JP7259946B2 - 液体クロマトグラフ - Google Patents

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Description

本発明は、液体クロマトグラフに関する。
液体クロマトグラフィー分析においては、カラムによる分離能が分析結果に大きな影響を与える。カラム内に充填されている分離媒体は累積使用時間の増加に伴って劣化し分離能が低下していくため、カラムの使用状況が適切に管理される必要がある。
そのため、カラムに関する情報管理が適切かつ容易になされるように、カラムの最終使用日時、累積使用時間、使用回数といった使用情報を記憶するメモリモジュールを個々のカラムに付属させることが提案され、実施もなされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008-209327号公報
液体クロマトグラフのシステムに複数のカラムが組み込まれる場合がある。その場合、すべてのカラムが直列に接続されたパターンや、切替バルブによって分析に使用されるカラムが切り替えられるように構成されたパターンなど、種々のシステム構成パターンが存在する。
これまでの液体クロマトグラフのシステムでは、上記のように複数のカラムがシステムに組み込まれた場合に、各カラムの使用情報をどのように管理するのかといったことが考慮されていない。そのため、システムに複数のカラムが組み込まれたときに、分析でどのカラムが使用され、どのカラムが使用されていないのかといったことを把握して各カラムの使用情報を正確に管理することが不可能であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、液体クロマトグラフのシステムに複数のカラムが組み込まれた場合にも、各カラムの使用情報を正確に管理できるようにすることを目的とするものである。
本発明に係る液体クロマトグラフは、移動相を送液する送液ポンプと、前記送液ポンプの下流に流体的に接続され、前記送液ポンプからの移動相が流れる分析流路中に試料を注入する試料注入部と、前記分析流路上における前記試料注入部の下流に流体的に接続される少なくとも1つのカラムを有し、前記カラムの数および前記カラム同士の接続方法によって複数種類の構成パターンを取り得る試料分離部と、前記分析流路上における前記試料分離部の下流に流体的に接続され、前記試料分離部において分離された試料成分を検出する検出器と、前記試料分離部が有する前記カラムのそれぞれについての分析への使用情報を記憶するカラム情報記憶部と、予め用意された複数のパターン候補の中から選択された1つのパターン候補を、前記試料分離部の構成パターンとして設定する構成パターン設定部と、前記構成パターン設定部により設定されたパターン候補を前記構成パターンとして保持する構成パターン保持部と、前記構成パターン保持部に保持されている前記構成パターンを用いて分析に使用された前記カラムを特定し、前記分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されたカラム情報更新部と、を備えている。
ここで、前記試料分離部を構成している前記カラムの「構成パターン」とは、前記試料分離部の前記カラムがどのように設けられているかを意味する。
本発明に係る液体クロマトグラフでは、システム側が、前記試料分離部を構成している前記カラムの構成パターンを保持するようになっており、その構成パターンを用いて分析に使用された前記カラムを認識するようになっている。そのため、前記分析に使用された前記カラムについての前記使用情報を正確に更新することができる。これにより、システムに複数のカラムが組み込まれた場合にも、各カラムの使用情報を正確に管理することができる。
液体クロマトグラフの一実施例を示す概略構成図である。 同実施例の試料分離部の構成パターンの一例を概略的に示す図である。 同実施例の試料分離部の構成パターンの他の例を概略的に示す図である。 同実施例の試料分離部の構成パターンのさらに他の例を概略的に示す図である。 同実施例の試料分離部の構成パターンのさらに他の例を概略的に示す図である。 同実施例の試料分離部の構成パターンのさらに他の例を概略的に示す図である。 同実施例におけるカラムの使用情報の更新動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る液体クロマトグラフの一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に示されているように、この実施例の液体クロマトグラフは、送液ポンプ2、試料注入部6、試料分離部8、検出器10、制御装置12及びカラム情報記憶部14を備えている。
送液ポンプ2は分析流路4中で移動相を送液するためのものである。試料注入部6は、送液ポンプ2によって送液される移動相が流れる分析流路4中に試料を注入する。
試料分離部8は、分析流路4上における試料注入部6の下流に設けられている。試料分離部8は、少なくとも1つのカラム22(図2から図6を参照)及びカラム22の温度を所定温度に調節するためのカラムオーブン(図示は省略)を有する。試料注入部6により分析流路4中に注入された試料は試料分離部8において成分ごとに分離される。
なお、試料分離部8に設けられるカラムオーブンは1台であるとは限らない。試料分離部8が複数のカラム22を有する場合、すべてのカラム22が1台のカラムオーブン内に収容されていてもよいが、各カラム22が複数台のカラムオーブン内に分散して収容されていてもよい。
検出器10は、分析流路4上における試料分離部8の下流に設けられている。試料分離部8において分離された試料成分は検出器10により検出される。
制御装置12は、送液ポンプ2、試料注入部6、試料分離部8及び検出器10の動作制御を行なうためのものである。制御装置12は、1台のコンピュータで実現されるものであってもよいし、2台以上のコンピュータ(例えば、システムコントローラとそれに電気的に接続されたパーソナルコンピュータ)によって実現されるものであってもよい。
カラム情報記憶部14は、試料分離部8に設けられている各カラム22の使用情報をそれぞれ記憶するためのものである。使用情報とは、主にそのカラム22が分析に使用された回数であるが、そのカラム22の累積使用時間を含んでいてもよい。カラム情報記憶部14は、カラム22に個別に付属するメモリモジュールによって実現することができる。その場合、各カラム22に付属するメモリモジュールは、そのメモリモジュールが付属しているカラム22を収容しているカラムオーブンに設けられた通信ポートに接続され、カラムオーブンとの間で電気的な通信が行われる。なお、カラム情報記憶部14は、制御装置12に設けられている情報記憶装置の一部の記憶領域又はカラムオーブンに設けられている情報記憶装置の一部の記憶領域によって実現することもできる。
制御装置12は、構成パターン設定部16、構成パターン保持部18及びカラム情報更新部20を備えている。構成パターン設定部16及びカラム情報更新部20は、制御装置12において所定のプログラムが実行されることにより得られる機能である。構成パターン保持部18は、制御装置12に設けられている情報記憶装置の一部の記憶領域によって実現される機能である。
構成パターン設定部16は、試料分離部8におけるカラム22の構成パターンをユーザ(システム構築者)から入力される情報に基づいて設定するように構成されている。試料分離部8におけるカラム22の構成パターンとは、試料分離部8においてカラム22がどのように設けられているか、複数のカラムオーブンが設けられている場合にどのカラム22がどのカラムオーブン内にどのように収容されているかを意味するものである。代表的なカラム22の構成パターンとして、図2から図6に示されているものが存在する。構成パターン設定部16は、図2から図6に示されているような複数の構成パターンをユーザに候補(以下、パターン候補)として示し、それらのパターン候補の中からユーザによって選択されたパターン候補を構成パターンとして設定するように構成されている。
構成パターン保持部18は、構成パターン設定部16により設定された構成パターンを試料分離部8の構成パターンとして保持するように構成されている。
カラム情報更新部20は、試料の分析が実行されたときに、構成パターン保持部18に保持されている構成パターンに基づいて分析に使用されたカラム22を特定し、分析に使用されたカラム22の使用情報を更新する。使用情報を更新するとは、使用情報が分析への使用回数であるときは、分析に使用されたカラム22の使用回数を1回分増加させること、さらに使用情報に累積使用時間を含んでいる場合は分析に使用されたカラム22の累積使用時間を使用された時間分だけ増加させること、を意味する。カラム情報記憶部14が各カラム22に個別に付属するメモリモジュールであるときは、分析に使用されたカラム22を収容しているカラムオーブンの通信ポートを通じてカラム情報記憶部14の使用情報を更新する。
図2から図6に示された試料分離部8の代表的な構成パターンについて説明する。
図2の構成パターンは、複数のカラム22がすべて直列に接続された直列構成パターンである。このような直列接続パターンでは、1回の分析が実行されるとすべてのカラム22が使用される。そのため、カラム情報更新部20は、1回の分析が実行されたときに、すべてのカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する。
なお、図2では6本のカラム22が設けられているが、カラム22の数は何本でもよい。また、すべてのカラム22が共通のカラムオーブンに収容されている必要はなく、複数のカラムオーブンに分散して収容されていてもよい。
図3、図4及び図5の構成パターンはいずれも、切替機構によって分析に使用されるカラム22が切り替えられるように構成されたカラム切替パターンである。
図3の構成パターンでは、試料注入部6の下流の流路がマルチポートバルブ24(切替機構)の共通ポートに接続され、6本のカラム22がそれぞれマルチポートバルブ24の選択ポートに接続されている。この構成では、マルチポートバルブ24のポジションによって分析に使用されるカラム22が選択的に切り替えられる。制御装置12の構成パターン保持部18にこの構成パターンに関する情報が保持されている場合、カラム情報更新部20は、分析が実行される度に、構成パターンに関する情報を用いてその分析時のマルチポートバルブ24のポジションからどのカラム22が使用されているかを認識し、分析に使用されたカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する。
なお、図3では6本のカラム22が設けられているが、カラム22の数は何本でもよい。また、すべてのカラム22が共通のカラムオーブンに収容されている必要はなく、複数のカラムオーブンに分散して収容されていてもよい。また、図3では、マルチポートバルブ24の各選択ポートに1本ずつカラム22が接続されているが、マルチポートバルブ24の各選択ポートに直列に接続された複数のカラム22が接続されてもよい。
図4の構成パターンでは、2ポジションバルブ26と2つのマルチポートバルブ28、30からなる切替機構によって分析に使用されるカラム22が選択的に切り替えられるように構成されている。マルチポートバルブ28と30のそれぞれの6つの選択ポートにカラム22が接続されている。マルチポートバルブ28と30のそれぞれの共通ポートは2ポジションバルブ26の1つのポートとそれぞれ接続されている。試料注入部6の下流の流路は2ポジションバルブ26の1つのポートに接続されており、2ポジションバルブ26のポジションによってマルチポートバルブ28側又はマルチポートバルブ30側のいずれか一方が選択される。マルチポートバルブ28側が選択されたときは、マルチポートバルブ28の選択ポートに接続されている6本のカラム22のうちのいずれか1本のポートが分析に使用され、マルチポートバルブ30側が選択されたときは、マルチポートバルブ30の選択ポートに接続されている6本のカラム22のうちのいずれか1本のポートが分析に使用される。制御装置12の構成パターン保持部18にこの構成パターンに関する情報が保持されている場合、カラム情報更新部20は、分析が実行される度に、構成パターンに関する情報を用いてその分析時のマルチポートバルブ26、28、30のポジションからどのカラム22が使用されているかを認識し、分析に使用されたカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する。
なお、図4ではマルチポートバルブ28と30のそれぞれに6本のカラム22が接続されているが、マルチポートバルブ28と30にそれぞれ接続されるカラム22の数は何本でもよい。また、すべてのカラム22が共通のカラムオーブンに収容されていてもよいが、マルチポートバルブ28に接続されているカラム22とマルチポートバルブ30に接続されているカラム22とが別々のカラムオーブンに収容されていてもよい。また、図4では、マルチポートバルブ28、30の各選択ポートに1本ずつカラム22が接続されているが、マルチポートバルブ28、30の各選択ポートに直列に接続された複数のカラム22が接続されてもよい。
図5の構成パターンでは、2ポジションバルブ32(切替機構)のポジションによって分析に使用されるカラム22が選択的に切り替えられるように構成されている。制御装置12の構成パターン保持部18にこの構成パターンに関する情報が保持されている場合、カラム情報更新部20は、分析が実行される度に、構成パターンに関する情報を用いてその分析時の2ポジションバルブ32のポジションからどちら側のカラム22が使用されているかを認識し、分析に使用されたカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する。
なお、図5では2ポジションバルブ32のポジションによって1本のカラム22が分析に使用されるように構成されているが、2ポジションバルブ32の少なくともいずれか一方のポジション時に直列に接続された複数のカラム22が分析に使用されるように構成されていてもよい。また、すべてのカラム22が共通のカラムオーブンに収容されていてもよいが、複数のカラムオーブンに分散して収容されていてもよい。
図6の構成パターンは、複数のカラム22が異なる分析流路4a,4b上に分散して設けられているパターンである。分析流路4a中を送液ポンプ2aによって送液される移動相が流れており、分析流路4b中を送液ポンプ2bによって送液される移動相が流れている。分析流路4a、4b中への試料の注入は共通の試料注入部6によって行なわれるようになっている。分析流路4a,4b上の試料分離部8の下流にそれぞれ、検出器10a、10bが設けられている。試料注入部6は、分析流路4a中へ試料を注入するための注入ポートと、分析流路4b中へ試料を注入するための注入ポートを備えており、試料注入部6の試料注入動作によって分析流路4a、4bのいずれの分析流路で分析を実行するか、あるいは、試料注入部6の試料注入動作によって分析流路4a、4bの両方の分析流路で同一試料の同時分析を実行するかが選択されるように構成されている。制御装置12の構成パターン保持部18にこの構成パターンに関する情報が保持されている場合、カラム情報更新部20は、分析が実行される度に、構成パターンに関する情報を用いてその分析が分析流路4a、4bのいずれにおいて実行されたか、あるいは、分析流路4a、4bの両方で実行されたかを認識し、分析を実行した分析流路上に設けられているカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する。
なお、図6では、分析流路4a、4bのそれぞれに分離カラム22が1本ずつ設けられているが、分析流路4a、4bの少なくともいずれか一方に複数の分離カラム22が設けられていてもよい。また、分析流路4a、4b上の分離カラム22は共通のカラムオーブンに収容されていてもよいし、別々のカラムオーブンに収容されていてもよい。
図1とともに図7のフローチャートを用いて、試料分離部8のカラム22の使用情報の更新動作の一例について説明する。
試料の分析を開始すべきタイミングとなったときに、制御装置12は試料注入部8に対して分析開始指示を送信する。分析開始指示を受けた試料注入部8は分析流路4に対する試料注入を実行する(ステップ101)。このとき、制御装置12のカラム情報更新部20は、構成パターン保持部18に保持されている試料分離部8の構成パターンから分析に使用される(又は使用された)カラム22を特定し(ステップ102)、特定したカラム22についてカラム情報記憶部14に記憶されている使用情報を更新する(ステップ103)。例えば、構成パターンが図2に示されているような直列構成パターンである場合、カラム情報更新部20は、すべてのカラム22を分析に使用される(又は使用された)カラム22として特定し、試料注入が実行される際、又は試料注入が実行された後で、すべてのカラム22についての使用情報を更新する。また、構成パターンが図3から図5に示されているようなカラム選択パターンである場合には、カラム情報更新部20は、切替機構を構成している各バルブのポジションから分析に使用される(又は使用された)カラム22を特定し、試料注入が実行される際、又は試料注入が実行された後で、分析に使用される(又は使用された)カラム22の使用情報を更新する。さらに、構成パターンが図6に示されているような分析流路選択パターンである場合には、カラム情報更新部20は、試料注入部6において試料が注入された注入ポートから分析に使用される(又は使用された)カラム22を特定し、試料注入が実行される際、又は試料注入が実行された後で、分析に使用される(又は使用された)カラム22の使用情報を更新する。使用情報が分析に使用された回数である場合、そのカラム22の使用回数を1回分増加させる。分析が終了した後、次に分析すべき試料がある場合には、次の分析においてステップ101~103の動作を実行する。
以上において説明した実施例は本発明に係る液体クロマトグラフの実施形態の一例を示したに過ぎない。本発明に係る液体クロマトグラフの実施形態は以下のとおりである。
本発明に係る液体クロマトグラフの実施形態では、移動相を送液する送液ポンプと、前記送液ポンプの下流に流体的に接続され、前記送液ポンプからの移動相が流れる分析流路中に試料を注入する試料注入部と、前記分析流路上における前記試料注入部の下流に流体的に接続される少なくとも1つのカラムを有する試料分離部と、前記分析流路上における前記試料分離部の下流に流体的に接続され、前記試料分離部において分離された試料成分を検出する検出器と、前記試料分離部が有する前記カラムのそれぞれについての分析への使用情報を記憶するカラム情報記憶部と、前記試料分離部を構成している前記カラムの構成パターンを保持する構成パターン保持部と、前記構成パターン保持部に保持されている前記カラムの構成パターンを用いて分析に使用された前記カラムを認識し、前記分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されたカラム情報更新部と、を備えている。
本発明に係る液体クロマトグラフの上記実施形態の第1態様では、前記試料分離部を構成する前記カラムの構成パターンとして、予め用意された複数のパターン候補の中から選択された1つのパターン候補を設定するように構成された構成パターン設定部を備え、前記構成パターン保持部は、前記構成パターン設定部により設定されたパターン候補を前記構成パターンとして保持する。このような態様により、液体クロマトグラフのシステムを構築する際に、前記試料分離部の構成パターンのシステムへの登録作業が容易になる。
上記第1態様の第1局面では、前記パターン候補として、複数の前記カラムのすべてが直列に接続された直列構成パターンが存在し、前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記直列構成パターンであるときは、分析が実行されるごとにすべての前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている。
上記第1態様の第2局面では、前記パターン候補として、複数の前記カラムの中から分析に使用する前記カラムを切替機構によって切り替えるように構成されたカラム切替パターンが存在し、前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記カラム切替パターンであるときは、前記切替機構の切替え動作に基づいて分析に使用された前記カラムを認識し、分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている。
上記第1態様の第3局面では、前記パターン候補として、複数の前記分析流路があり、それらの前記分析流路のそれぞれに前記カラムが設けられており、前記試料注入部がいずれか1つの前記分析流路に試料を注入するように構成されている分析流路切パターンが存在し、前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記分析流路切替パターンであるときは、前記試料注入部によって試料が注入された前記分析流路に設けられている前記カラムを分析に使用された前記カラムとして認識し、分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている。
上記第1態様の第1局面から第3局面は、互いに自在に組み合わせることができる。
本発明に係る液体クロマトグラフの上記実施形態の第2態様では、前記カラム情報記憶部は、前記カラムに個別に付属するメモリモジュールである。この第2態様は上記第1態様と組み合わせることができる。
上記第2態様の具体例として、前記カラムを内部に収容して前記カラムの温度を所定温度に調節するためのカラムオーブンを備え、前記カラムオーブンは、内部に収容されたすべての前記カラムに付属している前記メモリモジュールとの間で電気的な通信を行なうための通信ポートを備え、前記カラム情報更新部は、前記カラムオーブンの前記通信ポートを介して前記メモリモジュールに記憶されている前記使用情報の更新を行なうように構成されている例が挙げられる。
本発明に係る液体クロマトグラフの上記実施形態の第3態様では、前記使用情報は、前記カラムが分析に使用された回数である。この第3態様は上記第1態様、上記第2態様と自在に組み合わせることができる。
2,2a,2b 送液ポンプ
4,4a,4b 分析流路
6 試料注入部
8 試料分離部
10,10a,10b 検出器
12 制御装置
14 カラム情報記憶部
16 構成パターン設定部
18 構成パターン保持部
20 カラム情報更新部
22 カラム
24,28,30 マルチポートバルブ(切替機構)
26,32 2ポジションバルブ(切替機構)

Claims (7)

  1. 移動相を送液する送液ポンプと、
    前記送液ポンプの下流に流体的に接続され、前記送液ポンプからの移動相が流れる分析流路中に試料を注入する試料注入部と、
    前記分析流路上における前記試料注入部の下流に流体的に接続される少なくとも1つのカラムを有する試料分離部と、
    前記分析流路上における前記試料分離部の下流に流体的に接続され、前記試料分離部において分離された試料成分を検出する検出器と、
    前記試料分離部が有する前記カラムのそれぞれについての分析への使用情報を記憶するカラム情報記憶部と、
    予め用意された複数のパターン候補であって、少なくとも、複数の前記カラムのすべてが直列に接続された直列構成パターン、及び、複数の前記カラムの中から分析に使用する前記カラムを切替機構によって切り替えるように構成されたカラム切替パターンを含むパターン候補の中から、ユーザ操作によって選択された1つのパターン候補を、前記試料分離部の構成パターンとして設定する構成パターン設定部と、
    前記構成パターン設定部により設定されたパターン候補を前記構成パターンとして保持する構成パターン保持部と、
    前記構成パターン保持部に保持されている前記構成パターンを用いて分析に使用された前記カラムを特定し、前記分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されたカラム情報更新部と、を備えた液体クロマトグラフ。
  2. 前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記直列構成パターンであるときは、分析が実行されるごとにすべての前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている、請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  3. 前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記カラム切替パターンであるときは、前記切替機構の切替え動作に基づいて分析に使用された前記カラムを特定し、分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている、請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  4. 前記パターン候補として、複数の前記分析流路があり、それらの前記分析流路のそれぞれに前記カラムが設けられており、前記試料注入部がいずれか1つ又は複数の前記分析流路に試料を注入するように構成されている分析流路切パターンが存在し、
    前記カラム情報更新部は、前記構成パターン保持部に保持されている構成パターンが前記分析流路切替パターンであるときは、前記試料注入部によって試料が注入された前記分析流路に設けられている前記カラムを分析に使用された前記カラムとして認識し、分析に使用された前記カラムについて前記カラム情報記憶部に記憶されている前記使用情報を更新するように構成されている、請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  5. 前記カラム情報記憶部は、前記カラムに個別に付属するメモリモジュールである、請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
  6. 前記カラムを内部に収容して前記カラムの温度を所定温度に調節するためのカラムオーブンを備え、
    前記カラムオーブンは、内部に収容されたすべての前記カラムに付属している前記メモリモジュールとの間で電気的な通信を行なうための通信ポートを備え、
    前記カラム情報更新部は、前記カラムオーブンの前記通信ポートを介して前記メモリモジュールに記憶されている前記使用情報の更新を行なうように構成されている、請求項5に記載の液体クロマトグラフ。
  7. 前記使用情報は、前記カラムが分析に使用された回数である、請求項1に記載の液体クロマトグラフ。
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