を下げることになる。
監視部107は、タスク状態情報を監視し、タスクの達成可能性を表す数値が閾値より低くなった場合、そのことを表す情報をタスク管理部105に出力する。タスクの達成可能性を表す数値が閾値より低いことが監視部107から通知された場合、タスク管理部105は、タスクを実行するための計画の変更をタスク実行計画部106に指示する。
タスク実行計画部106は、実行候補者を他のユーザに切り替えるなどして、タスクを実行するための計画を変更することになる。実行候補者が切り替えられた場合、切り替え後の実行候補者を伝達先とする伝達経路が選択され、タスクの内容が伝達される。
このように、タスクの達成可能性が低い場合に計画を変更することにより、タスクが達成される確率を上げることが可能になる。
タスクの達成可能性が低い状況になった場合、タスクの実行候補者に対してリマインドの通知が行われるようにしてもよい。また、タスクの依頼者に対して、タスクの達成可能性が低い状況になった旨の通知が行われるようにしてもよい。これらの通知も、タスク実行計画部106から出力された情報に基づいて、出力制御部108により行われることになる。
<4.3 タスクの妥当性を検証する機能>
タスクを実行することの妥当性を検証するタスク管理部105の機能について説明する。
(1)タスクを実行する条件の曖昧性を能動的に解決する機能
「子供が傘を持っていなかったら、小学校まで子供を迎えに行って」などのように、実行するための条件が設定されているタスクが入力されることがある。この例の場合、「小学校まで子供を迎えに行く」といったタスクを実行するための条件は、「子供が傘を持っていない場合」ということになる。
タスク管理部105は、このような条件付きのタスクが入力された場合、条件を満たす場合に、タスクを実行することが妥当であると判断し、タスクの内容を伝達するための処理を行う。
ところで、子供が傘を持っているかどうかが分からないといったように、条件を満たすか否かを判断できない場合がある。この場合、条件を満たす確率に基づいて、タスクを実行することが妥当であるか否かが判断される。
タスク管理部105は、条件を満たす確率を算出し、算出した確率が閾値より高い場合、タスクを実行することが妥当であると判断する。一方、タスク管理部105は、条件を満たす確率が閾値未満である場合、タスクを実行することが妥当ではないと判断する。条件を満たす確率は、各種の情報に基づいて算出される。
このように、条件を満たす確率に基づいて、タスクを実行することが妥当であるか否かの判断が行われるようにしてもよい。
図9は、妥当性の検証の例について説明する図である。
図9を参照して、「子供が傘を持っていなかったら、小学校まで子供を迎えに行って」のタスクが会社にいるお母さんにより入力された場合の例について説明する。タスクの入力は、例えば、お母さんが自身の携帯端末M2を操作し、そのようなタスクの内容を表す情報を含む電子メールをホームエージェント装置1に送信することによって行われる。ホームエージェント装置1においては、タスクが入力されたことに応じて、妥当性の検証が行われる(図7のステップS2)。
図9に示す自宅の状況は、図1を参照して説明した状況と同じである。ホームエージェント装置1が設置された部屋R1に子供C1がいて、別の部屋R2におばあさんがいるものとする。子供C2は、学校にいるものとする。タスクを実行することにより迎えに行く対象となる子供は子供C2である。また、現在時刻が午後1時であるものとする。
図9の吹き出し#11,#12に示すように、午前7時のお母さんと子供C2の会話として、お母さんが傘を持っていくことを子供C2に勧め、それに対して、子供C2が断っていた場合、そのやりとりを表す情報がログ管理部124に記録される。
例えば、ホームエージェント装置1の画像解析部121は、玄関先に設定されたカメラにより撮影された画像を解析することによって、お母さんと子供C2が玄関で会話していることを検出し、ログ管理部124に記録させる。また、音声解析部122は、玄関先に設置されたマイクにより検出された音声を解析することによって、お母さんと子供C2の会話の内容を検出し、ログ管理部124に記録させる。
午後1時の現在時刻において、タスク管理部105は、ログ管理部124に記録されている情報に基づいて、子供C2が傘を持っている確率として低い確率を算出する。タスク管理部105は、算出した確率が閾値未満であることに基づいて、タスクを実行することが妥当であると判定し、タスクを実行するための処理を行うことになる。
すなわち、タスク管理部105は、図6の4つ目のタスクとして示されるように、「学校まで迎えに行く」のタスクに関するタスク情報を設定する。
タスク実行計画部106は、伝達経路マップ生成部104により生成された伝達経路マップに基づいて、タスクの伝達先とするユーザとしておばあさんを選択する。タスクの実行候補者としておばあさんが設定される。
タスク実行計画部106は、近くにいる子供C1を経由しておばあさんにタスクを伝達することを伝達経路マップに基づいて計画する。また、タスク実行計画部106は、タスクの内容を表すテキストデータを生成して出力制御部108に出力し、ホームエージェント装置1のスピーカ58から音声を出力させる。
出力制御部108は、例えば「学校まで迎えに行くことをおばあさんに伝えてください」などの音声をスピーカ58から出力させ、タスクの伝達を子供C1に依頼する。スピーカ58から出力された音声を聞いた子供C1は、部屋R2に行ってタスクの内容をおばあさんに伝えることになる。
タスクの内容の伝達が行われ、タスクの実行が開始された後、監視部107は、タスクの達成状況の監視を開始する。おばあさんによるタスクの実行が開始されたことは、例えば、「了解」などのおばあさんの音声を解析することによって特定される。
このように、各種の情報に基づいて過去の状況が推測され、過去の状況に基づいて、タスクを実行することの妥当性の判定が行われるようにしてもよい。
条件を満たす確率が実行候補者のユーザに通知され、タスクを実行するか否かの最終的な判断がユーザに委ねられるようにしてもよい。
また、条件を満たしているか否かの判断ができない場合、タスクの緊急度に応じて、タスクを実行するか否かが判断されるようにしてもよい。例えば、緊急度が閾値より高いタスクについては、条件を満たしているか否かの判断ができない場合であっても、タスクの内容を伝達するための処理が行われる。
(2)タスクの妥当性を知識に基づいて判断する機能
タスクを実行することの妥当性が、ホームエージェント装置1に設定された知識に基づいて判断されるようにしてもよい。この場合、タスク毎の条件と確認内容に関する情報が、判断の基準となる情報としてタスク管理部105に予め設定される。
図10は、妥当性の検証の他の例について説明する図である。
ここでは、自宅の部屋R1に設置されたエアコン(エアーコンディショナー)の動作を会社にいるお父さんが停止させる場合の例について説明する。ホームエージェント装置1は、例えば、出力制御部108から出力する信号によって、エアコンの動作を制御することができる。
図10の矢印#21に示すように、お父さんが自身の携帯端末M1を操作し、「冷房止めて」のタスクを表す情報を含む電子メールをホームエージェント装置1に送信したものとする。この場合、タスク管理部105は、お父さんにより入力されたタスクを実行することの妥当性の検証を行う。
タスク管理部105は、TV番組を見ている子供C1が部屋R1にいる場合、冷房の動作を止めない方がいいと知識に基づいて判断する。子供C1が部屋R1にいることは、カメラ56により撮影された画像の解析結果に基づいて特定される。
この場合、出力制御部108は、タスク管理部105などによる制御に従って、「子供さんがいますが、止めてもよろしいですか?」などのテキストデータを含む電子メールを矢印#22に示すようにお父さんの携帯端末M1に送信する。
電子メールの内容を確認したお父さんは、「それなら止めなくていいです」などの応答をホームエージェント装置1に対して行うことになる。
このように、タスク毎に予め設定された情報に基づいて、タスクを実行することの妥当性の検証が行われるようにすることが可能である。図10の例の場合、「冷房を止める」というタスクに対しては、子供がいるか否かといった条件に関する情報と、条件を満たす場合にはタスクを実行するか否かを依頼者に確認するといった確認内容に関する情報が設定される。
タスク毎の知識に関する情報については、図示せぬサーバからホームエージェント装置1に提供されるようにしてもよいし、ユーザにより入力されるようにしてもよい。
<4.4 タスクの実行者を設定する機能>
タスクの実行者を依頼者が指定することができるようにしてもよい。
例えば「子供のプレゼントを買ってきて」というタスクを実行させる場合、本人に知られないようにするために、タスクの実行候補者から子供を除外した方が依頼者にとって好ましい。また、依頼者にとって、実行者を指定したいタスクもある。
タスク管理部105は、タスクの実行候補者のリストをホワイトリストとして管理するとともに、タスクを依頼したくない人のリストをブラックリストとして管理する。
タスク管理部105は、タスクの実行者として依頼者により指定された人がホワイトリストに登録されている場合、その人にタスクの内容を伝達する。また、タスク管理部105は、タスクの実行者として依頼者により指定された人がホワイトリストに登録されていない場合、ブラックリストに登録されていない人にタスクの内容を伝達する。このようにして選択された伝達先に対するタスクの伝達も、上述した伝達経路マップに基づいて行われる。
このようなリストは、できればこの人にタスクを実行してほしいが、無理なら他の人に実行してもらうといった依頼者の希望に応じた伝達先の選択に用いることが可能である。
複数人の実行候補者を依頼者が指定することができるようにしてもよい。この場合、実行候補者のそれぞれに対して、プライオリティが依頼者により設定される。
<<5.その他の例>>
1つの伝達先に対して1つの伝達経路だけが設定されるものとしたが、複数の伝達経路が設定されるようにしてもよい。複数の伝達経路のうち、どの伝達経路を用いるかは、例えばエッジに設定されたプロパティ情報に基づいて選択される。
上述したように、プロパティ情報には、信頼性、伝達可能性、伝達の速さ、および、制約に関する情報が含まれる。依頼者の希望に応じて、信頼性、伝達可能性、伝達の速さ、および、制約のうちの少なくともいずれかに基づいて伝達経路が選択されるようにすることが可能である。例えば、急いで伝達することを依頼者が希望している場合、プロパティ情報のうちの伝達の速さに基づいて、情報伝達が早く行われるエッジを含む伝達経路が選択される。
タスクを実行するための情報伝達の機能が、ホームエージェント装置1のように専用の機器に搭載されるのではなく、携帯端末などの汎用の機器に搭載されるようにしてもよい。
また、図5を参照して説明したホームエージェント装置1の構成のうちの少なくともいずれかが、ホームエージェント装置1とインターネットを介して接続されるサーバに設けられるようにしてもよい。この場合、タスクを実行するための上述した情報伝達が、ホームエージェント装置1とサーバにより実現されることになる。
ホームエージェント装置1に話しかけたり、ホームエージェント装置1に電子メールを送信したりすることによってタスクの入力が行われるものとしたが、ユーザが用意したToDoリストに基づいてタスクの入力が行われるようにしてもよい。この場合、ホームエージェント装置1は、ToDoリストを取得し、内容を解析することによって、タスクを設定することになる。
タスクに関する情報の伝達を行う場合について説明したが、他の情報の伝達を行う場合にも、上述した伝達経路マップを用いた情報伝達は適用可能である。
<コンピュータの構成例>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU1001、ROM1002、RAM1003は、バス1004により相互に接続されている。
バス1004には、さらに、入出力インタフェース1005が接続されている。入出力インタフェース1005には、キーボード、マウスなどよりなる入力部1006、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部1007が接続される。また、入出力インタフェース1005には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部1008、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部1009、リムーバブルメディア1011を駆動するドライブ1010が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを入出力インタフェース1005及びバス1004を介してRAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU1001が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア1011に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部1008にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
<構成の組み合わせ例>
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
伝達先のノードまでの経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路を生成する生成部と、
伝達内容を表す情報を、前記伝達経路に従って出力する出力制御部と
を備える情報処理装置。
(2)
所定のユーザにより入力されたタスクを管理するタスク管理部と、
複数の前記伝達経路のうち、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路を選択する制御部と
をさらに備え、
前記出力制御部は、選択された前記伝達経路に従って、前記タスクに関する情報を出力する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
それぞれのユーザが所有する前記デバイスの情報を管理する情報管理部をさらに備え、
前記生成部は、前記情報管理部が管理する情報に基づいて前記伝達経路を生成する
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
それぞれのユーザの位置を予測する予測部をさらに備え、
前記生成部は、ユーザの位置に基づいて前記伝達経路を生成する
前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記生成部は、予測された位置を含むそれぞれのユーザの状況に応じて、前記伝達経路を更新する
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記タスク管理部は、前記タスクの実行者として選択されたユーザの状況に基づいて、前記タスクの達成可能性を表す情報を管理し、
前記制御部は、前記達成可能性を表す情報に基づいて前記タスクの実行者を他のユーザに切り替え、切り替え後の前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路を選択する
前記(2)乃至(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記タスク管理部が管理する前記達成可能性を表す数値が閾値より低くなった場合、前記タスクの実行者を他のユーザに切り替える
前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、前記経由ノードとしての人の状況と属性のうちの少なくともいずれかに応じて出力方式を選択し、
前記出力制御部は、選択された前記出力方式に従って、前記伝達内容を表す情報を出力する
前記(2)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記経由ノードとしての人が、前記情報処理装置が設置された空間と同じ空間にいる場合、音声による出力を前記出力方式として選択する
前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記経由ノードとしての人が、所定の年齢より低い場合、音声による出力を前記出力方式として選択する
前記(8)に記載の情報処理装置。
(11)
前記タスク管理部は、入力された前記タスクを実行することの妥当性を、過去の状況に関する情報に基づいて、または、予め設定された判断の基準となる情報に基づいて検証する
前記(2)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記タスク管理部は、音声により入力された前記タスク、または、テキストデータを用いて入力された前記タスクを管理する
前記(2)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
情報処理装置が、
伝達先のノードまでの経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路を生成し、
伝達内容を表す情報を、前記伝達経路に従って出力する
情報処理方法。
(14)
コンピュータに、
伝達先のノードまでの経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路を生成し、
伝達内容を表す情報を、前記伝達経路に従って出力する
処理を実行させるためのプログラム。
1 ホームエージェント装置, 101 入力検出部, 102 情報管理部, 103 位置予測部, 104 伝達経路マップ生成部, 105 タスク管理部, 106 タスク実行計画部, 107 監視部, 108 出力制御部, 121 画像解析部, 122 音声解析部, 123 テキストデータ解析部, 124 ログ管理部

Claims (11)

  1. 所定のユーザにより入力されたタスクを管理するタスク管理部と、
    前記タスクの実行者を伝達先のノードとする経路として、デバイスのノードとともに人のノードを経由ノードとして含む伝達経路を生成する生成部と、
    複数の前記伝達経路のうち、前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路を選択する制御部と、
    前記タスクに関する情報を、選択された前記伝達経路に従って出力する出力制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. それぞれのユーザが所有する前記デバイスの情報を管理する情報管理部をさらに備え、
    前記生成部は、前記情報管理部が管理する情報に基づいて前記伝達経路を生成する
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. それぞれのユーザの位置を予測する予測部をさらに備え、
    前記生成部は、ユーザの位置に基づいて前記伝達経路を生成する
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成部は、予測された位置を含むそれぞれのユーザの状況に応じて、前記伝達経路を更新する
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記タスク管理部は、前記タスクの実行者として選択されたユーザの状況に基づいて、前記タスクの達成可能性を表す情報を管理し、
    前記制御部は、前記達成可能性を表す情報に基づいて前記タスクの実行者を他のユーザに切り替え、切り替え後の前記タスクの実行者を伝達先のノードとする前記伝達経路を選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記タスク管理部が管理する前記達成可能性を表す数値が閾値より低くなった場合、前記タスクの実行者を他のユーザに切り替える
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記経由ノードとしての人の状況と属性のうちの少なくともいずれかに応じて出力方式を選択し、
    前記出力制御部は、選択された前記出力方式に従って、前記タスクに関する情報を出力する
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記経由ノードとしての人が、前記情報処理装置が設置された空間と同じ空間にいる場合、音声による出力を前記出力方式として選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記経由ノードとしての人が、所定の年齢より低い場合、音声による出力を前記出力方式として選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記タスク管理部は、入力された前記タスクを実行することの妥当性を、過去の状況に関する情報に基づいて、または、予め設定された判断の基準となる情報に基づいて検証する
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記タスク管理部は、音声により入力された前記タスク、または、テキストデータを用いて入力された前記タスクを管理する
    請求項に記載の情報処理装置。
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