JP7256105B2 - 電子装置およびその受電制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置に関し、特に、USB(Universal Serial Bus)Type-C制御機能を有する電子装置およびそれを用いたシステムに関する。
通信ケーブルを利用して装置間で給電を行う技術が普及している。例えば、USB(Universal Serial Bus)は、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続する規格の一つであり、機器間における通信と同時に給電も行うことができる。
USBを用いて供給できる電力は、規格で定められている。例えば、USB2.0規格では、標準で供給できる電力は電圧5V、電流500mAであると定められている。また、USB3.x(xは、0、1、2のいずれかであり、以下同様。)規格では、標準で供給できる電力は標準で供給できる電力は電圧5V、電流900mAであると定められている。これらUSB2.0規格、USB3.x規格で定められた標準供給電力以上の電力を供給する場合には、USB BC(Battery Charging Specification)やUSB PD(Power Delivery)のような規格を使用する必要がある。
USB BCやUSB PDを使用しないでUSB2.0規格およびUSB3.x規格で定められた標準供給電力以上の電力の給電および受電を行う場合には、両端にUSB Type-Cコネクタを有する「USB Type-C to USB Type-Cケーブル」を使用することが定められている。USB Type-Cは、USBケーブルおよびコネクタ規格の一つであり、データの入出力、給電および映像出力に対応できる仕様となっている。
USB Type-Cでは、コンフィグレーションチャネル信号(以下、CC信号と称する)が規定されており、USB Type-Cコネクタには、CC信号のための端子(コンフィグレーションチャネル端子)が設けられている。給電装置であるソースはコンフィグレーションチャネル端子(以下、CC端子と称する)をプルアップ抵抗で電源ラインに接続し、受電装置であるシンクはCC端子をプルダウン抵抗でGNDラインに接続することで、その役割を判別する。したがって、USB Type-C対応の給電装置および受電装置は、CC端子の電圧をモニタすることによって、接続状態を検出する。
また、USB Type-C対応のソースは、標準供給電力、電圧5V-電流1.5Aまたは電圧5V-電流3Aでの電力供給が定義されている。これらの供給電力に対応してプルアップ抵抗値が定義されている。例えば、プルアップ抵抗は、標準供給電力であれば56kΩ、供給電力が電圧5V-電流1.5Aであれば22kΩ、供給電力が電圧5V-電流3Aであれば10kΩである。一方、シンクのプルダウン抵抗は5.1kΩで定められている。したがって、シンクは、CC端子の電圧レベルを測定することでソースとの接続検出およびソースの給電能力の確認を行う。
USB Type-C(TM) Cable and Connector Specification Revision 1.4, March 29, 2019
USB Type-Cでは、上述のような「USB Type-C to USB Type-Cケーブル」以外に、既存のUSBポートとの接続性を確保するために、一端にUSB Type-Cコネクタ、他端に既存USBコネクタ(USB2.0コネクタまたはUSB3.xコネクタ)を具備するUSBケーブル(以下、USB Type-Cレガシーケーブルと称する)が定義されている。例えば、「USB Type-C to Standard-Aケーブル」等である。このようなUSB Type-Cレガシーケーブルは、既存インターフェースを有するホストデバイスと、USB Type-Cポートを有するペリフェラルデバイスとを接続する場合等に使用される。なお、USB Type-Cレガシーケーブルを用いた電力供給はUSB標準供給電力に制限されている。
上述のとおり、USB Type-C対応のソースは、CC端子がプルアップ抵抗に接続されるが、USB Type-C非対応のソースはCC端子を備えていない。したがって、USB Type-Cでは、USB Type-Cレガシーケーブルを用いてUSB Type-C非対応のソースとUSB Type-C対応のシンクを接続するときに、USB Type-C対応のシンクがソースの給電能力を確認するために、USB Type-Cレガシーケーブル内でCC端子に接続される信号ラインにプルアップ抵抗を接続するように定められている。前述のとおり、USB Type-Cレガシーケーブルを用いるときの電力許容量はUSB標準供給電力に制限されているため、ケーブル内のプルアップ抵抗の抵抗値はUSB標準供給電力に対応する抵抗値である56kΩでなければならない。
しかしながら、このプルアップ抵抗値がUSB標準供給電力のために定義された値を満たしていない場合、例えば、プルアップ抵抗値が56kΩよりも小さい場合には、シンクが過剰な電力受電要求をする可能性がある。その結果、ソースに過負荷がかかり、ソースの故障につながる可能性がある。
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る電子装置は、ケーブルを介して外部の給電装置に接続されるものであって、ケーブルに接続される第1および第2の端子と、第1および第2の端子の電圧を検出する検出回路と、検出回路で検出された第1または第2の端子電圧に基づいてケーブルの種類を判別し、ケーブルの種類に応じて外部の給電装置の給電能力確認を行うコントローラとを備える。
一実施の形態に係る電子装置は、外部の給電装置に対して過剰な電力での受電要求を行うことなく、安全な電力受電を行うことができる。
図1は、実施の形態1に係る給電システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、一般的なUSB Type-Cポートを有するシンクの構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る受電装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る受電装置の状態遷移の一例を示す状態遷移図である。 図5は、USB Type-C to Type-Cケーブルの構成の一例を示すブロック図である。 図6Aは、実施の形態1に係る受電装置の受電制御の一例を示すフローチャートである。 図6Bは、実施の形態1に係る受電装置の受電制御の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1の変形例に係る受電装置の受電制御の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2に係る電子装置の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2に係る電子装置の状態遷移の一例を示す状態遷移図である。 図10Aは、実施の形態2に係る電子装置の受電制御の一例を示すフローチャートである。 図10Bは、実施の形態2に係る電子装置の受電制御の一例を示すフローチャートである。
以下、一実施の形態に係る電子装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要件または対応する構成要件には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、較正を省略または簡略化している場合もある。また、各実施の形態の少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1に係る給電システム1のブロック図である。給電システム1は、電子装置200、300を備える。電子装置200は給電装置であり(以下、ソース200と称する)および電子装置300は受電装置(以下、シンク300と称する)である。ソース200およびシンク300は着脱可能なUSBケーブル100を介して接続される。
USBケーブル100は、少なくとも一端がUSB Type-Cに対応するコネクタを有し、VBUSラインとGNDラインに加えて信号線としてのCCラインを備える。図1では、一例として、一端にUSB Type-C対応コネクタ、他端に既存USBコネクタ(USB2.0コネクタまたはUSB3.xコネクタ)を有するUSB Type-Cレガシーケーブルを示す。前述のようにUSB Type-C対応の装置はCC端子の電圧に基づいて接続状態等を判断するために、USBケーブル100のCCラインは、プルアップ抵抗Rpcに接続されている。
ソース200は、USB Type-C非対応ポートを有する。例えば、USB Type-C非対応ポートは、USB2.0ポートまたはUSB3.xポートである。ソース200は、USBホストであってもよいし、ホスト機能付きあるいやホスト機能無しのUSBチャージャ(ACアダプタ)であってもよい。
シンク300は、USB Type-C対応のポートとコントローラ303とを備える。USB Type-C対応のポートは、VBUS端子、GND端子、第1のコンフィグレーションチャネル端子(CC1端子)および第2のコンフィグレーションチャネル端子(CC2端子)を有する。VBUS端子およびGND端子は、USBケーブル100のVBUSラインおよびGNDラインに接続される。CC1端子およびCC2端子の一方はUSBケーブル100のCCラインに接続される。図1では、CC1端子がCCラインに接続される。シンク300は、USBペリフェラルであってもよい。
まず、図2を参照しながら、USB Type-Cポートを有するシンクの一般的な構成を説明する。シンク30は、プルダウン抵抗Rd1、Rd2、コントローラ33、検出回路33、VBUS端子、GND端子、CC1端子、CC2端子、および、USB2.0対応のデータ端子(D+端子、D-端子)を備える。CC1端子およびCC2端子は、プルダウン抵抗Rd1、Rd2を介して接地電位GNDに終端される。USB Type-C規格において、プルダウン抵抗Rd1、Rd2の抵抗値は5.1kΩで定義されている。CC1端子およびCC2端子の電圧は検出回路32によって検出される。コントローラ33は、CC1端子およびCC2端子の電圧レベルに基づいてソースとの接続状態を識別する。また、コントローラ33は、CCラインに接続されるCC1端子またはCC2端子の電圧に基づいてソースの供給能力を確認し、ソースの供給能力に応じた受電要求を行う。
図3は、本実施の形態1に係るUSB Type-Cポートを有するシンク300の構成を説明するブロック図である。シンク300は、シンク30と同様に、プルダウン抵抗Rd1、Rd2、検出回路302、コントローラ303、CC1端子、CC2端子、および、データ端子(D+端子、D-端子)を備える。シンク300はさらに、プルアップ抵抗Rp1、Rp2、スイッチSW1、SW2、および、レジスタ304を備える。なお、本実施の形態1に係るシンク300は、USB Type-C対応のシンク機能のみをサポートする電子装置であって、ソース機能はサポートしない。CC1端子は第1の端子、CC2端子は第2の端子と見做すことができる。
CC1端子は、第1のスイッチSW1を介して第1のプルアップ抵抗Rp1または第1のプルダウン抵抗Rd1に接続される。CC2端子は、第2のスイッチSW2を介して第2のプルアップ抵抗Rp2または第2のプルダウン抵抗Rd2に接続される。スイッチSW1、SW2は、コントローラ303に制御される。なお、プルダウン抵抗Rd1、Rd2は、シンクであることを識別するためのものであって、USB Type-C規格により5.1kΩで定義されるものである。
検出回路302は、CC1端子およびCC2端子に接続され、CC1端子およびCC2端子の端子電圧をそれぞれ検出する。
コントローラ303は、スイッチSW1およびSW2を制御し、検出回路302で検出されたCC1端子およびCC2端子の端子電圧に基づいて接続状態およびケーブル種類を判断する。また、コントローラ303は、接続状態およびケーブル種類に基づいて受電要求を行う。
レジスタ304は、ソースとの接続検出有無およびケーブル種類判別有無を示す情報を格納する。
なお、プルアップ抵抗Rp1、Rp2、プルダウン抵抗Rd1、Rd2および検出回路302は、コントローラ303およびレジスタ304と共に1つの半導体チップに形成されていてもよいし、外付け部品であってもよい。
図4を参照しながら、本実施の形態に係るシンク300の状態について説明する。
状態ST1は、シンク300にソース200が接続されていない状態を示すシンク未接続状態(Unattached.SNK)である。ソース200が接続されていないため、シンク300のCC1端子およびCC2端子の端子電圧はプルダウン抵抗Rd1、Rd2に接続されている接地電位GNDを示す。
状態ST2は、シンク300がソース200と接続されたことを検出した状態を示すシンク接続待機状態(AttachWait.SNK)である。シンク200は、CC1端子またはCC2端子の端子電圧が所定電圧vRdmin以上になったときに、ソース200との接続を検出する。この状態が、シンク接続待機状態(状態ST2)である。
例えば、シンク300がUSBケーブルを介してソース200である外部電子装置に接続されると、CC1端子およびCC2端子のいずれか一方がUSBケーブル内のCCラインと接続される。このCCラインは、USBケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルである場合には、ソース200内のプルアップ抵抗と接続される。また、USBケーブルがUSB Type-Cレガシーケーブルである場合には、CCラインはケーブル内にてプルアップ抵抗に接続される。したがって、図1に示すように、シンク300がUSB Type-CレガシーケーブルであるUSBケーブル100を介してソース200に接続されると、シンク300のCC1端子にCCラインが接続される。よって、シンク300のCC1端子には、シンク300のプルダウン抵抗Rd1とUSB Type-Cレガシーケーブル内プルアップ抵抗Rpcにより分圧された電圧が現れる。また、図示しないが、シンク300がUSB Type-C to USB Type-CケーブルであるUSBケーブルを介してソース200に接続されると、シンク300のCC1端子には、シンク300のプルダウン抵抗Rd1とソース200のプルアップ抵抗により分圧された電圧が現れる。よって、シンク300は、CC1端子の端子電圧が所定の電圧範囲である場合にソース200となる外部電子装置と接続されていると判断することができる。ここでは、所定の電圧範囲の下限の電圧vRdmin以上であることによりソース接続が検出される。なお、電圧vRdminはType-C規格にて規定されている。例えば、電圧vRdminはプルダウン抵抗Rd1またはRd2に接続された接地電位、すなわち、GNDよりも高い。
状態ST3は、シンク300がソース200と接続されたことを一定期間検出し、且つ、ソース200からのVBUS供給が検出されたときに遷移する状態である。この状態を、シンク300としての接続が確立した状態を示すシンク接続確立状態(Attached.SNK)とする。具体的には、シンク300は、CCラインに接続されるCC1端子またはCC2端子の端子電圧が所定期間にわたって所定電圧vRdmin以上を維持していることを確認しつつ、バス電源電圧VBUSの供給を検出すると、シンク接続確立状態となる。シンク300は、状態ST3に遷移すると、ソース200から電力受電を開始し、通常のUSBデバイスとして動作することができる。なお、シンク300は、ソース200が取り外されバス電源電圧VBUSの供給が停止すると状態ST1へ遷移する。
本実施の形態に係るシンク300は、さらに、USBケーブルの種類確認状態である状態ST4を有する。状態ST4は、シンク300のCC1端子およびCC2端子にプルアップ抵抗Rp1、Rp2を接続した第1の状態として、CC1端子およびCC2端子の端子電圧に基づきシンク300に接続されたUSBケーブルの種類を確認する状態である。状態ST4へは、状態ST1から遷移してもよいし、状態ST2から遷移してもよい。
状態ST4において、接続されたUSBケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブル(第1のケーブル)であることが検出された場合には、シンク300は、再度、状態ST1、ST2を経て遷移した状態ST3において、ソース200の給電能力を確認したうえで確認した給電能力に基づく電力で受電要求を行う。一方、状態ST4において、USBケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルであることが検出されなかった場合、シンク300は、状態ST1に遷移する。そして、シンク300は、再度、状態ST1、ST2を経て遷移した状態ST3において、ソース200の給電能力の確認を行うことなく、USB2.0規格で定められた標準供給電力(電圧5V、電流500mA)またはUSB3.x規格で定められた標準供給電力(電圧5V、電流900mA)等の所定の電力で受電要求を行う。なお、以下、これらUSB2.0規格またはUSB3.x規格で定められた標準供給電力をUSB標準供給電力と称する。
ここで、USB Type-C to USB Type-Cケーブルについて説明する。図5に示すように、USB Type-C to USB Type-Cケーブル110には、通常、Eマーカーと呼ばれるデバイス114が複数設けられている。Eマーカー114はケーブル110に内蔵されており、ケーブル110の特性、例えばケーブルの長さ、サポート電力量等の情報を提供する。USB Type-C to USB Type-Cケーブル110はCCラインとVCONNラインを備えており、Eマーカー114にはVCONNラインを介してソース200から電源が供給される。USB PDに対応したUSBシステムでは、このEマーカー114とソース200がCCラインを通じて通信を行い、ケーブル特性を確認することで安全な電力供給を実現している。さらに、Eマーカー114には、VCONNラインに接続されたプルダウン抵抗Raが実装されている。したがって、図5では、VCONNラインに接続されたCC2端子の電圧を監視することでプルダウン抵抗Raが検出される。ここでは、CC2端子電圧が電圧vRa以下になるときに、CC2端子がプルダウン抵抗Raに接続されていると認識する。なお、このプルダウン抵抗Raの抵抗値は、プルダウン抵抗Rd1、Rd2と異なり、USB Type-C規格により800Ω~1.2kΩで定められている。電圧vRaはType-C規格にて規定されており、電圧vRdminよりも低い電圧である。
したがって、図4の状態ST4において、シンク300は、プルダウン抵抗Raを検出することによってUSBケーブルの種類を確認する。すなわち、状態ST4において、シンク300は、CC1端子およびCC2端子をそれぞれプルアップ抵抗Rp1,Rp2に接続し、CC1端子およびCC2端子の電圧をモニタする。接続されているUSBケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルである場合は、CC1端子またはCC2端子の電圧は、プルアップ抵抗Rp1(またはRp2)とEマーカーのプルダウン抵抗Raの抵抗分圧に応じた電圧となる。したがって、シンク300は、CC1端子またはCC2端子の電圧が電圧vRa以下になった場合に、Eマーカーのプルダウン抵抗Raが存在する、すなわち、接続されたUSBケーブルはUSB Type-C to USB Type-Cケーブルである、と判断する。このプルダウン抵抗Raの検出結果はレジスタ304に記憶される。なお、CC1端子およびCC2端子にそれぞれプルアップ抵抗Rp1,Rp2が接続される第1の状態は、電子装置がソースとして動作する状態と同等である。したがって、この第1の状態を、ソース200がシンク300に接続されていない状態であるソース未接続状態(Unattached.SRC)と呼ぶ。
図6A、図6Bを参照しながら、本発明に係るシンク300の受電制御方法について説明する。
まず、シンク300は電源が供給されると、ソース未接続状態(図4の状態ST4)に遷移する。ソース未接続状態では、コントローラ303がスイッチSW1、SW2を制御して、CC1端子およびCC2端子それぞれにプルアップ抵抗Rp1、Rp2を接続する(ステップS1)。その後、ステップS2へ移行し、所定時間が経過したか否かの判断が行われる。所定時間が経過していない場合(ステップS2のN)、ステップS3へ移行する。
次に、検出回路302は、CC1端子またはCC2端子の端子電圧が電圧vRa以下であるか否かを判定する(ステップS3)。すなわち、シンク300に接続されるケーブル内にEマーカーのプルダウン抵抗Raが有るか否かを判定する。CC1端子またはCC2端子の電圧が電圧vRa以下である場合には(ステップS3のY)、コントローラ303は、接続されたケーブルはUSB Type-C to USB Type-Cケーブルであると認識して、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGに1bをセットし、レジスタ304に記憶する(ステップS4)。なお、電圧vRaはシンク300のプルアップ抵抗Rp1、Rp2の抵抗値に応じて決定される。例えば、シンク300のプルアップ抵抗Rp1およびRp2の抵抗値が56kΩで5V電源に接続されている場合、電圧vRaは0.2Vに設定される。また、シンク300のプルアップ抵抗Rp1およびRp2の抵抗値が22kΩのときには電圧vRaは0.4V、プルアップ抵抗Rp1およびRp2の抵抗値が10kΩのときには電圧vRaは0.8Vに設定される。
一方、CC1端子電圧およびCC2端子電圧のいずれもが電圧vRaよりも大きい場合(ステップS3のN)は、プルダウン抵抗Raが検出されなかったことを意味する。これによって、接続されたUSBケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルではないことが分かる。このとき、シンク300にソース200が接続されている状態か否かは分からないため、コントローラ303は、レジスタ304からソース200との接続を検出したことを示すソース接続検出フラグSRC_DET_FLGを読み出し、ソース200との接続が検出されたか否かを確認する。ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bがセットされている場合には(ステップS5のY)、すでにソース200との接続が検出された状態であるため、シンク300としての動作を継続すべくステップS6へ遷移する。ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bがセットされていない場合には(ステップS5のN)、ステップS2に戻る。
コントローラ303は、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGのセット後(ステップS4)、または、ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGが1bにセットされていることを確認した後(ステップS5のY)は、シンク300としての接続確認処理を行う。すなわち、シンク300はシンク未接続状態(図4の状態ST1)に遷移する(ステップS6)。シンク未接続状態では、コントローラ303が、スイッチSW1、SW2を制御し、CC1端子およびCC2端子のそれぞれとプルダウン抵抗Rd1、Rd2を接続する第2の状態とする。
コントローラ303は接続状態確認のために、CC1端子およびCC2端子の検出電圧を確認する(ステップS7)。CCラインに接続されたCC1端子またはCC2端子には、ソース200のプルアップ抵抗またはケーブル100内のプルアップ抵抗Rpcと、シンク300のプルダウン抵抗Rd1またはRd2とによって分圧された電圧が現れる。コントローラ303は、CC1端子の端子電圧およびCC2端子の端子電圧のいずれか一方が電圧vRdmin以上のとき(ステップS7のY)、シンク300がソース200と接続されたことを認識する。この状態は、シンク接続待機状態(図4の状態ST2)に相当する。なお、電圧vRdminはソース200のプルアップ抵抗の抵抗値またはケーブル100内のプルアップ抵抗Rpcの抵抗値に応じて決定される。例えば、ソース200のプルアップ抵抗の抵抗値およびケーブル100内のプルアップ抵抗Rpcの抵抗値が56kΩで5V電源に接続されていれば電圧vRdminは0.2Vに設定される。
その後、コントローラ303は、所定の期間、CC1端子電圧およびCC2端子電圧のいずれか一方が電圧vRdmin以上であって、且つ、バス電源電圧VBUSが供給されているかを確認する。これによって、コントローラ303は、シンク300がソース200との接続を確立した状態(シンク接続確立状態)にあるか否かを確認する(ステップS8)。
コントローラ303は、シンク接続確立状態(図4の状態ST3)に遷移したことを確認すると(ステップS8のY)、レジスタ304からケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGを読み出す。ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGに1bがセットされている場合には(ステップS9のY)、コントローラ303は、USB Type-C to USB Type-Cケーブル経由での接続であると判断し、CCラインに接続されるCC1端子およびCC2端子のいずれか一方の端子電圧に基づいてソース200の給電能力の確認を行う(ステップS10)。一方、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGがセットされていない場合には(ステップS9のN)、コントローラ303は、USB Type-Cレガシーケーブル経由での接続であると判断して、コントローラ303はソース200の給電能力の確認は行わず、USB標準供給電力での受電要求を行う(ステップS11)。すなわち、コントローラ303は、シンク接続確立状態に遷移後にCC1端子およびCC2端子の端子電圧を確認することなく、USB標準供給電力での受電要求を行う。
一方、ステップS2において、Eマーカーのプルダウン抵抗Raが検出されず、ステップS5において、ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGがセットされていない場合は、ケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルではない、または、ソース200が接続されていないことが考えられる。したがって、Eマーカーのプルダウン抵抗Raが検出されず且つソース接続検出フラグSTC_DET_FLGがセットされていない状態が所定時間継続する場合には、シンク300としての接続確認処理を行うためにシンク未接続状態(図4の状態ST1)に遷移する(図6BのステップS13)。シンク未接続状態では、前述のとおり、コントローラ303がスイッチSW1、SW2を制御し、CC1端子およびCC2端子それぞれとプルダウン抵抗Rd1、Rd2を接続する。
ステップS13のシンク未接続状態において、検出回路302が、CC1端子およびCC2端子の端子電圧を検出する。コントローラ303は、検出されたCC1端子電圧またはCC2端子電圧が電圧vRdmin以上のとき(ステップS15のY)、ソース200が接続されたことを検出したとしてソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bをセットする(ステップS16)。このとき、シンク300は、シンク300としての接続を確立した状態ではなく、単に、ソース200が接続されたことを検出した状態(シンク接続待機状態(状態ST2))である。ソース200が接続されたことを検出した後、ケーブルの種類を確認するためにステップS1に戻る。
また、ステップS13のシンク未接続状態が所定時間継続している場合にも(ステップS14のY)、ステップS1に戻る。シンク未接続状態が継続するということは、ケーブルが接続されたもののソース200が接続されていない場合が考えられる。したがって、先にケーブルの種類を判断すべく、シンク300をソース未接続状態(状態ST4)に遷移させる。これによって、ソース200が接続されていない場合であっても、先にケーブルの種類を判断することができ、シンクの接続確立から受電要求までにかかる時間短縮を図ることができる。
このようにシンク300のCC1およびCC2端子にプルアップ抵抗Rp1、Rp2を接続してソース未接続状態と同じ状態にすることで、接続されたケーブルのタイプを認識することができる。シンク300がUSB Type-C to USB Type-Cケーブルを用いてソース200と接続された場合には、シンク300は、CC1およびCC2端子電圧よりソース200の給電能力を確認した上で、確認された給電能力に応じた電力で受電要求を行う。一方、USB Type-C to USB Type-Cケーブル以外のケーブルが接続された場合には、シンク300は、CC1およびCC2端子電圧に関わらず、すなわち、ソース200の給電能力を確認することなくUSB標準供給電力等の所定の電力で受電要求を行う。つまり、シンク300は接続されたケーブルのタイプに応じてソース200の給電能力の確認を行う。したがって、USB Type-Cレガシーケーブル内プルアップ抵抗の抵抗値が適切でない場合も、シンク300はUSB Type-C非対応ポートを介して接続されているソース200に対して過剰電力での受電要求を行うことなく、安全に電力受電を行うことができる。
<変形例>
図6A、6Bの受電制御フローでは、USB Type-C to USB Type-Cケーブルの接続確認を優先して実施するため、シンク300はソース未接続状態(図4の状態ST4)から開始するが、これに限定されない。ケーブルの種類を確認する前に、ソースの接続確認を優先してもよい。
図7にソース200の接続確認を優先するシンク300の受電制御フローを示す。
まず、シンク300に電源が供給されると、シンク300はシンク未接続状態(図4の状態ST1)となる(ステップS21)。ステップS21は、図6BのステップS13と同様の処理であるため、説明を省略する。コントローラ303は、検出回路302によって検出されたCC1端子電圧およびCC2端子電圧が電圧vRdmin以上のとき(ステップS22のY)、ソース200が接続されたことを検出する。なお、図6Aおよび図6Bに係る受電制御フローでは、コントローラ303はソース接続を検出すると、ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGをセットしていたが、本変形例では不要である。
コントローラ303はソース接続の検出後、ケーブルの種類を確認するために、ソース未接続状態(図4の状態ST4)に遷移する(ステップS23)。すなわち、コントローラ303は、プルアップ抵抗Rp1およびRp2をCC1端子およびCC2端子に接続すべくスイッチSW1、SW2を制御する。この状態で、検出回路302はCC1端子およびCC2端子の端子電圧を検出する。コントローラ303は、CC1端子電圧またはCC2端子電圧が電圧vRa以下であることを検出すると(ステップS24のY)、接続されたケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cケーブルであると認識し、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGに1bをセットし、レジスタ304に記憶させる(ステップS25)。一方、CC1端子電圧およびCC2端子電圧ともに電圧vRa以上である場合(ステップS24のN)には、接続されたケーブルはUSB Type-C to USB Type-Cケーブルではないと認識し、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGをセットせずに、ステップS26へ進む。
ステップS26は、シンク未接続状態(図4の状態ST1)である。ステップS26において、コントローラ303は、プルダウン抵抗Rd1およびRd2をCC1端子およびCC2端子に接続すべくスイッチSW1、SW2を制御する。この後のフローは、図6AのステップS7以降と同様であり、各ステップに同じ符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1の変形例においても、シンク300をソース未接続状態と同じ状態にすることで、接続されたケーブルのタイプを認識することができる。したがって、USB Type-Cレガシーケーブルで接続されたときに、シンク300がソース200に対して過剰な電力受電要求を行うことを防ぐことができる。また、本変形例においては、ソース接続検出フラグが必要ないため、処理を簡素化することができる。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1と比べて、シンクとして動作する電子装置がUSBデュアルロールパワーの電力動作モードを有する点で異なる。
USB Type-Cには、3つのUSBポート電力動作モードが規定されている。ソースのみ、シンクのみ、デュアルロールパワー(以下、DRPと称する)の電力動作モードである。ソース200は、給電装置としてのみ動作し、シンク300は、受電装置としてのみ動作するが、DRPは、給電装置としても受電装置としても動作することができる。本実施の形態2では、DRP対応の電子装置がシンクとして動作するときの受電制御について説明する。
図8にUSB Type-CのDRP対応の電子装置400の構成の一例を示す。電子装置400は、ソース200としてもシンク300として動作可能であるため、プルアップ抵抗Rp1、Rp2およびプルダウン抵抗Rd1、Rd2を備える。また、電子装置400は、検出回路302、スイッチSW1、SW2、コントローラ403およびレジスタ404を備える。スイッチSW1、SW2、検出回路302は図3に示されるものと同様でよいため、ここでは、同一の符号を付し、その説明を省略する。
コントローラ403は、スイッチSW1、SW2を制御し、CC1端子およびCC2端子とプルアップ抵抗Rp1、Rp2とが接続された第1の状態、および、CC1端子およびCC2端子とプルダウン抵抗Rd1、Rd2とが接続された第2の状態を周期的に切り替える。電子装置400にソース200となる外部電子装置が接続されると、電子装置400はCC1端子およびCC2端子にプルダウン抵抗Rd1、Rd2が接続された第2の状態のときにその接続を検出する。一方、電子装置400にシンク300となる外部電子装置が接続されると、電子装置400は、CC1端子およびCC2端子にプルアップ抵抗Rp1、Rp2に接続された第1の状態のときにその接続を検出する。
レジスタ404は、ソース200を検出したか否かを示すソース接続検出フラグSRC_DET_FLG、ケーブルの種類を示すケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLG、および、接続されたケーブルの種類の判別処理を実施ないし実行したか否かを示す接続ケーブル種類判別実施フラグCBL_CHK_FLGを記憶する。
図9は、USB Type-CのDRP動作における接続状態遷移図である。図9を参照しながら、本実施の形態2に係る受電制御について説明する。
DRP動作では、CC1端子およびCC2端子にプルダウン抵抗Rd1,Rd2が接続されたシンク未接続状態(Unattached.SNK)(状態ST10)とCC1端子およびCC2端子にプルアップ抵抗Rp1、Rp2が接続されたソース未接続状態(Unattached.SRC)(状態ST40)とがUSB Type-C規格で定義された所定時間で切り替えられる。各状態において、CC1端子またはCC2端子の検出電圧に応じて状態遷移が行われる。通常、シンク未接続状態(状態ST10)において、CC1端子またはCC2端子の電圧変化によりソース200が接続されたことを検出すると、電子装置はシンク接続待機状態(AttachedWait.SNK)(状態ST20)に遷移し、所定の条件を満たすと、シンク接続確立状態(Attached.SRC)に遷移する。一方、ソース未接続状態(状態ST40)において、CC1端子またはCC2端子の電圧変化によりシンク300が接続されたことを検出すると、電子装置は、ソース接続待機状態(AttachWait.SRC)(状態ST50)に遷移し、所定の条件を満たすと、シンク接続確立状態(Attached.SRC)(状態ST60)に遷移する。
本実施の形態2においては、電子装置400がシンク接続待機状態(状態ST20)からシンク接続確立状態(Attached.SNK)(状態ST30)へ遷移するために、レジスタ404に保持された情報が用いられる。詳細は図10A、10Bのフローチャートを参照しながら説明する。
図10A、10Bは、本実施の形態2に係る受電制御フローである。
前述のとおり、DRP動作時は、CC1端子およびCC2端子にプルダウン抵抗Rd1、Rd2が接続されたシンク未接続状態(Unattached.SNK)(状態ST10)、とCC1端子およびCC2端子にプルアップ抵抗Rp1、Rp2が接続されたソース未接続状態(Unattached.SRC)(状態ST40)とを所定時間で切り替える。
コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子にプルダウン抵抗Rd1、Rd2が接続されたとき(ステップS100のY)に、CC1端子またはCC2端子のいずれか一方の端子電圧が実施の形態1と同様、電圧vRdmin以上であることを検出すると(ステップS101のY)、ソースとして機能する外部電子装置が接続されたと判断する。すなわち、電子装置400はシンク接続待機状態(図9の状態ST20)に遷移する。コントローラ403は、ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bをセットし、レジスタ404に記憶する(ステップS102)。すなわち、電子装置400がシンク300であることを示す状態において、ソース200との接続を検出すると、ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGをセットする。
次に、コントローラ403は、レジスタ404に記憶されている接続ケーブル判別実施フラグCBL_CHK_FLGを読み出し、接続ケーブル種類判別実施フラグCBL_CHK_FLGに1bがセットされているかを確認する(ステップS103)。コントローラ403は、接続ケーブル種類判別実施フラグCBL_CHK_FLGが1bにセットされている場合(ステップS103のY)は、シンク300としての処理を継続する。すなわち、コントローラ403は、ソース200との接続を確立した状態にあるか否かの確認を行う(ステップS104)。
コントローラ403は、ソースとの接続確立しシンク接続確立状態(図9の状態ST30)に遷移すると(ステップS104のY)、レジスタ404からケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGを読み出す。ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGに1bがセットされている場合には(ステップS105のY)、コントローラ403は、USB Type-C to USB Type-Cケーブル経由での接続であると認識して、CCラインに接続されたCC1端子およびCC2端子のいずれか一方を介してソース200の給電能力の確認をした後に受電要求を行う(ステップS106)。一方、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGがセットされていない場合には(ステップS105のN)、USB Type-C to USB Type-CケーブルではないUSB Type-Cレガシーケーブル経由での接続であるとして、コントローラ403はソース200の給電能力の確認は行わず、USB標準供給電力での受電要求を行う(ステップS107)。
一方、接続ケーブル種類判別実施フラグCBL_CHK_FLGに1bがセットされていなかった場合には(ステップS103のN)、コントローラ403は、スイッチSW1、SW2を制御して、CC1端子およびCC2端子をそれぞれプルアップ抵抗Rp1、Rp2に接続する(ステップS109)。すなわち、コントローラ403は、ソース200としての動作状態であるソース未接続状態(図9の状態ST40)に遷移するように制御する。また、ステップS101において、CC1端子およびCC2端子の電圧がそれぞれ所定時間以内に電圧vRdmin以上にならなかった場合(ステップS101のY、ステップS108のY)にも、電子装置400をソース200として動作させるために、コントローラ403はソース未接続状態に遷移するようにスイッチSW1、SW2を制御する。
電子装置400がソース未接続状態に遷移すると、コントローラ403は、レジスタ404からソース接続検出フラグSRC_DET_FLGを読み出す(ステップS110)。ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bがセットされているということは(ステップS110のY)、すでに電子装置400がシンク300としてソースとの接続を検出していることを示す。したがって、コントローラ403は、以降の処理が、電子装置400がシンク300として動作するために必要なケーブルタイプ取得のための処理であると判断して、接続ケーブル種類判別実施フラグCBL_CHK_FLGに1bをセットしてレジスタ404に記憶させる(ステップS111)。
ソース接続検出フラグSRC_DET_FLGに1bがセットされていない場合、すなわち、電子装置400のソース接続が検出されていない場合には(ステップS110のN)、電子装置400がシンク300として動作すると決定されていない状態であることを示す。したがって、電子装置400はソースとしての接続確認処理を続ける。
次に、コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子の端子電圧の一方が電圧vRa以下であるか否かを確認する(ステップS112)。このステップS112で、電子装置400に接続されたケーブルがUSB Type-C to Type-Cケーブルかを確認する。ソース未接続状態に設定された電子装置400がUSB Type-C to Type-Cケーブルを介してソース200に接続される場合、CC1端子およびCC2端子のいずれか一方がケーブル内プルダウン抵抗Raに接続されるため、CC1端子およびCC2端子のいずれか一方の端子電圧が電圧vRa以下となる。一方、CC1端子およびCC2端子の端子電圧がどちらも電圧vRaよりも高い場合は、接続ケーブルがUSB Type-Cレガシーケーブルであることを示す。USB Type-CレガシーケーブルはEマーカーのプルダウン抵抗Raを具備していないからである。したがって、CC1端子およびCC2端子の一方の端子電圧が電圧vRa以下であるかを確認することによって、接続ケーブルの種類を判別することができる。
CC1端子およびCC2端子の一方の端子電圧が電圧vRa以下である場合(ステップS112のY)、すなわち、接続ケーブルがUSB Type-C to Type-Cケーブルであると判断されると、コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子の他方の端子電圧に基づきシンク300と接続されていないことを確認する。ステップS109においてCC1端子およびCC2端子にはプルアップ抵抗が接続されているため、プルダウン抵抗Rdを有するシンク200と接続されるとCC1端子およびCC2端子の他方の端子電圧が所定の電圧範囲(電圧vRdmin以上、電圧vRdmax以下)となる。したがって、所定の電圧範囲の上限の電圧vRdmaxより高い場合には、接続されている外部電子装置がシンク300ではないと判断できる。したがって、コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子の他方の端子電圧が電圧vRdmaxより高いか否かを確認する(ステップS113)。CC1端子およびCC2端子の他方の端子電圧が電圧vRdmaxよりも高い場合は(ステップS113のY)、コントローラ403は、シンクと接続されていないと認識する。なお、電圧vRdmaxはプルアップ抵抗Rp1、Rp2に接続された電源電位よりも低く、例えば、Type-C規格にて規定されている。
そして、コントローラ403は、ステップS112において、接続ケーブルがUSB Type-C to USB Type-Cであると判定されたことを示すために、ケーブルタイプフラグTYPC_CBL_FLGに1bをセットしてレジスタ404に記憶させる(ステップS114)。
一方、CC1端子およびCC2端子の他方の端子電圧が電圧vRdmax以下の場合には(ステップS113のN)、コントローラ403は電子装置400がシンク300と接続されていると認識し、電子装置400をソース接続待機状態(図9のST50)に遷移させる。その後、シンク300が接続されている状態が一定期間継続すると、電子装置400はソース接続確立状態(図9のST60)に遷移し、コントローラ403は、ソース200としての動作を開始する(ステップS118)。
CC1端子およびCC2端子の一方の端子電圧が電圧vRa以下ではない場合(ステップS112のN)、すなわち、接続ケーブルがUSB Type-Cレガシーケーブルであると判断されると、ステップS115において、コントローラ403は、電子装置400がシンク300と接続されているか否かを検出する。そのために、コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子のいずれか他方の端子電圧が電圧vRdmax以下であるか否かを判定する。CC1端子およびCC2端子のいずれか一方が電圧vRdmax以下ではない場合は(ステップS115のN)、コントローラ403は電子装置400がシンク300に接続されていないと認識し、ステップS116へ進む。一方、CC1端子およびCC2端子のいずれか他方の端子電圧が電圧vRdmax以下である場合には(ステップS115のY)、コントローラ403は電子装置400がシンク300と接続されていると認識し、ソース200としての動作を開始する(ステップS118)。
このように、コントローラ403は、接続ケーブルの種類を確認し(ステップS112)、シンク300と接続されていないと判断した上で(ステップS113のY、S115のN)、所定時間が経過した場合には(ステップS116のY)、シンク300としての動作を行うために電子装置400はシンク未接続状態へ遷移する(ステップS117)。すなわち、コントローラ403は、CC1端子およびCC2端子にプルダウン抵抗を接続するように制御し、ステップS100へ戻る。
上述のように、USB Type-CのDRP対応の電子装置は、シンク300として動作する場合であってもケーブルの種類を判別した上で受電制御を行う。したがって、USB Type-CのDRP対応の電子装置がシンク300として動作するとき、USB Type-Cレガシーケーブルを介して接続されていたとしても、外部のソース200に対して過剰な電力での受電要求を行うことを防ぐことができる。結果、USB Type-Cレガシーケーブルを用いた給電システムにおいて、安全な電力受電を行うことができる。また、USB Type-CのDRP対応の電子装置は、プルアップ抵抗およびプルダウン抵抗を備えているため、新たな部品を追加することなく過剰な電力受電要求を防止することができる。
なお、USB Type-CのDRP対応の電子装置がUSB Type-Cの状態制御をすべてファームウェアで行っている場合には、ハードウェアの構成を変更することなく、ケーブルの種類を確認することも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 給電システム
100、110 ケーブル
200 電子装置(給電装置、ソース)
30、300 電子装置(受電装置、シンク)
32、302 検出回路
33、303、403 コントローラ
304、404 レジスタ
400 電子装置

Claims (14)

  1. ケーブルを介して外部の給電装置に接続される電子装置であって、
    少なくとも一方が前記ケーブルの信号線に接続される第1および第2の端子と、
    前記第1および第2の端子の電圧を検出する検出回路と、
    前記検出回路で検出された前記第1または第2の端子の電圧に基づいて前記ケーブルの種類を判別し、前記ケーブルの種類に応じて前記外部の給電装置の給電能力の確認を行うコントローラと、
    を備え、
    前記電子装置は、第1および第2のプルアップ抵抗と、第1および第2のプルダウン抵抗とをさらに有し、
    前記コントローラは、
    前記第1および前記第2の端子にそれぞれ前記第1および前記第2のプルアップ抵抗を接続したときの前記第1または前記第2の端子の端子電圧に基づいて前記ケーブルの種類を判別し、
    前記ケーブルの種類を判別した後、前記第1および前記第2の端子にそれぞれ前記第1および前記第2のプルダウン抵抗を接続するように切り替えて前記給電能力確認を行う、
    電子装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記第1または前記第2の端子の端子電圧に基づき前記ケーブルが第1のケーブルであると判別する場合には、前記給電能力の確認を行い、確認した給電能力に応じた電力で受電要求を行い、
    前記第1または前記第2の端子の端子電圧に基づき前記ケーブルが第1のケーブルではないと判別する場合には、前記給電能力の確認をせず、所定の電力で受電要求を行う、
    請求項1記載の電子装置。
  3. 前記第1のケーブルは、USB Type-C to Type-Cケーブルである、
    請求項2記載の電子装置。
  4. 前記所定の電力は、USB2.0規格またはUSB3.x規格で定められたUSB標準供給電力である、
    請求項2記載の電子装置。
  5. 前記第1および前記第2の端子はUSB Type-C規格に準ずるコンフィグレーションチャネル端子である、
    請求項1記載の電子装置。
  6. 前記電子装置は、受電装置である請求項1記載の電子装置。
  7. ケーブルを介して外部の給電装置に接続される電子装置であって、
    少なくとも一方が前記ケーブルの信号線に接続される第1および第2の端子と、
    前記第1および第2の端子の電圧を検出する検出回路と、
    前記検出回路で検出された前記第1または第2の端子の電圧に基づいて前記ケーブルの種類を判別し、前記ケーブルの種類に応じて前記外部の給電装置の給電能力の確認を行うコントローラと、
    を備え、
    前記電子装置は、給電装置または受電装置として動作可能であり、
    前記コントローラは、前記外部の給電装置との接続を検出すると、給電装置としての動作状態に遷移した後に前記第1または前記第2の端子の端子電圧から前記ケーブルの種類を判別する、
    電子装置。
  8. 前記電子装置は、前記ケーブルの種類の判別処理を実行したことを示すケーブル種類判別実施フラグを記憶するレジスタをさらに有し、
    前記コントローラは、
    前記外部の給電装置との接続を検出したときに前記ケーブル種類判別実施フラグを確認し、
    前記ケーブル種類判別実施フラグが前記ケーブルの種類の判別処理を実行したことを示す場合に、受電装置としての処理を継続し、
    前記ケーブル種類判別実施フラグが前記ケーブルの種類の判別処理を実行していないことを示す場合に、給電装置としての動作状態に遷移して前記第1または前記第2の端子の電圧から前記ケーブルの種類を判別する、
    請求項7記載の電子装置。
  9. 前記レジスタは、前記外部の給電装置との接続を検出したことを示すソース接続検出フラグをさらに記憶し、
    前記コントローラは、前記外部の給電装置としての動作状態に遷移したときに、前記ソース接続検出フラグが前記外部の給電装置との接続を検出したことを示している場合には、前記ケーブルの種類の判別処理を実行したことを示す前記ケーブル種類判別実施フラグをセットして前記レジスタに記憶する、
    請求項8記載の電子装置。
  10. ケーブルを介して外部の給電装置と接続され、受電装置として機能する電子装置であって、
    前記ケーブルに接続され、第1のスイッチを介して第1のプルアップ抵抗または第1のプルダウン抵抗に接続される第1の端子と、
    前記ケーブルに接続され、第2のスイッチを介して第2のプルアップ抵抗または第2のプルダウン抵抗に接続される第2の端子と、
    前記第1および前記第2の端子がそれぞれ前記第1および前記第2のプルアップ抵抗に接続された第1の状態において、前記第2の端子の電圧に基づいて前記ケーブルの種類を判別し、前記第1および前記第2の端子がそれぞれ前記第1および前記第2のプルダウン抵抗に接続された第2の状態において、前記第1の端子の電圧に基づき前記外部の給電装置との接続を確認し、前記ケーブルの種類に応じて前記外部の給電装置の給電能力の確認を行うコントローラと、
    を備える電子装置。
  11. ケーブルを介して外部の給電装置に接続される電子装置の受電制御方法であって、
    前記電子装置は、前記ケーブルに接続され、第1のスイッチを介して第1のプルアップ抵抗または第1のプルダウン抵抗に接続される第1の端子と、
    前記ケーブルに接続され、第2のスイッチを介して第2のプルアップ抵抗または第2のプルダウン抵抗に接続される第2の端子と、を含み、
    前記ケーブルに接続される前記第1および前記第2の端子がそれぞれ前記第1および前記第2のプルアップ抵抗に接続された第1の状態において、前記第2の端子の電圧に基づき前記ケーブルの種類を判別し、
    前記第1および前記第2の端子がそれぞれ前記第1および前記第2のプルダウン抵抗に接続された第2の状態において、前記第1の端子の電圧に基づき前記外部の給電装置との接続を検出し、
    前記外部の給電装置との接続を検出した後に、前記ケーブルの種類に応じて前記外部の給電装置の給電能力の確認を行う、
    電子装置の受電制御方法。
  12. 前記第1および前記第2の端子はUSB Type-C規格に準ずるコンフィグレーションチャネル端子である、
    請求項11記載の電子装置の受電制御方法。
  13. 前記電子装置は、受電装置としてのみ動作可能である、
    請求項11記載の電子装置の受電制御方法。
  14. 前記ケーブルの種類を判別する前に、前記第1および前記第2の端子にそれぞれ前記第1および前記第2のプルアップ抵抗を接続するステップと、
    前記ケーブルの種類を判別した後に、前記第1および前記第2の端子にそれぞれ前記第1および前記第2のプルダウン抵抗を接続するステップと、
    をさらに含む請求項13記載の電子装置の受電制御方法。
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