JP7263038B2 - 加工中における砥石目詰まり非接触検知装置及び検知方法 - Google Patents

加工中における砥石目詰まり非接触検知装置及び検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、加工中において砥石の目詰まりや目つぶれの有無を非接触で検知する検知装置及び検知方法に関する。より詳細には、研削盤、ダイサーなどの研削加工機における砥石の目詰まり(砥粒の周囲や砥粒の脱落穴に、被加工物の削りカス等が詰まった状態)や目つぶれ(砥粒の尖端が磨滅、欠損した状態)[双方を含めて、本願において単に「目詰まり」とも言う。]の進行レベルを、加工中の砥石の回転状態において砥石と非接触状態でリアルタイムで監視するために好適な検知装置及び検知方法に関する。
研削加工機の砥石に目詰まりが発生すると、良好な加工ができなくなる。そのため定期的にドレス等を実施して砥石の目立てを行い、砥石を回復させて加工を行う。しかし、頻繁なドレスは効率化の面から考えて望ましくない。従って、効率的なドレスを実施するために加工中の砥石の目詰まりを監視する必要性は高い。
加工中の砥石目詰まり監視のために、従来は、例えば、下記特許文献1に記載されている如く、砥石にかかる負荷を、砥石回転用モータの電流量でモニタリングしている。しかし、特にダイサーなど元々の加工負荷が小さい加工機では、目詰まりによる負荷の変化は極僅かであるため、電流量でのモニタリングは不可能に近い。
また、下記特許文献2には、研削砥石の表面状態を測定する装置が開示されており、その装置においては、回転する砥石の表面に接触子を接触させ、接触子に伝わる振動を振動センサによって検出して、砥石の表面状態を測定するようにしている。この接触子は、砥石の表面に接触、開離可能なように設けられ、その接触、開離動作を、ヒータからの加熱によって変形する形状記憶合金により行わせるようになっている。
しかしながら、このような機械的手段では、研削液や加工屑で汚染されやすい加工領域において動作不良を起こしやすく、砥石の表面に接触、開離を繰り返す接触子は損耗、破損を生じやすい。
また、下記特許文献3には、研削砥石の損耗の有無を、ワークの支持部に取り付けたAEセンサ(超音波検出器)によって研削音を採取して電気信号化し、これを波高レベル解析回路及び/又は周波数解析回路を通じて砥石損耗度判定回路に入力し、研削砥石の損耗状態を判定する装置が記載されている。
しかしながら、このような音声信号に基づく砥石の損耗の有無の判定は、環境ノイズや、砥石の材質等の影響を受けやすく、また、周波数解析等に高度の演算が必要となり、損耗状態を加工中にリアルタイムで判定するには困難があった。
さらにまた、下記特許文献4には、本発明のような研削用の砥石ではないが、光の反射を利用して圧延用ロールの表面欠陥の有無を検出する装置等が記載されている。しかしながら、特許文献4の検出装置は、圧延用ロールによる圧延の加工中ではなく、その停止後又は補修後に圧延用ロールの表面検査を行うためのものである。さらに、特許文献4の検出装置等においては、反射光中に含まれる正反射成分や乱反射成分とは無関係に、一律に表面の正常部分と欠陥部分の前記反射光の強さの違いのみに基づいて解析を行い、また、解析のために、複雑な演算処理を行って判定を行うため、加工中にリアルタイムで判定結果を獲得して利用するということは困難であった。
特開平6-304865号公報 特開2003-334756号公報 特開2006-281402号公報 特開2006-208347号公報
以上の如く、従来技術において、砥石表面の目詰まり状態を加工中に直接的にリアルタイムで的確に測定することは実現されていない。
従って、本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決すること、即ち、砥石表面の目詰まり状態を加工中に直接的にリアルタイムで的確に測定できる砥石目詰まり検知装置及び検知方法を提供することにある。
その場合において、加工中の砥石に対して接触測定を実施すると、接触子の損耗や破損を招くため、非接触測定が望ましい。また、砥石自体は金属やレジンなど、多様な材質から構成されているため、電気的な手法での非接触測定は難しい。さらにまた、検知装置の設置位置があまりに砥石の近傍であると接触の危険があるため、砥石と距離をおいて測定することができる手段であることが望ましい。これらの観点から、本発明の測定手段としては光を用いるのが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明は、加工中における砥石目詰まり非接触検知装置において、投光用光源を有し、回転する砥石の周辺近くに配置され、加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投射光を発する投光ユニットと、受光センサを有し、前記回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光し得る位置に配置される受光ユニットと、前記回転中の砥石の前記研削面からの前記反射光を構成する正反射成分及び乱反射成分によって前記受光センサ上に形成される反射パターンに基づいて、前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別する判別回路と、を備えたことを特徴とするものである。
上記投光用光源及び受光用センサは、1次元、2次元を問わない。投光用光源は集光効率や強度を考えるとレーザが望ましいが、LEDなどを用いても良い。また、投光用光源は指向性を有するものであればよく、単色光である必要はない。受光用センサとしては、CCD等が好適に用いられるが、これに限定されるものではない。
投光ユニットにより、回転中の砥石の研削面へ投射された光は、当該研削面から反射し、受光センサ上に反射パターンを形成する。その際、目立ち状態(正常状態)と目詰まり状態とでは反射パターンが異なるため、その反射パターンを受光センサにより検知することによってリアルタイムで現在の目詰まり状態を測定することができる。
即ち、目が立っている正常状態では、砥石表面に砥粒がむき出しになっており、微細な凹凸状態を有するため、乱反射する成分が多く、また、加工中は砥石が回転しているため、反射光は受光センサの特定の箇所だけではなく、さまざまな方向へ分散して、なだらかで平均的に広がった範囲を有する反射パターンがCCD等の受光センサ上に投影される。
他方、目詰まり・目つぶれ状態では、砥石の研削面が比較的に平らで平滑な状態になっているため乱反射成分が少なく、正反射成分が多くなって、比較的狭い範囲に反射光が集まった反射パターンとなる。そのため、反射パターンをモニタリングすることで、目の状態の良否の検知が可能となる。
このように、本発明では、回転中の砥石の前記研削面に向けて投光ユニットから投光し、その回転中の砥石の前記研削面からの反射光の反射パターンによって砥石の目詰まり状態を判別するようにしたので、砥石表面の目詰まり状態を加工中に直接的にリアルタイムで的確に測定することが可能となるものである。
また、この検知動作を、上記のような光学的手段によって砥石とは非接触方式で行うため、接触子を用いた装置のように接触子が破損するということもなく、金属やレジンなど多様な材質から成る砥石に対しても安定した測定を実現できる。
また、前記判別回路の設定値を変更することにより、各種異なった性状の砥石への対応が容易に可能である。
さらに、本発明は、上記のものにおいて、前記判別回路による前記反射パターンの判別基準が、前記受光センサ上への前記反射光の集中度であることを特徴とする。
砥石の研削面における目詰まり部分の増加に伴う平滑面の増加によって、反射光における正反射成分が増加すると共に、乱反射成分が減少し、これにより反射パターンの集中度が高まるため、当該集中度が高いほど目詰まり・目つぶれが多いと判断し得るからである。
さらに、上記のものにおいて、前記反射光の集中度のバロメータを、前記受光センサ上に形成される前記反射パターンの受光強度におけるピーク強度値及び/又は半値幅とすることが推奨される。複雑な演算等を必要とすることなく、簡便で確実性の高いバロメータとなり得るからである。
さらに本発明は、上記目的を達成するため、加工中における砥石目詰まり非接触検知装置において、投光用光源を有し、回転する砥石の周辺近くに配置され、加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投射光を発する投光ユニットと、受光センサを有し、前記回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光し得る位置に配置される受光ユニットと、前記回転中の砥石の前記研削面からの前記反射光の特性と、前記研削面が正常状態にあるときの同様に回転中の反射光の当該特性との相関係数に基づいて、前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別する判別回路と、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、相関係数を求めるべき反射光の特性として、さまざまな種類の特性を採用できるため、各種の観点から目詰まり状態の検知を行い得るという利点が得られる。
上記装置において、前記相関係数を求めるべき前記反射光の特性として、スペクトルを採用することが推奨される。
スペクトルであれば、前記受光センサにおいて検知される3原色の出力データに基づいて所定の波長成分の光量等を直接検知して判別でき、特別の部品を追加する必要がないという利点がある。
さらに、上記のものにおいて、前記判別回路が所定値以上のレベルの目詰まりを検出したとき、その出力信号に基づいて加工停止信号及び/又は警報発令信号を発生する警報回路を更に備えることが推奨される。
これにより、目詰まりした砥石を使用し続けることによる不良製品の発生を効果的に防止できる。
さらに、上記のものにおいて、前記投光ユニットが、前記投光用光源からの光線を集光し平行光として前記投射光を形成する光学要素を備えることが望ましい。
これにより、砥石の前記研削面への投光量を高め、前記研削面からの正反射及び乱反射の形成を適正化できるためである。
さらに、上記のものにおいて、前記受光ユニットが、前記回転中の砥石の前記研削面からの前記反射光を集光し、前記受光センサ上に結像させるための集光要素を備えることが望ましい。
これにより、前記受光センサ上に適正な反射パターンが形成され、検知精度を向上させ得るためである。
さらに本発明は、前記目的を達成するため、加工中における砥石目詰まり非接触検知方法において、加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投光ユニットから投射光を発し、前記回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光する受光センサを有する受光ユニットによって受光し、前記反射光を構成する正反射成分及び乱反射成分によって前記受光センサ上に形成される反射パターンに基づいて、判別回路によって前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別することを特徴とするものである。
これにより、前記非接触検知装置の場合と同様に、前記投光ユニットから回転中の砥石の研削面へ投射された光は、当該研削面で反射され、受光センサ上に反射パターンを形成し、その際、正常状態と目詰まり状態とでは反射パターンが異なるため、その反射パターンを受光センサで検知することによって、現在の目詰まり状態の程度や有無をリアルタイムで測定することができる。
さらに、本発明は、上記のものにおいて、前記判別回路による前記反射パターンの判別基準が、前記受光センサ上への前記反射光の集中度であることを特徴とする。
前記の如く、目詰まり部分の増加に伴う平滑面の増加によって、反射パターンの集中度が高まるため、集中度が高いほど目詰まりが多いと判断できるからである。
さらに、上記のものにおいて、前記反射光の集中度のバロメータが、前記受光センサ上に形成される前記反射パターンの受光強度におけるピーク強度値及び/又は半値幅であることを特徴とする。
前記の如く、複雑な演算等を必要とせず、簡便で確実性の高いバロメータとなり得るからである。
さらに本発明は、前記目的を達成するため、加工中における砥石目詰まり非接触検知方法において、加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投光ユニットから投射光を発し、前記回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光する受光センサを有する受光ユニットによって受光し、前記回転中の砥石の前記研削面からの前記反射光の特性と、前記研削面が正常状態にあるときの同様に回転中の反射光の当該特性との相関係数に基づいて、判別回路によって前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別することを特徴とする。
これにより、前記の如く、相関係数を求めるべき反射光の特性として、さまざまな種類の特性を採用できるため、各種の観点から目詰まり状態の検知を行い得るという利点が得られる。
さらに、上記のものにおいて、前記相関係数を求めるべき前記反射光の特性がスペクトルであることを特徴とする。
反射光のスペクトルには、反射体の性状が反映され、また、スペクトルであれば、前記の如く、前記受光センサにおいて検知される3原色の出力データに基づいて所定の波長成分の光量等を直接検知して判別でき、特別の部品等を追加する必要がないという利点がある。
本発明によれば、実際の研削加工時に回転中の砥石の研削面に向けて投光ユニットから投光し、その回転中の砥石の前記研削面からの反射光の反射パターンによって砥石の目詰まり状態を判別するようにしたので、砥石表面の目詰まり状態を加工中に直接的にリアルタイムで的確に測定することが可能となる。これにより、目詰まりした砥石を使用し続けることによる不良製品の発生を効果的に防止できる。また、上記検知動作を、上記のような光学的手段によって砥石とは非接触方式で行うため、接触子を用いた装置のように接触子が破損するということもなく、金属やレジンなど多様な材質から成る砥石に対しても安定した測定を実現できる。さらに、本発明装置は構成要素が少ないため、コンパクトに構成でき、研削盤等の加工機への設置位置の自由度が高く、故障原因も少ない。また、前記判別回路の設定値を変更することにより、各種異なった性状の砥石への対応が容易に可能である。
本発明の一実施形態に係わる砥石目詰まり非接触検知装置の構成イメージ図 正常状態の砥石の研削面の拡大断面イメージ図 目詰まり・目つぶれ状態の砥石の研削面の拡大断面イメージ図 正常状態の砥石の研削面の反射状態を示す拡大断面イメージ図 正常状態の砥石の研削面の正反射する箇所を示す拡大断面イメージ図 目詰まり・目つぶれ状態の砥石の研削面の反射状態を示す拡大断面イメージ図 目詰まり・目つぶれ状態の砥石の研削面の正反射する箇所を示す拡大断面イメージ図 砥石の研削面が正常状態の場合に受光センサ上に形成される反射パターンのイメージ図 砥石の研削面が目詰まり・目つぶれ状態の場合に受光センサ上に形成される反射パターンのイメージ図 新品の砥石の正常状態における研削面の拡大写真 使用後の砥石の目詰まり・目つぶれ状態における研削面の拡大写真
以下、本発明に係る砥石目詰まり非接触検知装置の好適な実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明は、図示した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載の範囲内における各種の変更実施形態を包摂するものである。
図1には、例えば半導体ウエハ等の被加工物8を研削加工する際に、回転中の砥石7の研削面7a(図示の実施形態の場合、砥石7の外周面)の目詰まり状態を、本発明に係る非接触検知装置1によってリアルタイムでモニタリングする状態を示している。図示する如く、本発明の非接触検知装置1は、回転する砥石7の周辺近くに、砥石7とは非接触状態で配置される投光ユニット2及び受光ユニット3と、判別回路4と、警報回路5とを有する。
砥石7は、図示した状態において砥石回転軸7eを中心に時計方向に回転し、その研削面7aの一部の被加工物8との当接箇所7bにおいて被加工物8と当接し、被加工物8の被加工部8aを研削加工するようになっている。上記研削面7aのうち被加工物8との当接箇所7b以外の所定位置を投射部7cとして、前記投光ユニット2からの投射光2fが投射される。被加工物8を研削加工する砥石7の研削面7aは、図示例のように砥石7の外周面である以外に、加工目的や加工対象に応じて砥石7の平坦な側面やエッジ部である場合もある。
投光ユニット2は、レーザ、LED等の投光用光源2aと、集光レンズ2cやスリット板2d、2d等から成る光学要素2bと、ケーシング2e等とから構成され、前記の如く、砥石7の周辺近くに、砥石7とは非接触状態で設けられる。投光用光源2aは必ずしも単色光である必要はなく、1次元、2次元も問わない。投光用光源2aからの光は集光レンズ2cにより集光され、平行光線とされたのち、スリット板2d、2dを通じて指向性を有する所定径の投射光2fとなって、前記の如く、砥石7の研削面7a上の一点である投射部7cに投射される。投射光2fの光束径や放射方向は一定に保持されているが、その投射部7cは、砥石7の回転により前記研削面7a上を周方向にスキャン若しくはトレースして行くことになる。光学要素2bは図示したものに限定されず、各種公知の手段を用いることができ、投光用光源2a自体が指向性を有する一定径の光束を発するものである場合は、光学要素2bを設けなくてもよい。
投射光2fの投射位置、即ち、投射部7cの前記研削面7a上での位置は、加工時に研削面7aが被加工物8と当接する当接箇所7b(そこに研削液を流す場合は、当接箇所7bの直近領域を含む)以外であれば、任意の位置でよく、研削面7aが研削液で濡れていても特に支障はない。
投射ユニット2から発せられた投射光2fは、砥石7上の前記投射部7cに投射され、当該投射部7cにおいて反射されて、反射光2g、2h、2iを形成する。その際、投射部7cの表面状態に応じて、正反射と乱反射を生じる。即ち、図示した例において、投射部7cが平滑面である場合には、投射光2fは、投射部7cにおける法線7dに対する入射角αと等しい反射角αをもって正反射する反射光2g(図中、実線で示す)、即ち、正反射成分としての反射光2gとなって出射する。他方、投射部7cが粗面である場合には、投射光2fは、投射部7cの粗面においてさまざまな方向へ乱反射する反射光2h、2i(図中、破線で示す)、即ち、乱反射成分としての反射光2h、2iとなって出射する。
図2~図7を参照して後述するように、砥石7の研削面7aが正常な場合には、当該研削面には砥粒が目立っていて、目詰まりや目つぶれがなく、その表面は粗面であって、平滑な部分は少なく、したがって、前記投射光2fは乱反射成分の反射光2h、2iとして出射する割合が多く、正反射成分は少ない。一方、研削加工を続けて、研削面7aが磨滅等することにより目詰まり、目つぶれを生じた場合には、当該研削面7aは平滑化して、粗面ではなくなり、したがって、前記投射光2fが乱反射成分の反射光2h、2i(図中、破線で示す)として出射する割合が減少し、正反射成分としての反射光2g(図中、実線で示す)の割合が増加する。
そこで、本発明の図示した実施形態においては、上記正反射成分としての反射光2gや、上記乱反射成分としての反射光2h、2iを受光できる位置に、それらを受光可能なサイズの受光センサ3aを有する受光ユニット3を配置し、これらの反射光によって形成される反射パターンに基づいて、回転中の砥石7の目詰まり状態を、判別回路4により判別するように構成する。
即ち、CCD等から成る受光センサ3a上に形成される前記反射光2g、2h、2i等による反射パターンは、図1中に参照用反射パターングラフ6として例示するような受光強度の曲線62を呈する。即ち、この曲線62は、図8及び図9を参照して後述するように、受光センサ3a上における正反射成分の受光位置を中心原点とする受光強度の曲線であり、反射光が中央領域に集中している程、反射光中での正反射成分が増加し乱反射成分が減少していること、即ち、砥石の表面の目詰まり状態が進行、悪化していることを示している。そこで、この反射パターンの中央領域への集中度を判別回路4によって判別することにより、砥石の表面の目詰まりのレベルを検知できるものである。例えば、ラインセンサ型の受光センサ3aの出力データから受光センサ上の座標ごとの受光強度を検知し、その中心原点におけるピーク強度値が、予め設定したレベルに達しているか否かを判別回路4において判別し、そのレベルを超えているときは反射光中での正反射成分が所定レベルを超え、目詰まりが所定レベルを超えていると判別し得るものである。判別基準は、反射パターンの受光強度における上記ピーク強度値h(図8、図9参照)に限らず、後述する半値幅w等であってもよい。また、受光センサ3aは、ラインセンサ型(1次元)に限らず、2次元のものでもよい。
なお、受光センサ3aの前部には、前記反射光2g、2h、2iを集光し、前記受光センサ3a上に結像させるための集光要素3bを設けることが推奨される。
さらにまた、図1に示す如く、判別回路4の出力信号に基づいて作動する警報回路5を設け、判別回路4が砥石7の目詰まりを検出したとき、その出力信号に基づいて加工停止信号及び/又は警報発令信号を発生する警報回路5を設けることが推奨される。当該加工停止信号を加工機の制御装置に送って自動的に加工を停止し、研削不良品等の発生を防止すると共に、砥石の自動交換を行ったり、上記警報発令信号に基づいて警報を発して、オペレーターの注意を喚起するためである。
次に、図2~図9を参照しつつ、砥石の研削面7aの正常状態と目詰まり・目つぶれ状態の比較と、反射パターンの変化について説明する。
図2は、正常状態(目立ち状態)の砥石の研削面7aの拡大断面イメージ図である。砥石7は、レジン、金属等からなるバインダー7f中に、ダイヤモンド粒子、アルミナ粒子等から成る砥粒7g、7gを混入、固定させて成り、砥石7の研削面7aの表面には多数の砥粒7g、7gの尖端が突出して目立ち状態にあると共に、砥粒脱落穴7h、7hも多数存在している。また、砥粒7g、7gの尖端や砥粒脱落穴7h、7hの中間には、バインダー7fの頂部の平滑面71、71も露出している。このような正常状態(目立ち状態)における研削面7aは全体的に表面粗さの粗い粗面状態にあり、砥石7の回転によって砥石7が図2中の矢符A方向に連続移動するとき、砥石7の研削面7aが前記被加工物8と当接する当接箇所7b(図1参照)においては、被加工物8が効率良く研削加工されるものである。
図3は、目詰まり・目つぶれ状態の研削面7aの拡大断面イメージ図である。この状態において、砥石7の研削面7aは、前記被加工物を加工したことにより、図1中のB-B線で示す位置まで摩耗して、表面に突出していた砥粒7g、7gの尖端は削れたり、磨滅、欠損した状態(目つぶれ状態)になり、砥粒7g、7gの頂部には平滑面73、73が形成されている。また、前記砥粒脱落穴7h、7h内や砥粒の横には削りカスなどが詰まっている状態(目詰まり状態)になって、目詰まり部7i、7iが発生している。その状態で、バインダー7fの頂部には平滑面72、72が形成され、また、目詰まり部7i、7iの頂部にも平滑面74、74が形成されている。これにより、砥石7は、加工を継続するには不適で、交換又はドレスが必要な状態となっている。
図4には、前記図2で示した砥石7の研削面7aの正常状態における反射状態を示す。このような目詰まりや目つぶれのない正常状態において、前記投光ユニット2から発せられた投射光2fが、矢符Aの方向へ連続移動する砥石7の研削面7aに投射されたとき、砥石の移動に伴って、投射光2fは前記バインダー頂部の平滑面71、71においては正反射して、実線で示す正反射成分としての反射光2gとなって前記受光ユニット3へ向かうが、それ以外の箇所へ投射された投射光2fは、破線で示す乱反射成分としての反射光2h、2i等となって前記受光ユニット3へ向かう(図1を併せて参照)。
このような砥石7の目詰まりや目つぶれのない正常状態における研削面7aの正反射発生箇所を、分かりやすく破線による指標75、75で示したのが図5である。即ち、図5における指標75、75は、図2及び図4のような研削面7aの正常状態において正反射を生じるバインダー頂部の平滑面71、71に対応する位置に破線を引いて示したものである。このように、砥石の正常状態においては、表面粗さが粗いため乱反射成分が多い状態になる。
一方、図6には、前記図3で示した砥石7の目詰まり・目つぶれ状態の反射状態を示す。このような目詰まりや目つぶれ状態において、前記投光ユニット2から発せられた投射光2fが、矢符Aの方向へ連続移動する砥石7の研削面7aに投射されたとき、砥石の移動に伴って、投射光2fは前記バインダー頂部の平滑面72、72、砥粒頂部の平滑面73、73、目詰まり頂部の平滑面74、74においては正反射して、正反射成分としての反射光2gとなって前記受光ユニット3へ向かい、それ以外の箇所へ投射された投射光2fは、乱反射成分としての反射光2h等となって前記受光ユニット3へ向かう(図1を併せて参照)。
このような図6に示した砥石7の目詰まり・目つぶれ状態における研削面7aの正反射発生箇所を、分かりやすく破線による指標76、76で示したのが図7である。即ち、図7における指標76、76は、図3及び図6のような研削面7aの目詰まり・目つぶれ状態において正反射を生じるバインダー頂部の平滑面72、72、砥粒頂部の平滑面73、73、目詰まり頂部の平滑面74、74に対応する位置に破線を引いて示したものある。このように、砥石の目詰まり・目つぶれ状態においては、表面が平滑な部分が多いため正反射成分が多い状態になる。
図5の砥石が正常状態の場合の正反射発生部の指標75、75の合計長さは全体の約52%であるのに対して、図7の砥石が目詰まり・目つぶれ状態の場合の正反射発生部の指標76、76の合計長さは全体の約92%であり、砥石が正常状態の場合に比べて、目詰まり・目つぶれ状態の場合の方が、反射光中の正反射成分の割合が高いことが理解できる。
このような砥石7の研削面7aからの反射光における正反射成分と乱反射成分の割合の違いに基づいて受光センサ3aで得られる反射パターンが変化することを示したのが、図8と図9である。
即ち、図8に、砥石の研削面7aが正常状態の場合に前記受光センサ3aで得られる反射パターン61のイメージを示す。これは受光センサ上の座標を横軸に、受光強度を縦軸にしたグラフである。座標中心は正反射位置としている。前記の如く研削面7aが正常状態では乱反射成分が多いため反射パターン61のピーク強度値hは低く、半値幅w(所定の受光強度0.1における半値幅w)は広いパターンとなる。また、砥石が回転している状態で得られる受光強度であるため特定箇所に強い成分が存在することはなく、平均的な滑らかな分布となる。
一方、図9には、砥石の研削面7aが目詰まり・目つぶれ状態の場合に前記受光センサ3aで得られる反射パターン62のイメージを示す。座標などは図8と同一である。研削面7aが目詰まり・目つぶれ状態では、前記の如く正反射成分が多いため反射パターン62のピーク強度値hは高く、半値幅w(所定の受光強度0.1における半値幅w)は狭いパターンとなる。砥石が回転している状態で得られる受光強度であるため平均的な滑らかな分布となる。
そこで、前記のように、この反射パターン61や62の中央領域(正反射成分量を示す領域)への集中度を判別回路4によって判別することにより、砥石の表面の目詰まりのレベルを検知できるものである。即ち、前記の如く、例えばCCD等の受光センサ3aの出力データから受光センサ上の座標ごとの受光強度を検知し、その中心原点における前記ピーク強度値hが、予め設定したレベルに達しているか否かを判別回路4において判別し、そのレベルを超えているときは反射光中での正反射成分が所定レベルを超え、目詰まりが所定レベルを超えていると判別し得るものである。判別基準は、上記ピーク強度値hに限らず、前記半値幅wであってもよい。或いはまた、前記ピーク強度値hと半値幅wとの双方としたり、若しくは双方の比率であっても良い。即ち、前記反射光の集中度のバロメータとして、前記反射パターンの受光強度におけるピーク強度値及び/又は半値幅を用いることができる。このように本発明では、特に演算等を行うことなく、受光センサ3aで得られる反射パターン61や62のピーク強度値hや半値幅wを読み取り、それらが所定レベルに達しているか否かを判別回路4で判別するだけで、目詰まりのレベルを判定できるものである。
図10は、新品の砥石の研削面7aの正常状態における拡大写真であり、バインダー部分の目詰まりや、砥粒の目つぶれは存在しないことが理解できる。これに対して、図11は、使用後の砥石の研削面7aの目詰まり・目つぶれ状態における表面の拡大写真であり、バインダー部分の目詰まり(長い直線状の条痕部分)や、砥粒の目つぶれ(点状に白く光った部分)が生じていることが理解できる。本発明では、このような目詰まり部分や、目つぶれ部分から正反射成分を多く含む反射光が生じることを利用して、上記の如く、研削面7aの目詰まり・目つぶれ状態を加工中に非接触でリアルタイムに検知することが可能となる。
上記のように、正常状態の砥石と、目詰まり等を生じた砥石とでは、表面性状の違いにより反射パターンに違いが出るため、反射パターンにおける前記ピーク強度値hあるいは半値幅wなどを読み取ることにより目詰まり状態の監視を行うことができる。その場合、砥石が静止しているとスポット的な反射が存在し、測定の妨げとなるため、上記の如く回転中での測定が望ましい。そして上記のような構成であれば、複雑な演算等を必要とすることなく、簡便な光学手段及び回路手段により、加工のため砥石を回転させたままで、非接触でリアルタイムに目詰まり等のモニタリングをすることができる。
また、装置全体としても構成要素が少ないため、加工装置への取付位置の自由度が高く、例えば加工面の反対側などに設置することも容易であり、故障原因も低減する。
さらに、本発明は、上記のように正反射成分と乱反射成分とから成る反射光の上記の如きピーク強度や半値幅などにより目詰まり状態のレベルを判別するという構成のみに限定されるものではない。
即ち、本発明の上記とは別の形態においては、上記の場合と同様に、投光ユニット2及び受光ユニット3を設けるが、上記とは異なり、判別回路4において、回転中の砥石の研削面7aからの反射光の特性と、研削面が正常状態にあるときの同様に回転中の反射光の当該特性との相関係数に基づいて、前記回転中の砥石の目詰まり状態を判別するように構成するものである。前記相関係数を求めるべき前記反射光の特性としては、反射光のスペクトルを採用することが望ましい。そのような相関係数を用いることにより、正常状態のスペクトルに対して、加工中の回転砥石からの反射光のスペクトルの測定結果がどの程度一致するかを数値的に解析でき、これにより、砥石の目詰まり状態を非接触で判別することが可能である。反射光のスペクトルには、反射体の性状が反映されるためである。
そのような構成であると、相関係数を求めるべき反射光の特性として、さまざまな種類の特性を採用対象とできるため、各種観点から目詰まり状態の検知を行い得るという利点がある。また、反射光のスペクトルは、前記受光センサにおいて検知される3原色の出力データとして入手できるので、特別の部品を追加する必要がないという利点がある。必要に応じて、前記集光要素3b中に分光手段やフィルタ等を含ませるようにしてもよい。
本発明は上記構成を有することにより、次のような多くの産業上の利用可能性を有する。即ち、砥石の研削面の目詰まり状態を加工中に直接的にリアルタイムで的確に測定することが可能となる。これにより、目詰まりした砥石を使い続けることによる不良製品の発生を効果的に防止できる。また、前記検知動作を、前記のような光学的手段によって砥石とは非接触方式で行うため、接触子を用いた装置のように接触子が破損したり損耗したりするということもなく、金属やレジンなど多様な材質から成る砥石に対しても安定した測定を実現できる。更にまた、構成要素が少ないため、コンパクトに構成でき、研削盤等の加工機への設置位置の自由度が高く、故障原因も少ない。また、前記判別回路の設定値を変更することにより、各種異なった性状の砥石への対応が容易に可能である。
1 非接触検知装置
2 投光ユニット
2a 投光用光源
2b 光学要素
2c 集光レンズ
2d、2d スリット板
2e ケーシング
2f 投射光
2g 正反射成分としての反射光
2h、2i 乱反射成分としての反射光
3 受光ユニット
3a 受光センサ
3b 集光要素
4 判別回路
5 警報回路
6 参照用反射パターングラフ
61、62 反射パターン
7 砥石
7a 研削面
7b 被加工物との当接箇所
7c 投射部
7d 法線
7e 砥石回転軸
7f バインダー
7g 砥粒
7h 砥粒脱落穴
7i 目詰まり部
71 砥石の正常状態におけるバインダー頂部の平滑面
72 砥石の目詰まり状態におけるバインダー頂部の平滑面
73 砥石の目つぶれ状態における砥粒頂部の平滑面
74 砥石の目詰まり状態における目詰まり頂部の平滑面
75 砥石の正常状態における正反射発生箇所を示す指標
76 砥石の目詰まり状態における正反射発生箇所を示す指標
8 被加工物
8a 被加工部
h ピーク強度値
w 半値幅

Claims (6)

  1. 加工中における砥石目詰まり非接触検知装置において、
    投光用光源を有し、回転する砥石の周辺近くに配置され、加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投射光を発する投光ユニットと、
    受光センサを有し、前記回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光し得る位置に配置される受光ユニットと、
    前記回転中の砥石の前記研削面からの前記反射光を構成する正反射成分及び乱反射成分によって前記受光センサ上に形成される反射パターンにより検出される前記正反射成分及び前記乱反射成分それぞれの受光強度分布に基づいて、前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別する判別回路と、
    を備えたことを特徴とする砥石目詰まり非接触検知装置。
  2. 前記判別回路による前記反射パターンの判別基準が、前記受光センサ上への前記反射光の集中度であることを特徴とする請求項1に記載の砥石目詰まり非接触検知装置。
  3. 前記反射光の集中度のバロメータが、前記受光センサ上に形成される前記反射パターンの受光強度におけるピーク強度値及び/又は半値幅であることを特徴とする請求項2に記載の砥石目詰まり非接触検知装置。
  4. 加工中における砥石目詰まり非接触検知方法において、
    加工時において回転中の砥石の研削面のうち被加工物との当接箇所以外の所定位置に向けて投光ユニットから投射光を発し、
    回転する砥石の周辺近くで、前記投射光が前記回転中の砥石の前記研削面から反射されてくる反射光を受光する受光センサを有する受光ユニットによって受光し、
    前記反射光を構成する正反射成分及び乱反射成分によって前記受光センサ上に形成される反射パターンにより検出される前記正反射成分及び前記乱反射成分それぞれの受光強度分布に基づいて、判別回路によって前記回転中の砥石の前記研削面の目詰まり状態を判別することを特徴とする砥石目詰まり非接触検知方法。
  5. 前記判別回路による前記反射パターンの判別基準が、前記受光センサ上への前記反射光の集中度であることを特徴とする請求項に記載の砥石目詰まり非接触検知方法。
  6. 前記反射光の集中度のバロメータが、前記受光センサ上に形成される前記反射パターンの受光強度におけるピーク強度値及び/又は半値幅であることを特徴とする請求項に記載の砥石目詰まり非接触検知方法。
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