JP7253408B2 - クライオポンプ、クライオポンプの再生方法 - Google Patents
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Description
本発明は、前記排気空間に位置する気体の相対湿度を測定する湿度センサが設けられたクライオポンプである。
本発明は、バッフルと、シールドと、クライオパネルとを冷却する2段式のヘリウムガスを冷媒とした冷凍機を有し、冷却された前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに気体を凝縮又は吸着させて真空槽の内部を真空排気するクライオポンプであって、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとが配置された排気空間の相対湿度を測定する湿度センサが設けられたクライオポンプである。
本発明は、前記湿度センサの測定結果が入力され、前記湿度センサの測定値が示す前記相対湿度の値と基準相対湿度の値とを比較して、前記測定値の値が前記基準相対湿度の値以上のときに、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとの冷却を開始するクライオポンプであって、前記基準相対湿度の値は、相対湿度0.5%RHであるクライオポンプである。
本発明は、バッフルと、シールドと、クライオパネルとを冷却する2段式のヘリウムガスを冷媒とした冷凍機を有し、冷却された前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに気体を凝縮又は吸着させて真空槽の内部を真空排気するクライオポンプの再生処理を行うクライオポンプの再生方法であって、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとを昇温させ、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに凝縮又は吸着された気体を放出させる放出工程と、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとが配置された排気空間の真空排気を開始する排気工程と、前記冷却装置により前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとの冷却を開始する冷却開始工程と、前記排気空間に加湿ガスを導入する水分導入工程を有し、前記加湿ガスには、排気空間を相対湿度が0.5%RH以上になる水のガスを含有させ、前記水分導入工程を行う場合は、前記水分導入工程を前記排気工程を開始した後、前記冷却開始工程を開始する前に行うクライオポンプの再生方法である。
本発明は、前記排気工程を開始した後、前記水分導入工程を開始する前に、前記排気空間に位置する気体の相対湿度を測定する湿度測定工程と、測定した前記相対湿度の測定値が、基準相対湿度よりも大きい場合に、前記冷却開始工程に移行するクライオポンプの再生方法である。
本発明は、前記基準相対湿度は、相対湿度が0.5%RHであるクライオポンプの再生方法である。
放出工程では、再生ガスを供給する際にはゲートバルブ25は閉状態にし、粗引バルブ42は閉状態、排気バルブ43は閉状態のまま、コンプレッサー21の動作と冷凍機19の動作とを停止させ、その状態で、排気空間10に再生ガスを導入し、バッフル15と、シールド17と、クライオパネル16とを室温以上の温度に昇温させる。
バッフル15と、シールド17と、クライオパネル16とのガス放出が終了し、バッフル15の温度と、シールド17の温度と、クライオパネル16の温度とが常温付近になると、排気工程を開始する。
排気空間10の圧力と相対湿度とは圧力センサ38と湿度センサ37とによって継続して測定されており、リーク検出工程では、制御装置41に入力された圧力の測定値と時間とから、排気空間10の圧力上昇速度(Pa/分)が求められる。
制御装置41には、所定の相対湿度の値が基準相対湿度として記憶されており、湿度測定工程では、湿度センサ37によって排気空間10の相対湿度が測定され、測定値と基準相対湿度とが比較され、測定値が基準相対湿度よりも大きい場合は冷却開始工程に移行する。基準相対湿度は、ここでは0.5%RHの相対湿度の値に設定されている。
水分導入工程では、水分を含有する加湿ガスを排気空間10の内部に導入し、排気空間10の雰囲気の圧力と相対湿度とを上昇させる。
冷却開始工程では、コンプレッサー21の動作と冷凍機19の動作等の動作により、シールド17とバッフル15とがクライオパネル16よりも高い温度でかつ130K以下の温度に冷却され、クライオパネル16が20K以下の温度に冷却され、排気空間10の残留ガスがバッフル15と、シールド17と、クライオパネル16とに凝縮又は吸着され、排気空間10の圧力が低下する。
粗引ポンプ34による排気空間10の真空排気を開始した後、排気空間10に加湿ガスを供給し、冷却開始前の排気空間10を0.3%RH、0.5%RH、1.0%RH、及び1.9%RHの値の相対湿度にし、冷凍機19によってバッフル15と、シールド17と、クライオパネル16との冷却を開始し、冷却開始時からクライオパネル16とシールド17との温度変化とを測定した(1.9%RHの値の場合は2回測定した)。
10……排気空間
12……真空槽
16……クライオパネル
Claims (7)
- バッフルと、シールドと、クライオパネルとを冷却する2段式のヘリウムガスを冷媒とした冷凍機を有し、冷却された前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに気体を凝縮又は吸着させて真空槽の内部を真空排気するクライオポンプであって、
前記クライオパネルが配置された排気空間に加湿ガスを供給する加湿ガス源を有し、
前記加湿ガスには、排気空間が相対湿度0.5%RH以上の水のガスが含有されたクライオポンプ。 - 前記排気空間に位置する気体の相対湿度を測定する湿度センサが設けられた請求項1記載のクライオポンプ。
- 前記湿度センサの測定結果が入力され、前記湿度センサの測定値が示す前記相対湿度の値と基準相対湿度の値とを比較して、前記測定値の値が前記基準相対湿度の値以上のときに、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとの冷却を開始するクライオポンプであって、
前記基準相対湿度の値は、相対湿度0.5%RHである請求項2記載のクライオポンプ。 - バッフルと、シールドと、クライオパネルとを冷却する2段式のヘリウムガスを冷媒とした冷凍機を有し、冷却された前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに気体を凝縮又は吸着させて真空槽の内部を真空排気するクライオポンプであって、
前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとが配置された排気空間の相対湿度を測定する湿度センサが設けられ、
前記湿度センサの測定結果が入力され、前記湿度センサの測定値が示す前記相対湿度の値と基準相対湿度の値とを比較して、前記測定値の値が前記基準相対湿度の値以上のときに、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとの冷却を開始し、
前記基準相対湿度の値は、相対湿度0.5%RHであるクライオポンプ。 - バッフルと、シールドと、クライオパネルとを冷却する2段式のヘリウムガスを冷媒とした冷凍機を有し、冷却された前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに気体を凝縮又は吸着させて真空槽の内部を真空排気するクライオポンプの再生処理を行うクライオポンプの再生方法であって、
前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとを昇温させ、前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとに凝縮又は吸着された気体を放出させる放出工程と、
前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとが配置された排気空間の真空排気を開始する排気工程と、
前記冷凍機により前記バッフルと、前記シールドと、前記クライオパネルとの冷却を開始する冷却開始工程と、
前記排気空間に加湿ガスを導入する水分導入工程を有し、
前記加湿ガスには、排気空間を相対湿度が0.5%RH以上になる水のガスを含有させ、
前記水分導入工程を行う場合は、前記水分導入工程を前記排気工程を開始した後、前記冷却開始工程を開始する前に行うクライオポンプの再生方法。 - 前記排気工程を開始した後、前記水分導入工程を開始する前に、前記排気空間に位置する気体の相対湿度を測定する湿度測定工程と、
測定した前記相対湿度の測定値が、基準相対湿度よりも大きい場合に、前記冷却開始工程に移行する請求項5記載のクライオポンプの再生方法。 - 前記基準相対湿度は、相対湿度が0.5%RHである請求項6記載のクライオポンプの再生方法。
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