JP7254817B2 - 端末、方法、及び、システム - Google Patents

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Description

本発明は、端末、方法、及び、システムに関する。
Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(Long Term Evolution(LTE))が仕様化された。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE-Advanced(LTE-A)、Future Radio Access(FRA)、5th generation mobile communication system(5G)、5G plus(5G+)、Radio Access Technology(New-RAT)、New Radio(NR)などと呼ばれるシステムがある。
現状、ユーザ端末と無線基地局との間において、無線リンクのモニタリング及びビーム障害(failure)の検出に関する動作が規定されている。
しかしながら、無線リンクのモニタリング及び/又はビーム障害の検出に関するユーザ端末(及び無線基地局)の動作については十分な規定がなされておらず、ユーザ端末(及び無線基地局)が無線リンクのモニタリング及び/又はビーム障害の検出を実現できないおそれがある。
本開示の一態様は、無線通信システムにおいて、無線リンクのモニタリング及び/又はビーム障害の検出を実現可能なユーザ端末及び無線通信方法を提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係るユーザ端末は、下りリンクに関する制御情報を受信する受信部と、前記制御情報において、無線リンク障害の監視及びビーム障害の検出の少なくとも1つに関する処理に使用すべき参照信号の情報が示されず、かつ、前記参照信号に関連付いた下り送信設定情報が示されない場合、規定の信号に基づいて前記処理を行う制御部と、を有する。
本開示の一態様によれば、無線通信システムにおいて、無線リンクのモニタリング及び/又はビーム障害の検出を実現できる。
一実施の形態に係る無線基地局の構成例とDL(DownLink)処理例を示す図である。 一実施の形態に係る無線基地局の構成例とUL(UpLink)処理例を示す図である。 一実施の形態に係るユーザ端末の構成例とDL(DownLink)処理例を示す図である。 一実施の形態に係るユーザ端末の構成例とUL(UpLink)処理例を示す図である。 一実施の形態に係るRLM(Radio Link Monitoring)に関する設定情報の一例を示す図である。 一実施の形態に係るCORESET(ControlResourceSet)に関する設定情報の一例を示す図である。 一実施の形態に係るユーザ端末の動作例を示す図である。 一実施の形態に係るユーザ端末及び無線基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本開示の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
(一実施の形態)
本実施の形態に係る無線通信システムは、少なくとも、図1及び図2に示す無線基地局10、並びに、図3及び図4に示すユーザ端末20を備える。ユーザ端末20は、無線基地局10に接続(アクセス)する。
<無線基地局>
図1及び図2は、本実施の形態に係る無線基地局10の構成例を示す図である。無線基地局10は、スケジューラ101と、上位レイヤ処理部102と、エラー制御部103と、符号化及び復号化部104と、変調及び復調部105と、リソースマッピング及びデマッピング部106と、アンテナマッピング及びデマッピング部107と、1以上のアンテナ108とを有する。
次に、図1を参照して、無線基地局10がユーザ端末20へ信号を送信する処理(DL処理)について説明する。
上位レイヤ処理部102は、DLデータ信号及びDL制御信号等の送信信号を生成する。DL制御信号は、MCS(Modulation and Coding Scheme)情報を含むDL制御情報(DCI:Downlink Control Information)を含んでよい。上位レイヤ処理部102は、生成した送信信号をエラー制御部103へ出力する。
エラー制御部103は、上位レイヤ処理部102から出力された送信信号にCRC(Cyclic Redundancy Check)等のエラー検出用の信号を付加し、符号化及び復号化部104へ出力する。
符号化及び復号化部104は、スケジューラ101からの設定(例えばMCS情報)に基づいて、エラー制御部103から出力された送信信号に符号化処理を施し、変調及び復調部105へ出力する。
変調及び復調部105は、スケジューラ101からの設定(例えばMCS情報)に基づいて、符号化及び復号化部104から出力された送信信号に変調処理を施し、リソースマッピング部106へ出力する。
リソースマッピング及びデマッピング部106は、スケジューラ101からの設定(例えばリソース割当情報)に基づいて、変調及び復調部105から出力された送信信号(DLデータ信号、DL制御信号及びRS(Reference Signals)等)をRB(Resource Block)にマッピングする。そして、リソースマッピング及びデマッピング部106は、各RBにマッピングした各送信信号をアンテナマッピング及びデマッピング部107へ出力する。
アンテナマッピング及びデマッピング部107は、スケジューラ101からの設定(例えばアンテナ割当情報)に基づいて、リソースマッピング及びデマッピング部106から出力された各送信信号を、各アンテナ108にマッピングする。そして、アンテナマッピング及びデマッピング部107は、送信信号をマッピング先のアンテナ108へ出力する。
アンテナ108は、アンテナマッピング及びデマッピング部107から出力された送信信号を空間へ出力(送信)する。
スケジューラ101は、無線基地局10とユーザ端末20との間のチャネル品質(例えばCSI(Channel State Information))に基づいて、符号化及び復号化部104に対してMCS情報(例えば符号化率及び変調方式等)を設定する。また、スケジューラ101は、各送信信号(DLデータ信号、DL制御信号、及びRS等)を割り当てるRBを判断し、その判断結果であるリソース割当情報をリソースマッピング及びデマッピング部106に設定する。また、スケジューラ101は、各RBに割り当てられた各送信信号を送信するアンテナ108を判断し、その判断結果であるアンテナ割当情報をアンテナマッピング及びデマッピング部107に設定する。また、スケジューラ101は、複数のアンテナ108を用いてビームフォーミングを行うための設定を行ってもよい。
次に、図2を参照して、無線基地局10がユーザ端末20から信号を受信する処理(UL処理)について説明する。
各アンテナ108は、ユーザ端末20から送信された信号を受信し、アンテナマッピング及びデマッピング部107へ出力する。
アンテナマッピング及びデマッピング部107は、スケジューラ101からの設定(例えばアンテナ割当情報)に基づいて、各アンテナ108から出力された受信信号をデマッピングし、リソースマッピング及びデマッピング部106へ出力する。
リソースマッピング及びデマッピング部106は、スケジューラ101からの設定(例えばリソース割当情報)に基づいて、各RBから受信信号(ULデータ信号、UL制御信号及びRS等)を抽出(デマッピング)し、変調及び復調部105へ出力する。
変調及び復調部105は、スケジューラ101からの設定(例えばMCS情報)に基づいて、リソースマッピング及びデマッピング部106から出力された受信信号を復調し、符号化及び復号化部104へ出力する。
符号化及び復号化部104は、スケジューラ101からの設定(例えばMCS情報)に基づいて、変調及び復調部105から出力された受信信号を復号し、エラー制御部103へ出力する。
エラー制御部103は、符号化及び復号化部104から出力された受信信号に対してエラー検出を行うと共に、エラー検出用の信号を除去して上位レイヤ処理部102へ出力する。なお、エラー制御部103は、エラーを検出した場合、エラーを検出したことを上位レイヤ処理部102へ通知してよい。
上位レイヤ処理部102は、エラー制御部103から出力された受信信号(ULデータ信号、UL制御信号、及びRS等)を受信し、所定の処理を行う。例えば、上位レイヤ処理部102は、レイヤ2に係るMAC(Medium Access Control)処理、RLC(Radio Link Control)処理、及び、レイヤ3に係るRRC(Radio Resource Control)処理等を行う。
スケジューラ101におけるUL処理は、上述のDL処理の場合と概ね同様であるため、説明を省略する。
<ユーザ端末>
図3及び図4は、本実施の形態に係るユーザ端末20の構成例を示す図である。ユーザ端末20は、制御部201と、上位レイヤ処理部202と、エラー制御部203と、符号化及び復号化部204と、変調及び復調部205と、リソースマッピング及びデマッピング部206と、アンテナマッピング及びデマッピング部207と、1以上のアンテナ208とを有する。
次に、図3を参照して、ユーザ端末20が無線基地局10から信号を受信する処理(DL処理)について説明する。
各アンテナ208は、無線基地局10から送信された信号を受信し、アンテナマッピング及びデマッピング部207へ出力する。
アンテナマッピング及びデマッピング部207は、制御部201からの設定に基づいて、各アンテナ208から出力された受信信号についてデマッピングを行い、リソースマッピング及びデマッピング部206へ出力する。
リソースマッピング及びデマッピング部206は、制御部201からの設定に基づいて、ユーザ端末20に割り当てられた各RBから受信信号(DLデータ信号、DL制御信号及びRS等)を抽出(デマッピング)し、変調及び復調部205へ出力する。
変調及び復調部205は、制御部201からの設定に基づいて、リソースマッピング及びデマッピング部206から出力された受信信号を復調し、符号化及び復号化部204へ出力する。
符号化及び復号化部204は、制御部201からの設定に基づいて、変調及び復調部205から出力された受信信号を復号し、エラー制御部203へ出力する。
エラー制御部203は、符号化及び復号化部204から出力された受信信号に対してエラー検出を行うと共に、エラー検出用の信号を除去して上位レイヤ処理部202へ出力する。なお、エラー制御部203は、エラーを検出した場合、エラーを検出したことを上位レイヤ処理部202へ通知してよい。
上位レイヤ処理部202は、エラー制御部203から出力された受信信号(DLデータ信号、DL制御信号、及びRS等)を受信し、所定の処理を行う。例えば、上位レイヤ処理部202は、レイヤ2に係るMAC(Medium Access Control)処理、RLC(Radio Link Control)処理、及び、レイヤ3に係るRRC(Radio Resource Control)処理等を行う。
制御部201は、無線基地局10から受信したMCS情報(例えば符号化率及び変調方式等)に基づき、符号化部及び復号化部204の設定を行う。また、制御部201は、無線基地局10から受信したリソース割当情報に基づき、リソースマッピング及びデマッピング部206の設定を行う。また、制御部201は、アンテナマッピング及びデマッピング部207の設定を行う。また、制御部201は、複数のアンテナ208を用いてビームフォーミングを行うための設定を行ってもよい。
次に、図4を参照して、ユーザ端末20が無線基地局10へ信号を送信する処理(UL処理)について説明する。
上位レイヤ処理部202は、ULデータ信号及びUL制御信号等の送信信号を生成する。上位レイヤ処理部202は、生成した送信信号をエラー制御部203へ出力する。
エラー制御部203は、上位レイヤ処理部202から出力された送信信号にCRC等のエラー検出用の信号を付加し、符号化及び復号化部204へ出力する。
符号化及び復号化部204は、制御部201からの設定に基づいて、エラー制御部203から出力された送信信号に符号化処理を施し、変調及び復調部205へ出力する。
変調及び復調部205は、制御部201からの設定に基づいて、符号化及び復号化部204から出力された送信信号に変調処理を施し、リソースマッピング及びデマッピング部206へ出力する。
リソースマッピング及びデマッピング部206は、制御部201からの設定に基づいて、変調及び復調部205から出力された送信信号(ULデータ信号、UL制御信号、及びRS等)をRBにマッピングする。そして、リソースマッピング及びデマッピング部206は、各RBに割り当てた各送信信号をアンテナマッピング及びデマッピング部207へ出力する。
アンテナマッピング及びデマッピング部207は、制御部201からの設定に基づいて、リソースマッピング及びデマッピング部206から出力された各送信信号を、各アンテナ208にマッピングする。そして、アンテナマッピング及びデマッピング部207は、送信信号をマッピング先のアンテナ208へ出力する。
アンテナ208は、アンテナマッピング及びデマッピング部207から出力された送信信号を空間へ出力(送信)する。
制御部201におけるUL処理は、上述のDL処理の場合と概ね同様であるため、説明を省略する。
無線基地局10は、ユーザ端末20に対して、下り制御チャネル(例えば、PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を用いてDL制御信号を送信し、下りデータチャネル(例えば、下り共有チャネル:PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を用いてDLデータ信号及びRSを送信する。
ユーザ端末20は、無線基地局10に対して、上り制御チャネル(例えば、PUCCH:Physical Uplink Control Channel)を用いてUL制御信号を送信し、上りデータチャネル(例えば、上り共有チャネル:PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)を用いてULデータ信号及びRSを送信する。
なお、無線基地局10及びユーザ端末20が送受信に用いる下りチャネル及び上りチャネルは、上記のPDCCH、PDSCH、PUCCH、PUSCH等に限定されず、例えば、PBCH(Physical Broadcast Channel)、RACH(Random Access Channel)等、他のチャネルでもよい。
また、図1~図4では、無線基地局10及びユーザ端末20において生成されるDL及び/又はULの信号波形は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調に基づく信号波形でよい。あるいは、当該DL及び/又はULの信号波形は、SC-FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)又はDFT-S-OFDM(DFT-Spread-OFDM))に基づく信号波形でもよいし、他の信号波形でもよい。図1~図4では、信号波形を生成するための構成部(例えば、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理部、CP(Cyclic Prefix)付加部、CP除去部、FFT(Fast Fourier Transform)処理部等)の記載を省略している。
<検討>
図5に示すように、無線基地局10は、ユーザ端末(以下「UE(User Equipment)」という)20が無線リンクモニタリング(RLM:Radio Link Monitoring)及びビーム障害検出(BFD:Beam Failure Detection)に用いるRSを、DL BWP(Bandwidth Part)毎にOPTIONALとして設定できる。以下、RLMに用いるRSを「RLM-RS」、BFDに用いるRSを「BFD-RS」という。
RLM-RS又はBFD-RSが、パラメータRadioLinkMonitoringConfigの中でexplicitに設定されない場合、UE20は、PDCCHのactive TCI stateに紐付くRSを、RLM又はBFDのためにモニタリングする。なお、TCIは、Transmission configuration indicationの略である。また、TCIは、送信設定情報の一例である。
RLMについて、次のことが規定されている。
UE20は、上位レイヤのパラメータRadioLinkMonitoringRSを提供されず、かつ、PDCCH受信に関する上位レイヤのパラメータであるTCI-statesによって、1以上のCSI-RS、及び/又は、SS/PBCH(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel)ブロックを含む1以上のRSを提供された場合、UE20は、次の(A1)~(A3)の少なくとも1つの動作を行う。
(A1)PDCCH受信に関するactive TCI stateがただ1つのRSを含む場合、UE20は、PDCCH受信のためのactive TCI stateによって提供されるRSを、RLMのために使用する。
(A2)PDCCH受信に関するactive TCI stateが2つのRSを含む場合、UEは、1つのRSがQCL(Quasi Co-Location)-TypeDを有すると予期し、QCL-TypeDを有するRSを、RLMのために使用する。なお、UE20は、両方のRSがQCL-TypeDを有することを予期しない。
(A3)UE20は、非周期的又は準永続的なRSをRLMのために使用することを要求されない。
BFDについて、次のことが規定されている。
UE20は、上位レイヤのパラメータfailureDetectionResourcesを提供されない場合、次のことを決定する。すなわち、UE20は、q のセット(つまりモニタリング対象のRS)が、当該UE20がPDCCHのモニタリングのために使用する各パラメータcontrol resource setsのための上位レイヤのパラメータであるTCI-statesによって示されるRSセットにおけるRSインデックスとして同じ値を有する周期的なCSI-RS resource configurationインデックスを含むと判断する。
ところで、図6に示すように、パラメータControlResourceSet(CORESET)の設定において、TCI-stateは、OPTIONALにて設定されるようになっており、TCI stateが設定されない場合がある。
また、パラメータControlResourceSetZeroは、初期のDL BWPのCORESET#0として設定されるが、TCI stateを設定できるようになっていない。なお、CORESET#0/SearchSpace#0とSSB(Synchronization Signal Block)インデックスとの紐付けは定義されている。
したがって、RLM-RS及び/又はBFD-RSがexplicitに設定されず、かつ、UE20のCORESETにTCI stateが設定されないケースがある。しかし、上記RLMの規定及びBFDの規定には、当該ケースが想定されていない。つまり、当該ケースにおいて、UEが適切なRLM及び/又はBFDを行うことができない。
そこで、本実施の形態は、RLM-RS及び/又はBFD-RSがexplicitに設定されず、かつ、UE20のCORESETにTCI stateが設定されないケースにおいても、UE20が適切にRLM及び/又はBFDを行うことができる方法を説明する。すなわち、本実施の形態は、CORESET#0/SearchSpace#0が設定されている場合、又は、TCI stateの無いCORESETが設定されている場合における、RLM及び/又はBFDのためのUE20の動作を明確にし、UE20が正しくRLM及び/又はBFDを行えるようにする方法を説明する。
なお、本実施の形態における「CORESET#0/SearchSpace#0」の表現は、CORESET#0とSearchSpace#0の少なくとも1つでもよいことを意味する。
<方法1>
方法1では、例えばMIB(Master Information Block)及び/又はRRC(Radio Resource Control)パラメータにおいて、CRESET#0/SearchSpace#0が設定されている場合について説明する。
UE20は、CORESET#0/SearchSpace#0が設定されている場合、現在モニタしているCORESET#0/SearchSpace#0に紐付いているSS/PBCHブロックを、RLM及び/又はBFDの対象とする。
或いは、UE20は、CORESET#0/SearchSpace#0が設定されている場合において、ランダムアクセスを行った場合、最後(直近)のランダムアクセス手順においてPRACH(Physical random access channel)連携(association)に用いたSS/PBCHブロック(又はCSI-RS)を、RLM及び/又はBFDの対象としてよい。
或いは、UE20は、CORESET#0/SearchSpace#0が設定されている場合において、ランダムアクセスを行った場合、最後(直近)のランダムアクセス手順においてPRACH(Physical random access channel)連携(association)に用いたSS/PBCHブロック(又はCSI-RS)を、(QCL-TypeDに関する)active TCI stateのRSと扱ってRLM及び/又はBFDを行ってもよい。
次に、図7を参照して、方法1によるUE20の動作例を説明する。
(S1)UE20は、初期セルサーチを行い、例えばSSB#1を検出する。
(S2)UE20は、SSB#1に紐付くCORESET#0のPDCCH及びPDSCHにてSIB1を受信する。
(S3)UE20は、ランダムアクセス手順を行う。具体的には次の手順を行う。UE20は、SSB#1に紐付くRACH機会(Occasion)にてPRACHを送信する。UE20は、SSB#1を受信したBF(Beam Forming)にて、RAR(Random Access Respose)を受信する。以降、UE20は、同様に、ランダムアクセス手順に関するMsg3 PUSCHの送信及びMsg4 PDSCHの受信を行う。
(S4)UE20は、CONNECTEDモードにて動作し、SSB#1に紐付くCORESET#0/SearchSpace#0でのモニタリングを実施する。そして、UE20は、SSB#1に対するRLM及び/又はBFDを行う。つまり、UE20は、SSB#1を、active TCI stateのRSと扱ってRLM及び/又はBFDを実施する。
なお、方法1の適用において、RLM及び/又はBFDに用いるSSBインデックスは、MAC CE(Control Element)で通知された信号であってもよい。
CORESET#0/SearchSpace#0にはTCI stateを設定できないが、方法1によれば、UE20は、(QCL-TypeDに関する)active TCI stateのRSとして紐付くSSBが設定されている場合と同等の動作を行うことができる。すなわち、方法1によれば、少なくとも、UE20におけるRLM及び/又はBFDの動作において、CORESET#0/SearchSpace#0における「PDCCH受信に関するactive TCI stateのために提供されるRS」が明確になる。
方法1は、次の(B1)から(B4)の少なくとも1つのように表現されてよい。
(B1)UE20がControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroのPDCCH候補(candidate)をモニタする場合、UE20は、当該モニタしているControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroに紐付いているSS/PBCHブロックを、RMS及び/又はBFDのために使用する。
(B2)UE20がサービングセル上のControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroのPDCCH候補(candidate)をモニタする場合、UE20は、当該UE20が最後にRACH手順に使用したSS/PBCHブロックを、PDCCH受信に関するactive TCI stateのために提供されるRSと想定してよい。
(B3)UE20が上位レイヤのパラメータRadioLinkMonitoringRSを提供されず、かつ、UE20がパラメータControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroのPDCCH候補をモニタすることを設定されている場合、UE20は、当該UE20が最後にRACH手順のために使用したSS/PBCHブロックを、RMSのために使用する。
(B4)UE20が上位レイヤのパラメータfailureDetectionResourcesを提供されず、かつ、UE20がパラメータControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroのPDCCH候補をモニタすることを設定されている場合、UEは、q のセット(モニタリング対象のRS)が、当該UE20が最後にRACH手順に使用したSS/PBCHブロックを含むと決定する。
<方法2>
方法2では、例えばRRCパラメータにおいて、TCI stateの無いCORESET(但しCORESET#0以外)のみが設定されている場合について説明する。
(a1)PCell(Primary Cell)におけるRLM動作に関して、次の内容が適用されてよい。TCI stateの無いCORESET(但しCORESET#0以外)のみがPCellに設定される場合、UE20は、RLM-RSがパラメータRadioLinkMonitoringConfigの中でexplicitに設定されると想定する。別言すると、PCellではRLMが行われるとの想定に基づき、PCellではRLM対象のRSが判るような設定がなされるものとする。つまり、UE20は、RLM-RSの設定の無いケースをエラーとして取り扱う。
なお、上記(a1)の内容は、次のように表現されてもよい。UE20が、ControlResourceSetZero/SearchSpaceZero内のPDCCH候補をモニタすることを設定されず、かつ、UE20が、PCellにおいて、上位レイヤパラメータである、PDCCH受信に関するTCI-statesによって、1以上のCSI-RS、及び/又は、SS/PBCHブロックを含む1以上のRSを提供されない場合、UE20は、上位レイヤパラメータであるRadioLinkMonitoringRSを提供されないことを予期しない。別言すると、この場合、UE20は、パラメータRadioLinkMonitoringRSを提供されることを予期する。
(a2)PSCell(Primary Secondary Cell)におけるRLM動作に関して、次の(Alt.1)又は(Alt.2)の内容が適用されてよい。
(Alt.1)UE20は、上記(a1)と同様、PSCellではRLM-RSがexplicitに設定されると想定する。つまり、UE20は、RLM-RSの設定の無いケースをエラーとして取り扱う。
(Alt.2)PSCellでは、TCI stateの無いCORESET(但しCORESET#0以外)のみが設定され、かつ、RLM-RSがパラメータRadioLinkMonitoringConfigの中でexplicitに設定されない場合、UE20は、PSCellにおいてRLM動作を行わないものとする。
なお、上記(Alt.2)の内容は、次のように表現されてもよい。SCG(Secondary cell group)のPSCellにおいて、UE20は、パラメータControlResourceSetZero/SearchSpaceZeroのPDCCH候補をモニタすることが設定されず、上位レイヤパラメータであるPDCCH受信に関するTCI-statesによって、1以上のCSI-RS、及び/又は、SS/PBCHブロックを含む1以上のRSを提供されず、かつ、上位レイヤパラメータであるRadioLinkMonitoringRSを提供されない場合、UE20は、SCGのPSCellにおいてRLMを行うことを要求されない。
(b)PCell及び/又はPSCellにおけるBFD動作に関して、以下の(Alt.1)又は(Alt.2)の内容が適用されてよい。
(Alt.1)UE20は、上記(a1)と同様、PCell(又はPSCell)ではBFD-RSがexplicitに設定されると想定する。つまり、UE20は、BFD-RSの設定の無いケースをエラーとして取り扱う。
(Alt.2)上記(a1)或いは(a2)の(Alt.2)と同様、TCI-stateの無いCORESET(但しCORESET#0以外)のみが設定され、かつ、BFD-RSがRadioLinkMonitoringConfigの中でexplicitに設定されない場合、UE20は、PCell(又はPSCell)においてBFD動作を行わないものとする。
<変形例>
RLM動作における(Alt.1)と(Alt.2)と、BFD動作における(Alt.1)と(Alt.2)とは、どのように組み合わせてもよい(異なる組み合わせでもよい)。
また、BFD動作において、PCellに対する(Alt.1)と(Alt.2)と、PSCellに対する(Alt.1)と(Alt.2)とは、どのように組み合わせてもよい(異なる組み合わせでもよい)。
本実施の形態の適用対象は、上述したPCell及びPSCellに限られない。例えば、本実施の形態を、SCell(Secondary Cell)におけるRLM及び/又はBFDに適用してもよい。この場合、UE20は、上述のPCell及びPSCellの(Alt.1)又は(Alt.2)とは異なる方法を採用してもよい。
<実施の形態のまとめ>
一態様の係るユーザ端末20は、下りリンクに関する制御情報を受信する受信部と、制御情報において、無線リンク障害の監視(RLM)及びビーム障害の検出(BFD)の少なくとも1つに関する処理に使用すべき参照信号(RS)の情報が示されず、かつ、参照信号(RS)に関連付いた下り送信設定情報(例えばTCI-states)が示されない場合、規定の信号に基づいて上記処理を行う制御部と、を有する。当該規定の信号は、セルサーチにおいて検出されたSS/PBCHであってよい。或いは、当該規定の信号は、MAC CEで通知された信号であってもよい。
また、一態様の係るユーザ端末20は、下りリンクに関する制御情報を受信する受信部と、制御情報において、無線リンク障害の監視(RLM)及びビーム障害の検出(BFD)の少なくとも1つに関する処理に使用すべき参照信号(RS)の情報が示されず、かつ、参照信号(RS)に関連付いた下り送信設定情報(例えばTCI-states)が示されない場合、(1)エラー状態と決定する、あるいは、(2)前記処理を行わないと決定する制御部と、を有する。
ユーザ端末20は、上記構成により、RLM及びBFDの少なくとも1つに関する処理を実現できる。
以上、本開示の実施の形態について説明した。
(ハードウェア構成等)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本開示の一実施の形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述のスケジューラ101、制御部201、上位レイヤ処理部102,202、エラー制御部103,203、符号化及び復号化部104,204、変調及び復調部105,205、リソースマッピング及びデマッピング部106,206、アンテナマッピング及びデマッピング部107,207などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部201は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述のアンテナ108、208などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
<情報の通知、シグナリング>
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
<適用システム>
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
<処理手順等>
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<基地局の動作>
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
<入出力の方向>
情報等(※「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
<入出力された情報等の扱い>
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<判定方法>
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
<態様のバリエーション等>
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
<ソフトウェア>
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
<情報、信号>
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
<「システム」、「ネットワーク」>
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
<パラメータ、チャネルの名称>
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
<基地局>
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
<移動局>
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
<基地局/移動局>
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
<用語の意味、解釈>
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
<参照信号>
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
<「に基づいて」の意味>
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<「第1の」、「第2の」>
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
<「手段」>
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<オープン形式>
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<TTI等の時間単位、RBなどの周波数単位、無線フレーム構成>
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
<最大送信電力>
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
<冠詞>
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
<「異なる」>
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示の一態様は、無線通信システムに有用である。
10 無線基地局
20 ユーザ端末
101 スケジューラ
201 制御部
102、202 上位レイヤ処理部
103、203 エラー制御部
104、204 符号化及び復号化部
105、205 変調及び復調部
106、206 リソースマッピング及びデマッピング部
107、207 アンテナマッピング及びデマッピング部
108、208 アンテナ

Claims (4)

  1. 特定のインデックスの制御リソースセットについてtransmission configuration indication (TCI) stateが示されない場合、直近のランダムアクセス手順におけるsynchronization signal/physical broadcast channel block(SSB)を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定し、前記制御リソースセットについてTCI stateが示される場合、前記TCI stateによって設定される参照信号を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定する制御部と、
    前記物理下り制御チャネルを受信する受信部と、
    を備えた、端末。
  2. 前記特定のインデックスは0である、
    請求項1に記載の端末。
  3. 特定のインデックスの制御リソースセットについてtransmission configuration indication (TCI) stateが示されない場合、直近のランダムアクセス手順におけるsynchronization signal/physical broadcast channel block(SSB)を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定し、前記制御リソースセットについてTCI stateが示される場合、前記TCI stateによって設定される参照信号を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定し、
    前記物理下り制御チャネルを受信する、
    方法。
  4. 基地局と、
    端末と、を備え、
    前記端末は、
    特定のインデックスの制御リソースセットについてtransmission configuration indication (TCI) stateが示されない場合、直近のランダムアクセス手順におけるsynchronization signal/physical broadcast channel block(SSB)を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定し、前記制御リソースセットについてTCI stateが示される場合、前記TCI stateによって設定される参照信号を、物理下り制御チャネルの受信のために用いることを決定する制御部と、
    前記基地局から前記物理下り制御チャネルを受信する受信部と、
    を備えた、システム。
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