JP7263410B2 - 遠位橈骨安定化システム - Google Patents

Description

＜関連出願の相互参照＞
本出願は、２０１６年８月１７日に出願された米国特許出願第１５／２３８，７７３号の一部継続出願である、２０１７年３月１３日に出願された米国特許出願第１５／４５６，６４２号の一部継続出願である、２０１８年１月１５日に出願された米国特許出願第１５／８７１，１８３号の一部継続出願である、２０１９年６月１３日に出願された米国特許出願第１６／４４０，４０９号の一部継続出願である。この出願は、２０１７年９月６日に出願された米国仮出願第６２／５５４，７００号の利点も主張する。これらの出願の各々の内容は、あらゆる目的のためにそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本開示は、例えば、外傷用途のため、より具体的には、遠位橈骨および尺骨の骨折の安定化のための外科用デバイスおよび安定化システムに関する。

骨折は、多くの場合、１つ以上のプレートを使用して、骨幹骨などの骨を内的に固定することによって修復される。プレートは、例えば、プレートに対して圧縮力を提供する骨および頭部を係合するねじによって、骨折した骨に対して保持される。したがって、プレートおよび骨は、主にプレートの骨接触面と骨表面との間で荷重を伝達して、治癒中に骨折した骨を補強するように、互いに押し付けられる。プレートと骨幹骨表面との間には大きな接触領域があり、荷重の伝達を分散させることができるため、このプレーティング方法は、一般に、骨内に比較的低い応力集中をもたらす。骨を動的に圧縮することができる係止ねじ、非係止ねじ、または両方の組み合わせの使用が所望される場合がある。当然のことながら、プレートの設計、ねじの種類、ならびに係止および／または非係止能力は、骨折の場所と種類によって異なる場合がある。

上肢の３つの長骨は、上腕骨、橈骨、および尺骨である。橈骨骨折固定の場合、掌側アプローチが特定の骨折の種類のプレーティングに適していることがある。しかしながら、解剖学的関節の縮小および橈骨の安定した固定のための改良されたプレーティングシステムの必要性が残っている。

この必要性および他の必要性を満たすために、例えば、橈骨および尺骨の安定化のための骨安定化のデバイス、システム、および方法が提供される。安定化システムは、１つ以上のプレートおよび１つ以上の締結具を含み得る。橈骨または尺骨に関して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システムは、上腕骨、大腿骨、脛骨などの他の長骨の固定にも使用または使用されるように適合され得ると理解されよう。

一実施形態によれば、安定化システムは、骨プレートおよび複数の締結具を含む。骨プレートは、長手方向軸に沿って延在する細長い部分と、拡大ヘッド部分と、細長い部分を拡大ヘッド部分に接続する移行領域と、を含み、移行領域は湾曲しており、拡大ヘッド部分の端部に接続され、骨プレートが、拡大ヘッド部分、移行領域、および細長い部分を通って延在する複数の貫通穴を含む。締結具は、骨プレートの複数の貫通穴のうちの１つ以上を通って延在するように構成されており、骨プレートを骨に固定するように構成されている。

締結具は、（例えば、プレートに係止するように構成されている）係止締結具、（例えば、骨の動的圧縮を提供するように構成されている）非係止締結具、（例えば、複数の角度または軌道で挿入されるように構成されている）多軸締結具、（例えば、固定角度または軌道で挿入されるように構成されている）固定角度締結具、または当技術分野で知られている他の適切な締結具を含み得る。

場合によっては、係止締結具は、締結具のヘッド部分に自己形成ねじ山を有する締結具を含み得、これらは、プレート上の複数の貫通穴のうちの少なくとも１つに係止するように構成されている。

別の実施形態によれば、橈骨を安定化するように構成されている安定化システムは、骨プレート、複数の固定角度締結具、多軸締結具、および締結具を含む。骨プレートは、長手方向軸に沿って延在する細長い部分と、拡大ヘッド部分と、細長い部分を拡大ヘッド部分に接続する移行領域を含み、移行領域は湾曲しており、拡大ヘッド部分の端部に接続され、骨プレートは、細長い部分に沿って概ね整列して位置付けられた複数の固定角度穴と、移行領域に接続された拡大ヘッド部分の端部に近接して位置付けられた多軸穴と、細長い部分上の細長いスロットと、を含む。固定角度締結具は、固定角度穴に受容されるように構成されており、複数の固定角度締結具は、橈骨手根関節および遠位橈骨尺側関節に向けられるように構成されている。多軸締結具は、多軸穴に受容されるように構成され、多軸締結具は、橈骨茎状突起に向けられるように構成されている。締結具は、細長いスロットに受容されるように構成されており、細長いスロットは、プレートの近位遠位および内側外側調整を可能にする。

別の実施形態によれば、骨を安定化するための安定化システムは、骨プレートおよび複数の締結具を含む。骨プレートは、骨に接触するように構成されている上面および下面を有し、下面は、プレートと骨の表面との間の接触を低減するように構成されている１つ以上の凹部を含む。骨プレートは、長手方向軸に沿って延在する細長い部分と、拡大ヘッド部分と、細長い部分を拡大ヘッド部分に接続する移行領域と、を含み、移行領域は拡大ヘッド部分の端部部分に接続され、拡大ヘッド部分の他の端部は自由端であり、骨プレートは、拡大ヘッド部分を通って延在する複数の貫通穴、移行領域、および細長い部分を通って延在する複数の貫通穴を含む。複数の締結具は、骨プレートの複数の貫通穴のうちの１つ以上を通って延在するように構成されており、骨プレートを骨に固定するように構成されている。

別の実施形態によれば、安定化システムは、近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿って延在する細長い部分を有する骨プレートを含み得る。骨プレートは、細長い部分を通って延在する複数の貫通穴を規定する。複数の締結具は、骨プレートの複数の貫通穴のうちの１つ以上を通って延在するように構成されており、骨プレートを骨に固定するように構成されている。細長い部分の近位端は、弧状の構成を有する。

別の実施形態によれば、安定化システムは、骨に接触するように構成されている上面および下面を有する骨プレートを含み得る。骨プレートは、細長い部分を通って延在する複数の貫通穴を含む。貫通穴のうちの少なくとも１つは、上面から延在する上部テーパ部分と下面から延在する下部テーパ部分とを規定する係止貫通穴であり、上部テーパ部分と下部テーパ部分との間に変形領域が規定される。複数の締結具は、骨プレートの複数の貫通穴のうちの１つ以上を通って延在するように構成されており、骨プレートを骨に固定するように構成されている。締結具のうちの少なくとも１つは、変形領域を変形させ、プレート上の係止貫通穴のうちの１つに係止するように構成されている締結具のヘッド部分上の自己形成ねじ山を含む。

別の実施形態によれば、安定化システムは、骨に接触するように構成されている上面および下面を有する骨プレートを含み得る。骨プレートはさらに、第１の部分および第２の部分を有し、第２の部分は、第１の部分に対してある角度で延在する。骨プレートの第１の部分は、固定部材を受容するための開口部を含み、プレートの第２の部分は、弧状の構成を有する少なくとも１つのフックを含む。

さらに別の実施形態によれば、安定化システムを設置する１つ以上の方法は、橈骨の掌側に対して骨プレートを位置合わせすることと、骨プレートを通して骨に１つ以上の締結具を挿入して、橈骨を安定させて骨折を修復することと、を含み得る。

また、様々なサイズおよび向きの骨プレートと、係止締結具、非係止圧縮締結具、多軸締結具、固定角度締結具、または任意の他の好適な締結具を含む締結具と、ドリルガイドと、Ｋワイヤと、縫合糸と、それらを設置するための他の構成要素と、を含む、安定化システムのためのキットが提供される。

本開示、ならびに本開示の付随的な利点および特徴のより完全な理解は、添付図面と併せて考慮されるときに、以下の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるであろう。
掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 掌側橈骨遠位端骨プレートおよび複数の骨締結具を含む実施形態による安定化システムを示す。 一実施形態による、組み合わせ穴と係合する２つの締結具の上面斜視図である。 別の実施形態によるコンビネーション穴の代替バージョンの拡大図である。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態のそれぞれ斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態のそれぞれ斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態のそれぞれ斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 締結具を受容するための穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 コンビネーション穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 個別の係止穴と非係止穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 個別の係止穴と非係止穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 個別の係止穴と非係止穴の別の実施形態の斜視図、上面図、および断面図をそれぞれ示す。 ３つの重なり合う係止穴と非係止穴を含むプレートの別の実施形態による、斜視図、上面図、断面図、および係止締結具を備えた斜視図を示す。 ３つの重なり合う係止穴と非係止穴を含むプレートの別の実施形態による、斜視図、上面図、断面図、および係止締結具を備えた斜視図を示す。 ３つの重なり合う係止穴と非係止穴を含むプレートの別の実施形態による、斜視図、上面図、断面図、および係止締結具を備えた斜視図を示す。 ３つの重なり合う係止穴と非係止穴を含むプレートの別の実施形態による、斜視図、上面図、断面図、および係止締結具を備えた斜視図を示す。 係止機能と非係止機能を備えた別の実施形態によるプレートの斜視図を示す。 係止機能と非係止機能を備えた別の実施形態によるプレートの斜視図を示す。 さらに別の実施形態による代替の係止ねじおよびプレートの開口部を示す。 さらに別の実施形態による代替の係止ねじおよびプレートの開口部を示す。 さらに別の実施形態による代替の係止ねじおよびプレートの開口部を示す。 さらに別の実施形態による代替の係止ねじおよびプレートの開口部を示す。 さらに別の実施形態による代替の係止ねじおよびプレートの開口部を示す。 ブロックねじを備えたプレートの代替バージョンの斜視図および断面図を描画する。 ブロックねじを備えたプレートの代替バージョンの斜視図および断面図を描画する。 プレートの開口部にねじ山を形成するように構成されている自己形成ねじ山を備えた別の実施形態による締結具を描画する。 プレートの開口部にねじ山を形成するように構成されている自己形成ねじ山を備えた別の実施形態による締結具を描画する。 締結具と共に使用可能なプレートの開口部を図示する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている吹きさらしカットを有する一実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている吹きさらしカットを有する一実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている刻み目のカットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている刻み目のカットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている三角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている三角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている多角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 図１３Ａ～１３Ｂの締結具の自己形成ねじ山を受容するように構成されている多角形カットを有する別の実施形態によるプレートの開口部を描画する。 別の実施形態によるプレートの代替開口部を描画する。 さらに別の実施形態によるプレートの別の代替開口部を描画する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度または垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描画する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度または垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描画する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度または垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描画する。 係止または非係止締結具がプレートに対してある角度または垂直に位置付けられ得る一実施形態によるプレートアセンブリを描画する。 掌側遠位橈骨デイアメタ骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 鋭背側骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 図２０の背側骨プレートの断面図である。 斜め背側骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 固定ねじを備えた図２０および２２の背側骨プレートを描画する。 図２０および２２の背側骨プレートの一部分の拡大図である。 側骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 図２５の側骨プレートの断面図である。 固定ねじ備えた図２５の側骨プレートを描画する。 ブリッジ骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 月状ファセットフックプレートを含む、一実施形態による安定化システムを描画する。 固定ねじを有する図２９の月状ファセットフックプレートを描画する。 図３０の月状ファセットフックプレートと共に使用される図１の掌側遠位橈骨プレートを描画する。 月状ファセットフックプレートを含む代替の安定化システムを描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートと共に使用される図１の掌側遠位橈骨プレートを描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける別の例示的な方法を描画する。 図３２の月状ファセットフックプレートを図１の掌側遠位橈骨プレートと共に取り付ける別の例示的な方法を描画する。 月状ファセットフックプレート縮小器具を描写する。 月状ファセットフックプレート縮小器具を描写する。 少なくとも図１の掌側遠位橈骨プレートと共に使用するバックパックドリルガイドを描画する。 少なくとも図１の掌側遠位橈骨プレートと共に使用するバックパックドリルガイドを描画する。 首と頭の骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 首と頭の骨プレートを含む一実施形態による安定化システムを描画する。 図４１Ａおよび４１Ｂの骨プレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 図４１Ａおよび４１Ｂの骨プレートを取り付ける例示的な方法を描画する。 少なくとも図１の掌側遠位橈骨プレートと共に使用する、本開示の実施形態によるバックパックドリルガイドを描画する。 少なくとも図１の掌側遠位橈骨プレートと共に使用する、本開示の実施形態によるバックパックドリルガイドを描画する。 少なくとも図１の掌側遠位橈骨プレートと共に使用する、本開示の実施形態によるバックパックドリルガイドを描画する。 図４３のバックパックドリルガイドの断面図を描画する。 図４５のバックパックドリルガイドの側面図を描画する。 本開示の実施形態によるバックパックドリルと共に使用するねじの側面図を描画する。 本開示の実施形態によるばねドリルガイドの側面図を描画する。 本開示の実施形態による誘導スリーブの側面図を描画する。 本開示の実施形態による、掌側遠位橈骨プレートを備えたバックパックドリルガイドおよびスプリングドリルガイドの展開の側面図を描画する。 本開示の実施形態による、掌側遠位橈骨プレートを備えたバックパックドリルガイドおよびスプリングドリルガイドの展開の側面図を描画する。 本開示の実施形態による、バックパックドリルガイドの断面図を描画する。 図５２のバックパックドリルガイドの側面図を描画する。 図５２のバックパックドリルと共に使用するカムねじの側面図を描画する。 図５３Ｂのカムねじおよび図５２のバックパックドリルと共に使用するためのダウエルピンを描画する。 バックパックドリルガイドの非係止位置にある図５３Ｂのカムねじを描画する。 バックパックドリルガイドの非係止位置にある図５３Ｂのカムねじを描画する。 バックパックドリルガイドの係止位置にある図５３Ｂのカムねじを描画する。 本開示の実施形態によるバックパックドリルガイドに配置されたカムねじの上面図を描画する。 本開示の実施形態による、誘導スリーブの側面図を描画する。

本出願の実施形態は、概して、骨安定化、特に橈骨安定化のためのデバイス、システム、および方法を対象とする。具体的には、実施形態は、橈骨の掌側に対して座るように構成されている骨プレートを含む掌側遠位橈骨安定化システムを対象とする。締結具は、骨プレートを橈骨に固定するように構成されてもよい。さらに他の実施形態は、骨に係止および／または圧縮を提供するように構成されている異なる種類の穴および締結具を対象とする。

骨プレートは、チタン、ステンレス鋼、コバルトクロム、炭素化合物、プラスチック、またはポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）、ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン（ＵＨＭＷＰＥ）、吸収性ポリ乳酸（ＰＬＡ）、ポリグリコール酸（ＰＧＡ）などのポリマー、そのような材料の組み合わせ、もしくは合金、または骨に固定され、および保持するのに十分な強度を有すると同時に、体に埋め込まれるのに十分な生体適合性も有する、任意の他の適切な材料で構成されてもよい。同様に、締結具は、チタン、コバルトクロム、コバルトクロムモリブデン、ステンレス鋼、炭化タングステン、そのような材料の組み合わせ、もしくは合金、または他の適切な生体適合性材料で構成されてもよい。上記の材料リストは、骨プレートおよび骨締結具が作製される多くの典型的な材料を含むが、任意の適切な材料で構成されている骨プレート、および締結具が企図されると理解されたい。

本開示の実施形態およびその様々な特徴およびその有利な詳細は、添付の図面に記載および／または図示され、以下の説明において詳述される非限定的な実施形態および実施例を参照してより完全に説明される。本明細書で明示的に述べられていなくても、当業者が認識するように、一実施形態の特徴が他の実施形態と共に採用され得る。周知の構成要素および処理技術の説明は、本開示の実施形態を不必要に不明瞭にしないように省略され得る。本明細書において使用される実施例は、単に本開示が実施され得る方法の理解を容易にし、さらに当業者が本開示の実施形態を実施することを可能にすることを意図しているにすぎない。したがって、本明細書における実施例および実施形態は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、本開示は、添付の特許請求の範囲および適用法によってのみ定義される。さらに、同様の参照番号は、図面のいくつかの図を通じて類似の特徴および構造を表すことに留意されたい。

掌側遠位橈骨プレートシステム
ここで図面を参照すると、図１Ａ～１Ｋは、橈骨の掌側に対して座るように構成されている骨プレート１１０と、骨プレート１１０に受容され、かつ橈骨１０２に固定されるように構成されている１つ以上の骨締結具１３０と、を含む掌側遠位橈骨安定化システム１００の実施形態を描画する。橈骨１０２または橈骨は、前腕の２つの大きな骨のうちの一方であり、他方は尺骨である。橈骨１０２は、肘の外側から手首の親指側まで延在し、尺骨と平行に伸びており、長さとサイズが尺骨を超える。手首の近くでは、橈骨１０２の遠位端１０４は大きく、四辺形の形態である。橈骨１０２を参照して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システムは、上腕骨、大腿骨、脛骨などの他の長骨の固定にも使用されるか、または使用されるように適合され得ると理解されよう。

骨プレート１１０は、橈骨１０２のシャフト部分に近接して位置付けられるように構成されている第１の端部１１２から、橈骨１０２の遠位端１０４に近接して位置付けられるように構成されている第２の端部１１４まで延在する。プレート１１０は、上面１１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面１１８と、含む。上面１１６と底面１１８は、プレート１１０の第１の端部１１２から第２の端部１１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート１１０の底面１１８は、平均的な遠位橈骨の解剖学的構造の最良の近似に従うように構成されている解剖学的輪郭を含み、橈骨柱に沿ってわずかに、そしてプレート１１０の中間柱に沿ってより顕著に広がっている。プレート１１０は、低く座り、一般に薄いプロファイルの近位部分を有するように設計されている。プレート１１０の厚さは、一般に、シャフトおよび遠位中間柱に沿って約２ｍｍであり得、遠位橈骨柱に沿って２．５ｍｍの厚さに先細りになり、これにより、橈骨茎状締結具の厳しい角度が可能になる。掌側遠位橈骨の分水界線は、橈骨手根（ＲＣ）関節と橈骨１０２の掌側面との間の境界を定義します。プレート１１０の遠位橈骨柱の第２の端部１１４にある面取りは、腱部位にわたってより低いプロファイルを維持することによって、例えば、長母指屈筋および橈側手根屈筋のような腱の破壊を最小限に抑えるのに役立ち得る。

骨プレート１１０は、その幅よりも長い長さを有する、長手方向軸Ｌに沿って延在する細長い部分１４０を含む。細長い部分１４０は、橈骨１０２のシャフトに接触するように構成される。細長い部分１４０は、テーパが細長い部分１４０の残りの部分よりも小さい幅および／または厚さを有するように、テーパで第１の端部１１２で終端し得る。移行領域１４４は、細長い部分１４０を拡大ヘッド部分１４２に接続し得る。移行領域１４４は、細長い部分１４０の軸Ｌに対して一般に角度が付けられている軸Ｔに沿って延在してもよい。移行領域１４４は、細長い部分１４０に対して角度Ｘで延在し得る。細長い部分１４０に対する移行領域１４４の角度Ｘは、約１０～６０°、約２０～５０°、約３０～４０°、約４０～５０°、または別の適切な角度の範囲であり得る。移行領域１４４は、一般に、細長い部分１４０から拡大ヘッド部分１４２の端部まで曲線を形成し得る。

移行領域１４４は、拡大ヘッド部分１４２の端部に接続してもよく、拡大ヘッド部分１４２の他の端部は、自由端であり得る。言い換えれば、移行領域１４４に接続されていない、拡大ヘッド部分１４２の反対側の端部は、プレート１１０の他の部分に接続されていない。拡大ヘッド部分１４２の自由端は、プレート１１０の移行領域１４４および細長い部分１４０から距離を置いて分離され得る。

拡大ヘッド部分１４２またはその一部分は、橈骨１０２の遠位端１０４に接触するように構成されている。拡大ヘッド部分１４２は、細長い部分１４０の幅よりも広い幅を有する。拡大ヘッド部分１４２は、移行領域１４４に対して角度Ｙで軸Ａに沿って延在する。移行領域１４４に対するヘッド部分１４２の角度Ｙは、約１０～６０°、約２０～５０°、約３０～４０°、約４０～５０°、または別の適切な角度の範囲であり得る。したがって、拡大ヘッド部分１４２の軸Ａは、細長い部分１４０の軸Ｌを横切ってもよい。いくつかの実施形態では、拡大ヘッド部分１４２の軸Ａは、一般に、細長い部分１４０の軸Ｌに垂直であり得る。図１Ｃに最もよく見られるように、骨プレート１１０は、患者の解剖学的構造に基づいて、様々な長さおよびサイズで利用可能であり得る。プレート１１０は、橈骨１０２の掌側に対して座るように構成されている。プレート１１０は、患者の左腕と右腕の両方の解剖学的構造に対処するために、ミラー構成で、左と右の両方の設計で構成されている。

図１Ｉおよび１Ｊに最もよく見られるように、プレート１１０の底面１１８は、締結具開口部１２０の間の細長い部分１４０に沿って位置する複数の凹部１１９を含み得る。図１Ｉに示される実施形態では、凹部１１９は、プレート１１０の曲げを容易にするように構成されている、側面にある小さな部分ボアの形態である。凹部１１９は、プレート１１０が締結具開口部１２０から応力を遮蔽するように材料を除去し、プレート１１０の再輪郭形成中の穴の反り効果を阻止する。凹部１１９はまた、プレート配置器具（図示せず）のための取り付け点を提供し得る。図１Ｊに示される実施形態では、凹部１１９は、プレート１１０の底面１１８の周囲に切り取られた部分的に円筒形の谷を有するスカラップカットの形態である。これはまた、曲げ中の締結具開口部１２０からの応力を遮蔽し、プレート１１０を再輪郭付けする際の穴の反り効果を阻止する。これはまた、プレート１１０と骨表面との間の接触を低減し、それにより、骨への血液供給を維持し、骨壊死を防止するのに役立つ。凹部１１９に加えて、またはその代わりに、図１Ｋに最もよく見られる複数のディンプルが、プレート１１０の底面１１８に沿って（例えば、底面１１８全体またはその一部分に沿って）位置付けられて、プレート１１０と骨表面との間の接触をさらに低減し、血液供給を維持し、骨壊死を防止するのにさらに役立つ。

プレート１１０は、１つ以上の骨締結具１３０を受容するように構成されている１つ以上の貫通開口部１２０を含む。開口部１２０は、上面１１６から底面１１８までプレート１１０の本体を通って延在する。開口部１２０は、円筒形の開口部、円錐形の開口部、細長い開口部、ねじ切り開口部、テクスチャード開口部、非ねじ切りおよび／または非テクスチャード開口部などを含み得る。開口部１２０は、締結具１３０をプレート１１０に係止することを可能にしてもよいし、骨の移動および動的圧縮を可能にしてもよい。プレート１１０は、任意の適切な構成において、任意の適切な数の開口部１２０を含み得る。これらの開口部１２０は、外科医が、好み、解剖学的構造、および骨折位置に基づいて、より柔軟に締結具を配置することを可能にする。外科医は、締結具１３０の数、位置、および種類に関して異なる意見を持っていてもよい。さらに、骨折の位置および形状が複雑だと、締結具１３０の位置をできるだけ多くする必要がある。この設計は、外科医に、締結具１３０の配置においてより高い精度を達成するための多様な方法を提案する。

開口部１２０は、１つ以上の骨締結具１３０を受容するように構成され得る。締結具１３０は、係止締結具、非係止締結具、または当技術分野で知られている他の任意の締結具を含み得る。締結具１３０は、骨ねじなどを含み得る。締結具１３０はまた、釘、スパイク、ステープル、ペグ、棘、フックなどのように、骨に固定または係合するように構成されている他の締結具またはアンカーを含み得る。締結具１３０は、固定および／または可変角度の骨ねじを含み得る。締結具１３０は、ヘッド部分１３２と、骨と係合するように構成されているシャフト部分１３４と、を含み得る。係止締結具１３０の場合、シャフト部分１３４は、締結具１３０が骨にねじ込まれるようにねじ切りされ得る。ヘッド部分１３２は、例えば、開口部１２０と係合するようにサイズ設定および構成されているその外面の周りのねじ山などのテクスチャード領域、および締結具１３０をプレート１１０に係止するための開口部１２０内の対応するねじ山を含み得る。別の方法として、非係止締結具１３０の場合、ヘッド部分１３２は、骨の動的圧縮を可能にするために実質的に滑らかであり得る。

一実施形態では、プレート１１０の拡大ヘッド部分１４２は、複数の穴１２０Ａの公称軌道が橈骨手根関節および遠位橈骨尺側関節の両方の関節面に従うように整列した複数の穴１２０Ａを含む。これにより、締結具１３０Ａが、骨折再構築中に関節面を強化し、支持することができる。図１Ａ～１Ｃの実施形態に示されるように、プレート１１０は、概ね整列した一列の穴１２０Ａと、移行領域１４４上に位置付けられた二次穴１２０Ａと、を有し得る。図１Ｃは、概ね一列に並んだ第１の遠位列の穴１２０Ａと、概ね一列に並んだ第２の列の穴１２０Ａと、を有するプレート１１０（右端のプレート１１０）の一実施形態を描画する。穴１２０Ａの第２の列は、遠位列のねじ軌道と収束する軌道を有する締結具１３０Ａを受容してもよい。図１Ｄおよび１Ｅに示される安定化システム１００の代替バージョンでは、細長い部分１４０は、拡大ヘッド部分１４２に直接移行し、拡大ヘッド部分１４２は、締結具１３０Ａの第２の列を受容するために寸法が増加している。

穴１２０Ａは、橈骨１０２の遠位端１０４に固定することができる固定角度の締結具１３０Ａを許容するように構成されている固定開口部であり得る。ねじ穴１２０Ａおよびねじ頭１３２は、崩壊および後退を防止するために、角度および軸方向の両方をそろえてねじ１３０Ａを係止する嵌合円錐ねじ山を有し得る。締結具１３０Ａは、開口部１２０Ａの向きに基づいて所定の軌道を有し得る。穴１２０Ａの上部分は、締結具１３０Ａの各々の適切な位置付けを可能にするようにテーパ１２８であり得る。締結具１３０Ａの各々は、他のそれぞれの締結具１３０Ａとは異なる軌道に沿って角度が付けられ得る。いくつかの締結具１３０Ａは、他のそれぞれの締結具１３０Ａよりも大きな角度を有し得る。

プレート１１０の拡大ヘッド部分は、放射状茎状先端に到達するのに必要な鋭い角度を有する軌道を有する締結具１３０Ｂを受容するように構成されている穴１２０Ｂをさらに含む。穴１２０Ｂの上部分はテーパ１２８であり得、穴１２０Ｂの周りのプレート１１０の一部分は、締結具１３０Ｂの適切な角度が達成されることを可能にするために、厚さが拡大または増加され得る。締結具１３０Ｂは、プレート１１０を骨に固定する他の締結具１３０よりも一般に大きく（例えば、長さおよび／または直径において）、多軸骨ねじの形態であり得る。締結具１３０Ａ、１３０Ｂは、外科医が望む場合、ｋワイヤ（図示せず）を用いて正確に配置することを可能にするために、任意選択で管状にされる。いくつかの実施形態では、締結具１３０Ａ、１３０Ｂは、プレート材料の変位によって機能する自己形成ねじ山を有する多軸ねじを含み得、これは、本明細書でより詳細に説明される。

プレート１１０はまた、プレート１１０の細長い部分１４０に沿って存在し、圧縮締結具１３０Ｃを収容するように構成されている１つ以上の穴１２０Ｃを含む。図１Ｇに最もよく見られるように、穴１２０Ｃは、暫定的な配置中にプレート１１０の近位遠位調整のためのスライドスロットを提供し得る。スロット１２０Ｃは、プレート１１０の近位調整、遠位調整、および／または内側外側調整を可能にし得る。これにより、外科医は、係止ねじを挿入する前に、プレートの位置を骨に沿って最適に中央に配置することができる。穴または複数の穴１２０Ｃは、細長い部分１４０の長手方向軸Ｌに沿って細長くなっているだけではなく、締結具１３０Ｃに対して、外側から外側へと細長くなっていてもよい。細長い穴または複数の穴１２０Ｃは、様々な長さおよび／または幅を有し得る。好ましくは、長さはスロット１２０Ｃの幅よりも大きい。図１Ｈに示されるスロット１２０Ｃ’の代替の実施形態では、調整マーキング１２５が、スロット１２０Ｃ’の各長手方向側に沿って提供される。調整マーキング１２５は、インク、エッチング、例えば、レーザーエッチング、または他の適切な手段を介して適用されることを含み得る。調整マーキング１２５は、プレート１１０の正確な近位／遠位調整を支援するために、増分、例えば、１ｍｍの増分などの等間隔の増分で間隔をあけられる。

穴１２０Ｃは、頭が球形の下側を有する非係止の圧縮ねじ１３０Ｃを収容するように構成され得るため、ねじ１３０Ｃは様々な角度で配置され得る。圧縮ねじ１３０Ｃを挿入し、予備的に締めて、プレート１１０を骨に固定することができる。ねじ１３０Ｃが穴１２０Ｃに偏心して挿入されると、ねじ１３０Ｃはスロット１２０Ｃを滑り落ち、プレート１１０および骨も変位させる。圧縮ねじ１３０Ｃは、ねじ１３０Ａおよび／または１３０Ｂよりも短い長さおよび／または小さい直径を有し得る。プレート１１０を後で調整する必要がある場合、ねじ１３０Ｃを緩めることができ、プレート１１０を近位、遠位、および／または内側外側方向にシフトさせることができる。このスロット１２０Ｃはまた、より長い圧縮ねじ１３０Ｃを挿入し、骨をプレート１１０に引っ張ることによって、橈骨１０２の縮小に対応する。

プレート１１０は、プレート１１０を橈骨１０２のシャフトに固定するように構成されているプレート１１０の細長い部分１４０に沿って存在する１つ以上の穴１２０Ｄを含み得る。穴１２０Ｄは、固定および／または可変角度締結具１３０Ｄを収容するように構成され得る。係止締結具１３０Ｄの場合、ねじ穴１２０Ｄおよびねじ頭１３２は、崩壊および後退を防止するために、角度および軸方向の両方をそろえてねじ１３０Ｄを係止する嵌合円錐ねじ山を有し得る。穴１２０Ｄの上部分は、例えば、穴１２０Ｄの周囲周りにテーパ１２８となって、各締結具１３０Ｄの適切な位置付けを可能にし得る。非係止締結具１３０Ｄの場合、ヘッド部分１３２は、骨の動的圧縮を可能にするために実質的に滑らかであり得る。

ヘッド部分１４２および／または細長い部分１４０を含むプレート１１０は、１つまたは複数のｋワイヤ（図示せず）を受容するように構成されている複数の開口部１２４をさらに含み得る。ｋワイヤ穴１２４は、小径の穴（例えば、締結具開口部１２０よりも著しく小さい直径を有する）を含み得る。ｋワイヤ穴１２４は、プレート１１０を骨に対して予備的に配置し、および／または骨折の整復を支援することができる。ヘッド部分１４２の遠位ｋワイヤ穴１２４は、軌道がＲＣ関節に追従し、遠位係止ねじの挿入中に方向を提供することを確実にし得る。プレート１１０の細長い部分１４０の近位ｋワイヤ穴は、締結具開口部１２０の間に配置され、ねじ挿入中に計装が通過しなければならない領域への侵入を回避するために、プレート１１０の表面に対して角度を付けてもよい。

図１Ｄおよび１Ｅに示される実施形態では、プレート１１０はまた、ウィンドウ１２６を含み得る。ウィンドウ１２６は、動作環境および画像化（例えば、蛍光透視法）において、橈骨１０２に関してプレート１１０の視覚化を提供し得る。ウィンドウ１２６は、一般に非対称の三角形として示されているが、ウィンドウ１２６が存在する場合、任意の適切な形状、サイズ、および寸法であり得ることが想定されている。

骨プレート１１０は、近位上腕骨に取り付けられて、１つ以上の骨折または骨片を固定し、それによって骨の治癒を促進し得る。一実施形態では、プレート１１０は、橈骨１０２の解剖学的整列をさらに復元する。プレート１１０は、橈骨の掌側に対して位置付けられ得る。プレート１１０の予備的な配置を支援するために、１つ以上のｋワイヤをｋワイヤ穴１２４を通して供給してもよい。それぞれの締結具１３０を受容する準備をするために、締結具開口部１２０を通してパイロット穴が開けられてもよい。締結具１３０Ａ、１３０Ｂ、１３０Ｃ、１３０Ｄは、それぞれの開口部１２０Ａ、１２０Ｂ、１２０Ｃ、１２０Ｄを通って橈骨１０２内に位置付けられ得る。締結具１３０は、骨の解剖学的構造および骨折に応じて、任意の適切な順序、数、および向きで骨に固着され得る。

代替の穴構成
本明細書で説明される固定および可変角度、係止および非係止開口部１２０、２２０（例えば、開口部１２０Ａ、１２０Ｂ、１２０Ｃ、１２０Ｄを含む）およびそれぞれの締結具１３０、２３０（例えば、１３０Ａ、１３０Ｂ、１３０Ｃ、１３０Ｄを含む）は、以下の開口部２０および／または締結具３０、４０のうちの１つ以上で置換されるか、またはそれらを含み得る。開口部２０および／または締結具３０、４０は、一般に、プレート１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０、または任意の他の適切なプレート設計を含み得る一般的なプレート１０を参照して説明される。

ここで図面を参照すると、図２～１８は、プレート１０の代替の開口部２０を描画する。プレート１０を通って延びる開口部２０は、骨を動的に圧縮し、および／またはプレート１０を骨に固着することができる係止締結具３０、非係止締結具４０、または係止および非係止締結具３０、４０の両方の組み合わせを受け入れるように構成されている。骨幹骨をプレーティングするときに、外科医は、骨を動的に圧縮し、骨とプレート１０を接続することができる係止締結具３０と非係止締結具４０の両方の組み合わせを使用してもよい。動的な圧縮はまた、締結具３０、４０を締める間に断片間の圧縮を作成することが望ましいことがある。

プレート１０は、上面１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面１８と、含む。プレート１０は、１つ以上の骨締結具３０、４０を受容するように構成されている１つ以上の貫通開口部２０を含む。開口部２０は、上面１６から底面１８までプレート１０の本体を通って延在する。図２～３に描画される実施形態では、例えば、開口部２０は、少なくとも２つの重なり合う穴を有する組み合わせ開口部の形態であり得る。図２に示されるように、組み合わせ開口部２０は、第２の穴２４と重なる第１の穴２２を含む。１つの穴２２は、係止穴２２であるように構成されてもよく、それにより、係止締結具３０を受容してプレート１０に固定することができ、他の穴２４は、動的圧縮穴２４であるように構成されてもよく、それにより、非係止締結具４０が穴２４内を自由に移動し、動的圧縮を適用することができる。係止穴２２は、係止締結具３０と係合するように設計された１つ以上の係止特徴を有してもよいし、動的圧縮穴２４は、例えば、プレート１０の中心長手方向軸に沿って伸長されてもよい。ねじ穴２２、２４は平行軸に拘束されない。この穴のジオメトリは、動的圧縮を達成することができる固定角度または可変角度の固定ねじ３０および／または多軸非係止ねじ４０のいずれかを利用するために骨プレート１０で使用され得る。

これらの開口部２０は、外科医が、好み、解剖学的構造、および骨折位置に基づいて、より柔軟に締結具を配置することを可能にする。外科医は、非係止ねじまたは係止ねじ３０、４０（または２つのいくつかの組み合わせ）を骨幹骨に使用すべきかどうかについて、異なる意見を持っていることがある。さらに、骨折の位置および形状が複雑だと、締結具３０、４０の位置をできるだけ多くする必要がある。この設計は、外科医に、係止ねじ３０および／または非係止ねじ４０の配置でより高い精度を達成するための多様な方法を提案する。

図２に最もよく見られるように、係止締結具３０および非係止締結具４０が示されている。係止締結具３０および非係止締結具４０は、当技術分野で知られている従来の締結具を含み得る。係止締結具３０および非係止締結具４０は、骨ねじなどを含み得る。締結具３０、４０はまた、釘、スパイク、ステープル、ペグ、棘、フックなどのように、骨に固定または係合するように構成されている他の締結具またはアンカーを含み得る。締結具３０、４０は、固定および／または可変角度の骨ねじを含み得る。

係止締結具３０は、ヘッド部分３２と、骨と係合するように構成されているシャフト部分３４と、を含み得る。シャフト部分３４は、締結具３０が骨にねじ込まれるようにねじ切りされ得る。係止締結具３０のヘッド部分３２は、その外面の周りの、組み合わせ開口部２０の係止穴２２と係合するようにサイズ設定および構成されているテクスチャード領域３６を含む。本明細書で説明するように、テクスチャード部分３６は、ねじ山、隆起、こぶ、小くぼみ、鋸歯、または他の種類のテクスチャード領域を含み得る。示されるように、テクスチャード領域３６は、好ましくは、ヘッド部分３２の上部からシャフト部分３４に近接するヘッド部分３２の底部まで実質的に延在するねじ山部分を含む。したがって、テクスチャード領域３６が係止穴２２と係合するときに、係止締結具３０はそれによってプレート１０に係止される。

非係止締結具４０は、ヘッド部分４２と、骨と係合するように構成されているおよびシャフト部分４４を含む。シャフト部分４４は、締結具４０が骨にねじ込まれるようにねじ切りされ得る。非係止締結具４０のヘッド部分４２は、その外面の周りで実質的に滑らかであり、細長い圧縮穴２４に沿ってスライドすることができるようにする。したがって、非係止締結具３０は、プレート１０に結合され得るが、骨の動的圧縮を可能にするためにプレート１０に係止されなくてもよい。締結具３０、４０のヘッド部分３２、４２は、ドライバなどを受容するように構成されている凹部を含み得ることが認識されるであろう。

組み合わせ開口部２０の係止穴部分２２は、テクスチャード部分２６を含む。テクスチャード部分２６は、ねじ山、隆起、こぶ、小くぼみ、鋸歯、刻み目または他の種類のテクスチャード領域を含み得る。テクスチャード部分２６は、係止締結具３０のテクスチャード領域３６と同じ種類（例えば、嵌合面）または異なってもよい。示されるように、テクスチャード部分２６は、穴２２の内側部分に沿って鋸歯または刻み目が付けられている。刻み目が付けられた表面は、材料にカットまたはロールされた直線、角度、または交差した線が含み得る。図２に示される実施形態では、テクスチャード部分２６は、実質的に穴２２の内面全体に沿って延在する。図３に示される実施形態を参照すると、組み合わせ穴２０は、テクスチャード部分２６を除いて図２に示されるものと実質的に同じであり、係止穴２２が材料の薄い集中テクスチャードリボンを含む。例えば、テクスチャード部分２６は、穴２２の表面積の約半分以下を占める。この場合、係止締結具３０のヘッド部分３２のテクスチャード領域３６の一部分のみが、穴２２のテクスチャード部分２６と係合し、係止する。

穴２２の上部分は、例えば、締結具３０と開口部２０との位置合わせを容易にするために、テクスチャードなしでテーパ２８となっていてもよい。図３に示されるように、この先細テーパ部分２８は、図２の実施形態に比べて面積が拡大されている。穴２２は、固定または可変角度の締結具３０を受容するように構成され得る。穴２２は、一般に、プレート１０の上面１６の近くでより広く、プレート１０の底面１８に向かってより狭くなるような円錐形であり得る。テーパ部分２８および／またはテクスチャード領域２６は、円錐形であり得る。この実施形態では、係止穴２２は、係止締結具３０を受容するように構成されているテクスチャードされた固定角度の円錐形の穴である。テクスチャード穴２２は、締結具ヘッド３２が穴２２のテクスチャード部分２６と干渉すると変形してもよく、それにより、締結具３０とプレート１０との間に積極的な係止を提供する。

組み合わせ開口部２０の第２の穴部分２４は、細長い動的圧縮穴であり得る。動的圧縮穴２４は、その幅よりも大きい長さを有するように細長くなってもよい。穴２４は、プレート１０の縦軸に沿って細長くなっていてもよい。代替的には、穴２４は、穴２４が締結具４０の多軸移動のみを許容するように、一般に円筒形であり得る。穴２４の内面は、非係止締結具４０が穴２４に沿って自由に回転および／またはスライドすることができるように、実質的に滑らかであり得る。これは、少なくとも２つの方向の圧縮力を提供する（例えば、プレート１０の長手方向軸に沿った方向と、長手方向軸に垂直な方向）。非係止締結具４０のヘッド部分４２は、その外面の周りで実質的に滑らかであり得る。ヘッド部分４２は、組み合わせ開口部２０の穴部分２４と係合し、その中に保持されるようにサイズ設定および構成されている。穴２４は、固定または可変角度の締結具４０を受容するように構成され得る。一実施形態では、穴２４は、一般に、プレート１０の上面１６の近くでより広く、プレート１０の底面１８に向かってより狭くなるような円錐形および／またはテーパであり得る。この実施形態では、穴２４は、非係止締結具４０を受容するように構成されている滑らかな可変角度の円錐形の穴である。穴２４は、例えば、多軸様式で、および／または穴２２の長さに沿って締結具４０の移動を可能にする締結具ヘッド４２を受容してもよく、それにより、骨の動的圧縮を提供する。

ここで図４～７を参照すると、係止および／または非係止の動的圧縮を提供する代替の種類の開口部２０Ａ～２０Ｇが提供される。これらの開口部の特徴の多くは、図２～３について既に説明した組み合わせ開口部２０に類似するため、異なる特徴のみをさらに説明する。

図４Ａ～４Ｃを参照すると、組み合わせ開口部２０Ａは、動的圧縮穴２４Ａが係止穴２２Ａと同じ一般直径を有することを除いて組み合わせ開口部２０と同様であり、係止穴２２Ａが異なる種類のテクスチャード部分２６Ａを含む。この実施形態では、係止穴２２Ａは、第１の直径Ｄ１を有し、動的圧縮穴２４Ａは、第２の直径Ｄ２を有する。前述の細長い穴２４とは異なり、動的圧縮穴２４Ａは、係止穴２２Ａと実質的に同じ直径を有する。したがって、第１および第２の直径Ｄ１、Ｄ２は実質的に同じである。穴２４Ａは、いずれかの側にテーパまたは傾斜路を備えた円の中心にあるプレート１０からスフィアをフライス加工またはドリル加工することによって形成され得る。穴２４Ａは細長くはないが、一般に円形であり、ヘッド部分４２および／またはシャフト（例えば、骨ねじ山）の直径がプレート１０の穴２４Ａのサイズよりも小さいため、非係止締結具４０は穴２４Ａ内で並進することができる。穴２２Ａに関して、穴２２Ａのテクスチャード部分２６Ａは、テーパねじ山の形態であり得る。このテーパねじ山は、一般に、係止締結具３０上の同様のテーパねじ山に対応し得る。この穴２２Ａはまた、テーパ部分を含まず、テクスチャード部分２６Ａは、プレート１０の上面１６との交点から始まる。この代替の開口部２０Ａはまた、骨を動的に圧縮し、および／またはプレート１０を骨に固定することができる、固定締結具３０と非固定締結具４０の両方の使用を提供する。

ここで図５Ａ～５Ｃを参照すると、組み合わせ開口部２０Ｂは、係止穴２２Ｂが異なる種類のテクスチャード部分２６Ｂを含むことを除いて、他の組み合わせ開口部と同様である。テクスチャード部分２６Ｂは、穴２２Ｂの中央部分周りに一連の交互の凹部および突起を含む。凹部は、穴２２Ｂの内周の周りに延びる交互の切り欠きの波の形態であり得る。テクスチャード部分２６Ｂは、締結具３０を摩擦ばめで係止してもよいし、締結具３０の挿入中に修正して、その場で係止を形成してもよい。この実施形態では、係止穴は、多軸係止を可能にし得る。プレート１０および係止締結具３０は、異なる硬度値を有する異なる材料で作製され得る。例えば、締結具３０は、プレート１０と比較して（例えば、ロックウェルスケールで）より高い硬度を有し得、プレート１０は、より低い相対硬度値を有する材料から形成され得る。硬度が増加するため、係止締結具３０のヘッド部分３２は、締結具３０が穴２２Ｂに挿入される（例えば、ねじこまれる）と、プレート１０にねじ山を形成し、それにより、締結具３０をプレート１０に係止してもよい。

図６Ａ～６Ｃを参照すると、開口部２０Ｃは、より開いた構成で係止穴２２Ｃおよび動的圧縮穴２４Ｃを含む。係止部分２２Ｃは、テーパねじ山の形態のテクスチャード部分２６Ｃを有する。このテーパねじ山は、一般に、係止締結具３０上の同様のテーパねじ山に対応し得る。開口部２０Ｃの反対側の部分２４Ｃは、動的圧縮を可能にするためにプレート１０の上面１６にフライス加工された傾斜路２５Ｃを備えた長方形である。図６Ｃに最もよく見られるように、傾斜路は、形状が部分的に球形であり、プレート１０の上面１６から延在し、テクスチャード部分２６Ｃに接続し得る。図６Ｂで上から見たときに、傾斜路２５Ｃは、テーパねじ山の係止穴２２Ｃにスイープする正方形のような鍵穴、および／または非穴のジオメトリを作成する。この代替の開口部２０Ｃはまた、骨を動的に圧縮し、および／またはプレート１０を骨に固定することができる、係止締結具３０と非係止締結具４０の両方の使用を提供する。

ここで図７Ａ～７Ｃを参照すると、開口部２０Ｄは、係止穴２２Ｄおよび動的圧縮穴２４Ｄを含む。これらの穴２２Ｄ、２４Ｄは接続されて互いに接近しているが、重なっていない。穴２２Ｄ、２４Ｄは、穴２２Ｄ、２４Ｄの下部分に近接するプレート材料の小さな部分またはスライバー（例えば、プレート１０の底面１８で、穴２２Ｄと穴２４Ｄとの間に部分的に延在する）によって分離されている。係止部分２２Ｄは、テーパねじ山の形態のテクスチャード部分２６Ｄを有する。テクスチャード部分２６Ｄは、穴２４Ｄに接続されている場所を除いて、穴２２Ｄのほぼ全周にわたって延在する。動的圧縮穴２４Ｄは細長く、締結具４０を受容するために穴２４Ｄの反対側に傾斜部分２５Ｄを有する。この構成は、プレート１０上の穴２２Ｄ、２４Ｄの非常に接近した集団を可能にする一方で、穴２２Ｄ、２４Ｄで構造的安定性を与える。

図８Ａ～８Ｃを参照すると、係止穴２２Ｅおよび動的圧縮穴２４Ｅは隣接しているが、互いに分離している。穴２２Ｅ、２４Ｅは、プレート材料の壁５６によって互いに完全に分離されている。係止部分２２Ｅは、穴２２Ｅの全周の周りに延在するテーパねじ山の形態のテクスチャード部分２６Ｅを有する。動的圧縮穴２４Ｅは細長く、穴２４Ｅの反対側に傾斜部分２５Ｅを有する。この構成はまた、係止および／または動的圧縮の両方のオプションを提供しながら、プレート１０上の穴２２Ｅ、２４Ｅの非常に接近した集団を可能にする。

ここで図９Ａ～９Ｄを参照すると、開口部２０Ｆの代替バージョンが提供される。この実施形態では、穴構造２０Ｆは、プレート１０内の少なくとも３つの重なり合う円錐形のねじ穴から構成される。開口部２０Ｆは、プレート１０の長手方向軸に沿って配置された第１の係止穴２２Ｆ、第２の穴２４Ｆ、および第３の穴２３Ｆを含む。第３の穴２３Ｆは、第１の係止穴２２Ｆを横切って穴２４Ｆの鏡像である。円錐形のねじ穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆは、平行軸を有しても有さなくてもよい。各穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆは、例えば、１つ以上のねじ部分の形態で、テクスチャード部分２６Ｆを含み得る。したがって、係止締結具３０は、穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆのいずれかに係止することができる。穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆの各々は、テクスチャード部分２６Ｆと共に示されているが、穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆの１つ以上は、テクスチャード部分２６Ｆの代わりに実質的に滑らかな内部部分を有し得ると理解されよう。穴２０Ｆの第１および第２の端部の穴構造の上部分はそれぞれ、プレート１０の動的圧縮を可能にするために（例えば、穴２３Ｆおよび２４Ｆに隣接する）傾斜特徴２５Ｆを有する。加えて、傾斜特徴２５Ｆは、３つ以上の円錐形の穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆにまたがってもよい（例えば、開口部２０Ｆの全周周り）。

非係止圧縮締結具４０は、締結具４０が干渉することなく重なり合う穴２２Ｆ、２４Ｆ、２３Ｆの間を並進することができるように、主要な骨ねじ径を有し得る。図９Ｄに最もよく見られるように、係止締結具３０は、穴２２Ｆ、２３Ｆ、２４Ｆのいずれかのテクスチャード部分２６Ｆと係合するように構成されている、例えば、ねじ山の形態のテクスチャード領域３６を含み得る。開口部２０Ｆの穴のジオメトリは、動的圧縮を達成することができる固定角度および／または可変角度の固定ねじ３０および／または多軸非係止ねじ４０のいずれかを利用するために骨プレート１０に適用され得る。これにより、外科医は、好み、解剖学的構造、および骨折位置に基づいて、ねじの配置をより柔軟にすることができる。

ここで図１０Ａ～１０Ｂを参照すると、開口部２０Ｇの別の実施形態が提供される。この開口部２０Ｇは、プレート１０の上面１６から底面１８まで延長する１つの細長い穴またはスロットから構成され得る。開口部２０Ｇの係止部分２２Ｇは、真っ直ぐなマシンねじ山を有するテクスチャード部分２６Ｇを含み得る。ねじ山は、係止締結具３０を保持するために１８０度を超えて延在し得る。開口部２０Ｇの非係止部分２４Ｇは、開口部２０Ｇを完成させるために、係止部分２２Ｇの反対側に位置付けられ得る。開口部２０Ｇの上部は、プレート１０の動的圧縮を可能にするために、１つ以上の傾斜特徴２５Ｇを有し得る。傾斜２５Ｇは、細長いスロット２０Ｇの上部周囲全体またはその一部分に沿ってまたがってもよい。圧縮ねじ４０は、ねじ４０が干渉なしに開口部２０Ｇに沿って並進することができるように、主要な骨ねじ径を有し得る。

図１１Ａ～１１Ｅを参照すると、係止締結具３０の代替の実施形態は、任意のプレート１０と共に使用され得る。締結具３０のヘッド部分３２は、例えば、締結具３０をプレート１０に係止するために、ねじ山の形態のテクスチャード領域３６を含み得る。締結具３０および／またはプレート１０はまた、プレート１０から締結具３０が後退するのを防止するための１つ以上の機構を含み得る。図１１Ａでは、ヘッド部分３２は、プレート１０とインターフェースする（例えば、真っ直ぐなねじ山を有する）ねじ部分３６Ａを含み、ヘッドの頂部がねじ山よりも大きく延在する。締結具３０が完全に挿入されるときに、ヘッド部分３２は底に達し、締結具３０に予圧を生じて、締結具３０を回転的に係止する。図１１Ｂでは、ヘッド部分３２は、ねじ部分３６Ｂを含む。ヘッド部分３２は一定の長径を有し、短径はテーパである。ねじ山深さは、ねじ３０のヘッド部分３２の頂部でゼロとなり得る。最初の数回転はスムーズに挿入されるが、おねじのテーパ部分がプレート１０と係合すると、干渉が発生し、ねじ３０が詰まったり係止されたりして、後退が防止される。図１１Ｃでは、ヘッド部分３２上のねじ山３６Ｃは、ヘッド部分３２の長径がねじ３０の頂部に向かって大きくなる間、ねじ３０の短径が一定のままであることを除いて、図１１Ｂの設計と同様である。同様の詰まりおよび係止機構は、プレート１０のねじ３０を締め付けを通じてもたらされる。図１１Ｄでは、ねじ部分３６Ｄは、様々なピッチの領域を有する。特に、ねじ３０のヘッド部分３２上の真っ直ぐなねじ山は、ねじ３０のヘッド部分３２の底部のプレート１０と同様のピッチを有する。次に、ピッチは、ヘッド部分３２の頂部に向かって増加または減少し、それにより、ねじ山を詰まらせ、ねじ３０の望ましくない後退が防止する。図１１Ｅに示される、図１１Ｄの概念の代替の変形例では、プレート１０の開口部は、ねじ部分３６Ｄのピッチが一定のままである間、様々なピッチの領域で提供される。例えば、ヘッド部分３２は、一定のピッチを有する真っ直ぐなねじ山を含み得る。プレート１０の上面は、ねじ１０と同様のねじ山ピッチを含み得るが、プレート１０の底面に向かって、ねじ山ピッチは、ねじ３０をプレート１０に固定するために増加または減少するであろう。

ここで図１２Ａおよび１２Ｂを参照すると、プレート１０は、追加の反後退機能を含む。この実施形態では、プレート１０は、圧縮締結具４０または係止締結具３０のいずれかを許容するように構成されている円筒形の穴または開口部２０Ｈを含む。各開口部２０Ｈは、圧縮締結具４０を用いた動的圧縮を可能にするために、開口部２０Ｈの一部分または全周の周りに傾斜部分２５Ｈを含み得る。各開口部２０Ｈは、係止締結具３０に角度安定性を提供するために円筒形の特徴を含み得る。開口部２０Ｈはまた、係止締結具３０と円筒形開口部２０Ｈとの間に圧縮締め付けを引き起こすための角のあるテーパ２８を含み得る。各開口部２０Ｈは、締結具３０、４０が後退するのを遮断するように作動させることができる付随する遮断ねじ４６を有する。遮断ねじ４６は、プレート１０の上面１６の第１の端部から底面１８の第２の端部まで延在し得る。遮断ねじ４６の第１の端部は、遮断ねじ４６を非遮断位置から遮断位置まで回転させるための器具を受容するようにサイズ設定された凹部を含み得る。遮断位置は、締結具４０のヘッド部分４２の一部分を覆う遮断ねじ４６の一部分を含んでもよく、それにより、プレート１０からの締結具４０の後退をさらに防止する。

さらに別の実施形態によれば、プレート１０は、締結具３０をプレート１０に係止するためにプレート材料の変位によって機能する自己形成ねじ山を有する係止締結具３０を受容するように構成されている１つ以上の開口部２０を含み得る。ここで図１３～１８を参照すると、係止締結具３０およびプレート１０の開口部２０の代替の実施形態が示されている。これらの実施形態では、締結具３０（例えば、骨ねじ）の内部固定プレート１０への係止機構は、可変角度ねじの挿入を可能にし得る。締結具３０は、締結具３０のヘッド部分３２を取り除くのに必要な力が、締結具３０がプレート１０に垂直に挿入されるときに必要な力と実質的に等しい角のある円錐内に挿入され得る。プレート１０の穴または開口部２０は、締結具３０が異なる角度で挿入され得るように形作られ得る。開口部２０のジオメトリは、締結具３０のヘッド部分３２上のねじ山を捕らえるのに役立ち、ねじ山形成を開始するのに必要な軸方向の力を低減する。

係止機構は、プレート材料を変位させる自己形成ねじ山を備えたヘッド部分３２を有する締結具３０を含む。プレート１０は、変位を容易にするために、締結具３０よりも柔らかい材料で作製され得る。例えば、プレート１０は、チタン、合金、ポリマー、またはより低い材料硬度（例えば、ロックウェル硬度）を有する他の材料から構成され得る。締結具３０は、例えば、コバルトクロム、タングステン、合金、またはより高い材料硬度を有する他の材料から構成されるより硬い相対材料で作製され得る。好ましくは、締結具３０は、ねじ山形成プロセスを容易にする、強く、堅く、そして高い表面硬度を有する材料から構成される。成形機構は、プレート１０の材料を除去するのではなく、材料を変位させることによって機能し、それにより、タッピングから生成される破片または切りくずを最小限に抑える。

図１３Ａ～１３Ｂでは、係止締結具３０は、骨と係合するように構成されているヘッド部分３２およびシャフト部分３４を含む。図示されていないが、シャフト部分３４は、締結具３０が骨にねじ込まれるようにねじ切りされ得る。ヘッド部分３２は、締結具３０が骨内に前進すると、プレート１０の開口部２０内のはめあいがよりきつくなるように（例えば、約２０°の角度で）テーパであり得る。係止締結具３０のヘッド部分３２は、その外面の周りの、プレート１０の開口部２０と係合するようにサイズ設定および構成されているテクスチャード領域３６を含む。本明細書で説明するように、テクスチャード部分３６は、ねじ山、隆起、こぶ、小くぼみ、鋸歯、または他の種類のテクスチャード領域を含み得る。示されるように、テクスチャード領域３６は、好ましくは、ヘッド部分３２の上部からシャフト部分３４に近接するヘッド部分３２の底部まで実質的に延在するねじ部分を含む。ねじ山３６は、ヘッド部分３２の円錐面に対してほぼ垂直に走り得る。ねじ部分３６は、プレート材料を変位させ、プレート１０の開口部２０内にねじ山を作成するように構成されている自己形成ねじ山の形態である。ねじ部分は、プレート材料の切断または成形を容易にするために、誇張された鋭いねじピークを有する。

ここで図１３Ｃ～１７を参照すると、締結具３０でタップされる前の開口部２０の代替バージョンが示されている。締結具３０が挿入されると、これらの開口部２０は、自己形成ねじ山に基づいて修正される。開口部２０のジオメトリは、ねじ山３６を捕らえるのに役立ち、ねじ山形成を開始するのに必要な軸方向の力を低減するように設計されている。穴２０の上部分は、例えば、オフアングル挿入中に締結具３０のヘッド部分３２のクリアランスのために、プレート１０の上面１６を通してカットされた円錐状の真っ直ぐなテーパ面を備えたテーパ２８であり得る。穴２０の下部分は、さらに、例えば、オフアングル挿入中にシャフト部分３４のクリアランスのために、プレート１０の底面１８を通してカットされた円錐状の真っ直ぐなテーパ面を備えたテーパ２９であり得る。上部テーパ部分２８は、例えば、下部テーパ部分２９よりも大きな程度のテーパで、より大きくなり得る。例えば、上部テーパ部分２８は、約６０～９０°、７０～８０°、または７２～７８°の範囲、好ましくは約７０°、７５°、または８０°のテーパを有し得るが、下部テーパ部分２９は、約５０～７０°、５５～６５°、または５７～６３°の範囲、好ましくは約５５°、６０°、または６５°のテーパを有し得る。上方および／または下方テーパ部分２８、２９は、実質的に円錐形であってもよい（例えば、図１４Ｂ、１５Ｂ、１５Ｃ、１６Ｂ）し、異なる直径または程度のテーパを有する２つの別個の円錐形セクションなどの、２つ以上のセクションでセグメント化され得る（例えば、図１７Ａおよび１７Ｂ）。

上部テーパ部分２８と下部テーパ部分２９との交点において、図１３Ｃの破線内の領域３１によって示されるように、狭くなった中央部分は、ねじ山形成が行われる領域を規定する。領域３１は、材料の変位およびねじ山形成のための材料の同心リングを提供する。領域３１は、図１３Ｃに示される非テクスチャード面を有してもよいし、テクスチャード部分２６を有してもよい。本明細書で記載するように、テクスチャード部分２６は、ねじ山、隆起、こぶ、小くぼみ、鋸歯、または他の種類のテクスチャード領域を含み得る。図１４Ａ～１４Ｂに示される実施形態では、テクスチャード部分２６は、各カットが次のカットと重なる複数の浅いカットから構成される吹きさらしカット設計を含む。例えば、吹きさらし設計は、複数のねじ山状のらせん状のカットスイープを含み得る。各カットは、穴２０の内径（例えば、上部テーパ部分２８および下部テーパ部分２９）へのスムーズな移行部を有する。吹きさらしカットは、自己形成ねじ山が切り込むための正の表面を提供し、それによって、プレート１０に新しく形成されたねじ山が剥離するのを防止するのに役立つ。

図１５Ａ～１５Ｄでは、テクスチャード部分２６は、刻み目のカットデザインを含む。図１５Ａ～１５Ｂに図示される実施形態では、上部テーパ部分２８と下部テーパ部分２９との間の丸みを帯びた移行（例えば、２つの円錐形のカット）は、ローレット加工のための実行可能な表面ならびに軸外係止中に倒すことができるためにヘッド部分３２のための表面を提供する。刻み目設計は、各カットが次のカットと重なるダイヤモンドパターン（例えば、約４５°）に設定された複数の浅い刻み目溝を含み得る。刻み目溝により、自己形成ねじ山が材料に深く切り込み、ねじ山形成プロセスを開始するために必要な軸方向の力を低減することができる。図１５Ｃ～１５Ｄに図示される実施形態では、領域３１は、複数の３６０°円形スイープカットによって規定されるテクスチャード部分２６を有する。加えて、一連の６０°の三角形のカットは、穴の軸に垂直な平面から１７°の軌道で作製され、時計回りと反時計回りの両方で同じ数のカットが適用され、材料の内側のリングにパターンが作成する。示されるように、カットにより、穴に突き出る材料の「プラトー」が作成される。特定の角度が説明されているが、本開示は特定の角度に限定されない。カットからもたらされるジオメトリは、切り込むための正の表面を提供し、ねじをプレートに係止するために必要な軸方向の力を劇的に低減する。そのため、この機構は、ねじのヘッドのねじ山を係合するために骨の食い付きに依存しない。第二に、カットによって除去された材料は、形成されなければならない材料の量を低減し、形成プロセス中のねじ３０とプレート１０との間の摩擦を低減することによって、ヘッドねじ山がより深く切り込むことを可能にする。

図１６Ａ～１６Ｂは、多角形のカットデザインを描画する。この設計では、上部テーパ部分２８と下部テーパ部分２９との間の移行にテクスチャード部分がない。代わりに、狭くなった中央領域は、穴２０が円筒形でも円錐形でもないように全体的な多角形を有する。多角形には、材料の明確な線形セクションを備えたある数の辺と、形成されたカットがその周りでスイープすることが可能な丸みのある角と、を含む。例えば、多角形は、実質的に６角形（６辺）、７角形（７辺）、８角形（８辺）などであり得る。穴２０はまた、丸い突出部のカットなしで、同じジオメトリで単一の同心リングとして表され得る。

図１７Ａでは、上部テーパ部分２８は、オフアングル挿入中に締結具３０のヘッド部分３２のクリアランスのためにカットされた円錐形の真っ直ぐなテーパ面を含む。上部テーパ部分２８は、より狭い直径を有する下部テーパ部分２９への移行部に近接する下部領域と比較してより大きな領域を有する上部領域を有するようにセグメント化されている。ねじ山形成プロセスが発生する、上部テーパ部分２８と下部テーパ部分２９との間の中央領域は、材料の除去とねじ山形成レリーフのために、間に位置する溝２７を備えた材料の２つのピークまたは同心リング（例えば、表在リング６０および深部リング６２）を含む。リング６０、６２の間の溝２７は、例えば、約４０～８０°、約５０～７０°、または約６０°の範囲で角度を付けることができる。表在リング６０は、カンチレバー荷重の大部分を支持する役割を果たしているため、表在リング６０は、深部リング６２よりもわずかに小さい内径である。深部リング６２は、オフアングル挿入中の追加の固定および支持、ならびに公称軌道挿入中の追加の支持を提供する。下部テーパ部分２９は、オフアングルで挿入されたときに締結具３０のシャフト３４にクリアランスを提供する真っ直ぐなテーパ面を含む。

図１７Ｂの開口部２０の実施形態は、図１７Ａと同様であるが、さらに、上部テーパ部分２８と下部テーパ部分２９との間の移行部に複数のらせん状スイープカットの形態のテクスチャード部分２６を含む。浅いらせん状カットまたは吹きさらしカットは、急なピッチでの一連のカットが含み得る。吹きさらしカットは、例えば、約５０～７０°、または約６０°で角度を付けてもよい。時計回りと反時計回りの両方で同じ数のカットを作製し得る。カットは、開口部２０に突き出る材料のプラトーを作成し得る。もたらされたジオメトリは、締結具３０が切り込むための正の表面を提供し、これは、締結具３０をプレート１０に係止するために必要な軸方向の力を劇的に低減することができる。したがって、機構は、締結具３０のヘッド部分３２のねじ山を係合するために骨の食い付きに依存する必要がない。締結具３０の挿入中に除去された材料は、形成された材料を除去し、形成プロセス中の締結具３０とプレート１０との間の摩擦を低減することによって、自己形成ねじ山をより深く切り込むことを可能にする。

図１８Ａ～１８Ｄは、ねじプレートアセンブリを描画する。図１８Ｃのアセンブリは、プレート１０の上面１６に対して垂直以外の角度で配置された係止締結具３０を示す。図１８Ｄでは、非係止締結具４０は、プレート１０に対してほぼ垂直に配置されている。係止締結具３０および非係止締結具４０は、プレート１０に対して任意の適切な角度に向けてもよいと理解されよう。図１８Ｃの断面図は、プレート１０の材料が締結具３０のねじ山の周りで変位する、プレート１０とのねじ山の係合を示す。自己形成ねじ山を使用することにより、締結具３０は、可変角度でプレート１０に挿入することができ、締結具３０をプレート１０に係止するための追加のステップを必要としないワンステップ係止でプレート１０と係合する。図１８Ｄの断面図は、開口部２０にねじで固定せずに、開口部２０に受容される圧縮性の非係止ねじ４０を示す。非係止ねじ４０は、骨の動的圧縮を提供し得る。したがって、本明細書で説明される締結具および開口部は、外科医に多種多様なオプションを提供し、それにより、骨折および骨の所望の治療に応じて、動的圧縮のための適切な係止および／または非係止機能を提供する。

ダイアメタ（Ｄｉａ－ｍｅｔａ）掌側遠位橈骨プレートシステム
図１９は、橈骨の掌側に座るように構成されている骨プレート２１０と、骨プレート２１０に受容され、骨の橈骨および橈骨シャフトに固定されるように構成されている１つ以上の骨締結具と、を含むダイアメタ掌側遠位橈骨安定化システム２００の実施形態を描画する。橈骨および橈骨シャフトに関して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システム２００は、上腕骨、大腿骨、脛骨などの他の長骨の固定にも使用または使用されるように適合され得ると理解されよう。

骨プレート２１０は、橈骨のシャフト部分に位置付けられるように構成されている第１の端部２１２から、橈骨の遠位端に近接して位置付けられるように構成されている第２の端部２１４まで延在する。プレート２１０は、上面２１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面２１８と、含む。上面２１６と底面２１８は、プレート２１０の第１の端部２１２から第２の端部２１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート２１０の底面２１８は、平均的な遠位橈骨の解剖学的構造の最良の近似に従うように構成されている解剖学的輪郭を含み、橈骨柱に沿ってわずかに、そしてプレート２１０の中間柱に沿ってより顕著に広がっている。プレート２１０は、低く座り、一般に薄いプロファイルの近位部分を有するように設計されている。プレート２１０の厚さは、一般に、シャフトおよび遠位中間柱に沿って約２ｍｍであり得、遠位橈骨柱に沿って２．５ｍｍの厚さに先細りになり、これにより、橈骨茎状締結具の厳しい角度が可能になる。プレート２１０の厚さは、一般に、第２の端部２１４と比較したときに、第１の端部２１２に向かって増加し得る。加えて、プレート２１０の幅は、第１の端部２１２に近接し、細長い部分２４０に沿って、第２の端部２１４のプレートの幅よりも厚くてもよい。プレート２１０の設計は、プレート２１０の第２の端部２１４から、細長い部分２４０、プレート２１０の第１の端部２１２への容易な移行を可能にし、骨の橈骨シャットにおける十分な支持を提供しながらプレート２１４の第２の端部に近接する骨折に対処する。

骨プレート２１０の細長い部分２４０に向かう骨プレート２１０の第２の端部２１４は、骨プレート１１０と非常に類似しており、骨プレート１１０に関連する上記の特徴および開示は、骨プレート２１０に等しく適用可能であり、その全体が本明細書に組み込まれる。

プレート２１０の細長い部分またはダイアメタ部分２４０を見ると、プレート２１０は、１つ以上の骨締結具を受容するように構成されている１つ以上の貫通開口部２２０を含む。開口部２２０は、上面２１６から底面２１８までプレート２１０の本体を通って延在する。開口部２２０は、円筒形の開口部、円錐形の開口部、細長い開口部、ねじ切り開口部、テクスチャード開口部、非ねじ切りおよび／または非テクスチャード開口部などを含み得る。開口部２２０は、締結具をプレート２１０に係止することを可能にしてもよいし、骨の移動および動的圧縮を可能にしてもよい。プレート２１０は、任意の適切な構成において、任意の適切な数の開口部２２０を含み得る。これらの開口部２２０は、外科医が、好み、解剖学的構造、および骨折位置に基づいて、より柔軟に締結具を配置することを可能にする。外科医は、締結具の数、位置、および種類に関して異なる意見を持っていてもよい。さらに、骨折の位置と形状が複雑だと、締結具の位置をできるだけ多くする必要がある。この設計は、外科医に、締結具の配置においてより高い精度を達成するための多様な方法を提供する。

開口部２２０は、１つ以上の骨締結具を受容するように構成され得る。締結具は、係止締結具、非係止締結具、または当技術分野で知られている他の任意の締結具を含み得る。締結具は、骨ねじなどを含み得る。締結具はまた、釘、スパイク、ステープル、ペグ、棘、フックなどのように、骨に固定または係合するように構成されている他の締結具またはアンカーを含み得る。締結具は、固定および／または可変角度の骨ねじを含み得る。締結具は、ヘッド部分と、骨と係合するように構成されているシャフト部分と、を含み得る。係止締結具の場合、シャフト部分は、締結具が骨にねじ込まれるようにねじ切りされてもよい。ヘッド部分は、その外面の周りの、例えば、開口部２２０と係合するようにサイズ設定および構成されているねじ山などのテクスチャード領域、および締結具をプレート２１０に係止するための開口部２２０内の対応するねじ山を含み得る。別の方法として、非係止締結具の場合、ベッド部分は、骨の動的圧縮を可能にするために実質的に滑らかであり得る。

プレート２１０は、さらに、１つ以上のｋワイヤ（図示せず）を受容するように構成されている複数の開口部２２４を含み得る。ｋワイヤ穴２２４は、小径の穴（例えば、締結具開口部２２０よりも著しく小さい直径を有する）を含み得る。ｋワイヤ穴２２４は、プレート２１０を骨に対して予備的に配置し、および／または骨折の整復を支援することができる。ヘッド部分２４２の遠位ｋワイヤ穴２２４は、軌道がＲＣ関節に追従し、遠位係止ねじの挿入中に方向を提供することを確実にし得る。プレート２１０の細長い部分２４０の近位ｋワイヤ穴は、締結具開口部２２０の間に配置され、ねじ挿入中に計装が通過しなければならない領域への侵入を回避するために、プレート２１０の表面に対して角度を付けてもよい。

背側プレートシステム
図２０～２４は、骨の背側部分に対して座るように構成されている骨プレート３１０、４１０を含む背側安定化システム３００の実施形態を描画する。プレート３１０、４１０を骨の背側部分に固定するために、１つ以上の骨締結具３２０Ｃが、骨プレート３１０、４１０に受容されるように構成されている。骨の背側部分に関して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システム３００は、識別された骨の他の部分などの他の骨の固定にも使用または使用されるように適合され得ると理解されよう。プレートは、異なる開口部３２０の構成を示すそれぞれの第１の端部３１２を除いて類似しているため、同じ参照番号がプレート３１０、４１０に使用されていることに留意されたい。図２０は鋭角の構成を示し、図２２は斜めの構成を示す。

図２０～２２に示されるように、プレート３１０、４１０は各々、第１の端部３１２から第２の端部３１４まで延在する本体を有する。プレート３１０、４１０は各々、上面３１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面３１８と、を含む。上面３１６と底面３１８は、プレート３１０の第１の端部３１２から第２の端部３１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート３１０、４１０は、一般に長手方向の本体を有することが示されているが、プレートの任意の適切な形状および輪郭が、プレートされる骨折の位置および種類に応じて提供され得ると理解されよう。

骨プレート３１０、４１０は、１つ以上の開口部３２０を含む。開口部３２０は、プレート３１０、４１０を通って上面３１６から底面３１８まで延在し、係止締結具および非係止締結具３２０Ｃを許容するように構成されている。プレート３１０、４１０を骨と共に使用するときに、外科医は、骨とプレート３１０、４１０を接続するために、係止のみ、非係止のみ、または係止と非係止の両方の締結具の組み合わせを使用し得る。開口部３２０は、掌側遠位橈骨プレートシステム、ダイアメタプレートシステム、および代替の穴構成に関して上で論じた開口部のいずれかの形態であり得る。

プレート３１０、４１０はまた、図２３および２４に示される、プレート３１０、４１０の細長い部分３４０に沿って存在し、スライド締結具３２２Ｃを収容するように構成されている１つ以上のスロット３２０Ｃを含む。図２０～２４に最もよく見られるように、スロット３２０Ｃは、暫定的な配置中にプレート３１０、４１０の近位遠位調整のためのスライドスロットを提供し得る。スロット３２０Ｃは、プレート３１０、４１０の近位調整、遠位調整、および／または内側外側調整を可能にし得る。これにより、外科医は、係止ねじを挿入する前に、プレートの位置を骨に沿って最適に中央に配置することができる。スロット３２０Ｃは、長細い部分３４０の長手方向軸に沿って細長くなっているだけではなく、長手方向軸に垂直に、外側から外側へと細長くなっていてもよい。細長いスロット３２０Ｃは、様々な長さおよび／または幅を有し得る。好ましくは、長さはスロット３２０Ｃの幅よりも大きい。プレート３１０、４１０は、骨上に位置付けられたときにプレート３１０のより正確な調整のために、スロット３２０Ｃに隣接するエッチングラインを含み得る。

図２０および２２に最もよく見られるように、プレート３１０、４１０はまた、プレート３１０、４１０が、例えば３次元で曲げられることを可能にする、プレート３１０、４１０の長さに沿った複数の側面レリーフカットまたはスカラップエッジ３２２を含み得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ３２２は、プレート３１０、４１０の側面に沿って広げられた部分と、プレート３１０、４１０の中心に向かって狭くされた部分と、を有する１つ以上の曲線の形態であり得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ３２２は、連続する開口部３２０の間に位置付けられ得る。複数のレリーフカットまたはスカラップエッジ３２２は、プレート３１０、４１０の側面縁に沿ってスカラップまたは波状のプロファイルを形成し得る。結果として、プレート３１０、４１０は、開口部３２０を歪ませることなく、マルチ輪郭面に成形することができる。

プレート３１０、４１０は、さらに、１つ以上のｋワイヤ（図示せず）を受容するように構成されている複数の開口部３２４を含み得る。ｋワイヤ穴３２４は、小径の穴（例えば、締結具開口部３２０よりも著しく小さい直径を有する）を含み得る。ｋワイヤ穴３２４は、プレート３１０、４１０を骨に対して予備的に配置し、および／または骨折の整復を支援することができる。

外側プレート
図２５～２７は、橈骨側の骨折に対処するために骨の外側部分に対して座るように構成されている骨プレート５１０を含む外側安定化システム５００の実施形態を描画する。１つ以上の骨締結具５２０Ｃは、プレート５１０を骨の橈骨の外側部分に固定するために、骨プレート５１０に受容されるように構成されている。骨の橈骨の外側部分に関して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システム５００は、長骨などの他の骨、および識別された骨の他の部分の固定に使用または使用されるように適合され得ると理解されよう。

プレート５１０は、第１の端部５１２から第２の端部５１４まで延在する本体を有する。プレート５１０は、上面５１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面５１８と、含む。上面５１６と底面５１８は、プレート５１０の第１の端部５１２から第２の端部５１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート５１０は、遠位橈骨の骨質の解剖学的構造に対応するために上向きに輪郭または区域を有する一般に長手方向の本体を有することが示されているが、プレートの任意の適切な形状および輪郭が、プレートされる骨折の位置および種類に応じて提供され得ると理解されよう。

骨プレート５１０は、１つ以上の開口部５２０を含む。開口部５２０は、プレート５１０を通って上面５１６から底面５１８まで延在し、係止締結具および非係止締結具５２０Ｃを許容するように構成されている。プレート５１０を骨と共に使用するときに、外科医は、骨とプレート５１０を接続するために、係止のみ、非係止のみ、または係止と非係止の両方の締結具の組み合わせを使用し得る。開口部５２０は、掌側遠位橈骨プレートシステム、ダイアメタプレートシステム、背側プレート、および代替の穴構成に関して上で論じた開口部のいずれかの形態であり得る。

プレート５１０はまた、図２７に示される、プレート５１０の細長い部分５４０に沿って存在し、スライド締結具５２２Ｃを収容するように構成されている１つ以上のスロット５２０Ｃを含む。図２５～２６に最もよく見られるように、スロット５２０Ｃは、暫定的な配置中にプレート５１０の近位遠位調整のためのスライドスロットを提供し得る。スロット５２０Ｃは、プレート５１０の近位調整、遠位調整、および／または内側外側調整を可能にし得る。これにより、外科医は、係止ねじを挿入する前に、プレートの位置を骨に沿って最適に中央に配置することができる。スロット５２０Ｃは、長細い部分５４０の長手方向軸に沿って細長くなっているだけではなく、長手方向軸に垂直に、外側から外側へと細長くなっていてもよい。細長いスロット５２０Ｃは、様々な長さおよび／または幅を有し得る。好ましくは、長さはスロット５２０Ｃの幅よりも大きい。プレート５１０は、骨上に配置されたときにプレート５１０のより正確な調整のために、スロット５２０Ｃに隣接するエッチングラインを含み得る。

図２５および２７に最もよく見られるように、プレート５１０はまた、プレート５１０の一部分が、例えば３次元で曲げられることを可能にする、プレート５１０の長さの一部分に沿った複数の側面レリーフカットまたはスカラップエッジ５２２を含み得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ５２２は、プレート５１０の側面に沿って広げられた部分と、プレート５１０の中心に向かって狭くされた部分と、を有する１つ以上の曲線の形態であり得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ５２２は、連続する開口部５２０の間に位置付けられ得る。複数のレリーフカットまたはスカラップエッジ５２２は、プレート５１０の側面縁に沿ってスカラップまたは波状のプロファイルを形成し得る。結果として、プレート５１０の一部分は、開口部５２０を歪ませることなく、マルチ輪郭面に成形することができる。

プレート５１０は、さらに、１つ以上のｋワイヤ（図示せず）を受容するように構成されている複数の開口部５２４を含み得る。ｋワイヤ穴５２４は、小径の穴（例えば、締結具開口部５２０よりも著しく小さい直径を有する）を含み得る。ｋワイヤ穴５２４は、プレート５１９を骨に対して予備的に配置し、および／または骨折の整復を支援することができる。

ブリッジプレート
図２８は、高エネルギー粉砕遠位橈骨骨折の内固定器として作用する骨プレート６１０を含む安定化システム６００の実施形態を描画する。プレート６１０は背側に配置され、第３または第２の中手骨から橈骨の約３分の１から半分まで延在する。プレート６１０を骨の所望の部分に固定するために、１つ以上の骨締結具が骨プレート６１０に受容されるように構成されている。橈骨および中手骨に関して一般的に説明されているが、本明細書で説明される安定化システム６００は、長骨などの他の骨、および識別された骨の他の部分の固定に使用または使用されるように適合され得ると理解されよう。

プレート６１０は、第１の端部６１２から第２の端部６１４まで延在する本体を有する。プレート６１０は、上面６１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面６１８と、含む。上面６１６と底面６１８は、プレート６１０の第１の端部６１２から第２の端部６１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート６１０は、一般に平面である一般に長手方向の本体を有することが示されているが、プレートの任意の適切な形状および輪郭が、プレートされる骨折の位置および種類に応じて提供され得ると理解されよう。

骨プレート６１０は、１つ以上の開口部６２０を含む。第１の端部６１２および第２の端部６１４に近接して位置する開口部６２０は、プレート６１０を通って上面６１６から底面６１８まで延在し、係止締結具および非係止締結具を許容するように構成されている。プレート６１０を骨と共に使用するときに、外科医は、骨とプレート６１０を接続するために、係止のみ、非係止のみ、または係止と非係止の両方の締結具の組み合わせを使用し得る。開口部６２０は、掌側遠位橈骨プレートシステム、ダイアメタプレートシステム、背側プレート、外側プレート、および代替の穴構成に関して上で論じた開口部のいずれかの形態であり得る。

月状骨ファセットフックプレート
図２９～３６は、遠位橈骨の掌側尺骨角を伴う骨折パターンのために設計されたフックプレート７１０、７１０’を含む安定化システム７００の実施形態を描画する。プレート７１０、７１０’は、図３２および３４に示されるように、スタンドアロン安定化プレートとして使用されてもよいし、または図３１、３３および３５～３６に示されるように、掌側遠位橈骨プレート１１０と組み合わせて使用されてもよい。

プレート７１０が単独で使用されるときに、プレートのフック７１２は、プレートの外側または内側方向のシフトを防止するために、骨に埋め込まれるか、またはタップされる。１つ、２つ、またはそれ以上のフック７１２があり得ることが企図される。プレート７１０はまた、プレート７１０の骨および骨折部位へのさらなる固定を支援し得る固定ねじ７１４を受容するための開口部７２０を含む。

プレート７１０が掌側遠位橈骨プレートと共に使用されるときに、プレート７１０は、事前に位置付けられた掌側遠位橈骨プレート１１０の下にスライド可能に配置できるように構成および寸法決定される。開口部７２０は、締結具が掌側遠位橈骨プレート１１０の開口部１２０およびプレート７１０の開口部７２０を通過するように、掌側遠位橈骨プレート１１０の開口部１２０と位置合わせする。開口部７２０は、係止ねじまたは非係止ねじを許容することができる。

図３２および３４Ａ～３４Ｅを参照すると、プレート７１０’は、前の実施形態と同様であり、プレート７１０’の本体７１６から延びる一対のフック７１２’であって、それらの間に移行領域７１３がある、一対のフック７１２’を含む。フック７１２’は、フック７１２’が月状骨ファセットの縁の湾曲を補完するような弧状の構成を有する（図３２および３４Ｅを参照のこと）。移行領域７１３は、細長い本体７１６とフック７１２’との間で狭くなっている。細長いスロット７２０は、細長い本体７１６を通って延在し、固定ねじ７１４を受容するように構成されている。図３４Ｅに見られるように、細長い本体７１６は、初期湾曲を有するか、または骨１０２の輪郭を補完するように曲げられ得る。

図３４Ａ～３４Ｅを参照して、プレート７１０’をスタンドアロン安定化プレートとして設置する例示的な方法を説明する。図３４Ａに示されるように、インサータ７３０は、プレート７１０’を保持し、月状骨ファセット上に位置付けられたフック７１２’でプレート７１０’を骨１０２に適用するために利用される。タンプ７３２は、図３４Ｂに示されるように、ファセット内またはファセット上でフック７１２’をタンピングするために、マレット７３４などで打たれる。プレート７１０’が所定の位置にある状態で、例えば、図３４Ｃに図示されるように、ビットが軟組織プロテクタ７３６を通過するドリル７３８を利用して、スロット７２０を通して穴が開けられる。スロット７２０の近位部分に穴を位置付けることが望ましいことがある。穴を開けた後、デプスゲージなど（図示せず）を利用して、所望のねじの長さが決定され得る。次に、図３４Ｄに示すように、所望の固定ねじ７１４を、ドライバ７４０などを使用して穴に挿入し得る。非係止ねじは、プレート７１０’を骨１０２に対して遅らせ、骨折の圧縮を維持し、プレート７１０’の遠位への最後の並進を回避するのに役立つ。図３２および３４Ｅは、安定化プレートの最終的な構成を図示する。図３４Ｅに示されるように、蛍光透視法は、適切なねじ７１４の配置を確認するために利用され得る。

図３５Ａ～３５Ｅを参照すると、掌側遠位橈骨プレート１１０と共にプレート７１０’を設置する第１の例示的な方法が説明される。この例示的な方法では、プレート７１０’は、掌側プレート挿入の前に位置付けられる。最初に、プレート７１０’は骨１０２に対して位置付けられ、フック７１２’は、図３４Ａおよび３４Ｂに関して説明されたものと同様の方式で所定の位置にタンピングされる。プレート７１０’が所定の位置にある状態で、ｋワイヤ７４２は、図３５Ａに示されるように、スロット７２０を通って骨１０２内に挿入される。次に、掌側プレート１１０は、図３５Ｂに示されるように、ｋワイヤ７４２が掌側プレート１１０のヘッド部分１４２のねじ穴１２０Ａの１つを通って延在するように位置付けられる。インサータ７３０は、掌側プレート１１０を保持および操作するために利用され得る。掌側プレート１１０は、図３５Ｃに示されるように、掌側プレート１１０が骨１０２上に適切に位置付けられ、フックプレート７１０’を覆うように、ｋワイヤ７４２に沿ってスライドされる。正しく位置付けられるときに、最も尺骨側の軟骨下の係止ねじ穴１２０Ａは、フックプレート７１０’のスロット７２０と位置合わせする。掌側プレート１１０が適切に位置付けられた状態で、固定ねじ７１４がねじ穴１２０Ａおよびスロット７２０を通して挿入され、骨内に固定される。図３３および３５Ｅは、安定化アセンブリの最終的な構成を図示する。図３５Ｅに示されるように、蛍光透視法を利用して、適切なねじ７１４の配置およびフックプレート７１０’の適切な配置を確認し得る。

図３６Ａおよび３６Ｂを参照して、掌側遠位橈骨プレート１１０と共にプレート７１０’を設置する別の例示的な方法が説明される。この例示的な方法では、掌側プレート１１０はすでに設置されており、その後、例えば、掌側プレートの固定後に不安定な月状骨ファセット骨折が識別されたときに、フックプレート７１０’が望ましいと判定される。最初に、掌側プレート１１０のヘッド部分を固定している固定ねじのうちの少なくとも１つが取り外される（図示せず）。その後、フックプレート７１０’の細長い本体７１６は、掌側プレート１１０の後ろにスライドされ、フック７１２’は、図３６Ａに示されるように所定の位置にタンピングされる。プレート７１０’が所定の位置にある状態で、ｋワイヤ７４２は、図３５Ａに示されるように、スロット７２０を通って骨１０２内に挿入される。次に、掌側プレート１１０は、図３５Ｂに示されるように、ｋワイヤ７４２が掌側プレート１１０のヘッド部分１４２のねじ穴１２０Ａの１つを通って延在するように位置付けられる。フックプレート７１０’が適切に位置付けられると、固定ねじ７１４がねじ穴１２０Ａおよびスロット７２０を通して挿入され、図３６Ｂに示されるように骨内に固定される。安定化アセンブリの最終的な構成は、図３３および３５Ｅに示されるようなものであろう。繰り返しになるが、図３５Ｅに示されるように、蛍光透視法を利用して、適切なねじ７１４の配置およびフックプレート７１０’の適切な配置を確認し得る。

図３７および２８は、月状骨ファセットフックプレート縮小器具８１０を示す。この機器は、ＡＯクイックコネクトハンドルなど、業界で知られている任意のクイックコネクトハンドルに接続することができる。縮小器具８１０は、月状骨ファセットフックプレートを捕捉し、それが所望の位置および向きに位置付けられたときにフックプレートを解放することができる２ピースの接触面を利用する。

図３９および４０は、掌側遠位橈骨プレート１１０の第２の端部１１４に取り付けることができるドリルガイド９１０を描画する。ドリルガイド９１０は、プレート１１０のそれぞれの開口部１２０の各々に対応する複数の管状開口部９１２を含み得る。ドリルガイド９１０の開口部９１２は、各開口部１２０に対する適切な軌道でパイロット穴を開け、その後、正しい軌道でそれぞれの締結具を受容するように構成され得る。ドリルガイド９１０はまた、プレート１１０のｋワイヤ開口部と一致する複数のｋワイヤ開口部９１４を含み得る。ドリルガイド９１０は、１つ以上の締結具でプレート１１０に固定されてもよいし、つまみねじ、締まりばめなどの統合接続システムを通じてプレート１１０に固定されてもよい。締結具は、プレート１１０にねじ込むことができるか、そうでなければ、ドリルガイド９１０をプレート１１０に一時的に固定する。ドリルガイド９１０は、プレート１１０に事前に組み立てられてもよいし、手術前または手術中の任意の他の適切な時間に取り付けられてもよい。締結具は、例えば、手術室において、親指またはヘクサロビュラの締結具を介して固定されて、ドリルガイド９１０をプレート１１０に取り付けてもよい。パイロット穴が開けられた後、ドリルガイド９１０を取り外し、締結具をそれぞれの開口部１２０を通して位置付けられ得る。ドリルガイド９１０は、軟組織への衝突を防止するために、例えば、プレート１１０の上方１０ｍｍを超えて突出しないように、比較的薄い厚さであり得る。

ネックとヘッドプレート
図４１Ａおよび４１Ｂは、尺骨ネックおよびヘッドの骨折を治療するように構成されている骨プレート１０１０を含む外側安定化システム１０００の実施形態を描画する。１つまたは以上の骨締結具１０３０は、プレート１０１０を尺骨１０２のネックおよびヘッド部分に固定するために、骨プレート１０１０に受容されるように構成されている。プレート１０１０は、第１の端部１０１２から第２の端部１０１４まで延在する本体を有する。プレート１０１０は、上面１０１６と、隣接する骨に接触するように構成されている反対側の底面１０１８と、含む。上面１０１６と底面１０１８は、プレート１０１０の第１の端部１０１２から第２の端部１０１４まで延在する向かい合う側面によって接続されている。プレート１０１０の第１の端部１０１２は、好ましくは、プレート１０１０の遠位配置を可能にする面取りを有する。プレート１０１０の第２の端部１０１４は、尺骨１０２の遠位部分の湾曲を補完する弓形の構成を有する。プレート１０１０は、遠位橈骨の骨質の解剖学的構造に対応するためにわずかに上向きに輪郭または区画を有する一般に長手方向の本体を有するが、プレートの任意の適切な形状および輪郭が、プレートされる骨折の位置および種類に応じて提供され得ると理解されよう。

骨プレート１０１０は、１つ以上の開口部１０２０を含む。開口部１０２０は、プレート１０１０を通って上面１０１６から底面１０１８まで延在し、係止締結具および非係止締結具１０３０を許容するように構成されている。プレート１０１０を骨と共に使用するときに、外科医は、骨とプレート１０１０を接続するために、係止のみ、非係止のみ、または係止と非係止の両方の締結具の組み合わせを使用し得る。開口部１０２０は、掌側遠位橈骨プレートシステム、ダイアメタプレートシステム、背側プレート、および代替の穴構成に関して上で論じた開口部のいずれかの形態であり得る。最も近位の開口部１０２０Ａは、好ましくは、遠位に角度が付けられた多軸ねじ穴である。このような構成は、関節面へのねじの衝突を防止するのに役立つ。

プレート１０１０はまた、プレート１０１０の細長い部分１０４０に沿って存在し、スライド締結具１０３０Ｃを収容するように構成されている１つ以上のスロット１０２０Ｃを含む。スロット１０２０Ｃは、図１Ｈに図示されたスロット１２０Ｃ’に類似する構成を有し、仮配置中にプレート１０１０の近位遠位調整のためのスライドスロットを提供し得る。スロット１０２０Ｃは、プレート１０１０の近位調整、遠位調整、および／または内側外側調整を可能にし得る。これにより、外科医は、係止ねじを挿入する前に、プレートの位置を骨に沿って最適に中央に配置することができる。スロット１０２０Ｃは、長細い部分１０４０の長手方向軸に沿って細長くなっているだけではなく、長手方向軸に垂直に、外側から外側へと細長くなっていてもよい。細長いスロット１０２０Ｃは、様々な長さおよび／または幅を有し得る。好ましくは、長さはスロット１０２０Ｃの幅よりも大きい。プレート１０１０は、骨上に配置されたときにプレート１０１０のより正確な調整のために、スロット１０２０Ｃに隣接するエッチングラインを含み得る。

図４１Ａに最もよく見られるように、プレート１０１０はまた、プレート１０１０の一部分が、例えば３次元で曲げられることを可能にする、プレート１０１０の長さの一部分に沿った複数の側面レリーフカットまたはスカラップエッジ１０２２を含み得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ１０２２は、プレート１０１０の側面に沿って広げられた部分と、プレート１０１０の中心に向かって狭くされた部分と、を有する１つ以上の曲線の形態であり得る。側面レリーフカットまたはスカラップエッジ１０２２は、連続する開口部１０２０の間に位置付けられ得る。複数のレリーフカットまたはスカラップエッジ１０２２は、プレート１０１０の側面縁に沿ってスカラップまたは波状のプロファイルを形成し得る。結果として、プレート１０１０の一部分は、開口部１０２０を歪ませることなく、マルチ輪郭面に成形することができる。

プレート１０１０は、さらに、１つ以上のｋワイヤ（図示せず）を受容するように構成されている複数の開口部１０２４を含み得る。ｋワイヤ穴１０２４は、小径の穴（例えば、締結具開口部１０２０よりも著しく小さい直径を有する）を含み得る。ｋワイヤ穴１０２４は、プレート１０１０を骨に対して予備的に配置し、および／または骨折の整復を支援することができる。代替的には、図４２Ａに図示されるように、ドリルガイド７４４を利用して、ドリル７３８のドリルビットを、プレート１０１０を通して開口部１０２０を通して向けてもよい。例えば、最も近位の開口部１０２０Ａおよび最も遠位の開口部１０２０Ｄは、プレート１０１０を所定の位置に暫定的に保持するためのｋワイヤ７４２の位置付けのために利用され得る。ｋワイヤ７４２の配置は、図４２Ｂに示されるように、蛍光透視法を利用して確認され得る。

一実施形態によれば、尺骨プレート１０１０は、遠位橈骨修復後の不安定な尺骨の固定のために使用され得る。皮下尺骨アプローチを使用して、患者の腕を肘を曲げた状態でハンドテーブルに位置付けられ得る。前腕は、尺骨の皮下境界を露出するよう位置付けられ得る。長手方向の切開は、遠位および近位に作成され得る。尺側手根伸筋（ＥＣＵ）と尺側手根屈筋（ＦＣＵ）との間の間隔を分割して、尺骨シャフトを露出させてもよい。プレート１０１０は、必要に応じて背側に適用され得る。骨折を整復することができ、その整復は、例えば、蛍光透視法で確認され得る。スピード係止ドリルガイド７４４を使用して、ｋワイヤ７４２を遠位および近位のねじ穴に配置して、プレートを所定の位置に暫定的に保持し得る。位置付けスロットの中心に穴を開けてもよく、そこにねじを位置付けてもよく、それにより、プレート１０１０の近位遠位および／または内側外側を最適な配置に調整することができる。残りのねじは事前に穴を開けて配置し、ｋワイヤを固定ねじに置き換え得る。

誘導ガイドとスプリングドリルガイド
図４３は、本開示の実施形態による誘導ガイド４３００を描画する。誘導ガイド４３００は、掌側遠位橈骨プレート１１０（例えば、図１Ｄおよび１Ｅに描画される掌側遠位プレート１１０）の第２の端部１１４に取り付けられるように構成されている上部分４３０４と、誘導ガイド４３００をプレート１１０に結合するように構成されているコレット（図４６および４７に示される）有する下部分４３０６と、上部分４３０４と下部分４３０６との間に延在するネック部分４３０５と、を有する本体４３０２を含む。誘導ガイド４３００は、プレート１１０のそれぞれの開口部１２０の各々に対応する複数の管状開口部４３１２を含み得る。開口部４３１２は、各開口部１２０に対する所望の軌道でパイロット穴を開け、その後、所望の軌道でそれぞれの締結具を受容するように構成され得る。誘導ガイド４３００はまた、プレート１１０内のｋワイヤ開口部１２４と一致する複数のｋワイヤ開口部４３１４を含み得る。

図４４は、本開示の実施形態による代替の誘導ガイド４４００を描画する。誘導ガイド４４００は、誘導ガイド４４００が誘導ガイド４３００よりもより低いプロファイル設計を有することを除いて、誘導ガイド４３００と実質的に同様である。このより低いプロファイルの設計は、コレットを有する下部分４４０６が本体４４０２の上部分４４０４に隣接するようにネック部分を除去することによって達成される。図４５は、本開示による誘導ガイド４５００の別の実施形態を描画する。誘導ガイド４５００はまた、誘導ガイド４５００が、誘導４４００よりもさらに低いプロファイルを有することを除いて、誘導ガイド４３００と実質的に同様であり、軟組織の破壊を有利に最小化し、手術野の視覚化を最大化し、遠位橈骨プレート１１０を通って延在するいかなるｋワイヤも除去せずに、誘導ガイドの挿入および除去を可能にする。そのような機能を容易にするために、上部分５４０４および下部分４５６０を有する誘導ガイド４５００の本体４５０２は、掌側遠位橈骨プレート１１０のｋワイヤ開口部１２４を取り囲まないように構成されている。

図４６～４８は、本開示の実施形態による、誘導ガイド（すなわち、誘導ガイド４３００、４４００、４５００）がどのように掌側遠位橈骨プレート１１０に結合されるかを図示する。図４６は、遠位橈骨プレート１１０に結合された誘導ガイド４３００の断面図である。図４７は、誘導ガイド４５００の側面図である。特定の誘導ガイドが図４６および４７に図示されているが、誘導ガイドの結合に関する以下の説明は、本明細書で論じられる誘導ガイドの他の実施形態に適用される。図４６および４７にさらに明確に示されるように、各誘導ガイド（４３００、４４００、および４５００）は、遠位橈骨に向かって延在する一対の突起４６０２（図４６に示される）および４７０２（図４７に示される）を含み、これらが誘導ガイドが遠位橈骨プレートに結合されたときに改善された剛性を提供するスタンドオフとして機能する。また、図４６および４７に示されるのは、誘導ガイドを遠位橈骨プレート１１０に結合するために開口部１２０の１つに挿入されるように構成されているコレット４６０４である。

コレット４６０４は、複数のアーム４６０６を含む。いくつかの実施形態では、複数のアーム４６０６は、３～８つのアームを含み得る。アーム４６０６は、コレット４６０４を開口部１２０に挿入する間、開口部１２０の壁によって半径方向内向きにたわみ、その後、コレット４６０４が、直径が小さくされた開口部１２０の部分４６０８を超えて押された後、初期のたわんでいない位置に戻るように構成されている。いくつかの実施形態では、コレット４６０４は、開口部１２０の部分４６０８を受容し、嵌合するように構成されている小直径部分４６１０と、小径部分４６１０の遠位に配置され、コレット４６０４から半径方向外向きに延在するフランジ４６１２と、を含む。小直径部分４６１０およびフランジ４６１２は、コレット４６０４（および誘導ガイド）を遠位橈骨プレート１１０に係止するように構成されている。コレット４６０４は、ねじ穴を必要とせずに、誘導ガイドを遠位橈骨プレートに結合する剛性の方法を有利に提供する。

いくつかの実施形態では、誘導ガイドは、コレット４６０４の半径方向内向きの不注意なたわみを防止し、遠位橈骨プレート１１０からの誘導ガイドの除去を防止するために、コレット４６０４の中央開口部４６１４に挿入されるように構成されているねじ４８００をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、ねじ４８００の遠位端は、中央開口部４６１４におけるねじのビンディングを防止するためにキャップされ得る。図４３～４５にさらに明確に示されるように、ねじ４８００は、ねじ４８００のヘッド４８０４に形成された係合特徴４８０２（例えば、へクサロビュラ形状の特徴）を含み、ドライバ（図示せず）とねじ４８００との係合を容易にする。誘導ガイド４３００、４４００、４５００は、有利には、ガイドをバックテーブル上の遠位橈骨プレートに取り付けること、またはプレートがすでに骨に固定された状態で術中に取り付けることを可能にする。

図４９は、本開示の実施形態によるばねドリルガイド４９００を描画する。ばねドリルガイド４９００は、近位端４９０２から遠位端４９０３まで延在するドリルビット４９０１を含む。ドリルビット４９０１は、ドリルビット４９０１のドリル（図示せず）への取り付けを容易にする取り付け部分４９０５を近位端４９０２に含む。取り付け部分４９０５は、ドリルビット４９０１の残りの部分よりも大きな直径を有する。ばねドリルガイド４９００は、さらに、例えば、らせんばね４９０４および螺旋ばね４９０４の遠位端に結合されたスリーブ４９０６などの圧縮要素を含む。ばね４９０４は、取り付け部分の遠位端からドリルビット４９０１の遠位端４９０３まで延在する。ばね４９０４は、ばね４９０４に加えられた軸方向の力がばねを圧縮するように、取り付け部分の直径よりも小さい直径を有する。ドリルビット４９０１は、ばねが圧縮されていない初期状態において、遠位端４９０３がスリーブ４９０６を通って延在するように、らせんばね４９０４およびスリーブ４９０６を通って延在する。スリーブ４９０６は、スプリングドリルガイド４９００が誘導ガイド（例えば、４３００）の開口部（例えば、４３１０）の１つに挿入されるときに、ドリルビット４９０１が開口部を通ってさらに挿入されると、スリーブ４９０６が開口部内に留まり、ばね４９０４の圧縮をもたらすように構成されている。図５１Ａは、ばねドリルガイド４９００の誘導ガイドの開口部の１つへの初期の挿入を描画する。図５１Ｂは、スリーブ４９０６が開口部内に留まり、ばね４９０４が圧縮されている間に、開口部を通してドリルビット４９０１がさらに挿入されることを描画する。スリーブ４９０６はばねドリルガイド４９００の一部であるため、誘導ガイドを使用してねじを配置するために必要なステップおよび人手の数が有利に削減される。さらに、ばねドリルガイド４９００はまた、ドリルビット４９０１が（ばね力により）骨に突っ込まれる速度を有利に調整し、外科医が誤ってドリルビットを過度に突っ込む可能性を低減する。図５０は、従来のドリルビット（図示せず）および誘導ガイド４３００、４４００、４５００のいずれか１つと代替的に使用され得る誘導スリーブ５０００を描画する。

図５２は、本開示の実施形態による、掌側遠位橈骨プレート１１０に結合された誘導ガイド５２００の断面図を描画する。図５３Ａは、誘導ガイド５２００の側面図である。上で論じた誘導ガイド４３００と同様に、誘導ガイド５２００は、遠位橈骨プレートに向かって延在する一対の突起５２０２（図５２には１つ示されている）を含み、これらが誘導ガイドが遠位橈骨プレートに結合されたときに改善された剛性を提供するスタンドオフとして機能する。また、図５２および５３Ａには、座ぐり穴５２０５に隣接して配置され、誘導ガイド５２００から下向きに延在し、開口部１２０の１つに挿入されて誘導ガイドを遠位橈骨プレート１１０に結合するように構成されている保持アーム５２０４が示されている。上で論じた誘導ガイドと同様に、誘導ガイド５２００は、プレート１１０のそれぞれの開口部１２０の各々に対応する複数の管状開口部５２１３を含み得る。開口部５２１３は、各開口部１２０に対する所望の軌道でパイロット穴を開け、その後、所望の軌道でそれぞれの締結具を受容するように構成され得る。誘導ガイド５２００はまた、プレート１１０内のｋワイヤ開口部１２４と一致する複数のｋワイヤ開口部５２１４を含み得る。

１つの保持アームのみが示されているが、誘導ガイド５２００は、代わりに、複数のアームを含み得る。いくつかの実施形態では、保持アーム５２０４は、保持アーム５２０４を開口部１２０に挿入する間、開口部１２０の壁によって半径方向内向きにたわみ、その後、保持アーム５２０４が直径が小さくされた開口部１２０の部分５２０８を超えて押された後、初期のたわんでいない位置に戻るように構成されている。いくつかの実施形態では、保持アーム５２０４は、開口部１２０の部分５２０８を受容し、嵌合するように構成されている戻り止め５２１０と、戻り止め５２１０の遠位に配置され、保持アーム５２０４から半径方向外向きに延在するフランジ５２１２と、を含む。

図５３Ｂは、本開示の実施形態による、誘導ガイド５２００と共に使用するカムねじ５３００の側面図を描画する。図５３Ｃは、本開示の実施形態による、誘導ガイド５２００と共に使用するダウエルピン５５００を描画する。誘導ガイド５２００をプレート１１０に係止するために、カムねじ５３００が、誘導ガイド５２００の座ぐり穴５２０５に挿入される。いくつかの実施形態では、カムねじ５３００は、ヘッド５３０２と、ヘッド５３０２から延在するシャフト５３０４と、を含む。保持アーム５２０４と同様に、シャフト５３０４は、シャフト５３０４の遠位端５３０８から延在する半径方向外向きに延在するフランジ５３０６を含む。図５３Ｂに示されるように、ヘッド５３０２は、ヘッド５３０２からフランジ５３０６の方向と反対の方向に半径方向に延在するカム面５３１０を含む。図５４Ａに示すように、ターゲットガイド５２００をプレート１１０上に最初に配置する間、カムねじ５３００は、フランジ５３０６が保持アーム５２０４のフランジ５２１２に隣接するように座ぐり穴５２０５に配置される。いくつかの実施形態では、フランジ５２１２は、図５４Ｂに示されるように、カムねじ５３００のフランジ５３０６を受容するように構成されている戻り止め５４０６を含む。結果として、保持アーム５２０４は、プレートの開口部１２０に容易に挿入される。誘導ガイド５２００をプレート１１０に係止するために、カムねじ５３００を回転させて、フランジ５３０６が、図５４Ｃに示すように、直径が小さくされた開口部１２０の部分４６０８の下の開口部１２０の反対側に配置されるようにする。開口部１２０の部分４６０８の下の実質的に反対方向へのカムねじ５３００のフランジ５３０６および保持アーム５２０４のフランジ５２１２の延在は、上記に説明されたコレット４６０４と同様の方式で、誘導ガイド５２００をプレート１１０に係止する。

図５５に示されるように、いくつかの実施形態では、カムねじ５３００は、ダウエルピン５５０２によって座ぐり穴５２０５に保持され得る。ダウエルピン５５０２は、座ぐり穴５２０５を横切って延在する穴５３１２（図５３Ａに示される）を通って延在する。カムねじ５３００が後退するのを防止するために、ダウエルピン５５０２はカムねじ５３００の上方に延在する。カムねじ５３００はまた、カムねじ５３００を回転させるためにドライバによって係合されるように構成されている係合機能５３１５を含む。

誘導ガイド５２００がプレート１１０に係止されると、例えば、スプリングドリルガイド４９００を使用して、プレート１１０が結合される骨に穴を開けてもよい。図５６は、従来のドリルビット（図示せず）および誘導ガイド４３００、４４００、４５００、５２００のいずれか１つと代替的に使用され得る誘導スリーブ５６００を図示する。いくつかの実施形態では、誘導スリーブ５６００は、ユーザの手によって把持されるように構成されているハンドル部分５６０２と、ドリルビットがそこを通過できるように構成されているガイド部分５６０４と、を含む。

本発明を特定の実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な変更および修正をすることができると当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内に入るという条件で、本発明の修正および変形を包含することが意図される。例えば、本文書で広く列挙されるすべての範囲は、その範囲内に、より広い範囲に含まれるすべてのより狭い範囲を含むことが明確に意図されている。上記で開示された様々なデバイスの構成要素はまた、任意の好適な構成で組み合わされるか、または修正されることがあると意図されている。

Claims (13)

1. 掌側遠位橈骨プレートと共に使用する誘導ガイドであって、
   前記掌側遠位橈骨プレートのヘッド部分に配置されるように構成されている上部分と、前記誘導ガイドを前記掌側遠位橈骨プレートに結合するように構成されている下部分とを有する本体と、
   前記掌側遠位橈骨プレートのそれぞれの開口部に対応する複数の管状開口部であって、前記管状開口部が、前記掌側遠位橈骨プレートの前記開口部を通してパイロット穴を開けること、および所望の軌道に締結具を挿入することを容易にするように構成されている、複数の開口部と、
   前記本体を通って延在する座ぐり穴と、
   前記座ぐり穴に隣接して配置され、前記本体の前記下部分から前記掌側遠位橈骨プレートの開口部内に延在する保持アームであって、保持アームが、前記掌側遠位橈骨プレートの前記開口部の一部分を受容し、嵌合するように構成されている戻り止めと、前記保持アームの遠位端から半径方向外向きに延在するフランジと、を含む、保持アームと、
   前記座ぐり穴を通して配置されたカムねじであって、前記カムねじが、ヘッドと、前記ヘッドから延在するシャフトと、を含み、前記シャフトが、前記シャフトの遠位端から延在する半径方向外向きに延在するフランジを含む、カムねじと、を含み、
   前記カムねじが、前記誘導ガイドが前記掌側遠位橈骨プレートに挿入され、そこから除去される非係止位置と、前記誘導ガイドが前記掌側遠位橈骨プレートに係止される係止位置との間で移動可能であり、
   前記非係止位置では、前記カムねじの前記半径方向外向きに延在するフランジが、前記保持アームの前記フランジに隣接して配置され、前記係止位置では、前記カムねじの前記半径方向外向きに延在するフランジが、前記保持アームの前記フランジとは実質的に反対方向に延在する、誘導ガイド。
2. 前記掌側遠位橈骨プレートの複数のｋワイヤ開口部に対応する複数のｋワイヤ開口部をさらに含む、請求項１に記載の誘導ガイド。
3. 前記誘導ガイドに形成された開口部を通って延在するダウエルピンをさらに含み、前記開口部が、座ぐり穴を横切って延在し、前記ダウエルピンが、前記カムねじが後退するのを防止するために前記カムねじの上方に延在する、請求項１に記載の誘導ガイド。
4. 前記本体が、前記上部分と前記下部分との間に延在するネック部分をさらに含む、請求項１に記載の誘導ガイド。
5. 前記上部分が、前記下部分に隣接する、請求項１に記載の誘導ガイド。
6. 前記本体が、前記掌側遠位橈骨プレートのｋワイヤ穴を取り囲んでいない、請求項１に記載の誘導ガイド。
7. 骨を安定化するための安定化システムであって、前記システムが、
   掌側遠位橈骨プレートであって、長手方向軸に沿って延在する細長い部分と、拡大ヘッド部分と、前記細長い部分を前記拡大ヘッド部分に接続する移行領域と、前記細長い部分と前記ヘッド部分を通って延在する複数の貫通穴と、を含む、掌側遠位橈骨プレートと、
   前記掌側遠位橈骨プレートに結合された誘導ガイドであって、前記誘導ガイドが、
   前記掌側遠位橈骨プレートのヘッド部分に配置されるように構成されている上部分と、前記誘導ガイドを前記掌側遠位橈骨プレートに結合するように構成された下部分とを有する本体と、
   前記掌側遠位橈骨プレートのそれぞれの開口部に対応する複数の管状開口部であって、前記管状開口部が、前記掌側遠位橈骨プレートの前記開口部を通してパイロット穴を開けること、および
   所望の軌道に締結具を挿入することを容易にするように構成されている、複数の管状開口部と、
   前記本体を通って延在する座ぐり穴と、
   前記座ぐり穴に隣接して配置され、前記本体の前記下部分から前記掌側遠位橈骨プレートの開口部内に延在する保持アームであって、保持アームが、前記掌側遠位橈骨プレートの前記開口部の一部分を受容し、嵌合するように構成された戻り止めと、前記保持アームの遠位端から半径方向外向きに延在するフランジと、を含む、保持アームと、
   前記座ぐり穴を通して配置されたカムねじであって、前記カムねじが、ヘッドと、前記ヘッドから延在するシャフトと、を含み、前記シャフトが、前記シャフトの遠位端から延在する半径方向外向きに延在するフランジを含み、
   前記カムねじが、前記誘導ガイドが前記掌側遠位橈骨プレートに挿入され、そこから除去される非係止位置と、前記誘導ガイドが前記掌側遠位橈骨プレートに係止される係止位置との間で移動可能である、カムねじと、を含み、
   前記非係止位置では、前記カムねじの前記半径方向外向きに延在するフランジが、前記保持アームの前記フランジに隣接して配置され、前記係止位置では、前記カムねじの前記半径方向外向きに延在するフランジが、前記保持アームの前記フランジとは実質的に反対方向に延在する、誘導ガイドと、
   ドリルに結合されるように構成されたスプリングドリルガイドであって、前記スプリングドリルガイドが、
   近位端から遠位端まで延在するドリルビットと、
   圧縮要素と、
   前記圧縮要素の遠位端に結合されたスリーブと、を含み、前記圧縮要素が圧縮されていない初期状態では、前記ドリルビットの前記遠位端のみが前記スリーブを通って延在するように、前記ドリルビットが前記圧縮要素および前記スリーブを通って延在する、スプリングドリルガイドと、を備え、
   前記スプリングドリルガイドが、前記スプリングドリルガイドが前記誘導ガイドの前記複数の管状開口部の１つに挿入されるときに、前記ドリルビットが前記開口部にさらに挿入されると、前記スリーブが前記開口部に留まり、前記圧縮要素が圧縮されるように構成されている、安定化システム。
8. 前記圧縮要素が、らせんばねである、請求項７に記載の安定化システム。
9. 前記誘導ガイドが、
   前記掌側遠位橈骨プレートの複数のｋワイヤ開口部に対応する複数のｋワイヤ開口部をさらに含む、請求項７に記載の安定化システム。
10. 前記誘導ガイドが、
    前記誘導ガイドに形成された開口部を通って延在するダウエルピンをさらに含み、前記開口部が、座ぐり穴を横切って延在し、前記ダウエルピンが、前記カムねじが後退するのを防止するために前記カムねじの上方に延在する、請求項７に記載の安定化システム。
11. 前記誘導ガイドの前記本体が、前記上部分と前記下部分との間に延在するネック部分をさらに含む、請求項７に記載の安定化システム。
12. 前記誘導ガイドの前記上部分が、前記誘導ガイドの前記下部分に隣接する、請求項７に記載の安定化システム。
13. 前記誘導ガイドの前記本体が前記掌側遠位橈骨プレートのｋワイヤ穴を取り囲んでいない、請求項１２に記載の安定化システム。
    

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