JP7255083B2 - コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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本発明は、コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
ウェブブラウザ上で利用可能なグラフ描画アプリケーションが知られている。例えば、ウェブブラウザ上で動作するアプリケーションに関する非特許文献1によれば、ユーザーが式リストに入力した数式に基づいて演算が行われ、演算の結果に基づくグラフが描画される。
Desmos,desmos ユーザーガイド,堀川由人 訳[online],[平成30年4月16日検索]、インターネット<URL:https://desmos.s3.amazonaws.com/Desmos_User_Guide_JA.pdf>
上述のようなアプリケーションにおいて、ユーザーの利便性を向上させることが求められている。本発明は、ユーザーの利便性を向上させることを目的とする。
本発明の一実施形態は、コンピュータに、互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示させ、前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記第1の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させるとともに、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させ、前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、分離させる前の前記第1の種類の表示部に関連付けられている第3の種類の表示部を非表示にさせる、ことを実行させるためのプログラムである
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るシステムにおける端末の画面表示の一例を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るシステムの動作の一例を示す図である。 図4は、メモ付箋/演算付箋作成処理の一例を示す図である。 図5は、グラフ付箋作成処理の一例を示す図である。 図6は、数式付箋作成処理の一例を示す図である。 図7は、数表(統計)付箋作成処理の一例を示す図である。 図8は、演算(α+β)付箋作成処理の一例を示す図である。 図9は、演算処理の一例を示す図である。 図10は、グラフ付箋処理の一例を示す図である。 図11は、スライダ付箋処理の一例を示す図である。 図12は、統計計算付箋処理の一例を示す図である。 図13は、数表(数式)付箋処理の一例を示す図である。 図14は、演算付箋/演算(α+β)付箋処理の一例を示す図である。 図15は、座標値付箋作成処理の一例を示す図である。 図16は、付箋結合処理の一例を示す図である。 図17は、付箋分離処理の一例を示す図である。 図18は、各種付箋の作成の関係の一例を示す図である。 図19は、各種付箋の作成時の操作及び表示の一例を示す図である。 図20Aは、付箋の結合に関する操作対象、操作及び操作後の表示の一例を示す図である。 図20Bは、付箋の分離に関する操作対象、操作及び操作後の表示の一例を示す図である。 図21Aは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図21Bは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図21Cは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図21Dは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図21Eは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図21Fは、各種付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図22Aは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図22Bは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図22Cは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図22Dは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図22Eは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図22Fは、付箋の作成及び表示の一例を示す図である。 図23Aは、数式付箋の分離操作時の表示の一例を示す図である。 図23Bは、数式付箋の分離操作時の表示の一例を示す図である。 図23Cは、数式付箋の分離操作時の表示の一例を示す図である。 図24Aは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図24Bは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図24Cは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図25Aは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図25Bは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図25Cは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図25Dは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図25Eは、数式付箋の結合操作時の表示の一例を示す図である。 図26Aは、座標値付箋及び演算付箋作成時の表示の一例を示す図である。 図26Bは、座標値付箋及び演算付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図26Cは、座標値付箋及び演算付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図26Dは、座標値付箋及び演算付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図26Eは、座標値付箋及び演算付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図26Fは、座標値付箋及び演算付箋の作成時の表示の一例を示す図である。 図27Aは、付箋の結合操作時の座標値付箋及び演算付箋の表示の一例を示す図である。 図27Bは、付箋の結合操作時の座標値付箋及び演算付箋の表示の一例を示す図である。 図28Aは、付箋の分離操作時の座標値付箋及び演算付箋の表示の一例を示す図である。 図28Bは、付箋の分離操作時の座標値付箋及び演算付箋の表示の一例を示す図である。 図28Cは、付箋の分離操作時の座標値付箋及び演算付箋の表示の一例を示す図である。 図29は、幾何付箋の表示の一例を示す図である。 図30は、統計計算結果を含む表示の一例を示す図である。 図31は、統計計算結果を含む表示の一例を示す図である。 図32Aは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図32Bは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図33Aは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図33Bは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図33Cは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図34Aは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図34Bは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図34Cは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図35Aは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図35Bは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。 図35Cは、統計計算に関する表示の一例を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成の一例を示す図である。システム1は、サーバ10と、端末20とを含む。サーバ10と端末20とは、ネットワーク30を介して通信可能に接続される。ネットワーク30は、例えばインターネットである。なお、図1には、1台の端末20のみが示されているが、ネットワーク30を介してサーバ10に接続可能な端末20の台数はこれに限定されない。1以上の端末20が接続可能である。
システム1は、ユーザーが入力した数式(関数)に基づく演算結果により関数のグラフを表示したり、数値に基づく統計計算結果により統計グラフや統計値を表示したりするシステムである。システム1では、端末20に入力されたデータ及び演算指示が、端末20からサーバ10に送信される。サーバ10は、当該データ及び演算指示に基づいて演算を実行し、演算結果を端末20に送信する。端末20は、当該演算結果を受信して、これに基づいた表示、例えばグラフの表示又は統計計算結果(文字情報)の表示をする。
サーバ10は、プロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、ストレージ14と、通信装置15とを有している。これらの各々は、システムバス19を介して互いに接続されている。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)などの集積回路であってよい。ROM12は、プロセッサ11の動作に用いられる情報を記録している。RAM13は、プロセッサ11の主記憶装置として機能する。ストレージ14には、プロセッサ11で用いられるサーバ制御プログラム、各種演算を実行するための演算プログラム等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。プロセッサ11は、ストレージ14に記憶されたプログラムに従ってサーバ10の動作を制御する。プロセッサ11として、CPU以外のプロセッサ、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。通信装置15は、ネットワーク30等の外部の通信ネットワークと通信可能である。
端末20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、ストレージ24と、入力装置25と、表示装置26と、通信装置27とを有している。これらの各々は、システムバス29を介して互いに接続されている。端末20は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、スマートフォンなどの電子機器であってよい。
CPU21は、端末20の各種動作を制御するプロセッサである。ROM22は、起動プログラム等を記録している。RAM23は、プロセッサ11の主記憶装置として機能する。ストレージ24には、CPU21で用いられる端末制御プログラム等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。CPU21は、入力装置25からの入力信号や通信装置27による受信信号に応じて各種プログラムを実行することで端末20の動作を制御する。各種プログラムは、不図示のウェブサーバからネットワーク30、通信装置27を介してストレージ24にダウンロードされてもよい。通信装置27は、ネットワーク30等の外部の通信ネットワークと通信可能である。
入力装置25は、キーボード、マウスなどの外部入力装置、あるいは端末20の表示装置26に表示される入力ボードを含む。入力装置25の操作により、入力インターフェース(I/F)からシステムバス29を介してCPU21に入力信号が入力される。
表示装置26は、液晶ディスプレイなどの外部表示装置、あるいは端末20の液晶ディスプレイなどの表示部を含む。表示装置26には、CPU21からシステムバス29、出力インターフェース(I/F)を介して出力信号が伝送される。
本実施形態では、ユーザーは、端末20で動作するウェブブラウザにおいてサーバ10のアドレスを指定する。端末20のウェブブラウザは、数式、数値等の入力受付に応じてサーバ10へのリクエストを発行し、サーバ10が演算プログラムにしたがって実行した演算の結果をサーバ10からのレスポンスとして受信する。言い換えれば、サーバ10は、端末20からの演算のリクエストに応答して、演算プログラムにしたがってプロセッサ11で演算を実行し、実行した演算結果をレスポンスとして端末20に送信する。さらに、端末20は、受信した演算結果を用いて、ウェブブラウザ上で動作するプログラムにしたがって関数グラフ又は統計グラフの描画、演算結果の表示等をする。このように、システム1では、端末20のウェブブラウザ上で動作するプログラムとサーバ10の演算プログラムとにより、グラフ描画、演算結果の表示等のためのウェブアプリケーションとしての機能が実現される。
このようなウェブアプリケーションは、例えば、ICT(Information and Communication Technology)化が進む学校教育の現場において、数学の授業等で活用されうる。
図2は、端末20のウェブブラウザ上で動作するアプリケーションによる画面表示の一例を示す図である。すなわち、図2には、端末20の表示装置26に表示される画面の一例が示されている。
端末20の表示装置26に表示される画面26aは、上段エリア100aと、下段エリア100bとからなる。上段エリア100aは、新規ペーパー作成アイコン100cが表示された細長いエリアである。下段エリア100bは、画面26a中の上段エリア100aよりも下側のエリアであって、ペーパー100とも称される。ペーパー100には、種々のフローティングオブジェクトが表示される。フローティングオブジェクトとは、画面に表示されるオブジェクト(表示体)であって、ユーザー操作に応じて、1つ以上のオブジェクトを単位として少なくとも表示位置を変更できる表示体のことである。以下、オブジェクトの各々が付箋と称される。
図2には、メモ付箋101と、演算付箋102と、グラフ付箋103と、数式付箋104と、スライダ付箋105と、数表(数式)付箋106と、数表(統計)付箋107と、統計計算付箋108と、座標値付箋109と、演算(α+β)付箋110とが示されている。
メモ付箋101は、ユーザーが入力したテキスト入力情報を表示する付箋である。メモ付箋101は、入力装置25からの入力及び当該入力の表示が可能な付箋である。
演算付箋102は、ユーザーが入力した演算式及び当該演算式に係わる演算結果を表示する付箋である。演算付箋102は、入力装置25からの入力及び当該入力の表示、及び演算結果の表示が可能な付箋である。
グラフ付箋103は、関数グラフ及び統計グラフの表示が可能な付箋である。
数式付箋104は、ユーザーが入力した数式(関数)を表示する付箋である。数式付箋104は、入力装置25からの入力及び当該入力の表示が可能な付箋である。
スライダ付箋105は、数式付箋104に入力された数式に文字係数が含まれる場合に当該文字係数の値を変化可能に表示する付箋である。
数表(数式)付箋106は、数式付箋104に入力された数式に係わる数値を数表の形式で表示する付箋である。数表(数式)付箋106は、数式付箋104に表示される数表(数式)アイコン72(図21Bを参照して後述する)を選択したことに応じて表示される付箋である。数表(数式)付箋106に表示される数表には、入力装置25から数値を直接入力できない。
数表(統計)付箋107は、ユーザーが当該付箋107の数表111に入力した数値を表示する付箋である。数表(統計)付箋107は、入力装置25からの入力及び当該入力の表示が可能な付箋である。
統計計算付箋108は、統計計算に係わる情報を表示する付箋である。
座標値付箋109は、グラフ付箋103に描画されたグラフ上でユーザーが指定した位置の座標値を表示する付箋である。
演算(α+β)付箋110は、ユーザーが入力した演算式及び当該演算式に係わる演算結果を表示する付箋である。演算(α+β)付箋110は、入力装置25からの入力及び当該入力の表示、及び演算結果の表示が可能な付箋である。
なお、演算付箋102も演算(α+β)付箋110も、ユーザーが入力した演算式及び当該演算式に係わる演算結果を表示する付箋であるが、演算(α+β)付箋110は、座標値付箋109に表示された座標値を演算(α+β)付箋110への入力に用いることができる点で演算付箋102とは異なる。
グラフ付箋103、数式付箋104、スライダ付箋105、数表(数式)付箋106、数表(統計)付箋107、統計計算付箋108、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110には、図2に示されるように、それぞれ、左上にチェック欄121、122、123、124、125、126、127、128が表示されている。例えば、付箋が選択されると、該当する付箋のチェック欄にチェックが表示される。付箋が選択されている間、選択された付箋が、選択されていない残りの付箋から視覚的に区別可能に表示されてよい。視覚的な区別の方法として、選択された付箋の外枠だけが残りの付箋よりも太く表示されたり、線種や色が異なっていたり、点滅表示されてもよい。図2では、グラフ付箋103が選択されており、グラフ付箋103のチェック欄121にチェックが表示されている。
図2における各付箋の表示について説明する。
[数式付箋104]
図2には、第1の数式付箋104aと第2の数式付箋104bとが上下につながった数式付箋104が表示されている。ここでの数式付箋104は、2つの数式付箋104a、104bからなる数式付箋ユニットである。第1の数式付箋104aには数式y=a・xが表示されている。第2の数式付箋104bには数式y=b・xが表示されている。第1の数式付箋104aには、タブ151が表示されている。第2の数式付箋104bには、タブ152が表示されている。
[数表(統計)付箋107]
図2では、数表(統計)付箋107の数表111のA列及びB列には、ユーザーが入力した任意の数値が表示されている。
[グラフ付箋103]
図2では、グラフ付箋103には、第1の数式付箋104aに入力された数式y=a・xのグラフ(第1のグラフ)と、第2の数式付箋104bに入力された数式y=b・xのグラフ(第2のグラフ)と、数表(統計)付箋107に入力された数値に基づく第1の統計グラフ(散布図:Scatter Plot)及び第2の統計グラフ(二次回帰:Quadratic Regression)とが表示されている。ここで、グラフ付箋103の左下には、第1のタブ112と、第2のタブ113と、第3のタブ114と、第4のタブ115とが表示されている。第1のタブ112は、第1のグラフに関連付けられている。第2のタブ113は、第2のグラフに関連付けられている。第3のタブ114は、第1の統計グラフに関連付けられている。第4のタブ115は、第2の統計グラフに関連付けられている。このように、グラフ付箋103に描画された各グラフに関連付けられたタブが表示される。
グラフ付箋103には、座標値ラベル171、172、173が表示されている。座標値ラベル171には、グラフ付箋103に描画された第1のグラフと第2のグラフとの交点の1つである点Pの座標(1,1)が表示されている。座標値ラベル172には、グラフ付箋103に描画された第1のグラフ上の点Pの座標(4.46,4.46)が表示されている。座標値ラベル173には、グラフ付箋103に描画された第1のグラフ上の点Pの座標(-1.96,-1.96)が表示されている。
[スライダ付箋105]
図2には、第1の数式付箋104aに表示された数式に含まれる文字係数aの値を、ユーザー操作に応じて変化させるための第1のスライダ118を含む第1のスライダ付箋105aと、第2の数式付箋104bに表示された数式に含まれる文字係数bの値を、ユーザー操作に応じて変化させるための第2のスライダ119を含む第2のスライダ付箋105bとが上下につながったスライダ付箋105が表示されている。ここでのスライダ付箋105は、2つのスライダ付箋105a、105bからなるスライダ付箋ユニットである。第1のスライダ118がスライド操作されると、これに応答して第1のグラフの表示が更新される。第2のスライダ119がスライド操作されると、これに応答して第2のグラフの表示が更新される。
[数表(数式)付箋106]
図2では、数表(数式)付箋106には、第1の数式付箋104aに表示された数式(関数)のx及びyの値と、第2の数式付箋104bに表示された数式(関数)のx及びyの値とが表示されている(xは共有されている)。数表(数式)付箋106の下側には、タブ116、117が表示されている。タブ116は、第1の数式付箋104aに表示された数式のx及びyの値と関連付けられている。タブ117は、第2の数式付箋104bに表示された数式のx及びyの値と関連付けられている。
数表(数式)付箋106に表示された数表の第1行のセル181、セル182には、各列に表示されている値に対応する数式が、各列の項目名として表示されている。第1行の第1列のセル181及び第2列のセル182には、第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bにそれぞれ表示された数式が表示されている。また、各項目名のセル181、182の色は、各対応する第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bの何れかの数式付箋のタブの色、並びに、数表(数式)付箋106のタブ116及びタブ117の何れかのタブの色と、同色である。これにより、数表(数式)付箋106に表示された数値と、数式付箋との対応関係を、ユーザーが把握しやすく表示されている。
[統計計算付箋108]
図2には、第1の統計計算付箋108aと第2の統計計算付箋108bとが上下につながった統計計算付箋108が表示されている。ここでの統計計算付箋108は、2つの統計計算付箋108a、108bからなる統計計算付箋ユニットである。第1の統計計算付箋108aには、タブ153が表示されている。第2の統計計算付箋108bには、タブ154が表示されている。
第1の統計計算付箋108aには、グラフ付箋103に描画された第1の統計グラフである散布図に係わる情報が表示されている。第1の統計計算付箋108aのうち、第1行の文字列「Scatter Plot」は、当該統計計算が散布図に関するものであることを示す。第2行の「X:A:A」は、数表(統計)付箋107のA列のすべての値が統計計算対象であることを示し、第3行の「Y:B:B」は、数表(統計)付箋107のB列のすべての値が統計計算対象であることを示す。
第2の統計計算付箋108bには、グラフ付箋103に描画された第2の統計グラフである二次回帰に係わる情報が表示されている。第2の統計計算付箋108bのうち、第1行の文字列「Quadratic Regression」は、当該統計計算が二次回帰に関するものであることを示す。第2行は二次回帰式、第3行の「X:A1:A5」は、数表(統計)付箋107のA列の第1行から第5行までの各値が統計計算対象であること、第4行「Y:B1:B5」は、数表(統計)付箋107のB列の第1行から第5行までの各値が統計計算対象であることを示す。第5行の「Freq: 1」は、数表(統計)付箋107のA列の第1行から第5行までの各値の度数が1であること、第6行から第8行までの各式は、第1の統計計算付箋108bの統計計算対象の値に基づいて求められた二次回帰式の各係数の値を示す。
[座標値付箋109]
図2には、第1の座標値付箋109aと、第2の座標値付箋109bと、第3の座標値付箋109cと、第4の座標値付箋109dとが上から順につながった座標値付箋109が表示されている。ここでの座標値付箋109は、4つの座標値付箋109a、109b、109c、109dからなる座標値付箋ユニットである。第1の座標値付箋109aには、グラフ付箋103に描画された第1のグラフと第2のグラフとの交点の1つを示す符号である点Pとその座標(1,1)が表示されている。第2の座標値付箋109bには、点Pとその座標(0,0)が表示されている。第3の座標値付箋109cには、グラフ付箋103に描画された第2のグラフ上の点を示す符号Pとその座標(4.46,4.46)が表示されている。第4の座標値付箋109dには、グラフ付箋103に描画された第2のグラフ上の点を示す符号P(-1.96,-1.96)が表示されている。
[演算(α+β)付箋110]
図2では、第1の演算付箋110aと第2の演算付箋110bとが上下につながった演算(α+β)付箋110が表示されている。ここでの演算(α+β)付箋110は、2つの演算付箋110a、110bからなる演算付箋ユニットである。第1の演算付箋110aには、演算式x+x+x及び当該演算式の解x+273/50が表示されている。ここで、xは、第1の座標値付箋109aに表示された点Pのx座標であり、xは変数であり、xは、第3の座標値付箋109cに表示された点Pのx座標である。第2の演算付箋110bは、何も入力されていない空の状態である。
以下、各種付箋のグループ(紐付け)について説明する。
[第1のグループ]
グラフ付箋103、数式付箋104、スライダ付箋105及び数表(数式)付箋106は、第1のグループとして紐付けられることができる。本明細書では、この状態を、グラフ付箋103、数式付箋104、スライダ付箋105及び数表(数式)付箋106が互いにグループ化されている、と記述する場合がある。システム1では、例えば、数式付箋104に入力された数式に基づいて、グラフ付箋103にグラフが描画され、スライダ付箋105が作成され、さらに、数表(数式)付箋106が作成されてよい。図2には、数式付箋104が、それぞれ、グラフ付箋103、スライダ付箋105及び数表(数式)付箋106と紐付けられていることを示す紐141、142、143が示されている。また、当該グラフ付箋103に紐付けて、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110が作成されることができる。図2には、グラフ付箋103が、それぞれ、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110と紐付けられていることを示す紐144、145が示されている。
付箋同士の紐付けが一目で分かるように、第1の数式付箋104aのタブ151と、グラフ付箋103の第1のタブ112と、数表(数式)付箋106のタブ116とが同じ色で表示されてよい。第2の数式付箋104bのタブ152と、グラフ付箋103の第2のタブ113と、数表(数式)付箋106のタブ117とが同じ色で表示されてよい。グラフ付箋103に表示されるグラフの線や点の色も、当該色に対応させてよい。
図示しないが、紐141、142、143のそれぞれを互いに平行な2本の紐で構成し、2本の紐のうち1本の紐の色を、第1の数式付箋104aのタブ151、グラフ付箋103の第1のタブ112及び数表(数式)付箋106のタブ116の色と同じ色にし、2本の紐のうち他の1本の紐の色を、第2の数式付箋104bのタブ152、グラフ付箋103の第2のタブ113及び数表(数式)付箋106のタブ117の色と同じ色にしてよい。これにより、図2のように多数の付箋が画面に表示されていても、数式付箋104、グラフ付箋103、数表(数式)付箋106及びスライダ付箋105が同じ第1のグループに属していることが、一目で分かるようになる。
また、図示しないが、第1のスライダ付箋105a及び第2のスライダ付箋105bも、第1の数式付箋104aのタブ151及び第2の数式付箋104bのタブ152と同様に、タブを備えていてよい。その場合、第1のスライダ付箋105aのタブの色を、第1の数式付箋104aのタブ151の色と同じにし、第2のスライダ付箋105bのタブの色を、第2の数式付箋104bのタブ152の色と同じにしてよい。これにより、各数式付箋104a,104bに表示された各数式と、各スライダ付箋105a,105bに表示された各スライダ118,119との対応関係を、ユーザーが把握しやすく表示することができる。
[第2のグループ]
グラフ付箋103、数表(統計)付箋107及び統計計算付箋108は、第2のグループとして紐付けられることができる。本明細書では、この状態を、グラフ付箋103、数表(統計)付箋107及び統計計算付箋108が互いにグループ化されている、と記述する場合がある。システム1では、例えば、数表(統計)付箋107の数表111に入力された数値に基づいて、グラフ付箋103に統計計算結果のグラフが表示され、統計計算結果に係わる情報を表示する統計計算付箋108が作成される。図2には、数表(統計)付箋107が、それぞれ、グラフ付箋103及び統計計算付箋108に紐付けられていることを示す紐146、147が示されている。
紐付けが一目で分かるように、グラフ付箋103の第3のタブ114と、第1の統計計算付箋108aのタブ153とが同じ色で表示されてよい。グラフ付箋103の第4のタブ115と、第2の統計計算付箋108bのタブ154とが同じ色で表示されてよい。グラフ付箋103に表示されるグラフの線や点の色も、当該色に対応させてよい。また、図示しないが、前述の紐144、145同様、紐144、145、143のそれぞれを互いに平行な2本の紐で構成してよい。2本の紐のうち1本の紐の色を、グラフ付箋103の第3のタブ114及び第1の統計計算付箋108aのタブ153の色と同じ色にし、2本の紐のうち他の1本の紐の色を、グラフ付箋103の第4のタブ115及び第2の統計計算付箋108bのタブ154の色と同じ色にしてよい。
なお、図2では、1つのグラフ付箋103が第1のグループ及び第2のグループの双方に属している。本実施形態では、1つのグラフ付箋103に関数グラフと統計グラフとの両方を描画することが可能である。
図2には、メニューアイコンバー50が示されている。メニューアイコンバー50は、ペーパー100内にてオブジェクトが配置されていない領域の任意の位置を特定するユーザー操作(例えば、マウスを使った右クリック操作や、タッチパネルへのタッチオン操作など)を受け付けたことに応じて、そのユーザー操作により特定された位置に基づいて決定される位置(特定された位置やその近傍の位置)に表示される。メニューアイコンバー50は、付箋と同様に、フローティングオブジェクトである。
メニューアイコンバー50は、演算アイコン51と、数式アイコン52と、グラフアイコン53と、数表(統計)アイコン54と、幾何アイコン55と、メモアイコン56とを含む。メニューアイコンバー50に含まれるアイコン51、52、53、54、55、56は、それぞれ、ペーパー100上に新たな演算付箋102、数式付箋104、グラフ付箋103、数表(統計)付箋107、幾何付箋203(図29を参照して後述する)及びメモ付箋101を表示させるための入力操作を受けるアイコンである。メニューアイコンバー50からの入力に応答して作成される各種付箋は、他の付箋とは紐付けられていない状態で作成及び表示される。すなわち、メニューアイコンバー50から作成される付箋は、作成時には、他の付箋とグループ化されておらず、他の付箋から独立している。
上述したように、図2には、グラフ付箋103が選択された状態が示されている。この状態において、グラフ付箋103にはアイコン群60が表示される。アイコン群60は、数式アイコン61と、数表(統計)アイコン62と、演算アイコン63とを含む。数式アイコン61は、当該グラフ付箋103と紐付けられた数式付箋104を作成する又は当該グラフ付箋103と紐付けられた既存の数式付箋104にフォーカス移動させるための入力操作を受けるアイコンである。数表(統計)アイコン62は、当該グラフ付箋103と紐付けられた数表(統計)付箋107を表示させるための入力操作を受けるアイコンである。演算アイコン63は、当該グラフ付箋103と紐付けられた演算(α+β)付箋110を表示させるための入力操作を受けるアイコンである。
本実施形態では、システム1は、白紙のペーパー100から出発して、各種付箋を作成してグラフ付箋103に所望の関数グラフ又は統計グラフを描画したり、描画されたグラフ上の任意の点の座標値を表示したり、グラフ上の座標値を用いた演算による演算結果を表示したりすることが可能である。また、システム1では、各種付箋の結合(統合又は整列)/分離(離間)が可能である。以下、システム1における一連の処理の流れについて説明する。
図3は、システム1における処理の流れの一例を示す図である。
ステップS11において、端末20は、メモ付箋/演算付箋作成処理を実行する。ステップS12において、端末20は、グラフ付箋作成処理を実行する。ステップS13において、端末20は、数式付箋作成処理を実行する。ステップS14において、端末20は、数表(統計)付箋作成処理を実行する。ステップS15において、端末20は、演算(α+β)付箋作成処理を実行する。
ステップS16において、端末20は、上述の各付箋作成処理(ステップS11,S12、S13,S14及びS15)で作成した各種付箋に対して内容を入力する入力操作及び当該入力操作により入力した内容を確定する確定操作を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS17に進む。ステップS17において、端末20は、表示装置26に受け付けた表示入力に基づく表示をする。受け付けていないと判定された場合(No)、あるいはステップS17の後、処理はステップS18に進む。なお、受け付けていないと判定された場合には、ステップS18からステップS23の処理を実行せず、ステップS24へ直接遷移してもよい。
ステップS18において、演算処理が実行される。ステップS18では、端末20から受信した演算指示及び必要情報に基づいてサーバ10が演算処理を実行し、端末20が演算結果を受信する。
ステップS19において、端末20は、演算結果に基づくグラフ付箋処理を実行する。ステップS20において、端末20は、スライダ付箋処理を実行する。ステップS21において、端末20は、演算結果に基づく統計計算付箋処理を実行する。ステップS22において、端末20は、数表(数式)付箋処理を実行する。ステップS23において、端末20は、演算付箋/演算(α+β)付箋処理を実行する。ステップS24において、端末20は、座標値付箋処理を実行する。
ステップS25において、端末20は、付箋結合処理を実行する。ステップS26において、端末20は、付箋分離処理を実行する。
ステップS27において、端末20は、処理を終了するか否かを判定する。終了しないと判定された場合には(No)、ステップS11に戻る。すなわち、終了すると判定されるまで、ステップS11以降の処理が繰り返されて、終了すると判定された場合には(Yes)、端末20は処理を終了する。
以下、上述のステップS11からステップS15、ステップS18からステップS26の各処理について、図4乃至図17を参照して説明する。
図4は、メモ付箋/演算付箋作成の処理(図3のステップS11)の一例を示す図である。
ステップS111において、CPU21は、ユーザーがメモアイコン56を選択することによるメモ付箋作成入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS112に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はステップS114に進む。
ステップS112において、CPU21は、メモ付箋作成処理を実行する。メモ付箋作成処理は内部処理であり、表示しようとするメモ付箋を内部的に生成し、その表示位置を決定する処理を含む。メモ付箋の表示位置は、例えば、メニューアイコンバー50を表示するために行われたユーザー操作により特定された位置や、当該メニューアイコンバー50のメモアイコン56を選択する際、ユーザー操作により特定された位置に基づいて決定される位置であってよい。なお、以下の説明における各付箋の「作成処理」又は「作成する処理」も、同様に、表示しようとする付箋を内部的に生成し、その表示位置を決定する処理を含むものとする。
ステップS113において、CPU21は、新たに1つのメモ付箋101を追加で、ペーパー100内のステップS112で決定した位置に表示させる。このとき、メモ付箋101の表示エリアは何も表示されていない空の状態である。
ステップS114において、CPU21は、ユーザーが演算アイコン51を選択することによる演算付箋作成入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS115に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS115において、CPU21は、演算付箋作成処理を実行する。演算付箋の表示位置も、メモ付箋の表示位置と同様に決定してよい。そして、ステップS116において、CPU21は、新たに1つの演算付箋102を追加で、ペーパー100内のステップS115で決定した位置に表示させる。このとき、演算付箋102の表示エリアは何も表示されていない空の状態である。ステップS116の後、処理はリターンする。
図5は、グラフ付箋作成の処理(図3のステップS12)の一例を示す図である。
ステップS121において、CPU21は、ユーザーがグラフアイコン53を選択することによるグラフ付箋作成入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS122に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS122において、CPU21は、グラフ付箋作成処理を実行する。そして、ステップS123において、CPU21は、新たに1つのグラフ付箋103を追加でペーパー100に表示させる。このとき、グラフ付箋103の表示エリアには、既定の、又は、ユーザー操作に応じて設定された座標範囲の座標軸やグリッド、目盛り等が、表示設定に応じて表示されているが、グラフが描画されていない空のグラフ付箋である。また、表示設定により、座標軸やグリッド、目盛り等が表示されていなくてもよい。ステップS123の後、処理はリターンする。
図6は、数式付箋作成の処理(図3のステップS13)の一例を示す図である。
ステップS131において、CPU21は、グラフ付箋103の数式アイコン61の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS132に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はステップS133に進む。
ステップS132において、CPU21は、グラフ付箋103に関連付けられた数式付箋104の有無を判定する。グラフ付箋に関連付けられた数式付箋とは、グラフ付箋に紐付けられた数式付箋、つまり、グラフ付箋とグループ化されている数式付箋である。当該数式付箋104があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS134に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS135に進む。
ステップS134において、CPU21は、グラフ付箋103に関連付けられた既存の数式付箋104にフォーカス移動させる。ステップS134の後、処理はリターンする。
一方、ステップS135において、CPU21は、数式付箋作成処理として、グラフ付箋103に関連付けられた新しい数式付箋を作成する処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、数式付箋の表示位置として決定する。
ステップS133において、CPU21は、数式付箋104に付随する数式アイコン71(図23A参照)の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS136に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はステップS137に進む。
ステップS136において、CPU21は、数式付箋作成処理として、既存の数式付箋104の下側につなげて新しい数式付箋104を作成する処理を実行する。数式付箋の表示位置は、新しい数式付箋104が既存の数式付箋104の下側に隣接して、新しい数式付箋104と既存の数式付箋104とが上下に整列して表示される位置である。
ステップS137において、CPU21は、メニューアイコンバー50の数式アイコン52の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS138に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS138において、CPU21は、新しい数式付箋作成処理を実行する。数式付箋の表示位置は、メモ付箋の表示位置と同様に決定してよい。
ステップS135、ステップS136又はステップS138の後、処理はステップS139に進む。ステップS139において、CPU21は、新たに1つの数式付箋104を追加で、ペーパー100内のステップS135、ステップS136又はステップS138で決定した位置に表示させる。ステップS139の後、処理はリターンする。
図7は、数表(統計)付箋作成の処理(図3のステップS14)の一例を示す図である。
ステップS141において、CPU21は、グラフ付箋103の数表(統計)アイコン62の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS142に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はステップS145に進む。
ステップS142において、CPU21は、グラフ付箋103に関連付けられた数表(統計)付箋107の有無を判定する。グラフ付箋に関連付けられた数表(統計)付箋とは、グラフ付箋に紐付けられた数表(統計)付箋、つまり、グラフ付箋とグループ化されている数表(統計)付箋である。当該数表(統計)付箋107があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS143に進む。ないと判定された場合には、処理はステップS144に進む。
ステップS143において、CPU21は、グラフ付箋103に関連付けられた既存の数表(統計)付箋107にフォーカス移動させる。ステップS143の後、処理はリターンする。
一方、ステップS144において、CPU21は、グラフ付箋作成処理として、グラフ付箋103に関連付けられた新しい数表(統計)付箋107を作成する処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、数表(統計)付箋107の表示位置として決定する。
ステップS145において、CPU21は、メニューアイコンバー50の数表(統計)アイコン54の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS146に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS146において、CPU21は、新しい数表(統計)付箋作成処理を実行する。数表(統計)付箋の表示位置は、メモ付箋の表示位置と同様に決定してよい。
ステップS144又はステップS146の後、処理はステップS147に進む。ステップS147において、CPU21は、新たに1つの数表(統計付箋)107を追加で、ペーパー100内のステップS144又はステップS146で決定した位置に表示させる。ステップS147の後、処理はリターンする。
図8は、演算(α+β)付箋作成の処理(図3のステップS15)の一例を示す図である。
ステップS151において、CPU21は、ユーザーがグラフ付箋103の演算アイコン63を選択することによる演算(α+β)付箋110の作成入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS152に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS152において、CPU21は、グラフ付箋103に関連付けられた演算(α+β)付箋110の有無を判定する。グラフ付箋に関連付けられた演算(α+β)付箋とは、グラフ付箋に紐付けられた演算(α+β)付箋、つまり、グラフ付箋とグループ化されている演算(α+β)付箋である。当該演算(α+β)付箋110があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS153に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS154に進む。
ステップS153において、CPU21は、既存の演算(α+β)付箋110の下側につなげて新しい演算(α+β)付箋110を作成する処理を実行する。演算(α+β)付箋の表示位置は、新しい演算(α+β)付箋110が既存の演算(α+β)付箋110の下側に隣接して、新しい演算(α+β)付箋110と既存の演算(α+β)付箋110とが上下に整列して表示される位置である。
一方、ステップS154において、CPU21は、新しい演算(α+β)付箋作成処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、演算(α+β)付箋の表示位置として決定する。
ステップS153又はステップS154の後、ステップS155において、CPU21は、演算(α+β)付箋110を表示させる。ステップS155の後、処理はリターンする。
図9は、演算処理(図3のステップS18)の一例を示す図である。本実施形態では、演算はサーバ10で実行される。サーバ10は、端末20から取得した演算指示及び演算に必要な情報に基づいて、サーバ10の演算プログラムにしたがって演算を実行し、演算結果を端末20に返す。
ステップS181において、CPU21は、演算を実行する入力を受け付けたか否かを判定する。CPU21は、前述のステップS16で、各種付箋に対する入力操作及び確定操作(以下、まとめて「入力確定操作」とする。)を受け付けた場合に、演算を実行する入力を受け付けたと判定し、ステップS16で入力確定操作を受け付けなかった場合に、演算を実行する入力を受け付けていないと判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS182に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS182において、CPU21は、各種付箋に対する入力確定操作に応じて演算指示情報を取得し、必要情報を特定し、必要情報をサーバ10に送信する。
具体的には、数式付箋104への数式の入力が確定されると、入力確定した数式、グラフ表示エリアの座標範囲を含む情報が、必要情報として特定されて、サーバ10へ送信される(図3のステップS19、S20の処理に必要な情報)。数表(統計)付箋107への数値入力後、統計計算種別が選択されると、入力確定した数値、統計計算種別を含む情報が、必要情報として特定されて、サーバ10へ送信される(図3のステップS21の処理に必要な情報)。数式付箋104の数表(数式)アイコン72が選択されると、当該数式付箋104へ入力確定している数式を含む情報が、必要情報として特定されて、サーバ10へ送信される(図3のステップS22の処理に必要な情報)。演算付箋102又は演算(α+β)付箋110への演算式の入力が確定されると、入力確定した演算式や必要があれば演算式中の変数の値などを含む情報が、必要情報として特定されて、サーバ10へ送信される(図3のステップS23の処理に必要な情報)。
ステップS183において、サーバ10は、必要情報を受信し、必要情報に基づいて演算プログラムにしたがってグラフ描画のための演算、統計計算などの演算、四則演算等を実行する。
具体的には、サーバ10は、数式付箋104へ入力確定した数式、グラフ表示エリアの座標範囲を含む必要情報に基づいて、グラフを構成する各点の座標など、グラフ付箋103の描画に必要なデータを演算により求める(図3のステップS19の処理)。また、サーバ10は、数表(統計)付箋107へ入力確定した数値、統計計算種別を含む必要情報に基づいて、統計計算結果としてのグラフを構成する各点の座標など、グラフ付箋103の描画に必要なデータを演算により求める(図3のステップS19の処理)。さらに、サーバ10は、数式付箋104へ入力確定した数式を含む必要情報に基づいて、必要があればスライダの変数(文字)や数値範囲、デフォルト値など、スライダ付箋105の描画に必要なデータを演算により求める(図3のS20の処理)。
サーバ10は、数表(統計)付箋107へ入力確定した数値、統計計算種別を含む必要情報に基づいて、統計計算結果など、統計計算付箋108の描画に必要なデータを演算により求める(図3のステップS21の処理)。サーバ10は、数式付箋104へ入力確定している数式を含む必要情報に基づいて、既定の独立変数値及びそれに応じた従属変数値など、数表(数式)付箋106の描画に必要なデータを演算により求める(図3のステップS22の処理)。サーバ10は、演算付箋102又は演算(α+β)付箋110へ入力確定した演算式や必要があれば演算式中の変数の値などを含む必要情報に基づいて、演算結果の数値など、演算付箋102又は演算(α+β)付箋110の描画に必要なデータを演算により求める(図3のステップS23の処理)。
また、ステップS183において、サーバ10は、こうして求めた各付箋の描画に必要なデータを、演算結果として端末20に送信する。
ステップS184において、端末20は、演算結果を受信する。端末20は、受信した演算結果をストレージ24に記憶させる。ステップS184の後、処理はリターンする。
このように、各種演算処理を、端末20ではなく、サーバ10で行なうことにより、複雑な演算アルゴリズムを公開せずに隠蔽できる。また、これにより、比較的処理能力が低い端末20や、Webブラウザのような汎用的なアプリケーションでも、複雑な演算の実行結果を提供することができる。
図10は、グラフ付箋処理(図3のステップS19)の一例を示す図である。
ステップS191において、CPU21は、前述のステップS18(ステップS184)で、グラフ演算結果として、前述のグラフ付箋103の描画に必要なデータを、サーバ10から受信したか否かを判定する。グラフ演算結果を受信したと判定された場合には(Yes)、処理はステップS192に進む。受信していないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS192において、CPU21は、グラフ演算結果(グラフ付箋103の描画に必要なデータ)を求める演算をサーバ10に実行させるための入力を受け付けた数式付箋104又は数表(統計)付箋107と関連付けられたグラフ付箋103の有無を判定する。当該数式付箋104又は数表(統計)付箋107があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS193に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS194に進む。
ステップS193において、CPU21は、グラフ演算結果に基づいてグラフを描画する対象を、既存のグラフ付箋103に設定する。
一方、ステップS194において、CPU21は、グラフ演算結果に基づいてグラフを描画する対象を、新しいグラフ付箋103に設定する。
ステップS193又はステップS194の後、ステップS195において、CPU21は、表示を更新させる。ステップS195の後、処理はリターンする。
図11は、スライダ付箋処理(図3のステップS20)の一例を示す図である。
ステップS201において、CPU21は、前述のステップS18(ステップS184)で、演算結果としてのスライダの変数(グラフ付箋103の描画に必要なデータを求める演算をサーバ10に実行させるための入力を受け付けた数式付箋104中の文字係数に対応する)の有無を判定する。当該変数があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS202に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS204に進む。
ステップS203において、CPU21は、スライダ付箋作成処理として、新しいスライダ付箋105を作成する処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、スライダ付箋105の表示位置として決定する。
一方、ステップS204において、CPU21は、既存のスライダ付箋105における同じ変数の有無を判定する。同じ変数がないと判定された場合には(No)、処理はステップS205に進む。あると判定された場合には(Yes)、処理はステップS206に進む。
ステップS205において、CPU21は、スライダ付箋作成処理として、既存のスライダ付箋105の下側につなげて新しいスライダ付箋105を作成する処理を実行する。スライダ付箋105の表示位置は、スライダ付箋105が既存のスライダ付箋105の下側に隣接して、新しいスライダ付箋105と既存のスライダ付箋105とが上下に整列して表示される位置である。
ステップS206において、CPU21は、スライダ共有情報を生成する処理を実行する。ステップS206の後、処理はリターンする。
ステップS203又はステップS205の後、ステップS207において、CPU21は、表示を更新させる。ステップS207の後、処理はリターンする。
図12は、統計計算付箋処理(図3のステップS21)の一例を示す図である。
ステップS211において、CPU21は、前述のステップS18(ステップS184)で、統計計算結果として、統計計算付箋108に表示されるデータを、サーバ10から受信したか否かを判定する。統計計算結果を受信したと判定された場合には(Yes)、処理はステップS212に進む。受信していないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS212において、CPU21は、統計計算結果(統計計算付箋108に表示されるデータ)を求める演算をサーバ10に実行させるための入力を受け付けた数表(統計)付箋107と関連付けられた統計計算付箋108の有無を判定する。当該統計計算付箋108があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS213に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS214に進む。
ステップS213において、CPU21は、既存の統計計算付箋108の下側につなげて新しい統計計算付箋108を作成する処理を実行する。統計計算付箋の表示位置は、新しい統計計算付箋108が既存の統計計算付箋108の下側に隣接して、新しい統計計算付箋108と既存の統計計算付箋108とが上下に整列して表示される位置である。
一方、ステップS214において、CPU21は、新しい統計計算付箋108を作成する処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、統計計算付箋の表示位置として決定する。
ステップS213又はステップS214の後、ステップS215において、CPU21は、表示を更新させる。ステップS215の後、処理はリターンする。
図13は、数表(数式)付箋処理(図3のステップS22)の一例を示す図である。
ステップS221において、CPU21は、前述のステップS16で、数式付箋104に対する入力確定操作として、数式付箋104の数表(数式)アイコン72の入力操作による入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS222に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS222において、ステップS221で入力を受け付けた数式付箋104と関連付けられた数表(数式)付箋106の有無を判定する。当該数表(数式)付箋106があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS223に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS224に進む。
ステップS223において、CPU21は、数表(数式)付箋106に数式付箋104の数式の数値に係わる列を追加させる処理を実行する。
一方、ステップS224において、CPU21は、新しい数表(数式)付箋作成処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、数表(数式)付箋の表示位置として決定する。
ステップS223又はステップS224の後、ステップS225において、CPU21は、数表(数式)付箋を表示させる。ステップS225の後、処理はリターンする。
図14は、演算付箋/演算(α+β)付箋処理(図3のステップS23)の一例を示す図である。
ステップS231において、CPU21は、前述のステップS18(ステップS184)で、演算結果として、前述の演算付箋102又は演算(α+β)付箋110に表示されるデータを、サーバ10から受信したか否かを判定する。当該演算結果を受信したと判定された場合には(Yes)、処理はステップS232に進む。ステップS232において、CPU21は、演算付箋102に当該演算結果を表示させる。一方、受信していないと判定された場合(No)、あるいはステップS232の後、処理はステップS233に進む。
ステップS233において、CPU21は、前述のステップS18(ステップS184)で、演算結果として、演算(α+β)付箋110に表示されるデータを、サーバ10から受信したか否かを判定する。当該演算結果を受信したと判定された場合には(Yes)、処理はステップS234に進む。ステップS234において、CPU21は、演算(α+β)付箋110に当該演算結果を表示させる。一方、受信していないと判定された場合(No)、あるいはステップS234の後、処理はリターンする。
図15は、座標値付箋作成処理(図3のステップS24)の一例を示す図である。
ステップS241において、CPU21は、ユーザーがグラフ付箋103に描画されたグラフ上の任意の点を選択することによる座標値付箋109の作成入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS242に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS242において、CPU21は、ステップS241で座標値付箋109の作成入力を受け付けたときに任意の点が選択されたグラフ付箋103に関連付けられた座標値付箋109の有無を判定する。当該座標値付箋109があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS243に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS244に進む。
ステップS243において、CPU21は、座標値付箋作成処理として、既存の座標値付箋109の下側につなげて新しい座標値付箋109を作成する処理を実行する。座標値付箋の表示位置は、新しい座標値付箋109が既存の座標値付箋109の下側に隣接して、新しい座標値付箋109と既存の座標値付箋109とが上下に整列して表示される位置である。
一方、ステップS244において、CPU21は、座標値付箋作成処理として、グラフ付箋103に関連付けられた新しい座標値付箋作成処理を実行する。CPU21は、他の付箋に重ならない位置を自動的に選択し、座標値付箋の表示位置として決定する。
ステップS243又はステップS244の後、ステップS245において、CPU21は、座標値付箋109を表示させる。ステップS245の後、処理はリターンする。
図16は、付箋結合処理(図3のステップS25)の一例を示す図である。図16の各ブロックで実行される具体的な操作については、画面の表示例を用いて、後ほど詳しく説明する。
ステップS251において、CPU21は、グラフ付箋103と数式付箋104と数表(統計)付箋107と数表(数式)付箋106と統計計算付箋108とのいずれかの結合入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS252に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS252において、CPU21は、結合指示を受けた付箋に紐付けられた他の付箋の有無を判定する。他の付箋があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS253に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS254に進む。
ステップS253において、CPU21は、他の付箋が座標値付箋109又は演算(α+β)付箋110を含むか否かを判定する。座標値付箋109又は演算(α+β)付箋110を含まないと判定された場合には(No)、処理はステップS255に進む。含むと判定された場合には(Yes)、処理はステップS256に進む。
ステップS254において、CPU21は、結合指示を受けた付箋の結合情報を生成する処理を実行する。
ステップS255において、CPU21は、同一グループの付箋に対して、結合情報を生成する処理を実行する。ここで、同一グループの付箋とは、結合指示を受けた付箋が属するグループに属する付箋(結合指示を受けた付箋を含む)である。上述したように、グラフ付箋103と数式付箋104とスライダ付箋105と数表(数式)付箋106とは同一のグループ(第1のグループ)に属する。また、グラフ付箋103と数表(統計)付箋107と統計計算付箋108とは同一のグループ(第2のグループ)に属する。
ステップS256において、CPU21は、同一グループの付箋に対して、結合情報を生成する処理を実行し、座標値付箋109と演算(α+β)付箋110とに対して、消滅させるための消滅情報を生成する処理を実行する。
ステップS254、ステップS255又はステップS256の後、ステップS257において、CPU21は、各種情報に基づいて表示を更新させる。ステップS257の後、処理はリターンする。
図17は、付箋分離処理(図3のステップS26)の一例を示す図である。図17の各ブロックで実行される具体的な操作については、画面の表示例を用いて、後ほど詳しく説明する。
ステップS261において、CPU21は、グラフ付箋103と数式付箋104と数表(統計)付箋107と数表(数式)付箋106と統計計算付箋108とのいずれかの分離入力を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定された場合には(Yes)、処理はステップS262に進む。受け付けていないと判定された場合には(No)、処理はリターンする。
ステップS262において、CPU21は、ストレージ24に記憶されている紐付け情報を読み出して、分離指示を受けた付箋に紐付けられた他の付箋の有無を判定する。他の付箋があると判定された場合には(Yes)、処理はステップS263に進む。ないと判定された場合には(No)、処理はステップS264に進む。
ステップS263において、CPU21は、他の付箋が座標値付箋109又は演算(α+β)付箋110を含むか否かを判定する。座標値付箋109又は演算(α+β)付箋110を含まないと判定された場合には(No)、処理はステップS265に進む。含むと判定された場合には(Yes)、処理はステップS266に進む。
ステップS264において、CPU21は、分離指示のあった付箋の分離情報を生成する処理を実行する。
ステップS265において、CPU21は、同一グループの付箋に対して、分離情報を生成する処理を実行する。
ステップS266において、CPU21は、同一グループの付箋に対して、分離情報を生成する処理を実行し、座標値付箋109と演算(α+β)付箋110とに対して、消滅させるための消滅情報を生成する処理を実行する。
ステップS264、ステップS265又はステップS266の後、ステップS267において、CPU21は、各種情報に基づいて表示を更新させる。ステップS267の後、処理はリターンする。
図18は、ペーパー100から各付箋101~110を作成する流れを概略的に例示す図である。図18の各矢印は、ペーパー100又はある種類の付箋に対する操作に応じて、別の種類の付箋を生成できることを示す。
メモ付箋101及び演算付箋102は、独立した付箋である。メモ付箋101及び演算付箋102は、それぞれ、ペーパー100又はある種類の付箋に対する操作に応じて、メニューアイコンバー50のメモアイコン56、演算アイコン51から作成できる。
グラフ付箋103、数式付箋104、数表(統計)付箋107も、それぞれ、ペーパー100又はある種類の付箋に対する操作に応じて、メニューアイコンバー50のメモアイコン56、演算アイコン51から作成できる。加えて、グラフ付箋103、数式付箋104、数表(統計)付箋107は、ペーパー100に対する操作に応じて、各付箋が生成された後は、そのうちの1つの付箋に対する操作に応じて、他の1つの付箋を作成できる。
具体的には、矢印で示されるように、数式付箋104又は数表(統計)付箋107に対する操作に応じて、グラフ付箋103を作成できる。また、グラフ付箋103に対する操作に応じて、数式付箋104又は数表(統計)付箋107を作成できる。
さらに、グラフ付箋103に対する操作に応じて、座標値付箋109又は(α+β)付箋110を作成できる。数式付箋104に対する操作に応じて、スライダ105又は数表(数式)106を作成できる。数表(統計)付箋107に対する操作に応じて、統計計算結果付箋108を作成できる。
図19は、各種付箋作成時の操作及び表示の一例を示す図である。以下、図19に示される表のNo.1~20にしたがって、操作及び表示について説明する。図19の2列目は作成される付箋の種類を示す。3列目及び4列目は、2列目に示す各付箋を作成するときに、操作対象となる付箋の種類及び操作内容を示す。5列目及び6列目は、2~4列目に示す操作を実行したときの条件に応じた処理内容を示す。
数式付箋104からグラフ付箋103を作成する場合、ユーザーは、入力ボード140(図21Cを参照して後述する)から数式付箋104に数式を入力してEXEキー132を選択(実行)する。その操作を実行したときに、当該数式付箋104に関連付けられたグラフ付箋103がある場合には、そのグラフ付箋103に当該数式に係わるグラフが表示される(No.1)。それ以外の場合には、当該数式付箋104に関連付けられた新しいグラフ付箋103にグラフが表示される(No.2)。
数表(統計)付箋107からグラフ付箋103が作成されうる。ユーザーが、入力ボード140から数値入力して統計計算種別を選択(決定)したときに、選択した統計計算種別が、統計計算結果としてグラフを作成するものであった場合、グラフ付箋103が作成される。その操作を実行したときに、当該数表(統計)付箋107に関連付けられたグラフ付箋103がある場合には、そのグラフ付箋103に当該統計計算に係わるグラフが表示される(No.3)。それ以外の場合には、当該数表(統計)付箋107に関連付けられた新しいグラフ付箋103にグラフが表示される(No.4)。
グラフ付箋103にグラフを描画した後には、座標値付箋109の作成が可能となる。座標値付箋109を作成する場合、ユーザーは、グラフ上の点を指定して表示された座標値ラベルを選択する。その操作を実行したときに、グラフ付箋103に関連付けられた座標値付箋109がある場合には、新しい座標値付箋109が既存の座標値付箋109の下側につなげて表示される(No.5)。それ以外の場合には、当該グラフ付箋103に関連付けられた新しい座標値付箋109が表示される(No.6)。
グラフ付箋103にグラフを描画した後には、演算(α+β)付箋110の作成が可能となる。演算(α+β)付箋110を作成する場合、ユーザーは、グラフ付箋103を選択して表示された演算アイコン63を選択する。その操作を実行したときに、グラフ付箋103に関連付けられた演算(α+β)付箋110がある場合には、新しい演算(α+β)付箋110が既存の演算(α+β)付箋110の下側につなげて表示される(No.7)。それ以外の場合には、当該グラフ付箋103に関連付けられた新しい演算(α+β)付箋110が表示される(No.8)。
グラフ付箋103から数式付箋104を作成する場合、ユーザーは、グラフ付箋103の演算アイコン63を選択する。その操作を実行したときに、グラフ付箋103に関連付けられた数式付箋104がある場合には、既存の数式付箋104にフォーカス移動表示される(No.9)。なお、ここでは数式付箋104は作成されず、フォーカス移動されるのみである。それ以外の場合には、グラフ付箋103に関連付けられた新しい数式付箋104が表示される(No.10)。
既存の数式付箋104から新たな数式付箋104を作成することが可能である。ユーザーが既存の数式付箋104を選択して表示される数式アイコン71を選択すると、新しい数式付箋104が既存の数式付箋104の下側につなげて表示される(No.11)。
数式付箋104からグラフ付箋103へのグラフの描画とともに、スライダ付箋105が作成されうる。ユーザーが入力ボード140から数式付箋104に文字係数を含む数式を入力してEXEキー132を選択したときに、グラフ描画に付随してスライダ付箋105が作成される。数式付箋104に関連付けられた既存のスライダ付箋105があり、かつ、既存のスライダ付箋105に同じ文字係数がある場合には、そのスライダ付箋105が共有される(No.12)。すなわち、スライダ付箋は作成されない。その操作を実行したときに、数式付箋104に関連付けられた既存のスライダ付箋105があり、かつ、既存のスライダ付箋105に同じ文字係数がない場合には、新しいスライダ付箋105が既存のスライダ付箋105の下側につなげて表示される(No.13)。それ以外の場合には、数式付箋104に関連付けられた新しいスライダ付箋105が表示される(No.14)。
数式付箋104への入力に基づく演算が実行された後には、数表(数式)付箋106の作成が可能となる。数表(数式)付箋106を作成する場合、ユーザーは、数式付箋104の数表(数式)アイコン72(図21Eを参照して後述する)を選択する。その操作を実行したときに、数式付箋104に関連付けられた数表(数式)付箋106がある場合には、既存の数表(数式)付箋106に数値が追加表示される(No.15)。それ以外の場合には、数式付箋104に関連付けられた新しい数表(数式)付箋106が表示される。
グラフ付箋103から数表(統計)付箋107を作成する場合、ユーザーは、グラフ付箋103の数表(統計)アイコン62を選択する。その操作を実行したときに、グラフ付箋103に関連付けられた数表(統計)付箋107がある場合には、数表(統計)付箋107にフォーカス移動表示される(No.17)。なお、ここでは数表(統計)付箋107は作成されず、フォーカス移動されるのみである。それ以外の場合には、グラフ付箋103に関連付けられた新しい数表(統計)付箋107が表示される(No.18)。
数表(統計)付箋107からグラフ付箋103へのグラフの描画とともに、統計計算付箋108が作成されうる。あるいは、数表(統計)付箋107から統計計算付箋108が単独で作成されうる。ユーザーが、入力ボード140から数表(統計)付箋107に数値入力して統計計算種別を選択したときに、選択した統計計算種別がいかなる種類であっても、統計計算結果として統計計算付箋108が作成される。その操作を実行したときに、数表(統計)付箋107に関連付けられた統計計算付箋108がある場合には、新しい統計計算付箋108が既存の統計計算付箋108の下側につなげて表示される(No.19)。それ以外の場合には、数表(統計)付箋107に関連付けられた新しい統計計算付箋108が表示される(No.20)。
このように、本実施形態では、端末20は、関数又は数値が入力及び表示される入力表示領域としての数式付箋104又は数表(統計)付箋107と、前記入力表示領域と紐付けられ、前記入力表示領域に入力された前記関数又は数値に基づくグラフが表示されるグラフ表示領域としてのグラフ付箋103と、前記入力表示領域と紐付けられ、前記入力表示領域に入力された前記関数又は数値に基づく第1のサブ情報が表示される第1のサブ表示領域としてのスライダ付箋105、数表(数式)付箋106の各列又は統計計算付箋108と、前記グラフ表示領域と紐付けられ、前記グラフ表示領域に表示されたグラフに係わる第2のサブ情報が表示可能な第2のサブ表示領域としての座標値付箋109又は演算(α+β)付箋110と、を入力装置25から受け付けた指示に応じて表示装置26に表示させる。端末20は、前記入力表示領域と、前記グラフ表示領域と、前記第1のサブ表示領域と、前記第2のサブ表示領域とのいずれかを表示装置26に表示させる指示を受け付けたとき、前記指示を受けた領域が表示装置26に表示されている場合には、該領域を既存の該領域とまとめて表示装置26に表示させ(図19に示される表のNo.1、No.3、No.5、No.7、No.11、No.12、No.13、No.15、No.19)、前記指示を受けた領域が表示装置26に表示されていない場合には、該領域を新たに表示させる(図19に示される表のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10、No.14、No.16、No.18、No.20)。
図19には、No.21~24に幾何付箋に関する作成時の操作及び表示の一例も示されている。これについては後述する。
図20Aは、結合処理に関する操作及び表示の一例を示す図である。端末20は、結合操作指示を受け付けて、以下に説明するような結合情報を生成する。
結合処理の操作対象となる付箋は、グラフ付箋103、数式付箋104、数表(統計)付箋107、数表(数式)付箋106及び統計計算付箋108である。操作対象の付箋及びその付箋と同一グループの付箋が、それぞれ、同種の付箋と結合される。
ユーザーは、結合操作として、一方の付箋を選択して、他方の付箋に重なるように、他方の付箋へと移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。結合操作が開始するときに入力装置25により特定されている位置を「結合操作開始位置」とし、結合操作を終了するときに入力装置25により特定されている位置を「結合操作終了位置」とすると、例えば、結合操作終了位置が他方の付箋が表示されている範囲内にあるときに、結合操作が指示されてよい。
ここで、2つの付箋は同種の付箋である。端末20は、結合操作指示を受け付けて、当該一方の付箋を他の付箋と結合させる。ここで、結合とは、2つの付箋に表示された内容を統合して1つの付箋にまとめて表示するとともに1つの付箋を非表示にする(消滅させる)こと(以下「付箋を統合する」と表現する場合がある。)、及び、2つの付箋を整列して、互いにつなげて(隣接させて)1つの付箋ユニットとして表示すること(以下「付箋を整列する」と表現する場合がある。)を含む。このとき、操作対象の付箋同士を結合するだけでなく、あわせて、操作対象の付箋と紐付けられた他の付箋も、同種の付箋同士で統合されるか、同種の付箋同士で整列されて表示される。また、この結合操作に応じて、操作対象の付箋と紐付けられた、又は操作対象の付箋と紐付けられたグラフ付箋と紐付けられた座標値付箋及び演算付箋は、消滅する(非表示になる)。
本実施形態では、端末20は、関数又は数値が入力及び表示される第1の入力表示領域としての数式付箋104又は数表(統計)付箋107と、前記第1の入力表示領域と紐付けられ、前記第1の入力表示領域に入力された前記関数又は数値に基づく演算結果の結果に係わるメイン情報が表示される第1の演算結果表示領域としてのグラフ付箋103又は統計計算結果付箋108と、関数又は数値が入力及び表示される第2の入力表示領域としての数式付箋104又は数表(統計)付箋107と、前記第2の入力表示領域と紐付けられ、前記第2の入力表示領域に入力された前記関数又は数値に基づく演算結果の結果に係わるメイン情報が表示される第2の演算結果表示領域としてのグラフ付箋103又は統計計算結果付箋108と、を指示に応じて表示装置26に表示させる。端末20は、前記第1の入力表示領域と前記第2の入力表示領域を、又は、前記第1の演算結果表示領域と前記第2の演算結果表示領域を結合させる指示を受け付けたとき、前記入力表示領域同士を結合させた第1の結合表示と、前記演算結果表示領域同士を結合させた第2の結合表示とを表示装置26に表示させる。
図20Bは、分離処理に関する操作及び表示の一例を示す図である。端末20は、分離操作指示を受け付けて、以下に説明するような分離情報を生成する。
分離処理の操作対象となる付箋は、グラフ付箋103、数式付箋104、数表(数式)付箋106及び統計計算付箋108である。2以上の付箋からなる付箋ユニット、あるいは2以上の分離可能な内容を含む付箋を2つの付箋に分離するためには、ユーザーは、分離操作として、操作対象を選択して移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。分離操作が開始するときに入力装置25により特定されている位置を「分離操作開始位置」とし、分離操作を終了するとき入力装置25により特定されている位置を「分離操作終了位置」とすると、例えば、分離操作が開始するときに分離処理の操作対象となる付箋が表示されている範囲外に、分離操作終了位置が存在するときに、分離操作が指示されてよい。
例えば、2つの付箋が整列してつながった付箋ユニットを2つの付箋に分離させるためには、ユーザーは、分離操作として、一方の付箋のタブ(数式付箋104、統計計算付箋108の各タブ151~154)を選択して移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。例えば、2以上の分離可能な表示を含む統合された付箋を2つの付箋に分離するためには、ユーザーは、分離操作として、一方の付箋のタブ(グラフ付箋103、数表(数式)付箋106の各タブ112~117)を選択して移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。
端末20は、分離操作指示を受け付けて、整列してつながって表示された2つの付箋を、離間させて表示させる(第1の分離処理)。あるいは、端末20は、分離操作指示を受け付けて、統合されている1つの付箋に基づいて、新たに1つの付箋を作成し、新たに作成した1つの付箋に操作対象のタブに関連付けられた内容を表示させ(分離する表示内容のコピーを生成する)且つ分離操作前に表示されていた1つの付箋から非表示にするとともに、分離操作前に表示されていた1つの付箋には、操作対象のタブ以外のタブに関連付けられた内容のみを表示させる(第2の分離処理)。あるいは、端末20は、分離操作指示を受け付けて、統合されている1つの付箋に基づいて、新たに1つの付箋を作成し、新たに作成した1つの付箋に操作対象のタブに関連付けられた内容を表示させ(分離する表示内容のコピーを生成する)且つ分離操作前に表示されていた1つの付箋から非表示にするとともに、分離操作前に表示されていた1つの付箋には、その1つの付箋に分離操作前に表示されていた内容と同一内容を表示させる(第3の分離処理)。ここでは、以上の3通りの分離処理を全て「分離」と称する。操作対象の付箋と紐付けられた他の付箋も、分離される。操作対象の付箋と紐付けられた、又は操作対象の付箋と紐付けられた他の付箋と紐付けられた座標値付箋及び演算付箋は、消滅する。
なお、第1の分離処理の対象は、数式付箋104、スライダ付箋105、数表(数式)付箋106及び統計計算付箋108である。後述する図23A乃至図23C、図28A乃至図28Cに示される数式付箋104及びスライダ付箋106は、第1の分離処理がされた表示例である。また、図34A乃至図34Cに示される統計計算付箋108は、第2の分離処理がされた表示例である。第2の分離処理の対象は、グラフ付箋103である。後述する図23A乃至図23C、図28A乃至図28C、図34A乃至図34Cに示されるグラフ付箋103は、第2の分離処理がされた表示例である。第3の分離処理の対象は、数表(統計)付箋107である。後述する図34A乃至図34Cに示される数表(統計)付箋107は、第3の分離処理がされた表示例である。
本実施形態では、端末20は、関数が入力及び表示され、まとめて表示された第1の入力表示領域及び第2の入力表示領域(数式付箋104)と、前記第1の入力表示領域及び前記第2の入力表示領域とそれぞれ紐付けられ、前記第1の入力表示領域に入力された前記関数に基づく演算結果に係わる第1のメイン表示(第1のグラフ)と前記第2の入力表示領域に入力された前記関数に基づく演算結果に係わる第2のメイン表示(第2のグラフ)とがまとめて表示された演算結果表示領域(グラフ付箋103)と、を指示に応じて表示装置26に表示させる。端末20は、前記第1の入力表示領域と前記第2の入力表示領域を分離させる指示、又は、前記第1のメイン表示と前記第2のメイン表示を分離させる指示を受け付けたとき、前記第1の入力表示領域と前記第2の入力表示領域とを分離して表示させ、前記第1のメイン表示を第1の演算結果表示領域に表示させ、前記第2のメイン表示を第2の演算結果表示領域に表示させる。
[付箋作成における画面表示の一例]
図21A乃至図21Fを参照して、各種付箋の作成時のユーザーの操作及び表示の一例について説明する。ここでは、数式付箋104、グラフ付箋103及びスライダ付箋105、数表(数式)付箋106、数表(統計)付箋107、統計計算付箋108がこの順に作成される例を説明する。なお、図21A乃至図21Fに示される画面表示は、図2に例示した画面表示を幾分簡略化したものである。
ユーザーは、ペーパー100上にポインタ131が表示されている状態で、例えば入力装置25であるマウスを右クリックする。これにより、図2に示すような、メニューアイコンバー50が表示される。ユーザーは、メニューアイコンバー50から数式アイコン52にポインタ131を合わせて数式アイコン52を選択する。ここで、端末20は、図3におけるステップS13の数式付箋作成を実行する。数式アイコン52を選択することにより、空の数式付箋104が表示される。なお、空の数式付箋104とは、文字や数字、数式などが何も表示されていない状態の数式付箋104のことであるが、状態によって、カーソルは表示されていてよい。
ユーザーが表示された数式付箋104を選択すると、数式付箋104のチェック欄124にチェックが入るとともに、ソフトウェアキーボードである入力ボード140が表示される。ユーザーは、入力ボード140を用いて数式付箋104に例えば数式y=a・xを入力する。aは文字係数である。このとき、端末20は、図3におけるステップS16、ステップS17の処理を実行する。ユーザーは、ポインタ131を入力ボード140のEXEキー132に合わせてこれを選択する(図21A)。
EXEキー132の選択により、端末20は、演算実行入力を受け付ける。すなわち、端末20からサーバ10へと各種情報(例えば、数式付箋104に入力された数式の情報、グラフ付箋103のx表示範囲及びy表示範囲など)が送信されて、グラフ描画に必要な演算がサーバ10で実行される。端末20は、サーバ10から返された演算結果を受信する。すなわち、図3におけるステップS18の演算処理が実行される。
受信した演算結果を用いて、ペーパー100には、数式y=a・xのグラフが描画されたグラフ付箋103と、当該数式に含まれる文字係数aに関するスライダ付箋105とが、それぞれ、紐141、142で数式付箋104に紐付けて表示される(図21B)。これと同時に、数式付箋104内に数表(数式)アイコン72が表示される。数表(数式)アイコン72は、ユーザーが数式付箋104を選択したことに応じて、数式付箋104内に表示されてもよい。このとき、端末20は、図3におけるステップS19のグラフ付箋処理、ステップS20のスライダ付箋処理を実行している。また、図21Aから図21Bへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.2及びNo.14に相当する。
ユーザーは、ポインタ131を数表(数式)アイコン72に合わせてこれを選択する。数表(数式)アイコン72の選択により、ペーパー100には、数式y=a・xに関する数表(数式)付箋106が紐143で数式付箋104に紐付けて表示される(図21C)。これと同時に、ユーザーがグラフ付箋103を選択すると、グラフ付箋103内に数表(統計)アイコン62が表示される。数表(統計)アイコン62は、ユーザーがグラフ付箋103を選択したことに応じて、グラフ付箋103内に表示されてもよい。このとき、端末20は、図3におけるステップS22の数表(数式)付箋処理を実行している。また、図21Bから図21Cへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.16に相当する。
ユーザーは、ポインタ131を数表(統計)アイコン62に合わせてこれを選択する。数表(統計)アイコン62の選択により、ペーパー100にはグラフ付箋103に紐146で紐付けられた数表(統計)付箋107が表示される(図21D)。数表(統計)付箋107は、空の数表111を含む。このとき、端末20は、図3におけるステップS14の数表(統計)付箋作成を実行している。また、図21Cから図21Dへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.18に相当する。
ユーザーが表示された数表(統計)付箋107を選択すると、数表(統計)付箋107のチェック欄125にチェックが入るとともに入力ボード140が表示される。ユーザーは、入力ボード140を用いて数表(統計)付箋107の数表に任意の数値を入力する。このとき、端末20は、図3におけるステップS16、ステップS17の処理を実行する。ユーザーは、例えば数表(統計)付箋107のA列を選択し、さらに、ポインタ131を入力ボード140の「Scatter Plot」に合わせてこれを選択する(図21E)。
当該選択により、端末20からサーバ10へと各種情報(例えば、数表(統計)付箋107に入力された数値の情報、グラフ付箋103のx表示範囲及びy表示範囲など)が送信されて、統計グラフ描画に必要な演算がサーバ10で実行される。端末20は、サーバ10から返された演算結果を受信する。すなわち、図3におけるステップS18の演算処理が実行される。なお、ここで選択された統計計算では、サーバ10と通信しなくてもグラフ描画が可能であるから、通信を省略してもよい。
受信した演算結果を用いて、グラフ付箋103には、数表(統計)付箋107に入力されたA列の数値に関する散布図が表示されるとともに、数表(統計)付箋107に紐147で紐付けられた統計計算付箋108が表示される(図21F)。このとき、端末20は、図3におけるステップS19のグラフ付箋処理、ステップS21の統計計算付箋処理を実行している。また、図21Eから図21Fへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.3及びNo.20に相当する。
以上、図21A乃至図21Fに示される一連の流れにより、各付箋103~108が作成される。なお、ここでは数式付箋104から作成を始めたが、グラフ付箋103又は数表(統計)付箋107から作成を始めても、最終的に図21Fの表示と同様の表示を作成することが可能である。これに関しては、図18を参照して説明した通りである。
本実施形態によれば、1つのグラフ付箋103に複数の関数グラフや統計グラフを表示させることができ、便利である。また、各種付箋を自由なレイアウトで配置させることができり、ユーザーの利便性が向上する。さらに、グラフ付箋103、数式付箋104、数表(統計)付箋107は、いずれの付箋から作成し始めても同様の表示に到達することができるため、使い勝手がよい。
図22A乃至図22Fは、グラフ付箋103、数式付箋104、スライダ付箋105及び数表(数式)付箋106が表示された状態からの各種付箋の作成及び表示の一例を示す図である。以下では、第1の数式付箋104aから第2の数式付箋104bを作成してグラフ付箋103に第2の数式付箋104bに入力された数式のグラフを表示させるとともにスライダ付箋105を作成し、第2の数式付箋104bから数表(数式)付箋106に追加表示を作成する一連の流れを例示する。なお、図22A以降に示される画面表示は、図2に例示した画面表示を模式的に表したものである。
図22Aでは、ペーパー100にグラフ付箋103、数式付箋104(第1の数式付箋104a)、スライダ付箋105(第1のスライダ付箋105a)及び数表(数式)付箋106が表示されている。グラフ付箋103には、数式付箋104に入力された数式y=a・xのグラフ(第1のグラフ)が表示されている。スライダ付箋105には、当該数式に含まれる文字係数aを変化させるためのスライダが表示されている。数表(数式)付箋106には、当該数式に関するx及びyの値を含む第1の数表106aが表示されている。なお、図22A乃至図22Fでは数表中の数値を省略しているが、数表中にはユーザーが入力した数値が入っているものとする。グラフ付箋103、スライダ付箋105及び数表(数式)付箋106は、それぞれ、紐141、142、143で数式付箋104に紐付けられている。
ユーザーが第1の数式付箋104aを選択すると、図22Aに示されるように、第1の数式付箋104aの下側に演算アイコン70aが出現する。ユーザーは、演算アイコン70aにポインタ131を合わせてこれを選択する。これにより、図22Bに示されるように、空の第2の数式付箋104bが、第1の数式付箋104aの下側につなげて表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS13の数式付箋作成を実行している。また、図22Aから図22Bへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.11に相当する。
図22Cに示されるように、ユーザーは、第2の数式付箋104bを選択して、入力ボード140を用いて数式y=b・xを入力する。bは文字係数である。このとき、端末20は、図3におけるステップS16、ステップS17の処理を実行する。ユーザーは、入力ボード140のEXEキー132を選択する。
これにより、図3におけるステップS18の演算処理が実行される。そして、図22Dに示されるように、グラフ付箋103に数式y=b・xのグラフ(第2のグラフ)が描画されるとともに、第2の数式付箋104bに入力された数式に含まれる文字係数bに関する第2のスライダ付箋105bが、第1のスライダ付箋105aの下側につなげて表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS19のグラフ付箋処理、ステップS20のスライダ付箋処理を実行している。また、図22Cから図22Dへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.1及びNo.13に相当する。
図22Eに示されるように、第2の数式付箋104b内に数表(数式)アイコン71bが表示されている。ユーザーが第2の数式付箋104bを選択したことに応じて、第2の数式付箋104b内に数表(数式)アイコン71bが表示されてもよい。ユーザーは、数表(数式)アイコン71bにポインタ131を合わせてこれを選択する。これにより、図22Fに示されるように、第1の数表106aに第2の数表106bが追加された数表(数式)付箋106が表示される。このとき、端末20は、ステップS22の数表(数式)付箋処理を実行している。図22Eから図22Fへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.15に相当する。
図23A乃至図23Cを参照して、数式付箋104(数式付箋ユニット)の分離操作及び当該操作時の表示について説明する。
図23Aでは、ペーパー100にグラフ付箋103(第1のグラフ付箋103a)、数式付箋104(第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bからなる1つの数式付箋ユニット)及びスライダ付箋105(第1のスライダ付箋105a)が表示されている。グラフ付箋103には、第1の数式付箋104aに入力された数式y=a・xのグラフ(第1のグラフ)と、第2の数式付箋104bに入力された数式y=a・xのグラフ(第2のグラフ)とが表示されている。スライダ付箋105には、2つの数式に含まれる文字係数aを変化させるためのスライダが表示されている。2つの数式に同じ文字係数aが含まれているため、スライダ付箋105(第1のスライダ付箋105a)は、第1の数式付箋104aと第2の数式付箋104bとで共有されている。例えば、図19に示される表のNo.12にしたがって、スライダ付箋105が共有されている。グラフ付箋103と数式付箋104とスライダ付箋105とは、紐付けられた、すなわち同一グループに属する付箋である。
ユーザーは、図23Aに示されるように、整列された第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bのうち、第2の数式付箋104bを選択して、第2の数式付箋104bを移動させる。このとき、端末20は、図3におけるステップS26の付箋分離処理を実行する。
図23Bは、整列された第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bの分離途中の表示の一例を示す図である。図23Bでは、第2の数式付箋104bはドラッグ操作により移動されているが、第2の数式付箋104bが第1の数式付箋104aと整列されていたときの元の位置に付箋の外枠104dが残って表示されている。
ドラッグ・アンド・ドロップ操作が完了すると、図23Cに示されるように、第2の数式付箋104bが第1の数式付箋104aから分離される。これに伴い、第1のスライダ付箋105aをコピーした第2のスライダ付箋105bが作成される。これに伴い、グラフ付箋103も、第1のグラフが表示された第1のグラフ付箋103aと、第2のグラフが表示された第2のグラフ付箋103bとに分離される。このように、分離対象の付箋に紐付けられた同一グループの付箋も、分離対象の付箋の分離に伴って分離される。
ここで行われる付箋分離処理では、CPU21は、第1のグラフ付箋103aには第1のグラフのみを表示させ、ストレージ24に記憶された第2のグラフの情報(サーバ10から受信した演算結果)から、第2のグラフが描画された第2のグラフ付箋103bを表示させる。CPU21は、ストレージ24に記憶されたスライダ情報に基づいて第1のスライダ付箋105aのコピーを生成して第2のスライダ付箋105bを表示させる。CPU21は、第1の数式付箋104aを第1のスライダ付箋105aと第1のグラフ付箋103aと紐付け、第2の数式付箋104bを第2のスライダ付箋105bと第2のグラフ付箋103bと紐付ける。
図24A乃至図24Cを参照して、数式付箋の移動による結合操作及び当該操作時の表示について説明する。
図24Aは、図23Cに相当する表示である。この表示において、ユーザーは、第2の数式付箋104bを選択して、第2の数式付箋104bを移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。このとき、端末20は、図3におけるステップS25の付箋結合処理を実行する。
図24Bは、整列される第1の数式付箋104aと第2の数式付箋104bの結合途中の表示の一例を示す図である。第2の数式付箋104bがドラッグ操作により結合(整列)先の第1の数式付箋104aの横に移動されると、第1の数式付箋104aの外枠が破線で表示される。この破線表示状態でドロップ操作が行われると、結合操作が完了する。
結合操作が完了すると、図24Cに示されるように、第2の数式付箋104bが第1の数式付箋104aの下側につなげて表示される。これに伴い、第1のスライダ付箋105aに含まれる文字係数aと同じ文字係数aを含む第2のスライダ付箋105bは消滅する。すなわち、第2のスライダ付箋105bが第1のスライダ付箋105aに統合される。これに伴い、第2のグラフが表示された第2のグラフ付箋103bが第1のグラフ付箋103aと統合されて1つのグラフ付箋103となる。このように、結合対象の付箋に紐付けられた同一グループの付箋も、結合対象の結合に伴って結合される。
ここで行われる付箋結合処理では、CPU21は、ストレージ24に記憶された第2のグラフの情報から、第1のグラフとともに第2のグラフが描画された第1のグラフ付箋103aを表示させる。CPU21は、第1のスライダ付箋105aのみを表示させる。
図25A乃至図25Eを参照して、グラフ付箋の移動による結合操作及び当該操作時の表示について説明する。
図25Aでは、ペーパー100に第1のグラフ付箋103a、第1の数式付箋104a及び第1のスライダ付箋105aが表示されている。第1のグラフ付箋103aには、第1の数式付箋104aに入力された数式y=a・xのグラフ(第1のグラフ)が描画されている。第1のスライダ付箋105aには、当該数式に含まれる文字係数aを変化させるためのスライダが表示されている。第1の数式付箋104aには、第1のグラフ付箋103a及び第1のスライダ付箋105aが紐付けられている。
ユーザーは、ペーパー100上にメニューアイコンバー50を表示させて、メニューアイコンバー50から数式アイコン52を選択する。このとき、端末20は、図3におけるステップS13の数式付箋作成を実行する。これにより、図25Bに示されるように、新たな付箋として第3の数式付箋104cが表示される。第3の数式付箋104cは、第1の数式付箋104aとは関連付けられていない、別個の独立した付箋である。第3の数式付箋104cが表示されるとともに、入力ボード140が表示される。ユーザーは、表示された第3の数式付箋104cを選択して、入力ボード140を用いて数式y=a・xを入力する。このとき、端末20は、図3におけるステップS16、ステップS17の処理を実行する。そして、ユーザーは、入力ボード140のEXEキー132を選択する。これにより、図25Cに示されるように、第3のグラフ付箋103cに当該数式のグラフ(第3のグラフ)が描画されるとともに、当該数式に含まれる文字係数aに関する第3のスライダ付箋105cが表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS19、ステップS20の処理を実行している。第3の数式付箋104cには、第3のグラフ付箋103c及び第3のスライダ付箋105cが紐付けられている。
ユーザーは、図25Cに示されるように、第3のグラフ付箋103cを選択して、第3のグラフ付箋103cを移動させる。このとき、端末20は、図3におけるステップS25の付箋結合処理を実行する。
図25Dは、統合される第1のグラフ付箋103aと第2のグラフ付箋103bの結合途中の表示の一例を示す図である。ドラッグ中のポインタを結合(統合)先の第1のグラフ付箋103aの上に移動させると、第1のグラフ付箋103aの外枠が破線で表示される。この破線表示状態でドロップ操作が行われると、結合操作が完了する。
結合操作が完了すると、図25Eに示されるように、第3のグラフが表示された第3のグラフ付箋103cが第1のグラフ付箋103aと統合されて1つのグラフ付箋103となるとともに、文字係数aに関する第3のスライダ付箋105cが、第1のスライダ付箋105aに統合されてスライダ付箋105が表示される。つまり、スライダ付箋105が、第1の数式付箋104aと第3の数式付箋104cとで共有される。
このように、本実施形態では、操作対象の付箋と同じグループの付箋は、操作対象の付箋の結合に伴って結合される。紐付けられたグループの付箋同士が一度の操作で結合されるため、操作性に優れる。
図26A乃至図26Fを参照して、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110の作成時の操作及び表示の一例を説明する。
図26Aでは、ペーパー100にグラフ付箋103、数式付箋104(第1の数式付箋104a及び第3の数式付箋104cからなる数式付箋ユニット)及びスライダ付箋105aが表示されている。グラフ付箋103には、第1の数式付箋104aに入力された数式y=a・xの第1のグラフと、第2の数式付箋104bに入力された数式y=a・xの第2のグラフとが表示されている。ユーザーがグラフ付箋103を選択して、グラフ付箋103に描画されたグラフにポインタを合わせると、座標値表示が出現する。例えば、a=1であるときにユーザーが第1のグラフと第2のグラフとの交点の1つである交点162a(1,1)にポインタを合わせて選択すると、選択したグラフ上の点に対応付けてその近くに符号Pが表示され、座標値表示が確定して点P(1,1)を表示する座標値ラベル161aが表示され、さらに、これと同様の表示の座標値付箋109が作成される。作成された第1の座標値付箋109aには、点P(1,1)が表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS24の座標値付箋作成を実行している。また、図26Aの表示の作成は、図19に示される表のNo.6に相当する。
ユーザーがグラフ付箋103を選択して、グラフ付箋103に表示されたグラフにポインタを合わせると、再度、座標値表示が出現する。例えば、図26Bに示されるように、a=1であるときに第2のグラフ上の点162b(-2,4)にポインタを合わせて選択すると、選択したグラフ上の点に対応付けてその近くに符号Pが表示され、座標値ラベル161bが確定して点P(-2,4)を表示する座標値ラベル161bが表示され、さらに、これと同様の表示の座標値付箋109が作成される。作成された第2の座標値付箋109bは、第1の座標値付箋109aの下側につなげて表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS24の座標値付箋作成を実行している。また、図26Bから図26Cへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.5に相当する。
ユーザーがグラフ付箋103を選択すると、図26Dに示されるように、グラフ付箋103に演算アイコン63が表示される。ユーザーは、演算アイコン63にポインタを合わせてこれを選択する。これにより、空の演算(α+β)付箋110aを含む演算(α+β)付箋110が表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS15の演算(α+β)付箋作成を実行している。また、図26Dから図26Eへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.8に相当する。
ユーザーが空の演算(α+β)付箋110aを選択すると、演算(α+β)付箋110aの入力エリアにカーソルが表示されるとともに、不図示の入力ボードが表示される。ユーザーは、例えば、入力ボードによりx+xを入力する。ここで、xには、座標値付箋109に示されるPのx座標が割り当てられていて、xには、座標値付箋109に示されるPのx座標が割り当てられている。ユーザーが不図示の入力ボードに含まれる実行キーを選択するか、又は端末20の入力装置25よりEnterキーを押下すると、当該演算が実行される。すなわち、図3におけるステップS18の演算処理が実行される。ここでは、x+x=1+(-2)=-1が演算結果として演算(α+β)付箋110に表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS23の演算(α+β)処理を実行している。
再度、ユーザーがグラフ付箋103の上の演算アイコン63を選択すると、演算(α+β)付箋110が表示される。第2の演算付箋110bが、第1の演算付箋110aの下側につなげて表示される(図26F)。このとき、端末20は、図3におけるステップS15の演算(α+β)付箋作成を実行している。図26Eから図26Fへの表示の遷移は、図19に示される表のNo.7に相当する。
このように、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110は、グラフ付箋103に紐づけて作成される付箋である。同じグラフ付箋103に紐付けられた座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110は、つなげて表示されることにより、一覧性よく表示される。
図27A及び図27Bを参照して、付箋の結合操作時の座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110の表示について説明する。
図27Aでは、ペーパー100に第1のグラフ付箋103a、第1の数式付箋104a、第1のスライダ付箋105a、第1の座標値付箋109a及び第1の演算付箋110aが表示されている。第1の数式付箋104aには、第1のグラフ付箋103a及び第1のスライダ付箋105aが紐付けられている。第1のグラフ付箋103aには、第1の座標値付箋109a及び第1の演算付箋110aが紐付けられている。また、ペーパー100に第2のグラフ付箋103b、第2の数式付箋104b、第2のスライダ付箋105b、第2の座標値付箋109b及び第2の演算付箋110aが表示されている。第2の数式付箋104bには、第2のグラフ付箋103b及び第2のスライダ付箋105bが紐付けられている。第2のグラフ付箋103bには、第2の座標値付箋109b及び第2の演算付箋110bが紐付けられている。
ユーザーは、第2のグラフ付箋103bを選択して、第2のグラフ付箋103bを移動させる。このとき、端末20は、図3におけるステップS25の付箋結合処理を実行する。これにより、図27Bに示されるように、グラフ付箋103、数式付箋104及びスライダ付箋105は結合されるが、座標値付箋及び演算付箋は消滅する。
図28A乃至図28Cを参照して、付箋の分離操作時の座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110の表示について説明する。
図28Aでは、ペーパー100にグラフ付箋103、第1の数式付箋104a及び第2の数式付箋104bを含む数式付箋104、第1のスライダ付箋105a及び第2のスライダ付箋105bを含むスライダ付箋105、第1の座標値付箋109a及び第2の座標値付箋109bを含む座標値付箋109、及び第1の演算付箋110a及び第2の演算付箋110bを含む演算(α+β)付箋110が表示されている。数式付箋104には、グラフ付箋103及びスライダ付箋105が紐付けられている。グラフ付箋103には、座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110が紐付けられている。
ユーザーは、グラフ付箋103の不図示の第2のタブを選択して、グラフ付箋103を移動させる操作(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)をする。このとき、端末20は、図3におけるステップS26の付箋分離処理を実行する。
図28Bは、統合されたグラフ付箋103の分離途中の表示の一例を示す図である。分離操作に伴って表示された第2のグラフ付箋103bには、そのグラフエリア内に「Separation」の文字が表示される。これにより、分離中であることが一見してわかる。なお、図28Bに示される第2のグラフ付箋103b及び「Separation」の文字は、薄く表示されてよい。
ドラッグ・アンド・ドロップ操作が完了すると、図28Cに示されるように、グラフ付箋103は第1のグラフ付箋103aと第2のグラフ付箋103bとに、数式付箋104(数式付箋ユニット)は第1の数式付箋104aと第2の数式付箋104bとに、スライダ付箋105(スライダ付箋ユニット)は第1のスライダ付箋105aと第2のスライダ付箋105bとに分離されるが、座標値付箋及び演算付箋は消滅する。
このように、グラフ付箋103に紐付けられた座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110は、結合と分離のいずれにおいても消滅する。
図29は、幾何付箋203を含む画面表示の一例を示す図である。図29では、表示装置26に表示されたペーパー200に幾何付箋203が表示されている。以下、幾何付箋203について、図19に示される幾何付箋203の作成時の操作及び表示を参照して説明する。
幾何付箋203は、メニューアイコンバー50の幾何アイコン55を選択することにより作成される付箋である。幾何付箋203には、ユーザーが描いた直線、円などの幾何学図形が入力及び表示可能である。図29では、幾何付箋203に紐付けられた測定値付箋201及び演算付箋202が表示されている。付箋201、202の作成及び演算指示は、入力ボード240や幾何付箋203に付随して表示される各種アイコン80から入力、選択等することができる。
幾何付箋203に幾何学図形が描画された後には、測定値付箋201、202の作成が可能となる。測定値付箋201を作成する場合、ユーザーは、例えば図形の2点を選択する。これにより、端末20は、測定値付箋201の作成指示を受け付ける。幾何付箋203に関連付けられた測定値付箋201がある場合には、新しい測定値付箋201が既存の測定値付箋201の下側につなげて表示される(図19に示される表のNo.21)。これは、例えば、図29に示される、第1の測定値付箋201aの下側の第2の測定値付箋201bの作成に相当する。それ以外の場合には、当該幾何付箋203に関連付けられた新しい測定値付箋201が表示される(図19に示される表のNo.22)。これは、例えば、図29に示される第1の測定値付箋201aの新規作成に相当する。
演算付箋202を作成する場合、ユーザーは、演算アイコン241を選択する。これにより、端末20は、演算付箋202の作成指示を受け付ける。幾何付箋203に関連付けられた演算付箋202がある場合には、新しい演算付箋202が既存の演算付箋202の下側につなげて表示される(図19に示される表のNo.23)。それ以外の場合には、当該幾何付箋203に関連付けられた新しい演算付箋202が表示される(図19に示される表のNo.24)。これは、例えば、図29に示される演算付箋202の作成に相当する。
このように、端末20は、幾何付箋203に紐付けられた付箋201、202の有無によって、新たに表示される付箋201、202の表示を決定する。特に、測定値付箋201及び演算付箋202は、作成に関して上述の座標値付箋109及び演算(α+β)付箋110と似た挙動を示す。
ここまで、サーバ10で演算された統計計算結果に係わる統計グラフがグラフ付箋103に表示されるものを説明してきたが、演算される統計計算種別によっては統計計算結果が統計計算付箋108にのみ表示されうる。図30には、そのような一例が示される。
図30には、数表(統計)付箋107の数表111のA列に入力された数値に対して、入力ボード140から「One-Variable」が選択された場合の画面表示の一例が示されている。当該選択により、端末20からサーバ10へと各種情報(例えば、数表111のA列の数値の情報、統計計算種別の情報など)が送信されて、統計計算がサーバ10で実行される。端末20は、サーバ10から返された統計計算結果を受信する。すなわち、図3におけるステップS18の演算処理が実行される。
受信した統計計算結果を用いて、統計計算付箋108が作成及び表示される。このとき、端末20は、図3におけるステップS21の統計計算付箋処理を実行している。数表(統計)付箋107は、統計計算付箋108と紐147で紐付けられている。例えば、図19に示される表のNo.20にしたがって、数表(統計)付箋107から統計計算付箋108が生成されてよい。
図31には、数表(統計)付箋107の数表111のA列及びB列に入力された数値に対して、入力ボード140から「Linear Regression」が選択された場合の画面表示の一例が示されている。当該選択により、図3におけるステップS18の演算処理が実行されて、さらに、ステップS19のグラフ付箋処理、ステップS21の統計計算付箋処理により、Linear Regression(線形回帰)の演算結果を示す統計グラフを表示するグラフ付箋103と、統計計算結果(文字情報)を示す統計計算付箋108とが作成及び表示される。数表(統計)付箋107は、それぞれ、紐146、147でグラフ付箋103及び統計計算付箋108と紐付けられている。例えば、図19に示される表のNo.4及びNo.20にしたがって、数表(統計)付箋107からグラフ付箋103及び統計計算付箋108が生成されてよい。
サーバ10は、例えば、統計計算種別が「One-Variable」又は「Two-Variable」であるとき、図3におけるステップS21の統計計算付箋処理が行われるが、ステップS19のグラフ付箋処理は行われない。また、統計計算種別が上記の2種類以外であるとき、すなわち、例えば、「Linear Regression」や「Quadratic Regression」等の統計回帰計算に関するもの、又は「Scatter Plot」、「Box&Whisker Plot」、「Histogram」、「Pie Chart」であるとき、図3におけるステップS21の統計計算付箋処理、及び、ステップS19のグラフ付箋処理が行われる。このように、統計計算種別によって、図3におけるステップS19のグラフ付箋処理が行われるかどうかが異なる。
図32Aは、数表(統計)付箋107と統計計算付箋108とからなる画面表示の一例を示す図である。図32Aでは、数表(統計)付箋107の数表111において、A列に福岡の3月の平均気温、B列に福岡の桜の開花日(3月1日を基準とする)、C列に東京の3月の平均気温、D列に東京の桜の開花日(3月1日を基準とする)が入力されている(いずれも1987年から2004年までのデータ)。統計計算付箋108には、数表(統計)付箋107の数表111のA列に入力された値に対するOne-Variable統計計算結果が表示されている。例えば、図19に示される表のNo.20にしたがって、数表(統計)付箋107から統計計算付箋108が生成されてよい。
図32Bには、さらに、第2の統計計算付箋108bに数表(統計)付箋107の数表のC列に入力された値に対するOne-Variable統計計算結果が表示されている。第2の統計計算付箋108bは、第1の統計計算付箋108aの下側につなげて表示されている。図32Aから図32Bの表示への遷移は、図19に示される表のNo.19に相当する。
このように、数表(統計)付箋107に紐付けられた統計計算付箋108がまとめて表示されることにより、一覧性がよい。
図33Aは、図32Aと同じ数表(統計)付箋107の数表111のA列に対してHistogram統計計算が実行されたときの画面表示の一例である。数表(統計)付箋107に紐付けられた第1の統計計算付箋108a及びグラフ付箋103が表示されている。
図34Bは、さらに、数表(統計)付箋107のC列に対してHistogram統計計算を実行したときの画面表示の一例である。第2の統計計算付箋108bは、第1の統計計算付箋108aの下側につなげて表示される。統計グラフは、グラフ付箋103に重ねて表示されている。
このように、1つのグラフ付箋103に統計グラフが重ねて描画されることにより、2つのグラフの比較がより容易である。また、統計計算付箋108aのタブ153aの色と、グラフ付箋103に表示される対応するタブ112及び対応するグラフの各色とは同じであり、且つ、統計計算付箋108bのタブ153bの色と、グラフ付箋103に表示される対応するタブ113及び対応するグラフの各色とは同じであるから、各統計計算付箋108a、108bに表示される統計計算範囲(「Data:A:A」又は「Data:C:C」の表示)及び数表(統計)付箋107もあわせて見ることで、グラフ付箋103に表示される各グラフが数表(統計)付箋107のどのデータに対応するものであるか、一目でわかる。
図33Cは、さらに、数表(統計)付箋107の数表111のA列及びC列に対してBox & Whisker Plot統計計算を実行したときの画面表示の一例である。第3の統計計算付箋108cが、第2の統計計算付箋108bの下側につなげて表示され、さらに、第4の統計計算付箋108dが、第3の統計計算付箋108cの下側につなげて表示されている。統計グラフは、グラフ付箋103に描画されている。統計グラフに対応する4つのタブ112、113、114、115も表示されている。統計計算付箋108aのタブ153a及び統計計算付箋108cの153cの各色と、グラフ付箋103に表示される対応するタブ112及びタブ114の各色と、各対応するグラフの色は同じであり、且つ、統計計算付箋108bのタブ153b及び統計計算付箋108dの153dの各色と、グラフ付箋103に表示される対応するタブ113及びタブ115の各色と、各対応するグラフの色は同じであるから、上記の効果に加えて、グラフ付箋103に表示される複数のグラフが、数表(統計)付箋107の同じデータに対応するものであることが、一目でわかる。
以下、統計計算結果に係わる付箋の分離及び結合について説明する。
図34Aに示されるように、ユーザーが第2のタブ113を選択して移動させる(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)。これにより、図34Bに示されるように、第2のタブ113と紐付けられたデータ(第2の統計グラフのデータ)が第2のグラフ付箋103bに表示される。これに伴い、対応する第2の統計計算付箋108bが分離され、さらに、数表(統計)付箋107の数表111のA列のコピーが生成された第2の数表(統計)付箋107bが表示される。数表(統計)付箋107は、第1の数表(統計)付箋107aとしてそのまま表示される。
図34Bに示される状態において、ユーザーが第4のタブ115を選択してこれを第2のグラフ付箋103bに重ねるように移動させる(例えばドラッグ・アンド・ドロップ操作)。これにより、図34Cに示されるように、第4のタブ115と紐付けられたデータ(第4の統計グラフのデータ)が第2のグラフ付箋103bに追加表示される。これに伴い、対応する統計計算付箋108bが分離され、第1の数表(統計)付箋107aの数表のA列のコピーが生成されて第2の数表(統計)付箋107bにB列として追加表示される。
図35A乃至図35Cは、福岡の3月の平均気温と桜の開花日に対して、Scatter Plotを実行した後の画面表示の一例(図35A)、さらにLinear Regression統計計算を実行した後の画面表示の一例(図35B)、さらに東京の3月の平均気温と桜の開花日に対してScatter Plot及びLinear Regression統計計算を実行した後の画面表示の一例(図35C)である。統計計算付箋108a、108b、108c、108dは、図19の表のNo.19にしたがって下側につなげて作成されていく。また、統計グラフは、図3の表のNo.3にしたがってグラフ付箋103に追加されていく。
また、図35Aに示すように、グラフ付箋103に1つのグラフのみ表示されているとき、グラフ付箋103のタブは表示されなくてよい。図35B、図35Cに示すように、グラフ付箋103に2つ以上のグラフが表示されているときだけ、グラフ付箋103のタブ112、113、114、115が表示されてよい。これにより、グラフ付箋103のタブの有無を見ただけで、そのグラフ付箋103に表示中のグラフが1つだけかどうかがわかる。また、グラフ付箋103のタブの数を見ただけで、そのグラフ付箋103に表示中のグラフがいくつあるかがわかる。
本実施形態では、フローティングオブジェクトである各付箋に表示されたデータ、統計計算結果、統計グラフを一画面上に並べることができる。異なる種類の統計グラフを比較することが可能となり、同一データに対する種々の解析方法を学習することができる。また、異なる種類の統計グラフを1つのグラフ付箋に結合したり別個のグラフ付箋に分離したりすることができる。これにより、使い勝手のよい表示を提供することが可能となる。
特に、本実施形態によれば、統計グラフや統計計算結果をドラッグ・アンド・ドロップ操作などの容易な操作で並べたり結合したりすることができる。
本実施形態によれば、グラフ描画エリアの分離と結合が可能なこと、ユーザーが自由に式やグラフを配置できることにより、グラフごとの性質の理解、グラフ同士の関係の理解を助けることができる。特に、ICT化が進む数学の授業等でこのようなシステムが活用されることにより、関数グラフや統計グラフ、統計計算結果に関する生徒の理解を助けることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]コンピュータに、互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示させ、
前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させる、
ことを実行させるためのプログラム。
[2]前記コンピュータに、
前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部のそれぞれに関連付けられた第3の種類の表示部を非表示にする、ことを実行させる、[1]に記載のプログラム。
[3]情報処理装置の制御装置により実行される方法であって、
互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示し、
前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示する、情報処理方法。
[4]互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示させ、
前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させる、
制御装置を備える、情報処理装置。
1…システム、10…サーバ、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…ストレージ、15…通信装置、20…端末、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…ストレージ、25…入力装置、26…表示装置、27…通信装置、29…システムバス、30…ネットワーク、50…メニューアイコンバー、51…演算アイコン、52…数式アイコン、53…グラフアイコン、54…数表(統計)アイコン、55…幾何アイコン、56…メモアイコン、60…アイコン群、61…数式アイコン、62…数表(統計)アイコン、63…演算アイコン、100…ペーパー、101…メモ付箋(表示部)、102…演算付箋(表示部)、103…グラフ付箋(表示部)、104…数式付箋(表示部)、105…スライダ付箋(表示部)、106…数表(数式)付箋(表示部)、107…数表(統計)付箋(表示部)、108…統計計算付箋(表示部)、109…座標値付箋(表示部)、110…演算(α+β)付箋(表示部)、201…測定値付箋(表示部)、202…演算付箋(表示部)、203…幾何付箋(表示部)。

Claims (3)

  1. コンピュータに、
    互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示させ、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記第1の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させるとともに、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させ、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、分離させる前の前記第1の種類の表示部に関連付けられている第3の種類の表示部を非表示にさせる、
    ことを実行させるためのプログラム。
  2. 情報処理装置の制御装置により実行される方法であって、
    互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示し、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記第1の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示するとともに、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示し、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、分離させる前の前記第1の種類の表示部に関連付けられている第3の種類の表示部を非表示にする、情報処理方法。
  3. 互いに異なる種別に各相応した複数種類の表示部を、各種類の表示部同士を結合させた状態で、表示装置の画面に表示させ、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記第1の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させるとともに、前記複数種類の表示部のうち、前記第1の種類の表示部に関連付けられた第2の種類の表示部同士を分離させて、前記表示装置の画面に表示させ、
    前記複数種類の表示部のうち第1の種類の表示部同士を分離させる操作に応じて、前記複数種類の表示部のうち、分離させる前の前記第1の種類の表示部に関連付けられている第3の種類の表示部を非表示にさせる、制御装置を備える、情報処理装置。
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