JP7269763B2 - 機能説明装置、車両、及び機能説明方法 - Google Patents

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Description

本発明は、機能説明装置、車両、及び機能説明方法に関する。
従来、車両等の移動体に備えられた機能をユーザが習得するための種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載の車両説明機は、CD-ROMに記憶されている車両の装備についての機能の説明データを読出し、スピーカからの説明音声の出力によって機能を説する。説明は、イグニッションキーによる原動機の始動に従って開始され、シフトレバーの操作等の運転開始を示す動作を検出することによって終了する。
特開平9-109803号公報
しかしながら、車両には複数の機能(例えば、運転支援機能)に対応する装備が搭載されているが、特許文献1に記載された車両説明機では、運転者にとって機能の内容及び使い方がわかり難い場合がある。
そこで、運転者に対して更なる訴求を行って、車両等の移動体に備えられた機能の利用を促すことが求められている。
本発明は、移動体に備えられた機能の利用に対する訴求効果を高めることができる機能説明装置を提供することを目的とする。
本発明の一の態様は、複数のスピーカを有する車両に備えられた複数の運転支援機能の各々を説明する機能説明装置であって、前記複数のスピーカから、前記複数の運転支援機能の各々を説明するための説明音を出力する機能説明処理を実行する機能説明部と、前記車両運転者に対する前記説明音の発生位置を、前記複数のスピーカからの音出力を制御して、前記複数の運転支援機能の各々に対応して前記車両に装備された装備品の配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御部と、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を記録した運転状況記録部にアクセスして、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を認識する運転状況認識部と、を備え、前記機能説明部は、前記運転状況認識部による前記運転者による前記車両の過去の運転状況の認識結果に基づいて、前記複数の運転支援機能の各々について前記機能説明処理を実行するか否かを決定する、機能説明装置である。
本発明の他の態様によると、前記装備品は、前記複数の運転支援機能の各々を有効にするための操作部、及び、前記車両に備えられた表示装置を含む。
本発明の他の態様によると、前記機能説明部は、前記機能説明処理において、前記示装置に、前記複数の運転支援機能の各々の実行時における前記表示装置の表示状態を模した疑似画面を表示する。
本発明の他の態様によると、前記複数の運転支援機能は、レーンキープ機能を含み、
前記運転状況認識部が、前記運転者が直線的な道路を蛇行しながら前記車両を走行したと認識した場合には、前記機能説明部は、前記レーンキープ機能について前記機能説明処理を実行する。
本発明の他の態様によると、前記機能説明部が前記レーンキープ機能の説明音を出力するときに、前記音出力制御部は、前記レーンキープ機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、前記レーンキープ機能の説明音の発生位置を、前記レーンキープ機能を有効にするための操作部の配置位置に定位し、前記レーンキープ機能が作動中の疑似画面を表示させて説明するタイミングで、前記レーンキープ機能の説明音の発生位置を、前記表示装置の配置位置に定位する。
本発明の他の態様によると、前記複数の運転支援機能は、先行車両追従機能を含み、前記運転状況認識部が、前記車両の前方に先行車両が走行しており、前記車両と前記先行車両との車間距離が閾値距離以上増減したと前記運転状況認識部が認識した場合には、前記機能説明部は、前記先行車両追従機能について前記機能説明処理を実行する。
本発明の他の態様によると、前記機能説明部が前記先行車両追従機能の説明音を出力するときに、前記音出力制御部は、前記先行車両追従機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、前記先行車両追従機能の説明音の発生位置を、前記先行車両追従機能を有効にするための操作部の配置位置に定位し、前記先行車両追従機能が作動中の疑似画面を表示させて説明するタイミングで、前記先行車両追従機能の説明音の発生位置を、前記表示装置の配置位置に定位する。
本発明の他の態様は、前記機能説明装置を備えた車両である。
本発明の他の態様は、複数のスピーカを有する車両に備えられた複数の運転支援機能の各々を説明するために、コンピュータにより実行される機能説明方法であって、前記コンピュータが、前記複数のスピーカから、前記複数の運転支援機能の各々を説明するための説明音を出力する機能説明処理を実行する機能説明ステップと、前記車両の運転者に対する前記説明音の発生位置を、前記複数のスピーカからの音出力を制御して、前記複数の運転支援機能の各々に対応して前記車両に装備された装備品の配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御ステップと、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を記録した運転状況記録部にアクセスして、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を認識する運転状況認識ステップと、を含み、前記機能説明ステップにおいて、前記運転状況認識ステップにおける前記運転者による前記車両の過去の運転状況の認識結果に基づいて、前記複数の運転支援機能の各々について前記機能説明処理を実行するか否かを決定する、機能説明方法である。
本発明によれば、移動体に備えられた機能の利用に対する訴求効果を高めることができる。
車両の車室の構成の一例を示す概略平面図。 運転席周りの装備の配置の一例を示す図。 音声画像制御装置の構成の一例を示す図。 第1音量値比~第5音量値比の算出方法の一例を示す平面図。 第1音量値比~第5音量値比の算出方法の他の一例を示す平面図。 レーンキープ機能の一例を示す図。 HUDに表示される疑似画面の一例を示す画面図。 サーバ装置の構成の一例を示す図。 機能説明処理の実行手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1.機能説明装置の使用態様及び構成]
[1-1.車両の車室の構成]
図1は、機能説明装置の構成を含む音声画像制御装置100を備えた車両Mの車室10の構成の一例を示す概略平面図である。
図1には、車両Mが走行する場合の進行方向を符号DRで示し、以下の説明では進行方向DRを車両Mの前方とする。
車両Mは、「移動体」の一例に対応する。
車室10には、シート21、23及び後部シート25が設置されている。車両Mの乗車定員は5名であり、車両Mの乗員の着座位置をP1、P2、P3、P4、P5で示している。シート21は、運転席であり、シート23は、助手席である。
ステアリングホイール14は、運転者によって把持され、車両Mの進行方向を変更する場合に操作される。
車両Mには、音声画像制御装置100、及びナビゲーション装置110が備えられている。車室10には、前部パネル12が配置される。前部パネル12は、車両Mに固定される車室10の内装部材であり、ダッシュボード、インストゥルメントパネル、センターコンソール、及びこれらを支持する不図示のフレーム等を含む。
ナビゲーション装置110は、フロントディスプレイ113を備える。フロントディスプレイ113は、前部パネル12に配置される。
フロントディスプレイ113は、液晶表示パネル等の表示パネルで構成され、音声画像制御装置100に内蔵される処理部130の制御に従って、各種の画像や文字を表示する。フロントディスプレイ113は、運転者、及び助手席23の乗員から視認可能な位置に設置される。
ナビゲーション装置110は、フロントディスプレイ113に経路案内用の地図等を表示して、カーナビゲーションを実行する。ナビゲーション装置110は、フロントディスプレイ113へのタッチ操作を検出するタッチセンサ114を備えている。このため、乗員は、フロントディスプレイ113にタッチすることでナビゲーション装置110を操作できる。
また、車両Mには、複数のスピーカ15が配置される。音声画像制御装置100は、複数のスピーカ15に出力させる音声を制御する。また、音声画像制御装置100は、フロントディスプレイ113に表示する画像を制御する。
音声画像制御装置100は、「機能説明装置」の構成を含んでいる。
複数のスピーカ15は、音声画像制御装置100に内蔵される処理部130の制御に従って、音声を出力する。
複数のスピーカ15は、センタースピーカ15A、右フロントスピーカ15B、左フロントスピーカ15C、左リアスピーカ15D、及び右リアスピーカ15Eを含む。複数のスピーカ15は、例えばサラウンド音声を出力する。
センタースピーカ15Aは、例えば前部パネル12においてフロントディスプレイ113の上側に配置される。右フロントスピーカ15Bは、例えば右前側ドアのドアトリムに固定される。左フロントスピーカ15Cは、例えば左前側ドアのドアトリムに固定される。左リアスピーカ15Dは、例えば左後側ドアのドアトリムに固定される。右リアスピーカ15Eは、例えば右後側ドアのドアトリムに固定される。
本実施形態では、車両Mは四輪の乗用車であるが、本発明はこれに限定されない。車両Mは、運転者が操縦し、車輪を駆動する駆動源が搭載された車両であればよい。駆動源は、エンジンでもよいし、モータでもよい。車両Mが、例えばトラックのような貨物車でもよいし、車両Mが例えば二輪車でもよい。
本実施形態では、「移動体」が車両Mであるが、本発明はこれに限定されない。「移動体」は、運転者が操舵し、移動体を駆動する駆動源が搭載された移動体であればよい。「移動体」は、例えば飛行機でもよいし、ヘリコプターでもよいし、船舶でもよい。
[1-2.ディスプレイの構成]
図2は、車両Mの運転席周りの装置の配置の一例を示す図である。
図2に示すように、車両Mは、図1に示すフロントディスプレイ113と、HUD(Head-Up Display)111と、リアビューモニタ112とを備える。
また、車両Mは、自動変速機を備えるAT(Automatic Transmission)車であり、セレクタ18を備える。
車両Mは、種々の表示部17を備える。具体的には、表示部17は、速度計171と、回転速度計172とを含む。速度計171は、車両Mの走行速度を示す。回転速度計172は、車両Mに搭載されたエンジンの回転速度を示す。
表示部材17は、「報知部」の一例に対応する。
車両Mのステアリングホイール14には、レーンキープ実行ボタンB1、レーンキープ終了ボタンB2、先行車両追従実行ボタンB3及び先行車両追従終了ボタンB4が配置される。レーンキープ実行ボタンB1、レーンキープ終了ボタンB2、先行車両追従実行ボタンB3及び先行車両追従終了ボタンB4は、車両Mに搭載された運転支援機能を有効又は無効にする操作部材の一例に相当する。
レーンキープ実行ボタンB1及びレーンキープ終了ボタンB2は、ステアリングホイール14において右側に配置され、先行車両追従実行ボタンB3及び先行車両追従終了ボタンB4は、ステアリングホイール14において左側に配置される。
レーンキープ実行ボタンB1は、レーンキープ機能を実行する場合に運転者によって押下される。レーンキープ終了ボタンB2は、レーンキープ機能を終了する場合に運転者によって押下される。「レーンキープ機能」については、図7を参照して詳細に説明する。
先行車両追従実行ボタンB3は、先行車両追従機能を有効にする場合に運転者によって押下される。先行車両追従終了ボタンB4は、先行車両追従機能を無効にする場合に運転者によって押下される。
「先行車両追従機能」とは、車両Mと先行車両との車間距離Dが、目標車間距離DTになるようにECU(Electronic Control Unit)の指示に従って、不図示のエンジン、ブレーキ等を用いて、車両Mの加減速制御を行う機能を示す。
車間距離Dは、不図示のレーダによって検出される。レーダは、車両Mのフロント部分、例えばフロントグリル内に設けられる。レーダは車両Mの前方に電波を放射し、先行車両で反射した反射波を検出する。
フロントディスプレイ113は、セレクタ18によってリアーポジションが選択されている場合に、リアビューモニタとして機能する。すなわち、フロントディスプレイ113には、車両Mの後方の外景を示す画像が表示される。車両Mの後方の外景を示す画像は、不図示の後方カメラによって撮像される。後方カメラは、車両Mの車体の後面に配置される。
HUD111には、セレクタ18によってパーキングポジションが選択され、処理部130によって機能説明処理が実行される場合に、車両Mの前方の外景を模した画像が表示される。HUD111は、「表示装置」の一例に対応する。「機能説明処理」については、図3を参照して詳細に説明する。
リアビューモニタ112には、セレクタ18によってドライブポジション又はニュートラルポジションが選択されている場合には、車両Mの後方の外景を示す画像が表示される。
リアビューモニタ112には、セレクタ18によってパーキングポジションが選択され、処理部130によって機能説明処理が実行される場合に、車両Mの後方の外景を模した画像が表示される。
また、車両Mの前部パネル12には、カメラ16が配置される。カメラ16は、運転者の顔を撮像し、顔画像を生成する。カメラ16が生成した顔画像は、個人認証に用いられる。
カメラ16は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等の撮像素子及び撮像レンズ等を備えるデジタルカメラである。本実施形態のカメラ16は単眼カメラであるが、ステレオカメラで構成してもよい。
[1-3.音声画像制御システムの全体構成]
図3は、音声画像制御システム1の全体構成の一例を示す図である。
図3に示すように、音声画像制御装置100は、図示しないネットワークを介して無線接続されるサーバ装置200と共に、音声画像制御システム1を構成する。
ネットワークは、例えばインターネットである。ネットワークは、LAN(Local Area Network)でもよいし、WAN(Wide Area Network)でもよい。
サーバ装置200は、種々の情報を記憶する。サーバ装置200は、音声画像制御装置100からの要求に応じて、種々の情報を音声画像制御装置100に送信する。
[1-4.音声画像制御装置の構成]
また、図3は、音声画像制御装置100の構成を示す図である。
音声画像制御装置100は、処理部130、記憶部140、及び音声処理回路151を備える。音声画像制御装置100は、車両Mに備えられた車速センサ153、GPS155及び通信部157と接続されている。
音声画像処理装置100には、センタースピーカ15A、右フロントスピーカ15B、左フロントスピーカ15C、左リアスピーカ15D、右リアスピーカ15E、HUD111、リアビューモニタ112、フロントディスプレイ113、タッチセンサ114及びカメラ16が接続される。また、音声画像処理装置100には、ステアリングホイール14、セレクタ18及び操作部EPが接続される。操作部EPは、レーンキープ実行ボタンB1、レーンキープ終了ボタンB2、先行車両追従実行ボタンB3及び先行車両追従終了ボタンB4を含む。
これらの各部は、音声画像処理装置100を構成する回路基板に、コネクタ等を用いて接続されてもよい。また、音声画像処理装置100は、CAN(Controller Area Network)に適合する通信ネットワークにより、各部を接続して構成されてもよい。また、車両Mが搭載する不図示のECU等の他の装置と、音声画像処理装置100を構成する各部とが、共通の通信ネットワークにより接続された構成であってもよい。
タッチセンサ114は、例えば静電容量式や感圧式のセンサであり、接触操作や押圧操作を検出する。タッチセンサ114は、フロントディスプレイ113に重畳して配置され、フロントディスプレイ113に対する接触操作や押圧操作を検出し、操作を検出した位置を示す信号を処理部130に出力する。
処理部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理部130には、記憶部140が接続される。記憶部140は、処理部130が実行するコンピュータプログラムである制御プログラム、及び処理部130によって処理される各種データを、処理部130によって読み取り可能に記憶する。
処理部130及び記憶部140を構成するハードウェアは特定の態様に限定されない。例えば、処理部130は、単一のプロセッサで構成されてもよい。また、処理部130は、プロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を統合したデバイスであってもよい。記憶部140は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶装置で構成されてもよく、具体的には、ハードディスク等の磁気的記憶装置や、フラッシュROM等の半導体記憶デバイスを備えてもよい。また、記憶部140は、処理部130が実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶装置を備えてもよい。また、処理部130と記憶部140とは統合された1つのデバイスであってもよい。
処理部130は、機能要素又は機能ユニットとして、認証部131、運転状況認識部132、機能説明部133、音出力制御部134、及び表示制御部135を備える。処理部130が備えるこれらの機能要素は、コンピュータである処理部130が、記憶部140に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、処理部130が実行する制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理部130が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
処理部130は、記憶部140が記憶するプログラムを実行することにより、記憶部140が記憶するデータに基づいて、音声画像制御装置100の各部を制御する。処理部130は、音声処理回路151、車速センサ153、GPS155及び通信部157を制御する。
音声処理回路151は、スピーカ15に接続される。音声処理回路151は、処理部130の制御に従って、処理部130が出力するデジタル音声データに基づきスピーカ15に電気信号を出力し、スピーカ15から音声を出力させる。
本実施形態では、音声処理回路151は、車室10に設置されたセンタースピーカ15A、右フロントスピーカ15B、左フロントスピーカ15C、左リアスピーカ15D及び右リアスピーカ15Eの各々を区別して音声を出力させる。すなわち、音声処理回路151は、センタースピーカ15A、右フロントスピーカ15B、左フロントスピーカ15C、左リアスピーカ15D及び右リアスピーカ15Eを個別に駆動して、各スピーカから異なる音量レベルの音声を出力させる。
車速センサ153は、車両Mが搭載するECU等に接続され、車両Mの車速パルス信号又は車速データを取得して解析する。車速センサ153は、車両Mの車速を示すデータを処理部130に出力する。
GPS(Global Positioning System)155は、不図示のアンテナによりGPS信号を受信して、受信したGPS信号に基づき車両Mの位置を算出する処理ユニットである。ナビゲーション装置110は、GPS155が算出する車両Mの位置を、現在位置とする。GPS155は、車両Mの位置を示す位置データを生成し、処理部130に出力する。
通信部157は、携帯電話回線網、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格に準拠した無線通信を実行し、車両M以外の機器、例えばサーバ装置200との間で各種データを送受信する。通信部157は、例えば、GPS155がA-GPSによる測位を実行する場合には、GPS155とともに動作する。
記憶部140は、記憶部140の記憶領域を利用するデータベースとして、説明音声DB141、音量DB142及び映像DB143を格納する。
説明音声DB141は、車両Mに搭載された複数の機能FNの各々を説明するための説明音SEを示す説明音データを記憶する。説明音SEは、複数の機能FNの各々を説明する音声と、種々の報知音とを含む。報知音は、説明音SEを出力する際に、運転者に説明音SEの出力を開始することを報知する開始報知音を含む。
複数の機能FNとは、車両Mの運転者が使用可能な機能を示す。本実施形態では、機能FNが、運転支援機能である場合について説明する。「運転支援機能」とは、運転者による車両Mの操縦を支援する機能を示す。具体的には、運転支援機能は、レーンキープ機能、先行車両追従機能、パーキングアシスト機能、及び衝突防止機能を含む。
音量DB142は、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、機能FNに対応する操作部EPが配置された位置に定位するように、説明音SEを複数のスピーカ15に発生させるための各スピーカ15の音量値データを記憶する。換言すれば、音量DB142は、操作部EPの各々が配置された位置から説明音SEが出力されると運転者が認識するように、説明音SEを複数のスピーカ15に発生させるための各スピーカ15の音量値データを記憶する。
具体的には、音量DB142は、操作部EPの各々を示す識別情報と対応付けて5つの音量値の比を示す情報を記憶する。例えば、5つの音量値の比は、以下に示す第1音量値比R1、第2音量値比R2、第3音量値比R3、第4音量値比R4及び第5音量値比R5である。
第1音量値比R1は、説明音SEの発生位置を基準位置に定位する場合と、説明音SEの発生位置を操作部EPに定位する場合と、におけるセンタースピーカ15Aの音量値の比を示す。基準位置は、例えば運転者の着座位置P1を示す。また、操作部EPは、複数の操作部EPに含まれる。
第2音量値比R2は、説明音SEの発生位置を基準位置に定位する場合と、説明音SEの発生位置を操作部EPに定位する場合と、における右フロントスピーカ15Bの音量値の比を示す。第3音量値比R3は、説明音SEの発生位置を基準位置に定位する場合と、説明音SEの発生位置を操作部EPに定位する場合と、における左フロントスピーカ15Cの音量値の比を示す。
第4音量値比R4は、説明音SEの発生位置を基準位置に定位する場合と、説明音SEの発生位置を操作部EPに定位する場合と、における左リアスピーカ15Dの音量値の比を示す。第5音量値比R5は、説明音SEの発生位置を基準位置に定位する場合と、説明音SEの発生位置を操作部EPに定位する場合と、における右リアスピーカ15Eの音量値の比を示す。
第1音量値比R1~第5音量値比R5については、図4及び図5を参照して詳細に説明する。
映像DB143は、車両Mに搭載された複数の機能FNを処理部130が実行する際に、HUD111に表示する画像データを記憶する。
また、映像DB143は、車両Mに搭載された複数の機能FNの各々を説明するための説明音SEを処理部130が出力する場合に、HUD111に表示する画像データを記憶する。この画像データは、車両Mに搭載された各機能FNを処理部130が実行する際にHUD111に表示される画像を模した画像データである。
更に、映像DB143は、HUD111に表示する車両Mの前方の外景を模した画像データと、リアビューモニタ112に表示する車両Mの後方の外景を模した画像データとを記憶する。
認証部131は、運転者の個人認証を実行する。具体的には、認証部131は、カメラ16を介して、運転者の顔画像を取得し、取得した運転者の顔画像に基づいて、運転者の個人認証を実行する。
認証部131は、運転者の個人認証が失敗した場合に、車両Mの操作を禁止すること運転者に報知し、運転者からの車両Mの操作を受け付けない。
運転状況認識部132は、運転者の個人認証が成功した場合に、運転者の識別情報をサーバ装置200に送信し、サーバ装置200から履歴情報を取得する。履歴情報は、複数の機能FNの各々を説明するための説明音SEを出力した日時、及び回数を示す情報と、過去の運転状況を示す情報とを含む。
また、運転状況認識部132は、過去の運転状況を示す情報を取得することによって、車両Mの過去の運転状況を認識する。
機能説明部133は、複数のスピーカ15から、複数の機能FNの各々を説明するための説明音SEを出力する機能説明処理を実行する。機能説明は、機能FNの有用性や使い方を、音声或いは報知音の出力と画面表示により乗員に解説するチュートリアルである。
また、機能説明部133は、運転状況認識部132による運転者による車両Mの過去の運転状況の認識結果に基づいて、機能説明処理を実行するか否かを決定する。
例えば、運転者が直線的な道路を蛇行しながら車両Mを走行したと運転状況認識部132が認識した場合には、機能説明部133は、レーンキープ機能の説明に対応する説明音SEを出力する機能説明処理を実行する。直線的な道路を蛇行しながら車両Mを走行する場合としては、例えば車線L1の路面の凹凸が激しい場合や、運転者の操舵に対する注意が散漫になっている場合が想定される。
また、例えば、車両Mの前方に先行車両が走行しており、車両Mと先行車両との車間距離Dが閾値距離以上増減したと運転状況認識部132が認識した場合には、機能説明部133は、先行車両追従機能の説明に対応する説明音SEを出力する機能説明処理を実行する。閾値距離は、例えば10mである。車両Mと先行車両との車間距離Dが閾値距離以上増減する場合としては、例えば先行車両が加減速を繰り返す場合や、車線の勾配が頻繁に変化する場合が想定される。
運転者が先行車両追従実行ボタンB3を押下して先行車両追従機能が有効になると、車間距離Dが、目標車間距離DTになるように車両Mの加減速制御が実行される。したがって、先行車両追従機能を実行することによって、運転者の利便性を向上できる。
また、機能説明部133は、車両Mが走行を停止している場合に限定して、機能説明処理を実行する。本実施形態では、「車両Mが走行を停止している」とは、車両Mが閾値時間以上連続して停止していることを示す。閾値時間は、例えば3分である。
また、機能説明部133は、機能説明処理において、車両Mに備えられたHUD111に、機能実行時におけるHUD111の表示状態を模した疑似画面を表示する。疑似画面については、図7を参照して詳細に説明する。
例えば、レーンキープ機能が実行される場合には、HUD111に図示しない機能説明画面が表示される。機能説明画面は、レーンキープ機能を説明するための画像を含む。機能説明部133は、レーンキープ機能に係る機能説明処理において、車両Mに備えられたHUD111に、機能説明画面を模した疑似画面を表示する。
音出力制御部134は、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、複数のスピーカ15からの音出力を制御して、機能FNに対応して車両Mに装備された操作部EPの配置位置に定位する説明音定位処理を実行する。換言すれば、音出力制御部134は、複数の操作部EPの各々が配置された位置から説明音SEが出力されると運転者が認識するように、説明音SEを複数のスピーカ15に発生させる。
操作部EPは、「装備品」の一例に対応する。操作部EPは、各機能FNを有効にする場合に操作される。具体的には、操作部EPは、レーンキープ実行ボタンB1、及び先行車両追従実行ボタンB3を含む。
また、音出力制御部134は、機能説明処理により、機能説明部133が操作部EPに対応する説明音SEを出力するときに、説明音定位処理を実行する。すなわち、機能説明部133が複数のスピーカ15から、複数の機能FNの各々を説明するための説明音SEを出力するときに、音出力制御部134は、説明音SEの発生位置を、説明音SEに対応する操作部EPの配置位置に定位する。
例えば、機能説明部133がレーンキープ機能の説明音SEを出力するときに、音出力制御部134は、レーンキープ機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、説明音SEの発生位置を、説明音SEに対応するレーンキープ実行ボタンB1の配置位置に定位する。また、音出力制御部134は、レーンキープ機能作動中の疑似画面をHUD111に表示させて説明するタイミングで、説明音SEの発生位置を、HUD111の配置位置に定位する。このような説明音SEの発生位置の定位により、運転者はレーンキープ実行ボタンB1の配置位置、及びレーンキープ機能を有効にしたときのHUD111の表示状態を容易に確認できる。
また、例えば、機能説明部133が先行車両追従機能の説明音SEを出力するときに、音出力制御部134は、先行車追従機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、説明音SEの発生位置を、説明音SEに対応する先行車両追従実行ボタンB3の配置位置に定位する。また、音声出量制御部134は、先行車追従機能作動中の疑似画面をHUD111に表示させて説明するタイミングで、説明音SEの発生位置を、HUD111の配置位置に定位する。このような説明音SEの定位により、運転者は先行車両追従実行ボタンB3の配置位置、及び先行車追従機能を有効にしたときのHUD111の表示状態を容易に確認できる。
本実施形態では、複数のスピーカ15が5つのスピーカで構成されるが、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、機能FNに対応して車両Mに装備された操作部EPの配置位置に定位するように、複数のスピーカ15が構成されていればよい。スピーカ15の個数は、2個以上であればよい。
本実施形態では、音出力制御部134が、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、機能FNに対応する操作部EPが配置された位置、及びHUD111に定位するように、説明音SEを複数のスピーカ15に発生させる場合について説明するが、説明音SEの発生位置の定位対象はこれらに限定されない。
例えば、音出力制御部134が、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、機能FNに対応するスピーカ15及びHUD111以外の報知部AN(例えば、速度計171内に配置された警告ランプ等)の配置位置に定位させてもよい。
また、例えば、音出力制御部134が、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、機能FNに対応するセンシングデバイスSDが配置された位置に定位するように、説明音SEを複数のスピーカ15に発生させてもよい。センシングデバイスSDは、機能FNを実行するためのセンサ、撮像部、レーダを含む。
この場合には、機能説明部133がセンシングデバイスSDに関する説明を行うタイミングで、音出力制御部134は、説明声SEの発生位置をセンシングデバイスSDの配置位置に定位させる。これにより、運転者は、機能FNの説明に対応する説明音SEが、センシングデバイスSDが配置された位置から出力されると認識する。したがって、運転者は、センシングデバイスSDが配置された位置を容易に認識できる。
本実施形態では、音出力制御部134が、機能説明部133が操作部EPに対応する説明音SEを出力するときに、説明音定位処理を実行するが、本発明はこれに限定されない。例えば、音出力制御部134が、機能説明部133が操作部EPに対応する説明音SEに含まれる報知音を出力するときに、説明音定位処理を実行してもよい。報知音は、例えば、説明音SEを出力する際に、運転者に説明音SEの出力を開始することを報知する開始報知音である。すなわち、機能説明部133が操作部EPに対応する開始報知音を出力するときに、音出力制御部134が、説明音定位処理を実行する。この場合には、開始報知音の発生位置が、操作部EPが配置された位置に定位されるため、運転者は、操作部EPが配置された位置を容易に認識できる。
本実施形態では、機能説明部133は、車両Mが走行を停止している場合に限定して、機能説明処理を実行するが、本発明はこれに限定されない。車両Mが走行を停止している場合であっても、例えば、運転者が車両Mの運転に特に集中する必要がある場合には、機能説明部133は、機能説明処理を実行しない。
なお、運転者が車両Mの運転に特に集中する必要がある場合とは、例えば、車両Mが交差点に進入している場合や、車両Mが渋滞している道路を走行している場合である。
[1-5.第1音量値比~第5音量値比について]
図4及び図5の各々は、第1音量値比R1~第5音量値比R5の算出方法の一例を示す平面図である。
図4は、操作部EPがレーンキープ実行ボタンB1である場合における第1音量値比R1~第5音量値比R5の算出方法を示す平面図である。
図4には、運転席21の着座位置P1を基準とした基準距離L1A、基準距離L1B、基準距離L1C、基準距離L1D、及び基準距離L1Eを記載している。以下では、着座委位置P1を基準位置P1と記して説明する。
基準距離L1Aは、基準位置P1とセンタースピーカ15Aとの間の距離を示す。具体的には、基準位置P1の中心位置とセンタースピーカ15Aとの間の距離を示す。基準位置P1は、基準位置である運転者の着座位置を示す。以下の説明では、基準位置P1の中心位置を、単に基準位置P1と記載する場合がある。
基準距離L1Bは、基準位置P1と右フロントスピーカ15Bとの間の距離を示す。基準距離L1Cは、基準位置P1と左フロントスピーカ15Cとの間の距離を示す。基準距離L1Dは、基準位置P1と左リアスピーカ15Dとの間の距離を示す。基準距離L1Eは、基準位置P1と右リアスピーカ15Eとの間の距離を示す。
基準距離L1A~基準距離L1Eの各々は、破線で示している。
また、図4には、距離L2A、距離L2B、距離L2C、距離L2D、及び距離L2Eを記載している。
距離L2Aは、レーンキープ実行ボタンB1とセンタースピーカ15Aとの間の距離を示す。距離L2Bは、レーンキープ実行ボタンB1と右フロントスピーカ15Bとの間の距離を示す。距離L2Cは、レーンキープ実行ボタンB1と左フロントスピーカ15Cとの間の距離を示す。距離L2Dは、レーンキープ実行ボタンB1と左フロントスピーカ15Cとの間の距離を示す。距離L2Eは、レーンキープ実行ボタンB1と右リアスピーカ15Eとの間の距離を示す。
距離L2A~距離L2Eの各々は、実線で示している。
距離L2Aは、基準距離L1Aより短い。よって、第1音量値比R1は、1以上の値に設定される。第1音量値比R1は、例えば、次の式(1)によって算出される。
R1=L1A/L2A (1)
すなわち、説明音SEの発生位置を基準位置P1に定位する場合と比較して、説明音SEの発生位置をレーンキープ実行ボタンB1の配置される位置に定位する場合の方が、センタースピーカ15Aから出力される説明音SEの音量は大きい。
換言すれば、操作部EPとセンタースピーカ15Aとの距離が小さい程、第1音量値比R1は大きく設定され、操作部EPとセンタースピーカ15Aとの距離が大きい程、第1音量値比R1は小さく設定される。
同様に、第2音量値比R2、第3音量値比R3、第4音量値比R4及び第5音量値比R5の各々は、次の式(2)~式(5)によって算出される。
R2=L1B/L2B (2)
R3=L1C/L2C (3)
R4=L1D/L2D (4)
R5=L1E/L2E (5)
このようにして、基準距離L1A~基準距離L1Eと距離L2A~距離L2Eとに基づいて、式(1)~式(5)を用いて、操作部EPがレーンキープ実行ボタンB1である場合における第1音量値比R1~第5音量値比R5を算出できる。
図5は、操作部EPが先行車両追従実行ボタンB3である場合における第1音量値比R1~第5音量値比R5の算出方法を示す図である。
図5には、距離L3A、距離L3B、距離L3C、距離L3D、及び距離L3Eを記載している。
距離L3Aは、先行車両追従実行ボタンB3とセンタースピーカ15Aとの間の距離を示す。距離L3Bは、先行車両追従実行ボタンB3と右フロントスピーカ15Bとの間の距離を示す。距離L3Cは、先行車両追従実行ボタンB3と左フロントスピーカ15Cとの間の距離を示す。距離L3Dは、先行車両追従実行ボタンB3と左フロントスピーカ15Cとの間の距離を示す。距離L3Eは、先行車両追従実行ボタンB3と右リアスピーカ15Eとの間の距離を示す。
操作部EPが先行車両追従実行ボタンB3である場合における第1音量値比R1、第2音量値比R2、第3音量値比R3、第4音量値比R4及び第5音量値比R5の各々は、次の式(6)~式(10)によって算出される。
R1=L1A/L3A (6)
R2=L1B/L3B (7)
R3=L1C/L3C (8)
R4=L1D/L3D (9)
R5=L1E/L3E (10)
このようにして、基準距離L1A~基準距離L1Eと距離L3A~距離L3Eとに基づいて、式(6)~式(10)を用いて、操作部EPが先行車両追従実行ボタンB3である場合における第1音量値比R1~第5音量値比R5を算出できる。
なお、図4及び図5を参照して説明した第1音量値比R1~第5音量値比R5の算出方法は、第1音量値比R1~第5音量値比R5の算出方法の一例に過ぎない。すなわち、第1音量値比R1~第5音量値比R5の各々をその他の方法で算出してもよいし、実験等によって定めてもよい。
第1音量値比R1~第5音量値比R5は、操作部EPを示す識別情報と対応付けて、音量DB142に記憶される。
音出力制御部134は、操作部EPを示す識別情報に対応する第1音量値比R1~第5音量値比R5を音量DB142から読み出して、第1音量値比R1~第5音量値比R5に基づいて、複数のスピーカ15の音量を制御する。
[1-6.レーンキープ機能を対象とした機能説明の例]
図6は、レーンキープ機能の一例を示す図である。「レーンキープ機能」とは、車両Mが車線に沿って走行するようにECUの指示に従って操舵機構(図示しない)を動作させて車両Mを操舵する機能を示す。
具体的には、運転者がレーンキープ実行ボタンB1を押下することによってレーンキープ機能が有効となり、運転者がレーンキープ終了ボタンB2を押下することによってレーンキープ機能が無効となる。
図6には、片道1車線の道路を走行する車両M1を示している。道路には、車道の端を示す白線WL1、WL2と、センターラインCLと、が形成されている。白線WL1とセンターラインCLとの間に、車両M1が走行する車線L1が配置され、白線WL2とセンターラインCLとの間に、対向車線L2が配置されている。
図6の破線DL1は、レーンキープ機能が無効である場合の車両M1の走行軌跡の例を示す。この例では、車線L1が直線であるにもかかわらず、破線DL1に示すように車両Mは蛇行している。
レーンキープ機能を有効にすることにより、このような車両Mの蛇行を抑制することができる。図6の実線DL2は、レーンキープ機能を有効にした場合の車両M1の走行軌跡を示す。すなわち、実線DL2に示すように、車両Mは車線L1に沿って直線状に走行している。このように、レーンキープ機能を利用することによって、運転者による車両Mの運転操作を支援して、車両Mの走行を安定させることができる。
そこで、機能説明部133は、運転者に対するレーンキープ機能訴求効果を高めるために、以下に示す態様でレーンキープ機能についての機能説明処理を実行する。図7は、HUD111に表示される疑似画面SCの一例を示す画面図である。疑似画面SCは、機能説明画面を模した画面である。機能説明画面は、機能FNが実行される場合に、機能説明部133によってHUD111に表示される画面を示す。
疑似画面SCは、機能説明部133によって、機能説明処理において、車両Mに備えられたHUD111に表示される。
図7に示す疑似画面SCは、レーンキープ機能を説明する説明音SEを機能説明部133が出力する場合に、HUD111に表示される。
疑似画面SCは、車両Mの運転者が前方に視認する外景を模した画像を示す。疑似画面SCは、車道の端に敷設された白線を示す白線画像PWL1、PWL2と、車道の中央に敷設されたセンターラインを示すセンターライン画像PCLと、車線を示す車線画像PL1、PL2と、先行車両を示す先行車両画像PMFと、を含む。車線画像PL1は、白線画像PWL1とセンターライン画像PCLとの間に配置される。車線画像PL2は、白線画像PWL2とセンターライン画像PCLとの間に配置される。
疑似画面SCは、破線画像PDLと、説明文画像PGDと、を含む。破線画像PDLは、レーンキープ実行ボタンB1を押下した後の車両M1の走行軌跡を示す。
説明文画像PGDには、レーンキープ機能を説明する説明文画像が表示される。具体的には、説明文画像PGDには、「レーンキープ機能を実行中は、車が破線で示した車線の中央付近を走行するようにアシストします。」という説明文画像が表示されている。すなわち、説明文画像PGDは、レーンキープ機能を有効にした場合に、車両Mが車線に沿って走行するように運転操作がアシストされることを表示している。
運転者は、上述したように発生位置を適宜定位させて出力されるレーンキープ機能の説明に対応する説明音SEを聞きながら、疑似画面SCを視認することによって、レーンキープ機能の有用性と使用方法とを容易に理解でき、これにより、レーンキープ機能の利用に対する訴求効果を高めることができる。車両Mに備えられた他の機能についても、同様にして、発生位置を適宜定位させて出力される説明音SEと、説明画面の表示とによる機能説明処理を行うことにより、機能の利用に対する訴求効果を高めることができる。
[1-7.サーバ装置の構成]
図8は、サーバ装置200の構成の一例を示す図である。
サーバ装置200は、処理部230と記憶部240と通信部250とを備える。
処理部230は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるコンピュータである。処理部230には、記憶部240が接続される。記憶部240は、処理部230が実行するコンピュータプログラムである制御プログラム、及び処理部230によって処理される各種データを、処理部230によって読み取り可能に記憶する。
処理部230及び記憶部240を構成するハードウェアは特定の態様に限定されない。例えば、処理部230は、単一のプロセッサで構成されてもよい。また、処理部230は、プロセッサと、ROM、RAM等を統合したデバイスであってもよい。記憶部240は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶装置で構成されてもよく、具体的には、ハードディスク等の磁気的記憶装置や、フラッシュROM等の半導体記憶デバイスを備えてもよい。また、記憶部240は、処理部230が実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶する揮発性記憶装置を備えてもよい。また、処理部230と記憶部240とは統合された1つのデバイスであってもよい。
処理部230は、機能要素又は機能ユニットとして、取得部231と応答部232とを備える。処理部230が備えるこれらの機能要素は、コンピュータである処理部230が、記憶部240に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、処理部230が実行する制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。これに代えて、処理部230が備える上記機能要素の全部又は一部を、それぞれ一つ以上の電子回路部品を含むハードウェアにより構成することもできる。
処理部230は、記憶部240が記憶するプログラムを実行することにより、記憶部240が記憶するデータに基づいて、サーバ装置200の各部を制御する。処理部230は、通信部250を制御する。
通信部250は、携帯電話回線網、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格に準拠した無線通信を実行し、車両Mの音声画像制御装置100との間で各種データを送受信する。
記憶部240は、記憶部240の記憶領域を利用するデータベースとして、履歴DB241を格納する。
履歴DB241は、運転者の識別情報と対応付けて、複数の機能FNの説明に対応する説明音SEを複数のスピーカ15に出力させた履歴情報を記憶する。
具体的には、履歴DB241は、運転者の識別情報と、複数の機能FNの各々を示す機能識別情報と、機能識別情報が示す機能FNの説明に対応する説明音SEを複数のスピーカ15に出力させた日時情報、及び回数情報とを対応付けて記憶する。
また、履歴DB241は、運転者の識別情報と対応付けて、過去の運転状況を示す情報を記憶する。
具体的には、履歴DB241は、運転者の識別情報と、過去の運転状況を示す動画像情報とを対応付けて記憶する。過去の運転状況を示す動画像情報は、例えば車両Mに搭載されたドライブレコーダーによって取得される。
履歴DB241は、「運転状況記録部」の一例に対応する。
取得部231は、運転者の識別情報を音声画像制御装置100の認証部131から取得する。
応答部232は、運転者の識別情報に対応する履歴情報、すなわち、複数の機能FNの各々の説明に対応する説明音SEを複数のスピーカ15に出力させた日時情報、及び回数情報と、過去の運転状況を示す動画像情報とを音声画像制御装置100に送信する。
音声画像制御装置100の運転状況認識部132は、過去の運転状況を示す情報を応答部232から受信して、この情報に基づいて、車両Mの過去の運転状況を認識する。機能説明部133は、運転状況認識部132による運転者による車両Mの過去の運転状況の認識結果に基づいて、機能説明処理を実行するか否かを決定する。
また、機能説明部133は、複数の機能FNの各々の説明に対応する説明音SEを複数のスピーカ15に出力させた日時情報、及び回数情報を応答部232から受信して、これらの情報に基づいて、機能説明処理を実行するか否かを決定する。
[1-8.機能説明処理の実行手順]
図9は、音声画像制御装置100による機能説明処理の動作を示すフローチャートである。
図9に示す動作は、音声画像制御装置100の処理部130により実行される。詳細には、ステップS101-S102の処理は、認証部131が実行し、ステップS106-S107の処理は、運転状況認識部132が実行する。ステップS108-S111、及びステップS113の処理は、機能説明部133が実行し、ステップS112の処理は機能説明部133及び音出力制御部134が実行する。
処理部130は、運転者の顔画像を取得し(S101)、顔画像に基づいて個人認証を実行する(S102)。処理部130は、個人認証が成功したか否かを判定する(S103)。個人認証が失敗した場合(S103;NO)には、処理部130は、操作不可を運転者に通知し(S104)、本処理を終了する。
個人認証が成功した場合(S103;YES)には、処理部130は、運転者の識別情報を取得する(ステップS105)。処理部130は、サーバ装置200から識別情報に対応する履歴情報を取得する(ステップS106)。処理部130は、履歴情報に基づいて、運転者による車両Mの過去の運転状況を認識する(ステップS107)。処理部130は、運転状況の認識結果に基づいて、複数の機能FNの中から運転者による利用が推奨される機能FNを選択し(ステップS108)、機能説明処理を実行するか否かを決定する(ステップS109)。
機能説明処理を実行しないと判定した場合(S109;NO)には、処理部130は後述するステップS114に移行する。機能説明処理を実行すると判定した場合(S109;YES)には、処理部130は、車両Mが走行を停止しているか否かを判定する(ステップS110)。車両Mが走行を停止していないと判定した場合(ステップS110;NO)には、処理部130は、機能説明処理を実行することができないことを運転者に通知し(ステップS111)、処理部130は後述するステップS114に移行する。
車両Mが走行を停止していると判定した場合(ステップS110;YES)には、処理部130の機能説明部133は、ステップS112及びS113により、ステップS108で選択された機能FNについての機能説明処理を実行する。ステップS112で、音出力制御部134は、図4、図5を参照して上述したように、説明音SEの発生位置の定位を行って、機能FNの説明に対応する説明音SEを複数のスピーカ15から出力する。ステップS113で、表示制御部135は、HUD111に、図7を参照して上述したように、機能FNを有効にした場合の疑似画面を表示する(ステップS113)。
機能説明部133は、複数の機能FNの説明に対応する説明音SEの出力を終了するか否かを判定する(S114)。例えば、処理部130は、運転者による操作に基づいて、説明音SEの出力を終了するか否かを判定する。説明音SEの出力を終了しないと判定した場合(S114;NO)には、処理部130はステップS110に移行する。説明音SEの出力を終了すると判定した場合(S114;YES)には、本処理を終了する。
ステップS112、S113は、「機能説明ステップ」の一例に対応する。また、ステップS112は、「音声出力制御ステップ」の一例に対応する。
[2.他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、上記実施形態では、5つのスピーカ15の出力を制御して説明音SEの発生位置を定位させたが、少なくとも2つのスピーカからの出力を制御することにより、説明音SEの発生位置を定位させればよい。
また、上記実施形態では、機能FNが、運転支援機能である場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。機能FNが、運転者が使用可能に車両Mに搭載された機能であればよい。例えば、機能FNは、操舵機能、加減速機能、運転モード選択機能を含む。操舵機能は、運転者が車両Mの進行方向DRを調整する機能を示す。加減速機能は、運転者が車両Mの走行速度を調整する機能を示す。運転モード選択機能は、セレクタ18によって選択可能な4つのポジションの各々に対応する4つのモードを選択する機能を示す。
また、上記実施形態では、機能説明部133が、運転状況認識部132による運転者による車両Mの過去の運転状況の認識結果に基づいて、複数の機能FNから運転者に適した機能FNを選択するが、本発明はこれに限定されない。機能説明部133が、運転者の選択操作或いは動作に基づいて、複数の機能FNから運転者に適した機能FNを選択してもよい。例えば、運転者が、レーンキープ実行ボタンB1を押下するか否か迷っている動作がカメラ16の撮影画像から認識された場合には、機能説明部133が、複数の機能FNからレーンキープ機能を選択する。
また、上記実施形態では、車両Mが表示装置としてHUD111、フロントディスプレイ113及びリアビューモニタ112を備えるが、本発明はこれに限定されない。車両Mが表示装置として少なくとも1つのディスプレイを備えればよい。例えば、車両Mが表示装置としてHUD111のみを備えてもよい。また、車両Mが表示装置として、車両Mの右側後方及び左側後方の外景を表示するサイドビューモニタを備えてもよい。
また、上記実施形態では、フロントディスプレイ113及びリアビューモニタ112の具体的な構成は限定されない。例えば、フロントディスプレイ113及びリアビューモニタ112は、バックライトを備える透過型の液晶表示パネルにより構成してもよい。また、有機ELディスプレイパネル等の自発光型の表示パネルにより構成してもよい。また、フロントディスプレイ113及びリアビューモニタ112は発光型のディスプレイに限定されず、例えば反射型液晶表示パネルにより構成してもよい。
また、上記実施形態では、認証部131が顔画像に基づいて、運転者の個人認証を実行するが、これに限定されない。認証部131が指紋、網膜等に基づいて、運転者の個人認証を実行してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の機能説明装置を、車両Mに備えられた音声画像制御装置100の機能の一部として構成したが、車両Mの乗員に使用される携帯端末の機能の一部として構成してもよい。この場合は、携帯端末と車両MのECU間の通信により、複数のスピーカ15からの出力音を制御して、上述した音の定位を行う態様による機能説明処理を実行する構成となる。また、本発明の機能説明装置を、サーバ装置200の機能の一部として構成してもよい。この場合は、サーバ装置200と車両MのECU間の通信により、複数のスピーカ15からの出力音を制御して、上述した音の定位を行う態様による機能説明処理を実行する構成となる。
[3.まとめ]
以上説明したように、本実施形態の機能説明装置としての音声画像制御装置100は、複数のスピーカ15を有する車両Mに備えられた機能FNを説明する音声画像制御装置100であって、複数のスピーカ15から、機能FNを説明するための説明音SEを出力する機能説明処理を実行する機能説明部133と、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、複数のスピーカ15からの音出力を制御して、機能FNに対応して車両Mに装備された操作部EPの配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御部134と、を備える。
また、車両Mは、音声画像制御装置100を備える。
また、音声画像制御装置100が実行する音声制御方法は、複数のスピーカ15を有する車両Mに備えられた機能FNを説明するために、処理部130により実行される機能説明方法であって、処理部130が、複数のスピーカ15から、機能FNを説明するための説明音SEを出力する機能説明処理を実行する機能説明ステップと、車両Mの運転者に対する説明音SEの発生位置を、複数のスピーカ15からの音出力を制御して、機能FNに対応して車両Mに装備された操作部EPの配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御ステップと、を含む。
これらの各ステップは、図9のステップS112に対応する。操作部EPは、装備品の一例に対応する。
よって、音声画像制御装置100、車両M、及び音声画像制御装置100が実行する音声制御方法の各々によれば、運転者は、説明音SEが機能FNに対応する操作部EPが配置された位置から出力されると認識する。したがって、運転者は、機能FNに対応する操作部EPの位置を容易に認識できる。その結果、車両Mに備えられた機能FNの利用に対する訴求効果を高めることができる。
また、音出力制御部134は、機能説明処理により、操作部EPに対応する説明音SEが出力されるときに、説明音定位処理を実行する構成としてもよい。
この構成によれば、操作部EPに対応する説明音SEが出力されるときに説明音定位処理を実行するため、運転者は、機能FNに対応する操作部EPの配置位置を容易に認識できる。したがって、車両Mに備えられた機能FNの利用に対する訴求効果を高めることができる。
また、装備品は、機能FNを有効にするための操作部EP、機能FNの実行状況を示す報知部AN、及び機能FNを実行するためのセンシングデバイスSDのうちのいずれかである構成としてもよい。
この構成によれば、運転者は、機能FNに対応する操作部EP、報知部AN、及びセンシングデバイスSDのうちのいずれかの配置位置を容易に認識できる。したがって、車両Mに備えられた機能FNの利用に対する訴求効果を高めることができる。
また、機能FNは車両Mの運転支援機能であって、運転者による車両Mの過去の運転状況を記録した履歴DB241にアクセスして、運転者による車両Mの過去の運転状況を認識する運転状況認識部132を備え、機能説明部133は、運転状況認識部132による運転者による車両Mの過去の運転状況の認識結果に基づいて、機能説明処理を実行するか否かを決定する構成としてもよい。
この構成によれば、過去の運転状況の認識結果に基づいて機能説明処理を実行するか否かを決定するため、機能説明処理を実行するか否かを適正に決定できる。
また、車両Mは、複数の運転支援機能を備え、機能説明部133は、運転者による車両Mの過去の運転状況に基づいて、運転者に適した運転支援機能を選択し、該選択した運転支援機能についての機能説明処理を実行する構成としてもよい。
この構成によれば、運転者による車両Mの過去の運転状況に基づいて、運転者に適した運転支援機能を選択するため、運転者に適した運転支援機能を選択できる。
また、機能説明部133は、車両Mが走行を停止している場合に限定して、機能説明処理を実行する構成としてもよい。
この構成によれば、機能説明処理を実行する際に、運転者は、機能FNを説明するための説明音SEを聞くことに集中できる。したがって、運転者は機能FNを効率的に習得できる。
また、機能説明部133は、機能説明処理において、車両Mに備えられたHUD111に、機能実行時におけるHUD111の表示状態を模した疑似画面SCを表示する構成としてもよい。
この構成によれば、運転者は説明音SEを聞きながら疑似画面SCを視認できる。したがって、運転者は機能FNを効率的に習得できる。
1…音声画像制御システム、10…車室、14…ステアリングホイール、15…スピーカ、15A…センタースピーカ、15B…右フロントスピーカ、15C…左フロントスピーカ、15D…左リアスピーカ、15E…右リアスピーカ、16…カメラ、17…表示部材(報知部)、171…速度計、172…回転速度計、18…セレクタ、100…音声画像制御装置(機能説明装置)、110…ナビゲーション装置、111…HUD(表示装置)、112…リアビューモニタ、113…フロントディスプレイ、114…タッチセンサ、130…処理部(コンピュータ)、131…認証部、132…運転状況認識部、133…機能説明部、134…音出力制御部、135…表示制御部、140…記憶部、141…説明音声DB、142…音量DB、143…映像DB、151…音声処理回路、153…車速センサ、155…GPS、157…通信部、200…サーバ装置、230…処理部、231…取得部、232…応答部、240…記憶部、241…履歴DB(運転状況記録部)、250…通信部、AN…報知部(装備品)、B1…レーンキープ実行ボタン、B2…レーンキープ終了ボタン、B3…先行車両追従実行ボタン、B4…先行車両追従終了ボタン、D…車間距離、DR…進行方向、DT…目標車間距離、EP…操作部(装備品)、EX…表示部(装備品)、FN…機能、L1A~L1E…基準距離、L2A~L2E、L3A~L3E…距離、M…車両(移動体)、P1…基準位置、P1~P5…着座位置、R1…第1音量値比、R2…第2音量値比、R3…第3音量値比、R4…第4音量値比、R5…第5音量値比、SC…疑似画面、SD…センシングデバイス、SE…説明音。

Claims (9)

  1. 複数のスピーカを有する車両に備えられた複数の運転支援機能の各々を説明する機能説明装置であって、
    前記複数のスピーカから、前記複数の運転支援機能の各々を説明するための説明音を出力する機能説明処理を実行する機能説明部と、
    前記車両運転者に対する前記説明音の発生位置を、前記複数のスピーカからの音出力を制御して、前記複数の運転支援機能の各々に対応して前記車両に装備された装備品の配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御部と、
    前記運転者による前記車両の過去の運転状況を記録した運転状況記録部にアクセスして、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を認識する運転状況認識部と、
    を備え
    前記機能説明部は、前記運転状況認識部による前記運転者による前記車両の過去の運転状況の認識結果に基づいて、前記複数の運転支援機能の各々について前記機能説明処理を実行するか否かを決定する、
    機能説明装置。
  2. 前記装備品は、前記複数の運転支援機能の各々を有効にするための操作部、及び、前記車両に備えられた表示装置を含む、
    請求項1に記載の機能説明装置。
  3. 前記機能説明部は、前記機能説明処理において、前記示装置に、前記複数の運転支援機能の各々の実行時における前記表示装置の表示状態を模した疑似画面を表示する、
    請求項2に記載の機能説明装置。
  4. 前記複数の運転支援機能は、レーンキープ機能を含み、
    前記運転状況認識部が、前記運転者が直線的な道路を蛇行しながら前記車両を走行したと認識した場合には、前記機能説明部は、前記レーンキープ機能について前記機能説明処理を実行する、
    請求項3に記載の機能説明装置。
  5. 前記機能説明部が前記レーンキープ機能の説明音を出力するときに、
    前記音出力制御部は、
    前記レーンキープ機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、前記レーンキープ機能の説明音の発生位置を、前記レーンキープ機能を有効にするための操作部の配置位置に定位し、
    前記レーンキープ機能が作動中の疑似画面を表示させて説明するタイミングで、前記レーンキープ機能の説明音の発生位置を、前記表示装置の配置位置に定位する、
    請求項4に記載の機能説明装置。
  6. 前記複数の運転支援機能は、先行車両追従機能を含み、
    前記運転状況認識部が、前記車両の前方に先行車両が走行しており、前記車両と前記先行車両との車間距離が閾値距離以上増減したと前記運転状況認識部が認識した場合には、前記機能説明部は、前記先行車両追従機能について前記機能説明処理を実行する、
    請求項3に記載の機能説明装置。
  7. 前記機能説明部が前記先行車両追従機能の説明音を出力するときに、
    前記音出力制御部は、
    前記先行車両追従機能を有効にするための操作を説明するタイミングで、前記先行車両追従機能の説明音の発生位置を、前記先行車両追従機能を有効にするための操作部の配置位置に定位し、
    前記先行車両追従機能が作動中の疑似画面を表示させて説明するタイミングで、前記先行車両追従機能の説明音の発生位置を、前記表示装置の配置位置に定位する、
    請求項6に記載の機能説明装置。
  8. 請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の機能説明装置を備えた車両
  9. 複数のスピーカを有する車両に備えられた複数の運転支援機能の各々を説明するために、コンピュータにより実行される機能説明方法であって、
    前記コンピュータが、前記複数のスピーカから、前記複数の運転支援機能の各々を説明するための説明音を出力する機能説明処理を実行する機能説明ステップと、
    前記車両の運転者に対する前記説明音の発生位置を、前記複数のスピーカからの音出力を制御して、前記複数の運転支援機能の各々に対応して前記車両に装備された装備品の配置位置に定位する説明音定位処理を実行する音出力制御ステップと、
    前記運転者による前記車両の過去の運転状況を記録した運転状況記録部にアクセスして、前記運転者による前記車両の過去の運転状況を認識する運転状況認識ステップと、
    を含み、
    前記機能説明ステップにおいて、前記運転状況認識ステップにおける前記運転者による前記車両の過去の運転状況の認識結果に基づいて、前記複数の運転支援機能の各々について前記機能説明処理を実行するか否かを決定する、
    機能説明方法。
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