JP7257222B2 - 受信端末、再送サーバ及び受信プログラム - Google Patents

受信端末、再送サーバ及び受信プログラム Download PDF

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本発明は、動画配信のための受信端末、再送サーバ及び受信プログラムに関する。
従来、インターネットを介した動画配信においては、ネットワークの混雑状況に応じて動画の品質を動的に変更するHLS(HTTP Live Streaming)及びMPEG-DASH(MPEG Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)等のアダプティブストリーミング方式が一般的に利用されている。
一方、動画配信の通信手段として、インターネットに加えて、端末間通信(例えば、非特許文献1参照)によりデータを授受する手法がある。端末間通信の活用により、インターネットの輻輳又はキャッシュサーバの混雑に起因する利用可能帯域の低下の影響を回避することができる。
5G時代における端末間通信による大容量通信エリアの拡張を実現、2018年5月21日、株式会社KDDI総合研究所、インターネット<https://www.kddi-research.jp/newsrelease/2018/052102.html>
一般的に、端末間通信にはWi-Fi(登録商標) Direct又はBluetooth(登録商標)等の無線通信が用いられ、Ethernet(登録商標)等の有線通信と比較して、端末の周囲の電波環境の影響によりスループットが低下したり通信が切断されたりする場合がある。スループットが著しく低下した場合、たとえアダプティブストリーミング方式を採用していても、最低品質の動画を配信することができず再生停止となる場合があった。また、通信が切断された場合、動画データの取得ができないため再生停止となっていた。
本発明は、端末間通信を利用した動画配信において、通信環境が悪化した場合にも、安定して動画再生を継続できる受信端末、再送サーバ及び受信プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る受信端末は、動画を構成する一連のセグメントのうち、配信サーバから分配された一部のセグメントを受信し、端末間通信によりグループ内で前記一連のセグメントを共有して再生する受信端末であって、前記配信サーバから前記一部のセグメント、及び前記グループ内の他の受信端末から残りのセグメントを受信する受信部と、前記一部のセグメントを前記他の受信端末へ送信する送信部と、受信した前記一連のセグメントを、当該セグメントの番号に従って順次再生する再生部と、前記他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知する検知部と、前記セグメントの不達が検知されたことに応じて、当該セグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を、再送サーバへ通知する第1の配信指示部と、を備え、前記受信部は、さらに前記配信指示に応じて前記再送サーバから自端末に向けて送信されるセグメントを受信する。
前記受信端末は、前記グループからの離脱要求に応じて、自端末及び前記一部のセグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、並びに自端末が送信予定の前記一部のセグメントの番号を含む配信指示を、前記再送サーバへ通知する第2の配信指示部を備えてもよい。
前記離脱要求は、前記他の受信端末から前記残りのセグメントの受信が所定時間ない場合に発生してもよい。
本発明に係る再送サーバは、配信サーバから分配された一部のセグメントを端末間通信によりグループ内で共有することで、動画を構成する一連のセグメントを再生する複数の受信端末と接続され、前記受信端末において前記グループ内の他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知したことに応じて、当該他の受信端末の識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を受信する指示受信部と、前記配信サーバと共通の前記一連のセグメントを蓄積する蓄積部と、前記配信指示に応じて、当該配信指示により指定された番号のセグメントを、前記他の受信端末へ送信する送信部と、を備える。
本発明に係る受信プログラムは、動画を構成する一連のセグメントのうち、配信サーバから分配された一部のセグメントを受信し、端末間通信によりグループ内で前記一連のセグメントを共有して再生する受信端末に、前記配信サーバから前記一部のセグメント、及び前記グループ内の他の受信端末から残りのセグメントを受信する受信ステップと、前記一部のセグメントを前記他の受信端末へ送信する送信ステップと、受信した前記一連のセグメントを、当該セグメントの番号に従って順次再生する再生ステップと、前記他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知する検知ステップと、前記セグメントの不達が検知されたことに応じて、当該セグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を、再送サーバへ通知する第1の配信指示ステップと、を実行させ、前記受信ステップにおいて、さらに前記配信指示に応じて前記再送サーバから自端末に向けて送信されるセグメントを受信させるためのものである。
本発明によれば、端末間通信を利用した動画配信において、通信環境が悪化した場合にも、安定して動画再生を継続できる。
実施形態に係る配信システムの全体構成を示す。 実施形態に係る配信サーバの機能構成を示す図である。 実施形態に係る受信端末グループ構築時の動作フローを例示する図である。 実施形態に係る配信サーバから受信端末へ配信する動画セグメントの振り分け例を示す図である。 実施形態に係る端末間通信による動画セグメントの送信及び受信の関係を例示する図である。 実施形態に係る再送サーバの機能構成を示す図である。 実施形態に係る受信端末の機能構成を示す図である。 実施形態に係る端末間通信が切断した時の配信システムの動作フローを示す図である。 実施形態に係る端末間通信が切断した際の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。 実施形態に係る端末間通信の切断に伴う、受信端末グループからの離脱要求の発生の流れを例示する図である。 実施形態に係る受信端末が受信端末グループを離脱する際の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。 実施形態に係る受信端末グループが再構成される前後の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
本実施形態のシステムは、端末で受信した動画ストリームを、端末間通信によりグループ内の他の端末と共有することで、インターネット又はサーバの輻輳の影響を低減するストリームシェアの動画配信システムである。
図1は、本実施形態に係る配信システム1の全体構成を示す。
本実施形態では、単一の品質の動画データを配信する場合について説明するが、配信システム1は、高品質、中品質、低品質等、複数の品質の動画データをアダプティブストリーミング方式により配信してもよい。
配信サーバ10は、セグメント化された動画データを格納しており、受信端末30からの要求に応じて、インターネット、モバイルキャリア網、モバイル基地局を介して動画を配信する。また、配信サーバ10は、再送サーバ20のアドレス情報(例えば、URL又はIPアドレス)を保持しており、再送サーバ20へセグメント化された動画データの複製を配信する。
再送サーバ20は、配信サーバ10のアドレス情報を保持しており、配信サーバ10からセグメント化された動画データの複製を取得して格納する。そして、再送サーバ20は、配信サーバ10から取得した動画データの複製のうち、受信端末30のグループ内で端末間通信により転送されるはずであったが不達となった動画セグメントを、モバイルキャリア網、モバイル基地局を介して、不達となった端末間通信の受信側の受信端末30へ配信する。
インターネットを経由して配信サーバ10から配信する場合と比較して、再送サーバ20からの配信は、インターネットを経由しないため高速に行われる。
モバイルキャリア網は、配信サーバ10からインターネット経由で配信された動画データをモバイル基地局まで転送するための経路、及びモバイルキャリア網内の再送サーバ20から配信された動画データをモバイル基地局まで転送するための経路を含むネットワークである。
モバイルキャリア網内には、配信サーバ10からの経路と再送サーバ20からの経路を振り分けるためのネットワークスイッチ、及び再送サーバ20が配置される。
モバイル基地局は、モバイルキャリア網から転送された動画データを無線通信により受信端末30へ送信する。
受信端末グループは、複数の受信端末30で構成される。一例として図中では、受信端末30A、30B、30Cの3台から構成されるグループを示したが、受信端末30の台数はこれに限られない。
図2は、本実施形態に係る配信サーバ10の機能構成を示す図である。
配信サーバ10は、グループ管理部11と、セグメント決定部12と、セグメント格納部13と、セグメント送信部14とを備える。
グループ管理部11は、受信端末30からの要求に応じて、例えば後述(図3)の動作フローに従って受信端末グループを構築する。
セグメント決定部12は、グループ管理部11で管理している受信端末グループの構成に応じて、動画セグメントの送信先である受信端末30、及び送信する動画セグメントを決定する。
セグメント格納部13は、セグメント化された動画データを格納し、セグメント送信部14からの要求に応じて、該当の動画セグメントを提供する。
セグメント送信部14は、セグメント格納部13に格納されているセグメント化された動画データのうち、セグメント決定部12により決定された動画セグメントを、送信先の受信端末30に対して送信する。
図3は、本実施形態に係る配信サーバ10のグループ管理部11による受信端末グループ構築時の動作フローを例示する図である。
ここでは、一例として、受信端末30Aが主導して、受信端末30A、30B、30Cの3台が受信端末グループを構築する場合を説明する。
ステップS1において、配信サーバ10は、受信端末30Aから受信端末グループの構築の要求を受け付ける。
ステップS2において、配信サーバ10は、受信端末グループの構築の要請をしてきた受信端末30Aに対して、グループIDを発行し通知する。グループIDは、例えば4桁の数字等でもよい。また、グループIDは、例えば1分等の時間制限(ライフタイム)が設けられることが望ましい。
発行されたグループIDは、受信端末30Aから受信端末30B及び30Cへ通知される。
ステップS3において、配信サーバ10は、受信端末30B及び30Cから、グループIDの通知を受け付ける。
ステップS4において、配信サーバ10は、ステップS2でグループIDを通知した受信端末30Aと、同一のグループIDを通知してきた受信端末30B及び30Cとからなる受信端末グループを構築する。
図4は、本実施形態に係る配信サーバ10から受信端末30へ配信する動画セグメントの振り分け例を示す図である。
ここでは、3台の受信端末30(30A、30B、30C)からなるグループに対してラウンドロビン方式を採用して配信する例を示している。
各受信端末30には、例えば次のように動画セグメント番号が順に割り当てられる。
受信端末30A:動画セグメント番号3N-2; N:自然数
受信端末30B:動画セグメント番号3N-1; N:自然数
受信端末30C:動画セグメント番号3N; N:自然数
なお、受信端末30A、30B、30Cの取得する動画セグメント番号は一例であり、ラウンドロビン方式以外の方式であってもよい。また、受信端末30の数に応じて動画セグメント番号の決定アルゴリズムは変更されてよい。
図5は、本実施形態に係る端末間通信による動画セグメントの送信及び受信の関係を例示する図である。
この例は、図4に示した動画セグメントの振り分けを行った場合に、端末間通信で送信及び受信される動画セグメントを示している。
受信端末30Aは、配信サーバ10から受信した番号が3N-2の動画セグメントを受信端末30B及び30Cに送信すると共に、受信端末30Bからは番号が3N-1の動画セグメントを受信し、受信端末30Cからは番号が3Nの動画セグメントを受信する。
同様の送信及び受信の処理を受信端末30B及び30Cも行うことにより、受信端末30A、30B、30Cがそれぞれ、一連の全ての動画セグメントを取得できる。
図6は、本実施形態に係る再送サーバ20の機能構成を示す図である。
再送サーバ20は、配信指示受信部21(指示受信部)と、セグメント決定部22と、セグメント格納部23(蓄積部)と、セグメント送信部24(送信部)とを備える。
配信指示受信部21は、受信端末グループ内における端末間通信の切断又は大幅な遅延等が発生し、グループ内で共有するために自らが送信した動画セグメントが相手端末に不達となったことを検知した受信端末30から送信される配信指示を受信する。
セグメント決定部22は、配信指示受信部21で取得した配信指示の内容に応じて、動画セグメントの送信先である受信端末30、及び送信する動画セグメントを決定する。
セグメント格納部23は、配信サーバ10と共通のセグメント化された動画データを格納し、セグメント送信部24からの要求に応じて、該当の動画セグメントを提供する。
セグメント送信部24は、セグメント格納部23に格納されているセグメント化された動画データのうち、セグメント決定部22により決定された動画セグメントを、送信先の受信端末30に対して送信する。
再送サーバ20は、いずれかの受信端末30から配信指示を受信する度に、この配信指示に応じて、端末間通信で不達となった動画セグメントを受信側の受信端末30へ、配信サーバ10よりも広帯域かつ低遅延なネットワークにより配信する。
図7は、本実施形態に係る受信端末30の機能構成を示す図である。
受信端末30は、グループ構築部31と、端末間通信監視部32(検知部)と、配信指示部33(第1の配信指示部)と、セグメント受信部34(受信部)と、セグメント送信部35(送信部)と、セグメント再生部36(再生部)と、切断時間計測部37と、グループ離脱処理部38(第2の配信指示部)と、アドレス保持部39とを備える。
グループ構築部31は、自端末が主導する場合には、ストリームシェアの動画配信を受ける受信端末グループを構築するための要求を、配信サーバ10に送信する。また、グループ構築部31は、この要求に応じて配信サーバ10からグループIDを受信し、このグループIDを、受信端末グループを構築する他の受信端末30へ通知する。
一方、他の端末からグループIDの通知を受けた受信端末30のグループ構築部31は、配信サーバ10へ、通知されたグループIDを送信する。これにより、配信サーバ10は、同一の受信端末グループに属する受信端末30から同一のグループIDを受け付けて、受信端末グループを構築する。
端末間通信監視部32は、受信端末グループ内での端末間通信の接続良否を監視し、他の受信端末30へ送信した動画セグメントの不達を検知する。具体的には、端末間通信監視部32は、端末間通信の受信側の受信端末30から動画セグメントの到達通知がない場合に不達と判断する。
配信指示部33は、端末間通信監視部32により動画セグメントの不達が検知されたことに応じて、自端末及びこの動画セグメントの送信先である他の受信端末30それぞれの識別情報、及び不達となった動画セグメントの番号を指定した配信指示を、再送サーバ20へ通知する。
ここで、受信端末30が動画セグメントの不達を検知した際に再送サーバ20へ通知する配信指示には、次の3つの通知内容が含まれる。
(1)動画セグメントの不達を検知した自端末の情報(例えば、IPアドレス)
(2)動画セグメントが不達となった相手側の受信端末30の情報(例えば、IPアドレス)
(3)不達となった動画セグメントの番号
セグメント受信部34は、配信サーバ10から分配された一部の動画セグメント、及び受信端末グループ内の他の受信端末30から端末間通信により残りの動画セグメントを受信する。
また、セグメント受信部34は、配信指示に応じて再送サーバ20から自端末に向けて送信される動画セグメントを受信する。
セグメント送信部35は、配信サーバ10から受信した一部の動画セグメントを、受信端末グループに含まれる他の受信端末30へ端末間通信により送信する。
セグメント再生部36は、セグメント受信部34により、いずれかの経路から受信した一連の動画セグメントを、これらの動画セグメントの番号に従って順次再生する。
このように、受信端末30は、動画を構成する一連の動画セグメントのうち、配信サーバ10から分配された一部のセグメントを受信し、端末間通信により受信端末グループ内で一連のセグメントを共有して再生する。
切断時間計測部37は、セグメント受信部34により受信された動画セグメントの送信元を判断し、他の受信端末30からの受信がない、すなわち端末間通信が切断されている時間を計測する。
グループ離脱処理部38は、受信端末グループからの離脱要求に応じて、自端末及び自端末が動画セグメントを送信している宛先である他の受信端末30それぞれの識別情報、並びに自端末が送信予定の動画セグメントの番号を含む配信指示を、再送サーバ20へ通知する。
なお、受信端末グループからの離脱要求は、受信端末30のユーザの操作入力であってもよいし、他の受信端末30から動画セグメントの受信が所定時間ない場合に発生させてもよい。
ここで、受信端末30が受信端末グループから離脱する際に再送サーバ20へ通知する配信指示には、次の3つの通知内容が含まれる。
(1)自端末の情報(例えば、IPアドレス)
(2)自端末が受信端末グループを離脱することで動画セグメントが不達となる相手側の受信端末30、すなわち受信端末グループ内の他の受信端末30の情報(例えば、IPアドレス)
(3)自端末が受信端末グループを離脱することで送信できなくなる動画セグメントの番号
アドレス保持部39は、受信端末グループに含まれる受信端末30及び配信サーバ10の情報の他、配信サーバ10から通知された再送サーバ20の情報(例えば、IPアドレス)を記憶する。
図8は、本実施形態に係る端末間通信が切断した時の配信システム1の動作フローを示す図である。
ここでは、受信端末30Aから受信端末30Bへの端末間通信が切断された場合の動作を例示している。
ステップS11において、端末間通信の送信側の受信端末30Aは、送信側の受信端末30Bに対して、自端末が配信サーバ10から受信した動画セグメントを送信する。
ステップS12において、送信側の受信端末30A(端末間通信監視部32)は、端末間通信の接続良否を監視し、受信側の受信端末30Bから動画セグメントの到達通知がない場合に不達を検知する。
ステップS13において、動画セグメントの不達を検知した受信端末30Aは、不達となった動画セグメントの配信指示を再送サーバ20に送信する。なお、再送サーバ20のアドレス情報は、配信サーバ10から通知を受ければよく、例えば、配信開始時に予め通知を受け、アドレス保持部39に記憶されてもよい。
ステップS14において、再送サーバ20は、配信指示に応じて、端末間通信では不達となった動画セグメントを、端末間通信における受信側の受信端末30Bへ送信する。
ステップS15において、受信側の受信端末30Bは、再送サーバ20から受信した動画セグメントを再生する。
図9は、本実施形態に係る端末間通信が切断した際の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。
この例では、受信端末30Aが受信端末30Bに対して送信した動画セグメントの不達を検知した場合を示している。
受信端末30Aは、配信サーバ10から受信した動画セグメント(番号:1,4,7,10,13,・・・)を、受信端末30B及び30Cに送信している。このうち、受信端末30Bに送信した番号7の動画セグメントが不達となったとき、受信端末30Aは、再送サーバ20へ、番号7の動画セグメントを受信端末30Bに送信する旨の配信指示を通知する。
これにより、端末間通信で不達となった動画セグメントが再送サーバ20から提供され、受信端末30Bは、一連の動画セグメントを取得できる。
図10は、本実施形態に係る端末間通信の切断に伴う、受信端末グループからの離脱要求の発生の流れを例示する図である。
ステップS21において、端末間通信における受信側の受信端末30は、動画セグメントを新たに受信する。この動画セグメントは、配信サーバ10から受信したもの、受信端末グループ内の他の受信端末30から受信したもの、又は送信側の受信端末30による配信指示に基づいて再送サーバ20から受信したもののいずれかである。
ステップS22において、受信側の受信端末30は、受信した動画セグメントが再送サーバ20から取得したものであるか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS23に移り、判定がNOの場合、処理はステップS26に移る。
ステップS23において、受信側の受信端末30は、受信端末グループ内の他の受信端末30からではなく、再送サーバ20から動画セグメントを取得したことから、端末間通信が切断されていると判断し、累積の切断時間tを計測する。
ステップS24において、受信側の受信端末30は、計測した切断時間tが予め定められた所定の閾値Tを超えたか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS25に移り、判定がNOの場合、処理はステップS21に戻る。
ステップS25において、受信側の受信端末30は、端末間通信の切断が継続しているため復帰が困難と判断し、自端末を端末間通信の受信端末グループから離脱させる。このとき、受信端末30は、再送サーバ20へ配信指示を送信した上で、新たな受信端末グループを再構成させる。この結果、受信端末グループから離脱した受信端末30は、配信サーバ10から後続の動画セグメントを順次受信する。
ステップS26において、受信側の受信端末30は、端末間通信が正常に復帰したと判断し、累積切断時間を計測するためのタイマをリセットする。その後、処理はステップS21に戻る。
なお、受信端末30は、端末間通信による1回の受信ではなく、所定回数又は頻度の受信により、端末間通信が正常に復帰したと判断してタイマをリセットしてもよい。
図11は、本実施形態に係る受信端末30が受信端末グループを離脱する際の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。
この例は、受信端末30Aが番号1,4の動画セグメントを受信端末30B及び30Cに端末間通信で送信を完了した時点で、ユーザからの明示的な離脱要求に応じて、又は端末間通信が切断されたことに応じて受信端末グループを離脱した場合を示している。
このとき、受信端末30B及び30Cで動画の再生が途切れないように、受信端末30Aから端末間通信により転送されるはずであった番号7,10,13,・・・の動画セグメントを、受信端末30Aによる配信指示に応じて再送サーバ20から受信端末30B及び30Cに高速に配信する。
再送サーバ20から受信端末30B及び30Cへ配信する動画セグメントの数は、配信サーバ10において受信端末グループを再構成し、受信端末30B及び30Cに分配する動画セグメントの番号を再決定するまでに掛かる時間を考慮して決定される。この例では、番号7,10,13の3個の動画セグメントとしている。
図12は、本実施形態に係る受信端末グループが再構成される前後の動画セグメントの配信の流れを例示する図である。
この例では、図11のように受信端末30Aが離脱した際に、2つの受信端末30B及び30Cからなる受信端末グループが再構成される。
受信端末グループの再構成後、配信サーバ10から受信端末30Bに対しては、既に配信を完了した番号14の動画セグメントの後は、番号16,18,・・・の数列の動画セグメントに振り分けが変更される。また、配信サーバ10から受信端末30Cに対しては、番号15の後は、番号17,19,・・・の数列の動画セグメントに振り分けが変更される。
この再構成後に配信される動画セグメントには含まれず、かつ、受信端末30Aから取得予定であった番号7,10,13の動画セグメントは、受信端末30Aから通知される配信指示に応じて、再送サーバ20から受信端末30B及び30Cへ送信される。
本実施形態によれば、配信システム1は、配信サーバ10から分配された一部のセグメントを端末間通信によりグループ内の受信端末30間で共有することで、各受信端末30が動画を構成する一連のセグメントを再生する。
このとき、無線による端末間通信を活用する場合、有線通信と比較して、受信端末30の周囲の電波環境の影響によりスループットが変動したり通信が切断されたりする場合がある。本実施形態では、端末間通信のスループットが著しく低下したり通信が切断されたりすることにより、受信端末30間で動画セグメントを転送できず共有できなくなった場合に、この不達となった動画セグメントを、通常の配信サーバ10とは別途に設けた再送サーバ20から受信側の受信端末30に送信する。
したがって、配信システム1は、端末間通信を利用した動画配信において、通信環境が悪化した場合にも、安定して動画再生を継続できる。特に、再送サーバ20をモバイルキャリア網に設置し、インターネットを経由せずに受信端末30へ動画セグメントを送信することで、配信システム1は、不達となった動画セグメントの再配信を安定かつ高速に行い、受信端末30においてシームレスに動画再生を継続できる。
また、配信システム1は、受信端末グループを構成するいずれかの受信端末30が移動する、又は端末間の通信状況が悪化する等の理由により端末間通信による動画セグメントの共有ができなくなった場合、該当の受信端末30を受信端末グループから離脱させる。このとき、配信システム1は、受信端末グループを再構成すると共に、共有できなくなった動画セグメントを再送サーバ20から受信端末30へ配信する。
これにより、配信システム1は、受信端末グループからの受信端末30の離脱に伴う、受信端末グループの再構成の際にも、体感品質を損ねないシームレスな動画再生を継続できる。
また、配信システム1は、動画セグメントを再送サーバ20から受信して端末間通信による受信が所定時間ない場合に、この受信端末30を受信端末グループから離脱させ、端末間通信により共有する予定であった動画セグメントを再送サーバ20から配信させる。
これにより、配信システム1は、通信環境の悪化に応じて、再送サーバ20及びネットワークの負荷の増大を抑制し、システム全体として、安定した動画再生を継続できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
前述の実施形態では、再送サーバ20は、モバイルキャリア網内に設置されることとしたが、これには限られず、モバイルキャリア網から受信端末30までのいずれの場所に設置されてもよい。例えば、モバイル基地局内、又は受信端末グループの所属するローカルネットワーク内に設置されてもよく、再送サーバ20の設置場所に応じて、ネットワークスイッチの設置場所も定義変更されてよい。
本実施形態では、主に配信システム1の構成と動作について説明したが、本発明はこれに限られず、各構成要素を備え、動画データを配信するための方法、又はプログラムとして構成されてもよい。
さらに、配信システム1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 配信システム
10 配信サーバ
11 グループ管理部
12 セグメント決定部
13 セグメント格納部
14 セグメント送信部
20 再送サーバ
21 配信指示受信部(指示受信部)
22 セグメント決定部
23 セグメント格納部(蓄積部)
24 セグメント送信部(送信部)
30 受信端末
31 グループ構築部
32 端末間通信監視部(検知部)
33 配信指示部(第1の配信指示部)
34 セグメント受信部(受信部)
35 セグメント送信部(送信部)
36 セグメント再生部(再生部)
37 切断時間計測部
38 グループ離脱処理部(第2の配信指示部)
39 アドレス保持部

Claims (5)

  1. 動画を構成する一連のセグメントのうち、配信サーバから分配された一部のセグメントを受信し、端末間通信によりグループ内で前記一連のセグメントを共有して再生する受信端末であって、
    前記配信サーバから前記一部のセグメント、及び前記グループ内の他の受信端末から残りのセグメントを受信する受信部と、
    前記一部のセグメントを前記他の受信端末へ送信する送信部と、
    受信した前記一連のセグメントを、当該セグメントの番号に従って順次再生する再生部と、
    前記他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知する検知部と、
    前記セグメントの不達が検知されたことに応じて、当該セグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を、再送サーバへ通知する第1の配信指示部と、を備え、
    前記受信部は、さらに前記配信指示に応じて前記再送サーバから自端末に向けて送信されるセグメントを受信する受信端末。
  2. 前記グループからの離脱要求に応じて、自端末及び前記一部のセグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、並びに自端末が送信予定の前記一部のセグメントの番号を含む配信指示を、前記再送サーバへ通知する第2の配信指示部を備える請求項1に記載の受信端末。
  3. 前記離脱要求は、前記他の受信端末から前記残りのセグメントの受信が所定時間ない場合に発生する請求項2に記載の受信端末。
  4. 配信サーバから分配された一部のセグメントを端末間通信によりグループ内で共有することで、動画を構成する一連のセグメントを再生する複数の受信端末と接続され、
    前記受信端末において前記グループ内の他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知したことに応じて、当該他の受信端末の識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を受信する指示受信部と、
    前記配信サーバと共通の前記一連のセグメントを蓄積する蓄積部と、
    前記配信指示に応じて、当該配信指示により指定された番号のセグメントを、前記他の受信端末へ送信する送信部と、を備える再送サーバ。
  5. 動画を構成する一連のセグメントのうち、配信サーバから分配された一部のセグメントを受信し、端末間通信によりグループ内で前記一連のセグメントを共有して再生する受信端末に、
    前記配信サーバから前記一部のセグメント、及び前記グループ内の他の受信端末から残りのセグメントを受信する受信ステップと、
    前記一部のセグメントを前記他の受信端末へ送信する送信ステップと、
    受信した前記一連のセグメントを、当該セグメントの番号に従って順次再生する再生ステップと、
    前記他の受信端末へ送信したセグメントの不達を検知する検知ステップと、
    前記セグメントの不達が検知されたことに応じて、当該セグメントの送信先である前記他の受信端末それぞれの識別情報、及び当該セグメントの番号を指定した配信指示を、再送サーバへ通知する第1の配信指示ステップと、を実行させ、
    前記受信ステップにおいて、さらに前記配信指示に応じて前記再送サーバから自端末に向けて送信されるセグメントを受信させるための受信プログラム。
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