JP7261224B2 - ユーザの再呼吸率を調整するシステムおよび方法 - Google Patents

ユーザの再呼吸率を調整するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、吸入空気中の特定のCOレベルすなわち濃度を増加させる及び/又はその均衡を保つ及び/又はそれを維持するための呼吸装置に関する。吸入空気中のCOレベルを増加させるためのいくつかの呼吸装置が公知である。そのような装置は、ユーザの口及び鼻を覆う単純なマスク、又は呼吸の最中に拡張及び収縮できるバッグに接続されたマスクとし得る。マスクは、マスクへ新鮮な空気を与える弁などを備え得る。
よく見られる異なる医学的障害の範囲(特に、片頭痛、癲癇、脊髄穿刺後頭痛(post-spinal headache)、熱性痙攣、特発性呼吸困難、過換気症候群、パニック不安、喘息、及びいくつかの心臓病(heart conditions))において、患者の吸気中のCO濃度を高めることによって好ましい治療効果が得られ得ることが実証されている。体内では、CO濃度を高めることによって、いくつかある効果の中で特に、体液のpH値を下げ、脳血流を増加させ、且つ神経系の興奮性を下げることになる。
本発明の目的は、吸入空気中の特定のCOレベルを増加させる及び/又は維持するために呼吸装置を改善することにある。
本発明の別の目的は、片頭痛、脊髄穿刺後頭痛又は他のタイプの頭痛の症状を緩和し得る、又は任意選択的に、片頭痛に悩んでいるユーザにおいて、片頭痛の発作を抑制及び/又は防止し得る、装置を提供することにある。
さらなる目的は、癲癇発作及び/又は熱性痙攣を緩和又は防止するために使用され得る装置を提供することにある。
さらなる目的は、喘息の予防的治療に使用され得る装置を提供することにある。
さらなる目的は、心停止後のリハビリテーションを改善するために使用され得る装置を提供することにある。
さらなる目的は、COの血管拡張作用によって脳血流及び脳への酸素供給量を増加させる働きをし得る装置を提供することにある。
さらなる目的は、使用中に、COの吸気分圧を増加させることによって調節されるユーザのアシドーシスを誘発することによって、神経系の興奮性を低下させ得る装置を提供することにある。
さらなる目的は、ユーザに、呼吸装置に関する再呼吸率(RBR:Rebreathing Ratio)の最適化のための新しい設定を信号で伝える働きをし得る装置を提供することにある。
第1の態様において、本発明は、
- 第1の端部と第2の端部との間の接続部を形成するための呼吸チャンネルを形成するマウスピースであって、第1の端部は、ユーザが、呼吸用開口部を通してマウスピースに呼吸するように構成され得る、マウスピース
- マウスピースの第2の端部と流体連通して配置され、それにより、マウスピースの第2の端部を通して呼吸チャンネルと流体接続している、少なくとも部分的に可撓性の再呼吸空気室であって、少なくとも部分的に可撓性の壁セクションによって形成され得る、再呼吸空気室
- 好ましくは、マウスピースの第2の端部に配置された及び/又は再呼吸空気室に取り付けられた壁部材であって、壁部材は、壁部材及び/又は呼吸チャンネルに設けられた1つ以上の貫通開口部(through-going openings)を含み、再呼吸空気室と周囲大気との間の流体連通を可能にし得る、壁部材
を含む、呼吸装置に関する。
貫通開口部は、第1のコンダクタンスGoutを有し得、ここで、Goutは、開口部を通る1秒当たりの総体積流量を、再呼吸空気室内と周囲大気との圧力差によって割ったものと定義され得る。再呼吸空気室は、気体不透過性とし得、及び第2のコンダクタンスGexpandを有し、ここで、Gexpandは、再呼吸室の1秒当たりの体積膨張を、再呼吸空気室内と周囲大気との圧力差によって割ったものと定義され得る。貫通開口部及び再呼吸空気室は、0.5~0.95の、又は0.2~0.65にあるとし得る、RBR=Gexpand/(Gout+Gexpand)と定義されるRBRを提供するように構成され得る。この関連では、RBRは、本明細書で説明された実験的な装置によって、測定され得る。
好ましくは、貫通開口部のうちの1つ以上は、再閉鎖可能及び/又はサイズ調整可能である。
好ましくは、前記貫通開口部のうちの1つ以上は、閉鎖不能であり得る。
呼吸装置は、さらに、壁部材に設けられた貫通開口部の一部分を覆うように構成されたスライダーを含み得る。スライダーは、好ましくは、2つの平行な長手方向壁セクション間、例えば壁部材の2つの長手方向縁部間に配置され、スライダーが、動かされるときに再呼吸空気室への開口部を提供するようにする。スライダーは、好ましくは、再呼吸空気室へ流入及び/又はそこから流出する空気の流れを調整し、並びにRBR値を調整するように構成されている。
貫通開口部は、壁セクション間に水平方向に延在する長手方向通気口の形態にあるとし得る。
長手方向通気口は、壁セクション間に垂直方向に延在し得る。
長手方向通気口は、斜め形状にされ得、通気口は、好ましくは、壁部材によって規定された平面の向きに対して斜めに壁部材を通っている。
好ましくは、通気口は、壁を、10~80度、例えば20~70度、好ましくは60度の角度で通る(全ての角度は、壁部材によって規定された平面に対して与えられる)。通気口は、呼吸装置外での、ユーザの顔から離れるような向きの流出を誘導するように構成され得る。
好ましくは、スライダーのサイズは、全ての貫通開口部及び/又は通気口を覆うことができないように、選択され得る。
長手方向通気口は、長さが段々長くなり得、スライダーが第1の位置から第2の位置へ徐々に動かされるときに、又は逆も同様に、ほぼ等しい流れ抵抗の変化増分となるようにするか、又は前記スライダー(9)が第1の位置から第2の位置へ動かされるときに、段階的且つ線形的な圧力低下増分をもたらすようにする。
壁部材は、好ましくは、マウスピースに旋回式に接続され、及び接続部は、壁部材とマウスピースとの間の角度を調整するように構成され得るラッチを含む。
好ましくは、ラッチは、
- ヒンジによって、マウスピースに回転可能に接続されたヒンジ付きのほぼ平坦な部材、
- 壁部材にしっかりと配置された突出部材であって、アームを備える、アンビルのような形状の突出部材
を含み得、ここで:
- 平坦な部材は開口部を含み得、そこを通って、突出部材は、アームが平坦な部材の上側面の上方に延在する状態で、延在し、
- 開口部は、2つのランド(landing)、テーパ付きセクション及び2つの垂直材を含み得、そこでは、テーパ付きセクションは、2つの垂直材と2つのランドとの中間に配置され得る。
呼吸装置は、さらに、ユーザの血中酸素濃度を測定するように構成されたSpO2センサー、及び/又はマウスピースに配置された側面入口を含み得る。側面入口は、呼吸チャンネルを流れる空気の一部分を取り出し、好ましくは、取り出した空気をCO判定装置へ送るように配置され得、ユーザの呼気のCOレベルを判定するようにする。
好ましくは、呼吸装置は、パッケージング、例えば封止されたパッケージング内に配置され得る。
好ましくは、呼吸装置は、折り畳まれた構成にあるパッケージング内に配置され得る。
好ましくは、呼吸装置は歯支持体を含み得、この歯支持体は、第1の端部に配置され且つ好ましくは呼吸用開口部を取り囲む隆起を含み、及び好ましくは、さらに、隆起から離れて、好ましくはマウスピースの下側面に配置され得る横断突起を含む。
第2の態様では、本発明は、好ましくは、
- 曲げることができる長尺状条片、例えば、アルミニウム又はチタンから作製された条片、及び
- 条片を好ましくは全側面で囲む被覆材、例えばシリコーン、ゴム、革及び/又は熱可塑性エラストマー(TPE)から作製された被覆材
を含む、ノーズクランプに関する。
好ましくは、ノーズクランプの弾性限界は、1~10ニュートン、例えば2~8ニュートンとし得る。
第3の態様では、本発明は、好ましくは、本発明の実施形態のいずれかに記載の呼吸装置である、呼吸装置、及び呼吸装置に流体接続される、SpO2センサー、例えばスタンドアロンのSpO2センサー及び/又はCOセンサーを含む、好ましくは、吸入空気中の特定COレベルを増加させる及び/又はその均衡を保つ及び/又はそれを維持するための、部品のキットに関し得る。そのような呼吸装置は、好ましくは本明細書で開示する装置、又は概して、再呼吸率をもたらすように構成される、例えば再呼吸率を調整するように構成される呼吸装置とし得る。
好ましくは、部品のキットは、好ましくはパッケージング内にそれぞれ配置された、本発明の第1の態様による1つ又は複数の呼吸装置、及びSpO2センサーなどの1つ以上の単一センサーを含み得、複数は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又はそれを上回るとし得る。
好ましくは、部品のキットは、さらに、本発明の第2の態様によるノーズクランプを含み得る。
第4の態様では、本発明は、RBRを調整するための方法に関し得る。方法は、調整可能なRBRによる呼吸装置と、好ましくは、質問表に対するユーザの応答に基づいて及び/又はCO及び/又はSpO2レベルの測定値に基づいて、RBRを変更するかどうかを自動的に決定するように構成されたコンピュータとを用い得る。いくつかの実施形態では、RBRは、スライダーを含む実施形態において、そのようなスライダーの位置の設定を介して変更され得、各設定は、長手方向通気口の一部分を覆うような、壁要素でのスライダーの特定の位置に対応する。他の実施形態では、RBRは、好ましくはいくつかの貫通開口部(8)を閉鎖する、開放する又はそのサイズを変更することによって、変更され、その閉鎖は、通気口が存在する場合、そのような通気口のいくつか又は全てを含み得る。方法は、以下のステップを含み得る:
- SpO2センサー及び/又はCOセンサーを使用することによって、ユーザの血中酸素濃度及び/又は呼気終末COの測定値を提供すること、
- 呼吸装置の使用中に、呼吸装置の使用に対するユーザの応答に関する質問を含む質問表を実施すること、
- それに応答して、コンピュータの使用によって、RBRを変更するかどうかを決定すること、及び
- RBRを変更するべきであると決定される場合、ユーザに、呼吸装置用の新しい設定の信号を送ること。
RBRを調整するための方法は、部品のキットに適用され得る。
コンピュータはスマートフォンとし得る。
携帯用機器などのコンピュータは、タブレット又はスマートフォンとし得る。方法は、アプリとして実装され得る。
好ましくは、コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、スライダーの位置、すなわち閉鎖されているいくつかの前記貫通開口部に対応する。
好ましくは、コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、地理的位置に対応する。
好ましくは、コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、iHealth情報、及び/又はRBRの以前の変更、及び/又は性別、年齢及び疾患の種類などのユーザデータに対応する。
本発明の個々の態様は、それぞれ、他の態様のいずれかと組み合わせられ得る。本発明のこれらの及び他の態様は、説明の実施形態を参照する以下の説明から明らかである。
この文脈では、いくつかの用語は、当業者に公知のように使用される;しかしながら、これらの用語のうちのいくつかは、以下の通り説明される。
再呼吸空気室は、好ましくは、呼吸装置のバッグを意味する/示すように使用される。
RBRは、好ましくは、A/Bの比である再呼吸率を意味する/示すように使用され、ここで、Aは、前に息で吐き出されたガスからなる吸気流の一部であり、及びBは、総吸気流である。
スライダーは、好ましくは、呼吸装置への開口部を提供するように構成された壁要素を意味する/示すように使用される。スライダーは、他の形状、例えば回転弁を有し得る。
部分的に可撓性は、好ましくは、再呼吸空気室を形成する、壁の少なくとも一部が可撓性である一方で、別の部分が非可撓性であることを意味する。
outは、好ましくは、貫通開口部のコンダクタンス、すなわち貫通開口部の前後の圧力差当たりの、1秒当たり貫通開口部を通る体積流量を意味する/示すように使用される。
expandは、好ましくは、再呼吸室の1秒当たりの体積膨張を、再呼吸空気室内と周囲大気との圧力差によって割ったもの、又は或いは、膨張に対する室の抵抗の逆数を意味する/示すように使用される。
設定は、好ましくは、例えばスライダーを壁部材上の特定の位置へ動かすことによって、又はいくつかの貫通開口部を閉鎖する、開放する又はそのサイズを変更することによって、呼吸装置のRBRの調整を意味する/示すように使用される。
第1の位置は、好ましくは、再呼吸空気室と周囲大気との間の最小限の流体連通を可能にするような、スライダーの十分に閉鎖された位置を意味する/示すように使用される。
第2の位置は、好ましくは、再呼吸空気室と周囲大気との間の最大限の流体連通を可能にするような、スライダーの十分に開放された位置を意味する/示すように使用される。
実施するは、好ましくは、一連の質問がユーザに質問され、及びユーザからの応答が与えられることを意味する/示すように使用される。
図面は、本発明を実施する1つの方法を示し、及び添付の特許請求の範囲に入る他の考えられる実施形態に限定するとみなされるものではない。
再呼吸空気室及びマウスピースで構成された呼吸装置を示す。 貫通開口部を含む壁部材、及びスライダー、及びマウスピースの呼吸用開口部を概略的に示す。 壁部材、スライダー及びマウスピースを、側面側から見た断面図として概略的に示す。 貫通開口部を含む壁部材、及びスライダー、及びマウスピースを概略的に示す。 貫通開口部を含む壁部材、及び貫通開口部の一部を覆うスライダーを概略的に示す。 マウスピースに対してある角度に移動されている壁部材を概略的に示す。 マウスピースに対してある角度に移動されている壁部材を側面から概略的に示す。 貫通開口部を含む壁部材、及びマウスピースを概略的に示す。 壁部材を斜めに通る貫通開口部を含む壁部材を概略的に示す。 本発明による方法のフローチャートである。 本発明による方法のフローチャートである。 本発明の様々な部分を示す写真である。 本発明の好ましい実施形態によるノーズクランプを示し、直線及び湾曲構成にあるノーズクランプ17の側面図を示す。 本発明の好ましい実施形態によるノーズクランプを示し、直線及び湾曲構成にあるノーズクランプの三次元図を示す。 本発明の好ましい実施形態によるノーズクランプの複数の要素を示し、一部の要素を断面図で示している。 ノーズクランプの弾性限界を測定するための実験的な装置を概略的に示す。 ノーズクランプの空間23の幅に応じた圧縮力を示すグラフである。 壁部材とマウスピースとをインターロックするように配置されたラッチの拡大図を示す。 壁部材とマウスピースとをインターロックするように配置されたラッチの拡大図を示す。 本発明による再呼吸装置の好ましい実施形態に関するRBRを試験する試験装置を概略的に示す。 図19の試験装置で使用される回転弁の分解図(1)及び非分解図(2)を示す。 継続的に測定され、経時的なグラフを生じる、CO及び流量の結果を示すグラフである。 マウスピースに配置されたノーズクランプを示す図である。
呼吸装置1を示す図1を参照して説明する。呼吸装置1はマウスピース2を含み、マウスピースは、マウスピース2の第1の3端部と第2の4端部との間の接続部を形成するための呼吸チャンネルを形成している。第1の端部3は、ユーザが、呼吸用開口部5を通してマウスピースに呼吸するように構成されている。少なくとも部分的に可撓性の再呼吸空気室6が、マウスピースの第2の4端部と流体連通して配置されており、それにより、マウスピース2の第2の端部4を通して呼吸チャンネルと流体接続している。再呼吸空気室6は、少なくとも部分的に可撓性の壁セクションによって形成される。
壁部材7が、マウスピースの第2の端部4に配置され、及び再呼吸空気室6に取り付けられる。壁部材7は、壁部材7に設けられた貫通開口部8を含み、再呼吸空気室6と周囲大気との間の流体連通を可能にする。マウスピースは、ユーザの口と係合するように適合されているため、ユーザは、呼吸チャンネルで呼吸し得る。しかしながら、マウスピースはまた、ユーザの口と、追加的なコネクタ、例えばマウスピース2に接続される顔用マスクとの間の仲介物として使用され得る。
再呼吸空気室は、マウスピース2の第2の端部4に取り外し自在に取り付けられ得る。再呼吸空気室6の体積は、0.5リットル~16リットル、例えば2リットル~8リットル、好ましくは3リットル~6リットルである。呼吸チャンネルの断面積は、少なくとも1.0cm、例えば少なくとも1.5cm、好ましくは少なくとも2.0cmである。壁セクションの厚さは、4mmよりも薄い、例えば2mmよりも薄い、例えば1mmよりも薄いとし得る。
再呼吸空気室の壁セクションは、好ましくはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、紙、植物繊維及び/又は上述の高分子のいずれかを含む組み合わせを含む、高分子膜を含み得る。
別の実施形態(図示せず)では、貫通開口部は、呼吸チャンネルの壁及び/又は壁部材7に配置される。
別の実施形態(図示せず)では、貫通開口部8の1つ以上は、再閉鎖可能及び/又はサイズ調整可能とし得る。これらの貫通開口部は、例えば弁機構によって再閉鎖可能及び/又はサイズ調整可能であるため、ユーザは、貫通開口部のいくつかを手動で開閉することによって、呼吸装置に流入する及び/又はそこから流出する空気の流れを調整できる。
使用中、ユーザは、呼吸用開口部5を通して、マウスピース2へ/を通じて呼吸する。ユーザからの呼気流の一部は再呼吸空気室6に入り、及び残りは、貫通開口部8を通して大気に入る。ユーザが吸入すると、再呼吸空気室6に収集された空気は、大気から貫通開口部を通って入る新鮮な空気と一緒に再吸気され、1分当たり吸気される新鮮な空気の量(肺胞の換気)を、ユーザが装置を使用しないときと比較して、低下させる。A/B比は、再呼吸率(RBR)で示され、Aは、以前に息で吐き出されたガスからなる吸気流の一部であり、及びBは、総吸気流である。
或いは、吸気された「バッグの空気」(再呼吸空気室6からの空気)の量を総換気量で割ったもの(総換気量=吸気されたバッグの空気+吸気される新鮮な空気)が、再呼吸率(RBR)であると定義され得る。
貫通開口部8は第1のコンダクタンスGoutを有し、及び再呼吸空気室6は、気体不透過性であって、好ましくは、再呼吸室の1秒当たりの体積膨張を、再呼吸空気室内と周囲大気との圧力差で割ったものとして定義される、第2のコンダクタンスGexpandを有する。貫通開口部8及び再呼吸空気室6は、0.2~0.65である、又は0.5~0.95とし得る、RBR=Gexpand/(Gout+Gexpand)として定義されるRBRを提供するように構成される。
再呼吸空気室6は、以下の形態のうちの1つによって形成され得る:直方体などの立方体、回転楕円体などの球、バッグ型、実質的に四面体などの四面体、実質的に錐体などの底面が正方形の錐体、実質的に八面体などの八面体、実質的に角柱などの六角柱、実質的に十二面体などの十二面体、シリンダー、又は類円柱。基本的な考えは、呼吸チャンネルから再呼吸空気室の壁の任意の点までの距離を最小にすることである。
本発明の好ましい実施形態では、直方体などの立方体の形態の再呼吸空気室6は、形成されるときに、自己完結型である。自己完結型は、好ましくは、例えばその形状を維持するために過度の圧力を加える必要なく、それ自体によってその形状を維持することを意味する。直方体形状などの立方体は、ユーザが再呼吸空気室を膨らませると、形成される。
再呼吸空気室6は、凝結水を流出させるための弁を含み得る(図示せず)。
使用中、どんなに再呼吸空気室の形状が変化しようとも、外部の影響なく、再呼吸空気室のパネルの応力/弾性又は引力に起因して内部体積の50%超を失うことなく新しい形状を維持する必要がある。
壁部材7、マウスピース2の第1の端部3、及び呼吸用開口部5を示す図2を参照して説明する。図2には、再呼吸空気室6は示されていない。
図2に示す実施形態では、壁要素7は、周囲大気による再呼吸空気室への及び/又はそこからの流体連通を可能にする3個の調整不能の貫通開口部8、及び6個の貫通開口部11を含む。貫通開口部は、壁セクション10間で水平方向に延在する長手方向通気口8、11の形態にある。
図2では、貫通開口部8、11は、長手方向の形状を有するとして示されているが、貫通開口部8、11は、矩形及び/又は楕円形の形状、丸又は丸い形状、又は上記の組み合わせにあってもよい。
別の実施形態では、長手方向通気口は、壁セクション10間で垂直方向に延在してもよい。
壁要素7は、さらに、壁部材7に設けられた長手方向通気口11の一部分を覆うように構成されたスライダー9を含む。スライダー9は、2つの平行な長手方向壁セクション10間に配置される。スライダーは、ユーザによって動かされるときに、再呼吸空気室6への開口部を提供する。図2に示す実施形態では、ユーザは、スライダーを、6個の長手方向通気口11の一部分を覆うようにある距離動かすことによって、再呼吸空気室6に流入する空気の流れを調整し得る。スライダーは、3個の貫通開口部8を覆うことはできない。これは、一般に、ユーザが開口部8を覆うようにスライダー9を前進させるのを防止する停止機構によって提供される。しかしながら、スライダー9のサイズは、さらに十分に小さくされて、貫通開口部8を覆うように前進させられる場合に、少なくとも通気口11のいくつかが覆われないようにする。それにより、いくつかの開口部が常に覆われていないために、ユーザが窒息するのを防止する。スライダー9は、再呼吸空気室6への及び/又はそこからの空気の流れ、並びにRBR比を調整するように構成されている。
貫通開口部が呼吸チャンネルの壁に設けられている実施形態では(図示せず)、貫通開口部の一部分を覆う/覆わないようにすることによって、呼吸チャンネルへの及び/又はそこからの空気の流れ、及びこれによって、再呼吸空気室6への及び/又はそこからの空気の流れ、並びにRBR比を調整するために、スライダーがマウスピースに配置されている。
図2に示す実施形態では、長手方向通気口11の長さは、スライダー9が第1の位置から第2の位置へ動かされるときに段階的且つ線形の圧力低下増分をもたらすように、段々長くなる。
第1の位置は、スライダー9の十分に閉鎖された位置(6個全ての長手方向通気口11がスライダー9によって覆われ、再呼吸空気室6と周囲大気との間の最小限の流体連通を可能にする)を意味する。図5は、壁部材7及びマウスピース2を概略的に示す。図5では、スライダー9は第1の位置に配置され、6個の長手方向通気口11を覆っている。3個の貫通開口部8のみが覆われておらず、図5で見える。
第2の位置は、スライダー9の十分に開放された位置(6個全ての長手方向通気口11がスライダーによって覆われておらず、再呼吸空気室と周囲大気との間の最大限の流体連通を可能にする)を意味する。長手方向通気口の長さが段々長くなることによって、全流れ抵抗のそれぞれの増分的な変化の大きさを、ほぼ等しくすることを保証する(すなわち、スライダーが第1の位置から第2の位置へ徐々に動かされるとき、又は逆も同様)。図4は、壁部材7及びマウスピース2を概略的に示す。図4では、スライダー9は第2の位置に配置されており、6個の長手方向通気口11のいずれも覆っていない。3個の貫通開口部8及び6個の長手方向通気口11は全て覆われておらず、図4で見える。
ユーザは、再呼吸空気室6への及び/又はそこからの所望の空気の流れ及び所望のRBR比に依存して、長手方向通気口11のうちの1個、2個、3個、4個、5個又は6個を覆うようにスライダーを動かすことができる。
壁部材7、マウスピース2及びスライダー9を側面側から見た断面図として示す図3を参照して説明する。
壁部材7は、マウスピース2に旋回式に接続されており、及び接続部は、壁部材7とマウスピース2との間の角度を調整するように構成されたラッチ12を含み、再呼吸空気室からの外部の気体が、ユーザが気づく十分な力強さでユーザの顔に影響を与えるのを回避するようにする。壁部材7とマウスピース2との間の角度はまた、ユーザが、使用中、再呼吸空気室をはっきりと見えるようにする。角度はまた、壁部材7がユーザの顔及び鼻に非常に近くにあると心地よくないため、壁部材7からユーザの顔及び鼻までの距離を長くする。鼻が高いユーザも、鼻で壁部材7に触れないため、この距離の増加の恩恵を被る。図6は、マウスピース2に対する壁部材7の移動を示す。図7は、マウスピース2に対して25度の角度に移動されている壁部材の側面図を示す。
図7に示す実施形態には、ユーザの歯に装置を「掛ける」ために使用され得る歯支持用配置構成も示されている。歯支持体は、第1の端部3に配置され且つ呼吸用開口部5を取り囲む隆起41を含む。掛けるのを支援するために、横断突起42が、マウスピース2の下側面(下側は、図に示す向きを指す)に、隆起41からわずかに離れて配置され得る(歯を収容できるようにするために)。或いは、横断突起42は、マウスピース2の上側面に、又は上側面及び下側面の双方に、配置され得る。
図3では、長手方向通気口8、11は、斜め形状13のものであり、つまり、通気口は、壁部材によって規定された平面の向きに対して斜めに壁部材7を通っている。これは、図3に、斜め形状の通気口13の拡大図によって示されている。
本発明の実施形態では、通気口は、10~80度、例えば20~70度、好ましくは60度の角度で壁を通っている。これは、図9に概略的に示されており、ここでは、通気口は、30度の角度で壁を通っている。通気口は、呼吸装置1の外部へ、ユーザの顔から離れるような向きの流出を誘導するように構成される。
別の実施形態(図示せず)では、壁を通る通気口の角度は、呼吸装置1の外部へ、ユーザの顔から離れるような向きの流出を誘導するのに十分とし得、それゆえ、この実施形態では、壁部材は、壁部材7とマウスピース2との間の角度を調整するためのラッチを含まない。
図8は、壁部材7及びマウスピース2を概略的に示す。図8では、壁部材7は、マウスピース2の第2の端部4に対して90度に配置される。
別の実施形態では、呼吸装置1は、さらに、ユーザの血中酸素濃度を測定するように構成されたSpO2センサー(図示せず)、及び/又はマウスピース2に配置された側面入口を含む。側面入口は、呼吸チャンネルを流れる空気の一部分を取り出して、好ましくは取り出した空気をCO判定装置へ送って、取り出した空気を介してユーザの呼気中のCOレベルを判定するように配置される。取り出した空気の量は無視できる程度であるため、呼吸装置のRBRに対する影響はない。
ユーザの血中酸素濃度の測定値は、好ましくはユーザの皮膚表面を通して光学的に測定され、及び医学的に訓練された人材の交流を必要としない。SpO2及び/又はCOセンサーは、呼吸装置の統合部分としても、又は外部部分としてもよい。そのようなセンサーは、COがある限界値を超えているか又はそれを下回っているかどうか、及び/又はOレベルがある限界値を下回っているかどうかを監視し、及びこれらの状況のいずれかが発生する場合、ユーザに警告を合図し得るために使用され得る。
別の態様では、本発明は、呼吸装置、SpO2センサー及びノーズクリップを含む、吸入空気中の特定のCOレベルを増加させる及び/又はその均衡を保つ及び/又はそれを維持するための、部品のキットに関する。吸入空気中の所望の特定のCOレベルは、各ユーザで異なる。
第3の態様では、本発明は、RBRを調整するための方法に関する。方法は、RBR調整可能な呼吸装置と、質問表に対するユーザの応答に基づいて、RBRを変更するかどうかを自動的に決定するように構成されたコンピュータとを用いる。RBRは、スライダーの位置の設定を介して変更され、各設定は、長手方向通気口11の一部分を覆うための、壁要素でのスライダー9の特定の位置に対応する。方法は:
- SpO2センサー及び/又はCOセンサーを使用することによる、ユーザの血中酸素濃度及び/又は呼気中のCOレベルの測定値を提供するステップ、
- 呼吸装置の使用中に、呼吸装置の使用に対するユーザの応答に関する質問を含む質問表を実施するステップ、
- それに応答して、コンピュータを使用することによって、RBRを変更するかどうかを決定するステップ、及び
- RBRが、変更されるべきであると決定される場合、ユーザに、呼吸装置用の新しい設定の信号を送るステップ
を含む。
方法はまた、ユーザのGPS位置(例えばユーザが、空気密度が低い山にいる場合)、並びにiHealth情報、RBRの以前の変更、又は性別、年齢、疾患の種類などの他のユーザデータなどを考慮し得る。
コンピュータ(図示せず)は、質問表に対するユーザの応答に基づいて、RBRを変更するかどうかを自動的に決定するように構成される。コンピュータは、ユーザに、呼吸装置用の新しい設定の信号を送る(スライダーを壁部材上の特定の位置へ動かして、長手方向通気口11の一部分を覆うことによる、又は例えばスライダーを第1又は第2の位置へ動かすことによる、呼吸装置のRBRの調整)。
コンピュータは、スマートフォン又はタブレットとし得る。コンピュータは、いくつかの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、スライダーの位置に対応する。ベースライン設定は、初めて使用する際に妥当な装置構成に対応する設定とし得、その設定は、いくつかのパラメータ、例えば年齢、性別などによって規定され得る。
RBRを調整するための方法を説明するフローチャートが、図10に示されている。フローチャートは、本発明による方法を実行するためにソフトウェア・アプリケーションで必要とされるステップを含む。
フローチャートの一番上から始めて、フローチャートに従って、以下のステップが続く(図10)。
1:ユーザが、例えば呼吸装置及びSpO2センサー及び/又はCOセンサーの部品のキットを「開梱」し、及び必要なソフトウェアを含むアプリケーションを、例えば携帯電話にインストールすることによって、開始する。
2:片頭痛発作の最中など、重大な問題に苦しむ前に、ユーザは、5分の期間SpO2センサーを使用することによって、血中酸素濃度を測定する。COセンサーが部品のキットの一部である場合、呼気のCO測定もこの期間中に行われる。
3:アプリケーションがSpO2及び/又はCO測定からデータを読み出す。
4:アプリケーションは、呼吸装置の使用前に、ユーザの健康状態に関する質問を含む質問表を実施する。質問は以下とし得る:
- 今どんな気分ですか?(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10)
- 頭/首に痛みはありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ(in between)、かなり(very))
- 頭/首に圧迫感はありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 疲れていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり(much))
- 目まいはありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 吐き気はありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 肩息をついていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ(medium)、かなり)
- 顔や体が暖かいですか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 呼吸が速くなったり深くなったりしていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 集中するのが難しいですか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 不快感がありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)。
上記では、使用されるスケールすなわち尺度は、「ない」、「ほとんどない」、「まあまあ(in between)」、及び「かなり(much)」又は「かなり(very)」である。本発明に関連して使用される代替的なスケールは、「ない」、「少しある」、「まあまあ(medium)」及び「かなり(a lot)」である。
答えのうちのいくつかは数値スケール(例えば0~10)で、及び他のものは準定量スケール(例えば:ない、少しある、まあまあ、かなり)で与えられる。
5:ユーザは呼吸装置で呼吸を開始し、及びタイマーが開始される。
6:15秒後、アプリケーションがSpO2及び/又はCOレベルの測定を開始する。
7:血中酸素濃度が所望の値にない場合、アプリケーションは、ユーザに、周囲大気と交換される新鮮な空気の量を増加させる必要がある;つまり、スライダーを壁部材7のある位置へ変更して(又は、貫通開口部が呼吸チャンネルの壁に配置されている場合には、マウスピース上のスライダーの位置を変更する)、長手方向通気口11の一部分を露出させ、それにより、RBRの値を低下させる必要があると信号で伝える。
8:15秒後、再度、アプリケーションがSpO2レベル及び/又はCOレベルの測定を開始する。
9:血中酸素濃度が依然として所望の値にない場合、ステップ7のサブステップを再度実行する。
10:ステップ5で開始されたタイマーが3分であるとき、ステップ11へ続く。
11:アプリケーションは、呼吸装置を使用している最中に、ユーザの健康状態に関する質問を含む質問表を実施する。質問は以下とし得る:
- 今どんな気分ですか?(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10)
- 頭/首に痛みはありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 頭/首に圧迫感はありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 疲れていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 目まいはありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 吐き気はありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 肩息をついていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 顔や体が暖かいですか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 呼吸が速くなったり深くなったりしていますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 集中するのが難しいですか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)
- 不快感がありますか?(ない、ほとんどない、まあまあ、かなり)。
上述の通り、使用されるスケールは、「ない」、「ほとんどない」、「まあまあ(in between)」、及び「かなり(much)」又は「かなり(very)」である。本発明に関連して使用される代替的なスケールは、「ない」、「少しある」、「まあまあ(medium)」及び「かなり(a lot)である」。
答えのうちのいくつかは数値スケール(例えば0~10)で、及び他のものは準定量スケール(例えば:ない、少しある、まあまあ、かなり)で与えられる。
12:その後、アプリケーションは、答えられた質問表の組み合わせを使用して、最初の使用前の質問表の答え、SpO2及び/又はCOレベル、スライダー情報の以前の変更に関する情報、以前計算された「快適さ」スコア、並びにコンピュータ/スマートフォンからの一般的な情報、例えば心身の健康状態(health)、身体的に良好な健康状態(fitness)及びGPSと比較され、ユーザが正しい治療ウィンドウにあるかどうかを示す「快適さ」スコアを計算する。
13:「快適さ」スコアが一定の値を上回る場合、ユーザはCOによる影響を十分に受けておらず、それゆえ、所望の治療ウィンドウ外にある。それゆえ、アプリケーションは、ユーザに、周囲大気へ交換される新鮮な空気の量を減少させる必要がある;つまり、スライダーは、壁部材7上のある位置に変更されて(又は、貫通開口部が呼吸チャンネルの壁に配置される場合には、マウスピースのスライダーの位置を変更する)、長手方向通気口11のより多くを覆い、それにより、RBRの値を増加させる必要があることを信号で伝える。スライダーの設定変更後、タイマーはリセットされ、及び構成プロセスはステップ6から再開する。
14:「快適さ」スコアが一定の値を下回る場合、ユーザはCOによる影響を受けすぎており、それゆえ、所望の治療ウィンドウ外にある。アプリケーションは、ユーザに、周囲大気へ交換される新鮮な空気の量を増加させる必要がある;つまり、スライダーを壁部材7上のある位置へ変更し(又は、貫通開口部が呼吸チャンネルの壁に配置されている場合には、マウスピース上のスライダーの位置を変更する)、長手方向通気口11のより多くを露出させ、それにより、RBRの値を低下させる必要があることを信号で伝える。スライダーの変更後、タイマーはリセットされ、及び構成プロセスはステップ6から再開する。
15:「快適さ」スコアが、許容可能範囲内にある場合、アプリケーションは、設定(スライダーの位置)を登録し、及び構成は完了する。
それ以降、ユーザが呼吸装置を使用する必要があるとき、構成プロセス(ステップ1~15)中に見出されたスライダー設定がアプリによって検索され、及び患者に通信され得るため、患者は、ステップ1~15を再び経る必要なく、正しい治療ウィンドウにおいてスライダーをどこに設定すればいいかが分かる。
構成は、ステップ1~15と非常によく似た流れでユーザがシステムと対話するが、ユーザが実際に片頭痛発作の最中など重大な問題に苦しんでいる最中の治療計画によって、個々のユーザに対してより微調整され得る。この治療計画は、期間及び複雑さが様々とし得るが、より長い期間にわたっての、及び片頭痛発作などの複数の急性疾患の状況の最中などの、複数のデータ入力を伴う。これは、最終的に、システムが、個々のユーザに対する最善の治療設定及びタイミングを決定するのを支援する。
上述の実施形態のいずれかによる呼吸装置は、片頭痛、癲癇、熱性痙攣、脊髄穿刺後頭痛、及び喘息の治療に使用され、且つ概して、体のCOレベルを上げ、及び体液のpH値を下げ得る。
本発明の実施形態の個々の要素は、単一ユニットにおいて、複数のユニットにおいて、又は別個の機能ユニットの一部としてなど任意の好適な方法で、物理的、機能的、及び論理的に実装され得る。本発明は、単一ユニットにおいて実装され得るか、又は異なるユニット及びプロセッサー間に物理的及び機能的の双方で分散され得る。
呼吸装置1の好ましい実施形態を含むパッケージング16の好ましい実施形態を示す写真である図11を参照して説明する。パッケージング16は、好ましくはバッグのような構造として作製され、そこに、図11に示すような呼吸装置1が差し込まれる。パッケージング16は、一般に、パッケージングに入れられている間の呼吸装置の汚染を防止するために、封止される。いくつかの実施形態では、パッケージングは、熱溶接可能なプラスチック材料から作製され、且つパッケージングは、熱溶接によって封止される。
図11に示すように、再呼吸空気室6は折り畳まれる(広げられた構成は、例えば図1に関連して示されているようなものとし得る)。図示の通り、折り畳まれた室6の外側の幾何学的形状(outer geometry)は、壁セクション10に匹敵するサイズであるため、外側の幾何学的形状がひとまとめにされた呼吸装置1は、小さく保たれる。壁部材7は、図9に示すような位置にある。それゆえ、図11に示す呼吸装置は、折り畳まれた構成にあると見られ得る。
図11はまた、血中酸素濃度を測定するためのセンサー14-SpO2センサー-の好ましい実施形態を示す。図示の装置は、例えば図示の開口部に指を差し込むことによって人の指に適用されるように構成されたタイプのものである。
図11はまた、携帯用電子機器15(概してコンピュータ)-写真ではスマートフォンとして供される-を示す。スマートフォンは、図10に関連して開示した方法などの、本明細書で開示した方法の1つ以上を備えるように構成されたアプリケーションを有している。好ましくは、ユーザに、個人向けのケアスキームを提供するために。センサー14は、センサーによって直接得られた読み取り値を、無線通信などによって、スマートフォン15へ通信するように構成され得る。
呼吸装置1及びセンサー14は、好ましくは部品のキットを形成し得る。そのような部品のキットでは、呼吸装置1は、好ましくはパッケージング16内に配置され得る。さらに、そのような部品のキットは、複数の呼吸装置1、例えばそれぞれパッケージング16内にある複数の呼吸装置1、及び単一のセンサー14を含み得る。複数は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又はそれを上回るとし得る。
アプリケーションは、一般にサーバからダウンロードされる。この目的で、パッケージングは、例えば、スマートフォンによって読み取ることができ、且つ、例えばブラウザを、アプリケーションのダウンロードのためのウェブサイトへリダイレクトするバーコード(又は他の情報)を含み得る。
本発明の好ましい実施形態によるノーズクランプ17を示す図12及び図13を参照して説明する。図12は、直線(12A)及び湾曲(12B)の構成にあるノーズクランプ17の側面図を示す一方、図13は、直線(13A)及び湾曲(13B)の構成にあるノーズクランプの3次元の図を示す。
本発明のノーズクランプ17は携帯用ノーズクランプ17であり、ユーザの鼻孔に手動で適用され、且つユーザが、圧力を調整したり又はノーズクランプ17を取り外したりしたいと思うまで、鼻孔に圧力をもたらすように構成されている。しかしながら、本発明のノーズクランプ17の構成に起因して、鼻孔は、他のノーズクランプのように強制的に一緒にはされない。装置の完全な可塑性によって、ユーザに不快感をもたらさずに、鼻孔を閉鎖することができる。
図12及び図13に示すように、本発明のノーズクランプ17は、第1の端部セクション18、中央セクション19及び第2の端部セクション20を含む長尺状要素である。本発明のノーズクランプ17は、実質的に直線構成(12A及び13A)、又は多かれ少なかれ湾曲した構成(12B及び13B)にあるとし得る。ノーズクランプ17が直線構成にある場合、湾曲構成は、ノーズクランプ17の第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20を、図12A及び図13Aの点線矢印によって示すように、互いの方へ所望の程度曲げることによって、得られ得る。ノーズクランプ17が第1の湾曲構成にある場合、第2の湾曲構成は、ノーズクランプ17の第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20を、より湾曲した構成を得るためにさらに互いの方へ曲げることによって、得られ得る。
第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20はまた、湾曲が少ない構成を得るために、互いから引き離され得る。それゆえ、第1の端部セクション18と第2の端部セクションとの間の空間23は、所望通りに設定され得る。ノーズクランプ17の第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20は、鼻孔に圧力をもたらすように構成される。第1の端部セクション18と第2の端部セクション20との間の空間23に応じて、多かれ少なかれ圧力が鼻孔に加えられ得る。
本発明のノーズクランプ17は、シリコーン、ゴム、革又は熱可塑性エラストマー(TPE)などの軟質材料で被覆された長尺状アルミニウム条片21を含む。被覆材22は、アルミニウム条片21を全側面で被覆する。それゆえ、アルミニウム条片21は、図12及び図13では、被覆材22内に位置するため見えないが、図14では見ることができる。
ノーズクランプ17内のアルミニウム条片21は、ノーズクランプに柔軟性をもたらし、直線構成から湾曲構成へ又は第1の湾曲構成から第2の湾曲構成へ曲げることができるようにする。さらに、アルミニウム条片21は展性を有し、ノーズクランプ17が、曲げられると、さらに操作されるまでその形状を保持できるようにする。ノーズクランプ17の調整性は、異なる大きさの鼻で使用できるようにする。
好ましくは、アルミニウム条片は、全長に沿って単一の厚さを有する。厚さは、アルミニウム条片をユーザによって曲げることができるようにするために、1.0mm未満である必要がある。
マウスピース2に配置されたノーズクランプ17を示す図22を参照して説明する。ノーズクランプ17は、クランプの曲げによって形成された空間にマウスピース2が収容される構成へ曲げられる;この構成を図12Bに示す。ユーザがノーズクランプ17を使用するとき、ノーズクランプ17の可撓性によって、マウスピース2から解放できるようにする。
いくつかの実施形態では、ノーズクランプは、1~10ニュートンの弾性限界を有することによって特徴付けられ、ここで、弾性限界は、ノーズクランプが不可逆的に可塑的(すなわち非弾性的)に変形するために、ノーズクランプがその湾曲構成(図12B及び図13B)にあるときに端部セクション18及び20に加えられる必要がある最小限の総合的な内向きの力Fcompressionと定義され、この力は、端部セクションに、矢印28(図15参照)によって示す方向に内向きに加えられて、突出部24間の空間23の幅を狭くするようにする。
図15は、ノーズクランプの弾性限界を測定するための実験的な装置を示し、ここでは、ノーズクランプは、可変力を加えるように調整され得るバイス内に挿入される。バイスの下半分は、デジタル重量計29からなる。静的状況においてノーズクランプに加えられる総合的な下向きの力は、Fdown=M×g(式中、Mは、デジタル重量計での重量読み取り値であり、及びgは、標準重力加速度(9.81m/s)である)として計算され得る。静的状況においてノーズクランプに加わる総合的な内向きの(すなわち圧縮する)力は、Fcompression=2×Fdown=2×M×gに等しい。なぜなら(ニュートンの第3法則を参照)、バイスの下半分は、ノーズクランプに、大きさは等しいが、Fdownとは反対方向に力を加えるためである。
図16は、一実施形態において、ノーズクランプ17の端部セクション18及び20に加えられるFcompressionの対応する値と共に、空間23の幅の測定値の範囲のグラフを示す。図16では、弾性限界は、これを下回るとFcompressionの傾きの曲線が一定になり(すなわちFcompressionの曲線は、弾性限界未満では線形である)、さらに、弾性限界を上回ると力が増加して、非弾性変形を生じる力と特定され得る。
軟質被覆材22に起因して、本発明のノーズクランプ17は、ユーザが装着するのに快適である。被覆材は、好ましくはシリコーン又はシリコーンゴム、ゴム、革であるが、熱可塑性エラストマー(TPE)としてもよい。アルミニウム条片21がなければ、ノーズクランプ17は、ノーズクランプ17が曲げられるときにさらに操作されるまでその形状を保持する、展性を有していないかもしれない。
図12及び図13に示すように、ノーズクランプ17の第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20の外縁は、丸みが付けられ得る。さらに、第1の端部セクション18及び第2の端部セクション20は、それぞれ、被覆材と同じ材料である及び/又は被覆材22と一体的に形成される突出部24を含み得る。突出部24は、小さなピローの機能を果たし、ユーザに快適性をもたらす。さらに、突出部24間の空間23は、ノーズクランプを鼻に配置できるようにして、圧力が鼻孔にのみ加えられるようにする。
図12及び図13に示すように、突出部24は、さらに、複数のミニ突出部25又はミニ窪み25を含み得る。「ミニ」は、ミリメートル単位の寸法を指す。
図12及び図13に示すように、ノーズクランプの中央セクション19は、複数の横断窪み26を含み得る。複数の横断窪み26は、被覆材を簡単に曲げることができるようにする。
図14Aは、図13Bに示すノーズクランプ内部に位置するアルミニウム条片21の3次元の図を示す。図14Bは、被覆材が半分のみの状態であるため、被覆材22内でのアルミニウム条片21の配置構成が見える、図13Bのノーズクランプを示す。図14Cは、被覆材22内部でのアルミニウム条片21の配置構成が見えるような、図12Bのノーズクランプの断面図を示す。
本発明のノーズクランプ17は、ノーズクランプが使用されていないとき、本発明の呼吸装置1のマウスピース2に配置されるように構成されている。使用されるとき、ノーズクランプ17はマウスピース2から取り外され、且つ上述のように使用される。
被覆材及び条片21の材料(アルミニウム以外の材料としてもよい)は、鼻孔を潰すように十分な強度はあるが、同時にユーザに不快感を生じさせない、しっかりしたクランプを鼻孔に適用するように選択される。
例えば図3に関連して開示したように、壁部材7とマウスピース2をインターロックするように配置されたラッチ12の拡大図を双方とも示す、図17及び図18を参照して説明する。図17では、壁部材7は、25度の角度が付けられ(角度の定義に関しては図7参照)、且つ図18では、壁部材は、90度の角度が付けられている(図9に示す位置と似ている)。
図示の通り、ラッチ12は、ヒンジ31によってマウスピース2に回転式に接続される、ヒンジ付きのほぼ平坦な部材30を含み、そのヒンジは、材料が局所的に薄くなり且つ可撓性があることによってもたらされ、そこから平坦な部材30が作られる。平坦な部材30は開口部32を含み、その開口部を通って、壁部材7に堅固に配置された突出部材37が延在する。
突出部材33はアンビルのような形状を有し、アンビルのアーム36は、図示の通り、平坦な部材30の上側面の上方に延在している。
開口部32は不規則な形状にされ、且つ平坦な部材30の表面に対して下方に傾斜した棚の形態の2つのランド33と、ランド33の方へ向かって狭くなるテーパ付きセクション39とを含む。平坦な部材30は、さらに、斜めになった前縁35をそれぞれ有する2つの垂直材34を含む。
それゆえ、図示の通り、テーパ付きセクションは、2つのランド33と2つの垂直材34との間に配置されている。2つの垂直材、テーパ付きセクション39及び2つのランド33は、平坦な部材30の中心線に沿って対称的に配置される。
好ましい使用モードでは、呼吸装置は、ユーザに、11に示す構成で提供され、及び図17を参照すると、ラッチ12は、図示の通りの構成にある。図17から分かるように、突出部材37の2つのアーム36は、それぞれ、垂直材34の上側面に置かれ、及びこれらの上側面は、平坦な部材30の方へ向かって下方に斜めになっているため、ロッド38をテーパ付きセクション39の方へ押し、それにより開口部を拡大し、且つアーム36が2つの垂直材34の中間を通過して2つのランド33に入り、それによりロッキングされるような、十分な大きさの力がマウスピース2及び壁部材11に加えられるまで、突出部材は図示の位置に維持される。それゆえ、開示した通り、ラッチはロッキング作用を有し、それによれば、壁部材7は、それぞれ図17及び図18に示す位置のうちの1つに固定されている突出部材37によって、2つのロック位置(25度及び90度)に位置決めされ得る。
本発明による再呼吸装置の実施形態に対して提案されたRBR試験
以下を含む実験的な装置を概略的に示す図19を参照して説明する:
1) カルボゲン(5% CO、15% O、80% N2)を入れている圧力タンク
2) 以下へのカルボゲンの流量を調整するための制御弁:
3) 一定の大気圧で呼気用ポンプEにカルボゲンを供給する機能を有する、容量可変バッファー槽
4) 回転弁ユニットへの可変流量を生じる呼気用ポンプE
5) 回転弁ユニットから流出する可変流量を生じる、吸気用ポンプI
6) マウスピースに対して流入及び流出する流れを測定する流量センサー。これらの測定に関し、SFM3000-200C双方向サーミスタベースの流れセンサー(Sensirion,Switzerland)が使用され得る。このセンサーは、短いパイプ(直径23mm、長さ82mm)の形態を有し、これは、マウスピースと弁ユニットとの間の流れ接続部を構成する
7) 試験中の再呼吸装置のマウスピース。サンプリングラインが、マウスピースを通る空気流の中心に固定され、小さいポンプが、以下へガスを連続的に引き入れる:
8) 高い(=10Hzを上回る)サンプリングレートのCOガス留分(FCO)を測定するCOセンサー(SpintIR6S,Gas Sensing Solutions,Scotlandなど)。
9) 再呼吸装置の再呼吸空気室。
10) ポンプを再呼吸装置のマウスピースに接続する回転弁ユニット。ユニットは、周期的なリズムで開閉するように制御される(1分当たりのサイクル数は、可変電圧電動機によって制御可能である)。1分当たりのサイクル数は、10である必要があり、正常な呼吸のリズムをシミュレーションする。そのような弁ユニットは、図20の分解図に示す。
図20は、以下の使用された記号一覧と共に、回転弁ユニットの分解図(1)及び非分解図(2)を示す:A:カルボゲン槽から回転弁ユニットへカルボゲンガスを伝える呼気用パイプ、B:回転弁ユニットから周囲大気へ混合ガスを伝える吸気用パイプ、C:呼気及び吸気用パイプによって貫通して切り込まれている、弁ユニットの静的底部、D:呼気又は吸気用パイプのアパーチャを交互に露出させる単一の楕円形アパーチャが設けられた回転ディスク、E:弁ユニットを再呼吸装置のマウスピースに接続するパイプFによって貫通して切り込まれている、弁ユニットの静的上部。
使用できる試験手順は、以下のステップを含む。
1) 大気を確実に含まないようにするために、カルボゲン槽及び再呼吸空気室は潰されている。
2) 回転ディスク(図20のD)は、カルボゲン槽から再呼吸装置のマウスピースへのカルボゲンの流れを遮断する位置へ回転される、具体的には、回転ディスク内の孔が、吸気用パイプBの上に向いている開口部を通り過ぎて回転されているが、まだ呼気用パイプAの上に向いている開口部を露出させ始めていない位置へ回転される。
3) 圧力タンクの制御弁が開放され、カルボゲンが容量可変カルボゲンバッファー槽へ流入できるようにする。
4) 回転弁ユニットの回転が、呼気で開始して、作動され、その時点で、カルボゲンは回転弁ユニットを通って再呼吸空気室へ流入し、再呼吸空気室を拡張させる。
5) さらに回転させることによって、回転弁ユニットは吸気相へ変更され、再呼吸空気室から、A)カルボゲン、及びB)壁部材7の貫通開口部11を通して再呼吸空気室に流入する大気の混合物を引き出す。
プロセス1~5は、少なくとも9回の回転弁ユニットの呼吸サイクルに対応する、最低60秒間繰り返される。
CO及び流量は、継続的に測定され、図21に示すような経時的なグラフを生じる。
所与の新鮮な空気弁設定(FAVS)での所与の呼吸装置でのRBRは、以下の通り計算されるセンサー測定値に基づき得る:
Figure 0007261224000001
(式中、t=時間であり、SI及びEI=それぞれ吸気が開始及び終了する時点であり(流量の曲線から特定され得る)、FCO2(t)=時点tでのCO留分センサー読み取り値であり、V’(t)=時点tでの流れセンサー読み取り値であり、Δt=2つの連続的なセンサー読み取り値間の時間間隔であり、FCO2,bottle=容器供給ガスのCO留分である)。
特定の実施形態に関連して本発明を説明したが、提示した例に何ら限定されるものではないとみなされるべきである。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に照らして解釈される。特許請求の範囲の観点から、用語「含む(comprising)」又は「含む(comprises)」は、他の考えられる要素又はステップを除外しない。また、「1つの(a)」又は「1つの(an)」などの言及は、複数を除外するとみなされるべきではない。図面に示す要素に対する特許請求の範囲における参照符号の使用も、本発明の範囲を限定するとみなされるべきではない。さらに、異なる特許請求の範囲で述べられる個々の特徴は、おそらく、好都合に組み合わせられてもよく、及び異なる特許請求の範囲におけるこれらの特徴の言及は、特徴の組み合わせが不可能であり且つ好都合であること除外しない。
1 呼吸装置
2 マウスピース
3 第1の端部
4 第2の端部
5 呼吸用開口部
6 再呼吸空気室
7 壁部材
8 貫通開口部
9 スライダー
10 壁セクション
11 長手方向通気口
12 ラッチ
13 斜め形状の貫通開口部
14 血中酸素濃度を測定するためのセンサー
15 携帯用電子機器、例えばスマートフォン
16 呼吸装置を含むパッケージング
17 ノーズクランプ
18 第1の端部セクション
19 中央セクション
20 第2の端部セクション
21 アルミニウム条片
22 被覆材
23 湾曲構成にある第1の端部セクションと第2の端部セクションとの間の空間
24 第1の端部セクション及び/又は第2の端部セクションの突出部
25 ミニ突出部又はミニ窪み
26 横断窪み
27 バイス
28 力-矢印は、ノーズクランプの弾性限界の試験中に加えられた力の方向を示す
29 デジタル重量計
41 隆起
42 突起

Claims (10)

  1. ユーザの再呼吸率を調整するシステムであって、
    - 再呼吸率が調整可能な呼吸装置であって、
    - 第1の端部(3)と第2の端部(4)との間の接続部を形成するための呼吸チャンネルを形成するマウスピース(2)であって、前記第1の端部(3)は、ユーザが、呼吸用開口部(5)を通して前記マウスピースに呼吸するように構成されている、マウスピース、
    - 前記マウスピースの前記第2の端部(4)と流体連通するように配置され、それにより、前記マウスピース(2)の前記第2の端部を通して前記呼吸チャンネルと流体接続している、少なくとも部分的に可撓性の再呼吸空気室(6)であって、少なくとも部分的に可撓性の壁セクションによって形成されている、再呼吸空気室、
    - 前記マウスピースの前記第2の端部(4)に配置された及び/又は前記再呼吸空気室(6)に取り付けられた壁部材(7)、
    - 前記壁部材(7)及び/又は前記呼吸チャンネルに設けられた1つ以上の貫通開口部(8)であって、前記再呼吸空気室(6)と周囲大気との間の流体連通を可能にし、前記貫通開口部(8)のうちの1つ以上は、再閉鎖可能及び/又はサイズ調整可能である、1つ以上の貫通開口部、を有する、呼吸装置と、
    - 質問表に対する前記ユーザの応答に基づいて、及び/又は、COセンサー及び/又はSpO2センサーで計測されたCO及び/又はSpO2のレベルの測定値に基づいて、前記再呼吸率を変更するかどうか自動的に決定するように構成されたコンピュータと、を有し、
    前記システムは、前記再呼吸率が変更させるべきと前記コンピュータにより決定されたら、前記貫通開口部(8)の設定を変更する信号を前記ユーザに送る、
    システム。
  2. 前記呼吸装置は、さらに、前記マウスピース(2)に配置された側面入口を有し、前記側面入口は、前記呼吸チャンネルを流れる空気の一部分を取り出すように配置されて、前記取り出した空気を前記CO2センサーへ送って前記ユーザの呼気の前記CO2のレベルを決定する、請求項1に記載のシステム。
  3. ユーザの再呼吸率を調整するためのシステムであって、調整可能な再呼吸率と、ユーザの質問表への応答に基づいて、及び/又は、CO及び/又はSpO2のレベルの測定値に基づいて、前記再呼吸率を変更するかどうかを自動的に決定するように構成されたコンピュータと、を有し、前記再呼吸率は、貫通開口部(8)のいくつかを閉鎖する、開放する、又はそのサイズを変更することによって、変更される前記システムの使用する方法は、
    - 再呼吸率が調整可能な呼吸装置を提供することであって、前記呼吸装置は、
    - 第1の端部(3)と第2の端部(4)との間の接続部を形成するための呼吸チャンネルを形成するマウスピース(2)であって、前記第1の端部(3)は、ユーザが、呼吸用開口部(5)を通して前記マウスピースに呼吸するように構成されている、マウスピース、
    - 前記マウスピースの前記第2の端部(4)と流体連通するように配置され、それにより、前記マウスピース(2)の前記第2の端部を通して前記呼吸チャンネルと流体接続している、少なくとも部分的に可撓性の再呼吸空気室(6)であって、少なくとも部分的に可撓性の壁セクションによって形成されている、再呼吸空気室、
    - 前記マウスピースの前記第2の端部(4)に配置された及び/又は前記再呼吸空気室(6)に取り付けられた壁部材(7)、
    - 前記壁部材(7)及び/又は前記呼吸チャンネルに設けられた1つ以上の貫通開口部(8)であって、前記再呼吸空気室(6)と周囲大気との間の流体連通を可能にし、前記貫通開口部(8)のうちの1つ以上は、再閉鎖可能及び/又はサイズ調整可能である、1つ以上の貫通開口部、を有するものであり、
    - SpO2センサー及び/又はCO2センサーを使用することによって、ユーザの血中酸素濃度及び/又は呼気終末CO2の測定値を提供すること、
    - 前記呼吸装置の使用中に、前記呼吸装置の前記使用に対する前記ユーザの応答に関する質問を含む質問表を実施すること、
    - それに応答して、前記コンピュータの使用によって、前記再呼吸率を変更するかどうかを決定すること、及び
    - 前記再呼吸率を変更するべきであると決定される場合、前記ユーザに、前記呼吸装置用の新しい設定の信号を送ること、
    を含む、システム
  4. 前記再呼吸率は、スライダーの位置の設定によって変更され、各設定は、長手方向通気口(11)の一部分を覆うための壁要素上の前記スライダー(9)の特定の位置に対応する、請求項3に記載のシステム
  5. 請求項1または2に記載のシステムに適用される、請求項3又は4に記載のシステム
  6. 前記コンピュータはスマートフォンである、請求項3~5のいずれか1項に記載のシステム
  7. 前記コンピュータ/携帯用電子機器は、タブレット又はスマートフォンである、請求項3~6のいずれか1項に記載のシステム
  8. 前記コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、スライダーの位置、すなわち閉鎖されているいくつもの前記貫通開口部に対応している、請求項3~7のいずれか1項に記載のシステム
  9. 前記コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、地理的な位置に対応する、請求項3~8のいずれか1項に記載のシステム
  10. 前記コンピュータは、いくつもの事前に格納されたベースライン設定を有し、各設定は、iHealth情報、及び/又は前記再呼吸率の以前の変更、及び/又は性別、年齢及び疾患の種類などのユーザデータに対応する、請求項3~9のいずれか1項に記載のシステム
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