JP7268472B2 - 偽造防止媒体および真贋判定方法 - Google Patents
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Description
そのため、青色領域の波長で励起した時は蛍光発光を示すが、紫外線領域の波長では励起されない蛍光体または蛍光体層が待望されていた。
蛍光体インキからなる印刷層は、青色領域の光により励起され蛍光を発光する蛍光体と、波長がUVAの領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤と、を含有することを特徴とする偽造防止媒体である。
UVAの領域の光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は贋と判定し、蛍光を発光しなかった場合は、次のステップ2に進むステップ1と、
青色領域の光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は真と判定し、蛍光を発光しなかった場合は贋と判定するステップ2と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法である。
本発明の偽造防止媒体について説明する。
本発明の偽造防止媒体は、基材上に、蛍光インキからなる印刷層を備えた偽造防止媒体である。
本発明の偽造防止媒体における蛍光インキは、青色領域の光により励起され蛍光を発光する蛍光体と、波長が315nm~400nmの光を吸収する紫外線吸収剤と、を含有することが特徴である。なお、ここで青色領域の光とは、波長400nm~500nmの光を指すものとする。
基材としては、特に限定されないが、例えば、アート紙、コート紙、あるいは上質紙等の用紙や、コートボール、コートマニラ等の板紙、あるいは特殊証券用紙等が挙げられる。また、各種の樹脂フィルムや、白色PET、白色塩ビ等からなるシートも使用でき、これらの中から適宜のものを用途等に応じて選択して用いればよい。これらの用紙や、樹脂フィルム、シート等からなる基材には、蛍光増白剤が多く含まれていないことが望ましい。
蛍光インキとしては、青色領域の波長の光で励起され、蛍光を発光する蛍光体と、紫外線の一部を吸収する紫外線吸収材を含有してなる画像形成部材が用いられる。紫外線を吸収する波長の範囲としては、UVA(315nm~400nm)であることが好ましい。
蛍光体としては、青色領域の光の照射により蛍光を発光する物質であって、無機蛍光体と有機蛍光体に大別することができる。
本発明において使用する蛍光体は、青色領域の光により励起され蛍光を発光すると同時
に、UVA領域の紫外線を発光するブラックライトから照射される比較的波長の長い365nm付近の紫外線で励起され蛍光を発光する蛍光体を好適に使用することができる。
具体的には、Y3Al5O12:Ceなどの材料を使用することができる。
紫外線吸収剤としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化鉄等が代表例として挙げられる。特にベンゾトリアゾール系紫外線吸収材は長波長に波長成分を有する紫外線に顕著な吸収特性を有していることで知られる。また、ポリウレタン樹脂やポリウレア樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレンアクリル共重合体、ゼラチン、ポリビニルアルコール等は短波長側に波長成分を有する紫外線を特に吸収する特性を持っていることで知られている。これらの中では、UVA(波長が315nm~400nmの紫外線)を吸収する紫外線吸収剤を使用すれば良い。UVAに加え、UVB(波長が280nm~315nmの紫外線)、UVC(波長が200nm~280nmの紫外線)を吸収する紫外線吸収剤を含んでいても構わない。
本発明の偽造防止媒体の製造方法としては、従来から使用されてきた製造方法を使用すれば良い。各種の印刷法を使用して、基材上にインキを印刷して、印刷層を形成することができる。異なるのは、使用するインキとして、青色領域の光により励起され蛍光を発光する蛍光体と、波長がUVAの領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤と、を含有する蛍光インキを使用して、基材上にその蛍光インキによる印刷層が最表面に配置された構成であるか、または印刷層の上に透明層が配置された構成であっても構わない。蛍光インキに使用する蛍光体は、UVAの波長領域の光によって励起され蛍光を発光するものであっても良い。
次に、本発明の偽造防止媒体を使用した真贋判定方法について説明する。
本発明の真贋判定方法は、UVA(波長が315nm~400nmの紫外線)の領域の光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は贋と判定し、蛍光を発光しなかった場合は、次のステップ2に進むステップ1と、青色領域の光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は真と判定し、蛍光を発光しなかった場合は贋と判定するステップ2と、を備えていることが特徴である。
ステップ1は、偽造防止媒体にUVAの領域の光を照射して、目視により蛍光を観察する。偽造防止媒体が正規品である場合は、印刷層に使用されている蛍光インキが、本発明の蛍光インキであるため、UVAの領域の光が照射されても吸収されてしまうため、蛍光を発光しない。そのため、蛍光を発光した場合は贋(偽物)と判定することができる。また、蛍光を発光しなかった場合は、次のステップ2に進む。
ステップ2は、青色領域の光を偽造防止媒体に照射して、目視により蛍光を観察する。
偽造防止媒体が正規品である場合は、印刷層に使用されている蛍光インキが、本発明の蛍光インキであるため、青色領域の光が照射されると蛍光を発光する。そのため、蛍光を発光した場合は真(本物)と判定することができる。また、蛍光を発光しなかった場合は
、贋と判定することができる。
また、プログラム動作が不可能な検査装置であっても、光源の切り替えを人が操作することにより、人手により検査することも可能である。
450nmに励起波長を有し、562nmで発光する蛍光顔料D3450(根本特殊化学社製)10質量%と、紫外線吸収剤Tinvin477(BASF社製)1質量%と、塩酢ビ樹脂系ワニスSS8WAC(東洋インキ株式会社製)89質量%と、を混練して作製した蒸発乾燥タイプのインキをポリエチレンテレフタレートフィルム上にスクリーン印刷にて印刷塗工することにより、蛍光体インキからなる印刷層を備えたラベル(A)を作製した。
紫外線吸収剤Tinvin477を使用しなかったこと以外は実施例1と同様にして、蛍光体インキからなる印刷層を備えたラベル(B)を作製した。
実施例1と比較例1で作製したラベル(A)とラベル(B)について、波長300nm~500nmの範囲における励起強度(562nmの蛍光の発光強度)を測定した。励起強度の測定には、蛍光分光光度計Fluorolog-3(堀場製作所製)を使用した。
ラベル(A)とラベル(B)の測定結果を表1に示す。紫外線吸収剤を含まないラベル(B)では、450nmよりも短波長側においても蛍光発光が測定されたのに対し、ラベル(A)においては、450nmよりも短波長側においては蛍光発光が急速に減衰し、400nm以下では測定されなかった。なお、図1において、ラベル(A)の測定結果を実線Aで、ラベル(B)の測定結果を破線Bで示した。
Claims (2)
- 基材上に、蛍光インキからなる印刷層を備えた偽造防止媒体において、
蛍光体インキからなる印刷層は、青色領域の光により励起され蛍光を発光する蛍光体と、波長が315nm~400nmの光を吸収する紫外線吸収剤と、を含有することを特徴とする偽造防止媒体。 - 請求項1に記載の偽造防止媒体を使用した真贋判定方法であって、
波長が315nm~400nmの光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は贋と判定し、蛍光を発光しなかった場合は、次のステップ2に進むステップ1と、
青色領域の光を偽造防止媒体に照射した時に、蛍光を発光した場合は真と判定し、蛍光を発光しなかった場合は贋と判定するステップ2と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法。
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| JP2019089662A JP7268472B2 (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | 偽造防止媒体および真贋判定方法 |
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