JP7268993B2 - 拡大観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は拡大観察装置に関する。
一般に顕微鏡は観察対象物を精度よく観察するために高い光学性能を有する光学系が求められてきた。また、観察画像をリアルタイムで表示器に表示する顕微鏡が登場し、観察対象物のありのままの姿をいかにして正確かつ詳細に表示できるかについて、顕微鏡メーカーの間で競争されてきた。
一方で、画像処理チップの性能が向上し、顕微鏡にも採用可能となってきた。また、顕微鏡のユーザも生物等の研究者だけでなく、工場で生産された製品の検査(拡大観察)をする検査者に広がってきた。そのため、従来の光学性能追求志向とは異なる志向の顕微鏡の市場ニーズが生まれた。これは従来の顕微鏡と区別して、拡大観察装置と呼ばれることもある(特許文献1)。
特許文献1の拡大観察装置では測定ヘッドがスタンド部に保持されており、ユーザはステージ装置に載置された観察対象物を観察する。測定ヘッドの外部に固定された投光部(リング照明)から照明光が観察対象物に照射される。測定ヘッドの外部に設けられた処理装置には光生成部(光源ボックス)が設けられており、光生成部で生成された光はファイバケーブルを介して投光部に供給されている。
特開2018-013734号公報
ところで、近年になり測定ヘッドを手持ちして観察対象物を観察したいと希望するユーザが増えている。この場合、測定ヘッドには、制御信号を伝搬する信号ケーブルと照明光を伝搬するファイバケーブルとを接続する必要がある。この二本のケーブルは測定ヘッドの取り回しを困難とするため、ユーザにとっては拡大観察装置の使い勝手に難があった。そこで、本発明は、手持ち可能なカメラヘッドを有する拡大観察装置のユーザビリティを改善することを目的とする。
本発明は、たとえば、
コントローラと、前記コントローラに接続されるカメラヘッドと、前記カメラヘッドに対して着脱可能な交換式の光学系と、前記光学系を介して前記カメラヘッドにより取得された観察対象物の画像を表示する表示部と、を有する拡大観察装置であって、
前記カメラヘッドは、
前記光学系と接続するための第一マウントと、
前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光し、前記観察対象物の画像を生成する撮像素子と、
前記観察対象物を照明するための照明光を出力する光源と、
第一入射端から入射した前記光源からの光を導光し、前記第一マウントに設けられた第一出射端から当該光を出射する第一導光部材と、
を有し、
前記光学系は、
対物レンズと、
前記対物レンズを介した前記観察対象物からの光を前記撮像素子に結像する結像レンズと、
前記第一マウントと接続する第二マウントと、
前記第二マウントに設けられた第二入射端に対して前記第一導光部材から入射した光を、前記対物レンズの周囲に配置された第二出射端へ導く第二導光部材と、
を有し、
前記光源は、前記第一マウントに対して前記撮像素子よりも遠くに環状に配置された複数の発光素子を有し、
前記第一導光部材は、前記撮像素子を囲む筒状の導光部材であることを特徴とする拡大観察装置を提供する。
本発明によれば、光源がカメラヘッドに内蔵されるため、手持ち可能なカメラヘッドを有する拡大観察装置のユーザビリティが改善される。
拡大観察装置の概要を説明する図 カメラヘッドおよび光学系を説明する概略断面図 光源の保持構造を説明する図 カメラヘッドの外観を説明する斜視図 カメラヘッドの放熱構造を説明する図 撮像素子付近の放熱構造を説明する図 光源付近の放熱構造を説明する図 保持部材における空気の流れを説明する図 スタンド部に固定されたカメラヘッドおよび光学系を説明する図 カメラヘッドおよび光学系の支持構造を説明する図 カメラヘッドおよび光学系の接続を説明する図 光源ボックスから光学系に照明光を供給することを説明する図
<拡大観察装置>
図1は、拡大観察装置100を示している。拡大観察装置100は、例えば微小物体等の試料や電子部品、被加工物等のワーク(以下、これらを観察対象物という。)を拡大して表示する装置である。使用者は拡大観察装置100を使用して観察対象物の外観を検査したり、寸法計測等を行ったりすることができる。拡大観察装置100は、顕微鏡やデジタルマイクロスコープと呼ばれてもよい。観察対象物Wは、上述した例に限定されるものではなく、各種物体が観察対象物となりうる。
制御部60は、拡大観察装置100を制御するコントローラである。カメラヘッド1はケーブル5を介して制御部60に接続されている。光学系6はカメラヘッド1に対して着脱可能な交換式の光学系である。表示部2は、光学系6を介してカメラヘッド1により取得された観察対象物Wの画像を表示する表示装置である。表示部2は、例えば、液晶表示パネルや有機ELパネル等のようなカラー表示可能な表示画面を有しており、外部から電力が供給されるようになっている。
図1では、制御部60は表示部2に組み込まれているが、コンソール部3に組み込まれてもよい。制御部60は表示部2から独立した外部ユニットに組み込まれてもよい。ケーブル5は、制御部60からカメラヘッド1への制御信号と、カメラヘッド1から制御部60への画像信号と、制御部60からカメラヘッド1への電力などを運ぶ。
コンソール部3は制御部60に接続されており、一般的なキーボードやマウスとは異なっており、カメラヘッド1を操作したり、各種情報の入力や選択操作、画像の選択操作、領域指定、位置指定等を行ったりすることが可能な操作デバイスである。制御部60にはポインティングデバイスとしてマウス4が接続されている。コンソール部3およびマウス4は、拡大観察装置100を操作することができればよいので、例えばタッチパネル式の入力装置または音声入力装置等であってもよい。タッチパネル式の入力装置の場合、表示部2と一体化することができ、表示部2に表示されている表示画面上の任意の位置の検出を可能に構成することができる。コンソール部3およびマウス4は、表示部2に表示された画像上で使用者によって指定された任意の位置の入力を受け付ける受付部である。
<カメラヘッドと光学系>
図2はカメラヘッド1と光学系6の概略断面図である。カメラヘッド1は、光学系6と接続するための第一マウント13と、光学系6を介して観察対象物Wからの光を受光し、観察対象物Wの画像を生成する撮像素子10と、観察対象物Wを照明するための照明光を出力する光源11とを有している。第一導光部材12は、第一入射端14から入射した光源11からの光を導光し、第一マウント13に設けられた第一出射端15aから当該光を出射する導光部材である。
光源11は、第一マウント13に対して撮像素子10よりも遠くに配置された複数の発光素子を有している。これにより、熱源である光源11を撮像素子10から離間させることが可能となる。一般に撮像素子10は暗電流ノイズの影響を受ける。したがって、撮像素子10を熱源から遠ざけることで、相対的に暗電流ノイズが減少する。
図3が示すように、複数の発光素子は、たとえば、ある半径の円周上に配置された複数のLEDなどである。つまり、複数の発光素子は、環状に配置されていてもよい。このような環状配置はカメラヘッド1のコンパクト化に有利である。たとえば、複数の発光素子を撮像素子10の片側に寄せて配置したとすると(片寄配置)、カメラヘッド1の筐体が大きくなってしまう。大光量の照明光が必要な場合には発光素子の数も増加するため、片寄配置は不利であろう。したがって、複数の発光素子の環状配置は筐体のコンパクト化をもたらす。また、複数の発光素子を環状に配置することで、照明光の偏射を実現しやすくなる。偏射とは、たとえば、第一方向から照明光を照射したり、第一方向とは180度異なる第二方向から照明光を照射したりすることをいう。図12では16個の光源11が示されているが、4個の光源11を一つの照明方向を担当する光源グループとすることで、四つの照明方向が実現されてもよい。
図4はカメラヘッド1の斜視図である。第一マウント13の中央には第二マウント16と嵌合するバヨネット式の嵌合部30が設けられている。嵌合部30の中央には円形の開口が設けられている。この開口を通じて結像レンズ22を介した光が撮像素子10に結像する。また、嵌合部30には、環状の第一出射端15aが配置されている。なお、カメラヘッド1の筐体50の断面形状は略円形であるため、ユーザはカメラヘッド1を持ちやすいであろう。図3が示すように、複数の光源11が円周上に配置されているため、筐体50の断面形状を略円形にすることが可能となっている。
図2が示すように、光学系6は、対物レンズ21と、対物レンズ21を介した観察対象物Wからの光を撮像素子10に結像する結像レンズ22と、第一マウント13と接続する第二マウント16と、を有している。第二導光部材17は、第二マウント16に設けられた第二入射端14bに対して第一導光部材12から入射した光を、対物レンズ21の周囲に配置された第二出射端15bへ導く導光部材である。第一マウント13と第二マウント16とはバヨネット式やねじ込み式により連結される。第二入射端14bは、第一出射端15aと対向するように配置されており、かつ、環状に配置されている。第二導光部材17は、筒状に配置された複数の光ファイバであってもよい。
<放熱構造>
カメラヘッド1は、撮像素子10に加え、光源11や画像処理回路などの熱源を有している。上述したように撮像素子10に熱が伝搬すると暗電流ノイズが増加する。よって、適切な放熱構造が必要となる。
図5はカメラヘッド1の放熱構造を説明する概略断面図である。図6は撮像素子10の周囲における放熱構造を説明する図である。図7は光源11の周囲における放熱構造を説明する図である。図8は画像処理回路の放熱構造を説明する図である。
図4が示すように、カメラヘッド1は、樹脂製の筐体50を有している。筐体50を樹脂製とすることで、ユーザが発熱したカメラヘッド1を手持ちしてもカメラヘッド1からの熱がユーザの手には伝搬しにくくなる。
筐体50の内側には金属筐体として機能する第四金属部材38が設けられている。第四金属部材38は、撮像素子10が実装された第一基板41と、撮像素子10から出力される画像信号を制御部60へ出力する集積回路(画像処理回路)を実装された第二基板36とを保持する保持部材の一部として機能する。筐体50と保持部材との間には相互に分離された第一導風空間52aと第二導風空間52bとが設けられている。第一導風空間52aは、筐体50に設けられた第一開口部51aを通じて筐体50の外部と連通し、かつ、保持部材に設けられた第二開口部51bを通じて保持部材の内側空間52cと連通している。内側空間52cは第三導風空間と呼ばれてもよい。第二基板36は内側空間52cに配置されている。保持部材は内側空間52cと連通した第三開口部51cを有している。矢印F1が示すように、第二基板36は、第一導風空間52aおよび内側空間52cを流れる空気によって冷却される。
第三開口部51cにはファン39が設けられていてもよい。これにより、矢印F1が示す空気の流れが促進され、第二基板36に実装された画像処理回路が効率よく冷却される。つまり、ファン39が稼働することによって強制空冷が実現される。ファン39が停止すると、自然空冷が実現される。なお、光源11が撮像素子10よりも後方(ファン39側)に配置されている。また、空気の流れが、撮像素子10の近くに設けられた第二開口部51bからファン39に向かって流れる。つまり、光源11で発生した熱は撮像素子10側に向かいにくいであろう。
第一開口部51aと第三開口部51cは撮像素子10に対して第二開口部51bよりも遠くに配置されていてもよい。これにより、矢印F1が示す空気の対流路を長くすることが可能となり、カメラヘッド1の内部の全体を効率よく冷却することが可能となる。
図6が詳細に示すように、保持部材は、第一基板41を挟持するように配置された第一金属部材40と第二金属部材43とを有していてもよい。第一基板41の一部と第二金属部材43の一部との間には絶縁性の第一放熱ゴム42aが設けられていてもよい。これにより、撮像素子10で発生した熱が第一放熱ゴム42aを介して第二金属部材43に伝搬し、内側空間52cに伝搬し、矢印F1が示す空気の流れによってカメラヘッド1の外部へ放熱される。つまり、筐体50自体の温度と、筐体50によって囲まれた内部空間の温度(内部温度)とが低下する。
図7や図8、図3が示すように、保持部材は、光源11が実装された第三基板32を保持する第三金属部材33をさらに有してもよい。第三基板32は、銅ベースのプリント基板であってもよい。この場合、第三基板32が光源11の熱を第三金属部材33へ伝搬させやすくなる。図5が示すように、第三金属部材33は第一導風空間52a、内側空間52cおよび第二導風空間52bに面している。そのため、矢印F1、F2が示す空気の対流により、光源11の熱を効率よく放熱できる。
図5や図8が示すように保持部材は、第二基板36を保持する第四金属部材38をさらに有してもよい。第二基板36と第四金属部材38との間には第二放熱ゴム42bが設けられてもよい。第二基板36の画像処理回路で発生した熱は、第二放熱ゴム42bを介して第四金属部材38に伝搬する。第四金属部材38は、第一導風空間52a、内側空間52c、および第二導風空間52bに面している。したがって、画像処理回路で発生した熱は、内側空間52cに放熱されたり、第四金属部材38を介して第一導風空間52aおよび第二導風空間52bへ放熱されたりする。矢印F3が示すように、第四金属部材38から第二導風空間52bに放出された熱は、矢印F2が示す空気の自然な対流によって外部に放出される(自然空冷)。
第二基板36には第三放熱ゴム42cを介してヒートシンクとして機能する金属部品37が設けられていてもよい。つまり、第三放熱ゴム42cは第二基板36と金属部品37と間に設けられている。これにより、第二基板36の画像処理回路で発生した熱が第三放熱ゴム42cおよび金属部品37を介して内側空間52cに放熱しやすくなる。
第三金属部材33と第四金属部材38との間には樹脂部材34が設けられていてもよい。樹脂部材34の熱伝導率は、第三金属部材33(例:アルミ)の熱伝導率や第四金属部材38(例:アルミ)の熱伝導率と比較して低い。したがって、樹脂部材34は、撮像素子10や光源11側の熱と、画像処理回路側の熱とが相互に伝搬することを阻害する熱伝搬阻害部材として機能する。
図4や図5が示すように、筐体50は、第二導風空間52bと連通する複数のスリット31を有していてもよい。矢印F2が示すように、複数のスリット31を介してカメラヘッド1の外部の空気と、第二導風空間52bの内部にある空気とが対流するため、カメラヘッド1の内部の熱が外部へと放熱される。なお、第二導風空間52bにはファンがない。そこで、外部と連通した開口部の面積を十分に確保するために、複数のスリット31が採用されている。なお、第二導風空間52bは空気層として機能するため、ユーザは発熱した光源11、第三金属部材33および第四金属部材38に直接触れることができない。
なお、第一導光部材12と撮像素子10の間には、撮像素子10を囲む筒状の遮光部材が設けられてもよい。第一金属部材40が筒状の遮光部材として機能してもよい。これにより、第一導光部材12から漏れ出た光が撮像素子10に入射しにくくなる。
このように、本実施形態では、光源11がカメラヘッド1の内部に設けられているため、カメラヘッド1と制御部60とを接続するケーブルの本数が削減される。これによりユーザはカメラヘッド1を手持ちしやすくなる。また、カメラヘッド1は効率の良い放熱構造を採用しているため、カメラヘッド1の内部で発生した熱がユーザの手に伝わりにくい。図4や図5が示すように、カメラヘッド1の後方に第三開口部51cに放熱用の開口部が設けられている。また、カメラヘッド1の上方に放熱用のスリット31が設けられている。このようにカメラヘッド1を把持するユーザの手から離れた位置に第三開口部51cやスリット31が設けられているため、ユーザは熱を感じにくいだろう。また、第三開口部51cやスリット31を手で塞ぎにくくなるであろう。
<ステージモード(スタンド保持モード)>
ここまでは、カメラヘッド1がユーザにより手で持って使用される手持ちモードが説明されてきた。しかし、上述したカメラヘッド1をスタンド部に固定して使用したいとユーザが希望することも考えられる。
図9はステージモードを説明する図である。ステージ62はX方向、Y方向およびZ方向に移動可能な載置台である。ステージ62がZ方向に移動することで、ステージ62に載置された観察対象物Wとカメラヘッド1との距離が可変となる。スタンド部63は、リング状の支持部材61を介してカメラヘッド1および光学系6を支持する。スタンド部63が、支持部材61をZ方向に移動させることで、観察対象物Wとカメラヘッド1との距離が可変とされてもよい。このようにステージモードでは、カメラヘッド1がスタンド部63により保持される。ステージモードにおいてもカメラヘッド1は効率良く冷却される必要がある。よって、上述した放熱構造が役に立つ。
図10が示すように支持部材61は、スタンド部63に固定された支柱64を挿し通される筒部65を有している。筒部65はネジ穴を有し、このネジ穴に固定ネジ66が螺合している。固定ネジ66を締めることで、固定ネジ66の先端が支柱64を押圧する。これにより、支持部材61は支柱64に対してしっかりと固定される。支持部材61は中央に円形の孔が空いたリングを有している。なお、リングの内側の形状は、光学系6の外径の形状に倣っている。
図11が示すように、カメラヘッド1に取り付けられる光学系6は、それぞれ倍率の異なる複数の光学系6からユーザにより選択される。カメラヘッド1の第一マウント13に対して光学系6の第二マウント16がバヨネット式により固定される。この例では、カメラヘッド1と光学系6とを正確に位置決めするために、位置決めマーク67が、カメラヘッド1と光学系6と双方に設けられている。ユーザは、カメラヘッド1の位置決めマーク67と光学系6の位置決めマーク67とが一致するようにカメラヘッド1の第一マウント13に対して光学系6の第二マウント16に位置決めし、さらに、カメラヘッド1を時計方向に回転する。これにより、カメラヘッド1と光学系6とがしっかりと連結される。
<同軸落射照明>
光学系6の照明装置としてはリング照明や同軸落射照明など様々なものが存在する。照明装置の種類は観察対象物Wに依存して決定される。図2に示された光学系6の第二出射端15bは円形をしているため、リング照明を構成している。したがって、ユーザは同軸落射照明による観察対象物Wを観察したい場合には、別の光学系が必要となる。
図12は同軸落射照明を有した光学系6'を説明する図である。光学系6'は対物レンズや結像レンズに加えて、ハーフミラー72を有している。光源ボックス70は、カメラヘッド1の外部に設けられており、ファイバケーブル71を介してカメラヘッド1に対して照明光を供給する。光学系に受け入れられた照明光はハーフミラー72を介して偏向され、対物レンズを介して観察対象物Wに照射される。なお、このような他の光学系6'がカメラヘッド1に接続されると、制御部60は、カメラヘッド1に設けられた光源11を発光させないように制御する。なお、同軸落射照明を使用する光学系は一般に高倍率の光学系である。したがって、手持ちモードで使用されることはほとんどなく、ステージモードで使用される。しかし、カメラヘッド1の撮像素子10に関する放熱構造はこのようなケースでも役に立つであろう。

Claims (16)

  1. コントローラと、前記コントローラに接続されるカメラヘッドと、前記カメラヘッドに対して着脱可能な交換式の光学系と、前記光学系を介して前記カメラヘッドにより取得された観察対象物の画像を表示する表示部と、を有する拡大観察装置であって、
    前記カメラヘッドは、
    前記光学系と接続するための第一マウントと、
    前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光し、前記観察対象物の画像を生成する撮像素子と、
    前記観察対象物を照明するための照明光を出力する光源と、
    第一入射端から入射した前記光源からの光を導光し、前記第一マウントに設けられた第一出射端から当該光を出射する第一導光部材と、
    を有し、
    前記光学系は、
    対物レンズと、
    前記対物レンズを介した前記観察対象物からの光を前記撮像素子に結像する結像レンズと、
    前記第一マウントと接続する第二マウントと、
    前記第二マウントに設けられた第二入射端に対して前記第一導光部材から入射した光を、前記対物レンズの周囲に配置された第二出射端へ導く第二導光部材と、
    を有し、
    前記光源は、前記第一マウントに対して前記撮像素子よりも遠くに環状に配置された複数の発光素子を有し、
    前記第一導光部材は、前記撮像素子を囲む筒状の導光部材であることを特徴とする拡大観察装置。
  2. 前記第一導光部材の前記第一入射端の半径は、前記第一導光部材の前記第一出射端の半径よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の拡大観察装置。
  3. 前記第一導光部材と前記撮像素子の間に設けられ、前記撮像素子を囲む筒状の遮光部材をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の拡大観察装置。
  4. 前記第一導光部材は、
    前記第一入射端から前記第一出射端に向かうにつれて半径が緩やかに小さくなる第一部分と、
    前記第一部分よりも前記第一出射端の近くに配置され、前記第一入射端から前記第一出射端に向かうにつれて半径が急激に小さくなる第二部分と、
    前記第二部分よりも前記第一出射端の近くに配置され、前記第一入射端から前記第一出射端に向かうにつれて半径が緩やかに小さくなる第三部分と
    を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  5. コントローラと、前記コントローラに接続されるカメラヘッドと、前記カメラヘッドに対して着脱可能な交換式の光学系と、前記光学系を介して前記カメラヘッドにより取得された観察対象物の画像を表示する表示部と、を有する拡大観察装置であって、
    前記カメラヘッドは、
    前記光学系と接続するための第一マウントと、
    前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光し、前記観察対象物の画像を生成する撮像素子と、
    前記観察対象物を照明するための照明光を出力する光源と、
    第一入射端から入射した前記光源からの光を導光し、前記第一マウントに設けられた第一出射端から当該光を出射する第一導光部材と、
    を有し、
    前記光学系は、
    対物レンズと、
    前記対物レンズを介した前記観察対象物からの光を前記撮像素子に結像する結像レンズと、
    前記第一マウントと接続する第二マウントと、
    前記第二マウントに設けられた第二入射端に対して前記第一導光部材から入射した光を、前記対物レンズの周囲に配置された第二出射端へ導く第二導光部材と、
    を有し、
    前記カメラヘッドに対して、前記カメラヘッドの外部に設けられた光源ボックスから供給される光を受け入れ、対物レンズを介して前記観察対象物に当該光を照射する他の光学系が接続されると、前記カメラヘッドに設けられた前記光源は発光しないように構成されていることを特徴とする拡大観察装置。
  6. コントローラと、前記コントローラに接続されるカメラヘッドと、前記カメラヘッドに対して着脱可能な交換式の光学系と、前記光学系を介して前記カメラヘッドにより取得された観察対象物の画像を表示する表示部と、を有する拡大観察装置であって、
    前記カメラヘッドは、
    前記光学系と接続するための第一マウントと、
    前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光し、前記観察対象物の画像を生成する撮像素子と、
    前記観察対象物を照明するための照明光を出力する光源と、
    第一入射端から入射した前記光源からの光を導光し、前記第一マウントに設けられた第一出射端から当該光を出射する第一導光部材と、
    を有し、
    前記光学系は、
    対物レンズと、
    前記対物レンズを介した前記観察対象物からの光を前記撮像素子に結像する結像レンズと、
    前記第一マウントと接続する第二マウントと、
    前記第二マウントに設けられた第二入射端に対して前記第一導光部材から入射した光を、前記対物レンズの周囲に配置された第二出射端へ導く第二導光部材と、
    を有し、
    前記カメラヘッドをユーザが手で持って使用する手持ちモードと、
    前記観察対象物と前記カメラヘッドとの距離を可変にするステージに当該カメラヘッドが保持されるステージモードとをさらに有することを特徴とする拡大観察装置。
  7. 前記カメラヘッドは、筐体を有し、
    前記筐体の内側には、前記撮像素子が実装された第一基板と、前記撮像素子から出力される画像信号を前記コントローラへ出力する集積回路を実装された第二基板とを保持する保持部材が設けられており、
    前記筐体と前記保持部材との間には相互に分離された第一導風空間と第二導風空間とが設けられており、
    前記第一導風空間は、前記筐体に設けられた第一開口部を通じて前記筐体の外部と連通し、かつ、前記保持部材に設けられた第二開口部を通じて前記保持部材の内側空間と連通しており、前記第二基板は前記内側空間に配置されており、
    前記保持部材は前記内側空間と連通した第三開口部を有し、
    前記第二基板は、前記第一導風空間および前記内側空間を流れる空気によって冷却されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  8. 前記第三開口部にはファンが設けられていることを特徴とする求項7に記載の拡大観察装置。
  9. 前記第一開口部と前記第三開口部は前記撮像素子に対して前記第二開口部よりも遠くに配置されていることを特徴とする請求項8に記載の拡大観察装置。
  10. 前記保持部材は、
    前記第一基板を挟持するように配置された第一金属部材と第二金属部材とを有し、
    前記第一基板の一部と前記第二金属部材の一部との間には第一放熱ゴムが設けられていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  11. 前記保持部材は、
    前記光源が実装された第三基板を保持する第三金属部材をさらに有することを特徴とする請求項7ないし10のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  12. 前記保持部材は、
    前記第二基板を保持する第四金属部材をさらに有することを特徴とする求項11に記載の拡大観察装置。
  13. 前記第二基板と前記第四金属部材との間には第二放熱ゴムが設けられていることを特徴とする請求項12に記載の拡大観察装置。
  14. 前記第三金属部材と前記第四金属部材との間には樹脂部材が設けられていることを特徴とする請求項12または13に記載の拡大観察装置。
  15. 前記第二基板には第三放熱ゴムを介してヒートシンクが設けられていることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  16. 前記筐体は、前記第二導風空間と連通する複数のスリットを有していることを特徴とする請求項7ないし15のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
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