JP7264510B2 - パッチアンテナ、及びアレイアンテナ - Google Patents

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Description

本開示は、パッチアンテナ、及びアンテナアレイに関する。
5G(5th Generation)と呼ばれる無線通信方式では、sub-6と呼ばれる4GHz帯と、ミリ波と呼ばれる28GHz帯が使用される。特に28GHz帯では、高利得を得るために複数のアンテナ素子を並べて利得の合成を行うため、指向性及び位相の制御がしやすいパッチアンテナが主流となっている。
関連技術として、特許文献1は、円偏波用ループアンテナを開示する。特許文献1に記載される円偏波用ループアンテナは、2周波共用アンテナであり、2つのアンテナ素子を有する。特許文献1において、2つのアンテナ素子は、マイクロストリップループアンテナとして構成される。特許文献1において、2つのループアンテナ素子は同心円状に配置され、同一給電ラインにより給電される。
特開平7-183721号公報
ミリ波帯(28GHz帯)においては、波長がλ≒11mmと非常に短いため、製造のしやすさと、ばらつきの少なさから、プリント基板を利用したパッチアンテナが使用されている。しかしながら、パッチアンテナは構造が単純なため、小型化が進んでいない。特許文献1に記載の円偏波用ループアンテナでは、アンテナ素子にループ素子が使用される。この場合、アンテナの小型化が可能である。しかしながら、パッチアンテナの更なる小型化が望まれる。
本開示は、上記事情に鑑み、小型化が可能なパッチアンテナ、及びアンテナアレイを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示は、接地電位が与えられるGND面と、前記GND面と誘電体を介して対向するループ状のアンテナエレメントと、一端が前記アンテナエレメントに接続され、他端がビアを介して給電部に接続される給電線路と、前記GND面と前記アンテナエレメントとの間に、ビアを介して前記GND面に接続される面状の導体とを備え、前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と容量結合されることでスプリットリング共振器として機能する、パッチアンテナを提供する。
本開示は、また、行列状に配列された複数のパッチアンテナを有し、複数のパッチアンテナのそれぞれは、接地電位が与えられるGND面と、前記GND面と誘電体を介して対向するループ状のアンテナエレメントと、一端が前記アンテナエレメントに接続され、他端がビアを介して給電部に接続される給電線路と、前記GND面と前記アンテナエレメントとの間に、ビアを介して前記GND面に接続される面状の導体とを備え、前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と容量結合されることでスプリットリング共振器として機能する、アレイアンテナを提供する。
本開示に係るパッチアンテナ、及びアンテナアレイは、小型化が可能である。
本開示においてパッチアンテナに用いられる基板を示す上面図。 本開示においてパッチアンテナに用いられる基板を示す側面図。 一般的なパッチアンテナを示す上面図。 一般的なパッチアンテナを示す右側面図。 一般的なパッチアンテナを示す下面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す上面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す右側面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す下面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナのA-A断面を示す断面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す斜視図。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナを示す上面図。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナを示す右側面図。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナを示す下面図。 パッチアンテナのA-A断面を示す断面図。 パッチアンテナを示す斜視図。 パッチアンテナの断面に電気的な回路を追記した断面図。 一般的なパッチアンテナのリターンロスの周波数特性を示すグラフ。 一般的なパッチアンテナから放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフ。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す上面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す右側面図。 ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す下面図。 図19-図21に示されるパッチアンテナのリターンロスの周波数特性を示すグラフ。 図6-図8に示されるパッチアンテナのリターンロスの周波数特性を示すグラフ。 図6-図8に示されるパッチアンテナから放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフ。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナと同様な構成を有するパッチアンテナを示す上面図。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナと同様な構成を有するパッチアンテナを示す右側面図。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナと同様な構成を有するパッチアンテナを示す下面図。 図25-図27に示されるパッチアンテナのリターンロスの周波数特性を示すグラフ。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナのリターンロスの周波数特性を示すグラフ。 本開示の一実施形態に係るパッチアンテナから放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフ。 一般的なパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す上面図。 ループ状のアンテナエレメントが使用されるパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す上面図。 ループ状のアンテナエレメントが使用され、かつスプリットリング共振構造を有するパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す上面図。 円形ループアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す上面図。 円形ループアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す右側面図。 円形ループアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す下面図。 円形ループアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す斜視図。
以下、本開示の実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本開示においてパッチアンテナに用いられる基板を示す。本実施形態において、パッチアンテナには、図1及び図2に示されるように、4層基板201が用いられることを想定する。4層基板201のサイズは、図1に示されるように5mm×5mmであるとする。また、4層基板201の厚みは、図2に示されるように、1mmであるとする。
図2に示されるように、4層基板201の誘電体203上には銅箔202が形成可能である。銅箔202の厚みは0.1mmであり、誘電体203の厚みは0.2mmであるとする。銅箔202及び誘電体203は、交互に重ねられる。4層基板201の各層は、ビア204を介して接続が可能である。誘電体203には、例えば低損失の基材であるMegtron6が用いられる。
図3-図5は、一般的なパッチアンテナを示す3面図である。パッチアンテナ300は、GND(接地面)301、アンテナエレメント302、及び誘電体303を有する。GND301は、4層基板201(図2を参照)の第4層に形成され、アンテナエレメント302は、4層基板201の第1層に形成される。アンテナエレメント302は、ビア304を介して給電部305から給電される。
図6-図8は、ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナを示す3面図である。また、図9は、ループ状のアンテナエレメントを有するパッチアンテナのA-A断面を示す断面図であり、図10は、パッチアンテナを示す斜視図である。パッチアンテナ400は、GND401、アンテナエレメント402、給電線路403、及び誘電体404を有する。例えば図7及び図8に示されるように、GND401は、4層基板の第4層に形成される。アンテナエレメント402、及び給電線路403は、4層基板の第1層に形成される。
図6及び図10に示されるように、パッチアンテナ400において、アンテナエレメント402は、ループ状に形成される。給電線路403の一端は、ループ状のアンテナエレメント402の左右対称となる1点に接続される。給電線路403の他端は、図9に示されるように、ビア405を介して給電部406に接続される。給電線路403の長さLは、長いほど、アンテナエレメントの小型化が可能である。ただし、給電線路403は、ビア405に接続される端部がループ状のアンテナエレメント402に接触しないように、その長さLが決められる。
上記パッチアンテナ400は、ループ状のアンテナエレメントが用いられることで、小型化が可能である。本実施形態は、パッチアンテナの更なる小型化を可能とするパッチアンテナを提供する。
図11-図13は、本開示の一実施形態に係るパッチアンテナの3面図である。また、図14は、本実施形態に係るパッチアンテナのA-A断面を示す断面図であり、図15は、パッチアンテナを示す斜視図である。パッチアンテナ100は、GND101、アンテナエレメント102、給電線路103、誘電体104、及び面パターン108を有する。例えば図12-図14に示されるように、GND(GND面)101は、4層基板の第4層の形成される。GND101には、接地電位が与えられる。アンテナエレメント102、及び給電線路103は、4層基板の第1層の形成される。面状の導体である面パターン108は、4層基板の第2層に形成される。GND101、アンテナエレメント102、給電線路103、及び面パターン108は、それぞれ銅箔などの導体を用いて形成される。
図11及び図15に示されるように、パッチアンテナ100において、アンテナエレメント102は、ループ状に形成される。アンテナエレメント102は、誘電体104を介してGND101と対向する。給電線路103の一端は、ループ状のアンテナエレメント102の左右対称となる1点に接続される。給電線路103の他端は、図14及び15に示されるように、ビア105を介して給電部106に接続される。アンテナエレメント102への給電は、図6-図10に示されるパッチアンテナ400におけるアンテナエレメント402への給電と同様である。
図12、図14、及び図15に示されるように面パターン108は、ビア107を介してGND101に接地される。面パターン108は、誘電体104を介してアンテナエレメントの一部、及び/又は給電線路103の一部と対向する。パッチアンテナ100は、図6-図10に示されるパッチアンテナ400の構成に、面パターン108が追加された構成を有する。
図16は、パッチアンテナ100の断面に電気的な回路を追記した図である。図16に示されるように、面パターン108は、ループ状のアンテナエレメント102の一部、及び/又は、給電線路103の一部と容量結合される。従って、給電部106、ビア105、給電線路103、アンテナエレメント102の一部、面パターン108、ビア107、及びGND101によるスプリットリング共振構造(スプリットリング共振器)が構成される。
上記面パターン108及びビア107の位置は、給電線路103とループ状のアンテナエレメント102との交点から、給電部106の方向に移動することができる。面パターン108及びビア107の位置を移動することで、面パターン108と、アンテナエレメント102、及び給電線路103の少なくとも一方とが重なる部分の面積が変化し、パッチアンテナ100における共振周波数を調整することが可能である。上記に加えて、又は代えて、面パターン108のサイズを変化させることで、共振周波数を調整することもできる。さらには、給電線路103の線路長Lを変化させることで、共振周波数を調整することができる。
続いて、電磁界シミュレータによるシミュレーション結果を用いてパッチアンテナの特性を説明する。図17は、図3-図5に示されるパッチアンテナ300のリターンロスの周波数特性を示すグラフである。図17において、横軸は周波数を表し、縦軸はSパラメータを表す。図17に示されるように、パッチアンテナ300において、共振周波数が28GHzに調整されているとする。その場合、アンテナエレメント302のサイズは、図3に示されるように2.2mm×2.2mmであり、その面積は4.84mmであったとする。図18は、共振周波数が28GHzに調整されたパッチアンテナ300から放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフである。図18に示されるように、パッチアンテナ300の正面方向の利得は、約4.7dBiである。
図19-図21は、図6-図8に示されるパッチアンテナ300と同様な構成を有するパッチアンテナを示す。図19-図21に示されるパッチアンテナ400において、アンテナエレメント402のサイズは、パッチアンテナ300において共振周波数が2.8GHzとなる2.2mm×2.2mmである。
図22は、図19-図21に示されるパッチアンテナ400のリターンロスの周波数特性を示す。パッチアンテナ400において、ループ状のアンテナエレメント402のサイズを、パッチアンテナ300におけるアンテナエレメントのサイズと同じサイズにした場合、共振周波数は、図22に示されるように、22.5GHzとなる。アンテナエレメントのサイズがパッチアンテナ300とパッチアンテナ400とで同じ場合、共振周波数は低下する。これは、ループ状のアンテナエレメントが用いられる場合、アンテナエレメントの小型化が可能であることを示す。
パッチアンテナ400において、共振周波数が28GHz付近に調整される場合、アンテナエレメント402のサイズは、図6に示されるように1.8mm×1.8mmとなる。その場合、面積は、3.14mであり、ループ状のアンテナエレメントが用いられないパッチアンテナ300におけるアンテナエレメント302の面積に対して33%の小型化が可能である。
図23は、共振周波数が28GHz付近に調整されたパッチアンテナ400のリターンロスの周波数特性を示すグラフである。図24は、共振周波数が28GHz付近に調整されたパッチアンテナ400から放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフである。図17に示されるグラフと、図23に示されるグラフとを比較すると、パッチアンテナ300とパッチアンテナ400とで、同等のリターンロスが得られていることがわかる。また、図18に示されるグラフと図24に示されるグラフとを比較すると、パッチアンテナ300とパッチアンテナ400とで、同等の放射特性が得られていることがわかる。
図25-図27は、本実施形態に係るパッチアンテナ100と同様な構成を有するパッチアンテナを示す。図25-図27に示されるパッチアンテナ100において、アンテナエレメント102のサイズは、パッチアンテナ400において共振周波数が2.8GHzとなる1.8mm×1.8mmである。
図28は、図25-図27に示されるパッチアンテナ100のリターンロスの周波数特性を示す。パッチアンテナ100において、アンテナエレメント102のサイズを、パッチアンテナ400におけるアンテナエレメント402のサイズと同じサイズにした場合、共振周波数は、図28に示されるように、24.7GHzとなる。スプリットリング共振構造を備えるパッチアンテナ100は、スプリットリング共振構造を有しないパッチアンテナ400に比べて、アンテナエレメントの小型化が可能である。
パッチアンテナ100において、共振周波数が28GHz付近に調整される場合、アンテナエレメント102のサイズは、図11に示されるように1.5mm×1.5mmとなる。その場合、面積は、2.25mであり、ループ状のアンテナエレメントが用いられないパッチアンテナ300におけるアンテナエレメント302の面積に対して約54%の小型化が可能である。
図29は、共振周波数が28GHz付近に調整されたパッチアンテナ100のリターンロスの周波数特性を示すグラフである。図30は、共振周波数が28GHz付近に調整されたパッチアンテナ100から放射される電波の指向性及び利得を示す極座標グラフである。図29に示されるグラフと図17に示されるグラフとを比較すると、パッチアンテナ100とパッチアンテナ300とで、同等のリターンロスが得られていることがわかる。また、図24に示されるグラフと図18に示されるグラフとを比較すると、パッチアンテナ100とパッチアンテナ300とで、同等の放射特性が得られていることがわかる。
本実施形態では、パッチアンテナ100は、ループ状のアンテナエレメント102を有する。また、本実施形態では、アンテナエレメント102に対し、ループの内側に延びる給電線路103から給電が行われる。さらに、本実施形態において、パッチアンテナ100は、アンテナエレメント102の一部、及び給電線路103の一部の少なくとも一方と容量的に結合される面パターン108を有する。パッチアンテナ100において、このような構造が採用されることで、アンテナエレメントの小型化が可能であり、パッチアンテナ100を含む装置の小型化、軽量化、及び低コスト化が可能である。
続いて、パッチアンテナを含むアレイアンテナを説明する。図31は、一般的なパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す。図31に示されるアレイアンテナ350は、行列状に配列された複数のパッチアンテナ300(アンテナエレメント302(図3及び4を参照))を有する。例えば、アンテナが例えば基地局において使用される場合、高利得が要求されるため、図31に示されるように、8×8素子=64素子のアンテナエレメントを有するアレイアンテナ350が使用される。アレイアンテナが28GHz帯で使用される場合を考えた場合、アンテナエレメントは、信号波長の半分(λ/2(≒5mm))の間隔でアレイ状に配列される。その場合、アレイアンテナ350のサイズは57.6mm×57.6mmとなり、面積は約3318mmとなる。
図32は、ループ状のアンテナエレメントが使用されるパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す。図32に示されるアレイアンテナ450は、行列状に配列された複数のパッチアンテナ400(アンテナエレメント402(図6-図10を参照))を有する。アレイアンテナ450において、アンテナエレメントは、λ/2の間隔で配置される。アレイアンテナにループ状のアンテナエレメントが使用されるパッチアンテナ400が用いられる場合、各パッチアンテナ400の小型化が可能であるため、アレイアンテナ450のサイズは54.4mm×54.4mmとなり、面積は約2959mmとなる。アレイアンテナにパッチアンテナ400が使用される場合、パッチアンテナ300が使用される場合に比べて、約11%の小型化が実現できる。
図33は、ループ状のアンテナエレメントが使用され、かつスプリットリング共振構造を有するパッチアンテナを用いて構成されるアレイアンテナを示す。図33に示されるアレイアンテナ150は、行列状に配列された複数のパッチアンテナ100(アンテナエレメント102(図11-図15を参照))を有する。アレイアンテナ150において、アンテナエレメントは、λ/2の間隔で配置される。アレイアンテナに、パッチアンテナ100が用いられる場合、各パッチアンテナ100の小型化が可能であるため、アレイアンテナ150のサイズは52mm×52mmとなり、面積は約2704mmとなる。アレイアンテナにパッチアンテナ100が使用される場合、パッチアンテナ300が使用される場合に比べて、約19%の小型化が実現できる。
なお、上記実施形態では、アンテナエレメントが方形ループアンテナエレメントとして構成される例を説明したが、本開示において、アンテナエレメントはループ状であればよく、その形状は特に方形には限定されない。図33-図36は、円形ループアンテナエレメントを有する変形例に係るパッチアンテナを示す3面図である。また、図37は、パッチアンテナを示す斜視図である。変形例に係るパッチアンテナ100aは、ループ状のアンテナエレメント102aの形状が円形である点において、図11-図13に示されるパッチアンテナ100と相違する。この例のように、アンテナエレメントの形状が円形である場合でも、アンテナエレメントの小型化が可能である。アンテナエレメントの形状は、方形又は円形以外の形状であってもよい。
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、本開示は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に対して変更や修正を加えたものも、本開示に含まれる。
100:パッチアンテナ
101:GND
102:アンテナエレメント
103:給電線路
104:誘電体
105、107:ビア
106:給電部
108:面パターン
150:アレイアンテナ
201:4層基板
202:銅箔
203:誘電体
204:ビア
300:パッチアンテナ
301:GND
302:アンテナエレメント
303:誘電体
304:ビア
305:給電部
350:アレイアンテナ
400:パッチアンテナ
401:GND
402:アンテナエレメント
403:給電線路
404:誘電体
405:ビア
406:給電部
450:アレイアンテナ

Claims (9)

  1. 接地電位が与えられるGND面と、
    前記GND面と誘電体を介して対向するループ状のアンテナエレメントと、
    一端が前記アンテナエレメントに接続され、他端がビアを介して給電部に接続される給電線路と、
    前記GND面と前記アンテナエレメントとの間に、ビアを介して前記GND面に接続される面状の導体とを備え、
    前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と容量結合されることでスプリットリング共振器として機能する、パッチアンテナ。
  2. 前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と、誘電体を介して対向する請求項1に記載のパッチアンテナ。
  3. 前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と、前記誘電体を介して容量結合される請求項2に記載のパッチアンテナ。
  4. 前記給電線路の長さを調整することで共振周波数が調整可能である、請求項1から3何れか1項に記載のパッチアンテナ。
  5. 前記面状の導体と、前記アンテナエレメント及び前記給電線路の少なくとも一方とが重なる部分の面積を調整することで、共振周波数が調整可能である請求項1から4何れか1項に記載のパッチアンテナ。
  6. 行列状に配列された複数のパッチアンテナを有し、
    複数のパッチアンテナのそれぞれは、
    接地電位が与えられるGND面と、
    前記GND面と誘電体を介して対向するループ状のアンテナエレメントと、
    一端が前記アンテナエレメントに接続され、他端がビアを介して給電部に接続される給電線路と、
    前記GND面と前記アンテナエレメントとの間に、ビアを介して前記GND面に接続される面状の導体とを備え、
    前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と容量結合されることでスプリットリング共振器として機能する、アレイアンテナ。
  7. 前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と、誘電体を介して対向する請求項6に記載のアレイアンテナ。
  8. 前記面状の導体は、前記アンテナエレメントの一部及び前記給電線路の一部の少なくとも一方と、前記誘電体を介して容量結合される請求項7に記載のアレイアンテナ。
  9. 前記アンテナエレメントは、信号波長の半分の間隔でアレイ状に配列される請求項6から8何れか1項に記載のアレイアンテナ。
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