JP7268503B2 - チェーン構造 - Google Patents
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Description
図3は除塵装置の説明図である。除塵装置1の多くは、スクリーン12を周回移動させる駆動装置18にキャリングチェーン10が使用され、一対のキャリングチェーン10間(水路を跨ぐ方向)にはスクリーン12を取り付けた網枠14が締結されている。チェーンを回転させる上下のスプロケットホイール16の歯数は、一例として6枚とし正六角形状に形成されている。
回転ローラ24には上部のスプロケットホイール16を回転駆動することによって網枠14を回動させる張力が作用する。その張力はスプロケットホイール16の回転力をキャリングチェーン10の回転ローラ24とブッシュ23を介してリンクプレート20、網枠14へと伝達される。
また上部のスプロケットホイール16の歯先(一般的には歯数6枚)が回転ローラ24と噛み合い回転するときの水平方向の移動に伴う水平方向力が作用する。これらの荷重は回転ローラ24に合成荷重となって作用している。
さらに回転ローラ24にはチェーン張力以外にも網枠14の水圧(水深方向の水圧と水流の反力)が作用する。水圧は、網枠14、リンクプレート20、リンクピン22、ブッシュ23、回転ローラ24を介して除塵装置1のガイドレールへ伝達される。回転ローラ24は、ローラに作用する水圧を受けながら、チェーン張力によって回動するため、回転ローラ24の転がり抵抗が装置の回動所要動力に大きく影響する。網枠14に作用する水圧は、キャリングチェーン10の取付ボルト26の2本に伝達し、リンクプレート20経由で両端の回転ローラ24を介して除塵装置1の構造部材に連結したガイドレールで支持している。
ガイドレール面をチェーン張力によって回転ローラ24が転がりながら上昇するので、回転ローラ24の転がり抵抗を少なくする目的で、従来はローラ径をサイズアップ(直径を大きく)することが検討されていた。しかしながら既存の除塵装置1において回転ローラ24のローラ径を大きくした場合、スプロケットホイール16の噛み込み部分もサイズアップしなければならず実現性に乏しい。
またスプロケットホイール16の回転中心と上下移動するキャリングチェーン10中心間の距離が変動する。このため、キャリングチェーン10の進行速度が変動すると共に、水平方向の運動も生じて、速度変動により衝撃力がキャリングチェーン10の回転ローラ24やスプロケットホイール16に作用して振動騒音の発生、早期摩耗や疲労破損の主な原因となっている。水平方向の力はキャリングチェーン10の回転ローラ24を介して装置の構造部材に連結したガイドレールによって支持される。従来のキャリングチェーン10は各リンクの回転ローラ24がチェーン張力と、水流による水圧と、さらにスプロケットホイール16の回動による水平方向の衝撃を受ける。このように装置稼働時の回転負荷は回転ローラ24とブッシュ23によって支持されている。回転ローラ24とブッシュ23は、スプロケットホイール16の回動衝撃力からチェーンを保護し、チェーンがスプロケットホイール16と噛み合う際に円滑に屈曲させると共に、チェーンがガイドレールを走行する際の抵抗を低減する働きをしているため、衝撃疲労強度と、圧縮強度と耐摩耗性が要求される。
しかしながら、無端状のスクリーンに直接接触して摩擦力により回転駆動力を付与する構造は小型の除塵装置に対しては有効であるが、一般の除塵装置には摩擦力が大き過ぎて空回りしてしまい適用することは難しい。従って一般のキャリングチェーンにスクリーンを装着した除塵装置には、未だに長寿命化とメンテナンス性の向上のニーズがある。
前記ガイドローラは、前記回転ローラよりも大径とし、かつローラ幅を大きく設定したことを特徴とするチェーン構造を提供することにある。
上記第1の手段によれば、一例として除塵装置のキャリングチェーンに適用した場合、水圧の一部を受けるガイドローラと、チェーン張力と水圧の一部を受ける回転ローラの構成とし、回転ローラに作用する水圧を分散できる。またガイドローラのローラ径とローラ幅を回転ローラよりも大きく設定できる。さらにチェーン張力を受けないガイドローラはブッシュが不要となり、ピンとローラの簡素な構成で交換が容易となる。これによりローラの強度が上がり摩耗量を少なくし、装置全体の長寿命化が図れる。また、摩耗など経年劣化したガイドローラは、張力が作用していないため、装置の停止中にクレーン等を用いることなく容易に交換又はメンテナンス作業を行うことができる。
図1は、本発明の除塵装置用キャリングチェーンの説明図であり、(A)は側面図、(B)は正面図である。図示のように本発明の除塵装置用キャリングチェーン10Aは、キャリングチェーン10Aを構成するリンクプレート20の両端に設けた一対の回転ローラ24Aの間にガイドローラ30を備えている。ガイドローラ30は、リンクプレート20の中央部(網枠用取付孔の間)に配置したローラであり、回転ローラ24よりも大径とし(一例として1.5倍)、かつローラ幅も大きく設定(一例として約1.6倍)している。ガイドローラ30は、リンクプレート20の中央部の孔にローラとCピンとTピンを用いて回転自在に取り付けている。
このようなガイドローラ30によれば、ローラ径及びローラ幅を大きくしているため強度が高まる。またガイドローラ30の外径にチェーン張力を作用させない構造のため、ガイドローラ30の内部にブッシュを設ける必要がなく、交換作業を簡素化できる。
また水圧によるリンクプレート20の曲げ力を小さくできる。このためリンクプレート20は、曲げモーメントの影響が少なくなりチェーン張力を主に設計すれば良い。
また摩耗など経年劣化したガイドローラ30は、張力が作用していないため、装置の停止中にクレーン等を用いることなく容易に交換又はメンテナンス作業を行うことができる。リンクプレート20の取り付けスペースも広く、既存装置に容易に取り付けることができる。
なお回転ローラ24Aはリンクピン22との間にブッシュ23を有している。またリンクプレート20は一端の外側面が他端の内側面に収まるように一端側を屈曲させた先細り形状であり、リンクプレート20の一端側を他のリンクプレート20の他端側に嵌め合わせて複数連結して無端状に形成している。このため、ガイドローラ30は回転ローラ24Aよりもローラ幅を大きく設定できる。
次に上記構成による本発明の除塵装置用キャリングチェーンの作用について、以下説明する。
除塵装置1のキャリングチェーン10Aが周回移動すると、リンクプレート20の両端の回転ローラ24Aは、ガイドローラ30よりもローラ径が小さく、主に張力が作用している。
一方、ガイドローラ30は回転ローラ24Aよりもローラ径を大きくしているため、主に水圧の一部が作用している。
このように本発明の除塵装置用キャリングチェーンは、従来、回転ローラに作用していた水圧の一部(水圧)をガイドローラに作用させることにより回転ローラの摩耗量を低減でき、装置全体の長寿命化を図れる。
またリンクプレートの中心部分に設けたガイドローラは回転ローラよりもローラ径及びローラ幅を大きく設定でき強度を高めることができる。またガイドローラを取付ボルト間に配置したことによりリンクプレートの曲げモーメントも小さくできる。
なお本発明のチェーン構造は、前述の除塵装置のキャリングチェーンの他にも、石炭などの粉粒体を移送させるコンベアチェーンなどの搬送装置にも適用することができる。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
10,10A キャリングチェーン
12 スクリーン
14 網枠
16 スプロケットホイール
18 駆動装置
20 リンクプレート
22 リンクピン
23 ブッシュ
24,24A 回転ローラ
26 取付ボルト
30 ガイドローラ
Claims (1)
- リンクプレートの両端に設けた一対の回転ローラの間にガイドローラを備え、
前記ガイドローラは、前記回転ローラよりも大径とし、かつローラ幅を大きく設定したことを特徴とするチェーン構造。
Priority Applications (1)
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JP2019121658A JP7268503B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | チェーン構造 |
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JP2019121658A JP7268503B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | チェーン構造 |
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JP7268503B2 true JP7268503B2 (ja) | 2023-05-08 |
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Family Applications (1)
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JP2019121658A Active JP7268503B2 (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | チェーン構造 |
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Citations (2)
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Family Cites Families (3)
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Patent Citations (2)
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