JP7268727B2 - 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
無線通信においては、マルチパスによる符号間干渉などで劣化する通信品質を等化器によって補償することが行われている。
図13は、無線通信が行われる環境とマルチパスの関係例を示す図である。図13(a)は、山間部などのルーラルエリアにおける無線通信のマルチパスを示す図である。図13(b)は、車両などの反射物が移動する場合の無線通信のマルチパスを示す図である。
図13(a)に示すように、遠方に存在する山々が反射物となる場合、送信機1から受信機2へ信号が送信されるときに、主波とともに遅延波(反射波)や、さらに遅延時間が長い長遅延波が存在する。また、図13(b)に示すように、反射物が移動する場合、送信機1から受信機2へ信号が送信されるときに、反射波の応答が変動してしまう。
図14は、通信路状況を表す受信波の通信路インパルス応答(CIR:Channel Impulse Response)を例示する図である。図14に示すように、例えばマルチパスが存在する場合、主波よりも利得が小さく、所定の遅延時間を超えて受信される長遅延波成分が発生することがある。また、通信路の変動は、利得の変化として現れる。
例えば、微小変動を伴う長遅延波が発生する環境には、非特許文献1に示された線形等化器が適している。
福園隼人、外3名、「微小変動を伴う長遅延波環境に適した線形等化器」、2017年 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集1、2017年3月、B-5-153
一般には、等化器は、初期設定の状態で使用され続ける。また、等化器は、種類によって耐性が異なるが、初期設定の状態で使用され続けると、環境や通信路条件によっては信号を効果的に補償できない場合がある。
本発明は、環境や通信路条件に応じて信号を効果的に補償することができる無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる無線通信装置は、データフレームにトレーニング信号が付加されている受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測部と、前記受信信号を補償する第1等化器と、前記第1等化器に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2等化器と、前記推定観測部が観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1等化器又は前記第2等化器が行うように切替える制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信システムは、データフレームにトレーニング信号を付加した送信信号を送信する送信機と、前記送信信号を受信して受信信号とする受信機とを備えた無線通信システムにおいて、前記受信機が、前記受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測部と、前記受信信号を補償する第1等化器と、前記第1等化器に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2等化器と、前記推定観測部が観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1等化器又は前記第2等化器が行うように切替える制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信方法は、データフレームにトレーニング信号が付加されている受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測工程と、前記受信信号を補償する第1補償工程と、前記第1補償工程に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2補償工程と、前記推定観測工程により観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1補償工程又は前記第2補償工程により行うように切替える制御工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、環境や通信路条件に応じて信号を効果的に補償することができる。
一実施形態にかかる無線通信システムの構成例を示す図である。 ルーラルエリアにおける無線通信システムの具体的な通信例を示す図である。 基地局から送信されて加入者局が受信した通信フレーム例を示す図である。 一実施形態にかかる基地局の構成例を示す図である。 一実施形態にかかる加入者局の構成例を示す図である。 第1等化器及び第2等化器の耐性の違いを示す図表である。 無線通信システムの通信路状況を表す受信波から推定観測部が推定したCIRの第1例を示す図である。 無線通信システムの通信路状況を表す受信波から推定観測部が推定したCIRの第2例を示す図である。 無線通信システムの第1動作例を示すフローチャートである。 無線通信システムの第2動作例の概要を示す図である。 無線通信システムの第2動作例を示すフローチャートである。 第2適応変調の処理を含む無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 (a)は、山間部などのルーラルエリアにおける無線通信のマルチパスを示す図である。(b)は、車両などの反射物が移動する場合の無線通信のマルチパスを示す図である。 通信路状況を表す受信波の通信路インパルス応答を例示する図である。
以下に、図面を用いて無線通信システムの一実施形態を説明する。図1は、一実施形態にかかる無線通信システム10の構成例を示す図である。図1に示すように、無線通信システム10は、例えば、ネットワーク20に接続された基地局30と、基地局30との間で無線通信を行う加入者局40とを有する加入者系無線システムである。
基地局30及び加入者局40は、例えば山間部などのルーラルエリアに配置された無線通信装置である。また、加入者局40には、例えば電話端末50-1~50-3が接続されている。ルーラルエリアでは、無線通信システム10は、無通信期間が比較的頻繁かつ長期間で発生し、無線通信路も比較的安定している。
図2は、ルーラルエリアにおける無線通信システム10の具体的な通信例を示す図である。図2に示すように、無線通信システム10は、例えば電話端末50-1~50-3のいずれも通話をしていない無通信期間が比較的頻繁かつ長期間で発生しており、無通信期間に通信路状況を推定するトレーニングを行う。例えば、無線通信システム10は、無通信期間内に長遅延波の有無、及び通信路変動の有無を確認する。
図3は、基地局30から送信されて加入者局40が受信した通信フレーム例を示す図である。加入者局40は、基地局30から送信された複数の通信フレーム(第1フレーム、第2フレーム、第3フレーム・・・)を受信する。通信フレームそれぞれには、データとともにトレーニング信号(トレーニング区間)が含まれている。トレーニング信号は、例えばフレームの先頭、及びスロット間に含まれるようにされている。
そして、無線通信システム10は、通信フレーム内の複数のトレーニング区間内で長遅延波及び通信路変動の傾向を推定し、通信路状況を観測する。以下、基地局30を送信機とし、加入者局40を受信機として、基地局30が送信する信号を加入者局40が受信する場合を例に説明する。
図4は、基地局30の構成例を示す図である。図4に示すように、基地局30は、情報ビット生成部31、変調部32、トレーニング信号生成部33、及び送信信号変換部34を有する。
情報ビット生成部31は、送信すべきデータ(情報ビット)を生成し、変調部32に対して出力する。変調部32は、情報ビット生成部31から入力されたデータを設定に応じて変調して出力する。
トレーニング信号生成部33は、トレーニング信号を生成し、変調部32が出力した変調されたデータ(データフレーム)に対してトレーニング信号を付加して送信信号とし、送信信号変換部34に対して出力する。送信信号変換部34は、送信信号をRF信号(高周波信号)に変換し、アンテナを介して送信信号を加入者局40に対して送信する。
なお、無線通信システム10は、基地局30が送信する通信フレーム内のトレーニング信号長を最適化する機能が加えられていてもよい。
図5は、加入者局40の構成例を示す図である。図5に示すように、加入者局40は、受信信号変換部41、等化処理部42、推定観測部43、復調部44、SINR観測部45、制御部46、及び情報ビット検出部47を有する。
受信信号変換部41は、アンテナを介して受信した受信信号を高周波信号からベースバンドの信号に変換し、変換した受信信号を等化処理部42及び推定観測部43に対して出力する。
等化処理部42は、第1等化器421及び第2等化器422を有する。図6は、第1等化器421及び第2等化器422の耐性の違いを示す図表である。
第1等化器421は、例えば10シンボル長の遅延波に耐性があり、フィードバック(FB : Feedback)タップが10タップにされて受信信号を補償するDFE(Decision Feedback Equalizer)である。
第2等化器422は、第1等化器421に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性(微小変動のみ対応可)によって受信信号を補償する等化器である。例えば、第2等化器422は、例えば20シンボル長の長遅延波に耐性があり、フィードバックタップが20タップにされて受信信号を補償するDFEである。具体的には、第2等化器422は、非特許文献1に示された「微小変動を伴う長遅延波環境に適した線形等化器(DFE-IC)」などが相当する。
そして、等化処理部42は、受信信号変換部41から入力される受信信号を制御部46の制御に応じて第1等化器421又は第2等化器422のいずれかによって補償し、補償した受信信号を復調部44に対して出力する。
なお、等化処理部42は、第1等化器421と第2等化器422との切替えによらず、又は、第1等化器421と第2等化器422との切替えとともに、タップ係数を切替えて補償を最適化するように構成されてもよい。
推定観測部43(図5)は、データフレームにトレーニング信号が付加されている受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測し、観測した通信路状況(通信路の環境)を制御部46に対して出力する。
例えば、推定観測部43は、無通信時における所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分の有無と、無通信時における所定の変動を超える複数のトレーニング信号の有無とをCIRの推定によって判定することにより、長遅延波と通信路変動の傾向を推定する。具体的には、図7,8を用いて推定観測部43の動作を説明する。
図7は、無線通信システム10の通信路状況を表す受信波から推定観測部43が推定したCIRの第1例を示す図である。推定観測部43は、CIRを推定し、複数のトレーニング信号(以下、N個のトレーニングフレーム)の変動が所定の閾値を超えるか否か(又は閾値以下であるか)を判定する。
例えば、推定観測部43は、例えばマルチパスの遅延波の変動の分散の和と主波の利得を比較し、変動の分散の和が主波の利得に対して-20dB以下である場合には、通信路変動が大きい環境であると判定し、判定結果を通信路状況として制御部46に対して出力する。
図8は、無線通信システム10の通信路状況を表す受信波から推定観測部43が推定したCIRの第2例を示す図である。推定観測部43は、CIRを推定し、遅延時間及び利得がそれぞれ所定の閾値を超えるか否か(又は閾値以下であるか)を判定する。
例えば、推定観測部43は、例えば遅延時間が10シンボル長以上であり、且つ、-25dB以上である遅延波がある場合には、長遅延波環境であると判定し、判定結果を通信路状況として制御部46に対して出力する。
復調部44(図5)は、等化処理部42が第1等化器421又は第2等化器422によって補償した受信信号を復調し、SINR観測部45及び情報ビット検出部47に対して出力する。
SINR観測部45は、復調部44が復調した受信信号のSINR(Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)を観測し、SINRの観測結果を制御部46に対して出力する。
制御部46は、推定観測部43から入力された通信路状況、及びSINR観測部45から入力されたSINRの観測結果に基づいて、受信信号に対する補償を第1等化器421又は第2等化器422が行うように切替える制御を行う。つまり、制御部46は、第1等化器421と第2等化器422との切替の要否を判定し、切替制御を行う。
例えば、制御部46は、所定の変動を超える複数のトレーニング信号が有ると推定観測部43が判定した場合には、第1等化器421が受信信号を補償するように切替える制御を行う。具体的には、図7に示したように、推定観測部43によって通信路変動が大きい環境であると判定された場合、制御部46は、等化処理部42が第1等化器421によって受信信号を補償するように制御を行う。
また、制御部46は、所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分が有ると推定観測部43が判定した場合には、第2等化器422が受信信号を補償するように切替える制御を行う。具体的には、図8に示したように、推定観測部43によって長遅延波環境であると判定された場合、制御部46は、等化処理部42が第2等化器422によって受信信号を補償するように制御を行う。
さらに、制御部46は、無通信期間が所定期間よりも長い場合には、受信信号を補償する第1等化器421又は第2等化器422を切替えず、無通信期間が所定期間よりも短い場合には、第1等化器421と第2等化器422との切替頻度を少なくするように制御を行う。ここで、制御部46は、第1等化器421と第2等化器422との切替頻度を少なくするために、例えば上述したNの値を大きくする。例えば、制御部46は、N=5とする。
また、制御部46は、無通信期間が多い場合に、受信信号を補償する第1等化器421又は第2等化器422を切替えず、無通信期間が少ない場合に、第1等化器421と第2等化器422との切替頻度を少なくするように制御してもよい。
また、制御部46は、ビット/パケット誤り率(BER/PER)に基づいて、受信信号を補償する第1等化器421又は第2等化器422を切替えるように制御を行ってもよい。
情報ビット検出部47は、復調部44が復調した受信信号からデータ(情報ビット)を検出する。
次に、無線通信システム10の第1動作例について説明する。図9は、無線通信システム10の第1動作例を示すフローチャートである。まず、無線通信システム10は、例えば基地局30と加入者局40との間の無通信期間の平均値などに基づいて、トレーニングフレームの数Nの値を設定する(S100)。
加入者局40は、推定観測部43が受信信号のトレーニングフレームからCIRを算出する(S102)。推定観測部43は、CIR長が閾値より長いか否かを判定し(S104)、CIR長が閾値より長い場合(S102:Yes)にはS106の処理に進み、CIR長が閾値以下である場合(S102:No)にはS114の処理に進む。
推定観測部43は、受信フレームが所定回数([Nの整数倍]回目)に達したか否かを判定し(S106)、達した場合(S106:Yes)にはS108の処理に進み、達していない場合(S106:No)にはS110の処理に進む。
次に、推定観測部43は、直近のNフレームのCIR変動の分散和が所定の閾値以下であるか否かを判定し(S108)、分散和が所定の閾値以下である場合(S108:Yes)にはS112の処理に進み、分散和が所定の閾値以下でない場合(S108:No)にはS114の処理に進む。
制御部46は、等化処理部42において受信信号を補償する等化器の変更を行わず(S110)、S102の処理に進む。
S112の処理において、加入者局40は、制御部46が受信信号を補償する等化器を第2等化器422(DFE-IC)に変更する制御を行う。その後、加入者局40は、S102の処理に戻る。
S114の処理において、加入者局40は、制御部46が受信信号を補償する等化器を第1等化器421(DFE)に変更する制御を行う。その後、加入者局40は、S102の処理に戻る。
次に、無線通信システム10の第2動作例について説明する。無線通信システム10は、第2動作例においては、加入者局40による等化器の切替(等化器動作)と、基地局30による適応変調(適応変調動作)とを組合わせて行うこととする。
図10は、無線通信システム10の第2動作例の概要を示す図である。等化器動作として、加入者局40は、まず第1フレームのフレーム先頭及びスロット間にあるトレーニング信号を用いて通信路状況に応じたタップ係数を決めるための推定を開始し、学習する(S200)。
そして、加入者局40は、タップ係数を収束させる処理を行い、通信路変動があればタップ係数を追従させる(S202)。
その後、加入者局40は、第2フレームに対して、フレーム間での等化器の切替を行わず、フレーム間の間隔が短い場合には、前フレーム(第1フレーム)のタップ係数の推定結果を流用する(S204)。つまり、加入者局40は、第2フレームに対してタップ係数の推定を行わないため、タップ係数を収束させる時間を短くすることができる。
なお、加入者局40は、第2フレームに対しても、通信路変動があればタップ係数を追従させる(S206)。
また、基地局30は、第1フレームのデータに対して初期設定の変調インデクスを使用している。初期設定の変調インデクスは、例えば16値の16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)である。
適応変調動作として、基地局30は、適応変調アルゴリズムにおいて次の変調インデクスを選択する。具体的には、所要のSINRなどの通信品質を満たすように、4値のQPSK(Quadrature Phase shift Keying)、16値の16QAM、又は64値の64QAMなどのいずれかが選択される。適応変調アルゴリズムにおける変調インデクスは、通信品質が悪い場合にはインデクス降下となるように選択される。
例えば、第2フレームのデータに対して選択された変調インデクスとして、QPSKが使用される。
図11は、無線通信システム10の第2動作例を示すフローチャートである。図11に示すように、無線通信システム10の第2動作例は、第1適応変調の処理(S40)と、第2適応変調の処理(S60)とを含む。そのため、まず、図12を用いて、第2適応変調の処理(S60)を含む無線通信システム10の動作例を参考として先に説明する。
図12は、第2適応変調の処理(S60)を含む無線通信システム10の動作例を示すフローチャートである。図12に示すように、まず、無線通信システム10は、等化器を初期設定する(S500)。次に、無線通信システム10は、第1フレームの通信を実施する(S502)。
その後、無線通信システム10は、第2適応変調の処理(S60)を行う。無線通信システム10は、SINRなどによる通信の品質測定を行う(S600)。無線通信システム10は、SINRが良く、品質に余裕がある場合には、変調インデクスを上げる(S602)。また、無線通信システム10は、SINRが良く、品質が通常である場合には、変調インデクスを維持する(S604)。また、無線通信システム10は、SINRが悪い場合には、変調インデクスを下げる(S606)。
そして、無線通信システム10は、次のフレームの通信を実施し(S504)、S60の処理に戻る。
再び、図11に戻って、無線通信システム10の第2動作例について説明する。
無線通信システム10の第2動作例において、無線通信システム10は、等化器を初期設定する(S400)。次に、無線通信システム10は、第1フレームの通信を実施する(S402)。
その後、無線通信システム10は、第1適応変調の処理(S40)を行う。ここで、無線通信システム10は、SINRなどによる通信の品質測定を行う(S404)。無線通信システム10は、SINRが良く、品質に余裕がある場合には、変調インデクスを上げる(S406)。また、無線通信システム10は、SINRが良く、品質が通常である場合には、変調インデクスを維持する(S408)。また、無線通信システム10は、SINRが悪い場合には、S410の処理に進む。
S410の処理において、無線通信システム10は、上述したように第1等化器421と第2等化器422との切替の要否を判定する(S410)。無線通信システム10は、等化器の切替が不要と判定した場合には、等化器を維持し(S412)、変調インデクスを下げる(S414)。また、無線通信システム10は、等化器の切替が必要と判定した場合には、等化器を切替えて変更し(S416)、変調インデクスを維持する(S418)。
そして、無線通信システム10は、次フレームの通信を実施し(S420)、S422の処理に進む。
無線通信システム10は、現在の等化器におけるSINRなどの特性と、以前の等化器におけるSINRなどの特性とを比較し(S422)、現在の等化器におけるSINRの特性が良い場合には、現在の等化器を使用し(S424)、その他の場合には、以前の等化器に戻すように切替える処理を行う(S426)。
次に、無線通信システム10は、図12に示した第2適応変調の処理(S60)を行った後、次フレームの通信を実施する(S428)。
無線通信システム10は、現状のままで所定フレーム数(例えば数十フレーム)以上の通信を行ったか否かを判定し(S430)、行っていない場合(S430:No)にはS60の処理に戻り、行った場合(S430:Yes)にはS40の処理に戻る。
このように、無線通信システム10は、受信信号に対する補償を第1等化器421又は第2等化器422が行うように切替える制御を行うことにより、環境や通信路条件に応じて信号を効果的に補償することができる。また、無線通信システム10は、不要な等化器の切替を行うことなく、通信路状況に基づいて等化器を切替えるので、等化器の切替による通信信号の劣化を防止することができる。すなわち、無線通信システム10は、頻繁な等化器の切替えによって十分なタップ係数の収束が得られずに通信の特性が劣化してしまうことを防止することができる。
なお、上述した実施形態における基地局30及び加入者局40を構成する各部は、一部又は全部が、ハードウェアによって構成されてもよいし、プログラムをプロセッサに実行させることによって構成されてもよい。
また、基地局30及び加入者局40を構成する各部は、一部又は全部がプログラムをプロセッサに実行させることによって構成されている場合、当該プログラムが記録媒体に記録されて供給されてもよいし、ネットワークを介して供給されてもよい。
10・・・無線通信システム、20・・・ネットワーク、30・・・基地局、31・・・情報ビット生成部、32・・・変調部、33・・・トレーニング信号生成部、34・・・送信信号変換部、40・・・加入者局、41・・・受信信号変換部、42・・・等化処理部、43・・・推定観測部、44・・・復調部、45・・・SINR観測部、46・・・制御部、47・・・情報ビット検出部、50-1~50-3・・・電話端末、421・・・第1等化器、422・・・第2等化器

Claims (8)

  1. データフレームにトレーニング信号が付加されている受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測部と、
    前記受信信号を補償する第1等化器と、
    前記第1等化器に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2等化器と、
    前記推定観測部が観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1等化器又は前記第2等化器が行うように切替える制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記推定観測部は、
    無通信時における所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分の有無と、無通信時における所定の変動を超える複数のトレーニング信号の有無とを判定することにより、長遅延波と通信路変動の傾向を推定し、
    前記制御部は、
    所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分が有ると前記推定観測部が判定した場合には、前記第2等化器が前記受信信号を補償するように切替え、所定の変動を超える複数のトレーニング信号が有ると前記推定観測部が判定した場合には、前記第1等化器が前記受信信号を補償するように切替える制御を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、
    無通信期間が所定期間よりも長い場合には、前記受信信号を補償する前記第1等化器又は前記第2等化器を切替えず、無通信期間が所定期間よりも短い場合には、前記第1等化器と前記第2等化器との切替頻度を少なくするように制御を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1等化器又は前記第2等化器が補償した前記受信信号のSINRを観測するSINR観測部
    をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記SINR観測部が観測したSINRに応じて、前記受信信号に対する補償を前記第1等化器又は前記第2等化器が行うように切替える制御を行うこと
    を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. データフレームにトレーニング信号を付加した送信信号を送信する送信機と、前記送信信号を受信して受信信号とする受信機とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記受信機は、
    前記受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測部と、
    前記受信信号を補償する第1等化器と、
    前記第1等化器に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2等化器と、
    前記推定観測部が観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1等化器又は前記第2等化器が行うように切替える制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記推定観測部は、
    無通信時における所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分の有無と、無通信時における所定の変動を超える複数のトレーニング信号の有無とを判定することにより、長遅延波と通信路変動の傾向を推定し、
    前記制御部は、
    所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分が有ると前記推定観測部が判定した場合には、前記第2等化器が前記受信信号を補償するように切替え、所定の変動を超える複数のトレーニング信号が有ると前記推定観測部が判定した場合には、前記第1等化器が前記受信信号を補償するように切替える制御を行うこと
    を特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. データフレームにトレーニング信号が付加されている受信信号から長遅延波と通信路変動の傾向を推定することにより、通信路状況を観測する推定観測工程と、
    前記受信信号を補償する第1補償工程と、
    前記第1補償工程に比べて、長遅延波耐性が強く、通信路変動耐性が弱い特性により、前記受信信号を補償する第2補償工程と、
    前記推定観測工程により観測した通信路状況に基づいて、前記受信信号に対する補償を前記第1補償工程又は前記第2補償工程により行うように切替える制御工程と
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  8. 前記推定観測工程では、
    無通信時における所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分の有無と、無通信時における所定の変動を超える複数のトレーニング信号の有無とを判定することにより、長遅延波と通信路変動の傾向を推定し、
    前記制御工程では、
    所定の遅延時間を超えるトレーニング信号の長遅延波成分が有ると前記推定観測工程により判定した場合には、前記第2補償工程により前記受信信号を補償するように切替え、所定の変動を超える複数のトレーニング信号が有ると前記推定観測工程により判定した場合には、前記第1補償工程により前記受信信号を補償するように切替える制御を行うこと
    を特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。
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