JP7263017B2 - 記録制御装置およびその制御方法 - Google Patents

記録制御装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7263017B2
JP7263017B2 JP2019004270A JP2019004270A JP7263017B2 JP 7263017 B2 JP7263017 B2 JP 7263017B2 JP 2019004270 A JP2019004270 A JP 2019004270A JP 2019004270 A JP2019004270 A JP 2019004270A JP 7263017 B2 JP7263017 B2 JP 7263017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
unit area
recorded
position information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020113105A (ja
Inventor
浩平 勝又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019004270A priority Critical patent/JP7263017B2/ja
Priority to US16/737,761 priority patent/US11206370B2/en
Publication of JP2020113105A publication Critical patent/JP2020113105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7263017B2 publication Critical patent/JP7263017B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/77Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
    • H04N5/772Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction

Description

本発明は、記録制御装置およびその制御方法に関し、特に記録媒体へのデータ記録技術に関する。
動画、静止画、音声データなどを記録媒体に記録するデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの記録装置が知られている。データは、FAT16、FAT32、exFATなどのシステムのようなファイルシステムにより、ファイルとして管理される。
また、記録媒体によっては書き込み速度の異なる複数の書き込み方法をサポートするものがあり、記録装置は、記録するデータの種類やリアルタイム記録の必要性などに応じて書き込み方法を使い分けることができる。例えば、記録領域を複数の領域(Allocation Unit:AUとも呼ばれる)に分割し、高速な書き込みは空のAUの先頭から連続してデータを記録し、通常の書き込みについてはAU内の空き領域にデータを記録する方法がある(非特許文献1)。これは、一部にデータが記録されているAUの空き領域に記録する場合、空きのAU(データが全く記録されていないAU)に記録する場合よりも時間がかかるという記録媒体の特性を考慮したものである。言い換えると、AUを記録単位として記録媒体に対して記録装置が命令することにより、記録媒体の最高スピードを引き出す一因になる。
この特性を応用してスピードクラスという概念が提案された。これは前記AUの特性を利用して、空きAUを探してその場所に新たにAUを分割したRUという記録単位で書き込むことを記録装置側の制約とすることで記録媒体が記録装置に対して最低スピード保証を実現するという概念である。これにより例えば動画記録のようなリアルタイムに記録を実行できないと最終的には動画記録が停止してしまう恐れがあるデータ制御に対して、非常に有効な手段を提供することが可能になる。
またこのスピードクラスの上位概念としてビデオスピードクラスが提案された。このビデオスピードクラスは記録装置に更なる制約を持たせることで、さらに高速な性能保証を実現するという概念である。具体的にはAUサイズの最大サイズが従来の8倍の512MBになると同時にSet Free AUと呼ばれる新たなコマンドが定義された。Set Free AUコマンドにより使用予定のAUをあらかじめ記録装置が記録媒体に宣言することやSuspend AU、Resume AUと呼ばれるAU中RUを保持する場合に使用しなければならないことが追加になった。しかしながらこれらの制約を記録装置が遵守した場合、従来のスピードクラスの3倍のデータ量に対してスピード保証が可能になる。
さらにビデオスピードクラスでは、マルチストリーム書き込みという概念も合わせて導入された。従来のスピードクラスではシングルストリームデータ記録でしかスピード保証対象にできなかった。しかし今回のビデオスピードクラスでは1つの記録媒体に複数のファイルを同時に記録した場合でもタイムシェアリング形式ではあるが、記録保証対象とするという概念である。
SD Specifications Part 1,Physical Layer, Simplified Specification,Version 5.00"、[online] 2016年8月10日、Technical Committee,SD Card Association、[平成29年2月3日検索]、インターネット(URL:https://www.sdcard.org/downloads/pls/click.php?p=part1_500.jpg&f=part1_500.pdf&e=EN_SS1)
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、書き込み速度性能向上や空き容量有効活用に関する技術は記載されているが、それを実現するための制約や実施したことで生じるデメリットを考慮した全体の処理速度向上についての記述がされていない。
そこで本発明は、記録媒体の空き容量を有効活用しながら、記録媒体への書き込み性能も引き出すというバランスのとれた記録制御装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の記録制御装置は、
第1の単位毎の複数の領域、または、前記第1の単位よりも小さい第2の単位毎の複数の領域で記録媒体の記録領域を管理し、前記第1の単位、または、前記第2の単位で、前記記録媒体へのデータの記録を制御する記録制御装置であって、データの記録完了時に、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域の位置を、次にデータの記録を開始すべき位置情報として前記記録媒体に記録させる位置記録手段と、データの記録完了時に、次にデータの記録を開始すべき前記第2の単位の領域の前記記録媒体における位置に応じて、前記位置記録手段により前記位置情報を前記記録媒体に記録させるか否かを制御する制御手段と、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されている場合は、前記位置情報に基づく、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域の開始位置から、データの記録を開始するように制御し、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されていない場合は、データが未記録である前記第1の単位の領域の開始位置からデータの記録を開始するように制御する記録制御手段と、を有し、前記制御手段は、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である領域のサイズが、所定のサイズよりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みである第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みであるである領域のサイズが、所定のサイズよりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の空き容量を有効活用しながら、記録媒体への書き込み性能も引き出すというバランスのとれた記録制御装置を提供することができる。
撮像装置100の構成を示すブロック図 記録媒体200の論理アドレスマップを模式的に示した図 動画ファイルを記録する際の処理を示す図 本発明の実施形態に係る、動画データの記録処理のフローチャート
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
実施形態では、記録制御装置の一例として、レンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルスチルカメラに代表される撮像装置に適用する例を説明する。ただし、記録媒体への記録を行う装置、例えばデジタルビデオカメラや、撮像機能を有するスマートホン等のデバイスにも適用可能である。
<撮像装置の構成>
図1は、実施形態が適用する撮像装置のブロック構成図である。図示の如く、本装置は、カメラ本体100と、交換レンズタイプのレンズユニット300とで構成される。
レンズユニット300は、複数のレンズから成る撮像レンズ310、絞り312、レンズユニット300をカメラ本体100と機械的に結合するレンズマウント306を有する。レンズマウント306内には、レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。レンズマウント306は、レンズユニット300をカメラ本体100と接続するためのインターフェース(I/F)320、レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続するコネクタ322を有する。
コネクタ322は、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給される機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを用いて通信を行う構成としてもよい。
また、レンズユニット300は、絞り制御部340、フォーカス制御部342、ズーム制御部344、レンズシステム制御回路350を含む。絞り制御部340は、カメラ本体100の測光制御部46からの測光情報に基づいて、後述するカメラ本体100のシッター12を制御する露光制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。フォーカス制御部342は、撮像レンズ310のフォーカシングを制御する。ズーム制御部344は、撮像レンズ310のズーミングを制御する。そして、レンズシステム制御回路350は、レンズユニット300全体を制御する。このレンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを一時的に記憶するメモリ52を備えている。更に、レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離などの機能情報、現在や過去の各設定値、動作用のプログラムなどを保持する不揮発性メモリ56も備えている。
次に、カメラ本体100の構成について説明する。カメラ本体100とレンズユニット300を機械的に結合するレンズマウント106を有する。そして、レンズユニット300を介して入射した光線はミラー130,132で反射して光学ファインダー104に導かれる。なお、ミラー130はクイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。また、カメラ本体100には、フォーカルプレーン式のシャッター12、撮像素子14が設けられ、撮像素子14の前方には、光学ローパスフィルター等の光学素子14aが配置されている。なお、撮像素子14は、CCDやCMOSセンサであり、被写体像を光電変換する。
撮像レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって光量制限手段として機能する絞り312、レンズマウント306及び106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結像される。
A/D変換器16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号(出力信号)をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にそれぞれクロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、必要に応じて、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行う。得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42を制御するための、コントラスト方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出(AE)処理、フラッシュプリ発光(EF)処理を行うことができる。さらに、画像処理回路20は、A/D変換器16から出力される画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のオートホワイトバランス(AWB)処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力される画像データは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはメモリ制御回路22のみを介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に格納された表示用の画像データはD/A変換器26によりアナログ信号に変換され、画像表示部28に供給され、表示される。画像表示部28は、例えばTFT方式のLCDである。この画像表示部28に撮像した画像データを逐次表示することで、電子ビューファインダー(EVF)機能を実現することができる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはカメラ本体100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は、撮影した静止画像あるいは動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像あるいは所定量の動画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、動画撮影時には、所定レートで連続的に書き込まれる画像のフレームバッファとして使用される。さらに、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
画像合成回路31は複数の画像を合成して1枚の合成写真を生成する。そのため、この画像合成回路31は、メモリ30に書き込まれている画像データを複数同時に読み込み、回路内で合成処理を実施し、生成した合成画像データをメモリ30に書き込む。合成対象は、A/D変換器16によって変換されてメモリ制御回路22によって書き込まれた画像データや、画像処理回路20によって画像処理された画像データとなる。
圧縮・伸長回路32は、公知の圧縮手法を用いて画像データの圧縮(符号化)と伸長(復号)を行う。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理、或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを再びメモリ30に書き込む。また、圧縮・伸長回路32は、動画像データを所定のフォーマットに圧縮符号化し、又は所定の圧縮符号化データから動画像信号を伸張する機能も有する。
露光制御部40は、測光制御部46からの測光情報に基づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッター12を制御する。
測距制御部42はAF(オートフォーカス)処理を行う。測距制御部42は、レンズユニット300内の撮像レンズ310に入射した光線を絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130、焦点調節用サブミラー(不図示)を介して一眼レフ方式で入射させ、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
測光制御部46は、AE(自動露出)処理を行う。測光制御部46は、レンズユニット300内の撮像レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130、測光用サブミラー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射させ、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。
また、測光制御部46は、測距制御部42による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて、AF制御を行うようにしてもよい。さらに、測光制御部46による測定結果と、A/D変換器16からの画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを用いて露出制御を行うようにしてもよい。
システム制御回路50はカメラ本体100全体を制御するものであり、周知のCPU等で構成される。不揮発性メモリ56はシステム制御回路50のCPUが実行するプログラム等を記憶する。システム制御回路50は、不揮発性メモリ56から読み出したプログラムに基づいて、撮像装置内の各部の制御や演算処理、記録媒体200へのデータの記録のための記録制御処理等を実行する。
表示部54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などを用いて動作状態やメッセージなどを外部に通知するための通知部として機能する。表示部54としては、例えばLCDやLEDなどによる視覚的な表示だけでなく、音声による通知を行う発音素子などを有しても良い。また、表示部54は、カメラ本体100の操作部70近辺の、視認しやすい、単数あるいは複数領域に設置される。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
表示部54の表示内容の内、LCDなどの画像表示部に表示するものとしては以下のものがある。まず、単写/連写撮影表示、セルフタイマー表示等、撮影モードに関する表示がある。また、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示等の記録に関する表示がある。また、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、調光補正表示、外部フラッシュ発光量表示、赤目緩和表示等の撮影条件に関する表示がある。その他に、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示がある。更に、レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示等も行われる。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、例えば、以下のものがある。合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッター速度表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示等である。
不揮発性メモリ56は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能な記憶媒体であり、例えばEEPROM等が用いられる。
参照符号60,62,64,70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
モードダイアルスイッチ60は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。他に、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切り替え設定することもできる。
シャッタースイッチ62(SW1)は、不図示のシャッターボタンの操作途中(例えば半押し)でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示するスイッチとして機能する。
シャッタースイッチ64(SW2)は、不図示のシャッターボタンの操作完了(例えば全押し)でONとなり、露光処理、現像処理、及び記録処理からなる一連の処理の動作開始を指示するスイッチとして機能する。まず、露光処理では、撮像素子14から読み出した信号が、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して画像データとしてメモリ30に書き込まれる。更に、この画像データは、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理が行われる。更に、記録処理では、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸張回路32で圧縮を行い、記録媒体200に書き込む。
操作部70は各種ボタンやタッチパネルなどから構成される。一例として、ライブビュー開始/停止ボタン、動画記録開始/停止ボタン、メニューボタン、セットボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+/-ボタンを含む。更に、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動-(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、調光補正ボタン、外部フラッシュ発光量設定ボタン、日付/時間設定ボタンなども含む。なお、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
また、操作部70には、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチがある。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチがある。また、ワンショットAFモードとサーボAFモードとを設定可能なAFモード設定スイッチなどがある。ワンショットAFモードでは、シャッタースイッチ62(SW1)を押した際にオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦した場合、その合焦状態を保ち続ける。サーボAFモードでは、シャッタースイッチ62(SW1)を押している間、連続してオートフォーカス動作を続ける。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
参照符号82,84はコネクタ、参照符号86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li‐ion電池、Liポリマー電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源部である。
参照符号90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体やPCとのインターフェース、参照符号92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体やPCと接続を行うコネクタである。参照符号98はコネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。インターフェース及びコネクタとしては、種々の記憶媒体の規格に準拠したものを用いて構成することが可能である。例えば、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SDカード等である。インターフェース90、そしてコネクタ92をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、各種通信カードを接続することができる。通信カードとしては、LANカードやモデムカード、USB(Universal Serial Bus)カード、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394カードがある。他にも、P1284カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、PHS等がある。これら各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
光学ファインダー104は、撮像レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130,132を介して導き、ユーザに光学像として視覚させる。これにより、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦状態、手振れ警告、フラッシュ充電、シャッター速度、絞り値、露出補正などが表示される。
インターフェース120は、レンズマウント106内でカメラ本体100をレンズユニット300との電気的な接続を行うためのインターフェースである。コネクタ122は、カメラ本体100とレンズユニット300との電気的接続を行う。また、レンズマウント106及びコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かは、不図示のレンズ着脱検知部により検知される。コネクタ122はカメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信だけでなく、光通信、音声通信により通信を行う構成としてもよい。
記録媒体200は、本実施形態ではメモリカードであり、半導体メモリから構成される記録部202、カメラ本体100とのインターフェース部204、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
以上、実施形態におけるカメラ本体100とレンズユニット300からなる撮像装置の構成を説明した。
<記録媒体200について>
本実施形態では、記録媒体200として、SD Card AssociationによるSD規格に準拠したメモリカード(SDカード)を用いるものとする。そして、SD規格におけるスピードクラス仕様に従った書き込み方(法スピードクラス書き込み)で記録される。スピードクラス仕様は、記録媒体に連続してデータを記録する際の最低速度を保証する仕様である。
スピードクラス書き込みでは、記録媒体200の記録部202の記録領域(User Area)をAU(Allocation Unit)単位で管理する。1つのAUは、RU(Recording Unit)を複数含む。RUのサイズは、カードの種類(SDSC、SDHC、SDXC)やスピードクラスの種類によって異なるが、現在の規格では16KBの倍数で、最大512KBである。RUは記録媒体のクラスタ(最小管理単位)の整数倍の大きさを有する。スピードクラス書き込みは、データが記録されていない空のAU(データが記録されたRUを有しないAU)だけに行われる。一方、データが記録されたRUを有するAUは、断片化AU(fragmented AU)と呼ばれる。
なお、本実施形態は、記録領域の管理単位が異なる書き込み方法をサポートする他の規格の記録媒体を用いる記録装置にも適用可能である。このような記録媒体の一例を挙げれば、CFカードがある。CFカードでは、最低記録速度を保証する書き込み方法として、VPG (Video Performance Guarantee)が定められている。
<記録媒体200のスピードクラス書き込みについて>
まず、図2について説明する。図2(a)、(b)はそれぞれ記録媒体200内の記録部202のAUとRUの概念を含めた論理アドレスマップを模式的に示している。RUの数やAUの数については記録媒体ごとに異なるが、本実施形態の記録媒体200内の記録部202には、0番(RU_0)~131071(RU_131071)番までの131072個のRUが含まれているものとする。そして、1つのAU内に8つのRUが含まれており、0番(AU_0)~16383番(AU_16383)までの16384個のAUが含まれているものとする。
AU_0(RU_0~RU_7)は、管理領域として使用され、データ記録領域を管理するためのシステム情報が記録される。ここではシステム情報の例としてMBR(Master Boot Record)、BPB(BIOS Parameter Block)、FAT(File Allocation Table)、DE(Directory Entry)を示している。しかし、これらに限定されない。なお、ここで例示したシステム情報は公知であるため、その詳細についての説明は省略する。そして、AU_1~AU_16383(RU_8~RU_131071)には、データを記録するためのデータ記録領域として使用される。
図2(a)、(b)を参照し、従来のスピードクラス書き込み時のAU中RUの使用方法と、一般的なビデオスピードクラス(以下、VSCと言う)の使用方法であるシングルストリーム書き込みの違いを説明する。
まず図2(a)の従来のスピードクラス時のRU使用シーケンスについて説明する。まず、すべてのRUに論理的にデータが入っていない空のAUが探索される。これは前述の通り記録媒体のAUの特性上、フルで空いているAUにデータを書き込むことで記録媒体の性能を最大限に引き出し、高速に書き込むためである。次に探索した空のAUに対して、RU単位でライト命令を発行し、RUのサイズ単位でデータを書き込んでいく。そしてデータ書き込み中のAUにおいて、全てのRUがデータ書き込み済みになったら、次のフルで空いているAUを探索し、また同じようにRU単位でデータを書き込んでいく。これを繰り返しながら記録を順次行っていき、1番目のファイル(DATA1)の書き込みを終了する。データ書き込みの終了時には、特別なコマンドの発行等はせずに終了する。次に2つ目のファイル(DATA2)を書き込むときには、再度1つ目のファイルを書き込んだ際の制御と同じように、フルで空いているAUを探索し、探索した空のAUに対してRU単位でデータを書き込んでいく。この時、1つ目のファイルのデータ(DATA1)の終了位置がAU単位(AU内の最後のRU)で終了する場合は問題ない。それに対し、AU単位で終了しない、つまりAU内の最後のRUでなく途中のRUでデータの書き込みが終了した場合、そのAUの中のデータが書き込まれていない残りのRU(残RU)が発生する。このAU中の残RUは従来のスピードクラス領域としては利用できない領域となり。2つ目のファイルの書き込み時には利用できない。
次に、図2(b)を参照して、VSCシングルストリームでの書き込み時のRU使用方法について説明する。まず1つ目のファイル(DATA1)については、従来のスピードクラスと同様に、フルに空いているAUを探索し、空のAUにRU単位でデータを書き込んでいく。但し、RU単位でデータを書き込む前に、Set Free AUコマンドを発行して、使用予定の空のAUをあらかじめ記録媒体に宣言をする。このSet Free AUでは、予め複数のAUを指定しておく。Set Free AUでは、予め8つまでAUを指定することが可能である。VSCでは、このSet Free AUで指定したAU以外の場所にデータを書き込むと、VSCとしての制約に対して違反をしたことになり、スピード保証がされなくなってしまう。
Set Free AUで使用予定の空のAUを予め宣言することで、記録媒体にとって、たとえその場所に前のデータが存在したとしてもそれを無効にして連続書きを行うモードにスイッチングできる。記録媒体のフラグメンテーションによるガーベッジコレクションを防ぐという意味でメリットを享受できる。ただし、Set Free AUコマンドでは予め8つのAUしか指定できないため、これ以上のAUを使用する場合には、再びSet Free AUコマンドを発行しなければならなくなる。Set Free AUは、最大250msのコマンドオーバーヘッドが発生し、その間記録装置が記録媒体へのアクセスができないというデメリットも存在する。
VSCのシングルストリームではSet Free AUと、RU単位のライト命令とを組み合わせながら、記録媒体へアクセス、データを書き込んでいく。従来のスピードクラスとは、1つ目以降のファイル(DATA1)の書き込みの終了時と、次の2つ目以降のファイル(DATA2)の書き込み開始時の制御が大きく異なる。具体的には、1つ目以降のファイルの記録終了時にSuspend AUコマンドを発行し、2つ目以降のファイルの記録開始時にResume AUコマンドを発行する。Suspend AUコマンドは、直前にライト命令によりデータを書き込んだデータ記録済みのRUの次の空のRUの位置の情報を記録媒体内のレジスタに保存するコマンドである。つまり、次にデータを書き込むべき、次の空のRUの位置を記録媒体内に保存することになる。またResume AUは、Suspend AUコマンドにより記録媒体に保存したRUの位置の情報を記録媒体から引き出すコマンドである。この情報は記録媒体内のレジスタに保存をするので、記録媒体の電源をOFF、ONしても保持される情報である。
例えば、図2(b)において、DATA1の書き込みの終了後にSuspend AUコマンドを発行することにより、記録媒体200には、次の記録開始位置するためのRU位置情報としてRU_19の位置情報が保持される。つまり、記録媒体に次の記録開始位置であるRU位置の位置記録が行われる。そして、DATA2の書き込み開始前にResume AUコマンドを発行することにより、RU_19の位置情報を取得することで、DATA2を、RU_19から書き込むことが可能となる。
次にVSCのマルチストリーム書き込みの概念について説明する(詳細については、非特許文献1のSDAから提供された簡易版規格書を参照されたい)。ここでは、VSCのマルチストリーム書き込みに関するコマンドつまりUpdate DIR,Release Dir,コマンドについて詳細な説明を行う。
まず従来のスピードクラスでの記録制御方法だが、生成したファイルのファイルシステム上のDirectory Entryに対応するセクターをUpdate DIRというコマンドを通して記録媒体に発行し登録をする。あらかじめこれを登録することで、記録媒体にランダムアクセスが走った場合、そのランダムアクセス先が登録していたセクターの場合は特別な制御をすることで速度の低下を最小限に抑えることが目的である。その後Set Free AUコマンドなどを実施後、記録開始コマンドであるStart Recをコールし、記録媒体へのデータの記録を開始する。そしてデータ(ファイル)の記録終了時には特別なコマンドは発行しない。
次にビデオスピードクラスのマルチストリーム書きの制御方法について説明を行う。まず従来と同じように生成したファイルのDirectory Entryに対応するセクターをUpdate DIRにより登録する。そしてSet Free AUコマンドなどを実施後、Start Recコマンドを実施してビデオスピードクラス制御を開始する。その後新たなファイルを生成してそのファイルに対しても以前に生成したファイルと並行してビデオスピードクラスを適用したデータの記録が可能になる。但し、Update DIRにより登録したセクターの残容量が少なくなると、新たな画像ファイルのDirectory Entry情報を登録済みのセクターに追記不可能となる。追記不可能となった場合には、新たにUpdate DIRを発行して、Directory Entry情報を記録するセクターを記録媒体に登録する必要がある。このUpdate DIRにより、ビデオスピードクラスでは同時に最大8個までセクターを登録することが可能であると規格上定められている。そして登録したセクターへのファイルのDirectory Entryの記録が完了した後に、Update DIRの対のコマンドであるRelease Dirを発行して登録したセクターの設定を解除する。Release Dirの発行回数がUpdate DIRを発行した回数と同等になった場合、ビデオスピードクラスは自動的に終了する。
またビデオスピードクラスのマルチストリーム書き込みにはコマンド発行の制約だけでなく、書き込む場所についての制約も存在する(非特許文献1を参照されたい)。マルチストリーム書き込みはファイル毎にスピードクラス保障するのではなく、複数のファイルが最低スピード保証に対してタイムシェアリングを行うため、書き込む先は連続領域である必要がある。例えば、512MBのAUに対して、ファイル1が64MBのデータを書き込んだ場合、ファイル2は次のAUに書き込むのではなくファイル1が書き込んだ512MB中の64MB以降の場所に連続的に書き込みを行わなければならないということである。この制約を満たさない場合ビデオスピードクラス保障がされなく、ビデオスピードクラスが解除され、再度Start Recコマンドを発行する必要がある。
複数のファイルを同じAUに対して記録をしてしまうと、片方を消去した場合、非スピードクラスの空き容量としては消去した分増量するが、フルで空いているAUを欲するスピードクラスの空き容量としては増量しないという弊害も生じてしまう。
このように、従来のスピードクラスとビデオスピードクラスではRU使用方法、ファイル制御方法について異なる制御をすることにより、ビデオスピードクラスでは最低スピード保証が3倍になる。そして、さらに空き容量をより有効に使うこと、マルチストリーム書き込みが新たに可能になる。
このように、Suspend AUコマンド、Resume AUコマンドを使用することにより、AUの途中の残RUからデータの書き込みを行ことができるようになる。そのため、残RUを生成することなく、複数のファイルを1つのAU中の連続したRUに記録することができるようになる。
但しSuspend AUはその処理に時間がかかってしまうため、メリットが多く取れない場合も存在する。Suspend AUを実行した場合、Suspend AUによりAU中のRU位置を保存できる。しかし、記録再開時に従来のスピードクラスのように、AU単位での書き込み処理を行う場合、まずAU中の残りRUを埋めた後、残りのデータを記録する為、フルで空いているAUを探さなければならない。そのため、空AUの探索時間、さらには、記録媒体内部でアドレスがジャンプした時にかかるオーバーヘッド時間が発生して、速度低下が発生する場合がある。
これが記録再開時だけでなく、毎回のライト命令の度に行われると、スピードクラス規格違反はしていないにもかかわらず、記録媒体の最大性能を引き出せずに、速度低下が発生してしまうことがある。
そこで、本実施形態の撮像装置では、記録媒体の処理速度の低下を防ぎながら、ビデオスピードクラスにおけるSuspend AUコマンド、ResumuAUコマンドを有効に使用するために、後述の処理を実行する。
図3(a)~(d)は、それぞれ、ビデオスピードクラス(VSC)において、動画ファイルを記録する際の処理を示した図である。
まず、図3(a)について説明を行う。図3(a)は、動画ファイル(動画1、動画2、動画3)の記録完了時にSuspend AUを発行し、次の動画ファイルの記録開始時には、Resumu AUコマンドを用いてAU途中のRUから動画ファイルの記録を開始するように記録制御を行う場合を示している。さらに、図3(a)は、AUサイズが16MBで、1つのAUに8個のRUが含まれ、また、AU1がフルで空いており、その隣のAU2,AU3もフルで空いている状態から動画の記録を開始した場合である。この場合は、動画ファイルの記録完了の度にSuspend AUを発行することが大きなメリットになる。なぜならば、隣のAUがフルで空いていることがすでに判明しているので、AU探索時間が0になり、さらにアドレスジャンプも発生しないので、記録媒体によるオーバーヘッドが発生しない。このため、単純に空き容量の有効活用というメリットのみを享受できる。
図3(b)は、AUサイズが512MB、1つのAUに8個のRUが含まれ、AU1がフルで空いており、AU1の隣のAU2がフルで空いておらず、その次のAU3がフルで空いている場合に、AU1から記録を開始した場合を示している。記録されたデータの削除、編集等を行った場合に、図3()、途中のAUのみが使用済みである断片化された内部状態になっていることがある。図3(b)では、AU1の最初から動画1の記録を開始し、RU2つ分のサイズの動画1を記録完了した時にSuspend AUを発行し、次の動画2のファイルの記録開始時にResume AUを発行している。この場合、AU1の隣のAU2が空いていないので、動画2をAU1のRU_2から記録開始し、AU1の最後のRUであるRU_7まで記録する。そして、空AUの探索を行い、空AUであるAU3のRU_16から、AU1に記録した動画2-1(動画2の一部)の続きである動画2-2の記録を行うことになる。つまり、動画2(動画2-+1及び動画2-2)の記録中に、AU探索やアドレスジャンプによる記録媒体でのオーバーヘッドが発生してしまうというデメリットが存在してしまう。しかし、AUサイズが大きいため1つあたりのRUのサイズが大きく、更に図3(b)では6個のRUが未使用であるため、Suspend AU,Resume AUの使用により、RU6個の384MB分の容量を無駄にせずに使用できるという利点の方が上回る。
図3(c)は、AUサイズが16MB、1つのAUに8個のRUが含まれ、AU1がフルで空いており、AU1の隣のAU2がフルで空いておらず、その次のAU3がフルで空いている場合に、AU1から記録を開始した場合を示している。そして、図3(c)では、AU1に、RU6個分のサイズの動画1を記録し、動画1の記録完了時にSuspend AUを発行する。そして、次に動画2の記録を開始する際に、Resume AUを発行して、AU1の途中のRU(RU_6)から動画2の記録を開始している。この場合、AU1の隣のAU2が空いていないので、図3(b)と同様に、動画2(動画2-1、動画2-2)の記録中にAU探索やアドレスジャンプによる記録媒体でのオーバーヘッドが発生してしまう。図3(c)の場合は、図3(b)と異なりAUサイズが16MBという小さいサイズであり、残りのRUも2つと少ないため、Suspend AU,Resume AUの使用により、RU2個分の4MBというわずかなサイズの領域しか活用できず利点が少ない。
そのため、図3(c)のような場合は、Suspend AU,Resume AUを使用せずにデータの記録を行った方が、利点が大きくなる。
図3(d)は、図3(c)のように動画1、動画2を記録する場合において、Suspend AU,Resume AUを使用せずに動画の記録を行った場合を示している。この場合、動画1の記録完了時にSuspend AUを発行しないため、AU1のRU_6、AU_7は使用されず、4MB分の容量が無駄になってしまう。しかし、動画2の記録中に、AU探索やアドレスジャンプによる記録媒体でのオーバーヘッドが発生しないため、処理時間の点で利点がある。
このように、AUサイズや、Suspend AUを行う際の次に記録開始するRUの位置等によって、Suspend AU、Resume AUを使用したほうがよいか、または使用しないほうがよいかが変わってくる。そこで、本実施形態では、図4のような処理を行うことにより、Suspend AU、Resume AUコマンドを使用して、AU途中のRUから記録開始するか否かを切り替えている。
<動画記録シーケンス>
次に、図4で本実施形態のメインシーケンスに対しての説明を行う。動画の記録開始が指示されると、図4の処理が実行される。なお、このシーケンスは、システム制御部50が、不揮発性メモリ56から読み出したプログラムを実行して、演算や各部を制御することにより実現される。
まず、S400において、システム制御回路50は、記録媒体200に、CMD13を送信し、記録媒体200のレジスタに保持されているRU位置の情報を取得する。このRU位置の情報の取得は、S400のように動画の記録開始時に行ってもよいし、動画の記録開始の指示を受け付ける前に行ってもよい。例えば、撮像装置100に記録媒体200が装着され接続したタイミング、または、撮像装置100の電源がONになったタイミングでRU位置の情報の取得を行い、RU位置の情報をメモリ52に保持しておいてもよい。
次に、S401で、システム制御回路50は、S400で取得したRU位置が有効かを判断する。S401では、記録媒体200から取得したRU位置が0の場合、或いは記録媒体200のデータ記録領域の範囲を超えるRU位置を示す値の場合に無効であると判断する。その他の方法で、取得したRU位置が有効であるか無効であるかを判断してもよい。
S401で取得したRU位置が有効であると判定された場合、S402において、システム制御回路50は、記録媒体200に対して、Resume AUコマンドを発行する。S401で取得したRU位置が有効でなく無効であると判定された場合、S403において、システム制御回路50は、記録媒体200に対して、Set Free AUコマンドを発行する。その後、S404で、システム制御回路50は、記録媒体200にStart Recコマンドを発行してスピードクラスによる動画の記録を開始する。実際にはS404においてStart Recコマンドを発行する前に、諸設定や前提コマンドの発行を行うが、説明を省略している。このように、記録媒体に保持されている次に記録を開始すべきRU位置が有効な情報である場合は、Resume AUコマンドを発行して、そのRU位置からデータ記録を開始するようにする。記録媒体に保持されているRU位置が無効な情報の場合は、Set Free AUコマンドを発行し、データが記録されていない空のAUを指定してデータ記録を行うようにする。次にS405でライト(Write)命令を行う。このライト命令はフルで空いているAU、または、Resume AUで指定されたRU位置からRU単位のサイズで書き込むというライトに対するスピードクラス規格を守ればどのような書き込みを行ってもよい。本実施形態では、記録開始指示に応じて撮影が開始されて画像処理や圧縮符号化が施された所定のフォーマットの動画データがメモリ30に格納される。システム制御回路50は、メモリ30から記録対象の動画データを読み出し、ライト命令を行って記録媒体200へ動画データを記録する。このとき、システム制御回路は、メモリ30に格納されている記録対象の動画データのサイズがAUサイズとなるまで待機し、AUサイズとなると、AUサイズ分の動画データのライト命令を行う。つまり、本実施形態では、AU単位でデータの書き込みを行う。AU単位で書き込むため、Set Free AUコマンドを発行してフルで空いているAUにデータを書き込む場合は、AU境界を跨いでデータの書き込みがおこなわれることはない。しかし、Resume AUコマンドを発行してAU途中のRU位置から書き込みを行う場合は、毎回AU境界を跨致書き込みが行われることになるので、書き込み速度は低下してしまうことになる。書き込み速度は低下してしまうが、記録媒体200に有効なRU位置が記録されている場合は、AU途中のRU位置から記録を開始することにより、記録媒体200の空き容量の有効活用することができる。
S406で、システム制御回路50は、動画記録終了の指示があるかないかを確認する。記録終了の指示は、ユーザが操作部70を操作することにより指示可能である。記録終了の指示がない場合はS405に戻り再度動画データのライト命令を行う。記録終了の指示があった場合はS407の処理に進む。
S407では、システム制御回路50は、現在VSCモードで動作しているか否かの判定を行う。VSCモードで動作していないと判定された場合、S411でのSuspend AUコマンドの発行処理を行わず、動画記録処理を終了する。
S407でVSCモードと判定された場合には、S408において、システム制御回路50は、VSCモードでの AUサイズが、所定の閾値(所定サイズ)以上か否かを判定する。もし閾値以上でなければ、S411でのSuspend AUコマンドの発行処理を行わず、動画記録処理を終了する。
S408でVSCのAUサイズが閾値以上と判定された場合には、S408において、システム制御回路50は、Suspend AUを発行した場合に記録媒体200内に保存される、次に記録開始すべきRU位置(Sus Addr)を予測する。そして、予測したRU位置を含むAUにおいて、データが未記録のRUの割合(AU内残りRU割合)を算出する。例えば、8個のRUから1つのAUが構成されており、予測したRU位置(SusAddr)が、AU境界から7つ目の場合は(AU内残りRU割合)={8-(7-1)}/8=2/8となる。そして、S409において、システム制御回路50は、S408で算出したAU内残りRU割合が閾値以上であるかを判定し、閾値以上でない場合は、S411でのSuspend AUコマンドの発行処理を行わず、動画記録処理を終了する。AU内残りRU割合が閾値以上であると判定された場合は、S411へ進む。S409において、次に記録開始すべきRU位置から、そのRU位置が含まれるAU内のデータ未記録のRUの割合を算出し、S410において閾値と比較した。しかし、次に記録開始すべきRU位置が含まれるAU内の、データ未記録領域のサイズを算出し、算出したデータ未記録領域のサイズが閾値サイズ以上の場合にSuspend AUコマンドを発行し、閾値サイズよりも小さい場合にSuspend AUコマンドの発行を行わないようにしてもよい。また、次に記録開始すべきRU位置が含まれるAU内における、データ記録済みRUの割合や、データ記録済み領域のサイズが、予め決められた閾値以下の場合にSuspend AUコマンドを発行し、閾値よりも大きい場合に、Suspend AUコマンドを発行しないようにしてもよい。
S411では、システム制御回路50は、Suspend AUコマンドを発行して、次回の書き込み時にAU途中のRU位置から記録を開できるように、AU途中のRU位置を記録媒体200記録させる。
このように、本実施形態の撮像装置100では、データ記録終了時に、suspend AUで記録媒体に保持される記録再開のためのRU位置や、AUサイズ等に応じて、Suspend AUを発行してRU位置を保持するか否かを切り替えている。そのため、記録装置が空き容量を最大限に有効活用しながら、記録媒体の書き込み性能も最大限に引き出すというバランスのとれた記録制御を可能な撮像装置を提供することが可能になる。
上述の実施形態では、データ記録終了時に、Suspend AUを発行するか否かを決定し、Suspend AUを発行するか否かを切り替えた。しかし、データ記録開始時に、記録再開するRU位置や、VSCモードのAUサイズ等から、Resume AUを用いてAU途中のRU位置からデータの記録を開始するか、Set Free AUを用いて、AUの切り替わり位置からデータの記録を開始するかを決定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、動画撮影時にSuspend AUを発行するか否かを切り替えたが、静止画の連写撮影時にも、同様の処理を行うようにしてもよい。静止画の連写撮影は、動画と同様に、複数の画像を連続的に撮影する撮影モードであるため、動画撮影時と同様の効果を得ることができる。また、動画や静止画連写撮影時には、図4のように、Suspend AUを発行するか否かの切り替えを行い、静止画の単写撮影時には、Suspend AUの発行するか否かの判断や切り替えはおこなわないようにしてもよい。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。また、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
上述の実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラムを実行する、1つ以上の回路(例えば、ASIC等)、1つ以上のプロセッサ(例えば、CPU、MPU等)も本発明に含まれる。
プログラムを供給するための記録媒体(コンピュータが読み取り可能な不揮発性記憶媒体)としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。

Claims (18)

  1. 第1の単位毎の複数の領域、または、前記第1の単位よりも小さい第2の単位毎の複数の領域で記録媒体の記録領域を管理し、前記第1の単位、または、前記第2の単位で、前記記録媒体へのデータの記録を制御する記録制御装置であって、
    データの記録完了時に、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域の位置を、次にデータの記録を開始すべき位置情報として前記記録媒体に記録させる位置記録手段と、
    データの記録完了時に、次にデータの記録を開始すべき前記第2の単位の領域の前記記録媒体における位置に応じて、前記位置記録手段により前記位置情報を前記記録媒体に記録させるか否かを制御する制御手段と、
    有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されている場合は、前記位置情報に基づく、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域開始位置から、データの記録を開始するように制御し、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されていない場合は、データが未記録である前記第1の単位の領域の開始位置からデータの記録を開始するように制御する記録制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である領域のサイズが、所定のサイズよりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みである第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みであるである領域のサイズが、所定のサイズよりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御する、
    ことを特徴とする記録制御装置。
  2. 前記制御手段は、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記制御手段は、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である領域のサイズが、所定のサイズよりも小さい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  4. 前記制御手段は、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みである第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  5. 前記制御手段は、次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みであるである領域のサイズが、所定のサイズよりも大きい場合に、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の単位の領域のサイズが所定のサイズよりも小さい場合には、次にデータの記録を開始すべき位置に関わらず、前記位置記録手段による前記位置情報の記録を行わないように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  7. 前記制御手段は、所定のスピードクラスでの記録を行っている場合に、データの記録完了時に、前記位置記録手段により前記位置情報を前記記録媒体に記録させるように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  8. 前記所定のスピードクラスは、前記第1の単位でデータの記録を行うことにより記録速度を保証するスピードクラスであることを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  9. 前記所定のスピードクラスは、ビデオスピードクラスであることを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  10. 前記第1の単位は、Allocation Unitであり、前記第2の単位は、Recording Unitであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  11. 前記位置記録手段は、Suspend AUコマンドを前記記録媒体に発行することにより、次にデータの記録を開始すべき位置情報を前記記録媒体に記録させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  12. 前記記録制御手段は、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されている場合は、Resume AUコマンドを発行することにより、前記位置情報に基づく、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域開始位置から、データの記録を開始するように制御し、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されていない場合は、Set Free AUコマンドを発行することにより、データが未記録である前記第1の単位の領域の開始位置からデータの記録を開始するように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  13. 前記記録媒体から前記位置情報を取得する取得手段を有し、
    前記記録制御手段は、前記取得手段により取得した位置情報が所定の情報の場合には、前記位置情報を用いずにデータが未記録である前記第1の単位の領域の開始位置からデータの記録を開始するように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  14. 前記所定の情報は、0を示す情報、または、前記記録媒体にデータを記録可能な範囲を超える第2の単位の領域の位置を示す情報である、ことを特徴とする請求項13に記載の記録制御装置。
  15. 前記制御手段は、動画の撮影時、または、静止画の連写撮影時に、前記位置記録手段により前記位置情報を前記記録媒体に記録させるか否かを制御し、静止画の単写撮影時には、前記位置記録手段により前記位置情報を前記記録媒体に記録させるか否かの制御をおこなわないことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  16. 画像を撮影する撮像手段を有し、
    前記撮像手段により撮影した画像のデータを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  17. 第1の単位毎の複数の領域、または、前記第1の単位よりも小さい第2の単位毎の複数の領域で記録媒体の記録領域を管理し、前記第1の単位、または、前記第2の単位で、前記記録媒体へのデータの記録を制御する記録制御装置の制御方法であって、
    データの記録完了時に、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域の位置を、次にデータの記録を開始すべき位置情報として前記記録媒体に記録させるか否かを、データの記録完了時に、次にデータの記録を開始すべき前記第2の単位の領域の前記記録媒体における位置に応じて制御する制御工程と、
    有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されている場合は、前記位置情報に基づく、前記第1の単位の領域の途中における前記第2の単位の領域開始位置から、データの記録を開始するように制御し、有効な前記位置情報が前記記録媒体に記録されていない場合は、データが未記録である前記第1の単位の領域の開始位置からデータの記録を開始するように制御する記録制御工程と、
    を有し、
    前記制御工程では、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも小さい場合に、前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが未記録である領域のサイズが、所定のサイズよりも小さい場合に、前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みである第2の単位の領域の割合が、所定の割合よりも大きい場合に、前記位置情報の記録を行わないように制御する、または、
    次にデータの記録を開始すべき第2の単位の領域の位置を含む第1の単位の領域の中における、データが記録済みであるである領域のサイズが、所定のサイズよりも大きい場合に、前記位置情報の記録を行わないように制御する、
    ことを特徴とする記録制御装置の制御方法。
  18. コンピュータを、請求項1乃至15のいずれか1項に記載の記録制御装置の各手段として機能させるプログラム。
JP2019004270A 2019-01-15 2019-01-15 記録制御装置およびその制御方法 Active JP7263017B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004270A JP7263017B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 記録制御装置およびその制御方法
US16/737,761 US11206370B2 (en) 2019-01-15 2020-01-08 Recording control apparatus, control method thereof, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004270A JP7263017B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 記録制御装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020113105A JP2020113105A (ja) 2020-07-27
JP7263017B2 true JP7263017B2 (ja) 2023-04-24

Family

ID=71517266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004270A Active JP7263017B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 記録制御装置およびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11206370B2 (ja)
JP (1) JP7263017B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178923A (ja) 2004-07-12 2006-07-06 Toshiba Corp 記憶デバイスおよびホスト機器
WO2014024350A1 (ja) 2012-08-07 2014-02-13 パナソニック株式会社 記録装置、アクセス装置、記録システム、及び記録方法
JP2014044490A (ja) 2012-08-24 2014-03-13 Toshiba Corp ホスト装置及びメモリデバイス

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8725935B2 (en) * 2009-12-18 2014-05-13 Sandisk Technologies Inc. Balanced performance for on-chip folding of non-volatile memories
JP5820973B2 (ja) * 2010-12-28 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 データ記録装置
JP6137980B2 (ja) * 2013-07-30 2017-05-31 キヤノン株式会社 記録装置およびその制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178923A (ja) 2004-07-12 2006-07-06 Toshiba Corp 記憶デバイスおよびホスト機器
WO2014024350A1 (ja) 2012-08-07 2014-02-13 パナソニック株式会社 記録装置、アクセス装置、記録システム、及び記録方法
JP2014044490A (ja) 2012-08-24 2014-03-13 Toshiba Corp ホスト装置及びメモリデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020113105A (ja) 2020-07-27
US20200228748A1 (en) 2020-07-16
US11206370B2 (en) 2021-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827718B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法、プログラム
CN110876030B (zh) 记录控制设备及其控制方法和存储介质
JP6889566B2 (ja) 記録装置およびその制御方法
US8077221B2 (en) Image capturing apparatus and control method therefor with determination whether storage medium is limited-rewriteable storage medium
JP7263017B2 (ja) 記録制御装置およびその制御方法
JP7214400B2 (ja) 記録制御装置およびその制御方法
JP7282491B2 (ja) 記録制御装置、および、その制御方法
JP7212477B2 (ja) 記録装置、記録方法、及びプログラム
JP7129796B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP7171298B2 (ja) 記録装置、記録方法、及びプログラム
JP5473470B2 (ja) 電子機器およびその制御方法、プログラム
JP2020036233A (ja) 記録装置およびその制御方法
JP6066718B2 (ja) 撮像装置、その制御方法およびプログラム
JP2004328037A (ja) 撮像及び画像記録装置
JP2008077402A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP5448498B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2016208206A (ja) 記録装置
US8855465B2 (en) Moving image recording apparatus, moving image recording method, and program
JP2006295269A (ja) 電子カメラ
JP2006121506A (ja) データファイル管理装置及び管理方法及び撮像装置及びプログラム及び記録媒体
JP2014165694A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230412

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7263017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151