JP7262293B2 - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7262293B2
JP7262293B2 JP2019086494A JP2019086494A JP7262293B2 JP 7262293 B2 JP7262293 B2 JP 7262293B2 JP 2019086494 A JP2019086494 A JP 2019086494A JP 2019086494 A JP2019086494 A JP 2019086494A JP 7262293 B2 JP7262293 B2 JP 7262293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
axis direction
substrate
processed
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019086494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020183548A (ja
Inventor
昌男 西口
大輔 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2019086494A priority Critical patent/JP7262293B2/ja
Publication of JP2020183548A publication Critical patent/JP2020183548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7262293B2 publication Critical patent/JP7262293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、被処理基板の処理面に対して所定の真空処理を連続して施す真空処理装置に関し、より詳しくは、ガラス基板などの被処理基板を垂直姿勢とし、成膜処理、熱処理、エッチング処理といった各種の真空処理を施す真空雰囲気の複数の処理チャンバ内を連続して移送し、各処理チャンバを通過する間に処理面に対して各種の真空処理を施すものに関する。
上記種の真空処理装置(所謂、縦型真空処理装置)は例えば特許文献1で知られている。このものは、水平面内で互いに直交する二方向をX軸方向及びY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向とし、被処理基板をその処理面をZ軸方向に向けた水平姿勢で搬入される第1ロードロックチャンバを備える。X軸方向で第1ロードロックチャンバには、ハンドリングチャンバを介して第1姿勢変更チャンバ(スイングモジュール)が連設され、第1姿勢変更チャンバにて、被処理基板が水平姿勢から、その処理面が水平方向を向く垂直姿勢に姿勢変更される。X軸方向で第1姿勢変更チャンバには、複数個の処理チャンバ(移送チャンバ)が連設されている。そして、垂直姿勢の被処理基板が真空雰囲気の各処理チャンバを通過する間で所定の真空処理が施される。
X軸方向で最下流側に位置する処理チャンバには、第2姿勢変更チャンバが連設され、第2姿勢変更チャンバにて被処理基板が垂直姿勢から水平姿勢に戻される。そして、X軸方向で姿勢変更チャンバには、ハンドリングチャンバを介して第2ロードロックチャンバが連設され、大気雰囲気に戻した第2ロードロックチャンバから処理済みの基板が回収されるようになっている。ここで、処理面に対し真空処理としての成膜処理を施すとき、その成膜範囲を規制するためにマスクプレートを装着する場合がある。このような場合、上記従来例の真空処理装置では、X軸方向一方で処理前の被処理基板を仕込み、X軸方向他方で処理済みの被処理基板を回収するため、マスクプレートを一旦大気雰囲気に取り出さざるを得ない。
このようなマスクプレートは、製造コストや量産性等を考慮すると、その表面が汚染されるまで使い回しされるものである。このため、マスクプレートが一旦大気雰囲気に曝されると、大気雰囲気中の水分や酸素といった真空排気され難い原子、分子がその表面に付着する。このようなマスクプレートを再装着した被処理基板に対して処理チャンバにて成膜処理を施すと、その膜質(ひいては、製作しようとするデバイスの性能)に悪影響を及ぼすといった問題を招来する。このことから、被処理基板にマスクプレートを装着した状態で各種の成膜処理を施すような場合には、被処理基板に対するマスクプレートの装着と、処理済みの被処理基板からのマスクプレートの離脱(回収)とを真空雰囲気中で実施できると共に当該マスクプレートを複数回使い回しができ、しかも、水平姿勢で搬送されてくる被処理基板を真空雰囲気中で垂直姿勢とし、各種の真空処理を施した後に、水平姿勢に戻した処理後の被処理基板を回収するという一連の基板搬送を効率よく行うことができる真空処理装置の開発が望まれている。
特表2017-506703号公報
本発明は、以上の点に鑑み、上記一連の基板搬送を効率よく行うことができる真空処理装置を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、被処理基板に対して所定の真空処理を連続して施す本発明の真空処理装置は、水平面内で互いに直交する二方向をX軸方向及びY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向とし、被処理基板の処理面をZ軸方向に向けた水平姿勢で被処理基板が搬出入されるロードロックチャンバと、ロードロックチャンバにゲートバルブを介して連設されて、水平姿勢と、処理面が水平方向を向く垂直姿勢との間で被処理基板の姿勢変更を可能とする姿勢変更手段を有する姿勢変更チャンバと、姿勢変更チャンバに連設されて、垂直姿勢の被処理基板のZ軸回りの回転を可能とする回転手段と、回転手段をX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方に所定ストロークで往復動する駆動手段とを有する回転チャンバと、X軸方向で回転チャンバに連設されて、被処理基板に対して所定の真空処理を施す処理手段を夫々有する複数の処理チャンバと、X軸方向で回転チャンバから最離間した処理チャンバを中間チャンバとし、中間チャンバに連設されて、Y軸方向一方を向く姿勢で中間チャンバから搬入される被処理基板を、Y軸方向他方を向く姿勢に反転させた状態で中間チャンバに搬出するターンバック手段を有するターンバックチャンバとを備え、姿勢変更チャンバと回転チャンバとに跨ってのびる少なくとも2本の搬送路が備えられていることを特徴とする。
本発明においては、前記姿勢変更チャンバ内に、垂直姿勢の被処理基板をX軸方向前後に移送する移送手段と、姿勢変更手段からX軸方向前方に間隔を存して配置され、処理面に対しその処理範囲を規制するマスクプレートの装着または脱離を可能とする着脱手段とが設けられる構成を採用することができる。他方で、前記姿勢変更チャンバと回転チャンバとの間にマスク着脱チャンバを更に備え、マスク着脱チャンバ内に、前記搬送路に沿って搬送される基板をこの搬送路の長手方向と直交する方向前後に移送する他の移送手段と、処理面に対しその処理範囲を規制するマスクプレートの装着または脱離を可能とする着脱手段とが設けられる構成を採用することもできる。
以上によれば、大気雰囲気のロードロックチャンバに、処理前の被処理基板が水平姿勢で搬入される。ロードロックチャンバを真空排気した後、例えば真空搬送ロボットにより水平姿勢の被処理基板が姿勢変更チャンバに搬送される。姿勢変更チャンバでは、姿勢変更手段により被処理基板が水平姿勢から垂直姿勢に変更される。ここで、本発明において「垂直姿勢」には、被処理基板の処理面が厳密に鉛直方向に沿っている場合だけでなく、鉛直方向に対して所定角度で傾いているような場合も含む。そして、垂直姿勢に変更された被処理基板は、移送手段によってX軸方向前方の所定位置に移送され、着脱手段によって処理面に対してマスクプレートが装着される。この状態では、マスクプレートが装着された被処理基板はX軸方向前方を向く姿勢となっている。
マスクプレートが装着された被処理基板は、姿勢変更チャンバから一方の搬送路に沿って回転チャンバの回転手段へと移送され、回転手段によってZ軸回りに回転され、マスクプレートが装着された被処理基板の処理面がY軸方向一方を向く姿勢とされる。この状態で、被処理基板が処理チャンバへと移送される。このとき、処理済みの被処理基板が回転チャンバに隣接する処理チャンバにあるような場合には、処理チャンバから処理済みの被処理基板の回転チャンバへの移送と、回転チャンバから処理前の被処理基板の処理チャンバへの移送とが同時に行われる。そして、被処理基板が各処理チャンバを通過する間で所定の真空処理が施され、ターンバックチャンバに到達する。ターンバックチャンバでは、処理面がY軸方向他方を向く姿勢に反転されて、処理チャンバへと再び移送され、同様に処理チャンバを通過する間で所定の真空処理が施されて、処理済みの被処理基板が回転チャンバの回転手段へと再度到達する。回転チャンバでは、回転手段によりZ軸回りに回転されて、マスクプレートが装着された処理面がX軸方向一方を向く姿勢とされる。
一方、上記のようにして被処理基板に対して真空処理を施す間には、上記と同様の手順で次の処理前の被処理基板がロードロックチャンバに搬入され、姿勢変更チャンバにて、処理面に対してマスクプレートが装着された被処理基板が待機した状態とする。姿勢変更チャンバに次の処理前の被処理基板が待機した状態になると、先ず、処理済みの被処理基板が設置されている回転手段がX軸方向後方に移動され、処理済みの被処理基板が回転チャンバから他方の搬送路に沿って回転チャンバの回転手段へと移送され、次に、回転手段がX軸方向前方に移動された後、処理前の被処理基板が姿勢変更チャンバから一方の搬送路に沿って回転チャンバの回転手段へと移送される。姿勢変更手段に処理済みの被処理基板が移送されると、移送手段によってX軸方向前方の所定位置に移送され、着脱手段によってマスクプレートが脱離され、姿勢変更手段によって水平姿勢に戻された後、ロードロックチャンバに戻され、大気雰囲気のロードロックチャンバから回収される。
このように本発明では、真空雰囲気の姿勢変更チャンバにて被処理基板に対してマスクプレートが着脱されるため、大気雰囲気に取り出すことなく、所定の処理回数だけマスクプレートを使い回しすることができる。しかも、姿勢変更チャンバと回転チャンバとに、処理前の被処理基板と、処理済みの被処理基板とを夫々移送する少なくとも2本の搬送路が備えられているため、姿勢変更チャンバでのマスクプレートの着脱やその姿勢変更と、回転チャンバと処理チャンバとの間での被処理基板の受け渡しとの動作をオーバーラップさせて実施でき、処理済みの被処理基板の回転チャンバへの移送と、回転チャンバから処理前の被処理基板の処理チャンバへの移送とが同時に行われることと相俟って、一連の基板搬送を効率よく行うことができる。
本発明の実施形態の真空処理装置の模式横断面図。 姿勢変更チャンバの模式縦断面図であり、(a)~(c)は、基板の処理面へのマスクプレートの装着を説明する図。 姿勢変更チャンバと回転チャンバとの間のキャリアの移送を説明する図1の真空処理装置の部分拡大図。 回転チャンバと処理チャンバとの間のキャリアの移送を説明する図1の真空処理装置の部分拡大図。 回転チャンバと姿勢変更チャンバとの間のキャリアの移送を説明する図1の真空処理装置の部分拡大図。 本発明の他の実施形態の真空処理装置の一部を拡大して示す模式横断面図。
以下、図面を参照して、被処理基板を矩形の輪郭を持つガラス基板(以下、「基板Sw」という)、所定の真空処理を基板Swの一方の面(処理面)にマスクプレートMp越しに所定薄膜を成膜する成膜処理とし、4個の処理チャンバを通過させて所定の薄膜を順次積層する場合を例に本発明の真空処理装置VMの実施形態を説明する。以下においては、水平面内で互いに直交する2方向をX軸方向及びY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向とする。
図1及び図2を参照して、本実施形態の真空処理装置VMは、平面視略正方形の輪郭を持つ搬送チャンバTcを備え、搬送チャンバTcの互いに隣接する二側面には、ロードロックチャンバLc1,Lc2がゲートバルブGvを介して連設されると共に、搬送チャンバTcの他の二側面には、基板Swの姿勢を変更する姿勢変更チャンバAc1,Ac2がゲートバルブGvを介して連設されている。ロードロックチャンバLc1,Lc2には、特に図示して説明しないが、真空ポンプからの排気管とベントガスを導入するベントガスラインとが夫々接続され、各ロードロックチャンバLc1,Lc2内を真空雰囲気と大気雰囲気とに適宜切り換えることができるようにしている。また、各ロードロックチャンバLc1,Lc2には、基板Swをその一方の面(処理面)を開放した状態で保持する金属製で矩形の輪郭を持つキャリアCaが設置されている。
各ロードロックチャンバLc1,Lc2では、その内部を大気雰囲気とした状態で、図外の大気搬送ロボットにより処理面をZ軸方向上方に向けた水平姿勢で基板Swが搬出入され(以下において、「基板Sw1」という場合は処理前のものを、「基板Sw2」という場合は処理済みのものを指すものとする)、キャリアCaにセットされる。なお、キャリアCaの形態やキャリアCaに対する基板Sw1のセット方法は、クランプを利用したもの等、公知のものが利用できるため、ここでは説明を省略する。また、後述の処理チャンバ内では、常時、基板Sw1を保持するキャリアCa1の複数個が移送されている一方で、ロードロックチャンバLc1,Lc2と後述の回転チャンバRcとの間では、基板Sw1と基板Sw2とを夫々保持する2個のキャリアCa1,Ca2のみが移送されるようになっている。
搬送チャンバTcには、図外の真空ポンプからの排気管が夫々接続され、それらの内部を所定圧力の真空雰囲気に維持できるようにしている。搬送チャンバTc内には、フォーク状のロボットハンドRhを持つ公知の真空搬送ロボット(図示せず)が配置され、ロードロックチャンバLc1,Lc2と姿勢変更チャンバAc1,Ac2との間で、基板Sw1,Sw2が夫々セットされたキャリアCa(以下において、「キャリアCa1」という場合、基板Sw1がセットされたものを、「キャリアCa2」という場合、基板Sw2がセットされたものを指すものとする)を水平姿勢のまま搬送できるようになっている。各姿勢変更チャンバAc1,Ac2は、同一の構成を有し、その内部には、水平姿勢と、その処理面が水平方向を向く垂直姿勢との間でキャリアCa1,Ca2の姿勢を変更する姿勢変更手段1と、基板Sw1,Sw2の処理面に対しその処理範囲を規制するマスクプレートMpを着脱する着脱手段2とが設けられている。
搬送チャンバTcのX軸方向前方(図1中、右側をいう)に連設された姿勢変更チャンバAc1を例に説明すると、姿勢変更手段1は、図2に示すように、Y軸方向に間隔を置いて立設した2本のフレーム11と、各フレーム11間に軸架された回転軸12と、回転軸12に取り付けられた回転テーブル13とを備える。そして、上記真空搬送ロボットにより水平姿勢の回転テーブル13上にキャリアCa1がセットされると、図外のモータにより回転軸12を回転させて回転テーブル13が90度回転されて、キャリアCa1は、基板Sw1の処理面がX軸方向前方を向く垂直姿勢となる。なお、特に図示して説明しないが、回転テーブル13の所定位置には、垂直姿勢のキャリアCa1を保持する受け部が形成され、回転テーブル13を回転させてキャリアCa1を垂直姿勢にしても、キャリアCa1が回転テーブル13から脱落しないようになっている。また、姿勢変更チャンバAc1には、単軸ロボット14aとそのスライダ14bとから構成される移送手段14が設けられ、各スライダ14bで各フレーム11が夫々支持され、X軸方向前後に回転テーブル13で保持されたキャリアCa1が所定ストロークで往復動自在となっている。
着脱手段2は、姿勢変更チャンバAc1のX軸方向前方の内壁面に設けられる電磁石21と、電磁石21への通電時に発生する磁力より弱く設定した永久磁石22とを備える。マスクプレートMpとしては、インバー、アルミやステンレス等の金属製のものが用いられ、処理面に成膜しようとするパターンに応じて板厚方向に貫通する開口(図示せず)が形成されている。図2(a)に示す着脱手段2の待機状態では、電磁石21に図外の電源から通電されて電磁石21に永久磁石22が吸着され、永久磁石22がマスクプレートMpの外周縁部に吸着されることでマスクプレートMpが保持された状態となっている。基板Sw1の処理面に対してマスクプレートMpを装着する場合、キャリアCa1を保持した回転テーブル13が移送手段14によりX軸方向前方に移送され、図2(b)に示す着脱手段2の着脱位置では、マスクプレートMpの外周縁部がキャリアCa1の外周縁に当接し、永久磁石22の磁力によってマスクプレートMpがキャリアCa1に吸着される。この状態で、電磁石21への通電を停止した後、移送手段14により回転テーブル13がX軸方向後方(図1中、左側をいう)に向けて移送を開始すると、電磁石21と永久磁石22との吸着が解除され、永久磁石22によってマスクプレートMpがキャリアCa1に吸着保持された状態となり、キャリアCa1の回転チャンバRcへの移送を可能とする図2(c)に示す移送位置に到達する。なお、特に図示して説明しないが、姿勢変更チャンバAc1(Ac2)にはCCDカメラなどの撮像手段が設けられ、撮像手段で撮像した画像データを基に基板Sw1の処理面に対するマスクプレートMpの位置を相対移動させてアライメントされるようになっている。
姿勢変更チャンバAc1のY軸方向及び姿勢変更チャンバAc2のX軸方向には、単一の回転チャンバRcが連設されている。なお、姿勢変更チャンバAc1,Ac2に順次連設される回転チャンバRc、各処理チャンバPc1~Pc4及びターンバックチャンバBcは、キャリアCa1,Ca2の通過を許容する通過開口Poを介して互いに連通し、図外の真空ポンプにより所定圧力に維持されるようになっている。また、姿勢変更チャンバAc1と回転チャンバRcとには、通過開口Poを介して両チャンバAc1,Rcに跨ってY軸方向にのびる2本の第1搬送路R11,R12がX軸方向に間隔を置いて設けられている。そして、移送位置にあるキャリアCa1が、X軸方向前方に位置する一方の第1搬送路R11を介して回転チャンバRcに移送される。搬送路としては、以下に説明するものを含め、例えば、非接触給電によりキャリアCa1,Ca2を磁気浮上させ、搬送路に沿ってキャリアCa1,Ca2を移送する公知のものが利用できるため、これ以上の説明は省略する。
回転チャンバRcには、垂直姿勢のキャリアCa1をZ軸回りに回転する回転手段としての回転ステージ31が設けられている。回転ステージ31の上面には、一方向に長手の2本の第2搬送路R21,R22が間隔を置いて設けられている。本実施形態では、第1搬送路R11,R12及び第2搬送路R21,R22とで、姿勢変更チャンバAc1と回転チャンバRcとに跨ってのびる搬送路が構成されるようにしている。また、回転テーブル13の下面には、回転ステージ31を所定のストロークでX軸方向及びY軸方向に夫々往復動する駆動手段としてのX-Yステージ32が設けられている。そして、姿勢変更チャンバAc1との間でキャリアCa1が受け渡される回転ステージ31の第1受渡位置(図1中、実線で示す状態)では、第2搬送路R21,R22が、Y軸方向で第1搬送路R11,R12の延長線上に夫々位置し、X軸方向前方の第1の搬送路R11を介してキャリアCa1を回転ステージ31上の所定位置に移送できるようになっている。このとき、X軸方向後方の第1搬送路R12は、キャリアCa2を回転ステージ31から姿勢変更チャンバAc1に移送するように利用されるようになる。回転チャンバRcのX軸方向一方の側面には4個の処理チャンバPc1~Pc4が順次連設されている。
通過開口Poを介して互いに連通する各処理チャンバPc1~Pc4は、仕切壁41によってY軸方向で(図1中、上下方向をいう)2室42a,42bに夫々分離されている。第1室42a及び第2室42bには、各処理チャンバPc1~Pc4を跨いでX軸方向にのびる第3搬送路R31、R32が夫々設けられ、回転ステージ31を第1受渡位置から(例えば、図1中、半時計方向に90度)回転させた第2受渡位置では、第2搬送路R21,R22が、第3搬送路R31,R32の延長線上に位置するようになっている。そして、キャリアCa1を第3搬送路R31,R32を介して各処理チャンバPc1~Pc4を通過する間で、基板Sw1の処理面に対してマスクプレートMp越しに成膜処理されるようになっている。成膜処理としては、スパッタリング法、蒸着法、CVD法等の公知のものが利用でき、その成膜法に応じて、蒸着源、スパッタリングカソードやプロセスガス導入手段といった各種の装備が各室42a,42b内に成膜手段43a,43bとして設けられる。なお、これらの成膜処理及びそれに必要は装備については公知のものが利用できるため、ここでは詳細な説明は省略する。
中間チャンバとしての処理チャンバPc4には、処理チャンバPc4から搬入されるキャリアCa1を、Y軸方向他方(図1中、下方)を向く姿勢に反転させた状態で中間チャンバPc4に搬出するターンバックチャンバBcが連設されている。ターンバックチャンバBcには、Z軸回りに回転自在なターンバック手段としての回転ステージ5が設けられ、回転ステージ5には、一方向に長手の第4搬送路R4が設けられている。そして、回転ステージ5の受取位置では、第4搬送路R4がY軸方向上側に位置する一方の第3搬送路R31の延長上に位置し、この状態で処理チャンバPc4からターンバックチャンバBcの回転ステージ5上の所定位置に、Y軸方向一方を向く姿勢のキャリアCa1を受け取る。そして、回転ステージ5を180度回転させた受渡位置では、第4搬送路R4が他方の第3搬送路R32の延長上に位置し、Y軸方向他方を向く姿勢に反転されたキャリアCa1がターンバックチャンバBcから処理チャンバPc4へと受け渡される。以下に、図3~図5も参照して、上記真空処理装置VMにより実施される真空処理として成膜処理を例に説明するが、その説明の簡素化のため、ロードロックチャンバLc1で処理前の基板Sw1を仕込むと共に、処理済の基板Sw2を回収する場合を例とする。
図1に示すように、大気雰囲気の一方のロードロックチャンバLc1に、基板Sw1がその処理面がZ軸方向上方を向く水平姿勢で搬入されてキャリアCa1に基板Sw1がセットされると、ロードロックチャンバLc1内が真空排気される。このとき、搬送チャンバTc、姿勢変更チャンバAc1,Ac2、回転チャンバRc、各処理チャンバPc1~Pc4並びにターンバックチャンバBcもまた所定圧力まで真空排気された状態となっており、また、各処理チャンバPc1~Pc4には、複数個のキャリアCa1が事前に仕込まれ、処理チャンバPc4の第2室42bには、処理面がY軸方向他方(図1中、下側)を向く姿勢の処理済みの基板Sw2を保持するキャリアCa2があるものとする。
ロードロックチャンバLc1内が所定圧力に達すると、ゲートバルブGvを開けて、搬送チャンバTc、ロードロックチャンバLc1及び姿勢変更チャンバAc1を互いに連通した状態とし、ロボットハンドRhを持つ真空搬送ロボットにより水平姿勢のキャリアCa1を姿勢変更チャンバAc1の回転ステージ13へと搬送する。回転ステージ13へのキャリアCa1の搬送が終了すると、ゲートバルブGvを閉じて、搬送チャンバTc、ロードロックチャンバLc1及び姿勢変更チャンバAc1が互いに隔絶される。
次に、回転テーブル13でキャリアCa1が保持されると、図外のモータにより回転軸12を介して回転テーブル13を反時計回りに90度回転させ、キャリアCa1を垂直姿勢にする(図2(a)参照)。なお、「垂直姿勢」には、基板Swの処理面が厳密に鉛直方向に沿っている場合だけでなく、鉛直方向に対して所定角度で傾いているような場合も含む。そして、キャリアCa1を保持した回転テーブル13を移送手段14によりX軸方向前方(図1中、右側)に移送し、マスクプレートMpの外周縁部をキャリアCa1の外周縁に当接させる(図2(b)参照)。この状態で、電磁石21への通電を停止した後、回転テーブル13をX軸方向後方に移送して図2(c)に示す移送位置まで戻す。この状態では、永久磁石22によってマスクプレートMpがキャリアCa1に吸着保持された状態となる。このとき、回転チャンバRcの回転ステージ31は、第2搬送路R21,R22が第1搬送路R11,R12の延長線上に位置する第1受渡位置にある。そして、図3に示すように、X軸方向前方の第1搬送路R11及び第2搬送路R21を介してキャリアCa1が回転ステージ31の所定位置に移送される。
次に、図4に示すように、回転ステージ31が反時計方向でZ軸回りに90度回転され、第2搬送路R21,R22が第3搬送路R31,R32の延長線上に夫々位置する第2受渡位置となり、キャリアCa1は、基板Sw1の処理面がY軸方向一方(図1中、上側)を向く姿勢とされる。そして、回転ステージ31の第2受渡位置にて、Y軸方向上側の第2搬送路R21及び第3搬送路R31を介してキャリアCa1が回転チャンバRcから処理チャンバPc1に移送されると同時に、Y軸方向下側の第3搬送路R32及び第2搬送路R22を介してキャリアCa2が処理チャンバPc1から回転チャンバRcに移送される。
処理チャンバPc1に移送されたキャリアCa1は、第3搬送路R31を介して、中間チャンバとしての処理チャンバPc4へと連続して移送され、各処理チャンバPc1~Pc4の第1室42aを通過する間で成膜手段43aによりマスクプレートMp越しに成膜処理が施される。このとき、ターンバックチャンバBc内の回転ステージ5は、図1に示すように、第4搬送路R4がY軸方向一方の第3搬送路R31の延長線上に位置する受取位置にある。そして、処理チャンバPc4を通過したキャリアCa1が、第3搬送路R31及び第4搬送路R4を介してターンバックチャンバBc内の回転ステージ5上の所定位置まで移送される。
キャリアCa1が回転ステージ5の所定位置まで移送されると、回転ステージ5がZ軸回りに回転され、第4搬送路R4がY軸方向他方の第3搬送路R32の延長線上に位置する受取位置となる。そして、第4搬送路R4及び第3搬送路R31を介してキャリアCa1が処理チャンバPc4から処理チャンバPc1へと連続して移送され、各処理チャンバPc1~Pc4の第2室42bを通過する間で成膜手段43aによりマスクプレートMp越しに成膜処理が施されながら、処理済みの基板Sw2を保持するキャリアCa2が処理チャンバPc1に到達する。
一方、第3搬送路R32及び第2搬送路R22を介して処理チャンバPc1から回転チャンバRcの回転ステージ31上の所定位置にキャリアCa2が移送されると、図5に示すように、回転ステージ31が反時計方向でZ軸回りに90度回転された後、X-Yステージ32により回転ステージ31がX軸方向他方に移動される。この状態では、キャリアCa2はその処理面がX軸方向前方を向く姿勢であり、また、第2搬送路R22がX軸方向後方の第1搬送路R12の延長線上に位置する。そして、キャリアCa2が、第2搬送路R22及び第1搬送路R12を介して回転チャンバRcから姿勢変更チャンバAc1へと移送される。なお、第2搬送路R22からキャリアCa2が移送されると、回転ステージ31がX-Yステージ32によりX軸方向一方に移動されて第1受渡位置に戻る。この場合、第2搬送路R22に、次のキャリアCa1を受け取ることになる。
次に、キャリアCa2が回転チャンバRcから姿勢変更チャンバAc1へと移送されると、垂直姿勢の回転テーブル13の所定位置に受け渡される。その後、移送手段14によりキャリアCa2をX軸方向前方に移送し、マスクプレートMpに吸着する永久磁石22を電磁石21に一旦当接させる。この状態で、電磁石21に通電した後、移送手段14によりキャリアCa2をX軸方向後方に移送すると、キャリアCa2からマスクプレートMpが脱離される(図2(a)に示す状態)。そして、上記と逆の手順で、回転テーブル13を時計回りに90度回転させて、キャリアCa2を水平姿勢にした後、キャリアCa2が真空搬送ロボットにより搬送チャンバTcを経てロードロックチャンバLc1に搬送され、ロードロックチャンバLc1を大気開放した後、基板Sw2が回収される。なお、ロードロックチャンバLc2においても、上記と同手順で、処理前の基板Sw1を仕込み、処理済みの基板Sw2を回収することができる。
以上の実施形態によれば、真空雰囲気の姿勢変更チャンバAc1,Ac2にて基板Swに対してマスクプレートMpが着脱されるため、大気雰囲気に取り出すことなく、所定の処理回数だけ使い回しすることができる。しかも、姿勢変更チャンバAc1,Ac2と回転チャンバRcとに、処理前の基板Sw1と、処理済みの基板Sw2とを夫々移送する少なくとも2本の第1搬送路R11,R12が備えられているため、姿勢変更チャンバAc1,Ac2でのマスクプレートMpの着脱やその姿勢変更と、回転チャンバRcと処理チャンバPc1~Pc4での基板Sw1,Sw2との受渡動作をオーバーラップさせて実施でき、基板Sw1の回転チャンバRcへの移送と、回転チャンバRcから基板Sw2の処理チャンバPc1への移送とが同時に行われることと相俟って、一連の基板搬送を効率よく行うことができる。しかも、ターンバックチャンバBcを設けて、ターンバックチャンバBcから回転チャンバRcに向けて移送される間にも、基板Sw1の処理面に対して所定の真空処理を施すことができるため、基板Sw1に対して所定の真空処理を実施するのに必要な処理チャンバPc1~Pc4の数を実質的に半減させて、真空処理装置VMの設置面積を減少させることができ、有利である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術思想の範囲を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。上記実施形態では、所定の真空処理を成膜処理としたものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、熱処理やエッチング処理など真空雰囲気で実施されるものであれば、その処理内容は問わず、また、連設される処理チャンバPc1~Pc4も上記に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、搬送チャンバTcと2個のロードロックチャンバLc1,Lc2とを備えるものを例に説明したが、搬送チャンバTcは省略することができ、また、ロードロックチャンバLc1,Lc2の数も上記に限定されるものではない。また、上記実施形態では、回転チャンバRcに処理チャンバPc1~Pc4を順次連設したものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、バッファチャンバ(図示せず)を回転チャンバRcと処理チャンバPc1との間に介設してもよい。また、上記実施形態では、電磁石21と永久磁石22とで着脱手段2を構成したものを例に説明したが、マスクプレートMpの基板Swへの着脱ができるものであれば、上記のものに限定されるものではない。
上記実施形態では、姿勢変更チャンバAc1,Ac2と回転チャンバRcとに跨ってのびる第1搬送路R11,R12を2本とし、姿勢変更チャンバAc1,Ac2に着脱手段2を設けるものを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、搬送路を3本として、基板搬送の効率をより一層高めるようにしてもよい。即ち、他の実施形態に係る真空処理装置VMは、図6に一部を拡大して説明するように、搬送チャンバTcに連設された2個の姿勢変更チャンバAc1,Ac2には、姿勢変更手段1のみが設けられている。各姿勢変更チャンバAc1,Ac2は、夫々マスク着脱チャンバMc1,Mc2を介して単一の回転チャンバRcに連設されている。姿勢変更チャンバAc1とマスク着脱チャンバMc1,Mc2とには、各通過開口Poを介してこれらのチャンバに跨って線状にのびる2本の第1搬送路R101,R102がX軸方向に間隔を置いて設けられている。また、マスク着脱チャンバMc1,Mc2内に位置する各第1搬送路R101,R102の部分は、第1搬送路R101,R102の長手方向に対して直交する方向に進退するように構成され、その進退方向に位置するマスク着脱チャンバMc1,Mc2の壁面にマスクプレートMpの着脱手段2が設けられている。また、回転チャンバRcの回転テーブル13には、所定間隔を置いて3本の第2搬送路R201,R202,R203が設けられている。
以上の真空処理装置VMによれば、マスク着脱チャンバMc1,Mc2にて基板Swに対してマスクプレートMpを脱着することで、処理チャンバPc1から回転チャンバRcへのキャリアCa2の移送と、回転チャンバRcから処理チャンバPc1へのキャリアCa1の移送とが同時に行われることに加えて、マスク着脱チャンバMc1,Mc2から回転チャンバRcへのキャリアCa1の移送と、回転チャンバRcからマスク着脱チャンバMc1,Mc2へのキャリアCa2の移送とも同時実施することができ、より一層基板搬送の効率を高めることができてよい。
Bc…ターンバックチャンバ、Gv…ゲートバルブ、Lc1,Lc2…ロードロックチャンバ、Mp…マスクプレート、Pc1~Pc4…処理チャンバ、Pc4…処理チャンバ(中間チャンバ)、Rc…回転チャンバ、Sw…基板(被処理基板)VM,VM…真空処理装置、1…姿勢変更手段、14…移送手段、2…着脱手段、31…回転ステージ(回転手段)、32…X-Yステージ(駆動手段)、43a,43b…成膜手段(処理手段)5…回転ステージ(ターンバック手段)。

Claims (2)

  1. 被処理基板に対して所定の真空処理を連続して施す真空処理装置において、
    水平面内で互いに直交する二方向をX軸方向及びY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向とし、被処理基板の処理面をZ軸方向に向けた水平姿勢で被処理基板が搬出入されるロードロックチャンバと、
    ロードロックチャンバにゲートバルブを介して連設されて、水平姿勢と、処理面が水平方向を向く垂直姿勢との間で被処理基板の姿勢変更を可能とする姿勢変更手段を有する姿勢変更チャンバと、
    姿勢変更チャンバに連設されて、垂直姿勢の被処理基板のZ軸回りの回転を可能とする回転手段と、回転手段をX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方に所定ストロークで往復動する駆動手段とを有する回転チャンバと、
    X軸方向で回転チャンバに連設されて、被処理基板に対して所定の真空処理を施す処理手段を夫々有する複数の処理チャンバと、
    X軸方向で回転チャンバから最離間した処理チャンバを中間チャンバとし、中間チャンバに連設されて、Y軸方向一方を向く姿勢で中間チャンバから搬入される被処理基板を、Y軸方向他方を向く姿勢に反転させた状態で中間チャンバに搬出するターンバック手段を有するターンバックチャンバとを備え、
    姿勢変更チャンバと回転チャンバとに跨ってのびる少なくとも2本の搬送路が備えられ
    前記姿勢変更チャンバ内に、垂直姿勢の被処理基板をX軸方向前後に移送する移送手段と、姿勢変更手段からX軸方向前方に間隔を存して配置され、処理面に対しその処理範囲を規制するマスクプレートの装着または脱離を可能とする着脱手段とが設けられていることを特徴とする真空処理装置。
  2. 被処理基板に対して所定の真空処理を連続して施す真空処理装置において、
    水平面内で互いに直交する二方向をX軸方向及びY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向をZ軸方向とし、被処理基板の処理面をZ軸方向に向けた水平姿勢で被処理基板が搬出入されるロードロックチャンバと、
    ロードロックチャンバにゲートバルブを介して連設されて、水平姿勢と、処理面が水平方向を向く垂直姿勢との間で被処理基板の姿勢変更を可能とする姿勢変更手段を有する姿勢変更チャンバと、
    姿勢変更チャンバに連設されて、垂直姿勢の被処理基板のZ軸回りの回転を可能とする回転手段と、回転手段をX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方に所定ストロークで往復動する駆動手段とを有する回転チャンバと、
    X軸方向で回転チャンバに連設されて、被処理基板に対して所定の真空処理を施す処理手段を夫々有する複数の処理チャンバと、
    X軸方向で回転チャンバから最離間した処理チャンバを中間チャンバとし、中間チャンバに連設されて、Y軸方向一方を向く姿勢で中間チャンバから搬入される被処理基板を、Y軸方向他方を向く姿勢に反転させた状態で中間チャンバに搬出するターンバック手段を有するターンバックチャンバとを備え、
    姿勢変更チャンバと回転チャンバとに跨ってのびる少なくとも2本の搬送路が備えられ、
    前記姿勢変更チャンバと回転チャンバとの間にマスク着脱チャンバを更に備え、マスク着脱チャンバ内に、前記搬送路に沿って搬送される基板をこの搬送路の長手方向と直交する方向前後に移送する他の移送手段と、処理面に対しその処理範囲を規制するマスクプレートの装着または脱離を可能とする着脱手段とが設けられることを特徴とする真空処理装置。
JP2019086494A 2019-04-26 2019-04-26 真空処理装置 Active JP7262293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086494A JP7262293B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 真空処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086494A JP7262293B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 真空処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020183548A JP2020183548A (ja) 2020-11-12
JP7262293B2 true JP7262293B2 (ja) 2023-04-21

Family

ID=73045345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086494A Active JP7262293B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 真空処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7262293B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109996A (ja) 2001-09-28 2003-04-11 Anelva Corp 基板搬送室及び基板処理装置
JP2005206852A (ja) 2004-01-20 2005-08-04 Ulvac Japan Ltd インライン式真空処理装置
JP2017506703A (ja) 2014-02-04 2017-03-09 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated キャリアによって支持された基板上に一又は複数の層を堆積させるためのシステム、及び当該システムを使用する方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109996A (ja) 2001-09-28 2003-04-11 Anelva Corp 基板搬送室及び基板処理装置
JP2005206852A (ja) 2004-01-20 2005-08-04 Ulvac Japan Ltd インライン式真空処理装置
JP2017506703A (ja) 2014-02-04 2017-03-09 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated キャリアによって支持された基板上に一又は複数の層を堆積させるためのシステム、及び当該システムを使用する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020183548A (ja) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6602457B2 (ja) 減圧システム内でマスクデバイスを取り扱う方法、マスクハンドリング装置、及び減圧システム
JP2017506703A (ja) キャリアによって支持された基板上に一又は複数の層を堆積させるためのシステム、及び当該システムを使用する方法
US20200040445A1 (en) Vacuum system and method for depositing a plurality of materials on a substrate
TWI232242B (en) Substrate processing apparatus and processing method
JP2019513182A (ja) キャリア、真空システム及び真空システムを操作する方法
JP4417734B2 (ja) インライン式真空処理装置
JP6620228B2 (ja) 真空処理システムを動作させる方法
JP7262293B2 (ja) 真空処理装置
JP2019531399A (ja) マスクデバイスを取り扱う方法、マスクデバイスを交換するための装置、マスク交換チャンバ、及び真空システム
JP6851202B2 (ja) 基板ホルダ、縦型基板搬送装置及び基板処理装置
JP5260212B2 (ja) 成膜装置
JP7303060B2 (ja) 真空処理装置
WO2019170252A1 (en) Vacuum processing system and method of operating a vacuum processing system
TWI712700B (zh) 濺鍍裝置
KR102553751B1 (ko) 인-라인 기판 프로세싱 시스템을 위한 마스크 핸들링 모듈 및 마스크 이송을 위한 방법
JP6833610B2 (ja) 有機材料用の蒸発源、有機材料用の蒸発源を有する装置、有機材料用の蒸発源を含む蒸発堆積装置を有するシステム、及び有機材料用の蒸発源を操作するための方法
KR20220125835A (ko) 진공 처리 장치 및 이를 이용한 진공 처리 방법
US11972964B2 (en) System and method to evaporate an OLED layer stack in a vertical orientation
CN212084969U (zh) 用于在基板装载模块中支撑基板载体的设备、基板载体以及基板装载模块
US20220293892A1 (en) System and method to evaporate an oled layer stack in a vertical orientation
WO2023093992A1 (en) Carrier transport system, vacuum deposition system, and method of carrier transport
US20220250971A1 (en) Substrate processing system for processing of a plurality of substrates and method of processing a substrate in an in-line substrate processing system
KR20220043206A (ko) 경로 스위칭 조립체, 이를 갖는 챔버 및 기판 프로세싱 시스템, 및 이들을 위한 방법들
WO2023222196A1 (en) Carrier transport system, vacuum deposition system, and method of transporting carriers
KR101175988B1 (ko) 기판처리장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7262293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150