JP7264765B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
ユーザによる操作に応じて画面表示を変化させる情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平9-034674号公報 特開2009-252054号公報
画面表示の拡大または縮小の操作を受け付け、受け付けた操作が継続している間は画面表示の拡大または縮小を実行し続ける情報処理装置において、画面表示を拡大または縮小する速さが遅いと、目的の画面表示の大きさに達するまでの時間が長時間化しやすい。また、画面表示を拡大または縮小する速さが速いと、画面表示の大きさの微調整が困難になることがある。
開示の技術の1つの側面は、目標とする画面表示の大きさへの到達を容易にする情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような情報処理装置によって例示される。本情報処理装置は、画面表示を拡大する拡大操作および画面表示を縮小する縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する制御部と、前記受け付けた操作の停止を検知する検知部と、を備え、前記制御部は、前記停止から所定時間内に前記拡大操作および前記縮小操作のいずれかの操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を前記第1の速さよりも遅い第2の速さで実行する。
開示の技術は、目標とする画面表示の大きさへ容易に到達することができる。
図1は、実施形態に係るスマートフォンの外観の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るスマートフォンが備える背面センサの検知面を例示する図である。 図4は、実施形態に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する第1の図である。 図6は、実施形態に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する第2の図である。 図7は、実施形態に係るスマートフォンの処理フローの一例を示す図である。 図8は、第1変形例に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。 図9は、第1変形例において、制御部が設定する許容範囲を模式的に示す第1の図である。 図10は、第1変形例において、制御部が設定する許容範囲を模式的に示す第2の図である。 図11は、直近2回分の拡大率の平均値を基に設定した許容範囲を例示する図である 図12は、第2変形例に係るスマートフォンの外観の一例を示す図である。 図13は、第3変形例に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。 図14は、第3変形例に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する図である。 図15は、実施形態に係るスマートフォンのディスプレイにインジケータを表示した状態の一例を示す図である。 図16は、実施形態に係るスマートフォンのディスプレイにキャンセルボタンを表示した状態を例示する図である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
<実施形態>
実施形態に係る情報処理装置は、例えば、以下の構成を有する。
本情報処理装置は、画面表示を拡大する拡大操作および画面表示を縮小する縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する制御部と、
前記受け付けた操作の停止を検知する検知部と、を備え、
前記制御部は、前記停止から所定時間内に前記拡大操作および前記縮小操作のいずれかの操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を前記第1の速さよりも遅い第2の速さで実行する。
本情報処理装置は、例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、携帯電話、タブレット型コンピュータ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ等である。画面表示としては、例えば、情報処理装置の画面に表示されたアイコン、ウィンドウ、文字、画像等を挙げることができる。受け付けた操作の停止は、拡大操作や縮小操作の終了の他に、ユーザによる操作が拡大操作および縮小操作の一方から他方に遷移することを含む。ユーザは、拡大または縮小の操作によって目標とする画面表示の大きさが近づくと、目標とする画面表示の大きさにさらに近づけるために微調整を行うと考えられる。制御部が、拡大操作または縮小操作の中断後における拡大または縮小を第1の速さより遅い第2の速さで実行することで、ユーザの所望の画面表示の大きさに近づくまでは第1の速さで高速に拡大または縮小を実行し、ユーザの所望の画面表示の大きさが近づくと第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示の大きさを微調整することを可能にする。すなわち、本情報処理装置は、目標とする画面表示の大きさへの到達を容易にすることができる。
本情報処理装置は、次の特徴を備えてもよい。前記制御部は、前記拡大操作から前記縮
小操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率とに基づいて許容範囲を設定し、前記許容範囲から画面表示の倍率が逸脱すると、画面表示を拡大または縮小する速さを前記第1の速さに設定する。
画面表示の倍率は、拡大も縮小もされていない初期状態の画面表示を1.0とし、初期状態の画面表示に対する現在の画面表示の大きさの比率として示すことができる。ユーザは、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対して画面表示を拡大しすぎると縮小操作を行い、画面表示を縮小しすぎると拡大操作を行うと考えられる。すなわち、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する倍率は、前記拡大操作から前記縮小操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率との間に存在すると考えられる。本情報処理装置は、このような特徴を有することで、画面表示の倍率が許容範囲から乖離(すなわち、ユーザの目標とする画面表示の大きさから画面表示の大きさが乖離)すると、画面表示を拡大または縮小する速さを第1の速さに設定することで、速やかにユーザの目標とする画面表示の大きさに近づけることができる。
上記許容範囲は、前記拡大操作から前記縮小操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率の履歴を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶させた画面表示の倍率のうち、最新の2つの倍率の平均値を算出し、算出した平均値を中心とした所定値の幅を前記許容範囲として設定することもできる。上記最新の2つの倍率の平均値は、ユーザが目標とする画面表示の大きさに近いと考えられる。許容範囲をこのように設定することで、本情報処理装置は、ユーザが目標とする画面表示の大きさの近傍(所定値の範囲)から乖離すると、画面表示を拡大または縮小する速さを第1の速さに設定することで、速やかにユーザの目標とする画面表示の大きさに近づけることができる。
本情報処理装置は、次の特徴を備えてもよい。画面表示の拡大および縮小の速さを示すインジケータを表示部に表示する。このような特徴を有することで、画面表示の拡大または縮小の速さを視覚的に確認できるようになる。
本情報処理装置は、次の特徴を備えてもよい。前記拡大操作および前記縮小操作の少なくとも一方によって拡大または縮小された画面表示を、前記拡大操作および前記縮小操作のいずれも実行されていない初期状態の大きさに戻す指示ボタンを表示部に表示する。このような特徴を有することで、本情報処理装置は、拡大または縮小した画面表示を容易に元の大きさに戻すことができる。
本情報処理装置は、次の特徴を備えてもよい。第1の値と第2の値とを受け付ける入力部をさらに備え、前記制御部は、前記第1の値と前記第2の値の一方を前記拡大操作として受け付け、他方を前記縮小操作として受け付ける。本情報処理装置では、画面表示の拡大および縮小の操作にピンチインやピンチアウトといった複数の指を用いる操作を行わなくともよく、入力部は拡大または縮小の2値の入力を識別できればよい。このような入力部として、例えば、所定方向にスライド可能なスライダ、上方向および下方向を示す入力を受け付ける上下キー、2つの領域に分割した検知面のいずれの領域への操作であるかを検知可能なセンサ等を挙げることができる。また、入力部は、情報処理装置のキーボードが有するキーのうち、いずれかひとつのキーを拡大操作に割り当て、他のいずれかひとつのキーを縮小操作に割り当てたものでもよい。
本情報処理装置は、次の特徴を備えてもよい。前記制御部は、前記第1の速さおよび前記第2の速さを前記拡大操作または前記縮小操作の継続時間に応じて減少させる。ユーザ
の目標とする画面表示の大きさには拡大操作や縮小操作を開始してから徐々に近づくと考えられるため、このような処理によっても、ユーザの目標とする画面表示の大きさへの到達を容易にすることができる。
以上説明した技術は、情報処理方法および情報処理プログラムとして把握することも可能である。
以下、実施形態について図面を参照してさらに説明する。以下の説明では、情報処理装置の一例として可搬型の情報処理装置であるスマートフォンを採用する。図1は、実施形態に係るスマートフォンの外観の一例を示す図である。図1は、スマートフォン1の一方から見た外観(前面側の外観とする)と、他方から見た外観(背面側の外観とする)を例示する。図1では、矢印によって、スマートフォン1の前面側と背面側が入れ替えて配置され、例示される。スマートフォン1は、板状の筐体H1を有する。したがって、図1には描かれていないが、筐体H1の前面と背面との間の距離(厚み)は、前面または背面の外形寸法と比較して短い。図1で紙面に向かって上側が筐体H1の上側であり、紙面に向かって下側が筐体H1の下側であると仮定する。以下、本明細書において、筐体H1の上下方向をY方向、Y方向と直交する筐体H1の幅方向をX方向とも称する。
図1のように、筐体H1の前面には、ディスプレイ108が設けられる。さらに、ディスプレイ108の上側中央の位置にスピーカー106が設けられ、ディスプレイ108の下側中央の位置にはマイクロフォン107が設けられる。
筐体H1の背面には、背面センサ105をカバーする円形状の凹部H11が形成される。凹部H11、すなわち、背面センサ105が設けられる位置は、例えば、筐体H1を片手で把持し、把持した片手の指で背面センサ105を操作するときに、当該指が背面センサ105の斜め下方から背面センサ105に達する位置である。背面センサ105は、筐体H1の背面中央付近に形成された円形状の凹部H11の直下に配置されている。凹部H11をなす筐体H1の外壁が背面センサ105を被覆している。背面センサ105は、凹部H11をなす筐体H1の外壁を介して、指による接触を検出する。そこで、本実施形態では、背面センサ105と凹部H11をなす筐体H1の外壁とを含めて、指による操作を検出するセンサということができる。以下、背面センサ105が凹部H11をなす筐体H1の外壁を介して、指による接触を検出する場合も、単に、「背面センサ105が指による接触を検出する」という。筐体H1の背面が筐体H1外面での背面に相当する。
背面センサ105は、例えば、接触した指の指紋を検出したり、接触した指によるタッチ操作を検知する。図3は、実施形態に係るスマートフォンが備える背面センサに対するタッチ操作を例示する図である。背面センサ105は、背面センサ105上の領域1051に対してタッチした指が領域1051よりも上方向に位置する領域1052に移動することを上方向へのタッチ操作として検知できる。また、背面センサ105は、背面センサ105上の領域1051に対してタッチした指が領域1051よりも下方向に位置する領域1053に移動することを下方向へのタッチ操作として検知できる。すなわち、背面センサ105は、指が背面センサ105にタッチ(接触)した位置からの移動方向を基に、上方向へのタッチ操作および下方向へのタッチ操作を検知できる。
スピーカー106は、スマートフォン1が再生する動画や音楽等の音声を出力する。スピーカー106は、さらに、スマートフォン1を用いた通話相手からの音声を出力する。マイクロフォン107は、音声の入力を受け付ける。スマートフォン1は、マイクロフォン107に入力された音声を、スマートフォン1を用いた通話相手に送信する。スマートフォン1は、スピーカー106とマイクロフォン107とによって、電話による通話を実現できる。
ディスプレイ108は、例えば、文字や画像等を表示する表示装置である。ディスプレイ108は、例えば、Liquid Crystal Display(LCD)、Plasma Display Panel(PDP)、Electroluminescence(EL)パネル、有機ELパネル等である。
タッチパネル109は、ディスプレイ108上に重畳して配置され、ユーザのタッチ操作を検知する。ディスプレイ108上にタッチパネル109が重畳して配置されることで、スマートフォン1はユーザに対して直感的な操作を提供できる。上記した背面センサ105およびタッチパネル109がタッチ操作を検出する方式には限定はない。背面センサ105およびタッチパネル109がタッチ操作を検出する方式としては、例えば、静電容量方式や抵抗膜方式を挙げることができる。
図2は、実施形態に係るスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。スマートフォン1は、Central Processing Unit(CPU)101、主記憶部102、補助記憶部103、通信部104および接続バスB1を含む。CPU101、主記憶部102、補助記憶部103および通信部104は、接続バスB1によって相互に接続されている。
CPU101は、マイクロプロセッサユニット(MPU)、プロセッサとも呼ばれる。CPU101は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU101がマルチコア構成を有していても良い。CPU101が実行する処理のうち少なくとも一部は、CPU101以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサで行われても良い。また、CPU101が実行する処理のうち少なくとも一部は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路によって実行されてもよい。また、CPU101の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。集積回路は、Large Scale Integrated circuit(LSI)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)を含む。PLDは、例えば、Field-Programmable Gate Array(FPGA)を含む。CPU101は、プロセッサと集積回路との組み合わせであっても良い。組み合わせは、例えば、マイクロコントローラユニット(MCU)、System-on-a-chip(SoC)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。スマートフォン1では、CPU101が補助記憶部103に記憶されたプログラムを主記憶部102の作業領域に展開し、プログラムの実行を通じて周辺装置の制御を行う。これにより、スマートフォン1は、所定の目的に合致した処理を実行することができる。主記憶部102および補助記憶部103は、スマートフォン1が読み取り可能な記録媒体である。
主記憶部102は、CPU101から直接アクセスされる記憶部として例示される。主記憶部102は、Random Access Memory(RAM)およびRead
Only Memory(ROM)を含む。
補助記憶部103は、各種のプログラムおよび各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部103は外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部103には、オペレーティングシステム(Operating System、OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部104を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例
えば、コンピュータネットワーク等で接続された、他の情報処理装置および外部記憶装置が含まれる。なお、補助記憶部103は、例えば、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドシステムの一部であってもよい。
補助記憶部103は、例えば、Erasable Programmable ROM(EPROM)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive、SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)等である。
通信部104は、例えば、携帯電話機の通信事業者が提供する電話通信網とのインターフェースである。通信部104は、携帯電話の電話通信網を介して外部の装置と通信を行う。また、通信部104は、Local Area Network(LAN)等のコンピュータネットワークとのインターフェースを含んでもよい。
<スマートフォン1の処理ブロック>
図4は、実施形態に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。スマートフォン1は、受付部11、制御部12および検知部13を備える。スマートフォン1は、主記憶部102に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU101が実行することで、上記スマートフォン1の、受付部11、制御部12および検知部13等の各部としての処理を実行する。
受付部11は、背面センサ105へのタッチ操作を検知する。受付部11は、例えば、背面センサ105に対する上方向へのタッチ操作を検知すると、画面表示を拡大する拡大操作を受け付けたことを制御部12に通知する。受付部11は、上方向へのタッチ操作を行った指が背面センサ105へのタッチを継続している場合には、拡大操作が継続していることを制御部12に通知する。また、受付部11は、背面センサ105の下方向へのタッチ操作を検知すると、画面表示を縮小する縮小操作を受け付けたことを制御部12に通知する。受付部11は、下方向へのタッチ操作を行った指が背面センサ105へのタッチを継続している場合には、縮小操作が継続していることを制御部12に通知する。
制御部12は、受付部11が受け付けたタッチ操作に応じて、画面表示の拡大または縮小を行う。制御部12は、受付部11が拡大操作を受け付けている間はディスプレイ108に表示されている画面表示の拡大を第1の速さで実行し、受付部11が縮小操作を受け付けている間はディスプレイ108に表示されている画面表示の縮小を第1の速さで実行する。例えば、画面の拡大の速さは単位時間当たりの画面表示の拡大率の増加分とし、画面の縮小の速さは単位時間当たりの画面表示の拡大率の減少分とすることができる。拡大率は、拡大も縮小も行っていない初期状態の画面表示の拡大率を1.0とし、初期状態の画面表示に対する現在の画面表示の大きさの比率で示すことができる。
検知部13は、拡大操作および縮小操作の停止を検知する。拡大操作の停止としては、例えば、背面センサ105にタッチしていた指が背面センサ105から離れることや、背面センサ105にタッチしていた指が背面センサ105から離れることなく下方向へのタッチ操作を行うことを挙げることができる。また、同様に、縮小操作の停止としては、例えば、背面センサ105にタッチしていた指が背面センサ105から離れることや、背面センサ105にタッチしていた指が背面センサ105から離れることなく上方向へのタッチ操作を行うことを挙げることができる。すなわち、検知部13は、背面センサ105から指が離れたり、拡大操作から縮小操作または縮小操作から拡大操作に操作が切り替わる場合に、拡大操作や縮小操作の停止を検知する。
制御部12は、検知部13が拡大操作または縮小操作の停止を検知してから所定時間内
に背面センサ105へのタッチ操作による拡大操作または縮小操作を受け付けると、受け付けた拡大操作または縮小操作を第1の速さよりも遅い第2の速さで実行する。所定時間の長さは適宜定めることができる。所定時間は、例えば、停止の前後に実行される拡大操作や縮小操作を一連の操作として扱う時間として決定することができる。一連の操作とは、例えば、停止の前後における拡大操作や縮小操作が目標とする画面表示の大きさが共通する操作を挙げることができる。
制御部12は、拡大操作または縮小操作が停止されてから所定時間が経過した後に受け付ける拡大操作または縮小操作による画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行してもよい。換言すれば、制御部12は、所定時間の経過を契機として、画面表示を拡大または縮小する速さを初期化してもよい。なお、制御部12は、画面表示の拡大率が1.0倍(初期状態)に戻ったことを契機として、画面表示を拡大または縮小する速さを第1の速さに初期化してもよい。
図面を参照して、制御部12による画面表示の拡大、縮小操作について説明する。図5および図6は、制御部12が実行する拡大縮小操作において、拡大率の変化を例示する。図5は、実施形態に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する第1の図である。図5では、縦軸が拡大率を示し、横軸が時間を示す。また、図5において、グラフの傾きは拡大または縮小の速さを示す。図5は、時刻T0において拡大操作が開始され、時刻T1において拡大操作から縮小操作に切り替わり、時刻T2において縮小操作から拡大操作に切り替わる場合を例示する。
すなわち、図5では、時刻T0から時刻T1の間は背面センサ105に対して上方向へのタッチ操作を行った指が背面センサ105にタッチし続けている。時刻T1において背面センサ105にタッチしている指が下方向へのタッチ操作を開始し、時刻T1から時刻T2までの間は指が背面センサ105にタッチし続ける。時刻T2において背面センサ105にタッチしている指が上方向へのタッチ操作を開始し、時刻T2以降は背面センサ105に指がタッチし続けている。
図5が例示するケースでは、制御部12は、時刻T0から時刻T1までの間は第1の速さで画面表示の拡大を実行し、時刻T1から時刻T2までの間は第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示の縮小を実行し、時刻T2以降は第2の速さで画面表示の拡大を実行する。
図6は、実施形態に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する第2の図である。図6では、図5と同様に、縦軸が拡大率を示し、横軸が時間を示す。また、図6においても、図5と同様に、グラフの傾きは拡大または縮小の速さを示す。図6は、時刻T0において拡大操作が開始され、時刻T1において拡大操作から縮小操作に切り替わり、時刻T2において縮小操作から拡大操作に切り替わり、時刻T3において拡大操作から縮小操作に切り替わる場合を例示する。
すなわち、図6では、時刻T0から時刻T1の間は背面センサ105に対して上方向へのタッチ操作を行った指が背面センサ105にタッチし続けている。時刻T1において背面センサ105にタッチしている指が下方向へのタッチ操作を開始し、時刻T1から時刻T2までの間は指が背面センサ105にタッチし続ける。時刻T2において背面センサ105にタッチしている指が上方向へのタッチ操作を開始し、時刻T2から時刻T3までの間は背面センサ105に指がタッチし続けている。時刻T3において背面センサ105にタッチしている指が下方向へのタッチ操作を開始し、時刻T3以降は背面センサ105に指がタッチし続けている。
図6が例示するケースでは、制御部12は、時刻T0から時刻T1までの間は第1の速さで画面表示の拡大を実行し、時刻T1から時刻T2までの間は第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示の縮小を実行し、時刻T2から時刻T3までの間は第2の速さよりも遅い第3の速さで画面表示の拡大を実行し、時刻T3以降は第3の速さよりも遅い第4の速さで画面表示の縮小を実行する。すなわち、図6が例示するケースでは、制御部12は、拡大操作および縮小操作が切り替わるたびに画面表示を拡大または縮小する速さを遅くする。
<処理フロー>
図7は、実施形態に係るスマートフォンの処理フローの一例を示す図である。以下、図7を参照して、実施形態に係るスマートフォン1の処理フローの一例について説明する。
J1では、受付部11は、背面センサ105へのタッチ操作を検知する。受付部11は、背面センサ105に対する上方向へのタッチ操作を検知すると、拡大操作を受け付けたことを制御部12へ通知する。また、受付部11は、背面センサ105に対する下方向のタッチ操作を検知すると、縮小操作を受け付けたことを制御部12へ通知する。
J2では、制御部12は、J1で受け付けた拡大操作または縮小操作を実行する。制御部12は、J1で受け付けた操作が拡大操作である場合には、第1の速さで画面表示を拡大する。制御部12は、J1で受け付けた操作が縮小操作である場合には、第1の速さで画面表示を縮小する。
J3では、検知部13が、J2で実行した拡大操作または縮小操作の停止を検知する場合(J3でYES)、処理はJ4に進められる。検知部13が、J2で実行した拡大操作または縮小操作の停止を検知しない場合(J3でNO)、処理はJ2に進められる。
J4では、受付部11が、背面センサ105へのタッチ操作を検知する場合(J4でYES)、処理はJ5に進められる。受付部11が、背面センサ105へのタッチ操作を検知しない場合(J4でNO)、処理はJ8に進められる。
J5では、制御部12は、J4で受け付けた拡大操作または縮小操作を実行する。制御部12は、J4で受け付けた操作が拡大操作である場合には、第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示を拡大する。制御部12は、J1で受け付けた操作が縮小操作である場合には、第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示を縮小する。
J6では、検知部13が、J5で実行した拡大操作または縮小操作の停止を検知する場合(J6でYES)、処理はJ7に進められる。検知部13が、J5で実行した拡大操作または縮小操作の停止を検知しない場合(J6でNO)、処理はJ5に進められる。
J7では、受付部11が、背面センサ105へのタッチ操作を検知する場合(J7でYES)、処理はJ5に進められる。受付部11が、背面センサ105へのタッチ操作を検知しない場合(J7でNO)、処理はJ9に進められる。
J8では、制御部12は、検知部13が停止を検知してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合(J8でYES)、処理はJ10に進められる。所定時間経過していない場合(J8でNO)、処理はJ4に進められる。
J9では、制御部12は、検知部13が停止を検知してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合(J9でYES)、処理はJ10に進められる。所定時間経過していない場合(J9でNO)、処理はJ7に進められる。
J10では、制御部12は、画面表示の拡大または縮小する速さを第1の速さに戻す(リセットする)。
以上説明した図7に例示する処理では、検知部13が停止を検知してから所定時間が経過した場合に、制御部12が画面表示の拡大または縮小する速さを第1の速さに戻したが(図7のJ10)、制御部12は画面表示の拡大率が1.0倍に戻ったことを検出した場合にも拡大または縮小する速さを第1の速さに戻してもよい。
<実施形態の作用効果>
実施形態では、スマートフォン1は、拡大操作または縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する。スマートフォン1は、拡大操作または縮小操作の停止の検知後、所定時間内に拡大操作または縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さより遅い第2の速さで実行する。すなわち、実施形態に係るスマートフォン1では、ユーザの所望の画面表示の大きさに近づくまでは第1の速さで高速に拡大または縮小を実行し、ユーザの所望の画面表示の大きさが近づくと第1の速さよりも遅い第2の速さで画面表示の大きさを微調整することを可能にする。このため、実施形態によれば、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率(すなわち、目標とする画面表示の大きさ)への到達を容易にすることができる。
また、実施形態に係るスマートフォン1は、背面センサ105に対する上方向へのタッチ操作または下方向へのタッチ操作によって、拡大操作および縮小操作を実現する。上下方向へのタッチ操作は、複数の指を用いるピンチインやピンチアウトと比較して、検知面積の狭いセンサに対しても実行できる。そのため、実施形態によれば、ピンチインやピンチアウトに例示される複数の指を用いた操作を実行する検知面積を有しない(すなわち、狭い)センサに対する操作でも、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率への到達を容易にすることができる。実施形態に係る技術は、このような検知面積の狭いセンサに対しても適用可能であるため、例えば、スマートウォッチのような小型の装置に対しても、実施形態に係る技術を適用できる。
<第1変形例>
実施形態では、タッチ操作が停止してから所定時間が経過すると画面表示を拡大または縮小する速さが第2の速さから第1の速さにリセットされる。第1変形例では、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率を含むと推定される許容範囲を設定し、設定した許容範囲から離れた場合に画面表示を拡大または縮小する速さを第2の速さから第1の速さにリセットする構成について説明する。実施形態と共通の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図面を参照して、第1変形例について説明する。
図8は、第1変形例に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。図8に例示されるスマートフォン1aは、制御部12に代えて制御部12aを備える点で、実施形態に係るスマートフォン1とは異なる。
制御部12aは、制御部12の処理に加えて、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率を含む許容範囲を推定する処理を実行する。制御部12aは、例えば、拡大操作と縮小操作との間の操作の切り替えが発生したときの画面表示の拡大率を補助記憶部103に記憶させる。制御部12aは、補助記憶部103に記憶させた拡大率の数が2以上になると、補助記憶部103に記憶させた拡大率のうち直近の2回分の拡大率を境界として許容範囲を設定する。制御部12aは、拡大操作や縮小操作によって拡大または縮
小された画面表示の拡大率が許容範囲を外れると、画面表示を拡大したり縮小したりする速さを第1の速さに初期化する。
図9は、第1変形例において、制御部が設定する許容範囲を模式的に示す第1の図である。図9では、縦軸が拡大率を示し、横軸が時間を示す。また、図9において、グラフの傾きは拡大または縮小の速さを示す。図9は、時刻T0において拡大操作が開始され、時刻T1において拡大操作から縮小操作に切り替わり、時刻T2において縮小操作から拡大操作に切り替わる場合を例示する。
図9の例では、時刻T1において拡大操作から縮小操作への切り替えが発生している。そこで、拡大操作から縮小操作への切り替えを検知した制御部12aは、時刻T1における画面表示の拡大率X1を補助記憶部103に記憶させる。図9の例では、時刻T1の後の時刻T2において縮小操作から拡大操作への切り替えが発生している。縮小操作から拡大操作への切り替えを検知した制御部12aは、時刻T2における画面表示の拡大率X2を補助記憶部103に記憶させる。時刻T2において、補助記憶部103が記憶する拡大率の数は2以上となる。そこで、時刻T2において、制御部12aは、X1とX2の間の領域を許容範囲R1として設定する。
図10は、第1変形例において、制御部が設定する許容範囲を模式的に示す第2の図である。図10では、図9と同様に、縦軸が拡大率を示し、横軸が時間を示す。また、図10においても、グラフの傾きは拡大または縮小の速さを示す。図10は、図9の時刻T2以降の時刻T3において、拡大操作から縮小操作に切り替わる場合を例示する。
図10の例では、時刻T3において拡大操作から縮小操作への切り替えが発生している。そこで、拡大操作から縮小操作への切り替えを検知した制御部12aは、時刻T3における画面表示の拡大率X3を補助記憶部103に記憶させる。時刻T3において、制御部12aは、X2とX3の間の領域を許容範囲R2として設定する。
制御部12aは、制御部12aは、拡大操作または縮小操作によって画面表示の拡大率が許容範囲R1や許容範囲R2を外れると、画面表示を拡大または縮小する速さを第2の速さから第1の速さに初期化する。
第1変形例では、拡大操作と縮小操作との間の切り替えが発生したときの画面表示の拡大率のうち、直近2回分の拡大率を境界とする許容範囲を設定し、拡大操作または縮小操作に伴って変動する画面表示の拡大率が許容範囲から外れた場合に、画面表示の拡大または縮小する速さを第2の速さから第1の速さにリセットする。拡大操作と縮小操作との間の切り替えが発生するときは、画面表示の拡大率がユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率を超えた場合であると考えられる。そのため、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率が、直近2回分の拡大率を境界とする許容範囲内と考えられる。第1変形例によれば、このような許容範囲から外れた(すなわち、ユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率から外れた)場合に第2の速さから第1の速さにリセットすることで、画面表示の拡大率をより早くユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率に近づけることができる。
なお、第1変形例では、制御部12aは、拡大操作と縮小操作との間の切り替えが発生したときの画面表示の拡大率のうち、直近2回分の拡大率を境界として許容範囲を設定したが、許容範囲の設定はこのような方法に限定されるわけではない。制御部12aは、例えば、拡大操作と縮小操作との間の切り替えが発生したときの画面表示の拡大率のうち、直近2回分の拡大率の平均値を基に許容範囲を設定してもよい。図11は、直近2回分の拡大率の平均値を基に設定した許容範囲を例示する図である。図11の例では、制御部1
2aは、直近2回分の拡大率であるX1、X2の平均値A1=(X1+X2)/2を算出し、算出した平均値A1をユーザの目標とする画面表示の大きさに対応する拡大率として推定する。制御部12aは、推定した画面表示の拡大率A1から所定値hの範囲を許容範囲R3として設定する。このように、制御部12aは、直近2回分の拡大率の平均値を基に許容範囲を設定してもよい。
<第2変形例>
実施形態では、背面センサ105によって拡大操作および縮小操作を受け付けたが、スマートフォンは背面センサ105以外の入力部によって拡大操作および縮小操作を受け付けてもよい。図12は、第2変形例に係るスマートフォンの外観の一例を示す図である。図12に例示されるスマートフォン1bは、ディスプレイ108に代えてラウンドディスプレイ108aを備えるとともにタッチパネル109に代えてタッチパネル109aを備える点で、実施形態に係るスマートフォン1と異なる。実施形態と共通の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図面を参照して、第2変形例について説明する。
ラウンドディスプレイ108aは、スマートフォン1bの左右側面にまで覆うように設けられるディスプレイである。タッチパネル109aは、ラウンドディスプレイ108aの左右側面を含む範囲にまで重畳するように設けられている。すなわち、タッチパネル109aは、スマートフォン1bの左右側面におけるタッチ操作も検知することができる。
受付部11は、スマートフォン1bの左右側面における、上方向へのタッチ操作を画面表示の拡大操作として受け付け、下方向へのタッチ操作を画面表示の縮小操作として受け付けることができる。すなわち、スマートフォン1bでは、背面センサ105に代えてスマートフォン1bの側面を画面表示の拡大操作や縮小操作に用いることができる。また、第2変形例の技術をスマートウォッチに適用することで、スマートウォッチのディスプレイの側面を画面表示の拡大操作や縮小操作に用いてもよい。
<第3変形例>
実施形態では、拡大操作や縮小操作の停止を検知することで、その後に実行される拡大操作や縮小操作による画面表示の拡大や縮小の速さを変化させる。第3変形例では、拡大操作や縮小操作が継続している時間に応じて徐々に画面表示の拡大や縮小の速さを遅くする例について説明する。実施形態と共通の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図面を参照して、第3変形例について説明する。
図13は、第3変形例に係るスマートフォンの処理ブロックの一例を示す図である。図13に例示されるスマートフォン1cは、制御部12に代えて制御部12bを備える点で、実施形態に係るスマートフォン1とは異なる。
制御部12bは、拡大操作や縮小操作が継続している時間に応じて徐々に画面表示の拡大や縮小の速さを遅くする点で、実施形態に係るスマートフォン1の制御部12とは異なる。経過時間に対する画面表示の拡大や縮小の速さを遅くする割合は、設計に応じて適宜決定すればよい。制御部12bは、例えば、画面表示の拡大や縮小の速さを時間微分した値(加速度の大きさ)を一定としてもよい。
図14は、第3変形例に係るスマートフォンの制御部が実行する画面表示の拡大および縮小の速さの変化を例示する図である。図14では、図5と同様に、縦軸が拡大率を示し、横軸が時間を示す。また、図14において、グラフの傾きは拡大または縮小の速さを示す。図14は、時刻T0において拡大操作が開始され、時刻T1において拡大操作から縮小操作に切り替わり、時刻T2において縮小操作から拡大操作に切り替わる場合を例示す
る。
図14を参照すると理解できるように、拡大操作を実行される時刻T0から時刻T1の間では、制御部12bは、時刻T0近傍(拡大操作の開始直後)が最も速い速さで画面表示の拡大を実行し、その後、時間の経過とともに画面表示を拡大する速さを徐々に遅くする。縮小操作が実行される時刻T1から時刻T2の間では、制御部12bは、時刻T1近傍(縮小操作の開始直後)が最も速い速さで画面表示の縮小を実行し、その後、時間の経過とともに画面表示を縮小する速さを徐々に遅くする。ユーザの目標とする画面表示の大きさには、拡大操作や縮小操作を開始してから徐々に近づくと考えられるため、このような処理によっても、ユーザの目標とする画面表示の大きさへの到達を容易にすることができる。
<その他の変形>
実施形態に係るスマートフォン1において、画面表示を拡大する速さや縮小する速さを示すインジケータがディスプレイ108に表示されてもよい。図15は、実施形態に係るスマートフォンのディスプレイにインジケータを表示した状態の一例を示す図である。図15では、雲や立方体が表示されたディスプレイ108上にインジケータI1が表示されている。インジケータI1は、ポインタI11と枠I12とを含み、画面表示を拡大する速さや縮小する速さが大きいほどポインタI11は枠I12内の上方向に移動し、画面表示を拡大する速さや縮小する速さが初期状態である場合には、ポインタI11は枠I12の底部に位置する。すなわち、インジケータI1は、ポインタI11の位置によって、画面表示を拡大する速さや縮小する速さを視覚的に示すことができる。
実施形態に係るスマートフォン1は、画面表示の拡大および縮小をキャンセルする(画面表示を拡大も縮小もしていない元の大きさに戻す)キャンセルボタンをディスプレイ108に表示してもよい。図16は、実施形態に係るスマートフォンのディスプレイにキャンセルボタンを表示した状態を例示する図である。制御部12は、キャンセルボタンI2の押下を検知すると、画面表示の拡大率を1.0倍に戻す。制御部12は、また、キャンセルボタンI2の押下を検知すると、画面表示の拡大や縮小の速さを初期値である第1の速さに戻してもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせることができる。
<<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させる情報処理プログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、Compact Disc-Recordable(CD-R)、Compact Disc-ReWriterable(CD-RW)、Digital Versatile Disc(DVD)、ブルーレイディスク(BD)、Digital Audio Tape(DAT)、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
1、1a、1b、1c・・・スマートフォン
11・・・受付部
12、12a、12b・・・制御部
13・・・検知部
101・・・CPU
102・・・主記憶部
103・・・補助記憶部
104・・・通信部
105・・・背面センサ
1051、1052、1053・・・領域
106・・・スピーカー
107・・・マイクロフォン
108、108a・・・ディスプレイ
109、109a・・・タッチパネル
H1・・・筐体
H11・・・凹部
B1・・・接続バス

Claims (10)

  1. 画面表示を拡大する拡大操作および画面表示を縮小する縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する制御部と、
    前記受け付けた操作の停止を検知する検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記停止から所定時間内に前記拡大操作および前記縮小操作のいずれかの操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を前記第1の速さよりも遅い第2の速さで実行する、
    情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記拡大操作から前記縮小操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作へ切り替えたときにおける画面表示の倍率とに基づいて許容範囲を設定し、前記許容範囲から画面表示の倍率が逸脱すると、画面表示を拡大または縮小する速さを前記第1の速さに設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記拡大操作から前記縮小操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率の履歴を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶させた画面表示の倍率のうち、最新の2つの倍率を境界として前記許容範囲を設定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記拡大操作から前記縮小操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率および前記縮小操作から前記拡大操作への切り替えたときにおける画面表示の倍率の履歴を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶させた画面表示の倍率のうち、最新の2つの倍率の平均値を算出し、算出した平均値を中心とした所定値の幅を前記許容範囲として設定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、画面表示の拡大および縮小の速さを示すインジケータを表示部に表示する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記拡大操作および前記縮小操作の少なくとも一方によって拡大または縮小された画面表示を、前記拡大操作および前記縮小操作のいずれも実行されていない初期状態の大きさに戻す指示ボタンを表示部に表示する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 第1の値と第2の値とを受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の値と前記第2の値の一方を前記拡大操作として受け付け、他方を前記縮小操作として受け付ける、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の速さおよび前記第2の速さを前記拡大操作または前記縮小操作の継続時間に応じて減少させる、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが、
    画面表示を拡大する拡大操作および画面表示を縮小する縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する制御処理と、
    前記受け付けた操作の停止を検知する検知処理と、を実行し、
    前記制御処理では、前記停止から所定時間内に前記拡大操作および前記縮小操作のいずれかの操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を前記第1の速さよりも遅い第2の速さで実行する、
    情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    画面表示を拡大する拡大操作および画面表示を縮小する縮小操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を第1の速さで実行する制御処理と、
    前記受け付けた操作の停止を検知する検知処理と、を実行させ、
    前記制御処理では、前記停止から所定時間内に前記拡大操作および前記縮小操作のいずれかの操作を受け付けると、受け付けた操作にしたがって画面表示の拡大または縮小を前記第1の速さよりも遅い第2の速さで実行させる、
    情報処理プログラム。
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