JP7253123B1 - 情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

ユーザによる薬剤の選択を支援することが期待できる情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置を提供する。本実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、傷病に対して処方された薬剤と、当該薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定する。前記情報処理装置が、前記薬剤の利用期間が短いほど当該薬剤の薬効が高いと推定してもよく、この場合に前記薬剤は、投与により傷病の状態を回復するための薬剤であってよい。又は、前記情報処理装置が、前記薬剤の利用期間が長いほど当該薬剤の薬効が高いと推定してもよく、この場合に前記薬剤は、投与により傷病の状態を維持するための薬剤であってよい。

Description

本発明は、薬剤の選択を支援する情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置に関する。
傷病に対して処方され得る薬剤には、同一薬効成分又は同一作用機序のものが複数存在する。例えば、先発医薬品の独占的な販売期間の終了後に発売される後発医薬品は、先発医薬品と同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤である。
特許文献1においては、動植物に対する薬物候補を検索するための薬物候補検索用データベースサーバ装置が提案されている。この薬物候補検索用データベースサーバ装置は、動植物の種類毎における病気の改善又は予防等の目的に適用する薬剤の名称及び含有有効成分の名称を含む薬物特定情報と、薬剤の目的、対象動植物、薬効及び使用方法等の用法を含む用法情報と、薬剤及び有効成分についての効力同等性を示す分類コードを含む分類情報とを対応させてデータベースに記憶する。薬物候補検索用データベースサーバ装置は、動植物の種類、目的、薬剤の名称、有効成分の名称、用法又は分類コードの何れかに基づき、適用可能薬剤又は適用可能有効成分のデータを検索し、検索結果をクライアント端末装置へ送信する。
特許第6718186号
同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤が複数存在する場合、これら複数の薬剤について差異、特に薬剤の薬効が高いか低いかを把握することは難しい。特許文献1に記載の薬物候補検索用データベースサーバ装置はデータベースから適用可能な薬剤を検索してクライアント端末装置に表示するが、複数の薬剤が候補として表示された場合に、ユーザはいずれの薬剤を選択すべきか判断が難しい。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ユーザによる薬剤の選択を支援することが期待できる情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、傷病に対して処方された薬剤と、当該薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、投与により傷病の状態を回復するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が短いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する。
また、一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、傷病に対して処方された薬剤と、当該薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、投与により傷病の状態を維持するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が長いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する。
一実施形態による場合は、ユーザによる薬剤の選択を支援することが期待できる。
実施の形態1に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。 本実施の形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 利用期間情報の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサーバ装置が行う利用期間情報の生成処理の手順を示すフローチャートである。 薬剤の薬効の高低の推定結果の表示例を示す模式図である。 本実施の形態に係るサーバ装置が行う薬効推定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<システム構成>
図1は、実施の形態1に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、例えば医師、薬剤師、製薬会社又は行政機関等の様々なユーザに対して、薬剤の薬効の高低を推定した情報を提供するシステムである。本実施の形態に係る情報処理システムは、薬剤の薬効の高低を推定する処理を行うサーバ装置1と、本システムを利用するユーザが使用する一又は複数の端末装置3とを備えて構成されている。サーバ装置1は、医療DB(データベース)5に蓄積された種々の情報、例えば薬剤の利用期間に関する情報を基に、薬剤の薬効の高低を推定する。
医療DB5は、例えば医療機関等において日常の実臨床の中で得られる医療データ、いわゆるRWD(リアルワールドデータ)を記憶して蓄積したデータベースである。医療DB5に記憶されるRWDには、例えば診療報酬に関する情報(いわゆるレセプトデータ)、DPC(Diagnosis Procedure Combination、診断群分類)制度による医療報酬の評価に関する情報、医療機関等において作成された電子カルテのデータ、患者の健康診断の結果に関する情報、又は、患者に装着されたウェアラブルデバイスが取得したバイタルデータ等の種々の情報が含まれ得る。本実施の形態において医療DB5に記憶される情報には、少なくとも患者による薬剤の処方期間に関する情報が含まれる。
サーバ装置1は、本サービスの提供会社等が管理運営する装置であり、インターネット等のネットワークを介して一又は複数の端末装置3との通信を行い、端末装置3に対して上記のサービスを提供するための種々の情報処理を行う。またサーバ装置1は、RWDを収集する会社等が管理運営する装置であってよく、この場合にサーバ装置1は医療DB5を備えていてもよい。端末装置3は、例えば医師又は薬剤師等のユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、スマートフォン又はタブレット型端末装置等の可搬型の情報処理装置であってよい。
例えばユーザは、患者の傷病に関する情報と、この傷病に対して処方する薬剤とを端末装置3から入力して、サーバ装置1にこの薬剤の薬効の評価を依頼する。端末装置3から薬剤評価依頼を与えられたサーバ装置1は、評価対象となる薬剤と、この薬剤と同一薬効成分又は同一作用機序の他の薬剤とについて、薬効の高低をそれぞれ推定する。サーバ装置1は、これら複数の薬剤についての推定結果に基づき、例えば薬効の高いもの(又は低いもの)から順に複数の薬剤を並べた情報を薬効推定情報として端末装置3へ送信する。端末装置3は、サーバ装置1から薬効推定情報を受信して、患者に対して処方し得る複数の薬剤を薬効の高いもの(又は低いもの)から順に一覧表示してユーザに提示する。
サーバ装置1は、医療DB5に蓄積された種々の情報の中から、例えば患者の属性情報、この患者の傷病、この傷病に対して処方された薬剤の種類、薬剤の名称、並びに、この薬剤の利用期間(利用の開始日及び終了日)等の情報を抽出して取得し、取得したこれらの情報に基づいて薬剤の薬効の高低を推定する。本実施の形態に係るサーバ装置1は、推定対象の薬剤を、投与により傷病の状態を回復するための薬剤と、投与により傷病の状態を維持するための薬剤とのいずれかに分類し、各分類に適した方法で薬効の高低を推定する。
例えば、薬剤の投与により傷病の状態を回復するための薬剤は、患者が利用した期間が短いほど早く傷病が回復したと考えられるため、利用期間が短いほど薬効が高いと推測することができる。進行性の傷病については逆に、利用した期間が長いほど、症状の進行を抑えることができ、薬効が高いと推測することができる。サーバ装置1は、医療DB5から推測対象の薬剤の利用期間についての情報を収集し、利用期間の中央値又は平均値等の値を算出する。またサーバ装置1は、同一薬効成分又は同一作用機序の他の薬剤についても同様に利用期間の中央値等の値を算出し、算出した値が小さいものから順に並べる事により、複数の薬剤を薬効が高い順に並べた薬効推定情報を生成する。サーバ装置1は、生成した薬効推定情報を端末装置3へ送信することで、端末装置3に薬効の高低の推定結果を表示する。このように、本実施の形態に係る情報処理システムでは、同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤について、その薬効の相対的な高低を推定した情報をユーザに提供することができる。
<装置構成>
図2は、本実施の形態に係るサーバ装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るサーバ装置1は、処理部11、記憶部(ストレージ)12及び通信部(トランシーバ)13等を備えて構成されている。なお本実施の形態においては、1つのサーバ装置にて処理が行われるものとして説明を行うが、複数のサーバ装置が分散して処理を行ってもよい。
処理部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)又は量子プロセッサ等の演算処理装置、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を用いて構成されている。処理部11は、記憶部12に記憶されたサーバプログラム12aを読み出して実行することにより、医療DB5から薬剤の利用期間に関する情報を取得する処理及び薬剤の薬効の高低を推定する処理等の種々の処理を行う。
記憶部12は、例えばハードディスク等の大容量の記憶装置を用いて構成されている。記憶部12は、処理部11が実行する各種のプログラム、及び、処理部11の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部12は、処理部11が実行するサーバプログラム12aを記憶する。また記憶部12は、同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤に関する同一薬剤情報12b、及び、薬剤の利用期間に関する利用期間情報12cを記憶している。
本実施の形態においてサーバプログラム(コンピュータプログラム、プログラム製品)12aは、メモリカード又は光ディスク等の記録媒体99に記録された態様で提供され、サーバ装置1は記録媒体99からサーバプログラム12aを読み出して記憶部12に記憶する。ただし、サーバプログラム12aは、例えばサーバ装置1の製造段階において記憶部12に書き込まれてもよい。また例えばサーバプログラム12aは、遠隔の他のサーバ装置等が配信するものをサーバ装置1が通信にて取得してもよい。例えばサーバプログラム12aは、記録媒体99に記録されたものを書込装置が読み出してサーバ装置1の記憶部12に書き込んでもよい。サーバプログラム12aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体99に記録された態様で提供されてもよい。
同一薬剤情報12bは、同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤がいずれであるかをサーバ装置1が判断するための情報である。同一薬剤情報12bは、例えば薬剤の一般名と商品名とを対応付けた情報である。本実施の形態に係る情報処理システムでは、商品名が異なっていても、一般名が同じ薬剤であれば同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤であるとサーバ装置1は判断する。
利用期間情報12cは、医療DB5に記憶された様々な情報の中から、サーバ装置1が薬剤の利用期間に関する情報を抽出した情報である。利用期間情報12cは、例えば患者の属性情報、この患者の傷病に関する情報、この傷病に対して処方された薬剤の種類(一般名)、薬剤の名称(商品名)、及び、この薬剤の利用期間(利用の開始日及び終了日)等の情報を対応付けた情報である。サーバ装置1は、定期的に又は必要に応じて医療DB5から必要な情報を取得し、取得した情報に基づいて利用期間情報12cを生成して記憶部12に記憶する。サーバ装置1は、記憶部12に記憶された利用期間情報12cに基づいて、薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。
通信部13は、携帯電話通信網、無線LAN(Local Area Network)及びインターネット等を含むネットワークNを介して、種々の装置との間で通信を行う。本実施の形態において通信部13は、ネットワークNを介して、一又は複数の端末装置3との間で通信を行うと共に、医療DB5(又は医療DB5を備える別のサーバ装置)との間で通信を行う。通信部13は、処理部11から与えられたデータを他の装置へ送信すると共に、他の装置から受信したデータを処理部11へ与える。
なお記憶部12は、サーバ装置1に接続された外部記憶装置であってよい。またサーバ装置1は、複数のコンピュータを含んで構成されるマルチコンピュータであってよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。またサーバ装置1は、上記の構成に限定されず、例えば可搬型の記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部、操作入力を受け付ける入力部、又は、画像を表示する表示部等を含んでもよい。
また本実施の形態に係るサーバ装置1には、記憶部12に記憶されたサーバプログラム12aを処理部11が読み出して実行することにより、利用期間情報取得部11a、薬効推定部11b及び薬効推定情報出力部11c等が、ソフトウェア的な機能部として処理部11に実現される。なお本図においては、処理部11の機能部として、薬剤の薬効の高低を推定する処理に関連する機能部を図示し、これ以外の処理に関する機能部は図示を省略している。
利用期間情報取得部11aは、医療DB5に記憶された種々の情報から、患者が薬剤を利用した期間に関する情報を抽出して取得する処理を行う。本実施の形態においては、医療DB5には医療に関する様々な情報を含むRWDが記憶されている。利用期間情報取得部11aは、例えばある疾病を有する患者に関する情報を医療DB5から抽出し、抽出した情報に基づいて各患者に対して処方された薬剤について最初に処方された時点及び最後に処方された時点を調べることによって、この患者にこの薬剤が処方された期間、即ち薬剤の利用期間を算出する。利用期間情報取得部11aは、医療DB5から抽出した情報に基づいて、例えば患者の属性情報(性別及び年齢等)と、この患者の傷病と、この患者のこの傷病に対して処方された薬剤の種類(一般名)と、この薬剤の名称(商品名)と、この薬剤の利用期間(利用の開始日及び終了日)とを対応付けた情報を生成し、生成した情報を記憶部12に利用期間情報12cとして記憶する。
なお本実施の形態においては、薬剤の利用期間として、医師が患者に対して薬剤を処方した期間が用いられる。ただし薬剤の利用期間はこれに限るものではなく、例えば患者が処方された薬剤を実際に服用した期間(服用を開始時点から服用終了までの期間)が薬剤の利用期間として用いられてもよく、また例えば患者が処方された薬剤を収容する薬包を開封した期間(最初に薬包を開封した時点から最後に開封した時点まで)が薬剤の利用期間として用いられてもよく、これら以外の期間が薬剤の利用期間として用いられてもよい。
薬効推定部11bは、利用期間情報取得部11aが取得した利用期間情報12cに基づいて、薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。本実施の形態において薬効推定部11bは、同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤(一般名が同じ複数の薬剤)について、相対的に薬効が高いか又は低いかを推定し、薬効が高い(又は低い)ものから順に複数の薬剤を並べた情報を薬効推定情報として作成する。なお薬効推定部11bは、記憶部12に予め記憶された同一薬剤情報12bに基づいて、複数の薬剤が同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤であるか否かを判断することができる。
薬効推定部11bは、薬効の推定対象となる各薬剤について利用期間の中央値又は平均値等を算出し、算出したこれらの値に基づいて複数の薬剤の薬効の相対的な高低を推定する。このときに薬効推定部11bは、薬効の推定対象となる薬剤が、投与により傷病の状態を回復するための薬剤と、投与により傷病の状態を維持するための薬剤とのいずれであるかを判断する。投与により傷病の状態を回復するための薬剤である場合、薬効推定部11bは、算出した利用期間の中央値等が短いほど薬剤の薬効が高いと推定する。これに対して、投与により傷病の状態を維持するための薬剤である場合、薬効推定部11bは、算出した利用期間の中央値等が長いほど薬剤の薬効が高いと推定する。
薬効推定情報出力部11cは、薬効推定部11bが推定結果として作成した薬効推定情報を出力する処理を行う。本実施の形態において薬効推定情報出力部11cは、通信部13にて端末装置3との通信を行い、薬効推定情報を端末装置3へ送信(出力)することにより、薬効推定情報を端末装置3に表示(出力)させる。
図3は、本実施の形態に係る端末装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る端末装置3は、処理部31、記憶部(ストレージ)32、通信部(トランシーバ)33、表示部(ディスプレイ)34及び操作部35等を備えて構成されている。端末装置3は、例えば医師、薬剤師、製薬会社又は行政機関等のユーザが使用する装置であり、例えばスマートフォン、タブレット型端末装置又はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成され得る。
処理部31は、CPU又はMPU等の演算処理装置、ROM及び等を用いて構成されている。処理部31は、記憶部32に記憶されたプログラム32aを読み出して実行することにより、ユーザからの情報の入力を受け付ける処理及びサーバ装置1による薬剤の薬効の推定結果を表示する処理等の種々の処理を行う。
記憶部32は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子又はハードディスク等の記憶装置等を用いて構成されている。記憶部32は、処理部31が実行する各種のプログラム、及び、処理部31の処理に必要な各種のデータを記憶する。本実施の形態において記憶部32は、処理部31が実行するプログラム32aを記憶している。本実施の形態においてプログラム32aは遠隔のサーバ装置等により配信され、これを端末装置3が通信にて取得し、記憶部32に記憶する。ただしプログラム32aは、例えば端末装置3の製造段階において記憶部32に書き込まれてもよい。例えばプログラム32aは、メモリカード又は光ディスク等の記録媒体98に記録されたプログラム32aを端末装置3が読み出して記憶部32に記憶してもよい。例えばプログラム32aは、記録媒体98に記録されたものを書込装置が読み出して端末装置3の記憶部32に書き込んでもよい。プログラム32aは、ネットワークを介した配信の態様で提供されてもよく、記録媒体98に記録された態様で提供されてもよい。
通信部33は、携帯電話通信網、無線LAN及びインターネット等を含むネットワークNを介して、種々の装置との間で通信を行う。本実施の形態において通信部33は、ネットワークNを介して、サーバ装置1との間で通信を行う。通信部33は、処理部31から与えられたデータを他の装置へ送信すると共に、他の装置から受信したデータを処理部31へ与える。
表示部34は、液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、処理部31の処理に基づいて種々の画像及び文字等を表示する。操作部35は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作を処理部31へ通知する。例えば操作部35は、機械式のボタン又は表示部34の表面に設けられたタッチパネル等の入力デバイスによりユーザの操作を受け付ける。また例えば操作部35は、マウス及びキーボード等の入力デバイスであってよく、これらの入力デバイスは端末装置3に対して取り外すことが可能な構成であってもよい。
また本実施の形態に係る端末装置3は、記憶部32に記憶されたプログラム32aを処理部31が読み出して実行することにより、情報取得部31a及び表示処理部31b等がソフトウェア的な機能部として処理部31に実現される。なおプログラム32aは、本実施の形態に係る情報処理システムに専用のプログラムであってもよく、インターネットブラウザ又はウェブブラウザ等の汎用のプログラムであってもよい。
情報取得部31aは、ユーザが入力する傷病又は薬剤等の情報を取得する処理を行う。情報取得部31aは、例えば表示部34に情報の入力画面を表示し、操作部35に対するユーザの操作に基づいて、傷病又は薬剤の入力をユーザから受け付ける。情報取得部31aは、取得した傷病又は薬剤に関する情報をサーバ装置1へ送信することにより、入力された傷病に対して入力された薬剤を使用する場合の薬剤の薬効の高低の推定を依頼する。なお情報取得部31aが取得する薬剤の情報は、薬剤の一般名であってよく、薬剤の商品名であってよい。情報取得部31aから送信された情報を受信したサーバ装置1が薬効の高低を推定する処理を行い、推定結果を端末装置3へ送信する。
表示処理部31bは、画像及び文字等の種々の情報を表示部34に表示する処理を行う。例えば表示処理部31bは、情報取得部31aがユーザによる情報の入力を受け付けるための入力画面を表示部34に表示する。また例えば表示処理部31bは、サーバ装置1から受信した薬剤の薬効の高低の推定結果を表示部34に表示する。
<薬効推定処理>
本実施の形態に係る情報処理システムでは、医療機関等で得られた種々の情報がリアルワールドデータとして医療DB5に記憶され、サーバ装置1は医療DB5に記憶された情報をもとに薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。医療DB5に記憶される情報には、例えばレセプトデータ又は電子カルテデータ等の種々の情報が含まれ得るため、本実施の形態に係るサーバ装置1は、医療DB5に記憶された種々の情報の中から薬剤の利用期間に関する情報を抽出して取得し、取得した情報を利用期間情報12cとして記憶部12に記憶する。
このときにサーバ装置1は、例えば医療DB5に記憶された薬剤の処方記録等の情報を取得し、ある患者に対して例えば1月に1ヶ月分の薬剤が処方され、2月に1ヶ月分の薬剤が処方され、3月に1ヶ月分の薬剤が処方され、…、というような履歴を辿ることにより、この患者に対してこの薬剤がいつからいつまで処方されたかを調べ、薬剤の利用開始日、利用終了日及び利用期間等の情報を患者、傷病及び薬剤名等の情報に対応付けて利用期間情報12cとして記憶することができる。例えば最初に1ヶ月分の薬剤が処方されたのが2022年1月1日であり、最後に1ヶ月分の薬剤が処方されたのが2021年8月1日である場合、この薬剤の利用期間は8ヶ月とみなすことができる。
なお本実施の形態において薬剤の利用期間は、薬剤が処方された期間とするが、これに限るものではない。例えば病院に入院している患者に対して毎日の薬剤の投与記録等が医療DB5に記憶されている場合、又は、患者自身が毎日の薬剤の摂取状況を記録した情報等が医療DB5に記憶されている場合等には、サーバ装置1は、これらの情報に基づいて患者が薬剤を服用した期間又は薬剤の薬包を開封した期間等を薬剤の利用期間としてもよい。
図4は、利用期間情報12cの一例を示す模式図である。図示の利用期間情報12cは、「患者属性情報」、「傷病情報」、「薬剤情報」及び「期間情報」を対応付けて記憶した情報である。「患者属性情報」は、薬剤を投与された患者に関する情報であり、例えば「患者ID」、「年齢」及び「性別」等の情報が含まれ得る。「患者ID」は、患者に対して一意に付される識別情報である。また「患者属性情報」には、これらの情報の他に、例えば患者の居住地、病歴又は手術歴等の種々の情報が含まれ得る。「傷病情報」は、患者の傷病に関する情報であり、例えば「傷病名」等の情報が含まれ得る。また「傷病情報」には、例えば傷病の程度などの情報が含まれ得る。
「薬剤情報」は、患者に投与した薬剤に関する情報であり、例えば「一般名」及び「商品名」等の情報が含まれ得る。「一般名」は、例えば薬剤の主成分の名称が用いられ得る。「商品名」は、薬剤を製造又は販売等する製薬会社等が命名した商品としての薬剤の名称である。本実施の形態においては、「商品名」が異なる薬剤であっても「一般名」が同じ薬剤は、同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤であるものとする。サーバ装置1は、医療DB5に記憶された情報から薬剤の一般名及び商品名を取得できる場合には、医療DB5から取得した一般名及び商品名を利用期間情報12cの「薬剤情報」とする。これに対して、医療DB5に記憶された情報から薬剤の商品名のみが取得できる場合、サーバ装置1は、記憶部12に記憶された同一薬剤情報12bに基づいて、商品名に対応する一般名を取得し、利用期間情報12cの「薬剤情報」とする。
「期間情報」は、患者に対して薬剤が投与された期間に関する情報であり、例えば「利用開始日」、「利用終了日」及び「利用期間」等の情報が含まれ得る。なお本実施の形態に係る情報処理システムにおいて薬効の高低を推定する処理に用いられるのは「利用期間」であるため、「利用開始日」及び「利用終了日」の情報は必ずしも「期間情報」に含まれていなくてよい。また「利用期間」は「利用開始日」及び「利用終了日」から算出することが可能であるため、「期間情報」に「利用開始日」及び「利用終了日」を含み、「利用期間」を含まなくてもよい。
サーバ装置1は、例えば1日、1週間又は1ヶ月等の所定周期で医療DB5からの情報の取得を繰り返し行い、薬剤の利用期間に関する情報を抽出し、抽出した情報を記憶部12に利用期間情報12cとして記憶して蓄積する。又は、サーバ装置1は、薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う際に、推定対象となる薬剤に関して医療DB5から情報の取得を行って利用期間情報12cを作成してもよい。
図5は、本実施の形態に係るサーバ装置1が行う利用期間情報12cの生成処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るサーバ装置1の処理部11の利用期間情報取得部11aは、1週間又は1ヶ月等の所定周期で医療DB5からの情報取得を行っており、この情報取得を行うタイミングに至ったか否かを判定する(ステップS1)。情報取得を行うタイミングに至っていない場合(S1:NO)、利用期間情報取得部11aは、情報取得を行うタイミングに至るまで待機する。情報取得を行うタイミングに至った場合(S1:YES)、利用期間情報取得部11aは、通信部13にてネットワークを介した通信を行うことにより医療DB5にアクセスし、医療DB5に記憶された種々の情報の中から、薬剤の処方に関する情報を取得する(ステップS2)。
次いで利用期間情報取得部11aは、取得した情報に含まれる多数の患者から1人の患者を選択する(ステップS3)。利用期間情報取得部11aは、ステップS2において医療DB5から取得した情報の中から、ステップS3にて選択した患者に関する薬剤の処方履歴を抽出する(ステップS4)。利用期間情報取得部11aは、抽出した処方履歴に基づき、対象の傷病に対して対象の薬剤がこの患者に処方された開始日及び終了日を取得する(ステップS5)。利用期間情報取得部11aは、ステップS5にて取得した薬剤の処方の開始日及び終了日に基づいて、この薬剤の利用期間を算出する(ステップS6)。
利用期間情報取得部11aは、ステップS2にて取得した情報に含まれる全ての患者について薬剤の利用期間の算出を終了したか否かを判定する(ステップS7)。全ての患者について利用期間の算出を終了していない場合(S7:NO)、利用期間情報取得部11aは、ステップS3へ処理を戻し、別の患者について利用期間の算出を行う。全ての患者について利用期間の算出を終了した場合(S7:YES)、利用期間情報取得部11aは、算出した利用期間に関する情報を、患者属性情報、傷病情報及び薬剤情報等の情報に対応付けて、記憶部12に利用期間情報12cとして記憶し(ステップS8)、処理を終了する。
本実施の形態に係る情報処理システムでは、ユーザが端末装置3に傷病及び薬剤に関する情報を入力して、この薬剤の薬効の高低の推定をサーバ装置1へ依頼することができる。端末装置3は、ユーザが入力する傷病(傷病名、傷病IDなど)と、薬剤(商品名又は一般名)との情報を取得し、取得した情報をサーバ装置1へ送信する。端末装置3からの情報を受信したサーバ装置1は、受信した傷病及び薬剤の情報に基づいて、この薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。
なお本実施の形態においては、端末装置3からの依頼に応じてサーバ装置1が薬効の高低を推定する処理を行うものとするが、これに限るものではない。サーバ装置1は、例えば1日、1週間又は1ヶ月等の所定周期で医療DB5からの情報取得を行い、情報取得を行う都度に一又は複数の薬剤について薬効の高低を推定し、推定結果を記憶しておいてもよい。サーバ装置1は、例えば予め登録されたユーザの端末装置3へ推定結果を定期的に送信してもよく、また例えばユーザからの要求に応じて記憶した推定結果を端末装置3へ送信してもよい。
本実施の形態に係るサーバ装置1は、端末装置3から受信した要求に応じて、記憶部12に記憶した利用期間情報12cに基づく薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。サーバ装置1は、端末装置3から受信した要求に含まれる推定対象の薬剤を取得し、この薬剤が商品名で指定されている場合には、記憶部12に記憶された同一薬剤情報12bに基づいて、この薬剤の一般名を取得すると共に、同じ一般名の他の薬剤の商品名を取得する。また、薬剤が一般名で指定されている場合には、サーバ装置1は、記憶部12に記憶された同一薬剤情報12bに基づいて、この一般名が付された一又は複数の薬剤の商品名を取得する。サーバ装置1が取得した一又は複数の商品名の薬剤が、薬効の高低の推定対象となる。
なお本実施の形態においては、薬剤の商品名が例えば「薬剤A 2mg(ミリグラム)」及び「薬剤A 3mg」等のように、同じ商品であるが薬剤の容量が異なるために異なる商品名が付されているものについては、いずれも例えば商品名が「薬剤A」の同じ商品の薬剤として扱う。サーバ装置1は、例えば商品名が異なっても同じ商品として扱う薬剤に関する情報を同一薬剤情報12bに予め記憶しておき、同一薬剤情報12bを参照することによって商品名が異なるが同じ商品として扱う薬剤を判定することができる。また例えばサーバ装置1は、商品名から数値及び単位に相当する文字列を削除する処理を行い、これらの文字列を削除した商品名が同じ薬剤を同じ商品と判定してもよい。
サーバ装置1は、推定対象となる一又は複数の商品名の薬剤を、端末装置3から受信した要求に含まれる推定対象の傷病に対して処方した情報を、記憶部12に記憶した利用期間情報12cから抽出する。サーバ装置1は、抽出した情報を薬剤の商品名毎に集計し、薬剤毎の利用期間の中央値を算出する。利用期間の中央値は、利用期間をその値の大きさの順に並べた場合に中央に位置する値である。なお本実施の形態においてサーバ装置1は、利用期間の中央値を算出するものとするが、これに限るものではなく、例えば平均値、最頻値、最大値又は最小値等の統計値を算出してもよい。
本実施の形態に係る情報処理システムにおいて、推定対象の薬剤は以下の2種類の薬剤のいずれかに分類される。サーバ装置1は、例えば薬剤の一般名と、この薬剤が以下の2種類のいずれに分類されるかとの対応関係を示す情報を記憶部12に予め記憶しており、この情報に基づいて一般名から薬剤を分類することができる。
(1)投与により傷病の状態を回復するための薬剤
(2)投与により傷病の状態を維持するための薬剤
(1)投与により傷病の状態を回復するための薬剤
例えば、投与により傷病の状態(疾患)を回復するための薬剤は、患者が利用した期間が短いほど早く傷病が回復したと考えられるため、利用期間が短いほど薬効が高いと推定することができる。このような薬剤には、例えば胃潰瘍、感染症又はC型肝炎等の傷病に対して処方される薬剤が含まれ得る。そこでサーバ装置1は、投与により傷病の状態を回復するための薬剤については、薬剤の商品名毎に算出した利用期間の中央値を比較し、利用期間の中央値が小さい薬剤ほど薬効が高いと推定する。サーバ装置1は、一般名が同じで商品名が異なる複数の薬剤について、利用期間の中央値が小さいものから順に並べた情報を推定結果として生成する。
ただし利用期間が短い場合であっても、例えば患者に投与する薬剤の変更又は患者の死亡等のように、傷病の回復以外の理由で薬剤の利用が終了した場合には、この薬剤の薬効が高いと推定することはできない。このためサーバ装置1は、投与により傷病の状態を回復するための薬剤については、記憶部12に記憶された利用期間情報12cのうち、傷病の回復以外の理由で薬剤の利用が終了した利用期間の情報を、薬効の高低を推定するための情報から除外する。サーバ装置1は、例えば医療DB5に記憶された患者のカルテデータ等に基づいて、薬剤の利用終了が傷病の回復によるものであるか、回復以外の理由によるものであるかを判定することができる。なおサーバ装置1は、傷病の状態を回復するための薬剤について利用終了が傷病の回復によるものであるかの判定を医療DBから利用期間情報12cを取得する際に行い、回復以外の理由によるものについては利用期間情報12cとして記憶する情報に含めなくてもよい。
(2)投与により傷病の状態を維持するための薬剤
例えば、投与により傷病の状態を維持するための薬剤は、患者が利用した期間が長いほどこの薬剤で傷病の状態を維持することができたと考えられるため、利用期間が長いほど薬効が高いと推定することができる。利用する薬剤の変更は、例えば傷病に対する効果が低いと医師等が判断し、この医師が患者に対して別の薬剤を処方した場合などと推定できる。このような薬剤には、例えば関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病又は認知症等の傷病に対して処方される薬剤が含まれ得る。そこでサーバ装置1は、投与により傷病の状態を維持するための薬剤については、薬剤の商品名毎に算出した利用期間の中央値を比較し、利用期間の中央値が大きい薬剤ほど薬効が高いと推定する。サーバ装置1は、一般名が同じで商品名が異なる複数の薬剤について、利用期間の中央値が大きいものから順に並べた情報を推定結果として生成する。
サーバ装置1は、薬剤の薬効の高低を推定した結果、即ち薬効が高い(低い)ものから順に薬剤の商品名を並べた情報を、依頼元の端末装置3へ送信する。端末装置3は、サーバ装置1から薬剤の高低の推定結果を受信し、受信した推定結果を表示部34に表示することでユーザに提示する。
図6は、薬剤の薬効の高低の推定結果の表示例を示す模式図である。本実施の形態に係る端末装置3は、画面の左側領域に推定対象とした薬剤の「一般名」が「薬剤A」であることが示し、画面の中央領域に一般名が同じ複数の薬剤(即ち、同一薬効成分又は同一作用機序の薬剤)の「商品名」を上下方向に並べて一覧表示する。図示の例では、同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤として、「薬剤a1」~「薬剤a11」の11個の商品名が一覧表示されている。
また端末装置3は、画面の右側領域に、各薬剤の商品名に対応付けて、この薬剤の利用期間(処方期間)を示すグラフをそれぞれ表示する。図示の例において端末装置3は、利用期間情報12cから各薬剤の利用期間の情報を収集し、収集した情報を横軸を期間とした一次元の散布図にプロットしたグラフを薬剤の商品名毎に生成して表示する。また端末装置3は、各グラフの利用期間の中央値を重ねて表示する。図示の例では、「薬剤a1」の利用期間の中央値は546であり、「薬剤a2」の利用期間の中央値は460である。
図示の例は、投与により傷病の状態を維持するための薬剤に関する推定結果であり、端末装置3は、利用期間の中央値が大きい薬剤(即ち、薬効が高い薬剤)が上側に、中央値が小さい薬剤(即ち、薬効が低い薬剤)が下側となるように、複数の薬剤の商品名及びグラフを利用期間の中央値が大きいものから順に上から下へ並べて表示する。なお図示は省略するが、投与により傷病の状態を回復するための薬剤に関する推定結果を表示する場合には、端末装置3は、利用期間の中央値が小さいものから順に上から下へ並べて表示する。
このような、端末装置3が表示する推定結果に基づいて、ユーザは、一般名が同じで商品名が異なる複数の薬剤について、いずれの薬剤の薬効が高く、いずれの薬剤の薬効が低いか、即ち複数の薬剤の相対的な薬効の高低を判断することができる。
図7は、本実施の形態に係るサーバ装置1が行う薬効推定処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態に係るサーバ装置1の処理部11の薬効推定部11bは、薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う依頼を端末装置3から受信したか否かを判定する(ステップS21)。推定処理の依頼を受信していない場合(S21:NO)、薬効推定部11bは、端末装置3から依頼を受信するまで待機する。
推定処理の依頼を受信した場合(S21:YES)、薬効推定部11bは、記憶部12に記憶された利用期間情報12cに含まれる種々の薬剤に関する情報の中から、端末装置3からの依頼において指定された対象薬剤(の一般名)に対応する情報を取得する(ステップS22)。薬効推定部11bは、ステップS22にて取得した情報を基に、薬剤(の商品名)毎に対応する利用期間を集計し(ステップS23)、薬剤毎の利用期間の中央値を算出する(ステップS24)。
薬効推定部11bは、端末装置3からの依頼において指定された対象薬剤が、投与により傷病の状態を回復するための薬剤であるか否かを判定する(ステップS25)。傷病の状態を回復するための薬剤である場合(S25:YES)、薬効推定部11bは、ステップS24にて算出した薬剤毎の利用期間の中央値に基づいて、この中央値が小さいものから順に薬剤を並べた情報を作成して(ステップS26)、ステップS28へ処理を進める。傷病の状態を回復するための薬剤でない場合(S25:NO)、薬効推定部11bは、ステップS24にて算出した薬剤毎の利用期間の中央値に基づいて、この中央値が大きいものから順に薬剤を並べた情報を作成して(ステップS27)、ステップS28へ処理を進める。処理部11の薬効推定情報出力部11cは、ステップS26又はS27にて作成した薬効の高低の推定結果に関する情報を、依頼元の端末装置3へ送信し(ステップS28)、処理を終了する。
<まとめ>
以上の構成の本実施の形態に係る情報処理システムでは、傷病に対して処方された薬剤とこの薬剤の利用期間とを対応付けた情報を医療DB5からサーバ装置1が取得し、取得した情報に基づいてサーバ装置1がこの薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う。これによりユーザは、サーバ装置1が推定した薬剤の薬効の高低に基づいて、利用する薬剤を選択することができる。本実施の形態に係る情報処理システムは、ユーザによる薬剤の選択を支援することが期待できる。
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、薬剤の利用期間が短いほど薬効が高いとサーバ装置1が推定する。これによりサーバ装置1は、投与により傷病の状態を回復するための薬剤について、薬効の高低を精度よく推定することが期待できる。またサーバ装置1は、回復以外の要因で薬剤の利用を中止した場合の情報を除外して、薬剤の薬効の高低を推定する。これによりサーバ装置1は、薬効の高低をより精度よく推定することが期待できる。
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、薬剤の利用期間が長いほど薬効が高いとサーバ装置1が推定する。これによりサーバ装置1は、投与により傷病の状態を維持するための薬剤について、薬効の高低を精度よく推定することが期待できる。
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤について相対的な薬効の高低をそれぞれ推定し、推定した各薬剤の薬効の高低を、例えば薬効の高い(又は低い)順に薬剤を並べて一覧表示することにより、対比して表示する。これによりユーザは、同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤について相対的な薬効の高低を容易に把握することができる。
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、名称が同じで容量が異なる複数の薬剤を同一の薬剤とみなしてサーバ装置1が薬効の高低を推定する。これによりサーバ装置1は、実質的に同一の薬剤を別の薬剤として薬効の高低を推定することを防止できる。
また本実施の形態に係る情報処理システムでは、医師が薬剤を処方した期間を薬剤の利用期間とみなしてサーバ装置1が薬効の高低を推定する。これによりサーバ装置1は、医療DB5に記憶された薬剤の処方記録等の情報に基づいて、薬剤の薬効の高低を精度よく推定することが期待できる。
なお本実施の形態においては、サーバ装置1がネットワークを介した通信により医療DB5から情報を取得する構成としたが、これに限るものではなく、サーバ装置1が医療DB5を備え、種々の医療情報の収集を行ってもよい。また本実施の形態においては、端末装置3からの要求に応じてサーバ装置1が薬剤の薬効の高低を推定する処理を行う構成としたが、これに限るものではない。例えばサーバ装置1は、端末装置3から要求の有無に関係なく、所定の周期で複数の薬剤について薬効の高低を推定する処理を行い、この推定結果に関する情報を定期的に端末装置3へ送信してもよい。
また本実施の形態においては、複数の薬剤を薬効の高い(又は低い)ものから順に並べた情報を推定結果としているが、これに限るものではない。例えば同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤における対象の薬剤の薬効の高低に関する順位又は偏差値等の数値をサーバ装置1が算出し、算出した数値を薬効の高低の推定結果としてもよい。また本実施の形態においては同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤について利用期間を比較した相対的な薬効の高低を推定結果としているが、これに限るものではなく、例えば利用期間の中央値等の値と予め定められた閾値との比較により、薬効の高低を推定してもよい。
<実施の形態2>
実施の形態2に係る情報処理システムは、患者による薬剤の利用期間に関する情報をサーバ装置1が収集する構成である。図8は、実施の形態2に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。実施の形態2に係る情報処理システムにおいて患者が服用する薬剤は、例えばカプセルに粉末状の薬剤を封入した態様の薬剤であり、このカプセル内には薬剤と共にセンサ7が封入される。カプセルは患者の体内で溶ける素材で構成されており、患者の体内でカプセルが溶けることでセンサ7が胃液等に接触する。センサ7には例えば2つの電極が露出して設けられており、この2つの電極が胃液等を介して導通したことをセンサ7が検知する。センサ7は、無線信号を送信する機能を備えており、2つの電極が導通したことを検知した場合に、患者の体外に存在する端末装置8へ無線信号を送信する。
端末装置8は、例えば患者の身体に取り付けられた通信装置、又は、患者が使用するスマートフォンなどの情報処理装置等であり、センサ7が送信する無線信号を受信することができる。端末装置8は、センサ7からの無線信号を受信した際に、無線信号を受信した日時及び患者が服用した薬剤の名前等の情報を記憶する。また端末装置8は、記憶したこれらの情報に例えば患者のID等の情報を付与したものを薬剤利用情報として、例えば1日に1回等の適宜のタイミングで、又は、センサ7からの無線信号を受信する都度に、サーバ装置1へ送信する。
実施の形態2に係るサーバ装置1は、医療DB5を備えている。サーバ装置1は、端末装置8から薬剤利用情報を受信した場合、受信した薬剤利用情報を医療DB5に記憶して蓄積する。サーバ装置1は、医療DB5に記憶した薬剤利用情報に基づいて薬剤の利用期間を算出し、算出した利用期間に基づいて薬剤の薬効の高低を推定する処理を行うことができる。
以上の構成の実施の形態2に係る情報処理システムでは、患者による薬剤の服用をカプセルに封入したセンサ7にて検知し、端末装置8がセンサ7の検知結果に基づく薬剤利用情報をサーバ装置1へ送信し、サーバ装置1が薬剤利用情報を医療DB5に記憶する。サーバ装置1は、医療DB5に記憶した薬剤利用情報に基づいて薬剤の利用期間を算出し、薬剤の薬効の高低を推定する。これによりサーバ装置1は、患者による薬剤の利用期間をより精度よく算出することができるため、薬剤の薬効の高低の推定精度を向上することが期待できる。
(変形例)
上述の実施の形態2に係る情報処理システムでは、薬剤のカプセルに封入したセンサ7を用いて、患者による薬剤の服用を検知しているが、薬剤の服用を検知する方法はこれに限らない。変形例に係る情報処理システムでは、薬剤を包む薬包にセンサを設けて、このセンサにより薬包の開封を検知する。開封を検知したセンサは無線信号を送信し、この無線信号を受信した端末装置8が薬包を開封した日時及び患者が服用した薬剤の名前等の情報を記憶する。端末装置3は、記憶したこれらの情報に例えば患者のID等の情報を付与して薬剤利用情報としてサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は、端末装置8から薬剤利用情報を受信して医療DB5に記憶し、医療DB5に記憶した薬剤利用情報に基づいて薬剤の利用期間を算出し、算出した利用期間に基づいて薬剤の薬効の高低を推定する。
なお、実施の形態2及びその変形例においては、薬剤の薬効の高低の推定処理を行うサーバ装置1が医療DB5を備える構成としたが、これに限るものではない。推定処理を行うサーバ装置1とは異なるサーバ装置が医療DB5を備え、このサーバ装置が患者の端末装置8からの薬剤利用情報を受信して医療DB5に記憶してもよい。推定処理を行うサーバ装置1は、ネットワークを介して医療DB5を備えるサーバ装置と通信を行うことにより、医療DB5に記憶された薬剤利用情報を取得して推定処理に用いることができる。
また、実施の形態2に係る情報処理システムのその他の構成は、実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ装置(情報処理装置)
3 端末装置
5 医療DB
7 センサ
8 端末装置
11 処理部
11a 利用期間情報取得部(取得部)
11b 薬効推定部(推定部)
11c 薬効推定情報出力部
12 記憶部
12a サーバプログラム(コンピュータプログラム)
12b 同一薬剤情報
12c 利用期間情報
13 通信部
31 処理部
31a 情報取得部
31b 表示処理部
32 記憶部
32a プログラム
33 通信部
34 表示部
35 操作部
98,99 記録媒体
N ネットワーク

Claims (12)

  1. 情報処理装置が、
    傷病に対して処方された薬剤と、当該薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、
    投与により傷病の状態を回復するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が短いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する、
    情報処理方法。
  2. 記情報処理装置は、取得した前記情報から回復以外の要因で利用を中止した場合の情報を除外して、前記薬剤の薬効の高低を推定する、
    請求項に記載の情報処理方法。
  3. 情報処理装置が、
    傷病に対して処方された薬剤と、当該薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、
    投与により傷病の状態を維持するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が長いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する、
    情報処理方法
  4. 前記情報処理装置が、
    同一薬効成分又は同一作用機序の複数の薬剤について薬効の高低をそれぞれ推定し、
    推定した各薬剤の薬効の高低を対比して表示する、
    請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の情報処理方法。
  5. 前記情報処理装置が、名称が同じで容量が異なる複数の薬剤を同一の薬剤とみなして当該薬剤の薬効の高低を推定する、
    請求項に記載の情報処理方法。
  6. 前記利用期間は、医師が薬剤を処方した期間、患者が薬剤を服用した期間、又は、患者が薬剤を開封した期間である、
    請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の情報処理方法。
  7. 前記薬剤には、患者による服用を検知するセンサが封入されており、
    前記情報処理装置は、前記センサの検知結果に基づく前記薬剤の利用期間を含む情報を取得して、前記薬剤の薬効の高低を推定する、
    請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の情報処理方法。
  8. 前記薬剤を包む薬包には、開封を検知するセンサが設けられており、
    前記情報処理装置は、前記センサの検知結果に基づく前記薬剤の利用期間を含む情報を取得して、前記薬剤の薬効の高低を推定する、
    請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    傷病の種類と、当該傷病に対して処方された薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、
    投与により傷病の状態を回復するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が短いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する
    処理を実行させる、コンピュータプログラム。
  10. コンピュータに、
    傷病の種類と、当該傷病に対して処方された薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得し、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定し、
    投与により傷病の状態を維持するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が長いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する
    処理を実行させる、コンピュータプログラム
  11. 傷病の種類と、当該傷病に対して処方された薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得する取得部と、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定する推定部と
    を備え
    前記推定部は、投与により傷病の状態を回復するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が短いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する、
    情報処理装置。
  12. 傷病の種類と、当該傷病に対して処方された薬剤の利用期間とを対応付けた情報を取得する取得部と、
    取得した前記情報に基づいて、前記薬剤の薬効の高低を推定する推定部と
    を備え、
    前記推定部は、投与により傷病の状態を維持するための薬剤について、前記薬剤の利用期間が長いほど当該薬剤の薬効が高いと推定する、
    情報処理装置
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