JP7265388B2 - 工作用の回転機器 - Google Patents
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そして、前記筐体は、円筒状の収容室が形成されている本体部と、前記本体部の前側に形成されている円形の凹部に嵌め込まれるとともに前記収容室と中心線が一致する開口部が形成されている前蓋部と、を有し、前記シャフトは、前記収容室に収容された状態で、前記収容室の前側に配置されたベアリングを介して前記筐体に軸支されていて、前記テーブルは、当該シャフトに組み付けられた状態で、前記開口部を通じて前記筐体の前面に露出するとともに前記前蓋部の前方に張り出すフランジ部を有しており、前記メイン通路の下流側の端部は、前記本体部における前記前蓋部との接合面に開口し、前記前蓋部の後面の外周縁部に凹みが形成されていて、当該前蓋部を前記本体部に組み付けることによって前記環状スペースが形成され、前記一対の環状シール材は、前記フランジ部と前記前蓋部との間に前記環状隙間を隔てて径方向に対向するように配置されていて、前記エア導出口の各々は、前記環状隙間の後面に形成され、前記連絡通路の各々は、前記前蓋部に形成されていて、前記エア導出口から屈曲して径方向に延びる第1孔と、前記環状スペースから軸方向に延びて当該第1孔に連なる第2孔とを有する略L状に屈曲した形状に形成されている。
テーブル42と筐体2との間には隙間が有る。NC円テーブル1の場合、その前面は、切粉や切削水に曝されるため、隙間を通じて収容室21aへのこれら異物の侵入を防ぐ必要がある。
本実施形態では、テーブル42と筐体2との間の隙間を塞ぐように、一対の環状シール材8,8(環状内シール材81、環状外シール材82ともいう)が、軸方向に、所定の環状隙間100を隔てて互いに対向するように配置されている。各環状シール材8は、前蓋部22の開口部22aの内周縁に形成されている段部に圧入されている。
環状隙間100と連通して、環状隙間100にエアを供給する給気通路9が、筐体2に形成されている。環状隙間100にエアを供給することで、各環状シール材8を加圧する。それにより、環状外シール材82には、リップ8aを押し上げる方向(環状隙間100を開く方向)にエア圧が作用し、環状内シール材81には、リップ8aを押し付ける方向(環状隙間100を閉じる方向)にエア圧が作用する。
図6に、上述したNC円テーブル1の応用例を示す。本応用例のNC円テーブル1Aの基本的な構成は、上述したNC円テーブル1と同じである。従って、同じ構成については、同じ符号を用いてその説明は省略する。NC円テーブル1Aでは、連絡通路93の構成が、上述したNC円テーブル1と異なっている。
図7に、上述したNC円テーブル1の第1変形例を示す。本変形例でのNC円テーブル1Bの基本的な構成は、上述したNC円テーブル1と同じである。従って、同じ構成については、同じ符号を用いてその説明は省略する(後述する第2変形例も同様)。NC円テーブル1Bでは、筐体2やスピンドル4、環状シール材8の構成が、上述したNC円テーブル1と異なっている。それにより、NC円テーブル1Bは、組み付けが容易になっている。
図8に、上述したNC円テーブル1の第2変形例を示す。本変形例のNC円テーブル1Cでは、特に、環状シール材8の配置が、上述したNC円テーブル1と異なっている。すなわち、このNC円テーブル1Cでの一対の環状シール材8,8は、径方向に、環状隙間100を隔てて互いに対向するように配置されている。
2 筐体
3 ボックス
4 スピンドル
5 モータ
7 ベアリング
8 環状シール材
9 給気通路
10 絞り弁
41 シャフト
42 テーブル
91 メイン通路
92 環状スペース
92a 給気口
92b エア導入口
93 連絡通路
100 環状隙間
100a エア導出口
J 回転軸
Claims (7)
- 工作用の回転機器であって、
シャフト及びテーブルを有するスピンドルと、
前記テーブルを露出させた状態で、前記スピンドルを回転可能に収容する筐体と、
前記テーブルと前記筐体との間の隙間を塞ぐように、所定の環状隙間を隔てて互いに対向するように配置された一対の環状シール材と、
前記環状隙間と連通するように前記筐体に形成され、前記環状隙間にエアを供給する給気通路と、
を備え、
前記給気通路は、
前記筐体にエアを導入する1つのメイン通路と、
前記メイン通路と連通し、前記スピンドルの周囲を巡るように設けられた環状スペースと、
前記環状スペースと前記環状隙間とに連通する複数の連絡通路と、
を有し、
前記環状隙間は、周方向に互いに間隔を隔てて配置されていて各々が前記連絡通路の各々に接続されている複数のエア導出口を有し、
前記給気通路が、前記メイン通路、前記環状スペース、および前記連絡通路の各々を介して、前記エア導出口の各々から前記環状隙間にエアを供給するように構成されていて、
前記筐体は、
円筒状の収容室が形成されている本体部と、
前記本体部の前側に形成されている円形の凹部に嵌め込まれるとともに前記収容室と中心線が一致する開口部が形成されている前蓋部と、
を有し、
前記シャフトは、前記収容室に収容された状態で、前記収容室の前側に配置されたベアリングを介して前記筐体に軸支されていて、前記テーブルは、当該シャフトに組み付けられた状態で、前記開口部を通じて前記筐体の前面に露出するとともに前記前蓋部の前方に張り出すフランジ部を有しており、
前記メイン通路の下流側の端部は、前記本体部における前記前蓋部との接合面に開口し、
前記前蓋部の後面の外周縁部に凹みが形成されていて、当該前蓋部を前記本体部に組み付けることによって前記環状スペースが形成され、
前記一対の環状シール材は、前記フランジ部と前記前蓋部との間に前記環状隙間を隔てて径方向に対向するように配置されていて、
前記エア導出口の各々は、前記環状隙間の後面に形成され、
前記連絡通路の各々は、前記前蓋部に形成されていて、前記エア導出口から屈曲して径方向に延びる第1孔と、前記環状スペースから軸方向に延びて当該第1孔に連なる第2孔とを有する略L状に屈曲した形状に形成されている、工作用の回転機器。 - 工作用の回転機器であって、
テーブルを有するスピンドルと、
前記テーブルを露出させた状態で、前記スピンドルを回転可能に収容する筐体と、
前記テーブルと前記筐体との間の隙間を塞ぐように、所定の環状隙間を隔てて互いに対向するように配置された一対の環状シール材と、
前記環状隙間と連通するように前記筐体に形成され、前記環状隙間にエアを供給する給気通路と、
を備え、
前記給気通路が、前記環状隙間の周方向のいずれか一方に偏ってエアを流出させることにより、前記環状隙間に密封性を確保した状態でエアの旋回流が形成される、工作用の回転機器。 - 請求項2に記載の工作用の回転機器において、
前記給気通路は、
前記筐体にエアを導入する1つのメイン通路と、
前記メイン通路と連通し、前記スピンドルの周囲を巡るように設けられた環状スペースと、
前記環状スペースと前記環状隙間とに連通する複数の連絡通路と、
を有し、
前記環状隙間は、周方向に互いに間隔を隔てて配置されていて各々が前記連絡通路の各々に接続されている複数のエア導出口を有し、
前記給気通路は、前記メイン通路、前記環状スペース、および前記連絡通路の各々を介して、前記エア導出口の各々から前記環状隙間にエアを供給し、
前記連絡通路の各々が、前記環状隙間の周方向のいずれか一方に偏ってエアを流出させることにより、前記環状隙間にエアの旋回流が形成される、工作用の回転機器。 - 請求項1または請求項3に記載の工作用の回転機器において、
前記環状スペースは、
前記メイン通路が接続されている1つの給気口と、
周方向に互いに間隔を隔てて配置されていて、各々が前記連絡通路の各々に接続されている複数のエア導入口と、
を有し、
前記給気口が、隣接している2つの前記エア導入口の間の部位に配置されていて、前記エア導入口の双方から、少なくとも所定の間隔を隔てて位置している、工作用の回転機器。 - 請求項2または請求項3に記載の工作用の回転機器において、
一対の前記環状シール材が、軸方向に前記環状隙間を隔てて互いに対向するように配置されている、工作用の回転機器。 - 請求項2または請求項3に記載の工作用の回転機器において、
一対の前記環状シール材が、径方向に前記環状隙間を隔てて互いに対向するように配置されている、工作用の回転機器。 - 請求項1~6のいずれか1つに記載の工作用の回転機器において、
前記環状シール材が弾性変形可能なリップを有し、前記リップが前記テーブルおよび前記筐体のいずれか一方に接触している、工作用の回転機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019054110A JP7265388B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | 工作用の回転機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019054110A JP7265388B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | 工作用の回転機器 |
Publications (2)
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JP2020151823A JP2020151823A (ja) | 2020-09-24 |
JP7265388B2 true JP7265388B2 (ja) | 2023-04-26 |
Family
ID=72557157
Family Applications (1)
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JP2019054110A Active JP7265388B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | 工作用の回転機器 |
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2019
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